JP2001335140A - 部品選別供給装置 - Google Patents

部品選別供給装置

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JP2001335140A
JP2001335140A JP2000153701A JP2000153701A JP2001335140A JP 2001335140 A JP2001335140 A JP 2001335140A JP 2000153701 A JP2000153701 A JP 2000153701A JP 2000153701 A JP2000153701 A JP 2000153701A JP 2001335140 A JP2001335140 A JP 2001335140A
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慎二 中島
Kuniaki Mukai
邦暁 迎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手方向の両側に複数の脚を突出させている
平板状の部品を、移送中にその長手方向、表裏、更には
左右によって選別し、正規な姿勢にある部品のみを次工
程へ供給し得る部品選別供給装置を提供すること。 【解決手段】 選別トラック164と、部品Nの本体D
N の表面とリードTN の上面との間の寸法より低い側壁
165とからなる移送路において、裏向きで本体DN
側面を側壁165に接触させ、リードTN を側壁165
上に位置させて選別トラック164上を長手方向に移送
される部品Nが姿勢検出位置に到着したことを投光受光
型光センサー183が検出し、その検出時点における側
壁165上の非対称の特定リードTN ’を反射光受光型
光センサー182が検出する場合に、当該部品Nは裏向
きで左右も適正である正規な姿勢の部品Nであるとして
排除せず、それ以外の姿勢の部品Nは排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両側方に複数本の脚
を有する平板状の部品の選別供給装置に関するものであ
り、更に詳しくは、移送中の部品について、その表裏、
長手方向、更には左右について選別し、正規な姿勢の部
品のみを次工程へ供給することのできる部品選別供給装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は選別供給される部品の一例である
ホール素子M(以降、部品Mと称する)を示し、図1の
Aは平面図、図1のBは側面図であり、図1のCは長手
方向の端面図である。部品Mは幅WM =2.4mm、長
さLM =2.95mm、厚さH M =0.75mmの合成
樹脂製の本体DM の底面の両側方へ、それぞれ金属製の
3本のリードTM が対称的かつ等間隔に設けられたもの
である。なお、リードT M は幅wN =0.3mmであ
り、本体DM の底面から側方へ突出して設けられてお
り、リードTM の本体DM からの側方への突出長さSM
=0.2mmとされている。また、リードTM の厚さは
0.15mmであり、部品Mの本体DM の表面からリー
ドTM の上面までの寸法JM =0.6mmとなってい
る。部品Mは長手方向へ移送されるが、リードTM が対
称に設けられているので、左右の区別はない。すなわ
ち、部品Mは図1のA、Bに示す姿勢で矢印の方向へ移
送し供給することの要請がある。以降、図1の姿勢にお
いて、本体DM の上側の面を表面、下側の面を裏面とす
る。なお、リードTM は銀色の金属光沢を示し、本体D
N は一般的には黒色であるが、本体DM の表面と裏面と
では光沢が異なっており表裏が判別され得る。
【0003】また、図2は他例のホール素子N(以降、
部品Nと称する)を示し、図2のAは平面図、図2のB
は側面図、図2のCは長手方向の端面図である。部品N
は幅WN =3.0mm、長さLN =3.6mm、厚さH
N =1.2mmの合成樹脂製の本体DN の片側に金属製
の2本のリードTN1、リードTN2、他の片側に1本のリ
ードTN3が本体DN の肩部から引き出され下方へ折り曲
げられている。なお、、リードTN1、TN2は幅wM1=w
M2=0.4mm、リードTN3は幅wM3=0.6mmとさ
れ、図2のCに示すように、リードTN1、TN2、TN3
共に本体DN からの突出長さSN =0.7mmのうち長
さ0.45mmの平坦な折曲げ先端部Fを有している。
また、リードTN1、TN2、TN3の厚さは0.15mmで
あり、部品Nの表面からリードTの上面までの寸法JN
=1.05mmとなっている。そして、部品Nは図2の
A、Bに示す姿勢で矢印の方向へ移送し供給することの
要請がある。すなわち、移送方向を向いて左側にリード
N3、右側に2本のリードTN1、TN2を位置させて供給
する必要がある。
【0004】従来は、このような部品M、Nを選別する
一つの方法として、図44に示すように振動パーツフィ
ーダのボウル321の周縁部にアタッチメント322を
取り付け、そのアタッチメント322の選別トラック3
24に設けた上下の狭い間隙325に表裏を逆の姿勢に
した例えば部品Mの片側のリードTM を挟んで移送する
ことにより、間隔325にリードTM が挟持されない部
品M、すなわち長手方向を移送方向に向けていない部品
Mを下方へ落下させて選別し排除するような手段が取ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような選
別手段では、リードTM の突出長さが1mm以下のよう
に短い場合、移送中の部品MのリードTM をアタッチメ
ント322の挟持間隔325に高い確率で保持させるこ
と自体に困難があり、選別効率が低い言う問題がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、長手方向の両側方
に複数本の脚を突出させた平板状の部品を移送中に、そ
の表裏、長手方向、更には左右によって選別して、正規
な姿勢にある部品のみを次工程へ供給しうる部品選別供
給装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1又
は請求項2の構成によって解決されるが、その解決手段
を説明すれば、本体の両側方へ突出され先端部が本体の
裏面と同程度の高さレベルにある複数本の脚を備えた部
品について、その姿勢を移送路の途中で選別し、所定の
正規な姿勢にある部品を移送路の下流端から供給する部
品選別供給装置において、部品が片側の脚または本体の
トラック上の幅方向の位置を検出する第1の検出手段
と、これによって正規な姿勢であると判定される部品に
は排除手段は駆動されず、正規な姿勢であると判定され
ない部品には排除手段を駆動させる装置である。このよ
うな部品選別供給装置は、第1検出手段が部品の脚また
は本体のトラック上の幅方向の位置を検出し、移送され
てくる部品の中で正規な姿勢の部品のみをそのまま通過
させるので、移送中の部品を左右と表裏とによって選別
することを可能ならしめる。
【0007】請求項1に従属する請求項3の部品選別供
給装置は、第1検出手段としての光センサーが部品を挟
んで配置された投光部と受光部とからなり、投光部から
受光部に至る光を遮断されることによって部品の本体を
検出する投光受光型光センサーである。このような部品
選別供給装置は、使用される光センサーが比較的廉価で
あり、部品選別供給装置は低コストで製作される。
【0008】請求項1に従属する請求項4の部品選別供
給装置は、部品が複数本の脚を両側方へ非対称に突出さ
せている非対称の部品であって、姿勢選別部には姿勢検
出位置に非対称部品が到着したことを検出する第2の検
出手段が設けられており、非対称部品の到着を第2検出
手段が検出し、その検出時点において、裏向きで非対称
の特定脚を第1検出手段が検出する場合に、当該非対称
部品は正規な姿勢であると判定されて排除手段は作動せ
ず、正規な姿勢であると判定されない非対称部品には排
除手段作動する装置である。このような部品選別供給装
置は、第1検出手段と第2検出手段とによって裏向きで
非対称部品の左右を検出するので、移送中の部品を表裏
と左右とによって選別することができる。
【0009】請求項4に従属する請求項5の部品選別供
給装置は、第1検出手段が非対称部品の側壁上の特定脚
を検出する反射光受光型光センサーであり、第2検出手
段が非対称部品の到着を検出、かつ部品排除手段が第1
検出手段および第2検出手段より若干下流側に設けられ
ており、第1検出手段と第2検出手段とによって正規な
姿勢であると判定されない非対称部品に対して、当該非
対称部品が下流側へ若干移送され第2検出手段の光の遮
断が解消された直後に、排除空気が噴出される装置であ
る。このような部品選別供給装置は、第1検出手段およ
び第2検出手段によって非対称部品の側壁上の特定脚を
検出することができるので、非対称部品の左右の検出が
正確に行われ、かつ正規な姿勢であると判定されない非
対称部品が排除手段で排除されるされる時に第1検出手
段に衝突するようなトラブルを回避し得る。
【0010】請求項6の部品選別供給装置は、反射光受
光型光センサーが、その先端部に接続された細管によっ
て部品の脚に近接した位置で光を照射し、その反射光を
受光する装置である。このような部品選別供給装置は、
第1検出手段としての光センサーの光が脚に近接した位
置で照射され、その反射光を受光することにより、部品
の脚を高い精度で検出する。請求項7の部品選別供給装
置は、反射光受光型光センサーによる前記側壁の上面の
被照射部分が反射強度の小さい材料によって形成されて
いる装置である。このような部品選別供給装置は、部品
の脚と側壁の上面との反射強度の差を大にし、部品の脚
を高い精度で検出する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の部品選別供給装置は、上
述したように、本体の長手方向の両側方へ突出され先端
部が本体の裏面と同程度の高さレベルにある複数本の脚
を備えた部品について、移送路の途中で選別し、所定の
正規の姿勢にある部品を移送路の下流端から供給する部
品選別供給装置において、部品を一列、一層で移送する
トラックおよび部品の本体の表面と脚の上面との間の寸
法より低い側壁からなる移送路と、トラックを裏向きで
本体の一方の側面を側壁に接触させて長手方向に移送さ
れる正規の姿勢の部品が、側壁上に位置させる片側の脚
または本体のトラック上の幅方向の位置を検出する第1
の検出手段としての光センサーと、この光センサーによ
って正規な姿勢であると判定される部品には排除空気を
噴出せず、正規な姿勢であると判定されない部品には排
除空気を噴出する空気噴出手段とからなる姿勢選別部が
もうけられているものである。
【0012】移送中における部品の長手方向の向きの選
別は、部品の長さと幅の差が大きい場合には、移送する
トラックの幅を制限し、長手方向に移送される部品のみ
を通過させるなど、長さと幅との寸法差を利用し機械的
に選別し得るが、図1、図2に示す長さLと幅Wの差が
小さい部品M、部品Nのような場合には、精度の高い機
械的な選別は困難である。また、更には部品を表裏によ
って選別することが要求される場合がある。このような
部品Mの長手方向と表裏による選別は、図3のAに示す
ように、部品Mを一列、一層で移送するトラックAおよ
び部品Mの本体Dの表面とリードTの上面との間の寸法
Jより低い側壁Bとからなる移送路と、裏向きで長手方
向を移送方向に向け、本体Dの一方の側面を側壁Bに接
して移送される部品Mが側壁B上に位置させる片側のリ
ードTを検出する反射光受光型光センサーRと、その反
射光受光型光センサーRによってリードTが検出される
姿勢の部品Mには空気の噴出が停止され、それ以外の姿
勢の部品Mは噴出空気によって吹き飛ばして排除する空
気噴出手段Hとからなる姿勢選別部Xが含まれる。すな
わち、裏向きで長手方向を移送方向に向けている部品M
はリードTを側壁B上に位置させて移送されるからであ
る。
【0013】図3のBはこのような選別を行う場合にお
ける部品Mの長手方向の向きと表裏による側壁Bとリー
ドTおよび反射光受光型光センサーRの照射点rの位置
関係を示す図であり、からまでの姿勢の部品Mのう
ち、の部品MのみリードTが検出され、裏向きで長手
方向に移送されている部品Mであると判定される。この
方法によれば、長手方向と表裏とが同時に選別されるこ
とになる。なお、反射光受光型光センサーとは被検出体
の面に光を照射し、受ける反射光の強度によって被検出
体の種類を判定する光センサーである。
【0014】また、図3のAと同様な図4のAに示すよ
うに、本体Dの一方の側面を側壁Bに接触させてトラッ
クAを移送される部品Mの本体DのトラックA上の幅方
向の位置を検出する投光受光型光センサーPを備えた姿
勢選別部Yによっても、部品Mを長手方向と表裏によっ
て選別することができる。すなわち、トラックAの所定
の位置に投光受光型光センサーPの投光部Paから受光
部Pbに至る光の光路穴pを設けておくことにより、リ
ードTを側壁B上に位置させない表向きの部品Mは本体
Dが光路穴pを塞ぐからである。図4のBはこのような
選別を行う場合における部品Mの長手方向の向きと表裏
による側壁Bと部品Mの本体Dおよび投光受光型光セン
サーPの光路pとの位置関係を示す図であり、から
までの姿勢の部品Mのうち、の部品Mは光路穴pを塞
がず、裏向きで長手方向に移送される部品Mであると判
定される。
【0015】図4のAでは投光受光型光センサーPによ
って部品Mの本体DのトラックA上の幅方向の位置を検
出したが、本体DのトラックA上の幅方向の位置の検出
はトラックAの下方から照射する反射光受光型光センサ
ーRによっても可能である。例えば図5に示すように、
下方の反射光受光型光センサーRからトラックAの側壁
Bに近接した位置を照射するようにした姿勢選別部Y’
によっても検出が可能である。図5のAに示すように、
裏向きで長手方向に移送される部品Mは本体Dの側面を
側壁Bに接触させて移送され、リードTが検出されない
が、図5のBに示すように、表向きで長手方向に移送さ
れる部品MはリードTを側壁Bに接触させ本体Dが側壁
Bから離隔した位置を移送され、検出されるリードTか
ら本体DのトラックA上の幅方向の位置が間接的に検出
される。
【0016】更には、長手方向へ向かって左右が非対称
である部品Nについては、その本体Dから突出するリー
ドTの中の非対称となっている特定リードT’に着目し
て左右を選別することができる。すなわち、その選別
は、図6のAに示すように、部品Nを一列、一層で移送
するトラックAおよび部品Nの本体Dの表面とリードT
の上面との間の寸法Jより低い側壁Bとからなる図3の
Aに示したものと同様な移送路と、移送されてくる部品
Nが姿勢検出位置へ到着したことを検出する投光受光型
光センサーPと、その検出時点において裏向きで長手方
向を移送方向に向け、本体DのリードT’が突出されて
いる方の側面を側壁Bに接して移送される部品Nが側壁
B上に位置させるリードT’を検出する反射光受光型光
センサーRと、投光受光型光センサーQおよび反射光受
光型光センサーPによって部品NのリードT’が検出さ
れる姿勢の部品Nには空気の噴出が停止され、それ以外
の姿勢で到着する部品Nには空気を噴出させて排除する
空気噴出手段Hとからなる姿勢選別部Zによって行われ
る。そして、図6のBは図6のAに対応するトラックA
に平行な平面図であり、部品N、リードT’、投光受光
型光センサーPの光路穴p、反射光受光型光センサーR
の照射点rの位置を示す。
【0017】図7は上記のような選別を行う場合の、部
品Mの長手方向の向きと表裏と左右とによる、側壁Bと
部品NのリードT’、投光受光型光センサーPの光路穴
p、反射光受光型光センサーRの照射点rの位置関係を
示す図であり、からまでの姿勢の部品Mのうち、
の部品Mのみが裏向きでかつ左右が適正で長手方向に移
送されている部品Nであると判定される。この方法によ
れば、部品Nを長手方向と表裏と左右とによって同時に
選別し得ることになる。
【0018】上述した部品M、Nについての、長手方向
と表裏による部品の姿勢選別、または長手方向と表裏と
左右による部品の姿勢選別は何れも裏向きで、かつ長手
方向を移送方向に向けている部品M、Nについて行われ
るものであるから、これらの姿勢選別部の上流側に、表
向きの部品M、Nをあらかじめ排除する機構や、長手方
向を移送方向と直交させている部品M、Nをあらかじめ
排除する機構を設けておくことが望ましい。また、表向
き部品排除部おける表向き部品M、Nの選別排除が長手
方向を移送部向に向けた部品M、Nについて行われるも
のである場合には、表向き部品排除部の上流側のトラッ
クに部品M、Nの幅より若干大きい幅の丸樋状の溝、な
いしは断面が舟底型の角樋状の溝を設けて、部品M、N
の長手方向を可及的に移送方向へ向けるようにすること
が望ましい。
【0019】なお、上記の反射光受光型光センサーRか
らの光が照射される側壁B上の照射点rは、リードTの
検出が容易かつ正確に行われるように、反射強度が小さ
い材料を埋め込み、リードTとの反射強度に差を大にす
ることが望ましい。また、リードTのような細幅のもの
を検出対象とするので、反射光受光型光センサーRから
の照射および反射光の受光は可及的にリードTに近接し
た位置から行うことが望ましく、そのためには、反射光
受光型光センサーRの先端部に接続された細管によって
光を導くことが望ましい。
【0020】部品M、Nの長手方向および表裏の選別
は、上記以外に、図8に示すように、移送される部品
M、Nの中央部を照射する反射光受光型光センサーRを
設け、長手方向に移送される部品MはリードTが検出さ
れず、長手方向を移送方向に直交させて移送される部品
MはリードTが検出されることを利用して部品を長手方
向の向きによって選別することができる。そのほか、部
品M、Nの本体Dの表面と裏面とで光沢が異なる場合に
は、反射光受光型光センサーRによる両面からの反射強
度の違いを利用して、部品M、Nを表裏によって選別す
ることができる。本発明の部品選別供給装置はこれらの
方法による長手方向や表裏の選別を適宜併用することを
妨げるものではない。
【0021】
【実施例】次に、本発明の部品選別供給装置を実施例に
よって図面を参照し具体的に説明する。
【0022】(実施例1)実施例1においては、長手方
向に向かって左右が対称である部品Mを選別し供給する
部品選別供給装置1について説明する。図9は部品選別
供給装置1の全体の側面図である。また図10は対応す
る平面図であり構成要素は簡略化して示されている。す
なわち、部品選別供給装置1は、部品Mを収容し選別し
て排出するボウル21と、これに捩り振動を与える駆動
部11とからなる振動パーツフィーダ3に対して、ボウ
ル21の排出部101の下流端109に接続された半円
形状の反転シュート110を介して、直線振動フィーダ
4のトラフ221が接続されたものであり、トラフ22
1は駆動部211によって直線振動を与えられ、その下
流端226から部品Mを次工程へ供給する。
【0023】振動パーツフィーダ3は、上述したよう
に、部品Mを収容し選別するボウル21と、これに捩り
振動を与える駆動部11とからなっており、駆動部11
においては、ボウル21と一体的な取付け板12の下面
に可動コア12cがエポキシ樹脂13と共に固定されて
いる。そして取付け板12は等角度間隔に配置した傾斜
板バネ14によって下方の固定ブロック15と連結され
ている。また、固定ブロック15内には上記の可動コア
12cに対向する電磁石16とそのコイル16cがエポ
キシ樹脂17と共に埋め込まれている。そして駆動部1
1は防振ゴム18を介して架台19に取り付けられてお
り、架台19は共通基盤9に固定されている。そして、
コイル16cに交流が通電されることにより、ボウル2
1に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。
【0024】また直線振動フィーダ4は、部品Mを移送
するトラフ221と、これに直線振動を与える駆動部2
11とからなっている。駆動部211においては、トラ
フ221の底板222に固定された可動ブロック212
a、212bが前後一対の傾斜板バネ214によって固
定ブロック215に連結されており、固定ブロック21
5にはコイル216cを巻装した電磁石216が可動ブ
ロック212から垂下されている可動コア212cと僅
かな間隙をあけ対向して固定されている。固定ブロック
215は前後一対の防振板バネ217によって架台21
8に取り付けられ、架台218は共通基盤9に固定され
ている据付板219上に設置されている。そして、コイ
ル216cに交流が通電されることにより、トラフ22
1に矢印hで示す方向の直線振動が与えられ、トラフ2
21内の部品Mは矢印jで示す方向へ移送される。その
ほか、ボウル21の上方には部品Mをストックし、直線
振動フィーダ4の駆動部211と同様な駆動部6よって
駆動されてボウル21へ部品Mを補給するホッパー5が
設けられている。以下、本発明の主要部を構成する振動
パーツフィーダ3のボウル21内における部品Mの選別
供給について詳しく説明する。
【0025】図11は部品選別供給装置1のボウル21
の平面図である。ボウル21が加振されることにより、
底面22に収容される部品Mは矢印mで示す反時計方向
へ移送される。そしてボウル21には底面22の周縁部
に起点24sを有する部品Mの移送路としてのトラック
24がボウル21の周壁23に沿いスパイラル状に上昇
して設けられている。トラック24はボウル21の径の
外方へ向かって下向きの傾斜角度10度に形成されてお
り、部品Mは周壁23の内面に接するように移送され
る。そして、ボウル21内で移送される途中において姿
勢選別されて、裏向きで正規な姿勢の部品Mが排出部1
01の下流端109から排出されるようになっている。
【0026】図11に示すように、トラック24の最初
の周回には、トラック24を内周側から切り欠いてトラ
ック24の幅を狭め、部品Mの移送量を調整する眉状の
切欠き25が設けられており、その直ぐ下流側には、円
弧状の切欠き261 と、周壁23側からトラック24の
幅の中央線に沿って切り込まれ下流側へ向かい切り込み
深さを漸次に浅く狭くした細溝271 との組み合わせが
設けられている。切欠き261 と細溝271 は周壁23
に沿って移送される部品Mを可及的に一列化させ、かつ
長手方向を移送方向に向けさせる。そして下流側には同
様な切欠き26 2 と細溝262 、および切欠き263
細溝273 との組み合わせが設けられている。
【0027】トラック24がほぼ一周したボウル21の
周壁23には、部品Mの早出しゲート板28が設けられ
ている。図11における[12]−[12]線方向の断
面図である図12も参照して、早出しゲート板28はボ
ウル21の周縁部に固定した取付け部材29に裏面側か
らのボルト28bで取り付けられている。早出しゲート
板28の下端は定常時にはトラック24に接しており、
周壁23の一部を分担している。そして、部品の品種の
切り換え時などの非定常時には、ボルト28bを緩めて
早出しゲート板28が上昇され、部品Mはトラック24
から早出しゲート板28の下をくぐって排出路30から
系外へ排出される。なお、この部分のトラック24には
切欠き264 が設けられている。
【0028】早出しゲート板28の下流側は、図11に
おける[13]−[13]線方向の断面図である図13
に示すように、ボウル21の周縁部に形成された鉛直な
周壁23、およびボウル21内から径外方へ向かって下
向き傾斜のトラック24が形成されている。更には、図
12においてトラック24および周壁23が二点鎖線で
示すカッター31によってトラック24の内周側から切
り下げられ、切り下げの深さを漸次大にして、図11の
[14]−[14]線方向の断面図である図14に示す
ように、断面がV字形状で外周側の斜面34aと内周側
の斜面34bを有するV字溝34が形成されている。従
って、図13においてトラック24を移送される部品M
は図14においてはV字溝34の外周側の斜面34aに
接して移送される。
【0029】そして、V字溝34の下流端には表向きの
部品Mを裏向きとする表面反転部41が配置されてい
る。表面反転部41は、図11における[15]−[1
5]線方向の断面図である図15に示すように、ボウル
21の周縁部に固定されたトラックブロック40に上流
側のV字溝34とほぼ整合して外周側の斜面44aと内
周側の斜面44bを有するV字溝44が設けられてい
る。そして、ボウル21の周縁部の下面の取付け部材4
3には反射光受光型光センサー42が取り付けられてい
るが、反射光受光型光センサー42の先端部には、検出
すべき対象に対して可及的に近接した位置から光を照射
するべく、ガイドチューブ42tが接続されており、ガ
イドチューブ42tはボウル21の周縁部およびトラッ
クブロック40に穿設された光路穴46a、46b内に
挿入され、その先端はV字溝44の外周側の斜面44a
の下端部に達しており、外周側の斜面44aに傾倒して
移送される部品Mの表裏を光沢の差によって検出する。
【0030】また、トラックブロック40内に設けられ
た空気穴48に外周側から圧縮空気配管の継手49が挿
入螺着されており、空気穴48の先端部からV字溝44
の外周側の斜面44a上の部品Mの肩口に相当する位置
に開口する空気噴出孔47が設けられている。そして、
反射光受光型光センサー42によって表向きと判定され
た部品Mに対しては、図示を省略した圧縮空気配管の電
磁弁を瞬時的に開として上記の空気噴出孔47から空気
を噴出させ、当該部品Mを内周側の斜面44bへ反転さ
せて裏向きとするようになっている。
【0031】図16は図15において〇印で示す部分の
拡大図である。V字溝44は上流側のV字溝34の外周
側の斜面34aに整合させて外周側の斜面44aが設け
られ、内周側の斜面44bは上流側のV字溝34の内周
側の斜面34bに整合する部分を隅から部品Mの表面と
リードTM の上面との間の寸法JM と同等の0.6mm
幅だけ残し、それより上方は0.6mm下げた位置から
やや開いた角度で設けられている。そのことにより、V
字溝44の底部には断面がほぼ二等辺三角形の突条45
が形成されている。
【0032】従って、図16のAに示すように、表面反
転部41のV字溝44の外周側の斜面44aを裏向きで
長手方向に移送されてくる部品Mは、本体DM の側面を
突条45に接し、リードTM を突条45に乗せて移送さ
れる。従って、反射光受光型光センサー42は斜面44
a上にリードTM を検出することができず、空気噴出孔
47から空気が噴出されないので、部品Mはそのまま表
面反転部41を通過する。他方、表向きで長手方向に移
送されてくる一点鎖線の部品Mは、図16のBに示すよ
うに、リードTM の先端を突条45に接して移送され
る。従って、反射光受光型光センサー42はリードTM
からの強度の大きい反射光を受光するので当該部品Mは
表向きであると判定され、空気噴出孔47から空気が噴
出されて矢印で示すように内周側の斜面44bへ反転さ
れ裏向きとなる。
【0033】表面反転部41のV字溝44の下流側に
は、図11に示すように、ボウル21の周縁部に円弧状
に形成された丸樋状トラック54Aが接続されている。
図11における[17]−[17]線方向の断面図であ
る図17、および図17の〇印で示す部分の拡大図であ
る図18に示すように、V字溝44から僅かにレベルを
下げて丸樋状トラック54Aが接続されており、上流側
の表面反転部41の外周側の斜面44aと内周側の斜面
44bをそれぞれ裏向きとなって移送されてくる部品M
を合流させる。丸樋状トラック54Aは部品Mをその底
部に集めて可及的に長手方向が移送方向となるように部
品Mの向きを整え、かつ一列化させるためのものであ
る。
【0034】そして、図11に示すように、丸樋状トラ
ック54Aの下流端には丸樋状トラック54Bが斜めに
交差して接続されており、丸樋状トラック54Aを移送
されてくる部品Mは丸樋状トラック54Bの一方の側壁
面から傾斜した角度で移行され、他方の側壁面によって
ガイドされて向きを変え移送されるが、このような移行
も部品Mの整列と一列化を促進する。図19は図11に
おける[19]−[19]線方向の断面図であり、前述
の切欠き25によって幅の狭められたトラック24と共
に、丸樋状トラック54Bが示されている。
【0035】図11に示すように、丸樋状トラック54
Bの下流側には表向き部品排除部71A、71B、およ
び本発明の要部である姿勢選別部81A、81Bが設け
られているが、以下、これらについて説明する。図1
1、および図11における[20]−[20]線方向の
断面図である図20を参照し、丸樋状トラック54Bの
下流端において、ボウル21の周縁部の上面を切り下げ
てトラックブロック60が設置されており、そのトラッ
クブロック60上に、選別トラック64と内周側の側壁
65とが設けられており、トラックブロック60の内周
側となるボウル21の周縁部には選別時に排除される部
品Mをボウル21内へ戻すための還流溝68が形成され
ている。
【0036】また、図21は図20において〇印で示す
部分の拡大図であり、上流側の丸樋状トラック54B
と、これより僅かにレベルを下げて接続される選別トラ
ック64および側壁65sとの位置関係を示す。また、
図11に示すように、選別トラック64の外周側は上流
側の丸樋状トラック54Bからの部品Mの移送を妨げな
いように切削して傾斜面62とされているが、図21に
示すように、直ぐの下流側において二点鎖線で示すよう
に鉛直な周壁63とされている。そして、選別トラック
64はボウル21内から径外方へ向かって上向き25度
の傾斜面とされており、長手方向に移送される裏向きの
部品Mは側壁65sにリードTM を接して選別トラック
64を移送される。
【0037】図11に示すように、選別トラック64の
途中に表向き部品排除部71Aと表向き部品排除部71
Bとが直列に配置されている。図22は図11における
[22]−[22]線方向の断面図であり、表向き部品
排除部71Aの断面を示す。また、図23は図22にお
いて〇印で示す部分の拡大図である。図22に示すよう
に、ボウル21の周縁部上に固定されたトラックブロッ
ク60には上流側に続いて傾斜角度25度の選別トラッ
ク64と、周壁63、および選別トラック64に直角
で、高さが部品Mの表面からリードTM の上面までの寸
法JM より低い側壁65が設けられている。
【0038】また、ボウル21の周縁部の下面に固定さ
れた取付けブロック73に反射光受光型光センサー72
が取り付けられており、その先端部のガイドチューブ7
2tの先端はボウル21の周縁部とトラックブロック6
0に穿設された挿入穴66a、66bを経て、選別トラ
ック64の側壁65に接する下端部に達している。すな
わち、検出すべき対象へ可及的に近接した位置から光が
照射され反射光を受光するようになっている。また、ト
ラックブロック60に設けられた空気穴68には外周側
から圧縮空気配管の継手69が挿入螺着されており、空
気穴68の先端部から選別トラック64に開口する空気
噴出孔67が設けられており、その開口位置は選別トラ
ック64を移送される部品Mの肩口に対応する。
【0039】そして、図23のAに示すように、表向き
部品排除部71Aにおいては、裏向きで長手方向に移送
される部品Mは、リードTM を低い側壁65の直上方に
位置させ、本体DM の一方の側面を側壁65に接触させ
て移送されるので、反射光受光型光センサー72は部品
Mが存在せず反射光のない状態と、本体DM が通過する
時の本体DM からの反射光を受光する状態とが繰返され
リードTM による反射光は受光しない。これに対して、
図23のBに示すように、表向きで長手方向に移送され
る部品Mは、リードTM を側壁65に接触させて移送さ
れるので、反射光受光型光センサー72は通過するリー
ドTM による強度の大きい反射光を受光する。すなわ
ち、強度の小さい反射光が受光される場合や反射光が受
光されない場合には空気噴出孔67からは空気を噴出さ
せず、強度の大きい反射光が受光される場合のみ、図2
3のBに示すように、空気噴出孔67から空気を噴出さ
せることにより、表向きの部品Mを吹き飛ばして排除す
るようになっている。部品Mが存在しない無反射光の時
には空気を噴出させても、またさせなくてもよい。表向
き部品排除部71Aの下流側に配置されている表向き部
品排除部71Bはダブルチェックのために設けられてい
るものであり、表向き部品排除部71Aと全く同様に構
成されているので、同一の構成要素には同一の符号を付
してその説明は省略する。
【0040】図11に示すように、表向き部品排除部7
1Bの下流側には姿勢選別部81A、81Bが直列に配
置されている。図24は図11における[24]−[2
4]線方向の断面図であり、姿勢選別部81Aの断面を
示す。また図25は図24において〇印で示す部分の拡
大図である。図24に示すように、ボウル21の周縁部
上に固定されたトラックブロック60には、上流側に続
いて選別トラック64と、周壁63、側壁65が設けら
れている。そして、ボウル21の周縁部の下面に固定さ
れた取付けブロック83に投光受光型光センサー82の
投光部82aが取り付けられ、図11も参照して、トラ
ックブロック60の上面に固定されたコ字形状の取付け
部材84には受光部82bが取り付けられている。そし
て、図24に示すように、投光部82aと受光部82b
の中心を結ぶ線は選別トラック64の面に対して80度
の角度に傾斜して設けられており、その間における光路
として、ボウル21の周縁部には外周側から切り欠いた
空所85が設けられ、トラックブロック60には直径3
mmφの光路穴86aと、その先端に直径1.2mmφ
の光路穴86bが設けられている。
【0041】また、取付けブロック83に設けられた空
気穴78へは圧縮空気配管の継手79が挿入螺着され、
空気穴78に接続された空気噴出細管77の先端は空所
85から光路穴86bを臨むように上向きに取り付けら
れている。更には、トラックブロック60内に設けられ
た空気穴88へは外周側から圧縮空気配管の継手89が
挿入螺着され、空気穴88の先端部から選別トラック6
4の周壁63に開口する空気噴出孔87が形成されてい
る。
【0042】そして、図25のAに示すように、姿勢選
別部81Aにおいても、裏向きで長手方向に移送される
部品Mは、リードTM を側壁65上に位置させ、本体D
M の一方の側面を側壁65に接触させて移送されるの
で、本体DM の他方の側面部分は投光受光型光センサー
82の光路穴86bを塞がず、投光部82aから受光部
82bに至る光を遮断しない。これに対して、図25の
Bに示すように、表向きで長手方向に移送される部品M
は一方のリードTM を側壁65に接触させて移送される
ので、本体DM の側壁65とは遠い方の端部が光路穴8
6bを塞さぎ、投光部82aから受光部82bに至る光
を遮断する。このように部品Mが投光受光型光センサー
82の光を遮断しない場合には部品Mは裏向きで長手方
向に移送されていると判定され排除空気が噴出されない
のでそのまま通過するが、部品Mが投光受光型光センサ
ー82の光を遮断する場合には、部品Mは長手方向に表
向きで移送されていると判定され、図25のBに示すよ
うに、空気噴出細管77から上方へ噴出される空気によ
って部品Mの光路穴86bを塞いでいる部分が吹き上げ
られ、空気噴出孔87からボウル21の径内方へ向かっ
て噴出される空気によって部品Mは吹き飛ばされてして
還流溝68へ排除される。
【0043】勿論、上記の表向きで長手方向に移送され
る部品Mだけでなく、表向きで長手方向を移送方向と直
交させている部品Mや、裏向きであっても長手方向を移
送方向と直交させている部品Mは何れもリードTM を側
壁65上に位置させることができず本体DM が光路穴8
6bを塞ぐので排除される。すなわち、姿勢選別部81
は部品Mを長手方向と表裏とによって選別していること
になる。姿勢選別部81Aの下流側の姿勢選別部81B
は姿勢選別部81Aと全く同様に構成されているので、
同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略
する。
【0044】姿勢選別部81Bの下流側には、図11に
おける[26]−[26]線方向の断面図である図26
に示すように、ボウル21の周縁部上のトラックブロッ
ク60には上流側から続いて選別トラック64、周壁6
3、側壁65が形成されていが、そのトラックブロック
60内に設けた空気穴98に外周側から圧縮空気配管の
継手99が挿入、螺着され、空気穴98の先端部からは
水平方向に穿設され周壁63に開口する空気噴出孔97
が設けられており、常時、空気が噴出されている。そし
て、その開口の高さは選別トラック64を移送される部
品Mの直上方とされ、部品Mが二層以上に重なっている
場合に、重なっている二層目以上の部品Mを吹き飛ばし
て還流溝68へ排除するものであり、部品Mの一層化を
確実にするために設けられている。また、空気噴出孔9
7の下流側においては、図11における[27]−[2
7]線方向の断面図である図27に示すように、還流溝
68内の部品Mをボウル21内へ戻すための還流穴69
がボウル21の周縁部に穿設されており、その直ぐ下流
側が還流溝68の下流端となっている。
【0045】更には、図11に示すように、空気噴出孔
97の下流側には、裏向きで長手方向を移送方向とし一
列、一層とされた部品Mが姿勢を乱されないように移送
する排出部101が設けられている。図28は図11に
おける[28]−[28]線方向の断面図であり、排出
部101の断面を示す。すなわち、排出部101におい
ては、上流側から続く選別トラック64と周壁63、側
壁65が設けられた選別ブロック60が上半部をカット
されており、上流側の図26、27において還流溝68
が形成されていた部分に、取付けブロック102aが固
定され、更にその上へ取付けブロック102bが固定さ
れている。そして、取付けブロック102bの外周面に
は、上下方向に抑えプレート104が取り付けられてお
り、その下端は選別トラック64を移送される部品Mの
直上方まで垂下されている。
【0046】そして、図28において〇印で示す部分の
拡大図である図29に示すように、抑えプレート104
の下端面は、上流端部では一点鎖線で示すように、傾斜
角度25度の選別トラック64に平行とされているが、
排出部101において選別トラック64が漸次水平化さ
れるに伴って、抑えプレート104の下端面も水平化さ
れ、排出部101の下流端109においては一点鎖線で
示すように共に水平化されている。前述した図9に示す
ように、排出部101の下流端109には、裏向きの正
規な姿勢の部品Mを反転させて表向きとする半円形状の
反転シュート110の上端部が接続されており、この反
転シュート110の下端部は直線振動フィーダ4のトラ
フ221の上流端部に接続されている。図30は図9に
おける[30]−[30]線方向の断面図であって、ト
ラフ221の断面を示し、図31は図30において〇印
で示す部分の拡大図である。トラフ221は底板222
上を移送される表向きで正規な姿勢の部品Nを挟むよう
に両側にガイドブロック223が固定されて、ガイドブ
ロック223の上半部は庇状に部品Nの上方へ張り出さ
れており、移送する部品Nが姿勢を乱すことなく次工程
へ供給されるようになっている。そして図31に示すよ
うに、ガイドブロック223の内側と底板222との境
界部には移送面224の両側に部品NのリードTM を走
行させる横溝225が設けられている。
【0047】実施例1の部品選別供給装置1は以上のよ
うに構成されるが、次にその作用を説明する。なお、図
9、図10に示した部品選別供給装置1を構成する振動
パーツフィーダ3のボウル21の底面22上には多数の
部品Mが収容されており、各光センサーや噴出用の圧縮
空気源は作動しているものとする。また、接続されてい
る直線振動フィーダ4も起動されているものとする。
【0048】この状態において振動パーツフィーダ3の
駆動部11のコイル15に交流が通電されてボウル21
に捩り振動が与えられ、底面22上の部品Mはその振動
を受けて矢印mで示す方向へ移送されつつ周縁部へ移動
し周壁23に沿って移送されるが、部品Mは順次に起点
24sからトラック24に乗り、周壁23に接するよう
に移送されてスパイラル状に上昇する。切欠き25にお
いてトラック24の内周側を移送される部品Mは落下し
て移送量が調整され、続く切欠き261 においても内周
側の部品Mは落下して排除され、外周側の部品Mは細溝
271 内へ導かれて移送される間に、長手方向を移送方
向に向けた部品Mの割合を増大させる。更に下流側の同
様な切欠き2612 と細溝272 との組み合わせ、切欠
き263と細溝273 との組み合わせの間を通過するこ
とにより、長手方向を移送方向に向けた部品Mの割合が
増大される。この時において部品Nの中で表向きのもの
と裏向きのものとはそれぞれ半々である。
【0049】細溝273 を通過した部品Mは周壁23に
沿って移送され、図12に示す早出しゲート板28と切
欠き264 との間を通過した後、図13、図14に示す
V字溝34の外周側の面34aを移送され、図15、図
16に示す表面反転部41に至る。そして、表面反転部
41のV字溝44において、部品Mは突条45に接触し
て外周側の斜面44aを移送されるが、その間に、斜面
44aの下端部に下方から覗いている反射光受光型セン
サー42の先端部のガイドチューブ42tによって表裏
がチェックされ、図16のAに示すように、本体DM
側面を突条45に接触させている裏向きの部品Mはその
まま通過させるが、図16のBに示すように、リードT
M を突条45に接触させている表向きの部品Mは反射光
受光型センサー42によってリードTM が検出されるこ
とにより、空気噴出孔47から空気が噴出されて、内周
側の面44b側へ反転されて裏向きとされる。すなわ
ち、部品MはV字溝44の内周側の斜面44a、または
内周側の斜面44bの何れかを裏向きで移送される。
【0050】表面反転部41には、断面を図17、図1
8に示すように、二列の部品Mより広幅の丸樋状トラッ
ク54Aが接続されていることにより、裏向きの部品M
は丸樋状トラック54Aにおいて合流され、一列となっ
て移送される。そして、図11に示すように、部品Mは
円弧状に形成された丸樋状トラック54Aを移送され、
更にはその下流端から丸樋状トラック54Bの側方へ斜
めに入り込み、円弧状に形成された丸樋状トラック54
Bを移送される間にも、長手方向へ移送される部品Mの
割合を増大させる。そして、丸樋状トラック54Bを通
過した部品Mは、図20、図21に示すボウル21の径
内方へ向かって下向き傾斜25度の選別トラック64と
これに直角は側壁65sからなる移送路へ移行され、こ
の選別トラック64上に配置されている表向き部品排除
部71Aに至る。
【0051】図22に断面を示す表向き部品排除部71
Aはその部分拡大図である図23に示すように、選別ト
ラック64と、部品Mの本体DM の表面とリードTM
上面との間の寸法JM より低い側壁65とされている。
従って、図23のAに示すように、裏向きの部品Mは本
体DM の側面を側壁65に接触させ、リードTM を側壁
65上に位置させて移送されるが、図23のBに示すよ
うに、表向きの部品MはリードTM を側壁65に接触さ
せて移送される。この選別トラック64の側壁65側の
端部には下方から覗いている反射光受光型センサー72
のガイドチューブ72tによって近接した位置から照射
される光を表向きの部品MのリードTMは大きい強度で
反射させ、裏向きの部品Mの本体DM からの反射光の強
度は小さいことから表向きの部品Mが検出され、表向き
の部品Mは空気噴出孔67から噴出される空気によって
吹き飛ばされ内周側の還流溝68へ排除される。そし
て、同様な表向き部品排除部71Bが続いて設けられて
いることから、なお残る表向きの部品Mの排除が行わ
れ、その下流側では裏向きの部品Mのみとされる。
【0052】表向き部品排除部71Bの下流側には、図
24、図25に断面を示す姿勢選別部81Aが配置され
ており、部品Mは姿勢選別される。すなわち図25のA
に示すように、裏向きで長手方向に移送される部品Mは
リードTM を側壁65上に位置させ、本体DM の側面を
側壁65に接触させて移送されるので、本体DM は選別
トラック64に形成されている投光受光型センサー82
の光路穴86bを塞がないが、図25のBに示すよう
に、表向きで長手方向に移送される部品Mは側壁65に
リードTM を接触させるので、その分だけ本体DM が側
壁65より離隔した位置を移送され、光路穴86bを塞
ぐので投光受光型光センサー82によって検出され、空
気噴出孔87から噴出される空気によって吹き飛ばさ
れ、還流溝68へ排除される。また長手方向を移送方向
に直交させている部品Mは表向きであっても裏向きであ
っても本体DM の長手方向の一方の端面を側壁65に接
触させて移送され、本体DM の他方の端部が光路穴86
bを塞ぐので、同様に還流溝68へ排除される。そし
て、姿勢選別部81Aに続いて同様な姿勢選別部81B
が配置されており、表向きで長手方向へ移送されている
部品Mが徹底的に排除される。姿勢選別部81Bが本来
の姿勢選別部であり、姿勢選別部81Aは表向きの部品
Nや長手方向を移送方向と直交させている異方向部品N
の排除部と考えることもできる。
【0053】姿勢選別部81Bを通過した裏向きの部品
Mは、図26に示すように、下流側の空気が常時噴出さ
れている空気噴出孔97に至り、部品Mが積み重なって
いる場合には上層の部品が吹き飛ばされて還流溝68へ
排除される。そして上流側から還流溝68を移送されて
くる排除された部品Mは、図27に示すように、還流溝
68の下流側端部にて穿設された還流穴69を投光受光
型センサー82によって経由してボウル21の底面22
へ戻される。
【0054】空気噴出孔97を通過した部品Mは図2
8、図29に示した排除部101へ移行され、上流側か
ら続く選別トラック64上を上方から垂下されている抑
えプレート104の選別トラック64の面に平行な下端
面によって姿勢の乱れを防がれて移送される。そして選
別トラック64の面と抑えプレート104の下端面とは
平行な状態を維持しながら下流端109にかけて傾斜が
緩められており、部品Mは水平な裏向きの正規な姿勢で
下流端109から排出される。そして図9に示すように
下流端109に接続されている反転シュート110によ
って表向きとされて直線振動フィーダ4の図29、図3
0に断面を示すトラフ221へ移行されその下流端から
次工程へ供給される。
【0055】(実施例2)図2に示す長手方向に向かっ
て左右が非対称である部品Nを選別し供給する部品選別
供給装置2について説明する。すなわち、部品選別供給
装置2は図2に示す部品Nの移送方向へ向かって左側の
非対称となっているリードTN3に着目して左右を判定し
選別する装置である。部品選別供給装置2の全体の基本
的な構成は実施例1の部品選別供給装置1と同様である
ので、その全体を示す側面図および平面図は省略する。
【0056】図32は部品選別供給装置2のボウル12
1の平面図である。ボウル121は加振されることによ
り円形状の底面122に収容される部品Nを矢印nで示
す時計方向へ移送する。そしてボウル121には底面1
22の周縁部に起点124sを有する部品Nの移送路と
してのトラック124がボウル121の周壁123に沿
いスパイラル状に上昇して設けられている。トラック1
24はボウル121の径外方へ向かって下向きの傾斜角
度10度に形成されており、部品Nは周壁123の内面
に接するように移送される。そして、トラック124を
移送される途中において姿勢選別され、正規な姿勢の部
品Nが移送路の下流端209から排出されるようになっ
ている。このようなボウル121の構成も基本的には実
施例1のボウル21と同様である。
【0057】図32に示すように、起点124sからほ
ぼ1/3周したトラック124の途中には、内周側から
切り欠いてトラック124の幅を狭め部品Nの移送量を
調整する切欠き1251 、1252 が設けられている。
その下流側には、詳細な説明は省略するが、底面122
上の部品Nの量を監視する光センサを備えたモニター1
26が設けられており、部品Nが欠乏すると実施例1の
図8、図9に示したホッパー5の駆動部6を起動させて
部品Nを補給するようになっている。モニター126の
直ぐ下流側には部品Nの早出しゲート板128が設けら
れている。早出しゲート板128は実施例1において説
明した早出しゲート板28と同様であり、品種の切り換
え時などの非定常時において、底面122の部品Nを選
別することなく系外へ取り出すためのものであり、定常
時には周壁123の一部を分担する。早出しゲート板1
28の下流側には、3個の切欠き1253 、1254
1255 が連続して設けられるており、切欠き125
4 、1255 に対応する周壁123上には、ワイパー1
291 、1292 が固定されてトラック124上のオー
バーハングされており、積み重なって移送されてくる部
品Nのうち最下層の部品Nのみが通過可能とされ部品N
の重なりを崩すようになっている。
【0058】切欠き1255 の下流側において、図32
における[33]−[33]線方向の断面図である図3
3に示すように、トラック124に断面が舟底形の角樋
溝134Aが内周側から外周側へかけて円弧状に設けら
れている。続いて、角樋溝134Aは下流部において、
図32における[34]−[34]線方向の断面図であ
る図34に示すように、一点鎖線で示す刃物131によ
って角樋溝134Aの底面が内周側から45度の角度で
切り下げられて断面が斜面134aと斜面134bとか
ら成るV字形状のV字溝134Bとされている。従っ
て、部品NはV字溝134Bの外周側の斜面134aに
接して移送されるようになる。部品Nは表向きと裏向き
とがほぼ半々の割合で移送されてくるが、このV字溝1
34Bの途中には、表向きの部品Nを裏返して裏向きと
するための表面反転部141が設けられている。
【0059】表面反転部141は、図32における[3
5]−[35]線方向の断面図である図35に示すよう
に、ボウル121の周縁部にトラックブロック140が
埋め込んで固定されており、トラックブロック140上
には、上流側の図34に示したV字溝134Bの外周側
の斜面134aに整合する傾斜角度45度の外周側の斜
面144aと、傾斜角度32度の内周側の斜面144b
とからなり、底部に断面が二等辺三角形の突条145を
備えた広角のV字溝144が設けられている。そして部
品Nは上流側に続き外周側の斜面144aに接して移送
される。
【0060】トラックブロック140上には反射光受光
型光センサー142をセットするための部材143a、
143bからなるセンサーサポート143が固定されて
おり、ボウル121の内周側の上方にセットされた反射
光受光型光センサー142から、V字溝144の外周側
の斜面144aに傾倒して移送される部品Nの本体D N
上にスポット径1.5mmに絞った光が照射される。そ
して、本体DN からの反射光が戻る図示しない制御部は
反射強度の大小によって部品Nが表向きか裏向きかの判
定を行う。
【0061】また、トラックブロック140内に設けら
れた空気穴148に外周側から圧縮空気配管の継手14
9が挿入螺着され、空気穴からV字溝144の外周側の
斜面144aの、傾斜した部品Nの上端部が接触して通
過する部分に開口する空気噴出孔147が穿設されてい
る。そして、反射光受光型光センサー142によって表
向きと判定された部品Nについては、制御部は図示を省
略した圧縮空気配管の電磁弁を瞬時的に開として上記の
空気噴出孔147から空気を噴出させ、当該部品Nを内
周側の面145bへ反転させて一点鎖線で示すように裏
向きとする。そして、表面反転部141の下流側には一
点鎖線で示すように、また、図32にも示すように、断
面が舟底形とされた溝からなる合流部151が設けられ
ており、表面反転部141の外周側の斜面144aと内
周側の斜面144bを移送される裏向きの部品Nを合流
させ一列として移送する。
【0062】合流部151の下流側には、図32におけ
る[36]−[36]線方向の断面図である図36に示
すように、ボウル121の周縁部の表面を切り下げて、
ブロック160a、160bからなるトラックブロック
160が固定されており、ブロック160aには、合流
部151の舟底形の溝の底面をボウル121内から径外
方へ向かって下向き傾斜15度の傾斜面とした選別トラ
ック164と、これにほぼ直角な外周側の側壁165と
が形成されている。なお、ブロック160bの上流端部
は合流部151からの部品Nの移送の障害とならないよ
うに削り落とされている。そして、図32に示すよう
に、側壁165には前述したワイパー1291 と同様な
ワイパー1293 が固定され、選別トラック164には
内周側から切欠きボウル121の径内方へ向かって下向
きの傾斜の傾斜面161が設けられて選別トラック16
4の幅が狭められている。
【0063】図32に示すように、ワイパー1293
下流側には表向き部品排除部171が設けられている。
ワイパー1293 より下流側においては、トラックブロ
ック160は、図32における[37]−[37]線方
向の断面図である図37に示すように、ボウル121の
周縁部上のブロック160a上にブロック160cが重
ねられている。ブロック160aには上流側から続く選
別トラック164と、部品Nの表面からリードTN1、T
N2、TN3の上面までの寸法JN より低い側壁165とか
らなる移送路が形成されており、ブロック160cは移
送される部品Nに対して庇となるように設けられてい
る。すなわち、ブロック160aとブロック160cと
の重ね合わせ部分には内周側の壁を持たないトンネル状
の移送路が形成されており、部品Nが一列、一層で移送
される。そして、移送路の途中において上側のブロック
160cの庇部分を部分的に欠落させた開放部167に
表向き部品排除部171が設けられている。
【0064】表向き部品排除部171には、図37に示
すように、反射光受光型光センサー172と、正規でな
い表向きの部品Nを排除するための空気噴出孔177と
が設けられている。ボウル121の周縁部の外周面に取
り付けられた固定ブロック173に反射光受光型光セン
サー172をセットするための支柱部174aとL字形
取付け部174bとからなるセンサーサポート174が
固定されており、ボウル121の外周側の上方にセット
された反射光受光型光センサー172からは、ブロック
160c開放部167において選別トラック164上を
移送される部品Nの本体DN 上にスポット径1.5mm
に絞って光が照射される。また、ボウル121に周縁部
に設けられた空気穴178aに下面側から圧縮空気配管
の継手179が挿入、螺着されており、また空気穴17
8aと同軸に設けられたブロック160a内の空気穴1
78bの上端部から表向き部品排除部171における側
壁165へ向かって水平に空気噴出孔177が設けられ
ており、部品Nの側方から空気が噴出されるようになっ
ている。
【0065】そして、本体DN からの反射光の強度が入
力される図示しない制御部は反射強度の大小によって部
品Nが表向きか裏向きかの判定を行い、表向きと判定さ
れた部品Nに対して、制御部は図示を省略した圧縮空気
配管の電磁弁を瞬時的に開として、上記の空気噴出孔1
77から空気を噴出させ、当該部品Nをボウル121の
内周側へ吹き落として排除するようになっている。な
お、選別トラック164の内周側に形成されている傾斜
面161は排除される部品Nを円滑にボウル121内へ
戻す。
【0066】図32に示すように、表向き部品排除部1
71の下流側には姿勢選別部181Aおよび181Bが
設けられている。図38は図32における[38]−
[38]線方向の断面図であり姿勢選別部181Aを示
す。また図39は図38において〇印で示す部分の拡大
図である。図38に示すように、姿勢選別部181Aに
おいては、上流側の表向き部品排除部171の場合と同
様、選別トラック164と側壁163を備えたブロック
160aにブロック160cが重ねられており、そのブ
ロック160cの庇部分を部分的に欠落させた開放部1
68において第1光センサーとしての反射光受光型光セ
ンサー182と、第2光センサーとしての投光受光型光
センサー183、および正規な姿勢であると判定されな
い部品Nを排除するための空気噴出細管197が設けら
れている。以下、これらについて説明する。
【0067】図38に示すように、ボウル121の周縁
部の外周面に取り付けられた固定ブロック184に反射
光受光型光センサー182をセットするための支柱部1
85aとL字形取付け部185bとからなるセンサーサ
ポート185が固定されており、このセンサーサポート
185に反射光受光型光センサー182が先端部のガイ
ドチューブ182tと共に取り付けられている。そし
て、図38において○印で示す部分の拡大図である図3
9に拡大して示すように、選別トラック164上を裏向
きで本体DN の側面を側壁165に接して長手方向に移
送される部品Nは、一方の片側のリードTN1、TN2、ま
たは他方の片側の特定リードTN3を側壁163上に位置
させてを移送されるが、上記のガイドチューブ182t
は下端が可及的にリードTN1、TN2または特定リードT
N3に近接する位置で光を照射し反射光を受光するように
セットされており、スポット径1.5mmφ程度の光が
照射される。また、側壁163上の被照射部分は黒色材
を埋め込んだスポット部166が設けられており、周壁
163の上面とリードTN1、TN2、TN3との反射強度の
差を大にしてリードTN1、TN2、TN3の検出が正確に行
われるようにされている。
【0068】そして、側壁165上を移送される特定リ
ードTN3またはリードTN1、TN2のなかでの特定リード
N3の検出は、姿勢検出位置に設けられる投光受光型光
センサー183によって、部品Nが姿勢検出位置に到着
したことを検出し、その検出時点において、特定リード
N3が検出される部品Nは正規な姿勢にあると判定する
ようになっている。すなわち、図38に示すように、ボ
ウル121の外周面の固定ブロック184の下面に固定
されたは取付け部材186aに投光受光型光センサー1
83の投光部183aが上向きに取り付けられ、上方の
支柱部185aに取り付けられた取付け部材186bに
受光部183bが対向して下向きに取り付けられてい
る。そして、ボウル121の周縁部には光路穴187
a、ブロック160aには光路穴187b、187cが
穿設されており、投光部183aからの光が部品Nの移
送路を経て受光部183bに受光されるようにセットさ
れている。
【0069】すなわち、移送されてくる部品Nが投光部
183aから受光部183bに至る光を遮断することに
よって、当該部品Nが選別部181Aの姿勢検出位置へ
到着したことが検出される。そして、図38における
[40]−[40]線方向の断面図である図40に部品
Nと投光受光型光センサー183の光路穴の位置pと反
射光受光型光センサー182の照射点rを示したが、そ
の到着が投光受光型光センサー183によって検出され
た時点で、反射光受光型光センサー182によって部品
Nの特定リードTN3が検出される場合に部品Nは左右が
適正であると判定されるようになっている。部品Nの到
着が検出された時点において、リードTN3とは突出位置
が異なるリードTN1、TN2が反射光受光型光センサー1
82によって検出されることはない。
【0070】更には、固定ブロック184には、圧縮空
気配管の継手199を挿入、螺着するための空気穴19
8を設けたブロック193が固定され、空気穴198に
接続された水平方向の空気噴出細管197がブロック1
60a、160bの合わせ目へ外周側から挿入されてい
る。そして空気噴出細管197は図38、図39、図4
0も参照して、トンネル状移送路の側壁165に開口さ
れており、表向きの部品N、長手方向を移送方向と直交
させている部品Nを含め、正規な姿勢であると判定され
ない部品Nに向けて側方から空気を噴出させ、当該部品
Nをボウル121内へ戻すようになっている。そして、
排除される部品Nが滑落する選別トラック164の内周
側の傾斜面161の下方のトラック124からの続き部
分には、更にボウル121の径内方へ向かって下向きの
傾斜面162が設けられている。
【0071】上記の姿勢選別部181Aにおいては、裏
向きで長手方向に移送されている部品Nについて左右を
選別するほかに、表向きで長手方向に移送されている部
品Nや、表向きまたは裏向きで長手方向を移送方向と直
交させている部品Nは何れもリードTN3を側壁165上
に位置させることができないので、これらの部品Nは投
光受光型光センサー183によって姿勢検出位置へ到着
したことが検出されても、反射光受光型光センサー18
2によって正規な姿勢であると判定されず、全て排除の
対象となる。姿勢選別部181Aの下流側の姿勢選別部
181Bは姿勢選別部181Aと全く同様に構成されて
いるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその
説明は省略する。
【0072】姿勢選別部181Bの下流側には、裏向き
の正規な姿勢の部品Nが一列、一層で移送され得るトン
ネル状の排出部201が接続されている。排出部201
は前段のトンネル状移送路202と後段の排出路203
とからなるが、前段のトンネル状移送路202は、図3
2における[41]−[41]線方向の断面図である図
41に示すように、上流側から延長されている選別トラ
ック164と側壁165とを備えたブロック160aと
ブロック160cの内周側に抑えブロック202sが設
けられ、裏向きの正規な姿勢の部品Nの四周を囲って部
品Nが姿勢を乱すことなく移送されるようになってい
る。
【0073】また、図42は図32における[42]−
[42]線方向の断面図であり、排出部201の後段の
排出路203をを示す。また図43は図42において〇
印で示す部分の拡大図である。図42に示すように、排
出路203においては、上流側のブロック160aを残
し、トンネル状移送路202の抑えブロック202sに
替えて抑えブロック203sを設け、上流側のブロック
160cに替えて、取付けブロック160dを固定する
と共に、取付けブロック160dの内周側に垂直な抑え
プレート204が取り付けられており、その下端は部品
Nの直上まで垂下されている。
【0074】そして図43に詳細を示すように、排出路
203の上流側においては、抑えプレート204の下端
面は、一点鎖線で示すように、傾斜角度15度の選別ト
ラック164に並行とされているが、選別トラック16
4が下流端へ向かって漸次水平化されており、それに伴
って抑えプレート204の下端面も同時に水平化され、
排出路203の下流端209では、選別トラック164
および抑えプレート204の下端面は水平にされてい
る。排出部201の下流端209には、実施例1の場合
と同様に通常的には、半円形状の反転シュート110が
接続されて裏向きの部品Nが表向きとされ、続いて直線
振動フィーダ4が接続されて、正規の姿勢の部品Nが次
工程へ供給されるが、この部分については実施例1にお
いて説明した通りである。
【0075】実施例2の部品選別供給装置2は以上のよ
うに構成されるが、次にその作用を説明する。なお、部
品選別供給装置2の主体となる振動パーツフィーダのボ
ウル121には多数の部品Nが収容されて加振されてお
り、各光センサーや噴出用の圧縮空気源は作動状態にあ
るものとする。
【0076】上記の状態において、図32に示すボウル
121の底面122上の部品Nは受ける振動によって矢
印nで示す時計方向へ移送されると共に周縁部へ移動さ
れ周壁123に沿って移送され、順次、起点124sか
らトラック124に乗ってスパイラル状に上昇して移送
される。そして部品Nはトラック124をほぼ一周する
間に、その内周側を移送される部品Nは切欠き125
1 、1252 、1253へ落下することによって排除さ
れて移送量の調整が行われ、切欠き1254 、1255
によって幅が狭められたトラック124にワイパー12
1 、1292 が取り付けられていることから、部品N
は重なりが崩され、ほぼ一列、一層となって移送され
る。この時点において部品Nは表向きのものと、裏向き
のものとは半々の割合である。この間に、部品Nは早出
しケート板128にも接して移送されるが、定常時に
は、早出しケート板128は使用されない。
【0077】次いで部品Nはトラック124から図33
に示す断面が舟底形の角樋溝134Aを移送され、続い
て形成されているV字溝134Bへ移行されて、図34
に示すように、その外周側の斜面134aに接して移送
される。続いて、図35に示すように、V字溝134B
に接続されたトラックブロック140上の表面反転部1
41へ移行され、表面反転部141におけるV字溝14
4の外周側の斜面144aに接して移送される。そし
て、部品Nは表面反転部141の反射光受光型光センサ
ー142によって本体DN の光沢がチェックされ、裏向
きであると判定される部品Nは空気噴出穴147から空
気が噴出されないのでそのまま通過するが、表向きであ
ると判定される部品Nは空気噴出穴147から噴出され
る空気によってV字溝144の内周側の斜面144bへ
反転され裏向きとされる。更には、表面反転部141の
下流側の一点鎖線で示す合流部151において外周側の
斜面144aの部品Nと、内周側の斜面144bの部品
Nとが合流されて下流側へ移送される。
【0078】合流部151を通過した部品Nは、図36
に示すように、トラックブロック160に形成されてい
る選別トラック164へ移行され、その外周側の側壁1
65sに接して移送される。そして図37に示す続いて
設けられているトンネル状の移送路の選別トラック16
4上の表向き部品排除部171に至り、セットされてい
る反射光受光型光センサー172によって本体DN の光
沢がチェックされる。そして、裏向きであると判定され
る部品Nは空気噴出孔177から空気が噴出されないの
でそのまま通過するが、表向きであると判定される部品
Nは空気噴出穴177から噴出される空気によって吹き
飛ばされ、ボウル121内へ戻される。
【0079】表向き部品排除部171を通過した部品N
は、同じ選別トラック164上の図38、図39、図4
0に示す姿勢選別部181Aに至り、その姿勢がチェッ
クされ選別される。すなわち、ブロック160cの庇部
が部分的に欠落された開放部168において選別トラッ
ク164を移送される部品Nは姿勢検出位置に到着した
ことが投光受光型光センサー183の投光部183aか
ら受光部183bへの光路穴187cを塞さいで光を遮
断することによって検出され、その検出時点において反
射光受光型光センサー182の照射によって特定リード
N3が検出される姿勢の部品Nには空気噴出孔197か
ら空気が噴出されないので当該部品Nは姿勢選別部18
1Aをそのまま通過する。
【0080】他方、到着が検出されるものの、反射光受
光型光センサー182によって特定リードTN3が検出さ
れない姿勢の部品N、すなわち、裏向きで長手方向に移
送される部品Nで左右が所定通りでないもの、表向きで
長手方向に移送される部品N、長手方向を移送方向に直
交させている表向きおよび裏向きの部品Nは空気噴出孔
197から噴出される空気によって吹き飛ばされてボウ
ル121内へ戻される。そして、姿勢選別部181Aの
下流側には姿勢選別部181Bが設けられいているが、
姿勢選別部181B姿勢選別部181Aと全く同様な姿
勢選別が行われ、姿勢選別の徹底化が図られる。部品選
別供給装置2においても姿勢選別部181Bが本来の姿
勢選別部であり、姿勢選別部181Aは表向き部品Nや
長手方向を移送方向に直交させている異方向部品Nの排
除部であるとも言える。
【0081】姿勢選別部181Bを通過した部品Nは図
41に示す排出部201の前段のトンネル状移送路20
2を一列、一層で移送されるが、周囲を囲われているこ
とから選別後の姿勢をそのまま保持して移送される。そ
して、トンネル状移送路202に続いて設けられている
後段の図42に示す排出路203に至るが、排出路20
3においても部品Nは垂下されている抑えプレート20
4の下端面によって上方を抑えられることにより、同様
姿勢の乱れが防がれる。そして移送される選別トラック
164の面と抑えプレート204の下端面とが漸次水平
化されるに伴って部品Nも水平化され、排出端209か
らは水平な状態で排出される。排出部201の排出端2
09には、実施例1の場合と同様に、半円形状の反転シ
ュート110が接続されて裏向きの部品Nが表向きとさ
れ、続いて直線振動フィーダ4が接続されて、正規の姿
勢の部品Nが次工程へ供給されるが、この部分について
は実施例1において説明した通りであるので、説明は省
略する。
【0082】本発明の実施例による部品選別供給装置は
以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれ
らに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて
種々の変形が可能である。
【0083】例えば実施例1においては、第1の検出手
段としての光センサーとして部品Mの本体DM の側面S
の選別トラック64上の位置を検出する投光受光型光セ
ンサー82を使用したが、これは実施例2で使用した反
射光受光型光センサー182によって選別トラック64
上の部品MのリードTM を検出するようにしてもよく、
投光受光型光センサーと反射光受光型光センサーは交換
して使用することができる。また光センサーとしてはこ
れら以外のものを採用してもよく、例えばCCD(電荷
結合素子)による撮像カメラを使用してもよい。この場
合には、勿論、撮像カメラの画像に基づいて、正規な姿
勢の部品Mはそのまま選別トラック64に残して下流側
へ移送し、それ以外の姿勢の部品Mは排除するような信
号を発生させる画像処理が必要となる。
【0084】また実施例1においては、部品Mの本体D
M の選別トラック63上の位置を投光受光型光センサー
82によって検出するようにしたが、反射光受光型光セ
ンサーで検出するようにしてもよい。また実施例2にお
いては、姿勢検出位置への部品Nの到着を投光受光型光
センサー183の投光部183aと受光部183bを部
品Nの上下に配置して検出するようにしたが、部品Nの
側方に配置して検出するようにしてもよい。勿論、反射
光受光型光センサーで検出してもよい。
【0085】また実施例1の姿勢選別部81Aにおいて
は、選別トラック64をボウル21の径内方へ向かって
下向き傾斜とし、側壁65を選別トラック64の内周側
に設け、実施例2の姿勢選別部181Aにおいては、選
別トラック164をボウル121の径内方へ向かって上
向き傾斜とし、側壁165を選別トラック164の外周
側に設けたが、これは部品選別供給装置の設計時に部品
の移送条件などを考慮して任意に設定されるものであ
り、特に限定されるものではない。また実施例1では移
送路の姿勢選別部81A、81Bを含む部分は上方の開
放された移送路とし、実施例2では移送路の表向き部品
排除部171、姿勢選別部181A、181Bを含む部
分は上方がほぼ閉じられたトンネル状の移送路とした
が、これらの選択も設計時に適宜選定される。
【0086】また実施例1においては、長手方向の左右
で非対称な部品として、一方に2本のリードTN1
N2、他方に1本のリードTN3を突出させた部品Nを例
示したが非対称部品はリードTの本数によって限られ
ず、左右で非対称にリードTを突出させているものであ
ればよく、非対称なリードを検出の特定リードとするこ
とによって非対称部品の左右を検出し得る。また実施例
1、実施例2においては、表向き部品排除部および姿勢
選別部を部品が円周に沿って移送される振動パーツフィ
ーダのボウルに設けたが、本発明の部品選別供給装置は
部品が直線状に移送される直線振動フィーダのトラフに
姿勢選別部を設けてもよく、要すればその上流側に表向
き部品排除部、異方向部品排除部を設けた装置としても
よい。
【0087】また実施例1においては、振動パーツフィ
ーダ3のボウル21の移送路の下流端に接続して半円形
状の反転シュート110を介して直線振動フィーダ4を
接続し、部品Mを表向きとして次工程へ供給するように
したが、反転シュート110の下流端から次工程へ供給
してもよく、場合によっては、ボウル21の移送路の下
流端から裏向きの部品Nを供給するようにしてもよい。
また、実施例1においては、ボウル21内へ部品Nを補
給するホッパー5を併設したが、ホッパー5は不可欠の
ものではない。実施例2の場合も同様である。
【0088】
【発明の効果】本発明の部品選別供給装置は以上に説明
したような形態で実施され、次ぎに記載するような効果
を奏する。
【0089】請求項1又は請求項2の部品選別供給装置
によれば、部品の本体の表面と脚の上面との間の寸法よ
り低い側壁に本体の一方の側面を接触させ裏向きで長手
方向に移送される正規な姿勢の部品が側壁上に位置させ
る脚、または本体のトラック上の幅方向の位置を第1の
検出手段が検出することによって、その部品は正規な姿
勢であると判定するので、移送される部品を同時に左右
と表裏とによって選別することができる。またこの部品
選別供給装置によれば、長さと幅との差が無いような部
品についても、部品を長手方向をによって選別すること
ができる。請求項3の部品選別供給装置によれば、第1
検出手段として反射光受光型光センサーまたは投光受光
型光センサーを使用しており部品の検出が比較的簡易で
あり低コストで行い得るので、部品選別供給装置を低コ
スト化させる。
【0090】請求項4の部品選別供給装置によれば、部
品の到着を検出する第2検出手段と、その検出時点で部
品の非対称となっている特定脚を検出する第1検出手段
とによって、裏向きで長手方向へ移送される部品の左右
を検出し得るので、非対称部品の左右を選別して効率よ
く供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例の部品を示す図であり、Aは平面図、Bは
側面図、Cは端面図である。
【図2】他例の部品を示す図であり、Aは平面図、Bは
側面図、Cは端面図である。
【図3】Aは裏向きで長手方向に移送される部品を上方
に配置した反射光受光型光センサーによって検出する姿
勢選別部の一例を示す断面図、Bは同姿勢選別部におい
て、部品Mの長手方向の向き、表裏の向きによる側壁上
の反射光受光型センサーの照射点との関係を示す平面図
である。
【図4】Aは裏向きで長手方向に移送される部品を投光
受光型光センサーによって検出する姿勢選別部の一例を
示す断面図、Bは同姿勢選別部において、部品Mの長手
方向の向きと、選別トラック上の投光受光型光センサー
の光路位置との関係を示す平面図である。
【図5】トラックの側壁に近接した位置において、下方
の反射光受光型光センサーから光を照射して部品Nの表
裏を選別する姿勢選別部の断面図であり、Aは本体の側
面を側壁に接触させた裏向きの部品Nを示し、Bはリー
ドを側壁に接触させた表向きの部品を示す。
【図6】Aは裏向きで長手方向に移送される非対称部品
の姿勢検出位置への到着を投光受光型光センサーによっ
て検出し、その検出時点における非対称部品の左右を上
方に配置した反射光受光型光センサーによって検出する
姿勢選別部の一例を示す断面図、Bは同姿勢選別部の平
面図である。
【図7】同姿勢選別部において、部品Mの長手方向の向
き、表裏の向き、および左右による投光受光型光センサ
ーの光路位置と、側壁上の反射光受光型センサーの照射
点との関係を示す平面図である。
【図8】反射光受光型センサーの照射点を部品の中央部
に置くことによる部品の長手方向の向きの検出方法を示
す選別トラックの平面図である。
【図9】実施例1の部品選別供給装置1の部分破断側面
図である。
【図10】同平面図である。
【図11】部品選別供給装置1のボウルの平面図であ
る。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の
断面図である。
【図13】図11における[13]−[13]線方向の
断面図である。
【図14】図11における[14]−[14]線方向の
断面図である。
【図15】図11における[15]−[15]線方向の
断面図である。
【図16】図15において○印で示す部分の拡大図であ
り、Aは表面反転部の外周側の斜面を裏向きで移送され
る部品がそのまま通過し、Bは表向き移送される部品が
内周側の斜面へ反転される状態を示す。
【図17】図11における[17]−[17]線方向の
断面図である。
【図18】図11において○印で示す部分の拡大図であ
る。
【図19】図11における[19]−[19]線方向の
断面図である。
【図20】図11における[20]−[20]線方向の
断面図である。
【図21】図20において○印で示す部分の拡大図であ
る。
【図22】図11における[22]−[22]線方向の
断面図である。
【図23】図22において○印で示す部分の拡大図であ
り、Aは表向き部品排除部を裏向きで移送される部品が
そのまま通過し、Bは表向き移送される部品が排除され
る状態を示す。
【図24】図10における[24]−[24]線方向の
断面図である。
【図25】図24において○印で示す部分の拡大図であ
り、Aは姿勢選別部を裏向きで移送される部品がそのま
ま通過し、Bは表向き移送される部品が排除される状態
を示す。
【図26】図11における[26]−[26]線方向の
断面図である。
【図27】図11における[27]−[27]線方向の
断面図である。
【図28】図10における[28]−[28]線方向の
断面図である。
【図29】図27において○印で示す部分の拡大図であ
る。
【図30】図10における[30]−[30]線方向の
断面図である。
【図31】図29において○印で示す部分の拡大図であ
る。
【図32】実施例2の部品選別供給装置2のボウルの平
面図である。
【図33】図32における[33]−[33]線方向の
断面図である。
【図34】図32における[34]−[34]線方向の
断面図である。
【図35】図32における[35]−[35]線方向の
断面図である。
【図36】図32における[36]−[36]線方向の
断面図である。
【図37】図32における[37]−[37]線方向の
断面図である。
【図38】図32における[38]−[38]線方向の
断面図である。
【図39】図38において○印で示す部分の拡大図であ
る。
【図40】図38における[40]−[40]線方向の
断面図である。
【図41】図32における[41]−[41]線方向の
断面図である。
【図42】図32における[42]−[42]線方向の
断面図である。
【図43】図42において○印で示す部分の拡大図であ
る。
【図44】従来例の姿勢選別部の断面図である。
【符号の説明】
1 実施例1の部品選別供給装置 2 実施例2の部品選別供給装置 21 ボウル 24 トラック 41 表面反転部 42 反射光受光型センサー 42t ガイドチューブ 43 光路穴 44 V字溝 45 突条 54 丸樋状トラック 63 周壁 64 選別トラック 65 側壁 67 空気噴出孔 68 還流溝 71A 表向き部品排除部 71B 表向き部品排除部 72 反射光受光型センサー 72t ガイドチューブ 77 空気噴出細管 81A 姿勢選別部 81B 姿勢選別部 82 投光受光型光センサー 86a 光路穴 86b 光路穴 87 空気噴出孔 101 排出部 109 排出端 110 反転シュート 121 ボウル 134A 角樋溝 134B V字溝 141 表面反転部 142 反射光受光型センサー 142t ガイドチューブ 144 V字溝 145 突条 147 空気噴出孔 154 丸樋状トラック 163 周壁 164 選別トラック 165 側壁 171 表向き部品排除部 172 反射光受光型センサー 177 空気噴出孔 181 姿勢選別部 182 反射光受光型センサー 182t ガイドチューブ 183 投光受光型光センサー 187a 光路穴 187b 光路穴 187c 光路穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の両側方へ突出された先端部が本体
    の裏面と同程度の高さレベルにある複数本の脚を備えた
    部品について、移送路の途中でその姿勢を選別し、所定
    の正規な姿勢にある部品を前記移送路の下流端から供給
    する部品選別供給装置において、 正規な姿勢の部品の片側の脚または本体の幅方向の位置
    を検出する第一の検出手段と、正規な姿勢と判定されな
    い場合に排除を行う排除手段を設けることを特徴とする
    部品選別供給装置。
  2. 【請求項2】 前記移送路は、部品本体の表面と脚の上
    面との間の寸法より低い側壁からなる請求項1に記載の
    部品選別供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の検出手段は部品を挟んで配置
    された投光部と受光部とで構成された光センサーからな
    る請求項1に記載の部品選別供給装置。
  4. 【請求項4】 前記部品が複数本の脚を長手方向の両側
    方へ非対称に突出させている非対称の部品であって、姿
    勢検出位置には非対称部品が到着したことを検出する第
    2の検出手段が設けられており、 非対称部品の到着を前記第2の検出手段が検出し、その
    検出時点において、前記第1の検出手段によって該非対
    称部品の非対称である特定脚が検出された場合に、当該
    非対称部品は正規な姿勢と判定され、前記排除手段で排
    除されず、正規な姿勢であると判断されない非対称部品
    は前記排除手段で排除されることを特徴とする請求項1
    に記載の部品選別供給装置。
  5. 【請求項5】 前記排除手段が前記第1の検出手段およ
    び前記第2の検出手段より若干下流側に設けられてお
    り、当該非対称部品が下流側に若干移送され、前記第2
    の検出手段による検出が解消された直後に、排除手段に
    よって排除されることを特徴とする請求項4の部品選別
    供給装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の検出手段は、反射光受光型光
    センサーであり、その先端部に接続された細管で、部品
    の脚に近接された位置で部品の脚を照射し、反射光を受
    光することを特徴とする請求項1から5の部品選別供給
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の検出手段は部品を挟んで配置
    された投光部と受光部とからなる光センサーであり、前
    記投光部から前記受光部に至る光を遮断することによっ
    て、部品の本体を検出する投光受光型光センサーである
    か、またはスポット径の小さい光を照射し、比較的強度
    の大きい反射光を受光して部品の脚を検出する反射光受
    光型光センサーである請求項1から5のいずれかに記載
    の部品選別供給装置。
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