JPH032511Y2 - - Google Patents

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JPH032511Y2
JPH032511Y2 JP15862186U JP15862186U JPH032511Y2 JP H032511 Y2 JPH032511 Y2 JP H032511Y2 JP 15862186 U JP15862186 U JP 15862186U JP 15862186 U JP15862186 U JP 15862186U JP H032511 Y2 JPH032511 Y2 JP H032511Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は複数種類の部品を選別分離して供給
する部品分離装置付ボウルフイーダに関する。
〈従来の技術〉 従来、自動溶接装置や自動組立装置において、
部品の自動供給にボウルフイーダが用いられてい
る。
一般に、ボウルフイーダは、円形のボウルの内
周壁に螺旋形のトラツクを設け、ボウルに送出振
動を与えて、ボウル内に集積された1種類の部品
を、トラツク上を整列移動させて供給するように
構成されている。
しかし、溶接や組立の部品点数が多くなると、
1部品ごとに1ボウルフイーダを使用すると、ボ
ウルフイーダの台数が増え、自動溶接工程等の構
成が複雑化するとともに、大形化して費用が増大
するという問題があつた。
そのため、ボウル内に混合集積された複数種類
の部品を、1台のボウルフイーダで選別分離を行
い、分離された部品を、夫々整列させて供給する
ようにしたボウルフイーダが提案されている。こ
のような複数種類の部品を供給するボウルフイー
ダとしては、例えば、実公昭56−20412号公報に、
寸法計測部材を設けて複数種類の部品の高さの大
小を選別分離するボウルフイーダが開示されてい
る。また、実開昭57−95284号公報には、トラツ
クに切欠溝を設け小形部品のみを切欠溝から落下
させて、複数種類の部品の形状の大小を選別分離
するボウルフイーダが開示されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、このような従来構成の部品分離装置付
ボウルフイーダは、例えば前者の構成のものにあ
つては、複数の種類の部品の高さが同一であつた
り、高さの差が僅少の場合には選別して分離する
ことができないという問題があつた。また、後者
の構成のものは、切欠溝での部品の詰りや、切欠
溝からの落下時に部品姿勢の反転等が発出し易
く、選別分離に安定性を欠くという問題があつ
た。
更に、複数種類の部品の組合せは、上述のよう
な組合せ以外に多様にあり、例えば、部品の一部
(突起部等)に差異があつて、高さや本体部外形
が同じであるような異種部品(具体例としては第
5図Aと第6図Aに示すような溶接用ナツト)等
の組合せには、上述の公知のボウルフイーダで
は、それらの部品を選別分離することができず、
このような場合には、夫々の部品ごとにボウルフ
イーダを配備して、部品を送給するように構成さ
れていた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、 円形のボウルの内周壁に螺旋形のトラツクを設
け、上記ボウルに送出振動を与えて部品を送給す
るボウルフイーダであつて、上記トラツクの部品
送給工程の中程に設けられるとともに、上面が下
流方向に向かつて仰角をなす斜面を有し且つ上記
トラツクの幅員方向に所定距離を隔てて対向した
一対の分離板と、上記一対の分離板の下流側にそ
の始端部が連続されるとともに、上記トラツクの
上方に併設された副トラツクと、を備えた部品分
離装置付ボウルフイーダである。
〈作用〉 この考案は、上記のように構成されたものであ
り、ボウル内に混合集積された複数種類の部品
は、送出振動を受けながらトラツク上を順不同で
整列して移動を行い一対の分離板に到達する。
一対の分離板において、複数種類の一種の部品
は、一対の分離板の間を通過してトラツク上を移
動し、一方の部品送出口より送出される。
また、複数種類の内の他種の部品は、一対の分
離板の斜面上を上昇移動して副トラツク上に到達
し、副トラツク上を移動して他方の部品送出口よ
り送出される。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
り、第2図は平面図、第3図は第2図のA矢視図
である。
図において1は円形のボウルであり、ベース3
を有する加振部2上に設置され、この加振部2に
より、上下方向、左右方向の合成された送出振動
がボウル1に与えられるように形成されている。
ボウル1は、中央が上方へ曲面状に盛上がつた
底面1bを有し、その内周壁1aには、部品送給
工程の中程に一対の分離板5,6を備えた螺施形
のトラツク4と、分離板5,6を始端部とした螺
旋形の副トラツク7とが設けられている。
第5図A,Bおよび第6図A,Bは、この実施
例の装置で選別分離の対象となる異種部品の例を
示し、ワーク15、ワーク17は、突起部の外方
への張出しを除いて他は同一寸法に形成された溶
接用ナツトである。即ち、ワーク15の本体部1
5bの外形長l1とワーク17の本体部17bの外
形長l1とは同一であり、突起15aは本体部15
bの側面と同一面の延長で形成されている。ま
た、ワーク15の突起15aを含めた最大高hと
ワーク17の突起17aを含めた最大高hとは同
一であり、ワーク17の突起17aの外方への張
出しによる最大外形長l2のみがワーク15との寸
法上の差異となつている。
トラツク4は、始端部が底面1bに連続し、内
周壁1aに添つて約2回旋回上昇して、終端部は
ボウル1上部の開口部10に連続されている。こ
のトラツク4はワーク17の最大外形長l2よりも
広い幅員を有し、その外周側は内周側より稍低く
なるように形成されている。トラツク4には、分
離板5,6の上流側と下流側にワーク15,17
の突起15a,17aを落し込むようにした切欠
きの表裏選別部4aが設けられている。また、ト
ラツク4の部品送給行程の下流側の所定位置に
は、内周壁1aに固定されてトラツク4の上方へ
延びた重なり防止板8が、トラツク4とワーク1
5,17の最大高hより稍大きい間隔をあけて設
けられている。更に、トラツク4の始端部には開
口部10を介してシユート11が延設されてお
り、トラツク4の最終端部上面には、開口部10
の下流側近傍において、内周壁1aよりボウル1
の内側へ向かつて湾曲して延びた排除板9が設け
られている。
分離板5,6は、実施例では略直角三角形状の
板部材からなり、トラツク4の部品送給行程の略
中程でトラツク4の内周側に設けられる分離板5
と、外周側に設けられる分離板6との1対で構成
されている。分離板5,6は、トラツク4の内外
周の曲率に添つた湾曲状をなす以外は同形に形成
されており、その長辺に相当する斜面5a,6a
は、トラツク4に対し、ワーク17が斜面5a,
6a上を振動移送可能な、所定の角度kをもつ勾
配が付与されている。
そして、分離板5,6は、所定の間隔Sをおい
て対向し、斜面5a,6aは下流側(第2図,第
3図の二点鎖線矢印の方向)へ向かつて角度kの
仰角もつて、夫々トラツク4上に立設されてい
る。この間隔Sは、ワーク15,17の本体部1
5b,17bの外形長l1よりも大で、ワーク17
の最大外形長l2よりも小に形成され、斜面5a,
6a間の外側の幅Saは、ワーク17の最大外形
長l2よりも大に形成されている(第4図A,B参
照)。
副トラツク7は、始端部が分離板5,6の下流
側に連続するとともに、トラツク4の上方を内周
壁1aに添つて旋回上昇して、終端部はボウル1
上部の開口部12に連続されている。この副トラ
ツク7はトラツク4と同一幅員を有し、その外周
側は内周側よりも稍低くなるように形成されてい
る。副トラツク7の始端部には、稍下方へ向けて
折曲された案内部7bが延設されており、案内部
7bは分離板5,6に挟装されている。そして、
この案内部7bは、斜面5a,6aに吊下状に案
内されて移動するワーク17の本体17b下面よ
りも低い高さで、且つ斜面5a,6aと平行して
配設されており、案内部7bの先端は、トラツク
4上を移動するワーク15の最大高hよりも上方
に位置している。また、斜面上端5b,6bは、
副トラツク7の始端部より高く形成され、斜面5
a,6aを上昇移動した突起17aが、ワーク1
7を副トラツク7始端部上に移送できるように形
成されている。
そして、副トラツク7には、ワーク17の突起
17aを落し込むようにした切欠きの表裏選別部
7aが設けられ、副トラツク7の終端部には、開
口部12を介してシユート13が延設されてい
る。また、副トラツク7の最終端部上面には、開
口部12の下流側近傍において、内周壁1aより
ボウル1の内側へ向かつて湾曲して延びた排除板
9が設けられている。
次に、この実施例の部品分離装置付ボウルフイ
ーダの動作について説明する。
ボウル1の底面1bに、夫々略等量の多数のワ
ーク15,17が混合された状態で投入集積され
る。そして、加振部2を作動させると、ワーク1
5,17群は底面1bの内周壁1a側に移動し、
二重三重に重なつたり横立した状態で、順不同で
トラツク4上を二点鎖線矢印方向へ移動する。
ワーク15,17はトラツク4上を移動して重
なり防止板8に達し、ここで重なつたり横立した
ワーク15,17は、重なり防止板8に接触して
適宜底面1bに落下し、他のワーク15,17
は、一層一列に整列された状態で通過する。
この整列されたワーク15,17は、夫々の突
起15a,17aが上方を向いたものと下方を向
いたものとが、入り混じつてトラツク4上を移動
し表裏選別部4aに到達する。ここで突起15
a,17aが下方を向いたワーク15,17は、
突起15a,17aが表裏選別部4aの切欠きに
落ち込み、その傾きと加振により底面1bへ落下
する。そして、突起15a,17aが上方を向い
たワーク15,17のみが表裏選別部4aを通過
して、トラツク4上を移動して分離板5,6部に
到達する。
分離板5,6部において、その対向間隔Sはワ
ーク15,17の本体部15b,17bの外形長
l1より大きく、ワーク17の最大外形長l2よりも
小さいので、分離板5,6の間をワーク15のみ
が通過し、ワーク15は案内部7bの下方を通過
してトラツク4上を移動し続ける(第3図,第4
図A,C参照)。また、ワーク17は、その本体
部17bは分離板5,6の間へ進入するが、突起
部17aは分離板5,6の斜面5a,6aに接触
し持ち上げられ、吊下された姿勢で斜面5a,6
a上を移動する。そして、ワーク17は、副トラ
ツク7よりも高く上昇され副トラツク7上に乗り
移る。このとき、案内部7bはワーク17のトラ
ツク7への移行を確実に案内し、ワーク15と分
離されたワーク17は、トラツク7上を開口部1
2に向かつて移動する(第3図,第4図B,C参
照)。
分離板5,6部で分離されたワーク15は、ト
ラツク4上を更に移動し、移動中に表裏逆転した
ワーク15は、下流側の表裏選別部4aで除去さ
れて、突起15aが上方を向いたワーク15が、
開口10よりシユート11へ送出される。そし
て、シユート11に連設された自動溶接装置等
(図示せず)に送給される。尚、ワーク15のシ
ユート11からの送給量より選別分離量が多くな
ると、開口部10から送出されるワーク15が過
剰となり、開口部10に到来する過剰分のワーク
15は、トラツク4最終端部の排除板9により、
底壁1bへ落下され除去される。
また、分離板5,6部で分離されたワーク17
は、副トラツク7上を移動を続け、移動中に裏表
逆転したワーク17は、表裏選別部7aで除去さ
れて、突起17aが上方を向いたワーク17が、
開口部12よりシユート13へ送出される。そし
て、シユート13に連接された自動溶接装置等
(図示せず)に送給される。尚、ワーク17のシ
ユート13からの送給量より選別分離量が多くな
ると、開口部12から送出されるワーク17が過
剰になり、開口部12に到来する過剰分のワーク
17は、副トラツク7最終端部の排除板9により
底壁1bへ落下され除去される。
第7図は、この考案の他の実施例の要部を示す
図であり、分離板と副トラツクとの連結部分の構
成を除いて第1の実施例と同じであり、これによ
り、第1の実施例とは異なつた寸法、形状関係を
有する複数種類の部品の選別分離に対応できるよ
うに構成されている。
第9図A,Bは、この第2実施例の装置で選別
分離の対象となる異種部品の例を示し、相互に同
一寸法部を有する異なつた形状のリベツトであ
る。即ち、ワーク20の全長l11および小径部2
0bの径l11とワーク21の最大径l11とは同一寸
法であり、ワーク20の大径部20aの最大径
l12はワーク21の最大径l11よりも大きく、しか
もワーク21の全長l13よりも小さい寸法を有し
ている。
そして、この第2実施例は、第1実施例と同一
の分離板5,6を備え、分離板5,6の間隔S
は、ワーク21の最大径l11より大で、ワーク2
0の最大径l12より小に形成され、斜面5a,6
a間の外側の幅Saは、ワーク20の最大径l12
りも大に形成されている。(第8図A参照)。
また、分離板5,6の斜面上端5b,6bと同
一高となるように副トラツク27が連接されてお
り、副トラツク27の始端部には、稍下方へ向け
て折曲された案内部27bが延設されている。こ
の案内部27bは、斜面5a,6aよりも急な勾
配を有し、その先端部は斜面5a,6aの下方に
位置し、且つトラツク4上を移動するワーク21
の最大径l11よりも上方に位置して、分離板5a,
6a間に挟着されている。尚、この実施例では、
トラツク4の表裏選別部4aは不要で、重なり防
止板8とトラツク4との間隔は、上記l11より稍
大に形成されている。
この構成にれば、ボウル1の底面1bよりワー
ク20,21がトラツク4上を移動し、重なつた
ワーク20,21や直立したワーク21は、重な
り防止板8に接触して底面1bへ落下される。そ
して、ワーク20は、その大径部20aまたは小
径部20bをトラツク4上に接した直立姿勢で、
また、ワーク21は周壁21aをトラツク4上に
接した横倒姿勢となり、これらが順不同で一層一
列に整列されて分離板5,6部に到達する。
分離板5,6において、その間隔Sはワーク2
1の最大径l11より大きいので、分離板5,6の
間をワーク21のみが通過し、ワーク21は案内
板27bの下方を通過してトラツク4上を移動し
続ける(第7図、第8図A参照)。また、ワーク
20が大径部20aを下側にした姿勢で分離板
5,6部に達すると、大径部20aは斜面5a,
6aに支持案内されて上昇移動する。そして、ワ
ーク20は副トラツク27上に到達し、ワーク1
5とは分離されて副トラツク27上を開口部へ向
かつて移動する(第7図、第8図A,B参照)。
また、ワーク20が小径部20bを下側にした姿
勢で分離板5,6部に達すると、その小径部20
bは分離板5,6の間に進入する。そして、大径
部20aは斜面5a,6a上を上昇し、小径部2
0bが案内部27bに達すると、大径部20aは
斜面5a,6aから浮き上がり、加振部2の振動
により姿勢が不安定となつて、ワーク20ははじ
き出されるようにして底面1bに落下する。
この選別分離の対象であるワーク20の全長
l11とワーク21の最大径l11のように、異なつた
部品であつて同一寸法を有する複数種類の部品
は、従来構成のボウルフイーダでは選別分離する
ことができない。
また、ワーク20,21は、断面円形のものに
限らず、断面が方形のものであつても同様に選別
分離可能である。
第10図は、この考案の第3の実施例の要部を
示す図であり、分離板をトラツクへ配設する構成
を除いて第1の実施例と同じであり、これによ
り、同一種類の部品を複数個使用し、それらが互
に異なつた向きに使用される場合の、部品姿勢の
選別分離に対応できるように構成されている。
第12図は、この第3実施例の装置で選別分離
の対象となる同種部品の例を示し、ワーク30,
30′は同一形状、同一寸法を有する軸受であり、
説明の便宜上軸31の右側の端部31aに嵌装す
るものをワーク30とし、左側の端部31aに嵌
装するものをワーク30′としており、互いに逆
向きとなつて対向状に軸31に嵌装される。
ワーク30,30′は、夫々大径部30a,3
0′aおよび小径部30b,30′bからなり、大
径部30a,30′aは直径φ1、長さl21を有し、
小径部30b,30′bは直径φ1よりも小さい直
径φ2、長さl21よりも大きい長さl22を備えている。
この第3実施例の分離板35,36は、第1実
施例の分離体と略同形に形成されており、その斜
面35a,36aは、ワーク30′が斜面35a,
36a上を振動移動可能な、所定の角度Kをもつ
勾配が付与されている。そして、分離板35,3
6は、所定の間隔Sをおいて対向し、斜面35
a,36aは下流側へ向かつて仰角を有し、且つ
分離板35は、その下面35cとトラツク4との
間に溝38を形成して、支持板33を介してトラ
ツク4に固定されており、分離板36はその下面
36cとトラツク4との間に溝39を形成して内
周壁1aに固定されている。この間隔Sは、ワー
ク30,30′の小径部直径φ2よりも大で、且つ
大径部直径φ1よりも小に形成され、斜面35a,
36a間の外側の幅Saは、大径部直径φ1より大
に形成されている。また、溝38,39の上下方
向の距離は、大径部長さl21より僅かに大に形成
されている(第10図,第11図A,B参照)。
分離板35,36の上流側には、副トラツク3
7が連接されており、副トラツク37の始端部に
は、稍下方へ向けて折曲された案内部37bが延
設され、案内部37bは分離板35,36の間に
挟装されている。この案内部37bは、斜面35
a,36aに支持案内されて移動するワーク3
0′の小径部30′b下面よりも低い高さで、且つ
斜面35a,36aに平行して配設されており、
案内部37bの先端はトラツク4上を移動するワ
ーク30の全長(l11+l12)よりも上方に位置し
ている。また、斜面上端35b,36bは、副ト
ラツク37の始端部より高く形成されており、斜
面35a,36aを上昇移動した大径部30′a
が、ワーク30′を副トラツク37始端上に移送
できるように形成されている。尚、この実施例で
はトラツク4の表裏選別部4aは不要であり、重
なり防止板8とトラツク4との間隔は、ワーク3
0,30′の全長より稍大に形成されている。
この構成によれば、重なつたワーク30,3
0′や横倒したワーク30,30′は重なり防止板
8で排除され、小径部30bを上側にしたワーク
30と大径部30′aを上側にしたワーク30′と
が、トラツク4上を順不同で一層一列に整列され
て移動し、分離板35,36部に到達する。
そして、分離板35,36部において、その間
隔Saはワーク30の大径部直径φ1よりも大きく、
且つ間隔Sはワーク30の小径部直径φ2より大
きいので、ワーク30は分離板35,36の間お
よび溝38,39を通過し、更に案内部37bの
下方を通過して、小径部30bを上側にした姿勢
でトラツク4上を移動し続ける(第10図,第1
図B,C参照)。また、ワーク30′は、小径部3
0′bが分離板35,36の間に進入するが、大
径部30′aが分離板35,36の斜面35a,
36aに接触し持ち上げられ、吊下された姿勢で
斜面35a,36a上を上昇移動する。そして、
ワーク30′は、副トラツク37よりも高く上昇
され副トラツク37上に乗り移る。ワーク30と
分離されたワーク30′は、大径部30′aを上側
にした姿勢で、副トラツク37上を開口部へ向か
つて移動する(第10図、第11図A,C参照)。
この部品姿勢の選別分離によれば、軸31の両
端部31aにワーク30,30′を嵌装するとき、
改めてワークを反転させたり、軸31を反転させ
る必要がなく、そのような反転機構を用いないで
ワークを嵌装を行なうことができる。
尚、この考案は上述の実施例の構成のみに限定
されるものではなく、この考案の技術的思想から
逸脱しない範囲において、その実施態様を変更す
ることができる。
〈考案の効果〉 この考案による部品分離装置付ボウルフイーダ
は以上のような構成よりなるものであり、1対の
分離板の形状および対向間隔の選定により、近似
した寸法、形状を有する異種部品を含めて、複数
種類の部品の多様な組合せに対応して、選別分離
が可能である。
また、部品の選別分離部が簡潔に構成できると
ともに、ボウル内周壁内に構成されるのでボウル
の振動バランスが安定している。従つて、従来構
成のように、選別分離部がボウルの外側に形成さ
れることによる振動バランス用のバランスウエイ
トの付加が不要となり、ボウルフイーダを軽量に
構成することができる。
更に、選別分離された部品が上下に併行したト
ラツク、副トラツクにより送給されるので、部品
取出しのためのシユート配設順位に制約がなく、
何れのトラツクより先に部品を取出すようにして
もよい。そのため、従来のボウルフイーダのよう
に、小部品、大部品の順にしか部品が取出せない
ものに比べ、後続する工程との接続に対し格段に
自由度が増し、その結果、工程ラインとの接続が
簡潔に構成できる。
また、この分離板により選別分離機構に、部品
の高さ選別機構を併用することにより、一層広範
囲の複数部品の組合せの選別分離に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の部品分離装置
付ボウルフイーダの斜視図、第2図は同じく平面
図、第3図は第2図のA矢視図、第4図Aは第3
図のW−W線矢視図、第4図Bは第3図のX−X
線矢視図、第4図Cは第3図のY−Y線矢視図、
第5図Aはワークの例を示す斜視図、第5図Bは
第5図Aの平面図、第6図Aは他のワークの例を
示す斜視図、第6図Bは第6図Aの平面図、第7
図は第2実施例の要部を示す側面図、第8図Aは
第7図のE−E線矢視図、第8図Bは第7図のF
−F線矢視図、第9図Aはワークの例を示す斜視
図、第9図Bは他のワークの例を示す斜視図、第
10図は第3実施例の要部を示す側面図、第11
図Aは第10図のG−G線矢視図、第11図Bは
第10図のM−M線矢視図、第11図Cは第10
図のL−L線矢視図、第12図はワークの嵌装を
説明する斜視図である。 1……ボウル、4……トラツク、5,6,3
5,36……分離板、7,27,37……副トラ
ツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円形のボウルの内周壁に螺旋形のトラツクを設
    け、前記ボウルに送出振動を与えて部品を送給す
    るボウルフイーダであつて、 前記トラツクの部品送給工程の中程に設けられ
    るとともに、上面が下流方向に向かつて仰角をな
    す斜面を有し且つ前記トラツクの幅員方向に所定
    距離を隔てて対向した一対の分離板と、 前記一対の分離板の下流側にその始端部が連続
    されるとともに、前記トラツクの上方に併設され
    た副トラツクと、 を備えたことを特徴とする部品分離装置付ボウル
    フイーダ。
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