JP4482995B2 - 振動部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は振動部品供給装置に関し、特に巾と厚さの大きさがほゞ等しい直方形状の微小な部品用の振動部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は整送対象の角柱状の微小な電子部品C(以降、部品Cと称する)の斜視図である。図1のAは正規な姿勢にある部品Cの斜視図であり、両端部に電極Eを有し、その間の一面にのみ厚膜抵抗としての黒い炭素膜Rが形成されており、その他の面はセラミックの白色である。そして、長さl(エル)は0.6mm、巾wは0.3mm、高さhは0.25mmであり、黒い炭素膜Rの面を上にして矢印の方向へ移送することの要請がある。図1のBは図1のAの姿勢の部品Cが横立ちした姿勢となっている場合を示す。以降、黒い炭素膜Rが形成されている面を表とする。なお、部品Cには、これ以外にサイズ違いとして、長さl(エル)が0.6mmで、巾w、高さhが共に0.3mmのものもある。
【0003】
このような部品Cを図1Aに示すように表向きで次工程に供給したいのであるが、この裏面は他面と同様白色である。このような部品Cの表裏を反転する機構としては同出願人が先に出願した特公平1−348945号公報に記載の「振動部品供給機における部品表裏整送装置」が類似技術として挙げられる。これには図42に示すような機構が示されており、振動パーツフィーダの側壁3の一部に図示するような表裏反転機構14が設けられている。これによればブロック21にはV字形状の溝22が形成されており一方の側壁23に沿って振動により移送されてきた部品1はその上方に設けられた表裏検出装置19aにより表裏を検出され、裏向きであると判断されると空気噴出弁20aを駆動して噴出孔27より空気を噴出させて矢印で示すように部品の下端と側壁23との当接点を支点として回動させ他方の側壁24に傾倒させるようにしている。これにより側壁23、24に沿ってそれぞれ表向きの部品が下流側へと導かれる。部品1は同明細書に記載されているようにチップ抵抗であるが巾が約1.6mm、長さが約3mm、厚さが0.6mmである。すなわち平板状であるが、このような部品1に対しては上述したように確かに裏向きを表向きにすることができる。然しながら図1に示すような巾、厚さの大きさがほゞ等しいような部品Cの表裏を反転することはできないか、非常に困難である。なお、図42において他方の側壁24と一体的に形成される垂直の側壁25はその明細書に記載されているように「傾斜面23、24との間の摩擦力や噴出空気の方向によっては反転された部品1が他方の傾斜面24上でこの面に沿って回動しようとするが垂直面25によってこの回動が阻止され部品1’は長手方向を移送方向に向けて安定にそのまま前進して行く」ようにするために設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、図1に示すような巾、厚さの大きさがほゞ等しい部品に対して確実に表裏を反転させることができる振動部品供給装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、開角が鈍角である断面がV字形状の振動トラックの一方の側壁に沿って、巾と高さの大きさが近似する直方形状の部品を移送させ、該一方の側壁に対向して表裏検出手段を設け、該表裏検出手段により、裏向きと検出されたときには、該一方の側壁に形成した空気噴出孔から空気を噴出させて、該部品を飛翔状態にして、その重心のまわりに回動させ、他方の側壁に着地させた後は、該他方の側壁との当接点のまわりに回動させるようにして表裏を反転させるべく前記噴出する空気の強さ及び前記空気噴出孔の位置を定め、前記一方及び他方の側壁はそれぞれ第1、第2ブロックに形成され、前記第2ブロックを前記第1ブロックに形成される前記一方の側壁に沿って摺動可能とし、これにより前記一方の側壁を他方の側壁との境界線から前記空気噴出孔までの距離を可変としたことを特徴とする振動部品供給装置、によって解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は本発明の実施の形態よる振動部品供給装置の全体を示すが、図において架台31には防振ゴム32を介して共通の台板30が取り付けられており、この上に振動パーツフィーダ33及びこれに接続してリニア振動フィーダ34が配設されている。振動パーツフィーダ33は公知のように構成されベースブロック35に電磁石36が固定されており、ベースブロック35と可動ブロック38とは等角度間隔で配設される複数の重ね板ばね37により結合されており可動ブロック38の底面には可動コアが取り付けられこれが電磁石36と空隙gを置いて対向している。可動ブロック38の上面にはボウル39が固定されておりこれにはスパイラル状のトラック40が形成されている。
【0007】
リニア振動フィーダ34においては、その共通の取り付けブロック41の上に種々のブロックを緊密に取り付けておりその前方部で下方に板ばね取り付けブロック42を介して下方の防振ブロック43と板ばね44a、44bにより結合されており、防振ブロック43の上には電磁石45が固定されている。防振ブロック43は更に下方の板ばね取り付けブロック47と垂直な板ばね46a、46bにより結合されておりこれらは充分に低い共振周波数を形成する。電磁石45にはこの共振周波数よりはるかに高い周波数の駆動電流が流される。
【0008】
図2に明示されるように共通取り付けブロック41の図において左端部ではブロック50が取り付けられ、この下方の支柱52との間に一対の板ばね51a、51bを介して結合されている。また支柱52は取り付けブロック53を介して台板30に固定されている。図2では一点鎖線で示すカバー54が図3で明示させるように一対のロッド55a、55bを介して共通取り付けブロック41に固定されている。図3で明示されるように架台31の両側には一対の取手56a、56bが固定されており、作業者はここを持って振動パーツフィーダ33及びリニア振動フィーダ34を共に一挙に搬送させることができるようにしている。図3で明示されるように振動パーツフィーダ33の側方には各種制御器57が取り付けられており、後述するような各種制御を行なう。また、図3に明示されるようにボウル39の図において12時の位置には早出し機構58が取り付けられており、これはねじ58aを緩めることによりこのねじ58aの周りに回動可能としボウル39内の部品を取り替える時に迅速に取り替えられるようにしている。スパイラル状のトラック40の端部には円弧状の排出トラック59が一体的に形成されておりこれは断面U字状のトラック移送面を有するが、これにUブロック60が固定されており(リニア振動フィーダ34の上流側端部の直上方にある)、ここを介してリニア振動フィーダ34の上に部品が排出される。
【0009】
次にリニア振動フィーダ34の詳細な構成について説明する。図5に明示されるように共通取り付けブロック41の図2において左端部には第1トラフブロック61がねじ63、64により固定されている。また共通取り付けブロック41は左端部でブロック50にねじ62により固定されている。第1トラフブロック61内には図5ないし図8に明示されるように平面部61aとこれに並列であるが移送方向に関し左方に傾斜した第1のUトラック61bが形成され、これに下流側で合流するように第2のUトラック61cが形成されている。図8に明示されるようにオーバーフローとなっている部品を振動パーツフィーダ33側に戻すための切欠き61dが形成され、ここから排出される部品は図8に明示されるように振動パーツフィーダ33の側壁部39aに形成された最上段部のトラック42へと導かれる。
【0010】
第1トラフブロック61には図9及び図10に明示されるような整列トラックとしての第2トラフブロック70が緊密に接続されている。これには全域にわたってU字溝70aが形成されており、これには図10に明示されるようにU字溝70aの中心線cに関し右方に偏った位置からV溝70abが形成され、これは部品の移送方向に向かうにつれて深くなりかつその中心線cに向かって切り込まれており図11で示されるようにその途中でもV字溝であるが短辺(短側壁)70abcと長辺(長側壁)70abdとでV溝70abが形成されておりその終点においては図12に示すようにそのU字溝70aの中心線cが谷底線70abe(最深)となって終わっている。
【0011】
次に図13〜図19に明示されるように第2トラフブロック70に緊密に連接して第1ブロック72が設けられているが、これには図16に明示されるように一対の空気通路72a、72bが形成され、これが外方に連通している。通路形成板73はこの第1ブロック72にあてがってねじ78a、78bにより固定される。更にこの第1ブロック72はねじ76a、76bにより共通取り付けブロック41に固定される。更に図16によりその形状が明示される第2ブロックとしての検出通路形成ブロック74がねじ79a、79bにより通路形成板73及び第1ブロック72に固定される。この検出通路形成ブロック74の上流側縁部74aは通路形成板73に対し直角となるエッジを有しまた下流側縁部74bは通路形成板73に対し後に詳述するように鈍角のVトラックを形成し、上流側縁部74aと下流側縁部74bとの間には切欠き74cが形成され、この切欠き74cにより図18に明示されるように部品Cの巾及び厚さよりはわずかに大きいがその倍よりは小さい狭路80bを形成する。またこの下流側では図19で示されるように第1の鈍角Vトラック80cを形成する。通路形成板73には空気噴出小孔73a、73b(図16に明示)が形成され、これは第1ブロック72に形成される空気通路72a、72bと連絡している。第1ブロック72の下流側には図16に形状が明示される第3ブロック75が緊密に接続され、これはねじ77a、77bによりブロック72に固定される。これにはやはり後述するような第2の鈍角Vトラック75aを形成させている。検出通路形成ブロック74はねじ79a、79bを緩めることにより通路形成板73に沿って摺動可能であり所望の位置でねじ79a、79bを締めつけることにより空気噴出小孔73a、73bと検出通路形成ブロック74の上縁部との距離が所望の値に定めることができる。
【0012】
そして図19に明示するように、第2トラフブロック70の上面に固定されたブロック71に、ねじ81a、81bにより取り付けブロック93が固定され、この取り付けブロック93に本発明に係る表裏検出器Xが、板67及びねじra,rbの締め付けによって固定されている。この表裏検出器Xにおいて、そのパイプ部103には複数本の光ファイバー素子を挿通させており、この光ファイバー素子は2つの束に分かれてそれぞれ図示しない発光素子及び受光素子に接続されている。パイプ部103の端面にはレンズ105が取り付けられており、発光素子からの光をレンズ105により集めて、その焦点を第1鈍角Vトラック80cの移送面を通る部品Cに結び、これからの反射光を受光素子に導く。この受光素子は図示しない制御器を介して空気噴出装置65に接続されている。またこの表裏検出器Xは、ねじ81a、81bを緩めることにより取り付けブロック93を矢印yの方向に移動可能とし、且つねじra,rbを緩めることにより表裏検出器Xを矢印zの方向に移動可能とすることで、表裏検出器Xが最も感度良く部品Cの表裏の判別を行えるようにしている。
【0013】
第3ブロック75に形成される第2鈍角Vトラック75aの鈍角は第1ブロック72に取り付けられた通路形成板73と通路形成ブロック74とで形成される上流側の第1鈍角Vトラック80cの鈍角よりは更に大きい。下流側の第2鈍角Vトラック75aがわずかにレベル低くなるように固定されている。なおまた空気噴出小孔73bと狭路80bとの距離は部品Cの高さ又は巾よりは大きいがこの倍よりは小さな位置に設定される。
【0014】
第1ブロック72の下流側には図16に明示される第3ブロック75が緊密に接続されるがこれには図37に明示されるように上流側の第1鈍角Vトラック80cより大きな鈍角130°の第2鈍角Vトラック75aを形成させている。この谷底は上流側の第1鈍角Vトラック80cに対し段差dをもって接続されている。このブロック75には図13及び図14に示されるように更に合流用トラックとしての第4ブロック82が接続されておりこれは共通取り付けブロック41にねじ83a、83bにより固定されている。この第4ブロック82には図21で示されるようにU字形状の溝82aが形成されている。この下流側約半部には図13及び図22に明示されるように断面がL字形状の切欠き82bが形成され、この移送面82baは図39に明示されるように振動パーツフィーダ33側に向かって上向きに傾斜している。この切欠き82bは部品Cの移送面82baを形成するのであるが、これは図39で明示されるように上流側半部に形成されるU字状トラック82aに対し段差をもって設けられている。
【0015】
更に図23及び図40に明示されるように共通取り付けブロック41には第5ブロック84(請求項9に記載の第3ブロックに相当する)がその下方に第6ブロック85(請求項9に記載の第4ブロックに相当する)を当接させて設けられ、これらは図13に示すようにねじNにより共通取り付けブロック41に固定される。第6ブロック85の図23において右端部には振動パーツフィーダ33側に向かって上向き傾斜の移送面85aが形成されるがこれはやはり図40で明示されるように上流側の第4ブロック82に形成される移送面82baに対し段差を持って配設されている。第5ブロック84と第6ブロック85との間及び共通取り付けブロック41との間にはそれぞれスペーサ86及び87が介設されている。第5ブロック84の中央部には図13に明示されるように細い隙間84aが形成されており、これに部品表裏姿勢検出装置88のパイプ部89を位置させている。また第6ブロック85は全体としては図23に示すような断面形状を呈するがその下流側には図13及び図24に明示されるように振動パーツフィーダ33に向かって下向きに傾斜する切欠き85aを形成させており、これの上端部の垂直壁部85bが部品C用の移送面を形成させている。そして側壁として第5ブロック84の切欠き84aの底壁の図において右端部84aaが働いており、このエッジ部と垂直壁部85bとの間に三日月形状の隙間を形成させている。また共通の取り付けブロック41、第6ブロック85及び第5ブロック84にそれぞれ形成された孔a、孔b及び孔cを空気噴出器120から噴出される空気の通路とし、隙間sを裏向きまたは異姿勢(図1Bに示す)の部品Cを排除するための、空気を排出する空気噴出孔としている。なお、第5ブロックに形成された孔cは振動パーツフィーダ33のボウル39の径方向に吹き抜けとなっているが、図において孔cの左側へ噴出空気の一部を排出することにより、隙間sから排出する空気を適量に保っている。
【0016】
部品表裏姿勢検出装置88は公知の構造を有するがそのパイプ部89には複数本の光ファイバー素子を挿通させておりその端面が垂直壁部85bの移送面を通る部品Cに向かって光を投射しこれからの反射光をこのファイバーに接続される受光素子に導く。またパイプ部89は取り付け部90を介して発光素子及び受光素子に接続されるのであるが共通取り付けブロック41には取り付け板91を介して更に押え板92をあててねじ92a、92bにより固定されている。スペーサ86及び87はこの一方を取り外すか他のスペーサに変えるかして上述の空気噴出口としての隙間の大きさを調節するようにしている。部品表裏姿勢検出装置88は図3に明示されるように2個、並設されている。
【0017】
次にリニア振動フィーダ34の最下流部に位置する部品姿勢保持部102について図25及び図26を参照して説明する。図において共通取り付けブロック41にはねじ95、95’により第7ブロック97及び第8ブロック96が固定されており更に第7ブロック97はL字形状の切欠きを有するがこれにスペーサ100を介して第8のブロック96を図示するように組合せて、トンネル状のトラックTを形成している。これは図1に示すように微小な部品Cを全て表向きにしかつ長手方向を移送方向にして移送させるトラックである。このようなトラックTの断面は非常に小さいのであるが各ブロック96、97はそれぞれトラックTを厳密に形成するための精密加工を簡単に行うことができ、これらを組合せることにより微小な部品Cを淀みなく通過させるトラックTを構成するものである。またスペーサ100はトラックTの高さを微調整するために介設されている。また位置決め板101がねじnによりブロック97に固定されているがこれによりブロック97の共通取り付けブロック41に対する長手方向の位置決めを行うものである。
【0018】
図26に示すように共通の取り付けブロック41は図2において右端部で巾を拡大しており、これに上述したように前後一対の板ばねの上端部が固定される板ばね取り付けブロック42が固定される。取り付けブロック106a、106bを介して発光器104a及び受光器104bを取りつけている。これらは第8ブロック96及び第9ブロック97に形成した透光孔としての切欠き96a、97aに合わせて上下方向にずれて対向しておりトラックTの部品Cの存在、不存在を検出する。これによりトラックT内の部品Cのオーバーフロー状態や閉塞状態を監視するようにしている。
【0019】
以上、本発明の実施の形態の構成ついて説明したが、次にこの作用について説明する。
【0020】
図2において電磁石36にインバータより高周波数の駆動電流を流すと磁気吸引力を発生し公知のようにボウル39はねじり振動を行なう。ボウル39内には図1に示す微小部品Cが多量に貯蔵されている。スパイラル状のトラック40に沿って順次これを上昇し図3において反時計方向に移送される。この排出端部には円弧状の排出トラック59が形成されておりここを通って排出トラックブロック(Uブロック)60に至る。図4にこの部分が明示されているがトラックがU字状であるので全ての部品Cは長手方向を移送方向に向けてここからリニア振動フィーダ34の上流側端部に供給される。排出トラックブロック60はリニア振動フィーダ34の上流側端部の直上方に重なって配設されているのでこのリニア振動フィーダ34に確実に供給される。従来は振動パーツフィーダ33の排出端とリニア振動フィーダのトラフの上流側端部との間にこの部品より小さい隙間をもってここを転送させるようにしたが本実施の形態によれば重なって直上方に配設されるためにこのような小さい隙間の調節が不要で部品Cは微小にもかかわらず全てこのトラック上に安定に供給される。
【0021】
リニア振動フィーダ34の電磁石45にも同様な高周波の駆動電流が流され、その上流側端部に供給された部品Cを図2及び図3において右方へと移送する。図6で明示される第1トラフブロック61の平面部61a上にもあふれた部品Cが乗り移りここを振動により、第5図において左方へと移送される。第1Uトラック61b、第2Uトラック61c内に導入された部品Cは単列で長手方向を移送方向に向けて安定に右方(図2において)へと移送されるのであるが図5に明示されるようにこの下流側に始点のある第2のUトラック61c内にも平面部61aであふれた部品Cはここにも導入されて振動により同様に移送される。第2のUトラック部61c内の下流部分で合流して高密度で移送され第2トラフブロック70内のU字溝70aに導入される。ここを振動により移送されるのであるがこのU字溝70aに図10で明示されるように上流側端部からその始点が始まって移送方向に向かって順次深くなりかつその谷底線70abeがU字溝70aの中心線cに向かうように形成されているV溝70ab内に導入されるのであるが図11に明示されるようにその中間部においては短側壁70abc及び長側壁70abdからなる非対称なV溝でありここで部品CはそのU字溝70aの谷底線70abeに沿って移送されてくるのであるが、短側壁70abcに沿って滑落しこの短側壁70abcに片寄って振動により移送される。上述したようにV溝70abは中心線cに向かって行くように切られているのでその中心線cに向かいこの時、図10に示すように下流側に向かうにつれて順次短側壁70abcが長くなっていくことによりついには図12に示すようにV溝70abの谷底線70abeが下流側の次ブロックの中心線cに整列させる。すなわち図12において一点鎖線で示すように順次その短側壁70abcの長さの変化によりその姿勢を変えその排出端においては下流側のブロック72、通路形成板73、検出通路形成ブロック74などによって形成される第2のV字形状の溝内へと導入される。この上流側端部は図10や図12に明示されるようにその開角は90°であるがここで段差をもって安定にこの下流側のV溝に導かれる。
【0022】
図17に明示されるようにV溝80aは開角が90°であるがこの左方の側壁に沿って部品Cは移送される。やがて通路形成ブロック74の中間部に至ると図18に示すようにブロック74の上端面である部品の移送路面は狭路80bとされることによりここで部品が2列で至れば外方の列の部品Cは切欠き74cを通って振動パーツフィーダ33のトラック部に落下される。更にここで重なって導入された部品は空気噴出孔73bから常に空気が噴出されているので重なっている部品はやはり切欠き74cへと落下させられる。よってこの下流側には単列、単層でトラック80cである鈍角Vトラックに供給される。ここで本発明に係る作用を受けるのであるが空気噴出孔の各位置についてここから噴出される部品Cの運動について図27〜図32を参照して説明する。
【0023】
図27で示すように空気噴出孔73a(73b)が部品Cの重心Gに向かう方向にあれば裏向きの部品Cは放物線Aに沿って飛翔されb姿勢で示すように他の側壁74に着地しここでこの摩擦係数が小なる場合と大なる場合とで異なる動きをすると考えられる。すなわち摩擦係数が小なる場合にはb姿勢の状態から、そのままの姿勢で上方(右方)へと滑走し、この滑走により部品Cの運動エネルギーが減少してc姿勢で示すように当接点Pの周りに反時計方向に回動して裏向きのままとなる。然しながら充分に空気の噴出力が大きくかつ他側壁74の摩擦係数が大なる場合にはこの部品Cはb姿勢の着地の状態から当接点Pを支点として時計方向に回動し隣接する他の稜線を当接点として更に回転して表(炭素膜R)を上向きにした姿勢となる。次いで他側壁を図27において下方(左方)へと滑動して所望の表向きとすることができる。すなわちこの場合には空気噴出小孔73a(73b)からの空気噴出力を充分に大としかつ他側壁面と部品Cとの摩擦力が充分に大である場合である。このような場合、もちろん他側壁の長さは従来と異なり、充分に長くとっておかねばならない。
【0024】
次に図28で示すように部品Cの重心Gより上方に向かって空気噴出孔73a(73b)から空気を噴出させた場合にはこの重心Gの周りの回転とこの並進運動とにより飛翔線Aで示すような運動を行いこの場合には十分な回転モーメントを受けることにより重心Gの周りに回転し、更に当接点Pで着地した後、当接点の周りを回動してcで示すような姿勢をとる。すなわち、表向きの姿勢となって他側面を移送される。
【0025】
次に図29で示すように部品Cの重心Gにより下方に向かって空気を噴出させた場合にはやはり重心Gの周りの回転運動とこの並進運動を行なうのであるがそのb、cで示すような姿勢で部品が移送されてきた側壁面に着地する。これにより同じ側壁上で表向きにされて次工程に供給されることができるが後続する部品に重なることがあるので好ましくない。以上はV溝の開角が鈍角の場合であったが従来技術においてはこれが90°で用いられることが多い。このような場合について本実施の形態のような部品Cの運動について説明する。
【0026】
まず、この重心Gをつくように空気噴出力を与えれば矢印Bで示すようにこの部品Cは他側壁面に沿って滑走し、次いで反対方向Dで滑走する。よって部品Cの表裏を変えることはできない。
【0027】
次に図31で示すように重心Gの上方に空気噴出力を与えた場合にはやはり重心Gの周りに回動せんとするがこの場合にはその部品Cの右側稜線Fが他側壁に当接しておりこの抗力を受けてその回動量は小さくbで示す姿勢で着地し以下cで示すような姿勢で他の側壁に沿って滑走して一方の側壁に再び当接することになる。よって表裏を変えることはできない。図32で示すように重心Gの下方をつくように空気噴出させた場合にはやはりこの回動力はモーメントとして働くのであるが飛翔線Aに沿って飛翔しbで示す状態となり次いで一方の側壁に当接し、この当接点を支点として回動しcで示す姿勢を取る。すなわち表向きとされる。しかし後述する部品と重なる場合があるので好ましくない。以上のようにして開角が90°の場合には反転させることが困難である。
【0028】
図27ないし図32で本発明の部品反転機構の原理的な作用を説明したが実際の装置においては図33ないし図36に示すような条件となる。すなわち、図33においてブロック74の一部及びブロック73の一部がそれぞれ拡大して示されているが部品Cはこれに対し図示するような関係にある。ブロック74の下端部には非常に小さい、本実施の形態では0.03mmの垂直壁部jがある。これに部品Cが重力作用で当接した状態となっており、図33では空気噴出孔73aには部品Cは引っかかっていない。すなわち、空気噴出孔73aから空気が噴出したとしても部品Cはなんらこの噴出力を受けることなくそのまま振動により下流側に移送されるのであるが、この部品の表裏を検出し裏向きと判定されるとブロック74に形成した他側壁に反転させなければらない。この場合には空気噴出孔73aから空気を噴出させ上述の図27ないしは図32でその原理的な説明をしたように、この場合には部品C内で重心Gの上方に噴出力を向ける。
【0029】
すなわち図33においてブロック74は上述したようにねじを緩めることにより右方へとブロック73の一方の側壁に沿って摺動可能であるが図34に示すように部品Cの左端部が空気噴出孔73aに部分的に重なるようにブロック74を摺動させる。この場合には重心Gより上方もしくは左方に空気噴出口を向ける。最初aの姿勢であったのが裏向きと検出されて空気噴出力により放物線Aに沿って飛翔し重心Gの周りの時計方向の回動と並進運動とによりブロック74の他側面Mに着地し当接点Pの周りに重心Gが時計方向に回動して姿勢cをとる。すなわち他側壁Mに表向きとされる。次に図35Aに示すように空気噴出孔73aの径は0.3mmであり部品Cの巾が0.3mmであるのでほゞ合致した形となり(長手方向には0.6mmであるので空気噴出孔73aにはまることはない。)裏向きと検出されると空気噴出孔73aより空気を噴出させる。部品Cは勢いよく放物線Aに沿って飛翔し、他側壁Mにbの姿勢で着地する。他側壁Mの摩擦係数が小さい時にはcの姿勢のように右方へと滑走し(この時この滑走により運動エネルギーが減少し、よって当接点Pの周りに重心Gが反時計方向に回動しdの姿勢をとり裏向きを上方に向ける。)然しながら図35Bに示すように他側壁Mの摩擦が大きければaの姿勢から飛翔しbの姿勢で着地し、この時、摩擦係数が大きいので滑走せず重心Gが当接点Pの周りに回動し更に回転の運動エネルギーでdの姿勢をとるべく回動しこの後他側壁Mをeで示すように他方へと滑走し表向きとなって他側壁Mに沿ってこの部品Cは移送される。このことから明らかに他側壁Mと一方の側壁Lとの境界線(谷底線)から空気噴出孔73aの中心軸までの距離が図34と図35の間にあれば安定に表裏を反転させることができる。また本実施の形態によれば図33ないし図35で示したように空気噴出孔73aの大きさを微小な部品Cの巾0.3mmに径をほゞ等しくして形成しているので孔の加工を容易とすることができる。従来は勿論、部品の巾よりは空気噴出孔の径ははるかに小さいものである。なお、図33ないし図35で示したように他側壁Mの下端に0.03mmという非常に小さい垂直部を設けたがこれはシャープなエッジでは取扱が危険であるので設けてある。実際には図36で示すように微小な垂直壁部jがなくシャープなエッジとしても同様な作用を得ることは明らかである。
【0030】
第1鈍角Vトラック80cに沿って一方の側壁及び他側壁に当接して表向きの部品が下流側へと導かれるのであるが図37に示す次の開角の大きい第2の鈍角Vトラック75aに至ると段差dを落下してそれぞれの側壁から第2鈍角Vトラック75aの両側壁に偏りながら下流側へと導かれる。ここを振動により移送されて図38に示す第4ブロック82に形成したU字形状溝82aに段差をもって導入される。この段差及びU字形状溝82aの中心線が第2鈍角Vトラック75aの谷底線と整列していることにより表向きのまま両側壁からここに導かれて一列で下流側へと導かれる。
【0031】
図39で示すように第4ブロック82に至ると断面がL字形状の移送トラック(移送面82ba)に段差をもって導入されこの側壁に偏りながら部品Cは一列で移送されるのであるがこの狭路に図41で示すよう導かれる。ここで図41で示すような姿勢で図24で示す検出トラック部に導かれるのであるが、ここで部品表裏姿勢検出装置88により部品Cが横向きか裏向きの部品があれば両方ともその反射度が大きいことにより裏向きであるか横向きである(異姿勢である)としてブロック85と84とで形成される隙間sから空気を噴出させて傾斜面(切欠き)85aを通って振動パーツフィーダ33のトラック部へと排出される。本実施の形態によれば表裏姿勢検出装置88と同じ構成の装置が図2、図3で明示されるように近接して設けられこれにより確実に表裏及び姿勢が検出されて次工程に導かれる。勿論、部品Cの移送速度がそれほど大きくなければ下流側の検出装置88は省略できる。
【0032】
次に図26で明示されるように部品姿勢保持部102に導入されるのであるが各ブロック96、97などによって組み立てて構成されるトンネル状のトラックTを通り部品Cはその表裏及び長手方向を移送方向に向ける姿勢を変えることなく振動により次工程に供給されるのである。又この途中、図26に示すように発光器104a及び受光器104bにより部品がオーバーフロー状態でなくかつ閉塞でもないことを検出しながら連続運転されて次工程に安定に部品を供給することができる。
【0033】
本実施の形態によれば上述の作用、効果の他に更に以下のような作用、効果を有するものである。すなわち、図2において共通の取り付けブロック41には上述したように各ブロックは連接して固定されているのであるがかなり長くなる。したがって図2に示すようにそのほゞ右半部においてリニア振動フィーダ34の駆動部(44a、44b、45などからなる)が取り付けられているが更に左端部でブロック50を介して板ばね51a、51bにより支柱52より支持されている。従って、かなり長いのであるがその全域において均一な振動角で振動させることができ、よって上述の作用を安定に行うことができる。更に本実施の形態では共通の取付ブロック41に上述の各種ブロックを緊密に接続させているので各ブロックの精密加工は容易に行うことができ、よってリニア振動フィーダ全域にわたって図1に示すような微小な部品に対し上述の作用を確実に行わせることができる。
【0034】
また図16で明示されるように通路形成ブロック74はねじ79a、79bを緩めることにより通路形成板73に沿って摺動可能でありよって図19で示すように鈍角のV溝80cを形成するのであるが通路形成板73に形成した空気噴出孔とこのV溝の境界線すなわち通路形成ブロック74と通路形成板73との境界線からの距離を調整することができる。すなわち矢印p方向に移動させることにより空気噴出孔とこの境界線との距離qを調節することができ、よって上述したように図27ないし図32及び図33ないし図36を参照して説明したが最適な表裏反転作用を得るべく調節することができる。
【0035】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0036】
例えば以上の実施の形態では、リニア振動フィーダ34において、共通の取り付けブロック41に各種ブロックを連接、固定させるようにしたがこれに代えて振動パーツフィーダ33のトラック部に上述のブロック(勿論、この場合には弧状になる)を連接させて上述のような作用を行わせることもできる。
【0037】
また以上の実施の形態においては、通路形成板73と通路形成ブロック74とのなす角を110°としたがこれに限ることなく他の鈍角であってもよい。すなわち、上述の作用を最適に行えるような鈍角を選択すればよい。
【0038】
また、以上の実施の形態においては図16で明示するように、部品Cの移送通路は第1ブロック72に固定された通路形成板73と通路形成ブロック74とによって形成されるものとしたが、第1ブロック72と通路形成板73とを一体化して請求項2の第1ブロックとしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の振動部品供給装置によれば、図1に示すような微小な部品であって巾と厚さが近似していても確実に表向きで所定の姿勢にして次工程に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される微小部品の拡大斜視図で、Aは所定の姿勢の部品の斜視図、Bは横向きになった部品の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態による振動部品供給装置の全体の部分破断正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】振動パーツフィーダとリニア振動フィーダとの連絡部を拡大して示す斜視図である。
【図5】リニア振動フィーダの上流側端部の拡大斜視図である。
【図6】図3における[6]−[6]線方向拡大断面図である。
【図7】図3における[7]−[7]線方向拡大断面図である。
【図8】図3における[8]−[8]線方向拡大断面図である。
【図9】リニア振動フィーダにおける第2トラフブロックの拡大斜視図である。
【図10】同平面図である。
【図11】図10における[11]−[11]線方向拡大断面図である。
【図12】図10における[12]−[12]線方向拡大断面図である。
【図13】リニア振動フィーダの要部の拡大正面図である。
【図14】同要部の拡大背面図である。
【図15】同要部の拡大斜視図である。
【図16】同要部の拡大分解斜視図である。
【図17】図13における[17]−[17]線方向断面図である。
【図18】図13における[18]−[18]線方向断面図である。
【図19】図13における[19]−[19]線方向断面図である。
【図20】図13における[20]−[20]線方向断面図である。
【図21】図13における[21]−[21]線方向断面図である。
【図22】図13における[22]−[22]線方向断面図である。
【図23】図13における[23]−[23]線方向断面図である。
【図24】図13における[24]−[24]線方向断面図である。
【図25】図3における[25]−[25]線方向断面図である。
【図26】図3における[26]−[26]線方向断面図である。
【図27】図19の拡大断面図で本発明の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図28】同要部の他作用を示す図である。
【図29】同要部の他作用を示す図である。
【図30】本発明の実施の形態と比較するために従来例のV溝を示す同様な図である。
【図31】図30と同様に従来技術の作用を示す同様な図である。
【図32】従来技術の同様な作用を示す図である。
【図33】本発明に係る要部の拡大断面図で空気噴出孔と部品との実際的な大きさ関係を示す拡大断面図である。
【図34】同様な拡大断面図で空気噴出孔からの噴出空気を重心Gの上方部で受ける場合を示す。
【図35】同様な図で重心Gに向かう噴出力すなわち巾全体で空気噴出力を受ける場合を示す図で、Aは他側壁の摩擦係数が小さい場合、Bは摩擦係数が大きい場合を示す。
【図36】他側壁を形成するブロック74の下端部に小さな垂直壁を形成しない場合を示す図である。
【図37】図20を更に拡大する図で本発明の実施の形態の作用を示す図である。
【図38】図21を更に拡大して示し同作用を説明するための図である。
【図39】図22を更に拡大し同作用を示すための図である。
【図40】図23を更に拡大し同作用を示すための図である。
【図41】図24の一部を更に拡大して示し同作用を示すための図である。
【図42】従来例のV溝の反転作用を示す図である。
【符号の説明】
72 第1ブロック
72a 空気通路
72b 空気通路
73 通路形成板
73ab 空気孔
74 通路形成ブロック(第2ブロック)
74a 上流側縁部
74b 下流側縁部
74c 切り欠き
75 第3ブロック
75a 第2鈍角Vトラック
76 ねじ
77 ねじ
78 ねじ
79 ねじ
80a V溝
80b 狭路
80c 第1鈍角Vトラック
82 第4ブロック
82a U字形状溝
82b 切り欠き
83a ねじ
83b ねじ
84 第5ブロック
84a 切り欠き
84aa エッジ部
85 第6ブロック
85a 切り欠き
85b 垂直壁部
86 スペーサ
87 スペーサ
s 隙間
88 表裏姿勢検出装置
89 パイプ部
90 取り付け部
91 取付板
92 押え板
X 表裏検出器

Claims (16)

  1. 開角が鈍角である断面がV字形状の振動トラックの一方の側壁に沿って、巾と高さの大きさが近似する直方形状の部品を移送させ、該一方の側壁に対向して表裏検出手段を設け、該表裏検出手段により、裏向きと検出されたときには、該一方の側壁に形成した空気噴出孔から空気を噴出させて、該部品を飛翔状態にして、その重心のまわりに回動させ、他方の側壁に着地させた後は、該他方の側壁との当接点のまわりに回動させるようにして表裏を反転させるべく前記噴出する空気の強さ及び前記空気噴出孔の位置を定め
    前記一方及び他方の側壁はそれぞれ第1、第2ブロックに形成され、前記第2ブロックを前記第1ブロックに形成される前記一方の側壁に沿って摺動可能とし、これにより前記一方の側壁を他方の側壁との境界線から前記空気噴出孔までの距離を可変としたことを特徴とする振動部品供給装置。
  2. 請求項1に記載の振動部品供給装置であって、
    前記空気噴出孔は円形であってその径は前記部品の巾又は高さとほゞ等しいことを特徴とする振動部品供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の振動部品供給装置であって、
    前記一方の側壁と水平線とのなす角度は約40°であり、前記他方の側壁と水平線とのなす角度は約30°であることを特徴とする振動部品供給装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の振動部品供給装置であって、
    前記振動トラックの下流端に該振動トラックの開角より更に大きい開角の断面がV字形状の第2の振動トラックを段差をつけて接続させ、該第2の振動トラックの下流端に断面がほゞU字形状の合流用トラックを接続させたことを特徴とする振動部品供給装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の振動部品供給装置であって、
    前記第2ブロックは概略平板状であり、上辺縁の上流側端部は前記第1ブロックの前記一方の側壁に対し、直角に形成され、下流側端部は前記他方の側壁を形成すべく、前記一方の側壁に対し、鈍角に形成され、これら上流側端部と下流側端部との間に前記部品の巾及び高さにほゞ等しい巾の側壁部を形成すべく切欠かれていることを特徴とする振動部品供給装置。
  6. 請求項5に記載の振動部品供給装置であって、
    前記第2ブロックの切欠きに対応させて前記第1ブロックの前記一方の側壁に第2の空気噴出孔が形成され、ここからは常時、空気が噴出されて部品の重なりを除去するようにしたことを特徴とする振動部品供給装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の振動部品供給装置であって、
    前記第1、第2のブロックの上流端に接続して整列トラックが設けられ、該整列トラックには前記部品の移送方向に延びる断面がほゞU字形状の溝が形成され、更に該溝の中心線に関し偏位して始点があって移送方向に進むにつれて漸次深くなり、前記中心線へと向い、終点は該中心線上にある開角が90°の断面のV字形状溝を形成させており、該終点は前記第1、第2ブロックにより形成される上流側端部の断面がV字形状の溝に接続されていることを特徴とする振動部品供給装置。
  8. 請求項4から請求項7のうちのいずれか一項に記載の振動部品供給装置であって、
    前記合流用トラックの下流端にこれより低いレベルで断面がほゞL字形状で移送方向に関し一方に傾斜した移送面を有する中間トラックを接続させ、更に該中間トラックの下流端に第3、第4ブロックで形成される検出トラックに近接して部品の表裏及び姿勢検出手段を設けたことを特徴とする振動部品供給装置。
  9. 請求項8に記載の振動部品供給装置であって、
    前記部品の表裏及び姿勢検出手段は単一の検出装置であることを特徴とする振動部品供給装置。
  10. 請求項9に記載の振動部品供給装置であって、
    前記第3ブロックと第4ブロックの間に隙間を形成して第3の空気噴出孔としたことを特徴とする振動部品供給装置。
  11. 請求項10に記載の振動部品供給装置であって、
    前記第3ブロックと第4ブロックとの間にスペーサを介在させ、これにより、前記隙間の大きさを調節するようにしたことを特徴とする振動部品供給装置。
  12. 請求項1から請求項11のうちのいずれか一項に記載の振動部品供給装置であって、
    振動駆動部は直線振動駆動部であって、前記各ブロック及び前記各トラックを形成させているブロックは直線的な共通取り付けブロック上に取り付けられてリニア振動フィーダを形成していることを特徴とする振動部品供給装置。
  13. 請求項12に記載の振動部品供給装置であって、
    振動パーツフィーダの部品排除部が前記リニア振動フィーダの上流側端部の直上方に位置するように設けられていることを特徴とする振動部品供給装置。
  14. 請求項8から請求項13のうちのいずれか一項に記載の振動部品供給装置であって、
    前記検出トラックの下流側に複数のブロックを組み合わせて成る断面が口字形状のトラックを接続させていることを特徴とする振動部品供給装置。
  15. 請求項13に記載の振動部品供給装置であって、
    前記複数のブロックのうち相対向するブロックに透光孔を形成し、トンネル内に部品が閉塞もしくはオーバーフロー状態となっていることを検出するようにしたことを特徴とする振動部品供給装置。
  16. 請求項7に記載の振動部品供給装置であって、
    前記整列トラックに部品が合流するように、断面がほゞU字形状の第2の整列トラックが前記整列トラックに接続されていることを特徴とする振動部品供給装置。
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