JPH10181883A - エアー搬送装置 - Google Patents
エアー搬送装置Info
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- JPH10181883A JPH10181883A JP34422296A JP34422296A JPH10181883A JP H10181883 A JPH10181883 A JP H10181883A JP 34422296 A JP34422296 A JP 34422296A JP 34422296 A JP34422296 A JP 34422296A JP H10181883 A JPH10181883 A JP H10181883A
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- generating unit
- suction means
- vortex
- slit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】安定したエアー搬送を行えるエアー搬送装置を
提供する。 【解決手段】渦流発生ユニット3はボディ3aとカバー
3bとから構成される。搬送用管路18は、搬送ホース
2と、搬送ホース2が接続されるとともにボディ3aの
側周面に貫設された搬送パイプ8とから構成される。ま
た、カバー3bの上面には吸引室10が設けられ、吸引
室10には吸引手段からの吸引ホース6が接続された吸
引パイプ13を連通する。吸引室10とボディ3a内部
の空間部17とは、カバー3bに形成した開口11を介
して連通する。ここで、搬送パイプ8の端部には、第1
のスリット9が複数個穿設されており、搬送用管路18
内のエアー吸引方向と、第1のスリット9を介して吸引
されるフィルムエアーのエアー吸引方向とを交差させる
ことによって、搬送用管路18内に管路内壁に沿うよう
に渦巻状で且つ低速で進行する空気流を発生させること
ができる。
提供する。 【解決手段】渦流発生ユニット3はボディ3aとカバー
3bとから構成される。搬送用管路18は、搬送ホース
2と、搬送ホース2が接続されるとともにボディ3aの
側周面に貫設された搬送パイプ8とから構成される。ま
た、カバー3bの上面には吸引室10が設けられ、吸引
室10には吸引手段からの吸引ホース6が接続された吸
引パイプ13を連通する。吸引室10とボディ3a内部
の空間部17とは、カバー3bに形成した開口11を介
して連通する。ここで、搬送パイプ8の端部には、第1
のスリット9が複数個穿設されており、搬送用管路18
内のエアー吸引方向と、第1のスリット9を介して吸引
されるフィルムエアーのエアー吸引方向とを交差させる
ことによって、搬送用管路18内に管路内壁に沿うよう
に渦巻状で且つ低速で進行する空気流を発生させること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用管路内のエ
アーを吸引することにより、搬送用管路内の成形品や金
属平板や金属片等の被搬送物を搬送させるエアー搬送装
置に関するものである。
アーを吸引することにより、搬送用管路内の成形品や金
属平板や金属片等の被搬送物を搬送させるエアー搬送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、搬送用管路が連通された渦流
発生ユニットと、渦流発生ユニットを介して搬送用管路
内のエアーを吸引することにより、搬送用管路の内壁面
に沿って渦巻状に回転しながら進行する空気流(渦気
流)を発生させて、搬送用管路内の被搬送物を搬送させ
る吸引手段とを備えたエアー搬送装置があった(特開平
3−259819号公報参照)。
発生ユニットと、渦流発生ユニットを介して搬送用管路
内のエアーを吸引することにより、搬送用管路の内壁面
に沿って渦巻状に回転しながら進行する空気流(渦気
流)を発生させて、搬送用管路内の被搬送物を搬送させ
る吸引手段とを備えたエアー搬送装置があった(特開平
3−259819号公報参照)。
【0003】渦流発生ユニット1は、図7に示すよう
に、上面が開口したボディ3aと、ボディ3aの上面に
被着されるカバー3bとから構成される。ボディ3aの
側周面には搬送ホース2を接続する搬送パイプ8が貫設
され、ボディ3a内に搬送ホース2と連通連結された空
間部17が設けられるとともに、カバー3bの上面には
吸引手段からの吸引ホース6を接続する吸引パイプ13
が連通連結された吸引室10が設けられる。そして、吸
引室10と空間部17とを仕切るカバー3bには第2の
スリット12を複数開口して、吸引室10と空間部17
とを連通してある。ここで、搬送ホース2と搬送パイプ
8とから搬送用管路18が構成される。
に、上面が開口したボディ3aと、ボディ3aの上面に
被着されるカバー3bとから構成される。ボディ3aの
側周面には搬送ホース2を接続する搬送パイプ8が貫設
され、ボディ3a内に搬送ホース2と連通連結された空
間部17が設けられるとともに、カバー3bの上面には
吸引手段からの吸引ホース6を接続する吸引パイプ13
が連通連結された吸引室10が設けられる。そして、吸
引室10と空間部17とを仕切るカバー3bには第2の
スリット12を複数開口して、吸引室10と空間部17
とを連通してある。ここで、搬送ホース2と搬送パイプ
8とから搬送用管路18が構成される。
【0004】カバー3bに設けられた第2のスリット1
2を介して吸引手段がエアーを吸引することによって薄
い帯状のエアーの流れ(以下、フィルムエアーと呼ぶ)
が発生し、搬送ホース2が接続された搬送パイプ8の方
向、つまりエアー吸引方向Aと、第2のスリット12を
介して吸引されるフィルムエアーのエアー吸引方向Cと
を所定の角度で交差させることによって、搬送用管路1
8内で管路内壁面に沿うように渦巻状で且つ低速で進行
する空気流を発生させることができるとともに、空間部
17内におけるエアー全体の流れが斜め上向きとなり、
搬送用管路18から搬送された被搬送物がたとえ小型の
ものであっても、吸引ホース6に入ることがなく、且つ
被搬送物が搬送用管路18及び渦流発生ユニット3の内
壁に夫々衝突することなく、また渦流発生ユニット3内
では搬送速度が減速され、そのため搬送速度が低速とな
り被搬送物の自重落下により、空間部17の底部に設け
た搬出口4から搬出されるようになっている。
2を介して吸引手段がエアーを吸引することによって薄
い帯状のエアーの流れ(以下、フィルムエアーと呼ぶ)
が発生し、搬送ホース2が接続された搬送パイプ8の方
向、つまりエアー吸引方向Aと、第2のスリット12を
介して吸引されるフィルムエアーのエアー吸引方向Cと
を所定の角度で交差させることによって、搬送用管路1
8内で管路内壁面に沿うように渦巻状で且つ低速で進行
する空気流を発生させることができるとともに、空間部
17内におけるエアー全体の流れが斜め上向きとなり、
搬送用管路18から搬送された被搬送物がたとえ小型の
ものであっても、吸引ホース6に入ることがなく、且つ
被搬送物が搬送用管路18及び渦流発生ユニット3の内
壁に夫々衝突することなく、また渦流発生ユニット3内
では搬送速度が減速され、そのため搬送速度が低速とな
り被搬送物の自重落下により、空間部17の底部に設け
た搬出口4から搬出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のエアー搬送
装置では、カバー3bに第2のスリット12を形成して
いるので、搬送パイプ8と第2のスリット12との距離
が長くなっていた。したがって、搬送パイプ8と第2の
スリット12との間で、第2のスリット12を介して流
れるフィルムエアーの損失が大きくなり、被搬送物を搬
送するのに十分な渦流を搬送用管路18内で発生させる
ためには、吸引手段の吸引力を大きくしなければならな
いという問題があった。
装置では、カバー3bに第2のスリット12を形成して
いるので、搬送パイプ8と第2のスリット12との距離
が長くなっていた。したがって、搬送パイプ8と第2の
スリット12との間で、第2のスリット12を介して流
れるフィルムエアーの損失が大きくなり、被搬送物を搬
送するのに十分な渦流を搬送用管路18内で発生させる
ためには、吸引手段の吸引力を大きくしなければならな
いという問題があった。
【0006】また、搬送用管路18内に発生した渦気流
が強く、被搬送物の搬送速度が速い場合、搬送用管路1
8から渦流発生ユニット3内に搬送された被搬送物が十
分に減速されず、渦流発生ユニット3の内壁に衝突し
て、被搬送物が破損する可能性があった。さらに、カバ
ー3bに第2のスリット12を穿設しているため、渦流
発生ユニットの製造に手間がかかるという問題もあっ
た。
が強く、被搬送物の搬送速度が速い場合、搬送用管路1
8から渦流発生ユニット3内に搬送された被搬送物が十
分に減速されず、渦流発生ユニット3の内壁に衝突し
て、被搬送物が破損する可能性があった。さらに、カバ
ー3bに第2のスリット12を穿設しているため、渦流
発生ユニットの製造に手間がかかるという問題もあっ
た。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項1及び2の発明の目的は、スリットを介
して流れるフィルムエアーの損失を低減することによ
り、吸引手段の吸引力が小さくても、被搬送物を搬送す
るのに十分な渦気流を発生して、安定したエアー搬送を
行うことができるエアー搬送装置を提供することにあ
る。
であり、請求項1及び2の発明の目的は、スリットを介
して流れるフィルムエアーの損失を低減することによ
り、吸引手段の吸引力が小さくても、被搬送物を搬送す
るのに十分な渦気流を発生して、安定したエアー搬送を
行うことができるエアー搬送装置を提供することにあ
る。
【0008】請求項3の発明の目的は、被搬送物の破損
を防止したエアー搬送装置を提供することにある。請求
項4の発明の目的は、製造の手間を少なくしたエアー搬
送装置を提供することにある。請求項5及び6の発明の
目的は、被搬送物の破損をさらに防止したエアー搬送装
置を提供することにある。
を防止したエアー搬送装置を提供することにある。請求
項4の発明の目的は、製造の手間を少なくしたエアー搬
送装置を提供することにある。請求項5及び6の発明の
目的は、被搬送物の破損をさらに防止したエアー搬送装
置を提供することにある。
【0009】請求項7の発明の目的は、安定したエアー
搬送を行うとともに、被搬送物の破損を防止したエアー
搬送装置を提供することにある。
搬送を行うとともに、被搬送物の破損を防止したエアー
搬送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、搬送用管路と連通する渦流発
生ユニットと、搬送用管路内のエアーを渦流発生ユニッ
トを介して吸引することによって、搬送用管路内の被搬
送物を搬送させる吸引手段とを備えたエアー搬送装置に
おいて、渦流発生ユニット内に突設された搬送用管路の
端部近傍に、搬送用管路内のエアーの流れと交差する方
向に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口
する第1のスリットを穿設しているので、第1のスリッ
トと搬送用管路との距離を短くすることができ、第1の
スリットを介して流れるフィルムエアーの損失を低減す
ることができる。
記目的を達成するために、搬送用管路と連通する渦流発
生ユニットと、搬送用管路内のエアーを渦流発生ユニッ
トを介して吸引することによって、搬送用管路内の被搬
送物を搬送させる吸引手段とを備えたエアー搬送装置に
おいて、渦流発生ユニット内に突設された搬送用管路の
端部近傍に、搬送用管路内のエアーの流れと交差する方
向に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口
する第1のスリットを穿設しているので、第1のスリッ
トと搬送用管路との距離を短くすることができ、第1の
スリットを介して流れるフィルムエアーの損失を低減す
ることができる。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、吸引手段と連通するとともに、渦流発生ユニット
内での搬送用管路からのエアーの流れと交差する方向
に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口す
る第2のスリットを渦流発生ユニットの内壁に穿設して
いるので、第2のスリットで発生したフィルムエアーを
さらに第1のスリットを介して吸引することにより、さ
らに薄いフィルムエアーを発生させることができる。
いて、吸引手段と連通するとともに、渦流発生ユニット
内での搬送用管路からのエアーの流れと交差する方向
に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口す
る第2のスリットを渦流発生ユニットの内壁に穿設して
いるので、第2のスリットで発生したフィルムエアーを
さらに第1のスリットを介して吸引することにより、さ
らに薄いフィルムエアーを発生させることができる。
【0012】請求項3の発明では、搬送用管路が側面に
連通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための
搬出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用
管路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引するこ
とによって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引
手段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニ
ット内に突設された搬出用管路の端部から搬出口に連通
する下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを、渦
流発生ユニット内に配設しているので、被搬送物は保護
ホース内を通り、被搬送物が渦流発生ユニットの内壁に
衝突するのを防止できる。
連通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための
搬出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用
管路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引するこ
とによって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引
手段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニ
ット内に突設された搬出用管路の端部から搬出口に連通
する下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを、渦
流発生ユニット内に配設しているので、被搬送物は保護
ホース内を通り、被搬送物が渦流発生ユニットの内壁に
衝突するのを防止できる。
【0013】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、搬送用管路と保護ホースとの間に、吸引手段によ
って搬送用管路内のエアーの流れと交差する方向にエア
ーが吸引される第3のスリットが形成されるように、搬
送用管路の端部に対して保護ホースを配設しているの
で、渦流発生ユニットの内壁や搬送用管路にスリットを
設けることなく、搬送用管路内に渦流を発生させること
ができる。
いて、搬送用管路と保護ホースとの間に、吸引手段によ
って搬送用管路内のエアーの流れと交差する方向にエア
ーが吸引される第3のスリットが形成されるように、搬
送用管路の端部に対して保護ホースを配設しているの
で、渦流発生ユニットの内壁や搬送用管路にスリットを
設けることなく、搬送用管路内に渦流を発生させること
ができる。
【0014】請求項5の発明では、請求項3又は4の発
明において、保護ホースの一部に、吸引手段によってエ
アーが吸引される開孔を穿設しているので、開孔を介し
て吸引手段によって吸引される被搬送物の慣性力よりも
小さいエアーの流れによって、被搬送物の慣性力が減衰
され、被搬送物の搬送方向の速度を減速させることがで
きる。
明において、保護ホースの一部に、吸引手段によってエ
アーが吸引される開孔を穿設しているので、開孔を介し
て吸引手段によって吸引される被搬送物の慣性力よりも
小さいエアーの流れによって、被搬送物の慣性力が減衰
され、被搬送物の搬送方向の速度を減速させることがで
きる。
【0015】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、開孔を保護ホースの湾曲方向に沿って保護ホース
の下方に複数個設けているので、開孔を介して吸引手段
によって吸引される被搬送物の慣性力よりも小さいエア
ーの流れによって、被搬送物の慣性力が順次減衰され、
被搬送物の搬送方向の速度を順次減速させることができ
る。
いて、開孔を保護ホースの湾曲方向に沿って保護ホース
の下方に複数個設けているので、開孔を介して吸引手段
によって吸引される被搬送物の慣性力よりも小さいエア
ーの流れによって、被搬送物の慣性力が順次減衰され、
被搬送物の搬送方向の速度を順次減速させることができ
る。
【0016】請求項7の発明では、搬送用管路が側面に
連通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための
搬出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用
管路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引するこ
とによって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引
手段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニ
ット内に突設された搬送用管路の端部近傍に、搬送用管
路内のエアーの流れと交差する方向に、吸引手段によっ
てエアーが吸引されるように開口する第1のスリットを
穿設するとともに、吸引手段と連通し、渦流発生ユニッ
ト内での搬送用管路からのエアーの流れと交差する方向
に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口す
る第2のスリットを渦流発生ユニットの内壁に穿設し、
搬送用管路の端部に、搬送用管路から搬出口に連通する
下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを設け、保
護ホースの湾曲方向に沿って吸引手段によってエアーが
吸引される1乃至複数の開孔を設けている。
連通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための
搬出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用
管路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引するこ
とによって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引
手段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニ
ット内に突設された搬送用管路の端部近傍に、搬送用管
路内のエアーの流れと交差する方向に、吸引手段によっ
てエアーが吸引されるように開口する第1のスリットを
穿設するとともに、吸引手段と連通し、渦流発生ユニッ
ト内での搬送用管路からのエアーの流れと交差する方向
に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口す
る第2のスリットを渦流発生ユニットの内壁に穿設し、
搬送用管路の端部に、搬送用管路から搬出口に連通する
下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを設け、保
護ホースの湾曲方向に沿って吸引手段によってエアーが
吸引される1乃至複数の開孔を設けている。
【0017】したがって、上述と同様に第2のスリット
で発生したフィルムエアーをさらに第1のスリットを介
して吸引することにより、さらに薄いフィルムエアーを
発生させることができる。また、被搬送物は保護ホース
内を通るので、被搬送物が渦流発生ユニットの内壁に衝
突して破損するのを防止することができる。さらに、保
護ホースに穿設された開孔を介して吸引手段がエアーを
吸引するので、開孔を介して流れる被搬送物の慣性力よ
りも小さいエアーの流れによって、被搬送物の慣性力を
減衰させて、搬送方向の速度を減速することができる。
で発生したフィルムエアーをさらに第1のスリットを介
して吸引することにより、さらに薄いフィルムエアーを
発生させることができる。また、被搬送物は保護ホース
内を通るので、被搬送物が渦流発生ユニットの内壁に衝
突して破損するのを防止することができる。さらに、保
護ホースに穿設された開孔を介して吸引手段がエアーを
吸引するので、開孔を介して流れる被搬送物の慣性力よ
りも小さいエアーの流れによって、被搬送物の慣性力を
減衰させて、搬送方向の速度を減速することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)図2は、本発明の実施形態のエアー搬送
装置の全体構成を示しており、このエアー搬送装置は、
被搬送物を投入するホッパー1の下端に搬送用管路の一
部を構成する搬送ホース2の一端を接続している。この
搬送ホース2の他端は渦流発生ユニット3の側周面に接
続され、搬送ホース2を介して渦流発生ユニット3の下
部に設けた搬出口4から被搬送物を搬出するようになっ
ている。
して説明する。 (実施形態1)図2は、本発明の実施形態のエアー搬送
装置の全体構成を示しており、このエアー搬送装置は、
被搬送物を投入するホッパー1の下端に搬送用管路の一
部を構成する搬送ホース2の一端を接続している。この
搬送ホース2の他端は渦流発生ユニット3の側周面に接
続され、搬送ホース2を介して渦流発生ユニット3の下
部に設けた搬出口4から被搬送物を搬出するようになっ
ている。
【0019】渦流発生ユニット3の下方にはルーツブロ
アーからなる吸引手段7が配設されており、この吸引手
段7に吸引ホース6の一端が接続される。吸引ホース6
の他端は渦流発生ユニット3の上端部に接続される。こ
の搬送ホース2及び吸引ホース6は共に屈曲性を有する
ものからなる。渦流発生ユニット3の構成を図1(a)
(b)に示す。渦流発生ユニット3は、上面が開口した
ボディ3aと、ボディ3aの上面に被着されるカバー3
bとから構成される。ボディ3aの側周面には搬送ホー
ス2を接続する例えばステンレス鋼から形成された搬送
パイプ8が貫設され、ボディ3a内に搬送ホース2と連
通連結された空間部17が設けられるとともに、カバー
3bの上面には吸引手段からの吸引ホース6を接続する
吸引パイプ13が連通連結された吸引室10が設けられ
る。ここで、搬送用管路18は搬送ホース2と搬送パイ
プ8とから構成される。また、吸引室10と空間部17
とを仕切るカバー3bには開口11が設けられ、吸引室
10と空間部17とを連通してある。さらに、搬送パイ
プ8の空間部17側の端部には、円周方向に複数個の第
1のスリット9が穿設してある。
アーからなる吸引手段7が配設されており、この吸引手
段7に吸引ホース6の一端が接続される。吸引ホース6
の他端は渦流発生ユニット3の上端部に接続される。こ
の搬送ホース2及び吸引ホース6は共に屈曲性を有する
ものからなる。渦流発生ユニット3の構成を図1(a)
(b)に示す。渦流発生ユニット3は、上面が開口した
ボディ3aと、ボディ3aの上面に被着されるカバー3
bとから構成される。ボディ3aの側周面には搬送ホー
ス2を接続する例えばステンレス鋼から形成された搬送
パイプ8が貫設され、ボディ3a内に搬送ホース2と連
通連結された空間部17が設けられるとともに、カバー
3bの上面には吸引手段からの吸引ホース6を接続する
吸引パイプ13が連通連結された吸引室10が設けられ
る。ここで、搬送用管路18は搬送ホース2と搬送パイ
プ8とから構成される。また、吸引室10と空間部17
とを仕切るカバー3bには開口11が設けられ、吸引室
10と空間部17とを連通してある。さらに、搬送パイ
プ8の空間部17側の端部には、円周方向に複数個の第
1のスリット9が穿設してある。
【0020】ここで、第1のスリット9を介して吸引手
段7がエアーを吸引することによってフィルムエアーが
発生し、搬送ホース2が接続された搬送パイプ8の方
向、つまりエアー吸引方向Aと、第1のスリット9を介
して吸引されるフィルムエアーのエアー吸引方向Bとを
所定の角度で交差させることによって、搬送用管路18
内で管路内壁面に沿うように渦巻状で且つ低速で進行す
る空気流(渦流)を発生させることができる。
段7がエアーを吸引することによってフィルムエアーが
発生し、搬送ホース2が接続された搬送パイプ8の方
向、つまりエアー吸引方向Aと、第1のスリット9を介
して吸引されるフィルムエアーのエアー吸引方向Bとを
所定の角度で交差させることによって、搬送用管路18
内で管路内壁面に沿うように渦巻状で且つ低速で進行す
る空気流(渦流)を発生させることができる。
【0021】本実施形態では、第1のスリット9を搬送
パイプ8の周面に直接形成しているので、従来のカバー
3bに第2のスリット12を設けた場合に比べて、第1
のスリット9と搬送用管路18の距離が短くなり、フィ
ルムエアーの損失を低減することができる。したがっ
て、渦流の損失が低減され、吸引手段の吸引力が小さい
場合でも、被搬送物を搬送するのに十分な吸引力を発生
させることができ、安定したエアー搬送を行うことがで
きる。
パイプ8の周面に直接形成しているので、従来のカバー
3bに第2のスリット12を設けた場合に比べて、第1
のスリット9と搬送用管路18の距離が短くなり、フィ
ルムエアーの損失を低減することができる。したがっ
て、渦流の損失が低減され、吸引手段の吸引力が小さい
場合でも、被搬送物を搬送するのに十分な吸引力を発生
させることができ、安定したエアー搬送を行うことがで
きる。
【0022】尚、本実施形態では第1のスリット9を搬
送パイプ8の周面に形成しているが、第1のスリット9
を搬送パイプ8の端部近傍に形成すればよく、搬送パイ
プ8以外の箇所に設けても良いことは言うまでもない。
また、第1のスリット9を搬送パイプ8に設けた点以外
の構成は、図7に示す従来の渦流発生ユニット3と同様
であるので、その説明は省略する。 (実施形態2)本実施形態のエアー搬送装置に用いる渦
流発生ユニット3を図3(a)(b)に示す。
送パイプ8の周面に形成しているが、第1のスリット9
を搬送パイプ8の端部近傍に形成すればよく、搬送パイ
プ8以外の箇所に設けても良いことは言うまでもない。
また、第1のスリット9を搬送パイプ8に設けた点以外
の構成は、図7に示す従来の渦流発生ユニット3と同様
であるので、その説明は省略する。 (実施形態2)本実施形態のエアー搬送装置に用いる渦
流発生ユニット3を図3(a)(b)に示す。
【0023】従来技術で説明したように、搬送パイプ8
から空間部17内に搬送された被搬送物は、空間部17
内で搬送速度が低速となり、被搬送物の自重落下によ
り、ボディ3aの下部に設けられた搬出口4に落下する
が、被搬送物の搬送速度が十分に減速されなかった場
合、被搬送物が渦流発生ユニット3aの内壁に衝突し
て、被搬送物が破損する恐れがあった。
から空間部17内に搬送された被搬送物は、空間部17
内で搬送速度が低速となり、被搬送物の自重落下によ
り、ボディ3aの下部に設けられた搬出口4に落下する
が、被搬送物の搬送速度が十分に減速されなかった場
合、被搬送物が渦流発生ユニット3aの内壁に衝突し
て、被搬送物が破損する恐れがあった。
【0024】そこで、本実施形態では、搬送パイプ8の
出口から搬出口4に連通する下方に湾曲した保護ホース
5を、ボディ3aの内壁に複数のホース固定金具15を
用いて配設している。なお、保護ホース5は屈曲性を有
している。したがって、搬送パイプ8の出口から飛び出
した被搬送物は、保護ホース5内を落下して搬出口4ま
で導かれるので、被搬送物が渦流発生ユニット3の内壁
に衝突することがない。なお、保護ホース5の内壁は、
渦流発生ユニット3に比べて柔らかいので、被搬送物が
保護ホース5の内壁に衝突しても、被搬送物が破損する
ことはない。
出口から搬出口4に連通する下方に湾曲した保護ホース
5を、ボディ3aの内壁に複数のホース固定金具15を
用いて配設している。なお、保護ホース5は屈曲性を有
している。したがって、搬送パイプ8の出口から飛び出
した被搬送物は、保護ホース5内を落下して搬出口4ま
で導かれるので、被搬送物が渦流発生ユニット3の内壁
に衝突することがない。なお、保護ホース5の内壁は、
渦流発生ユニット3に比べて柔らかいので、被搬送物が
保護ホース5の内壁に衝突しても、被搬送物が破損する
ことはない。
【0025】また、保護ホース5には、保護ホース5の
湾曲方向に沿って開孔14が穿設されており、開孔14
を介して吸引手段7がエアーを吸引することによって、
被搬送物の慣性力よりも小さいエアーの流れを保護ホー
ス5内に発生させることができる。したがって、保護ホ
ース5内のエアーの流れによって搬送パイプ8から飛び
出した被搬送物にブレーキがかかり、被搬送物の慣性力
が減衰されて、搬送方向の速度が減速される。また、開
孔14は、保護ホース5の湾曲方向に沿って保護ホース
5の下方に複数個穿設されており、複数の開孔14によ
って被搬送物の慣性力が順次減衰されるので、搬送速度
を更に減速することができ、被搬送物の破損を防止する
ことができる。
湾曲方向に沿って開孔14が穿設されており、開孔14
を介して吸引手段7がエアーを吸引することによって、
被搬送物の慣性力よりも小さいエアーの流れを保護ホー
ス5内に発生させることができる。したがって、保護ホ
ース5内のエアーの流れによって搬送パイプ8から飛び
出した被搬送物にブレーキがかかり、被搬送物の慣性力
が減衰されて、搬送方向の速度が減速される。また、開
孔14は、保護ホース5の湾曲方向に沿って保護ホース
5の下方に複数個穿設されており、複数の開孔14によ
って被搬送物の慣性力が順次減衰されるので、搬送速度
を更に減速することができ、被搬送物の破損を防止する
ことができる。
【0026】なお、本実施形態では、保護ホース5に複
数個の開孔14を設けているが、開孔14は1個のみで
もよい。また、本実施形態では開孔14の形状を円形と
しているが、円形以外の長方形や正方形等の形状の開孔
を設けてもよいことは言うまでもない。 (実施形態3)本実施形態では、図4(a)(b)に示
すように、実施形態2のエアー搬送装置において、吸引
室10と空間部17を仕切るカバー3bに第2のスリッ
ト12を複数個設けている。
数個の開孔14を設けているが、開孔14は1個のみで
もよい。また、本実施形態では開孔14の形状を円形と
しているが、円形以外の長方形や正方形等の形状の開孔
を設けてもよいことは言うまでもない。 (実施形態3)本実施形態では、図4(a)(b)に示
すように、実施形態2のエアー搬送装置において、吸引
室10と空間部17を仕切るカバー3bに第2のスリッ
ト12を複数個設けている。
【0027】したがって、吸引手段7が第2のスリット
12を介してエアーを吸引することによって、第2のス
リット12でフィルムエアーを発生させ、このエアーの
流れと搬送パイプ8内を流れるエアーの流れとを所定の
角度で交差させることによって、搬送ホース2内に渦流
を発生させることができる。さらに、本実施形態では搬
送パイプ8の周面にも第1のスリット9を形成している
ので、第2のスリット12で発生したフィルムエアーを
さらに第1のスリット9を介して吸引手段7が吸引する
ことによって、第2のスリット12で発生したフィルム
エアーに対して、より薄いフィルムエアーを発生させる
ことができる。したがって、搬送ホース8内に帯状の渦
流が発生して、渦流の発生効率を高めることができるの
で、エアー搬送装置の搬送効率を高めることができる。
12を介してエアーを吸引することによって、第2のス
リット12でフィルムエアーを発生させ、このエアーの
流れと搬送パイプ8内を流れるエアーの流れとを所定の
角度で交差させることによって、搬送ホース2内に渦流
を発生させることができる。さらに、本実施形態では搬
送パイプ8の周面にも第1のスリット9を形成している
ので、第2のスリット12で発生したフィルムエアーを
さらに第1のスリット9を介して吸引手段7が吸引する
ことによって、第2のスリット12で発生したフィルム
エアーに対して、より薄いフィルムエアーを発生させる
ことができる。したがって、搬送ホース8内に帯状の渦
流が発生して、渦流の発生効率を高めることができるの
で、エアー搬送装置の搬送効率を高めることができる。
【0028】なお、第2のスリット12以外の構成は実
施形態1又は2と同様であるので、その説明は省略す
る。 (実施形態4)本実施形態のエアー搬送装置に用いる渦
流発生ユニット3を図5及び図6(a)(b)に示す。
施形態1又は2と同様であるので、その説明は省略す
る。 (実施形態4)本実施形態のエアー搬送装置に用いる渦
流発生ユニット3を図5及び図6(a)(b)に示す。
【0029】本実施形態では、搬送パイプ8の端面に対
して、第3のスリット16を介して保護ホース5を対向
させており、この第3のスリット16を介して吸引手段
7がエアーを吸引することによってフィルムエアーが発
生し、搬送パイプ8内を流れるエアーの流れと第3のス
リット16を介して吸引されるフィルムエアーの流れと
を交差させて、搬送用管路18内に渦流を発生させるこ
とができる。
して、第3のスリット16を介して保護ホース5を対向
させており、この第3のスリット16を介して吸引手段
7がエアーを吸引することによってフィルムエアーが発
生し、搬送パイプ8内を流れるエアーの流れと第3のス
リット16を介して吸引されるフィルムエアーの流れと
を交差させて、搬送用管路18内に渦流を発生させるこ
とができる。
【0030】したがって、カバー3bや搬送パイプ8に
スリットを設けることなく、搬送パイプ8と保護ホース
5とを第3のスリット16を介して対向させるだけで、
保護ホース5内に渦流を発生させることができるので、
渦流発生ユニット3や搬送パイプ8の製造の手間を省く
ことができる。尚、保護ホース5の取付角度と搬送パイ
プ8以外の構成は、実施形態1又は2と同様であるの
で、その説明は省略する。
スリットを設けることなく、搬送パイプ8と保護ホース
5とを第3のスリット16を介して対向させるだけで、
保護ホース5内に渦流を発生させることができるので、
渦流発生ユニット3や搬送パイプ8の製造の手間を省く
ことができる。尚、保護ホース5の取付角度と搬送パイ
プ8以外の構成は、実施形態1又は2と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、搬送
用管路と連通する渦流発生ユニットと、搬送用管路内の
エアーを渦流発生ユニットを介して吸引することによっ
て、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手段とを
備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニット内に
突設された搬送用管路の端部近傍に、搬送用管路内のエ
アーの流れと交差する方向に、吸引手段によってエアー
が吸引されるように開口する第1のスリットを穿設して
いるので、第1のスリットと搬送用管路との距離を短く
することができ、第1のスリットを介して流れるフィル
ムエアーの損失を低減することができる。したがって、
吸引手段の吸引力が低くても、被搬送物を搬送させるの
に十分な渦気流を発生させることができ、安定したエア
ー搬送を行うことができるという効果がある。
用管路と連通する渦流発生ユニットと、搬送用管路内の
エアーを渦流発生ユニットを介して吸引することによっ
て、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手段とを
備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニット内に
突設された搬送用管路の端部近傍に、搬送用管路内のエ
アーの流れと交差する方向に、吸引手段によってエアー
が吸引されるように開口する第1のスリットを穿設して
いるので、第1のスリットと搬送用管路との距離を短く
することができ、第1のスリットを介して流れるフィル
ムエアーの損失を低減することができる。したがって、
吸引手段の吸引力が低くても、被搬送物を搬送させるの
に十分な渦気流を発生させることができ、安定したエア
ー搬送を行うことができるという効果がある。
【0032】請求項2の発明は、吸引手段と連通すると
ともに、渦流発生ユニット内での搬送用管路からのエア
ーの流れと交差する方向に、吸引手段によってエアーが
吸引されるように開口する第2のスリットを渦流発生ユ
ニットの内壁に穿設しているので、第2のスリットを介
して流れるフィルムエアーを、第1のスリットを介して
吸引することにより、さらに薄いフィルムエアーを発生
させることができ、搬送用管路内に帯状の渦流を発生さ
せることができる。したがって、渦流の発生効率を高め
ることにより、エアー搬送の搬送効率を高めることがで
きるという効果がある。
ともに、渦流発生ユニット内での搬送用管路からのエア
ーの流れと交差する方向に、吸引手段によってエアーが
吸引されるように開口する第2のスリットを渦流発生ユ
ニットの内壁に穿設しているので、第2のスリットを介
して流れるフィルムエアーを、第1のスリットを介して
吸引することにより、さらに薄いフィルムエアーを発生
させることができ、搬送用管路内に帯状の渦流を発生さ
せることができる。したがって、渦流の発生効率を高め
ることにより、エアー搬送の搬送効率を高めることがで
きるという効果がある。
【0033】請求項3の発明は、搬送用管路が側面に連
通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための搬
出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用管
路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引すること
によって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手
段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニッ
ト内に突設された搬出用管路の端部から搬出口に連通す
る下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを、渦流
発生ユニット内に配設しており、被搬送物は保護ホース
内を通り、被搬送物が渦流発生ユニットの内壁に衝突す
るのを防止できるので、被搬送物の破損を低減できると
いう効果がある。
通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための搬
出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用管
路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引すること
によって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手
段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニッ
ト内に突設された搬出用管路の端部から搬出口に連通す
る下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを、渦流
発生ユニット内に配設しており、被搬送物は保護ホース
内を通り、被搬送物が渦流発生ユニットの内壁に衝突す
るのを防止できるので、被搬送物の破損を低減できると
いう効果がある。
【0034】請求項4の発明は、搬送用管路と保護ホー
スとの間に、吸引手段によって搬送用管路内のエアーの
流れと交差する方向にエアーが吸引される第3のスリッ
トが形成されるように、搬送用管路の端部に対して保護
ホースを配設しており、渦流発生ユニットの内壁や搬送
用管路にスリットを設けることなく、搬送用管路内に渦
流を発生させることができるので、渦流発生ユニットの
製造の手間を低減できるという効果がある。
スとの間に、吸引手段によって搬送用管路内のエアーの
流れと交差する方向にエアーが吸引される第3のスリッ
トが形成されるように、搬送用管路の端部に対して保護
ホースを配設しており、渦流発生ユニットの内壁や搬送
用管路にスリットを設けることなく、搬送用管路内に渦
流を発生させることができるので、渦流発生ユニットの
製造の手間を低減できるという効果がある。
【0035】請求項5の発明は、保護ホースの一部に、
吸引手段によってエアーが吸引される開孔を穿設してお
り、開孔を介して吸引手段によって吸引される被搬送物
の慣性力よりも小さいエアーの流れによって、被搬送物
の慣性力を減衰して搬送方向の速度を減速させることが
できるので、被搬送物が破損するのを防止できるという
効果がある。
吸引手段によってエアーが吸引される開孔を穿設してお
り、開孔を介して吸引手段によって吸引される被搬送物
の慣性力よりも小さいエアーの流れによって、被搬送物
の慣性力を減衰して搬送方向の速度を減速させることが
できるので、被搬送物が破損するのを防止できるという
効果がある。
【0036】請求項6の発明は、開孔を保護ホースの湾
曲方向に沿って保護ホースの下方に複数個設けているの
で、開孔を介して吸引手段によって吸引される被搬送物
の慣性力よりも小さいエアーの流れによって、被搬送物
の慣性力を順次減衰して搬送方向の速度を更に減速させ
ることができ、被搬送物が破損するのを一層防止できる
という効果がある。
曲方向に沿って保護ホースの下方に複数個設けているの
で、開孔を介して吸引手段によって吸引される被搬送物
の慣性力よりも小さいエアーの流れによって、被搬送物
の慣性力を順次減衰して搬送方向の速度を更に減速させ
ることができ、被搬送物が破損するのを一層防止できる
という効果がある。
【0037】請求項7の発明は、搬送用管路が側面に連
通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための搬
出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用管
路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引すること
によって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手
段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニッ
ト内に突設された搬送用管路の端部近傍に、搬送用管路
内のエアーの流れと交差する方向に、吸引手段によって
エアーが吸引されるように開口する第1のスリットを穿
設するとともに、吸引手段と連通し、渦流発生ユニット
内での搬送用管路からのエアーの流れと交差する方向
に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口す
る第2のスリットを渦流発生ユニットの内壁に穿設し、
搬送用管路の端部に、搬送用管路から搬出口に連通する
下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを設け、保
護ホースの湾曲方向に沿って吸引手段によってエアーが
吸引される1乃至複数の開孔を設けている。
通されるとともに、被搬送物を外部に搬出するための搬
出口が下部に設けられた渦流発生ユニットと、搬送用管
路内のエアーを渦流発生ユニットを介して吸引すること
によって、搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手
段とを備えたエアー搬送装置において、渦流発生ユニッ
ト内に突設された搬送用管路の端部近傍に、搬送用管路
内のエアーの流れと交差する方向に、吸引手段によって
エアーが吸引されるように開口する第1のスリットを穿
設するとともに、吸引手段と連通し、渦流発生ユニット
内での搬送用管路からのエアーの流れと交差する方向
に、吸引手段によってエアーが吸引されるように開口す
る第2のスリットを渦流発生ユニットの内壁に穿設し、
搬送用管路の端部に、搬送用管路から搬出口に連通する
下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホースを設け、保
護ホースの湾曲方向に沿って吸引手段によってエアーが
吸引される1乃至複数の開孔を設けている。
【0038】したがって、上述と同様に第2のスリット
で発生したフィルムエアーをさらに第1のスリットを介
して吸引することにより、さらに薄いフィルムエアーを
発生させることができ、搬送用管路内に帯状の渦流を発
生させ、渦流の発生効率を高めることができるので、エ
アー搬送の搬送効率を高めることができるという効果が
ある。また、被搬送物は保護ホース内を通るので、被搬
送物が渦流発生ユニットの内壁に衝突して破損するのを
防止することができるという効果もある。さらに、保護
ホースに穿設された開孔を介して吸引手段がエアーを吸
引するので、開孔を介して流れる被搬送物の慣性力より
も小さいエアーの流れによって、被搬送物の慣性力を減
衰させて搬送方向の速度を減速することができ、被搬送
物の破損を一層低減できるという効果もある。
で発生したフィルムエアーをさらに第1のスリットを介
して吸引することにより、さらに薄いフィルムエアーを
発生させることができ、搬送用管路内に帯状の渦流を発
生させ、渦流の発生効率を高めることができるので、エ
アー搬送の搬送効率を高めることができるという効果が
ある。また、被搬送物は保護ホース内を通るので、被搬
送物が渦流発生ユニットの内壁に衝突して破損するのを
防止することができるという効果もある。さらに、保護
ホースに穿設された開孔を介して吸引手段がエアーを吸
引するので、開孔を介して流れる被搬送物の慣性力より
も小さいエアーの流れによって、被搬送物の慣性力を減
衰させて搬送方向の速度を減速することができ、被搬送
物の破損を一層低減できるという効果もある。
【図1】実施形態1のエアー搬送装置の渦流発生ユニッ
トを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
トを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
【図2】同上のエアー搬送装置を示す概略構成図であ
る。
る。
【図3】実施形態2のエアー搬送装置の渦流発生ユニッ
トを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
トを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
【図4】実施形態3のエアー搬送装置の渦流発生ユニッ
トを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
トを示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図であ
る。
【図5】実施形態4のエアー搬送装置の渦流発生ユニッ
トを示す分解斜視図である。
トを示す分解斜視図である。
【図6】同上の渦流発生ユニットを示し、(a)は断面
図、(b)は要部断面図である。
図、(b)は要部断面図である。
【図7】従来のエアー搬送装置の渦流発生ユニットを示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
2 搬送ホース 3 渦流発生ユニット 3a ボディ 3b ガバー 6 吸引ホース 8 搬送パイプ 9 第1のスリット 10 吸引室 11 開口 13 吸引パイプ 17 空間部 18 搬送用管路
Claims (7)
- 【請求項1】搬送用管路と連通する渦流発生ユニット
と、前記搬送用管路内のエアーを前記渦流発生ユニット
を介して吸引することによって、前記搬送用管路内の被
搬送物を搬送させる吸引手段とを備えたエアー搬送装置
において、前記渦流発生ユニット内に突設された前記搬
送用管路の端部近傍に、前記搬送用管路内のエアーの流
れと交差する方向に、前記吸引手段によってエアーが吸
引されるように開口する第1のスリットを穿設して成る
ことを特徴とするエアー搬送装置。 - 【請求項2】前記吸引手段と連通するとともに、前記渦
流発生ユニット内での前記搬送用管路からのエアーの流
れと交差する方向に、前記吸引手段によってエアーが吸
引されるように開口する第2のスリットを前記渦流発生
ユニットの内壁に穿設することを特徴とする請求項1記
載のエアー搬送装置。 - 【請求項3】搬送用管路が側面に連通されるとともに、
被搬送物を外部に搬出するための搬出口が下部に設けら
れた渦流発生ユニットと、前記搬送用管路内のエアーを
前記渦流発生ユニットを介して吸引することによって、
前記搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手段とを
備えたエアー搬送装置において、前記渦流発生ユニット
内に突設された前記搬出用管路の端部と前記搬出口とを
連通する下方に湾曲した被搬送物保護用の保護ホース
を、前記渦流発生ユニット内に配設して成ることを特徴
とするエアー搬送装置。 - 【請求項4】前記搬送用管路と前記保護ホースとの間
に、吸引手段によって前記搬送用管路内のエアーの流れ
と交差する方向にエアーが吸引される第3のスリットが
形成されるように、前記搬送用管路の端部に対して前記
保護ホースを配設して成ることを特徴とする請求項3記
載のエアー搬送装置。 - 【請求項5】前記保護ホースの一部に、前記吸引手段に
よってエアーが吸引される開孔を穿設したことを特徴と
する請求項3又は4記載のエアー搬送装置。 - 【請求項6】前記開孔を、前記保護ホースの湾曲方向に
沿って前記保護ホースの下方に複数個設けて成ることを
特徴とする請求項5記載のエアー搬送装置。 - 【請求項7】搬送用管路が側面に連通されるとともに、
被搬送物を外部に搬出するための搬出口が下部に設けら
れた渦流発生ユニットと、前記搬送用管路内のエアーを
前記渦流発生ユニットを介して吸引することによって、
前記搬送用管路内の被搬送物を搬送させる吸引手段とを
備えたエアー搬送装置において、前記渦流発生ユニット
内に突設された前記搬送用管路の端部近傍に、前記搬送
用管路内のエアーの流れと交差する方向に、前記吸引手
段によってエアーが吸引されるように開口する第1のス
リットを穿設するとともに、前記吸引手段と連通し、前
記渦流発生ユニット内での前記搬送用管路からのエアー
の流れと交差する方向に、前記吸引手段によってエアー
が吸引されるように開口する第2のスリットを前記渦流
発生ユニットの内壁に穿設し、前記搬送用管路と前記搬
出口とを連通する下方に湾曲した被搬送物保護用の保護
ホースを設け、前記保護ホースの湾曲方向に沿って前記
保護ホースの下方に前記吸引手段によってエアーが吸引
される1乃至複数の開孔を設けたことを特徴とするエア
ー搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34422296A JPH10181883A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | エアー搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34422296A JPH10181883A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | エアー搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10181883A true JPH10181883A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18367583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34422296A Withdrawn JPH10181883A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | エアー搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10181883A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232546A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-09-07 | Fukuoka Seimai Kiki Kk | エア搬送装置 |
JP2007186311A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Seiken Kogyo Kk | 穀粒搬送装置および穀粒搬送方法 |
JP2007186310A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Seiken Kogyo Kk | 搬送穀粒分離装置および搬送穀粒分離方法 |
JP2014028685A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Seiken Kogyo Kk | 搬送装置 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34422296A patent/JPH10181883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232546A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-09-07 | Fukuoka Seimai Kiki Kk | エア搬送装置 |
JP2007186311A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Seiken Kogyo Kk | 穀粒搬送装置および穀粒搬送方法 |
JP2007186310A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Seiken Kogyo Kk | 搬送穀粒分離装置および搬送穀粒分離方法 |
JP2014028685A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Seiken Kogyo Kk | 搬送装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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