JP4721743B2 - 半導体ブロックの保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体ブロック切断して半導体ウェハとするための半導体ブロックの保持装置に関する。
従来、太陽電池素子基板などをはじめとする半導体ウェハを作製する場合、例えば鋳造法などによって半導体原料を溶融し、鋳型内で溶融した半導体原料を冷却・凝固させる。こうしてできた半導体インゴットを所定の寸法に切断してブロック状にし、このブロック状の半導体ブロックをエポキシ系などの接着剤にてガラスやカーボン材もしくは樹脂製のスライスベースに接着した後、ワイヤーソー装置などを用いて複数枚に切断し、半導体ウェハを作製していた。
図4に一般的に半導体ブロック1を切断する際に用いられるワイヤーソー装置を示す。図4に示すようにスライスベース3と接着した半導体ブロック1を設置して、これを切断する際に上方の数箇所から砥粒スラリーと呼ばれるオイルまたは水に炭化シリコン、アルミナ、ダイヤモンドなどの砥粒が混合された切削液を供給し、直径約100〜300μmのピアノ線などからなる一本のワイヤー5をワイヤー供給リール11からメインローラー8上に設けられた一定間隔でワイヤー5がはまる多数の溝に巻きつけて互いに平行に配置させる。
すなわち、半導体ブロック1を切断する場合、上方から砥粒スラリーを供給するとともに、2本のメインローラー8間に複数本張られたワイヤー5を高速で移動走行させながら、複数の半導体ブロック1をワイヤー5に向けて徐々に下降させて半導体ブロック1に押しつけることによって半導体ブロック1を切断し、半導体ウェハを作製する。
このワイヤーソー装置による切断では、多数の半導体ブロック1を同時に切断することができ、また外周刃や内周刃などを使用する他の切断方法と比べて切断精度が高く、かつ使用しているワイヤーが細いためにカーフロス(切断ロス)を少なくできるという利点がある。
図7は従来の半導体ブロックとスライスベースとの接着方法を示す図である。
(a)半導体ブロック1の一面に接着剤2を塗布する
(b)接着剤2が塗布された接着面を下にしてスライスベース103の上に半導体ブロック1を貼り合わせる
(c)半導体ブロック1とスライスベース103を固定し接着させる
このように、半導体ブロック1とスライスベース103の接着は、半導体ブロック1とスライスベース103の間に接着剤2を挟み込む状態で接着される。また、図7(c)に示すように、貼り合わせた半導体ブロック1とスライスベース103が動かないように側面押さえ13で半導体ブロック1とスライスベース103を固定し、上部押さえ14で半導体ブロック1に荷重をかけ、ホットプレート12にて下部から加熱することによって、接着剤2を完全硬化させ、半導体ブロック1とスライスベース103との接着を行っていた。
このように、半導体ブロック1はスライスベース103と接着した状態でワイヤーソー装置などを用いて切断していた。そして半導体ブロックを切断した後、半導体ウェハ洗浄装置にて洗浄を行い、切断された半導体ブロック106は、スライスベース103から剥離され、複数枚の半導体ウェハ106が形成される。
特開平10−106979号公報
しかしながら、従来のスライスベース103と半導体ブロック1との接着方法では、接着剤2がスライスベース103の短手方向にはみ出してしまったり、スライスベース103と半導体ブロック1の対向する面のうち、その面の四隅まで接着剤が届かないといった問題があった。
図8に一般的な固定装置を用いて半導体ブロック1とスライスベースを接着剤を介して接着したときの様子を示す。図8(a)にこのときの斜視図を示し、図8(b)に正面図を示す。図8(a)、図8(b)に示すように、スライスベース103の短手方向に接着剤2がはみ出した状態で固定されており、半導体ブロック1の短手方向に、接着剤2が付着した状態で接着されることとなる。
図9に従来の半導体ウェハの様子を示す。115は接着剤残渣、106は従来の半導体ウェハである。
スライスベース103で保持された半導体ブロック1をワイヤーソー装置などで切断し、洗浄装置にて洗浄を行い、複数枚の半導体ウェハ106を形成しても、図9に示すようにはみ出した接着剤2が洗浄工程において除去しきれていないため、特に半導体ウェハ106の両角部に付着したままとなってしまい、凸形状を有する接着剤残渣115として残ることとなる。このような接着剤残渣115があるとデバイス工程での割れ、欠け発生などの弊害となるため、カッターなどで除去作業を行うが、このような作業は、手作業であるため生産性が低下し、また半導体ウェハ106の厚みが300μm以下であるため、接着剤残渣115の除去作業により半導体ウェハ106の割れを発生させ、歩留りを低下させるといった問題があった。
また、スライスベース103と半導体ブロック1の対向する面のうち、半導体ブロック1の接着する面の四隅まで接着剤2が届かないため、半導体ブロック1をワイヤーソー装置で切断し、洗浄装置にて洗浄を行い、複数枚の半導体ウェハ106を形成すると、ワイヤーソー装置での切断中に接着剤2が不足する部分で半導体ウェハ106が振動が増加し、割れやクラックを発生させたり、また、洗浄工程において半導体ウェハ106が脱落し洗浄不良や割れを発生させる問題があった。
また、半導体ブロック1の周囲から接着剤2がはみ出したときに、端面に対して薄く引き延ばされてしまい、手作業であっても接着剤2の残渣を剥離させにくく、部分的に残ってしまうこともあった。このように、接着剤2の残渣があった場合にはデバイス工程にて半導体ウェハ106上に形成される膜に色ムラなどを発生させてしまう原因となっていた。
特許文献1には、スライスベースを半導体ウェハ側端部分に接着する接着剤へ液体窒素を吹き付け、または液体窒素中へ浸漬することで、接着剤を除去するスライスベース除去装置が開示されている。しかし、このスライスベース除去装置においてはスリット部から露出するスライスベース及び接着剤の部分のみを除去するため、はみ出した接着剤を除去しきれないという問題があった。また、半導体ウェハをスライスベース除去装置に設置するためにスライスベースも切断する必要があるため、高コストとなり生産性が低下するという問題もある。
本発明はこのような従来の半導体ブロックとスライスベースとの保持方法の問題点に鑑みてなされたものであり、半導体ウェハの表面や端面の接着剤残渣を低減させて、接着剤残渣除去の作業にともなう割れや欠けの発生を抑制し、半導体ウェハがスライスベースから脱落したりデバイス工程において歩留りを低下させたりすることなく半導体ウェハを形成することができる半導体ブロックの保持装置を提供すること目的とする。
本発明の半導体ブロックの保持装置は、直方体の半導体ブロックが接着剤により接着される、前記半導体ブロックよりも大きな第1の面を有するスライスベースを備え、前記スライスベースの前記第1の面は、前記半導体ブロックを切断するためのワイヤーが走行する方向に対して垂直な方向にのみ前記接着剤をはみ出させる溝状の凹部を、前記半導体ブロックと接着される領域の中央部から長手方向の外周端部にかけて有する。
本発明の半導体ブロックの保持装置は、前記スライスベースの前記第1の面と前記半導体ブロックとの前記接着領域が四角形状を有し、前記スライスベースの前記凹部は、前記スライスベースの前記第1の面と前記半導体ブロックとの前記接着領域の対角線に沿って形成されていることを特徴とする。
本発明の半導体ブロックの保持装置は、前記凹部が前記接着領域の外周部から中央部に向かって横断面の幅が狭くなるように変化することを特徴とする。
以上述べたように、本発明の半導体ブロックの保持装置によれば次のような効果が得られる。
直方体の半導体ブロックを接着剤で接着して保持する接着面を備えたスライスベースを有する半導体ブロックの保持装置であって、スライスベースの接着面には、半導体ブロックとの接着領域で接着剤が滞留する凹部を設けられて成るようにした。
この結果、接着剤が凹部によって滞留するため、余った接着剤がスライスベース短手方向からはみ出すことを防止できる。このため、半導体ウェハを形成した際に、半導体ウェハの両角部に接着剤残渣が付着することを抑制できる。また、半導体ウェハの端面に対しても、接着剤が薄く引き延ばされることがなく、端面に残った接着剤を簡単に剥離できるから、接着剤残渣が残ることがない。したがって、接着剤残渣の除去作業を行う必要がなく生産性の低下を抑制することができ、除去作業などによるウェハの割れ発生も低減できるため歩留りの低下も抑制することができる。
以上のように、本発明の半導体ブロックの切断方法によれば、接着剤残渣の付着による接着剤残渣の除去作業を行う必要がないため、高い歩留りで半導体ウェハを得ることができ、また、接着剤残渣の付着を抑制できるため、同時に大量の半導体ウェハを用いて高い品質が要求される太陽電池用半導体ウェハの作製に対して、極めて適している。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
半導体ブロックから半導体ウェハを製造するためには、まず、半導体原料を半導体ブロックの状態にする。これには、一般的に鋳造法と呼ばれる方法で製造される。この鋳造法とは、離型材を塗布した石英などからなる鋳型内へ半導体融液を流し込み、凝固させることによって半導体インゴットを形成する方法である。
そして、鋳型内から取り出して半導体インゴットを切断機などを用いて切断する前に、半導体インゴットの周囲に付着している離型材を、例えば水をかけてブラシでこする等の作業により除去する。このように離型材を除去しておくことで、後の切断工程における刃のもちを良くすることができる。この離型材の除去方法においては水洗い以外にブラスト装置により約1mm弱のガラスやプラスチックのビーズ、鉄球を半導体インゴットに吹付けて除去する方法もある。ブラスト装置を用いることによって、作業者の負担が軽くなり、作業時間も短く、離型材が厚く付着していても除去することができる。また、水を用いないので廃水処理の必要もなくなる。
次に、この半導体インゴットをバンドソー型切断機などを用いてこの半導体インゴット内で不純物が多く混入している端部を除去したり、所望の大きさに切断して半導体インゴットをブロック状に分割して半導体ブロックを形成する。。
半導体ブロックを後述するワイヤーソー装置により約300μm以下の厚みに切断して、太陽電池などを形成するための半導体ウェハを得ることができる。
図4に示すように、ワイヤーソー装置は、スラリーノズル6の下部に、複数のスラリー受け7を並べて配設し、これらのスラリー受け7の間に、後述する接着方法によってスライスベース3の一面に接着された直方体形状を有する半導体ブロック1を配置し、メインローラー8間にある複数の切断用のワイヤー5に砥粒スラリーを供給しながら、ワイヤー5を高速で移動走行させ、半導体ブロック1を徐々に下降させてワイヤー5に押しつけることによって、半導体ブロック1を切断し、複数の半導体ウェハを得るものである。また、切断中に落下するかもしれない半導体ウェハの端材がメインローラー8へ巻き込むのを防止するために端材巻き込み防止板9を設け、さらに防ぎきれなかったときのためにディップ槽10を設けている。またディップ槽10は、砥粒スラリーの回収や切断するときに発生する切粉の回収の目的をも有している。
スラリーノズル6の下部にあるスラリー受け7は複数本に張られたワイヤー5にムラなく均等に砥粒スラリーが供給できるように設けられており、砥粒スラリーは例えば、砥粒と鉱物油、界面活性剤、分散剤からなるラッピングオイルを混合して構成される。
メインローラー8は、例えば直径200〜350mm、長さ400〜500mmのウレタンゴムなどからなり、その表面に所定間隔でワイヤー5がはまる多数の溝(不図示)が形成されている。この溝の間隔とワイヤー5の直径との関係によって、最終製品である半導体ウェハの厚みが定まる。
ワイヤー5はワイヤー供給リール11から供給され、メインローラー8上に設けられた所定間隔の溝に巻きつけ配列される。なお、ワイヤー5は、例えば、直径100〜300μm程度を有する鉄または鉄合金を主成分とするピアノ線が使用されている。このワイヤー5はメインローラー8を所定の回転速度で回転させることによって、移動走行させることができ、通常、400〜800m/min程度となるように高速に移動走行される。
図1に本発明に係る半導体ブロック1の保持装置であるスライスベースに半導体ブロック1が設置された状態を示す。また、図2に図1に示された保持装置を使用して半導体ブロック1をワイヤーソー装置に近づけて切断する場合のワイヤー10との位置関係を示す。
半導体ブロック1は、、例えば150×150×300mmの直方体に切り出しブロック状で構成される。またスライスベース3はカーボン材もしくはガラス、樹脂などの材質が使用される。
そして、スライスベース3と半導体ブロック1とを相互に接着するために、該スライスベースと半導体ブロックとの間には、接着剤2を介在させている。
図1、図2に示すように、スライスベース3上に溝部4を形成されている。このようなスライスベース3の溝部4は、いずれも細長形状を有している。
また、半導体ブロック1とスライスベース3との接着方法の手順は次の(1)から(3)の通りである。
(1)接着剤として熱硬化型二液性のエポキシ系の接着剤2を半導体ブロック1の一面に塗布し、溝部4が形成されたスライスベース3と貼り合わせる。
(2)図7(c)に示すような治具を用いて、貼り合わせた半導体ブロック1とスライスベース3が動かないように側面押さえ13で半導体ブロック1とスライスベース3を固定し、上部押さえ14で半導体ブロック1に荷重をかける。
(3)自然に硬化させるか、ホットプレート12にて下部から加熱することによって、エポキシ系の接着剤2を完全硬化させ、半導体ブロック1とスライスベース3との接着を行う。
このようにして、半導体ブロック1とスライスベース3とを接着した後、図4に示すように、メインローラー8間にある複数の切断用のワイヤー5に砥粒スラリーを供給しながら、ワイヤー5を高速で移動走行させ、半導体ブロック1を徐々に下降させてワイヤー5に押しつけることによって、半導体ブロック1を切断し、複数の半導体ウェハ6を得る。このとき、半導体ブロック1を切断すると同時に、スライスベース3も2〜5mm切断されるが、半導体ブロック1はスライスベース3に接着された状態で切断する。その後、半導体ウェハ6がスライスベースにぶら下がった状態で次工程の洗浄工程に投入される。
洗浄工程では、まず灯油などからなる洗油で、スライス加工時に付着したスラッジなどを落とす。その後アルカリ系の洗剤で油をおとし、その後洗剤を水で洗い流す。そして熱風やエアーなどにより、半導体ウェハ6表面を完全に乾燥させて、スライスベース3から剥離することで半導体ウェハ6が完成する。
本発明に係る半導体ブロックの保持装置によれば、直方体の半導体ブロックが接着剤により接着される、前記半導体ブロックよりも大きな第1の面を有するスライスベースを備え、前記スライスベースの前記第1の面は、前記半導体ブロックを切断するためのワイヤーが走行する方向に対して垂直な方向にのみ前記接着剤をはみ出させる溝状の凹部を、前記半導体ブロックと接着される領域の中央部から長手方向の外周端部にかけて有するようにしたことで、余った接着剤がスライスベース短手方向、つまりワイヤーの進行方向からはみ出すことを抑制することができる。
図5に本発明に係る半導体ウェハの様子を示す。6は半導体ウェハを示している。
本発明に係る半導体ブロックの保持装置を用いて半導体ウェハ6を形成した場合、接着剤2を滞留させることができ、スライスベースから余った接着剤がはみ出すことを抑制できる。その結果、スライス加工後の半導体ウェハ6の両角部に接着剤残渣が付着することを抑制できる。また、半導体ウェハ6の端面に対しても、接着剤2が薄く引き延ばされることがなく、端面に残った接着剤2を簡単に剥離できるから、接着剤残渣が残ることを抑制することができる。したがって、接着剤残渣の除去作業を行う必要がなく生産性の低下を抑制することができ、除去作業などによる半導体ウェハ6の割れ発生も低減できるため歩留りの低下も抑制することができる。
以上のように、本発明に係る半導体ブロックの保持装置によれば、接着剤残渣の付着による接着剤残渣の除去作業を行う必要がないため、高い歩留りで半導体ウェハ6を得ることができ、また、接着剤残渣の付着を抑制できるため、同時に大量の半導体ウェハ6を用いて高い品質が要求される太陽電池用半導体ウェハの作製に対して、極めて適している。
スライスベース3に設けた凹部は、スライスベースを粗面化して凹凸を形成したり、また、スライスベース3の一部にスライスベースを貫通する穴を設けたりすることから成る。また特に、凹部は図1に示すような溝部4であるほうが好ましい。溝部を設けることによって、接着剤2を滞留させるだけでなく、溝部4を形成した方向に余剰な接着剤を誘導することができる。
次に、本発明に係る半導体ブロック1の保持装置において溝部は、接着領域の長手方向へ接着剤が逃げる溝部を設けられていることが望ましい。
上述のスライスベース3上の溝部を半導体ブロック1との接着領域において長手方向へ接着剤が逃げるようにしたことによって、接着剤2が、スライスベース3に形成された溝部4に誘導されるため、上述した効果に加え、半導体ブロック1とスライスベース3の接着剤2を介した接着領域が広がり、強固な接着強度を得ることができる。
また、このときワイヤー5の走行方向とほぼ垂直に余剰接着剤が誘導される。言い換えれば、接着剤2が半導体ブロック1の短手方向の両端側にはみ出すことはないため、後の工程でワイヤー5によって切断した後でも、半導体ウェハ6の端部で接着剤残渣が付着することを抑制できる。
このように、溝部4により接着剤2がスライスベースの長手方向へ接着剤が誘導されるため、半導体ブロック1の短手方向の両端部から接着剤2がはみ出すことはない。従来技術において問題となる半導体ウェハの両角部の接着剤残渣は、図9からもわかるように、いずれも短手方向の両端部からはみ出した接着剤2が原因となっている。したがって、従来、半導体ブロックの短手方向の両端部からはみ出していた接着剤2をスライスベース3に形成された溝部4によって、半導体ブロックの長手方向に接着剤を誘導し、逃がすようにした本発明の構成によれば、より効果を得ることができる。
さらに、本発明に係る半導体ブロック1の保持装置において、スライスベース3に設けられた溝部4は、半導体ブロック1との接着領域の対角線と交差するすることが好ましい。
図6に本発明に係るスライスベースの溝形状の他の実施例を示すスライスベースの上視図を示す。3はスライスベース、4は溝部、Aは半導体ブロックとスライスベースの接着領域を示している。
特に、図1または図6に示されるように、溝部4がスライスベース3の接着領域Aの対角線と交差するようにしたことで、接着剤2が半導体ブロック1の接着領域Aの四隅方向に誘導されるため、接着剤2が介在した半導体ブロックとの接着領域Aのムラが少なくなり、スライスベース3が半導体ブロック1を保持する接着力を向上させることができる。さらに上述した効果に加え、半導体ブロック1がより接着固定されるので、切断した後に、スライスベース3から半導体ウェハ6が脱落するのを抑制することができる。
また、半導体ウェハ6の端面に対しても、接着剤2が薄く引き延ばされることがなく、スライスベース3に形成された溝部4によって接着剤2が、ある程度の厚みを有して均一に存在し半導体ブロック1の短手方向の両端部にはみ出すことが少ないので、端部に残った接着剤2を簡単に剥離でき、接着剤2の残渣が残ることがない。
このように、半導体ウェハ6が形成された際、半導体ウェハ6の両角部や端部に接着剤2の残渣が無い状態となり、接着剤2の残渣の除去作業を行う必要がないため生産性の低下を抑制することができ、除去作業などによる半導体ウェハ6の端部などからの割れ発生も低減でき、歩留りの低下も抑制することができる。
そして、本発明に係る半導体ブロック1の保持装置において、スライスベース3に設けられた溝部4は、図1や図6(b)に示されるように接着領域Aの略中心部を通過した方がよい。
本来接着剤2は、中心部分に塗布した場合に中心から放射状に延びていくため、中心部は接着剤2が滞留しやすい。しかしながら、溝部4が接着領域Aの略中心を通過することによって、中心部分に滞留するはずの接着剤2が広がり、結果として半導体ブロック1とスライスベース3との接着領域Aが増加する。この結果、上述の効果に加えさらに接着領域Aを増加させることができる。
また、本発明に係る半導体ブロック1の保持装置において、溝部4は、半導体ブロック1と、スライスベース3との接着領域の対角線に沿って伸びるようにした方が望ましい。
溝部4を半導体ブロック1との接着領域の対角線に沿って伸びるようにしたことによって、従来、接着剤2が一番届きにくかった半導体ブロック1の四隅へ接着剤2が届くようになる。この結果、上述の効果に加え飛躍的に接着領域を拡大することができる。
そして、本発明に係る半導体ブロック1の保持装置において、溝部は、半導体ブロックと、スライスベース3との接着領域に面した開口部の面積が、接着領域の5%以上10%以下であることが好ましい。
溝部4の開口部の面積を、接着領域の5%以上10%以下とすることによって、接着剤2の流動性を保ちつつ、さらに半導体ブロック1とスライスベースとの接着領域を安定して保つことができるため、上述の効果に加えて接着剤2の広がり易さ、乾燥までの時間の短縮を可能にすることができる。
しかしながら、溝部4の開口部の面積が接着領域の5%未満であった場合、接着領域は高いが、接着剤2の流動性が鈍くなってしまい、接着領域が減少する可能性を生じる。
また、溝部4の開口部の面積が接着領域の10%より大きかった場合、接着剤2の流動性はよいが、接着剤2の量が多く必要となり高コストとなる可能性がある。
さらに、本発明に係る半導体ブロック1の保持装置において、溝部4に対して略直交する面で切断したときの溝部4の断面積が、前記接着領域の略中心部に向かって徐々に小さくなるようにした方がよい。
この理由として余った接着剤2が半導体ブロック1の四隅方向へ充分に流動するため、接着剤2がより均一に広がり接着領域のムラが無くなり、且つ接着剤2がスライスベース3短手方向の両端側からはみ出すことを軽減することができるためである。
それに伴い、接着剤2が半導体ブロック1の接着面の四隅に誘導されるため、スライスベースが半導体ブロックを保持する力を一段と向上させることができ、切断した後に、スライスベース3から半導体ウェハ6が脱落するのを抑制することができる。
また、溝部4の最大の溝の幅がスライスベース3の短手方向の長さに対して2.5%以上となるように構成したほうが好ましい。このような構成にすることで、接着剤を余剰にはみ出すことなく半導体ブロック1をスライスベース3に接着でき、半導体ウェハ6端部などへの回りこみも抑制でき、接着剤残渣が残る事が無い。この時、接着剤残渣があると取り除く作業の際に半導体ウェハが割れてしまうが、該方法では半導体ウェハ6の割れ欠けが生じにくくなる。しかしながら、溝部4の最大の溝の幅がスライスベースの短手方向の長さに対して2.5%より狭い場合においては、接着剤が有効に溝部4へと誘導されず、半導体ブロック1の両端部から接着剤2のはみ出しが若干見られ、洗浄工程の時間を長くすれば接着剤残渣を除去することは可能であるが、生産性が低下する。また、溝部4の最大の溝の幅がスライスベースの短手方向の長さに対して2.5%以上であれば特に問題はないが、接着剤2の量が多く必要となり、高コストとなるため、5.0%以下としたほうが好ましい。
さらに、溝部4の最大の溝の深さが2mm以上となるように構成したほうが好ましい。接着剤2を余剰にはみ出すことなく半導体ブロック1をスライスベースに接着でき、半導体ウェハ端部などへの回りこみも抑制でき、接着剤残渣が残る事が無い。この時、接着剤残渣があると取り除く作業の際に半導体ウェハが割れてしまうが、該方法では半導体ウェハの割れ欠けが生じにくくなる。しかしながら、溝部4の最大の溝の深さが2mmより浅い場合においては、接着剤が有効に溝部4へと誘導されず、半導体ブロック1の両端部から接着剤2のはみ出しが若干見られ、洗浄工程の時間を長くすれば接着剤残渣を除去することは可能であるが、生産性が低下する。また、溝部4の最大の溝の深さが2mm以上であれば特に問題はないが、接着剤2の量が多く必要となり、高コストとなるため、3mm以下としたほうが好ましい。
また、図1に示すように、スライスベース3は、半導体ブロック1よりも大きなサイズとし、これらの接着面の外郭線(すなわち、小さい方=半導体ブロック1側の接着面の外郭線)は、スライスベース3の一面の外周よりも内側に存在するように構成することが望ましい。このような構成にすることで、半導体ブロック1の接着面よりもスライスベース3の一面の方が大きいので、スライスベース3に対して安定して半導体ブロックを接着することができる。また、図6に示すように接着領域Aにのみ溝部4が形成されていれば充分に本発明の効果が得られるが、図1に示すように接着領域の外に溝部4を伸ばすことによって、余剰の接着剤を故意に長手方向の両端側にはみださせることができる。
このように、本発明によって、接着剤2の残渣を有効に低減し、半導体ブロック1をスライスベース3に接着する力を最適にするという効果に加え、これらの溝部4よる接着剤2の均一な広がりによって適度な厚みを有するため、作業の際に半導体ブロック1や半導体ウェハに加えられた衝撃を緩和するという作用効果も得られ、割れや欠けが生じにくいという効果も奏する。
ここで用いられるスライスベース3に形成される溝部4は、例えば研削による加工で均一な溝幅、且つ均一な深さを有するものが望ましい。また、溝の断面形状は矩形以外にV字溝、U字溝であっても構わない。また、溝部4が略中心部まで形成されていなくても構わないが、効率よく余った接着剤2を半導体ブロック1の長手方向の両端側に誘導するために、溝部4が略中心部まで形成されることが好ましい。
接着剤2としては、熱硬化型二液性のエポキシ系の接着剤を好適に用いることができるが、エポキシ系に限らず、例えばポリウレタン系、アクリル系、フェノール系接着剤でもよい。中でも臭気や加熱硬化時間、対湯・対アルカリ、対熱などの理由からエポキシ性を用いることが望ましい。
以上のように、本発明の半導体ブロックの切断方法にかかる半導体ブロックとスライスベースとの接着方法によれば、半導体ブロック1に付着する接着剤2の残渣を有効に抑制することができるため、手作業による接着剤残渣の除去作業を行う手間を軽減することができ、その結果、高い歩留りで半導体ウェハ6を得ることができ、また、同時に大量の半導体ウェハ6を用い、高い品質が要求される太陽電池用半導体ウェハの作製に対して極めて適している。
なお本発明の実施形態は上述の例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはもちろんである。
例えば、上述の説明では、複数のワイヤーを所定間隔に配置して半導体ブロックを剪断するマルチワイヤーソー装置の例によって説明したが、これに限るものではなく、一本のワイヤーによって切断加工を行うシングルタイプのワイヤーソー装置や、ワイヤーの外周面に砥粒を固着させたワイヤーソー装置であっても、本発明の効果を良好に奏する。
以下、本発明の実施例について説明する。
上述の実施形態に記載した方法にしたがって、以下のように試料を準備した。
まず、150mm角*L=300mmの半導体ブロック1として多結晶シリコンブロックを準備した。その後、図1に示されるようにスライスベースに接着剤2の溝部4として、スライスベース3のとシリコンブロック1の接着面側において、スライスベース3の各対角を結ぶ線上にU字溝部を形成した。なお、溝部4については、幅と深さを変えて、数種類の試料の作製を行った。ただし、1つのスライスベースに設けた溝部の幅と深さはどの場所においても一定にしてある。次に、主剤と硬化剤からなる熱硬化型のエポキシ系の接着剤2を所定量を混合して20g塗布し、カーボン材からなるスライスベース3の一面に対して、この半導体ブロック1の接着面を貼り合わせた。半導体ブロック1の接着面は150×300mmであるのに対し、スライスベース3の一面は150×320mmとした。
その後、図7(c)に示した固定治具を用いて、貼り合わせたシリコンブロック1とスライスベース3が動かないように側面押さえ13でシリコンブロック1とスライスベース3を固定し、上部押さえ14でシリコンブロック1に荷重をかけ、ホットプレート12にて下部から加熱することによって、エポキシ系の接着剤2を完全硬化させ、シリコンブロック1とスライスベース3との接着を行った。
このようにして作製されたスライスベース3が接着したシリコンブロック1の試料を、図4に示すワイヤーソー装置に2本セットし、SiC砥粒スラリーを供給しながら、200μmの直径を有するピアノ線のワイヤー5を600m/minで走行させ切断し、洗浄してシリコンウェハを形成した。このとき、シリコンブロック1とスライスベース3とを接着したときにおける接着剤2のはみ出し状態と、得られたシリコンウェハについての接着剤残渣率(%)とスライスベース3からシリコンブロックが脱落する脱落率(%)について評価を行った。
接着剤残渣率の算出方法としては、2本のシリコンブロックから得られたシリコンウェハ全数を目視により観察を行い、シリコンウェハの接着剤残渣の存在を確認した。また脱落率の算出方法としては、スライスベースに保持された2本のシリコンブロックから得られたシリコンウェハの数に対する脱落したシリコンウェハの枚数の百分率で行っている。
なお、溝部4の幅と深さを変えたものについても、上述の評価を行った。このとき溝部4の幅はスライスベース3の短手方向の幅に対する百分率で表している。
また、比較例として、溝部4を形成せず、接着剤2の塗布量を変えたものについても、上述の評価を行った。
これらの結果を表1に示す。表1の評価結果において、記号で示した内容は以下の通りである。
(接着剤のはみ出し状態)
◎:ワイヤー走行方向に対して垂直な方向にのみはみ出し、○:一部半導体ブロックの短手方向の両端からはみ出しあり、△:はみ出し不足、▲:はみ出し無し、×:半導体ブロックの全周囲からはみ出し
Figure 0004721743
表1より、溝部を形成せず、接着剤2のみでシリコンブロック1とスライスベース3を接着した本発明の範囲外の試料No.1〜3については、試料No.1は接着剤残渣が確認され、接着剤2の塗布量を15g、10gと減らした試料No.2、3は、ほとんど接着剤残渣が確認されなかったが、シリコンウェハの脱落が見られ、不満足な結果であった。
それに対して、本発明における溝部4を形成してシリコンブロック1とスライスベース3を接着した試料No.4〜28については、接着剤残渣、シリコンウェハ脱落の発生を抑えることができ、本発明の効果が確認された。
また、接着剤2がシリコンブロック1の長手方向の両端側からはみ出している場合、例えば試料No.17と18を比較した場合、はみ出し不足や、はみ出しがないときに比べ、シリコンウェハ脱落の発生をより効果的に抑制していることが明らかである。
また、溝部4の幅をスライスベースの短手方向の幅に対して2.5〜5%、かつ深さを2.0〜3.0mmとした試料No.10〜12、15〜17、20〜22の試料はそれ以外のものと比べて、接着剤残渣、半導体ウェハ脱落の発生をより効果的に抑制していることがわかる。
さらに、溝部4の幅がスライスベース3の短手方向の幅に対して7%の試料や、深さが3.5mmの試料については、シリコンウェハの脱落率が若干高いが、接着剤2の塗布量を増やすことで、接着剤2がシリコンブロック1の長手方向の両端側のみからはみ出し、接着剤残渣が確認されることなく、シリコンウェハ脱落の発生を抑えることができた。
このように本発明のシリコンブロックの接着方法によれば、スライスベース3のシリコンブロックとの接着面に溝部4を形成することで、溝部4により接着剤2がシリコンブロックの長手方向の両端側に導かれるため、シリコンブロックの短手方向の両端部から接着剤2がはみ出すことがなく、シリコンウェハの両角部や端面部への接着剤2の残渣を抑えることができた。その結果、接着剤残渣15の除去作業を軽減し、除去作業に伴うシリコンウェハの割れ発生も低減できるため、歩留りの低下を抑制することができた。また、溝部4をスライスベース3の略四隅から略中心部に向けて設けるだけなので、簡単かつ低コストな構成によって、発明の効果を十分に奏することを確認できた。
本発明にかかる半導体ブロックとスライスベースとの接着状態を示す図である。 スライスベースと接着した半導体ブロックをワイヤーソー装置に設置した際のワイヤーとの位置関係を示す図である。 本発明にかかる半導体ブロックとスライスベースとの接着状態を示す図である。 一般的なワイヤーソー装置の構成を示す図である。 本発明に係る半導体ウェハの状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本発明にかかるスライスベースの溝形状の他の実施例を示すスライスベースの上視図である。 (a)〜(c)従来の半導体ブロックのスライスベースとの接着方法を示す図である。 (a)従来の接着剤のはみ出し状態を示す図であり、(b)はその断面構成を示す図である。 従来の半導体ウェハの接着剤残渣の位置を説明する図である。
符号の説明
1:半導体ブロック
2:接着剤
3:スライスベース
4:溝部
5:ワイヤー
6:スラリーノズル
7:スラリー受け
8:メインローラー
9:端材巻き込み防止板
10:ディップ槽
11:ワイヤー供給リール
12:ホットプレート
13:側面押さえ
14:上部押さえ
15:接着剤残渣
16:半導体ウェハ
A:接着領域

Claims (4)

  1. 直方体の半導体ブロックが接着剤により接着される、前記半導体ブロックよりも大きな第1の面を有するスライスベースを備え、
    前記スライスベースの前記第1の面は、前記半導体ブロックを切断するためのワイヤーが走行する方向に対して垂直な方向にのみ前記接着剤をはみ出させる溝状の凹部を、前記半導体ブロックと接着される領域の中央部から長手方向の外周端部にかけて有する半導体ブロックの保持装置。
  2. 前記スライスベースの前記第1の面と前記半導体ブロックとの前記接着領域が四角形状を有し、
    前記スライスベースの前記溝状の凹部は、前記スライスベースの前記第1の面と前記半導体ブロックとの前記接着領域の対角線に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体ブロックの保持装置。
  3. 前記溝状の凹部は、前記接着領域に面した開口部の面積が、前記接着領域の5%以上10%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体ブロックの保持装置。
  4. 前記溝状の凹部は、前記接着領域の外周部から中央部に向かって横断面の幅が狭くなるように変化していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の半導体ブロックの保持装置。
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