JP4524856B2 - 部品選別供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は両側方に複数本の脚を有する平板状の部品の選別供給装置に関するものであり、更に詳しくは、移送中の部品について、その表裏、長手方向、更には左右について選別し、正規な姿勢の部品のみを次工程へ供給することのできる部品選別供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は選別供給される部品の一例であるホール素子M(以降、部品Mと称する)を示し、図1のAは平面図、図1のBは側面図であり、図1のCは長手方向の端面図である。部品Mは幅WM =2.4mm、長さLM =2.95mm、厚さHM =0.75mmの合成樹脂製の本体DM の底面の両側方へ、それぞれ金属製の3本のリードTM が対称的かつ等間隔に設けられたものである。なお、リードTM は幅wN =0.3mmであり、本体DM の底面から側方へ突出して設けられており、リードTM の本体DM からの側方への突出長さSM =0.2mmとされている。また、リードTM の厚さは0.15mmであり、部品Mの本体DM の表面からリードTM の上面までの寸法JM =0.6mmとなっている。部品Mは長手方向へ移送されるが、リードTM が対称に設けられているので、左右の区別はない。
すなわち、部品Mは図1のA、Bに示す姿勢で矢印の方向へ移送し供給することの要請がある。以降、図1の姿勢において、本体DM の上側の面を表面、下側の面を裏面とする。なお、リードTM は銀色の金属光沢を示し、本体DN は一般的には黒色であるが、本体DM の表面と裏面とでは光沢が異なっており表裏が判別され得る。
【0003】
また、図2は他例のホール素子N(以降、部品Nと称する)を示し、図2のAは平面図、図2のBは側面図、図2のCは長手方向の端面図である。部品Nは幅WN =3.0mm、長さLN =3.6mm、厚さHN =1.2mmの合成樹脂製の本体DN の片側に金属製の2本のリードTN1、リードTN2、他の片側に1本のリードTN3が本体DN の肩部から引き出され下方へ折り曲げられている。なお、、リードTN1、TN2は幅wM1=wM2=0.4mm、リードTN3は幅wM3=0.6mmとされ、図2のCに示すように、リードTN1、TN2、TN3は共に本体DN からの突出長さSN =0.7mmのうち長さ0.45mmの平坦な折曲げ先端部Fを有している。また、リードTN1、TN2、TN3の厚さは0.15mmであり、部品Nの表面からリードTの上面までの寸法JN =1.05mmとなっている。 そして、部品Nは図2のA、Bに示す姿勢で矢印の方向へ移送し供給することの要請がある。すなわち、移送方向を向いて左側にリードTN3、右側に2本のリードTN1、TN2を位置させて供給する必要がある。
【0004】
従来は、このような部品M、Nを選別する一つの方法として、図44に示すように振動パーツフィーダのボウル321の周縁部にアタッチメント322を取り付け、そのアタッチメント322の選別トラック324に設けた上下の狭い間隙325に表裏を逆の姿勢にした例えば部品Mの片側のリードTM を挟んで移送することにより、間隔325にリードTM が挟持されない部品M、すなわち長手方向を移送方向に向けていない部品Mを下方へ落下させて選別し排除するような手段が取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記のような選別手段では、リードTMの突出長さが1mm以下のように短い場合、移送中の部品MのリードTMをアタッチメント322の挟持間隔325に高い確率で保持させること自体に困難があり、選別効率が低いという問題がある。本発明は上述の問題に鑑みてなされ、長手方向の両側方に複数本の脚を突出させた平板状の部品を移送中に、その表裏、長手方向、更には左右によって選別して、正規な姿勢にある部品のみを次工程へ供給しうる部品選別供給装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、本体の両側方へ突出された先端部が本体の裏面と同程度、または前記本体が裏向きの場合に裏面より高い高さレベルにある複数本の脚を備えた部品について、移送路の途中でその姿勢を選別し、所定の正規な姿勢にある部品を前記移送路の下流端から供給する部品選別供給装置において、前記部品の片側の脚または本体の幅方向の位置を検出する第一の検出手段と、前記正規な姿勢と判定されない場合に排除を行う排除手段とを具備し、前記移送路は、部品本体の表面と脚の上面との間の寸法より低い側壁を有し、前記第一の検出手段は、前記部品がその脚を前記側壁に接触させて移送されるとき及び前記脚を前記側壁の直上方に位置させることで前記本体の前記両側方の一方の側面を前記側壁に接触させて前記部品が移送されるときのうちの少なくとも一方のときに検出することを特徴とする部品選別供給装置、によって解決される。このような部品選別供給装置は、第1検出手段が部品の脚または本体のトラック上の幅方向の位置を検出し、移送されてくる部品の中で正規な姿勢の部品のみをそのまま通過させるので、移送中の部品を左右と表裏とによって選別することを可能ならしめる。
【0007】
また、上記の課題は、第1検出手段としての光センサーが部品を挟んで配置された投光部と受光部とからなり、投光部から受光部に至る光を遮断されることによって部品の本体を検出する投光受光型光センサー、によって解決される。このような部品選別供給装置は、使用される光センサーが比較的廉価であり、部品選別供給装置は低コストで製作される。
【0008】
さらに上記の課題は、部品が複数本の脚を両側方へ非対称に突出させている非対称の部品であって、姿勢選別部には姿勢検出位置に非対称部品が到着したことを検出する第2の検出手段が設けられており、非対称部品の到着を第2検出手段が検出し、その検出時点において、裏向きで非対称の特定脚を第1検出手段が検出する場合に、当該非対称部品は正規な姿勢であると判定されて排除手段は作動せず、正規な姿勢であると判定されない非対称部品には排除手段作動する装置、によって解決される。このような部品選別供給装置は、第1検出手段と第2検出手段とによって裏向きで非対称部品の左右を検出するので、移送中の部品を表裏と左右とによって選別することができる。
【0009】
また、上記の課題は、第1検出手段が非対称部品の側壁上の特定脚を検出する反射光受光型光センサーであり、第2検出手段が非対称部品の到着を検出、かつ部品排除手段が第1検出手段および第2検出手段より若干下流側に設けられており、第1検出手段と第2検出手段とによって正規な姿勢であると判定されない非対称部品に対して、当該非対称部品が下流側へ若干移送され第2検出手段の光の遮断が解消された直後に、排除空気が噴出される装置、によって解決される。このような部品選別供給装置は、第1検出手段および第2検出手段によって非対称部品の側壁上の特定脚を検出することができるので、非対称部品の左右の検出が正確に行われ、かつ正規な姿勢であると判定されない非対称部品が排除手段で排除される時に第1検出手段に衝突するようなトラブルを回避し得る。
【0010】
さらに上記の課題は、反射光受光型光センサーが、その先端部に接続された細管によって部品の脚に近接した位置で光を照射し、その反射光を受光する装置、によって解決される。このような部品選別供給装置は、第1検出手段としての光センサーの光が脚に近接した位置で照射され、その反射光を受光することにより、部品の脚を高い精度で検出する。また、上記の課題は、反射光受光型光センサーによる前記側壁の上面の被照射部分が反射強度の小さい材料によって形成されている装置、により解決される。このような部品選別供給装置は、部品の脚と側壁の上面との反射強度の差を大にし、部品の脚を高い精度で検出する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の部品選別供給装置は、上述したように、本体の長手方向の両側方へ突出され先端部が本体の裏面と同程度の高さレベルにある複数本の脚を備えた部品について、移送路の途中で選別し、所定の正規の姿勢にある部品を移送路の下流端から供給する部品選別供給装置において、部品を一列、一層で移送するトラックおよび部品の本体の表面と脚の上面との間の寸法より低い側壁からなる移送路と、トラックを裏向きで本体の一方の側面を側壁に接触させて長手方向に移送される正規の姿勢の部品が、側壁上に位置させる片側の脚または本体のトラック上の幅方向の位置を検出する第1の検出手段としての光センサーと、この光センサーによって正規な姿勢であると判定される部品には排除空気を噴出せず、正規な姿勢であると判定されない部品には排除空気を噴出する空気噴出手段とからなる姿勢選別部がもうけられているものである。
【0012】
移送中における部品の長手方向の向きの選別は、部品の長さと幅の差が大きい場合には、移送するトラックの幅を制限し、長手方向に移送される部品のみを通過させるなど、長さと幅との寸法差を利用し機械的に選別し得るが、図1、図2に示す長さLと幅Wの差が小さい部品M、部品Nのような場合には、精度の高い機械的な選別は困難である。また、更には部品を表裏によって選別することが要求される場合がある。
このような部品Mの長手方向と表裏による選別は、図3のAに示すように、部品Mを一列、一層で移送するトラックAおよび部品Mの本体Dの表面とリードTの上面との間の寸法Jより低い側壁Bとからなる移送路と、裏向きで長手方向を移送方向に向け、本体Dの一方の側面を側壁Bに接して移送される部品Mが側壁B上に位置させる片側のリードTを検出する反射光受光型光センサーRと、その反射光受光型光センサーRによってリードTが検出される姿勢の部品Mには空気の噴出が停止され、それ以外の姿勢の部品Mは噴出空気によって吹き飛ばして排除する空気噴出手段Hとからなる姿勢選別部Xが含まれる。すなわち、裏向きで長手方向を移送方向に向けている部品MはリードTを側壁B上に位置させて移送されるからである。
【0013】
図3のBはこのような選別を行う場合における部品Mの長手方向の向きと表裏による側壁BとリードTおよび反射光受光型光センサーRの照射点rの位置関係を示す図であり、▲1▼から▲4▼までの姿勢の部品Mのうち、▲2▼の部品MのみリードTが検出され、裏向きで長手方向に移送されている部品Mであると判定される。この方法によれば、長手方向と表裏とが同時に選別されることになる。なお、反射光受光型光センサーとは被検出体の面に光を照射し、受ける反射光の強度によって被検出体の種類を判定する光センサーである。
【0014】
また、図3のAと同様な図4のAに示すように、本体Dの一方の側面を側壁Bに接触させてトラックAを移送される部品Mの本体DのトラックA上の幅方向の位置を検出する投光受光型光センサーPを備えた姿勢選別部Yによっても、部品Mを長手方向と表裏によって選別することができる。すなわち、トラックAの所定の位置に投光受光型光センサーPの投光部Paから受光部Pbに至る光の光路穴pを設けておくことにより、リードTを側壁B上に位置させない表向きの部品Mは本体Dが光路穴pを塞ぐからである。
図4のBはこのような選別を行う場合における部品Mの長手方向の向きと表裏による側壁Bと部品Mの本体Dおよび投光受光型光センサーPの光路pとの位置関係を示す図であり、▲1▼から▲4▼までの姿勢の部品Mのうち、▲2▼の部品Mは光路穴pを塞がず、裏向きで長手方向に移送される部品Mであると判定される。
【0015】
図4のAでは投光受光型光センサーPによって部品Mの本体DのトラックA上の幅方向の位置を検出したが、本体DのトラックA上の幅方向の位置の検出はトラックAの下方から照射する反射光受光型光センサーRによっても可能である。例えば図5に示すように、下方の反射光受光型光センサーRからトラックAの側壁Bに近接した位置を照射するようにした姿勢選別部Y’によっても検出が可能である。図5のAに示すように、裏向きで長手方向に移送される部品Mは本体Dの側面を側壁Bに接触させて移送され、リードTが検出されないが、図5のBに示すように、表向きで長手方向に移送される部品MはリードTを側壁Bに接触させ本体Dが側壁Bから離隔した位置を移送され、検出されるリードTから本体DのトラックA上の幅方向の位置が間接的に検出される。
【0016】
更には、長手方向へ向かって左右が非対称である部品Nについては、その本体Dから突出するリードTの中の非対称となっている特定リードT’に着目して左右を選別することができる。すなわち、その選別は、図6のAに示すように、部品Nを一列、一層で移送するトラックAおよび部品Nの本体Dの表面とリードTの上面との間の寸法Jより低い側壁Bとからなる図3のAに示したものと同様な移送路と、移送されてくる部品Nが姿勢検出位置へ到着したことを検出する投光受光型光センサーPと、その検出時点において裏向きで長手方向を移送方向に向け、本体DのリードT’が突出されている方の側面を側壁Bに接して移送される部品Nが側壁B上に位置させるリードT’を検出する反射光受光型光センサーRと、投光受光型光センサーQおよび反射光受光型光センサーPによって部品NのリードT’が検出される姿勢の部品Nには空気の噴出が停止され、それ以外の姿勢で到着する部品Nには空気を噴出させて排除する空気噴出手段Hとからなる姿勢選別部Zによって行われる。そして、図6のBは図6のAに対応するトラックAに平行な平面図であり、部品N、リードT’、投光受光型光センサーPの光路穴p、反射光受光型光センサーRの照射点rの位置を示す。
【0017】
図7は上記のような選別を行う場合の、部品Mの長手方向の向きと表裏と左右とによる、側壁Bと部品NのリードT’、投光受光型光センサーPの光路穴p、反射光受光型光センサーRの照射点rの位置関係を示す図であり、▲1▼から▲8▼までの姿勢の部品Mのうち、▲2▼の部品Mのみが裏向きでかつ左右が適正で長手方向に移送されている部品Nであると判定される。この方法によれば、部品Nを長手方向と表裏と左右とによって同時に選別し得ることになる。
【0018】
上述した部品M、Nについての、長手方向と表裏による部品の姿勢選別、または長手方向と表裏と左右による部品の姿勢選別は何れも裏向きで、かつ長手方向を移送方向に向けている部品M、Nについて行われるものであるから、これらの姿勢選別部の上流側に、表向きの部品M、Nをあらかじめ排除する機構や、長手方向を移送方向と直交させている部品M、Nをあらかじめ排除する機構を設けておくことが望ましい。
また、表向き部品排除部おける表向き部品M、Nの選別排除が長手方向を移送部向に向けた部品M、Nについて行われるものである場合には、表向き部品排除部の上流側のトラックに部品M、Nの幅より若干大きい幅の丸樋状の溝、ないしは断面が舟底型の角樋状の溝を設けて、部品M、Nの長手方向を可及的に移送方向へ向けるようにすることが望ましい。
【0019】
なお、上記の反射光受光型光センサーRからの光が照射される側壁B上の照射点rは、リードTの検出が容易かつ正確に行われるように、反射強度が小さい材料を埋め込み、リードTとの反射強度に差を大にすることが望ましい。また、リードTのような細幅のものを検出対象とするので、反射光受光型光センサーRからの照射および反射光の受光は可及的にリードTに近接した位置から行うことが望ましく、そのためには、反射光受光型光センサーRの先端部に接続された細管によって光を導くことが望ましい。
【0020】
部品M、Nの長手方向および表裏の選別は、上記以外に、図8に示すように、移送される部品M、Nの中央部を照射する反射光受光型光センサーRを設け、長手方向に移送される部品MはリードTが検出されず、長手方向を移送方向に直交させて移送される部品MはリードTが検出されることを利用して部品を長手方向の向きによって選別することができる。そのほか、部品M、Nの本体Dの表面と裏面とで光沢が異なる場合には、反射光受光型光センサーRによる両面からの反射強度の違いを利用して、部品M、Nを表裏によって選別することができる。本発明の部品選別供給装置はこれらの方法による長手方向や表裏の選別を適宜併用することを妨げるものではない。
【0021】
【実施例】
次に、本発明の部品選別供給装置を実施例によって図面を参照し具体的に説明する。
【0022】
(実施例1)
実施例1においては、長手方向に向かって左右が対称である部品Mを選別し供給する部品選別供給装置1について説明する。
図9は部品選別供給装置1の全体の側面図である。また図10は対応する平面図であり構成要素は簡略化して示されている。すなわち、部品選別供給装置1は、部品Mを収容し選別して排出するボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなる振動パーツフィーダ3に対して、ボウル21の排出部101の下流端109に接続された半円形状の反転シュート110を介して、直線振動フィーダ4のトラフ221が接続されたものであり、トラフ221は駆動部211によって直線振動を与えられ、その下流端226から部品Mを次工程へ供給する。
【0023】
振動パーツフィーダ3は、上述したように、部品Mを収容し選別するボウル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからなっており、駆動部11においては、ボウル21と一体的な取付け板12の下面に可動コア12cがエポキシ樹脂13と共に固定されている。そして取付け板12は等角度間隔に配置した傾斜板バネ14によって下方の固定ブロック15と連結されている。また、固定ブロック15内には上記の可動コア12cに対向する電磁石16とそのコイル16cがエポキシ樹脂17と共に埋め込まれている。そして駆動部11は防振ゴム18を介して架台19に取り付けられており、架台19は共通基盤9に固定されている。そして、コイル16cに交流が通電されることにより、ボウル21に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。
【0024】
また直線振動フィーダ4は、部品Mを移送するトラフ221と、これに直線振動を与える駆動部211とからなっている。駆動部211においては、トラフ221の底板222に固定された可動ブロック212a、212bが前後一対の傾斜板バネ214によって固定ブロック215に連結されており、固定ブロック215にはコイル216cを巻装した電磁石216が可動ブロック212から垂下されている可動コア212cと僅かな間隙をあけ対向して固定されている。固定ブロック215は前後一対の防振板バネ217によって架台218に取り付けられ、架台218は共通基盤9に固定されている据付板219上に設置されている。そして、コイル216cに交流が通電されることにより、トラフ221に矢印hで示す方向の直線振動が与えられ、トラフ221内の部品Mは矢印jで示す方向へ移送される。そのほか、ボウル21の上方には部品Mをストックし、直線振動フィーダ4の駆動部211と同様な駆動部6よって駆動されてボウル21へ部品Mを補給するホッパー5が設けられている。以下、本発明の主要部を構成する振動パーツフィーダ3のボウル21内における部品Mの選別供給について詳しく説明する。
【0025】
図11は部品選別供給装置1のボウル21の平面図である。ボウル21が加振されることにより、底面22に収容される部品Mは矢印mで示す反時計方向へ移送される。そしてボウル21には底面22の周縁部に起点24sを有する部品Mの移送路としてのトラック24がボウル21の周壁23に沿いスパイラル状に上昇して設けられている。トラック24はボウル21の径の外方へ向かって下向きの傾斜角度10度に形成されており、部品Mは周壁23の内面に接するように移送される。そして、ボウル21内で移送される途中において姿勢選別されて、裏向きで正規な姿勢の部品Mが排出部101の下流端109から排出されるようになっている。
【0026】
図11に示すように、トラック24の最初の周回には、トラック24を内周側から切り欠いてトラック24の幅を狭め、部品Mの移送量を調整する眉状の切欠き25が設けられており、その直ぐ下流側には、円弧状の切欠き261 と、周壁23側からトラック24の幅の中央線に沿って切り込まれ下流側へ向かい切り込み深さを漸次に浅く狭くした細溝271 との組み合わせが設けられている。切欠き261 と細溝271 は周壁23に沿って移送される部品Mを可及的に一列化させ、かつ長手方向を移送方向に向けさせる。そして下流側には同様な切欠き262 と細溝262 、および切欠き263 と細溝273 との組み合わせが設けられている。
【0027】
トラック24がほぼ一周したボウル21の周壁23には、部品Mの早出しゲート板28が設けられている。図11における[12]−[12]線方向の断面図である図12も参照して、早出しゲート板28はボウル21の周縁部に固定した取付け部材29に裏面側からのボルト28bで取り付けられている。早出しゲート板28の下端は定常時にはトラック24に接しており、周壁23の一部を分担している。そして、部品の品種の切り換え時などの非定常時には、ボルト28bを緩めて早出しゲート板28が上昇され、部品Mはトラック24から早出しゲート板28の下をくぐって排出路30から系外へ排出される。なお、この部分のトラック24には切欠き264 が設けられている。
【0028】
早出しゲート板28の下流側は、図11における[13]−[13]線方向の断面図である図13に示すように、ボウル21の周縁部に形成された鉛直な周壁23、およびボウル21内から径外方へ向かって下向き傾斜のトラック24が形成されている。更には、図13においてトラック24および周壁23が二点鎖線で示すカッター31によってトラック24の内周側から切り下げられ、切り下げの深さを漸次大にして、図11の[14]−[14]線方向の断面図である図14に示すように、断面がV字形状で外周側の斜面34aと内周側の斜面34bを有するV字溝34が形成されている。従って、図13においてトラック24を移送される部品Mは図14においてはV字溝34の外周側の斜面34aに接して移送される。
【0029】
そして、V字溝34の下流端には表向きの部品Mを裏向きとする表面反転部41が配置されている。表面反転部41は、図11における[15]−[15]線方向の断面図である図15に示すように、ボウル21の周縁部に固定されたトラックブロック40に上流側のV字溝34とほぼ整合して外周側の斜面44aと内周側の斜面44bを有するV字溝44が設けられている。そして、ボウル21の周縁部の下面の取付け部材43には反射光受光型光センサー42が取り付けられているが、反射光受光型光センサー42の先端部には、検出すべき対象に対して可及的に近接した位置から光を照射するべく、ガイドチューブ42tが接続されており、ガイドチューブ42tはボウル21の周縁部およびトラックブロック40に穿設された光路穴46a、46b内に挿入され、その先端はV字溝44の外周側の斜面44aの下端部に達しており、外周側の斜面44aに傾倒して移送される部品Mの表裏を光沢の差によって検出する。
【0030】
また、トラックブロック40内に設けられた空気穴48に外周側から圧縮空気配管の継手49が挿入螺着されており、空気穴48の先端部からV字溝44の外周側の斜面44a上の部品Mの肩口に相当する位置に開口する空気噴出孔47が設けられている。そして、反射光受光型光センサー42によって表向きと判定された部品Mに対しては、図示を省略した圧縮空気配管の電磁弁を瞬時的に開として上記の空気噴出孔47から空気を噴出させ、当該部品Mを内周側の斜面44bへ反転させて裏向きとするようになっている。
【0031】
図16は図15において〇印で示す部分の拡大図である。V字溝44は上流側のV字溝34の外周側の斜面34aに整合させて外周側の斜面44aが設けられ、内周側の斜面44bは上流側のV字溝34の内周側の斜面34bに整合する部分を隅から部品Mの表面とリードTM の上面との間の寸法JM と同等の0.6mm幅だけ残し、それより上方は0.6mm下げた位置からやや開いた角度で設けられている。そのことにより、V字溝44の底部には断面がほぼ二等辺三角形の突条45が形成されている。
【0032】
従って、図16のAに示すように、表面反転部41のV字溝44の外周側の斜面44aを裏向きで長手方向に移送されてくる部品Mは、本体DM の側面を突条45に接し、リードTM を突条45に乗せて移送される。従って、反射光受光型光センサー42は斜面44a上にリードTM を検出することができず、空気噴出孔47から空気が噴出されないので、部品Mはそのまま表面反転部41を通過する。他方、表向きで長手方向に移送されてくる一点鎖線の部品Mは、図16のBに示すように、リードTM の先端を突条45に接して移送される。従って、反射光受光型光センサー42はリードTM からの強度の大きい反射光を受光するので当該部品Mは表向きであると判定され、空気噴出孔47から空気が噴出されて矢印で示すように内周側の斜面44bへ反転され裏向きとなる。
【0033】
表面反転部41のV字溝44の下流側には、図11に示すように、ボウル21の周縁部に円弧状に形成された丸樋状トラック54Aが接続されている。図11における[17]−[17]線方向の断面図である図17、および図17の〇印で示す部分の拡大図である図18に示すように、V字溝44から僅かにレベルを下げて丸樋状トラック54Aが接続されており、上流側の表面反転部41の外周側の斜面44aと内周側の斜面44bをそれぞれ裏向きとなって移送されてくる部品Mを合流させる。丸樋状トラック54Aは部品Mをその底部に集めて可及的に長手方向が移送方向となるように部品Mの向きを整え、かつ一列化させるためのものである。
【0034】
そして、図11に示すように、丸樋状トラック54Aの下流端には丸樋状トラック54Bが斜めに交差して接続されており、丸樋状トラック54Aを移送されてくる部品Mは丸樋状トラック54Bの一方の側壁面から傾斜した角度で移行され、他方の側壁面によってガイドされて向きを変え移送されるが、このような移行も部品Mの整列と一列化を促進する。図19は図11における[19]−[19]線方向の断面図であり、前述の切欠き25によって幅の狭められたトラック24と共に、丸樋状トラック54Bが示されている。
【0035】
図11に示すように、丸樋状トラック54Bの下流側には表向き部品排除部71A、71B、および本発明の要部である姿勢選別部81A、81Bが設けられているが、以下、これらについて説明する。
図11、および図11における[20]−[20]線方向の断面図である図20を参照し、丸樋状トラック54Bの下流端において、ボウル21の周縁部の上面を切り下げてトラックブロック60が設置されており、そのトラックブロック60上に、選別トラック64と内周側の側壁65とが設けられており、トラックブロック60の内周側となるボウル21の周縁部には選別時に排除される部品Mをボウル21内へ戻すための還流溝68が形成されている。
【0036】
また、図21は図20において〇印で示す部分の拡大図であり、上流側の丸樋状トラック54Bと、これより僅かにレベルを下げて接続される選別トラック64および側壁65sとの位置関係を示す。また、図11に示すように、選別トラック64の外周側は上流側の丸樋状トラック54Bからの部品Mの移送を妨げないように切削して傾斜面62とされているが、図21に示すように、直ぐの下流側において二点鎖線で示すように鉛直な周壁63とされている。そして、選別トラック64はボウル21内から径外方へ向かって上向き25度の傾斜面とされており、長手方向に移送される裏向きの部品Mは側壁65sにリードTM を接して選別トラック64を移送される。
【0037】
図11に示すように、選別トラック64の途中に表向き部品排除部71Aと表向き部品排除部71Bとが直列に配置されている。図22は図11における[22]−[22]線方向の断面図であり、表向き部品排除部71Aの断面を示す。また、図23は図22において〇印で示す部分の拡大図である。図22に示すように、ボウル21の周縁部上に固定されたトラックブロック60には上流側に続いて傾斜角度25度の選別トラック64と、周壁63、および選別トラック64に直角で、高さが部品Mの表面からリードTM の上面までの寸法JM より低い側壁65が設けられている。
【0038】
また、ボウル21の周縁部の下面に固定された取付けブロック73に反射光受光型光センサー72が取り付けられており、その先端部のガイドチューブ72tの先端はボウル21の周縁部とトラックブロック60に穿設された挿入穴66a、66bを経て、選別トラック64の側壁65に接する下端部に達している。すなわち、検出すべき対象へ可及的に近接した位置から光が照射され反射光を受光するようになっている。また、トラックブロック60に設けられた空気穴68には外周側から圧縮空気配管の継手69が挿入螺着されており、空気穴68の先端部から選別トラック64に開口する空気噴出孔67が設けられており、その開口位置は選別トラック64を移送される部品Mの肩口に対応する。
【0039】
そして、図23のAに示すように、表向き部品排除部71Aにおいては、裏向きで長手方向に移送される部品Mは、リードTM を低い側壁65の直上方に位置させ、本体DM の一方の側面を側壁65に接触させて移送されるので、反射光受光型光センサー72は部品Mが存在せず反射光のない状態と、本体DM が通過する時の本体DM からの反射光を受光する状態とが繰返されリードTM による反射光は受光しない。これに対して、図23のBに示すように、表向きで長手方向に移送される部品Mは、リードTM を側壁65に接触させて移送されるので、反射光受光型光センサー72は通過するリードTM による強度の大きい反射光を受光する。すなわち、強度の小さい反射光が受光される場合や反射光が受光されない場合には空気噴出孔67からは空気を噴出させず、強度の大きい反射光が受光される場合のみ、図23のBに示すように、空気噴出孔67から空気を噴出させることにより、表向きの部品Mを吹き飛ばして排除するようになっている。部品Mが存在しない無反射光の時には空気を噴出させても、またさせなくてもよい。表向き部品排除部71Aの下流側に配置されている表向き部品排除部71Bはダブルチェックのために設けられているものであり、表向き部品排除部71Aと全く同様に構成されているので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0040】
図11に示すように、表向き部品排除部71Bの下流側には姿勢選別部81A、81Bが直列に配置されている。図24は図11における[24]−[24]線方向の断面図であり、姿勢選別部81Aの断面を示す。また図25は図24において〇印で示す部分の拡大図である。図24に示すように、ボウル21の周縁部上に固定されたトラックブロック60には、上流側に続いて選別トラック64と、周壁63、側壁65が設けられている。そして、ボウル21の周縁部の下面に固定された取付けブロック83に投光受光型光センサー82の投光部82aが取り付けられ、図11も参照して、トラックブロック60の上面に固定されたコ字形状の取付け部材84には受光部82bが取り付けられている。そして、図24に示すように、投光部82aと受光部82bの中心を結ぶ線は選別トラック64の面に対して80度の角度に傾斜して設けられており、その間における光路として、ボウル21の周縁部には外周側から切り欠いた空所85が設けられ、トラックブロック60には直径3mmφの光路穴86aと、その先端に直径1.2mmφの光路穴86bが設けられている。
【0041】
また、取付けブロック83に設けられた空気穴78へは圧縮空気配管の継手79が挿入螺着され、空気穴78に接続された空気噴出細管77の先端は空所85から光路穴86bを臨むように上向きに取り付けられている。更には、トラックブロック60内に設けられた空気穴88へは外周側から圧縮空気配管の継手89が挿入螺着され、空気穴88の先端部から選別トラック64の周壁63に開口する空気噴出孔87が形成されている。
【0042】
そして、図25のAに示すように、姿勢選別部81Aにおいても、裏向きで長手方向に移送される部品Mは、リードTM を側壁65上に位置させ、本体DM の一方の側面を側壁65に接触させて移送されるので、本体DM の他方の側面部分は投光受光型光センサー82の光路穴86bを塞がず、投光部82aから受光部82bに至る光を遮断しない。これに対して、図25のBに示すように、表向きで長手方向に移送される部品Mは一方のリードTM を側壁65に接触させて移送されるので、本体DM の側壁65とは遠い方の端部が光路穴86bを塞さぎ、投光部82aから受光部82bに至る光を遮断する。このように部品Mが投光受光型光センサー82の光を遮断しない場合には部品Mは裏向きで長手方向に移送されていると判定され排除空気が噴出されないのでそのまま通過するが、部品Mが投光受光型光センサー82の光を遮断する場合には、部品Mは長手方向に表向きで移送されていると判定され、図25のBに示すように、空気噴出細管77から上方へ噴出される空気によって部品Mの光路穴86bを塞いでいる部分が吹き上げられ、空気噴出孔87からボウル21の径内方へ向かって噴出される空気によって部品Mは吹き飛ばされてして還流溝68へ排除される。
【0043】
勿論、上記の表向きで長手方向に移送される部品Mだけでなく、表向きで長手方向を移送方向と直交させている部品Mや、裏向きであっても長手方向を移送方向と直交させている部品Mは何れもリードTM を側壁65上に位置させることができず本体DM が光路穴86bを塞ぐので排除される。すなわち、姿勢選別部81は部品Mを長手方向と表裏とによって選別していることになる。
姿勢選別部81Aの下流側の姿勢選別部81Bは姿勢選別部81Aと全く同様に構成されているので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0044】
姿勢選別部81Bの下流側には、図11における[26]−[26]線方向の断面図である図26に示すように、ボウル21の周縁部上のトラックブロック60には上流側から続いて選別トラック64、周壁63、側壁65が形成されていが、そのトラックブロック60内に設けた空気穴98に外周側から圧縮空気配管の継手99が挿入、螺着され、空気穴98の先端部からは水平方向に穿設され周壁63に開口する空気噴出孔97が設けられており、常時、空気が噴出されている。そして、その開口の高さは選別トラック64を移送される部品Mの直上方とされ、部品Mが二層以上に重なっている場合に、重なっている二層目以上の部品Mを吹き飛ばして還流溝68へ排除するものであり、部品Mの一層化を確実にするために設けられている。
また、空気噴出孔97の下流側においては、図11における[27]−[27]線方向の断面図である図27に示すように、還流溝68内の部品Mをボウル21内へ戻すための還流穴69がボウル21の周縁部に穿設されており、その直ぐ下流側が還流溝68の下流端となっている。
【0045】
更には、図11に示すように、空気噴出孔97の下流側には、裏向きで長手方向を移送方向とし一列、一層とされた部品Mが姿勢を乱されないように移送する排出部101が設けられている。図28は図11における[28]−[28]線方向の断面図であり、排出部101の断面を示す。すなわち、排出部101においては、上流側から続く選別トラック64と周壁63、側壁65が設けられた選別ブロック60が上半部をカットされており、上流側の図26、27において還流溝68が形成されていた部分に、取付けブロック102aが固定され、更にその上へ取付けブロック102bが固定されている。そして、取付けブロック102bの外周面には、上下方向に抑えプレート104が取り付けられており、その下端は選別トラック64を移送される部品Mの直上方まで垂下されている。
【0046】
そして、図28において〇印で示す部分の拡大図である図29に示すように、抑えプレート104の下端面は、上流端部では一点鎖線で示すように、傾斜角度25度の選別トラック64に平行とされているが、排出部101において選別トラック64が漸次水平化されるに伴って、抑えプレート104の下端面も水平化され、排出部101の下流端109においては一点鎖線で示すように共に水平化されている。前述した図9に示すように、排出部101の下流端109には、裏向きの正規な姿勢の部品Mを反転させて表向きとする半円形状の反転シュート110の上端部が接続されており、この反転シュート110の下端部は直線振動フィーダ4のトラフ221の上流端部に接続されている。図30は図9における[30]−[30]線方向の断面図であって、トラフ221の断面を示し、図31は図30において〇印で示す部分の拡大図である。トラフ221は底板222上を移送される表向きで正規な姿勢の部品Mを挟むように両側にガイドブロック223が固定されて、ガイドブロック223の上半部は庇状に部品Mの上方へ張り出されており、移送する部品Mが姿勢を乱すことなく次工程へ供給されるようになっている。そして図31に示すように、ガイドブロック223の内側と底板222との境界部には移送面224の両側に部品MのリードTMを走行させる横溝225が設けられている。
【0047】
実施例1の部品選別供給装置1は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。なお、図9、図10に示した部品選別供給装置1を構成する振動パーツフィーダ3のボウル21の底面22上には多数の部品Mが収容されており、各光センサーや噴出用の圧縮空気源は作動しているものとする。また、接続されている直線振動フィーダ4も起動されているものとする。
【0048】
この状態において振動パーツフィーダ3の駆動部11のコイル15に交流が通電されてボウル21に捩り振動が与えられ、底面22上の部品Mはその振動を受けて矢印mで示す方向へ移送されつつ周縁部へ移動し周壁23に沿って移送されるが、部品Mは順次に起点24sからトラック24に乗り、周壁23に接するように移送されてスパイラル状に上昇する。切欠き25においてトラック24の内周側を移送される部品Mは落下して移送量が調整され、続く切欠き261においても内周側の部品Mは落下して排除され、外周側の部品Mは細溝271内へ導かれて移送される間に、長手方向を移送方向に向けた部品Mの割合を増大させる。更に下流側の同様な切欠き26 2 と細溝272との組み合わせ、切欠き263と細溝273との組み合わせの間を通過することにより、長手方向を移送方向に向けた部品Mの割合が増大される。この時において部品Mの中で表向きのものと裏向きのものとはそれぞれ半々である。
【0049】
細溝273 を通過した部品Mは周壁23に沿って移送され、図12に示す早出しゲート板28と切欠き264 との間を通過した後、図13、図14に示すV字溝34の外周側の面34aを移送され、図15、図16に示す表面反転部41に至る。そして、表面反転部41のV字溝44において、部品Mは突条45に接触して外周側の斜面44aを移送されるが、その間に、斜面44aの下端部に下方から覗いている反射光受光型センサー42の先端部のガイドチューブ42tによって表裏がチェックされ、図16のAに示すように、本体DM の側面を突条45に接触させている裏向きの部品Mはそのまま通過させるが、図16のBに示すように、リードTM を突条45に接触させている表向きの部品Mは反射光受光型センサー42によってリードTM が検出されることにより、空気噴出孔47から空気が噴出されて、内周側の面44b側へ反転されて裏向きとされる。すなわち、部品MはV字溝44の内周側の斜面44a、または内周側の斜面44bの何れかを裏向きで移送される。
【0050】
表面反転部41には、断面を図17、図18に示すように、二列の部品Mより広幅の丸樋状トラック54Aが接続されていることにより、裏向きの部品Mは丸樋状トラック54Aにおいて合流され、一列となって移送される。そして、図11に示すように、部品Mは円弧状に形成された丸樋状トラック54Aを移送され、更にはその下流端から丸樋状トラック54Bの側方へ斜めに入り込み、円弧状に形成された丸樋状トラック54Bを移送される間にも、長手方向へ移送される部品Mの割合を増大させる。そして、丸樋状トラック54Bを通過した部品Mは、図20、図21に示すボウル21の径内方へ向かって下向き傾斜25度の選別トラック64とこれに直角は側壁65sからなる移送路へ移行され、この選別トラック64上に配置されている表向き部品排除部71Aに至る。
【0051】
図22に断面を示す表向き部品排除部71Aはその部分拡大図である図23に示すように、選別トラック64と、部品Mの本体DM の表面とリードTM の上面との間の寸法JM より低い側壁65とされている。従って、図23のAに示すように、裏向きの部品Mは本体DM の側面を側壁65に接触させ、リードTM を側壁65上に位置させて移送されるが、図23のBに示すように、表向きの部品MはリードTM を側壁65に接触させて移送される。この選別トラック64の側壁65側の端部には下方から覗いている反射光受光型センサー72のガイドチューブ72tによって近接した位置から照射される光を表向きの部品MのリードTM は大きい強度で反射させ、裏向きの部品Mの本体DM からの反射光の強度は小さいことから表向きの部品Mが検出され、表向きの部品Mは空気噴出孔67から噴出される空気によって吹き飛ばされ内周側の還流溝68へ排除される。そして、同様な表向き部品排除部71Bが続いて設けられていることから、なお残る表向きの部品Mの排除が行われ、その下流側では裏向きの部品Mのみとされる。
【0052】
表向き部品排除部71Bの下流側には、図24、図25に断面を示す姿勢選別部81Aが配置されており、部品Mは姿勢選別される。すなわち図25のAに示すように、裏向きで長手方向に移送される部品MはリードTM を側壁65上に位置させ、本体DM の側面を側壁65に接触させて移送されるので、本体DM は選別トラック64に形成されている投光受光型センサー82の光路穴86bを塞がないが、図25のBに示すように、表向きで長手方向に移送される部品Mは側壁65にリードTM を接触させるので、その分だけ本体DM が側壁65より離隔した位置を移送され、光路穴86bを塞ぐので投光受光型光センサー82によって検出され、空気噴出孔87から噴出される空気によって吹き飛ばされ、還流溝68へ排除される。また長手方向を移送方向に直交させている部品Mは表向きであっても裏向きであっても本体DM の長手方向の一方の端面を側壁65に接触させて移送され、本体DM の他方の端部が光路穴86bを塞ぐので、同様に還流溝68へ排除される。そして、姿勢選別部81Aに続いて同様な姿勢選別部81Bが配置されており、表向きで長手方向へ移送されている部品Mが徹底的に排除される。姿勢選別部81Bが本来の姿勢選別部であり、姿勢選別部81Aは表向きの部品Nや長手方向を移送方向と直交させている異方向部品Nの排除部と考えることもできる。
【0053】
姿勢選別部81Bを通過した裏向きの部品Mは、図26に示すように、下流側の空気が常時噴出されている空気噴出孔97に至り、部品Mが積み重なっている場合には上層の部品が吹き飛ばされて還流溝68へ排除される。そして上流側から還流溝68を移送されてくる排除された部品Mは、図27に示すように、還流溝68の下流側端部にて穿設された還流穴69を投光受光型センサー82によって経由してボウル21の底面22へ戻される。
【0054】
空気噴出孔97を通過した部品Mは図28、図29に示した排除部101へ移行され、上流側から続く選別トラック64上を上方から垂下されている抑えプレート104の選別トラック64の面に平行な下端面によって姿勢の乱れを防がれて移送される。そして選別トラック64の面と抑えプレート104の下端面とは平行な状態を維持しながら下流端109にかけて傾斜が緩められており、部品Mは水平な裏向きの正規な姿勢で下流端109から排出される。そして図9に示すように下流端109に接続されている反転シュート110によって表向きとされて直線振動フィーダ4の図29、図30に断面を示すトラフ221へ移行されその下流端から次工程へ供給される。
【0055】
(実施例2)
図2に示す長手方向に向かって左右が非対称である部品Nを選別し供給する部品選別供給装置2について説明する。すなわち、部品選別供給装置2は図2に示す部品Nの移送方向へ向かって左側の非対称となっているリードTN3に着目して左右を判定し選別する装置である。部品選別供給装置2の全体の基本的な構成は実施例1の部品選別供給装置1と同様であるので、その全体を示す側面図および平面図は省略する。
【0056】
図32は部品選別供給装置2のボウル121の平面図である。ボウル121は加振されることにより円形状の底面122に収容される部品Nを矢印nで示す時計方向へ移送する。そしてボウル121には底面122の周縁部に起点124sを有する部品Nの移送路としてのトラック124がボウル121の周壁123に沿いスパイラル状に上昇して設けられている。トラック124はボウル121の径外方へ向かって下向きの傾斜角度10度に形成されており、部品Nは周壁123の内面に接するように移送される。そして、トラック124を移送される途中において姿勢選別され、正規な姿勢の部品Nが移送路の下流端209から排出されるようになっている。このようなボウル121の構成も基本的には実施例1のボウル21と同様である。
【0057】
図32に示すように、起点124sからほぼ1/3周したトラック124の途中には、内周側から切り欠いてトラック124の幅を狭め部品Nの移送量を調整する切欠き1251 、1252 が設けられている。その下流側には、詳細な説明は省略するが、底面122上の部品Nの量を監視する光センサを備えたモニター126が設けられており、部品Nが欠乏すると実施例1の図8、図9に示したホッパー5の駆動部6を起動させて部品Nを補給するようになっている。
モニター126の直ぐ下流側には部品Nの早出しゲート板128が設けられている。早出しゲート板128は実施例1において説明した早出しゲート板28と同様であり、品種の切り換え時などの非定常時において、底面122の部品Nを選別することなく系外へ取り出すためのものであり、定常時には周壁123の一部を分担する。
早出しゲート板128の下流側には、3個の切欠き1253 、1254 、1255 が連続して設けられるており、切欠き1254 、1255 に対応する周壁123上には、ワイパー1291 、1292 が固定されてトラック124上のオーバーハングされており、積み重なって移送されてくる部品Nのうち最下層の部品Nのみが通過可能とされ部品Nの重なりを崩すようになっている。
【0058】
切欠き1255 の下流側において、図32における[33]−[33]線方向の断面図である図33に示すように、トラック124に断面が舟底形の角樋溝134Aが内周側から外周側へかけて円弧状に設けられている。続いて、角樋溝134Aは下流部において、図32における[34]−[34]線方向の断面図である図34に示すように、一点鎖線で示す刃物131によって角樋溝134Aの底面が内周側から45度の角度で切り下げられて断面が斜面134aと斜面134bとから成るV字形状のV字溝134Bとされている。従って、部品NはV字溝134Bの外周側の斜面134aに接して移送されるようになる。部品Nは表向きと裏向きとがほぼ半々の割合で移送されてくるが、このV字溝134Bの途中には、表向きの部品Nを裏返して裏向きとするための表面反転部141が設けられている。
【0059】
表面反転部141は、図32における[35]−[35]線方向の断面図である図35に示すように、ボウル121の周縁部にトラックブロック140が埋め込んで固定されており、トラックブロック140上には、上流側の図34に示したV字溝134Bの外周側の斜面134aに整合する傾斜角度45度の外周側の斜面144aと、傾斜角度32度の内周側の斜面144bとからなり、底部に断面が二等辺三角形の突条145を備えた広角のV字溝144が設けられている。そして部品Nは上流側に続き外周側の斜面144aに接して移送される。
【0060】
トラックブロック140上には反射光受光型光センサー142をセットするための部材143a、143bからなるセンサーサポート143が固定されており、ボウル121の内周側の上方にセットされた反射光受光型光センサー142から、V字溝144の外周側の斜面144aに傾倒して移送される部品Nの本体DN 上にスポット径1.5mmに絞った光が照射される。そして、本体DN からの反射光が戻る図示しない制御部は反射強度の大小によって部品Nが表向きか裏向きかの判定を行う。
【0061】
また、トラックブロック140内に設けられた空気穴148に外周側から圧縮空気配管の継手149が挿入螺着され、空気穴からV字溝144の外周側の斜面144aの、傾斜した部品Nの上端部が接触して通過する部分に開口する空気噴出孔147が穿設されている。
そして、反射光受光型光センサー142によって表向きと判定された部品Nについては、制御部は図示を省略した圧縮空気配管の電磁弁を瞬時的に開として上記の空気噴出孔147から空気を噴出させ、当該部品Nを内周側の面145bへ反転させて一点鎖線で示すように裏向きとする。そして、表面反転部141の下流側には一点鎖線で示すように、また、図32にも示すように、断面が舟底形とされた溝からなる合流部151が設けられており、表面反転部141の外周側の斜面144aと内周側の斜面144bを移送される裏向きの部品Nを合流させ一列として移送する。
【0062】
合流部151の下流側には、図32における[36]−[36]線方向の断面図である図36に示すように、ボウル121の周縁部の表面を切り下げて、ブロック160a、160bからなるトラックブロック160が固定されており、ブロック160aには、合流部151の舟底形の溝の底面をボウル121内から径外方へ向かって下向き傾斜15度の傾斜面とした選別トラック164と、これにほぼ直角な外周側の側壁165とが形成されている。なお、ブロック160bの上流端部は合流部151からの部品Nの移送の障害とならないように削り落とされている。そして、図32に示すように、側壁165には前述したワイパー1291 と同様なワイパー1293 が固定され、選別トラック164には内周側から切欠きボウル121の径内方へ向かって下向きの傾斜の傾斜面161が設けられて選別トラック164の幅が狭められている。
【0063】
図32に示すように、ワイパー1293 の下流側には表向き部品排除部171が設けられている。ワイパー1293 より下流側においては、トラックブロック160は、図32における[37]−[37]線方向の断面図である図37に示すように、ボウル121の周縁部上のブロック160a上にブロック160cが重ねられている。ブロック160aには上流側から続く選別トラック164と、部品Nの表面からリードTN1、TN2、TN3の上面までの寸法JN より低い側壁165とからなる移送路が形成されており、ブロック160cは移送される部品Nに対して庇となるように設けられている。すなわち、ブロック160aとブロック160cとの重ね合わせ部分には内周側の壁を持たないトンネル状の移送路が形成されており、部品Nが一列、一層で移送される。そして、移送路の途中において上側のブロック160cの庇部分を部分的に欠落させた開放部167に表向き部品排除部171が設けられている。
【0064】
表向き部品排除部171には、図37に示すように、反射光受光型光センサー172と、正規でない表向きの部品Nを排除するための空気噴出孔177とが設けられている。ボウル121の周縁部の外周面に取り付けられた固定ブロック173に反射光受光型光センサー172をセットするための支柱部174aとL字形取付け部174bとからなるセンサーサポート174が固定されており、ボウル121の外周側の上方にセットされた反射光受光型光センサー172からは、ブロック160c開放部167において選別トラック164上を移送される部品Nの本体DN 上にスポット径1.5mmに絞って光が照射される。
また、ボウル121に周縁部に設けられた空気穴178aに下面側から圧縮空気配管の継手179が挿入、螺着されており、また空気穴178aと同軸に設けられたブロック160a内の空気穴178bの上端部から表向き部品排除部171における側壁165へ向かって水平に空気噴出孔177が設けられており、部品Nの側方から空気が噴出されるようになっている。
【0065】
そして、本体DN からの反射光の強度が入力される図示しない制御部は反射強度の大小によって部品Nが表向きか裏向きかの判定を行い、表向きと判定された部品Nに対して、制御部は図示を省略した圧縮空気配管の電磁弁を瞬時的に開として、上記の空気噴出孔177から空気を噴出させ、当該部品Nをボウル121の内周側へ吹き落として排除するようになっている。なお、選別トラック164の内周側に形成されている傾斜面161は排除される部品Nを円滑にボウル121内へ戻す。
【0066】
図32に示すように、表向き部品排除部171の下流側には姿勢選別部181Aおよび181Bが設けられている。図38は図32における[38]−[38]線方向の断面図であり姿勢選別部181Aを示す。また図39は図38において〇印で示す部分の拡大図である。図38に示すように、姿勢選別部181Aにおいては、上流側の表向き部品排除部171の場合と同様、選別トラック164と側壁163を備えたブロック160aにブロック160cが重ねられており、そのブロック160cの庇部分を部分的に欠落させた開放部168において第1光センサーとしての反射光受光型光センサー182と、第2光センサーとしての投光受光型光センサー183、および正規な姿勢であると判定されない部品Nを排除するための空気噴出細管197が設けられている。以下、これらについて説明する。
【0067】
図38に示すように、ボウル121の周縁部の外周面に取り付けられた固定ブロック184に反射光受光型光センサー182をセットするための支柱部185aとL字形取付け部185bとからなるセンサーサポート185が固定されており、このセンサーサポート185に反射光受光型光センサー182が先端部のガイドチューブ182tと共に取り付けられている。そして、図38において○印で示す部分の拡大図である図39に拡大して示すように、選別トラック164上を裏向きで本体DN の側面を側壁165に接して長手方向に移送される部品Nは、一方の片側のリードTN1、TN2、または他方の片側の特定リードTN3を側壁163上に位置させてを移送されるが、上記のガイドチューブ182tは下端が可及的にリードTN1、TN2または特定リードTN3に近接する位置で光を照射し反射光を受光するようにセットされており、スポット径1.5mmφ程度の光が照射される。また、側壁163上の被照射部分は黒色材を埋め込んだスポット部166が設けられており、周壁163の上面とリードTN1、TN2、TN3との反射強度の差を大にしてリードTN1、TN2、TN3の検出が正確に行われるようにされている。
【0068】
そして、側壁165上を移送される特定リードTN3またはリードTN1、TN2のなかでの特定リードTN3の検出は、姿勢検出位置に設けられる投光受光型光センサー183によって、部品Nが姿勢検出位置に到着したことを検出し、その検出時点において、特定リードTN3が検出される部品Nは正規な姿勢にあると判定するようになっている。すなわち、図38に示すように、ボウル121の外周面の固定ブロック184の下面に固定されたは取付け部材186aに投光受光型光センサー183の投光部183aが上向きに取り付けられ、上方の支柱部185aに取り付けられた取付け部材186bに受光部183bが対向して下向きに取り付けられている。そして、ボウル121の周縁部には光路穴187a、ブロック160aには光路穴187b、187cが穿設されており、投光部183aからの光が部品Nの移送路を経て受光部183bに受光されるようにセットされている。
【0069】
すなわち、移送されてくる部品Nが投光部183aから受光部183bに至る光を遮断することによって、当該部品Nが選別部181Aの姿勢検出位置へ到着したことが検出される。そして、図38における[40]−[40]線方向の断面図である図40に部品Nと投光受光型光センサー183の光路穴の位置pと反射光受光型光センサー182の照射点rを示したが、その到着が投光受光型光センサー183によって検出された時点で、反射光受光型光センサー182によって部品Nの特定リードTN3が検出される場合に部品Nは左右が適正であると判定されるようになっている。部品Nの到着が検出された時点において、リードTN3とは突出位置が異なるリードTN1、TN2が反射光受光型光センサー182によって検出されることはない。
【0070】
更には、固定ブロック184には、圧縮空気配管の継手199を挿入、螺着するための空気穴198を設けたブロック193が固定され、空気穴198に接続された水平方向の空気噴出細管197がブロック160a、160bの合わせ目へ外周側から挿入されている。そして空気噴出細管197は図38、図39、図40も参照して、トンネル状移送路の側壁165に開口されており、表向きの部品N、長手方向を移送方向と直交させている部品Nを含め、正規な姿勢であると判定されない部品Nに向けて側方から空気を噴出させ、当該部品Nをボウル121内へ戻すようになっている。そして、排除される部品Nが滑落する選別トラック164の内周側の傾斜面161の下方のトラック124からの続き部分には、更にボウル121の径内方へ向かって下向きの傾斜面162が設けられている。
【0071】
上記の姿勢選別部181Aにおいては、裏向きで長手方向に移送されている部品Nについて左右を選別するほかに、表向きで長手方向に移送されている部品Nや、表向きまたは裏向きで長手方向を移送方向と直交させている部品Nは何れもリードTN3を側壁165上に位置させることができないので、これらの部品Nは投光受光型光センサー183によって姿勢検出位置へ到着したことが検出されても、反射光受光型光センサー182によって正規な姿勢であると判定されず、全て排除の対象となる。
姿勢選別部181Aの下流側の姿勢選別部181Bは姿勢選別部181Aと全く同様に構成されているので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0072】
姿勢選別部181Bの下流側には、裏向きの正規な姿勢の部品Nが一列、一層で移送され得るトンネル状の排出部201が接続されている。排出部201は前段のトンネル状移送路202と後段の排出路203とからなるが、前段のトンネル状移送路202は、図32における[41]−[41]線方向の断面図である図41に示すように、上流側から延長されている選別トラック164と側壁165とを備えたブロック160aとブロック160cの内周側に抑えブロック202sが設けられ、裏向きの正規な姿勢の部品Nの四周を囲って部品Nが姿勢を乱すことなく移送されるようになっている。
【0073】
また、図42は図32における[42]−[42]線方向の断面図であり、排出部201の後段の排出路203を示す。また図43は図42において○印で示す部分の拡大図である。図42に示すように、排出路203においては、上流側のブロック160aを残し、トンネル状移送路202の抑えブロック202sに替えて抑えブロック203sを設け、上流側のブロック160cに替えて、取付けブロック160dを固定すると共に、取付けブロック160dの内周側に垂直な抑えプレート204が取り付けられており、その下端は部品Nの直上まで垂下されている。
【0074】
そして図43に詳細を示すように、排出路203の上流側においては、抑えプレート204の下端面は、一点鎖線で示すように、傾斜角度15度の選別トラック164に並行とされているが、選別トラック164が下流端へ向かって漸次水平化されており、それに伴って抑えプレート204の下端面も同時に水平化され、排出路203の下流端209では、選別トラック164および抑えプレート204の下端面は水平にされている。
排出部201の下流端209には、実施例1の場合と同様に通常的には、半円形状の反転シュート110が接続されて裏向きの部品Nが表向きとされ、続いて直線振動フィーダ4が接続されて、正規の姿勢の部品Nが次工程へ供給されるが、この部分については実施例1において説明した通りである。
【0075】
実施例2の部品選別供給装置2は以上のように構成されるが、次にその作用を説明する。なお、部品選別供給装置2の主体となる振動パーツフィーダのボウル121には多数の部品Nが収容されて加振されており、各光センサーや噴出用の圧縮空気源は作動状態にあるものとする。
【0076】
上記の状態において、図32に示すボウル121の底面122上の部品Nは受ける振動によって矢印nで示す時計方向へ移送されると共に周縁部へ移動され周壁123に沿って移送され、順次、起点124sからトラック124に乗ってスパイラル状に上昇して移送される。そして部品Nはトラック124をほぼ一周する間に、その内周側を移送される部品Nは切欠き1251、1252、1253へ落下することによって排除されて移送量の調整が行われ、切欠き1254、1255によって幅が狭められたトラック124にワイパー1291、1292が取り付けられていることから、部品Nは重なりが崩され、ほぼ一列、一層となって移送される。この時点において部品Nは表向きのものと、裏向きのものとは半々の割合である。この間に、部品Nは早出しゲート板128にも接して移送されるが、定常時には、早出しゲート板128は使用されない。
【0077】
次いで部品Nはトラック124から図33に示す断面が舟底形の角樋溝134Aを移送され、続いて形成されているV字溝134Bへ移行されて、図34に示すように、その外周側の斜面134aに接して移送される。続いて、図35に示すように、V字溝134Bに接続されたトラックブロック140上の表面反転部141へ移行され、表面反転部141におけるV字溝144の外周側の斜面144aに接して移送される。そして、部品Nは表面反転部141の反射光受光型光センサー142によって本体DN の光沢がチェックされ、裏向きであると判定される部品Nは空気噴出穴147から空気が噴出されないのでそのまま通過するが、表向きであると判定される部品Nは空気噴出穴147から噴出される空気によってV字溝144の内周側の斜面144bへ反転され裏向きとされる。更には、表面反転部141の下流側の一点鎖線で示す合流部151において外周側の斜面144aの部品Nと、内周側の斜面144bの部品Nとが合流されて下流側へ移送される。
【0078】
合流部151を通過した部品Nは、図36に示すように、トラックブロック160に形成されている選別トラック164へ移行され、その外周側の側壁165sに接して移送される。そして図37に示す続いて設けられているトンネル状の移送路の選別トラック164上の表向き部品排除部171に至り、セットされている反射光受光型光センサー172によって本体DN の光沢がチェックされる。そして、裏向きであると判定される部品Nは空気噴出孔177から空気が噴出されないのでそのまま通過するが、表向きであると判定される部品Nは空気噴出穴177から噴出される空気によって吹き飛ばされ、ボウル121内へ戻される。
【0079】
表向き部品排除部171を通過した部品Nは、同じ選別トラック164上の図38、図39、図40に示す姿勢選別部181Aに至り、その姿勢がチェックされ選別される。すなわち、ブロック160cの庇部が部分的に欠落された開放部168において選別トラック164を移送される部品Nは姿勢検出位置に到着したことが投光受光型光センサー183の投光部183aから受光部183bへの光路穴187cを塞さいで光を遮断することによって検出され、その検出時点において反射光受光型光センサー182の照射によって特定リードTN3が検出される姿勢の部品Nには空気噴出孔197から空気が噴出されないので当該部品Nは姿勢選別部181Aをそのまま通過する。
【0080】
他方、到着が検出されるものの、反射光受光型光センサー182によって特定リードTN3が検出されない姿勢の部品N、すなわち、裏向きで長手方向に移送される部品Nで左右が所定通りでないもの、表向きで長手方向に移送される部品N、長手方向を移送方向に直交させている表向きおよび裏向きの部品Nは空気噴出孔197から噴出される空気によって吹き飛ばされてボウル121内へ戻される。そして、姿勢選別部181Aの下流側には姿勢選別部181Bが設けられいているが、姿勢選別部181B姿勢選別部181Aと全く同様な姿勢選別が行われ、姿勢選別の徹底化が図られる。部品選別供給装置2においても姿勢選別部181Bが本来の姿勢選別部であり、姿勢選別部181Aは表向き部品Nや長手方向を移送方向に直交させている異方向部品Nの排除部であるとも言える。
【0081】
姿勢選別部181Bを通過した部品Nは図41に示す排出部201の前段のトンネル状移送路202を一列、一層で移送されるが、周囲を囲われていることから選別後の姿勢をそのまま保持して移送される。そして、トンネル状移送路202に続いて設けられている後段の図42に示す排出路203に至るが、排出路203においても部品Nは垂下されている抑えプレート204の下端面によって上方を抑えられることにより、同様姿勢の乱れが防がれる。そして移送される選別トラック164の面と抑えプレート204の下端面とが漸次水平化されるに伴って部品Nも水平化され、排出端209からは水平な状態で排出される。
排出部201の排出端209には、実施例1の場合と同様に、半円形状の反転シュート110が接続されて裏向きの部品Nが表向きとされ、続いて直線振動フィーダ4が接続されて、正規の姿勢の部品Nが次工程へ供給されるが、この部分については実施例1において説明した通りであるので、説明は省略する。
【0082】
本発明の実施例による部品選別供給装置は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれらに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0083】
例えば実施例1においては、第1の検出手段としての光センサーとして部品Mの本体DM の側面Sの選別トラック64上の位置を検出する投光受光型光センサー82を使用したが、これは実施例2で使用した反射光受光型光センサー182によって選別トラック64上の部品MのリードTM を検出するようにしてもよく、投光受光型光センサーと反射光受光型光センサーは交換して使用することができる。また光センサーとしてはこれら以外のものを採用してもよく、例えばCCD(電荷結合素子)による撮像カメラを使用してもよい。この場合には、勿論、撮像カメラの画像に基づいて、正規な姿勢の部品Mはそのまま選別トラック64に残して下流側へ移送し、それ以外の姿勢の部品Mは排除するような信号を発生させる画像処理が必要となる。
【0084】
また実施例1においては、部品Mの本体DM の選別トラック63上の位置を投光受光型光センサー82によって検出するようにしたが、反射光受光型光センサーで検出するようにしてもよい。また実施例2においては、姿勢検出位置への部品Nの到着を投光受光型光センサー183の投光部183aと受光部183bを部品Nの上下に配置して検出するようにしたが、部品Nの側方に配置して検出するようにしてもよい。勿論、反射光受光型光センサーで検出してもよい。
【0085】
また実施例1の姿勢選別部81Aにおいては、選別トラック64をボウル21の径内方へ向かって下向き傾斜とし、側壁65を選別トラック64の内周側に設け、実施例2の姿勢選別部181Aにおいては、選別トラック164をボウル121の径内方へ向かって上向き傾斜とし、側壁165を選別トラック164の外周側に設けたが、これは部品選別供給装置の設計時に部品の移送条件などを考慮して任意に設定されるものであり、特に限定されるものではない。
また実施例1では移送路の姿勢選別部81A、81Bを含む部分は上方の開放された移送路とし、実施例2では移送路の表向き部品排除部171、姿勢選別部181A、181Bを含む部分は上方がほぼ閉じられたトンネル状の移送路としたが、これらの選択も設計時に適宜選定される。
【0086】
また実施例1においては、長手方向の左右で非対称な部品として、一方に2本のリードTN1、TN2、他方に1本のリードTN3を突出させた部品Nを例示したが非対称部品はリードTの本数によって限られず、左右で非対称にリードTを突出させているものであればよく、非対称なリードを検出の特定リードとすることによって非対称部品の左右を検出し得る。
また実施例1、実施例2においては、表向き部品排除部および姿勢選別部を部品が円周に沿って移送される振動パーツフィーダのボウルに設けたが、本発明の部品選別供給装置は部品が直線状に移送される直線振動フィーダのトラフに姿勢選別部を設けてもよく、要すればその上流側に表向き部品排除部、異方向部品排除部を設けた装置としてもよい。
【0087】
また実施例1においては、振動パーツフィーダ3のボウル21の移送路の下流端に接続して半円形状の反転シュート110を介して直線振動フィーダ4を接続し、部品Mを表向きとして次工程へ供給するようにしたが、反転シュート110の下流端から次工程へ供給してもよく、場合によっては、ボウル21の移送路の下流端から裏向きの部品Nを供給するようにしてもよい。また、実施例1においては、ボウル21内へ部品Nを補給するホッパー5を併設したが、ホッパー5は不可欠のものではない。実施例2の場合も同様である。
【0088】
【発明の効果】
本発明の部品選別供給装置は以上に説明したような形態で実施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0089】
本発明の部品選別供給装置によれば、部品の本体の表面と脚の上面との間の寸法より低い側壁に本体の一方の側面を接触させ裏向きで長手方向に移送される正規な姿勢の部品が側壁上に位置させる脚、または本体のトラック上の幅方向の位置を第1の検出手段が検出することによって、その部品は正規な姿勢であると判定するので、移送される部品を同時に左右と表裏とによって選別することができる。またこの部品選別供給装置によれば、長さと幅との差が無いような部品についても、部品を長手方向によって選別することができる。さらに本発明の部品選別供給装置によれば、第1検出手段として反射光受光型光センサーまたは投光受光型光センサーを使用しており部品の検出が比較的簡易であり低コストで行い得るので、部品選別供給装置を低コスト化させる。
【0090】
また、本発明の部品選別供給装置によれば、部品の到着を検出する第2検出手段と、その検出時点で部品の非対称となっている特定脚を検出する第1検出手段とによって、裏向きで長手方向へ移送される部品の左右を検出し得るので、非対称部品の左右を選別して効率よく供給することができる。
以上
【図面の簡単な説明】
【図1】一例の部品を示す図であり、Aは平面図、Bは側面図、Cは端面図である。
【図2】他例の部品を示す図であり、Aは平面図、Bは側面図、Cは端面図である。
【図3】Aは裏向きで長手方向に移送される部品を上方に配置した反射光受光型光センサーによって検出する姿勢選別部の一例を示す断面図、Bは同姿勢選別部において、部品Mの長手方向の向き、表裏の向きによる側壁上の反射光受光型センサーの照射点との関係を示す平面図である。
【図4】Aは裏向きで長手方向に移送される部品を投光受光型光センサーによって検出する姿勢選別部の一例を示す断面図、Bは同姿勢選別部において、部品Mの長手方向の向きと、選別トラック上の投光受光型光センサーの光路位置との関係を示す平面図である。
【図5】トラックの側壁に近接した位置において、下方の反射光受光型光センサーから光を照射して部品Nの表裏を選別する姿勢選別部の断面図であり、Aは本体の側面を側壁に接触させた裏向きの部品Nを示し、Bはリードを側壁に接触させた表向きの部品を示す。
【図6】Aは裏向きで長手方向に移送される非対称部品の姿勢検出位置への到着を投光受光型光センサーによって検出し、その検出時点における非対称部品の左右を上方に配置した反射光受光型光センサーによって検出する姿勢選別部の一例を示す断面図、Bは同姿勢選別部の平面図である。
【図7】同姿勢選別部において、部品Mの長手方向の向き、表裏の向き、および左右による投光受光型光センサーの光路位置と、側壁上の反射光受光型センサーの照射点との関係を示す平面図である。
【図8】反射光受光型センサーの照射点を部品の中央部に置くことによる部品の長手方向の向きの検出方法を示す選別トラックの平面図である。
【図9】実施例1の部品選別供給装置1の部分破断側面図である。
【図10】同平面図である。
【図11】部品選別供給装置1のボウルの平面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の断面図である。
【図13】図11における[13]−[13]線方向の断面図である。
【図14】図11における[14]−[14]線方向の断面図である。
【図15】図11における[15]−[15]線方向の断面図である。
【図16】図15において○印で示す部分の拡大図であり、Aは表面反転部の外周側の斜面を裏向きで移送される部品がそのまま通過し、Bは表向き移送される部品が内周側の斜面へ反転される状態を示す。
【図17】図11における[17]−[17]線方向の断面図である。
【図18】図11において○印で示す部分の拡大図である。
【図19】図11における[19]−[19]線方向の断面図である。
【図20】図11における[20]−[20]線方向の断面図である。
【図21】図20において○印で示す部分の拡大図である。
【図22】図11における[22]−[22]線方向の断面図である。
【図23】図22において○印で示す部分の拡大図であり、Aは表向き部品排除部を裏向きで移送される部品がそのまま通過し、Bは表向き移送される部品が排除される状態を示す。
【図24】図10における[24]−[24]線方向の断面図である。
【図25】図24において○印で示す部分の拡大図であり、Aは姿勢選別部を裏向きで移送される部品がそのまま通過し、Bは表向き移送される部品が排除される状態を示す。
【図26】図11における[26]−[26]線方向の断面図である。
【図27】図11における[27]−[27]線方向の断面図である。
【図28】図10における[28]−[28]線方向の断面図である。
【図29】図27において○印で示す部分の拡大図である。
【図30】図10における[30]−[30]線方向の断面図である。
【図31】図29において○印で示す部分の拡大図である。
【図32】実施例2の部品選別供給装置2のボウルの平面図である。
【図33】図32における[33]−[33]線方向の断面図である。
【図34】図32における[34]−[34]線方向の断面図である。
【図35】図32における[35]−[35]線方向の断面図である。
【図36】図32における[36]−[36]線方向の断面図である。
【図37】図32における[37]−[37]線方向の断面図である。
【図38】図32における[38]−[38]線方向の断面図である。
【図39】図38において○印で示す部分の拡大図である。
【図40】図38における[40]−[40]線方向の断面図である。
【図41】図32における[41]−[41]線方向の断面図である。
【図42】図32における[42]−[42]線方向の断面図である。
【図43】図42において○印で示す部分の拡大図である。
【図44】従来例の姿勢選別部の断面図である。
【符号の説明】
1 実施例1の部品選別供給装置
2 実施例2の部品選別供給装置
21 ボウル
24 トラック
41 表面反転部
42 反射光受光型センサー
42t ガイドチューブ
43 光路穴
44 V字溝
45 突条
54 丸樋状トラック
63 周壁
64 選別トラック
65 側壁
67 空気噴出孔
68 還流溝
71A 表向き部品排除部
71B 表向き部品排除部
72 反射光受光型センサー
72t ガイドチューブ
77 空気噴出細管
81A 姿勢選別部
81B 姿勢選別部
82 投光受光型光センサー
86a 光路穴
86b 光路穴
87 空気噴出孔
101 排出部
109 排出端
110 反転シュート
121 ボウル
134A 角樋溝
134B V字溝
141 表面反転部
142 反射光受光型センサー
142t ガイドチューブ
144 V字溝
145 突条
147 空気噴出孔
154 丸樋状トラック
163 周壁
164 選別トラック
165 側壁
171 表向き部品排除部
172 反射光受光型センサー
177 空気噴出孔
181 姿勢選別部
182 反射光受光型センサー
182t ガイドチューブ
183 投光受光型光センサー
187a 光路穴
187b 光路穴
187c 光路穴

Claims (6)

  1. 本体の両側方へ突出された先端部が本体の裏面と同程度、または前記本体が裏向きの場合に裏面より高い高さレベルにある複数本の脚を備えた部品について、移送路の途中でその姿勢を選別し、所定の正規な姿勢にある部品を前記移送路の下流端から供給する部品選別供給装置において、
    前記部品の片側の脚または本体の幅方向の位置を検出する第一の検出手段と、
    前記正規な姿勢と判定されない場合に排除を行う排除手段
    を具備し、
    前記移送路は、部品本体の表面と脚の上面との間の寸法より低い側壁を有し、
    前記第一の検出手段は、前記部品がその脚を前記側壁に接触させて移送されるとき及び前記脚を前記側壁の直上方に位置させることで前記本体の前記両側方の一方の側面を前記側壁に接触させて前記部品が移送されるときのうちの少なくとも一方のときに検出することを特徴とする部品選別供給装置。
  2. 請求項1に記載の部品選別供給装置であって、
    前記第一の検出手段は部品を挟んで配置された投光部と受光部とで構成された光センサーからなることを特徴とする部品選別供給装置。
  3. 請求項1に記載の部品選別供給装置であって、
    前記部品が複数本の脚を長手方向の両側方へ非対称に突出させている非対称の部品であって、姿勢検出位置には非対称部品が到着したことを検出する第2の検出手段が設けられており、
    非対称部品の到着を前記第2の検出手段が検出し、その検出時点において、前記第1の検出手段によって該非対称部品の非対称である特定脚が検出された場合に、当該非対称部品は正規な姿勢と判定され、前記排除手段で排除されず、正規な姿勢であると判断されない非対称部品は前記排除手段で排除されることを特徴とする部品選別供給装置。
  4. 請求項3に記載の部品選別供給装置であって、
    前記排除手段が前記第1の検出手段および前記第2の検出手段より若干下流側に設けられており、当該非対称部品が下流側に若干移送され、前記第2の検出手段による検出が解消された直後に、排除手段によって排除されることを特徴とする部品選別供給装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の部品選別供給装置であって、
    前記第1の検出手段は、反射光受光型光センサーであり、その先端部に接続された細管で、部品の脚に近接された位置で部品の脚を照射し、反射光を受光することを特徴とする部品選別供給装置。
  6. 請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の部品選別供給装置であって、
    前記第一の検出手段は部品を挟んで配置された投光部と受光部とからなる光センサーであり、前記投光部から前記受光部に至る光を遮断することによって、部品の本体を検出する投光受光型光センサーであるか、またはスポット径の小さい光を照射し、比較的強度の大きい反射光を受光して部品の脚を検出する反射光受光型光センサーであることを特徴とする部品選別供給装置。
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