JP4327739B2 - 穀物吸引搬送装置 - Google Patents

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本発明は、穀物吸引搬送装置に関するものである。
従来、米などの穀物を搬送物としてエア搬送する場合、穀物を気流と共に通過させるエア搬送路と、同エア搬送路の始端部の天壁部に当該エア搬送路へ穀物を供給する穀物供給口を設けて、同穀物供給口の直下方にエア搬送路へ空気を噴出するエア噴出管を配設し、このエア噴出管からエア搬送路の搬送先に向けて、ファンやコンプレッサからなる送気装置よりエアを強制的に噴き込み、この噴き込みエアによって穀物を吹き飛ばすようにして搬送するエア搬送装置があった。
また、かかるエア搬送装置においては、エアにより吹き飛ばした穀物を、前記エア搬送路の終端に配置した穀物回収装置の内部にそのまま流入させていた(例えば、特許文献1、特許文献2を参照。)。
特開平8−215589号公報 特開平2003−001122号公報
しかし、上記した従来のエア搬送装置では、穀物を吹き飛ばすだけの圧送力を確保しなければならないことから、送気装置を構成するファンやコンプレッサを高能力化する必要があり、また、エアの温度上昇により穀物の劣化や水分減少が生じることからにエア冷却装置が必要となり、そのために送気装置が大型化し、エア搬送装置全体も大型化するおそれがあるとともに、エネルギー消費も大きくなることから、イニシャルコスト及びランニングコスト共々上昇するおそれがあった。
また、エアにより吹き飛ばした穀物を、前記エア搬送路の終端に配置した穀物回収装置の内部にそのまま流入させると、穀物が回収装置の壁などに勢いよく衝突して損傷するおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解決して、コンパクトであって、かつ低コストで設置可能な穀物吸引搬送装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明では、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を具備し、前記エア搬送路の始端部を上向きに湾曲状に折曲形成し、上方に向けて開口した始端開口を外気連通口となすとともに、当該外気連通口に前記穀物供給部の穀物供給口が臨むように穀物供給部を配設し、前記外気連通口を前記穀物供給口よりも大口径とし、前記穀物供給口を、前記外気連通口の上方に所定距離だけ離隔させて配置し、前記エア搬送路の終端部に、下向きに湾曲形成して、前記穀物回収部内に搬送される穀物の搬送方向を下方向へ案内する回収ガイドを取付け、回収ガイドは、穀物の搬送方向を水平方向から垂直方向に変更する断面視略湾状のガイド壁と、同ガイド壁の両端から弧状に延設され、搬送方向に沿って伸延する所定高さを有する一対の側壁とから断面視円弧状の略樋状に形成した穀物吸引搬送装置としている。
求項2記載の本発明では、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を具備し、前記エア搬送路の始端部を、横向きに伸延させた外気導入部と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部とに分岐形成し、前記外気導入部の始端開口を外気連通口となす一方、前記穀物導入部の始端開口に前記穀物供給部の穀物供給口を連通連結し、前記エア搬送路の終端部に、下向きに湾曲形成して、前記穀物回収部内に搬送される穀物の搬送方向を下方向へ案内する回収ガイドを取付け、回収ガイドは、穀物の搬送方向を水平方向から垂直方向に変更する断面視略湾状のガイド壁と、同ガイド壁の両端から弧状に延設され、搬送方向に沿って伸延する所定高さを有する一対の側壁とから断面視円弧状の略樋状に形成したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明では、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を具備し、前記エア搬送路の始端部を上向きに湾曲状に折曲形成し、上方に向けて開口した始端開口を外気連通口となすとともに、当該外気連通口に前記穀物供給部の穀物供給口が臨むように穀物供給部を配設し、前記穀物回収部内に、搬送物の流入方向に直交する方向に回転軸を設け、同回転軸の周方向に所定間隔に複数の受羽根を配設し、複数の受羽根は前記穀物回収部内に水平方向に流入してきた穀物を受けて前記回転軸回りに回転してきた穀物を下方へ落下させる穀物吸引搬送装置としている。
請求項4記載の本発明では、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を具備し、前記エア搬送路の始端部を、横向きに伸延させた外気導入部と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部とに分岐形成し、前記外気導入部の始端開口を外気連通口となす一方、前記穀物導入部の始端開口に前記穀物供給部の穀物供給口を連通連結し、前記穀物回収部内に、搬送物の流入方向に直交する方向に回転軸を設け、同回転軸の周方向に所定間隔に複数の受羽根を配設し、複数の受羽根は前記穀物回収部内に水平方向に流入してきた穀物を受けて前記回転軸回りに回転してきた穀物を下方へ落下させる穀物吸引搬送装置としている
(1)請求項1記載の本発明によれば、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構による吸引によって穀物をエア搬送することができるので、装置全体をコンパクト化することができるとともに、消費電力などを含め、コスト低減を図ることができる。また、上方に向けて開口した外気連通口に穀物供給部の穀物供給口が臨むように穀物供給部を配設しているので、外気連通口を穀物導入口と兼用することができ、エア搬送管の1つの始端開口からエアを吸い込みながら、穀物を、その自然落下により簡単にエア搬送路内に供給することができる。特に、エア搬送路は始端部側を上方へ湾曲させた簡単なチューブ状の構成とすればよく、かつ穀物供給部とエア搬送路とが独立しているので、製造も容易となって、この点からもコストダウンに寄与することができる
(2)また、前記外気連通口を前記穀物供給口よりも大口径とし、前記穀物供給口を、前記外気連通口の上方に所定距離だけ離隔させて配置したので、簡単な構成で上記(1)効果を得ることができ、しかも、穀物供給口から排出される穀物が系外に散逸することもない。さらに、穀物の搬送方向を下方向へ案内する回収ガイドを設けたので、搬送する穀物の損傷を効果的に防止することが可能となる。
(3)請求項記載の本発明によれば、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構による吸引によって穀物をエア搬送することができるので、装置全体をコンパクト化することができるとともに、消費電力などを含め、コスト低減を図ることができる。また、エア搬送路の始端部を、横向きに伸延させた外気導入部と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部とに分岐形成し、前記外気導入部の始端開口を外気連通口となす一方、前記穀物導入部の始端開口に前記穀物供給部の穀物供給口を連通連結しているので、外気連通口は外気専用の取込口となって、必要量の外気を十分に吸引することができ、同時に穀物供給口からの自然落下により、穀物を簡単かつ確実にエア搬送路内に供給して円滑なエア搬送が行える。さらに、穀物の搬送方向を下方向へ案内する回収ガイドを設けたので、搬送する穀物の損傷を効果的に防止することが可能となる。
(4)請求項記載の本発明によれば、穀物の搬送方向を下方向へ案内するので、上記(1)効果に加え、搬送する穀物の損傷を効果的に防止することが可能となる。
(5)請求項記載の本発明によれば、穀物の搬送方向を下方向へ案内するので、上(3)の効果に加え、搬送する穀物の損傷を効果的に防止することが可能となる。
本発明に係る穀物吸引搬送装置は、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を具備し、前記エア搬送路の始端部を上向きに湾曲状に折曲形成し、上方に向けて開口した始端開口を外気連通口となすとともに、当該外気連通口に前記穀物供給部の穀物供給口が臨むように穀物供給部を配設したものである。
すなわち、エア搬送路内に引き込む外気の取込口である外気連通口と、エア搬送路内にエア搬送対象となる米などの穀物を取り込む穀物投入口とが兼用されており、穀物を、その自然落下によりエア搬送路内に簡単に供給でき、しかも、穀物が落下していく穀物投入口からは外気が吸引されているので、穀物は散逸することなく効果的にエア搬送路内に供給され、しかもそのままエア搬送路内を円滑に流れて搬送され、穀物回収部内に効果的に収容される。
しかも、エア搬送路は始端部側を上方へ湾曲させた簡単なチューブ状の構成とすればよいので、特にエア供給のための専用管などを設ける必要のない簡単な構造となり、さらに、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構による吸引によって穀物をエア搬送することができるので、装置全体をコンパクト化することができるとともに、消費電力などを含め、装置のコスト低減を図ることができる。
また、穀物供給部とエア搬送路とがそれぞれ独立しているので、穀物吸引搬送装置の製造時に穀物供給部とエア搬送路との接続などが不要であり、装置全体の製造が容易となって、この点からもコスト低減を図ることが可能となる。
さらに、上記構成において、前記外気連通口を前記穀物供給口よりも大口径とし、前記穀物供給口を前記外気連通口の上方に所定距離だけ離隔させて配置するとよい。
かかる構成とすることにより、穀物供給口から排出される穀物が系外に散逸することをより確実に防止可能となる。
本発明に係る穀物吸引搬送装置の他の実施形態として、下記の構成とすることもできる。
すなわち、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を具備し、前記エア搬送路の始端部を、横向きに伸延させた外気導入部と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部とに分岐形成し、前記外気導入部の始端開口を外気連通口となす一方、前記穀物同入部の始端開口に前記穀物供給部の穀物供給口を連通連結した構成とするものである。
かかる装置としても上述の実施形態同様にコンパクトな構成となり、しかも、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構による吸引によって穀物をエア搬送することができるので、装置全体をコンパクト化することができるとともに、消費電力などを含め、コスト低減を図ることができる。
また、この構成とした場合、外気連通口は外気専用の取込口となって、必要量の外気を十分に吸引することができ、同時に穀物供給口からの自然落下により、穀物を簡単かつ確実にエア搬送路内に供給して円滑なエア搬送が行える。
ところで、水平方向に伸延する円筒状の外気導入部と、上方へ湾曲したこれも円筒状の穀物導入部とを分岐させる場合、円筒状のエア搬送路の始端部分を上方湾曲させ、この湾曲部分の下方を切欠するとともに、この切欠部に両端開口とした円筒状の外気導入部を連結することができる。あるいは、水平に伸延するエア搬送路の始端側上部部分を開口し、この開口部内に湾曲させた円筒状の穀物導入部を嵌装することもできる。
いずれにしても、エア搬送路内に位置する穀物導入部の端部からは、エア搬送路の内部までの搬送方向に向かって伸延する穀物受板を適宜長さで設けておくとよい。
すなわち、エア搬送路の略中央部分に位置する穀物導入部の端部から、エア搬送路を上下に仕切るように穀物受板を延設しておき、この穀物受板によって、穀物供給部から落下する穀物を一旦受け止めた後にエアにより吸引搬送するようにしておくとよい。
かかる構成とすることで、大量の穀物が一度に落下してエア搬送路内に堆積することがなく、穀物のエアによる吸引搬送を円滑に行うことができる。
また、上述してきた各実施形態において、前記エア搬送路の終端部には、下向きに湾曲形成して、前記穀物回収部内に搬送される穀物の搬送方向を下方向へ案内しながら搬送速度を減速する回収ガイドを取付けることができる。
従来は、搬送された穀物が勢いよく穀物回収部の内壁などに衝突して損傷することがあったが、この回収ガイドにより、搬送された穀物の搬送速度が勢いよく穀物回収部の内壁などに衝突することを防止して、穀物の損傷を効果的に防止することが可能となり、商品価値を損なうことを防止できる。
さらに好ましくは、前記回収ガイドは、平板状あるいは断面視円弧状としたガイド本体に、左右一対の側壁を耳状に立設しておくとよい。かかる側壁により、ガイド本体だけでは側方に広がって飛び散ってしまい、穀物回収部の内壁面等に衝突してしまうおそれのある穀物をより確実にガイドすることができるので、上記効果をより高めることが可能となる。
また、上記回収ガイドに代えて、前記穀物回収部内に、搬送物の流入方向と同方向に回転しながら搬送物を受ける受羽根を配設することもできる。
この受羽根によっても、穀物の搬送する穀物が勢いよく穀物回収部の内壁などに衝突することを防止できるので、やはり穀物の損傷を効果的に防止することが可能となり、商品価値を損なうことを防止できる。
このように、本発明に係る穀物吸引搬送装は、簡単、かつコンパクトな構成であり、しかも大型の送気装置が不要でありながら、米などの穀物を円滑にエア搬送することができる。
また、メンテナンスが頻繁に必要と考えられる専用のエア供給管が不要となるので、装置全体のメンテナンス性も向上する。すなわち、エア搬送する穀物が米や豆類などの場合には、派生する屑が糠や皮など水分を含む場合が多く、これらによって前記エア供給管はきわめて汚れやすいので、かかるエア供給管を不要とする構成を実現することは非常に有益である。
なお、前記穀物供給口には、開閉自在なシャッターを設けておくものとし、必要時にシャッターを開けて穀物供給口を開放し、穀物をエア搬送路内に供給するようにしている。また、シャッターの開放動作は手動であってもよいが、例えば、吸引機構の作動と連動させておくことが好ましい。吸引機構が作動するとシャッターが開き、吸引機構が停止するとシャッターが閉じるようにするのである。
かかる構成とすることにより、吸引機構を駆動させるという操作のみで穀物のエア搬送が容易に行える。
以下、本発明に係る穀物吸引搬送装置の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る穀物吸引搬送装置Aを示す模式的な全体説明図、図2は同装置Aの要部説明図である。
図1に示すように、本実施形態の穀物吸引搬送装置Aは、穀物供給部1と、同穀物供給部1から供給された米などの穀物aの搬送路となるエア搬送路2と、同エア搬送路2を通ってエア搬送された穀物aを受ける穀物回収部4と、同穀物回収部4に連通連結し、当該穀物回収部4及び前記エア搬送路2を介して空気とともに穀物aを吸引する吸引機構3とを備えている。
そして、穀物供給部1内に収納した穀物aをエア搬送路2に供給するとともに、吸引機構3を駆動して、穀物aを吸引によって穀物回収部4へエア搬送可能としている。
穀物供給部1は、収容した穀物aをエア搬送路2に供給すホッパーからなり、下方に傾斜した漏斗状底面5に筒状周壁部6を連設し、漏斗状底面5の中央には、穀物供給口7を有する短尺の穀物供給筒8を下方に向けて突設している。また、穀物供給筒8には開閉自在のシャッター(図示せず)を取り付けている。かかるシャッターの構造は特に限定されるものではなく、例えばスライド自在な平板を用いた簡単な構造で構わない。なお、このシャッターのスライド量によって穀物供給口8の開口幅を調整し、穀物aのエア搬送路2への時間当たりの供給量を調整することができる。
前記エア搬送路2は、両端開口の筒状に形成されており、始端部2a側を上方へ略直角に湾曲形成しており、始端開口27を上方へ向けている。そして、始端開口27から湾曲して水平に伸延し、終端部2bを穀物回収部4の側壁40上部に連通連結している。図1中、9は吸引機構3による吸引動作によって生じる気流に乗ってエア搬送された穀物aの搬送方向を変化させるとともに減速させるための回収ガイドであり、この回収ガイド9については後述する。
本実施形態に係る穀物吸引搬送装置A葉、上述したように、吸引機構3を穀物回収部4に連通連結して、当該穀物回収部4及び前記エア搬送路2を介して空気とともに穀物aを吸引可能としたものであり、前記エア搬送路2は、始端部2a側を上方へ湾曲させた簡単なチューブ状の構成としているので、特にエア供給のための専用管などを設ける必要のない簡単な構造となっている。
さらに、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構3による吸引によって穀物aをエア搬送することができるので、装置全体をコンパクト化することができるとともに、消費電力などを含め、装置のコスト低減を図ることができる。
また、上記構成において、この始端開口27を外気連通口となすとともに、当該外気連通口に前記穀物供給口7が臨むように穀物供給部1が配設されていることにも特徴がある。
しかも、前記外気連通口(始端開口27)を前記穀物供給口7よりも大口径とし、前記穀物供給口7を、前記外気連通口(始端開口27)の上方に所定距離だけ離隔させて配置している。図2において、21はエア搬送路2の始端側2aの先端部分に形成した拡径部であり、エア搬送路2の他の部分の直径よりも大径としている。
このように、本実施形態では、エア搬送路2内に引き込む外気の取込口である外気連通口と、エア搬送路2内にエア搬送対象となる米などの穀物を取り込む穀物投入口とが、エア搬送路2の始端開口27により兼用されており、図2に示すように、穀物aは自然落下によってエア搬送路2内に簡単に供給され、しかも、穀物aが落下していく穀物投入口からは、外気連通口として機能して外気が吸引されているので、穀物aは散逸することなく効果的にエア搬送路2内に供給され、気流に乗ってそのままエア搬送路2内を円滑に流れて搬送されていき、穀物回収部4内に効果的に収容される。
また、穀物供給部1とエア搬送路2とがそれぞれ独立しているので、本実施形態に係る穀物吸引搬送装置Aの製造時に、穀物供給部1とエア搬送路2とを溶接などによって接続する工程などが不要となり、穀物吸引搬送装置A全体の製造が容易となって、この点からもコスト低減を図ることが可能となる。
穀物回収部4は、図1に示すように、前記エア搬送路2の終端部2bと連通連設した受容ホッパー41を備えており、前記回収ガイド9を前記エア搬送路2の終端部2bに連通連結している。また、受容ホッパー41の下端部には、当該受容ホッパー41から外部への穀物取出口42を設け、この穀物取出口42にロータリーバルブ43を配設している。31は受容ホッパー41の上端をなす天井部44に突設した排気管であり、この排気管31を介してエア搬送路2及び受容ホッパー41の内部の空気を吸引する前記吸引機構3を連通連設している。32は吸引機構3と前記排気管31とを連結した吸気ダクト、33は前記排気管31と連通する排気口である。なお、受容ホッパー41の内部における前記エア搬送路2の連通個所より上方には、図示しない穀物流出防止フィルタを設け、前記排気口33から搬送物aが流出するのを防止している。
また、本実施形態における受容ホッパー41は、その側壁40において、エア搬送路2と連通する箇所から下方部分を前記ロータリーバルブ43に向けて傾斜させて傾斜壁45を形成する一方、この傾斜壁45に対向する面を垂直壁46としている。
ここで、前記回収ガイド9について説明する。図3は回収ガイド9の説明図であり、図示するように、本実施形態に係る回収ガイド9は、穀物aの搬送方向を水平方向から垂直方向に変更する断面視略湾状のガイド壁90と、同ガイド壁90の両端から弧状に延設され、搬送方向に沿って伸延する所定高さを有する一対の側壁91,91とから断面視円弧状の略樋状に形成されている。
かかる回収ガイド9は、円管を湾曲させてその内側部分を切欠する、あるいは円管の内側部分を切欠し、その後湾曲させるという簡単な加工で形成することができる。従って、ガイド壁90だけでなく、耳状に形成された側壁90,91も備えた回収ガイド9でありながら、手間を掛けることなく低コストで作成することができる。また、このように円管を切欠することにより回収ガイド9を作成すれば、ガイド壁90のガイド面と側壁91,91のガイド面とが連続した円弧状のガイド面が形成されるので、側壁91,91でガイドした穀物aを前記ガイド面に沿わせながら自然にガイド壁90側に寄せることができ、より円滑に穀物aをガイドすることができる。なお、ガイド壁90と側壁91,91とは、上述したように互いに連続した円弧状に形成するのみならず、それぞれ平板状に形成することも可能である。
かかる回収ガイド9を設けたことにより、穀物aの搬送経路を略直角に変更可能とし、かつ搬送速度を減速して、穀物aが緩やかに下降可能としている。
特に、回収ガイド9の基端部を、搬送方向に向かって断面積を拡大させた拡大部92としているので、この拡大部92によって穀物aの搬送速度を一旦減速させることができ、この減速後に回収ガイド9に沿って穀物aを縦方向に旋回移動させながらさらに減速するようにしている。したがって、回収ガイド9から放出する穀物aが勢い良く受容ホッパー41の内壁面などに衝突して損傷することを効果的に防止することができる。
なお、本実施形態では、回収ガイド9の基端部だけでなく、同回収ガイド9を連設するエア搬送路2の終端部2bも前記拡大部92と同径となるように断面積を拡大させて拡大部23を形成し、エア搬送路2と回収ガイド9とを緊密な状態で接続し、エア搬送路2の終端部2bから回収ガイド9にかけて穀物aの搬送速度を円滑に減速させるようにしている。
ところで、本実施形態に係る回収ガイド9は、ガイド壁90の幅が一定で、同ガイド壁90の両端部に連設される側壁91,91も互いに略平行であるが、これに限らず、ガイド壁90の幅を搬送方向に向かって漸次広げ、両側壁91,91が搬送方向に向かって次第に離れる構造としたり、逆に、ガイド壁90の幅を搬送方向に向かって狭めていって、両側壁91,91が搬送方向に向かって次第に近づく構造としたりすることもできる。
例えば、ガイド壁90の基端部の断面積を搬送方向へ向けて拡大すると、この拡大部で穀物aの搬送速度をさらに減速させて回収ガイド9から放出させることができるので、穀物aの損傷をより効果的に防止することが可能となる。
次に、穀物吸引搬送装置Aの他の実施形態について図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、第2の実施形態に係る穀物吸引搬送装置Aを示す模式的な全体説明図、図5は同装置Aの要部説明図である。なお、先の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して、ここではその説明を省略する。
本実施形態の特徴となるのは、前記エア搬送路2の始端部2aを、横向きに伸延させた外気導入部24と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部25とに分岐形成し、前記外気導入部24の始端開口26を外気連通口となす一方、前記穀物導入部25の始端開口27に前記穀物供給部1の穀物供給口7を連通連結した構成とした点にある。
かかる構成の穀物吸引搬送装置Aとしても、先の第1の実施形態同様にコンパクトな構成となすことができるとともに、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構3による吸引によって穀物aをエア搬送することができるので、装置全体をコンパクト化することができ、消費電力などを含め、コスト低減を図ることができる。
また、この構成とした場合、外気連通口(始端開口26)は外気専用の取込口となって、必要量の外気を十分に吸引することができ、同時に穀物供給口7からの自然落下により、穀物aを簡単かつ確実にエア搬送路2内に供給して円滑なエア搬送が行える。
ところで、水平方向に伸延する円筒状の外気導入部24と、上方へ湾曲したこれも円筒状の穀物導入部25とを分岐させる場合、円筒状のエア搬送路2の始端部分を上方湾曲させ、この湾曲部分(始端部2a)の下方を切欠するとともに、この切欠部に両端開口とした円筒状の外気導入部24を連結している。あるいは、水平に伸延するエア搬送路の始端側上部部分を切欠開口し、この開口部内に湾曲させた円筒状の穀物導入部25を嵌装してもよい。
また、エア搬送路2内に位置する穀物導入部25の端部からは、エア搬送路2の内部の搬送方向に向かって穀物受板28を適宜長さで伸延させて形成している。
すなわち、エア搬送路2の略中央部分に位置する穀物導入部端部25a(図5参照)から、エア搬送路2を上下に仕切るように穀物受板28を延設し、この穀物受板28によって、穀物供給部1から落下する穀物aを一旦受け止めた後にエアにより吸引搬送するようにしている。かかる構成とすることで、大量の穀物aが一度に落下してエア搬送路2内に堆積することがなく、穀物aのエアによる吸引搬送を円滑に行うことができる。
また、図4に示したように、本実施形態においても穀物回収部4内には回収ガイド9を設けているが、前述した第1の実施形態を含めて、この回収ガイド9に代えて、図6に示すような羽根体を備える減速機構15を配設することもできる。図6(a)は減速機構15の平面視による説明図、図6(b)は同側面視による説明図である。なお、図6においては減速機構15を配設しやすくするために、受容ホッパー41の形状を側面視でホームベース形状としている。
減速機構15は、前記エア搬送路2の終端部2bに対峙するように受容ホッパー41の略中央に配置している。
そして、エア搬送路2の終端部2bの端部開口93から受容ホッパー41の内部へと水平方向に流入した穀物aを受けて下方に落とす第1の受羽根18及び第2の受羽根19を、前記エア搬送路2からの穀物aの流入方向と同方向に回転するように、受容ホッパー41内部略中央に横架した回転軸20に対し、それぞれ1周に亘って複数枚取り付けている。ここでは、回転軸20に対して第1の受羽根18と第2の受羽根19とを、どちらも8枚ずつ回転方向に沿って所定間隔ごとに取り付けている。
そして、回転方向に沿って複数枚設けた第1の受羽根18からなる第1受羽根群21と、同様に回転方向に沿って複数枚設けた第2の受羽根19からなる第2受羽根群22とを回転軸20に対して前後に並設させ、正面視したときに連続する第1の受羽根18の間に第2の受羽根19が配置されるようにしている。なお、図6(a)中、20aは軸受けであり、図6(b)中、41aは湾曲させた内壁である。
また、この減速機構15は、エア搬送時の穀物aの移動速度(流速)、すなわちエア搬送路2から受容ホッパー41の内部への流入速度よりも遅い回転速度(周速)で回転させている。例えば、エア搬送時の穀物aの移動速度が毎秒10mの場合には、第1の受羽根18と第2の受羽根19とは、例えば毎秒5mで回転させている。
また、回転軸20周りに複数枚取り付けている第1の受羽根18及び第2の受羽根19のいずれかを回転軸20の直上方に位置させたときに、受羽根の先端から略1/3となる高さに前記エア搬送路2の端部開口93の中心がくるようにしている。これにより、端部開口93から受容ホッパー41の内部へと流入した穀物aは第1の受羽根18及び第2の受羽根19の上方を通過してしまうことがなく、穀物aを確実に第1の受羽根18及び第2の受羽根19で受け止めることができる。
前記第1の受羽根18は、回転方向に対して直交した基端部から、回転方向に対して45度傾斜した先端部へと平板体を捻った形状となっており、穀物aの受面18aが回転方向に対して斜めに傾斜している。
また、前記第2の受羽根19は、回転方向に対して平行な基端部から、回転方向に対して45度傾斜した先端部へと平板体を捻った形状となっており、前記第1の受羽根18と同様、穀物aの受面19aが回転方向に対して斜めに傾斜している。
しかも、前記第1の受羽根18と前記第2の受羽根19とは傾斜方向が異なり、第1の受羽根18の一側端が第2の受羽根19の受面19aに向けられ、第2の受羽根19の一側端が次の第1の受羽根18の受面18aに向けられている。特に、本実施形態では、第1の受羽根18も第2の受羽根19もそれぞれ基端部に対して先端部を45度捻っているので、基端部において直角に配置されている第1の受羽根18と第2の受羽根19とは、先端部においても互いに直角に配置されている。
本実施形態の穀物吸引搬送装置Aは上述した構成からなり、吸引機構3が作動してエア搬送が開始されると、穀物aが端部開口93から流入してくる方向と同方向に回転軸20を回転させ(図6では反時計廻りに回転させる)、端部開口93から流入した穀物aを第1の受羽根18の受面18aで受ける。このとき、穀物aを受ける第1の受羽根18は、前記流入口9から流入した穀物aの流入方向と同方向に回転しているので、穀物aが第1の受羽根18の受面18aに当たったときの衝撃を緩和することができる。しかも、穀物aは、前記流入口9から水平方向に流入するので、自重によって穀物aの水平方向への移動速度が小さくなり、これによっても受羽根に当たったときの穀物aの衝撃を緩和することができる。
また、図6(a)に示すように、第1の受羽根18の受面18aで受けた穀物aは、前記受面18a上を傾斜に沿って第1の受羽根18の回転方向へと流れ、第1の受羽根18の側端部から同側端部と対向する第2の受羽根19の受面19aへと移動して受け止められる。前記第2の受羽根19の受面19aで受け止められた穀物aは、前記受面19a上を傾斜に沿って第2の受羽根19の回転方向に流れて、第2の受羽根19の側端部から同側端部と対向する新たな第1の受羽根18の受面18aへと移動して受け止められる。
このように、第1の受羽根18も第2の受羽根19もその受面18a,19aが回転方向に対して傾斜しているので、受面18a,19aに衝突した穀物aは受面18a,19aに沿って斜めに逃げることとなり、穀物aを次の受羽根へと受け渡しやすいのみならず、穀物aが受羽根に当たったときの衝撃をより低減させることができる。
しかも、第1の受羽根18から第2の受羽根19へ、第2の受羽根19から次の第1の受羽根18へと穀物aの受け渡しを繰り返すことにより、穀物aを新たな受羽根で受け止める度に穀物aの移動速度をエア搬送時の移動速度から次第に減速することができ、最終的に十分に減速された段階で穀物aを下方に落下させることができる。従って、エア搬送時の移動速度のまま穀物aが受容ホッパー41の内壁面などに衝突して、穀物aが損傷を受けるのを防止することができる。
特に、本実施形態では、前述したように回転軸20の直上方に位置する受羽根の先端から略1/3となる高さにエア搬送路2の終端部2bを配置しているので、受容ホッパー41内に流入した穀物aは第1の受羽根18の先端に近い部分に当たることとなり、穀物aが受羽根から離れて下方に落下してしまうまでの間に、上述したように受羽根から受羽根へと穀物aを受け渡していくことができる。
なお、第1の受羽根18及び第2の受羽根19は回転しながら穀物aを受け止めているので、実質的には穀物aは2〜4枚の受羽根に当たる間に下方へ落下することとなる。そして、落下した穀物aは受容ホッパー41下部に溜まって、ロータリーバルブ43を介して外部に排出される。
第1の実施形態に係る穀物吸引搬送装置を示す模式的な全体説明図である。 同穀物吸引搬送装置の要部説明図である。 回収ガイドの説明図である。 第2の実施形態に係る穀物吸引搬送装置を示す模式的な全体説明図である。 同装置穀物吸引搬送の要部説明図である。 減速機構の説明図である。
符号の説明
A 穀物吸引搬送装置
a 穀物
1 穀物供給部
2 エア搬送路
2a 始端部
2b 終端部
3 吸引機構
4 穀物回収部
7 穀物供給口
9 回収ガイド
24 外気導入部
25 穀物導入部
26 始端開口
27 始端開口

Claims (4)

  1. 搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、
    同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、
    同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、
    前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、
    を具備し、
    前記エア搬送路の始端部を上向きに湾曲状に折曲形成し、上方に向けて開口した始端開口を外気連通口となすとともに、当該外気連通口に前記穀物供給部の穀物供給口が臨むように穀物供給部を配設し、前記外気連通口を前記穀物供給口よりも大口径とし、前記穀物供給口を、前記外気連通口の上方に所定距離だけ離隔させて配置し、
    前記エア搬送路の終端部に、下向きに湾曲形成して、前記穀物回収部内に搬送される穀物の搬送方向を下方向へ案内する回収ガイドを取付け、
    回収ガイドは、穀物の搬送方向を水平方向から垂直方向に変更する断面視略湾状のガイド壁と、同ガイド壁の両端から弧状に延設され、搬送方向に沿って伸延する所定高さを有する一対の側壁とから断面視円弧状の略樋状に形成したことを特徴とする穀物吸引搬送装置。
  2. 搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、
    同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、
    同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、
    前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、
    を具備し、
    前記エア搬送路の始端部を、横向きに伸延させた外気導入部と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部とに分岐形成し、前記外気導入部の始端開口を外気連通口となす一方、前記穀物導入部の始端開口に前記穀物供給部の穀物供給口を連通連結し、
    前記エア搬送路の終端部に、下向きに湾曲形成して、前記穀物回収部内に搬送される穀物の搬送方向を下方向へ案内する回収ガイドを取付け、
    回収ガイドは、穀物の搬送方向を水平方向から垂直方向に変更する断面視略湾状のガイド壁と、同ガイド壁の両端から弧状に延設され、搬送方向に沿って伸延する所定高さを有する一対の側壁とから断面視円弧状の略樋状に形成したことを特徴とする穀物吸引搬送装置。
  3. 搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、
    同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、
    同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、
    前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、
    を具備し、
    前記エア搬送路の始端部を上向きに湾曲状に折曲形成し、上方に向けて開口した始端開口を外気連通口となすとともに、当該外気連通口に前記穀物供給部の穀物供給口が臨むように穀物供給部を配設し、
    前記穀物回収部内に、搬送物の流入方向に直交する方向に回転軸を設け、同回転軸の周方向に所定間隔に複数の受羽根を配設し、複数の受羽根は前記穀物回収部内に水平方向に流入してきた穀物を受けて前記回転軸回りに回転してきた穀物を下方へ落下させることを特徴とする穀物吸引搬送装置。
  4. 搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、
    同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、
    同エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、
    前記エア搬送路の終端部を連通した前記穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、
    を具備し、
    前記エア搬送路の始端部を、横向きに伸延させた外気導入部と、上方に湾曲状に伸延させた穀物導入部とに分岐形成し、前記外気導入部の始端開口を外気連通口となす一方、前記穀物導入部の始端開口に前記穀物供給部の穀物供給口を連通連結し、
    前記穀物回収部内に、搬送物の流入方向に直交する方向に回転軸を設け、同回転軸の周方向に所定間隔に複数の受羽根を配設し、複数の受羽根は前記穀物回収部内に水平方向に流入してきた穀物を受けて前記回転軸回りに回転してきた穀物を下方へ落下させることを特徴とする穀物吸引搬送装置。
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