JPH0940150A - 部品選別整送装置 - Google Patents

部品選別整送装置

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JPH0940150A
JPH0940150A JP21521495A JP21521495A JPH0940150A JP H0940150 A JPH0940150 A JP H0940150A JP 21521495 A JP21521495 A JP 21521495A JP 21521495 A JP21521495 A JP 21521495A JP H0940150 A JPH0940150 A JP H0940150A
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Shuichi Narukawa
修一 成川
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 長辺の長さと短辺の長さとの差が小さい平板
状又は直方体形状の部品について、長辺方向又は短辺方
向の移送方向を単純な手段で選別し得る装置を提供する
こと。 [解決手段] 長辺Aを移送方向に向けたチップLは嵌
り込んで移送されるが、短辺Bを移送方向に向けたチッ
プLは嵌り込めずに一方の短辺部分を低い側壁としての
ガイドブロック82に乗り上げて移送される選別トラッ
ク84の途中において、空気噴出孔85から選別トラッ
ク84を横切りガイドブロック82へ向かい、チップL
の表面に接するようにほゞ水平に空気を噴出させる。長
辺Aを移送方向に向けたチップLは吹き飛ばされること
なく移送され、短辺Bを移送方向に向けたチップLは揚
力を生じて浮き上がり、空気流に乗って吹き飛ばされ排
除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品の選別整送装置に関
するものであり、更に詳しくは、部品の向きを整えて移
送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図1は選別対象例として
のチップLED(発光ダイオード)Lを選別整送する時
の表裏と方向とを示す斜視図であり、面積が広く切り欠
きの入っている白色の天板部Laと、面積が狭く表面を
黒色に着色された地板部Lbとから成っている。以降、
天板部Laの表面を表とし地板部Lbの黒色に着色した
面を裏とする。チップLED(以降、チップと略)L
は、天板Laを下にした状態で移送方向を整えられた
後、白抜き矢印で示すように反転されて次工程へ移送さ
れる。地板Lbの黒色は表裏の選別のためであり、移送
方向は図に示すように、天板Laの切り欠きを前後にす
る方向である。そして、図2はチップLの地板Lb側か
ら見た平面図であるが、移送方向となる天板部Laの長
辺Aの長さ=3.2mm、短辺Bの長さ=2.7mmで
あり、長辺Aと短辺Bとは0.5mmの差である。な
お、天板部Laの厚さ0.5mm、地板部Lbの厚さ=
0.7mmとなっている。
【0003】一般的には、長辺の長さと短辺の長さとに
差があって、長辺方向に移送される部品と短辺方向に移
送される部品とを選別する場合、長辺方向に移送される
部品は通過し得るが、短辺方向に移送される部品は通過
し得ない幅の溝ないしはトンネルを設けることが行われ
る。長辺と短辺の長さに大きい差がある場合には溝また
はトンネルの幅を余裕を持って広くしても、短辺を移送
方向とする部品が溝またはトンネルに入り込むことはな
く長辺を移送方向とする部品は容易に入り込めるのでそ
の選別はスムーズに進むが、長辺と短辺の長さの差が僅
かな場合には、溝またはトンネルの幅を余裕を持って広
く設定することができないので、通過させるべき長辺を
移送方向とする部品も溝またはトンネルに容易に入り込
めず選別が渋滞してスムーズに進行しない。従って、こ
の様な場合には長辺と短辺の長さの差を光センサで検知
して選別するなどの手段を講じているが、その分だけ製
造コストを上昇させている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、長辺の長さと短辺の長さとの差が小さ
い平板状又は直方体形状の部品の移送方向を単純な機械
的手段と噴出空気とによって選別して供給し得る部品整
送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、長辺の
長さと短辺の長さとの差が小さい平板状又は直方体形状
の部品を単層、単列で移送する振動パーツフィーダの平
板トラックに、前記長辺を移送方向に向けた部品と前記
短辺を移送方向に向けた部品とを選別する移送方向選別
機構を備えた部品選別整送装置において、前記移送方向
選別機構が、前記長辺を移送方向に向けた部品は底面に
接して移送され、前記短辺を移送方向に向けた部品は一
方の短辺側を前記底面に接し他方の短辺側を低い側壁に
乗り上げて移送される選別溝と、該選別溝に設けられ、
該選別機構を横切って前記低い側壁側に向かい、前記選
別溝を移送される前記部品の表面に接するようにほゞ水
平に空気を噴出する移送方向選別用空気噴出源とからな
り、前記長辺を移送方向に向けた部品は前記選別溝をそ
のまま通過するが、前記短辺を移送方向に向けた部品は
前記移送方向選別用空気噴出源からの噴出空気によって
前記選別溝から吹き飛ばされて排除されることを特徴と
する部品選別整送装置、によって達成される。
【0006】
【作用】短辺を移送方向に向けている部品は選別溝に至
り、一方の短辺側を選別溝に接し、他方の短辺側は低い
側壁に乗り上げた状態で移送される。そして、選別溝を
横切り低い側壁側に向かって空気が噴出されている空気
噴出箇所に至り、短辺を移送方向に向けている部品は表
面を流れる噴出空気流によって吹き飛ばされて選別溝か
ら排除される。これに対し長辺を移送方向に向けている
部品は選別溝に嵌り込んだ状態で移送され、空気噴出箇
所に至っても低い側壁が障害となって吹き飛ばされるこ
となく、選別溝をその下流端まで移送される。このよう
にして空気噴出箇所以降は長辺を移送方向に向けた部品
のみが移送される。
【0007】
【実施例】図3は実施例としてのチップLの選別整送装
置1の部分破断側面図であり、図4は同装置の平面図で
ある。すなわち、同装置1はチップLを収容し選別する
ための振動パーツフィーダ10に、選別されたチップL
を次工程へ整送するための直線振動パーツフィーダ10
0が反転シュート90を介して接続されており、これら
は床にボルト8で固定した共通基板9上に設置されてい
る。そのほか付帯設備として、共通基板9にはレギュレ
ータ5、センサアンプ6、電磁弁ユニット7が設置され
ている。
【0008】捩り振動パーツフィーダ10はチップLを
収容し選別するボウル21と、これに捩り振動を与える
駆動部11とから成っているが、図3を参照して、駆動
部11においては、ボウル21の底板と一体的に固定さ
れて可動コアを兼ねる可動ブロック12が等角度間隔に
配置した傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック1
4と連結されている。固定ブロック14上にはコイル1
5を巻装した電磁石16が可動ブロック12と僅かの間
隙をあけ対向して設けられている。駆動部11の周囲は
防音カバー17で覆われており、駆動部11はボウル2
1と共に防振ゴム18を介して共通基板9上に固定され
ている。そして、コイル15に交流が通電されることに
より、ボウル21に上方から見て反時計方向の捩り振動
を与えられる。
【0009】振動盆としてのボウル21は、図4を参照
して、底面22にチップLが表裏不定のまま多数収容さ
れ、捩り振動を与えられて矢印mで示す方向に移送され
る(チップLは微小であるため図示していない)。又、
底面22に起点を有してボウル21の周壁23の内面に
沿いスパイラル状に上昇する平板状のトラック24が設
けられており、チップLの移送路となる。なお、平板状
のトラック24はボウル21の径外方を向いて若干下向
き傾斜に設けられており、チップLは周壁23の内面に
接して移送される。トラック24の最上部の周回には上
流から順に単列・単層化部30、表裏矯正部40、表裏
選別部60、移送方向選別部80が設けられ、トラック
24の下流端には反転シュート90が取り付けられてい
る。
【0010】単層・単列化部30の第1ワイパー35に
至るまでに周壁23に形成した切り欠き251 に早出し
機構31が設けられている。すなわち周壁23の内面と
整合させて設けられた開閉筒33が腕板32と共に回動
軸Oの周りに回動されチップLを切り欠き251 から取
り出せるようになっており、緊急時のみ使用される。
又、その下流にはトラック24を半月形状に切り欠いて
第1切り欠き34が設けられてトラック24の幅を狭め
ており、過剰に移送されてくるチップLを第1切り欠き
34へ陥落させボウル21の底面22へ戻すようになっ
ている。
【0011】第1切り欠き34の下流には、周壁23側
からトラック24の直上へ斜交し、トラック24との間
に単層のチップLが通過し得る間隔をあけて第1ワイパ
35が設けられ、その他端部は周壁23に設けた切り欠
き252 に対しボルト35bによってトラック24との
間隔を調整可能に取り付けられている。従って、重なっ
て移送されてくるチップLのうち、最下層のチップLは
第1ワイパ35の下方を通過するが、2層目以上にある
チップLは移送を阻止され第1ワイパ35によって重な
りが崩されると共に第1ワイパ35に導かれてボウル2
1内へ戻される。
【0012】単層・単列化部30の下流部分には、その
部分の斜視図である図5も参照して、単層化を確実に進
めるための第2ワイパ36が取り付けられており、その
他端部は周壁23の切り欠き253 内にボルト37で固
定した取り付け部材38にボルト36bでトラック24
との間隔を調整可能に取り付けられている。第2ワイパ
36の下流側には2段に切り欠かれた第2切り欠き39
が設けられており、上段の切り欠き39aによってトラ
ック24は1個のチップLのみが通過し得る幅に狭めら
れている。従って第2切り欠き39以降ではチップLは
表裏不定、移送方向不定のまま、確実に単層移送方向不
定のまま単列化して移送される。
【0013】第2切り欠き39の直下流には表裏矯正部
40が設けられているが、その拡大平面図である図6、
及び図6における[7]−[7]線方向の断面図である
図7のA、Bを参照して、表裏矯正部40はボウル21
の周壁23及びトラック24を切り欠いて嵌め込んだト
ラックブロック41に形成されている。トラックブロッ
ク41はボウル21の周縁部26に対して、それ自身の
孔42をゆるく挿通するボルト43によってワッシャ4
5と共に、ボウル21の径方向の位置調整可能に取り付
けられており、又、トラックブロック41の両側面に螺
着させた平皿ねじ46の平皿部46aを周壁23の切り
欠き面に当接させて、トラックブロック41の幅方向の
位置調整を可能としている。すなわち、上流側と下流側
のトラック24との間における厳密な位置調整を可能と
している。
【0014】トラックブロック41には上流側のトラッ
ク24より若干下がったレベルに断面がV字形状のVト
ラック54が設けられており、両者の位置関係はトラッ
ク24から落下するチップLがVトラック54の外周側
の一方の斜面54aに接して移送されるようになってい
る。そして、チップLが斜面54aを移送される間に表
裏の検査が行われて、裏向きのチップLは斜面54aを
そのまま移送され、表向きのチップLはVトラック54
の他方の斜面54bへ反転され裏向きにされるようにな
っているが、その詳細は以下に述べる。
【0015】Vトラック54の上方には、図7のA、B
に示すようにチップLの表裏を検査するための光センサ
53がセットされている。光センサ53は発光素子と受
光素子とを内蔵し、発光素子から照射する光の反射光を
受光素子で捕らえ、その時の受光量の大小によってチッ
プLの表裏を検査するタイプのものであり、光センサ5
3からの照射光の光軸S1 が下方を通過するチップLに
当たるようになっている。下方にチップLが存在しない
場合に、光センサ53の照射光の光軸S1 がVトラック
54に当たる箇所には、その光軸S1 を軸心とするよう
に小円筒状の黒色樹脂55が埋め込まれており、その上
端部はVトラック54の面に整合するように仕上げ加工
されている。
【0016】又、Vトラック54の斜面54aには、光
センサ53の直下に至ったチップLの裏側となる位置に
空気噴出孔56が開口されており、この空気噴出孔56
はトラックブロック41の空気孔47を介してボウル2
1の周縁部26に設けた孔27に連接しており、孔27
には図4の電磁弁ユニット7を経由する圧縮空気配管の
端末52が挿入螺着されている。なお、トラックブロッ
ク41の空気孔47の先端に設けられている細孔47a
は空気の噴出を制御する電磁弁を閉とした時の圧縮空気
配管中の残圧を逃し、空気噴出孔56からの空気の噴出
の停止をシャープにするためのものである。
【0017】図4を参照して、表裏矯正部40の下流側
のトラック24には、第3ワイパ57が設けられ、その
他端部は周壁23の切り欠き254 に対しボルト57b
によってトラック24との間隔を調整可能に取り付けら
れている。これは上流の表裏矯正部40におけるVトラ
ック54から下流側のトラック24へ落下する時にチッ
プLが重なりを生ずる場合に、これらを単層化するべく
設けられている。
【0018】第3ワイパ57の下流側には表裏選別部6
0が設けられている。その拡大平面図である図8、及び
図8における[9]−[9]線方向の断面図である図9
を参照して、表裏選別部60は上流の表裏矯正部40と
同様に、ボウル21の周壁23及びトラック24を切り
欠いて嵌め込んだトラックブロック61に形成されてい
る。トラックブロック61がボウル21の周縁部26に
対してそれ自身の孔62をゆるく挿通するボルト63に
よってワッシャ65と共に、ボウル21の径方向の位置
調整可能に取り付けられていること、又、トラックブロ
ック61の両側面に螺着させた平面ねじ66の平皿部6
6aを周壁23の切り欠き面に当接させて、トラックブ
ロック61の幅方向の位置調整を可能としていることも
表裏矯正部40と同様である。トラックブロック61の
内周側を断面がL字形状になるように切り欠きトラック
24に整列させボウル21の径外方へ向いて若干下向き
傾斜に平板状の選別トラック74が形成されており、そ
の幅はチップLの短辺Bの長さよりは大に長辺Aの長さ
よりは小とされ、チップLが単列で移送されるようにな
っている。又、トラックブロック61の上面には、上流
部にワイパ78a、下流部にワイパ78bを設けたワイ
パ部材77が2本のボルト79で固定されており、ワイ
パ78a、78bと選別トラック74との間は単層のチ
ップLのみが通過し得るようにされている。そして後述
するように、チップLが単層、単列で選別トラック74
を移送される間に表裏が検査され、表向きのチップLが
噴出空気によって吹き飛ばされ排除されるようになって
いる。なお、ワイパ部材77の上流部のワイパ78aは
後述の光センサ73による表裏検査時にチップLが重な
って検査されることを防ぐためのものであり、重なった
チップLがある場合には移送方向と斜交する端面に導か
れてボウル21内へ落下する。又、下流部のワイパ78
bは排除されるチップLが何等かの原因によって先行す
る検査済みの裏向きのチップLに重なり、そのまま移送
されることを防ぐためのものである。
【0019】選別トラック74の上方には、図9に示す
ようにチップLの表裏を検査するために、前述の表裏矯
正部40の光センサ53と全く同様な光センサ73がセ
ットされており、光センサ73からの照射光の光軸S2
が下方を通過するチップLに当たるようになっている。
下方にチップLが存在しない場合に光センサ73の照射
光の光軸S2 が選別トラック74に当たる箇所には、そ
の光軸S2 を軸心とするよう小円筒状の黒色樹脂75が
埋め込まれており、その上端部は選別トラック74の面
に整合するように仕上げ加工されている。
【0020】又、選別トラック74上で光センサ73の
直下にあるチップLに空気を噴出し得るように選別トラ
ック74の断面L字形の隅部に空気噴出孔76が開口さ
れており、この空気噴出孔76はトラックブロック61
の空気孔67を介してボウル21の周縁部26に設けた
孔28に連接しており、孔28には図4の電磁弁ユニッ
ト7を経由する圧縮空気配管の端末72が挿入螺着され
ている。トラックブロック61の空気孔67の先端に設
けられている細孔67aは、先述した表裏矯正部40に
おける細孔47aと同様、電磁弁を閉とした時の圧縮空
気配管中の残圧を逃すためのものであり、空気はワイパ
部材77の中央部に設けた切り欠き71を通路として放
出される。
【0021】図4に示すように、表裏選別部60の下流
側、トラック24の下流端部に本発明の主要部に該当す
る移送方向選別部80が設けられている。移送方向選別
部80の拡大平面図である図10、図10における[1
1]−[11]線方向方向の破断側面図である図11、
及び斜視図である図12を参照して、移送方向選別部8
0はボウル21の周壁23とトラック24との端部を切
り欠いてはめ込んだトラックブロック81にガイドブロ
ック82、抑えブロック83を組み合わせて形成されて
いる。トラックブロック81はボルト81a、81bに
よってボウル21の周縁部26に固定されている。トラ
ックブロック81の内周側を断面がL字形状になるよう
に切り欠き、上流側の幅を狭めたトラック24に整列さ
せて選別トラック84が形成されており、選別トラック
84はボウル21の径外方へ向いて若干下向き傾斜とさ
れ、その幅はチップLの短辺Bの長さより大で、長辺A
の長さより小とされている。従って、図10における
[13]−[13]線方向の断面を示す図13のA、B
に示すように、長辺Aを移送方向とするチップLは選別
トラック84に嵌り込むが(図13のA)、短辺を移送
方向とするチップLは、一方の短辺部分をトラックブロ
ック82に乗り上げて移送される(図13のB)。選別
トラック84の下流端部は幅を拡げると共に、下流側に
接続されている反転シュート90の上流端における水平
な移送面に整合させるために、下流側へ向かって僅かな
下向きの傾斜面84eとされている。又、選別トラック
84の外周側の側壁となるトラックブロック81の中央
部に穿設した丸孔形状の空気噴出孔85に外側から圧縮
空気配管の端末86が挿入螺着されており、選別トラッ
ク84の直上を横切ってほゞ水平にボウル21内へ向か
って空気が連続的に噴出されるようになっている。
【0022】ガイドブロック82は上流端部にトラック
24と同等のレベルから下流側へ向かって上昇するスロ
ープ82sを有し、選別トラック84の内周側に接し高
さの低い側壁として設けられている。ガイドブロック8
2の中流部分は移送方向に長く切り欠いて、選別され吹
き飛ばされるチップLがボウル21内へ落下し易いよう
に側壁としての幅が狭められており、ボルト82a、8
2bによってボウル21の周縁部26に固定されてい
る。
【0023】抑えブロック83は図10における[1
5]−[15]線方向の断面を示す図15も参照してト
ラックブロック81の下流部分の上面に取り付けられ、
ボルト83aによってトラックブロック81に固定され
ている。抑えブロック83の選別トラック84の直上へ
の張り出し部83sは選別トラック84との間にチップ
Lが単層で移送されるだけの間隔をあけて設けられお
り、移送方向選別の終了したチップLが飛び出したり重
なりを生じたりすることを防ぐために設けられている。
【0024】図10へ戻り移送方向選別部80の下流端
には反転シュート90が接続されており、裏向きとされ
て選別されて来たチップLを表向きに反転させて、続く
直線振動パーツフィーダ100へ送り込むためにある。
反転シュート90、その上流側の移送方向選別部80、
下流側の直線振動パーツフィーダ100の振動トラフ1
21の接続を示す部分破断側面図である図16、および
図16における[17]−[17]線方向の断面を示す
図17を参照して、反転シュート90は半円弧状に反転
路94が凹設された半月形状の外板91が2本のボルト
93によってボウル21の周壁23の端末部に取り付け
られている。そして反転路94を側面から蓋するよう
に、半円環状の内板92が外板91の座ぐりへ嵌め込ん
で取り付けられ、取り付け深さ調整用のノブ付きねじ9
6と共に、2本のボルト95によって外板91に固定さ
れている。そして反転路94は長辺Aを移送方向とする
チップLが通過し得る幅と高さに形成されており、図1
も参照して反転路94の上方の上流端に長辺Aを移送方
向として送り込まれるチップLは半周する反転路94の
下流端で表向きとなって直線振動パーツフィーダ100
の振動トラフ121へ供給される。
【0025】直線振動パーツフィーダ100は図3、図
4を参照して、チップLを移送する振動トラフ121
と、これに直線振動を与える駆動部111とからなって
いる。駆動部111においては、振動トラフ121の底
板に固定された可動ブロック112と一体的な部材11
2a、112bが前後一対の傾斜板ばね113によって
固定ブロック114に連結されており、固定ブロック1
14にはコイルばね115を巻装した電磁石116が可
動ブロック112から垂下されている可動コア112c
と僅かな間隙をあけ対向して固定されている。固定ブロ
ック114は前後一対の防振板ばね117によって架台
118に取り付けられ、架台118は共通基板9にボル
ト119で固定されている据付板129上に高さ調整ボ
ルト128を介して設置されている。そして、コイル1
15に交流が通電されることにより、振動トラフ121
に矢印pで示す方向の直線振動が与えられ、振動トラフ
121内のチップLは矢印qで示す方向へ移送される。
【0026】振動トラフ121は図16、および図17
の一点鎖線も参照して基板122にガイド板125が固
定されて上に開いたコ字形状の移送路124が形成さ
れ、これに上蓋123をかぶせてねじ126で固定し、
長辺Aを移送方向とする表向きのチップLを移送するト
ンネル状の移送路124が形成されている。また、振動
トラフ121の上流部にはチップLのオーバーフローに
よる移送詰まりのモニタとしてのオーバーフローセンサ
127、中流部には移送切れセンサ128が取り付けら
れており、オーバーフローが検知されたり移送切れが検
知されると捩じり振動パーツフィーダ10の駆動部1
1、直線振動パーツフィーダ100の駆動部111を停
止させ、トラブルが解消されると再起動されるようにな
っている。
【0027】実施例による部分選別整送装置としてのチ
ップLの選別整送装置1は以上のように構成されるが、
次にその作用を説明する。なお、捩り振動パーツフィー
ダ10の駆動部11、直線振動パーツフィーダ100の
駆動部111や各圧縮空気系統、各光センサ系統の付帯
機器も作動状態にあるものとする。
【0028】図4において、ボウル21の底面22に表
裏不定で多数に収容されている選別対象としてのチップ
Lは捩り振動を受けて周辺部へ移行すると共に矢印mの
方向へ移送され、底面22に起点を有するトラック24
に乗る。チップLはトラック24上を周壁23に接して
移送されスパイラル状に上昇して最上部の周回に至る
が、早出し機構31の前を通過した後、過剰に移送され
て来たチップLは単層・単列化部30の第1切り欠き3
4へ落下してボウル21の底面へ戻される。第1切り欠
き31によって狭められたトラック24を通過したチッ
プLはほぼ単列化した状態で周壁23に接して移送され
第1ワイパ35に至る。重なって移送されて来たチップ
Lのうち、最下層のチップLは第1ワイパ35の下を通
過するが、上層のチップLは移送を阻止され、重なりを
崩されつつ多くは第1ワイパ35に導かれてボウル21
の底面22へ落下する。更には、チップLはトラック2
4を移送されて第2ワイパ36に至るが、図5も参照
し、第2ワイパ36で単層化が一層進められ、2段に切
り欠いて形成されている第2切り欠き39の上段の切り
欠き39aはトラック24の幅をチップLが単列でのみ
通過し得る幅としているので、ここを通過したチップL
は表裏不定、移送方向不定のまま確実に単層、単列化さ
れ、過剰なチップLは第2切り欠き39を経由してボウ
ル21内へ戻される。
【0029】単層・単列化部30を通過したチップLは
表裏矯正部40へ移送される。表裏矯正部40において
は、図6、図7を参照し、上流のトラック24を周壁2
3に接して移送されてくるチップLは表裏矯正部40の
トラックブロック41に形成されている断面がV字形状
のVトラック54の外周側の斜面54aへ落下し傾倒し
て移送され始める。
【0030】そして、図7のAに示すように、チップL
が裏向きである場合には、光センサ53からの光軸s1
を有する照射光は地板部Lbの黒色面に当たり吸収され
て反射光量は小となるので、光センサ44は下方に裏向
きのチップLがあることを検知する。この場合には、そ
の信号の入力される図4のセンサアンプ6は何等の指令
も出さないので、空気噴出孔56から空気は噴出され
ず、裏向きのチップLはそのまま通過してゆく。これに
対し、図7のBに示すようにチップLが表向きである場
合には、光センサ53からの光軸s1 を有する照射光は
天板部Laの白色面に当たり、殆ど吸収されないので反
射光量は大となり、光センサ53は下方に表向きのチッ
プLがあることを検知する。そして表向きのチップLが
検知された場合には、センサアンプ6によって電磁弁ユ
ニット内の電磁弁が瞬時的に開とされ、空気噴出孔56
から空気が瞬時的に噴出される。これによって、表向き
のチップLは一点鎖線で示すようにVトラック54の他
方の斜面54bへ反転され裏向きとされる。従って、こ
の地点以降においてチップLはVトラック54の斜面5
4a、54bの何れかに傾倒され、すべて裏向きとなっ
て移送される。このようにして、下流側の表裏選別部6
0においてボウル21内へ戻すチップLを可及的に少な
くなるようにしている。
【0031】チップLは不連続状態で移送されるが、光
センサ53は直下にチップLが存在しない時にはVトラ
ック54に埋め込まれている上述の黒色樹脂55からの
反射光を受光し、裏向きのチップLが存在する時と同様
な反射光量を受光する。従って、反転させるべき表向き
のチップLが光センサ53の下方へ移送されて来た時の
み、受光量が大きく変化するので、高い検知確率が得ら
れる。
【0032】表裏矯正部40で裏向きとされたチップL
はVトラック54から下流側のVトラック24へ落下
し、トラック24を移送されて第3ワイパ57に至る
が、Vトラック54からの落下時に重なりを生じたチッ
プLがある場合には、それらはこの第3ワイパ57で単
層化される。そしてトラック24を裏向きで移送方向不
定のまま、単層、単列で下流の表裏選別部60へ移送さ
れる。
【0033】表裏選別部60においては、図8、図9を
参照して、上流の表裏矯正部40で裏向きとされたチッ
プLが向きは不定のままトラック24から単列幅の選別
トラック74へ送り込まれ、多列のチップLがある場
合、これらはボウル21内へ落下し戻される。そしてチ
ップLが重なって表裏検査されることのないように光セ
ンサ73による表裏検査の前にワイパ78aで単層化が
行われる。光センサ73が通過する裏向きのチップLの
地板部Lbの黒色面からの反射光を受光しても、又、チ
ップLが存在せず黒色樹脂75からの反射光を受光して
もセンサアンプ6は何等指令を出さないが、なお混在し
ている表向きのチップLの白色が光センサ73によって
検知された場合には、センサアンプ6は空気噴出孔76
から瞬時的に空気を噴出させ、表向きのチップLは一点
鎖線で示すように吹き飛ばされ排除される。この後、更
にワイパ78bによって確実に単層化されて下流側へ移
送される。
【0034】表裏検査部60を通過したチップLはトラ
ック24上を移送方向選別部80へ移送される。移送方
向選別部80においては図10、図12、図13を参照
して、上流側の幅を狭められたトラック24から移送さ
れてくる裏向きで移送方向不定のチップLのうち、長辺
Aを移送方向に向けているチップLは図13のAに示す
ように、選別トラック84の移送面に天板部Laを接し
て移送されるが、短辺Bを移送方向に向けているチップ
Lは図13のBに示すように、選別トラック84内へ嵌
り込むことが出来ず、選別トラック84の外周側にある
短辺部分は選別トラック84の移送面に接し、選別トラ
ック84の内周側の短辺部分はガイドブロック82のス
ロープ82sを経由して低い側壁としてのガイドブロッ
ク82へ乗り上げ移送される。
【0035】さらには、図10、図12及び図10にお
ける[14]−[14]線方向の断面を示す図14を参
照して、空気噴出孔85から空気がチップLの上面に接
するようにほゞ水平に連続的に噴出されている箇所に至
り、長辺をAを移送方向に向けているチップLは、図1
4のAに示すように、選別トラック84内に嵌り込んで
移送されているので、低い側壁としてのガイドブロック
82が障害となり、選別トラック84から外へ吹き飛ば
されることなく更に下流へ移送されてゆくが、短辺Bを
移送方向に向けているチップLは、図14のBに一点鎖
線で示すように、一方の短辺部分をガイドブロック82
に乗り上げて移送されているので、空気が噴出されてい
る箇所に至ると、噴出空気流によって生ずる揚力によっ
て浮き上がり、空気流に乗って実線で示すように吹き飛
ばされて確実に排除される。
【0036】移送方向選別部80の選別トラック84に
おける空気噴出箇所を通過したチップLは裏向きで長辺
Aを移送方向に向けたチップLのみとなるが、図10、
図11、図16を参照して、移送方向選別部80の下流
端から反転シュート90の反転路94へ送り込まれ、更
には、反転路94を下方へ半周することによってチップ
Lは表向きとなって下流の直線振動パーツフィーダ10
0の振動トラフ121内へ送り込まれる。そして、図
3、図4を参照し、表向きとされ長辺を移送方向に向け
たチップLが直線振動パーツフィーダ100の振動トラ
フ121内のトンネル状の通路124内を整送され、そ
の下流端から排出される。
【0037】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の
技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0038】例えば、本実施例においては、移送方向選
別部80の上流側に表裏矯正部40と、表裏選別部60
とを設けたが、チップLを選別対象とする場合には表裏
選別部60と移送方向選別部80との組み合わせ、又
は、表裏矯正部40と移送方向選別部80との組み合わ
せとするだけでも選別して整送し得る。又、長辺と短辺
との長さの差は小さいが、表裏の無い平板状、直方体状
の部品が対象である場合には移送方向選別部80のみで
選別し整送することが可能である。
【0039】又、本実施例においては、移送方向選別の
ための空気流を丸孔の空気噴出孔85から噴出させた
が、水平方向に細長いスリット孔から噴出させても良
く、又、空気噴出孔85を水平方向に一列に複数設けて
も良い。又、空気噴出孔85に代えて空気噴出ノズルも
採用し得ることは言うまでもない。
【0040】また、本実施例においては移送方向選別部
80の選別トラック84において、短辺Bを移送方向に
向けたチップLが一方の短辺部分を乗り上げる低い側壁
としてのガイドブロック82では、上流端部にスロープ
82sを設け、チップLがスロープ82sを上昇して水
平なガイドブロック82へ乗り上げるようにしたが、ガ
イドブロック82の全長にわたって下流側へ向かう上向
き傾斜とすることも可能である。
【0041】又、本実施例においては、表裏矯正部4
0、表裏選別部60を経由させて、表向きのチップLを
排除し、裏向きのチップLを残すようにしてチップLの
選別整送を行なったが、これとは逆に裏向きのチップL
を排除して表向きのチップLを残すような選別も可能で
ある。
【0042】又、本実施例においては、移送方向選別部
80等の選別機構を捩り振動パーツフィーダ10のトラ
ック24に設置したが、直線振動パーツフィーダの振動
トラフに設置することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よる部品選別整送装置によれば、長辺の長さと短辺の長
さとの差が小さい平板状又は直方体形状の部品につい
て、長辺方向または短辺方向の移送方向の選別を単純な
機械的手段と噴出空気によって行なうことが出来、選別
のための高価な光センサなどを必要としないので選別コ
ストを大きく低下させる。
【0044】又、請求項2による部品選別整送装置によ
れば、長辺の長さと短辺の長さの差が小さい平板状又は
直方体形状の部品が表裏を有している場合に、表裏の何
れか一方を排除した上で、長辺方向または短辺方向の移
送方向の選別を単純な機械的手段と噴出空気によって行
い得る。
【0045】又、請求項3による部品選別整送装置によ
れば、長辺の長さと短辺の長さの差が小さい平板状又は
直方体形状の部品が表裏を有している場合に、例えば、
裏向きの部品を表向きに向きを揃えた後、なお残る裏向
きの部分を排除してから、表向きの部品について長辺方
向または短辺方向の移送方向の選別を単純な機械的手段
と噴出空気によって行い得るので、選別効率の向上と装
置とによって選別コストを大幅に低下させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の選別対象であるチップLEDの選別整
送時における表裏と向きを示す斜視図である。
【図2】チップLEDの地板側から見た平面図である。
【図3】実施例の選別整送装置の部分破断側面図であ
る。
【図4】同装置の平面図である。
【図5】第2ワイパと第2切り欠き部分の斜視図であ
る。
【図6】表裏矯正部の拡大平面図である。
【図7】図6における[7]−[7]線方向の断面図で
あり、Aは裏向きのチップLED、Bは表向きのチップ
LEDの場合を示す。
【図8】表裏選別部の拡大平面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】移送方向選別部の拡大平面図である。
【図11】図10における[11]−[11]線方向の
断面図である。
【図12】移送方向選別部の斜視図である。
【図13】図10における[13]−[13]線方向の
断面図であり、Aは長辺を移送方向に向けたチップLE
D、Bは短辺を移送方向に向けたチップLEDの場合を
示す。
【図14】図10における[14]−[14]線方向の
断面図であり、Aは長辺を移送方向に向けたチップLE
D、Bは短辺を移送方向に向けたチップLEDの場合を
示す。
【図15】図10における[15]−[15]線方向の
断面図である。
【図16】移送方向選別部と反転シュートと振動トラフ
との接続を示す部分破断側面図である。
【図17】図16における[17]−[17]線方向の
断面図である。
【符号の説明】
1 部品選別整送装置 10 捩り振動パーツフィーダ 11 駆動部 21 ボウル 24 トラック 30 単層・単列化部 34 第1切り欠き 35 第1ワイパ 36 第2ワイパ 39 第2切り欠き 40 表裏矯正部 41 トラックブロック 53 光センサ 54 Vトラック 55 黒色樹脂 56 空気噴出孔 57 第3ワイパ 60 表裏選別部 61 トラックブロック 73 光センサ 74 選別トラック 76 空気噴出孔 77 ワイパ部材 80 移送方向選別部 81 トラックブロック 82 ガイドブロック 83 抑えブロック 84 選別トラック 85 空気噴出孔 90 反転シュート 91 外板 92 内板 94 反転路 100 直線振動パーツフィーダ 111 駆動部 121 振動トラフ L チップLED

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺の長さと短辺の長さとの差が小さい
    平板状又は直方体形状の部品を単層、単列で移送する振
    動パーツフィーダの平板トラックに、前記長辺を移送方
    向に向けた部品と前記短辺を移送方向に向けた部品とを
    選別する移送方向選別機構を備えた部品選別整送装置に
    おいて、前記移送方向選別機構が、前記長辺を移送方向
    に向けた部品は底面に接して移送され、前記短辺を移送
    方向に向けた部品は一方の短辺側を前記底面に接し他方
    の短辺側を低い側壁に乗り上げて移送される選別溝と、
    該選別溝に設けられ、該選別機構を横切って前記低い側
    壁側に向かい、前記選別溝を移送される前記部品の表面
    に接するようにほゞ水平に空気を噴出する移送方向選別
    用空気噴出源とからなり、前記長辺を移送方向に向けた
    部品は前記選別溝をそのまま通過するが、前記短辺を移
    送方向に向けた部品は前記移送方向選別用空気噴出源か
    らの噴出空気によって前記選別溝から吹き飛ばされて排
    除されることを特徴とする部品選別整送装置。
  2. 【請求項2】 前記部品が表裏を有しており、表裏不定
    のまま単層、単列で選別トラックを移送される前記部品
    の表裏の色の差異を検知する表裏選別用光センサと、該
    表裏選別用光センサが裏向きの前記部品を検知した場合
    に空気を噴出する表裏選別用空気噴出源とからなる表裏
    選別機構が前記移送方向選別機構の上流側に設けられて
    おり、前記裏向きの部品は前記表裏選別用光センサによ
    って検知され、前記表裏選別用空気噴出源からの噴出空
    気によって前記選別トラックから吹き飛ばされて排除さ
    れ、表向きの前記部品のみが前記移送方向選別機構へ移
    送される請求項1に記載の部品選別整送装置。
  3. 【請求項3】 前記部品が表裏を有しており、表裏不定
    のまま単層、単列で前記部品が断面V字形状の一方の斜
    面に傾倒して移送される矯正用Vトラックと、該矯正用
    Vトラックを移送される前記部品の表裏の色の差異を検
    知する表裏矯正用光センサと、該表裏矯正用光センサが
    裏向きの前記部品を検知した場合に空気を噴出する表裏
    矯正用空気噴出源とからなる表裏矯正機構が前記移送方
    向選別機構の上流側、又は前記表裏選別機構の上流側に
    設けられており、前記裏向きの部品が前記表裏矯正用光
    センサによって検知され、前記表裏矯正用空気噴出源か
    らの噴出空気によって前記矯正用Vトラックの断面V字
    形の他方の斜面へ反転され表向きに矯正されて前記移送
    方向選別機構又は前記表裏選別機構へ移送される請求項
    1又は請求項2に記載の部品選別整送装置。
  4. 【請求項4】 前記表裏矯正機構の上流側、前記表裏選
    別機構の上流側、及び前記移送方向選別機構の上流側の
    少なくとも何れかにおける前記平板トラックに、前記部
    品を単層化させる機構と前記部品を単列化させる機構と
    が設けられている請求項1から請求項3までの何れかに
    記載の部品選別整送装置。
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