JP4081853B2 - 振動部品供給装置における部品破片除去装置 - Google Patents

振動部品供給装置における部品破片除去装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動部品供給装置における部品破片除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来例による振動部品供給装置について図面を参照して説明する(実用新案登録第1951328号)。
【0003】
図17及び図18では全装置が示されているが、本装置は主として振動パーツフィーダ1’と直線振動フィーダ2’とから成っている。図19は振動パーツフィーダ1’の詳細な構造を示すが、図においてわん状容器3’(以下ボウルと称する)の底部には可動コア4’がボルト5’により固定されており、これはベースブロック6’と傾斜配設した複数の板ばね7’によって結合されている。ベースブロック6’上にはコイル8’を巻装させた電磁石9’が固定され、これは上述の可動コア4’とわずかな空壁gをおいて対向している。電磁石9’、可動コア4’、板ばね7’などにより公知のねじり振動駆動部が構成されるが、これは筒状カバー11’によって覆われている。振動パーツフィーダ1’全体は防振ゴム10’によって床S上に支持されている。
【0004】
ボウル3’のほゞ逆円錐形状の内周壁面には、これに沿ってスパイラル状に切込溝74’が部品移送用トラックとして形成されている。このトラック74’は上方に向うに従って漸次、移送路の巾を小さくするように形成されている。
【0005】
本従来例によれば、ボウル3’の中高となった中央底部12’の周辺には渦巻状で断面がほゞV字状の切込溝75’が形成されている。これは上述のスパイラル状のトラック74’の下端登り口に連接される。
【0006】
ボウル3’の全体は図17に示されるが、トラック74’の最上部分には上流側から順次、単列矯正装置15’、単層矯正装置16’及びわれ部品除去装置17’が設けられている。
【0007】
単列矯正装置15’は一枚の板材18’から成り、ボウル3’の周壁部に形成したスリット3a’に一端部を挿通させ、他端部はボウル3’内にあってねじ19’によってボウル3’に固定されている。板材18’には切り込み18c’が形成されて、これにより板材18’には主部18a’とはね板部18b’とが形成され、主部18a’がねじ19’によりボウル3’の内周壁面に接して固定され、はね板部18b’はボウル3’の内方に向けて曲げられている。これにより図21で示すように重なった部品m’が案内されてボウル3’内へと落下するようになっている。はね板部18b’の下縁とトラック74’の底面との距離は部品mの径よりは大きいが、この約2倍よりは小さい。
【0008】
単層矯正装置16’においては、図22及び図23に示すように取付金具20’がねじ21’によりボウル3’に固定されることにより単層調整ブロック80’がボウル3’に対し固持される。ブロック80’の孔80a’には偏心カム23’が挿通しており、これは胴部23a’と偏心部23b’とから成っており、O−リング24’によりガタ止めされている。偏心部23b’にはトラック板22’がその長孔22b’で係合しており、トラック板22’の先端部22a’はボウル3’の内周壁面から突出しているが、この突出量は偏心カム23’を回動させることによって調整される。所望の突出量が得られるとねじ81’を締めつけることによって偏心カム23’は固持される。トラック板22’はこの上流側及び下流側のトラック14’部分と同一レベルにあり、部品mの厚さに応じて突出量が調整され、この厚さにほゞ等しい値とされている。
【0009】
われ部品除去装置17’は一枚の板材26’から成り、これはねじ27’によりボウル3’の内周壁面に固定されている。ボウル3’には孔25’が形成され、これは外部と連通しており、板材26’の下端部には部品mの外形よりは小さい開口28’が形成され、われやかけで、この開口28’より小さくなった部品mはこの開口28’及び孔25’を通って外部に排出除去されるようになっている。
【0010】
次に本装置のもう一つの主たる構成である直線振動フィーダ2’について説明する。
【0011】
図25及び図26に示される断面形状の移送路形成用ブロック29’の始端部は図17及び図18に示されるように、振動パーツフィーダ1’のトラック74’の終端部とはわずかなすき間をおいて接続されている。すなわち、相互の振動で衝突しないようにできるだけ小さなすき間をおいて接続されている。ブロック29’の下方には高さ調整ブロック40a’、40b’を介して支持板35’がボルト36’により固定されている。支持板35’は図18に示すようにベースブロック42’と前後一対の傾斜板ばね41a’、41b’により結合されベースブロック42’上にはコイル43’を巻装させた電磁石44’が固定されている。これは支持板35’に固定された可動コア90’にとわずかな空隙をおいて対向している。ベースブロック42’は防振ゴム45’により基台46’上に支持される。基台46’には取付部材47’、48’を介してボルト50’によりストッパ板49’が固定され、これは移送路形成用ブロック29’の終端部とわずかなすき間、すなわちストッパ板49’は静止しているが、これが移送路形成用ブロック29’の終端部の振動により衝突しないようにできるだけ接近して配設されている。
【0012】
移送路形成用ブロック29’には図25及び図26に明示されるように振動パーツフィーダ1’側に下向きに傾斜する面29a’が形成され、これに一方の側壁形成用板材30’がねじ31’によって固定されている。図25に示されるようにこれには長孔30a’が形成され、この範囲内で左右方向に位置調整可能となっている。
【0013】
移送路形成用ブロック29’の図26に示す下方突出部29b’の貫通孔には偏心カム33’が挿通しており、この主部33a’に対して偏心部33b’が偏心しており、主部33a’を回動させると側壁形成板32’が矢印で示すように上下方向に高さ調節可能となっている。このため側壁形成板32’には長孔が形成され、ここで偏心カム33’の偏心部33b’と係合している。34’はO−リングで偏心カム33’のガタ止めである。高さ調整後、図25に示すねじ91’を締めつければ取付部材92’を介して側壁形成板32’は所望の高さ位置で固定される。側壁形成板30’、32’によって移送路Wが形成され、この巾は図25に示すように部品mの径よりはわずかに大きいものとされる。部品mは移送路形成用ブロック29’の面29a’が振動パーツフィーダ1’に向かって下向きに傾斜しているので、一方の側壁形成板32’に当接しながら移送されるが、この先端までの移送路面からの高さは部品mの厚さよりわずかに小さい。従って、これに重なった部品は振動パーツフィーダ1’側に落下するようになっている。
【0014】
振動パーツフィーダ1’のボウル3’には図17及び図25に示されるようにポケット形成部材37’が取り付けられており、この平板部37a’の外端部37b’は図25に示されるように直線振動フィーダ2’の移送路形成用ブロック29’の端部より外方にある。すなわち、このブロック29’から滑落してきた部品mは確実に平板37a’で受けるようになっている。また平板部37a’には多数の細い条溝37c’が形成されている。移送路形成用ブロック29’の移送路Wに対応する部分にも同様に移送方向に沿って延びる多数の細い条溝29c’が形成されている。
【0015】
従来例は以上のように構成されるが、次にこの作用について説明する。
【0016】
適用される部品mはすでに図示したが、円板状で径は約4〜9mmで厚さは非常に薄く約0.05〜1.0mmである。勿論、一定の径では厚さの部品mが多数ボウル3’内に投入される。内周壁面のトラック74’にのらなかった部品mはすべて中央底部12’に向かって落下する。中央底部12’上にある部品mは斜面上に重力作用及びねじり振動による遠心力作用を受けて切込溝75’内へと導かれる。
【0017】
なお、図においてボウル3’内の部品mは実際には更に高密度で存在するが、図をわかりやすくするために散在的に示している。
【0018】
従来のように中央底部12’周辺で部品mはうろこ状に重なることなく、滑らかに順次トラック74’へと導入される。従来は、うろこ状に重なってトラック74’に導入された部品mはそのまゝ連なって下方へと落下することが多かった。従って、トラック74’内で部品間に大きな間隔が生じることが多かったが、本従来例によれば、このような大きな間隔が生ずることなく、極めて効率良く部品mを下流側へと移送することができる。
【0019】
立った姿勢でトラック74’に沿って移送され、単列矯正装置15’に致った部品mは、図21で示すように上下に重なって到来した部品m’ははね板部18b’に案内されて矢印で示すようにボウル3’の内方へと落下する。トラック74’の底面に当接して移送されている部品mははね板部18b’の下方を図示する如く進行し下流側へと向う。すなわち単列で部品mは下流側へ向う。ついで単層矯正装置16’に致った部品で図22に示す如く、厚さ方向に重なって到来した部品m’はトラック形成板22’の先端部22a’から外方にある事によりその下方の部品mから滑落してボウル3’の下方へと導かれる。単層矯正装置16’を通過した部品mは1列1層で下流側へと移送される。割れ部品除去装置17’に到ると、若し割れや欠けを生じ図24に示すように、開口28’より外形が小さくなった部品mは、この開口28’を通りかつボウルの穴25’を通って外部に排出される。かくして割れや欠けを生じない部品m、若しくは許容されている程度の割れや欠けを生じない部品m、若しくは許容されている程度の割れや欠けを生じている部品mはそのまゝ下流側へと移送される。ボウル3’のトラック74’の排出端から直線振動フィーダ2’の移送路Wへ部品mは横倒しとなり供給される。部品mは移送路Wに沿って振動によって移送され、この先端部に近接して配設されているストッパー板49’と当接することにより停止させられる。以後、部品mは移送路Wを順次移送され、図示せずともこの移送路Wに相互に端部を相当接させてストックされる事になる。図示せずとも移送路Wの先端部の上方には部品吸着手段が配設されており、この降下により移送路Wの先端部の部品mが吸着されピックアップされて次工程へと移送される。この部品mに後続する部品mはついで移送路Wのピックアップを待機する。
【0020】
平板部37a’に形成される多数の細長い条溝37c’により、部品mは従来のように吸着して停止したり、よどむ事なく滑らかに移送される。また直線振動フィーダ2’の移送路Wにおいても同様であり、細長い条溝29c’が形成されているため部品mはここを滑らかに移送される。この条溝29c’が形成されていなければ、部品mの厚さが非常に薄いために移送面にくっついた状態となり、移送されなくなるか、あるいは移送速度が非常に小さくなって、部分的によどんだ状態となることがあるが、本従来例では条孔29c’により滑らかに移送されることが出来る。
【0021】
然るに、上記従来例の装置においては、部品のかけら又は不良部品を外部に排出するために、ボウル3’の周壁部に開口25’を形成しなければならず、これはボウル3’の特殊な形状のために加工が困難である。また、この開口25’を開閉自在なゲート26’をボウル3’の周壁部に固定させるためのねじ孔も形成しなければならず、ゲート26’それ自体の部品点数もボウル全体の部品点数を多くしている。然るに一方、薄板状の部品は、特に水晶片のような場合非常に壊れ易く、許容以上に壊れては使いものにならない。これを上述のような方法でも取り除けるが、更にコストを低下させて所期の目的を達成したい。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、装置コストを低くして、壊れ易い部品に対して、そのかけら又は不良部品を製造コストの低い装置で除去できる装置を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、内部にスパイラル状のトラックを形成させたボウルを捩り振動させて、該トラックに沿って部品を搬送する振動パーツフィーダと、
直線的なトラフを振動により部品を搬送するようにしたリニア振動フィーダとから成り、
前記トラックの排出端と、前記トラフの始端との間に隙間を設け、該隙間を越えて、部品を前記トラックから前記トラフに転送するようにした振動部品供給装置における部品破片除去装置において、
前記隙間を排除すべき不良部品又は部品かけらを落下させる大きさとし、前記トラフと一体的に下向き傾斜面を有する受け部材を取り付け、前記隙間を通って落下した部品かけら又は不良部品を該受け部材で受け、前記傾斜面を通って外方へと導くようにし
前記トラックの排出端近くに前記ボウルの周壁に形成した開口を開閉自在なゲートを設け、該ゲートの開時には部品を前記開口を通って外部に導くようにし、かつ前記受け部材で受けるようにしたことを特徴とする振動部品供給装置における部品破片除去装置、によって解決される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による振動部品供給装置について、図面を参照して具体的に説明する。
【0025】
図1は水晶の薄板である部品Q(5mm長さ×2.5mm幅×0.08mm厚さ)を次工程へ1枚ずつ供給するための振動部品供給装置1の平面図であり、図2はその側面図、図3は正面図である。すなわち、振動部品供給装置1は収容する部品Qを単列、単層として送り出す振動パーツフィーダ10と、その下流側に接続され、部品Qを単列、単層でプールし、下流端側の部品Qを次工程からのピックアップに待機させる直線振動フィーダ50とからなるが、これらを順次説明する。
【0026】
振動パーツフィーダ10は図3を参照して、部品Qを収容し、単列、単層として送り出す皿状のボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。駆動部11においては、ボウル21の底板と一体的に固定された可動ブロック12が等角度間隔に配置した傾斜板バネ13によって下方の固定ブロック14と連結されており、固定ブロック14は防振ゴム18を介して直線振動フィーダ50との共通基盤7上に固定されている。また、共通基盤7は防振ゴム8を介して床面上に設置されている。そして、固定ブロック14上には、コイル15を巻装した電磁石16が固定されており、可動ブロック12の下面側に設けられている可動コア12Cとの間に僅かの間隙をあけて対向されており、駆動部11はカバー17で覆われている。そして、コイル15に交流が通電されることにより、ボウル21に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。
【0027】
なお、以上のような電磁振動駆動部の構成により、電磁石のコイルにはインバータの出力が供給され、振動数300ヘルツで駆動される。これは共振周波数にほぼ一致しており、また、ボウル21の捩り振動の振動方向は水平方向に対して約10度であり、またその振巾は3/100ないし4/100mmである。このような振動条件により、水晶部品Qが円滑に移送される。
【0028】
ボウル21は、図1を参照して、底面22の中高とされた中央部においてセンターボルト23で上述した駆動部11の可動ブロック12に固定されており、ボウル21内には部品Qが1万枚のような単位で収容される。また、底面22の周縁部に起点24Sを有する断面がV字形状のトラック24が設けられており部品Qの移送路となる。このトラック24はボウル21の内周壁面25にほぼ平行な傾斜面24aと、これに直角傾斜面24bとからなるが、トラック24がスパイラル状に上昇されるにつれて傾斜面24bの幅が狭められており、部品Qは傾斜面24bに支持され、傾斜面24aに傾倒して移送される。なお、ボウル21はアルミニウム製であり、その表面は硬質アルマイト加工されている。
【0029】
トラック24の途中においては、図1における[4]−[4]線方向の断面図である図4、同じく[5]−[5]線方向の断面図である図5を参照して、トラック24の傾斜面24aの上方が切り欠かれ、水平面と垂直面とからなり図1の平面図では眉形状とされた切欠き26、27が形成されている。これらの切欠き26、27において傾斜面24aを多列となり過剰に移送されてくる部品Qが倒れ込み、切欠き26、27内を移送されて、その下流端から下方へ落下し戻されるようになっている。また、トラック24が一周上昇した箇所においては、傾斜面24aの幅を部品Qが長さ方向に単列で移送される幅とされたトラック24の上方となるボウル21の内周壁面25に切欠き28、29が形成されている。すなわち、この部分においては、部品Qを単列化させると同時に、切欠き26、27と同様に、部品Qが内周壁面25を多列となって移送されること、極端な場合には更に上方へあふれ出すことを防ぐために設けられている。
【0030】
また、切欠き29の下流側には部品Qを単層化するためのワイパー31が設けられている。図1における[6]−[6]線方向の断面図である図6も参照して、部品Qを単列で移送する幅とし、単層で移送する深さとされたトラック24をトンネル状とするようにその上方にワイパー板31がかぶされている。すなわち、ワイパー31は根元部をボウル21の内周壁面25に形成された溝32に差し込んで、内周壁面25にネジ31bで固定され、先端部は上流側の端縁31Eをトラック24の外周側から内周側へ斜交する形状とされている。従って、部品Qはワイパー板31の下方を通過して単列、単層化されるが、ワイパー31の下方へ入り得ない部品Qはワイパー31の端縁31Eに導かれて下方へ落下する。そして、部品Qが確実に単列、単層化されるように、ワイパー31の下流側に同様なワイパー33が根元部を溝34に差し込み内周壁面25にネジ33bで固定されてワイパー31の下流側に直列に設けられている。
【0031】
また更には、トラック24の下流端部には、部品交換時にボウル21内から部品Qを系外へ抜き出すための早出しゲート41が設けられている。図1における[7]−[7]線方向の断面図である図7も参照して、ボウル21の周縁部を切り欠いた平面部にゲートブロック42がボルト42bで固定されている。ゲートブロック42にはボウル21の径外方へ向かって下向き傾斜の抜き穴43が穿設されており、この抜き穴43を塞ぎ、かつトラック24の移送面と整合された表面を有するゲート板44がゲートブロック42の上部にボルト46で取り付けられている。ゲート板44にはボウル21の径方向の長穴45が形成されているので、ボルト46を緩めてゲート板44を斜め上方へスライドさせることにより、トラック24を移送されてくる部品Qは抜き穴43内へ落下する。そして、抜き穴43の下方には後述の直線振動フィーダ3に取り付けた傾斜シュート47が配置されており、その傾斜シュート47の下流端には、抜き出した部品Qを受けるボックス48が共通基盤7上に固定された架台49に乗せられている。
【0032】
早出しゲート41の下流側には、部品Qのかけら又は不良部品Q’を落下させる大きさの間隙が設けられ、ここを通過した部品が良部品として、直線振動フィーダ50に転送される。図8はボウル21のトラック24の下流端部と、直線振動フィーダ50のトラフ・ブロック61とを示す斜視図である。直線振動フィーダ50は図2を参照して、部品Qを単列、単層でプールし下流端部で部品Qを次工程からのピックアップに待機させる移送面64を備えたトラフ・ブロック61と、これに直線振動を与える駆動部51とからなっている。
【0033】
駆動部51においては、ボウル21側へ向かって下向き傾斜の表面を有しトラフ・ブロック61が固定されている可動ブロック52Aをボルト52bで一体的に固定した可動ブロック52Bが前後一対の傾斜板バネ53によって下方の固定ブロック54と連結されており、固定ブロック54上にはコイル55を巻装した電磁石56が可動ブロック52Bから垂下されている可動コア52Cと僅かの間隙をあけ対向して設けられている。固定ブロック54は前後一対の防振板バネ57を介して取付けブロック58に取り付けられており、取付けブロック58は共通基盤7上にボルト58bで固定されている。そして、コイル55に交流が通電されることにより、振動トラフ61に矢印nで示す方向の直線振動が与えられるので、トラフ・ブロック61上の部品Qは図2において右方から左方へ移送される。
【0034】
図1、図3、図8を参照し、ボウル21側へ向かって下向きの傾斜角度15度とされたトラフ・ブロック61の表面には、部品Qを単列で移送する幅とされた移送面64が形成されており、移送面64には、従来例における条溝164cと同様、移送方向に平行な多数本の条溝64cが形成されている。そして、移送面64のボウル21側には側壁板62が移送面64から部品Qの1枚の厚さより僅かに低い高さに突出されており、その外側の庇部材63と共に取り付けられている。そして、更には側壁板62とは移送面64を挟む位置にガイド板65がボルト65bで取り付けられてトラフ66が形成されている。そして、側壁板62の突出高さを部品Qの種類に応じて調節するための偏心カム機構が側壁板62とは反対側となるトラフ・ブロック61の背面部にボルト67で取り付けられており、その調整ハンドル68が上流側と下流側との2か所に取り付けられている。
【0035】
更には、移送面64の下流端部に形成された縦孔に、トラフ・ブロック61の底面側から直径1mmの丸棒状の無振動ストッパー71が遊貫され突き出されている。無振動ストッパー71は移送面64を単列で移送されてくる部品Qを相接するように停止させ、無振動ストッパー71に接している部品Qが次工程からのピックアップに待機するようになっている。ピックアップの頻度は50〜60枚/分である。そして、その部品Qがピックアップされると後続する部品Qが順に前送りされる。なお、無振動ストッパー71は直線振動フィーダ50の基台58にボルト74bで固定した支柱取付けブロック74にボルト75bで取り付けられている支柱75の先端部のホールダ76に固定されている。
【0036】
そして、無振動ストッパー71に接する部品Qを下流端の部品Qとして複数の部品Qが移送面64にプールされるように、振動パーツフィーダ10および直線振動フィーダ50が振動系を調整されて駆動されるので、トラフ・ブロック61の移送面64からオーバーフローする部品Qや、2層に重なった部品Qから側壁板62を乗り越える2層目の部品Qが発生し、これらは庇部材63を経由して落下するが、図8、および図1における[9]−[9]線方向の断面図である図9に示す様に、それらの部品Qを受けてボウル21へ戻すための、本発明の主要部を構成する階段状戻しプレート81が、それぞれカラー89a、89bを介在させたボルト81a、81bによって、ボウル21の周縁部を切り欠いた箇所に取り付けられている。なお、階段状戻しプレート81の材質はボウル21と同様にアルミニウム製で表面を硬質アルマイト加工したものとしている。
【0037】
図10は階段状戻しプレート81の拡大平面図であり、図11は図10における[11]−[11]線方向の断面図である。階段状戻しプレート81は階段面82と障壁85とからなっており、階段面82のトラフ・ブロック61側となる端縁82Eはトラフ・ブロック61に取り付けた庇部材63の直下方に延在され、階段面82には、ボルト81bのトラフ・ブロック61側に平面部83を残している。平面部83を残したのは、その部分においては部品Qを移送させたい方向が捩り振動による移送方向と同一であることのほか、その部分に階段84があると、ボルト81bのトラフ・ブロック61側に近い周面に接して移送される部品Qは階段84を登ることになり部品Qの円滑な移送が妨げられるので、それを避けるためである。
【0038】
そして、階段面82にはトラフ・ブロック61と平行に28段の階段84が形成されおり、各階段84の障壁85側となる端部は半径Rが5mmの円弧状にボウル21側へ曲げられている。そして、各階段84の直線状部分における各階段84は、図11を参照して、踏み面Wを1.5mm、蹴上げTを0.05mmに形成されており、図9を参照して、階段面82にはトラフ・ブロック61側からボウル21側へ向かって下向きに、傾斜角度θ=1.9度の傾斜が与えられている。
【0039】
図12乃至図16は本発明に係る部品のかけら落とし装置又は不良部品のかけら落とし装置の詳細を示すものであるが、本発明の実施の形態によれば、早出し機構41とかけら落とし装置とは一部その構成部品を共通にしている。すなわち、受け部材47は部品の交換時にリニア振動フィーダ50に部品を転送しないようにゲート44を開けて受け部材47に落下させ、これを受け箱48で受ける。そして通常の部品搬送時には、隙間から部品のかけら又は不良部品Q’をここを通って落下させ、受け部材47の傾斜面47aの上流側端部で受けるように構成している。受け部材47は図16に明示されるように、上面にねじ孔98を形成し、トラフ・ブロック61の底部に形成したボルト挿通孔にボルト軸部99を挿通させて、これを上述のねじ孔98に螺着締め付けることによりトラフ・ブロック61は受け部材47に固定されるが、更にこの受け部材47は板ばね取付ブロック52bの上面に形成したねじ孔100に受け部材47の底部に形成したボルト挿通孔に挿通したボルト101を螺合締め付けることにより、トラフ・ブロック61は受け部材47を介して、板ばね取付ブロック52bすなわちこのリニア振動の駆動部に対し固定される。
【0040】
本実施の形態の振動部品供給装置1は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。
【0041】
図1、図2、図3を参照して、振動パーツフィーダ10のボウル21内には長方形状の薄板である部品Qが多数、例えば1万枚程度が収容されており、かつ捩り振動パーツフィーダ10の駆動部11のコイル15、および直線振動フィーダ50の駆動部51のコイル55に交流が通電されて、振動パーツフィーダ10のボウル21には捩り振動が与えられ、直線振動フィーダ50のトラフ・ブロック61には矢印nで示す方向の直線振動が与えられているものとする。
【0042】
部品Qは捩り振動を受けてボウル21の底面22を周辺部へ移動されると共に矢印mで示す方向へ移送され、起点24sから断面がV字形状のトラック24へ入り込む。図4、図5を参照して、その傾斜面24aまたは傾斜面24bに傾倒して移送され始めるが、この時、部品Qは多列、多層になっており、更には長辺を移送方向に向けて横に寝た姿勢のもの、短辺を移送方向に向けて立った姿勢のものが混在している。なお、図4、図5では、簡明化のために部品Qを散在的に示している。
【0043】
部品Qはトラック24を上昇して図1、図4、に示す切欠き26に至るが、ここにおいて傾斜面24aで多列になっている部品Qは切欠き26内へ倒れ込み、切欠き26内を移送されて、その下流端から落下る。このことは図5に示す切欠き27においても繰り返されて、多列の移送が排除される。そして、スパイラル状のトラック24を上昇するにつれて斜面24bの幅が狭められているので、斜面24bに傾倒している部品Qは下方へ落下し、斜面24aに傾倒している部品Qは下端縁を斜面24bに支持されてトラック24を上昇する。またその後においても、部品Qを支持する斜面24bの幅が狭められているので、斜面24aに傾倒している部品Qは数枚の重なりとなり、更には短辺を移送方向に向けて立った姿勢の部品Qは不安定であるため、トラック24から落下する。
【0044】
トラック24を更に上昇して部品Qは図1、図4、に示す切欠き28に至るが、この箇所においてはトラック24の斜面24aの幅が部品Qを単列で移送する幅とされていることから、部品Qは単列化されると同時に、内周壁面25上で多列になっている部品Qは切欠き28内へ倒れ込んで排除される。このことは、図5に示す切欠き29においても繰り返され、内周壁面25上で多列となった部品Qが内周壁面25から上方へ溢れ出すことが防がれる。
【0045】
そして、部品Qは図1、図6に示すワイパー31に至り、トンネル状とされたトラック24を通過して単層化される。そして、トンネル状とされたトラック24へ入り得ない部品Qはトラック24上を斜交するワイパー31の端縁31Eに導かれて下方へ落下し排除される。このことは、ワイパー31の下流側に設けられている同様なワイパー33においても繰り返され、ワイパー33より下流側におけるトラック24においては、部品Qは単列、単層化されて移送される。
【0046】
トラック24の下流端部には、部品種の切替え時や作業終了時などの非定常時に、ボウル21内の部品Qを系外へ抜き出すため図1、図7に示す早出しゲート41が設けられているが、通常運転時には、部品Qはトラック24の移送面と整合された表面を有するゲート板44上を移送され、その下流端と間隙をあけて接続されている直線振動フィーダ50のトラフ・ブロック61の移送面64へ移行される。
【0047】
この移行時に隙間は不良部品Q’又はかけらQ’を落下させる大きさとされているので、図12及び図14で示されるように、これらは隙間を落下し、受け部材47の傾斜面47aの上流側端部に落下する。受け部材47はリニア振動フィーダ50の振動力を受けることにより、水晶部品Qは薄板状で上述したように移送面に吸着し易いのであるが、この振動のためにここを重力も加わって滑らかに受け箱48へと滑走落下する。従ってリニア振動フィーダ50の排出端部には良部品Qのみが図示しない吸着手段により次工程に供給される。更に本実施の形態によれば、かけら又は不良部品排除装置には何ら複雑な構成を必要とせず、また従来のようにボウルの周壁部に切欠きを形成したり、ゲート部材のような追加部品を必要とすることがないので、製造コストを従来より大幅に低下させることができる。
【0048】
図1、図8を参照し、部品Qは、直線振動フィーダ50において、ボウル21側へ傾斜したトラフ・ブロック61に形成されたトラフ66、すなわち、トラフ・ブロック61の表面の側壁板32とガイド板65との間の条溝64cが形成された移送面64上を単列、単層で移送されるが、移送面64の下流端部に遊貫され突出されている無振動ストッパー71によって移送を停止され、その停止位置において、部品Qは次工程からのピックアップに待機する。この待機位置に部品Qが常に存在するように、無振動ストッパー71に接する部品Qを下流端側の部品Qとして複数の部品Qが相接して移送面64にプールされる。そして、その状態を維持するように、振動パーツフィーダ10および直線振動フィーダ50は部品Qを過剰気味に移送しているので、図9、図11に示すように、移送面64からオーバーフローする部品Qや、2層に重なったうちの側壁板62を乗り越える2層目の部品Qが発生し、これらは庇部材63を経由して、ボウル21の周縁部に固定されている階段状戻しプレート81の階段面82上へ落下する。
【0049】
そして、部品Qは全体としては直線振動フィーダ50から受けた直線振動の慣性と、階段状戻しプレート81から受ける捩り振動とによって、図10に示す部品Qaのように、階段状戻しプレート81上において長辺の向きを矢印pで示すように回転させて階段面82を移送されボウル21内へ戻される。この時の移送速度は50mm/秒程度である。また、階段84に平行な向きの部品Qbは側壁としての階段84の蹴上げTに弾かれて向きをボウル21側へ捻り階段面82を滑落する。部品Qcのように階段面82上において、ボウル21から離れるように移送されるものは、階段84がボウル21側へ円弧状に曲げられていることから、移送の向きを代えられ障壁85に沿ってボウル21へ円滑して戻される。
【0050】
従来例で説明した戻しプレートの溝部分180cにおいては障壁に対し、ボウルの捩り振動による移送方向にほぼ平行に延びて終わっており、このため薄板状部品はこの戻しプレートを通ってボウルに戻される時に、この障壁に至った部品はここで滞留しがちであり、次から次へとリニア振動フィーダから落下していくか、戻される部品が更にこの部分で停滞することが多かったが、本実施の形態によれば図1で特にその形状が明示されるように円弧状に形成されており、ボウル21は従来と同様に捩り振動を行なうのであるが、ボウル21に向かってその端部において約45度ないし50度傾斜した方向にあり、従ってこの障壁85の端面に沿って円滑にボウル側へと戻されることができる。もちろん、この図1においてリニア振動フィーダの移送方向と平行な溝部分においては上述したように薄板状部品との大きさ関係で階段状に形成されることで、滑らかにボウルへと戻される。
【0051】
このように、部品Qが階段状戻しプレート81上において円滑に移送されるのは、図11に拡大して示すように、階段84の段鼻に相当する部分の上面エッジの3か所ないしは4か所で線接触するだけであり、接触抵抗が極めて小さいことがその主たる理由と考えられる。
【0052】
なお、上記実施の形態においては、ボウル21の駆動部に対する取り付け方については詳しく述べなかったが、本実施の形態によれば、図8で明示される円錐台形状の取り付けブロックPを介してボルト23が駆動部に取り付けられている。この取り付けブロックPはボルト23の軸部を貫通される貫通孔を有し、更に円錐形状の内凹所を形成させている。これによりボルト23を締めつけていく時にボウルの底面22を押圧しながら、この取り付けブロックPも固定されるのであるが、この時に上記凹所の頂部の対角は若干大きくなり、そのボウル21の駆動部への固定を確実にする。またこの取り付けブロックPはやはり図8に明記されるように円錐台形状であるので、上述したように1万個の水晶部品Q(なお、図を分かりやすくするために図8を含めて全ての図において散在的にのみ示す)がこの取り付けブロックPの周壁面に沿って捩り振動による遠心力も加わって滑らかにボウルの底面22の外周部すなわちトラックの登り口へと導かれる。
【0053】
早出し機構41は図7に明示されるように、開口43を開閉自在なゲート板41が上述した通常の運転時には図示するように部品Qをゲート板44の面に沿ってリニア振動フィーダ50側へと移送するのであるが、次工程に供給する部品を交換したい場合には、このゲート板44をボルト46を緩めることによってその長孔45の範囲内で図7において左上方へと摺動させる。これにより開口43が開とされる。従って上流側から続々と移送されてくる部品Qは全てここ開口43を通って受け部材47の移送面47aに落下する。なおこの時には受け箱48には良品も混ざっているので、これを受けるための受け箱48’と交換する。受け部材47は不良品またはかけらを外部に導くのと共通に用いられているので、部品点数をそれだけ少なくし、かつ受け箱48を受け箱48’と交換するだけでよい。
【0054】
本発明の実施の形態による振動部品供給装置1は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0055】
また本実施の形態においては、供給対象の薄板状の部品として長方形状にカットされた水晶板を取り上げたが、部品の形状は正方形状、楕円形状、または円形状であってもよい。
【0056】
また本実施の形態においては、圧電体である水晶の薄板である部品Qを供給対象としたが、摩擦によって帯電するような薄板部品、表面精度が高く戻しプレートと密着し易い薄板部品にも、またステンレスでなる薄板部品にも本発明の振動供給装置は効果的に適用され得る。
【0057】
また以上の発明の実施の形態では振動パーツフィーダの振動角を10度、振動数を300ヘルツ及び振巾を3/100ないし5mmとしたが勿論、これら数値に限定されることなく広い範囲に渡って本発明は適用可能であるが、特に300ヘルツという高周波、例えば100ないし400ヘルツで、振巾(周波数の増大に伴って一般に反比例して減少させているが)1/100ないし10/100mm程度また振動角も10度に限定されることなく(周波数が高いほど振動角は小とされるが)例えば8度ないし15度の範囲で設定可能である。
【0058】
また以上の実施の形態では、受け部材47の傾斜面47aは平滑な面であったが、これに代えてボウル内へとリニア振動フィーダからあふれ出た部品を転送するトラック面に形成した上述の溝82又は37c’のような溝をその長手方向に平行に多数形成してもよい。これによって振動も加わり、更にひっつきをなくして受け箱48へと円滑に排出させることができる。
【0059】
また以上の実施の形態では、受け部材47をかけら落とし又は不良部品排除のためのガイドシュート及び早出し時のガイドシュートとして共通に用いたが、勿論、早出しの場合には早出し用のガイドシュートを別途設けるようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の振動部品供給装置における部品破片除去装置によれば、通常の運転時には、こわれ易い部品のかけら又は不良部品を外部に導くための構成と、及び部品交換時等には、全ての部品を開口を通って外部に導くようにした構成とを従来より大幅に簡素化し、製造コストを大幅に低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による振動供給装置の平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】図1における[4]−[4]線方向の断面図である。
【図5】図1における[5]−[5]線方向の断面図である。
【図6】図1における[6]−[6]線方向の断面図である。
【図7】図1における[7]−[7]線方向の断面図である。
【図8】実施の形態による振動供給装置の振動パーツフィーダの下流部と直線振動フィーダとを示す斜視図である。
【図9】図1における[9]−[9]線方向の断面図である。
【図10】実施の形態による振動供給装置の階段状戻しプレートの平面図である。
【図11】図10における[11]−[11]線方向の断面図である。
【図12】本発明に係る部品かけら落とし装置の詳細を示す拡大平面図である。
【図13】早出し機構の詳細を示す拡大平面図である。
【図14】本発明のかけら落とし装置又は不良部品排除装置の詳細を示す側面図である。
【図15】早出し機構の作用を示すための部分拡大側面図である。
【図16】本発明の実施の形態による早出し機構及びかけ部品排除装置の詳細を示す分解斜視図である。
【図17】従来例による薄板状部品の振動供給装置の部分破断平面図である。
【図18】同側面図である。
【図19】振動パーツフィーダの詳細を示す断面図である。
【図20】図17における[20]−[20]線方向断面図である。
【図21】図20を正面から見た正面図である。
【図22】図17における[22]−[22]線方向断面図である。
【図23】図22における[23]−[23]線方向断面図である。
【図24】図17における[24]−[24]線方向断面図である。
【図25】図17における[25]−[25]線方向拡大断面図である。
【図26】図17における[26]−[26]線方向拡大断面図である。
【図27】同正面図である。
【符号の説明】
1 振動供給装置
10 振動パーツフィーダ
11 駆動部
21 ボウル
47 受け部材
50 直線振動フィーダ
51 駆動部
61 トラフ・ブロック
62 側壁板
63 庇部材
64 移送面
65 ガイド板
66 トラフ
81 階段状戻しプレート
82 階段面
85 障壁
Q 部品
T 蹴上げ
W 踏み面
隙間

Claims (4)

  1. 内部にスパイラル状のトラックを形成させたボウルを捩り振動させて、該トラックに沿って部品を搬送する振動パーツフィーダと、
    直線的なトラフを振動により部品を搬送するようにしたリニア振動フィーダとから成り、
    前記トラックの排出端と、前記トラフの始端との間に隙間を設け、該隙間を越えて、部品を前記トラックから前記トラフに転送するようにした振動部品供給装置における部品破片除去装置において、
    前記隙間を排除すべき不良部品又は部品かけらを落下させる大きさとし、前記トラフと一体的に下向き傾斜面を有する受け部材を取り付け、前記隙間を通って落下した部品かけら又は不良部品を該受け部材で受け、前記傾斜面を通って外方へと導くようにし
    前記トラックの排出端近くに前記ボウルの周壁に形成した開口を開閉自在なゲートを設け、該ゲートの開時には部品を前記開口を通って外部に導くようにし、かつ前記受け部材で受けるようにしたことを特徴とする振動部品供給装置における部品破片除去装置。
  2. 前記受け部材の排出端下方に受け箱を配設したことを特徴とする請求項1に記載の振動部品供給装置における部品破片除去装置。
  3. 前記受け部材の排出端下方に受け箱を前記不良部品又は部品かけらと、良部品とで交換可能としたことを特徴とする請求項2に記載の振動部品供給装置における部品破片除去装置。
  4. 前記部品は薄板状部品である請求項1〜3の何れかに記載の振動部品供給装置における部品破片除去装置。
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