JP5600284B2 - ビルトイン式のガスコンロ - Google Patents
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- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
Description
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆う状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロに関する。
また、本体部の上端に備える鍔部がカウンタトップ側に係止支持された状態で、カウンタトップに組み付けられるものであるから、本体部の組み付け作業が行い易いものでありながらも、本体部をカウンタトップに的確に支持することができるものとなる。
しかしながら、当て付け部材とカウンタトップの開口の内側面との間の摩擦力だけでは、本体部の上方移動を的確に抑止できない虞があった。
すなわち、上記のようにビスによって当て付け部材をカウンタトップの開口の内側面に押し付けたとしても、摩擦力は十分な大きさとすることができないものであるから、抑止できる力には限度があり、本体部の上方移動を抑止する力が不足する虞があった。
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆う状態に装着される天板が設けられたものであって、
その第1特徴構成は、前記カウンタトップの下面に当接して前記本体部の上方移動を抑止する固定用係止部材が、前記本体部の内方側へ引退して、前記本体部を前記カウンタトップの前記開口に挿入するときに前記カウンタトップに接触しない状態とする引退位置と、前記本体部の外方側へ突出して、前記カウンタトップの下面に当接する当接位置とに切換え自在に前記本体部に設けられ、
前記固定用係止部材を前記当接位置に固定して保持する固定保持手段が、前記本体部に設けられ、
前記固定用係止部材が、前記本体部の内外方向にスライド移動自在に、且つ、上下動自在に支持されて、前記スライド移動と前記上下動とにより、前記引退位置と前記当接位置とに切換えられるように構成され、
前記固定用係止部材が、前記スライド移動における前記本体部内方側の端部を、前記本体部に設けた支持枠にスライド移動自在で且つ揺動自在に枢支されている点にある。
そして、そのようにして本体部をカウンタトップの開口に挿入した状態で、固定用係止部材を本体部の外方側へ突出してカウンタトップの下面に当接する当接位置に切換え、さらに、固定保持手段にて、その固定用係止部材を当接位置に固定して保持することとなる。
また、本発明の第1特徴構成によれば、固定用係止部材は、本体部の内外方向における内方から外方へのスライド移動、及び、上下方向における下方から上方への上下移動によって、引退位置から当接位置に切換えられることになるから、固定用係止部材を設置するスペースのコンパクト化を図れるものとなる。
説明を加えると、固定用係止部材を、カウンタトップへの当接側端部とは反対側の端部を支点として上下に揺動するように本体部に支持して、上下揺動のみによって引退位置と当接位置とに切換えるように構成することが考えられる。つまり、例えば、固定用係止部材が支点から吊り下がる姿勢とした状態を固定用係止部材の引退位置とし、且つ、その引退位置から上方に揺動させて、当接側端部をカウンタトップの下面に接する位置に揺動移動させた状態を固定用係止部材の当接位置とするように構成することが考えられるが、このような構成では、引退位置において固定用係止部材が支点から下方に大きく延びる状態になる等に起因して、固定用係止部材を引退位置から当接位置に切換え自在に設けるための上下方向のスペースが大きくなり、コンパクト化が図り難いものとなる。
これに対して、本発明の第1特徴構成によれば、固定用係止部材は、本体部の内外方向における内方から外方へのスライド移動、及び、上下方向における下方から上方への上下移動によって、引退位置から当接位置に切換えられるものであるから、固定用係止部材を引退位置から当接位置に切換え自在に設けるための上下方向のスペースが小さくなり、コンパクト化を図ることが可能となる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、固定用係止部材を設置するスペースのコンパクト化を図ることが可能なビルトイン式のガスコンロを提供できる。
また、本発明の第1特徴構成によれば、固定用係止部材が、スライド移動における本体部内方側の端部を、本体部に設けた支持枠にスライド移動自在で且つ揺動自在に枢支されるものであるから、単に支持枠を用いるだけの簡素な構成で、固定用係止部材をスライド移動自在且つ揺動自在に支持することができるものとなる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、簡素な構成で固定用係止部材をスライド移動自在且つ揺動自在に支持することができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
したがって、固定用係止部材に対する操作や固定保持手段に対する操作を、前かがみになることはあるものの、立ち姿勢である楽な姿勢で行えるため、固定用係止部材に対する操作や固定保持手段に対する操作を容易に行えるものとなる。
そして、ネジ式の締付固定手段は、その締付けにより固定用係止部材をカウンタトップの下面に十分な押圧力をもって押し付けた状態にすることができ、本体部の上方移動をより的確に抑止することができるものとなる。
前記支持枠に、前記固定用係止部材よりも上方に位置する上壁部が備えられ、その上壁部に、前記固定用係止部材の前記スライド移動方向に沿って長孔状の挿通孔が設けられ、
前記固定保持手段が、先端部が前記挿通孔を貫通し且つ前記固定用係止部材の前記本体部内方側の端部と前記本体部外方側の端部との間の位置に設けられた螺合孔と螺合する頭部付きの雄ネジ部材にて構成されている点にある。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、コンロバーナ1を横幅方向に並べた状態で備えるビルトインコンロとしてのビルトイン式のガスコンロGが、キッチンカウンターKのカウンタトップKaに形成した矩形状の開口2(図4参照)に挿入される状態で装着されて加熱調理設備が構成されている。
そして、ガスコンロGとして、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力よりも大きくなるように構成された左端高火力型コンロGL(図1参照)と、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力よりも大きくなるように構成された右端高火力型コンロGR(図2参照)とがある。
すなわち、キッチンカウンターKとして、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において右側に偏った位置に形成された左端高火力型用カウンターKL(図1参照)と、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において左側に偏った位置に形成された右端高火力型用カウンターKR(図2参照)とがある。
つまり、キッチンカウンターKの設置箇所が、左右いずれの側に壁部が存在する場合であっても、使用者の好みに合わせて、左端高火力型コンロGLを装着した左端高火力型用カウンターKL及び右端高火力型コンロGRを装着した右端高火力型用カウンターKRを選択して設置できるものとなる。
尚、以下の説明において、3つのコンロバーナ1L〜1Rを区別する必要がないときには、単に、コンロバーナ1と記載し、左端高火力型コンロGLと右端高火力型コンロGRとを区別する必要がないときには、単に、ガスコンロGと記載し、さらに、左端高火力型用カウンターKLと右端高火力型用カウンターKRとを区別する必要が無いときには、単に、キッチンカウンターKと記載する。
本体部G1が、カウンタトップKaの開口2に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部3がカウンタトップ側に係止支持される状態で、カウンタトップKaに組み付けられている。
天板G2が、カウンタトップKaに組み付けられた本体部G1を覆い且つ周縁部をカウンタトップKaの上面に接当させる状態に装着され、また、天板G2の上部には、五徳Dが装備されている。
そして、上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下面を利用して、後述の如く、ケーシング4がキッチンカウンターKに固定されるようになっている。
そして、上述の如く、本体部G1や天板G2がカウンタトップKaの前縁よりも後方側に引退した位置に装着されるのに対して、操作部G3は、キッチンカウンターKの前縁側部分に装着されている。
尚、例示はしないが、収納位置に位置する操作部G3を後方側に少し押し込み操作することにより、操作部G3を突出位置に自動的に位置変更操作し、突出位置に位置する操作部G3を収納位置に押し込み操作することにより、収納位置に自動的に保持する操作部保持機構が設けられている。
ちなみに、消火ボタンBが押し操作されると、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rのうちの点火しているものが全て消火されることになる。
これら鍔部分3F〜3Rは、本体部G1の同じ高さに形成されている。
そして、鍔部3が、開口2の縁部にて係止支持された載置枠5の縁部載置面Sに載置されることにより、カウンタトップ側に係止支持されるように構成されている。
本実施形態においては、段部状の縁部として、図4、及び、図7に示すように、開口2の前縁に沿って形成される前方側の縁部EF、開口2の後縁に沿って形成される後方側の縁部EB、開口2の左縁に沿って形成される左方側の縁部EL、及び、開口2の右縁に沿って形成される右方側の縁部ERが設けられている。ちなみに、これら縁部EF〜ERの上面の高さは同じ高さである。
また、主体部分A1が、端部部分A2に対して、その端部部分A2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分A1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さになるように構成されている。
また、主体部分B1が、端部部分B2に対して、その端部部分B2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分B1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さとなるように構成されている。
尚、縦枠部分5Aは、開口2における左方側箇所に配置する場合と右方側箇所に配置する場合とがあり、且つ、横枠部分5Bが縦枠部分5Aに載置された状態において、横枠部分5Bの舌片6が縦枠部分5Aの横幅方向における中央よりも端部側に位置するため、縦枠部分5Aには、嵌合孔7が左右一対形成されている。
そして、図15、及び、図16に示す縦枠部分5Aは、右端高火力型コンロGRを右端高火力型用カウンターKRに装着する際に使用するものであり、その上面には、「R」のマークが刻印されている。
つまり、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、左端高火力型用の載置枠5Lが構成され、また、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、右端高火力型用の載置枠5Rが構成されている。
すなわち、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aにおいては、図11及び図12に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの左側の縦壁部ALが、右側の縦壁部ARよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成されている。
これに対して、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aにおいては、図15及び図16に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの右側の縦壁部ARが、左側の縦壁部ALよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成される。
つまり、右端高火力型コンロ用の載置枠5Rを左端高火力型用カウンターKLに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、右側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
つまり、左端高火力型コンロ用の載置枠5Lを右端高火力型用カウンターKRに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、左側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
周縁枠12は、図20に示すように、断面形状がT字状であり、上部の外側延出部分が、パッキン13を介してカウンタトップKaの上面に接当するカウンタトップ接当部分12aとして構成され、上部の内側延出部分が、ガラスプレート10の上面に接当するガラスプレート接当部分12bとして構成されている。
このガラスプレート固定具14は、図21に示すように、周縁枠12の長手方向に沿って伸びる長尺状でかつ緩やかに弓形状に湾曲する縦板部分14a、及び、この縦板部分14aの両端部から水平方向に突出する支持板部分14bを主要部として構成され、縦板部分14aには、周縁枠12の内面側部に形成した係合凹部12cに係合する係合凸部14cが、打ち出し形成されている。
尚、図20においては記載を省略するが、周縁枠12、ガラスプレート固定具14、ガラスプレート10の端面部分、及び、載置プレート11の端面部分にて囲まれる空間部分には、シリコンが充填されるようになっている。
このバーナリング15は、その下面側においてはコンロバーナ1と係合し、かつ、その上面側においては五徳Dを位置決め保持するように構成されている。
上方枠部分D2は、図3〜図5に示すように、左右の側板16A、背板16B、底板16C、及び、底板16Cから立設された仕切り板16Dを備え、また、前面部には、左右の開閉扉16E、16F、及び、それら開閉扉16E、16Fの上方に位置する前側板16Gを備えている。
尚、例示図では、左端高火力型用カウンターKLでは、右方側の方を左方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置され、右端高火力型用カウンターKRでは、左方側の方を右方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置されている。
この連結板17は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成され、また、ケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下方に位置する部分の高さが、ケーシング4の上方側部分4Uの底面が位置する高さよりも少し低い高さとなり、かつ、左右の端部側部分の高さが、カウンタトップKaの底面に接触する高さとなるように構成されている。
尚、連結板17とケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面との間には、シール材18が配設されている。
この前遮蔽板19は、後端側が連結板17の前面の凹溝に嵌合し、且つ、前端側が前側板16Gの裏面側に設けられた枠体に着脱自在にビス等により連結された状態で設けられて、着脱できるように構成されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
この後遮蔽板20は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成されて、両端部が左右の側板16Aに着脱自在に接続されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
図3、図5及び図6に示すように、キッチンカウンターKにおけるカウンタトップKaの下方側に配置される連結板17と本体部G1のケーシング4における上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面とを接続する固定金具21が、キッチンカウンターKの横幅方向の3箇所に設けられている。
そして、固定金具21のカウンター連結部21Vが、鉛直方向に沿う姿勢の連結板17の前面に当てつけた状態で、ビス等の雄ネジ部材22にて連結板17に締結され、また、固定金具21の本体連結部21Hが、本体部G1の底壁部としての張り出し部4Uhの底壁に当て付けた状態で、ビス等の雄ネジ部材23にて張り出し部4Uhの底壁に締結されている。
尚、本体部G1の張り出し部4Uhは、金属製であるため、その底壁に形成されたビス孔24に、雄ネジ部材23が螺合されるようになっている。
支持枠29は、側面視形状が逆U字状に形成されるものであって、その先端部には、支持台30に対する接続部29Aを備え、その後端部には、固定用係止部材25における揺動支点形成用の切欠き部26に係合する揺動支点形成用の突起29Bを備え、さらに、固定用係止部材25よりも上方に位置することになる上壁部29Uには、ロック用ボルト27が上下に貫通する挿通孔31が、ロック用ボルト27のスライド移動方向に沿う長孔状に形成されている。
すなわち、支持枠29に、固定用係止部材25よりも上方に位置する上壁部29Uが備えられ、その上壁部29Uに、固定用係止部材25のスライド移動方向に沿って長孔状の挿通孔31が設けられている。
そして、ロック用ボルト27を主要部として構成される固定保持手段が、先端部が挿通孔31を貫通し且つ固定用係止部材25の本体部内方側の端部と本体部外方側の端部との間の位置に設けられた螺合孔28と螺合するように構成され、固定用係止部材25をカウンタトップKaの下面に押付けるように移動させて固定保持するネジ式の締付固定手段として構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、本体部G1のケーシング4の上部開口を通して、固定用係止部材25を直接支持することが可能であるから、固定用係止部材25のスライド操作については、本体部G1のケーシング4の上部開口を通して、固定用係止部材25を直接支持して操作してもよい。
その後、ロック用ボルト27の回転操作によって、図27(c)に示すように、固定用係止部材25を上方に向けて揺動させて、固定用係止部材25を、その先端部25HがカウンタトップKaの下面に当接する当接位置に切り換えることになる。
そして、固定用係止部材25を装着する作業は、カウンタトップKaの上方側からケーシング4の上部開口を通して、ロック用ボルト27を操作することにより行えるため、その作業を良好に行える。
また、L字状の固定金具21を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、その固定金具21を装着する箇所が、キッチンカウンターKの内部空間のうちの前方側部分であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、固定金具21を装着する作業を良好に行える。
図18、図19、及び、図20に示すように、天板G2の下面側には、頭付きの雄ネジ部材32が、頭部を載置プレート11の内方側に位置させ且つ棒状ネジ部を載置プレート11から突出させた状態に、載置プレート11に取付けられている。
つまり、天板G2には、下方に突出する固定用の雄ネジ部材32が設けられている。
したがって、天板G2を装着する際に、雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33を挿通され、その状態において、雌ネジ部材34を締め付けることにより、載置枠5に対して雄ネジ部材32を引っ張り操作して、天板G2を下方側に引っ張り操作した状態に装着できるようになっている。
したがって、天板G2の雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33に挿入不能となることをもって、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させることができるように構成されている。
つまり、誤設置防止用牽制手段Fは、上述の説明から明らかな如く、牽制用凸部Faが、装着が牽制されるべき前記左端高火力型用カウンター又は前記右端高火力型用カウンターに対して、左右一対の縦枠部分5Aが前後反転姿勢で開口2の縁部に装着された場合には、牽制用当たり部Fbと接当しないように構成されることになるため、載置枠5が前後反転組付状態の場合には、牽制作用を適切に発揮しないことになるが、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させて、載置枠5を適正組付状態にて組み付ける状態に装着し直すようにすることができるため、誤設置防止用牽制手段Fの牽制作用を適切に作用させることができるのである。
この係止体36は、図22〜図24に示すように、ケーシング4の底壁から上方に延びる状態で設けられた筒状の支持枠体37の上部に、横軸心X周りで回動自在に枢支されて、被係止体35から離間する待機位置(図22参照)と被係止体35を係止して下方側に押圧する係止位置(図23参照)とに回動されるように構成され、且つ、捩りコイル式のスプリング38によって、待機位置に復帰付勢されている。
そして、棒状体39を正逆に回転操作して螺進移動させることにより、棒状体39の先端部にて係止体36の被操作部36Aを押し操作して、係止体36を待機位置と係止位置とに回動操作するように構成されている。
ちなみに、操作作用部39Aの端面には、マイナスドライバーやプラスドライバー等の回転操作具が嵌合する嵌合部が形成されて、棒状体39を大きな力で回転操作できるように構成されている。
そして、雄ネジ部材32に雌ネジ部材34を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、本体部G1の前方や横側方であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、雌ネジ部材34を装着する作業を良好に行える。
また、係止体36を回動操作する作業は、カウンタトップKaの下方で行うものの、本体部G1の底壁近くで行えるため、その作業を良好に行える。
つまり、上述した係止体36が、本体部G1の後方側部分に加えて、本体部G1の前方側部分にも設けられて、天板G2がカウンタトップKaに密着するように装着されている。
次に本発明の別実施形態を説明する。
(イ)上記実施形態においては、3つのコンロバーナを横幅方向に並べた状態でビルトインコンロに備えさせる場合を例示したが、4つ以上のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態や、一対のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態で実施してもよい。
3B 後鍔部
10 ガラスプレート
12 周縁枠
14 ガラスプレート固定具
14a 縦板部分
14b 支持板部分
14c 係合凸部
25 固定用係止部材
25A 縦壁部
25B 接続部
26 切欠き部
27 ビス
28 螺合孔
29 支持枠
29A 接続部
30 支持台
G1 本体部
G2 天板
Ka カウンタトップ
P 本体部止着手段
Claims (4)
- コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆う状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロであって、
前記カウンタトップの下面に当接して前記本体部の上方移動を抑止する固定用係止部材が、前記本体部の内方側へ引退して、前記本体部を前記カウンタトップの前記開口に挿入するときに前記カウンタトップに接触しない状態とする引退位置と、前記本体部の外方側へ突出して、前記カウンタトップの下面に当接する当接位置とに切換え自在に前記本体部に設けられ、
前記固定用係止部材が、前記本体部の内外方向にスライド移動自在に、且つ、上下動自在に支持されて、前記スライド移動と前記上下動とにより、前記引退位置と前記当接位置とに切換えられるように構成され、
前記固定用係止部材が、前記スライド移動における前記本体部内方側の端部を、前記本体部に設けた支持枠にスライド移動自在で且つ揺動自在に枢支されているビルトイン式のガスコンロ。 - 前記固定用係止部材が、前記引退位置から前記当接位置への切換えを、前記本体部の上方側から操作可能に設けられ、且つ、前記固定保持手段が、前記本体部の上方側から操作可能に設けられている請求項1記載のビルトイン式のガスコンロ。
- 前記固定保持手段が、前記固定用係止部材を前記カウンタトップの下面に押し付けるように移動させて固定保持するネジ式の締付固定手段として構成されている請求項1又は2記載のビルトイン式のガスコンロ。
- 前記支持枠に、前記固定用係止部材よりも上方に位置する上壁部が備えられ、その上壁部に、前記固定用係止部材の前記スライド移動方向に沿って長孔状の挿通孔が設けられ、
前記固定保持手段が、先端部が前記挿通孔を貫通し且つ前記固定用係止部材の前記本体部内方側の端部と前記本体部外方側の端部との間の位置に設けられた螺合孔と螺合する頭部付きの雄ネジ部材にて構成されている請求項1〜3のいずれか1項記載のビルトイン式のガスコンロ。
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