JP4633066B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に開示された発明は、キッチンキャビネットにセットされた際、キッチンキャビネットの側面と本体ケースの側面との隙間を、吸気孔を有するサイドプレートによって閉塞するため、意匠性に優れるものの、調理者が前方の至近距離に立った場合、吸気口が閉塞されるおそれがあった。
前記天板の下方に配置された加熱コイルと、
該加熱コイルを駆動するコイル駆動基板と、
前記加熱コイルを冷却するための風流れを形成するコイル冷却ファンと、
前記コイル駆動基板および前記コイル冷却ファンを収納する風路ダクトと、
前記本体吸気口と前記風路ダクトとを連通する本体吸気路と、
前記本体ケースの前面に着脱自在に設置され、下方に開口するパネル下方吸気口を具備する前面パネルと、を有し、
前記パネル下方吸気口と前記本体吸気口とを連通するパネル風路が形成されることを特徴とする。
なお、コイル駆動基板とは、加熱コイルを駆動するための電気回路(含む電子回路)を具備するコイル駆動基板を指している。
(i)前面パネルが本体ケースの前面に着脱自在に設置されるから、前面パネルを本体ケースから取り外した状態でキッチンキャビネットにセットし、セット後に前面パネルを取り付けることができる。よって、セット作業が容易になると共に、セットの際の傷付きを防止することができる。
(ii)前面パネルが下方に開口するパネル下方吸気口を具備するから、調理者が前方の至近距離に立った場合であっても、パネル下方吸気口が閉塞されることがない。
図1および図2は本発明の実施形態1に係る加熱調理器を模式的に示すものであって、図1は斜視図、図2は側面視の断面図である。
図1および図2において、加熱調理器100は、上面に天板20を具備すると共に、前板11に開口した本体吸気口41が形成された本体ケース10と、天板20の下方に配置された加熱コイル30と、加熱コイル30を駆動するための電気回路(含む電子回路)を具備するコイル駆動基板31と、コイル駆動基板31を冷却するための風流れを形成するコイル冷却ファン32と、コイル駆動基板および前記コイル冷却ファンを収納する風路ダクト33と、本体吸気口41と風路ダクト33とを連通する本体吸気路40と、本体ケース10の前板11に着脱自在に設置された前面パネルと、を有している。また、本体ケース10の内部には図示しないグリル加熱室が設けられ、グリル加熱室にはグリル扉21が設置された図示しないグリルトレーが進退自在に配置されている。
前面パネル50は一対であって、本体ケース10の前板11の側縁部にそれぞれ配置され、その形態は対称である。したがって、以下の説明(実施の形態1〜6)において、その一方についてのみ説明し、符号に付した添え字「a、b」の記載を省略する場合がある(図においても同じ)。
前面パネル50は、表板51、上板52、側板53a、および側板53bを具備する後方(裏方に同じ)および下方が開口した函体である。そして、側板53aと側板53bとは、下端の後方において、側板連結板54によって、連結されている。したがって、前面パネル50が本体ケース10の前板11に取り付けられた際、上板52の後方の端面と、側板53aおよび側板53bの後方の端面と、側板連結板54の後方の面と、が、それぞれ、前板11に当接する。
なお、下方の開口部、正確には、表板51の下方の端面と、側板53aおよび側板53bの下方の端面と、側板連結板54の下方の面と、によって包囲された開口部を「パネル下方吸気口55」と称す。すなわち、前面パネル50が前板11に本体吸気口41を包囲するように取り付けられた際、前面パネル50の懐(以下「パネル空間」と称する場合がある)には、パネル下方吸気口55と本体吸気口41とを連通する風路(以下「パネル風路」と称す)が形成される。
さらに、前面パネル50の表板51には開口したパネル前方吸気口56が形成され、パネル前方吸気口56を包囲して、下方に開口する突出部下方吸気口66を具備するパネル突出部60が、表板51に設けられている。
すなわち、パネル突出部60は、表板61、上板62および側板63aから形成された、後方(裏方に同じ)と下方が開口した函体である。なお、上板62は略三角形状であるため、表板61の一方の側縁61aは側板63aを介して前面パネル50の側板51aに連
め、他方の側縁61bは前面パネル50の側板51bに直接連なっている。
すなわち、前面パネル50が前板11に本体吸気口41を包囲するように取り付けられた際、前記パネル風路と共に、パネル前方吸気口56を経由して、突出部下方吸気口65と本体吸気口41とを連通する風路(以下「突出部風路」と称す)が形成される。但し、パネル空間において、パネル風路と突出部風路とは明瞭に分離できるものではない。
また、本体ケース10の前板11には、これを貫通する操作つまみ29(つまみ用基板28が設置されている)を配置するための貫通孔11aが形成され、前面パネル50の表板51にも同様に操作つまみ29が貫通するつまみ用貫通孔57が形成されている。
なお、以上は、パネル下方吸気口55および突出部下方吸気口65の両方を具備するものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、何れか一方のみを具備してもよい。たとえば、突出部下方吸気口65を具備しない場合には、当然に、パネル突出部60が不要になる。一方、パネル下方吸気口55を具備しない場合には、前面パネル50に下板が設置されることになる。
さらに、パネル突出部60の表板61の下縁が、本体ケース10の前板11の下縁と略同じ高さになるまで、下方に延長された場合には、パネル下方吸気口55と突出部下方吸気口65とを仕切る部材を撤去してもよい(パネル前方吸気口56の内周のうち下縁を撤去するに同じ)。
同様に、前面パネル50の表板51とパネル突出部60の表板61とが滑らかに連なって、パネル突出部60の上板62が不明瞭であってもよい(前面パネル50の全体が略角錐または略円錐の一部を呈する)。このとき、前面パネル50の下端には、本体ケース10に近い範囲にパネル下方吸気口55が、本体ケース10から離れた範囲に突出部下方吸気口65が、それぞれ形成されることになるが、両者の境界が不明瞭になる場合がある。
風路ダクト33の下流側にコイル冷却ダクト34が設けられている。コイル冷却ダクト34には加熱コイル30に向けて空気を噴出(流出)するための噴出孔35が形成されている。また、本体ケース10の前板11で天板20に近い位置に、本体排気口42が形成されている。
したがって、パネル下方吸気口55および突出部下方吸気口65から吸引された空気は、本体吸気口41を通過して本体吸気路40に流れ込む、そして、風路ダクト33においてコイル駆動基板31を冷却した後、コイル冷却ダクト34に流入する。そして、噴出孔35から噴出して加熱コイル30を冷却した後、本体排気口42を通過して本体ケース10の外に排出される。
すなわち、前面パネル50が前述の構成であるから、加熱調理器100の前面の至近位置に調理者が立った場合であっても、パネル下方吸気口55および突出部下方吸気口65が閉塞されることがないから、これから吸引した空気が途切れることがなく、コイル駆動基板31および加熱コイル30は確実に冷却されることになる。
天板20には、複数の鍋載置サークル20aが描かれ、その直下(天板20の下方)に加熱コイル30が設置されている。天板20の前方寄りの縁部には、上面操作部22が設けられている。なお、鍋載置サークル20a(加熱コイル30に同じ)の数量や配置形態は図示するものに限定するものではない。また、上面操作部22および操作つまみ29の形態やそれぞれの機能についても限定するものではない。
図3は本発明の実施形態1に係る加熱調理器のバリエーションを模式的に示す側面視の断面図である。なお、図2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図3において、加熱調理器100Bは、本体ケース10の底面12に平行する上下分割板43が設置され、本体吸気路40が本体下吸気路40sと本体上吸気路40uとに二分割されている(かかる本体ケース10を本体ケース10Bと称す)。また、本体ケース10Bの前板11には、本体下吸気路40sおよび本体上吸気路40uにそれぞれ連通する本体下吸気口41sおよび本体上吸気口41uが形成されている。そして、本体機器を駆動するための電気回路(含む電子回路)を具備する本体基板13が本体下吸気路40sに設置されている。
また、本体上吸気口41uを通過して本体上吸気路40uにも吸気が流れ込むから、空気流れのない空気断熱層が形成される。なお、本体上吸気口41uを撤去(廃止)して、本体上吸気路40uを停留する空気の層にしてもよい。
図4から図6は本発明の実施形態2に係る加熱調理器を模式的に説明するものであって、図4は部分を分解して示す斜視図、図5は前面パネルを示す斜視図、図6は前面パネルの取り付け要領を示す側面視の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図4および図6の(b)において、加熱調理器200の本体ケース210は、実施の形態1における前面パネル50の前板11に、矩形状に開口する本体吸気口41が形成され、本体吸気口41の内周に沿って本体ケース10の内側に突出するパネル嵌合部44が設置されたものである。パネル嵌合部44は下方が開口した断面コ字状であって、上板44cと、側板44a、44bとから形成されている。そして、上板44cには矩形状に貫通する被係止用孔(被係止用手段に同じ)45が形成されている。
また、上板70cの先端には一対のスリット71a、71bが形成され、スリット71aとスリット71bとによって挟まれた範囲に、上方に突出する爪(係止手段に同じ)72が形成されている。爪72は、前方(表板51側に同じ)に向かって上昇する爪テーパ72aと、爪テーパ72aの終端に形成された爪段差72bと、を有する。
そして、爪72はパネル嵌合部44の上板44cによって下方に押されて弾性変形したまま、上板44cに摺動しながら侵入し、やがて、被係止用孔45に到達する。そうすると、爪72は弾性復元して被係止用孔45に侵入(落ち込む)する。なお、弾性変形とは、主にかかるカンチレバーの弾性撓みである。
なお、パネル嵌合部44および本体侵入部70の形態は、図示するものに限定するものではない。たとえば、断面コ字状に替えて、断面U字状や、上板44および上板70cのみ、あるいは側板44a、44bおよび側板70a、70cのみにしてもよい。また、爪72および被係止用孔45の形態は、図示するものに限定するものではない。たとえば、被係止用孔45を上板44cに形成された凹部(貫通していない)にしてもよい。
図7および図8は本発明の実施形態3に係る加熱調理器を模式的に説明する側面視の断面図である。なお、実施の形態1(図3参照)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7および図8において、加熱調理器300の本体ケース310は、実施の形態1における本体ケース10に、上下分割板43が設置され、本体吸気路40が本体下吸気路40sと本体上吸気路40uとに二分割されると共に、本体下吸気路40sに、本体ファン14が配置されたものである。
したがって、本体下吸気路40sとには、本体ファン14とコイル冷却ファン32との両方によって風流れが形成されるから、本体基板13の冷却が促進される。なお、本体ファン14の配置位置は、本体基板13の上流(図7参照)でも、下流(図8参照)でもよい。ただし、本体基板13を冷却することによって本体下吸気路40sを流れる空気の温度は上昇するから、本体ファン14は、下流側に配置された場合には上流側に配置された場合より、高い温度に晒されることになる。
なお、以上は、上下分割板43が設置されたものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、上下分割板43を撤去して、本体吸気口41(図2参照)の近くに本体ファン14を配置してもよい。
図9は本発明の実施形態4に係る加熱調理器を模式的に説明するものであって、図9は正面視の断面図、図10は側面視の断面図である。なお、実施の形態1(図1および図2参照)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図9および図10において、加熱調理器400の本体ケース410は、実施の形態3の本体ケース310において、風路ダクト33とコイル冷却ダクト34とが遮断され(連通していない)、本体上吸気路40uと風路ダクト33とが遮断され、さらに、本体上吸気路40uとコイル冷却ダクト34とが連通孔36によって連通されたものである。
一方、本体ファン14によって本体下吸気路40sに吸引された空気は、風路ダクト33に流入してコイル駆動基板31を冷却する。そして、コイル駆動基板31を冷却した空気(既に、本体基板13を冷却している)は、加熱コイル30に向かって流れ出すから、加熱コイル30の冷却にも寄与することになる。
また、本体吸気口41a、41bの形態(大きさ、形状、数量等)は図示するものに限定するものではなく、要求される冷却負荷や風路の抵抗等によって適宜設定されるものである。なお、本体吸気口41bを貫通孔11a(つまみ用基板28が設置された操作つまみ29が貫通している)の近くに形成しておけば、つまみ用基板28の冷却が促進されることになる。
図11および図12は本発明の実施形態5に係る加熱調理器を模式的に説明するものであって、図11は正面視の断面図、図12は側面視の断面図である。なお、実施の形態1(図1および図2参照)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図11および図12において、加熱調理器500の本体ケース510には、幅方向(図9において左右方向)の中央にグリル加熱室23が設けられている。
そして、本体ケース510の前板11の両側部には本体吸気口41a、41bが形成され、グリル加熱室23を挟むように、本体ケース510の両側部に本体吸気路40a、40bが形成され、本体吸気路40a、40bは何れも風路ダクト33に連通している。
したがって、たとえば、本体吸気路40aにおいて風流れが停止した場合であっても、本体吸気路40bに形成された風流れによって、本体吸気口41aから流入した空気が、連通吸気管80を経由して本体吸気路40bに吸引されることになる。
図13および図14は本発明の実施形態5に係る加熱調理器のバリエーションを模式的に示す側面視の断面図である。なお、図12と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図13において、加熱調理器500Bの本体ケース510Bは、実施の形態3の本体ケース310に相当するものであって、本体ケース510Bの幅方向の中央にグリル加熱室(図示しない)が設置され、前板11の一方の側部には本体下吸気口41asおよび本体上吸気口41ua(図示しない)が設けられ、前板11の他方の側部には本体下吸気口41sb(図示しない)および本体上吸気口41ub(図示しない)が設けられ、これらは何れも風路ダクト33に連通している。また、本体下吸気路40as、40asには、それぞれ本体基板13a、13bおよび本体ファン14a、14bが配置されている。
したがって、たとえば、本体下吸気路40asにおいて風流れが停止(たとえば、本体ファン14aが停止)した場合であっても、本体下吸気路40bsに形成された風流れによって、本体下吸気口41asから流入した空気が、連通吸気管80を経由して本体下吸気路40asに吸引されることになる。よって、本体ファン14aが停止しても、本体基板13aは冷却されることになる。
連通吸気管580は、本体下吸気路40as、40auと本体上吸気路40ua、40bbとを、相互に連通するものであって、それぞれに開口する下端(先端)開口部81as、81bsと、側方開口部81au、81buと、を有している。
したがって、加熱調理器500Bと同様に、何れかの吸気路において風流れが停止するような状況が発生しても、連通吸気管580を経由した吸気によって、所定の機器冷却が担保されることになる。
なお、連通吸気管580の形態(大きさ、形状等)は図示するものに限定するものではない。
図15および図16は本発明の実施形態6に係る加熱調理器を模式的に説明するものであって、図15斜視図、図16は前面パネルを示す一部断面の斜視図である。なお、実施の形態1(図1および図2参照)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図15および図16において、加熱調理器600には、前面パネル650が取り付けられている。前面パネル650は、実施の形態1の前面パネル50よりも幅広に形成されているため、本体ケース10に取り付けられた際、他方の側板53b(パネル突出部60の表板61の他方の側縁61bに同じ)が、本体ケース10の側面15から突出している(図15において、突出量を「S」にて示す)。
また、設置後に前面パネル650を取り付ければ、突出量Sによって、前記隙間が閉塞されるから、前面パネル650とキッチンキャビネットの前面との間に隙間が形成されない。よって、意匠性が向上する。特に、突出量Sはキッチンキャビネットの規格に応じて設定することができるから、何れのキッチンキャビネットに設置しても、システムキッチンとしての統一性が維持されことになる。
したがって、実施の形態1と同様に、パネル下方吸気口55および突出部下方吸気口65が形成され、本体ケース10内において、同様の風路が形成される。
また、突出量Sによる前記隙間の閉塞とは、完全密閉を意味するものではなく、所定の間隙が要求される場合には、当然に、当該間隙を形成する形態を意味している。
Claims (11)
- 上面に天板を具備すると共に、前面に開口した本体吸気口が形成された本体ケースと、
前記天板の下方に配置された加熱コイルと、
該加熱コイルを駆動するコイル駆動基板と、
前記加熱コイルを冷却するための風流れを形成するコイル冷却ファンと、
前記コイル駆動基板および前記コイル冷却ファンを収納する風路ダクトと、
前記本体吸気口と前記風路ダクトとを連通する本体吸気路と、
前記本体ケースの前面に着脱自在に設置され、下方に開口するパネル下方吸気口を具備する前面パネルと、を有し、
前記パネル下方吸気口と前記本体吸気口とを連通するパネル風路が形成されることを特徴とする加熱調理器。 - 上面に天板を具備すると共に、前面に開口した本体吸気口が形成された本体ケースと、
前記天板の下方に配置された加熱コイルと、
該加熱コイルを駆動するコイル駆動基板と、
前記加熱コイルを冷却するための風流れを形成するコイル冷却ファンと、
前記コイル駆動基板および前記コイル冷却ファンを収納する風路ダクトと、
前記本体吸気口と前記風路ダクトとを連通する本体吸気路と、
前記本体ケースの前面に着脱自在に設置され、前面に開口するパネル前方吸気口が形成されると共に、該パネル前方吸気口を包囲して、下方に開口する突出部下方吸気口を具備するパネル突出部が形成された前面パネルと、を有し、
前記パネル前方吸気口を経由して、前記突出部下方吸気口と前記本体吸気口とを連通する突出部風路が形成されることを特徴とする加熱調理器。 - 前記本体吸気路に、前記本体吸気口から吸気するための本体ファンが設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
- 上面に天板を具備すると共に、前面に開口した本体吸気口が形成された本体ケースと、
前記天板の下方に配置された加熱コイルと、
該加熱コイルを駆動するコイル駆動基板と、
前記コイル駆動基板を収納する風路ダクトと、
前記本体吸気口の一部と前記風路ダクトとを連通する基板用吸気路と、
該基板用吸気路に設置された基板冷却ファンと、
前記加熱コイルを冷却するための風流れを形成するコイル冷却ファンと、
該コイル冷却ファンを収納するコイル冷却ダクトと、
前記本体吸気口の一部と前記コイル冷却ダクトとを連通するコイル用吸気路と、
前記本体ケースの前面に着脱自在に設置され、下方に開口するパネル下方吸気口を具備する前面パネルと、を有し、
前記パネル下方吸気口と前記本体吸気口とを連通するパネル風路が形成されることを特徴とする加熱調理器。 - 上面に天板を具備すると共に、前面に開口した本体吸気口が形成された本体ケースと、
前記天板の下方に配置された加熱コイルと、
該加熱コイルを駆動するコイル駆動基板と、
前記コイル駆動基板を収納する風路ダクトと、
前記本体吸気口の一部と前記風路ダクトとを連通する基板用吸気路と、
該基板用吸気路に設置され基板冷却ファンと、
前記加熱コイルを冷却するための風流れを形成するコイル冷却ファンと、
該コイル冷却ファンを収納するコイル冷却ダクトと、
前記本体吸気口の一部と前記コイル冷却ダクトとを連通するコイル用吸気路と、
前記本体ケースの前面に着脱自在に設置され、前面に開口するパネル前方吸気口が形成されると共に、該パネル前方吸気口を包囲して、下方に開口する突出部下方吸気口を具備するパネル突出部が形成された前面パネルと、を有し、
前記パネル前方吸気口を経由して、前記突出部下方吸気口と前記本体吸気口とを連通する突出部風路が形成されることを特徴とする加熱調理器。 - 前記前面パネルが複数であって、
一方の前面パネルに形成されたパネル風路と他方の前面パネルに形成されたパネル風路とを連通するパネル連通風路が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調理器。 - 前記前面パネルに、後方に向かって突出すると共に、先端に係止手段を具備する本体侵入部が形成され、
前記本体ケースの前面に前記本体侵入部が侵入自在であると共に、前記係止手段に係止自在な被係止手段を具備するパネル嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の加熱調理器。 - 前記本体侵入部が下方に向かって開口する断面略コ字状であって、前記パネル風路または前記突出部風路の全部または一部を形成することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の加熱調理器。
- 前記本体ケースの前面に、操作つまみが貫通する操作つまみ用貫通孔が形成され、
該操作つまみ用貫通孔の周囲に前記本体吸気口が形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の加熱調理器。 - 前記前面パネルが前記本体ケースの前面の側端部に設置されるものであって、
前記前面パネルの側面が前記本体ケースの側面よりも側方に突出することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の加熱調理器。 - 所定の間口を具備するキッチンキャビネットにセットされた際、
前記間口と前記本体ケースの側面との隙間が、前記前面パネルの前記本体ケースの側面よりも側方に突出する範囲によって、閉塞されることを特徴とする請求項10記載の加熱調理器。
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