JPH10120148A - 部品整送装置 - Google Patents
部品整送装置Info
- Publication number
- JPH10120148A JPH10120148A JP29802996A JP29802996A JPH10120148A JP H10120148 A JPH10120148 A JP H10120148A JP 29802996 A JP29802996 A JP 29802996A JP 29802996 A JP29802996 A JP 29802996A JP H10120148 A JPH10120148 A JP H10120148A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sorting
- component
- track
- parts
- sorting unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Jigging Conveyors (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定面の向きおよび前後の向きを整えて部品
を移送するための、選別精度が高く、かつ選別した部品
の排出能力が大である部品整送装置を提供すること。 【解決手段】 捩り振動パーツフィーダ10のボウル2
1の外周側のトラックブロック50にほぼ下流端に至る
選別トラック54を設け、その選別トラック54に選別
ユニット61A、61B、61Cを直列に配置する。ボ
ウル21内から移送されてくる部品Cは平板トラック4
4に形成されているガイド溝42A、42B、42Cに
よってほぼ3等分される。ガイド溝42A、42B、4
2Cの部品Cはそれぞれ選別ユニット61A、61B、
61Cの上流側において外周側へ導かれ選別トラック5
4を経て選別ユニット61A、61B、61Cへ移送さ
れて選別され、排出端から所定の向きにある部品Cが単
列、単層で排出される。
を移送するための、選別精度が高く、かつ選別した部品
の排出能力が大である部品整送装置を提供すること。 【解決手段】 捩り振動パーツフィーダ10のボウル2
1の外周側のトラックブロック50にほぼ下流端に至る
選別トラック54を設け、その選別トラック54に選別
ユニット61A、61B、61Cを直列に配置する。ボ
ウル21内から移送されてくる部品Cは平板トラック4
4に形成されているガイド溝42A、42B、42Cに
よってほぼ3等分される。ガイド溝42A、42B、4
2Cの部品Cはそれぞれ選別ユニット61A、61B、
61Cの上流側において外周側へ導かれ選別トラック5
4を経て選別ユニット61A、61B、61Cへ移送さ
れて選別され、排出端から所定の向きにある部品Cが単
列、単層で排出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ状電子部品の
整送装置に関するものであり、更に詳しくは角柱状チッ
プの移送の向きと姿勢とを整えて移送する装置に関する
ものである。
整送装置に関するものであり、更に詳しくは角柱状チッ
プの移送の向きと姿勢とを整えて移送する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1はチップ状電子部品C(以下、部品
Cと称する)の斜視図である。四角柱状の部品Cの両端
面は白色に近いハンダ電極Eとなっており、他の面より
極くわずか盛り上がっている。厚さT、幅Wは共に0.
8mmで、長さLは1.6mmである。この部品Cの地
色は緑色であるが、図1に示すように、両端面の電極E
を除いて4面ある側面の内の1面のみは長さLを2分し
た一方の部分に黒色マークBが施されている。そして、
この黒色マークBが施されているマーキング面を上向き
に、かつ黒色マークBを後にして、部品Cを矢印で示す
方向へ移送することの要請がある。従って、以降は黒色
マークB側の端面を後、黒色マークBが無い端面を前と
する。
Cと称する)の斜視図である。四角柱状の部品Cの両端
面は白色に近いハンダ電極Eとなっており、他の面より
極くわずか盛り上がっている。厚さT、幅Wは共に0.
8mmで、長さLは1.6mmである。この部品Cの地
色は緑色であるが、図1に示すように、両端面の電極E
を除いて4面ある側面の内の1面のみは長さLを2分し
た一方の部分に黒色マークBが施されている。そして、
この黒色マークBが施されているマーキング面を上向き
に、かつ黒色マークBを後にして、部品Cを矢印で示す
方向へ移送することの要請がある。従って、以降は黒色
マークB側の端面を後、黒色マークBが無い端面を前と
する。
【0003】部品Cは形状的に側面の4面、および前後
が同等であって、その中からマーキング面を上にし、な
お前後を整えることは確率的に1/8の選別であり、ま
た、そのサイズが極めて小さいことから、整送装置を作
成しても部品Cの排出能力は1分間当たり40個程度の
ものしか得られていない。
が同等であって、その中からマーキング面を上にし、な
お前後を整えることは確率的に1/8の選別であり、ま
た、そのサイズが極めて小さいことから、整送装置を作
成しても部品Cの排出能力は1分間当たり40個程度の
ものしか得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされ、部品Cのように微小で、かつ形状的に対
称性の高い部品について、マーキング面の如き特定面の
向きと前後とを整えて移送し、その排出能力の大きい部
品整送装置を提供することを課題とする。
鑑みてなされ、部品Cのように微小で、かつ形状的に対
称性の高い部品について、マーキング面の如き特定面の
向きと前後とを整えて移送し、その排出能力の大きい部
品整送装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1の
構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態
によって例示すれば、図3に示すように、捩り振動パー
ツフィーダ10のボウル21の外周側のトラックブロッ
ク50に形成されほぼ排出端まで延在する選別トラック
54上に直列に配置された選別ユニット61A、61
B、61Cによって部品Cの選別が行われる。そして、
各選別ユニット61A、61B、61Cにおける選別
は、図8、図9に示すように、部品Cの先端部で光線遮
断型の光センサ71の光が遮断されることによって、部
品Cが選別位置にあることを認識し、選別位置へは上方
から鉛直に照射する光ファイバーセンサ81によって、
部品Cの先端から1.2mm位置における黒色マークB
の存否が検知され、部品Cのマーク面の向きと前後の向
きとが同時に選別されるようにしている。
構成によって解決されるが、その解決手段を実施の形態
によって例示すれば、図3に示すように、捩り振動パー
ツフィーダ10のボウル21の外周側のトラックブロッ
ク50に形成されほぼ排出端まで延在する選別トラック
54上に直列に配置された選別ユニット61A、61
B、61Cによって部品Cの選別が行われる。そして、
各選別ユニット61A、61B、61Cにおける選別
は、図8、図9に示すように、部品Cの先端部で光線遮
断型の光センサ71の光が遮断されることによって、部
品Cが選別位置にあることを認識し、選別位置へは上方
から鉛直に照射する光ファイバーセンサ81によって、
部品Cの先端から1.2mm位置における黒色マークB
の存否が検知され、部品Cのマーク面の向きと前後の向
きとが同時に選別されるようにしている。
【0006】また、ボウル21内からトラック24によ
って移送されてくる部品Cは平板トラック44に形成さ
れているガイド溝42A、42B、42Cによってほぼ
3等分して、ガイド溝42Aの部品Cは選別ユニット6
1Aの上流側、ガイド溝42Bの部品Cは選別ユニット
61Bの上流側、ガイド溝42Cの部品Cは選別ユニッ
ト61Cの上流側においてボウル21の外周側へ導いて
選別トラック54を経由させ、それぞれを選別ユニット
61A、61B、61Cへ移送し選別している。すなわ
ち、所定の向きでない部品は排除し、所定の向きにある
部品Cは選別トラック54を移送し、その下流端に接続
されている排出トラック154から排出させている。こ
のようにすることにより、1基の選別ユニットにおける
単位時間当たりの選別処理個数を減少させて高い選別精
度を維持しつつ、全体としての単位時間当たりの選別処
理個数を大にしている。各選別ユニットで排除された部
品はボウル21内へ戻すようにしている。このような選
別機構を採用することにより、外径の小さいボウル21
において、3基の選別ユニット61A、61B、61C
のほかに、再チェックユニット101を含めて全4基の
ユニットの搭載が十分な余裕をもって可能となってお
り、この面からも選別精度が高められている。
って移送されてくる部品Cは平板トラック44に形成さ
れているガイド溝42A、42B、42Cによってほぼ
3等分して、ガイド溝42Aの部品Cは選別ユニット6
1Aの上流側、ガイド溝42Bの部品Cは選別ユニット
61Bの上流側、ガイド溝42Cの部品Cは選別ユニッ
ト61Cの上流側においてボウル21の外周側へ導いて
選別トラック54を経由させ、それぞれを選別ユニット
61A、61B、61Cへ移送し選別している。すなわ
ち、所定の向きでない部品は排除し、所定の向きにある
部品Cは選別トラック54を移送し、その下流端に接続
されている排出トラック154から排出させている。こ
のようにすることにより、1基の選別ユニットにおける
単位時間当たりの選別処理個数を減少させて高い選別精
度を維持しつつ、全体としての単位時間当たりの選別処
理個数を大にしている。各選別ユニットで排除された部
品はボウル21内へ戻すようにしている。このような選
別機構を採用することにより、外径の小さいボウル21
において、3基の選別ユニット61A、61B、61C
のほかに、再チェックユニット101を含めて全4基の
ユニットの搭載が十分な余裕をもって可能となってお
り、この面からも選別精度が高められている。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を使用して本発明の実施の形
態を説明する。
態を説明する。
【0008】図2は図1に示した部品Cを整送するため
の実施の形態による部品整送装置1の部分破断側面図で
あり、図3はその平面図である。部品整送装置1は捩り
振動パーツフィーダ10によって構成されており、図2
を参照して、部品Cを収容し整送するボウル21と、こ
れに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。駆
動部11においては、ボウル21の底板が一体的に固定
された可動コア12が等角度間隔に配置した傾斜板ばね
13によって下方の固定ブロック14と連結されてい
る。固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁
石16が可動ブロック12の下面の可動コア12cと僅
かの間隙をあけ対向して設けられている。また、駆動部
11は、その周囲を防音カバー17によって覆われてお
り、防振ゴム18を介して基盤19上に設置されてい
る。そして、コイル15にインバータ制御された例えば
250Hzの交流が通電されることにより、ボウル21
に反時計方向の捩り振動を与えるが、その時の振幅は1
/100mm台である。
の実施の形態による部品整送装置1の部分破断側面図で
あり、図3はその平面図である。部品整送装置1は捩り
振動パーツフィーダ10によって構成されており、図2
を参照して、部品Cを収容し整送するボウル21と、こ
れに捩り振動を与える駆動部11とからなっている。駆
動部11においては、ボウル21の底板が一体的に固定
された可動コア12が等角度間隔に配置した傾斜板ばね
13によって下方の固定ブロック14と連結されてい
る。固定ブロック14上にはコイル15を巻装した電磁
石16が可動ブロック12の下面の可動コア12cと僅
かの間隙をあけ対向して設けられている。また、駆動部
11は、その周囲を防音カバー17によって覆われてお
り、防振ゴム18を介して基盤19上に設置されてい
る。そして、コイル15にインバータ制御された例えば
250Hzの交流が通電されることにより、ボウル21
に反時計方向の捩り振動を与えるが、その時の振幅は1
/100mm台である。
【0009】ボウル21においては、図3を参照して、
底面22に多数の部品Cが収容され(図3においては簡
明化のため散在的に示している)、底面22の周縁部に
起点を有し径外方へ向かって若干下向き傾斜のトラック
24がボウル21に沿いスパイラル状に上昇して設けら
れており、部品Cの移送路となる。トラック24の傾斜
と、受ける捩り振動の移送力の径方向へ向かう成分とに
よって、部品Cは周壁23に接して移送される。トラッ
ク24の途中には切欠き25が形成されてトラック24
の幅を狭めており、幅一杯に広がって移送されてくる部
品Cの内、内周側の部品Cは切欠き25へ落下して底面
22へ戻され、移送量の調整が行われる。
底面22に多数の部品Cが収容され(図3においては簡
明化のため散在的に示している)、底面22の周縁部に
起点を有し径外方へ向かって若干下向き傾斜のトラック
24がボウル21に沿いスパイラル状に上昇して設けら
れており、部品Cの移送路となる。トラック24の傾斜
と、受ける捩り振動の移送力の径方向へ向かう成分とに
よって、部品Cは周壁23に接して移送される。トラッ
ク24の途中には切欠き25が形成されてトラック24
の幅を狭めており、幅一杯に広がって移送されてくる部
品Cの内、内周側の部品Cは切欠き25へ落下して底面
22へ戻され、移送量の調整が行われる。
【0010】更に下流には、ワイパー26が根元部をボ
ウル21の外周面に固定し、先端部を下流側へ向けてト
ラック24と斜交させ、トラック24の直上方、すなわ
ち、重なっていない横臥した部分Cが通過し得る高さレ
ベルに設けられている。従って、積み重なって移送され
てくる部品Cの内、最下層の部品Cはワイパー26の下
を通過して移送されるが、2層目以上の部品Cはワイパ
ー26に衝突して崩され、ワイパー26に導かれてトラ
ック24の内周側へ拡げられる。
ウル21の外周面に固定し、先端部を下流側へ向けてト
ラック24と斜交させ、トラック24の直上方、すなわ
ち、重なっていない横臥した部分Cが通過し得る高さレ
ベルに設けられている。従って、積み重なって移送され
てくる部品Cの内、最下層の部品Cはワイパー26の下
を通過して移送されるが、2層目以上の部品Cはワイパ
ー26に衝突して崩され、ワイパー26に導かれてトラ
ック24の内周側へ拡げられる。
【0011】ワイパー26の下流側には周壁23の外周
側の周壁ブロック37と周壁ブロック38との間に形成
された取出し路39を有する早出しゲート31が設けら
れている。早出しゲート31は、図3における[4]−
[4]線方向の断面図である図4も参照して、ボウル2
1の周縁部の下面にボルト30bで固定した外周リング
30上に周壁ブロック37がボルト37bで取り付けら
れており、この周壁ブロック37に支軸33が立てられ
ている。そして、この支軸33には回動プレート35の
一端が摘み付きねじ34と共に取り付けられ、回動プレ
ート35の他端にはトラック24側へ凸の円弧面を有す
るゲートブロック36がねじ36bで取り付けられてい
る。早出しゲート31は定常時には使用されず、例えば
品種切り替え時、作業終了時に底面22に残る部品Cを
取り出すためのものである。摘み付きねじ34を緩め
て、ゲートブロック36を時計方向に回動させることに
より、トラック24を移送されてくる部品Cは取出し路
39を経てボウル21の外へ出る。なお、ゲートブロッ
ク36のトラック24側へ凸の円弧面は定常時において
部品Cを内周側へ拡げる役割を有している。
側の周壁ブロック37と周壁ブロック38との間に形成
された取出し路39を有する早出しゲート31が設けら
れている。早出しゲート31は、図3における[4]−
[4]線方向の断面図である図4も参照して、ボウル2
1の周縁部の下面にボルト30bで固定した外周リング
30上に周壁ブロック37がボルト37bで取り付けら
れており、この周壁ブロック37に支軸33が立てられ
ている。そして、この支軸33には回動プレート35の
一端が摘み付きねじ34と共に取り付けられ、回動プレ
ート35の他端にはトラック24側へ凸の円弧面を有す
るゲートブロック36がねじ36bで取り付けられてい
る。早出しゲート31は定常時には使用されず、例えば
品種切り替え時、作業終了時に底面22に残る部品Cを
取り出すためのものである。摘み付きねじ34を緩め
て、ゲートブロック36を時計方向に回動させることに
より、トラック24を移送されてくる部品Cは取出し路
39を経てボウル21の外へ出る。なお、ゲートブロッ
ク36のトラック24側へ凸の円弧面は定常時において
部品Cを内周側へ拡げる役割を有している。
【0012】早出しゲート31より下流側において、ト
ラック24の下流端に接続される平面トラック44には
部品Cを3分しそれぞれを後述の選別ユニット61A、
61B、61Cへ導くためのガイド溝42A、42B、
42Cが形成されている。すなわち、図3における
[5]−[5]線方向の断面図である図5も参照して、
トラック24の下流端から段差を介して設けられた平面
トラック44には、底面幅1.6mmで上開きのガイド
溝42A、42B、42Cが形成されている。図3へ戻
り、ガイド溝42Aへ分配された部品Cは周壁23の欠
落箇所からボウル21の外周側へ導かれるが、ガイド溝
42Aからあふれる部品Cを外周側へ導くためのガイド
溝42A’がガイド溝42Aと平行に付加的に形成され
ている。
ラック24の下流端に接続される平面トラック44には
部品Cを3分しそれぞれを後述の選別ユニット61A、
61B、61Cへ導くためのガイド溝42A、42B、
42Cが形成されている。すなわち、図3における
[5]−[5]線方向の断面図である図5も参照して、
トラック24の下流端から段差を介して設けられた平面
トラック44には、底面幅1.6mmで上開きのガイド
溝42A、42B、42Cが形成されている。図3へ戻
り、ガイド溝42Aへ分配された部品Cは周壁23の欠
落箇所からボウル21の外周側へ導かれるが、ガイド溝
42Aからあふれる部品Cを外周側へ導くためのガイド
溝42A’がガイド溝42Aと平行に付加的に形成され
ている。
【0013】ボウル21の外周側には、図3における
[6]−[6]線方向の断面図である図6を参照して、
外周リング30上にトラックブロック50がボルト50
bで取り付けられており、そのトラックブロック50に
は、ガイド溝42Aから移行されてくる部品Cを滑落さ
せる滑落面53Aがボウル21の径外方へ向かって下向
きに水平面との傾斜角度20度で形成されている。そし
て、滑落面53Aの下端には、外周側へ向かって上向き
の傾斜角度20度で1mm幅の底面を有し、深さは0.
5mmとして、部品Cが単列でのみ移送され得る角溝状
の選別トラック54が直立する側壁55に沿って形成さ
れている。図3へ戻り、滑落面53Aには、ボウル21
側のガイド溝42Aとは上流側へずらせてガイド溝52
Aが設けられており、ガイド溝42Aからボウル21の
外周側へ移行される部品Cを主として選別トラック54
へ導くが、ガイド溝42A’から移行される部品Cもガ
イド溝52Aによって、または滑落面53Aから直接に
選別トラック54へ導かれ、選別ユニット61Aにおい
て選別される。選別ユニット61A、および同様な選別
ユニット61B、61Cについては後述するが、選別ト
ラック54は選別ユニット61A、61B、61Cを通
過して下流端まで形成されている。
[6]−[6]線方向の断面図である図6を参照して、
外周リング30上にトラックブロック50がボルト50
bで取り付けられており、そのトラックブロック50に
は、ガイド溝42Aから移行されてくる部品Cを滑落さ
せる滑落面53Aがボウル21の径外方へ向かって下向
きに水平面との傾斜角度20度で形成されている。そし
て、滑落面53Aの下端には、外周側へ向かって上向き
の傾斜角度20度で1mm幅の底面を有し、深さは0.
5mmとして、部品Cが単列でのみ移送され得る角溝状
の選別トラック54が直立する側壁55に沿って形成さ
れている。図3へ戻り、滑落面53Aには、ボウル21
側のガイド溝42Aとは上流側へずらせてガイド溝52
Aが設けられており、ガイド溝42Aからボウル21の
外周側へ移行される部品Cを主として選別トラック54
へ導くが、ガイド溝42A’から移行される部品Cもガ
イド溝52Aによって、または滑落面53Aから直接に
選別トラック54へ導かれ、選別ユニット61Aにおい
て選別される。選別ユニット61A、および同様な選別
ユニット61B、61Cについては後述するが、選別ト
ラック54は選別ユニット61A、61B、61Cを通
過して下流端まで形成されている。
【0014】平面トラック44のガイド溝42Bは選別
とは関係なく選別ユニット61Aを通過し、選別ユニッ
ト61Aの下流側において、ガイド溝42Bへ分配され
た部品Cを周壁23の欠落箇所からボウル21の外周側
へ導く。上流のガイド溝42A’と同様に、ガイド溝4
2Bに平行にガイド溝42B’が付加的に形成されてい
る。また、ボウル21の外周側には、滑落面53Bおよ
びガイド溝52Bが上流の滑落面53A、ガイド溝52
Aと同様に形成されており、ガイド溝42B、42B’
からボウル21の外周側へ移行される部品Cは、選別ユ
ニット61Aの下流側において選別トラック54に合流
され、選別ユニット61Bにおいて選別される。
とは関係なく選別ユニット61Aを通過し、選別ユニッ
ト61Aの下流側において、ガイド溝42Bへ分配され
た部品Cを周壁23の欠落箇所からボウル21の外周側
へ導く。上流のガイド溝42A’と同様に、ガイド溝4
2Bに平行にガイド溝42B’が付加的に形成されてい
る。また、ボウル21の外周側には、滑落面53Bおよ
びガイド溝52Bが上流の滑落面53A、ガイド溝52
Aと同様に形成されており、ガイド溝42B、42B’
からボウル21の外周側へ移行される部品Cは、選別ユ
ニット61Aの下流側において選別トラック54に合流
され、選別ユニット61Bにおいて選別される。
【0015】また、平面トラック44のガイド溝42C
は選別とは関係なく選別ユニット61Aおよび選別ユニ
ット61Bを通過し、選別ユニット61Bの下流側にお
いて、ガイド溝42Cへ分配された部品Cを周壁23の
欠落箇所からボウル21の外周側へ導く。上流側と同様
に、ガイド溝42Cに平行にガイド溝42C’が形成さ
れ、ボウル21の外周側には滑落面53C、ガイド溝5
2Cが設けられている。そして、ガイド溝42C、42
C’からボウル21の外周側へ移行される部品Cは、選
別ユニット61Bの下流側において、選別トラック54
に合流され、選別ユニット61Cにおいて選別される。
は選別とは関係なく選別ユニット61Aおよび選別ユニ
ット61Bを通過し、選別ユニット61Bの下流側にお
いて、ガイド溝42Cへ分配された部品Cを周壁23の
欠落箇所からボウル21の外周側へ導く。上流側と同様
に、ガイド溝42Cに平行にガイド溝42C’が形成さ
れ、ボウル21の外周側には滑落面53C、ガイド溝5
2Cが設けられている。そして、ガイド溝42C、42
C’からボウル21の外周側へ移行される部品Cは、選
別ユニット61Bの下流側において、選別トラック54
に合流され、選別ユニット61Cにおいて選別される。
【0016】選別ユニット61A、61B、61Cは前
述したように全く同様に構成されているので、以降にお
いては必要ある場合を除き、添字を省略して説明する。
図3を参照して、選別ユニット61の近接した上流側に
は積み重なって移送されてくる部品Cを単層にするべく
空気を噴出させる圧縮空気配管59が組み合わせて設け
られている。図3における[7]−[7]線方向の断面
図である図7を参照して、外周リング30のボウル21
に接する部分を切り欠いて排除溝31を形成すると共
に、その上に固定されるトラックブロック50の幅も狭
め、かつ選別トラック54の内周側に側壁を残して、上
流側の滑落面53とは逆傾斜の滑落面53’が形成され
ている。そして、トラックブロック50に設けた横穴5
7に外周側から継手58が挿入螺着されて圧縮空気配管
59が接続されている。そして、横穴57の先端から選
別トラック54の側壁55へ開口する空気噴出孔56が
設けられている。すなわち、空気噴出孔56は選別トラ
ック54を移送される部品Cの直上となる高さに開口さ
れて常時空気が噴出されており、積み重なって上層にあ
る部品Cに吹き付けて排除溝31内へ落とすようになっ
ている。
述したように全く同様に構成されているので、以降にお
いては必要ある場合を除き、添字を省略して説明する。
図3を参照して、選別ユニット61の近接した上流側に
は積み重なって移送されてくる部品Cを単層にするべく
空気を噴出させる圧縮空気配管59が組み合わせて設け
られている。図3における[7]−[7]線方向の断面
図である図7を参照して、外周リング30のボウル21
に接する部分を切り欠いて排除溝31を形成すると共
に、その上に固定されるトラックブロック50の幅も狭
め、かつ選別トラック54の内周側に側壁を残して、上
流側の滑落面53とは逆傾斜の滑落面53’が形成され
ている。そして、トラックブロック50に設けた横穴5
7に外周側から継手58が挿入螺着されて圧縮空気配管
59が接続されている。そして、横穴57の先端から選
別トラック54の側壁55へ開口する空気噴出孔56が
設けられている。すなわち、空気噴出孔56は選別トラ
ック54を移送される部品Cの直上となる高さに開口さ
れて常時空気が噴出されており、積み重なって上層にあ
る部品Cに吹き付けて排除溝31内へ落とすようになっ
ている。
【0017】選別ユニット61は、図3における[8]
−[8]線方向の部分破断側面図である図8、および図
8における[9]−[9]線方向の矢視図である図9を
参照して、部品Cが選別位置Sにあることを光線の遮断
で検知する光センサ71と、部品Cの黒色マークBを照
射光の反射強度が小さいことから検知する光ファイバー
センサ81と、部品Cのマーキング面の向きと前後の向
きとが所定通りでない場合に、これを吹き飛ばして排除
する空気噴出孔91と、部品Cが選別位置Sに停滞しな
いように上流側から常時空気を噴出している空気噴出ノ
ズル96とから構成されている。
−[8]線方向の部分破断側面図である図8、および図
8における[9]−[9]線方向の矢視図である図9を
参照して、部品Cが選別位置Sにあることを光線の遮断
で検知する光センサ71と、部品Cの黒色マークBを照
射光の反射強度が小さいことから検知する光ファイバー
センサ81と、部品Cのマーキング面の向きと前後の向
きとが所定通りでない場合に、これを吹き飛ばして排除
する空気噴出孔91と、部品Cが選別位置Sに停滞しな
いように上流側から常時空気を噴出している空気噴出ノ
ズル96とから構成されている。
【0018】光センサ71については、外周リング30
の下面にボルト72bで固定されている外周リング30
を切り欠いた箇所に設けた取り付け部材72に光センサ
71の発光部71aがボルト72bで取り付けられ、他
方、後述の光ファイバーセンサ81の支柱板84にボル
ト73bで取り付けたサポート板73の先端部に、更に
ボルト74bで固定したL字形の取付け部材74に光セ
ンサ71の受光部71bがボルト74bで取り付けられ
ている。更には、光センサ71では発光部71aからの
光がトラックブロック50に穿設した穴75、穴75の
先端から選別トラック54の移送面に開口する直径0.
4mmの光路孔76を経由して受光部71bへ到達する
が、その光軸pは鉛直線に対して傾斜角度α=35度と
されている。これは後述の光ファイバーセンサ81の反
射光が光センサ71の受光部71bで受光されることを
避けるためである。そして、選別トラック54を移送さ
れてくる部品Cの先端部が光路孔76を閉塞すると、発
光部71aからの光が受光部71bで受光されないこと
から、光センサ71によって部品Cが選別位置Sに到達
したことが検知される。
の下面にボルト72bで固定されている外周リング30
を切り欠いた箇所に設けた取り付け部材72に光センサ
71の発光部71aがボルト72bで取り付けられ、他
方、後述の光ファイバーセンサ81の支柱板84にボル
ト73bで取り付けたサポート板73の先端部に、更に
ボルト74bで固定したL字形の取付け部材74に光セ
ンサ71の受光部71bがボルト74bで取り付けられ
ている。更には、光センサ71では発光部71aからの
光がトラックブロック50に穿設した穴75、穴75の
先端から選別トラック54の移送面に開口する直径0.
4mmの光路孔76を経由して受光部71bへ到達する
が、その光軸pは鉛直線に対して傾斜角度α=35度と
されている。これは後述の光ファイバーセンサ81の反
射光が光センサ71の受光部71bで受光されることを
避けるためである。そして、選別トラック54を移送さ
れてくる部品Cの先端部が光路孔76を閉塞すると、発
光部71aからの光が受光部71bで受光されないこと
から、光センサ71によって部品Cが選別位置Sに到達
したことが検知される。
【0019】また、光ファイバーセンサ81について
は、ボウル21に固定された外周リング30にトラック
ブロック50が固定されているが、そのトラックブロッ
ク50の上面に支柱板84がボルト84bで取り付けら
れ、支柱板84の上端には水平方向のサポート板85が
ボルト85bで固定されている。そして、サポート板8
5の先端部の切欠き内に光ファイバーセンサ81が嵌め
込まれ、外側からボルト86bによって抑え板86で抑
えて鉛直に保持されている。光ファイバーセンサ81
は、先端部にレンズのセットされた鏡筒82を有し、鏡
筒82の上流側と下流側は支柱板84の固定部分から水
平に出る双股84aによってカバーされている。外光の
影響を可及的に避けるためである。また光ファイバーセ
ンサ81の図示しない根元部には発光素子と受光素子と
が内蔵されており、発光素子からファイバーを経由する
光が鏡筒82内のレンズで絞られて、直上方から鉛直な
光軸qによって選別トラック54上の選別位置Sにある
部品C、ないしは部品Cが存在しない場合には選別位置
Sの選別トラック54の移送面に照射される。そして、
その反射光が同一の径路を戻って受光素子に受光される
が、黒色マークBと部品Cの地色の緑色、ハンダ電極E
の白色、ないしは選別トラック54の移送面とでは反射
強度が異なり、最も小さい反射強度の反射光が受光され
ることによって部品Cの黒色マークBが検知される。
は、ボウル21に固定された外周リング30にトラック
ブロック50が固定されているが、そのトラックブロッ
ク50の上面に支柱板84がボルト84bで取り付けら
れ、支柱板84の上端には水平方向のサポート板85が
ボルト85bで固定されている。そして、サポート板8
5の先端部の切欠き内に光ファイバーセンサ81が嵌め
込まれ、外側からボルト86bによって抑え板86で抑
えて鉛直に保持されている。光ファイバーセンサ81
は、先端部にレンズのセットされた鏡筒82を有し、鏡
筒82の上流側と下流側は支柱板84の固定部分から水
平に出る双股84aによってカバーされている。外光の
影響を可及的に避けるためである。また光ファイバーセ
ンサ81の図示しない根元部には発光素子と受光素子と
が内蔵されており、発光素子からファイバーを経由する
光が鏡筒82内のレンズで絞られて、直上方から鉛直な
光軸qによって選別トラック54上の選別位置Sにある
部品C、ないしは部品Cが存在しない場合には選別位置
Sの選別トラック54の移送面に照射される。そして、
その反射光が同一の径路を戻って受光素子に受光される
が、黒色マークBと部品Cの地色の緑色、ハンダ電極E
の白色、ないしは選別トラック54の移送面とでは反射
強度が異なり、最も小さい反射強度の反射光が受光され
ることによって部品Cの黒色マークBが検知される。
【0020】更には、トラックブロック50に、その外
周側から穿設した横穴92に継手93が挿入螺着されて
圧縮空気配管94が接続されており、横穴92の先端か
ら選別トラック54の側壁55へ開口する直径0.6m
mの空気噴出孔91が設けられている。そして、選別位
置Sにある部品Cについて、光ファイバーセンサ81が
接続されている図示しないコントローラによって、マー
キング面の向きと前後の向きが所定通りでないと判定さ
れる場合、コントローラは圧縮空気配管94に設置され
ている図示しない電磁弁を瞬時的に開くので、選別トラ
ック54上の選別位置Sにある部品Cは空気噴出孔91
から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされ、排
除溝31内へ排除されるようになっている。
周側から穿設した横穴92に継手93が挿入螺着されて
圧縮空気配管94が接続されており、横穴92の先端か
ら選別トラック54の側壁55へ開口する直径0.6m
mの空気噴出孔91が設けられている。そして、選別位
置Sにある部品Cについて、光ファイバーセンサ81が
接続されている図示しないコントローラによって、マー
キング面の向きと前後の向きが所定通りでないと判定さ
れる場合、コントローラは圧縮空気配管94に設置され
ている図示しない電磁弁を瞬時的に開くので、選別トラ
ック54上の選別位置Sにある部品Cは空気噴出孔91
から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされ、排
除溝31内へ排除されるようになっている。
【0021】そして、選別位置Sにおいて部品Cが閉塞
する光センサ71の光路孔76と光ファイバーセンサ8
1の照射点との位置関係は、黒色マークBを後にして移
送されてくる部品Cの先端部が光センサ71の光路孔7
6を閉塞した時に、丁度、光ファイバーセンサ81が黒
色マークBの中央部を照射するようになっている。すな
わち、光センサ71の接続されている図示しないコント
ローラに光路孔76の遮閉が入力されて、選別位置Sに
あると検知された部品Cについて、光ファイバーセンサ
81からの照射光の反射強度が同じくコントローラに入
力されるが、黒色マークBからの反射による小さい反射
強度が受光される時のみ、部品Cはマーキング面の向き
と前後の向きとが所定通りであると判定され、コントロ
ーラは空気噴出孔91から空気を噴出させない。そし
て、黒色マークBからの反射が受光されない時には部品
Cはマーキング面を上に向けていないと判定され、コン
トローラは圧縮空気配管94に接続されている電磁弁を
瞬時的に開いて空気噴出孔91から空気を噴出させ、そ
の部品Cを吹き飛ばして排除溝31へ排除する。また、
マーキング面を上にむけている部品Cであっても、前後
の向きが逆になっている部品Cは、その先端部が光セン
サ71の光路孔76を遮閉した時、光ファイバーセンサ
81は地色の緑色を捉えているので、空気噴出孔91か
ら瞬時的に空気が噴出されて、前後が逆の部品Cは排除
される。
する光センサ71の光路孔76と光ファイバーセンサ8
1の照射点との位置関係は、黒色マークBを後にして移
送されてくる部品Cの先端部が光センサ71の光路孔7
6を閉塞した時に、丁度、光ファイバーセンサ81が黒
色マークBの中央部を照射するようになっている。すな
わち、光センサ71の接続されている図示しないコント
ローラに光路孔76の遮閉が入力されて、選別位置Sに
あると検知された部品Cについて、光ファイバーセンサ
81からの照射光の反射強度が同じくコントローラに入
力されるが、黒色マークBからの反射による小さい反射
強度が受光される時のみ、部品Cはマーキング面の向き
と前後の向きとが所定通りであると判定され、コントロ
ーラは空気噴出孔91から空気を噴出させない。そし
て、黒色マークBからの反射が受光されない時には部品
Cはマーキング面を上に向けていないと判定され、コン
トローラは圧縮空気配管94に接続されている電磁弁を
瞬時的に開いて空気噴出孔91から空気を噴出させ、そ
の部品Cを吹き飛ばして排除溝31へ排除する。また、
マーキング面を上にむけている部品Cであっても、前後
の向きが逆になっている部品Cは、その先端部が光セン
サ71の光路孔76を遮閉した時、光ファイバーセンサ
81は地色の緑色を捉えているので、空気噴出孔91か
ら瞬時的に空気が噴出されて、前後が逆の部品Cは排除
される。
【0022】更にはまた、図3、図9を参照し、選別ユ
ニット61の直上流において、トラックブロック50上
にボルト95bで固定したノズルブロック95に対して
上流側から穿設した穴97に継手98が挿入螺着されて
圧縮空気配管99が接続されており、一方、穴97の先
端から選別トラック54の選別位置Sに向けて下向きに
水平面との傾斜角度30度で空気噴出ノズル96が設け
られている。そして部品Cを選別位置Sに停滞させない
ために空気が常時噴出されている。
ニット61の直上流において、トラックブロック50上
にボルト95bで固定したノズルブロック95に対して
上流側から穿設した穴97に継手98が挿入螺着されて
圧縮空気配管99が接続されており、一方、穴97の先
端から選別トラック54の選別位置Sに向けて下向きに
水平面との傾斜角度30度で空気噴出ノズル96が設け
られている。そして部品Cを選別位置Sに停滞させない
ために空気が常時噴出されている。
【0023】図8を参照し、排除されて排除溝31へ落
下した部品Cは排除溝31内を下流側へ移送されるが、
図3における[10]−[10]線方向の断面図である
図10を参照して、その下流端から平板トラック44の
下方を経由してボウル21内へ通ずる還流トンネル32
が形成されている。
下した部品Cは排除溝31内を下流側へ移送されるが、
図3における[10]−[10]線方向の断面図である
図10を参照して、その下流端から平板トラック44の
下方を経由してボウル21内へ通ずる還流トンネル32
が形成されている。
【0024】図3へ戻り、選別ユニット61Aで排除さ
れずに通過する部品Cは選別トラック54によって選別
ユニット61Bへ移送されるが、その途中において、前
述のガイド溝42Bへ分配された部品Cが合流され、積
み重なっている部品Cは圧縮空気配管59Bからの噴出
空気で単層にされ、選別ユニット61Bにおいて選別ユ
ニット61Aにおけると同様な選別が行なわれる。しか
し、選別ユニット61Aを通過する部品Cの個数は確率
的には選別ユニット61Aへ導入される部品Cの個数の
1/8であり、かつ排除の対象となる部品Cではないの
で、選別ユニット61Bの選別能力の負担にはならな
い。
れずに通過する部品Cは選別トラック54によって選別
ユニット61Bへ移送されるが、その途中において、前
述のガイド溝42Bへ分配された部品Cが合流され、積
み重なっている部品Cは圧縮空気配管59Bからの噴出
空気で単層にされ、選別ユニット61Bにおいて選別ユ
ニット61Aにおけると同様な選別が行なわれる。しか
し、選別ユニット61Aを通過する部品Cの個数は確率
的には選別ユニット61Aへ導入される部品Cの個数の
1/8であり、かつ排除の対象となる部品Cではないの
で、選別ユニット61Bの選別能力の負担にはならな
い。
【0025】選別ユニットBで排除されずに通過する部
品Cは選別トラック54によって選別ユニット61Cへ
移送されるが、その途中において同様に、前述のガイド
溝42Cへ分配された部品Cが合流されて、積み重なっ
ている部品Cは圧縮空気配管59Cは圧縮空気配管59
Cからの噴出空気で単層にされ、選別ユニット61Cに
おいて選別ユニット61A、61Bにおけると同様な選
別が行われる。そして、図3に示すように、選別ユニッ
ト61Cの下流側に近接して、単層化のための圧縮空気
配管は備えていないが、選別ユニット61A、61B、
61Cと全く同様に構成された再チェックユニット10
1が設置されており、部品Cについてマーキング面の向
きと前後の向きとの確認が行われ、選別精度の向上が図
られている。
品Cは選別トラック54によって選別ユニット61Cへ
移送されるが、その途中において同様に、前述のガイド
溝42Cへ分配された部品Cが合流されて、積み重なっ
ている部品Cは圧縮空気配管59Cは圧縮空気配管59
Cからの噴出空気で単層にされ、選別ユニット61Cに
おいて選別ユニット61A、61Bにおけると同様な選
別が行われる。そして、図3に示すように、選別ユニッ
ト61Cの下流側に近接して、単層化のための圧縮空気
配管は備えていないが、選別ユニット61A、61B、
61Cと全く同様に構成された再チェックユニット10
1が設置されており、部品Cについてマーキング面の向
きと前後の向きとの確認が行われ、選別精度の向上が図
られている。
【0026】再チェックユニット101の直下流におい
ては、図3における[11]−[11]線方向の断面図
である図11を参照して、上流部分と同様に、トラック
ブロック50に形成され、移送底面がボウル21の径外
方へ向かって上向き20度傾斜とされた選別トラック5
4を移送される部品Cの表面に平行で、かつその表面に
ほぼ接する位置まで垂下された下端を有する抑え板11
2が、トラックブロック50上にボルト113bで固定
した取付けブロック113にビス112bで取り付けら
れている。また、図11には選別ユニット61Cと再チ
ェックユニット101に共通の排除溝31Cに続いて設
けられている還流トンネル32Cが示されている。
ては、図3における[11]−[11]線方向の断面図
である図11を参照して、上流部分と同様に、トラック
ブロック50に形成され、移送底面がボウル21の径外
方へ向かって上向き20度傾斜とされた選別トラック5
4を移送される部品Cの表面に平行で、かつその表面に
ほぼ接する位置まで垂下された下端を有する抑え板11
2が、トラックブロック50上にボルト113bで固定
した取付けブロック113にビス112bで取り付けら
れている。また、図11には選別ユニット61Cと再チ
ェックユニット101に共通の排除溝31Cに続いて設
けられている還流トンネル32Cが示されている。
【0027】本部品整送装置1の排出端部においては、
図3、および図3における[12]−[12]線方向の
断面図である図12を参照して、傾斜して移送されてく
る部品Cが水平にして排出される。すなわち、上流側か
ら続く外周リング30がボウル21の周縁部の下面にボ
ルト30bで固定され、この外周リング30上に断面が
横に寝たT字形のトラックブロック150を載置して外
周側からボルト150bで固定されている。排出トラッ
ク154はトラックブロック150の立上がり面を側壁
153とし、側壁153と向かい合い、ねじ155bに
よってトラックブロック150と共に外周リング30に
固定されているガイド板155との間に移送面の幅を1
mmとして直線状に形成されている。更に、トラックブ
ロック150上に取付けブロック156が摘み付きねじ
156bで固定され、この取り付けブロック156に対
して抑え板157がねじ157bで取り付けられ、その
下端は排出トラック154を移送される部品Cの表面に
平行に、かつ部品Cとほぼ接する高さとされている。そ
して、この排出トラック154の上流端部は選別トラッ
ク54の下流端と整合されて同様な傾斜に形成され、ガ
イド板155の排出トラック154を向く面、および抑
え板157の下端面は、傾斜している部品Cの上面と側
面とに平行にカットされているが、排出トラック154
の底面が捻られて水平化されるに伴い、それぞれ垂直ま
たは水平とされている。
図3、および図3における[12]−[12]線方向の
断面図である図12を参照して、傾斜して移送されてく
る部品Cが水平にして排出される。すなわち、上流側か
ら続く外周リング30がボウル21の周縁部の下面にボ
ルト30bで固定され、この外周リング30上に断面が
横に寝たT字形のトラックブロック150を載置して外
周側からボルト150bで固定されている。排出トラッ
ク154はトラックブロック150の立上がり面を側壁
153とし、側壁153と向かい合い、ねじ155bに
よってトラックブロック150と共に外周リング30に
固定されているガイド板155との間に移送面の幅を1
mmとして直線状に形成されている。更に、トラックブ
ロック150上に取付けブロック156が摘み付きねじ
156bで固定され、この取り付けブロック156に対
して抑え板157がねじ157bで取り付けられ、その
下端は排出トラック154を移送される部品Cの表面に
平行に、かつ部品Cとほぼ接する高さとされている。そ
して、この排出トラック154の上流端部は選別トラッ
ク54の下流端と整合されて同様な傾斜に形成され、ガ
イド板155の排出トラック154を向く面、および抑
え板157の下端面は、傾斜している部品Cの上面と側
面とに平行にカットされているが、排出トラック154
の底面が捻られて水平化されるに伴い、それぞれ垂直ま
たは水平とされている。
【0028】実施の形態の部品整送装置1は以上のよう
に構成されるが、次にその作用を説明する。
に構成されるが、次にその作用を説明する。
【0029】図2、図3において、ボウル21内には部
品Cが多数に収容されており、駆動部11のコイル15
に交流が通電されてボウル21に反時計方向の捩り振動
が与えられており、また各選別ユニット61A、61
B、61Cにおける光センサ71、光ファイバーセンサ
81や空気噴出孔56、91、空気噴出ノズル96は作
動状態にあるものとする。
品Cが多数に収容されており、駆動部11のコイル15
に交流が通電されてボウル21に反時計方向の捩り振動
が与えられており、また各選別ユニット61A、61
B、61Cにおける光センサ71、光ファイバーセンサ
81や空気噴出孔56、91、空気噴出ノズル96は作
動状態にあるものとする。
【0030】ボウル21内の底面22上において、マー
キング面をランダムな向きに向けている部品Cは周辺部
へ移動されつつ矢印mで示す方向へ移送される。そし
て、起点24sから前後不定のままトラック24に乗る
が、形状的に長い部品Cは捩り振動を受けてオリエンテ
ーションされ、長さLの方向を移送方向とし周壁23に
接するようにして移送され、トラック24をスパイラル
状に上昇する。上昇の途中の切欠き25においてトラッ
ク24の幅が狭められていることから、トラック24の
内周側を移送されてきた部品Cは切欠き25内へ落下し
て底面22へ戻され、移送量の調整が行われる。
キング面をランダムな向きに向けている部品Cは周辺部
へ移動されつつ矢印mで示す方向へ移送される。そし
て、起点24sから前後不定のままトラック24に乗る
が、形状的に長い部品Cは捩り振動を受けてオリエンテ
ーションされ、長さLの方向を移送方向とし周壁23に
接するようにして移送され、トラック24をスパイラル
状に上昇する。上昇の途中の切欠き25においてトラッ
ク24の幅が狭められていることから、トラック24の
内周側を移送されてきた部品Cは切欠き25内へ落下し
て底面22へ戻され、移送量の調整が行われる。
【0031】次いで部品Cはワイパー26に至り、積み
重なって移送されてくる部品Cの内、トラック24に接
している最下層の部品Cはそのままワイパー26の下を
通過して移送されるが、上層の部品Cはワイパー26に
よって移送を妨げられ重なりが崩されると共に、ワイパ
ー26に導かれてトラック24の内周側へ拡げられる。
更には、部品Cは図4にも示す早出しゲート31に至る
が、定常時には早出しゲート31は閉ざされたままであ
り、部品Cはゲートブロック36の内周側へ凸とされた
円弧面によってトラック24の内周側へ拡げられて移送
される。
重なって移送されてくる部品Cの内、トラック24に接
している最下層の部品Cはそのままワイパー26の下を
通過して移送されるが、上層の部品Cはワイパー26に
よって移送を妨げられ重なりが崩されると共に、ワイパ
ー26に導かれてトラック24の内周側へ拡げられる。
更には、部品Cは図4にも示す早出しゲート31に至る
が、定常時には早出しゲート31は閉ざされたままであ
り、部品Cはゲートブロック36の内周側へ凸とされた
円弧面によってトラック24の内周側へ拡げられて移送
される。
【0032】早出しゲート31の下流側において、図5
も参照し、部品Cはトラック24から段差を介して接続
されている平面トラック44へ移行されるが、この平面
トラック44に形成されているガイド溝42A、42
B、42Cによって部品Cはほぼ三等分されて移送され
る。この内、ガイド溝42Aへ配分された部品C、ない
しは付加的なガイド溝42A’に導かれた部品Cは周壁
23の欠落箇所からボウル21の外周側へ移行され、ト
ラックブロック50の滑落面53Aのガイド溝52Aに
導かれて、図6に断面を示す角溝状で、部品Cが単列で
のみ移送される選別トラック54へ乗り移る。この時点
においても部品Cはマーキング面の向き、および前後の
向きは不定である。図3へ戻り、部品Cは選別トラック
54を移送されて、圧縮空気配管59Aが取り付けら
れ、選別ユニット61A、61B、61Cに共通させた
図7では空気孔56として示す空気噴出孔56Aに至る
が、空気噴出孔56Aからは常に空気が水平方向に噴出
されており、選別トラック54を積み重なって移送され
てくる部品Cがあれば、その上層の部品Cは吹き飛ばさ
れて排除され、部品Cは単層化されて選別ユニット61
Aへ送り込まれる。排除された部品Cは直接に、または
滑落面53A’を経て下方の排除溝31Aへ落下する。
も参照し、部品Cはトラック24から段差を介して接続
されている平面トラック44へ移行されるが、この平面
トラック44に形成されているガイド溝42A、42
B、42Cによって部品Cはほぼ三等分されて移送され
る。この内、ガイド溝42Aへ配分された部品C、ない
しは付加的なガイド溝42A’に導かれた部品Cは周壁
23の欠落箇所からボウル21の外周側へ移行され、ト
ラックブロック50の滑落面53Aのガイド溝52Aに
導かれて、図6に断面を示す角溝状で、部品Cが単列で
のみ移送される選別トラック54へ乗り移る。この時点
においても部品Cはマーキング面の向き、および前後の
向きは不定である。図3へ戻り、部品Cは選別トラック
54を移送されて、圧縮空気配管59Aが取り付けら
れ、選別ユニット61A、61B、61Cに共通させた
図7では空気孔56として示す空気噴出孔56Aに至る
が、空気噴出孔56Aからは常に空気が水平方向に噴出
されており、選別トラック54を積み重なって移送され
てくる部品Cがあれば、その上層の部品Cは吹き飛ばさ
れて排除され、部品Cは単層化されて選別ユニット61
Aへ送り込まれる。排除された部品Cは直接に、または
滑落面53A’を経て下方の排除溝31Aへ落下する。
【0033】選別ユニット61Aにおいては、選別ユニ
ット61A、61B、61Cに共通させた図8、図9を
参照し、マーキング面の向き不定、前後の向き不定で移
送されてくる部品Cは、その先端部が光線遮断型の光セ
ンサ71の発光部71aから受光部71bに至る光線を
遮断することによって、選別位置Sに部品Cの存在する
ことが認識され、その時点において、光センサ71の光
軸pから上流側へ1.2mmの地点を照射している光フ
ァイバーセンサ81の部品Cからの反射強度によって、
部品Cのマーキング面の向きと前後の向きとが検知され
る。すなわち、光ファイバーセンサ81で受光される反
射強度が黒色マークBによるもので小さい場合には、部
品Cはマーキング面を上にしており、かつ光センサ71
の光軸pと光ファイバーセンサ81の光軸qとの位置関
係から、選別位置Sにある部品Cはマーキング面の向
き、前後の向きが所定通りであると図示しないコントロ
ーラによって判定され、コントローラは圧縮空気配管9
4の電磁弁を開かないので空気噴出孔91から空気は噴
出されず、当該部品Cはそのまま選別ユニット61Aを
通過し、選別トラック54を経て選別ユニット61Bへ
移送される。
ット61A、61B、61Cに共通させた図8、図9を
参照し、マーキング面の向き不定、前後の向き不定で移
送されてくる部品Cは、その先端部が光線遮断型の光セ
ンサ71の発光部71aから受光部71bに至る光線を
遮断することによって、選別位置Sに部品Cの存在する
ことが認識され、その時点において、光センサ71の光
軸pから上流側へ1.2mmの地点を照射している光フ
ァイバーセンサ81の部品Cからの反射強度によって、
部品Cのマーキング面の向きと前後の向きとが検知され
る。すなわち、光ファイバーセンサ81で受光される反
射強度が黒色マークBによるもので小さい場合には、部
品Cはマーキング面を上にしており、かつ光センサ71
の光軸pと光ファイバーセンサ81の光軸qとの位置関
係から、選別位置Sにある部品Cはマーキング面の向
き、前後の向きが所定通りであると図示しないコントロ
ーラによって判定され、コントローラは圧縮空気配管9
4の電磁弁を開かないので空気噴出孔91から空気は噴
出されず、当該部品Cはそのまま選別ユニット61Aを
通過し、選別トラック54を経て選別ユニット61Bへ
移送される。
【0034】選別位置Sにおいて、前後の向きが所定通
りであっても、マーキング面の向きが所定通りでない部
品Cは黒色マークBが検知されないので、空気噴出孔9
1から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされて
排除溝31へ落下する。また、選別位置Sにおいて、前
後の向きが逆である部品Cは、たとえマーキング面が上
を向いていても黒色マークBは光センサ71側にあり、
光ファイバーセンサ81は部品Cの地色の緑色からの反
射光を受光することから、同様に空気噴出孔91から瞬
時的に噴出される空気によって排除される。前後の向き
が逆で、かつマーキング面の向きが所定通りでない部品
Cも当然のことながら、光ファイバーセンサ81によっ
て黒色マークBが検知されないので、同様に排除され
る。排除溝31へ落下した部品Cは排除溝31内を移送
され、選別ユニット61A、61B、61Cに共通させ
て示す図10を参照し、排除溝31の下流端からボウル
21内へ通じる還流トンネル32Aを経てボウル21内
へ戻される。
りであっても、マーキング面の向きが所定通りでない部
品Cは黒色マークBが検知されないので、空気噴出孔9
1から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされて
排除溝31へ落下する。また、選別位置Sにおいて、前
後の向きが逆である部品Cは、たとえマーキング面が上
を向いていても黒色マークBは光センサ71側にあり、
光ファイバーセンサ81は部品Cの地色の緑色からの反
射光を受光することから、同様に空気噴出孔91から瞬
時的に噴出される空気によって排除される。前後の向き
が逆で、かつマーキング面の向きが所定通りでない部品
Cも当然のことながら、光ファイバーセンサ81によっ
て黒色マークBが検知されないので、同様に排除され
る。排除溝31へ落下した部品Cは排除溝31内を移送
され、選別ユニット61A、61B、61Cに共通させ
て示す図10を参照し、排除溝31の下流端からボウル
21内へ通じる還流トンネル32Aを経てボウル21内
へ戻される。
【0035】なお、この選別位置Sにおいては、上流側
の上方から下向き傾斜30度に設置された空気噴出ノズ
ル96から常時空気が噴出されており、選別位置Sに部
品Cが停滞することを防いでいるので、選別は極めて円
滑に行われる。
の上方から下向き傾斜30度に設置された空気噴出ノズ
ル96から常時空気が噴出されており、選別位置Sに部
品Cが停滞することを防いでいるので、選別は極めて円
滑に行われる。
【0036】選別ユニット61Aを通過した部品Cが移
送される選別トラック54の途中へは、ボウル21内の
平面トラック44においてガイド溝42Bへ配分された
部品C、ないしは付加的なガイド溝42B’に導かれた
部品Cが選別ユニット61Aと選別ユニット61Bとの
間における周壁23の欠落箇所からボウル21の外周側
へ移行され、トラックブロック50の滑落面53Bのガ
イド溝52Bに導かれて合流されて選別ユニット61B
へ移送され、選別ユニット61Aにおけると同様な選別
を受ける。この場合、選別ユニット61Bにおいては、
選別ユニット61Aを通過した部品Cとガイド溝42
B、42B’から合流される部品Cとが選別されること
になるが、前述したように選別ユニット61Aを通過す
る部品Cの個数は確率的には選別ユニット61Aへ供給
される部品Cの個数の1/8であり、かつ排除されるこ
とのない所定の向きにある部品Cであるから、選別ユニ
ット61Bに能力的な負担を与えない。排除された部品
Cが排除溝31からボウル21内へ戻されることも同様
である。
送される選別トラック54の途中へは、ボウル21内の
平面トラック44においてガイド溝42Bへ配分された
部品C、ないしは付加的なガイド溝42B’に導かれた
部品Cが選別ユニット61Aと選別ユニット61Bとの
間における周壁23の欠落箇所からボウル21の外周側
へ移行され、トラックブロック50の滑落面53Bのガ
イド溝52Bに導かれて合流されて選別ユニット61B
へ移送され、選別ユニット61Aにおけると同様な選別
を受ける。この場合、選別ユニット61Bにおいては、
選別ユニット61Aを通過した部品Cとガイド溝42
B、42B’から合流される部品Cとが選別されること
になるが、前述したように選別ユニット61Aを通過す
る部品Cの個数は確率的には選別ユニット61Aへ供給
される部品Cの個数の1/8であり、かつ排除されるこ
とのない所定の向きにある部品Cであるから、選別ユニ
ット61Bに能力的な負担を与えない。排除された部品
Cが排除溝31からボウル21内へ戻されることも同様
である。
【0037】また、平面トラック44のガイド溝42C
へ配分された部品Cないしは付加的なガイド溝42C’
に導かれた部品Cは同様に、選別ユニット61B選別ユ
ニット61Cとの間における周壁23の欠落箇所からボ
ウル21の外周側へ移行され、トラックブロック50の
滑落面53Cのガイド溝52Cに導かれて合流されて選
別ユニット61Cへ移送され、選別ユニット61Aにお
けると同様な選別を受ける。更には、選別ユニット61
A、61B、61Cと全く同様に構成された再チェック
ユニット101において、選別の再確認が行われ、マー
キング面の向きと前後の向きとが所定通りでない部品C
が混入していれば、その部品Cは排除溝31Cへ吹き飛
ばして排除される。選別ユニット61Cから排除される
部品Cと再チェックユニット101で排除される部品C
は両者に共通して設けられている排除溝31Cを経由し
てボウル21内へ戻される。
へ配分された部品Cないしは付加的なガイド溝42C’
に導かれた部品Cは同様に、選別ユニット61B選別ユ
ニット61Cとの間における周壁23の欠落箇所からボ
ウル21の外周側へ移行され、トラックブロック50の
滑落面53Cのガイド溝52Cに導かれて合流されて選
別ユニット61Cへ移送され、選別ユニット61Aにお
けると同様な選別を受ける。更には、選別ユニット61
A、61B、61Cと全く同様に構成された再チェック
ユニット101において、選別の再確認が行われ、マー
キング面の向きと前後の向きとが所定通りでない部品C
が混入していれば、その部品Cは排除溝31Cへ吹き飛
ばして排除される。選別ユニット61Cから排除される
部品Cと再チェックユニット101で排除される部品C
は両者に共通して設けられている排除溝31Cを経由し
てボウル21内へ戻される。
【0038】このようにして再チェックユニット101
の下流端よりも下流側における選別トラック54では、
マーキング面の向きと前後の向きとが所定通りの部品C
のみとなるが、図11に示すように、選別トラック54
を移送される部品Cは直上方を抑え板112の下端でカ
バーされているので、部品Cは姿勢を乱すことなく移送
される。更には、部品Cは選別トラック54から図12
に示す排出トラック154へ移行され直上方を抑え板1
57でカバーされて移送されるが、その途中において傾
斜した移送底面が水平とされ、それに伴いガイド板15
5の側面、抑え板152の下端面も垂直または水平とさ
れた排出トラック154の排出端から、マーキング面の
向きと前後の向きとが所定通りの部品Cが水平な姿勢
で、かつ1分間当たり300個の排出速度で排出され、
その排出能力は従来例の整送装置の7〜8倍にも達す
る。
の下流端よりも下流側における選別トラック54では、
マーキング面の向きと前後の向きとが所定通りの部品C
のみとなるが、図11に示すように、選別トラック54
を移送される部品Cは直上方を抑え板112の下端でカ
バーされているので、部品Cは姿勢を乱すことなく移送
される。更には、部品Cは選別トラック54から図12
に示す排出トラック154へ移行され直上方を抑え板1
57でカバーされて移送されるが、その途中において傾
斜した移送底面が水平とされ、それに伴いガイド板15
5の側面、抑え板152の下端面も垂直または水平とさ
れた排出トラック154の排出端から、マーキング面の
向きと前後の向きとが所定通りの部品Cが水平な姿勢
で、かつ1分間当たり300個の排出速度で排出され、
その排出能力は従来例の整送装置の7〜8倍にも達す
る。
【0039】本実施の形態の部品整送装置1は以上のよ
うに構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られ
ることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形
が可能である。
うに構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られ
ることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形
が可能である。
【0040】例えば本実施の形態においては、選別トラ
ック54から積み重なった部品Cを排除し、各選別ユニ
ット61A、61B、61Cにおいてマーキング面や前
後の向きが所定通りでない部品Cを排除し易くするため
に選別トラック54の移送面を傾斜させたが、排除が確
実に行われる限りにおいて、選別トラック54の移送面
は水平としてもよい。
ック54から積み重なった部品Cを排除し、各選別ユニ
ット61A、61B、61Cにおいてマーキング面や前
後の向きが所定通りでない部品Cを排除し易くするため
に選別トラック54の移送面を傾斜させたが、排除が確
実に行われる限りにおいて、選別トラック54の移送面
は水平としてもよい。
【0041】また本実施の形態においては、各選別ユニ
ット61A、61B、61Cの選別位置Sへの部品Cの
到着を光線遮断型の光センサ71で検知するようにした
が、この光センサ71に代えて光ファイバーセンサを使
用し、部品Cからの反射光で部品Cの到着を検知するよ
うにしてもよい。勿論、部品の形状によっては特定部分
の検知を光線遮断型の光センサで行ない得る。
ット61A、61B、61Cの選別位置Sへの部品Cの
到着を光線遮断型の光センサ71で検知するようにした
が、この光センサ71に代えて光ファイバーセンサを使
用し、部品Cからの反射光で部品Cの到着を検知するよ
うにしてもよい。勿論、部品の形状によっては特定部分
の検知を光線遮断型の光センサで行ない得る。
【0042】また本実施の形態においては、選別ユニッ
ト61A、61B、61Cの3ユニットによって選別を
行ったが、選別する部品、ないしは要求される選別能力
によっては2ユニットとしてもよく、また4ユニットま
たはそれ以上としてもよい。
ト61A、61B、61Cの3ユニットによって選別を
行ったが、選別する部品、ないしは要求される選別能力
によっては2ユニットとしてもよく、また4ユニットま
たはそれ以上としてもよい。
【0043】また本実施の形態においては、整送する対
象として四角柱状の部品Cを取り上げたが、本発明の部
品整送装置によれば、板状の部品、立方体状の部品、直
方体形状の部品、その他の各種の形状の部品の整送に適
用され得る。なかでも特に対称面が多くランダムな状態
にある部品を選別トラックで移送する場合に、特定面の
向きと前後の向きが所定の向きになる確率が低くなる対
称面の多い部品の移送に好適である。
象として四角柱状の部品Cを取り上げたが、本発明の部
品整送装置によれば、板状の部品、立方体状の部品、直
方体形状の部品、その他の各種の形状の部品の整送に適
用され得る。なかでも特に対称面が多くランダムな状態
にある部品を選別トラックで移送する場合に、特定面の
向きと前後の向きが所定の向きになる確率が低くなる対
称面の多い部品の移送に好適である。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次ぎに述べるような効果を奏する。
施され、次ぎに述べるような効果を奏する。
【0045】部品Cのマーキング面の向きと前後の向き
とを整えて移送するための本発明の部品整送装置1は捩
り振動パーツフィーダ10のボウル21の外周側にほぼ
排出端まで延在する選別トラック54を設け、その選別
トラック54上に選別ユニット61A、61B、61C
を直列に配置している。ボウル21内から移送されてく
る部品Cは平板トラック44に形成されているガイド溝
42A、42B、42Cによってほぼ3等分し、それら
の内でガイド溝42Aへ分配された部品Cは選別ユニッ
ト61Aへ、ガイド溝42Bへ分配された部品Cは選別
ユニット61Bへ、ガイド溝42Cへ分配された部品C
は選別ユニット61Cへ移送して選別し、最終的には排
出端からマーキング面の向き、前後の向きが所定通りで
ある部品Cが単列、単層で排出されるようにしているの
で、各選別ユニット61A、61B、61Cには限られ
た個数の部品が供給されることにより選別精度が高く維
持され、それらが合流されて排出されるので、全体とし
ての単位時間当たりの選別個数は大にし得る。
とを整えて移送するための本発明の部品整送装置1は捩
り振動パーツフィーダ10のボウル21の外周側にほぼ
排出端まで延在する選別トラック54を設け、その選別
トラック54上に選別ユニット61A、61B、61C
を直列に配置している。ボウル21内から移送されてく
る部品Cは平板トラック44に形成されているガイド溝
42A、42B、42Cによってほぼ3等分し、それら
の内でガイド溝42Aへ分配された部品Cは選別ユニッ
ト61Aへ、ガイド溝42Bへ分配された部品Cは選別
ユニット61Bへ、ガイド溝42Cへ分配された部品C
は選別ユニット61Cへ移送して選別し、最終的には排
出端からマーキング面の向き、前後の向きが所定通りで
ある部品Cが単列、単層で排出されるようにしているの
で、各選別ユニット61A、61B、61Cには限られ
た個数の部品が供給されることにより選別精度が高く維
持され、それらが合流されて排出されるので、全体とし
ての単位時間当たりの選別個数は大にし得る。
【0046】また、各選別ユニット61A、61B、6
1Cにおいては、選別位置に部品Cが選別位置に到着し
たことを光線遮断型の光センサ71で検知し、部品Cの
前後の向きが所定通りの時に、部品Cの一側面の後半部
にある黒色マークBを照射光の反射強度で検知する光フ
ァイバーセンサ81で検知するようにしているので部品
Cのマーキング面の向きと前後の向きとを同時に選別し
得る。
1Cにおいては、選別位置に部品Cが選別位置に到着し
たことを光線遮断型の光センサ71で検知し、部品Cの
前後の向きが所定通りの時に、部品Cの一側面の後半部
にある黒色マークBを照射光の反射強度で検知する光フ
ァイバーセンサ81で検知するようにしているので部品
Cのマーキング面の向きと前後の向きとを同時に選別し
得る。
【0047】また、選別ユニット61A、61B、61
Cの下流側に同様な構成の再チェックユニットを設けて
いるので、一層高い選別精度が得られる。
Cの下流側に同様な構成の再チェックユニットを設けて
いるので、一層高い選別精度が得られる。
【図1】実施の形態における整送対象の部品の斜視図で
ある。
ある。
【図2】実施の形態における部品整送装置の部分破断側
面図である。
面図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の断面図で
ある。
ある。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
ある。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
ある。
【図7】図3における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
ある。
【図8】図3における[8]−[8]線方向の部分破断
側面図である。
側面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向の矢視図で
ある。
ある。
【図10】図3における[10]−[10]線方向の断
面図である。
面図である。
【図11】図3における[11]−[11]線方向の断
面図である。
面図である。
【図12】図3における[12]−[12]線方向の断
面図である。
面図である。
1 部品整送装置 11 駆動部 21 ボウル 24 斜面トラック 26 ワイパー 31 早出しゲート 42A ガイド溝 42B ガイド溝 42C ガイド溝 54 選別トラック 59A 圧縮空気配管 59B 圧縮空気配管 59C 圧縮空気配管 61A 選別ユニット 61B 選別ユニット 61C 選別ユニット 71 光センサ 71a 発光部 71b 受光部 81 光ファイバーセンサ 91 空気噴出孔 94 圧縮空気配管 96 空気噴出ノズル 101 再チェックユニット 112 抑え板 154 排出トラック 156 抑え板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ボウル21においては、図3を参照して、
底面22に多数の部品Cが収容され(図3においては簡
明化のため散在的に示している)、底面22の周縁部に
起点24Sを有し径外方へ向かって若干下向き傾斜のト
ラック24がボウル21に沿いスパイラル状に上昇して
設けられており、部品Cの移送路となる。トラック24
の傾斜と、受ける捩り振動の移送力の径方向へ向かう成
分とによって、部品Cは周壁23に接して移送される。
トラック24の途中には切欠き25が形成されてトラッ
ク24の幅を狭めており、幅一杯に広がって移送されて
くる部品Cの内、内周側の部品Cは切欠き25へ落下し
て底面22へ戻され、移送量の調整が行われる。
底面22に多数の部品Cが収容され(図3においては簡
明化のため散在的に示している)、底面22の周縁部に
起点24Sを有し径外方へ向かって若干下向き傾斜のト
ラック24がボウル21に沿いスパイラル状に上昇して
設けられており、部品Cの移送路となる。トラック24
の傾斜と、受ける捩り振動の移送力の径方向へ向かう成
分とによって、部品Cは周壁23に接して移送される。
トラック24の途中には切欠き25が形成されてトラッ
ク24の幅を狭めており、幅一杯に広がって移送されて
くる部品Cの内、内周側の部品Cは切欠き25へ落下し
て底面22へ戻され、移送量の調整が行われる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】選別ユニット61A、61B、61Cは前
述したように全く同様に構成されているので、以降にお
いては必要ある場合を除き、添字を省略して説明する。
図3を参照して、選別ユニット61に近接した上流側に
は積み重なって移送されてくる部品Cを単層にするべく
空気を噴出させる圧縮空気配管59が組み合わせて設け
られている。図3における[7]−[7]線方向の断面
図である図7を参照して、外周リング30のボウル21
に接する部分を切り欠いて排除溝31を形成すると共
に、その上に固定されるトラックブロック50の幅も狭
め、かつ選別トラック54の内周側に側壁を残して、上
流側の滑落面53とは逆傾斜の滑落面53’が形成され
ている。そして、トラックブロック50に設けた横穴5
7に外周側から継手58が挿入螺着されて圧縮空気配管
59が接続されている。そして、横穴57の先端から選
別トラック54の側壁55へ開口する空気噴出孔56が
設けられている。すなわち、空気噴出孔56は選別トラ
ック54を移送される部品Cの直上となる高さに開口さ
れて常時空気が噴出されており、積み重なって上層にあ
る部品Cに吹き付けて排除溝31内へ落とすようになっ
ている。
述したように全く同様に構成されているので、以降にお
いては必要ある場合を除き、添字を省略して説明する。
図3を参照して、選別ユニット61に近接した上流側に
は積み重なって移送されてくる部品Cを単層にするべく
空気を噴出させる圧縮空気配管59が組み合わせて設け
られている。図3における[7]−[7]線方向の断面
図である図7を参照して、外周リング30のボウル21
に接する部分を切り欠いて排除溝31を形成すると共
に、その上に固定されるトラックブロック50の幅も狭
め、かつ選別トラック54の内周側に側壁を残して、上
流側の滑落面53とは逆傾斜の滑落面53’が形成され
ている。そして、トラックブロック50に設けた横穴5
7に外周側から継手58が挿入螺着されて圧縮空気配管
59が接続されている。そして、横穴57の先端から選
別トラック54の側壁55へ開口する空気噴出孔56が
設けられている。すなわち、空気噴出孔56は選別トラ
ック54を移送される部品Cの直上となる高さに開口さ
れて常時空気が噴出されており、積み重なって上層にあ
る部品Cに吹き付けて排除溝31内へ落とすようになっ
ている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】光センサ71については、外周リング30
の下面にボルト72bで固定されている取り付け部材7
2に光センサ71の発光部71aがボルト72bで取り
付けられ、他方、後述の光ファイバーセンサ81の支柱
板84にボルト73bで取り付けたサポート板73の先
端部に、更にボルト74bで固定したL字形の取付け部
材74に光センサ71の受光部71bがボルト74bで
取り付けられている。更には、光センサ71では発光部
71aからの光がトラックブロック50に穿設した穴7
5、穴75の先端から選別トラック54の移送面に開口
する直径0.4mmの光路孔76を経由して受光部71
bへ到達するが、その光軸pは鉛直線に対して傾斜角度
α=35度とされている。これは後述の光ファイバーセ
ンサ81の反射光が光センサ71の受光部71bで受光
されることを避けるためである。そして、選別トラック
54を移送されてくる部品Cの先端部が光路孔76を閉
塞すると、発光部71aからの光が受光部71bで受光
されないことから、光センサ71によって部品Cが選別
位置Sに到達したことが検知される。
の下面にボルト72bで固定されている取り付け部材7
2に光センサ71の発光部71aがボルト72bで取り
付けられ、他方、後述の光ファイバーセンサ81の支柱
板84にボルト73bで取り付けたサポート板73の先
端部に、更にボルト74bで固定したL字形の取付け部
材74に光センサ71の受光部71bがボルト74bで
取り付けられている。更には、光センサ71では発光部
71aからの光がトラックブロック50に穿設した穴7
5、穴75の先端から選別トラック54の移送面に開口
する直径0.4mmの光路孔76を経由して受光部71
bへ到達するが、その光軸pは鉛直線に対して傾斜角度
α=35度とされている。これは後述の光ファイバーセ
ンサ81の反射光が光センサ71の受光部71bで受光
されることを避けるためである。そして、選別トラック
54を移送されてくる部品Cの先端部が光路孔76を閉
塞すると、発光部71aからの光が受光部71bで受光
されないことから、光センサ71によって部品Cが選別
位置Sに到達したことが検知される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】選別ユニットBで排除されずに通過する部
品Cは選別トラック54によって選別ユニット61Cへ
移送されるが、その途中において同様に、前述のガイド
溝42Cへ分配された部品Cが合流されて、積み重なっ
ている部品Cは圧縮空気配管59Cからの噴出空気で単
層にされ、選別ユニット61Cにおいて選別ユニット6
1A、61Bにおけると同様な選別が行われる。そし
て、図3に示すように、選別ユニット61Cの下流側に
近接して、単層化のための圧縮空気配管は備えていない
が、選別ユニット61A、61B、61Cと全く同様に
構成された再チェックユニット101が設置されてお
り、部品Cについてマーキング面の向きと前後の向きと
の確認が行われ、選別精度の向上が図られている。
品Cは選別トラック54によって選別ユニット61Cへ
移送されるが、その途中において同様に、前述のガイド
溝42Cへ分配された部品Cが合流されて、積み重なっ
ている部品Cは圧縮空気配管59Cからの噴出空気で単
層にされ、選別ユニット61Cにおいて選別ユニット6
1A、61Bにおけると同様な選別が行われる。そし
て、図3に示すように、選別ユニット61Cの下流側に
近接して、単層化のための圧縮空気配管は備えていない
が、選別ユニット61A、61B、61Cと全く同様に
構成された再チェックユニット101が設置されてお
り、部品Cについてマーキング面の向きと前後の向きと
の確認が行われ、選別精度の向上が図られている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】早出しゲート31の下流側において、図5
も参照し、部品Cはトラック24から段差を介して接続
されている平面トラック44へ移行されるが、この平面
トラック44に形成されているガイド溝42A、42
B、42Cによって部品Cはほぼ三等分されて移送され
る。この内、ガイド溝42Aへ配分された部品C、ない
しは付加的なガイド溝42A’に導かれた部品Cは周壁
23の欠落箇所からボウル21の外周側へ移行され、ト
ラックブロック50の滑落面53Aのガイド溝52Aに
導かれて、図6に断面を示す角溝状で、部品Cが単列で
のみ移送される選別トラック54へ乗り移る。この時点
においても部品Cはマーキング面の向き、および前後の
向きは不定である。図3へ戻り、部品Cは選別トラック
54を移送されて、圧縮空気配管59Aが取り付けら
れ、選別ユニット61A、61B、61Cに共通させた
図7では空気噴出孔56として示す空気噴出孔56Aに
至るが、空気噴出孔56Aからは常に空気が水平方向に
噴出されており、選別トラック54を積み重なって移送
されてくる部品Cがあれば、その上層の部品Cは吹き飛
ばされて排除され、部品Cは単層化されて選別ユニット
61Aへ送り込まれる。排除された部品Cは直接に、ま
たは滑落面53A’を経て下方の排除溝31Aへ落下す
る。
も参照し、部品Cはトラック24から段差を介して接続
されている平面トラック44へ移行されるが、この平面
トラック44に形成されているガイド溝42A、42
B、42Cによって部品Cはほぼ三等分されて移送され
る。この内、ガイド溝42Aへ配分された部品C、ない
しは付加的なガイド溝42A’に導かれた部品Cは周壁
23の欠落箇所からボウル21の外周側へ移行され、ト
ラックブロック50の滑落面53Aのガイド溝52Aに
導かれて、図6に断面を示す角溝状で、部品Cが単列で
のみ移送される選別トラック54へ乗り移る。この時点
においても部品Cはマーキング面の向き、および前後の
向きは不定である。図3へ戻り、部品Cは選別トラック
54を移送されて、圧縮空気配管59Aが取り付けら
れ、選別ユニット61A、61B、61Cに共通させた
図7では空気噴出孔56として示す空気噴出孔56Aに
至るが、空気噴出孔56Aからは常に空気が水平方向に
噴出されており、選別トラック54を積み重なって移送
されてくる部品Cがあれば、その上層の部品Cは吹き飛
ばされて排除され、部品Cは単層化されて選別ユニット
61Aへ送り込まれる。排除された部品Cは直接に、ま
たは滑落面53A’を経て下方の排除溝31Aへ落下す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】選別ユニット61Aにおいては、選別ユニ
ット61A、61B、61Cに共通させた図8、図9を
参照し、マーキング面の向き不定、前後の向き不定で移
送されてくる部品Cは、その先端部が光線遮断型の光セ
ンサ71の発光部71aから受光部71bに至る光線を
遮断することによって、選別位置Sに部品Cの存在する
ことが認識され、その時点において、光センサ71の光
軸pから上流側へ1.2mmの地点を光軸qで照射して
いる光ファイバーセンサ81の光の部品Cからの反射強
度によって、部品Cのマーキング面の向きと前後の向き
とが検知される。すなわち、光ファイバーセンサ81で
受光される反射強度が黒色マークBによるもので小さい
場合には、部品Cはマーキング面を上にしており、かつ
光センサ71の光軸pと光ファイバーセンサ81の光軸
qとの位置関係から、選別位置Sにある部品Cはマーキ
ング面の向き、前後の向きが所定通りであると図示しな
いコントローラによって判定され、コントローラは圧縮
空気配管94の電磁弁を開かないので空気噴出孔91か
ら空気は噴出されず、当該部品Cはそのまま選別ユニッ
ト61Aを通過し、選別トラック54を経て選別ユニッ
ト61Bへ移送される。
ット61A、61B、61Cに共通させた図8、図9を
参照し、マーキング面の向き不定、前後の向き不定で移
送されてくる部品Cは、その先端部が光線遮断型の光セ
ンサ71の発光部71aから受光部71bに至る光線を
遮断することによって、選別位置Sに部品Cの存在する
ことが認識され、その時点において、光センサ71の光
軸pから上流側へ1.2mmの地点を光軸qで照射して
いる光ファイバーセンサ81の光の部品Cからの反射強
度によって、部品Cのマーキング面の向きと前後の向き
とが検知される。すなわち、光ファイバーセンサ81で
受光される反射強度が黒色マークBによるもので小さい
場合には、部品Cはマーキング面を上にしており、かつ
光センサ71の光軸pと光ファイバーセンサ81の光軸
qとの位置関係から、選別位置Sにある部品Cはマーキ
ング面の向き、前後の向きが所定通りであると図示しな
いコントローラによって判定され、コントローラは圧縮
空気配管94の電磁弁を開かないので空気噴出孔91か
ら空気は噴出されず、当該部品Cはそのまま選別ユニッ
ト61Aを通過し、選別トラック54を経て選別ユニッ
ト61Bへ移送される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
Claims (6)
- 【請求項1】 部品の特定面の向きおよび前後の向きを
整えて移送するための振動パーツフィーダからなる部品
整送装置において、移送されてくる前記部品が選別位置
に到達したことを検知する位置検知センサと、前記部品
の前記特定面に対応する特定部分を検知する特定部分検
知センサとによって、前記特定面の向きおよび前後の向
きについて前記部品の選別が行われ、前記特定面の向き
および前後の向きが所定通りでない前記部品は噴出空気
によって排除されることを特徴とする部品整送装置。 - 【請求項2】 前記特定部分検知センサが前記部品の前
記特定部分への照射光の同一光路を戻る反射強度の大小
によって前記部品の前記特定面の向きを検知する光ファ
イバーセンサである請求項1に記載の部品整送装置。 - 【請求項3】 前記振動パーツフィーダの外周縁部に形
成される選別トラック上に同様に構成された複数の選別
ユニットN1 、N2 、N3 、…が直列に設けられてお
り、かつ前記部品が部品n1 、部品n2 、部品n3 、…
にほぼ等分割されて、前記部品n1 は前記選別ユニット
N1 の上流側の前記選別トラックから前記選別ユニット
N1 へ供給され、前記部品n1 のなかから前記特定面の
向きおよび前後の向きが所定通りでない部品n1 を排除
する選別が行なわれたあと、前記選別トラックによって
前記選別ユニットN2 へ移送され、前記部品n2 は前記
選別ユニットN1 と前記選別ユニットN2 との間の前記
選別トラックへ合流されて前記選別ユニットN2 へ供給
され、同様な選別がおこなわれたあと前記選別トラック
によって前記選別ユニットN3 へ移送され、前記部品n
3 は前記選別ユニットN2 と前記選別ユニットN3 との
間の前記選別トラックへ合流されて前記選別ユニットN
3 へ供給され、同様に選別される如く、前記部品の選別
が複数の前記選別ユニットN1 、N2 、N3 、…によっ
て同時に行われ合流されることにより、前記選別ユニッ
トN1 、N2 、N3 、…のそれぞれには限られた個数の
前記部品が供給されて選別精度が高く維持され、全体と
しての単位時間当たりの選別個数は大である請求項1ま
たは請求項2に記載の部品整送装置。 - 【請求項4】 前記特定部分が前後の何れか一方に偏在
している前記部品について、前記部品の前後の向きが何
れか一方である時に、前記位置検知センサと前記特定部
分検知センサとが前記部品の前後の向きを検知し得る距
離だけ離隔して設置されており、前記位置検知センサが
前記部品の到達を検知し、同時に前記特定部分検知セン
サが前記特定面に対応する前記特定部分を検知すること
により、前記部品の前記特定面の向きと、前記部品の前
後の向きとが同時に検知される請求項1から請求項3ま
での何れかに記載の部品整送装置。 - 【請求項5】 前記選別ユニットN1 、N2 、N3 、…
の下流側に同様な構成の再チェックユニットが付加され
ており、前記部品の選別精度が一層高められている請求
項1から請求項4までの何れかに記載の部品整送装置。 - 【請求項6】 前記部品が複数の対称面を有する形状の
部品、例えば立方体、四角柱、四角筒、または多角柱、
多角筒であって、かつ前記前後の向きと前記特定面の向
きとの検知が可能とされた部品であり、ランダムに存在
する前記部品を前記選別トラックで移送する場合に、前
記特定面の向きおよび前後の向きが所定通りとなってい
る前記部品の含まれる確率が小さい部品である請求項1
から請求項5までの何れかに記載の部品整送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29802996A JPH10120148A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 部品整送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29802996A JPH10120148A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 部品整送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120148A true JPH10120148A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17854202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29802996A Pending JPH10120148A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 部品整送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10120148A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001158524A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-12 | Shinko Electric Co Ltd | 薄板部品の重なり除去装置 |
JP4534271B2 (ja) * | 1999-08-04 | 2010-09-01 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 部品姿勢選別装置 |
JP4910393B2 (ja) * | 2003-05-27 | 2012-04-04 | 日立金属株式会社 | 希土類合金の造粒粉の製造方法および製造装置ならびに希土類合金焼結体の製造方法 |
CN108820784A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-11-16 | 昆山微容电子企业有限公司 | 一种电子元器件振动筛选装置 |
CN115463861A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-12-13 | 上海交通大学 | 高通量荧光标记种子色选机及分选方法 |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP29802996A patent/JPH10120148A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4534271B2 (ja) * | 1999-08-04 | 2010-09-01 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 部品姿勢選別装置 |
JP2001158524A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-12 | Shinko Electric Co Ltd | 薄板部品の重なり除去装置 |
JP4501192B2 (ja) * | 1999-12-01 | 2010-07-14 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 薄板部品の重なり除去装置 |
JP4910393B2 (ja) * | 2003-05-27 | 2012-04-04 | 日立金属株式会社 | 希土類合金の造粒粉の製造方法および製造装置ならびに希土類合金焼結体の製造方法 |
CN108820784A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-11-16 | 昆山微容电子企业有限公司 | 一种电子元器件振动筛选装置 |
CN108820784B (zh) * | 2018-08-02 | 2024-04-30 | 昆山微容电子企业有限公司 | 一种电子元器件振动筛选装置 |
CN115463861A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-12-13 | 上海交通大学 | 高通量荧光标记种子色选机及分选方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10120148A (ja) | 部品整送装置 | |
JP2001063816A (ja) | 循環式リニアフィーダ | |
JPH10147422A (ja) | 部品整送装置 | |
JP4441954B2 (ja) | 部品整列装置 | |
JP3259610B2 (ja) | 部品整送装置 | |
JP3620107B2 (ja) | 部品選別整送装置 | |
JP3584632B2 (ja) | 部品整送装置 | |
JPH10167451A (ja) | 振動パーツフィーダ | |
JPH09221217A (ja) | 部品整送装置 | |
JPH0958849A (ja) | 部品整送装置 | |
JP2004115273A (ja) | チップ自動分離搬送装置 | |
JP3546476B2 (ja) | 部品の整送装置 | |
JPH04243722A (ja) | 移送部品の姿勢判別方法 | |
JPH1053320A (ja) | 部品整送装置 | |
JP4482995B2 (ja) | 振動部品供給装置 | |
JP2001039531A (ja) | 部品姿勢選別装置 | |
JP4193260B2 (ja) | 部品の整送装置と排除機構 | |
JPH07101532A (ja) | ホースクリップの整列供給装置 | |
JPH09323814A (ja) | 部品整送装置 | |
JP2001348117A (ja) | 部品姿勢選別装置 | |
JP2011184160A (ja) | 姿勢選別装置、及びパーツフィーダ | |
JP3812014B2 (ja) | 部品供給装置 | |
JPH1035860A (ja) | 部品整送装置 | |
JP3114435B2 (ja) | 円形皿状部品の整列装置 | |
JP2822772B2 (ja) | 部品の姿勢選別方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20031226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040329 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |