JP5160516B2 - ビルトインコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ビルトインコンロに関し、詳しくは、カウンタトップに形成された開口に落とし込まれ、収納体にコンロ本体が組み込まれるビルトインコンロに関する。
従来、カウンタトップに形成された開口にビルトインコンロを嵌め込むようにしたシステムキッチンが一般的に利用されている。カウンタトップの下方には枠状のフレームが設けられ、そのフレーム内にコンロ本体が組み込まれる。このようなシステムキッチンでは、フレームとコンロ本体との寸法差により、フレームとコンロ本体の側面との間に隙間を生じることがあった。この隙間は美観を損なうので、その隙間を隠すために種々の対策がなされていた。例えば、組込式ガスコンロの本体の前面に、周囲との隙間を埋めるエンドピースが一体化されたフロントパネルを備えた組込式厨房家具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−303793号公報
しかしながら、特許文献1に記載の組込式厨房家具において、例えば、電池ケースを設けている部分に、フロントパネルを取り付けた場合、電池交換時にフロントパネルを取り外さなければならないという問題点があった。さらに、操作パネルを出退させる操作ユニットのように可動する部材が設けられている部分には、フロントパネルを取り付けることができず、コンロの操作性を向上することができなかった。また、電池交換時にはフレームとコンロ本体との間に生じた隙間が見えてしまうので美観を損なうという問題点もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、パネル部材を取り付けて周囲との隙間を隠して美観を保持しつつ操作性を向上できるビルトインコンロを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るビルトインコンロは、カウンタトップに形成された開口に落とし込まれ、収納体に組み込まれるコンロ本体と、当該コンロ本体の前面に取り付けられる板状のパネル部材とを備えたビルトインコンロであって、前記パネル部材は、前記コンロ本体の前面の上側を覆うように取り付けられる第1パネル部材と、前記コンロ本体の前面の下側に設けられ、奥側から手前側、又は手前側から奥側に可動する可動部材を覆うように取り付けられる第2パネル部材とで構成され、前記第1パネル部材の左右方向の一端部には、前記収納体との隙間を埋める目隠し部が設けられ、当該目隠し部は前記第1パネル部材の下端よりも下方に延出され、当該延出された部分の前側に前記第2パネル部材が配置される。
また、請求項2に係る発明のビルトインコンロは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第1パネル部材の裏面には、第1係合部が設けられ、前記コンロ本体には、前記係合部が係合する第1被係合部が設けられ、前記第1パネル部材の裏面の左右方向一端側には、上下方向に延びるリブが立設され、当該リブを、前記コンロ本体の前面側の上下方向の角部に外方から押し当て、前記リブを回転中心として前記一端側とは反対の他端側を前記コンロ本体に向けて回動させることによって、前記第1係合部が前記第1被係合部に係合することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のビルトインコンロは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記目隠し部には、第2係合部が設けられ、前記コンロ本体には、前記第2係合部が係合する第2被係合部が設けられている。
また、請求項4に係る発明のビルトインコンロは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記目隠し部には、膨出部が設けられている。
また、請求項5に係る発明のビルトインコンロは、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記コンロ本体の前面には、手前側に膨出し、前記コンロ本体に設けられたバーナを操作するためのスイッチを含む本体側膨出部が横方向に設けられ、前記膨出部は、前記本体側膨出部の形状に対応する形状を備えている。
また、請求項6に係る発明のビルトインコンロは、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記コンロ本体の前面にはグリルの取っ手が設けられ、前記取っ手は、前記膨出部及び前記本体側膨出部に対応する形状を備えている。
また、請求項7に係る発明のビルトインコンロは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の構成に加え、前記コンロ本体に対して前記第1パネル部材をロックするロック機構を備え、当該ロック機構は、前記第1パネル部材に設けられ、所定方向に移動可能に支持されたロック爪と、当該ロック爪を前記所定方向に移動させる操作部と、前記コンロ本体に設けられ、前記ロック爪が係脱する係合穴とを備え、前記ロック爪を前記所定方向に移動させることによって、前記ロック爪が前記係合穴に係合してロックされることを特徴とする。
請求項1に係るビルトインコンロは、カウンタトップに形成された開口に落とし込まれ、収納体にコンロ本体が組み込まれるものである。その前面には、板状のパネル部材が取り付けられる。パネル部材は第1パネル部材と第2パネル部材とで構成されている。第1パネル部材は、コンロ本体の前面の上側を覆うように取り付けられる。第2パネル部材は、コンロ本体の前面の下側に設けられた可動部材を覆うように取り付けられる。そして、第1パネル部材の左右方向の一端部には目隠し部が設けられているので、収納体との隙間を埋めることができる。さらに、可動部材が可動した場合は、第2パネル部材も一緒に可動するので、パネル部材を取り外さないで、コンロを操作できる。よって、コンロの操作性を向上できる。そして、その目隠し部の下方に延出された部分の前側に第2パネル部材が配置されるので、可動部材の可動と共に第2パネル部材がコンロ本体の前面から離れても、目隠し部によってその隙間を隠すことができるので美観を保持できる。
また、請求項2に係るビルトインコンロでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、第1パネル部材のリブを、コンロ本体の前面側の上下方向の角部に外方から押し当て、リブを回転中心として他端側をコンロ本体に向けて回動させることによって、係合部が被係合部に係合する。これにより、収納体とコンロ本体との間が狭くても、第1パネル部材をコンロ本体に対して位置決めしつつ簡単に取り付けることができる。
また、請求項3に係るビルトインコンロでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、目隠し部に設けられた第2係合部を、コンロ本体に設けられた第2被係合部に係合させることができるので、目隠し部をコンロ本体2に直接固定できる。よって、コンロ本体に対して位置決めが容易となるので第1パネル部材との位置が安定し、取付性が向上する。
また、請求項4に係るビルトインコンロでは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、目隠し部に膨出部が設けられているので、目隠し部が下方に延出された形状であっても、外部衝撃によって折れるのを防止できる。
また、請求項5に係るビルトインコンロでは、請求項4に記載の発明の効果に加え、目隠し部に設けた膨出部は、スイッチを含む本体側膨出部の形状に対応する形状を備えているので、コンロ本体の前面の美観を向上できる。
また、請求項6に係るビルトインコンロでは、請求項5に記載の発明の効果に加え、コンロ本体の前面に設けられたグリルの取っ手は、膨出部及び本体側膨出部に対応する形状を備えているので、コンロ本体の前面の美観をさらに向上できる。
また、請求項7に係るビルトインコンロでは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の効果に加え、操作部を使って、ロック爪を所定方向に移動させると、ロック爪が係合穴に係合するので、パネル部材をコンロ本体にロックできる。これとは逆方向にロック爪を移動させると、ロック爪が係合穴から外れるので、ロックを解除できる。これにより、第1パネル部材をコンロ本体に確実に取り付けることができる。
ビルトインコンロ1の正面を示す斜視図である。 ビルトインコンロ1の正面から意匠パネル7,8を取り外した状態の斜視図である。 図2に示すビルトインコンロ1の正面の右側の部分拡大図である。 装置ユニット10の斜視図である。 意匠パネル7の分解斜視図である。 第1パネル30の裏側から見た斜視図である。 装置ユニット10に第1パネル30を取り付ける状態を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態であるビルトインコンロ1について、図面を参照して説明する。図1に示すビルトインコンロ1は、図示外のシステムキッチンのカウンタトップに形成された開口に落とし込まれ、枠状の収納フレームにコンロ本体2が組み込まれることによって、システムキッチンに取り付けられるものである。
図1に示すように、ビルトインコンロ1は略直方体状のコンロ本体2を備えている。コンロ本体2の前面の略中央には、グリル庫から焼き網及び受け皿(図示外)を引き出すためのグリル扉5が設けられている。グリル扉5には取っ手5Aが設けられている。グリル扉5の右側の中段位置には、手前側に膨出し、各種バーナ(図示外)を点火するための点火スイッチ71,72が設けられている。グリル扉5の左側の中段位置にも、各種バーナ(図示外)を点火するための同形状の点火スイッチ81,82が設けられている。
コンロ本体2の前面の右側には、コンロ本体2の前面の右側を装飾・保護するための意匠パネル7が取り付けられている。意匠パネル7は、点火スイッチ71,72の上側に取り付けられる第1パネル30と、点火スイッチ71,72の下側に取り付けられる第2パネル40とから構成されている。第1パネル30のレバー用開口34からは、各種バーナの火力を調節するために左右に回動する火力調節レバー91,92が突出している。
一方、コンロ本体2の前面の左側にも、コンロ本体2の前面の左側を装飾・保護するための意匠パネル8が取り付けられている。意匠パネル8も、点火スイッチ81,82の上側に取り付けられる第1パネル50と、点火スイッチ81,82の下側に取り付けられる第2パネル60とから構成されている。第1パネル50のレバー用開口54からは、各種バーナの火力を調節するために左右に回動する火力調節レバー94,95が突出している。
図2,図3に示すように、コンロ本体2の前面の右側において、意匠パネル7を取り外すと、装置ユニット10が組み込まれている。装置ユニット10は、点火スイッチ71,72等を備えるスイッチ取付部材11と、その下側に取り付けられ、電源としての乾電池を収納するための電池ボックス12とから構成されている。このような装置ユニット10の前面に、意匠パネル7が取り付けられている。具体的には、スイッチ取付部材11の前面に第1パネル30が取り付けられ、電池ボックス12の前面に第2パネル40が取り付けられている。
意匠パネル7を取り付けた状態では、第1パネル30の右側部に設けられた目隠し部32が右側方にやや延出している。目隠し部32は、第2パネル40の下端位置まで延設されているので、コンロ本体2の右側面において、枠状の収納フレーム(図示外)との隙間を埋めることができる。つまり、ビルトインコンロ1を正面から見た場合に、コンロ本体2の側面と収納フレームとの隙間が目隠し部32によって隠すことができるので、美観を損なうことがない。また、第1パネル30に目隠し部32が一体化されているので取り付けが簡単である。
一方、コンロ本体2の前面の左側においても、意匠パネル8を取り外すと、装置ユニット20が組み込まれている。装置ユニット20は、点火スイッチ81,82等を備えるスイッチ取付部材21と、その下側に取り付けられ、各コンロによる調理の加熱温度、加熱時間等を設定するための操作パネル(図示外)を前後方向に出退可能に保持する操作ユニット22とから構成されている。このような装置ユニット20の前面に、意匠パネル8が取り付けられている。具体的には、スイッチ取付部材21の前面に第1パネル50が取り付けられ、操作ユニット22の前面に第2パネル60が取り付けられている。
意匠パネル8を取り付けた状態では、第1パネル50の左側部に設けられた目隠し部52が左側方にやや延出している。目隠し部52は、第2パネル60の下端位置まで延設されているので、コンロ本体2の左側面において、枠状の収納フレーム(図示外)との隙間を埋めることができる。つまり、ビルトインコンロ1を正面から見た場合に、コンロ本体2の側面と収納フレームとの隙間が目隠し部52によって隠すことができるので、美観を損なうことがない。また、第1パネル50に目隠し部52が一体化されているので取り付けが簡単である。
次に、装置ユニット10の構造について、図4を参照して説明する。装置ユニット10は、上述したように、略直方体状の電池ボックス12と、該電池ボックス12の上面に取り付けられたスイッチ取付部材11とから構成されている。
スイッチ取付部材11は、土台部11Aと、該土台部11Aの上部に起立して設けられ、前後に両面を向けた板状の保持部11Bとからなる。土台部11Aの前側部分の左側には、前方に略水平に膨出する膨出部17が設けられ、土台部11Aの前側部分の右側には、前方に略水平に膨出する膨出部19が設けられ、土台部11Aの前側部分の中央には、前方に略水平に膨出する膨出部18が設けられている。膨出部17と膨出部18との間には点火スイッチ71が押下可能に支持され、膨出部18と膨出部19との間には点火スイッチ72が押下可能に支持されている。膨出部19の外側面の先端側には、第1パネル30を取り付けるための係合穴19Aが設けられている。
保持部11Bの上端部の略中央には、第1パネル30の上部に設けられた後述する一対のロック爪37A,37B(図6参照)が係脱する一対の係合穴16A,16Bが設けられている。係合穴16A,16Bには、ロック爪37A,37Bが係止する係止壁16C,16Dが各々設けられている。係合穴16A,16Bの下側には、火力調節レバー91,92を内側に挿入して外側に突出させるための横長の長方形状のレバー用開口15A,15Bが設けられている。保持部11Bの下端側には、横長の長方形状の一対の係止穴14A,14Bが各々設けられている。さらに、保持部11Bの右側面のやや上側には、意匠パネル7の第1パネル30の裏面に設けられた後述する係止爪36A(図6参照)が係止する係止穴25が設けられている。一方、保持部11Bの左側面のやや上側にも、同様の係止穴(図示外)が設けられている。
また、図4に示すように、電池ボックス12の開閉する蓋13の左右両側には、第2パネル40の裏面に設けられた一対の係止爪(図示外)を係止させて取り付けるための縦長の一対の係止穴13A,13Bが各々設けられている。
なお、詳述しないが、図2に示す装置ユニット20も、上述したように、装置ユニット10のスイッチ取付部材11と同様の形状であるスイッチ取付部材21を備え、電池ボックス12の代わりに、操作ユニット22を備えている。操作ユニット22の前面にも、第2パネル60の裏面に設けられた一対の係止爪(図示外)を係止させて取り付けるための一対の係止穴が設けられている。
次に、意匠パネル7,8の構造について、図5,図6を参照して説明する。なお、意匠パネル8は、意匠パネル7と鏡面対象形状であるので、ここでは説明を省略する。意匠パネル7は、正面視逆L字形状の第1パネル30と、正面視横長の長方形状の第2パネル40とから構成されている。第1パネル30は、長方形状の本体部31と、その右側部に設けられ、右側方に所定幅延出した正面視縦長長方形状の目隠し部32とから構成されている。目隠し部32は、本体部31の下端よりも下方に長く延設されている。目隠し部32の幅は、コンロ本体2が収納フレーム(図示外)に収納された際にできるコンロ本体2の右側面と収納フレームとの隙間を隠すことができるだけの長さに調整されている。
目隠し部32の本体部31より下方に延設した部分のやや上側には、前方に略水平に膨出する膨出部33が設けられている。図6に示すように、膨出部33の左側の側面には、スイッチ取付部材11の膨出部19に設けられた係合穴19Aが係止する係合爪33Aが設けられている。目隠し部32の下方の延びる先端側の前面には、第2パネル40の裏面に対向して当接する当接面32A(図5参照)が設けられている。
本体部31の上側には、火力調節レバー91,92を突出させるためのレバー用開口34が設けられている。本体部31の裏側の上端部には、図6に示すように、左右方向に移動可能に支持されたロック部材35が設けられ、その下部には、一対のロック爪37A,37Bが設けられている。そのロック部材35をガイド孔35Aに沿って左右方向に移動させると、ロック爪37A,37Bもそれに連動して移動する。そして、ロック部材35を右方向に移動させると、ロック爪37A,37Bはロック位置となり、ロック部材35を左方向に移動させると、ロック爪37A,37Bはロック解除位置となる。
また、図6に示すように、第1パネル30の裏面において、本体部31と目隠し部32の境界部分に沿って上下方向に設けられ、第1パネル30の裏面に対して略直角に立設された位置決めリブ36が設けられている。位置決めリブ36は、第1パネル30をスイッチ取付部材11に取り付ける際に、スイッチ取付部材11の保持部11Bの右側の角部に当接させることによって、第1パネル30の位置決めとして機能する。位置決めリブ36の左側面のやや上側には、保持部11Bの右側面に設けられた係止穴25(図3,図4参照)に係止する係止爪36Aが設けられている。一方、位置決めリブ36とは反対側の位置であって、本体部31の左側部側には、第1パネル30の裏面に対して略直角に立設されたリブ58が設けられている。リブ58の内側面には、位置決めリブ36の係止爪36Aと同一位置に、係止爪(図示外)が設けられている。
さらに、第1パネル30の裏面において、第1パネル30の下端部近傍には、左右方向に延設され、保持部11Bの下端側に設けられた一対の係止穴14A,14B(図4参照)に係止する一対の係止爪38A,38Bが後方に突出して各々設けられている。
次に、意匠パネル7を装置ユニット10に取り付ける方法について説明する。まず、図7に示すように、第1パネル30の右側を奥側に、左側を手前側に傾斜させた状態で、第1パネル30の裏面に設けられた位置決めリブ36を、装置ユニット10のスイッチ取付部材11の保持部11Bの右側前方の角部に対して右側から当てつつ、係止穴25に係止爪36Aを係止させる。これと同時に、第1パネル30の上端部から後方に延びる掛け片39を、保持部11Bの上側前方の角部に当てる。これにより、第1パネル30の上下方向の位置決めがなされる。この状態では、第1パネル30の左端側は、スイッチ取付部材11の保持部11Bの前面から離間した状態である。
次いで、保持部11Bの右側前方の角部に当てた位置決めリブ36を回転中心として、第1パネル30の左端側を、スイッチ取付部材11の保持部11Bの前面に向けて回動させる。すると、スイッチ取付部材11の保持部11Bの下端側に設けられた一対の係止穴14A,14Bに対して、第1パネル30の裏面に設けられた一対の係止爪38A,38Bが位置決めされて係止する。さらに、第1パネル30の上部に設けられた係合穴16A,16Bに対し、ロック解除位置にあるロック爪37A,37Bが挿入される。
また、第1パネル30の裏面に設けたリブ58が、スイッチ取付部材11の保持部11Bの左端部に被さると共に、リブ58の内側面に設けた係止爪(図示外)が、保持部11Bの左端部に設けられた係止穴26に係止する。さらに、スイッチ取付部材11の膨出部19の外側面の先端側に設けられた係合穴19A(図4参照)に、第1パネル30の膨出部33の内面に設けた係合爪33A(図6参照)が係合する。このようにすることで、収納フレームとコンロ本体2との間が狭くても、第1パネル30を簡単に取り付けることができるので、第1パネル30の取り付けの作業性を向上できる。
そして、図1に示すように、スイッチ取付部材11に第1パネル30を取り付けた状態で、ロック部材35を右方向に移動させる。すると、ロック爪37A,37Bが右方向に移動し、ロック位置となる。この状態では、ロック爪37A,37Bが、スイッチ取付部材11の係合穴16A,16Bの側面に形成された係止壁16C,16Dに係止した状態となるので、第1パネル30はスイッチ取付部材11に対して取り付けた状態でロックすることができる。従って、使用者が第1パネルを簡単に取り外すことはできない。
一方、第2パネル40の裏面に設けた一対の係止爪(図示外)を、電池ボックス12の蓋13に設けた係止穴13A,13Bに係止させることにより、第2パネル40を電池ボックス12の蓋13に取り付けることができる。なお、第2パネル40の裏面に設けた一対の係止爪(図示外)と、蓋13に設けた係止穴13A,13Bとによる係止構造は、他の係止構造よりも引っ掛かり強度を強くしているので、使用者が第2パネルを簡単に取り外すことはできない。
そして、上述したように、第1パネル30の次に第2パネル40を取り付けることによって、第1パネル30の目隠し部32の下端部に形成された当接面32Aの前側に、第2パネル40が配置される。この状態では、図1に示すように、第1パネル30と、第2パネル40とが同一平面に揃うので、デザイン的な美観を保持できる。
この状態で、電池ボックス12内の乾電池を交換する場合、第2パネル40が取り付けられた電池ボックス12の蓋13を開く。このとき、第1パネル30は、装置ユニット10のスイッチ取付部材11に取り付けられたままである。そして、第1パネル30の目隠し部32は電池ボックス12の底部まで延設されているので、蓋13と共に、第2パネル40が可動した状態でも、コンロ本体2の右側面と収納フレームとの隙間は隠されたままである。つまり、乾電池を交換する場合でも、コンロ本体2の右側面と収納フレームとの隙間は隠れたままであるので、ビルトインコンロ1の正面の美観を保持できる。
また、コンロ本体2の左側に取り付けられる意匠パネル8においても、意匠パネル7と同様の効果を得ることができる。意匠パネル8の場合、第2パネル60は、図2に示すように、装置ユニット20の下側に位置する操作ユニット22の前面に取り付けられる。操作ユニット22の前面を第2パネル60を介して押し込むことによって、操作ユニット22から操作パネル(図示外)が手前に引き出される。
このとき操作パネルと一緒に第2パネル60が手前に移動するが、第1パネル50は、装置ユニット20のスイッチ取付部材21(図2参照)に取り付けられたままである。そして、第1パネル50の目隠し部52は、操作ユニット22の底部まで延設されているので、第2パネル60が手前に移動した状態でも、コンロ本体2の左側面と収納フレームとの隙間は隠されたままである。つまり、操作パネルを引き出す場合でも、コンロ本体2の左側面と収納フレームとの隙間は隠れたままであるので、ビルトインコンロ1の正面の美観を保持できる。
また、図1に示すように、コンロ本体2を側面から見た場合に、意匠パネル7の第1パネル30の膨出部33の面と、点火スイッチ71,72の面と、取っ手5Aの面と、意匠パネル8の第1パネル50の膨出部53の面と、点火スイッチ81,82の面とが互いに同一の位置に揃っているので、ビルトインコンロ1の前面の美観をさらに向上できる。
なお、メンテナンス時において、第1パネル30を装置ユニット10から取り外す必要がある場合は、上述した取り付け手順とは逆の手順で行う。つまり、第1パネル30がスイッチ取付部材11の保持部11Bに取り付けられた状態で、位置決めリブ36を回転中心として、第1パネル30のグリル扉5側である左端側を保持部11Bの前面から離間する方向に回動させる。このとき、スイッチ取付部材11の保持部11Bに対して、第1パネル30の係止爪38A等による係止が外れるので、スイッチ取付部材11から第1パネル30を取り外すことができる。このように、収納フレームとの間が狭いコンロ本体2の右側面側に位置する第1パネル30の右端側ではなく、収納フレームが周囲にない第1パネル30の左端側を回動させればよいので、第1パネル30を容易に取り外すことができる。
また、詳述しないが、意匠パネル8を装置ユニット20に取り付ける方法、及び取り外す方法については、上述した意匠パネル7の方法における向きを左右反対にしたものとなる。従って、意匠パネル7と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態のビルトインコンロ1では、コンロ本体2の前面の右側に意匠パネル7が取り付けられている。意匠パネル7は、コンロ本体2に組み込まれたスイッチ取付部材11に取り付けられる第1パネル30と、電池ボックス12の蓋13に取り付けられる第2パネル40とから構成されている。意匠パネル7を取り付けた状態では、第1パネル30の右側部に設けられた目隠し部32が右側方にやや延出している。目隠し部32は、第2パネル40の下端位置まで延設されているので、コンロ本体2の右側面において、枠状の収納フレーム(図示外)との隙間を埋めることができる。
また、第1パネル30を取り付ける際は、第1パネル30の裏面に設けた位置決めリブ36を、スイッチ取付部材11の右側前方の角部に当て、その位置決めリブ36を回転中心として、第1パネル30の左端側を、スイッチ取付部材11の前面に向けて回動させる。これにより、第1パネル30に設けた係止爪38A,38Bが、スイッチ取付部材11に設けた係止穴14A,14Bに対して位置決めされつつ係止するので、スイッチ取付部材11に第1パネル30が取り付けられる。これにより、収納フレームとコンロ本体2との間が狭くても、第1パネル30を簡単に取り付けることができるので、第1パネル30の取り付けの作業性を向上できる。
さらに、電池ボックス12の乾電池を交換する場合、第2パネル40が取り付けられた電池ボックス12の蓋13を開く。このとき、第1パネル30は、装置ユニット10のスイッチ取付部材11に取り付けられたままである。そして、第1パネル30の目隠し部32は電池ボックス12の底部まで延設されているので、蓋13と共に、第2パネル40が可動した状態でも、コンロ本体2の右側面と収納フレームとの隙間は隠されたままである。つまり、コンロ本体2の右側面と収納フレームとの隙間は隠れたままであるので、ビルトインコンロ1の正面の美観を保持できる。そして、第2パネル40を取り付けたままで乾電池を交換できるので、ビルトインコンロ1の操作性を向上できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施形態では、意匠パネル7を2部品で構成したが、3部品でもよく、それ以上であってもよい。この場合、第1パネルの目隠し部を、コンロ本体の最下端まで延ばすことで、上記実施形態と同じ効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、操作ユニット22がコンロ本体2の前面の左側、電池ボックス12が右側に設けられているが、操作ユニット22を右側、電池ボックス12が左側であってもよい。
また、上記実施形態では、コンロ本体2を側面から見た場合に、意匠パネル7の第1パネル30の膨出部33の面と、点火スイッチ71,72の面と、グリル扉5の取っ手5Aの面と、意匠パネル8の第1パネル50の膨出部53の面と、点火スイッチ81,82の面とが互いに同一の位置に揃っているが、グリル扉5の取っ手5Aのみが上下方向にずれていてもよい。
また、上記実施形態では、第1パネル30の膨出部33の左側の側面に、スイッチ取付部材11の膨出部19に設けられた係合穴19Aが係止する係合爪33Aを設けたが、係合爪の位置は、目隠し部32であれば位置は限定されない。その係合爪に対応する係合穴をスイッチ取付部材11に設ければよい。目隠し部32は、スイッチ取付部材11に直接固定することで取付位置が安定する。また目隠し部32は細長形状であるが、膨出部33を設けることで、外部衝撃等によって折れてしまうのを防止できる。
1 ビルトインコンロ
2 コンロ本体
7 意匠パネル
8 意匠パネル
10 装置ユニット
11 スイッチ取付部材
12 電池ボックス
13A,13B 係止穴
14A,14B 係止穴
16A,16B 係合穴
16C,16D 係止壁
19A 係合穴
20 装置ユニット
21 スイッチ取付部材
22 操作ユニット
25,26 係止穴
30 第1パネル
31 本体部
32 目隠し部
33 膨出部
33A 係合爪
35 操作部材
36 位置決めリブ
36A 係止爪
37A,37B ロック爪
38A,38B 係止爪
40 第2パネル

Claims (7)

  1. カウンタトップに形成された開口に落とし込まれ、収納体に組み込まれるコンロ本体と、当該コンロ本体の前面に取り付けられる板状のパネル部材とを備えたビルトインコンロであって、
    前記パネル部材は、
    前記コンロ本体の前面の上側を覆うように取り付けられる第1パネル部材と、
    前記コンロ本体の前面の下側に設けられ、奥側から手前側、又は手前側から奥側に可動する可動部材を覆うように取り付けられる第2パネル部材と
    で構成され、
    前記第1パネル部材の左右方向の一端部には、前記収納体との隙間を埋める目隠し部が設けられ、
    当該目隠し部は前記第1パネル部材の下端よりも下方に延出され、
    当該延出された部分の前側に前記第2パネル部材が配置されることを特徴とするビルトインコンロ。
  2. 前記第1パネル部材の裏面には、第1係合部が設けられ、
    前記コンロ本体には、前記係合部が係合する第1被係合部が設けられ、
    前記第1パネル部材の裏面の左右方向一端側には、上下方向に延びるリブが立設され、
    当該リブを、前記コンロ本体の前面側の上下方向の角部に外方から押し当て、前記リブを回転中心として前記一端側とは反対の他端側を前記コンロ本体に向けて回動させることによって、前記第1係合部が前記第1被係合部に係合することを特徴とする請求項1に記載のビルトインコンロ。
  3. 前記目隠し部には、第2係合部が設けられ、
    前記コンロ本体には、前記第2係合部が係合する第2被係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のビルトインコンロ。
  4. 前記目隠し部には、膨出部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のビルトインコンロ。
  5. 前記コンロ本体の前面には、手前側に膨出し、前記コンロ本体に設けられたバーナを操作するためのスイッチを含む本体側膨出部が横方向に設けられ、
    前記膨出部は、前記本体側膨出部の形状に対応する形状を備えたことを特徴とする請求項4に記載のビルトインコンロ。
  6. 前記コンロ本体の前面にはグリルの取っ手が設けられ、
    前記取っ手は、前記膨出部及び前記本体側膨出部に対応する形状を備えたことを特徴とする請求項5に記載のビルトインコンロ。
  7. 前記コンロ本体に対して前記第1パネル部材をロックするロック機構を備え、
    当該ロック機構は、
    前記第1パネル部材に設けられ、所定方向に移動可能に支持されたロック爪と、
    当該ロック爪を前記所定方向に移動させる操作部と、
    前記コンロ本体に設けられ、前記ロック爪が係脱する係合穴と
    を備え、
    前記ロック爪を前記所定方向に移動させることによって、前記ロック爪が前記係合穴に係合してロックされることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のビルトインコンロ。
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