JP6141110B2 - ガスコンロ - Google Patents

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本発明は、コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を覆う状態で前面パネルが設けられたガスコンロに関する。
上記ガスコンロは、前面パネルによって、コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を覆うことによって、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗にすることができるようにしたものである。
つまり、従来一般に、コンロ本体は、金属製の材料(例えば、鋼板)によって、平面視形状が矩形状の箱型に形成されて、その内部には、例えば、コンロバーナやそのコンロバーナに対する燃料供給を制御する器具栓を収納する等、燃焼用機器類が収納されることになる。
そして、コンロ本体の前部側には、点消火用操作具等のコンロ操作部が配置されることになり、また、コンロ本体の上部には、天板が装着されることになる。
このように、コンロ本体は、内部に燃焼用機器類を収納する枠体として機能するものであり、その外周面は、錆止めの処理が施される程度であるが、コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を、外面が美麗となるように形成された前面パネルにて覆うことにより、コンロ操作部が配置されることになるコンロ本体の前面側箇所の外観を、美麗な状態にできるのである(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示されるガスコンロは、コンロ本体のコンロ横幅方向の中央箇所に、グリルが備えられるものであり、分割形成された左右一対の前面パネルが、グリルの両横側に設けられている。
ちなみに、前面パネルは、一般に、金属製の材料(例えば、鋼板)の表面を表面処理して、外面が美麗な状態となるように形成されることが多い。
また、特許文献1のガスコンロは、システムキッチンのカウンタートップに組付けられるビルトイン型のガスコンロであるが、ガスコンロとしては、コンロ台等に載置される形式の卓上型のガスコンロもある(例えば、特許文献2(図2)参照)。
特開2010−196958号公報 特開2012−42157号公報
ガスコンロにおいては、グリルを装備しない形態が望まれる場合がある。
グリルを装備しない形態のガスコンロにおいては、コンロ本体の前部側を形成する本体前面部の全体を、前面パネルにて覆うことになり、その場合、前面パネルが、本体前面部のコンロ横幅方向の全体に亘る状態に形成されることになる。
このように、前面パネルを本体前面部のコンロ横幅方向の全体に亘る状態に形成する場合には、前面パネルがコンロ横幅方向の長さが長い部材となり、前面パネルにゆがみを生じて、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にできないものとなる虞がある。
すなわち、前面パネルは、製造コストの低下のために、一般に、厚さが薄くなるように形成されることになるが、その結果、前面パネルは、コンロ横幅方向の長さが長くなると、ゆがみを生じ易いものとなる。
つまり、前面パネルの厚さを薄くすると、材料費が低減し、また、プレス加工等の加工が行い易くなって生産性が向上することにより、前面パネルの製造コストの低下を図ることができるのであるが、厚さが薄い前面パネルは、ゆがみが生じ易いものとなる。
尚、前面パネルの後面に、補強材等の別部材を付設して、前面パネルの保形強度を上昇させることが考えられるが、この場合には、別部材を設けることにより、製造コストが高くなるため、実用できないものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、前面パネルを本体前面部のコンロ横幅方向の全体に亘る状態に形成する場合において、前面パネルの製造コストの低下を図るようにしながらも、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にできるガスコンロを提供する点にある。
本発明のガスコンロは、コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を覆う状態で前面パネルが設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記前面パネルが、前記本体前面部のコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成され、
前記前面パネルの左右両横側部の夫々に、コンロ操作部を挿通するコンロ操作部用開口が形成され、
前記コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前記前面パネルの背部側箇所に配設され、
前記本体前面部における左右一対の前記操作部装着枠の間に位置する箇所に、前記前面パネルを受け止める前方膨出部が形成され
左右一対の前記操作部装着枠が、周縁部を前記本体前面部と前記前面パネルとの間に位置させ、かつ、前記周縁部よりも内方部を前記本体前面部に形成した装着用開口を挿通させた状態で設けられ、
左右一対の前記操作部装着枠の前記周縁部の厚さと前記前方膨出部の膨出高さとが等しくなるように形成されている点を特徴とする。
すなわち、前面パネルが、コンロ本体における本体前面部のコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成されて、本体前面部の全体を覆うことになるため、グリルを装備しない形態のガスコンロの場合において、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にすることができるものとなる。
また、前面パネルの左右両横側部の夫々に、コンロ操作部を挿通するコンロ操作部用開口が形成され、コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前面パネルの背部側箇所に配設されるものであるから、操作部装着枠を前面パネルにて覆うことによって、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にしながら、コンロ操作部用開口を通して挿通する適正な状態にコンロ操作部を装着することができるものとなる。
尚、コンロ操作部とは、例えば、コンロ本体の内部に装備した器具栓を操作する点消火具等、コンロ本体の内部に装備した燃焼用機器類を操作するものである。
そして、本体前面部における左右一対の操作部装着枠の間に位置する箇所に、前面パネルを受け止める前方膨出部が形成されているから、前面パネルの肉厚を薄くして、製造コストの低下を図るようにしても、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を、適切に維持できるのである。
説明を加えると、前面パネルの左右両横側部は、コンロ操作部用開口が形成されているから、ゆがみが発生しても目立ち難いものとなるが、前面パネルの左右両横側部の間の中央部にゆがみが発生すると、そのゆがみが視認され易いものとなる。
本発明の第1特徴構成によれば、前面パネルの左右両横側部の間の中央部は、前方膨出部によって受止め支持されることによって、ゆがみの発生が抑制されるため、前面パネルの肉厚を薄くして、製造コストの低下を図るようにしても、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を、適切に維持できるのである。
ちなみに、本体前面部における左右一対の操作部装着枠の間に位置する箇所に、前面パネルを受け止める前方膨出部を形成することは、本体前面部を形成する平板状の板材をプレス加工することによって、容易に形成できるものであるから、前面パネルの製造コストの低下を図るようにするために、ガスコンロ全体の製造コストが上昇する不都合を回避でき、しかも、本体前面部を形成する板材の強度が、前方膨出部の存在によって上昇する利点がある。
尚、本体前面部における左右一対の操作部装着枠の間に位置する箇所にて、前面パネルを受止め支持するにあたり、前方膨出部を形成せずに、本体前面部における左右一対の操作部装着枠に対応する両横側部分の夫々に、操作部装着枠を配置するための凹入部を形成して、本体前面部を形成する平板状の板材における平坦状の前面にて前面パネルを受止めるようにすることが考えられるが、この場合、成型金型が複雑になる等により、本体前面部を形成する平板状の板材の加工(プレス加工)が煩雑となり、ガスコンロ全体の製造コストが上昇する不都合がある。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、前面パネルを本体前面部のコンロ横幅方向の全体に亘る状態に形成する場合において、前面パネルの製造コストの低下を図るようにしながらも、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にできるガスコンロを提供できる。
また、左右一対の操作部装着枠の周縁部が、本体前面部と前面パネルとの間に位置され、しかも、左右一対の操作部装着枠の前記周縁部の厚さと前方膨出部の膨出高さとが等しくなるように形成されているから、前方膨出部にて、前面パネルのコンロ横幅方向の中央部を適切に受け止め支持するようにしながらも、左右一対の操作部装着枠の周縁部にて、前面パネルのコンロ横幅方向の両横側部を受け止め支持させることができる。
このように、前方膨出部と左右一対の操作部装着枠の周縁部とによって、前面パネルのコンロ横幅方向の中央部及び両横側部を受け止め支持することができるものであるから、前面パネルにゆがみが発生することを適切に抑制して、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を適切に維持できるものとなる。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を適切に維持できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロは、コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を覆う状態で前面パネルが設けられたものであって、その第2特徴構成は、
前記前面パネルが、前記本体前面部のコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成され、
前記前面パネルの左右両横側部の夫々に、コンロ操作部を挿通するコンロ操作部用開口が形成され、
前記コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前記前面パネルの背部側箇所に配設され、
前記本体前面部における左右一対の前記操作部装着枠の間に位置する箇所に、前記前面パネルを受け止める前方膨出部が形成され、
前記前面パネルの下端側におけるコンロ横幅方向の複数箇所に、前記本体前面部の係合部に対して上方への移動を阻止される状態で係合する被係合部が設けられ、
前記前面パネルの上端部におけるコンロ横幅方向の複数箇所に、前記コンロ本体の上部に装着される天板に設けた操作部にて押圧操作されることによって、前記前面パネルの上端部を上方に付勢する上方付勢部が設けられている点を特徴とする。
すなわち、前面パネルが、コンロ本体における本体前面部のコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成されて、本体前面部の全体を覆うことになるため、グリルを装備しない形態のガスコンロの場合において、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にすることができるものとなる。
また、前面パネルの左右両横側部の夫々に、コンロ操作部を挿通するコンロ操作部用開口が形成され、コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前面パネルの背部側箇所に配設されるものであるから、操作部装着枠を前面パネルにて覆うことによって、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にしながら、コンロ操作部用開口を通して挿通する適正な状態にコンロ操作部を装着することができるものとなる。
尚、コンロ操作部とは、例えば、コンロ本体の内部に装備した器具栓を操作する点消火具等、コンロ本体の内部に装備した燃焼用機器類を操作するものである。
そして、本体前面部における左右一対の操作部装着枠の間に位置する箇所に、前面パネルを受け止める前方膨出部が形成されているから、前面パネルの肉厚を薄くして、製造コストの低下を図るようにしても、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を、適切に維持できるのである。
説明を加えると、前面パネルの左右両横側部は、コンロ操作部用開口が形成されているから、ゆがみが発生しても目立ち難いものとなるが、前面パネルの左右両横側部の間の中央部にゆがみが発生すると、そのゆがみが視認され易いものとなる。
本発明の第2特徴構成によれば、前面パネルの左右両横側部の間の中央部は、前方膨出部によって受止め支持されることによって、ゆがみの発生が抑制されるため、前面パネルの肉厚を薄くして、製造コストの低下を図るようにしても、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を、適切に維持できるのである。
ちなみに、本体前面部における左右一対の操作部装着枠の間に位置する箇所に、前面パネルを受け止める前方膨出部を形成することは、本体前面部を形成する平板状の板材をプレス加工することによって、容易に形成できるものであるから、前面パネルの製造コストの低下を図るようにするために、ガスコンロ全体の製造コストが上昇する不都合を回避でき、しかも、本体前面部を形成する板材の強度が、前方膨出部の存在によって上昇する利点がある。
尚、本体前面部における左右一対の操作部装着枠の間に位置する箇所にて、前面パネルを受止め支持するにあたり、前方膨出部を形成せずに、本体前面部における左右一対の操作部装着枠に対応する両横側部分の夫々に、操作部装着枠を配置するための凹入部を形成して、本体前面部を形成する平板状の板材における平坦状の前面にて前面パネルを受止めるようにすることが考えられるが、この場合、成型金型が複雑になる等により、本体前面部を形成する平板状の板材の加工(プレス加工)が煩雑となり、ガスコンロ全体の製造コストが上昇する不都合がある。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、前面パネルを本体前面部のコンロ横幅方向の全体に亘る状態に形成する場合において、前面パネルの製造コストの低下を図るようにしながらも、コンロ本体の前面側箇所の外観を美麗な状態にできるガスコンロを提供できる。
また、前面パネルの下端側におけるコンロ横幅方向の複数箇所に設けた被係合部を、本体前面部の係合部に対して上方への移動を阻止される状態で係合させた状態で、コンロ本体の上部に天板を装着すると、前面パネルの上端部におけるコンロ横幅方向の複数箇所に設けた上方付勢部が、天板に設けた操作部にて押圧操作されることによって、前面パネルの上端部を上方に付勢することになり、その結果、前面パネルは上下方向に引っ張られた状態となる。
上下方向に引っ張られた状態となった前面パネルは、その肉厚が薄くても、保形強度の増加によりゆがみ難くなるのであり、その結果、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を、一層的確に維持できるものとなる。
つまり、前面パネルの肉厚を薄くして、製造コストの低下を図るようにしても、保形強度の増加により、前面パネルのゆがみを抑制できるため、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を、一層的確に維持できるのである。
ちなみに、コンロ本体の上部に装着される天板を有効利用して、上方付勢部を、コンロ本体の上部に装着される天板に設けた操作部にて押圧操作するものであるから、換言すれば、コンロ本体の上部に天板を装着することによって上方付勢部を押圧操作するものであるから、上方付勢部を押圧操作するための特別な作業工程を必要としないため、前面パネルの保形強度の増加のために、ガスコンロ全体の製造コストが上昇する不都合を回避できる。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を一層的確に維持できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、
左右一対の前記操作部装着枠が、周縁部を前記本体前面部と前記前面パネルとの間に位置させ、かつ、前記周縁部よりも内方部を前記本体前面部に形成した装着用開口を挿通させた状態で設けられ、
左右一対の前記操作部装着枠の前記周縁部の厚さと前記前方膨出部の膨出高さとが等しくなるように形成されている点を特徴とする。
すなわち、左右一対の操作部装着枠の周縁部が、本体前面部と前面パネルとの間に位置され、しかも、左右一対の操作部装着枠の前記周縁部の厚さと前方膨出部の膨出高さとが等しくなるように形成されているから、前方膨出部にて、前面パネルのコンロ横幅方向の中央部を適切に受け止め支持するようにしながらも、左右一対の操作部装着枠の周縁部にて、前面パネルのコンロ横幅方向の両横側部を受け止め支持させることができる。
このように、前方膨出部と左右一対の操作部装着枠の周縁部とによって、前面パネルのコンロ横幅方向の中央部及び両横側部を受け止め支持することができるものであるから、前面パネルにゆがみが発生することを適切に抑制して、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を適切に維持できるものとなる。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、上記の第2特徴構成による作用効果に加えて、コンロ本体の前面側箇所の外観が美麗となる状態を適切に維持できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第4特徴構成は、上記第2又は第3特徴構成に加えて、
前記上方付勢部が、前記操作部にて後方側に押圧操作される被操作部と、その被操作部よりも後方側でかつ下方側に位置し且つ後方側及び下方側の移動が前記本体前面部との接当により規制された支点形成部とを備えて、前記操作部にて後方側に押圧操作された前記被操作部が前記支点形成部を中心として上方側へ移動することにより、前記前面パネルの上端部を上方に付勢するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、前面パネルの下端側の被係合部を、本体前面部の係合部に対して上方への移動を阻止される状態で係合させた状態で、コンロ本体の上部に天板を装着して、前面パネルの上端部に設けた上方付勢部における被操作部を、天板に設けた操作部にて後方側に押圧操作すると、被操作部が上方付勢部における支点形成部を中心として上方側に移動することになり、この被操作部の上方側への移動により、前面パネルの上端部が上方に付勢されることになる。
つまり、天板に設けた操作部にて後方側に押圧操作される被操作部が支点形成部を中心として上方側に移動するモーメントを利用して、前面パネルの上端部を上方に付勢するものである。その結果、モーメントを用いた大きな力で、前面パネルの上端部を上方に付勢することができるため、前面パネルのゆがみを適切に抑制できるものとなる。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、上記第2又は第3特徴構成による作用効果に加えて、モーメントを利用した大きな力で、前面パネルの上端部を上方に付勢して、前面パネルのゆがみを適切に抑制できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第5特徴構成は、上記第2〜第4特徴構成のいずれかに加えて、
前記前面パネルの下端部及び上端部の夫々に、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、前記本体前面部に設けた係止部に対し
て、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される被係止部が設けられ、
前記被係合部が、適正係合姿勢から前後方向に弾性変形自在に形成されて、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、前記被係止部を前記係止部に係止させる際に、前記係合部との接当により前記適正係合姿勢から前後方向に弾性変形しながら前記係合部に係合するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、前面パネルの下端部及び上端部の夫々に設けた被係止部が、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、本体前面部に設けた係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止されることになる。
つまり、前面パネルの下端部及び上端部の夫々に設けた被係止部を本体前面部に設けた係止部に係止させることによって、前面パネルが本体前面部に装着されることになる。
そして、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、被係止部を係止部に係止させる際に、前面パネルの下端側に設ける被係合部が、係合部との接当により適正係合姿勢から前後方向に弾性変形しながら、本体前面部に設けた係合部に係合することになる。
つまり、前面パネルの被係止部を本体前面部に設けた係止部に係止させること、及び、前面パネルの下端側に設ける被係合部を本体前面部に設けた係合部に係合させることを、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることによって、一挙に行うことができるのであり、前面パネルの装着性の向上を図ることができる。
要するに、本発明の第5特徴構成によれば、上記第2〜第4特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、前面パネルの装着性の向上を図ることができるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第6特徴構成は、上記第5特徴構成に加えて、
左右一対の前記操作部装着枠が、前記前面パネルの背部に装着され、
前記被係合部が、前記操作部装着枠の下端側部分に一体形成されている点を特徴とする。
すなわち、コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前面パネルの背部に装着されているから、前面パネルをコンロ本体の本体前面部に装着する際に、左右一対の操作部装着枠をも装着できるため、操作部装着枠の組付作業性を向上できることになる。
そして、樹脂製の左右一対の操作部装着枠が前面パネルの背部に装着されていることを利用して、適正係合姿勢から前後方向に弾性変形自在な被係合部が、操作部装着枠の下端側部分に一体形成されているから、被係合部の製作の容易化を図ることができる。
つまり、樹脂製の操作部装着枠に一体形成された被係合部は、操作部装着枠を成型する際に、一挙に形成することができ、そして、操作部装着枠に一体形成された被係合部は、操作部装着枠を前面パネルに装着することによって、前面パネルに設けられることになるから、被係合部の製作の容易化を図ることができるのである。
ちなみに、樹脂製の操作部装着枠に一体形成された被係合部は、樹脂の弾性変形性を利用して弾性変形させることができるものとなる。
要するに、本発明の第6特徴構成によれば、上記第5特徴構成による作用効果に加えて、操作部装着枠の組付性を向上し、しかも、被係合部の製作の容易化を図ることができるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロ用バーナの第7特徴構成は、上記第6特徴構成に加えて、
左右一対の前記操作部装着枠に、前記被係止部を前記係止部に係止させるために、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、前記本体前面部に設けた装着枠係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される装着枠被係止部が設けられている点を特徴とする。
すなわち、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、前面パネルの下端部や上端部に設けた被係止部を、本体前面部に設けた係止部に係止させる際に、操作部装着枠に設けた装着枠被係止部が、本体前面部に設けた装着枠係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止されることになる。
このように、操作部装着枠に設けた装着枠被係止部を本体前面部に設けた装着枠係止部に係止させることにより、前面パネルの操作部装着枠を装着する部分を、本体前面部に対して支持させることができるため、前面パネルを本体前面部に対して一層的確に装着することができる。
しかも、操作部装着枠に設けた装着枠被係止部を本体前面部に設けた装着枠係止部に係止させることを、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、前面パネルの被係止部を本体前面部に設けた係止部に係止させる際に一挙に行うことができるため、前面パネルの装着性の低下を回避できる。
要するに、本発明の第7特徴構成によれば、上記第6特徴構成による作用効果に加えて、前面パネルの装着性の低下を回避する形態で、前面パネルを本体前面部に対して一層的確に装着することができるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロ用バーナの第8特徴構成は、上記第5〜第7特徴構成のいずれかに加えて、
前記前面パネルの左右両端部に、後方側に伸びる後方延出部が設けられ、
前記前面パネルの左右両端部に位置する一対の前記後方延出部の夫々に、前記被係止部を前記係止部に係止させるために、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、前記コンロ本体に設けた本体側係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される端部側被係止部が設けられている点を特徴とする。
すなわち、前面パネルの左右両端部に、後方側に伸びる後方延出部が設けられているから、後方延出部によって、本体前面部を横外方側からも覆うことができるため、コンロ本体の前面側箇所を横外方側から見る場合の外観をも美麗な状態にすることができる。
そして、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、被係止部を係止部に係止させる際に、前面パネルの左右両端部に位置する一対の後方延出部の夫々に設けた端部側被係止部が、コンロ本体に設けた本体側係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止されることになる。
つまり、端部側被係止部がコンロ本体の本体側係止部に係止されることによって、前面パネルの左右両端部に位置する一対の後方延出部のコンロ本体に対する姿勢を適正姿勢に維持させて、コンロ本体の前面側箇所を横外方側から見る場合の外観を美麗な状態に適切に維持することができる。
そして、端部側被係止部をコンロ本体の本体側係止部に係止させることを、前面パネルを本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、前面パネルの被係止部を本体前面部に設けた係止部に係止させる際に一挙に行うことができるため、前面パネルの装着性の低下を回避できる。
要するに、本発明の第8特徴構成によれば、上記第5〜第7特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、前面パネルの装着性の低下を回避する形態で、コンロ本体の前面側箇所を横外方側から見る場合の外観をも美麗な状態にすることができるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第9特徴構成は、上記第1〜第8特徴構成のいずれかに加えて、
前記前面パネルの横幅方向の中央側部分に、前後方向に膨出する膨出部が、横幅方向に伸びる状態で形成されている点を特徴とする。
すなわち、前後方向に膨出する膨出部が、横幅方向に伸びる状態で、前面パネルの横幅方向の中央側部分に形成されているから、膨出部の補強作用によって、前面パネルが前後方向に撓むことを抑制できるものとなる。
このように、前面パネルが前後方向に撓むことを抑制できるため、前面パネルを本体前面部に装着する作業が行い易いものとなる。
しかも、前面パネルの横幅方向の中央側部分に位置する膨出部は、前面パネルの横幅方向の中央側部分に上下方向に伸びる力が作用したときに、その伸びを許容するために変形し易いものであって、コンロ横幅方向の複数箇所に位置する上方付勢部によって前面パネルの上端部が上方に付勢されても、前面パネルに応力が集中することを抑制できる。
説明を加えると、コンロ操作部用開口が形成されている前面パネルの両横側部は、上下方向に伸びる力が作用したときに、コンロ操作部用開口が形成されているために、上方に伸び易いものであるが、前面パネルにおける左右のコンロ操作部用開口の間に位置する中央側部分も、膨出部の存在によって、上下方向に伸びる力が作用したときに、その伸びを許容するように変形し易いものとなり、その結果、コンロ横幅方向の複数箇所に位置する上方付勢部によって前面パネルの上端部が上方に付勢されても、前面パネルに応力が集中することを抑制できるのであり、上記第3特徴構成及び第4特徴構成を適用する場合において有利となる。
要するに、本発明の第9特徴構成によれば、上記第1〜第8特徴構成による作用効果に加えて、前面パネルを本体前面部対して装着する作業の作業性を向上し、しかも、コンロ横幅方向の複数箇所に位置する上方付勢部によって前面パネルの上端部が上方に付勢されても、前面パネルに応力が集中することを抑制できるガスコンロを提供できる。
本発明のガスコンロの第10特徴構成は、上記第9特徴構成に加えて、
前記膨出部が、前方側に膨出する状態で形成されている点を特徴とする。
すなわち、膨出部が、前方側に膨出する状態で形成されているから、膨出部の上部に埃等の異物が堆積し難く、また、膨出部の上部に異物が付着しても、その清掃を良好に行い易いため、前面パネルを美麗な状態に維持し易いものとなる。
つまり、膨出部が、後方側に膨出する状態で形成されていると、後方側に凹入する状態となる膨出部の内部に、埃等の異物が堆積し易いものとなり、また、膨出部が後方側に凹入する状態となっているために、膨出部の内部に堆積した異物を除去する清掃作業が行い易いものとなる。
これに対して、膨出部が前方側に膨出する状態で形成されているから、膨出部の上部に埃等の異物が堆積し難く、また、膨出部の上部に異物が付着しても、その清掃を良好に行い易いのであり、その結果、膨出部を設けるようにしながらも、前面パネルを美麗な状態に維持し易いものとなるのである。
要するに、本発明の第10特徴構成によれば、上記第9特徴構成による作用効果に加えて、前面パネルを美麗な状態に維持し易いガスコンロを提供できる。
ガスコンロの斜視図 ガスコンロの分解斜視図 天板を外した状態のガスコンロの平面図 前面パネルと操作部装着枠との分解状態の斜視図 コンロ本体と操作部装着枠との分解状態の斜視図 前面パネルを外した状態のガスコンロの正面図 前面パネルに操作部装着枠を装着した状態の横断底面図 本体前面部に前面パネルを装着した状態の横断底面図 ガスコンロの前面側部分の縦断側面図 ガスコンロの前面側下方部分の縦断側面図 ガスコンロの前面側上方部分の縦断側面図 ガスコンロの前面側部分の縦断側面図 ガスコンロの前面側下方部分の縦断側面図 ガスコンロの前面側上方部分の縦断側面図 本体前面部の正面図 本体前面部の側面図 前面パネルの底面図 前面パネルの側面図 左側の操作部装着枠の正面図 左側の操作部装着枠の底面図 左側の操作部装着枠の背面図 左側の操作部装着枠の側面図
〔実施形態〕
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ガスコンロの構成)
図1に示すように、左コンロバーナ1L及び右コンロバーナ1Rが、コンロ台等に載置されるコンロ本体2に装備され、コンロ本体2の上部に装着される天板3の上部には、左コンロバーナ1L及び右コンロバーナ1Rの夫々に対応して五徳4が装備されて、卓上型のガスコンロが構成されている。
尚、以下の説明において、左コンロバーナ1Lと右コンロバーナ1Rとを区別する必要がないときには、単に、コンロバーナ1と記載する。
図2及び図3に示すように、コンロ本体2は、上部が開口しかつ平面視形状が矩形状の箱状に構成され、そのコンロ本体2の前部側を形成する本体前面部2Aが、前面パネル5にて覆われている。
前面パネル5は、本体前面部2Aのコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成されて、本体前面部2Aの前面側部分を全体的に覆うように構成されている。
図2及び図4に示すように、前面パネル5の左右両横側部の夫々に、コンロ操作部6を挿通するコンロ操作部用開口7が形成され、左右一対のコンロ操作部6を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠8が、前面パネル5の背部に装着されている(図7参照)。
左右のコンロ操作部6は、左コンロバーナ1Lに対応する左操作部6Lと、右コンロバーナ1Rに対応する右操作部6Rであり、左右の操作部装着枠8は、左操作部6Lを装着する左装着枠8Lと、右操作部6Rを装着する右装着枠8Rである。
尚、コンロ操作部6は、後述の如く、コンロバーナ1の点火及び消火を行う点消火操作具として機能することになる。
ちなみに、図2においては、天板3の上部に位置する五徳4をコンロバーナ1の上部に位置させた形態で、天板3を外した状態を例示するものであり、図3、図5及び図6も同様である。
ちなみに、天板3は、上方側から下方側に向けて移動させてコンロ本体2の上部に載置され、ビス等の固定手段にてコンロ本体2に固定される状態で装着されるものであり、そして、天板3には、コンロバーナ1を挿通するバーナ挿通孔3Aが形成されている。
(本体前面部及び前面パネルの構成)
本体前面部2Aは、図8、図15及び図16に示すように、前面部分2f、前面部分2fの上縁から後方に伸びる上側部分2u、前面部分2fの下縁から後方に伸びる下側部分2d、及び、前面部分2fの左右の縁部から後方に伸びる左右の横側部分2sを備える形状であり、板材をプレス加工して形成されている。
そして、前面パネル5が、図4、図17及び図18に示すように、左右両端部に後方側に伸びる後方延出部5sを備える形状に、板材をプレス加工して形成されて、本体前面部2Aの前面部分2f及び左右の横側部分2sを覆うように構成されている。
ちなみに、本体前面部2Aが、0.5mmのSGCC(溶融亜鉛めっき鋼板)を用いて構成され、前面パネル5が、0.4mmのTFS(ティンフリースチール(電解クロム酸処理鋼板))を用いて構成されている。
図6及び図15に示すように、本体前面部2Aには、前面パネル5に装着された左右の操作部装着枠8を挿通させる左右一対の装着用開口9が形成されている。
すなわち、左右一対の操作部装着枠8が、図5、図20及び図22に示すように、矩形状の周縁部8e、及び、周縁部8eの内方側において後方側に突出する内方部8nを備えるように構成されている。
そして、左右の操作部装着枠8が、周縁部8eを本体前面部2Aと前面パネル5との間に位置させ、周縁部8eよりも内方部8nを本体前面部2Aに形成した装着用開口9を挿通させた状態で設けられている(図8及び図22参照)。
ちなみに、コンロ操作部6は、操作部装着枠8の前面よりも前方側に突出する状態で装備されている。
そして、操作部装着枠8の前面側におけるコンロ操作部6の左右両側箇所には、側面視形状がコンロ操作部6の形状と同形状の操作部保護部8hが、操作部装着枠8から前方側に突出する姿勢で形成されている。
図2、図8、図15及び図16に示すように、本体前面部2Aにおける左右一対の操作部装着枠8の間に位置する箇所、つまり、本体前面部2Aにおける左右の装着用開口9の間に位置する箇所には、前面パネル5を受止める前方膨出部Bが、上述したプレス加工の際に形成されている。
前方膨出部Bは、本体前面部2Aの上下幅の7〜8割程度の大きさとなる平板状に形成されるものであって、正面から見た形状が矩形状となるように形成されている。
図8に示すように、左右一対の操作部装着枠8の周縁部8eの厚さと前方膨出部Bの膨出高さとが等しくなるように形成されている。
したがって、前方膨出部Bが前面パネル5を受止めることによって、前面パネル5を形成する材料の厚さが薄くても、前面パネル5のゆがみを抑制して、コンロ本体2における前面側箇所の外観を美麗な状態に維持できるように構成されている。
(コンロバーナの点消火構成)
図3及び図6に示すように、コンロ本体2の内部には、左コンロバーナ1L及び右コンロバーナ1Rの夫々に対応させて燃焼制御用の器具栓11が設けられている。
そして、図5に示すように、一対の器具栓11の夫々に装備したスライダ11Aが、本体前面部2Aの装着用開口9に対応する位置に設けられて、コンロ操作部6にて操作されるように構成されている。
すなわち、図5に示すように、コンロ操作部6の上端側部分が操作部装着枠8に対してコンロ横幅方向に沿う回動軸芯P回りで回動自在に枢支されることによって、コンロ操作部6が操作部装着枠8に対して前後方向に揺動できるように構成されている。
そして、コンロ操作部6の前後揺動によって、器具栓11のスライダ11Aを前後方向にスライド操作して、コンロバーナ1に対する点火及び消火を行うように構成されている。
つまり、コンロバーナ1の消火状態において、コンロ操作部6を後方側に押し込むと、スライダ11Aが後方側にスライド操作されて、コンロバーナ1が点火され、また、コンロバーナ1の燃焼状態において、コンロ操作部6を後方側に少し押し込むと、スライダ11Aが後方側に移動したのち前方側に復帰移動して、コンロバーナ1が消火状態になるように構成されている。
このように、コンロ操作部6は、コンロバーナ1に対する点消火操作具として機能するものであり、器具栓11は、コンロ操作部6にて操作されて、コンロバーナ1の燃焼を制御することになる。
尚、器具栓11の詳細な構成は周知であるので、本実施形態においては、その詳細な説明は省略する。
ちなみに、図5及び図6に示すように、器具栓11には、左右揺動によって、コンロバーナ1の火力を調節する火力調節レバー11Bが装備されている。
火力調節レバー11Bは、本体前面部2Aの装着用開口9を通してコンロ前方側に延出したのち、操作部装着枠8に形成されたレバー挿通用開口12(図5参照)、及び、前面パネル5に形成したレバー挿通用長孔13(図4参照)を通して、前面パネル5の前方側箇所に突出するように構成されている(図1参照)。
(前面パネルの補強構成)
図4及び図18に示すように、前面パネル5の横幅方向の中央側部分に、前後方向に膨出する膨出部Fが、コンロ横幅方向に伸びる状態で形成されて、前面パネル5を補強するように構成されている。
本実施形態においては、膨出部Fが、前方側に膨出する状態で形成され、また、レバー挿通用長孔13と並ぶ状態で形成されている。
したがって、前面パネル5の横幅方向の中央側部分に膨出部Fを形成して、前面パネル5を補強することにより、前面パネル5を形成する材料の厚さが薄くても、前面パネル5のゆがみを抑制して、コンロ本体2における前面側箇所の外観を美麗な状態に維持できるように構成されている。
また、膨出部Fが前方側に膨出する状態で形成されているから、膨出部Fの上部に塵埃が付着堆積することが少なく、また、塵埃が堆積しても、拭き取り清掃が行い易いものである。
さらに、本実施形態においては、コンロ横幅方向に伸びる膨出部Fが、前面パネル5のレバー挿通用長孔13と並ぶ状態で形成されているため、膨出部Fと左右のレバー挿通用長孔13が、コンロ横幅方向に沿う直線を呈する状態となるため、コンロ本体2における前面側箇所の外観が、すっきりした美麗な状態となる。
ちなみに、図1及び図4に示すように、前面パネル5のレバー挿通用長孔13は、コンロ操作部用開口7の上方に形成され、そして、前面パネル5におけるレバー挿通用長孔13の上方側箇所には、調理用の各種情報を表示する調理用表示部14が設けられている。
(操作部装着枠の構成)
操作部装着枠8は、上述の如く、矩形状の周縁部8e、及び、周縁部8eの内方側において後方側に突出する内方部8nを備え、さらには、左右の操作部保護部8hを備える形態に構成されている。
また、操作部装着枠8には、図5に示すように、コンロ操作部6の後方揺動を阻止するロック状態とロック解除状態とに切換えるロック操作具15が、コンロ横幅方向に移動自在に装備されている。
このロック操作具15は、前面パネル5に形成した操作具挿通用開口16(図4参照)を通してコンロ前方側に突出するように構成されている(図1参照)。
また、図1及び図2に示すように、左操作部6Lの左側箇所に、電池収納ボックス17が引出し自在に設けられており、左右の操作部装着枠8のうちの左装着枠8Lには、図5及び図19〜図22に示すように、電池収納ボックス17を出退自在に支持するボックス支持部18が設けられている。
(前面パネルの装着構成)
図4及び図15〜図18に示すように、前面パネル5の下端部及び上端部の夫々に、前面パネル5を本体前面部2Aに密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、本体前面部2Aに設けた係止部20に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される被係止部21が設けられている。
被係止部21のうちの前面パネル5の下端部に設ける下端側被係止部21dは、前面パネル5の下端縁に、コンロ横幅方向に沿って3個形成されている。
各下端側被係止部21dは、図17に示すように、前面パネル5から後方側に突出する舌片状の後方突出片22に係合用孔23を形成する形態に構成されている。
被係止部21のうちの前面パネル5の上端部に設ける上端側被係止部21uは、前面パネル5の上端縁に、コンロ横幅方向に沿って2個形成されている。
各上端側被係止部21uは、図4に示すように、前面パネル5から後方側に突出する舌片24に係合孔25を形成する形態に構成されている。
係止部20のうちの下端側被係止部21dを係止する下端側係止部20dは、図10に示すように、本体前面部2Aの下側部分2dの一部を、後方側ほど上方に位置する山形状に突出させた山形状突出部26を備える形態に構成されている。
そして、図10及び図15に示すように、本体前面部2Aの前面部分2fにおける下端側係止部20dの直前方に位置する箇所には、下端側被係止部21dを挿通する被係止部挿通孔27が形成されている。
係止部20のうちの上端側被係止部21uを係止する上端側係止部20uは、図11及び図15に示すように、本体前面部2Aの前面部分2fの一部を逆U字状に切欠いて切欠孔28を形成することにより、その切欠孔28の内部に上向きに突出する状態に形成される柱状突出部29を備える形態に構成されている。
尚、柱状突出部29とその下方に位置する前面部分2fとに亘る状態で、上下方向に伸びる補強用膨出部30が形成されている。
したがって、下端側被係止部21dを被係止部挿通孔27に挿入し、かつ、上端側被係止部21uを切欠孔28に挿入しながら、前面パネル5を本体前面部2Aに対して近づけるように移動させることにより、前面パネル5を本体前面部2Aに密着させ、本体前面部2Aに密着させた前面パネル5を下方側にスライドさせることにより、下端側被係止部21dを下端側係止部20dに係止させ、かつ、上端側被係止部21uを上端側係止部20uに係止させることができるように構成されている(図9参照)。
ちなみに、前面パネル5を本体前面部2Aに対して密着する状態に装着するにあたり、先ず、下端側被係止部21dを被係止部挿通孔27に挿入し、次に、被係止部挿通孔27に挿入された下端側被係止部21dを中心に、前面パネル5を本体前面部2Aに近づけるように揺動させながら、上端側被係止部21uを切欠孔28に挿入させるようにして、前面パネル5を本体前面部2Aに対して密着させるようにしてもよい。
また、図4、図17及び図18に示すように、前面パネル5の左右両端部に位置する一対の後方延出部5sの夫々に、上述の如く、被係止部21を係止部20に係止させるために、前面パネル5を本体前面部2Aに密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、コンロ本体2に設けた本体側係止部31(図5及び図6参照)に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される端部側被係止部32が設けられている。
端部側被係止部32は、後方延出部5sの後端縁に、上下方向に並べて2つ設けられており、これらの端部側被係止部32に対応して、本体側係止部31が上下方向に並べて2つ設けられている。
そして、各端部側被係止部32が、コンロ後方側に突出した後下方に屈曲する下向きの屈曲片32Aとして形成され、本体側係止部31が、本体前面部2Aの横外方に位置する装着壁面部2Tに形成したスリット孔31Aとして形成されている。
したがって、端部側被係止部32を形成する屈曲片32Aをコンロ後方側に移動させて本体側係止部31を形成するスリット孔31Aに挿入し、その後、端部側被係止部32を下方側に移動させることにより、端部側被係止部32を形成する屈曲片32Aが、スリット孔31Aの下方側の孔縁部に係止されるように構成されている。
ちなみに、前面パネル5を本体前面部2Aに対して密着する状態に装着するにあたり、上述の如く、先ず、下端側被係止部21dを被係止部挿通孔27に挿入し、次に、被係止部挿通孔27に挿入された下端側被係止部21dを中心に、前面パネル5を本体前面部2Aに近づけるように揺動させると、端部側被係止部32を形成する上下の屈曲片32Aが本体側係止部31を形成するスリット孔31Aに順次挿入したのち、続いて、上端側被係止部21uが切欠孔28に挿入するように構成されている。
(操作部装着枠の支持構成)
次に、操作部装着枠8の支持構成について説明するが、左装着枠8Lと右装着枠8Rとは同様な構成によって支持されるものであるため、以下、左装着枠8Lの支持構成を代表として説明して、右装着枠8Rの支持構成を示す図においては、左装着枠8Lの支持構成を説明する符号と同じ符号を付して、その説明を省略する。
図4、図7及び図22に示すように、左右一対の装着枠支持片35が、前面パネル5のコンロ操作部用開口7における左右の口縁からコンロ後方側に伸びる状態で設けられ、左右の装着枠支持片35には、四角形状の支持孔36が形成されている。
ちなみに、左右の装着枠支持片35は、横外方側に弾性変位できるように構成されている。
左装着枠8Lには、左右の装着枠支持片35を挿通する支持片挿通孔37、及び、支持孔36に係合する係合突起38が設けられている(図19、図21参照)。
そして、左右の装着枠支持片35を支持片挿通孔37に挿通させながら、前面パネル5と5と左装着枠8Lとを接近移動させて、前面パネル5の背面に左装着枠8Lを密着させると、左装着枠8Lの係合突起38が装着枠支持片35の支持孔36に係合することによって、左装着枠8Lが、前面パネル5の背面に装着されるように構成されている。
また、図20〜図22に示すように、左装着枠8Lには、上述の如く、被係止部21を係止部20に係止させるために、前面パネル5を本体前面部2Aに密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、本体前面部2Aの装着枠係止部40(図6及び図15参照)に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される装着枠被係止部41が設けられている。
装着枠被係止部41は、左装着枠8Lの背部に、コンロ横幅方向に並べて2つ設けられており、これらの装着枠被係止部41に対応して、装着枠係止部40がコンロ横幅方向に並べて2つ設けられている。
そして、各装着枠被係止部41が、コンロ後方側に突出した後下方に屈曲する下向きの屈曲体41Aとして形成され、装着枠係止部40が、本体前面部2Aに形成した縦長の装着孔40Aとして形成されている。
したがって、装着枠被係止部41を形成する屈曲体41Aをコンロ後方側に移動させて装着枠係止部40を形成する縦長の装着孔40Aに挿入し、その後、装着枠被係止部41を下方側に移動させることにより、装着枠被係止部41を形成する屈曲体41Aが、装着孔40Aの下方側の孔縁部に係止されるように構成されている(図22参照)。
ちなみに、前面パネル5を本体前面部2Aに対して密着する状態に装着するにあたり、上述の如く、先ず、下端側被係止部21dを被係止部挿通孔27に挿入し、次に、被係止部挿通孔27に挿入された下端側被係止部21dを中心に、前面パネル5を本体前面部2Aに近づけるように揺動させると、端部側被係止部32を形成する上下の屈曲片32Aの下方側の屈曲片32Aが本体側係止部31を形成するスリット孔31Aに挿入したのち、次に、装着枠被係止部41を形成する屈曲体41Aが装着枠係止部40を形成する縦長の装着孔40Aに挿入することになる。
引き続いて、被係止部挿通孔27に挿入された下端側被係止部21dを中心に、前面パネル5を本体前面部2Aに近づけるように揺動させると、端部側被係止部32を形成する上下の屈曲片32Aの上方側の屈曲片32Aが本体側係止部31を形成するスリット孔31Aに挿入し、続いて、上端側被係止部21uが切欠孔28に挿入するように構成されている。
つまり、前面パネル5を本体前面部2Aに対して密着する状態に装着する状態に操作することを、被係止部挿通孔27に挿入された下端側被係止部21dを中心に、前面パネル5を本体前面部2Aに近づけるように揺動させることによって行え、そして、本体前面部2Aに対して密着する状態の前面パネル5を下方側にスライドさせることにより、被係止部21を係止部20に係止させること、端部側被係止部32を本体側係止部31に係止させること、及び、装着枠被係止部41を装着枠係止部40に係止させることを、一挙に行えるように構成されている。
(前面パネルの上方移動阻止構成)
図7に示すように、前面パネル5の下端側におけるコンロ横幅方向の複数箇所に、本体前面部2Aの係合部45(図6及び図15参照)に対して上方への移動を阻止される状態で係合する被係合部46が設けられている。
本実施形態においては、被係合部46が左右一対設けられ、これらの被係合部46に対応して、係合部45が左右一対設けられている。
係合部45は、図13、図15及び図16に示すように、本体前面部2Aの装着用開口9の下縁部からコンロ後方側に突出する舌片状に形成されている。
ちなみに、本実施形態においては、係合部45は、後方側ほど下方に少し傾斜する姿勢に形成されて、下方側に移動する被係合部46を後方側に押圧移動させるようになっている。
被係合部46は、図12及び図13に示すように、適正係合姿勢から前後方向に弾性変形自在に形成されて、前面パネル5を本体前面部2Aに密着させた状態で下方側にスライドさせて、上述の如く、被係止部21を係止部20に係止させる際に、係合部45との接当により適正係合姿勢から前後方向に弾性変形しながら係合部45に係合するように構成されている。
本実施形態においては、図19、図21及び図22に示すように、被係合部46が、操作部装着枠8の下端側部分に一体形成されている。
具体的には、被係合部46は、図13に示すように、操作部装着枠8の底壁部から下方に伸びる帯板状の突出片46Aと、その突出片46Aの下端部に形成した係合突起46Bとから構成され、係合突起46Bの先端側の下面が、上方側ほどコンロ前方側に位置する傾斜面状に形成されている。
したがって、前面パネル5には、本体前面部2Aの係合部45に対して上方への移動を阻止される状態で係合する被係合部46が設けられているから、前面パネル5が、本体前面部2Aに対して上方移動することが阻止されることになる。
すなわち、前面パネル5は、上述の如く、本体前面部2Aに対して密着する状態の前面パネル5を下方側にスライドさせることにより、被係止部21を係止部20に係止させ、端部側被係止部32を本体側係止部31に係止させ、さらには、装着枠被係止部41を装着枠係止部40に係止させた状態で、本体前面部2Aに装着されることになるが、このように装着された前面パネル5が本体前面部2Aに対して上方へ移動することを、前面パネル5の被係合部46が本体前面部2Aの係合部45に係合することによって阻止するように構成されている。
(前面パネルの上方付勢構成)
図4及び図18に示すように、前面パネル5の上端部におけるコンロ横幅方向の複数箇所に、コンロ本体2の上部に装着される天板3に設けた操作部H(図12参照)にて押圧操作されることによって、前面パネル5の上端部を上方に付勢する上方付勢部Qが設けられている。
天板3に設ける操作部Hは、天板3の周部から下方に屈曲する周縁部3Eにおける下端部にて構成されている(図12参照)。
上方付勢部Qが、操作部Hにて後方側に押圧操作される被操作部Q1と、その被操作部Q1よりも後方側でかつ下方側に位置し且つ後方側及び下方側の移動が本体前面部2Aとの接当により規制された支点形成部Q2とを備えて、操作部Hにて後方側に押圧操作された被操作部Q1が支点形成部Q2を中心として上方側へ移動することにより、前面パネル5の上端部を上方に付勢するように構成されている(図14参照)。
したがって、上方付勢部Qによって、被係合部46が本体前面部2Aの係合部45に係合された前面パネル5を上方側に付勢することによって、前面パネル5の保形強度を上昇させて、前面パネル5が板厚の薄い材料にて形成されていても、前面パネル5のゆがみを抑制できるようになっている。
(上方付勢部の構成)
上方付勢部Qについて説明を加えると、図4及び図14に示すように、前面パネル5の上端縁から後方側に折り曲がる状態でパネル上辺部5uが設けられ、被操作部Q1を形成するくの字状に屈曲した片部分47及び支点形成部Q2を形成する平板状の板状部分48が、パネル上辺部5uから起立する姿勢となる状態で設けられている。
片部分47及び板状部分48は、前面パネル5の前面に対して、コンロ後方側に位置し、かつ、片部分47よりも板状部分48の方が、前面パネル5の前面に対してコンロ後方側に離れて位置するように形成されている。
板状部分48の横側に、この板状部分48に連なる形態でパネル上辺部5uから起立しかつ板状部分48よりも高さが低い隣接板状部分48aが設けられ、上述した上端側被係止部21uの舌片24が、隣接板状部分48aの上端からコンロ後方側に伸びる状態で設けられている。
そして、被操作部Q1が、片部分47を主要部として構成されている。
また、支点形成部Q2が、本体前面部2Aとの接当により後方側の移動が規制された板状部分48を主要部として構成されている。
ちなみに、板状部分48は、上端側被係止部21uを形成する舌片24が上端側係止部20uを形成する切欠孔28の下縁部との接当により下方側の移動が規制されることによって、下方側への移動を規制されるものであり、本実施形態においては、上端側被係止部21uを形成する舌片24は、支点形成部Q2の構成部材として機能することになる。
本実施形態においては、片部分47及び板状部分48が、コンロ横幅方向に沿って8つ設けられている。
したがって、前面パネル5の被係合部46を本体前面部2Aの係合部45に係合させた状態において、天板3を上方側から下方に向けて移動させる形態で装着して、天板3の操作部Hにて被操作部Q1を後方側に押圧することによって、被操作部Q1が支点形成部Q2を中心に上方側に移動することにより、前面パネル5を上方側に付勢するように構成されている(図14参照)。
ちなみに、本実施形態においては、被操作部Q1が上方側に移動する中心は、パネル上辺部5uと板状部分48とが接続する角部Kである。
また、本実施形態においては、被操作部Q1と天板3の操作部Hとの接触点が、パネル上辺部5uと板状部分48とが接続する角部Kよりも上方側に位置するように構成されているから、被操作部Q1が支点形成部Q2を中心に上方側に移動する際に、被操作部Q1がコンロ後方側に移動することになる。
このため、被操作部Q1の上方側の移動により、前面パネル5を本体前面部2Aの存在側に接近させる力が作用することになり、前面パネル5を、本体前面部2Aの前方膨出部Bや、操作部装着枠8の前面側部分に密着させることができるものとなる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、卓上型のガスコンロを例示したが、本発明は、システムキッチンのカウンタートップに組付けられるビルトイン型のガスコンロにも適用できるものである。
(2)上記実施形態では、前方膨出部Bを平板状に形成する場合を例示したが、例えば、コンロ横幅方向や上下幅方向に伸びる線上の膨出部分を複数並設する形態で前方膨出部Bを構成する等、前方膨出部Bの具体構成は各種変更できる。
(3)上記実施形態では、上方付勢部Qが、操作部Hにて後方側に押圧操作される被操作部Q1及び支点形成部Q2を備える形態に構成される場合を例示したが、上方付勢部Qの具体構成は種々の構成が適用できる。
例えば、上端側被係止部21uにおける舌片24の本体前面部2Aからコンロ後方側に突出する部分を下方側に押圧する押圧部を、天板3の操作部Hとして設けて、舌片24の本体前面部2Aからコンロ後方側に突出する部分が下方側に押圧されることによって、舌片24の本体前面部2Aよりもコンロ前方側に位置する部分が上方側に移動することにより、前面パネル5を上方側に付勢するようにしてもよく、この場合、舌片24を主要部として上方付勢部Qが構成されることになる。
(4)上記実施形態では、前面パネル5の横幅方向の中央部分に形成する膨出部Fを、前方側に膨出させる状態で形成したが、後方側に膨出させる形態で実施してもよい。
2 コンロ本体
2A 本体前面部
3 天板
5 前面パネル
5s 後方延出部
6 コンロ操作部
7 コンロ操作部用開口
8 操作部装着枠
20 係止部
21 被係止部
31 本体側係止部
32 端部側被係止部
40 装着枠係止部
41 装着枠被係止部
45 係合部
46 被係合部
B 前方膨出部
F 膨出部
H 操作部
Q 上方付勢部
Q1 被操作部
Q2 支点形成部

Claims (10)

  1. コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を覆う状態で前面パネルが設けられたガスコンロであって、
    前記前面パネルが、前記本体前面部のコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成され、
    前記前面パネルの左右両横側部の夫々に、コンロ操作部を挿通するコンロ操作部用開口が形成され、
    前記コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前記前面パネルの背部側箇所に配設され、
    前記本体前面部における左右一対の前記操作部装着枠の間に位置する箇所に、前記前面パネルを受け止める前方膨出部が形成され
    左右一対の前記操作部装着枠が、周縁部を前記本体前面部と前記前面パネルとの間に位置させ、かつ、前記周縁部よりも内方部を前記本体前面部に形成した装着用開口を挿通させた状態で設けられ、
    左右一対の前記操作部装着枠の前記周縁部の厚さと前記前方膨出部の膨出高さとが等しくなるように形成されているガスコンロ。
  2. コンロ本体の前部側を形成する本体前面部を覆う状態で前面パネルが設けられたガスコンロであって、
    前記前面パネルが、前記本体前面部のコンロ横幅方向の全幅に亘る状態に形成され、
    前記前面パネルの左右両横側部の夫々に、コンロ操作部を挿通するコンロ操作部用開口が形成され、
    前記コンロ操作部を装着する樹脂製の左右一対の操作部装着枠が、前記前面パネルの背部側箇所に配設され、
    前記本体前面部における左右一対の前記操作部装着枠の間に位置する箇所に、前記前面パネルを受け止める前方膨出部が形成され、
    前記前面パネルの下端側におけるコンロ横幅方向の複数箇所に、前記本体前面部の係合部に対して上方への移動を阻止される状態で係合する被係合部が設けられ、
    前記前面パネルの上端部におけるコンロ横幅方向の複数箇所に、前記コンロ本体の上部に装着される天板に設けた操作部にて押圧操作されることによって、前記前面パネルの上端部を上方に付勢する上方付勢部が設けられているガスコンロ。
  3. 左右一対の前記操作部装着枠が、周縁部を前記本体前面部と前記前面パネルとの間に位置させ、かつ、前記周縁部よりも内方部を前記本体前面部に形成した装着用開口を挿通させた状態で設けられ、
    左右一対の前記操作部装着枠の前記周縁部の厚さと前記前方膨出部の膨出高さとが等しくなるように形成されている請求項記載のガスコンロ。
  4. 前記上方付勢部が、前記操作部にて後方側に押圧操作される被操作部と、その被操作部よりも後方側でかつ下方側に位置し且つ後方側及び下方側の移動が前記本体前面部との接当により規制された支点形成部とを備えて、前記操作部にて後方側に押圧操作された前記被操作部が前記支点形成部を中心として上方側へ移動することにより、前記前面パネルの上端部を上方に付勢するように構成されている請求項2又は3記載のガスコンロ。
  5. 前記前面パネルの下端部及び上端部の夫々に、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、前記本体前面部に設けた係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される被係止部が設けられ、
    前記被係合部が、適正係合姿勢から前後方向に弾性変形自在に形成されて、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせて、前記被係止部を前記係止部に係止させる際に、前記係合部との接当により前記適正係合姿勢から前後方向に弾性変形しながら前記係合部に係合するように構成されている請求項2〜4のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  6. 左右一対の前記操作部装着枠が、前記前面パネルの背部に装着され、
    前記被係合部が、前記操作部装着枠の下端側部分に一体形成されている請求項5記載のガスコンロ。
  7. 左右一対の前記操作部装着枠に、前記被係止部を前記係止部に係止させるために、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、前記本体前面部に設けた装着枠係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される装着枠被係止部が設けられている請求項6記載のガスコンロ。
  8. 前記前面パネルの左右両端部に、後方側に伸びる後方延出部が設けられ、
    前記前面パネルの左右両端部に位置する一対の前記後方延出部の夫々に、前記被係止部
    を前記係止部に係止させるために、前記前面パネルを前記本体前面部に密着させた状態で下方側にスライドさせることにより、前記コンロ本体に設けた本体側係止部に対して、前方側及び下方側への移動を阻止された状態に係止される端部側被係止部が設けられている請求項5〜7のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  9. 前記前面パネルの横幅方向の中央側部分に、前後方向に膨出する膨出部が、横幅方向に伸びる状態で形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載のガスコンロ。
  10. 前記膨出部が、前方側に膨出する状態で形成されている請求項9記載のガスコンロ。
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