JP2001002230A - 微小部品の姿勢選別装置 - Google Patents

微小部品の姿勢選別装置

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JP2001002230A JP11174623A JP17462399A JP2001002230A JP 2001002230 A JP2001002230 A JP 2001002230A JP 11174623 A JP11174623 A JP 11174623A JP 17462399 A JP17462399 A JP 17462399A JP 2001002230 A JP2001002230 A JP 2001002230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小部品を低コストで確実にトラックから外
方に配慮すること。 【解決手段】 振動フィーダのトラックの一部に貫通小
孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子
とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通
小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことな
く、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微
小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことに
より、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、
完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、
前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢
選別装置において、前記部品の側方から空気を噴出する
小孔と、前記部品の下方から上方に空気を噴出する小孔
を備え、前記部品を側方に噴出する空気と前記部品の下
から上に噴出する空気で排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微小部品、例えばチ
ップ部品の姿勢選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1には微小部品mが示されているがほ
ゞ直方形状である。この長辺aは約1.2mm、短辺b
は約1.0mm、高さcは約0.6mmのチップ部品で
ある。このような部品mは振動フィーダの一部であるト
ラックT上を振動により矢印A方向に移送される。図1
Aでは次工程が要求する姿勢であるが、これがこの姿勢
から90度ひねった姿勢、すなわち短辺bをトラックT
の側壁Sに当接した姿勢で移送される場合には、これを
何らかの手段により、姿勢を検知し、かつこれをトラッ
クTの外方に排除しなければならない。部品mの長辺a
(1.2mm)と短辺b(1.0mm)とは比較的近似
した大きさであるので、この重心位置により、縦向きか
横向きかを選別することは難しい。このためにトラック
Tには貫通小孔hが形成されており、図示せずともこの
上方には発光素子、下方には受光素子が設けられてい
る。従って部品mが図1Aで示す姿勢でこの貫通小孔h
を通過する時には発光素子からの光線を完全に遮断する
ことなく、図1Aでは三日月状の光を通す部分を発光素
子の光線を通過させるので、受光素子はこれを検知して
今通過している部品mは正しい姿勢であると判断し、矢
印Aの方向にそのまま移送させる。他方、図1Bで示す
異姿勢の部品mは貫通小孔h上を通過する時には図示す
るようにこれを完全に受光素子に対して塞ぐので、これ
により、今貫通孔hを通過している部品mは異姿勢であ
ると判断し、同じ貫通孔hから空気を噴出させ、矢印B
へ示す方向に排除せんとするものである。
【0003】然しながら、トラックTの側壁Sはほぼ垂
直な段差であり、矢印Bの方向に即座に排除出来れば良
いが、空気噴出力によってはそのままトラックT上に落
下したり、場合によっては排除出来ない場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、図1に示すような微小部品であっても確
実にその姿勢判別を行い、かつ確実に異姿勢の部品をト
ラック外へと排除することができる微小部品の姿勢選別
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題題、振動フィ
ーダのトラックの一部に貫通小孔を形成し、該貫通小孔
に整列して発光素子と受光素子とを対向して配置し、正
しい姿勢の微小部品が前記貫通小孔上を通過するときに
は該貫通小孔全体を塞ぐことなく、そのまゝ下流側へと
移送されるが、異姿勢の前記微小部品が通過するときに
は該貫通小孔全体を塞ぐことにより、前記発光素子から
の光線を前記受光素子に対し、完全に遮断し、該異姿勢
の微小部品を噴出空気により、前記トラック外へと排除
するようにした微小部品の姿勢選別装置において、前記
部品の側方から空気を噴出する小孔と、前記部品の下方
から上方に空気を噴出する小孔を備え、前記部品を側方
に噴出する空気と前記部品の下から上に噴出する空気で
排除することを特徴とする微小部品の姿勢判別装置、に
よって解決される。
【0006】又は、振動フィーダのトラックの一部に貫
通小孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光
素子とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記
貫通小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐこ
となく、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前
記微小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐこ
とにより、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対
し、完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気によ
り、前記トラック外へと排除するようにした微小部品の
姿勢選別装置において、前記トラックの一部を第1の薄
板により形成し、該第1の薄板に前記貫通小孔及び第1
の空気導通開口を形成し、前記第1の薄板の下側に、第
2、第3の薄板を重ね、該第2の薄板に長方形状又は長
円形状の開口を形成し、前記第3の薄板には前記貫通小
孔に整列する小開口及び第2の空気導通開口を形成し、
前記長方形状又は長円形状の開口を前記貫通小孔、前記
小開口、前記第1、第2の空気導通開口と連通するよう
に前記第1、第2、第3の薄板を重ね、更に前記第1の
薄板上には浅い一端開口の凹所を前記第1の空気導通開
口に連通するように下面に形成させたブロックを重ね固
定させ、かつ前記第2の空気導出開口に連通するように
空気噴出手段を設けたことを特徴とする微小部品の姿勢
選別装置、によって解決される。
【0007】以上のような構成で微小部品に対する空気
噴出孔は非常に小さいが、この加工を容易とし、また確
実に異姿勢の部品をトラック外へと、排除することが出
来る。
【0008】
【発明の実施の形態】図2及び図3は本発明の実施の形
態による振動パ−ツフィ−ダ1の全体を示すが、図2に
おいて本発明にかかわる姿勢選別装置3A、3Bを取り
付けたボール2は公知のように下方のベ−スブロック4
と等角度間隔で配設された、重ね板ばね6により結合さ
れており、ベ−スブロック4上には電磁コイルを巻装し
た電磁石5が固定されている。またこの電磁石5に対向
してアーマチュア8がボ−ル2に固定されている。ねじ
り振動駆動部は重ね板バネ6、電磁石5などにより構成
されるがこれは筒状のカバ−7により被覆されており、
振動パ−ツフィ−ダ1の全体は防振ゴムGにより地上に
支持されている。
【0009】図3において以上のねじり振動駆動部によ
り部品mは反時計方向にトラックTに沿って移送される
のであるが、上流側から順に公知の重ね取り装置10、
11、早出し機構12、ワイパ−13などを取りつけて
おり、この下流側に本発明に関わる姿勢選別装置3A、
3Bが設けられている。トラック口には断面が口形状の
トンネル状の移送路を形成させる姿勢保持トラック14
が取り付けられている。
【0010】図示せずともボール2の中央底部2aには
多量の微小部品m(図1と同じ)を貯蔵させておりこれ
が反時計方向に振動により移送される。上流側から装置
10、11により順次、部品mの重なりがとられ単層と
され、下流側のワイパー13により確実に単層とされて
姿勢選別装置3A内へと導かれる。
【0011】次に本発明にかかわる姿勢選別装置3A、
3Bについて説明するが3Aと3Bとは同一の構成であ
るので3Aについてのみ説明する。
【0012】図4ないし図6において姿勢選別装置3A
は全体を示されており、ボール2にはスパイラル状のト
ラックTが形成されているがこのボール2の周壁部の一
部が切り欠けられてこれにアタッチメントとして姿勢選
別装置3Aが嵌着固定されている。この切欠き部には、
まず断面が台形状の取り付けブロック20がボルト21
により取り付けブロック22に固定されており、この取
り付けブロック22はボルト23によりボール2に対し
固定されている。
【0013】この取り付けブロック22は横方向に空気
流通孔25が形成されており、これに空気噴出手段の一
部としての電磁弁を図示せずとも接続させているパイプ
24が螺着、固定されている。取り付けブロック20は
更に斜め方向に上記流通孔25に連通して斜孔26が形
成されている。
【0014】台形状の取り付けブロック20のボール2
に関して径内方向端部にはトラックTの一部のトラック
T’の側壁部20aが形成されており、これは後述する
3枚の薄板を取り付けるための斜面20bを有し図6に
明示されるようにねじ孔20c、20d、20eが形成
されている。図4及び図5に明示されるように、ボール
2のトラックTの切り欠をこの姿勢選別装置3Aが嵌着
されるが、これにトラックTの一部として形成されるT
は図6に示すようにボール2のトラックTと整列してい
る。図6にその形状が明示されるように上方からほぼ方
形状の第1の薄板29、第2の薄板28、第3の薄板2
7が重ね合わせて、ねじ40a、40b、41(図4も
参照)により取り付けブロック20の上述のねじ孔20
c、20d、20eに螺着締めつけることによりこの3
枚の薄板27、28、29は固定されるのであるが、最
下方の(第3の)薄板27には上述のねじ40a、40
b、41を挿通させるための丸孔27b、27c、27
dが形成されており、更にこれには空気導通開口27a
(径φ2は2mm)及び貫通小孔27e(径φ3は1.
5mm)を形成されている。押えブロック30には上述
のねじ41の頭を納める丸孔30cが形成されている。
第2の薄板28にも上述のねじ40a、40b、41を
挿通させるための丸孔28b、28c、28dが形成さ
れており、更に長円形状の開口28aが形成されてい
る。第3の薄板29にも上述のねじ40a、40b、4
1を挿通させるための丸孔29b、29c、29dが形
成されており更に空気導通開口29a(径φ1は1m
m)及び貫通小孔29e(径φ4は0.8mm)が形成
されている。薄板27、28、29は図5に示すように
重ね合わせて押えブロック30と取り付けブロック20
との間に挟圧、固定されるのであるが上述の空気導通開
口27a、長円形状の開口28aおよび空気導通開口2
9a、更に貫通小孔29eが相連通するように取り付け
ブロック20に固定される。
【0015】押えブロック30は図4及び図5に明示さ
れるようにその下面に略半円形状の浅い凹所30aが形
成されておりこれは第1の薄板29の空気導通孔29a
と連通している。さらに第1及び第3の薄板29、27
の貫通小孔29eと貫通孔27eとは整列している。か
つ、上述したように第2の薄板28の長円形状の開口2
8aとは連通している。
【0016】第1、第3の薄板29及び27の貫通小孔
29eと貫通小孔27eとは整列しているのであるがこ
れと整列して更にこの上方及び下方に発光素子46a及
び受光素子46bが配設されている。発光素子46aは
取り付け板45にボルトにより固定されており更に取り
付け板45は水平方向の取り付け板43に固定されてい
る。図5に明示されるようにこれには長孔43aが形成
されており図5と図3とから明らかなようにこの長孔4
3aの範囲内で図5に示すように矢印c方向に調節可能
である。調節位置でボルト44a、44bをボール2に
固定した取り付けブロック42に螺着、固定することに
より水平取り付け板43すなわち発光素子46aがボー
ル2に対し所定位置に固定される。同様に受光素子46
bは取り付けブロック22にねじ60により固定され
る。
【0017】ボール2には受光素子46bに整列して斜
孔2aが形成されており、これは取り付けブロック20
に形成した光導通用の小孔20eと連通している。
【0018】本発明の実施の形態は以上のように構成さ
れるが次にこの作用について説明する。なお、微小部品
としては図1に示すような直方形状の部品mが適用され
る。これが大量にボール2内に貯蔵されているのである
が図2に示す電磁コイルに交流を通電すると公知のよう
に重ね板ばね6の曲げによりボール2はその中心軸の周
りにねじり振動を行なう。これにより図3に示すように
トラックT上を反時計方向に移送される。集団となって
重ねとり装置10、11を通り単層とされる。更に下流
側でワイパー13により完全に単層とされる。(ワイパ
ー13と上流側との間で単層となっても再び重なること
が多い。)従って姿勢選別装置3Aには単層で部品mが
導かれる。図1に示すように小孔hは本発明の実施の形
態においては第1の薄板29の端部に形成した貫通小孔
29eに相当し、従って薄板29がトラックTの一部
T’を形成するものである。このトラックT’に導入さ
れて図1を参照して説明すると図1Aで示すように長手
方向を移送方向に向けた部品mは正しい姿勢であるので
貫通小孔hもしくは29eを完全に塞ぐことなく三日月
状の光通孔部分を残す。これにより発光素子46aから
の光線はここを通って受光素子46bに投光されるので
今この上を通過する部品mは正しい姿勢であると判断
し、空気を噴出させることなくそのまま図1においてA
で示す矢印方向へと移送される。
【0019】次に図1Bで示すように異姿勢すなわち長
手方向を移送方向に対して垂直方向に向けた微小部品m
は貫通孔hもしくは29eを通過する時にはこれを完全
に塞ぐので受光素子46bには光を全く投光させない。
これにより小孔hもしくは29eを通過する部品mは異
姿勢であると判断する。
【0020】図5に明示されるようにパイプ24に接続
された電磁弁(図示せず)を開としエアタンクからの圧
縮空気が取付けブロック20の通孔25に導かれ更に斜
孔26を通りこれは第3の薄板27の開口27aと連通
しているのでここを通り更に第2の薄板28の長円形状
の開口28a及び第1の薄板29の空気導通開口29a
を通り押えブロック30の下面に形成した浅い凹所30
aを通ってこれに対向する異姿勢の部品mを図5におい
て右方へと吹き飛ばさんとする。更に本実施の形態によ
れば取付けブロック20に形成した空気導通孔25及び
26、第3の薄板27に形成した開口27a、第2の薄
板28に形成した長円形状の開口28aを通り第1の薄
板29に形成した貫通小孔29eを通って空気を上方へ
と噴出させる。すなわち図1Bに示すで明らかなように
貫通小孔hから上方に空気を噴出させることにより部品
mは上方へとに飛ばされこれと共に上述したように押え
ブロック30の浅い凹所30aから横方向に吹き出す噴
出空気により微小な部品mは確実に取付けブロック20
の一端部に形成した側壁部20aを越えてボ−ル2の内
方に入る。以上のようにして異姿勢の部品mが確実にボ
−ル内に排除されるのであるが次のような効果を奏する
ものである。
【0021】すなわち薄板27、28、29は本実施の
形態によれば、0.5ミリと非常に薄く、これは吹き飛
ばすべき部品mが上述したように長辺、短辺共に1ミリ
前後で非常に小さいので、これを確実に1個を吹き飛ば
すべくこのような薄板とし、押えブロック30の底面に
形成した浅い凹部30aが確実にここから吹き出す空気
を微小な部品mに当てるようにしている。すなわち、薄
板27、28、29に上述のようなネジ挿通孔及び空気
導通孔を形成するのであるが、このような加工は簡単に
行われ単にこれらを重ね合わせてボ−ル2すなわち取付
ブロック20に固定させるのであるので、加工が非常に
簡単である。仮に従来のようにボ−ルまたはボ−ルの側
壁部に固定したアタッチメントに横方向に小孔を形成
し、これから微小部品mに当てるためには非常に精密な
加工を施し、正確に部品mをボ−ル内に排除するのは非
常に困難である。
【0022】更に本実施の形態によれば図5に明示され
るように発光素子46aは取付板45を介して水平取付
板43に矢印c方向に位置調節可能にボール2に対し固
定される。従って発光素子46aからの光線は下方の第
1の薄板29に形成した貫通小孔29eと正確に整列す
るように調節することができる。適応される部品が縦横
厚さとも1mm前後で非常に小さい部品であるのでまた
長辺と短辺とが1.0mm及び1.2mmと相近接して
いるのでこの違いを正確に読み取るためには発光素子4
6aの光線を正確に貫通小孔29eに整列させなければ
ならない。本発明の実施の形態によればこれを簡単に行
うことができる。従って感度良く正姿勢と異姿勢の部品
mを選別することができる。
【0023】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0024】例えば、以上の実施の形態では振動フィ−
ダとしていわゆる振動パ−ツフィ−ダすなわち円形のボ
−ルをねじり振動させるフィ−ダについて説明したがこ
れに限定させることなくリニア振動フィ−ダすなわち直
線的なトラックを有しこれを直線振動させるフィ−ダに
も本発明は適用可能である。
【0025】また以上の実施の形態においては図3に明
示されるようにボ−ル2の下流側に二つの姿勢選別装置
3A、3Bを設けたがこれはより確実に姿勢選別を行う
ために設けたが場合によっては一個の姿勢選別装置例え
ば3Aのみであってもよい。これはねじり振動による部
品の移送速度によって適宜選択してよい。場合によって
は更に移送速度が大であれば3個直列に設けるようにし
てもよい。
【0026】また以上の実施の形態によれば微小部品と
して直方形状で長辺が1.2mm、短辺が1.0mm、
厚さが0.7mmとしたがもちろんこの寸法に限定され
ることなくいわゆる微小部品であれば本発明の効果が得
られるが特に長辺及び短辺が約0.5mmないし2.0
mmであり厚さが約0.2mmないし2.0mmである
ような微小部品に本発明は特に効果がある。
【0027】更に微小部品の形状は直方体形状のみに限
定されず円形であってもよく三角形状その他、種々の形
状の微小部品に本発明は適応可能である。またこの形状
に応じて実施の形態によれば小孔hないし29eは円形
としたが、円形に限ることなく三角形状あるいは多角形
状あるいは長方形状であっても良い。また、以上の実施
の形態によれば第2の薄板28には長円形状の開口28
aを形成したがこれに限ることなく一端開口の半長円形
状や長方形状であっても良くこの場合には図5から明ら
かなように第1、第2の薄板間では開いた空間が形成さ
れるが、ねじ41により確実にこれを保持することがで
きる。更に第3の薄板27に形成した小孔27eは上方
の第1の薄板29の貫通小孔29eと図示ではほぼ同大
としたがもちろんこれより大きくても良い。
【0028】また、3枚重ねでなくてもよく一番下の板
27は無くてもよい。しかし、下に抜けるエア−の方が
上に抜ける分(ワ−ク排除用)よりかなり大きくなると
考えられるため、実施形態のようにもう一枚下に板27
を入れておいた方がよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明の微小部品の姿
勢選別装置によれば、縦横とも1mm前後もしくは1m
m以下の微小な部品であっても低コストで確実に異姿勢
の部品をトラックから外方に排除させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される微小部品の拡
大斜視図を示しAは正しい姿勢の部品、Bは異姿勢の部
品を示す。
【図2】本発明の実施の形態による振動パーツフィーダ
の部分破断側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同要部の正面図である。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】同要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 振動パーツフィーダ 27、28、29 薄板 27e 空気導通開口 28a 開口 29a 空気導通開口 29e 貫通小孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動フィーダのトラックの一部に貫通小
    孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子
    とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通
    小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことな
    く、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微
    小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことに
    より、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、
    完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、
    前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢
    選別装置において、前記部品の側方から空気を噴出する
    小孔と、前記部品の下方から上方に空気を噴出する小孔
    を備え、前記部品を側方に噴出する空気と前記部品の下
    から上に噴出する空気で排除することを特徴とする微小
    部品の姿勢判別装置。
  2. 【請求項2】 前記側方に空気を噴出する小孔を、複数
    枚の少なくとも一個の開口を有する薄板を重ね合わせる
    ことにより形成することを特徴とする請求項1に記載の
    微小部品の姿勢判別装置。
  3. 【請求項3】 振動フィーダのトラックの一部に貫通小
    孔を形成し、該貫通小孔に整列して発光素子と受光素子
    とを対向して配置し、正しい姿勢の微小部品が前記貫通
    小孔上を通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことな
    く、そのまゝ下流側へと移送されるが、異姿勢の前記微
    小部品が通過するときには該貫通小孔全体を塞ぐことに
    より、前記発光素子からの光線を前記受光素子に対し、
    完全に遮断し、該異姿勢の微小部品を噴出空気により、
    前記トラック外へと排除するようにした微小部品の姿勢
    選別装置において、前記トラックの一部を第1の薄板に
    より形成し、該第1の薄板に前記貫通小孔及び第1の空
    気導通開口を形成し、前記第1の薄板の下側に、第2、
    第3の薄板を重ね、該第2の薄板に長方形状又は長円形
    状の開口を形成し、前記第3の薄板には前記貫通小孔に
    整列する小開口及び第2の空気導通開口を形成し、前記
    長方形状又は長円形状の開口を前記貫通小孔、前記小開
    口、前記第1、第2の空気導通開口と連通するように前
    記第1、第2、第3の薄板を重ね、更に前記第1の薄板
    上には浅い一端開口の凹所を前記第1の空気導通開口に
    連通するように下面に形成させたブロックを重ね固定さ
    せ、かつ前記第2の空気導出開口に連通するように空気
    噴出手段を設けたことを特徴とする微小部品の姿勢選別
    装置。
  4. 【請求項4】 前記振動フィーダはボウルをねじり振動
    させる振動パ−ツフィ−ダであることを特徴とする請求
    項1〜3に記載の微小部品の姿勢選別装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子及び受光素子の一方は前記
    トラックに対し、該トラックの延在方向と交差する方向
    に移動調節可能とされていること特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の微小部品の姿勢選別装置。
  6. 【請求項6】 前記トラックの一部に直線的であって前
    記ボウルの周壁の一部を直線的に切り欠いて、形成され
    る切欠部に嵌合される取付ブロックに前記第1、第2、
    第3の薄板が重ねて固定されることを特徴とする請求項
    4又は5に記載の微小部品の姿勢選別装置。
  7. 【請求項7】 前記貫通小孔は円形であり、前記微小部
    品は方形状であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の微小部品の姿勢選別装置。
  8. 【請求項8】 前記トッラクは横方向に傾斜した部品移
    送面に対しほぼ垂直な側壁部を有し、前記微小部品は該
    側壁部に当接しながら振動で移送されることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載の微小部品の姿勢選別
    装置。
  9. 【請求項9】 前記微小部品の長辺及び短辺は約0.5
    〜2.0mmであり、厚さは約0.2〜2.0mmであ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の微
    小部品の姿勢選別装置。
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