JP4327821B2 - 穀物吸引搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、穀物吸引搬送装置に関するものである。
従来、米などの穀物を搬送物として貯留する搬送物供給部と、穀物を気流と共に通過させるエア搬送路と、このエア搬送路内に吸気により気流を生じさせる吸引機構と、前記エア搬送路を通ってエア搬送された搬送物を受ける搬送物受部とからなる穀物吸引搬送装置がある。
かかる穀物吸引搬送装置において、本出願人は、前記搬送物受部に、搬送物の流入方向と同方向に回転しながら搬送物を受ける受羽根を配設して、エア搬送路から流入した搬送物がそのままの勢いで搬送物受部の壁に衝突して損傷することを防止するようにしたものを提案した(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−7057号公報
上記した従来の穀物吸引搬送装置は、確かに、穀物の回収時における損傷を防止できるものの、受羽根を回転自在に設ける機構が必要で、装置全体のコスト増を招くおそれがある。
また、搬送物の中には、穀物以外の異物、例えば虫、糸屑、毛、籾がらなどが混入している場合があり、これらを効率的に除去することの要望には応えることができなかった。
本発明は、上記課題を解決することのできる穀物吸引搬送装置を提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の本発明は、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路と連通し、当該エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、この穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を備えた穀物吸引搬送装置において、前記エア搬送路の終端開口が上向きとなるように、当該エア搬送路の終端部を前記穀物回収部の受容ホッパー内において上向きに湾曲形成するとともに、前記終端開口に空間を介して対向し所定距離を離隔した位置に、傘状に形成された穀物受体を配設し、しかも、前記穀物受体は、前記受容ホッパーの天井部の内壁にステーを介して取付けられており、
前記吸引機構は、吸引ポンプと、前記天井部の上端部に突設した吸気筒に連通連結した吸引パイプとを備え、この吸引ポンプを作動させることにより、前記受容ホッパー及び前記エア搬送路の内部の空気を前記天井部の吸気口を介して吸引可能としたことを特徴とする
)請求項記載の本発明は、請求項に記載の穀物吸引搬送装置において、前記エア搬送路は、前記穀物供給部に、外気導入口を兼ねる始端開口を臨ませた単一の上流管と、複数の穀物回収部にそれぞれ終端開口を連通した複数の下流管と、前記上流管と前記複数の下流管の中の一とを択一的に連通連結する搬送路切換部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低コストで実現可能な簡単な構造によって、搬送物である穀物中に混入している比較的に比重の軽い異物を、搬送空気により分離して除去することができる。しかも、穀物回収部内では搬送物のエア搬送速度を低減することができるので、穀物が穀物回収部の壁などに衝突しても損傷を可及的に低減することが可能となる。
本実施形態に係る穀物吸引搬送装置は、搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、同エア搬送路と連通し、当該エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、この穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、を備えた穀物吸引搬送装置において、前記エア搬送路の終端開口が上向きとなるように、当該エア搬送路の終端部を前記穀物回収部内において上向きに湾曲形成するとともに、前記終端開口に対向する位置に穀物受体を配設したものである。
すなわち、大型化しがちな送気による圧送方式ではなく、吸引によるエア搬送とすることによりコンパクトな構成とし、なおかつ搬送対象である米などの穀物を優しく搬送することができるようにしている。
しかも、エア搬送路の終端部を前記穀物回収部内に挿通させ、この終端部を上向きに湾曲形成して終端開口を上方に向け、この終端開口に対向する位置に穀物受体を配設して、穀物受体により、エア搬送された穀物を一旦受止めるとともに分散させ、その後落下させて回収するようにしている。
また、穀物受体は板状であっても構わないが、穀物を受け止める下面を凹状とした外観略円錐状の傘形状に形成したものが好ましい。
そして、穀物受体で搬送物を受け止めたときに、衝突した穀物が分散しやすく、混入されている異物についても分離しやすくすることができ、穀物に混入していた比較的に比重の軽い異物、例えば、虫、糸屑、毛、籾がらなどは、穀物受体に衝突した後は急降下することなく穀物回収部内において浮遊状態となることから、米などの穀物と分離された異物を、吸引機構によって容易に吸引除去することができ、搬送空気によって効率的に回収することができる。
このように、本実施携帯によれば、搬送物が米などの場合、本実施形態に係る穀物吸引装置によって所定の穀物回収部にエア搬送すれば、回収された米は、従来に比べて異物の混入量が可及的に少なくなっており、商品価値を高めることが可能となる。
また、エア搬送路の終端部を上方へ湾曲形成したことによって、最終的な搬送スピードが遅くなることから、穀物受体に衝突した穀物への衝撃も軽減されるので、穀物の損傷も可及的に防止することができる。
また、異物の分離除去を行うことによって、例えば穀物回収部の下流側に配設するロータリーバルブへの異物の付着がなくなり、異物付着に起因する故障を未然に防止することができるとともに、羽根が汚れにくくなることからメンテナンスの軽減についても図ることができる。
なお、穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構は、吸引ポンプと、このポンプと穀物回収部とを連通連結させる吸引パイプとを備える構成とするが、吸引パイプの中途には、前述の異物を捕捉するフィルタを設けておくとよい。
また、上記穀物吸引搬送装置において、前記エア搬送路は、前記穀物供給部に、外気導入口を兼ねる始端開口を臨ませた単一の上流管と、複数の穀物回収部にそれぞれ終端開口を連通した複数の下流管と、前記上流管と前記複数の下流管の中の一とを択一的に連通連結する搬送路切換部とを備えた構成とすることもできる。
かかる構成とすることにより、穀物回収部を複数設置して、搬送路切換部を動作させることで所望する穀物回収部へ穀物を搬送することができる。しかも、いずれの穀物回収部に回収された穀物も、その痛みは少なく、かつ異物混入の量も減少している。
搬送路切換部としては、例えば、多段に配設した連結管群と、この連結管群の中の一の連結管が始端を前記上流管に、終端を前記複数の下流管の一に連通するように、前記連結管群の位置を平行移動させるアクチュエータとを備える構成とすることができる。アクチュエータとしては、例えばエアシリンダ、電動シリンダなどの直進往復動作ができるものや、電気モータなどにギヤなどからなる所定の運動方向変換機構を組み合わせたものなどが考えられる。
かかる構成であれば、搬送路切換部の構成が簡単となり、穀物回収部に連通した複数の下流管の中の一つへの択一的な変更も容易かつ確実に行えるようになる。
以下、本発明に係る穀物吸引搬送装置の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る穀物吸引搬送装置Aを示す模式的な全体説明図、図2はエア搬送路2の始端部2aを示す説明図である。
図1に示すように、穀物吸引搬送装置Aは、穀物供給部1と、同穀物供給部1から供給された米などの穀物aの搬送路となるエア搬送路2と、同エア搬送路2を通ってエア搬送された穀物aを受ける穀物回収部4と、同穀物回収部4に連通連結し、当該穀物回収部4及び前記エア搬送路2を介して空気とともに穀物aを吸引する吸引ポンプ(図示せず)を具備する吸引機構3とを備えている。
そして、穀物供給部1内に収納した穀物aを、吸引機構3を駆動してエア搬送路2に供給するとともに、吸引によって穀物回収部4へエア搬送可能としている。
穀物供給部1は、収容した穀物aをエア搬送路2に供給すホッパーからなり、下方に傾斜した漏斗状底面11に筒状周壁部12を連設し、漏斗状底面11の中央には、穀物供給口13を有する短尺の穀物供給筒14を下方に向けて突設している。また、穀物供給筒14には開閉自在のシャッター(図示せず)を取り付け、このシャッターのスライド量によって穀物供給口13の開口幅を調整し、穀物aのエア搬送路2への時間当たりの供給量を調整可能としている。かかるシャッターの構造は特に限定されるものではなく、例えばスライド自在な平板を用いた簡単な構造で構わない。
前記エア搬送路2は、両端開口の筒状に形成されており、始端部2a側を上方へ略直角に湾曲形成しており、始端開口27を上方へ向けている。そして、始端部2aから水平に伸延し、終端部2bを穀物回収部4の側壁40上部に貫通させることにより、エア搬送路2と穀物回収部4とを連通連結している。2cはエア搬送路2と穀物回収部4の側壁40との接合部である。
また、図2に示すように、エア搬送路2の始端部2aに形成された穀物導入口となる始端開口27は、外気連通口を兼用した構造となっている。そして、前記始端開口27(外気連通口)に所定距離だけ離隔させた状態で前記穀物供給口13を臨ませている。
なお、外気連通口となる始端開口27は、エア搬送路2の他の部分の直径よりも大径の拡径部21に形成されており、前記穀物供給口13よりも大口径となるようにしている。
このように、本実施形態では、エア搬送路2内に引き込む外気の取込口である外気連通口と、エア搬送路2内にエア搬送対象となる米などの穀物aを取り込む穀物導入口とがエア搬送路2の始端開口27により兼用されており、図2に示すように、穀物aは自然落下によってエア搬送路2内に簡単に供給され、しかも、穀物aが落下していく穀物導入口からは、外気連通口として機能して外気が吸引されているので、穀物aは散逸することなく効果的にエア搬送路2内に供給され、気流に乗ってそのままエア搬送路2内を円滑に流れて搬送されていき、穀物回収部4内に効果的に収容される。
また、穀物供給部1とエア搬送路2とがそれぞれ独立しているので、穀物吸引搬送装置Aの製造時に、穀物供給部1とエア搬送路2とを溶接などによって接続する工程などが不要となり、穀物吸引搬送装置A全体の製造が容易となって、この点からもコスト低減を図ることが可能となる。
穀物回収部4は、図1に示すように、前記エア搬送路2と連通連設した受容ホッパー41を備えており、受容ホッパー41は、筒状の本体部48と、この本体部48の上下に連結された上部が縮径され、下部にいくにしたがって漸次拡径した天井部47と、逆に上部が拡径され、下部にいくにしたがって漸次縮径した底部49とからなり、この底部49の下端部に穀物取出口42を設け、この穀物取出口42の直下位置にロータリーバルブ43を配設して、穀物aを受容ホッパー41から外部へ排出可能としている。
天井部47の上端部には、吸気筒44を突設し、この吸気筒44に、吸引機構3の一部をなす吸引パイプ45を連通連結している。吸引機構3の吸引ポンプ(図示せず)を作動させることにより、受容ホッパー41及びエア搬送路2の内部の空気を吸引し、穀物供給部1内の穀物aを穀物回収部4へとエア搬送することができる。なお、46は前記吸気筒44と連通した吸気口である。
上述した構成によって、穀物吸引搬送装置Aは、穀物aを空気とともに吸引によって搬送することができ、エアを圧送する方式の送気装置などに比べて比較的小能力の吸引機構3を用いればよいために消費電力が小さく省エネルギとなるともに、前記エア搬送路2は、始端部2a及び終端部2bを共に上方へ湾曲させた簡単なチューブ状の構成とした簡単な構造なので、装置全体がコンパクト化され、なおかつコスト低減を図ることができる。
上記構成の穀物吸引搬送装置Aにおいて、本実施形態では、エア搬送路2の終端部2bを穀物回収部4の内部に伸延させ、中途から上方へ略直角に湾曲形成し、その先端に形成した終端開口29を上方へ向けて開口し、さらに、この終端開口29に対向する位置に穀物受体9を配設した構成に特徴がある。
しかも、穀物受体9は、穀物を受け止める面を凹状とした傘状に形成している。すなわち、図示するように、穀物受体9は、下面を凹状に形成した外観略円錐状の傘形状をなしたものとしており、前記エア搬送路2の終端部2bに形成した終端開口29と対峙させ、穀物aが終端開口29から上方へ飛び出したときに、穀物受体9の凹部でそれを一旦受け止められるようにしている。
このように、傘状に形成した穀物受体9により、エア搬送された穀物aを一旦受止めるとともに下方に向けて分散させ、その後落下させて回収する一方、穀物aに混入していた比較的に比重の軽い異物、例えば、虫、糸屑、毛、籾がらなどを穀物回収部4の内部において浮遊状態として、吸引機構3によって容易に吸引除去できるようにしている。
なお、搬送された穀物aは、湾曲した終端部2bを通って強制的に向きを上方へ変えられ、穀物aの搬送速度も水平方向に向かうよりも大きく減速されることになるため、終端開口29から直上方へ飛び出して穀物受体9に衝突してもダメージは小さく、穀物aが損傷することを可及的に防止することができる。
ところで、受容ホッパー41の天井部47は、本体部48の上部に着脱自在に取付けており、本実施形態では、この天井部47の内壁にステー(図示せず)を取付け、このステーに前記穀物受体9を取付けている。
上述した構成により、穀物受体9に衝突した穀物aは、下方に向かうように分散されてそのまま落下し、前記穀物取出口42から排出されることになるが、穀物に混入していた比較的に比重の軽い異物(虫、糸屑、毛、籾がらなど)は、穀物受体9に衝突した後は急降下することなく受容ホッパー41の内部で浮遊状態となる。したがって、吸引機構3により、空気と共に前記吸気筒44から容易に吸引除去されることになる。なお、吸気筒44の中途、あるいは吸引パイプ45の中途には、異物捕捉用のフィルタを設けておくことが好ましく、適宜フィルタの清掃や交換を行うとよい。
以上説明してきたように、本実施形態によれば、極めて簡単な構成でありながら、穀物供給部1内において米などの穀物aに混入している異物を、穀物aと簡単に分離して効率的に回収することができる。しかも、傘状とした穀物受体9によって、穀物aは下方に向かって分散されるので、吸引機構3側に吸引されるおそれがない。
また、異物を除去することによって、例えば、前記ロータリーバルブ43の羽根に糠などを含む異物の付着も大幅に減少し、清掃作業など、メンテナンスの面においても極めて有利となる。
穀物受体9の直径としては、受容ホッパー41の直径を100とした場合、40〜85の範囲に設定することが望ましい。40以下の場合は、穀物受体9の直径が小さく、同穀物受体9の周縁と受容ホッパー41の側壁40との間に形成される異物除去流路Rの幅が広くなり過ぎて、穀物a自体が吸引パイプ45へと引き込まれるおそれがあり、85よりも大きい場合は、異物除去流路Rの幅が小さすぎて、効率よく異物の吸引がなされないおそれがあるからである。
また、エア搬送路2の終端部2bに形成された終端開口29と、穀物受体9との距離とについては、穀物受体9の直径と、終端開口29から噴き上がる穀物aの速度や散逸状態などを勘案し、適宜設定すればよい。
かかる構成により、エア搬送路2の終端部2bを、穀物回収部4の内部において上方へ略直角に湾曲形成し、その先端に形成した終端開口29を上方へ向けて開口させる一方、この終端開口29に対峙させて穀物aを一旦受け止める穀物受体9を配設したために、穀物aに混入していた比較的比重の軽い異物を、容易に吸引除去することができる。
しかも、エア搬送路2の終端部2bを上方へ湾曲させていることから、穀物aが受容ホッパー41内部に吹き出る速度も低減され、穀物受体9へ衝突しても、それによって穀物aが損傷を受けることを可及的に防止することができる。
次に、穀物吸引搬送装置Aの他の実施形態について図3及び図4を参照しながら説明する。図3は他の実施形態に係る穀物吸引搬送装置Aの説明図、図4は搬送路切替部の説明図である。
この実施形態では、基本構成は図1及び図2で示した実施形態と同様であるが、前記エア搬送路2を、前記穀物供給部1に始端を臨ませた単一の上流管7と、複数の穀物回収部4,4にそれぞれ終端を連通連結した複数の下流管8とに分離させて構成するとともに、前記上流管7と前記複数の下流管8の中の一とを択一的に連通連結する搬送路切換部6を設けた構成とした点で異なっている。なお、先の実施形態と同一の他の構成要素については同一符号を付して、ここでの説明は省略する。
すなわち、本実施形態は、穀物回収部4を複数設置可能とし、搬送路切換部6を動作させることで所望する穀物回収部4へ穀物aを搬送することができるようにし、各穀物回収部4において、比重の軽い混入異物を除去可能としたものである。
ここで、搬送路切換部6の構成について説明する。搬送路切換部6は、図3及び図4に示すように、多段に配設した連結管群60と、この連結管群60の中の一の連結管61(62)が始端61a(62a)を前記上流管7に、終端61b(62b)を前記複数の下流管8の一に連通するように、前記連結管群60の位置を平行移動させるアクチュエータ63とを備えている。
64は前記連結管群60を収納配設した箱状のケーシングであり、このケーシング64には、図4に示すように、上流管7と連通する上流側開口64aと、下流管8,8に連通する二つの開口、すなわち、第1下流側開口64bと第2下流側開口64cとが形成されている。
なお、本実施形態では、穀物回収部4を第1の穀物回収部4−1と第2の穀物回収部4−2との2基を設置した場合としている。したがって、下流管8については第1の穀物回収部4−1と連通連結した第1下流管8−1と、第2の穀物回収部4−2と連通連結した第2下流管8−2とが配設されており、多段とした連結管群60については、図4に示すように、第1の穀物回収部4−1に穀物aを搬送するための第1連結管61と、第2の穀物回収部4−2に穀物aを搬送するための第2連結管62を、連結板65を介して並設した構成としている。なお、本実施形態では、第1下流管8−1が上側に、第2下流管8−2が下側に位置しているので、第1連結管61は緩やかなS字状に屈曲形成した屈曲管とし、第2連結管62は直管としている。
また、アクチュエータ63としては、エアシリンダ、あるいは電動シリンダなどの直進往復動作ができるものを好適に用いることができるが、必ずしもシリンダを用いる必要はなく、例えば電気モータなどにギヤなどからなる所定の運動方向変換機構を組み合わせた構成としてもよい。なお、本実施形態ではエアシリンダを用いており、ケーシング64の底部にシリンダ本体66を配設し、このシリンダ本体66から伸延させたシリンダ連結杆67を連結管群60に連結している。
上記構成により、第1の穀物回収部4−1に穀物aをエア搬送する場合は、図4(a)に示すように、アクチュエータ63を駆動して、シリンダ連結杆67を縮め、第1連結管61の始端61aを上流側開口64aに、終端61bを第1下流側開口64bに連通すればよい。一方、第2の穀物回収部4−2に穀物aをエア搬送する場合は、図4(b)に示すように、アクチュエータ63を駆動して、シリンダ連結杆67を伸長し、直管である第2連結管62の始端62aを上流側開口64aに、終端62bを第2下流側開口64cに連通すればよい。
本実施形態によれば、搬送路切換部6の構成も簡単となり、穀物回収部4−1,4−2にそれぞれ連通した各下流管8−1,8−2の中の一つへの択一的な変更も容易かつ確実に行える。
上述してきた実施形態により、以下の穀物吸引搬送装置を実現することができる。
搬送物となる穀物aを収容する穀物供給部1と、同穀物供給部1から供給された穀物aをエア搬送するエア搬送路2と、同エア搬送路2と連通し、当該エア搬送路2からエア搬送された穀物aを受けて回収する穀物回収部4と、この穀物回収部4に連通連結し、吸気により前記エア搬送路2内に気流を生じさせる吸引機構3とを備え、前記エア搬送路2の終端開口29が上向きとなるように、当該エア搬送路2の終端部2bを前記穀物回収部4内において上向きに湾曲形成するとともに、前記終端開口29に対向する位置に穀物受体9を配設した穀物吸引搬送装置。
前記穀物受体9は、穀物aを受け止める面を凹状とした傘状に形成されている穀物吸引搬送装置。
また、前記エア搬送路2は、前記穀物供給部1に、外気導入口を兼ねる始端開口27を臨ませた単一の上流管7と、複数の穀物回収部4,4にそれぞれ終端開口29,29を連通した複数の下流管8,8と、前記上流管7と前記複数の下流管8,8の中の一とを択一的に連通連結する搬送路切換部6とを備える穀物吸引搬送装置。
なお、本発明を各実施形態を通して説明したが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の主旨を逸脱することのない限り、各構成要素の形状や装置のレイアウトなどは適宜変更することができる。例えば、穀物受体9の形状としては、必ずしも傘状でなくともよく、板状であっても構わない。少なくとも、衝突した穀物aが上方へ舞い上がるような形状でなければよい。
第1の実施形態に係る穀物吸引搬送装置を示す模式的な全体説明図である。 エア搬送路の始端部を示す説明図である。 他の実施形態に係る穀物吸引搬送装置を示す説明図である。 搬送路切換部の断面視による説明図である。
符号の説明
A 穀物吸引搬送装置
a 穀物
1 穀物供給部
2 エア搬送路
2a 始端部
2b 終端部
3 吸引機構
4 穀物回収部
6 搬送路切換部
7 上流管
8 下流管
9 穀物受体
29 終端開口

Claims (2)

  1. 搬送物となる穀物を収容する穀物供給部と、
    同穀物供給部から供給された穀物をエア搬送するエア搬送路と、
    同エア搬送路と連通し、当該エア搬送路からエア搬送された穀物を受けて回収する穀物回収部と、
    この穀物回収部に連通連結し、吸気により前記エア搬送路内に気流を生じさせる吸引機構と、
    を備えた穀物吸引搬送装置において、
    前記エア搬送路の終端開口が上向きとなるように、当該エア搬送路の終端部を前記穀物回収部の受容ホッパー内において上向きに湾曲形成するとともに、前記終端開口に空間を介して対向し所定距離を離隔した位置に、傘状に形成された穀物受体を配設し、しかも、前記穀物受体は、前記受容ホッパーの天井部の内壁にステーを介して取付けられており、
    前記吸引機構は、吸引ポンプと、前記天井部の上端部に突設した吸気筒に連通連結した吸引パイプとを備え、この吸引ポンプを作動させることにより、前記受容ホッパー及び前記エア搬送路の内部の空気を前記天井部の吸気口を介して吸引可能とした
    ことを特徴とする穀物吸引搬送装置。
  2. 前記エア搬送路は、
    前記穀物供給部に、外気導入口を兼ねる始端開口を臨ませた単一の上流管と、
    複数の穀物回収部にそれぞれ終端開口を連通した複数の下流管と、
    前記上流管と前記複数の下流管の中の一とを択一的に連通連結する搬送路切換部と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の穀物吸引搬送装置。
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