JPH0221458Y2 - - Google Patents

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JPH0221458Y2
JPH0221458Y2 JP16740885U JP16740885U JPH0221458Y2 JP H0221458 Y2 JPH0221458 Y2 JP H0221458Y2 JP 16740885 U JP16740885 U JP 16740885U JP 16740885 U JP16740885 U JP 16740885U JP H0221458 Y2 JPH0221458 Y2 JP H0221458Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動部品供給機における部品整送装置
に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
胴部の両側に一対のアーム部を有する部品とし
て例えばダイオードがある。一対のアーム部はこ
の場合、電極であるが一般に部品全体の重心より
上方か下方にある。このような部品をその重心よ
り上方にアーム部があるような姿勢で供給したい
場合がある。このような場合には所望の姿勢にな
い部品を反転させるのであるが、このための手段
として重心の位置の差を利用するものがある。然
しながら、ダイオードの場合、これらによつて確
実に反転させることは難しい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述の問題に鑑みてなされ、ダイオー
ドのような部品でも確実に反転することのできる
振動部品供給機における部品整送装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、胴部の両側に一対のアーム部を有
する部品を一対の移送路に前記アーム部で懸吊さ
せ、該移送路の振動により該部品を移送するよう
にした振動部品供給機において、前記一対の移送
路のいずれか一方の上方に空気噴出ノズルを配設
し、このノズルから噴出する空気を前記両アーム
部のいづれか一方に吹き付けることにより、所定
の姿勢にない部品の前記胴部に反転作用を生じさ
せるようにしたことを特徴とする部品整送装置、
によつて達成される。
〔作用〕
所定の姿勢にない部品の一方のアーム部(重心
より下方にある)が空気噴出ノズルの下方に来る
と、噴出空気により移送路に押し付けられ、他方
の移送路側にあるアーム部は若干、浮き上る。こ
の作用と、振動による移送力との相互作用によ
り、胴部は重心のまわりに回転力を受け、部品は
反転して所定の姿勢をとる。
所定の姿勢にある部品の一方のアーム部が空気
噴出ノズルの下方に来ても回転力を受けることな
く部品はそのまゝ前方に進行する。
〔実施例〕
第1図及び第2図において本実施例の振動部品
供給機は全体として1で示され、パーツフイーダ
2及び整列機3から成つている。
パーツフイーダ2は公知の構造を有し、そのボ
ール4の内周壁面にはらせん状のトラツク4aが
形成され、その排出端に接続シユート5が固定さ
れ、こゝを通つて整送すべき部品としてのダイオ
ード(第3図にその詳細が示される)が整列機3
内に導入される。5aはシユート5のガイド壁で
ある。
パーツフイーダ2は第1図に示すように、ボー
ル4の下面に可動コア6が固定されており、これ
はベース9と複数の傾斜板ばね10により結合さ
れる。ベース9上にはコイル8を巻装した電磁石
7が固定され、これは可動コア6とわずかな空隙
をおいて対向している。11は以上のような駆動
部のケーシングであつて、パーツフイーダ2全体
は床上に防振ゴム12により支持される。
整列機3は上流側の整列部13と下流側の姿勢
保持部14とから成り、共通の部品移送路15を
有するが、これは上流側では第3図に示すように
一対の平板26a,26bから成り、下流側では
第6図及び第7図に示すように溝30を有するト
ラフ29から成つている。平板26a,26b及
びトラフ29は一体的に形成されている。
部品移送路15は第1図に示すようにその下面
に可動コア取付ブロツク16を固定させており、
これはベース17と一対の板ばね18,19によ
り結合される。ブロツク16には可動コア20が
固定されており、これと対向してコイル22を巻
装させた電磁石21がベース17に固定されてい
る。整列機3全体は防振ゴム23により床に支持
されている。
整列機3の整列部13は上述の平板26a,2
6b及び空気噴出ノズル25から成つており、平
板26a,26b間の間隔は第3図に示すように
整列部品としてのダイオード40の胴部41の長
さより若干大きい。ダイオード40は胴部41
と、この両側に固定された電極42a,42bか
ら成り、電極42a,42bは部品全体の重心、
すなわち胴部41の図心より上方か下方に偏位し
ており、この図心を下方にした姿勢が所定の姿勢
とされる。すなわち、第3図に示す姿勢が所定の
姿勢であり、電極42a,42bのレベルに近い
方の面41aを上方にし、反対側の面41bを下
方にした姿勢である。
ダイオード40はいづれの姿勢にしてもその電
極42a,42bが一対の平板26a,26bで
懸吊されて振動により矢印で示す方向に移送され
るのであるが、一方の平板26bの上方に空気噴
出ノズル25が配設され、この下方に来た電極4
2a又は42bを空気が吹きつけるようになつて
いる。
姿勢保持部14は上述のトラフ29及び押え板
28から成つており、押え板28はトラフ29に
対し第7図に示すようにダイオード40の上面4
1aとの距離がわづかであるように固定される。
第7図に示すダイオード40は所定の姿勢にあ
り、その電極42a,42bとトラフ29の上面
との間にはわずかな隙間が形成されるように溝3
0の深さが定められている。なお、第1図及び第
2図において50はボール4の側壁部に固定され
たポケツトであつて、整列部13から落下したダ
イオードを受け、ボール4内に導く。
本考案の実施例は以上のように構成されるが、
次にこの作用について説明する。
図示せずともパーツフイーダ2のボール4内に
は多量のダイオードが投入されているものとす
る。コイル8に交流を通電すると公知のようにボ
ール4はねじり振動を行ない、ダイオードは振動
によりトラツク4aに沿つて移送される。振動に
よる移送では、よく知られているように部品は長
手方向を移送方向に向けるような作用を受ける。
従つて、ダイオード40も胴部41の長手方向を
移送方向に向けて、すなわち電極42a,42b
の延在方向をほゞ移送方向に向けて移送されよう
とする。従つて、接続シユート5では大部分は電
極42a,42bのいづれかを先頭にして整列機
3の整列部13上に導かれる。これにより次から
次へと導かれるダイオード40は第4A〜第4D
図に示すように電極42a,42bを平板26
a,26bに懸吊させた姿勢で振動により移送さ
れる。横向きで接続シユート5から整列部13に
導かれたダイオード40は平板26a,26b間
の隙間から下方のポケツト50内へと落下し、再
びボール4内へと導かれる。あるいは平板26
a,26bのいづれかの側方からポケツト50内
へと落下する。
整列機3のコイル22に交流を通電すると移送
路15は第1図の矢印aで示す方向に振動し、整
列機3の整列部13におけるダイオード40は第
4A〜第4D図に示すように相連接して前進する
ような速さで移送される。
今、第4A〜第4D図において先頭のダイオー
ド40′が反転すべき姿勢の部品であるとする。
すなわち、第5A図に示すように電極42a,4
2bのレベルは胴部41の重心Gより下方にあ
る。このようなダイオード40′が空気噴出ノズ
ル25の側方に至ると、一方の電極42bがノズ
ル25から噴出空気を受けて平板26b上に押し
付けられる。これにより他方の電極42aは平板
26aから若干、浮き上つた格好になるが、平板
26aの振動による移送力を受ける。他方の電極
42bは噴出空気による押し付けによりブレーキ
をかけた状態で平板26bの振動による移送力を
受ける。
またダイオード40′は後続するダイオード4
0により移送力による押圧力を受け、結局、以上
の作用力との合成で第4B図、第5B図に示すよ
うに重心Gのまわりで時計方向に回動力を受け
る。第4C、第5C図及び第4D、第5D図に示
すようにダイオード40′は回転し、180度反転さ
れる。すなわち所定の姿勢とされる。なお、図示
を省略したが、先頭のダイオード40′の前方に
も多数のダイオードが存在するが、これらは速や
かに前進している。
電極42a,42bが胴部41の重心Gより上
方にあるダイオード40は一方の電極42a又は
42bが空気噴出ノズル25から噴出空気を受け
ても反転することなく、そのまゝの姿勢でこゝを
通過する。
整列機3の姿勢保持部14では第6図及び第7
図に示すように所定の姿勢のダイオード40は胴
部41を溝30に嵌め、これから飛び出さないよ
うに押さえ板28で規制されて、そのまゝの姿勢
で前進する。なお、電極42a,42bはトラフ
29の上面から離れているので、移送は滑らかに
行われる。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想に基づいて、種々の変形が可能であ
る。
例えば、以上の実施例では部品としてダイオー
ド40が適用されたが、これに限ることなく胴部
の両側にアーム部を有する部品であれば、いづれ
にも本考案は適用可能である。
また以上の実施例では、空気噴出ノズル25は
1ケ所にしか設けられていないが、複数ケ所に設
けるようにしてもよい。また、以上の実施例では
空気噴出ノズル25の噴出空気の圧力は一定とし
たが、これを調整可能としてもよい。また噴出角
度や位置を調整可能としてもよい。これら調整に
より効率良く反転する状態を得るようにすればよ
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の振動部品供給機にお
ける部品整送装置によれば、ダイオードのような
胴部の両側にアーム部を有する部品の所定の姿勢
にすべく確実に反転することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による振動部品供給機
の部分破断側面図、第2図は同平面図、第3図は
第1図における要部の部分拡大斜視図、第4A図
〜第4D図は同要部の作用を説明するための部分
拡大斜視図、第5A図〜第5D図は同部分拡大側
面図、第6図は第1図における整送機の部品姿勢
保持部の部分拡大断面側面図及び第7図は第6図
における−線方向断面図である。 なお図において、1……振動部品供給機、3…
…整送機、13……部品整送部、25……空気噴
出ノズル、26a,26b……平板、40……ダ
イオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴部の両側に一対のアーム部を有する部品を一
    対の移送路に前記アーム部で懸吊させ、該移送路
    の振動により該部品を移送するようにした振動部
    品供給機において、前記一対の移送路のいづれか
    一方の上方に空気噴出ノズルを配設し、このノズ
    ルから噴出する空気を前記両アーム部のいづれか
    一方に吹き付けることにより、所定の姿勢にない
    部品の前記胴部に反転作用を生じさせるようにし
    たことを特徴とする部品整送装置。
JP16740885U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0221458Y2 (ja)

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JP16740885U JPH0221458Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16740885U JPH0221458Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6277124U JPS6277124U (ja) 1987-05-18
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JP16740885U Expired JPH0221458Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP5528014B2 (ja) * 2009-06-08 2014-06-25 ダイオーエンジニアリング株式会社 プラスチック選別装置
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