JP3812014B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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慎二 中島
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は次工程からの部品のピックアップに備えるための部品供給装置に関するものであり、更に詳しくは、整列時に重なりを生じ易い部品が次工程からのピックアップの待機場所にある時に重なりを全く発生させない部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1はチップダイオードCを示し、図1のAはその平面図、図1のBは側面図である。一辺の長さが2.9mmの正方形であり、平板部の表裏には形状の異なる凸状曲面の半田部が形成されている。表面側の凸状曲面部t1 としての半田部は全面に形成されて、その最大厚さは0.05mm以下、裏面側の凸状曲面部T1 としての半田部は2.5mm角内に形成されて、その最大厚さは0.15mm以上とされ、全体の厚さは0.44mmとされている。
【0003】
また、図2は図1に示すよりは小さい同種のチップダイオードDを示し、図2のAはその平面図、図のBは側面図である。一辺の長さは2.1mmの正方形であり、表面側の凸状曲面部t2 としての半田部は全面に形成されており、その最大厚さは0.05mm以下である。裏面側の凸状曲面部T2 としての半田部は周縁に0.2mm幅の本体平面部Eを残して1.7mm角内に形成されており、その最大厚さは0.15mm以上とされ、全体の厚さは0.45mmとされている。すなわち、チップダイオードDは周縁の本体平面部Eと重心が存在する主体部分Sとからなる。 以降、このチップダイオードDを部品Dと略称し、整列時に重なりを生じ易い整送対象として取り上げる。なお、図2に示すチップダイオードDには全体の厚さが0.36mmの厚さ違いも存在する。
【0004】
一般に部品を整列させて1個ずつ次工程へ供給する場合には、捩り振動パーツフィーダで部品の移送の姿勢を整えた後、直線振動パーツフィーダに移行させて整列状態に保持し、次工程からのピックアップに備えさせるのが一般である。しかし、例えば上記の部品Dは形状は異なるものの表裏何れも凸状曲面部T2 およびt2 となっているので、上流側の捩り振動パーツフィーダで表裏を整えたとしても、直線振動パーツフィーダの振動トラフ上において静止的な状態を保持することは困難で、次工程のロボットRによる部品Dの吸着ピックアップが円滑に進行しにくい。
【0005】
本願出願人は特願平8−219325号において、上記のような部品Dの整列装置を提案している。すなわち、図16は部品Dを整列対象とする従来の部品整列装置10の部分破断側面図であり、図17はその平面図である。同装置10は捩り振動パーツフィーダ20と、その下流側に接続される直線振動パーツフィーダ30とから構成されている。捩り振動パーツフィーダ20は、図16を参照して、部品Dを収容し、その表裏を整えて移送する振動盆としてのボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。駆動部11においては、ボウル21の底板と一体的に固定されて可動コアを兼ねる可動ブロック12が等角度間隔に配置された傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14と連結されている。固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁石16が可動ブロック12と僅かの間隙をあけ対向して設けられている。駆動部11はその周囲を防音カバー17で覆われており、かつボウル21と共に防振ゴム18を介して基板19上に設置されている。そして、コイル15に交流が通電されることにより、ボウル21に上方から見て時計方向の捩り振動を与える。
【0006】
ボウル21は、図17、および図17における[18]−[18]線方向の断面図である図18を参照して、逆円錐状の斜面ボウルに形成されており、ボウル21はボルト23で駆動部11の可動ブロック12に固定されている。なお、図17、図18では簡明化のために部品Dを散在的に示しているが、ボウル21の底面22には部品Dが多数に収容される。また、ボウル21内には底面22に起点24sを有し断面がV字形状の斜面トラック24が形成されている。この斜面トラック24はボウル21の中心部を向く45度傾斜の斜面25と、これに直角な斜面26とからなり、底面22上の部品Dは斜面トラック24内へ滑り込んで、斜面25または斜面26の何れかに傾倒して移送され始める。また、ボウル21の底面22における部品Dの欠乏を監視するための光ファイバーセンサ29がボウル21の周壁に取り付けられており、欠乏が検知されると警報を発すると共に部品Dの補充させるように働く。
【0007】
斜面トラック24はボウル21の周壁に沿いスパイラル状に上昇されるが、その過程において斜面26は高さを漸減され、斜面トラック24は断面がL字形状となる。従って、斜面26に傾倒している部品Dはその姿勢を保ち得ずに下方へ落下し、斜面25に傾倒して四辺の何れかを斜面26に支持されている部品Dのみが継続して移送され上昇する。以降、斜面26を支持面26と呼称する。
【0008】
斜面トラック24の最上の周回には、ワイパー31、切欠き35、および早出しゲート41が設けられている。ワイパー31はそれ自身の長穴32を挿通するボルト32bによってボウル21の周壁内面に取り付けられて、斜面トラック24の斜面25との間には重なっていない部品Dが通過し得る間隙が設けられている。従って部品Dはワイパー31の下方を通過することにより単層化される。ワイパー31の下流側には切欠き35が設けられている。切欠き35は斜面25を平面36とボウル21の径外方へ凸の垂直な曲面37とで切り欠いて形成されている。斜面25に多列で傾倒して移送されてくる部品Dは切欠き35に至ると、支持面26に接している部品Dを除き、2列目よりも外周側の列にある部品Dは切欠き35内へ倒れ込んでその平面36上を移送され、曲面37に導かれて斜面トラック24または底面22へ戻される。
【0009】
早出しゲート41は、ボウル21の周壁の一部を切り欠いて導出路43が形成され、周壁にビス42bで螺着した取付け部材42の下面に、斜面25と整合させた傾斜面を有する早出しゲート41がビス42bで螺着固定されている。早出しゲート板41は、例えば作業終了時などの非定常時に、ビス42bを弛めて取り外すことにより、部品Dは導出路43から外部へ取り出される。
【0010】
図17における[19]−[19]線方向の断面図である図19を参照して、そのA、Bは部品Dの表裏を選別する選別板47の作用を示す。すなわち、斜面トラック24の下流端において、ボウル21の周壁を切り欠いて、その上流側と下流側とに渡した取付け金具44がボルト44bでボウル21の周壁に固定されており、この取付け金具44に対して、斜面トラック24の斜面25と整合された斜面45を有するブロック46がねじ46bで固定され、切欠き内へ挿入嵌合されている。そして、ブロック46の下面に、斜面トラック24の支持面26と整合された表面を有する選別板47が長ビス47bと板ナット47nとによって矢印方向への位置調整可能に取り付けられている。
【0011】
すなわち、図19のAに示すように、斜面45からボウル21内へ突き出される選別板47の突き出し幅が調整されていることから、裏向きの部品Dは表面側の凸状曲面部t2 の厚さが小さいため、平板部が選別板47に係止され、部品Dは落下せずにそのまま移送され下流端から排出されるが、図19のBに示すように、表向きの部品Dは裏面側の凸状曲面部T2 の厚さが大であるため、平板部が選別板47に係止されずに落下し排除される。
【0012】
図17へ戻り、捩り振動パーツフィーダ20の斜面トラック24の下流端には、直線振動パーツフィーダ30の振動トラフ61が近接して接続されている。図16を参照して、直線振動パーツフィーダ30は部品Dを移送し整列させる振動トラフ61と、これに直線振動を与える駆動部51とからなっている。駆動部51において、振動トラフ61のベースブロック71は後述の図26も参照して受け台60にボルト71bで固定されており、受け台60はボルト60bで駆動部51の可動ブロック52と一体的に固定されている。可動ブロック52は前後一対の傾斜板ばね53によって下方の固定ブロック54Aと連結されている。また、可動ブロック52から可動コア52Cが垂下されており、固定ブロック54A上にはコイル55を巻装した電磁石56が可動コア52Cと僅かの間隙をあけ対向して設けられている。固定ブロック54Aはこれと一体的なブロック54Bを介し、前後一対の防振板ばね59によってブロック57と連結されており、ブロック57は基板19の架台58上に設置されている。そして、コイル55に交流が通電されることにより、振動トラフ61に矢印eで示す方向の直線振動が与えられ、図16、図17において、振動トラフ61上の部品Dは右方から左方へ移送される。そして、下流端部において次工程のロボットRによってピックアップされる。
【0013】
図20は振動トラフ61の斜面トラフ84に垂直な方向からの平面図であるが、図20における[21]−[21]線方向の断面図である図21を参照して、振動トラフ61のベースブロック71は水平面と15度傾斜に設置され、その上にボルト63bで固定されているトラフブロック63の上流部においてV溝トラフ64が形成されている。このV溝トラフ64の断面形状は、上流側の捩り振動パーツフィーダ20のボウル21の排出端の斜面トラック24の斜面25と支持面26の断面形状に整合されて、鉛直面に対して45度振り分けの角度90度開きとされ、ボウル21側を向く斜面65とこれに直角な斜面66とからなっている。
【0014】
従って、斜面トラック24の斜面25に傾倒し支持面26に支持されて裏向きで排出されてくる部品Dは、このV溝トラフ64に対し、裏向きの姿勢で斜面65に傾倒するように移行されてくる。そして、部品Dの下側となっている周縁が斜面66に接する箇所には、その周縁が嵌まり込むように、高さ0.6mm、深さ0.3mmの係止溝67が形成されている。また、ベースブロック71の側面から上面へ抜けるように直角に穿設された貫通孔74の側面部分に継手75が螺着され、これに圧縮空気配管76が連結されている。貫通孔74の上端からは、トラフブロック63内をV溝トラフ64の斜面65に向けて垂直に直径1mmの空気噴出孔73が設けられており、下側の周縁を係止溝67に嵌め込み斜面65に傾倒して移送される部品Dの上側の周縁に相当する位置に開口されている。図21のV溝トラフ64のaで示す部分の拡大図である図22を参照して、この空気噴出孔73からは常に空気が噴出されており、下側の周縁を係止溝67に嵌め込んでいる裏向きの部品Dを反転させて表向きとする。
【0015】
また、図20における[23]−[23]線方向の断面図である図23を参照し、この部分においては、V溝トラフ64の斜面65を削り込んで、部品Dの一辺の長さよりやや大きい幅2.3mmとした水平移送面68が形成されており、表向きの部品Dは上流側のV溝トラフ64からこの水平移送面68上へ落ち込んで移送される。更に、図20における[24]−[24]線方向の断面図である図24を参照し、トラフブロック63の下流端において、ベースブロック71の表面が上流側の水平移送面68の一方の側端と同一高さになるまで高くされると共に、傾斜の下側の側面には、下流端に至る長尺のガイドプレート85が取付け部材86で挟んで固定されている。そして、ガイドプレート85の内面から部品Dの一辺の長さよりやや大きい2.3mmの間隔をあけてガイドブロック87がボルト87bでベースブロック71に固定されており、両者の間に15度傾斜の斜面トラフ84が形成されている。
【0016】
図20に示すように、斜面トラフ84は上流側の水平移送面68との接続箇所で拡幅されているが、直ちに図24に示す幅に狭められて下流端まで延在している。また、図16も参照して、斜面トラフ84の下流端から0.3mm離れた位置には、直線振動パーツフィーダ30においての無振動部である架台58に固定した無振動無振動端末プレート89が設けられている。従って、斜面トラフ84を移送されてくる部品Dは無振動端末プレート89に当接して停止され、次工程のロボットRによる吸着ピックアップに備えることになる。すなわち、斜面トラフ84の下流端部において部品Dが停止する位置は部品Dの待機場所101となる。
【0017】
また、斜面トラフ84には図24に示す部分から下流端まで浅溝88が形成されている。すなわち、図24における斜面トラフ84においてbで示す部分の拡大図である図25を参照して、ガイドプレート85の内面からガイドブロック87側へ1.15mm離れた箇所を中心にして幅1.6mmで深さ0.15mmの浅溝88が形成されており、表向きの部品Dは裏面の凸状曲面部T2 を浅溝88内に位置させ、対向する周縁を浅溝88の両側の斜面トラフ84の底面で支持されて移送される。
【0018】
また更には、図20における[26]−[26]線方向の面図である図26を参照して、ガイドブロック87上に立てた支柱96に取り付けて、斜面トラフ84における部品Dのオーバーフローを監視するための光ファイバーセンサ91が設置されている。すなわち、支柱96はその頂部に設けたサポートブロック95の長穴94を挿通するボルト95bによってベースブロック71に取り付けられている。そして、光ファイバーセンサ91は、サポートブロック95の端部に設けた切欠き穴98へ嵌め込まれ、サポートブロック95にボルト93bで取り付けられる抑え板93によって外側から抑えて斜面トラフ84に垂直に固定されている。なお、図26にはベースブロック71の受け台60と、後述の図27における底面ブロック103との間の位置決め用のプレート97が取付け用のボルト97bと共に示されている。
【0019】
光ファイバーセンサ91は鏡筒92内にレンズを内蔵し、斜面トラフ84上の照射点Qに直径0.8mmφのビームを照射し、斜面トラフ84のステンレス表面に比べて部品Dの凸状曲面部t2 としての表面の半田部からの反射強度が小さいことから部品Dを検知するが、部品Dからの反射が所定秒数以上連続すると、光ファイバーセンサ91が接続されている図示しないコントローラは、部品Dが下流端部における部品Dの待機場所101から照射点Qまで隙間なく整列してオーバーフロー気味になっていると判断して、上流側の捩り振動パーツフィーダ20を停止させ、部品Dの供給を止めるようになっている。オーバーフロー状態が解消すると、供給が再開されることは勿論である。なお、光ファイバーセンサは根元部に発光素子と受光素子とを内蔵しており、発光素子からの光がファイバーを経由して被検体に照射され、その反射光が再びファイバーを戻って受光素子で受光されるが、その時の反射強度の大小によって被検体の状態を検知するタイプのセンサである。
【0020】
更には、光ファイバーセンサ91が固定されているサポートブロック95は図20において実線で示す位置以外に一点鎖線および二点鎖線で示す位置に固定することができ、サポートブロック95の長穴94内におけるボルト95bの挿通位置を調整して、斜面トラフ84上における光ファイバーセンサ91の照射点Qの位置を照射点PまたはRに変更し得るようになっている。すなわち、次工程との間における部品Dの受渡しを円滑にするという観点からは、待機場所101から斜面トラフ84の上流側へ、部品Dがオーバーフローとはならない状態で、可及的に数多くの部品Dを整列させプールしておくことが好ましいが、そのような状態を現出させるために、図20に示すように、光ファイバーセンサ91が照射点Q以外の照射点PまたはRを選択して照射し得るように、サポートブロック95の取付け角度が変更される。
【0021】
ベースブロック71の下流端部においては、上述したように、斜面トラフ84の下流端の無振動端末プレート89によって部品Dが次工程のロボットRのピックアップに備える待機場所101が形成されているが、図20における[27]−[27]線方向の矢視図である図27参照して、ベースブロック71の底面に底面ブロック103および取付けブロック104がボルト104bで固定されており、この取付けブロック104に対して、待機場所101における部品Dの有無を確認するための光ファイバーセンサ108が固定されている。すなわち、取付けブロック104の切欠き105へ下方からの光ファイバーセンサ108が嵌め込まれており、ボルト106bで取付けブロック104に取り付けられる抑え板106によって外側から抑えて固定されている。更には、底面ブロック103の底面からベースブロック71の表面に至る1mm角の切欠き107が形成されており、光ファイバーセンサ108の先端部108aが嵌め込まれている。そして斜面トラフ84の下流端部の待機場所101に部品Dが存在する場合には光ファイバーセンサ108からの照射光が反射されて光ファイバーセンサ108へ戻り受光され、部品Dが存在しない場合には照射光は反射されず光ファイバーセンサ108で受光されないことから部品Dの有無が確認される。光ファイバーセンサ108が待機場所101に存在する部品Dを検知した場合には、光ファイバーセンサ108が接続されている図示しないコントローラは次工程のロボットRによる部品Dのピックアップを作動させ、部品Dが存在しない場合には作動させないようになっている。
【0022】
なお、図2に示した部品Dを整列対象とする部品整列装置10は以上のように構成されるが、図1に示した部品Cを整列させる場合には、直線振動パーツフィーダ30におけるトラフブロック63、およびベースブロック71が交換される。
【0023】
部品整列装置10は以上のように構成されるが、次ぎにその作用を説明する。図16、図17を参照して、捩り振動パーツフィーダ20のボウル21内には多数の部品Dが表裏不定で収容されており、駆動部11におけるコイル15に交流が通電されてボウル21には捩り振動が与えられ、直線振動パーツフィーダ30の駆動部51のコイル55にも交流が通電されて振動トラフ61には矢印eで示す方向の直線振動が与えられているものとする。また、付帯する圧縮空気源は起動されて各空気噴出孔からは空気が噴出され、各光ファイバーセンサおよびそれらが接続されるコントローラも作動状態にあるものとする。
【0024】
捩り振動パーツフィーダ20のボウル21内において、底面22上の部品Dは周辺部へ移動されると共に矢印mで示す方向へ移送力を受け、起点24sから斜面トラック24内へ滑り込み、表裏不定のまま斜面25と斜面26との何れかに傾倒して移送され始めるが、一方の斜面26が高さを漸減されることから斜面26に傾倒する部品Dは下方へ転落し、斜面(支持面)26に支持され斜面25に傾倒している部品Dのみがスパイラル状に移送されて上昇し斜面トラック24の最上の周回に至る。
【0025】
図18も参照して、最上の周回のワイパー31に至り、積み重なっている部品Dのうち斜面25に接している部品Dはワイパー31の下方を通過するが、2層目以上の部品Dはワイパー31に移送を妨げられて底面22へ落下することにより、ワイパー31の下流側では部品Dは単層化されて移送される。更に、部品Dは斜面25に形成されている切欠き35に至り、多列になっている部品のうち、支持面26に接している部品Dを除き、2列目よりも外側にある部品Dは切欠き35内へ倒れ込むので、単層化されて移送されてきた部品Dは切欠き35よりも下流側では更に単列化されて移送される。この時点では部品Dは未だ表裏は不定である。
【0026】
切欠き35を通過して、部品Dは非定常時に使用される早出しゲート41に至るが、斜面25に整合させて設けられている早出しゲート41の表面をそのまま移送されて、図19に示す表裏の選別板47に至る。すなわち、斜面トラック24の斜面25に整合させたブロック46の斜面45からの突出し幅が調整されている選別板47によって、図19のAに示すように、表面側の凸状曲面部t2 の厚さが小さく平板部の位置が低くなる裏向きの部品Dは、その平板部が係止されることから落下することなくそのまま移送されるが、図19のBに示すように、裏面側の凸状曲面部T2 の厚さが大で平板部の位置が高くなる表向きの部品Dは平板部が係止されないので、ボウル21内へ落下する。従って、選別板47より下流側では部品Dは単層、単列の裏向きとなって移送され、下流端から直線振動パーツフィーダ30の振動トラフ61へ排出される。
【0027】
図20に示す振動トラフ61の上流端部へ排出される部品Dは、図21に示すように、V溝トラフ64の斜面66の最下端部に形成されている係止溝67に平板部の下側となる周縁を嵌め込み、斜面65に傾倒した姿勢で移送されるようになる。そして、この箇所において部品Dの平板部の上側となっている周縁に対して空気噴出孔73の開口から空気が噴出されているので、図22に示すように、一点鎖線で示す裏向きの部品Dは係止溝67を支点として反転されて実線で示すように表向きとなる。
【0028】
次いで、表向きとされた部品Dは、図23に示すように、V溝トラフ64の直ぐ下流側に形成されている水平移送面68へ移行され、更には図24に示すように、部品Dは水平移送面68から15度傾斜の斜面トラフ84へ移行する。図20に示すように、移行箇所における斜面トラフ84の上流端部は拡幅され、また図24に示すように傾斜の下側のガイドプレート85も高くされていることから、部品Dは円滑に移行される。また、図20を参照して、斜面トラフ84の上流部分から下流端までにわたって、拡大断面図である図25に示す浅溝88が形成されているが、表向きの部品Dは裏面側の厚い凸状曲面部T2 を浅溝88内に位置させ、対向する周縁を浅溝88の両側の斜面トラフ84の底面で支持され、かつ傾斜の下側のガイドプレート85に支持されることから、その姿勢を安定に保持して移送される。
【0029】
斜面トラフ84の途中においては、図26に示す光ファイバーセンサ91によって部品Dのオーバーフローが監視されており、例えば斜面トラフ84における部品Dの単位時間当りの移送個数に対して次工程のロボットRによる部品Dの単位時間当りのピックアップ個数が低下すると、後述するように下流端部の待機場所101から上流側へ整列状態にある複数個の部品Dに対し、更に後続する部品Dが移送されてくることから斜面トラフ84はあふれ出すようになるが、光ファイバーセンサ91がその照射点Qにおける部品Dの停滞を検知すると、光ファイバーセンサ91の接続されている図示しないコントローラは上流側の捩り振動パーツフィーダ20を停止させ、直線振動パーツフィーダ30の振動トラフ61への部品Dの供給を停止させる。光ファイバーセンサ91がオーバーフロー状態の解消を検知すると、コントローラは捩り振動パーツフィーダ20を再起動させ、部品Dの供給を再開させることは勿論である。なお、部品Dを好ましい整列状態に維持するように、図20に示す光ファイバーセンサ91の照射点Qは適宜に照射点PまたはRに変更される。
【0030】
光ファイバーセンサ91の照射点Qを通過した部品Dは更に下流側へ移送され、下流端部へ至って無振動端末プレート89によって待機場所101で停止され、次工程からのピックアップに備える。この部品Dの待機場所101に対して下方に設置されている光ファイバーセンサ108からの光が照射されている。部品Dが待機場所101に至ると、その部品Dからの反射光が光ファイバーセンサ108へ戻ることから、部品Dの存在が確認され、次工程のロボットRによる部品Dの吸着ピックアップが作動される。部品Dが待機場所101に存在しない場合には部品Dのピックアップは行われない。部品Dが待機場所101にある時も、部品Dは後続して移送されてくるので、斜面トラフ84の下流端部では待機場所101の部品Dに後続する複数個の部品Dが接触状態で整列しプールされた状態が形成されるが、部品Dの移送とピックアップの速度とがバランスしている限り、部品Dのオーバーフロー状態は発生することはない。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、部品Dは整列させるためには隣接性が悪く重なり易い形状をしていることから、部品整列装置10によって部品Dを供給している間に、次工程のロボットRによるピックアップの状況によっては、部品Dに重なりを生じる場合がある。すなわち、図20における[28]−[28]線方向の断面図である図28における図28のAに示すように、斜面トラフ84上において部品Dが整列状態にある場合には次工程のロボットRによる吸着ピックアップも円滑に進むが、図28のBに示すように、部品Dに重なりを生じると待機場所101において、次工程のロボットRによる吸着ピックアップが行われなくなるのである。
【0032】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされ、隣接性が悪く、重なったり、乗り上げたりして整列状態を取りにくい部品が次工程からのピックアップの待機場所にある時に重なりを全く発生せず、次工程との間に受渡しにトラブルを起こさない部品供給装置を提供することを課題とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項1の構成によって解決されるが、図4、図5に示す実施の形態によって例示すれば、図4の捩り振動パーツフィーダ110から裏向きの単層、単列で供給されてくる裏向きの部品Dを、直線振動パーツフィーダ130の上流端部のV溝164で反転させて表向きとし、移送路である両側壁を備えた平面トラフ184へ移送する平面トラフ184において、表向きの部品Dは両側壁の中間に両側壁に平行に形成された浅溝188に裏面の厚い凸状曲面部T 2 を陥入させた状態で一列に整列して移送される。平面トラフ184には下流端から僅かな間隙をあけて無振動端末プレート189が設置されており、移送され部品Dは平面トラフ184の下流端部において部品Dの主体部分Sが下流端部にある状態で周縁の端面が無振動端末プレート189に当接して停止され次工程からのピックアップを受けるが、その場所が待機場所201となるそして、待機場所201における部品 1 の有無を検知するための光ファイバーセンサ208と、待機場所201に部品 1 が存在する場合に、部品 1に隣接して整列する部品 2 以下を排除するための空気噴出孔213が待機場所201の上流側に隣接する隣接場所202に設けられており、光ファイバーセンサ208によって待機場所201に部品 1 の存在が検知される場合には、空気噴出孔213から空気が噴出されて、部品 2 ないしは後続して移送されてくる部品Dを吹き飛ばして排除し、隣接場所202には如何なる部品Dも存在し得ないことから、待機場所201に存在する部品 1 重なりが発生せず、待機場所201に部品 1 の存在が検知されない場合には、空気噴出孔213から空気が噴出されないので、部品 2 または後続する部品Dは隣接場所で排除されることなく隣接場所を経由して待機場所201へ移送される。従って、待機場所201には重なりを生じていない部品 1 が常に存在することになり、次工程のロボットRによるピックアップに際してトラブルを発生しない。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による部品供給装置について図面を使用して具体的に説明する。
【0035】
図3は実施の形態の部品供給装置110の部分破断側面図であり、図4はその平面図である。部品供給装置110は捩り振動パーツフィーダ120と直線振動パーツフィーダ130とから構成されている。図4と従来例の部品整送装置10の平面図である図17とを比較して、本実施の形態の部品供給装置110においては、直線振動パーツフィーダ130から排除される部品Dを受ける部品還流路としてのポケット221が設けられており、排除された部品Dはポケット221から捩り振動パーツフィーダ120のボウル121へ戻されるようになっている。これ以外にも基本的に異なる機能を有しているが、多くの構成要素を共通させている。なお、捩り振動パーツフィーダ120に近接して基板119に固定した支持柱211に取り付けられているのはコントローラ212である。
【0036】
捩り振動パーツフィーダ120は外径120mmのボウル121と、これに捩り振動を与える駆動部111とからなっており、その全体は従来例の捩り振動パーツフィーダ20と同様に構成されている。ただ、従来例の場合における切欠き35、早出しゲート41は省略されており、部品Dの表裏の選別板147が2箇所に直列に設けられ表裏の選別効率が高められている。選別板147は従来例の選別板47と全く同様である。それら以外の従来例の構成要素に対応する捩り振動パーツフィーダ120の同様な構成要素には100番台の同一の符号を付してそれらの説明は省略する。また、直線振動パーツフィーダ130は振動トラフ161と、これに直線振動をあたえる駆動部151とからなるが、駆動部151も従来例の直線振動パーツフィーダ30における駆動部51と同様であるので、従来例の構成要素に対応する直線振動パーツフィーダ130の同様な構成要素には100番台の同一の符号を付してそれらの説明は省略し、従来例と異なる振動トラフ161について説明する。
【0037】
図5は直線振動パーツフィーダ130に取り付けられている全長80mmの振動トラフ161の平面図であり、従来例の振動トラフ61の平面図である図20に対応する図である。図5と図20とを比較して明らかなように、従来例の振動トラフ61に設置されていた部品Dのオーバーフローを監視するための光ファイバーセンサ91、およびそれの取付け部材としてのサポートブロック95、支柱96が除かれていることに外観的な大きい差異がある。更には、後述する振動トラフ161の断面図に示すように、振動トラフ161のトラフブロック163は水平に設置されていることが従来例と異なる。
【0038】
振動トラフ161の上流端部においては、図5における[6]−[6]線方向の断面を示す図6も参照して、トラフブロック163に、ボウル121側を向く斜面165とこれに直角な斜面166とからなる角度90度開きのV溝トラフ164が形成されている。このV溝トラフ164に対し、部品Dは上流側から裏向きの姿勢で斜面165に傾倒するように移行されてくるが、部品Dの下辺が斜面166に接する箇所には、部品Dの下側の周縁が嵌まり込むように、高さ0.6mm、深さ0.3mmの係止溝167が形成されている。また、ベースブロック171の側面から穿設され上面へ抜ける直角な貫通孔174の側面部分に継手175が螺着され、これに圧縮空気配管176(図5)が連結されている。貫通孔174の上端からは、斜面165に向かって垂直な直径1mmの空気噴出孔173が設けられており、下側の周縁を係止溝167に嵌め込み斜面165に傾倒して移送される部品Dの上側の周縁に相当する位置に開口されている。この空気噴出孔173からは常に空気が噴出されているので、下側の周縁を係止溝167に嵌め込んでいる部品Dは表裏が反転されて表向きとなる。
【0039】
次いで、V溝トラフ164の直ぐ下流側において、V溝トラフ164の斜面165が削り込まれて水平移送面168とされており、図5における[7]−[7]線方向の断面図である図7に示すように、部品Dは水平な表向きの姿勢で移送される。なお、この部分においては、上流側の傾斜角度45度の斜面166は傾斜角度30度の斜面169とされ、部品Dが水平化され易いようになっている。更に、部品Dは図5における水平移送面168から平面トラフ184へ移行される。移行箇所においては、図5における[8]−[8]線方向の断面図である図8を参照して、ベースブロック171の表面が上流側の水平移送面168のレベルまで高められると共に、ボウル121側にはガイドプレート185が取付け部材186で挟んで固定されている。また、ガイドプレート185の内面から部品Dの一辺の長さよりやや大の2.3mmの間隔をあけてガイドブロック187がボルト187bでベースブロック171に固定されており、ガイドプレート185との間に平面トラフ184が形成されている。また、図5に示すようにガイドブロック187の上流端部の平面トラフ184に面する部分が削られ、かつガイドプレート185の高さも高くして、上流側の水平移送面168から平面トラフ184への移行の円滑化がはかられている。
【0040】
また、図8においてcで示す部分の拡大図である図9を参照して、平面トラフ184の底面にはガイドプレート185の内面から1.15mm離れた箇所を中心にして幅1.6mmで深さ0.15mmの浅溝188が形成されており、表向きの部品Dは裏面側の厚い凸状曲面部T2 を浅溝188内に位置させ、対向する周縁を浅溝188の両側の平面トラフ184の底面で支持されることにより、安定な姿勢となって移送される。この振動トラフ161には、従来例の振動トラフ61に設置されていた部品Dのオーバーフローを監視するための光ファイバーセンサ91、およびその取付け部材であるサポートブロック95、支柱96は設けられていない。 そして、平面トラフ184の下流端から0.3mm離れた位置には、図3に示すように、直線振動パーツフィーダ130における無振動部である架台158に固定した無振動端末プレート189が設けられている。従って、平面トラフ184を移送されてくる部品Dは、主体部分Sが平面トラフ184上にある状態で、部品Dの周縁の端面が無振動端末プレート189に当接して停止され、次工程のロボットRによる吸着ピックアップに備えて待機することになる。すなわち、平面トラフ184の下流端部において部品Dが無振動端末プレート189に当接して停止する位置は待機場所201となる。
【0041】
次ぎに、振動トラフ161に設けられており、本発明を構成する重なり防止の手段について説明する。概して言えば、平面トラフ184の下流端部の部品Dの待機場所201における部品Dの有無を検知する光ファイバーセンサ208を設けると共に、待機場所201の部品Dに隣接する部品Dが位置する平面トラフ184、すなわち、待機場所201の上流側となる隣接場所202には、待機場所201に部品Dが存在する時に空気を噴出させる空気噴出孔213を開口させ、かつ空気噴出孔213の上方には側方へほゞ水平方向に常時空気が噴出される空気噴出ノズル225を設けている。そして、光ファイバーセンサ208によって待機場所201に部品Dの存在が検知される場合には、空気噴出孔213から空気を噴出させて隣接場所202に存在する部品Dを上方へ吹き上げ、空気噴出ノズル225から常時噴出されている空気に乗せて排除するようにしている。これらの手段について以下に詳しく説明する。
【0042】
図5における[10]−[10]線方向の断面図である図10を参照して、ベースブロック171の底面から垂直な部分とその先端部から平面トラフ184の下方へ水平方向に延びる部分とからなる空気孔215、およびその先端部から平面トラフ184の下方において下流側へ延びる空所214が設けられて待機場所201から部品Dの1個分だけ上流側となる隣接場所202の平面トラフ184の浅溝188へ開口する直径0.8mmの空気噴出孔213が設けられている。空気穴215にはベースブロック171の底面側から継手216が螺着され、これに圧縮空気配管217が連結されている。この圧縮空気配管217には後述の光ファイバーセンサ208からの信号によって開かれる図示しない電磁弁が取り付けられている。
【0043】
また、図5における[11]−[11]線方向の断面図である図11を参照し、前述の空気噴出孔213の上方において、ガイドブロック187の側面に空気噴出ブロック227が取り付けられ、その上面から穿設された空気穴226から移送方向と直交する向きに外径0.88mmの空気噴出ノズル225がトラフブロック171の表面に固定して設けられ、平面トラフ184の上方において先端を上向き45度にカットされている。空気穴226には継手228が螺着され、その外側面に圧縮空気配管229が接続されており、平面トラフ184の上方には、空気噴出ノズル225から移送方向に直交する方向に空気が常時噴出される。
【0044】
平面トラフ184の下流端部には、次工程のロボットRのピックアップに備える部品Dの待機場所201が形成されているが、図5および図5における[12]−[12]線方向の矢視図である図12を参照して、ベースブロック171の底面に底面ブロック203および取付けブロック204がボルト204bで固定されており、この取付けブロック204に対して、待機場所201における部品Dの有無を確認するための光ファイバーセンサ208が固定されている。すなわち、取付けブロック204の切欠き205へ下方からのファイバーセンサ208が嵌め込まれており、ボルト206bで取付けブロック204に取り付けられる抑え板206によって外側から抑えて固定されている。更には、底面ブロック203の底面からベースブロック171の表面、すなわち、平面トラフ184に至る1mm角の切欠き207が形成されており、光ファイバーセンサ208の先端部208aが嵌め込まれる。なお、図13は待機場所201が形成される平面トラフ184の下流端部の拡大平面図であり、光ファイバーセンサ208の先端部208aが嵌め込まれる切欠き207と、無振動端末プレート189に停止される部品D(1)との位置関係が示されている。すなわち、切欠き207はガイドプレート185の内面から1mmの箇所に中心をおいて1mm角に切り欠かれている。因みに平面トラフ184の幅は2.3mm、浅溝188の幅は1.6mmである。待機場所201に部品Dが存在する場合、部品Dからの反射光が光ファイバーセンサ208に戻って受光され、部品Dが存在しない場合には照射光は反射されず、光ファイバーセンサ208へ戻らないことから部品Dの有無が確認される。
【0045】
そして、光ファイバーセンサ208によって待機場所201に部品Dが存在することが検知される場合には、光ファイバーセンサ208が接続されているコントローラ212(図3、図4)は図10に示す圧縮空気配管217の電磁弁を開き、空気噴出孔213から空気を噴出させるようになっている。なお、この空気の噴出は、光ファイバーセンサ208が部品Dの存在を検知している間は開かれ続ける。従って、隣接場所202に存在する部品D、ないしは後続して隣接場所202へ移送されてくる部品Dは空気噴出孔213からの噴出空気によって上方へ吹き上げられ、空気噴出ノズル225から側方へ常時噴出されている空気によってボウル121側のポケット221(図4)へ排除される。また、光ファイバーセンサ208によって待機場所201に部品Dの存在しないことが検知される場合には、コントローラ212は電磁弁を開かないので空気噴出孔213から空気は噴出されず、後続する部品Dは隣接場所202を経由して移送され待機場所201を充たす。すなわち、隣接場所202における空気噴出孔203、空気噴出ノズル225と、待機場所201における部品Dの有無を検知する光ファイバーセンサ208とによって、待機場所201における部品Dには重なりが全く発生しないようになっている。
【0046】
更には、光ファイバーセンサ208は次工程のロボットRの作動とリンクされており、待機場所201に部品Dの存在が検知される場合にはロボットRを作動させるが、部品Dの存在が検知されない場合には作動させないようになっている。次工程で部品Dを搭載しない製品が作成されることを防止するためである。なお、図2に示した部品Dを整列対象とする本実施の形態の部品供給装置110は以上のように構成されるが、図1に示した部品Cを整列させる場合には直線振動パーツフィーダ130におけるトラフブロック163およびベースブロック171が交換される。
【0047】
本実施の形態の部品供給装置110は以上のように構成されるが、次ぎにその作用を説明する。
【0048】
図3、図4を参照して、捩り振動パーツフィーダ120、直線振動パーツフィーダ130、また、付帯する圧縮空気源は起動され、光ファイバーセンサ331およびその接続されるコントローラ210も作動動状態にあるものとする。また、捩り振動パーツフィーダ120は従来例における捩り振動パーツフィーダ20と同様に作用するのでその説明は省略し、部品Dは捩り振動パーツフィーダ120におけるボウル121の斜面トラック124の下流端からは単層、単列で裏向きとなって、直線振動パーツフィーダ130の振動トラフ161の上流端部へ供給されてくるものとする。なお、振動トラフ161の下流端部での次工程のロボットRが部品Dをピックアップする速さは1秒当り2個に設定されており、捩り振動パーツフィーダ120から振動トラフ161への単位時間当りの部品Dの供給個数はロボットRの単位時間当りのピックアップの個数の1.2〜1.5倍に調整されている。
【0049】
裏向きの部品Dは図5、図6を参照して振動トラフ161の上流端部のV溝トラフ164における斜面165に傾倒し、下側になっている周縁を係止溝167に嵌め込んで移送される。その途中において、斜面165に開口している空気噴出孔173から常時噴出されている空気が部品Dの平板部の上側の周縁に吹き付けられることから、裏向きの部品Dは係止溝167を支点として反転され表向きとなる。
【0050】
V溝トラフ164の直ぐ下流側において、V溝トラフ164の斜面165が削り込まれ水平移送面168とされていることから、図7に示すように、部品Dは水平な表向きの姿勢となって移送される。次いで、図8に示すように、部品Dは水平移送面168から平面トラフ184へ移行する。図5を参照して、移行箇所の平面トラフ184に面するガイドブロック187が障害になることを避けて削られており、図8を参照して、ガイドプレート185も高くされていることから、部品Dは円滑に移行される。また、平面トラフ184の上流部分から下流端までにわたって、図9に拡大して示す浅溝188が形成されているが、表向きの部品Dは裏面側の厚い凸状曲面部T2 を浅溝188内に位置させ、対向する周縁を浅溝188の両側の平面トラフ184の底面で支持されることにより、その姿勢を安定に保持されて移送される。
【0051】
図5へ戻り、部品Dは平面トラフ184の下流端部まで移送され、主体部分Sが平面トラフ184上にある状態で、部品Dの周縁の端面が無振動端末プレート189に当接して待機場所201で停止される。待機場所201には部品Dの有無を検知するための光ファイバーセンサ208の照射光が下方から到達しており、光ファイバーセンサ208が待機場所201に部品Dを検知しない場合には隣接場所202の浅溝188に開口されている空気噴出孔213から空気を噴出させないので、部品Dは隣接場所202をそのまま通過し無振動端末プレート189によって停止されて待機場所201に留まり、次工程のロボットRによるピックアップに待機する。光ファイバーセンサ208が待機場所201に部品Dが存在していることを検知する場合には、隣接場所202に開口されている空気噴出孔213から、空気が噴出されるので、既に隣接場所202へ移送されてきている部品D、ないしは後続して隣接場所202へ移送されてくる部品Dは吹き上げられ、隣接場所202の上方でボウル121側へ向かって常時噴出されている空気噴出ノズル225によって側方へ飛ばされて、直線振動パーツフィーダ130と捩り振動パーツフィーダ120との間に設けられているポケット221へ排除される。ポケット221へ落下した部品Dはそのままボウル121内へ戻される。
【0052】
上述の作用を図示すれば、図5における[14]−[14]線方向の断面図である図14を参照して、図14のAに示すように、平面トラフ184の下流端部の待機場所201に部品D(1)が存在し、光ファイバーセンサ208がこれを検知している限り、隣接場所202において空気噴出孔213から空気が噴出され続けるので、隣接場所202にある部品D(2)は吹き上げられて排除されることはもとより、後続する部品も隣接場所202へ到ると同様に吹き上げられ排除されるので、隣接場所202には部品Dが存在し得ず、従って待機場所201にある部品D(1)に重なりは発生しない。そして図14のBに示すように、待機場所201の一点鎖線で示す部品D(1)が次工程のロボットRによって吸着され実線で示すようにピックアップされると、光ファイバーセンサ208には部品D(1)からの反射光が受光されなくなるので隣接場所202の空気噴出孔213からの空気噴出が停止され、部品D(3)は隣接場所202において排除されることなく移送されて待機場所201を充たす
【0053】
以上のようにして、待機場所201に部品Dが存在する限り、隣接場所202には部品Dが存在しないように排除されるので、たとえ平面トラフ184上でオーバーフローが発生しても、待機場所201における部品D重なりは全く発生せず、次工程のロボットRによるピックアップにトラブルが起こることもない。このことによって、従来の部品整列装置10に設けられていたオーバーフロー監視用の光ファイバーセンサ91を取り除くことが可能になった。また、従来例の部品整列装置10のように、部品Dを整列させプールさせるために振動トラフ61のトラフブロック63を傾斜させて15度傾斜の斜面トラフ84とする必要がなくなり、本実施の形態では水平に設置したトラフブロック163に水平な平面トラフ184を形成させている。従って、本来は水平な状態の部品Dを吸着することが望ましい次工程のロボットRによるピックアップも極めて円滑に進行するのである。
【0054】
また、待機場所201における部品Dの有無を検知する光ファイバーセンサ208は次工程のロボットRの動作とリンクされており、待機場所201に部品Dの存在が検知される場合にはロボットRは作動されるが、部品Dの存在が検知されない場合には作動されず、次工程で部品Dを搭載しない製品の発生が防止されている。
【0055】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0056】
例えば本実施の形態においては、待機場所201における部品Dの有無を検知する光ファイバーセンサ208は発光素子から常時発光されて部品Dの有無を検知するタイプのものを使用し、部品Dが検知される限り圧縮空気配管217の電磁弁を開き続けて空気噴出孔213から空気を連続的に噴出させるようにしたが、別な方法として、部品Dが存在する場合には空気噴出孔213から空気をパルス的に連続して噴出させるようにしてもよい。そのほか、光ファイバーセンサ208をロボットRのピックアップの周期よりは短い周期でパルス発光させて、その検知結果に基づき部品Dが存在する場合には空気噴出孔213から瞬時的に空気を噴出させるようにしてもよい。
【0057】
また本実施の形態においては、光ファイバーセンサ208による部品Dの有無の検知結果を次工程のロボットRの動作とリンクさせたが、隣接場所202における部品Dの排除のための光ファイバーセンサ208とは別に、待機場所201における部品Dの有無によって次工程のロボットRの動作を規制するための光ファイバーセンサを設けてもよい。
【0058】
また本実施の形態においては、図10に示すように隣接場所202における部品Dの排除を、平面トラフ184の浅溝188へ開口する下方からの垂直な空気噴出孔213と、空気噴出孔213の上方に設けたボウル121側へ吹く空気噴出ノズル225とによって行なうようにしたが、図10と同様な断面図である図15に示すように、圧縮空気配管217の継手216が挿入螺着されている空気穴215’の下流側へ延びる部分から斜め上方へ空気を噴出する空気噴出孔213’をトラフブロック171内に設けることにより、図11における空気噴出ノズル225を省略し得る。
【0059】
また本実施の形態においては、待機場所201に部品Dが存在する場合に、後続する部品Dを排除するべく、隣接場所202に空気噴出孔213と空気噴出ノズル225とを設けたが、平面トラフ184における部品Dの単位時間当りの移送個数が大の場合など必要に応じて、隣接場所202よりも上流側へ整列状態となる複数の部品Dが位置する箇所にそれぞれ空気噴出孔と空気噴出ノズルとを設けて複数個の部品Dを同時に排除するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような形態で実施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0061】
本発明の部品供給装置によれば、整列させるに際して重なりを生じ易い部品であっても、次工程からのピックアップに備える待機場所に部品が存在する限り、後続して移送されてくる部品のうち、少なくとも待機場所の部品に当接する部品が存在する隣接場所に空気噴出手段を設けて、隣接場所にある部品、隣接場所へ移送されてくる部品を噴出空気で排除するようにしているので、待機場所にある部品には重なりが全く起こらず、待機場所に部品が存在しない場合には空気を噴出させずに部品を待機場所へ移送するので、次工程による部品のピックアップが極めて円滑に進行する。
【0062】
また、本発明の部品供給装置によれば、従来例の部品整列装置に設けられていた部品Dのオーバーフローを監視する光ファイバーセンサ91を必要としないのでその分だけ廉価に製作される。更には、従来の部品整列装置おいては、オーバーフローが発生した場合には部品Dを供給する上流側の捩り振動パーツフィーダを停止させていたが、本発明の部品供給装置によれば、たとえオーバーフローが発生しても待機場所の部品Dには重なりを生じないので、オーバーフローを解消させる必要はなく、捩り振動パーツフィーダを停止させる必要がない。従って、捩り振動パーツフィーダを停止させた後、再起動させて定常状態に戻るまでのロスタイムがなく、部品Dの移送効率が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 整列対象の比較的大きいチップダイオードを示し、Aは平面図、Bは側面図である。
【図2】 同じく、比較的小さいチップダイオードを示し、Aは平面図、Bは側面図である。
【図3】 実施の形態の部品整送装置の部分破断側面図である。
【図4】 同装置の平面図である。
【図5】 実施の形態による直線振動パーツフィーダの平面図であり、従来例の図21に対応する。
【図6】 図5における[6]−[6]線方向の断面図である。
【図7】 図5における[7]−[7]線方向の矢視図である。
【図8】 図5における[8]−[8]線方向の断面図である。
【図9】 図8の部分拡大図である
【図10】 図5における[10]−[10]線方向の断面図である。
【図11】 図5における[11]−[11]線方向の断面図である。
【図12】 図5における[12]−[12]線方向の矢視図である。
【図13】 平面トラフの下流端部の拡大平面図である。
【図14】 図5における[14]−[14]線方向の断面図でありA、Bは重なり防止の作用を示す。
【図15】 変形例の空気噴出孔を示す断面図であり、図10に対応する。
【図16】 従来例の部品整列装置の部分破断側面図である。
【図17】 同装置の平面図である。
【図18】 図17における[18]−[18]線方向の断面図である。
【図19】 図17における[19]−[19]線方向の断面図であり、A、Bは部品の表裏による選別作用を示す。
【図20】 従来例の直線振動パーツフィーダの振動トラフに垂直な方向からの平面図である。
【図21】 図20における[21]−[21]線方向の断面図である。
【図22】 図21の部分拡大図であり、部品の反転作用を示す。
【図23】 図20における[23]−[23]線方向の断面図である。
【図24】 図20における[24]−[24]線方向の断面図である。
【図25】 図24の部分拡大図である。
【図26】 図20における[26]−[26]線方向の面図である。
【図27】 図20における[27]−[27]線方向の矢視図である。
【図28】 図20における[28]−[28]線方向の断面図である。
【符号の説明】
10 従来例の部品整列装置
20 捩り振動パーツフィーダ
30 直線振動パーツフィーダ
11 駆動部
21 ボウル
24 斜面トラック
31 ワイパー
35 切欠き
41 早出しゲート
51 駆動部
61 振動トラフ
63 トラフブロック
64 V溝トラフ
67 係止溝
68 水平移送面
71 ベースブロック
84 斜面トラフ
85 ガイドプレート
87 ガイドブロック
88 浅溝
89 無振動端末プレート
91 光ファイバーセンサ
95 サポートブロック
101 待機場所
107 切欠き
108 光ファイバーセンサ
110 実施の形態の部品供給装置
120 捩り振動パーツフィーダ
121 ボウル
130 直線振動パーツフィーダ
151 駆動部
161 振動トラフ
163 トラフブロック
164 V溝トラフ
167 係止溝
168 水平移送面
171 ベースッブロック
184 平面トラフ
185 ガイドプレート
188 浅溝
189 無振動端末プレート
201 待機場所
202 隣接場所
207 切欠き
208 光ファイバーセンサ
213 空気噴出孔
221 ポケット
225 空気噴出ノズル

Claims (3)

  1. 正方形状で全面にわたって薄い凸状曲面部が形成された表面と、周縁部に一定幅の本体平面部を残して厚い凸状曲面部が形成された裏面を有する平板状の部品を裏向きの単層、単列として下流側の直線振動パーツフィーダへ供給する捩り振動パーツフィーダと前記部品の幅より僅かに大きい幅に設けられた両側壁を有し、前記両側壁間の中間に前記両側壁に平行に浅溝が形成された直線的で水平な移送路であって、前記移送路の下流端から僅かな間隙をあけて無振動端末プレートが設置されており、上流端部で面を反転され表向きとされた前記部品が前記厚い凸状曲面部を前記浅溝に陥入させて一列に整列され、移送され前記部品の主体部分前記移送路の下流端部にある状態で周縁の端面が前記無振動端末プレートに当接し停止され次工程からのピックアップを受けるための待機場所が形成されておりかつ整列状態を保持して整列方向へ移送される前記部品が直線振動によって上下に重なりを生じ易い前記移送路を備えた前記直線振動パーツフィーダとからなる部品供給装置において
    前記待機場所の前記浅溝に形成された開口を介して前記待機場所における前記部品(D1)の有無を検知するための上向きに配置された有無検知センサと、前記待機場所に前記部品(D1)が存在する場合に、前記部品(D1)に後続する前記部品(D2)以下を排除するべく前記待機場所の上流側に隣接する隣接場所の前記浅溝に開口する空気噴出孔
    が設けられており、
    前記有無検知センサによって前記待機場所に前記部品(D1)の存在が検知される場合には前記空気噴出孔から上方へ空気が噴出されて、前記隣接場所へ移送されてくる前記部品(D2)ないしは後続して移送されてくる前記部品を吹き飛ばして排除することから前記待機場所に存在する前記部品(D1)に重なりが発生せず、前記待機場所に前記部品(D1)の存在が検知されない場合には、前記空気噴出孔から空気が噴出されず、前記部品(D2)または後続する前記部品は前記隣接場所で排除されることなく、前記隣接場所を経由して前記待機場所へ移送されることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記空気噴出孔に加えて該空気噴出孔の上方に、前記移送路と直交する方向で、かつ前記直線振動パーツフィーダと前記捩り振動パーツフィーダとの間に設けられた広幅の部品還流路へ向く方向へほぼ水平に常時空気を噴出する空気噴出ノズルが設けられており、排除されるべき前記部品(D2)または後続する前記部品が前記隣接場所において吹き上げられる共に前記部品還流路へ吹き飛ばされて前記捩り振動パーツフィーダへ還流される請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記待機場所における前記部品(D1)の有無を検知する前記有無検知センサが前記次工程のピックアップ手段とリンクされており、前記有無検知センサによって前記部品(D1)の存在が検知される場合には前記ピックアップ手段は作動されるが、前記部品(D1)の存在が検知されない場合には前記ピックアップ手段は作動されない請求項1または請求項2に記載の部品供給装置。
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