JP5343507B2 - パーツフィーダの搬送対象物選別装置、及びパーツフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、パーツフィーダにおけるトラフに搬送される搬送対象物の向きを整える搬送対象物選別装置、及びパーツフィーダに関するものである。
従来より、螺旋状又は直線状をなすトラフに沿ってワーク等の搬送対象物を搬送させるパーツフィーダとして、トラフにおける走行面に沿って搬送される搬送対象物の向きを揃えて次工程へ搬送すべく、搬送対象物の向きを選別する搬送対象物選別装置を備えたものが知られている。
通常、搬送対象物は横臥した姿勢で搬送されることが要求されており、横臥した姿勢、換言すれば、とり得る搬送姿勢のうち最も高さが低い姿勢を正常搬送姿勢とし、起立した姿勢で搬送される搬送対象物や、他の搬送対象物に重なった状態で搬送される搬送対象物を、正常搬送姿勢ではないものとして走行面から排除する選別装置の一例として、特許文献1には以下の態様が開示されている。
同文献には、トラフの走行面において正常搬送姿勢にある搬送対象物の上端よりも高い位置に空気吹出口が形成され、この空気吹出口に連通する空気孔に空気配管が挿入螺着され、空気吹出口から常時空気を噴出した態様が開示されている。そして、正常搬送姿勢で搬送される搬送対象物は空気吹出口から噴出される空気の影響を受けることなく、引き続き走行面に沿って搬送される一方、起立した姿勢で搬送される搬送対象物や他の搬送対象物に重なった状態で搬送される搬送対象物は、空気吹出口から噴出される空気によって走行面外へ吹き飛ばされて排除されるようにしている。
また、異なる態様として、トラフの走行面に高さ方向に開口する溝状のスリットが形成され、このスリットに空気吹出用ノズルを溶接又は接着によって固定して、空気吹出用ノズルの先端位置、つまり空気吹出口の高さ位置を正常搬送姿勢にある搬送対象物の上端よりも高い位置に固定した態様が知られている。
このような態様であっても、正常搬送姿勢で搬送される搬送対象物は空気吹出口から噴出される空気の影響を受けることなく、引き続き走行面に沿って搬送される一方、起立した姿勢で搬送される搬送対象物や他の搬送対象物に重なった状態で搬送される搬送対象物は、空気吹出口から噴出される空気によって走行面外へ吹き飛ばされて排除される。
特開平10−35860号公報
ところが、特許文献1に開示されている態様は、空気吹出口の高さ位置を変えることが不可能であるため、ある形状の搬送対象物については搬送の向きを適切に揃えることはできるものの、他の形状の搬送対象物については、適切な選別を行うことができず、汎用性に乏しいという問題があった。
また、後者の態様であれば、スリットに空気吹出用ノズルを固定した状態において、スリットのうち空気吹出用ノズルが占める部分以外は当然のことながら溝状に開口したままであるため、走行面に大きな隙間が生じ、正常搬送姿勢で搬送される搬送対象物であってもこの隙間に引っ掛かる、又は滞留する、或いは滞留した搬送対象物の集まりを乗り越えて走行面外へ不用意にこぼれ落ちるといった問題があった。
さらに、空気吹出用ノズルを溶接又は接着によってスリットに固定する作業は工場で組み立てるいわゆる現合作業であるため、再現性が無く、また、溶接又は接着作業が必要であり、組み立て作業が煩雑であった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、走行面に沿って搬送される搬送対象物の向き(姿勢)を適切に選別することができるとともに、トラフにおける走行面に大きな隙間が表出することを防止して、走行面に沿った搬送対象物のスムーズな搬送を実現するとともに、空気吹出位置の調整を自由に行うことが可能な搬送対象物選別装置、及びこのような搬送対象物選別装置を備えたパーツフィーダを提供することにある。
すなわち、本発明の搬送対象物選別装置は、搬送対象物を搬送するトラフを備えたパーツフィーダに適用され、トラフにおける走行面に沿って搬送される搬送対象物の向きを選別するものであって、走行面に形成された高さ方向に延びる長孔と、長孔に連通してトラフにおける走行面以外の位置に開口するセット孔と、外部から供給される空気を導く空気導入口及び空気導入口に連通し得る空気吹出口を有しセット孔に装着可能な空気吹出部材とを備え、セット孔に空気吹出部材を装着した状態においてセット孔に対する空気吹出部材の高さ位置を変更することによって長孔に連通させた空気吹出口の高さ位置を調整可能にしていることを特徴とする。
このようなものであれば、選別する対象となる搬送対象物の通常搬送姿勢(とり得る搬送姿勢のうち最も高さ寸法が小さい姿勢)に応じて、セット孔に対する空気吹出部材の高さ位置を変更することにより長孔に連通する空気吹出口の高さ位置を、正常搬送姿勢をとる搬送対象物の上端よりも高い位置に調整することができ、その結果、空気吹出口から長孔を通じて噴出される空気によって、搬送姿勢が通常搬送姿勢ではない搬送対象物を吹き飛ばして走行面から排除することにより、搬送される搬送対象物の向き(姿勢)を適切に選別することができる。また、走行面には長孔のみが開口するため、上述した走行面に溝状のスリットが形成される周知の態様と比較して、走行面に生じる隙間が小さくなり、走行面に沿って搬送される搬送対象物が引っ掛かる、或いは滞留することを回避する又は抑制することができる。さらに、セット孔に空気吹出部材を装着した状態においてセット孔に対する空気吹出部材の挿入深さを変更することによって長孔に連通する空気吹出口の高さ位置を調整可能に構成しているため、空気吹出口の高さ位置を、搬送対象物のサイズに合わせて自由に調整することができ、異なるサイズの搬送対象物の選別を好適に行うことができる。また、セット孔に空気吹出部材を装着するだけで長孔と空気吹出口とを相互に連通させることが可能であるため、溶接処理や接着処理が不要となり、組立作業を簡単に行うことができ、再現性にも優れたものとなる。なお、「走行面」は少なくとも高さ成分を有する面であればよく、鉛直な面の他、傾斜した面をも含む概念であり、「走行面に形成された高さ方向に延びる長孔」とは、走行面に形成された少なくとも高さ成分を有する方向に延びる長孔を意味し、走行面が傾斜した面である場合、長孔はその傾斜面の傾斜方向に延びるもの、すなわち高さ成分と水平成分とを併せ持つものになる。また、トラフは、直線状に延びるもの、曲線状に延びるもの、或いはスパイラル状に延びるもの、これら何れのものであってもよく、さらに、平面的(二次元的)な広がりを有するトラフ、又は立体的(三次元的)な広がりを有するトラフであっても構わない。
本発明の搬送対象物選別装置は、セット孔に空気吹出部材を装着する際に、空気吹出口が長孔に連通するようにセット孔に対する空気吹出部材の相対位置を位置決めする位置決め手段をさらに備えているため、組立作業をより簡単且スムーズに行うことができる。
位置決め手段を簡単な構成で実現するには、空気吹出口を形成した壁と対向する壁に平坦なフラット面を形成したものとするとともに、セット孔を、空気吹出部材よりも径が大きいほぼ円筒形状をなすものとし、トラフのうちフラット面に通じ得る位置に形成したネジ孔に、先端部がフラットなネジ部材を螺合して、セット孔に挿入した空気吹出部材におけるフラット面をネジ部材の先端部で押圧することにより、空気吹出口が前記長孔に連通する位置で空気吹出部材の回転動作を規制するようにすればよい。
また、本発明の搬送対象物選別装置は、長孔に対する空気吹出口の高さ位置を所定の高さ位置に設定する高さ位置設定手段をさらに備えているので、搬送対象物のサイズに合わせて設定した空気吹出口の高さ位置を安定した状態で維持することができる。
搬送対象物選別装置における高さ位置設定手段の好適な具体例としては、セット孔における空気吹出部材が載置可能搬送対象物選別装置における載置面と、空気吹出部材の下端部との間に介在させたスペーサや、空気吹出部材の上端部に設けた鍔部と、トラフのうち空気吹出部材をセット孔に装着した際に鍔部が接し得る鍔部接触面との間に介在させたスペーサが挙げられる。
空気吹出部材及びセット孔に高い加工精度を要求することなく、空気吹出部材をセット孔に装着した状態において空気吹出部材とセット孔との間に遊びが生じることを許容する場合には、本発明の搬送対象物選別装置を、空気吹出部材をセット孔に装着した状態において、空気吹出口を走行面に近付ける方向に空気吹出部材を押圧する押圧手段をさらに備えたものとすればよい。これにより、空気吹出口と長孔との離間距離を可及的に小さくすることができ、空気吹出口から噴出される空気を長孔を通じて走行面側へ効率良く送り出すことができるとともに、セット孔に装着した空気吹出部材のがたつきを抑制することができる。
搬送対象物選別装置における押圧手段が、空気吹出部材のうち空気吹出口を形成した壁と対向する壁に設定した被押圧部と、トラフのうち被押圧部に通じる位置に形成したネジ孔と、ネジ孔に螺合するネジ部材とを備え、ネジ部材の先端部で被押圧部を押圧することにより空気吹出口を走行面に近付ける方向に空気吹出部材を押圧するものであれば、簡単な構成でありながら空気吹出部材を空気吹出口が長孔に密着する方向に確実且つスムーズに押圧することができる。
本発明の搬送対象物選別装置が、走行面に複数の長孔を搬送対象物の搬送方向に沿って離間させて形成し、各長孔に対応する複数のセット孔及び複数の空気吹出部材を備えたものであれば、走行面に複数の空気吹出口が形成されることになり、選別処理をより適切に行うことができる。
また、本発明のパーツフィーダは、トラフと、上述した構成をなす搬送対象物選別装置とを備えたものである。このようなものであれば、上述した種々の作用効果を発揮し、実用性に優れ、搬送対象物の種類や大きさの違いに対応できる汎用性に富んだパーツフィーダとなる。
本発明の搬送対象物選別装置及びパーツフィーダによれば、走行面に沿って搬送される搬送対象物の向き(姿勢)を適切に選別することができるとともに、トラフにおける走行面に大きな隙間が表出することを防止して、走行面に沿った搬送対象物のスムーズな搬送を実現することができ、さらに、搬送対象物のサイズに応じて空気吹出位置の調整を自由に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る搬送対象物選別装置1は、図1に示すように、本実施形態における印刷対象物たるワークW(図6参照)を搬送するトラフ2(下流側トラフ2)を備えたパーツフィーダXに適用されるものであり、トラフ2(下流側トラフ2)に沿って搬送されるワークWの向きを揃えるために、正方向を向くワークWと、正方向とは異なる方向(異方向)を向くワークWとを選別する装置である。
パーツフィーダXは、ワークWを収容するボウル状をなすワーク収容部X1(ボウル部とも称される)と、ワーク収容部X1の上端部に接続されてワークWを直線方向に搬送して次工程に供給するリニア供給部X2と、ワーク収容部X1及びリニア供給部X2にそれぞれ振動を与える第1振動付与部X3及び第2振動付与部X4とを備えたものである。
ワーク収容部X1は、周壁における内向面に設けたスパイラル状に延びる上流側トラフX11を備え、第1振動付与部X3から与えられる振動によりワークWを上流側トラフX11に沿ってリニア供給部X2まで搬送するものである。
リニア供給部X2は、基端(上流端)を上流側トラフX11の先端(下流端)に接続した直線状をなす下流側トラフ2を備え、第2振動付与部X4から与えられる振動によりワークWを下流側トラフ2に沿って搬送して次工程に供給するものである。
第1振動付与部X3及び第2振動付与部X4は、それぞれワーク収容部X1及びリニア供給部X2の下方に配置された例えば圧電式発振タイプのものである。もちろん、第1振動付与部X3及び第2振動付与部X4として電磁式発振タイプのものを適用してもよい。
本実施形態のパーツフィーダXは、共通のステージX5上に第1振動付与部X3及び第2振動付与部X4を、それぞれ適宜の防振部を介在させた状態でセットしている。
また、このパーツフィーダXは、リニア供給部X2において、後述する搬送対象物選別装置1によって下流側トラフ2から排出されたワークWをワーク収容部X1に戻すリターン搬送路X8をさらに備えている。このリターン搬送路X8は、リニア供給部X2における下流側トラフ2と並列に配置され、ワーク収容部X1のうち上流側トラフX11の先端(下流端)近傍に設けた排出ワーク受入口X12に通じるものである。
本実施形態では、パーツフィーダXのうち、リニア供給部X2に搬送対象物選別装置1を設けている。以下、リニア供給部X2における下流側トラフ2を、単に「トラフ2」と称するものとする。
このトラフ2は、図2乃至図5に示すように、走行面21を有するブロック状のものである。走行面21は、断面視ほぼV字状をなすように下端同士をほぼ直角に交差させた第1走行面211及び第2走行面212からなり、第2走行面212の傾斜角度を第1走行面211よりも相対的に水平に近い角度に設定している。また、第1走行面211の高さ寸法を第2走行面212よりも相対的に大きく設定している。なお、以下の説明では、ブロック状をなすトラフ2のうち、第1走行面211の上端から第2走行面212に対して離間する方向に延びる面を「上向面22」と称するとともに、上向面22の一端から第1走行面211に対して平行又はほぼ平行に延びる面を「背向面23」と称するものとする。
このようなトラフ2に沿って搬送されるワークWは、図6に示すように、長さ寸法WL、幅寸法WB、高さ寸法WHが相互に異なる概略直方体状をなす微少サイズのものである。
搬送対象物選別装置1は、トラフ2上を搬送するワークWのうち、その搬送姿勢が第2走行面212に対して横臥した姿勢である通常搬送姿勢をとるワークWはさらに下流側への搬送を許容する一方、搬送姿勢が第2走行面212に横臥した姿勢ではない異常搬送姿勢をとるワークWは走行面21から排除して、ワークWの搬送向きを揃えるものである。
ここで、本実施形態における通常搬送姿勢とは、図4に示すように、ワークWがとり得る搬送姿勢のうち最も高さ寸法が小さい姿勢を意味し、異常搬送姿勢とは、通常搬送姿勢よりも高さ寸法が大きい姿勢、具体的には、第2走行面212に対して起立した姿勢(図5参照)や、他のワークWに重なった姿勢を意味する。
このようなワークWの搬送姿勢を選別する搬送対象物選別装置1は、図3及び図4等に示すように、第1走行面211に形成された高さ方向に延びる長孔211aと、長孔211aに連通してトラフ2における第1走行面211以外の位置に開口するセット孔24と、セット孔24に装着可能な空気吹出部材3とを備えたものである。
長孔211aは、その開口下縁を、第1走行面211と第2走行面212との交差位置から上方に所定距離離間した位置、換言すれば第1走行面211の下端から上方に所定距離離間した位置に設定し、開口下縁から開口上縁までの寸法である開口高さ寸法を数mm(本実施形態では、例えば0.5mm)に設定したものである。
セット孔24は、トラフ2における前述した上向面22に開口するものである。セット孔24は、高さ方向にほぼ均等な円形の断面形状を有する内周面24aと、底面24bとに囲まれ、内周面24aのうち第1走行面211に背向する部分が長孔211aに連通するものである。セット孔24の開口方向(トラフ2における上向面22に開口する方向)は、第1走行面211に対して平行又はほぼ平行である。
空気吹出部材3は、図3及び図4等に示すように、セット孔24に挿入可能な有底筒状のものである。空気吹出部材3は、高さ方向にほぼ均等な円形の断面形状を有する周壁31と、底壁32とによって囲まれた空気導入口33を有し、さらに、周壁31のうち下端部に厚み方向に貫通した空気吹出口34とを備えたものである。空気吹出口34は円形をなし、その開口径を、長孔211aの開口幅寸法と同一又はほぼ同一に設定している。
そして、この空気吹出部材3をセット孔24に装着した状態において空気吹出口34が長孔211aに連通するように設定している。本実施形態では、長孔211aに対する空気吹出口34の高さ位置を、少なくとも長孔211aの開口高さ寸法内で調整できるようにしている。そして、空気吹出口34の高さ位置を、正常搬送姿勢をとるワークWの上端よりも高い位置に設定することにより、搬送対象物選別装置1が異常搬送姿勢にあるワークWを空気吹出口34から吹き出す空気によって吹き飛ばして走行面21から排除する機能を発揮するようにしている。なお、空気吹出部材3をセット孔24に単に挿入しただけの状態において空気吹出口34が長孔211aの開口下縁よりも下方に位置付けられる態様であってもよい。この場合、空気吹出部材3をセット孔24に対して反挿入方向へ移動させることにより、長孔211aに対する空気吹出口34の高さ位置を、長孔211aの開口高さ寸法内で調整できるようにすればよい。
また、本実施形態に係る搬送対象物選別装置1は、空気吹出口34が長孔211aに連通し得るようにセット孔24に対する空気吹出部材3の相対位置を位置決めする位置決め手段4をさらに備えている。
位置決め手段4は、空気吹出部材3における周壁31の一部に形成した高さ方向に延びる平坦なフラット面31aと、トラフ2における前述した背向面23からセット孔24の内周面24aまで貫通し、セット孔24に挿入した空気吹出部材3におけるフラット面31aにアクセス可能なネジ孔52と、ネジ孔52に螺合し、且つ先端部531がフラット面であるネジ部材53とを用いて構成したものである。本実施形態では、空気吹出部材3における周壁31のうち、セット孔24と近接又は対面する外周面において、空気吹出口34と対向する部分を平坦なフラット面31aに設定している。そして、空気吹出部材3をセット孔24に挿入した状態で、ネジ孔52にネジ部材53(例えばセットビス)を締め付けてネジ部材53の平坦な先端部531でフラット面31aを押圧することにより、空気吹出部材3を空気吹出口34が長孔211aに連通する姿勢で回転動作不能に固定して、セット孔24に対する空気吹出部材3の相対位置を位置決めする。なお、空気吹出部材3における周壁31のうち内周面には、フラットな面を設けず、この内周面を、高さ方向にほぼ均等な円形の断面形状を有する面に設定している。
本実施形態では、空気吹出部材3をセット孔24に挿入し装着した状態において、セット孔24における内周面24aと空気吹出部材3における周壁31(具体的には外周面)との間に遊びが発生することを許容し、セット孔24及び空気吹出部材3の加工容易性を図っている。一方で、本実施形態の搬送対象物選別装置1は、空気吹出部材3をセット孔24に装着した状態において、空気吹出口34が長孔211aに密着する方向に空気吹出部材3を押圧する押圧手段5をさらに備えている。
押圧手段5は、図4に示すように、空気吹出部材3における周壁31のうち、空気吹出口34を形成した位置と対向する部分に形成した被押圧部51と、トラフ2における前述した背向面23からセット孔24の内周面24aまで貫通し、セット孔24に装着した空気吹出部材3の被押圧部51にアクセス可能なネジ孔52と、ネジ孔52に螺合するネジ部材53とを用いて構成したものである。本実施形態では、前述したフラット面31aが被押圧部51を兼ねており、ネジ孔52にネジ部材53(例えばセットビス)を締め付けてネジ部材53の先端部531で被押圧部51を押圧することにより空気吹出口34を第1走行面211に近付ける方向に空気吹出部材3を押圧するようにしている。位置決め手段4を構成するネジ孔52及びネジ部材53と、押圧手段5を構成するネジ孔52及びネジ部材53とを共用し、部品点数の簡素化を図っている。
次に、このような搬送対象物選別装置1の組立手順及び作用について説明する。
先ず、フラット面31aがトラフ2のうち第1走行面211から相対的に離間した面(背向面23)を向くようにして、セット孔24に対する空気吹出部材3の挿入姿勢を決め、その挿入姿勢のまま空気吹出部材3をセット孔24に挿入して装着する。そして、選別するワークWのサイズに応じて、空気吹出口34が正常搬送姿勢をとるワークWの上端よりも僅かに高い位置に位置付けられるように、セット孔24に対する空気吹出部材3の相対高さ位置を調整する。
空気吹出口34の高さ位置を決定した後、トラフ2の背向面23からネジ孔52にネジ部材53をねじ込み、ネジ部材53の先端部531で空気吹出部材3における被押圧部51(フラット面31a)を押圧することにより、空気吹出部材3をセット孔24の内周面24aのうち第1走行面211側の部分に押し付け、空気吹出口34と長孔211aとの間に遊びが生じない状態にする。この状態において、空気吹出部材3は、空気吹出口34及び長孔211aが相互に連通する姿勢で回動不能に固定される。空気吹出部材3の底壁32がセット孔24の底面24bから浮いているが、ネジ部材53の締付力によって空気吹出部材3はその高さ位置に保持される。なお、予めネジ部材53をその先端部531が空気吹出部材3の高さ位置調整に支障を来さない範囲でネジ孔52に螺合しておき、セット孔24に対する空気吹出部材3の相対高さ位置を決定した後に強く締め付けるようにしてもよい。
引き続き、空気導入管本体61の先端部に空気導入ヘッド62を設けた空気導入管6を、空気吹出部材3における空気導入口33に装着して、空気導入管本体61及び空気導入ヘッド62を貫通する貫通口63を空気吹出口34に連通させる(図4参照)。なお、空気導入管6は、空気吹出部材3における周壁31のうち内周面に形成したネジ孔(図示省略)に螺合可能な配管継手7に一体的に設けられている。
以上の手順により搬送対象物選別装置1を組み立てる。そして、この組立状態において、第1走行面211側から順に、長孔211a、空気吹出口34及び貫通口63が連通し、空気導入管6から導入される空気が、空気吹出口34及び長孔211aを通じて第1走行面211の所定高さ位置から常時噴出される。
したがって、トラフ2の走行面21に沿って搬送されるワークWのうち、図4に示す正常搬送姿勢をとるワークWは、その上端が空気吹出口34よりも低いため、空気吹出口34から噴出される空気による影響を受けることなく引き続き下流側へ搬送される。一方、図5に示すような異常搬送姿勢をとるワークWは、その上端が空気吹出口34よりも高いため、空気吹出口34から噴出される空気を浴びて吹き飛ばされ、走行面21外へ排除される。
走行面21外へ排除されたワークWは、前述したリターン搬送路X8に案内されながらワーク収容部X1に向かって搬送され、ワーク収容部X1のうち上流側トラフX11の先端(下流端)近傍に設けた排出ワーク受入口X12からワーク収容部X1内に戻される。ワーク収容部X1内に戻されたワークWは、上流側トラフX11を経て、再度トラフ2に沿って搬送され、異常搬送姿勢であれば、空気吹出口34から噴出される空気によって再度走行面21外へ吹き飛ばされる一方、正常搬送姿勢であれば、空気吹出口34から噴出される空気により走行面21外へ吹き飛ばされることなく、下流側への通過が許容される。このようにして、ワークWの搬送姿勢、換言すればワークWの搬送向きを揃えて、次工程へこれら搬送姿勢を揃えたワークWを供給するようにしている。
また、本実施形態のパーツフィーダXは、第1走行面211に複数(図2及び図3では2つ)の長孔211aをワークWの搬送方向に沿って離間させて形成するとともに、これら各長孔211aに対応させて複数のセット孔24を形成し、各セット孔24にそれぞれ空気吹出部材3を装着している。したがって、本実施形態に係る搬送対象物選別装置1は、第1走行面211に開口する複数の長孔211aと、長孔211aと同数のセット孔24及び空気吹出部材3とを備えたものとなる。これにより、第1走行面211には、ワークWの搬送方向に沿って離間した複数箇所に長孔211aを通じて空気吹出口34が開口し、1つのワークWに対して複数回の選別機会を与えることが可能になる。なお、各空気吹出口34の高さ位置は、図2及び図3に示すように全て同じ高さ位置であってもよく、異なる高さ位置、例えば、上流側の空気吹出口34を、正常搬送姿勢をとるワークWの上端より僅かに高い位置に設定した下流側の空気吹出口34よりも高い位置に設定し、搬送方向に沿って段階的に選別精度を高めるようにしても構わない。
また、本実施形態に係る搬送対象物選別装置1は、図2に示すように。第2走行面212の所定領域に、他の領域における幅寸法(搬送方向に直交する方向に沿った寸法)よりも小さく設定した幅狭部212aを設けている。具体的には、幅狭部212aにおける幅寸法を、ワークWの幅寸法WBと同一又はほぼ同一に設定している。これにより、第2走行面212に対して横臥した姿勢である正常搬送姿勢をとるワークWのうち、さらにその搬送姿勢が、搬送方向に対して幅方向が直交する姿勢をとるワークWは幅狭部212aを通過することができる一方で、搬送方向に対して幅方向が直交しない姿勢、例えば搬送方向に対して幅方向が平行な姿勢をとるワークWは、その重心が第2走行面212から外れるため、第2走行面212から落下して排除される。その結果、第2走行面212のうち幅狭部212aを通過したワークWは、全て同じ姿勢(同じ向き)のものとなる。なお、第2走行面212から落下して排除されたワークWは、前述したリターン搬送路X8に案内されながらワーク収容部X1に向かって搬送される。
このように、本実施形態に係る搬送対象物選別装置1は、走行面21において高さ方向及び搬送方向に開口する領域が長孔211aの開口寸法に対応した領域のみであるため、従来のように走行面に高さ方向に開口する溝状のスリットが形成される態様と比較して、走行面21に生じる隙間の領域が小さくなり、走行面21に沿って搬送されるワークWが引っ掛かる、或いは詰まるといった事態を回避又は抑制することができ、ワークWをスムーズに搬送しながら選別処理を的確に行うことができる。
しかも、セット孔24に空気吹出部材3を装着した状態においてセット孔24に対する空気吹出部材3の相対高さ位置を変更することによって、長孔211aに連通する空気吹出口34の高さ位置を調整可能に構成しているため、空気吹出口34の高さ位置を、選別する対象のワークWのサイズに合わせて適切な高さ位置に設定することができる。また、一度決定した空気吹出口34の高さ位置は、ネジ部材53の締付力を緩めて空気吹出部材3を高さ方向に移動させることにより簡単に変更することができ、異なるサイズの搬送対象物にも柔軟に対向することができる。また、セット孔24に空気吹出部材3を装着するだけで長孔211aと空気吹出口34とを相互に連通させることが可能であるため、溶接処理や接着処理が不要となり、組立作業を簡単に行うことができ、再現性にも優れたものである。
加えて、本実施形態の搬送対象物選別装置1は、空気吹出口34が長孔211aに連通するようにセット孔24に対する空気吹出部材3の相対位置を位置決めする位置決め手段4をさらに備えているため、組立作業をより簡単且スムーズに行うことができる。
特に、位置決め手段4を、トラフ2のうち円筒状のセット孔24に挿入した空気吹出部材3におけるフラット面31aに通じる位置に形成したネジ孔52に、先端部531がフラット面であるネジ部材53を螺合して、フラット面31aをネジ部材53の先端部531で押圧することにより、空気吹出口34が長孔211aに連通する位置で空気吹出部材3の回転動作を規制するようにしているため、位置決め手段4を極めて簡単な構成で実現することができる。
また、本実施形態の搬送対象物選別装置1は、空気吹出部材3をセット孔24に装着した状態において、空気吹出口34を第1走行面211に接近させる方向に空気吹出部材3を押圧する押圧手段5をさらに備えている。しがたって、空気吹出部材3をセット孔24に装着した状態において空気吹出部材3とセット孔24との間に遊びが生じても、押圧手段5の作用により、セット孔24に装着した空気吹出部材3のがたつきを抑制することができ、空気吹出部材3及びセット孔24の加工に対して高い精度が要求されず、加工容易性の点でも優れている。さらに、押圧手段5を用いて空気吹出口34を第1走行面211に可及的に近付けることにより、空気吹出口34と長孔211aとを隙間無く連通させることができ、空気吹出口34から吹き出す空気を、長孔211aを通じて効率良く送り出すことができる。
本実施形態では、押圧手段5を、空気吹出部材3における周壁31のうち空気吹出口34を形成した部分と対向する部分に設定した被押圧部51と、トラフ2のうち被押圧部51に通じる位置に形成したネジ孔52と、ネジ孔52に螺合するネジ部材53とを用いて構成しているため、構造の複雑化を招来することなく、押圧手段5を実現するこができるとともに、ネジ部材53の先端部531で被押圧部51を押圧することにより空気吹出口34を第1走行面211aに近付ける方向に空気吹出部材3を確実且つスムーズに押圧することができる。しかも、位置決め手段4の一部を構成するフラット面31aが被押圧部51としても機能するため、空気吹出部材3にフラット面31aとは別に専用の被押圧部51を設ける必要がなく、構造の簡素化に資する。さらに、位置決め手段4を構成するネジ部材53及びネジ孔52と、押圧手段5を構成するネジ部材54及びネジ孔52とを共用しており、この点においても構造の簡素化を有効に図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、搬送対象物選別装置が、長孔に対する空気吹出口の高さ位置を所定の高さ位置に設定する高さ位置設定手段をさらに備えたものであっても構わない。
図7に示す高さ位置設定手段8は、セット孔24の底面24bと空気吹出部材3の下向面との間に介在させたスペーサ81を用いて構成した態様が挙げられる。この場合、適宜の厚み寸法に設定したスペーサ、或いは異なる厚み寸法に設定された複数のスペーサから選択したスペーサを、セット孔24の底面24bに載置しておき、このスペーサ81に空気吹出部材3の底壁32を接触させるように空気吹出部材3をセット孔24にセットすることによって、長孔211aに対する空気吹出口34の高さ位置を所望の高さ位置に設定するようにしている。
また、図8に示す高さ位置設定手段A8は、空気吹出部材A3の上端部に設けた鍔部A35(継手)と、トラフ2のうち空気吹出部材A3をセット孔24に装着した際に鍔部A35が接し得る鍔部接触面(上述した実施形態における上向面22)との間に介在させたスペーサA81を用いて構成しても構わない。この場合、適宜の厚み寸法に設定したスペーサ、或いは異なる厚み寸法に設定された複数のスペーサから選択したスペーサA81を、セット孔24を被覆しないように鍔部接触面(上向面22)に載置するか、予め空気吹出部材3の鍔部A35の下向面側に装着し、その状態で、空気吹出部材A3をセット孔24に挿入することによって、長孔211aに対する空気吹出口A34の高さ位置を所望の高さ位置に設定するようにすればよい。スペーサA81の中央部には、厚み方向に貫通して空気吹出部材A3の胴部(周壁A31)が挿通可能な挿通孔A81aを形成している。なお、図8に示す空気吹出部材A3は、図4に示す空気吹出部材3と比較して鍔部A35を有する点のみが異なり、図8において、図4に示す空気吹出部材3と対応する部分には、先頭に「A」を付している。
また、搬送対象物選別装置が、走行面に形成した1つ又は3つ以上の長孔と、長孔と同数のセット孔及び空気吹出部材とを備えたものであってもよい。
また、走行面は、少なくとも高さ成分を有する面であればよく、傾斜した面の他、鉛直な面であって構わない。
また、「走行面に形成された高さ方向に延びる長孔」とは、走行面に形成された少なくとも高さ成分を有する方向に延びる長孔であればよく、走行面が傾斜した面である場合、長孔はその傾斜面の傾斜方向に延びるもの、すなわち高さ成分と水平成分とを併せ持つものになる。なお、上述した実施形態における第2走行面212に長孔を形成してもよい。
また、セット孔は、長孔に連通してトラフにおける走行面以外の位置(面)に開口するものであればよく、例えばトラフにおける背向面に開口するものであっても構わない。
また、搬送対象物選別装置をパーツフィーダのうちワーク収容部に設けてもよい。この場合、搬送対象物選別装置を、ワーク収容部に設けたトラフ(上述した実施形態における上流側トラフX11に相当するもの)における走行面に形成した長孔と、長孔に連通してセット孔をトラフにおける走行面以外の位置に開口するセット孔と、セット孔に装着可能な空気吹出部材とを用いて構成すればよい。
位置決め手段を構成するネジ孔及びネジ部材と、押圧手段を構成するネジ孔及びネジ部材とがそれぞれ別体のものであっても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る搬送対象物選別装置を備えたパーツフィーダの全体概略図。 図1の要部を図1とは異なる角度から見た図。 図2において空気吹出部材をセット孔に装着する前の状態を示す図。 同実施形態に係る搬送対象物選別装置の要部断面を一部省略して示す図。 同実施形態に係る搬送対象物選別装置の作用説明図。 同実施形態に係る搬送対象物選別装置によって選別されるワークの全体概略図。 同実施形態に係る搬送対象物選別装置の一変形例を図4に対応して示す図。 同実施形態に係る搬送対象物選別装置の他の変形例を図4に対応して示す図。
符号の説明
1…搬送対象物選別装置
2…トラフ(下流側トラフ)
21…走行面
211…第1走行面
211a…長孔
212…第2走行面
24…セット孔
3…空気吹出部材
31a…空気吹出部材側フラット面
33…空気導入口
34…空気吹出口
4…位置決め手段
5…押圧手段
51…被押圧部
52…ネジ孔
53…ネジ部材
8、A8…高さ位置設定手段
81、A81…スペーサ
X…パーツフィーダ
W…搬送対象物(ワーク)

Claims (10)

  1. 搬送対象物を搬送するトラフを備えたパーツフィーダに適用され、前記トラフにおける走行面に沿って搬送される搬送対象物の向きを選別する搬送対象物選別装置であって、
    前記走行面に形成された高さ方向に延びる長孔と、
    当該長孔に連通して前記トラフにおける前記走行面以外の位置に開口するセット孔と、
    外部から供給される空気を導く空気導入口及び当該空気導入口に連通し得る空気吹出口を有し前記セット孔に装着可能な空気吹出部材とを具備してなり、
    前記セット孔に前記空気吹出部材を装着した状態において前記セット孔に対する前記空気吹出部材の高さ位置を変更することによって前記長孔に連通させた前記空気吹出口の高さ位置を調整可能にしていることを特徴とするパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  2. 前記空気吹出口が前記長孔に連通するように前記セット孔に対する前記空気吹出部材の相対位置を位置決めする位置決め手段をさらに備えている請求項1記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  3. 前記空気吹出部材を、ほぼ円筒形状をなし、前記空気吹出口を形成した壁と対向する壁に平坦なフラット面を形成したものとするとともに、前記セット孔を、前記空気吹出部材よりも径が大きいほぼ円筒形状をなすものとし、
    前記位置決め手段が、前記トラフのうち前記空気吹出部材側フラット面に通じ得る位置に形成したネジ孔に、先端部がフラットなネジ部材を螺合して、前記セット孔に挿入した前記空気吹出部材における前記フラット面を前記ネジ部材の先端部で押圧することにより、前記空気吹出口が前記長孔に連通する位置で前記空気吹出部材の回転動作を規制するものである請求項2に記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  4. 前記長孔に対する前記空気吹出口の高さ位置を所定の高さ位置に設定する高さ位置設定手段をさらに備えている請求項1乃至3の何れかに記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  5. 前記高さ位置設定手段が、前記セット孔における前記空気吹出部材が載置可能な載置面と、前記空気吹出部材の下端部との間に介在させたスペーサである請求項4に記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  6. 前記高さ位置設定手段が、前記空気吹出部材の上端部に設けた鍔部と、前記トラフのうち前記空気吹出部材を前記セット孔に装着した際に前記鍔部が接し得る鍔部接触面との間に介在させたスペーサである請求項4に記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  7. 前記空気吹出部材を前記セット孔に装着した状態において、前記空気吹出口を前記走行面に接近させる方向に前記空気吹出部材を押圧する押圧手段をさらに備えている請求項1乃至6の何れかに記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  8. 前記押圧手段が、前記空気吹出部材のうち前記空気吹出口を形成した壁と対向する壁に設定した被押圧部と、前記トラフのうち前記被押圧部に通じる位置に形成したネジ孔と、当該ネジ孔に螺合するネジ部材とを備えてなり、ネジ部材の先端部で前記被押圧部を押圧することにより前記空気吹出口を前記走行面に接近させる方向に前記空気吹出部材を押圧するものである請求項7記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  9. 前記走行面に複数の前記長孔を前記搬送対象物の搬送方向に沿って離間させて形成し、各長孔に対応する複数のセット孔及び複数の前記空気吹出部材を備えている請求項1乃至8の何れかに記載のパーツフィーダの搬送対象物選別装置。
  10. トラフと、請求項1乃至9の何れかに記載の搬送対象物選別装置とを備えたものであることを特徴とするパーツフィーダ。
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