JP4723942B2 - 車両の衝撃吸収具及び車両の衝撃吸収構造 - Google Patents

車両の衝撃吸収具及び車両の衝撃吸収構造 Download PDF

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    • B60R19/34Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means destroyed upon impact, e.g. one-shot type

Description

本発明は、車両の衝撃吸収具及び車両の衝撃吸収構造に関するものである。
従来、自動車などの車両において、バンパリインホースと車両の幅方向両側に配置されて前後方向に伸びる一対のサイドメンバとの間には、それぞれ衝撃吸収具としてのクラッシュボックスが介在されている(例えば特許文献1など)。このクラッシュボックスは、蛇腹状に連続的に塑性変形(座屈変形)を繰り返すことで衝撃エネルギーを吸収する。
こうしたクラッシュボックスとしては、例えば断面コ字状の一対の鉄プレス材を突き合わせて溶接した断面四角形の中空構造を有するものや、平板状の鉄材と角取りされた断面コ字状の鉄プレス材を溶接した断面六角形の中空構造を有するものが知られている。
特開2002−155980号公報
ところで、こうした断面四角形や断面六角形の中空構造を有するクラッシュボックスでは、軸方向に伸びる稜線の数(断面における頂点の数)が少ないために、板厚を厚くしてつぶれ荷重(軸圧縮荷重)を増大させる必要がある。また、上記クラッシュボックスでは、断面における1辺の長さが長くなるために、衝撃吸収に際して蛇腹状に連続的に塑性変形(座屈変形)を繰り返すときのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長が大きくなり、同荷重の振幅が大きくなることでエネルギー吸収効率(以下、「EA効率」という)が悪くなってしまう。EA効率とは、(エネルギー吸収量)/(最大荷重×最大ストローク)を示す。
ここで、断面四角形や断面六角形の中空構造を有するクラッシュボックスの具体的な形状及びこれらに対応して実験的に求めた軸圧縮のエネルギー吸収態様について以下に説明する。
図10(a)は、断面四角形の中空構造を有するクラッシュボックス91を示す正面図である。同図に示されるように、このクラッシュボックス91は、二隅が直角をなす断面コ字状の一対の鉄プレス材91a,91bを突き合わせてこれらを溶接することで構成されている。このクラッシュボックス91の長辺及び短辺の長さはそれぞれ87[mm]及び59.6[mm]に設定されている。また、このクラッシュボックス91の板厚は、2.3[mm]に設定されている。そして、このクラッシュボックス91の軸方向(図10(a)において紙面に直交する方向)の長さは、114.2[mm]に設定されている。なお、このクラッシュボックス91の軸方向先端部には、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となる応力集中部(脆弱部)が形成されている(図示略)。これは、クラッシュボックス91に塑性変形(初期座屈変形)を開始させるときの軸圧縮荷重を低減するためである。
このような構造を有するクラッシュボックス91とバンパリインホース16(図3参照)とにおいて、所定のエネルギー量[J(ジュール)]となる軸圧縮のエネルギーを加えたときの変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との実験的に求めた関係について、図6の破線にて示したグラフに基づき説明する。図6では、バンパリインホース変形域を併せ示している。同グラフから明らかなように、断面四角形の中空構造を有するクラッシュボックス91では、衝撃吸収に際して蛇腹状に連続的に塑性変形を繰り返すときのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長及び振幅が大きいことが確認される。また、このクラッシュボックス91がつぶれるまでの間で求めたEA効率も、65%と低い値であったことが実験的に確認されている。
一方、図10(b)は、断面六角形の中空構造を有するクラッシュボックス92を示す正面図である。同図に示されるように、このクラッシュボックス92は、平板状の鉄材92aと角取りされた断面コ字状の鉄プレス材92bを溶接することで構成されている。なお、鉄材92a及び鉄プレス材92bは、各接合部において直角をなしている。また、鉄プレス材92bは、仮想的に角取りを割愛したとしてその長辺及び短辺が直角をなしている。このクラッシュボックス92は、仮想的に角取りを割愛したとしてその長辺及び短辺の長さがそれぞれ115.7[mm]及び62.5[mm]に設定されている。また、鉄材92aの板厚は2[mm]に設定されており、鉄プレス材92bの板厚は1.6[mm]に設定されている。そして、このクラッシュボックス92の軸方向(図10(b)において紙面に直交する方向)の長さは、232[mm]に設定されている。なお、このクラッシュボックス92の軸方向先端部には、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となる応力集中部(脆弱部)が形成されている(図示略)。
このような構造を有するクラッシュボックス92とバンパリインホース16とにおいて、所定のエネルギー量[J]となる軸圧縮のエネルギーを加えたときの変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との実験的に求めた関係について、図6の2点鎖線にて示したグラフに基づき説明する。同グラフから明らかなように、断面六角形の中空構造を有するクラッシュボックス92では、断面四角形のクラッシュボックス91に比べて前記つぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長及び振幅が小さくなっているものの、依然として大きいことが確認される。また、このクラッシュボックス92がつぶれるまでの間で求めたEA効率も、80%と依然として低い値であったことが実験的に確認されている。
本発明の目的は、エネルギー吸収効率を向上させてより小型化することができる車両の衝撃吸収具及び車両の衝撃吸収構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸圧縮荷重を塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する車両の衝撃吸収具において、断面凹形状をなす一対の板材を溶接することにより断面八角形の中空構造を呈し、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となる応力集中部を有し、鉄系金属からなり、断面において、互いに平行に伸びる一対の第1辺と、該第1辺に直交する方向で互いに平行に伸びる一対の第2辺と、各隣り合う前記第1及び第2辺間を結ぶ4つの辺とを有し、前記各板材は前記第1辺に沿って溶接されており、前記第1辺には溶接された部位を挟むように前記応力集中部が一対設けられ、前記第2辺には前記応力集中部が設けられ、前記各応力集中部は、車両外側の先端側に配置され、且つ同一断面上に配置されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の衝撃吸収具において、前記第1辺の長さをa、前記一対の第2辺間の距離をA、前記第2辺の長さをb、前記一対の第1辺間の距離をBで表すとき、距離Aを距離Bよりも大きく設定し、且つ、距離Aに対する長さaの比(a/A)及び距離Bに対する長さbの比(b/B)をそれぞれ、0.4≦a/A≦0.8 0.2≦b/B≦0.7の範囲に設定したことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両の衝撃吸収具において、前記溶接はスポット溶接であり、前記応力集中部及びスポット溶接部は、軸方向において互い違いとなる位置に配置されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、車両の幅方向に伸びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に伸びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対のクラッシュボックスを備えた車両の衝撃吸収構造において、前記クラッシュボックスは、断面凹形状をなす一対の板材を溶接することにより断面八角形の中空構造を呈し、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となる応力集中部を有し、鉄系金属からなり、断面において、互いに平行に伸びる一対の第1辺と、該第1辺に直交する方向で互いに平行に伸びる一対の第2辺と、各隣り合う前記第1及び第2辺間を結ぶ4つの辺とを有し、前記各板材は前記第1辺に沿って溶接されており、前記第1辺には溶接された部位を挟むように前記応力集中部が一対設けられ、前記第2辺には前記応力集中部が設けられ、前記各応力集中部は、車両外側の先端側に配置され、且つ同一断面上に配置されている
ことを要旨とする。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明では、断面八角形の中空構造を有することで、軸方向に伸びる稜線の数(断面における頂点の数)が多くなる。これにより、つぶれ荷重(軸圧縮荷重)が増大される分、板厚を薄くすることができる。つまり、板厚を薄くしても高いつぶれ荷重を得ることができるため、小型化及び軽量化を図ることができる。
また、断面における1辺の長さが短くなるために、衝撃吸収に際して蛇腹状に連続的に塑性変形(座屈変形)を繰り返すときのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長が小さく(周期が短く)なって細かくつぶれることになり、同荷重の振幅が小さくなることでエネルギー吸収効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、鉄系金属において、距離Aを距離Bよりも大きく設定し、且つ、距離Aに対する長さaの比(a/A)及び距離Bに対する長さbの比(b/B)をそれぞれ、0.4≦a/A≦0.8、0.2≦b/B≦0.7の範囲に設定したとき、エネルギー吸収効率において優れていることが本出願人により確認されている。従って、つぶれ荷重(軸圧縮荷重)の振幅を抑えつつ、塑性変形の範囲内(塑性変形量が最大となる状態まで間)において、効率的に衝撃エネルギーを吸収することができる。
請求項に記載の発明は、塑性変形の起点となる応力集中部とスポット溶接部とが軸方向において互い違いとなる位置に配置されているので、前記一対の板材の全長に亘ってアーク溶接したものよりも、蛇腹状の塑性変形を連続的に安定させることができる。その結果、更にエネルギー吸収効率を向上させることができる。
請求項に記載の発明では、前記クラッシュボックスは、断面八角形の中空構造を有することで、軸方向に伸びる稜線の数(断面における頂点の数)が多くなる。これにより、前記クラッシュボックスのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)が増大される分、その板厚を薄くすることができる。つまり、前記クラッシュボックスの板厚を薄くしても高いつぶれ荷重を得ることができるため、その小型化及び軽量化を図ることができる。
また、前記クラッシュボックスの断面における1辺の長さが短くなるために、その衝撃吸収に際して蛇腹状に連続的に塑性変形(座屈変形)を繰り返すときのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長が小さく(周期が短く)なって細かくつぶれることになり、同荷重の振幅が小さくなることでエネルギー吸収効率を向上させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図3は、本発明が適用される自動車などの車両のフロント部分を概略的に示す斜視図である。同図に示されるように、このフロント部分には、バンパの骨格をなすバンパフレーム11と、車両の前後方向に伸びてボディの一部を構成する一対のサイドメンバ12とが配設されている。
上記バンパフレーム11は、車両の幅方向に伸びるバンパリインホース16と、一対のクラッシュボックス17とを備えている。そして、上記一対のクラッシュボックス17は、バンパリインホース16の幅方向両端部において、同バンパリインホース16と前記一対のサイドメンバ12との間にそれぞれ介在されている。各クラッシュボックス17は、前記バンパリインホース16に締結又は溶接により固着されており、車両後方に軸線が伸びる断面八角形の中空構造を有している。そして、各クラッシュボックス17の後端には、ボルト締結用のブラケット18が溶接にて固着されている。
前記サイドメンバ12は、上記クラッシュボックス17の軸線に略一致して軸線が伸びる四角筒状に形成されている。そして、このサイドメンバ12の前端には、上記クラッシュボックス17のブラケット18に対応してこれに対向するボルト締結用のブラケット19が設けられている。従って、バンパフレーム11は、クラッシュボックス17のブラケット18とサイドメンバ12のブラケット19とが締結されることで、ボディに固定されている。
ここで、車両の衝突等により前方から衝撃が加えられると、この衝撃はバンパフレーム11のクラッシュボックス17を介してボディ(サイドメンバ12)に伝達されるようになっている。そしてこの際、上記クラッシュボックス17は軸方向に座屈変形を繰り返すことにより、ボディへと伝達される衝撃を緩衝するようになっている。これにより、ボディ及び乗員に加えられる衝撃エネルギーが吸収される。
図2は、本実施形態のクラッシュボックス17等を示す斜視図である。同図に示されるように、このクラッシュボックス17は、八角筒状に形成されており、その前端部には内側に凹設されたビード状の複数(8つ)の応力集中部17aが形成されている。これら応力集中部17aは型押しにて形成されており、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となるものである。これら応力集中部17aは、クラッシュボックス17に塑性変形(初期座屈変形)を開始させるときの軸圧縮荷重を低減するために設けられている。
また、上記クラッシュボックス17の前端には、前記バンパリインホース16とのボルト締結用(又は溶接による固着用)のブラケット15が溶接にて固着されている。このクラッシュボックス17は、その開口端(前端)がなす八角形の少なくとも左右及び上下の4辺に沿って上記ブラケット15との溶接部位を有している。一方、上記クラッシュボックス17は、その開口端(後端)がなす八角形の少なくとも左右及び上下の4辺に沿って前記ブラケット18との溶接部位を有している。これは、上記クラッシュボックス17の横曲げ強度を増大させて横折れしにくくするためである。
次に、上記クラッシュボックス17の形状及びこれに対応して実験的に求めた軸圧縮のエネルギー吸収態様について以下に説明する。
図1は、上記クラッシュボックス17を示す正面図である。同図に示されるように、このクラッシュボックス17は、鉄系金属であるSPH440からなり、角取りされた断面コ字状の一対の鉄プレス材21,22を突き合わせてこれらを溶接することで構成されている。このクラッシュボックス17(鉄プレス材21,22)の軸方向(図1において紙面に直交する方向)の長さは91.5[mm]に設定されており、板厚は1.6[mm]に設定されている。上記クラッシュボックス17は、正面視(断面)において、点O1に関して板厚分を除いて概ね点対称の構造を有しており、両鉄プレス材21,22の接合される先端部により形成される第1辺としての互いに平行な左右の辺(図1において左右に配置されて上下に伸びる辺)17b,17cと、第2辺としての互いに平行な上下の辺(図1において上下に配置されて左右に伸びる辺)17d,17eとが直交している。そして、上記クラッシュボックス17は、正面視(断面)において、各隣り合う辺17b,17c,17d,17e間を結ぶ4つの辺(斜辺)を有している。
ここで、左右の辺17b,17cの長さaは60[mm]に設定されている。また、仮想的に鉄プレス材21,22の角取りを割愛して断面四角形(長方形)と見なしたときの左右の辺(長辺)の長さ(辺17d,17e間の距離)Aは100[mm]に設定されている。
一方、上下の辺17d,17eの長さbは24[mm]に設定されている。また、仮想的に鉄プレス材21,22の角取りを割愛して断面四角形(長方形)と見なしたときの上下の辺(短辺)の長さ(辺17b,17c間の距離)Bは63[mm](<A)に設定されている。
従って、本実施形態では、長さAに対する長さaの比(a/A)は、60%(=60/100×100)となっている。また、長さBに対する長さbの比(b/B)は、38%(=24/63×100)となっている。つまり、上記クラッシュボックス17の軸方向に伸びる稜線SL(図2参照)は、これらの比をなす位置に設定されている。
このような構造を有するクラッシュボックス17において、所定のエネルギー量[J]となる軸圧縮のエネルギーを加えたときの変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との実験的に求めた関係について、図6の実線にて示したグラフに基づき説明する。同グラフから明らかなように、断面八角形の中空構造を有する本実施形態のクラッシュボックス17では、衝撃吸収に際して蛇腹状に連続的に塑性変形を繰り返すときのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長及び振幅が小さいことが確認される。また、このクラッシュボックス17がつぶれるまでの間で求めたEA効率も、90%と高い値であったことが実験的に確認されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記クラッシュボックス17は、断面八角形の中空構造を有することで、軸方向に伸びる稜線SLの数(断面における頂点の数)が多くなる。これにより、前記クラッシュボックス17のつぶれ荷重(軸圧縮荷重)が増大される分、その板厚を薄くすることができる。つまり、前記クラッシュボックス17の板厚を薄くしても高いつぶれ荷重を得ることができるため、その小型化及び軽量化を図ることができる。
また、前記クラッシュボックス17の断面における1辺の長さが短くなるために、その衝撃吸収に際して蛇腹状に連続的に塑性変形(座屈変形)を繰り返すときのつぶれ荷重(軸圧縮荷重)の波長が小さく(周期が短く)なって細かくつぶれることになり、同荷重の振幅が小さくなることでEA効率を向上させることができる。
(2)本実施形態では、前記クラッシュボックス17の断面における1辺の長さが短くなるために、クラッシュボックス17全体(稜線SL)に均等に荷重を伝達することができる。従って、図4(a)(b)に断面四角形のクラッシュボックス91及び断面八角形のクラッシュボックス17の側面図を模式的に示したように、クラッシュボックス17の稜線SLに効率よく荷重を入力することができ、良好な荷重の伝達効率を得ることができる。
また、前記クラッシュボックス17の断面における1辺の長さが短くなるために、図4(a)で示したような面座屈Sの発生を抑制して横倒れを抑制することができる。
(3)本実施形態では、好適なEA効率(85%以上)を得ることができ、所定のエネルギーを吸収するためのクラッシュボックス17の前後方向の長さを短くできる。つまり、つぶれ荷重(軸圧縮荷重)の振幅を抑えつつ、塑性変形の範囲内(塑性変形量が最大となる状態まで間)において、効率的に衝撃エネルギーを吸収することができる。このため、車両の決められたスペースにクラッシュボックス17を収めることができる。また、クラッシュボックス17で衝撃エネルギーを十分に吸収することができ、ボディ(サイドメンバ12)へと伝達される衝撃を抑えることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のクラッシュボックスに対し長さAに対する長さaの比(a/A)及び長さBに対する長さbの比(b/B)を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態のクラッシュボックス30を示す正面図である。同図に示されるように、このクラッシュボックス30は、角取りされた断面コ字状の一対の鉄プレス材31,32を突き合わせてこれらを溶接することで構成されている。このクラッシュボックス30(鉄プレス材31,32)の板厚は1.4[mm]に設定されている。上記クラッシュボックス30は、正面視(断面)において、点O2に関して板厚分を除いて概ね点対称の構造を有しており、両鉄プレス材31,32の接合される先端部により形成される第1辺としての互いに平行な左右の辺(図1において左右に配置されて上下に伸びる辺)30a,30bと、第2辺としての互いに平行な上下の辺(図1において上下に配置されて左右に伸びる辺)30c,30dとが直交している。そして、上記クラッシュボックス30は、正面視(断面)において、各隣り合う辺30a,30b,30c,30d間を結ぶ4つの辺(斜辺)を有している。
ここで、左右の辺30a,30bの長さaは48[mm]に設定されている。また、仮想的に鉄プレス材31,32の角取りを割愛して断面四角形(長方形)と見なしたときの左右の辺(長辺)の長さ(辺30c,30d間の距離)Aは120[mm]に設定されている。
一方、上下の辺30c,30dの長さbは40[mm]に設定されている。また、仮想的に鉄プレス材31,32の角取りを割愛して断面四角形(長方形)と見なしたときの上下の辺(短辺)の長さ(辺30a,30b間の距離)Bは70[mm](<A)に設定されている。
従って、本実施形態では、長さAに対する長さaの比(a/A)は、40%(=48/120×100)となっている。また、長さBに対する長さbの比(b/B)は、57%(=40/70×100)となっている。つまり、上記クラッシュボックス30の軸方向に伸びる稜線SL(図2参照)は、これらの比をなす位置に設定されている。
以上詳述したように、本実施形態であっても、前記第1の実施形態の効果と同様の効果が得られるようになる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態を図面に従って説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態に準じた解析モデルを設定し、前記した実験結果(図6参照)と解析モデルによる解析結果との関係から、好適なEA効率(85%以上)が得られるクラッシュボックスの形状について明らかにするものである。
上記解析モデルにおいて、クラッシュボックスは、SPH440からなる断面八角形状を呈し、軸方向の長さを100[mm]に、板厚を1.6[mm]にそれぞれ設定している。そして、クラッシュボックスの一側(荷重の入力側)開口端部をSPH440からなる板厚2.0[mm]の板材で閉塞し、他側(固定側)開口端部をSPH440からなる板厚3.0[mm]の板材で閉塞する。この解析モデルにおける剛体の強制変位の時間推移及び解析に用いたソフトウェアについては共通である。解析では、有限要素法を採用している。
そして、この解析モデルにおけるクラッシュボックスの基本モデルMb(図7(a)参照)では、前記クラッシュボックス17に対応して、長さAに対する長さaの比(a/A)が62.4%、長さBに対する長さbの比(b/B)が39.7%、断面における全周の長さ(以下、「周長」という)が279.15[mm]、重量が0.3869[kg]にそれぞれ設定されている。この解析モデル(基本モデルMb)に対し、前述の態様で解析した変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を、図8に太実線にて示す。この解析モデルの解析結果では、EA効率は、第1の実施形態での実験結果(90%)と同様、90%であることが確認されている。このことから、所定の解析モデルの解析結果において好適なEA効率(例えば85%以上)が得られるのであれば、これと同様の形状のクラッシュボックスでは、実験結果においても同様に好適なEA効率が得られることが推定される。
ここで、上述した解析結果と実験結果との関係を鑑みて、図7(b)(c)(d)(e)で示したクラッシュボックスの各モデルM1〜M4を採用した場合の解析結果について説明する。
図7(b)で示したクラッシュボックスのモデルM1では、長さAに対する長さaの比(a/A)が75%、長さBに対する長さbの比(b/B)が35%、周長が287.716[mm]、重量が0.3980[kg]にそれぞれ設定されている。そして、この解析モデル(モデルM1)に対し、解析した変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を、図8に太破線にて示す。この解析モデルの解析結果では、EA効率は、88%と高い値であることが確認されている。従って、モデルM1と同様の形状のクラッシュボックスでは、実験結果において好適なEA効率が得られることになる。
また、図7(c)で示したクラッシュボックスのモデルM2では、長さAに対する長さaの比(a/A)が35%、長さBに対する長さbの比(b/B)が75%、周長が297.902[mm]、重量が0.4114[kg]にそれぞれ設定されている。そして、この解析モデル(モデルM2)に対し、解析した変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を、図8に細実線にて示す。この解析モデルの解析結果では、EA効率は、78%と低い値であることが確認されている。
さらに、図7(d)で示したクラッシュボックスのモデルM3では、長さAに対する長さaの比(a/A)が20%、長さBに対する長さbの比(b/B)が80%、周長が302.668[mm]、重量が0.4176[kg]にそれぞれ設定されている。そして、この解析モデル(モデルM3)に対し、解析した変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を、図8に細破線にて示す。この解析モデルの解析結果では、EA効率は、77%と低い値であることが確認されている。
さらにまた、図7(e)で示したクラッシュボックスのモデルM4では、長さAに対する長さaの比(a/A)が80%、長さBに対する長さbの比(b/B)が20%、周長が291.062[mm]、重量が0.4026[kg]にそれぞれ設定されている。そして、この解析モデル(モデルM4)に対し、解析した変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を、図8に太一点鎖線にて示す。この解析モデルの解析結果では、EA効率は、85%と高い値であることが確認されている。従って、モデルM4と同様の形状のクラッシュボックスでは、実験結果において好適なEA効率が得られることになる。
前記第1及び第2の実施形態での実験結果とともに以上の解析結果を参酌すると、長さAに対する長さaの比(a/A)及び長さBに対する長さbの比(b/B)をそれぞれ、
0.4≦a/A≦0.8
0.2≦b/B≦0.7
の範囲に設定したクラッシュボックスでは、実験結果において好適なEA効率(85%以上)が得られることになる。
以上詳述したように、本実施形態では、前記第1の実施形態の効果と同様の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)鉄系金属(SPH440)において、長さAを長さBよりも大きく設定し、且つ、長さAに対する長さaの比(a/A)及び長さBに対する長さbの比(b/B)をそれぞれ、0.4≦a/A≦0.8、0.2≦b/B≦0.7の範囲に設定することで、好適なEA効率(85%以上)を得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図9に示したクラッシュボックス40を採用してもよい。すなわち、このクラッシュボックス40は、角取りされた断面コ字状の一対の板材としての鉄プレス材41,42を突き合わせて、波形状に延出形成された開口端部でこれら一対の鉄プレス材41,42を軸方向に間隔をおいてスポット溶接することで構成されている。従って、このクラッシュボックス40も、八角筒状に形成されている。そして、上記クラッシュボックス40には、軸方向に間隔をおいて内側に凹設されたビード状の複数の応力集中部40aが形成されている。これら応力集中部40aは型押しにて形成されており、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となるものである。これら応力集中部40aは、クラッシュボックス40に塑性変形(座屈変形)を開始させるときの軸圧縮荷重を低減するために設けられている。なお、前記一対の鉄プレス材41,42の接合部に隣り合う応力集中部40aは、スポット溶接部としてのスポット溶接による接合点(打点:×印で図示)とは軸方向において互い違いとなる位置に配置されている。このような構造であっても、前記第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、図9に示したクラッシュボックス40によれば、応力集中部40aに加えてスポット溶接による接合点も、軸圧縮荷重に対する応力集中により塑性変形の起点となる。すなわち、接合点が谷部となる蛇腹状の塑性変形となる。さらに、ビード状の応力集中部40aと接合点とが軸方向において互い違いとなる位置に配置されているので、鉄プレス材41,42の全長に亘ってアーク溶接したものよりも、蛇腹状の塑性変形を連続的に安定させることができる。その結果、更にEA効率を向上させることができる。
・前記第3の実施形態において、クラッシュボックス40は、鉄系金属であるSPH270やSPH590からなっていてもよい。また、板厚は1.4[mm]であってもよい。
・前記各実施形態において、クラッシュボックス17,30とバンパリインホース16若しくはサイドメンバ12との結合態様は一例である。
・前記各実施形態においては、自動車のフロント部分のバンパ(バンパフレーム11)に本発明を適用したが、リヤ部分のバンパに本発明を適用してもよい。
・本発明において、鉄系金属とは、鉄、鋼又は鉄合金である。
本発明の第1の実施形態を示す正面図。 同実施形態を示す斜視図。 自動車のフロント部分を示す斜視図。 (a)(b)は、断面四角形及び断面八角形のクラッシュボックスの動作を示す模式図。 本発明の第2の実施形態を示す正面図。 クラッシュボックスの変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を示すグラフ。 (a)(b)(c)(d)(e)は、本発明の第3の実施形態を示す正面図。 クラッシュボックスの変形量(ストローク)と軸圧縮荷重との関係を示すグラフ。 本発明の変更形態を示す斜視図。 (a)(b)は、従来例を示す正面図。
符号の説明
12…サイドメンバ、16…バンパリインホース、17,30,40…衝撃吸収具としてのクラッシュボックス、17a,40a…応力集中部、17b,17c,30a,30b…第1辺としての辺、17d,17e,30c,30d…第2辺としての辺、41,42…板材としての鉄プレス材。

Claims (4)

  1. 軸圧縮荷重を塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する車両の衝撃吸収具において、
    断面凹形状をなす一対の板材を溶接することにより断面八角形の中空構造を呈し、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となる応力集中部を有し、
    鉄系金属からなり、断面において、互いに平行に伸びる一対の第1辺と、該第1辺に直交する方向で互いに平行に伸びる一対の第2辺と、各隣り合う前記第1及び第2辺間を結ぶ4つの辺とを有し、
    前記各板材は前記第1辺に沿って溶接されており、前記第1辺には溶接された部位を挟むように前記応力集中部が一対設けられ、前記第2辺には前記応力集中部が設けられ、
    前記各応力集中部は、車両外側の先端側に配置され、且つ同一断面上に配置されていることを特徴とする車両の衝撃吸収具。
  2. 請求項1に記載の車両の衝撃吸収具において
    前記第1辺の長さをa、前記一対の第2辺間の距離をA、前記第2辺の長さをb、前記一対の第1辺間の距離をBで表すとき、
    距離Aを距離Bよりも大きく設定し、且つ、距離Aに対する長さaの比(a/A)及び距離Bに対する長さbの比(b/B)をそれぞれ、
    0.4≦a/A≦0.8
    0.2≦b/B≦0.7
    の範囲に設定したことを特徴とする車両の衝撃吸収具。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の衝撃吸収具において、
    前記溶接はスポット溶接であり、
    前記応力集中部及びスポット溶接部は、軸方向において互い違いとなる位置に配置されていることを特徴とする車両の衝撃吸収具。
  4. 車両の幅方向に伸びるバンパリインホースの両端部において、該バンパリインホースと車両の前後方向に伸びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在される一対のクラッシュボックスを備えた車両の衝撃吸収構造において、
    前記クラッシュボックスは、断面凹形状をなす一対の板材を溶接することにより断面八角形の中空構造を呈し、軸圧縮荷重に対する塑性変形の起点となる応力集中部を有し、
    鉄系金属からなり、断面において、互いに平行に伸びる一対の第1辺と、該第1辺に直交する方向で互いに平行に伸びる一対の第2辺と、各隣り合う前記第1及び第2辺間を結ぶ4つの辺とを有し、
    前記各板材は前記第1辺に沿って溶接されており、前記第1辺には溶接された部位を挟むように前記応力集中部が一対設けられ、前記第2辺には前記応力集中部が設けられ、
    前記各応力集中部は、車両外側の先端側に配置され、且つ同一断面上に配置されている
    ことを特徴とする車両の衝撃吸収構造。
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