JP4206564B2 - 微小部品の姿勢選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は微小部品、例えばチップ部品の姿勢選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1には微小部品mが示されているがほゞ直方形状である。この長辺aは約1.2mm、短辺bは約1.0mm、高さcは約0.6mmのチップ部品である。このような部品mは振動フィーダの一部であるトラックT上を振動により矢印A方向に移送される。図1Aでは次工程が要求する姿勢であるが、これがこの姿勢から90度ひねった姿勢、すなわち短辺bをトラックTの側壁Sに当接した姿勢で移送される場合には、これを何らかの手段により、姿勢を検知し、かつこれをトラックTの外方に排除しなければならない。部品mの長辺a(1.2mm)と短辺b(1.0mm)とは比較的近似した大きさであるので、この重心位置により、縦向きか横向きかを選別することは難しい。このためにトラックTには貫通小孔hが形成されており、図示せずともこの上方には発光素子、下方には受光素子が設けられている。従って部品mが図1Aで示す姿勢でこの貫通小孔hを通過する時には発光素子からの光線を完全に遮断することなく、図1Aでは三日月状の光を通す部分を発光素子の光線を通過させるので、受光素子はこれを検知して今通過している部品mは正しい姿勢であると判断し、矢印Aの方向にそのまま移送させる。他方、図1Bで示す異姿勢の部品mは貫通小孔h上を通過する時には図示するようにこれを完全に受光素子に対して塞ぐので、これにより、今貫通孔hを通過している部品mは異姿勢であると判断し、同じ貫通孔hから空気を噴出させ、矢印Bへ示す方向に排除せんとするものである。
【0003】
然しながら、トラックTの側壁Sはほぼ垂直な段差であり、矢印Bの方向に即座に排除出来れば良いが、空気噴出力によってはそのままトラックT上に落下したり、場合によっては排除出来ない場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、図1に示すような微小部品であっても確実にその姿勢判別を行い、かつ確実に異姿勢の部品をトラック外へと排除することができる微小部品の姿勢選別装置を提供することを課題とする。
【0005】
以上の課題は、振動フィーダのトラックの一部に貫通小孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことなく、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことにより、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢選別装置において、前記微小部品の側方から空気を噴出可能な小孔と、前記微小部品の下方から上方に空気を噴出可能な小孔と、前記側方から空気を噴出可能な小孔と、前記下方から上方に空気を噴出可能な小孔とに連通する空気噴出手段とを具備し、前記微小部品は、直方体形状であり、前記空気噴出手段は、前記受光素子に対する前記発光素子からの光線が完全に遮断されたときに空気を噴出し、当該空気を、前記側方から空気を噴出可能な小孔と前記下方から上方に空気を噴出可能な小孔とから噴出させて前記微小部品を排除するものであることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置、によって解決される。
【0006】
又は、振動フィーダのトラックの一部に貫通小孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことなく、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことにより、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢選別装置において、前記トラックの一部を第1の薄板により形成し、該第1の薄板に前記貫通小孔及び第1の空気導通開口を形成し、前記第1の薄板の下側に、第2、第3の薄板を重ね、該第2の薄板に長方形状又は長円形状の開口を形成し、前記第3の薄板には前記貫通小孔に整列する小開口及び第2の空気導通開口を形成し、前記長方形状又は長円形状の開口を前記貫通小孔、前記小開口、前記第1、第2の空気導通開口と連通するように前記第1、第2、第3の薄板を重ね、更に前記第1の薄板上には浅い一端開口の凹所を前記第1の空気導通開口に連通するように下面に形成させたブロックを重ね固定させ、かつ前記第2の空気導出開口に連通するように空気噴出手段を設けたことを特徴とする微小部品の姿勢選別装置、によって解決される。
【0007】
以上のような構成で微小部品に対する空気噴出孔は非常に小さいが、この加工を容易とし、また確実に異姿勢の部品をトラック外へと、排除することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は本発明の実施の形態による振動パ−ツフィ−ダ1の全体を示すが、図2において本発明にかかわる姿勢選別装置3A、3Bを取り付けたボール2は公知のように下方のベ−スブロック4と等角度間隔で配設された、重ね板ばね6により結合されており、ベ−スブロック4上には電磁コイルを巻装した電磁石5が固定されている。またこの電磁石5に対向してアーマチュア8がボ−ル2に固定されている。ねじり振動駆動部は重ね板バネ6、電磁石5などにより構成されるがこれは筒状のカバ−7により被覆されており、振動パ−ツフィ−ダ1の全体は防振ゴムGにより地上に支持されている。
【0009】
図3において以上のねじり振動駆動部により部品mは反時計方向にトラックTに沿って移送されるのであるが、上流側から順に公知の重ね取り装置10、11、早出し機構12、ワイパ−13などを取りつけており、この下流側に本発明に関わる姿勢選別装置3A、3Bが設けられている。トラック口には断面が口形状のトンネル状の移送路を形成させる姿勢保持トラック14が取り付けられている。
【0010】
図示せずともボール2の中央底部2aには多量の微小部品m(図1と同じ)を貯蔵させておりこれが反時計方向に振動により移送される。上流側から装置10、11により順次、部品mの重なりがとられ単層とされ、下流側のワイパー13により確実に単層とされて姿勢選別装置3A内へと導かれる。
【0011】
次に本発明にかかわる姿勢選別装置3A、3Bについて説明するが3Aと3Bとは同一の構成であるので3Aについてのみ説明する。
【0012】
図4ないし図6において姿勢選別装置3Aは全体を示されており、ボール2にはスパイラル状のトラックTが形成されているがこのボール2の周壁部の一部が切り欠けられてこれにアタッチメントとして姿勢選別装置3Aが嵌着固定されている。この切欠き部には、まず断面が台形状の取り付けブロック20がボルト21により取り付けブロック22に固定されており、この取り付けブロック22はボルト23によりボール2に対し固定されている。
【0013】
この取り付けブロック22は横方向に空気流通孔25が形成されており、これに空気噴出手段の一部としての電磁弁を図示せずとも接続させているパイプ24が螺着、固定されている。取り付けブロック20は更に斜め方向に上記流通孔25に連通して斜孔26が形成されている。
【0014】
台形状の取り付けブロック20のボール2に関して径内方向端部にはトラックTの一部のトラックT’の側壁部20aが形成されており、これは後述する3枚の薄板を取り付けるための斜面20bを有し図6に明示されるようにねじ孔20c、20d、20eが形成されている。図4及び図5に明示されるように、ボール2のトラックTの切り欠をこの姿勢選別装置3Aが嵌着されるが、これにトラックTの一部として形成されるTは図6に示すようにボール2のトラックTと整列している。図6にその形状が明示されるように上方からほぼ方形状の第1の薄板29、第2の薄板28、第3の薄板27が重ね合わせて、ねじ40a、40b、41(図4も参照)により取り付けブロック20の上述のねじ孔20c、20d、20eに螺着締めつけることによりこの3枚の薄板27、28、29は固定されるのであるが、最下方の(第3の)薄板27には上述のねじ40a、40b、41を挿通させるための丸孔27b、27c、27dが形成されており、更にこれには空気導通開口27a(径φ2は2mm)及び貫通小孔27e(径φ3は1.5mm)を形成されている。押えブロック30には上述のねじ41の頭を納める丸孔30cが形成されている。第2の薄板28にも上述のねじ40a、40b、41を挿通させるための丸孔28b、28c、28dが形成されており、更に長円形状の開口28aが形成されている。第3の薄板29にも上述のねじ40a、40b、41を挿通させるための丸孔29b、29c、29dが形成されており更に空気導通開口29a(径φ1は1mm)及び貫通小孔29e(径φ4は0.8mm)が形成されている。薄板27、28、29は図5に示すように重ね合わせて押えブロック30と取り付けブロック20との間に挟圧、固定されるのであるが上述の空気導通開口27a、長円形状の開口28aおよび空気導通開口29a、更に貫通小孔29eが相連通するように取り付けブロック20に固定される。
【0015】
押えブロック30は図4及び図5に明示されるようにその下面に略半円形状の浅い凹所30aが形成されておりこれは第1の薄板29の空気導通孔29aと連通している。さらに第1及び第3の薄板29、27の貫通小孔29eと貫通孔27eとは整列している。かつ、上述したように第2の薄板28の長円形状の開口28aとは連通している。
【0016】
第1、第3の薄板29及び27の貫通小孔29eと貫通小孔27eとは整列しているのであるがこれと整列して更にこの上方及び下方に発光素子46a及び受光素子46bが配設されている。発光素子46aは取り付け板45にボルトにより固定されており更に取り付け板45は水平方向の取り付け板43に固定されている。図5に明示されるようにこれには長孔43aが形成されており図5と図3とから明らかなようにこの長孔43aの範囲内で図5に示すように矢印c方向に調節可能である。調節位置でボルト44a、44bをボール2に固定した取り付けブロック42に螺着、固定することにより水平取り付け板43すなわち発光素子46aがボール2に対し所定位置に固定される。同様に受光素子46bは取り付けブロック22にねじ60により固定される。
【0017】
ボール2には受光素子46bに整列して斜孔2aが形成されており、これは取り付けブロック20に形成した光導通用の小孔20eと連通している。
【0018】
本発明の実施の形態は以上のように構成されるが次にこの作用について説明する。なお、微小部品としては図1に示すような直方形状の部品mが適用される。これが大量にボール2内に貯蔵されているのであるが図2に示す電磁コイルに交流を通電すると公知のように重ね板ばね6の曲げによりボール2はその中心軸の周りにねじり振動を行なう。これにより図3に示すようにトラックT上を反時計方向に移送される。集団となって重ねとり装置10、11を通り単層とされる。更に下流側でワイパー13により完全に単層とされる。(ワイパー13と上流側との間で単層となっても再び重なることが多い。)従って姿勢選別装置3Aには単層で部品mが導かれる。図1に示すように小孔hは本発明の実施の形態においては第1の薄板29の端部に形成した貫通小孔29eに相当し、従って薄板29がトラックTの一部T’を形成するものである。このトラックT’に導入されて図1を参照して説明すると図1Aで示すように長手方向を移送方向に向けた部品mは正しい姿勢であるので貫通小孔hもしくは29eを完全に塞ぐことなく三日月状の光通孔部分を残す。これにより発光素子46aからの光線はここを通って受光素子46bに投光されるので今この上を通過する部品mは正しい姿勢であると判断し、空気を噴出させることなくそのまま図1においてAで示す矢印方向へと移送される。
【0019】
次に図1Bで示すように異姿勢すなわち長手方向を移送方向に対して垂直方向に向けた微小部品mは貫通孔hもしくは29eを通過する時にはこれを完全に塞ぐので受光素子46bには光を全く投光させない。これにより小孔hもしくは29eを通過する部品mは異姿勢であると判断する。
【0020】
図5に明示されるようにパイプ24に接続された電磁弁(図示せず)を開としエアタンクからの圧縮空気が取付けブロック20の通孔25に導かれ更に斜孔26を通りこれは第3の薄板27の開口27aと連通しているのでここを通り更に第2の薄板28の長円形状の開口28a及び第1の薄板29の空気導通開口29aを通り押えブロック30の下面に形成した浅い凹所30aを通ってこれに対向する異姿勢の部品mを図5において右方へと吹き飛ばさんとする。更に本実施の形態によれば取付けブロック20に形成した空気導通孔25及び26、第3の薄板27に形成した開口27a、第2の薄板28に形成した長円形状の開口28aを通り第1の薄板29に形成した貫通小孔29eを通って空気を上方へと噴出させる。すなわち図1Bに示すで明らかなように貫通小孔hから上方に空気を噴出させることにより部品mは上方へとに飛ばされこれと共に上述したように押えブロック30の浅い凹所30aから横方向に吹き出す噴出空気により微小な部品mは確実に取付けブロック20の一端部に形成した側壁部20aを越えてボ−ル2の内方に入る。以上のようにして異姿勢の部品mが確実にボ−ル内に排除されるのであるが次のような効果を奏するものである。
【0021】
すなわち薄板27、28、29は本実施の形態によれば、0.5ミリと非常に薄く、これは吹き飛ばすべき部品mが上述したように長辺、短辺共に1ミリ前後で非常に小さいので、これを確実に1個を吹き飛ばすべくこのような薄板とし、押えブロック30の底面に形成した浅い凹部30aが確実にここから吹き出す空気を微小な部品mに当てるようにしている。すなわち、薄板27、28、29に上述のようなネジ挿通孔及び空気導通孔を形成するのであるが、このような加工は簡単に行われ単にこれらを重ね合わせてボ−ル2すなわち取付ブロック20に固定させるのであるので、加工が非常に簡単である。仮に従来のようにボ−ルまたはボ−ルの側壁部に固定したアタッチメントに横方向に小孔を形成し、これから微小部品mに当てるためには非常に精密な加工を施し、正確に部品mをボ−ル内に排除するのは非常に困難である。
【0022】
更に本実施の形態によれば図5に明示されるように発光素子46aは取付板45を介して水平取付板43に矢印c方向に位置調節可能にボール2に対し固定される。従って発光素子46aからの光線は下方の第1の薄板29に形成した貫通小孔29eと正確に整列するように調節することができる。適応される部品が縦横厚さとも1mm前後で非常に小さい部品であるのでまた長辺と短辺とが1.0mm及び1.2mmと相近接しているのでこの違いを正確に読み取るためには発光素子46aの光線を正確に貫通小孔29eに整列させなければならない。本発明の実施の形態によればこれを簡単に行うことができる。従って感度良く正姿勢と異姿勢の部品mを選別することができる。
【0023】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0024】
例えば、以上の実施の形態では振動フィ−ダとしていわゆる振動パ−ツフィ−ダすなわち円形のボ−ルをねじり振動させるフィ−ダについて説明したがこれに限定させることなくリニア振動フィ−ダすなわち直線的なトラックを有しこれを直線振動させるフィ−ダにも本発明は適用可能である。
【0025】
また以上の実施の形態においては図3に明示されるようにボ−ル2の下流側に二つの姿勢選別装置3A、3Bを設けたがこれはより確実に姿勢選別を行うために設けたが場合によっては一個の姿勢選別装置例えば3Aのみであってもよい。これはねじり振動による部品の移送速度によって適宜選択してよい。場合によっては更に移送速度が大であれば3個直列に設けるようにしてもよい。
【0026】
また以上の実施の形態によれば微小部品として直方形状で長辺が1.2mm、短辺が1.0mm、厚さが0.7mmとしたがもちろんこの寸法に限定されることなくいわゆる微小部品であれば本発明の効果が得られるが特に長辺及び短辺が約0.5mmないし2.0mmであり厚さが約0.2mmないし2.0mmであるような微小部品に本発明は特に効果がある。
【0027】
更に微小部品の形状は直方体形状のみに限定されず円形であってもよく三角形状その他、種々の形状の微小部品に本発明は適応可能である。またこの形状に応じて実施の形態によれば小孔hないし29eは円形としたが、円形に限ることなく三角形状あるいは多角形状あるいは長方形状であっても良い。また、以上の実施の形態によれば第2の薄板28には長円形状の開口28aを形成したがこれに限ることなく一端開口の半長円形状や長方形状であっても良くこの場合には図5から明らかなように第1、第2の薄板間では開いた空間が形成されるが、ねじ41により確実にこれを保持することができる。更に第3の薄板27に形成した小孔27eは上方の第1の薄板29の貫通小孔29eと図示ではほぼ同大としたがもちろんこれより大きくても良い。
【0028】
また、3枚重ねでなくてもよく一番下の板27は無くてもよい。しかし、下に抜けるエア−の方が上に抜ける分(ワ−ク排除用)よりかなり大きくなると考えられるため、実施形態のようにもう一枚下に板27を入れておいた方がよい。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の微小部品の姿勢選別装置によれば、縦横とも1mm前後もしくは1mm以下の微小な部品であっても低コストで確実に異姿勢の部品をトラックから外方に排除させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される微小部品の拡大斜視図を示しAは正しい姿勢の部品、Bは異姿勢の部品を示す。
【図2】本発明の実施の形態による振動パーツフィーダの部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同要部の正面図である。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の断面図である。
【図6】同要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 振動パーツフィーダ
27、28、29 薄板
27e 空気導通開口
28a 開口
29a 空気導通開口
29e 貫通小孔

Claims (9)

  1. 振動フィーダのトラックの一部に貫通小孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことなく、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことにより、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢選別装置において、
    前記微小部品の側方から空気を噴出可能な小孔と、
    前記微小部品の下方から上方に空気を噴出可能な小孔と、
    前記側方から空気を噴出可能な小孔と、前記下方から上方に空気を噴出可能な小孔とに連通する空気噴出手段と
    を具備し、
    前記微小部品は、直方体形状であり、
    前記空気噴出手段は、前記受光素子に対する前記発光素子からの光線が完全に遮断されたときに空気を噴出し、当該空気を、前記側方から空気を噴出可能な小孔と前記下方から上方に空気を噴出可能な小孔とから噴出させて前記微小部品を排除するものであることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  2. 請求項1に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記側方に空気を噴出する小孔を、複数枚の少なくとも一個の開口を有する薄板を重ね合わせることにより形成することを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  3. 振動フィーダのトラックの一部に貫通小孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことなく、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことにより、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢選別装置において、前記トラックの一部を第1の薄板により形成し、該第1の薄板に前記貫通小孔及び第1の空気導通開口を形成し、前記第1の薄板の下側に、第2、第3の薄板を重ね、該第2の薄板に長方形状又は長円形状の開口を形成し、前記第3の薄板には前記貫通小孔に整列する小開口及び第2の空気導通開口を形成し、前記長方形状又は長円形状の開口を前記貫通小孔、前記小開口、前記第1、第2の空気導通開口と連通するように前記第1、第2、第3の薄板を重ね、更に前記第1の薄板上には浅い一端開口の凹所を前記第1の空気導通開口に連通するように下面に形成させたブロックを重ね固定させ、かつ前記第2の空気導出開口に連通するように空気噴出手段を設けたことを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記振動フィーダはボウルをねじり振動させる振動パ−ツフィ−ダであることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記発光素子及び受光素子の一方は前記トラックに対し、該トラックの延在方向と交差する方向に移動調節可能とされていること特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  6. 請求項3に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記振動フィーダはボウルをねじり振動させる振動パ−ツフィ−ダであり、
    前記トラックの一部に直線的であって前記ボウルの周壁の一部を直線的に切り欠いて、形成される切欠部に嵌合される取付ブロックに前記第1、第2、第3の薄板が重ねて固定されることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  7. 請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記貫通小孔は円形であり、前記微小部品は直方体形状であることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記トッラクは横方向に傾斜した部品移送面に対しほぼ垂直な側壁部を有し、前記微小部品は該側壁部に当接しながら振動で移送されることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
  9. 請求項1から請求項8のうちのいずれか一項に記載の微小部品の姿勢選別装置であって、
    前記微小部品の長辺及び短辺は約0.5〜2.0mmであり、厚さは約0.2〜2.0mmであることを特徴とする微小部品の姿勢選別装置。
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