JPH1081410A - 部品整送装置 - Google Patents

部品整送装置

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JPH1081410A
JPH1081410A JP25551296A JP25551296A JPH1081410A JP H1081410 A JPH1081410 A JP H1081410A JP 25551296 A JP25551296 A JP 25551296A JP 25551296 A JP25551296 A JP 25551296A JP H1081410 A JPH1081410 A JP H1081410A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動パーツフィーダからなる部品整送装置で
あって、部品の選別機構が十分な余裕をもって配置さ
れ、その結果として単層・単列化機構や付帯装置の設置
にもスペース的に自由度の大きい部品整送装置を提供す
ること。 【解決手段】 振動パーツフィーダのボウル121の平
板トラック124に接続され部品Aの移送の向きを整え
るJ溝トラック141、142、移送の向きを保持して
移送する丸溝トラック143に続いて、部品Aが所定の
姿勢にあって本体1を選別トラック154から浮かせて
いる部品Aは透過型光センサ161の発光素子から受光
素子に至る光を遮断せずそのまま通過させるが、それ以
外の姿勢の部品Aは遮断し空気噴出孔156から噴出さ
せる空気によって排除する第1選別ユニット151、お
よび同様な選別機構に加えて、反射型光ファイバーセン
サ181によって横向きの部品Aから強度の大きい反射
光を受光すると、同じ空気噴出孔からの空気により排除
する機構を設けた第2選別ユニット171を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品整送装置に関す
るものであり、更に詳しくは、部品の天地または表裏の
姿勢や、移送の向きなどを整えて移送する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】部品整送装置においては、例えば部品の
表裏の選別や移送の向きの選別は部品を移送する振動パ
ーツフィーダのトラック上に直列に配置したそれぞれ専
用の選別機構で行い、所定の姿勢、所定の移送の向きで
ない部品を噴出空気で吹き飛ばして排除し、所定の姿
勢、移送の向きにある部品のみを下流端から排出させる
ことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年になって
微小なサイズの電子部品を整送対象とすることが多く、
それに伴って振動パーツフィーダも例えば直径が200
mm程度に小型化しているので選別機構を設置するため
のスペース的な自由度が小さくなっている。すなわち、
精度の高い選別のためには同一選別機構を直列に並べて
ダブルチェックし、所定の姿勢、移送の向きでないもの
を排除することが好ましいが、それ以外に移送量調整機
構、単層・単列化機構も必要とするので、選別機構を充
分な余裕をもってトラック上に配置することが困難にな
っている。また、選別機構毎に付随する噴出空気の配管
も場所を取るので、部品の補給装置など他に必要な付帯
設備を設けるためのスペース的な自由度も小さくなって
いる。
【0004】従って本発明は、選別機構が充分な余裕を
もって配置され得る部品整送装置、その結果として付帯
設備の設置においてもスペース的に自由度の大きい部品
整送装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、反射型光ファ
イバーセンサ、透過型光センサを組み合せて部品の選別
上の特異点の複数を同一の場所で同時にチェックし、特
異点の何れかが所定通りでない部品を排除し選別するよ
うにしている。従って、選別機構の構成はやや複雑化す
るが、選別機構の数は減少するのでスペース的に自由度
が高く、ダブルチェックも充分に可能で選別精度の高い
部品整送装置が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】図面を使用して本発明の実施の形
態を説明する。
【0007】図11は部品選別ユニット171を示し、
同一箇所で同時に透過型光センサ161’と反射型光フ
ァイバーセンサ181とによって部品Aの姿勢と移送の
向きとについて選別するようになっている。部品Aは取
付けブロック152’上のトラックブロック153’に
形成されているボウル121の径外方へ向かって若干下
向き傾斜の選別トラック154’をトラックブロック1
53’に取り付けた側板155’に接して移送される。
透過型光センサ161’の発光素子161A’と受光素
子161B’とが空所159’、側板155’の切欠き
157’、およびプロテクタ163’の孔164’を光
路として設けられており、部品Aが所定の姿勢にあっ
て、本体1を選別トラック154’から浮かせている場
合には照射光が遮断されないのでそのまま通過させる
が、所定の姿勢でない場合にが照射光が遮断されること
により、圧縮空気配管169’からの空気が側板15
5’に設けた空気噴出孔156’から噴出されて当該部
品Aを吹き飛ばして排除する。
【0008】更には、レンズを内蔵する鏡筒182を先
端部に備えた反射型光ファイバーセンサ181が支持バ
ー162上の支持柱172に固定されて、その照射光の
光軸Pは選別トラック154’上で所定の移送の向きに
ある部品Aを外して傾斜面158’に向けられており、
横向きの部品Aが移送されて来た場合にのみ大きい強度
の反射光が受光されるようになっている。そして反射強
度が大きい場合には同じく空気噴出孔156’から空気
が噴出されて横向きの当該部品Aを吹き飛ばし排除す
る。
【0009】また、図24は他の選別ユニット271の
部品を示し、反射型光ファイバーセンサ281と反射型
光ファイバーセンサ291とによって同一箇所で同時に
部品Dの姿勢と移送の向きについて選別するようになっ
ている。部品Dはボウル221の径外方へ向かって下向
き傾斜の選別トラック274を側壁275に接して移送
されるが、支持部材279に固定した反射型光ファイバ
ーセンサ281の先端部がトラックブロック272の側
壁275へ開口する光センサ孔276に挿入されてお
り、部品Dのリード9を検知することによって部品Dの
前後を検知している。すなわち、部品Dが後向きでリー
ド9が検知される場合には、抑えブロック273に取り
付けた圧縮空気配管289からの空気が空気噴出孔28
6から噴出されて当該部品Dを吹き飛ばして排除する。
【0010】更には、レンズを内蔵する鏡筒292を先
端部に備えた反射型光ファイバーセンサ291が支持部
材295上の取付け部材296に固定されて、その照射
光の光軸Qは選別トラック274上で所定の移送の向き
にある部品Dを外して設定されており、横向きの部品D
が移送されて来た場合にのみ小さい強度の反射光が受光
されるようになっている。そして反射強度が小さい場合
には同じく空気噴出孔286から空気が噴出されて横向
きの当該部品Dを吹き飛ばして排除する。
【0011】このように選別する上での複数の特異点を
有する部品、例えば選別トラックから本体を浮かせてお
り、かつ縦横の長さの異なる部品や、リードが両側面に
おいて非対称に設けられており、かつ縦横の長さの異な
る部品について、これら特異点を同一箇所において同時
にチェックして、何れかの特異点が所定通りでない場合
には空気噴出孔から空気を噴出させて排除して選別する
ようにしているので、従来のように特異点毎に選別機構
を設けていた場合に比べて選別機構の数が削減され、従
って同一の選別機構を直列に設置してのダブルチェック
が充分に可能で選別精度の高い部品整送装置が得られ
る。また、選別機構以外に設置が必要な単層・単列化機
構、移送量調整機構や付帯装置も充分な余裕をもって設
置することができるので、その面からも選別精度が向上
する。
【0012】
【実施例】以下、実施例による本発明の部品整送装置に
ついて、図面を参照し具体的に説明する。
【0013】(実施例1)図1は実施例1の部品整送装
置100の整送対象である電子部品A(以降、部品Aと
称す)の斜視図であり、絶縁材で被覆された直方体形状
の本体1の両端部に端面を揃え、かつ底面G側において
中央部で部分的に欠落された鉢巻状の金属性電極2を有
しているが、端面Hを示す図2のA、および側面Fを示
す図2のBも参照して、電極2は天面Eと側面Fとにお
いて本体1と同一面をなすように本体1内へ沈められて
いるが、底面Gにおいては電極2の厚さ分だけ本体1を
浮き上がらせてギャップgが形成されている。そして、
部品Aは長さ方向に関して前後対称であり、図1に示す
姿勢で端面Hを先頭にして白抜き矢印の方向へ移送する
ことが望まれている。
【0014】この姿勢の部品Aを選別するに際しての特
異点は本体1が浮き上がっていることにあり、所定の姿
勢以外の部品Aとは、この浮き上がりのギャップgを透
過する光を遮断するか、遮断しないかによって選別され
る。また、部品Aの移送の向きについては、側面Fと端
面Hとの長さ、すなわち縦横の長さの違いを特異点とし
て選別される。ちなみに、部品Aのサイズは幅w2.0
mm、長さl(エル)2.5mm、高さh2.0mmで
ある。
【0015】図3は図1の部品Aと同等な部品Bの斜視
図であり、本体3と底面側の厚さtの透明部材4とから
なっており、透明部材4を透過する光によって部品Aと
同様に選別される。同じく図4も同等な部品Cの斜視図
であり、本体5の底面側に4本の足6を有し、本体5を
足6の高さ分だけ浮き上がらせてギャップjが形成され
ており、ギャップjを透過する光によって部品Aと同様
に選別される。すなわち、部品B、部品Cは以降に説明
する部品整送装置100によって部品Aと同様に整送さ
れ得る部品である。
【0016】図5は部品整送装置100の部分破断側面
図であり、図6はその平面図である。図5を参照して、
部品整送装置100は部品Aを収容し整送する深皿状の
ボウル121と、これに捩り振動を与える駆動部111
とからなっている。
【0017】駆動部111においては、ボウル121の
底板と一体的な可動ブロック112が等角度間隔に配置
した傾斜板ばね113によって下方の固定ブロック11
4と連結されている。固定ブロック114上にはコイル
115を巻装した電磁石116が可動ブロック112の
下面側の可動コア112cと僅かな間隙をあけ対向して
設けられている。また、駆動部111はその周囲を防音
カバー117で覆われており、ボウル121と共に防振
ゴム118を介して基板119上に設置されている。そ
してコイル115に交流が通電されることによりボウル
121に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。
ボウル121に設けられている各種の機構は図6におい
て説明する。
【0018】ボウル121においては、図6を参照し
て、底面122に多数の部品Aが収容され(図6におい
ては簡明化のために散在的に示している)、周辺部に起
点124sを有する平板トラック124がボウル121
の周壁123に沿い反時計方向にスパイラル状に上昇し
て設けられている。平板トラック124はボウル121
の径外方へ向かって若干下向き傾斜に形成されており、
捩り振動を受けて移送される部品Aは平板トラック12
4の側壁125に接して移送される。
【0019】平板トラック124がほぼ一周半した以降
には、非定常時に部品Aを抜き出すための早出しゲート
131、流量調整用の切欠き135と余剰の部品Aを底
面122へ戻すための切欠き136、部品Aを所定の移
送の向きにさせるJ溝トラック141、142、更には
丸溝トラック143の下流側に第1選別ユニット15
1、ワイパー174、第2選別ユニット171、および
排出部191が設けられているが、これらを順次説明す
る。
【0020】早出しゲート131は図6、および図6に
おける[7]−[7]線方向の断面図である図7を参照
して、ボウル121の周壁123の二段の切欠き132
の上段にボルト133bで固定し、切欠き132の下段
の上方に渡した取付けバー133に対して、内周側の面
を平板トラック124の側壁125にほぼ整合させて取
り付けられ、外周側からボルト131bで螺着固定され
ている。早出しゲート131の下端部は平板トラック1
24の面を僅かに切り下げて係止されている。
【0021】早出しゲート131は部品Aの品種切替え
時、作業終了時など、底面122上の部品Aを抜き出す
場合にボルト131bを弛めて取り外し、部品Aを外周
側へ導くためのものである。すなわち、早出しゲート1
31の裏面、外周側には周壁123を切り欠いて、部品
Aを外部へ取り出すための排出溝134が形成されてい
る。早出しゲート131からは最短距離で部品Aをボウ
ル121の外へ取り出すのが一般的であるが、場所的な
制約から上記のような排出溝134を経由させる場合も
ある。
【0022】切欠き135は平板トラック124のトラ
ック幅を狭めて多列で移送されてくる内周側の部品Aを
陥落させ移送量を調整するべく設けられている。切欠き
135へ陥落した部品Aは切欠き135内のボウル12
1の径外方へ向かって凸の側壁に沿って移送され、底面
122へ落下する。
【0023】円弧状に形成されているJ溝トラック14
1は、図6における[8]−[8]線方向の断面図であ
る図8を参照して、断面が上に開いて傾斜したJ字形状
に形成され、内周側の丸溝部は平板トラック124から
下方への僅かの段差を介した位置に設けられている。丸
溝部の幅は部品Aの長さと同程度とされており、長さ方
向を丸溝部と交差させている横向きの部品Aは捩り振動
を受けて移送される間に重心位置が低い所定の移送の向
きを取るようになる。なお、図8には前述の早出しゲー
ト131からの排出溝134が示されている。
【0024】図6へ戻り、上流側のJ溝トラック141
が下流端をJ溝トラック142の上流端部の側面に位置
させ、かつ下方への僅かの段差を介して、J溝トラック
141にJ溝トラック142が接続されており、部品A
がJ溝トラック141から移送方向の異なるJ溝トラッ
ク142へ移行する時にも所定の移送の向きを取るよう
になる。
【0025】切欠き136は主としてJ溝トラック14
1から溢れた部品Aが陥落して集められ、切欠き136
内のボウル121の径外方へ向かって凸の側壁に沿って
移送されて底面122へ落下し戻される。
【0026】丸溝トラック143は、図6、および図6
における[9]−[9]線方向の断面図である図9を参
照して、ボウル121の周縁部に固定したトラックブロ
ック147上に形成され、上流端部では側壁145を斜
めにカットしてJ溝トラック142からの移行を滑らか
にさせているが、全体的には一点鎖線で示すように直立
したJ字形状に形成されており、上流側のJ溝トラック
141、142で所定の移送の向きにされた部品Aが向
きを変えることなく移送されるようになっている。丸溝
トラック143の下流端部における丸溝移送面から平板
移送面へ移行するための遷移部143tを介して、後述
の平板トラック144が形成され、そのトラックブロッ
ク147を切り欠いて第1選別ユニット151が設置さ
れている。
【0027】この第1選別ユニット151は部品Aのな
かで天面Eを上にしているものと、それ以外の姿勢にあ
るものから選別する。図6における[10]−[10]
線方向の断面図である図10を参照して、第1選別ユニ
ット151はボウル121の周縁部およびトラックブロ
ック147を切り欠いた箇所に取付けブロック152が
固定され、その上へトラックブロック153がビス15
3bで取り付けられている。そして、このトラックブロ
ック153に選別トラック154が形成され、選別用の
側板155がビス155bでトラックブロック153に
取り付けられている。この側板155には空気噴出孔1
56と、光路として切欠き157とが設けられている
が、その詳細は後述する。
【0028】取付けブロック152の外周側に固定した
支持台165に透過型の光センサ161の発光素子16
1Aがビス161cで取り付けられており、更に、取付
けブロック152にはL形支持バー162がボルト16
2bで固定され、その先端部には光路としての孔164
を設けたプロテクタ163と共に光センサ161の受光
素子161Bがビス161cで取り付けられている。そ
して、取付けブロック152とトラックブロック153
との接触部分に設けられた空所159、側板155の切
欠き157、およびプロテクタ163の孔164によっ
て、発光素子161Aと受光素子161Bとの間に光路
が形成されている。すなわち、部品Aが底面Gを下側に
して本体1を浮き上がらせた姿勢にある時には透過型の
光センサ161の発光素子161Aから受光素子161
Bに至る光を遮断しないが、それ以外の姿勢である場合
には光を遮断することにより部品Aの天地の姿勢が検知
される。
【0029】更には、トラックブロック153に穿設し
たジグザグ状の貫通穴167に外周側から圧縮空気配管
169の継手168が挿入螺着されており、貫通穴16
7の内周側の開口は側板155の空気噴出孔156に連
なっている。そして、光センサ161の光が遮断される
と、圧縮空気配管169の図示しない電磁弁が瞬時的に
開かれ、側板155の空気噴出孔156から空気が噴出
されて、光を遮断した部品Aを吹き飛ばして排除するよ
うになっている。
【0030】図6へ戻り、第1選別ユニット151と第
2選別ユニット171との間には、周壁123にボルト
173bで固定した取付けブロック173に対してワイ
パー174の根元部がボルト174bで取り付けられ、
ワイパーの主体は選別トラック154の上方に斜交させ
て設けられている。ワイパー174は選別トラック15
4の移送面から部品Aが一個分だけ通過し得る高さに設
けられており、重なって移送されて来る部品Aのうち選
別トラック154に接している最下層の部品Aはワイパ
ー174の下を通過するが、2層目以上の部品Aはワイ
パー174によって移送を妨げられ、ワイパー174に
沿い内周側へ導かれてボウル121へ落下する。
【0031】第2選別ユニット171は、図6における
[11]−[11]線方向の断面図である図11を参照
して、図10に示した第1選別ユニット151と同様な
透過型の光センサ161’の発光素子161A’と受光
素子161B’との間の光の遮断の有無による部品Aの
姿勢の選別機構を有している。従って光センサ161’
を含めて第1選別ユニット151の部材に対応する部材
には( ’)付きの同一の符号を付してこの部分の説明
は省略する。
【0032】また更には、上記の透過型の光センサ16
1’に加え、L形支持バー162’の中間部に立ててボ
ルト172bで固定した逆立ちのL形支持柱172の切
欠き内に、レンズを内蔵する鏡筒182を先端部に備え
た反射型の光ファイバーセンサ181のネジ加工部18
3が挟み込まれており、図示しない抑え板で外側を抑え
てボルト181bで固定されている。反射型の光ファイ
バーセンサ181においては、発光素子からの光ファイ
バーを経由して検知対象に照射される光の反射光が再度
光ファイバーを経由して受光素子に戻るが、その時の反
射強度の大小によって検知対象の状態を検知するセンサ
である。光ファイバーセンサ181の照射光の光軸Pは
選別トラック154上で所定の移送の向きにある部品A
を外して設定されており、部品Aが横向きの場合にのみ
強度の大きい反射光が戻るようになっている。そして、
横向きの部品Aが検知された場合には圧縮空気配管16
9’の図示しない電磁弁が瞬時的に開かれ、継手16
8’から導入される圧縮空気が側板155’の空気噴出
孔156’から空気が噴出されて、横向きの部品Aを吹
き飛ばして排除するようになっている。すなわち、空気
噴出孔156’は透過型の光センサ161’と反射型の
光ファイバーセンサ181との両方で兼用され、第2選
別ユニット171では部品Aの姿勢と移送の向きとが同
時にチェックされて、それらの何れかが所定通りでない
場合に空気が噴出される。従って、圧縮空気配管の設備
費が低減される。
【0033】第2選別ユニット171の下流側には排出
部191が設けられている。図6における[14]−
[14]線方向の断面図である図14、および[15]
−[15]線方向の断面図である図15を参照し、ボウ
ル121の周縁部を切り欠いてトラックブロック192
が設けられ、トラックブロック192には上流側の選別
トラック154と接続する位置に、排出トラック194
の平面状の移送面と側壁195が形成され、図15に示
すようにボルト192bで固定されている。また、トラ
ックブロック192の内周側の表面にはガイドプレート
193がネジ193bで取り付けられ、側壁195側の
表面には抑えプレート196が‘つまみ’付きネジ19
6bで固定されてトンネル状の排出トラック194が形
成されており、所定の姿勢と移送の向きにある部品Aが
単列単層でのみ移送されるようになっている。なお、図
14には上流側のトラックブロック152、153がこ
れらを固定するボルト152b、153bと共に示され
ている。なお、この部品整送装置100には部品Aを次
工程へ供給するための直線振動パーツフィーダが接続さ
れているが、これについては説明を省略する。
【0034】実施例1の部品整送装置100は以上のよ
うに構成されるが、次ぎにその作用を説明する。
【0035】図5、図6に示す部品整送装置100にお
いて、ボウル121の底面122には部品Aが多数に収
容され、コイル114には交流が通電されて、ボウル1
21に上方から見て反時計方向の捩り振動が与えられ、
第1選別ユニット151、第2選別ユニット171にお
ける各種光センサ、その他圧縮空気源も稼動状態にある
ものとする。
【0036】図6を参照して、ボウル121の底面12
2上においてランダムな姿勢にある部品Aは捩り振動の
遠心力によって周辺部へ移動されつつ矢印mの方向へ移
送力を受け、起点124sから平板トラック124に乗
り、姿勢と移送の向きは不定のまま側壁125に接して
移送される。
【0037】部品Aは平板トラック124を移送されて
早出しゲート131に至るが、図7も参照して、定常時
には側壁125にほぼ整合された早出しゲート131の
内周側の面に接して移送されそのまま通過する。そし
て、早出しゲート131にほぼ対向する位置に平板トラ
ック124に設けられている切欠き135によってトラ
ック幅が狭められていることから、多列になって過剰気
味に移送されてくる部品Aのうち内周側の部品Aは切欠
き135へ陥落して部品Aの移送量が調整される。切欠
き135へ落ちた部品Aは切欠き135内を移送されて
その下流端から底面122へ落下し戻される。
【0038】切欠き135の外周側を通過した部品Aは
図8も参照して、平板トラック124の下流端から小さ
い段差を経てJ溝トラック141へ移行する。この間、
平板トラック124から上流側のJ溝トラック141へ
移行時に溢れる部品Aは切欠き136へ陥落し、切欠き
135におけると同様に底面122へ戻される。そし
て、J溝トラック141の丸溝部を移送される間に部品
Aは重心位置が低くなる向き、すなわち所定の移送の向
きを取るようになるので、所定の移送の向きの部品Aの
割合が増大する。また、移送方向が変わるJ溝トラック
141とJ溝トラック142との接続箇所において、ま
た続くJ溝トラック142においても、残る所定の移送
の向きでない部品Aが所定の移送の向きを取るようにな
る。従って、J溝トラック142の下流端では部品Aは
天地の向きは不定のまま殆どは所定の移送の向きとなっ
ている。
【0039】部品Aはついで、図9を参照し、丸溝トラ
ック143へ移行して移送の向きを保持されつつ移送さ
れ、次いで図6に示す遷移部143tを経由し、後述の
平板トラック144を切り欠いて挿入したトラックブロ
ック153に形成されている第1選別ユニット151へ
移行する。
【0040】第1選別ユニット151において部品A
は、図10に示すように、選別トラック154上を側板
155に接して移送され、透過型の光センサ161の発
光素子161Aから受光素子161Bに至る光の遮断の
有無による姿勢の選別を受けて、所定の姿勢でない部品
Aは側板155の空気噴出孔156からの噴出空気によ
って吹き飛ばされて排除され、所定の姿勢である部品A
のみが下流側へ移送される。この第1選別ユニット15
1における姿勢の選別は第2選別ユニット171におけ
る姿勢の選別と同様であるので、選別の詳細は第2選別
ユニット171において説明する。
【0041】第1選別ユニット151を通過した部品A
は続くワイパー174を通過することによって積み重な
っている部品Aがある場合、最下層の部品Aのみが下流
側の第2選別ユニット171へ移送され、2層目以上の
部品Aはワイパー174に沿って内周側へ導かれてボウ
ル221内へ落下する。
【0042】ワイパー174を通過した部品Aは、図1
1に示す第2選別ユニット171において、姿勢の選別
と、移送の向きの選別とを同時に受ける。第1選別ユニ
ット151におけると同様、部品Aは、選別トラック1
54’上を側板155’に接して移送されるが、姿勢の
選別の詳細は図11における[12]−[12]線方向
の部分破断矢視図である図12に示されている。図12
のA、Bは同一箇所の図であるが、平板トラック14
4、その側壁145、平板トラック144からボウル1
21の径内方へ向かっての下向きの傾斜面148が形成
されているトラックブロック147を切り欠いて嵌め込
まれた取り付けたトラックブロック153’に選別トラ
ック154’、上流側の傾斜面148と同様な傾斜面1
58’が形成され、上流側の側壁145と面を整合させ
た側板155’がビス155b’でトラックブロック1
53’に取り付けられている。そして、側板155’に
は圧縮空気用の貫通穴167’に続く空気噴出孔15
6’が開口され、光センサ161’の光路としての切欠
き157’が形成されている。上方に設置されているの
は移送の向きを選別するための光ファイバーセンサ18
1の鏡筒である。
【0043】図12において部品Aは右方から左方へ移
送されるが、図12のAに示すように、部品Aが所定の
姿勢にあって本体1が選別トラック154’から電極2
の厚さ分だけ浮き上がっている場合には、光センサ16
1の光路としての切欠き157を一時に完全に遮蔽する
ことはないので、空気噴出孔156からは空気は噴出さ
れず、部品Aはそのまま通過する。これに対して、図1
2のBに示すように、部品Aが底面Gを上側にし、天面
Eを下側にして選別トラック154に接して移送される
場合には光路の切欠き157が遮蔽されるので、空気噴
出孔156から空気が噴出されて部品Aは一点鎖線で示
すように吹き飛ばされ排除される。図12のBでは、部
品Aが天面Eを下側にした例を示したが、両側面Fの何
れかを下側にしている場合も同様である。
【0044】また、移送の向きの選別の詳細は図11に
おける[13]−[13]線方向の部分破断平面図であ
る図13に示されている。図13は図12と同一の箇所
を異なった角度から見た図であり、図13のA、Bは同
一箇所の図であるが、前述したように、平板トラック1
44を有するトラックブロック147を切り欠いて固定
したトラックブロック153’に選別トラック154’
が形成され、側板155’がトラックブロック153’
に取り付けられており、側板155’には圧縮空気用の
貫通穴167’に続く空気噴出穴156’が開口されて
いる。そして、選別トラック154’の内周側の傾斜面
158’上に一点鎖線で示す光ファイバーセンサ181
の照射点Rが設定されている。そのほか、反射型の光セ
ンサ161’の発光素子161A’と二点鎖線で示す受
光素子161B’が近傍に存在する。
【0045】図13において部品Aは右方から左方へ移
送されるが、図13のAに示すように、部品Aが端面H
を側板155’に接触させ横向きとなって移送されてい
る場合には、光ファイバーセンサ181の照射光が部品
Aから反射され、その反射強度は大きいので空気噴出孔
156’から空気が噴出されて当該部品Aは一点鎖線で
示すように吹き飛ばされて排除される。これに対して、
図13のBに示すように、部品Aが側面Fを側板15
5’に接して移送されて所定の移送の向きにある場合に
は、光ファイバーセンサ181は斜面158’からの反
射光を受光することになるのでその反射強度は極めて小
さく、この場合には空気噴出孔156’から空気が噴出
されないので、部品Aはそのまま通過する。
【0046】以上のようにして、第2選別ユニット17
1’で部品Aの姿勢と移送の向きとが同時に選別され、
第2選別ユニット171’からは所定の姿勢と移送の向
きである部品Aのみが排出部191へ移送される。排出
部191においては図14、図15に示すように、傾斜
した上流側の平板トラック144から水平な移送面の排
出トラック194とされると共に、ガイドプレート19
3および抑えプレート196によって、所定の姿勢と移
送の向きである部品Aが単列、単層でのみ移送され得る
トンネル状とされているので、部品Aはその姿勢と移送
の向きを乱されることなく移送されて下流端から排出さ
れ、説明を省略した直線振動パーツフィーダを経て次工
程へ供給される。
【0047】(実施例2) 図16は実施例2の部品整
送装置200の整送対象である部品Dの斜視図であり、
黒色の樹脂でモールドされた角柱形状の本体7と、側面
K側において天面Jに近い角落とし部から天面Jに平行
に側方へ突き出すステンレス製の2本のリード8、およ
び側面L側において底面Mに近い角落とし部から側面L
に平行に立ち上がるステンレス製のリード9とを備えて
いる。そして、部品Dは図16のAに示した姿勢で白抜
き矢印で示す方向へ移送すること、すなわち端面N1
先頭にして移送することが望まれている。リード8、9
の形状が異なるために、図16のBに示すように、同じ
く天面Jを上側にする姿勢であっても、図16のAとは
反対の、端面N2 を先頭にして移送される部品Dは排除
されなければならない。
【0048】図17は部品Dの端面N1 と側面Kを示
し、図18は端面N2 と側面Lを示す図である。
【0049】図19は部品整送装置200の部分破断側
面図であり、図20は平面図である。図19を参照し
て、部品整送装置200は深皿状のボウル221と、こ
れに捩り振動を与える駆動部211とからなっている。
【0050】駆動部211においては、ボウル221の
底板と一体的な可動ブロック212が等角度間隔に配置
した傾斜板ばね213によって下方の固定ブロック21
4と連結されており、固定ブロック214の上にはコイ
ル215を巻装した電磁石216が可動ブロック212
の下面の可動コア212cと僅かの間隙をあけ対向して
設けられている。また、駆動部211はその周囲を防音
カバー217で覆われており、ボウル221と共に防振
ゴム218を介して基板219上に設置されている。そ
して、コイル215に交流が通電されることにより、ボ
ウル221に上方から見て時計方向の捩り振動を与え
る。ボウル221に取り付けられている各種の機構は図
20において説明する。
【0051】ボウル221は図20を参照して、底面2
22に多数の部品Dを収容し(図20においては簡明化
のために散在的に示している)、底面222の周辺部に
起点224sを有する平板トラック224がボウル22
1の周壁223に沿い時計方向にスパイラル状に上昇し
て設けられている。平板トラック224はボウル221
の径外方へ向かって若干下向き傾斜に形成されており、
部品Dは捩り振動を受けて平板トラック224の側壁2
25に接して移送される。
【0052】平板トラック224の下流部分には、トラ
ック幅を狭めて部品Dの移送量を調整する切欠き22
7、228、229が設けられ、周壁223を切り欠い
て早出しゲート231、重なって移送される部品Dを崩
す分離板234、移送量調整ブロック237が設けられ
ており、続いてJ溝トラック241、242、更には空
気噴出孔266、第1選別ユニット271、第2選別ユ
ニット271’の後、排出部301が設けられている。
これらについて順次説明する。
【0053】早出しゲート231については実施例1の
図7も参照して、周壁223の二段の切欠き232の上
段にボルト233bで固定した取付けバー233が切欠
き232の下段の上方に渡され、この取付けバー233
に対して、平板トラック224の側壁225にほぼ整合
させた内周側の面を有する早出しゲート231が外周側
からのボルト231bで螺着固定されている。そして、
非定常時、例えば部品Dの品種の切換え時、作業の終了
時など、ボウル221から部品Dを抜き出したい時に、
ボルト231bを弛めて早出しゲート231を取り外す
ことにより、部品Dは切欠き232の下段を経由し外部
へ抜き出される。
【0054】分離板234は周壁223の切欠き235
において部品Dの厚さよりは薄い厚さの板として側縁を
側壁225から平板トラック224の移送方向と斜交す
るように設けられ、抑えブロック236で固定されてい
る。積み重なって移送されてくる部品Dのうち、最下層
の部品Dは分離板234の側縁によって内周側へ導か
れ、2層目以上の部品Dは分離板234に乗り上げ側壁
225に接して移送されることから、積み重なった部品
Dが崩される。
【0055】平板トラック224に設けられている切欠
き227、228、229はトラック幅を狭めており、
多列で移送される部品Dのうち内周側の部品Dを陥落さ
せて移送量を調整する。切欠き228に相対する位置で
周壁223の切欠き238には、移送量調整ブロック2
37がそれ自身に設けたボウル221の径方向の長穴2
39を挿通するボルト237bによって、切欠き228
との間のトラック幅を調整可能に取り付けられており、
移送量を調整することができるようになっている。
【0056】円弧状に形成されているJ溝トラック24
1は図20における[21]−[21]線方向の断面図
である図21を参照して、断面が上に開いて傾斜したJ
字形状に形成され、内周側の丸溝部は平板トラック22
4から下方への僅かな段差を介した位置に設けられてい
る。丸溝部の幅は部品Dの長さと同程度とされており、
長さ方向を丸溝部と交差させている横向きの部品Dは捩
り振動を受けて移送される間に重心位置が低くなる所定
の移送の向きをとるようになる。図20に示すように、
J溝トラック241の内周側には、J溝トラック241
へ入り切れずに溢れる部品Dを陥落させてボウル221
内へ戻すための切欠き247が設けられている。
【0057】また、J溝トラック241が下流端をJ溝
トラック242の上流端部の側面に位置させ、かつ下方
の僅かな段差を介して、J溝トラック241にJ溝トラ
ック242が接続されており、J溝トラック241とJ
溝トラック242とは移送方向が異なることからこの接
続部において、またJ溝トラック242を移送される間
にも、横向きの部品Dは所定の移送の向きを取るように
なる。
【0058】J溝トラック242の下流側においては、
下方への僅かな段差を介して、平板トラック254が接
続されている。図20、および図20における[22]
−[22]線方向の断面を拡大して示す図22を参照し
て、ボウル221の周縁部を削った水平面にトラックブ
ロック252と抑えブロック253が重ねて固定され、
このトラックブロック252上に平板トラック254が
ボウル221の径外方へ向かって若干下向き傾斜に形成
され、これに直角な側壁255が設けられている。そし
て部品Dが天面Jを上側にしている場合に、リード8ま
たは9が側面255に接触しないように切り溝257が
設けられている。図22に示すように、接続箇所におい
ては、上流側のJ溝トラック242から移行される部品
Dの障害とならないように、側壁255はJ溝トラック
242の傾斜と合わせるように削られている。
【0059】次いで、図20に示すように、また図22
に一点鎖線で示すように、平板トラック254は幅が狭
められており、天面Jを上側にした部品Dはリード8ま
たは9を切り溝257内に入れ得るので平板トラック2
54上をそのまま移送されるが、天面Jを下側にした部
品Dはリード8または9が側面255に接触して本体7
が内周側へスライドされ、重心が平板トラック254か
ら外れることからボウル221内へ転落して排除され
る。側面Kを下側にした部品Kはリード8と本体7の稜
線が平板トラック254に接し、側面Lを下側にした部
品Dはリード9が平板トラック254に接して移送され
るが、何れも本体7が内周側へスライドされ、同様に平
板トラック254から落下し排除される。
【0060】更に、図20における[23]−[23]
線方向の断面を示す図23を参照して、トラックブロッ
ク252に形成されている平板トラック254、側壁2
55、切り溝257に加え、端面N1 またはN2 の上に
立って移送される部品Dがある場合にこれを排除するた
めの空気噴出孔266が抑えブロック253に設けられ
ている。すなわち、抑えブロック253に穿設した空気
穴267に外周側から継手268が螺着されて圧縮空気
配管269が接続されており、空気穴267の先端部に
設けた垂直方向の孔から水平方向に空気噴出孔266が
設けられている。空気噴出孔266は端面N1 またはN
2 の上に立つ部品Dの上端部の高さ位置に開口されて常
時空気が噴出されており、端面N1 またはN2 の上に立
って移送される部品Dを吹き飛ばして排除するようにな
っている。なお、ボルト252bはトラックブロック2
52をボウル221に固定している。
【0061】空気噴出孔266の下流側に、第1選別ユ
ニット271、第2選別ユニット271’が設けられて
いるが、第2選別ユニット271’は第1選別ユニット
271と全く同様に構成されているので、その構成は第
1選別ユニット271によって説明し、第1選別ユニッ
ト271に対応する各構成要素には必要な場合に
は(’)付きの同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】第1選別ユニット271は図20における
[24]−[24]線方向の断面を示す図24を参照
し、図23のトラックブロック252を切り欠いて嵌め
込まれたトラックブロック272と、その上に固定され
た抑えブロック273に対して、直線状の選別トラック
274と、これに直角な側壁275、およびリード8ま
たは9の通路としての切り溝277が形成されており、
これらの外周側に部品Dのリード9を検知するための反
射型光ファイバーセンサ281と、上方に部品Dの移送
の向きを検知するための反射型光ファイバーセンサ29
1が取り付けられている。なお、反射型の光ファイバー
センサ281と光ファイバーセンサ291とはレンズを
内蔵する鏡筒292の有無を含め外形は異なるが機能的
に同等であり、実施例1における反射型光ファイバーセ
ンサ181と同様に作用する。
【0063】光ファイバーセンサ281はボウル221
の側縁部の下面にボルト279bで固定した支持部材2
79に対して、ネジ加工部283が螺着されてセットビ
ス283bで固定され、光ファイバーが外被282と共
にトラックブロック272に設けた光センサ孔276に
挿入されている。
【0064】すなわち、光ファイバーセンサ281は部
品Dが通過しない時には何等作動せず、また天面Jを上
側にして移送されてくる部品Dのうち、端面N1 を先頭
にしている部品Dは側面Kが光ファイバーセンサ281
側となるので、光ファイバーセンサ281は黒色の本体
7からの反射光を受光するが、この時にも作動しないよ
うに設定されている。これに対して端面N2 を先頭にし
ている部品Dは側面Lが光ファイバーセンサ281側と
なるので、光ファイバーセンサ281は黒色の本体7か
らの反射光のなかにステンレス金属色のリード9からの
強度の大きい反射光を受光するが、この時のみ後述する
ように空気を噴出させる。すなわち、部品Dが前向きで
あるか、後向きであるかが検知されて選別されるように
なっている。
【0065】また、抑えブロック273上に支持部材2
95がボルト295bで固定され、これにボルト296
bで固定した取付け部材296の切欠き内に、レンズを
内蔵する鏡筒292を先端部に備えた反射型光ファイバ
ーセンサ291のネジ加工部293が挟み込まれてお
り、抑え板294で外側を抑えてボルト294bで固定
されている。そして、光ファイバーセンサ291の照射
光の光軸Qは所定の移送の向きにある部品Dを外して設
定されており、部品Dが所定の移送の向きにある場合に
は選別トラック274からの反射光を受光するが、部品
Dが横向きの場合には黒色の本体7からの低強度の反射
光が受光されるようになっており、これによって横向き
の部品Dが検知されるようになっている。
【0066】また更には、抑えブロック273に穿設し
た空気穴287に外周側から螺着された継手288を介
して圧縮空気配管289が接続されており、空気穴28
7の先端部に設けた下方への垂直な孔を経由する水平方
向の空気噴出孔286が側壁275に開口されている。
そして、光ファイバーセンサ281によって部品Dのリ
ード9が検知され後向きの部品Dが検知された場合、ま
たは光ファイバーセンサ291によって横向きで所定の
移送の向きでない部品Dが検知された場合に、圧縮空気
配管289の図示しない電磁弁が瞬時的に開かれて空気
噴出孔286から空気が噴出され、これらの部品Dを吹
き飛ばして排除するようになっている。すなわち、空気
噴出孔286は光ファイバーセンサ281と光ファイバ
ーセンサ291とによって兼用されている。なお、空気
噴出孔286は外周側へも開口されているが、これは空
気噴出孔286における空気の流速を減少させるためで
ある。流速が大きいと部品Dが側壁275に張り付き気
味になって排除されない場合があるからである。
【0067】第2選別ユニット271’の下流側には排
出部301が設けられている。図20における[27]
−[27]線方向の断面図である図27、および[2
8]−[28]線方向の断面図である図28を参照し
て、ボウル221の周縁部を切り欠いてトラックブロッ
ク302が固定され、このトラックブロック302には
上流側の選別トラック274と接続する位置に、排出ト
ラック304の平面状の移送面と側壁305が形成され
ている。トラックブロック302の内周側にはガイドプ
レート303がその表面上を所定の移送の向きにある部
品Dのリード9を走らせる高さとされてビス303bで
取り付けられ、側壁305側の上面には所定の移送の向
きにある部品Dのリード8を走らせる切り溝307をト
ラックブロック302と共に形成させた抑えプレート3
06がボルト306bで固定され、排出トラック304
全体としては、内周側上部に間隙を有するが、ほぼトン
ネル状とされ、部品Dが所定の姿勢、移送の方向を乱す
ことなく移送されるようになっている。
【0068】図27を参照して排出部301の上流部分
では、傾斜した選別トラック274からの移行される部
品Dの障害とならないように抑えプレート306の下面
及び切り溝307が選別トラック274の傾斜に平行に
削られており、更には、抑えプレート306上には取り
付け部材312がビス312bで固定され、取付け部材
312内に垂直方向に穿設した縦方向の空気穴317に
挿入螺着した継手318を介して圧縮空気配管319が
接続されている。そして、空気穴317の下端から下流
側へ向かって下向き傾斜の空気噴出孔316が設けられ
ており、常時空気を噴出させている。すなわち、噴出空
気は排出トラック304の内周側上部において、ガイド
プレート303と抑えプレート306との間に形成され
ている間隙から排出トラック304内へ吹き込まれ、部
品Dを後押しするようになっている。
【0069】この後押し用の空気は、部品Dの端面N
1 、N2 からやや内側へ入った箇所にリード9が設けら
れていることにより、部品Dがやや幅の広い排出トラッ
ク304内で先頭または後尾を左右へ振り気味に移送さ
れて移送速度が低下することを防ぐ。なお、図示せずと
も排出トラック304の下流端から排出される部品Dは
天地を反転されて直線振動パーツフィーダへ送られ、次
工程へ供給されるようになっている。本実施の形態にお
いては、部品Dの反転を説明から除いていることから、
実際の天地を逆にして説明している。
【0070】実施例2の部品整送装置200は以上のよ
うに構成されるが、次ぎにその作用を説明する。
【0071】図19、図20に示す部品整送装置200
において、ボウル221の底面222には部品Dが多数
に収容され、コイル214には交流が通電されて、ボウ
ル221に上方から見て時計方向の捩り振動が与えら
れ、第1選別ユニット271、第2選別ユニット27
1’における各種光センサ、その他圧縮空気源も稼動状
態にあるものとする。
【0072】図20を参照して、ボウル221の底面2
22上においてランダムな姿勢にある部品Dは捩り振動
の遠心力によって周辺部へ移動されつつ矢印nの方向へ
移送力を受け、起点224sから平板トラック224に
乗り、姿勢と移送の向きは不定のまま側壁225に接し
て移送される。
【0073】部品Dは平板トラック224を移送されて
早出しゲート231に至るが、定常時には側壁225に
ほぼ整合された早出しゲート231の内周側の面に接し
て移送され、そのまま通過する。そして、早出しゲート
231の直下流において平板トラック224は切欠き2
27によってトラック幅が狭められていることから、多
列になって過剰気味に移送されてくる部品Dのうち内周
側の部品Dは切欠き227へ陥落して、部品Dの移送量
が調整される。切欠き227へ落ちた部品Dは切欠き2
27内を移送され、その下流端から底面222へ落下し
戻される。
【0074】切欠き227の外周側を通過した部品Dは
分離板234に至り、積み重なって移送されてくる部品
Dのうち、最下層の部品Dは分離板234に沿って内周
側へ導かれ、2層目以上の部品Dは分離板234に乗り
上げ側壁255に接して移送されることから、積み重な
った部品Dは崩される。
【0075】部品Dは更に上流側の切欠き227と同様
な切欠き228に至り、狭められた平板トラック224
によって移送量の調整が行なわれるが、切欠き228に
対向して設けられている移送量調整ブロック237をボ
ウル221の径内方向にスライドさせることによりトラ
ック幅が調整され、最も好ましい移送量とされて移送さ
れる。
【0076】続いて部品Dは同様な切欠き229の外周
側を移送されて、図21に示すように、平板トラック2
24の下流端から小さい段差を経てJ溝トラック241
へ移行する。そして、J溝トラック241の丸溝部を移
送される間に部品Dは重心位置が低くなる向き、すなわ
ち所定の移送の向きを取るようになる。この間、J溝ト
ラック241へ入り切れずに溢れる部品Dは内周側の切
欠き247へ陥落し、切欠き247内を移送されてその
下流端からボウル221内へ落下し戻される。
【0077】また、部品DはJ溝トラック241から移
送方向の異なるJ溝トラック242へ移行するが、この
接続箇所において、また続くJ溝トラック242を移送
される間においても、所定の移送の向きでない部品Dは
所定の移送の向きを取るようになる。従って、J溝トラ
ック242の下流端では部品Dは天地の姿勢は不定のま
ま、殆どは所定の移送の向きとなって下流側の平板トラ
ック254へ移行する。
【0078】図20、図22を参照し、J溝トラック2
42から下方への僅かの段差を介して平板トラック25
4が接続されている箇所において側壁255が削られて
いることから部品Dは滑らかに移行するが、図22にお
いて一点鎖線で示すように、下流側において側壁255
は平板トラック254に直角とされ、かつ平板トラック
254の幅が狭められている。従って、天面Jを上側に
した姿勢の部品Dはリード8または9を切り溝257に
挿入して移送されるが、それ以外の姿勢の部品Dはリー
ド8または9の存在によって平板トラック254の内周
側へ移動されバランスを失ってボウル221内へ落下し
排除される。また、端面N1 またはN2の上に立って移
送される部品Dがあれば、図22に示すように、内周側
へ張り出された抑えブロック253に導かれて内周側へ
移動されると共に、部品Dの上端部に相当する箇所に開
口している空気噴出孔266から常時噴出されている空
気によって吹き飛ばされ排除される。
【0079】このようにして空気噴出孔266以降にお
いては、部品Dは天面Jを上側にしてリード9を内周側
にしたものと、リード9を外周側にしたものとになっ
て、第1選別ユニット270へ至る。すなわち、図24
を参照し、部品Dは平板トラック254に続く選別トラ
ック274を移送されつつ外周側からの反射型の光ファ
イバーセンサ281によって側面Lのリード9の有無を
検知され、すなわち端面N1 を先頭にする部品Dか、端
面N2 を先頭にする部品Dであるか、すなわち側面L
(またはK)の向きが検知され、上方からの反射型の光
ファイバーセンサ291によって部品Dが所定の移送の
向きであるか、横向きとなっているかが検知されて、何
れかが所定通りでない部品Dは空気噴出孔286から瞬
時的に噴出される空気によって吹き飛ばされ排除され
る。
【0080】この時の側面K(またはL)の向きの選別
の詳細は図24における[25]−[25]線方向の部
分破断矢視図である図25に示されている。図25の
A、Bは同一箇所の図であるが、平板トラック254に
続く選別トラック274の側壁275に開口されている
光ファイバーセンサ281の光センサ孔276から部品
Dのリード9の検知が行なわれ、部品Dが側面Lを光フ
ァイバーセンサ281側に向けている場合には圧縮空気
の穴287に続く空気噴出孔286から空気が瞬時的に
噴出される。すなわち、図25において部品Dは左方か
ら右方へ移送されるが、図25のAに示すように、部品
Dがリード9を内周側に向けている場合には、光ファイ
バーセンサ281は側面Kの黒色からのみの反射光を受
光するので空気噴出孔286からは空気は噴出されず、
部品Dはそのまま通過する。これに対して図25のBに
示すように、部品Dがリード8を内周側としリード9を
外周側に向けている場合には、光ファイバーセンサ28
1は黒色の側面Lからの反射光のなかにステンレス電極
9からの強度の大きい反射光を受光することによって後
向きの部品Dを検知し、空気噴出孔286から空気が瞬
時的に噴出されて当該部品Dは一点鎖線で示すように吹
き飛ばされ排除される。
【0081】また、移送の向きの選別の詳細は図24に
おける[26]−[26]線方向の部分破断平面図であ
る図26に示されている。図26は図25と同一の箇所
を異なった角度から見た図であり、図26のA、Bは同
一箇所の図であるが、前述したように、平板トラック2
54に続く選別トラック274を側壁275に沿って移
送される部品Dに対して上方から光ファイバーセンサ2
91の照射点Sが設定されており、部品Dの移送の向き
が検知が行なわれる。部品Dが横向きで所定の移送の向
きでない場合には空気噴出孔286から瞬時的に噴出さ
れる空気によって吹き飛ばされ排除される。すなわち、
図26において部品Dは左方から右方へ移送されるが、
図26のAに示すように、部品Dが横向きの場合には、
光ファイバーセンサ291は天面Jの黒色からの強度の
小さい反射光を受光するので空気噴出孔286から空気
が瞬時的に噴出されて当該部品Dは一点鎖線で示すよう
に吹き飛ばされ排除される。これに対して図25のBに
示すように、部品Dが所定の移送の向きである場合に
は、光ファイバーセンサ281は選別トラック274か
らの強度の大きい反射光を受光するが、この場合には、
空気噴出孔286から空気は噴出されず、部品Dはその
まま通過し下流側へ移送される。以上のようにして、第
1選別ユニット271では部品Dの姿勢と移送の向きと
が同時に選別され、所定の姿勢と移送の向きである部品
Dは下流側の第2選別ユニット271’へ移送される。
【0082】第2選別ユニット271’の作用は第1選
別ユニット271の作用と全く同一である。すなわち、
選別精度の向上のために、同一の選別手段が直列に並べ
られている。従って、その作用の説明は省略する。
【0083】第2選別ユニット271’を通過した所定
の姿勢と移送の向きである部品Dは排出部301へ移行
される。排出部301の上流部においては、図27に示
すように、上流側の選別トラック274から傾斜して移
行される部品Dに障害とならないように抑えプレート3
06の先端部の下面および切り溝307が削られている
ことから、部品Dは排出部301の水平な排出トラック
304へ円滑に移行され、更には、上方から移送方向へ
向かって下向きに設けられている空気噴出孔316から
後押し用の空気が常時吹き出されており、ガイドプレー
ト303と抑えプレート306との間に設けた間隙から
吹き込まれている。
【0084】また、図28に示すように、排出部301
の下流部では、内周側上部に空気の吹き込まれる間隙を
残し、ガイドプレート303と抑えプレート306とに
よってトンネル状とされた排出トラック304を所定の
姿勢と移送の向きである部品Dはその姿勢と移送の向き
を乱されることなく、吹き込まれる空気によって後押し
されつつ単列、単層で移送され、下流端から排出され
る。次いで、部品Dは説明を省略したが上下を反転さ
れ、次いで接続されている直線振動パーツフィーダを経
由して次工程へ供給される。
【0085】以上、本発明の部品整送装置の各実施例に
ついて説明したが、勿論、本発明はこれらに限られるこ
となく、本発明の技術的精神に基づいて種々の変形が可
能である。
【0086】例えば実施例1においては、部品Aの天地
の姿勢の検知に透過型光センサ161’、移送の向きの
検知に反射型光ファイバーセンサ181を使用し、実施
例2においては部品Dの前後の検知に反射型光ファイバ
ーセンサ281、移送の向きの検知に反射型光ファイバ
ーセンサ291を使用したが、何れの場合においても、
移送の向きを選別トラックと直交させた部品の内周側の
端部によって発光素子から受光素子に至る光が遮断され
るようにして、移送の向きの検知に透過型光センサを使
用することができる。
【0087】また実施例1においては、選別トラック1
54と底面Gとの間にギャップgを有する部品Aについ
て、ギャップgを透過型光センサ161の光路として部
品Aの天地の姿勢を検出したが、姿勢検出用の光路は天
地の間で中心部から偏奇して存在する限りにおいて、必
ずしも底面側でなくてもよい。
【0088】また部品を選別する上での特異点として、
実施例1においては、部品Aの天地の姿勢の選別につい
て光路としてのギャップg、移送の向きの選別について
端面Hと比較して大きい側面Fの長さを使用し、実施例
2においては、部品Dの前後の選別について側面K側に
は存在しない側面L側のリード9、移送の向きの選別に
ついて端面N1 、N2 と比較して大きい側面K(L)の
長さを使用したが、部品選別上の特異点はこれらに限ら
れず、透過光または反射光で検知し得て区別し得る全て
の特長、例えば、部品の形状的寸法のほか、表面に存在
する切欠きないしは凹凸、天地(表裏)や両側面におけ
る色相の差ないしは反射率の大小、マークの有無などを
特異点として使用することができる。
【0089】また上記のように、各実施例では選別上の
特異点が2点である場合を説明したが、例えば、部品の
天地、移送の向き、マークの有無について特異点を3点
設定して同時にチェックし選別してもよく、3点以上の
特異点についての同時選別も十分に可能である。
【0090】また各実施例においては、部品Aまたは部
品Dの移送の向きを可及的に整えるようにJ溝トラック
141、142、またはJ溝トラック242、242の
ように二段に設けたが、これは一段としてもよく、また
部品の長さが幅に比べて大であり捩り振動を受けて配向
され易い場合には、J溝トラックを省略し得る。
【0091】また実施例1においては、J溝トラック1
41、142で整えられた部品Aの移送の向きを保持し
て移送するべく丸溝トラック143を設けたが、丸溝ト
ラック143に代えて部品Aが単列でのみ移送される幅
の平板トラックとしてもよい。
【0092】また各実施例においては、部品の排除に空
気噴出孔から空気を噴出させたが、細径ノズルから噴出
させることもできる。
【0093】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次ぎに述べるような効果を奏する。
【0094】本発明の部品整送装置は、部品を選別する
にあたっての複数の特異点を同一の箇所で同時に検知
し、所定の姿勢や移送の向きでない部品は同一の空気噴
出孔から空気を噴出させて排除し選別するようにしてい
るので、捩り振動パーツフィーダのボウルの周囲に選別
機構を配置する場合にスペース的な余裕が得られる。従
って、選別機構を直列に並べて部品の姿勢や移送の向き
をダブル・チェックすることが容易であり、選別精度を
向上させる場合に効果的である。
【0095】選別上の複数の特異点を同一箇所で検知し
選別して選別機構の占有スペースを小さくしているの
で、結果的に部品の単層・単列化機構や移送量調節機構
をボウル内のトラックに余裕をもって組み込むことがで
き、この面からも選別精度が向上される。また、ボウル
の周縁部にスペース的な余裕があるので、ボウル内の部
品の欠乏監視機構、ないしは部品の補給装置などを設置
するための自由度が高く、部品選別装置の設置場所に応
じた設計が可能となる。
【0096】また、複数の選別上の特異点について何れ
かの特異点が所定通りでない場合の部品の排除を、同一
の空気噴出箇所からの空気で行なっているので、圧縮空
気配管の設備費が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の部品整送装置の整送対象である部品
Aの斜視図である。
【図2】同部品Aを示し、図2のAは端面を示す正面
図、Bは側面図である。
【図3】部品Aと同等な部品Bの斜視図である。
【図4】部品Aと同等な部品Cの斜視図である。
【図5】実施例1の部品整送装置の部分破断側面図であ
る。
【図6】同平面図である。
【図7】図6における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図6における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図6における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】図6における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【図11】図6における[11]−[11]線方向の断
面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の
部分破断矢視図である。
【図13】図11における[13]−[13]線方向の
部分破断平面図である。
【図14】図6における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【図15】図6における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【図16】実施例2の部品整送装置の整送対象である部
品Dの斜視図であり、Aは一方の側面を示し、Bは他方
の側面を示す。
【図17】同部品Dの一方の端面を示す正面図と一方の
側面を示す側面図である。
【図18】同部品Dの他方の端面を示す正面図と他方の
側面を示す側面図である。
【図19】実施例2の部品整送装置の部分破断側面図で
ある。
【図20】同平面図である。
【図21】図20における[21]−[21]線方向の
断面図である。
【図22】図20における[22]−[22]線方向の
断面図である。
【図23】図20における[23]−[23]線方向の
断面図である。
【図24】図20における[24]−[24]線方向の
断面図である。
【図25】図24における[25]−[25]線方向の
部分破断矢視図である。
【図26】図24における[26]−[26]線方向の
部分破断平面図である。
【図27】図20における[27]−[27]線方向の
断面図である。
【図28】図20における[28]−[28]線方向の
断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 電極 7 本体 8 リード 9 リード 100 部品整送装置 111 駆動部 121 ボウル 124 平板トラック 131 早出しゲート 141 J溝トラック 142 J溝トラック 143 丸溝トラック 151 第1選別ユニット 154 選別トラック 155 側板 156 空気噴出孔 157 切欠き(光路) 161 光センサ 161A 発光素子 161B 受光素子 171 第2選別ユニット 174 ワイパー 181 光ファイバーセンサ 191 排出部 194 排出トラック 200 部品整送装置 211 駆動部 221 ボウル 224 平板トラック 227 切欠き 228 切欠き 229 切欠き 231 早出しゲート 234 分離板 237 流量調整ブロック 241 J溝トラック 242 J溝トラック 254 平板トラック 257 切り溝 266 空気噴出孔 269 圧縮空気配管 271 第1選別ユニット 271’ 第2選別ユニット 274 選別トラック 276 光センサ孔 277 切り溝 281 光ファイバーセンサ 286 空気噴出孔 289 圧縮空気配管 291 光ファイバーセンサ 301 排出部 304 排出トラック 307 切り溝 316 空気噴出孔 A 部品 D 部品 P 光軸 Q 光軸 R 照射点 S 照射点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を選別する上での天地または表裏、
    および移送の向きまたは前後等を決定する特異点、例え
    ば形状、色相、反射率等の差異の複数を同一箇所で同時
    にチェックして、前記特異点の何れかが所定通りでない
    前記部品を排除し選別する選別手段が振動パーツフィー
    ダに設置されており、前記特異点のチェックが反射光の
    強度の大小の違いを利用する反射型光ファイバーセンサ
    および発光素子から受光素子に至る光の遮断の有無を利
    用する透過型光センサから選ばれるセンサの組み合わせ
    によって行われ、前記部品の排除が同一のノズルまたは
    孔から噴出される空気によって行われることを特徴とす
    る部品整送装置。
  2. 【請求項2】 前記部品が足、該足と同等な部材、また
    は透明な部材によって一定の高さ位置に光が透過し得る
    部分を表裏決定の前記特異点(1)として有し、かつ端
    面よりも長い側面を移送の向き決定の前記特異点(2)
    として有しており、前記特異点(1)である前記光が透
    過し得る部分による前記透過型光センサの光の遮断の有
    無によって表向きでない前記部品が検知されて選別さ
    れ、同時に前記特異点(2)である前記側面を移送方向
    と直交させている前記部品が前記反射型光ファイバーセ
    ンサの照射光を反射させるか、または前記透過型光セン
    サの光を遮断することによって検知されて選別される請
    求項1に記載の部品整送装置。
  3. 【請求項3】 前記部品が一方の側面とは色相または光
    の反射率が異なる他方の側面を前後決定の前記特異点
    (3)として有し、かつ端面よりも長い側面を移送の向
    き決定の前記特異点(4)として有しており、前記特異
    点(3)である前記他方の面による前記反射型光ファイ
    バーセンサの照射光の反射強度の大小によって後向きの
    前記部品が選別されて排除され、同時に前記特異点
    (4)である前記側面を移送方向と直交させている前記
    部品が前記反射型光ファイバーセンサの照射光を反射さ
    せるか、または前記透過型光センサの光を遮断すること
    によって検知されて選別される請求項1に記載の部品整
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記選別手段の上流側に前記部品の単層
    単列化手段および移送の向きを整える手段が設けられて
    おり、前記選別手段へは単層単列化され移送の向きを整
    えられた前記部品が供給される請求項1から請求項3ま
    での何れかに記載の部品整送装置。
  5. 【請求項5】 前記移送の向きを整える手段が断面を上
    に開いて傾斜したJ字形状とされて内周側に丸溝部を有
    するトラックとして形成されており、前記部品が振動を
    受けて前記トラックを移送される間に重心位置を下げる
    ことにより、前記部品が長手方向に移送の向きを整えら
    れる請求項4に記載の部品整送装置。
  6. 【請求項6】 前記選別手段によって所定の姿勢と移送
    の向きとされた前記部品が単層単列で移送されるトンネ
    ル状の移送路において、天井部に移送方向に平行な間隙
    が設けられ、かつ該間隙内へ上方から移送方向へ向かっ
    て下向き傾斜に噴出される空気が吹き込まれており、前
    記トンネル状の移送路内における前記部品の移送が介助
    される請求項1から請求項5までの何れかに記載の部品
    整送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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