JP4675625B2 - 自動車シートのためのシート装置 - Google Patents

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Description

本発明は請求項1の上位概念に記載の形式の自動車シートのためのシート装置に関する。
このようなシート装置は、自動車乗員のためのシート面を規定するシート下方フレームと、旋回軸線を中心としてシート面へとフラップ(傾倒)可能な、シートのフレーム構成群に旋回可能に枢着されたバックレストとを有している。
このような形式のシート装置は、自動車のフロントシートを形成するためにも、リヤシートを形成するためにも使用することができる。このシート装置により、相応の自動車シートのバックレストをシート面へと前方傾倒させることができ、付加的な積載スペースが得られる。相応のシート面は通常、シート下方フレーム上に配置されているシートクッションによって形成されている。従ってシート下方フレームは、シートクッションの位置を規定するという意味でシート面を規定している。しかしながらシート面はシート下方フレーム自体によって形成されるのではなく、むしろシートクッションによって形成される。
冒頭で述べた形式のシート装置では、バックレストが前方傾倒の際に、特に、バックレストに設けられたヘッドレストを介して(フロントシートの場合は)フロントガラスに、または(リヤシートの場合は)別のシートのバックレストにぶつかってしまう恐れがあるという問題がある。従って、バックレストをシート面へと前方に傾倒させる前に、ヘッドレストをバックレストから取り外し、別の場所においておく必要がある。このことは前方傾倒可能なバックレストを有したシート装置の操作性を著しく損なう。
そこで本発明の課題は、冒頭で述べた形式のシート装置を操作性の点で改善することにある。
この課題は、本発明によれば請求項1の特徴を備えたシート装置によって解決される。
これによれば、バックレストの旋回軸線は、シート面へのバックレストの前方傾倒の際に、所定の軌道に沿って動き(摺動し)、その空間的位置を変更する。
このような軌道は、相応の車両シートのバックレストが他の車両構成部分とぶつからないように選択されている。特にこの場合、この軌道は、バックレストの上縁部(ひいてはバックレストの上縁部に配置されたヘッドレスト)がバックレストの前方傾倒時に、他の車両構成部分との衝突がないような曲線に沿って動くように選択されている。
バックレストの旋回軸線はこの場合、物理的な構成群によって形成されている。即ち、仮想旋回軸線ではなく、バックレストを自動車シートのフレーム構成群に旋回可能に支承している支承軸である。
このような旋回軸は、バックレストの前方傾倒時に所定の軌道に沿ってガイド装置、例えばスライドガイドとしてのガイド装置によって、バックレストの上縁部の所望の運動が得られるように強制的に案内される。
旋回軸の移動のための所定の軌道に沿って延びるガイド装置とは選択的に、旋回軸のガイドのために、長手方向で延びるガイド部材が設けられても良い。このガイド部材を介して旋回軸は所属のフレーム構成群に結合されており、バックレストの前方傾倒時に、旋回軸が所定の軌道曲線に沿って動くように動かされる。このような形式のガイド部材として特に、フレーム構成群に旋回可能に枢着されているガイドレバーが適している。
バックレストの前方傾倒時における旋回軸の所定の運動を保証するために、バックレストは付加的に、旋回軸(支承軸)から間隔をおいて配置された区分(部分)で、例えばバックレストからフレーム構成群へと延びている連結レバーの形の連結部材を介して、フレーム構成群に結合されていて良い。選択的には、バックレストとフレーム構成群の付加的な連結は、スライドガイドとしてのガイド装置を介して行われても良い。このスライドガイドでは、旋回軸から間隔をおいて配置されたバックレストの区分が前方傾倒の際にガイドされている。
本発明の別の構成によれば、バックレストの前方傾倒の際に旋回軸が閉じられた軌道に沿って動かされる。これにより旋回軸は、バックレストが完全に前方旋回した後は、再び傾倒運動開始前と同じ位置に位置することになる。このことは、旋回軸がバックレストの前方傾倒の際に、開かれた軌道曲線の一方の端部から他方の端部へと動き、再びこの軌道曲線の一方の端部へと戻されることにより得られる。
本発明の別の構成によれば、旋回軸線を所定の位置、即ち、使用位置に起こされたバックレストの位置、及び/又はバックレストがシート面への前方旋回後にとる位置でロックするための手段が設けられている。これによると旋回軸はバックレストの両終端位置で、即ち、バックレストがシート面へと前方傾倒する前に位置する使用位置と、バックレストをシート面へと前方傾倒した後に位置する位置とでロックすることができる。使用位置に起こされたバックレストとは、相応の車両シートに座っている人の背中を支持するために適した位置のバックレストであり、搬送スペースを形成するためにシート面へと前方傾倒させた位置のバックレストではない。
ロック手段としては例えば、旋回可能に支承されたロックレバーが適している。
本発明の別の構成によれば付加的に、起こされたバックレストの傾斜を種々異なる使用位置の間で調節することのできる調節装置が設けられている。このような調節装置は、即ち、バックレストをシート面へと前方傾倒させるために働くのではなく、起こされたバックレストの傾斜角度をやや変更するために働く。これにより、バックレストの角度を、車両乗員の個々の要求に合わせることができる。しかしながらこの場合、バックレストは常に、相応の車両シートに位置している人の背中を支持するために適した1つの位置に常にとどまっている。
バックレストのこのような調節は、このために設けられた調節装置の設計に応じて、バックレスト自体への直接的な手動の操作により、またはバックレストに連結された、場合によっては電気的な駆動装置によって行われる。
予め調節されたバックレストの傾斜を固定するためにロック装置が設けられていて良い。このロック装置は、一方では、バックレストを調節するための所定の調節装置のセルフロック式の設計によって、またはこれと協働するブレーキによって形成されていて、または他方では、バックレストの傾斜の調節がバックレストへの手動による直接の操作により行われる場合は別個のロック手段によって形成される。このような形式の別個のロック手段は、バックレストを固定するためのプライマリロック部材と、プライマリロック部材を、バックレストを固定するために働く位置でロックするセカンダリロック部材であって良い。セカンダリロック部材はさらに、バックレストの傾斜の調節を変更する場合に、プライマリロック部材とバックレストとの係合を解放するために働く。
本発明の別の側面によれば、自動車のためのシート装置が、自動車乗員のためのシート面を規定しシート長手方向で延びているシート下方フレームと、相応の自動車シートのフレーム構成群に配置されているバックレストとを有しており、このバックレストはシート下方フレームに関してレバー装置によってシート長手方向で摺動可能である。
これにより1つには、シートクッション深さを自動車乗員の個人的な要求に合わせることができ、また1つには、バックレストを前方に摺動させることにより相応の車両シートの後方に付加的な積載空間を得ることができる。
シート下方フレームが延びているシート長手方向とはこの場合、相応の車両シート上に位置している人の大腿部が延びる方向のことである。自動車に組み込まれた状態のシートに関してはこれは、車両長手方向(走行方向)に相当する。
バックレストの長手方向摺動可能性は、例えばスライドガイドの形の長手方向ガイドによって補われて得られる。この長手方向ガイドには、レバー装置、特に平行四辺形装置の形のジョイントレバー対が案内されている。
バックレストをシート長手方向で摺動させるための手段は、バックレストが前方傾倒可能に及び/又は傾斜調節可能に枢着されているフレーム構成群に作用することができる。これによりバックレストの長手方向摺動性は、バックレストの傾斜調節性もしくは前方傾倒可能性と組み合わせることができる。
本発明の別の構成によれば、シート装置が、シート使用者の背中を支持するために働く前面を有した傾斜調節可能で旋回可能に支承されたバックレストと、少なくとも1つの弾性的なエレメントを備えたばね装置とを有していて、該ばね装置によってバックレストが、前方に向かって傾倒し、前面でシート使用者の背中に接する傾向を有するように弾性的にプレロードがかけられているいる。バックレストの傾斜が、ばね装置の作用に抗したバックレストの前面への力作用により調節可能である。即ちバックレストは傾斜調節のロック解除された状態では、ばね装置の作用下で自動的に最前方の使用位置をとる。この位置では、バックレストは車両乗員の背中を支持するために働き、例えばシート使用者の背中により付与される押圧力の作用下で、より後方に傾けられた使用位置に旋回され、この位置でロック装置によってロックされることができる。
この場合、ばね装置は、バックレストに作用結合し、ロック装置が設けられている伝動部材に作用し、ロック装置によって伝動部材は複数の異なる位置でロック可能である。
このような構成は、バックレストに前方に傾斜した位置の方向でプレロードをかけるばね部材が、バックレスト自体に作用するのではなく、伝動装置の別の部分を介して直接的にまたは間接的にバックレストに結合されている伝動部材に作用するという技術的原理に基づく。これにより1つには、ばね装置のプレロード力に基づき伝動部材に作用するトルクの変換が可能になり、これによりバックレスト自体に作用する、バックレストを前方に旋回させる傾向のトルクを、変換比の選択により所望のように調節できる。
さらなる利点としては、ばね装置がバックレストに(少なくとも1つの伝動部材を介して)間接的に作用することにより、シート面へのバックレストの通常可能な前方傾倒と、後から行われる使用位置への戻し旋回が、ばね部材の作用により影響されないことにある。特に、バックレストを、シート面上に前方傾倒させた位置から直立した(鉛直に対しては場合によっては幾分傾いた)使用位置へと戻し旋回させる場合に、ばね装置のプレロード力を克服する必要がない。バックレストのこのような前方傾倒は、一方では、相応の自動車シートの領域において付加的な搬送スペースを提供するために行われ、又は他方では、2ドア自動車でリヤシートへの乗り込みを容易にするいわゆるイージーエントリー機構の作動のために行われる。この場合、車両シートをバックレストが前方傾倒された状態でシート長手方向で前方の位置に摺動させることができる。
ばね装置が作用する伝動部材は、この場合、有利には、伝動部材に配属されたロック装置がロックされた状態で同時に、バックレストもその都度の旋回位置(鉛直に対する傾き)でロックされ、ロック装置がロック解除された状態でバックレストの傾斜が調節可能であって、即ち、ばね装置の作用下で前方に向かって、またばね装置の作用に抗して後方に向かって調節可能であるように、バックレストと作用結合している。
伝動部材はこの場合、伝動装置の構成部分、特にレバー装置の構成部分を成している。この伝動装置を介してばね装置はバックレストに作用結合している。伝動装置の相応の構成により、ばね装置から伝動部材へと加えられるモーメントをバックレストに伝達する際に、所望の変換比が調節される。
本発明の特に有利な構成では、少なくとも1つの伝動部材にカップリングが配属されている。このカップリングにより、伝動部材を動かすことなく、バックレストが伝動部材から、バックレストが自動車シートのシート面の方向で前方傾倒可能であるように連結解除可能である。このことは1つには、バックレストがカップリングの相応の操作の際に、伝動部材に作用するばね装置から連結解除されていて、これによりばね部材は、バックレストがシート面へと前方に傾倒する際に、ならびにその後、使用位置へとバックレストを戻し旋回させる際にバックレストには作用しない。
バックレストと伝動部材との連結解除は、本発明によれば、バックレストの旋回軸が、バックレストのシート面への前方傾倒の際に(同様に、使用位置への戻し旋回の際に)、旋回軸のためのガイド装置によって規定された軌道に沿って案内されることにより可能である。この軌道は、旋回軸の軌道に沿った運動により、さもないと生じるバックレストの伝動装置への旋回運動の反作用を相殺(補償)するように選択されている。
本発明の別の方法によれば、伝動部材は連結装置の操作の際にバックレストとの係合が完全に解除される。これにより伝動部材は直接的にまたは間接的に(別の構成部材を介して)バックレストに結合されている。このような本発明の構成は、例えば伝動部材(および場合によっては伝動部材をバックレストに結合する伝動装置の別の部材)がベースプレート上に配置されていることにより実現される。このベースプレートは特に、伝動部材をバックレストとの係合が解除するように運動可能、特に1つの軸線を中心として旋回可能である。この場合、ベースプレートは有利には弾性的に、伝動部材がバックレストに結合する状態の方向にプレロードをかけられていて、伝動部材とバックレストとの係合を解除するためにこのプレロードに抗して運動(旋回)しなければならない。
ベースプレートの運動のために、即ち特に旋回のために、ベースプレートと協動する調節部材が、ベースプレートの長孔内にガイドされる調節レバーとして設けられている。
本発明の別の構成ではさらに、カップリングを伝動部材がバックレストに連結されている状態でも、または伝動部材をバックレストから連結解除した状態でもロック可能であるブロック手段が設けられている。
上述した本発明の構成では、ブロック手段が有利には旋回可能に支承されたロックレバーによって形成される。このロックレバーはロックされた状態で旋回軸に作用し、ガイド装置によって規定された軌道に沿った運動を阻止する。
本発明の第2の構成では、ブロック手段が有利には、調節レバーとしての上述した調節部材によって形成されていて、この調節レバーはベースプレートの運動(旋回)のためにも働き、有利には弾性的なエレメントによってロックされた状態の方向でプレロードがかけられている。
伝動部材に対応するロック装置は公知のように、ロック状態で伝動部材の運動をブロックするいわゆるプライマリロック部材と、ロック状態でプライマリロック部材をブロックし、ロック装置を解除するためには、プレロード力とその他のロック状態の方向に作用する力に抗して操作しなければならないセカンダリロック部材とから成っている。
バックレストに配属されたばね装置が本発明により作用する伝動部材は、本発明の有利な構成では、歯列セグメントレバーによって形成されている。その歯列は、プライマリロック部材の対応する歯列に係合可能である。
本発明の別の特徴および利点は、実施例の以下の説明で図面につき明らかにする。
全ての図面には、シート装置の個々の構成部分がそれぞれ示されている。
図1には、自動車シートのバックレストRが示されていて、この場合、バックレストRのヘッドレストKが一方では直立の使用位置で、他方ではシート面F上へと前に倒されたほぼ水平な位置で示されている。シート面Fは、シート下方フレーム上のシートクッションから成っている。
バックレストRは一方ではその傾きNを種々異なる使用位置の間で調節可能である。これらの使用位置はそれぞれ、バックレストRが各使用位置で、自動車シート上に位置する人の背中を支えるために適していることを特徴としている。自動車シートの、自動車に組み付けられた状態では、使用範囲は通常、バックレストRの(鉛直車両軸線zに沿った)垂直な整列から後方に大きく傾けられたバックレストRにまでわたっている。
さらにバックレストRは、シート下方フレームに配置されたクッションにより形成されるシート面Fの方向で前方に倒すことができ、これにより、車両では付加的な搬送スペースが提供される。このことは特に図1に示したようなリヤシートにおいて重要である。
リヤシートのバックレストRを前方に倒す際には、バックレストRの表面もしくはその上に配置されたヘッドレストKが、フロントシートVのバックレストに衝突する恐れがあるという問題が生じる。これは図1に点線で示した曲線Aにより示されている。この曲線Aは、バックレストRの下方領域における所定の軸線を中心としてバックレストRを旋回させる際のヘッドレストKの表面の運動を示している。この曲線Aが、フロントシートVのバックレストRに交差していることがわかる。このことは、後方のシートのバックレストRは、予めヘッドレストKを取り外した場合にのみシート面Fへと前方に倒すことができることを意味している。このことは、バックレストRを前方に倒すための装置の操作快適性を減じることになる。
本発明によれば、バックレストRをシート面F上へと前方傾倒させるための装置は、バックレストRがシート面Fへと前方傾倒する際に旋回する場合の旋回軸線が、バックレストの前方傾倒中に、ヘッドレストKの上縁部がフロントシートVと衝突するのを回避するように運動するように形成されている。
ヘッドレストKの上縁部の相応の軌道Bが図1に実線で示されている。旋回軸線が、バックレストRの前方傾倒運動の際まず最初に一方では(鉛直な車両軸線zに沿って)上方に、他方では(車両長手方向軸線xに沿って)後方に運動することがわかる。これにより、本来の軌道A(これはバックレストRを傾ける際に、動かされていない旋回軸線を中心として描かれる)に対して修正された軌道Bは、(鉛直な車両軸線zに沿って)やや上方に、かつ(車両長手方向軸線xに沿って)やや後方にずらされている。これにより、ヘッドレストKの上縁部がフロントシートVのバックレストRに衝突するのが防止される。
さらに、図1に示した車両シートのバックレストRはシート長手方向Lでシート下方フレームUとシート面Fとに対して摺動可能である。シート長手方向Lはこの場合、シート下方フレームUとその上に配置されている、シート面Fを形成するシートクッションが延びている方向として規定されている。自動車に組み付けられた車両シートにおいては、シート長手方向Lは車両長手方向xに相当する。即ちシート長手方向Lは、車両シートが通常、シート長手方向調節装置によって摺動可能である方向に相当する。
シート下方フレームUとシート面Fとに関するシート長手方向L(もしくは車両長手方向x)でのバックレストRの摺動は種々様々な目的を果たす。1つにはこれにより、シートクッションの深さを車両乗員の個人的な要求に合わせるために調節することができる。また1つには、シート長手方向Lで前方にバックレストRを摺動させることにより、バックレストRの後方に付加的な収容スペースが得られる。逆に、バックレストRを後方に摺動させることにより付加的に、バックレストRを前方に倒す際にフロントシートVに衝突しないようにできる。
バックレストRの傾きの調節、バックレストRのシート面への傾倒、バックレストRのシート長手方向Lでの摺動を可能にする図1に示した自動車シート構成群1,2,3,4,5については、以下に図2a〜図9bに付き詳しく説明する。
図2aにはバックレスト固定具1が示されている。このバックレスト固定具1には、図1に示した自動車シートのバックレストRが固定可能であって、このバックレスト固定具1は、鉛直の車両軸線zに沿った下方の端部の領域に軸受ジャーナル10を有している。この軸受ジャーナル10を介してバックレスト固定具1は旋回可能に、シートフレームの支持プレートの形状のフレーム構成群2に支承されている。バックレスト固定具1の軸受ジャーナル10は、支持プレート2のスライドガイド20に旋回可能に支承されている。これにより軸受ジャーナル10、ひいてはバックレスト固定具1の旋回軸線Sは、スライドガイド20に沿って摺動することにより、スライドガイド20の第1の端部20aと第2の端部20bとの間で運動する。
図2aに示した状態では、スライドガイド20に沿った軸受ジャーナル10のこのような運動は、支持プレート2の軸受個所22を中心として旋回可能に支承されたロックレバー21のロック突起21aにより阻止される。ロックレバー21は軸受ジャーナル10に係合し、これによりスライドガイド20に沿った軸受ジャーナル10の運動をブロックする。
バックレスト固定具1はさらに1つの延長部15を有している。この延長部15を介してバックレスト固定具1が軸受ジャーナル10から間隔をおいて、連結レバー23によって、バックレスト固定具1の傾斜調節のための装置4の調節レバー41に連結されている。連結レバー23はこのために、一方の上端部23aでバックレスト固定具1の延長部15に、他方の下端部23bで調節レバー41に枢着結合されている。調節レバー41は、支持プレート2に設けられた軸受個所40を中心として旋回可能であって、外側歯列42を有している。この外側歯列42はロック装置5に、調節レバー41の旋回運動が図2に示した状態では不可能であるように係合する。
調節レバー41はさらにスライドガイド43を有している。このスライドガイド43には、支持プレート2に設けられたピン44が係合し、調節レバー41の可能な旋回領域を制限するために働く。
調節レバー41に対応するロック装置5はプライマリロック部材51を有している。このプライマリロック部材51は、ロックレバーとして支持プレート2に設けられた軸受個所53を中心として旋回可能であって、歯列領域55を有している。この歯列領域55は、調節レバー41をロックするために調節レバー41の歯列領域42に係合する。プライマリロック部材51には、同様にロックレバーとして形成された、別の軸受個所54を中心として旋回可能なセカンダリロック部材52が対応している。セカンダリロック部材52は当接部52aで、プライマリロック部材51の対応する当接部51aに当接し、これにより調節レバー41の歯列を解放するプライマリロック部材51の旋回運動を阻止する。
セカンダリロック部材52には力の作用点56が設けられている。この作用点56に、セカンダリロック部材52の旋回を行わせる力が導入され、これにより互いに対応するロック部材51,52の当接部51a,52aの係合が解除される。セカンダリロック部材52の相応の旋回運動を行わせるためには、任意の物理的もしくは技術的原理が利用される。例えば、電磁石または電動モータとしてのアクチュエータまたは選択的に手動の操作装置等である。
プライマリロック部材51は有利には、図2に示されていない弾性的なエレメントによって、プライマリロック部材の旋回後に自動的に、旋回軸線53を中心として、調節レバー41の歯列が解放されるように回転するようにプリロードをかけられている(図2b参照)。選択的には、セカンダリロック部材52の旋回時に、このセカンダリロック部材52はプライマリロック部材51の延長部15に作用し、これによりプライマリロック部材51の旋回運動を生ぜしめることができる。このような旋回運動により、プライマリロック部材51の歯列55と、対応する調節レバー41の歯列42との係合が解除される。
図2bに示した状態では、バックレスト固定具1の、ひいてはバックレストRの傾斜の変更を、手動で力を直接バックレストR自体に加えることにより行うことができる。これにより、バックレスト固定具1の傾斜は、軸受ジャーナル10によって規定される旋回軸線Sを中心とした旋回運動により新たに調節される。旋回軸線Sはこの場合、軸受ジャーナル10がロックレバー21のロック突起21aによって、スライドガイド20の第1の端部20aで固定されているので動かない。バックレストRの傾きの調節は即ち、定置の軸線Sを中心とした旋回運動により行われる。
調節運動の終了後には、バックレスト固定具1の調節された現在の傾きがロック装置5によって固定される。この場合、セカンダリロック部材52は再びプライマリロック部材51に作用して、バックレスト固定具1に連結レバー23を介して連結された調節レバー41をロックする。
図3aおよび図3bには、図2aおよび図2bに基づき説明した装置によって可能であるバックレスト固定具1の前方への傾倒状態が示されている。これによりバックレストRはシート面Fへと前方に倒される(図1参照)。
図3aにはこの装置が、バックレスト固定具1が、シート面Fへと前方に倒される際の経路をちょうど半分進んだ状態で示されていて、図3bは完全に前方に倒されたバックレスト固定具1が示されている。
バックレスト固定具1の前方傾倒は、まず最初に、旋回軸線22を中心としてロックレバー21が旋回することにより、ロック突起21aとバックレスト固定具1の旋回軸線Sを形成する軸受ジャーナル10との係合が解除されることにより行われる(図3a参照)。このために必要なロックレバー21の旋回運動は手動または外部からの力作用により(例えば電気的に)適当なアクチュエータにより発動される。
軸受ジャーナル10の、即ち旋回軸線Sのロック解除後は、バックレストR(図1参照)が、バックレスト固定具1とともに、車両シートのシート面Fの方向で前方に倒される。この場合、バックレストRは人によって把持され、シート面Fへと動かされる。バックレストRとバックレスト固定具1のこのようなフラップ運動の際に、バックレスト固定具1の前方への傾倒時のその都度、目下の旋回軸線Sを規定する軸受ジャーナル10が、スライドガイド20において第1の当接部20aと第2の当接部20bとの間で運動する。
スライドガイド20における軸受ジャーナル10の運動は、連結レバー23によって制御される。連結レバー23を介してバックレスト固定具1は、旋回軸線Sの外側で調節レバー41と連結されている。調節レバー41は、バックレストRもしくはバックレスト固定具1の前方傾倒の際に、対応するロック装置5によってロックされているので、バックレスト固定具1は前方傾倒の際に、連結レバー23を介して、フレームに固定された(支持プレート2に関して不動の)エレメントに連結されている。
連結レバー23のバックレスト固定具1への作用下で、バックレスト固定具1の軸受ジャーナル10はバックレスト固定具1の前方傾倒の際に、スライドガイド20の第1の端部20aから第2の端部20bへと運動し、次いで再び第1の端部20aへと戻る。従って、バックレスト固定具1が完全に前方に倒された状態では、軸受ジャーナル10と旋回軸線Sとは再び、フラップ運動開始時と同じ位置に位置する。このことは、図1からも明らかである。図1によると、曲線A(旋回軸線が場所的に固定されている状態でバックレストRが前方に倒された場合の曲線に相当)と曲線B(旋回軸線が空間的に変更可能な状態でバックレストRが前方に倒された場合の曲線に相当)とは、フラップ運動の開始時(バックレストRが直立されている)とフラップ運動の終了時(バックレストRが完全に前方に倒されている)ではそれぞれ一致している。
図1に点線で示した軌道曲線A(旋回軸線が空間的に固定された状態でのフラップ運動)から実線で示した軌道曲線B(旋回軸線が空間的に変更可能な状態でのフラップ運動)への移行は、この場合、後者の軌道Bが前者の軌道Aに対して(鉛直の車両軸線zに沿って)上方にかつ(車両長手方向軸線xに沿って)後方にずらされているのであるが、支持プレート2に設けられたスライドガイド20が第1の端部20aから第2の端部20bへと斜め上方かつ後方に延びていることにより、即ち、スライドガイド20が、鉛直の車両軸線zに沿って上方の、かつ車両長手方向軸線xに沿って後方の成分を有していることにより得られる。従ってフラップ運動の両最終点以外では、軸受ジャーナル10と旋回軸線Sとは常に、フラップ運動の開始時に占めている位置の上方および後方に位置している。それぞれの位置はさらに、軸受ジャーナル10がフラップ運動の開始前に、スライドガイド20の前方または下方の第1の当接部20aに当接することにより規定されている。
特に旋回軸線Sは、バックレストRの前方への傾倒時に少なくともフラップ運動の第一部の間は、(車両長手方向軸線xで見て後方への成分と、鉛直の車両軸線zに沿った上方への成分とを備えた)1つの方向に沿って運動される。この方向は、(車両長手方向軸線xに沿った前方への成分と、鉛直の車両軸線zに反した後方への成分とを備えた)フラップ運動の方向とはほぼ逆方向である。
スライドガイド20の第1の当接部20aを起点として、スライドガイド20における両当接部20a,20b間での軸受ジャーナル10のさらなる運動が連結レバー23によって制御される。従ってスライドガイド20は、軸受ジャーナル10の旋回軸線Sが、バックレスト固定具1の前方傾倒の際に運動する軌道を規定し、連結レバー23がこの軌道に沿った運動を規定する。
従ってスライドガイド20のジオメトリの変更ならびに連結レバー23の配置の変更により任意の別の軌道を生ぜしめることができ、この軌道に沿ってバックレスト固定具1の旋回軸線Sが、バックレスト固定具1の前方傾倒時に運動することができ、これにより、前方傾倒時のバックレストRの規定された所望の運動が得られる。
図4には、図2a〜図3bに示した装置の変化実施例が示されている。調節レバー41は歯列42を介して駆動ピニオン45と協動する。駆動ピニオン45は、バックレスト固定具の傾斜を調節するために手動でまたは外部操作(特に電動モータ)によって回転可能である。駆動ピニオン45の回転運動は、旋回軸線40を中心とした調節レバー41の旋回運動に変換され、この旋回運動は連結レバー23を介してバックレスト固定具1に伝達され、従ってバックレスト固定具1の傾斜調節を変更する。
所定の傾斜位置でのバックレスト固定具1のロックはこの場合、駆動ピニオン45を駆動する駆動装置がセルフロック式に形成されているか、または別個のブレーキ装置に連結されていることにいより得られる。いずれにせよ駆動ピニオン45が、被駆動側から、即ち調節レバー41の側からトルクがかけられる場合に動くことを阻止しなければならない。
図5には、図2a〜図3bの装置の別の変化実施例が示されている。1つには、図5の装置では、バックレスト固定具1の傾斜を調節するための装置が設けられていない。バックレスト固定具1はこの場合、即ち、専らシート面へと前方傾倒可能であるが、異なる使用位置間での傾斜を調節することはできない。このような装置は特に、自動車のリヤシートでの使用に適している。
さらにバックレスト固定具1を旋回軸線Sのほかに、フレーム固定のエレメントに連結する図2a〜図3bの連結レバー23は、この実施例では制御ガイド25によって代替されており、制御ガイド25には、バックレスト固定具1の延長部15が、延長部15に設けられたガイドエレメント16によって、第1の端部25aと第2の端部25bとの間で案内されている。図2a〜図3bの連結レバー23と同様に、図5の制御ガイド25は、スライドガイド20における軸受ジャーナル10と旋回軸線Sの運動を制御する機能を有する。
図6には、図2a〜図3bの装置の第3変化実施例が示されている。この実施例の唯一の相違点は、種々異なる使用位置間でバックレストの傾斜を調節するための装置が設けられていないことにある。その代わり連結レバー23が、下方端部23bで直接に支持プレート2に旋回可能に枢着されている。
図7に示した図2a〜図3bの装置の第4変化実施例は、スライドガイド20がガイドレバー27によって置き換えられている。このガイドレバー27は旋回可能に支持プレート2の軸受個所28に配置されている。このガイドレバー27の、軸受個所28とは反対側の自由端部は、バックレスト固定具1の軸受ジャーナル9に枢着結合されている、もしくはこれを回転可能に受容している。この場合、図7に示していない、ガイドレバー27をロックするための付加的な装置は、一方の端部位置もしくは両方の端部位置に設けなければならない。この装置は、使用位置に位置された、もしくはシート面へと前方傾倒されたバックレストに対応する。ガイドレバー27にはこの場合、当接部29が設けられていて、この当接部はガイドレバー27の旋回の際の終端位置を規定し、これによりスライドガイドの端部ストッパの作用を果たす。
この実施例では前方傾倒の際のバックレスト固定具1の、軸受ジャーナル10もしくは旋回軸線Sの運動は、ガイドレバー27が、軸受個所28によって形成された軸線を中心として旋回することにより行われる。このような運動の制御は、図6の実施例のように、支持プレート2に直接に枢着されている連結レバー23によって行われる。
図7の装置は、従って、バックレストのシート面への前方傾倒のための装置として4リンク機構を形成している。
図8aおよび図8bには本発明の別の側面が示されている。これによれば、自動車シートのバックレストRがシート長手方向L(図1参照)もしくは車両長手方向xで、シート下方フレームおよびこれに所属のシート面Fに関して可動である。このことはこの実施例では、バックレストRに配置されているフレーム構成群(支持プレート2)が車両長手方向xで摺動可能であることにより得られる。
車両長手方向xでの支持プレート2の可動性は、支持プレート2が、車両長手方向xで見て前方の端部の領域、および車両長手方向xで見て後方の端部の領域でそれぞれ調節レバー31もしくは32を介して床構成群30に枢着結合されていることにより得られる。両調節レバー31,32は、シートフレーム全体を調節するためにも公知であるように平行四辺形を形成していて、それぞれ上端部31aもしくは32aで支持プレート2に、下端部31bもしくは32bで床構成群30に枢着されている。この場合常に平行に向けられている調節レバー31,32の共通の旋回により、バックレストRは車両長手方向で前方に向かって動かされる(図8b)もしくは再び後方に向かって動かされる(図8a)。
バックレストRを車両長手方向xで調節する際に、バックレストRの高さを鉛直の車両軸線zに沿って一定に保つならば、調節レバー31,32は第2の端部位置(図8b)で、鉛直の車両軸線zに対して逆方向で第1の端部位置(図8a)の場合と同じ傾斜を有していなければならない。この場合、調節レバー31,32によって形成された調節装置3によっては、図8aおよび図8bに示したようにバックレストRの2つの異なる長手方向位置しか調節できない。
これに対して、車両長手方向xの方向でのバックレストRの調節の際に、鉛直の車両軸線zに沿ったバックレストRの位置の変更も行われるならば、2つ以上の位置も車両長手方向xで調節可能である。この場合、相応のロック部材、例えばバックレストRを個々の長手方向位置でロックすることのできる係止部材を設けなければならいない。
図8aおよび図8bに示された実施例では、バックレストRの車両長手方向xでの調節は単に、図8aおよび図8bに示された両端部位置の間でのみ行われる。これらの端部位置はそれぞれ、相応の制限手段、例えばストッパまたは別のロック手段としての制限手段が設けられている場合には安定的である。これらのロック手段は、それぞれ端部位置を越えて調節レバー31,32がさらに旋回するのを防止する、もしくは、調節レバー31,32を各端部位置でロックすることができる。
床構成群30はさらに、長手方向ガイドにおいて車両長手方向xで摺動可能に案内されていて良い。
図9aおよび図9bには図8aおよび図8bの調節装置と、図2a〜図3bの調節装置の組合せが示されている。これによりシート長手方向xでのバックレスト固定具1の調節が可能であり、バックレスト固定具1の傾斜Nとさらに相応の車両シートのシート面の方向でのバックレスト固定具1の前方傾倒が可能である。この場合、両調節レバー31,32は上端部31a,32aで調節レバー41の軸受個所40もしくは第2のロック部材52の軸受個所54に枢着されている。
図10に示した装置は、対応するロック装置5を備えた直立の使用位置でバックレストRの傾斜角度を調節するための装置4と、シート面へのバックレストRの前方傾倒のための装置を有しており、図2a〜図3bに示した装置にほぼ相当する。次に、主要な技術的な相違点に関してのみ説明する。図10に示した装置のその他の構成については、図2a〜図3bの相応の構成が参照される。この場合、図10における同じ構成部材もしくは構成群にはそれぞれ図2a〜図3bと同じ符号が付けられている。
まず最初に、図10に示した装置では2つの構成部材、即ちバックレスト固定具1と連結レバー23とが、その他の構成群、即ち、ロックレバー21と調節レバー41とロック装置5とは、反対の支持プレート2の側に配置されている(即ち第2の側もしくは背面)ことに注意されたい。その他の構成群、即ち、ロックレバー21と調節レバー41とロック装置5は支持プレート2の第1の側(前側)に配置されている。これら構成群を支持プレート2の異なる側に配置することは図10には示されていない。何故なら、この場合、個々の構成部材と構成群とは図面全体でそれぞれ透けて示されているからである。個々の構成群を支持プレート2の異なる側に配置することは、調節過程で構成群の衝突を避けるために必要である。
図10に示した配置では、バックレスト固定具1の延長部15への連結レバー23の枢着個所により形成される軸線と、調節レバー41の軸受個所40により形成される軸線とが1つの円軌道に位置し、その円の中心点が、バックレスト固定具1の旋回軸線Sにより形成され、この中心点に関して規定された曲率半径Rを有している。
例えば図3aおよび図3bにつき説明したようにバックレストRのバックレスト固定具1が、軸受ジャーナル10のロック解除および次いで行われるバックレストRの前方傾倒とにより、(バックレストRの使用位置に応じた)図10に示した直立位置から(シート面へと前方傾倒されたバックレストRの位置に相応して)ほぼ水平の位置へと前方に傾倒されるので、これにより連結レバー23の枢着個所23aにより形成される軸線と、調節レバー41の軸受個所40により形成される軸線とが、図11a〜図11cに示したように一致し、従って重なる。
図11a〜図11cには、図10の装置が、シート面へのバックレストRの前方傾倒後の、ほぼ水平なバックレスト固定具1の方向に相応して示されている。図11a〜図11cはこの場合、水平位置への前方傾倒前のバックレスト固定具1(ひいてはバックレストR)の傾斜の調節が異なる。この異なる調節は、調節レバー41の異なる角度位置として図11a,図11b,図11cに示されている。
調節レバー41の図11aに示した(ロック装置5によって固定された)調節は、バックレスト固定具1が、後方での使用位置において極めて大きな傾斜であった場合に相応する。図11bに示した調節レバー41の調節は、後方での使用位置におけるバックレスト固定具1の中程度に傾斜していた場合に相当する。即ち、図10に示した使用位置でのバックレスト固定具1の傾斜Nに相当する。即ち図10では、調節レバーが、図11bと同じ角度位置に位置している。図11cには、前方傾倒の前はほぼ鉛直に、即ち鉛直車両軸線に対してほぼ平行に向けられているバックレスト固定具1の前方傾倒が示されている。
図11a〜図11cによれば、連結レバー23の枢着個所23aを規定する軸線と、調節レバー41の軸受個所40により規定される軸線とは3つ全ての場合で重なる。即ち、バックレスト固定具1が前方傾倒する前に、極めて大きく後方に傾けられた位置に位置している(図11a)か、または後方への中間傾斜の位置(図11b)にあるか、または傾斜がいずれにせよ僅かであるほぼ鉛直の向きであるか(図11c)に関わらず重なる。3つ全ての場合、連結レバー23の上方の枢着個所23aは、バックレストRの前方傾倒時に端部で、(支持プレート2の反対の側で)、調節レバー41の軸受個所40の下側に位置する位置をとる。これは、前記枢着個所23aと軸受個所40とが、バックレスト固定具1の旋回軸線Sを中心として規定の半径Rを有する円軌道に沿って位置し、この旋回軸線Sが使用位置から前方傾倒位置へのバックレストのフラップ運動の最初と最後で、その都度、ガイド軌道20の同じ端部20aに、即ち支持プレート2の同じ位置に位置していることにより得られる。
図10に示し、図11a〜図11cにつき詳しく説明した装置により、バックレスト固定具1が、ひいてはバックレストRがシート面への前方傾倒後に、前方傾倒する前にいかなる傾斜角度を有しているかには関係なくそれぞれほぼ水平に、相応の車両シートのシート面上で同じ位置に位置することができる。従って即ち、もともと著しく後方に傾けられたバックレストRを、バックレストRを予めほぼ鉛直な使用位置へと移動させる必要なしに直接シート面へと前方に倒すことができる。
図12aおよび図12bには、シート下方フレームUを有した自動車シートが示されている。このシート下方フレームUは一方では、調節装置Hによって高さ調節および傾斜調節可能な、シート使用者のためのシート面FLを規定するシートトラフWを支持しており、他方では支持プレートTに固定されている。支持プレートTには旋回可能にバックレストRが枢着されている。このバックレストRは、シート使用者の背中を支持するために働く前面VOを有している。この場合、自動車シートの実際のシート面はシートトラフWによって形成されず、むしろ、シートトラフW上に配置されるシートクッションによって形成される。シートトラフWのその都度の高さ調節および傾斜調節は、この場合、シート面FLの位置を規定する。相応に、バックレストRの前面VOに、バックレストクッションが配置されていて、このクッションにシート使用者の背中をもたれさせることができる。
図12aに示した自動車シートは、一方ではその傾斜を鉛直の車両軸線zに関して調節することができる。これによりバックレストRは種々異なる複数の使用位置をとることができる。これらの使用位置でバックレストRはそれぞれシート使用者の背中を支持するために働き、その都度、所定の鉛直方向(例えば、自動車に組み込まれたシートであれば鉛直の車両軸線z)に関して異なる傾斜を有している。さらに、バックレストRは自動車シートのシート面FLへと前方へ倒すことができる。これによりバックレストRの上側に付加的な搬送スペースが提供される。もしくはシートはいわゆるイージーエントリー機能の範囲で車両長手方向xで前方に摺動させることができる。
図13および図14には、手段1〜5の2つの異なる実施例が示されている。これらの手段はバックレストRの傾斜調節とシート面FLへの前方傾倒を可能にし、それぞれ支持プレートTに配置されている。この場合、図13には、図12aおよび図12bの車両シートのバックレスト固定具についても示したような装置が示されていて、図14にはこの装置の変化実施例が示されている。次にまず最初に図14に示した装置について説明する。
図14には、自動車シートの図12aおよび図12bに示したバックレストRのバックレストフレームの構成部分をなすバックレスト固定具101が示されていて、このバックレスト固定具101は、鉛直の車両軸線zに沿った下端部の領域に旋回軸線を、軸受ジャーナル110の形で有している。この軸受ジャーナル110を介して、バックレスト固定具101は旋回可能に、シートフレームの支持プレートとしてのフレーム構成群Tに支承されている。バックレスト固定具101の軸受ジャーナル110は支持プレートTのスライドガイド120に摺動可能に支承されている。これにより軸受ジャーナル110をひいてはバックレスト固定具101の旋回軸を、スライドガイド120の両端部の間でスライドスライドガイド120に沿って摺動させることにより動かすことができる。
図14に示した状態では、スライドガイド120に沿った軸受ジャーナル110のこのような運動は、支持プレートTの軸受個所130に旋回可能に支承されたロックレバー103のレバーアーム131によって阻止されている。ロックレバー103は軸線200を中心として旋回可能な中間部材201を介して軸受ジャーナル110に作用し、軸受ジャーナル110をスライドガイド120の第1の端部の領域に位置固定する。これにより軸受ジャーナル110の、スライドガイド120における組み合わされた旋回・摺動運動は不可能である。
ロックレバー103はこの場合、有利には、ロックレバー103の作用点に作用する弾性的な部材によって、図14に示した状態への方向でプレロードをかけられている。この場合、ロックレバー103は、スライドガイド120における軸受ジャーナル110の摺動を阻止するように作用する。ロックレバー103はさらにこの場合、中間部材201を介して間接的に軸受ジャーナル110に作用するのではなく、むしろ軸受ジャーナル110が収容されている伝動装置102,104のレバー121に作用する。伝動装置102,104の機能は以下に詳しく説明する。
スライドガイド120における軸受ジャーナル110の解放のためにはロックレバー103を旋回しなければならない。これによりロックレバー103はもはや中間部材201に作用しない。このような旋回運動の際には、ロックレバー103はピン132で支持プレートTに設けられたスライドガイド135で案内されている。
バックレスト固定具101の軸受ジャーナル110が収容されている旋回レバー121は連結レバー123を介して、伝動装置102,104の歯列セグメントレバー141に連結されている。この歯列セグメントレバー141は圧縮ばねDFが作用する伝動エレメント104を形成する。連結レバー123はこのために、一方の上端部123aで旋回レバー121に、他方の下端部123bで歯列セグメントレバー141に枢着結合されている。歯列セグメントレバー141は、支持プレートTに設けられた軸受個所140を中心として旋回可能であって、外側歯列142を有している。この外側歯列142はロック装置105に、歯列セグメントレバー141の旋回運動が図14に示された状態では不可能であるように係合する。
歯列セグメントレバー141はさらにスライドガイド143を有していて、該スライドガイドには、支持プレートTに設けられたピン144が係合し、これにより歯列セグメントレバー141の可能な旋回範囲を制限するために働く。
歯列セグメントレバー141に対応するロック装置105はプライマリロック部材151を有している。このプライマリロック部材151はロックレバーとして、支持プレートTに設けられた軸受個所153を中心として旋回可能であって、歯列セグメントレバー141をロックするために歯列セグメントレバー141の歯列領域142に係合する歯列領域155を有している。プライマリロック部材151には、同様にロックレバーとして形成された、別の軸受個所154を中心として旋回可能なロック部材152が対応する。このロック部材152は当接部152aで、プライマリロック部材151の対応する当接部151aに当接し、これにより、歯列セグメントレバー141の歯列142を解放するプライマリロック部材151の旋回運動を阻止する。
セカンダリロック部材152には力作用個所156が設けられている。この力作用個所156に、セカンダリロック部材152の旋回を引き起こす力が導入される。これにより、互いに対応する両ロック部材151,152の当接部151a,152aの係合が解除される。セカンダリロック部材152の相応の旋回運動をリリースするために、種々異なる物理的もしくは技術的原理を利用することができる。例えば電磁石または電動モータのようなアクチュエータまたは選択的に手動の操作装置などである。
セカンダリロック部材152の旋回の際には、セカンダリロック部材152はプライマリロック部材151の延長部151bに作用し、これにより対応する旋回軸線(軸受個所153)を中心としたプライマリロック部材151の旋回運動を生ぜしめる。この旋回運動により、ロック部材151の歯列155と歯列セグメントレバー141の対応する歯列142との係合が解除される。
歯列セグメントレバー141にはさらに、コイルばねとして形成された圧縮ばねとの形の線形ばねDFが作用する。この線形ばねDFは一方の端部で支持プレートTの当接部ANに、他方の端部で歯列セグメントレバー141の当接面146に支持されている。圧縮ばねDFは歯列セグメントレバー141を反時計回りで旋回させる特性を有しており、これにより歯列セグメントレバー141の連結に基づき、伝動装置102,104の別の両レバー121,123を介してバックレスト固定具101の旋回運動も反時計回りで行われる。これによりバックレストR(図12a,図12b参照)は、前方に傾く傾向を有する。即ちバックレストRの前面VOがシート使用者の背中に接する。しかしながら歯列セグメントレバー141とバックレスト固定具101(ひいてはバックレストR)の前述した運動は、図14に示した伝動装置102,104の状態では、ロック装置105がロックされた状態にあり、従って歯列セグメントレバー141の旋回運動を阻止することにより阻止される。
従ってバックレスト固定具101の、ひいてはバックレストRの傾斜の調節のためにまず最初に、ロック装置105が、セカンダリロック部材152の力作用個所156への作用により解除されなければならない。これによりプライマリロック部材151の歯列155と、歯列セグメントレバー141の対応する歯列142との係合が解除され、これはもはやロックされない。すると歯列セグメントレバー141が圧縮ばねDFの作用下で自動的に、伝動装置102,104の別の2つのレバー121,123を介してバックレスト固定具101の、ひいてはバックレストRの旋回運動が前方へ、シート使用者の背中の方向に作用するように旋回する。しかしながらこのような旋回運動は、シート使用者が背中でバックレストRの前面VOに接触しない場合にのみ行われる(図12a、図12b参照)。もし背中が接しているならば、旋回運動は、シート使用者からバックレストRの前面VOに加えられる反力により制限されるもしくは阻止される。
逆にロック装置105の解除後、ひいては歯列セグメントレバー141の解放後には、シート使用者が背中でバックレストRの前面VOを押し、バックレストRを後方に傾けることによりバックレストRの後方への旋回もリリースされる。これによりバックレスト固定具101(とバックレストR)の旋回運動が時計回りで行われ、歯列セグメントレバー141のバックレスト固定具101への連結によりレバー121,123を介して、歯列セグメントレバー141の相応の旋回運動が時計回りで行われる。この旋回運動は、圧縮ばねDFの押圧力(プレロード力)に抗して行われる。即ち、シート使用者は、バックレストRの前面VOへの作用の際に、歯列セグメントレバー141に対する圧縮ばねDFの作用により生ぜしめられるモーメントを克服しなければならない。この場合、伝動装置141はレバー装置として、このモーメントを変換することができるので、圧縮ばねDFから間接的にバックレスト固定具101に加えられるトルクは、圧縮ばねDFによって歯列セグメントレバー141へと加えられるモーメントとは異なる。
付加的に、バックレスト固定具101が、ひいてはシートのバックレストが所定の傾斜位置で(ロック装置105によって)ロックされている図14に示した状態では、図12aおよび図12bに示した自動車シートのシート面FLへのバックレストRの前方傾倒は、傾倒解除ボタンに連結されているロックレバー103が、傾倒解除ボタンの操作により、反時計回りで旋回されることにより解除される。この旋回により、中間部材201を介して、バックレスト固定具101の軸受ジャーナル110が配置されている旋回レバー121はもはや作用されないようになる。軸受ジャーナル110、ひいてはバックレスト固定具101の旋回軸の解除後にはバックレストRをバックレスト固定具101と一緒に、車両のシート面Fの方向で前方に傾倒することができる。この場合、バックレストRは人によって作用され、シート面FLへとフラップされる。バックレストRとバックレスト固定具101のこのようなフラップ運動の際には、前方傾倒時のバックレスト固定具101の目下の旋回軸線を規定する軸受ジャーナル110が、スライドガイド120において両端部側の当接部の間で運動する。スライドガイド120における軸受ジャーナル110の運動はこの場合、旋回レバー121と、バックレスト固定具101を歯列セグメントレバー141に連結する連結レバー123とによって制御される。バックレストRもしくはバックレスト固定具101の前方傾倒の際には歯列セグメントレバー141が、対応するロック装置105によってロックされるので、バックレスト固定具101は前方傾倒時に旋回レバー121と連結レバー123とを介して、フレーム固定の(支持プレートTに関して動かない)エレメントに連結されている。
全体として、軸受ジャーナル110はバックレストRの前方傾倒時に、図14に示した状態を起点として、まず最初に、スライドガイド120の第1の端部から、他方の第2の端部へと動き、さらに再び第1の端部へと戻る。従ってバックレスト固定具101が、ひいては、シート面FLの上側に位置するバックレストRが完全に前方に傾倒した状態で、軸受ジャーナル110は再び、フラップ運動の開始時(図14参照)と同じ位置に位置し、ここでロックレバー103によってロックすることができる。
シート面FLへと前方に傾倒させた位置から、ほぼ直立位置に相当する使用位置へとバックレストをその後再び起こした、前述したように鉛直な車両軸線z関して調節可能な傾斜を備えた状態で、再び前述したような軸受ジャーナル110の運動が支持プレートTのスライドガイド120において行われる。
バックレストRの前方傾倒時においても、バックレストRを使用位置へと後から戻す場合でも、歯列セグメントレバー141に作用する圧縮ばねDFがバックレスト固定具101(ひいてはバックレストR)に作用しないことが重要である。歯列セグメントレバー141はこのようなフラップ運動の際に、ロック装置105によってロックされているので、支持プレートTのフレーム固定のエレメントとして作用する。旋回レバー121と、レバー装置102,104の連結レバー123とはこの場合、バックレスト固定具101の前方傾倒時に、ひいては旋回レバー121に配置された軸受ジャーナル110の相応の旋回運動時にまさに、スライドガイド120における軸受ジャーナル110の所望の往復運動が生ぜしめられるように形成されている。両レバー121,123は、即ちバックレストRの、ひいてはバックレスト固定具101の旋回運動を、スライドガイド120との協働により、このようなフラップ運動が、歯列セグメントレバー141がロックされた状態で行われるように補償する。
従って、バックレストRがシート面FLへと前方傾倒される際に、並びにバックレストRが、車両乗員の背中を支持するために働く使用位置へとその後、戻し旋回される際に、バックレストRとバックレスト固定具101とは、圧縮ばねDFがフラップ運動に影響を与えない程度に圧縮ばねDFから連結解除される。このことは、歯列セグメントレバー141がロックされた状態でフラップ運動が行われることにより可能である。この場合、軸受ジャーナル110はスライドガイド120において、旋回レバー121および連結レバー123によって制御されて、必要な補償運動(相補運動)を行う。これにより歯列セグメントレバー141がロックされている状態でバックレスト固定具101の旋回が可能になる。
図13には図14の装置の変化実施例が示されている。この場合、圧縮ばねとしての線形ばねDFが、渦巻ばねとしてのねじりばねに換えられている点で相違している。この渦巻ばねは一方では歯列セグメントレバー141の支承個所に、他方では支持プレートTのカバーにピン157によって係合されている。
ねじりばねDは、図13に示した装置では、図14の線形ばねDFと同じ機能を有している。このねじりばねDは、歯列セグメントレバー141を時計回りでプレロードをかけ、これにより歯列セグメントレバー141は、歯列セグメントレバー141がロック装置105によってロックされていない場合にはバックレスト固定具101とバックレストR(図12aおよび図12b)とを反時計回りで前方に旋回させる傾向がある。バックレストRの後方への旋回は、従ってねじりばねDのプレロードに抗して行わなければならない。
図13に示した実施例はその他の点では図14につき説明したものと同じである。
自動車シートのシート面へと前方傾倒可能で、かつ傾斜調節可能なバックレストを備えた自動車シートを概略的に示した図である。 図2A、図2Bは、図1のバックレストの傾斜調節のための装置を詳しく示した図である。 図3A、図3Bは、図1のバックレストをシート面へと前方傾倒するための装置を詳しく示した図である。 図2Aおよび図2Bに示したバックレストの傾斜調節のための装置の変化実施例を示した図である。 図3Aおよび図3Bに示したバックレストの前方傾倒のための装置の変化実施例を示した図である。 傾斜調節不能なバックレストの前方傾倒のための装置を示した図である。 図3Aおよび図3Bに示したバックレストの前方傾倒のための装置の別の変化実施例を示した図である。 図8A、図8Bは、シート長手方向で自動車シートのバックレストを摺動させるための装置を示した図である。 図9A、図9Bは自動車シートのバックレストの傾斜調節のための装置と、バックレストの前方傾倒のための装置と、バックレストのシート長手方向での摺動のための装置とを組み合わせたものを示した図である。 自動車シートのバックレストの前方傾倒のための装置の別の実施例を示した図である。 図11A、図11B、図11Cは、図10に示した装置を、バックレストが前方傾倒した状態で示した図であって、図11A〜図11Cはそれぞれ前方傾倒する前は使用位置ではバックレストの傾斜が異なっていたものである。 図12A、図12Bは、傾斜調節可能かつ付加的にシート面へと前方傾倒可能な、可変の旋回軸線を備えたバックレストを有する自動車シートの斜視図および側方図である。 図12Aおよび図12Bの自動車シートを、傾斜調節およびバックレストの前方傾倒を可能にする手段を示すために、バックレストをシート下方フレームに結合する領域で詳しく示した図である。 図13の実施例の、傾斜調節および可変旋回軸線を中心としたバックレストの前方傾倒を可能にする手段に関する変化実施例を示した図である。

Claims (43)

  1. 自動車のためのシート装置であって、
    自動車乗員のためのシート面を規定し、支持プレートが固定されたシート下方フレーム(U)と、
    旋回軸線(S)を中心としてシート面(F)へと傾倒できるように旋回自在に支承されたバックレスト(R)とが設けられている形式のものにおいて、
    バックレスト(R)がシート面(F)へと前方に傾倒する際の旋回軸線(S)が所定の軌道に沿って前記シート下方フレーム(U)に対して相対的に運動し、
    前記バックレスト(R)が前記旋回軸線(S)を介して前記支持プレートに支持され、
    前記支持プレート(2)に、前記バックレスト(R)が前方に傾倒する際に、前記旋回軸線(S)を前記所定の軌道に沿って案内する溝からなるスライドガイド(20,120)が形成されている、自動車のためのシート装置。
  2. さらに、前記シートフレーム(U)に取り付けられ、前記バックレスト(R)の傾斜を調節する調節装置(4)を備え、
    前記バックレスト(R)が前方に傾倒する際に、前記調節装置(4)によって、前記旋回軸線(S)を前記所定の軌道に沿って移動させる、請求項1記載のシート装置。
  3. 旋回軸線(S)が、シート装置の物理的な構成群(10,20)によって形成される、請求項1または2に記載のシート装置。
  4. 旋回軸線(S)が、バックレスト(R)をフレーム構成群(2)に支承する支承軸(10)によって形成されている、請求項1から3までのいずれか一項に記載のシート装置。
  5. バックレスト(R)が、旋回軸線(S)の外側でフレーム構成群(2)に枢着結合されている、請求項1から4までのいずれか一項に記載のシート装置。
  6. バックレスト(R)が、旋回軸線(S)の外側で連結部材(23)を介してフレーム構成群(2)に結合されていて、前記連結部材(23)はバックレスト(R)からフレーム構成群(2)にまで延びていて、バックレスト(R)の前方傾倒時に動かされる、請求項5記載のシート装置。
  7. 連結部材(23)が連結レバーによって形成されている、請求項6記載のシート装置。
  8. バックレスト(R)が旋回軸線(S)の外側でガイド装置(25)を介してフレーム構成群(2)に結合されていて、前記ガイド装置(25)がバックレスト(R)の一区分(16)を前方傾倒時にガイドする、請求項5記載のシート装置。
  9. ガイド装置(25)がスライドガイドによって形成されている、請求項8記載のシート装置。
  10. バックレスト(R)の前方傾倒時における所定の軌道に沿った旋回軸線(S)の運動が、バックレスト(R)とフレーム構成群(2)との協働により旋回軸線(S)の外側で制御される、請求項5から9までのいずれか一項に記載のシート装置。
  11. 所定の軌道に沿った旋回軸線(S)の運動が、この軌道に沿って延びるスライドガイド(20)によって強制ガイドされ、所定の軌道に沿った旋回軸線(S)の運動が、バックレスト(R)を旋回軸線(S)の外側でフレーム構成群(2)に結合させる連結部材(23)またはガイド装置(25)によって制御される、請求項5から10までのいずれか一項に記載のシート装置。
  12. 旋回軸線(S)がバックレスト(R)の前方傾倒時に、閉じられた軌道に沿って運動する、請求項1から11までのいずれか一項に記載のシート装置。
  13. 旋回軸線(S)がバックレスト(R)の前方傾倒時に、開かれた軌道曲線の一方の端部(20a)から他方の端部(20b)へと動かされ、かつ該軌道曲線の一方の端部(20a)に戻される、請求項12に記載のシート装置。
  14. 旋回軸線(S)がバックレスト(R)の前方傾倒時に、少なくとも傾倒運動の一部の間に、傾倒運動の方向とはほぼ反対の方向に沿って動かされる、請求項1から13までのいずれか一項に記載のシート装置。
  15. 旋回軸線(S)を、使用位置に起こされたバックレスト(R)に相応する位置及び/又はシート面(F)へと前方傾倒されたバックレスト(R)に相応する位置でロックするための手段(21,21a)が設けられている、請求項1から14までのいずれか一項に記載のシート装置。
  16. 旋回軸線(S)をロックするための手段(21,21a)がロックレバー(21)を有している、請求項15記載のシート装置。
  17. 起こされたバックレスト(R)の傾斜を所定の使用位置の間で調節することのできる調節装置(4)が設けられている、請求項1から16までのいずれか一項に記載のシート装置。
  18. バックレスト(R)の予め調節された傾斜をロックするためのロック装置(5)が設けられている、請求項17記載のシート装置。
  19. 前記ロック装置が、調節装置(4)のセルフロック式の設計により、または調節装置(4)に対応するブレーキにより形成されている、請求項18記載のシート装置。
  20. 調節装置(4)と協動する別個のロック装置(5)が設けられている、請求項18記載のシート装置。
  21. ロック装置(5)が、調節装置(4)のロックのためにこの調節装置(4)に作用するプライマリロック部材(51)と、該プライマリロック部材(51)を、調節装置(4)に作用する位置でロック可能なセカンダリロック部材(52)とを有している、請求項20記載のシート装置。
  22. バックレスト(R)の傾斜を変更するために、セカンダリロック部材(52)がプライマリロック部材(51)と調節装置(4)との係合を解除する、請求項21記載のシート装置。
  23. 傾斜調節可能で旋回可能に支承されたバックレスト(R)が設けられていて、該バックレスト(R)が、シート使用者の背中を支持するために働く前面(VO)を有しており、
    ばね装置(D,DF)が、バックレスト(R)が、前方に向かって旋回し、前面(VO)でシート使用者の背中に接する傾向を有するようにバックレストに弾性的にプレロードをかける少なくとも1つの弾性的なエレメントを備えており、
    バックレスト(R)の傾斜が、ばね装置(D,DF)の作用に抗したバックレストの前面(VO)への力作用により調節可能であって、この場合、ばね装置(D,DF)が、バックレスト(R)に連結されていて伝動部材(104)を種々異なる位置にロックすることのできるロック装置(105)に連結されている伝動部材(104)に作用する、請求項1から22までのいずれか一項に記載のシート装置。
  24. バックレストがロック装置(105)がロックされた状態で、その都度の傾斜位置でロックされている、請求項23記載のシート装置。
  25. バックレスト(R)の傾斜が、ロック装置(105)がロック解除された状態で調節可能である、請求項23または24記載のシート装置。
  26. バックレスト(R)が、伝動部材(104)へのばね装置(D,DF)の作用下で前方へと旋回されることができる、請求項25記載のシート装置。
  27. バックレスト(R)が、前面(VO)への押圧力の作用下で、ばね装置(D,DF)の作用に抗して後方へと旋回することができる、請求項25または26記載のシート装置。
  28. 伝動部材(104)が、伝動装置(102,104,121,123)の、特にレバー装置の構成部分であって、該レバー装置を介してばね装置(D,DF)がバックレスト(R)に連結されている、請求項23から27までのいずれか一項に記載のシート装置。
  29. 伝動装置(102,104)が、ばね装置(D,DF)から伝動部材(104)へと加えられるトルクを変換するために働く、請求項28記載のシート装置。
  30. 伝動部材(104)にカップリング(120,121)が連結されていて、該カップリング(120,121)によって、伝動部材(104)を動かさずに、自動車シートのシート面(FL)の方向で前方に傾倒可能であるように、バックレスト(R)が伝動部材(104)から、連結解除可能である、請求項23から29までのいずれか一項に記載のシート装置。
  31. バックレスト(R)が伝動部材(104)の連結解除状態でばね装置(D,DF)から解除されていて、これによりばね装置(D,DF)はバックレスト(R)に作用しない、請求項30記載のシート装置。
  32. 伝動部材(104)にカップリング(120,121)が配属されていて、該カップリングによってバックレスト(R)が伝動部材(104)から、伝動部材(104)がロック装置(105)によってロックされている場合にシート面への方向で前方傾倒可能であるように連結解除可能である、請求項23から31までのいずれか一項に記載のシート装置。
  33. バックレスト(R)を伝動部材(104)から連結解除するために、バックレスト(R)の旋回軸線(S)がバックレスト(R)の前方傾倒時に所定の軌道(120)に沿って動かされ、この軌道(120)は、この軌道(120)に沿った旋回軸線(S)の運動によってバックレスト(R)の伝動部材(104)への旋回運動の反作用が防止されるように形成されている、請求項23から32までのいずれか一項に記載のシート装置。
  34. 前記軌道(120)が、旋回軸線(S)をリンク運動可能に案内するガイド装置(20)によって形成される請求項33記載のシート装置。
  35. 伝動部材(104)がバックレスト(R)と係合解除可能であって、これにより伝動部材(104)がバックレスト(R)と結合されていない、請求項30から32までのいずれか一項に記載のシート装置。
  36. カップリング(120,121)を、伝動部材(104)がバックレスト(R)に連結されている状態でロックすることができるロック手段(103)が設けられている、請求項34または35記載のシート装置。
  37. カップリング(120,121)を、伝動部材(104)がバックレスト(R)から連結解除されている状態でロックすることができるロック手段(103)が設けられている、請求項34から36までのいずれか一項に記載のシート装置。
  38. ロック手段(103)が、バックレスト(R)の旋回軸(10)に作用し、軌道(120)に沿った旋回軸の運動を防止する、請求項33,34,36および37のいずれか一項に記載のシート装置。
  39. ロック装置(103)がレバーによって形成されている、請求項38記載のシート装置。
  40. 伝動部材(104)のロック装置(105)がプライマリロック部材(151)とセカンダリロック部材(152)とを有しており、ロックされた状態で、プライマリロック部材(151)は伝動部材(104)に作用し、セカンダリロック部材(152)がプライマリロック部材(151)の旋回運動を阻止する、請求項23から39までのいずれか一項に記載のシート装置。
  41. 伝動部材(104)が歯列セグメントレバー(141)によって形成される、請求項23から40までのいずれか一項に記載のシート装置。
  42. ばね装置(D,DF)が、伝動部材(104)に作用するばね部材を有している、請求項23から41までのいずれか一項に記載のシート装置。
  43. 伝動部材(104)が歯列(142)を介してロック装置(105)に係合可能である、請求項23から42までのいずれか一項に記載のシート装置。
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