JP2014158568A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】キッチンカウンタの下方に設置された状態において、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観の美観を向上し得る食器洗浄機を提供する。
【解決手段】洗浄槽挿脱用開口が前部に形成された本体ケーシング1と、本体ケーシング1の内部の洗浄運転用の収納位置と本体ケーシング1の前方に引き出された引出位置とにわたって洗浄槽挿脱用開口を通して出退移動自在な状態で、本体ケーシング1に支持された洗浄槽2とを備え、洗浄槽2が収納位置に位置する状態において洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、洗浄槽2の前部に装着された食器洗浄機であって、洗浄槽2が収納位置に向けて移動するのに伴って、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を設定適正位置に位置決め作用する洗浄槽位置決め機構Hが設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、洗浄槽挿脱用開口が前部に形成された本体ケーシングと、前記本体ケーシングの内部の洗浄運転用の収納位置と前記本体ケーシングの前方に引き出された引出位置とにわたって前記洗浄槽挿脱用開口を通して出退移動自在な状態で、前記本体ケーシングに支持された洗浄槽とを備え、前記洗浄槽が前記収納位置に位置する状態において前記洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、前記洗浄槽の前部に装着された食器洗浄機に関する。
かかる食器洗浄機は、通常、キッチンカウンタの下方に、引出し式の収納部等の複数の収納部と並ぶ状態で設置されて、皿や茶碗等の食器類を洗浄するのに使用されることになる。
つまり、洗浄槽を本体ケーシングから引き出した引出位置に位置させて、皿や茶碗等の食器類を洗浄槽の内部に収容し、その後、洗浄槽を本体ケーシングの内部の収納位置に位置させて、洗浄運転を行い、洗浄運転が終了した後においては、洗浄槽を引出位置に位置させて、皿や茶碗等の食器類を洗浄槽から取出すことになる。
そして、洗浄槽が収納位置に位置する状態において洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、洗浄槽の前部に装着されている。この扉体の表面は、通常、キッチンカウンタの下方に配置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるように構成されて、色合い面において外観を美麗な状態にするように意図されている。(例えば、特許文献1、2参照。)。
ちなみに、特許文献1においては、扉体は、洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成されている。また、特許文献2においては、洗浄槽の前部の上方側部分に操作パネルが設けられ、扉体は、洗浄槽の前部における操作パネルの下方側部分を覆うように構成されている。
特開2007−97804号公報 特開2005−253822号公報
ところで、洗浄槽は、スライド式レール機構等の移動機構を用いて、収納位置と引出位置とにわたって移動自在に本体ケーシングに支持される。
しかしながら、このような移動機構は、金属材料等の構成材料の弾性変形が避けられず、また、洗浄槽は樹脂成型にて形成されていることが多く、その場合、洗浄槽の弾性変形も避けられないので、それら弾性変形に起因して、収納位置に収納された状態での洗浄槽の位置が定位置に定まり難い。
例えば、施工現場で食器洗浄機をキッチンカウンタに設置する際に、移動機構や本体ケーシング等の弾性変形により、収納位置に収納された状態での洗浄槽の前端部の位置が、洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向において所定の設定位置からずれる場合がある。
あるいは、使用者が食器洗浄機を使用している間においても、洗浄槽を収納位置に収納する毎に、洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が変動したり、食器洗浄機の使用回数を重ねるのに伴って、収納位置に収納された洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が、初期の位置から変動する場合もある。
そして、洗浄槽が収納位置に収納された状態において、洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が所定の設定位置からずれると、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁とが平行にならなかったり、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機の左右や下方に隣接する設置体夫々の表面の端縁との間隔が均等にならなかったりして、食器洗浄機の扉体とそれに隣接する設置体との配置関係が適正な配置関係にならない虞がある。
従って、従来の食器洗浄機では、洗浄槽が収納位置に収納された状態において、外観の美観が損なわれる虞があるという問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キッチンカウンタの下方に設置された状態において、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観の美観を向上し得る食器洗浄機を提供することにある。
本発明に係る食器洗浄機は、洗浄槽挿脱用開口が前部に形成された本体ケーシングと、前記本体ケーシングの内部の洗浄運転用の収納位置と前記本体ケーシングの前方に引き出された引出位置とにわたって前記洗浄槽挿脱用開口を通して出退移動自在な状態で、前記本体ケーシングに支持された洗浄槽とを備え、
前記洗浄槽が前記収納位置に位置する状態において前記洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、前記洗浄槽の前部に装着されたものであって、その第1特徴構成は、
前記洗浄槽が前記収納位置に向けて移動するのに伴って、前記本体ケーシングに対する前記洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を設定適正位置に位置決め作用する洗浄槽位置決め機構が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、洗浄槽が収納位置に向けて移動されるのに伴って、洗浄槽位置決め機構により、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。従って、移動機構や本体ケーシング等の弾性変形に拘わらず、洗浄槽が収納位置に位置する状態では、洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされることになる。
そして、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされたときに、食器洗浄機の扉体とそれに隣接する設置体との配置関係を外観の美観を向上し得る適正な配置関係に近づけることが可能なように、扉体を洗浄槽の前部に装着可能に構成しておくと、洗浄槽が収納位置に収納された状態での外観の美観を向上することができる。つまり、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁とが平行となると共に、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機の左右や下方に隣接する設置体夫々の表面の端縁との間隔が均等となる適正な配置関係に近づけるように、扉体を洗浄槽の前部に装着可能に構成しておく。
要するに、キッチンカウンタの下方に設置された状態において、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観の美観を向上し得る食器洗浄機を提供することができる。
第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記扉体が、前記洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成され、
前記洗浄槽の前部に対する前記扉体の装着位置を、前記洗浄槽横幅方向及び前記洗浄槽上下幅方向において調節可能な扉体装着位置調節機構が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、扉体が、洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成されているので、洗浄槽の前面に操作パネル等、収納部や固定パネル等の設置体の表面と色調や図柄の異なる部分が露呈するのを回避して、システムキッチン全体として統一感のある外観とすることができる。
ところで、システムキッチン全体として統一感のある外観とするために、食器洗浄機の扉体の表面を、システムキッチンのキッチンカウンタの下方に配置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるように構成する場合においては、食器洗浄機を設置する施工現場において、洗浄槽に対して扉体を装着することになる。
すなわち、食器洗浄機の製造会社にて製造された食器洗浄機が、扉体を装着しない状態で食器洗浄機を設置する施工現場に搬送され、システムキッチンの製造会社等によって製作された扉体が、別途、食器洗浄機を設置する施工現場に搬送されることになり、施工現場において、洗浄槽に対して扉体を装着することになる。
つまり、システムキッチンの購入者が、キッチンカウンタの下方に配置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面の色調や図柄を選ぶと、システムキッチンの製造会社等によって、設置体の表面の色調や図柄と同一となる表面を備える扉体が施工現場に用意されることになり、施工者が、施工現場において、洗浄槽に対して扉体を装着することになる。
そして、洗浄槽に対して扉体を装着する際は、洗浄槽を収納位置に収納して、その洗浄槽が洗浄槽位置決め機構により位置決めされた状態で、食器洗浄機の扉体とそれに隣接する設置体との配置関係が外観の美観を向上し得る適正な配置関係となるように、扉体装着位置調節機構により、洗浄槽の前部に対する扉体の装着位置を洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向において調節することになる。
すなわち、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁とが平行となると共に、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機の左右や下方に隣接する設置体夫々の表面の端縁との間隔が均等となるように、洗浄槽の前部に対する扉体の装着位置を洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向において調節することになる。
従って、食器洗浄機がキッチンカウンタの下方に設置された状態において、洗浄槽が収納位置に収納されたときにシステムキッチン全体として統一感のある外観としながら、その外観を一層向上することができる。
第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記洗浄槽位置決め機構が、前記本体ケーシングに対する前記洗浄槽の前端部の前記洗浄槽横幅方向及び前記洗浄槽上下幅方向での位置を前記設定適正位置に位置決め作用する位置決め作用部を、前記洗浄槽挿脱用開口における前記洗浄槽横幅方向の両端部夫々に備えて構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、洗浄槽位置決め機構により、洗浄槽挿脱用開口における洗浄槽横幅方向の両端部夫々において、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置するように位置決めされるので、洗浄槽が収納位置に収納されたときに、洗浄槽横幅方向に沿う方向での洗浄槽の前端部の姿勢が適正な姿勢となる状態で、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
このことにより、洗浄槽が収納位置に収納された状態において、食器洗浄機の扉体とそれに隣接する設置体との配置関係をより一層適正な配置関係に近づけることができる。つまり、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁とが平行となると共に、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機の左右や下方に隣接する設置体夫々の表面の端縁との間隔が均等となり、加えて、洗浄槽横幅方向に沿う方向において、扉体の表面が隣接する設置体の表面と平行となる配置関係に、近づけることができる。
従って、上記第1又は第2特徴構成による作用効果に加えて、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観を更に向上することができる。
第4特徴構成は、上記第3特徴構成に加えて、
前記洗浄槽位置決め機構が、前記位置決め作用部を、前記洗浄槽挿脱用開口における前記洗浄槽横幅方向の両端部夫々において、前記洗浄槽上下幅方向に複数備えて構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、洗浄槽位置決め機構により、洗浄槽挿脱用開口における洗浄槽横幅方向の両端部夫々において、洗浄槽上下幅方向の複数個所で、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置するように位置決めされるので、洗浄槽が収納位置に収納されたときに、洗浄槽横幅方向に沿う方向及び洗浄槽上下幅方向に沿う方向での洗浄槽の前端部の姿勢が適正な姿勢となる状態で、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
このことにより、洗浄槽が収納位置に収納された状態において、食器洗浄機の扉体とそれに隣接する設置体との配置関係を更に適正な配置関係に近づけることができる。つまり、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁とが平行となると共に、食器洗浄機の扉体の表面の端縁と食器洗浄機の左右や下方に隣接する設置体夫々の表面の端縁との間隔が均等となり、加えて、扉体の表面が隣接する設置体の表面と平行となる配置関係に、近づけることができる。
従って、上記第3特徴構成による作用効果に加えて、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観を更に向上することができる。
第5特徴構成は、上記第3又は第4特徴構成に加えて、
前記位置決め作用部が、前記洗浄槽挿脱用開口の開口縁部及び前記洗浄槽の前端部のうちの一方に、前記洗浄槽挿脱用開口の内外方向に突出する形態で設けられた凸部と、前記洗浄槽が前記収納位置に近づくのに伴って前記凸部が入り込むように、前記洗浄槽挿脱用開口の開口縁部及び前記洗浄槽の前端部のうちの他方に、前記洗浄槽挿脱用開口の内外方向及び前記本体ケーシングの前後方向に引っ込む形態で設けられた凹部とを備えて構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、洗浄槽が収納位置に近づくのに伴って、洗浄槽の前端部に設けられた凸部が、洗浄槽挿脱用開口の開口縁部に設けられた凹部に入り込んで、あるいは、洗浄槽の前端部に設けられた凹部に、洗浄槽挿脱用開口の開口縁部に設けられた凸部が入り込んで、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
そして、洗浄槽挿脱用開口の開口縁部及び前記洗浄槽の前端部のうちの一方に上述の如き凸部を設けると共に、洗浄槽挿脱用開口の開口縁部及び洗浄槽の前端部のうちの他方に上述の如き凹部を設けるだけの簡単な改変で、食器洗浄機に洗浄槽位置決め機構を設けることができる。
従って、低廉化を図りながら、キッチンカウンタの下方に設置された状態において、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観の美観を向上し得る食器洗浄機を提供することができる。
第6特徴構成は、上記第5特徴構成に加えて、
前記洗浄槽が前記収納位置側に移動する際に、前記扉体の厚さに相当する距離よりも長い距離だけ前記収納位置の手前の位置に達するのに伴って、前記凸部が前記凹部に入り込むように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、洗浄槽を収納位置側に移動する際に、扉体の厚さに相当する距離よりも長い距離だけ収納位置の手前の位置で、凸部が凹部に入り込んで、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
つまり、移動機構や本体ケーシング等の弾性変形が比較的大きい等により、洗浄槽が洗浄槽位置決め機構により位置決めされる位置よりも手前に位置しているときに、ケーシングに対するその洗浄槽の前端部の位置が設定適正位置から比較的大きくずれていても、洗浄槽が収納位置に移動されるときには、扉体の後端部の端縁部が食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁部に達する前に、本体ケーシングに対する洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
従って、洗浄槽を収納位置側に移動する際に、扉体の後端部の端縁部が食器洗浄機に隣接する設置体の表面の端縁部に当たって、洗浄槽を収納位置に収納することができないといった不具合を確実に防止することができるので、食器洗浄機の使い勝手を一層向上することができる。
第7特徴構成は、上記第1〜第6特徴構成のいずれか1つに加えて、
前記本体ケーシングに、前記洗浄槽挿脱用開口の開口縁部を形成する開口縁部材が設けられ、
前記洗浄槽位置決め機構を構成する部材のうち、前記本体ケーシング側に設けられる部材が、前記開口縁部材に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、洗浄槽位置決め機構を構成する部材のうち、本体ケーシング側に設けられる部材が、本体ケーシングとは別体の開口縁部材に設けられているので、洗浄槽位置決め機構を設けるにしても、本体ケーシング側については、開口縁部材を改変するだけの簡単な改変で済む。
例えば、本体ケーシングや開口縁部材は、通常、樹脂成型により構成されるが、洗浄槽位置決め機構を構成する部材のうちの本体ケーシング側に設けられる部材を、本体ケーシングそのものに設ける場合は、本体ケーシング成型用の大型で複雑な構造の金型を可変する必要があるので、大がかりな改変となる。
これに対して、本特徴構成のように、洗浄槽位置決め機構を構成する部材のうちの本体ケーシング側に設けられる部材を、開口縁部材に設けるようにすると、開口縁部材成型用の比較的小型で簡素な構造の金型の改変で済むのである。
従って、上記第1〜第6特徴構成のいずれか1つによるよりも更に低廉化を図りながら、キッチンカウンタの下方に設置された状態において、洗浄槽が収納位置に収納されたときの外観の美観を向上し得る食器洗浄機を提供することができる。
食器洗浄機の斜視図 扉体の装着部の一部切欠側面図 洗浄槽の斜視図 洗浄槽の正面図 図4におけるV−V線矢視図 図2におけるVI−VI線矢視図 固定受け金具の斜視図 洗浄槽側レール部材の斜視図 前カバーを装着した状態の洗浄槽が少し引き出された状態での食器洗浄機の斜視図 扉体に係合体を装着した状態の斜視図 係合体の正面図 図11におけるXII−XII線矢視図 係合体の下方側係合作用部を示す斜視図 図11におけるXIV−XIV線矢視図 上方側係合部分の側面図 下方側係合部分の側面図 前後位置調節用回転体の斜視図 係合体と係合部との連結構成を示す斜視図 本体ケーシングの前方側部分を示す斜視図 洗浄槽の前方側部分を示す斜視図 洗浄槽の凸部と本体ケーシングの凹部との係合状態を示す斜視縦断面図 洗浄槽の凸部及び本体ケーシングの凹部を示す斜視図 システムキッチンの斜視図 食器洗浄機をキッチンカウンタに装備した状態の側面図 別実施形態に係る洗浄槽の凸部と本体ケーシングの凹部との係合状態を示す斜視縦断面図
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
(食器洗浄機の構成)
図1に示すように、洗浄槽挿脱用開口Aが前部に形成された直方体状の本体ケーシング1が設けられ、平面視形状が四角状でかつ上部が開口された洗浄槽2が、本体ケーシング1の内部の洗浄運転用の収納位置と本体ケーシング1の前方に引き出された引出位置とにわたって洗浄槽挿脱用開口Aを通して出退移動自在な状態で、本体ケーシング1に支持されて、引出し式の食器洗浄機Sが構成されている。
すなわち、引出し式の食器洗浄機Sは、洗浄槽2を本体ケーシング1から引き出した引出し状態において、食器類等の洗浄対象物を洗浄槽2の内部に収納し、洗浄槽2を本体ケーシング1の収納位置に収納した収納状態において、洗浄運転を行うように構成されている。
尚、洗浄槽2の下方には、洗浄ポンプ等の機器類が、洗浄槽2に組付けられた状態で配設され、洗浄槽2の内部には、洗浄ノズルや加熱用ヒータ等が配設され、また、洗浄槽2の内部には、食器類等の洗浄対象物を収納する洗浄カゴが、取出し自在に収納されることになるが、それらの構成は周知であるので、本実施形態においては説明を省略する。
また、洗浄槽2を本体ケーシング1に収納した状態において洗浄槽2の上面部を閉塞する内蓋部が、洗浄槽2を本体ケーシング1から引き出した引出し状態では洗浄槽2の上面部を開口するように、洗浄槽2の引き出し及び収納に伴って自動的に開閉される形態で設けられることになるが、その構成は周知であるので、本実施形態においては説明を省略する。
図1及び図2に示すように、洗浄槽2の前部には、その洗浄槽2が収納位置に位置する状態において洗浄槽挿脱用開口Aを閉じる扉体3が装着されている。また、図2及び図9に示すように、洗浄槽2と扉体3との間に位置されて、洗浄槽2の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆う前カバーMが、洗浄槽2の前部に装着される。
本実施形態の扉体3は、洗浄槽2の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成され、扉体3の上部側箇所には、引出し操作用の把手部4が設けられている。
具体的には、扉体3は、その横幅が本体ケーシング1の横幅よりも少し大きく、且つ、その上下幅が本体ケーシング1の上下幅と同じ大きさとなるように構成されている。
図23及び図24に示すように、本実施形態の食器洗浄機Sは、システムキッチンKのキッチンカウンタ8の下方に、引出し式の収納部や固定パネル等の設置体Dと並べる状態で設置されるものであって、扉体3の表面が、設置体Dの前面部の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるように構成されている。
尚、図24においては、食器洗浄機Sの下方に、設置体Dとして、引出し式の収納部が配置される場合を例示する。
そして、食器洗浄機Sの扉体3は、食器洗浄機SをシステムキッチンKに設置する際に、その施工現場にて、洗浄槽2の前部に装着されるものである。そこで、食器洗浄機Sの洗浄槽2の前部には、上述のように前カバーMが装着されて、洗浄槽2の前部に装備した機器類を覆うように構成されている。
さらに、本実施形態では、洗浄槽2の前部に対する扉体3の装着位置を、洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向において調節可能な扉体装着位置調節機構P(図10及び図18参照)が設けられている。
ちなみに、図2に示すように、洗浄槽2の前端部の上方箇所、つまり、扉体3の上部側部分の後方側箇所には、洗浄運転に関する種々の情報を指令する操作パネルBが装備されており、洗浄槽2を引出し状態にして、操作パネルBにて洗浄運転に関する情報を入力し、その後、洗浄槽2を収納状態することによって、運転制御部(図示せず)が、操作パネルBにて入力された情報に基づいて、洗浄ポンプや加熱用ヒータ等を作動させて洗浄運転を実行するように構成されている。
尚、図示はしないが、洗浄槽2を収納状態にロックするロック装置や、洗浄槽2が収納状態であること検出する収納検出装置が装備されおり、上記運転制御部が、洗浄槽2が収納状態であることを確認しながら、洗浄運転を実行するように構成されている。
図1に示すように、洗浄槽2を本体ケーシング1に対して移動自在に支持する左右一対のスライド式レール機構Lが、洗浄槽2の底部の左右両端部に対応する箇所に設けられており、このスライド式レール機構Lを介して、洗浄槽2が収納位置と引出位置とにわたって移動自在な状態で本体ケーシング1に支持されている。ちなみに、引出位置においては、洗浄槽2の大部分を本体ケーシング1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
つまり、図3〜図5及び図8に示すように、スライド式レール機構Lを構成する洗浄槽側レール部材6に、長尺状の洗浄槽接続部材7が装備され、この洗浄槽接続部材7に、洗浄槽2の底部の左右両端部が取付けられている。
尚、洗浄槽側レール部材6は、本体ケーシング1に設けた本体ケーシング側レール部材(図示せず)に対して、スライド自在に係合されることになる。
ちなみに、図3及び図4に示すように、洗浄槽2の左右は、それぞれ、側壁2Sにて覆われ、各側壁2Sの下端部には、スライド式レール機構Lを覆う下方張出部2dが延設され、また、図3及び図6に示すように、洗浄槽2の左右の側壁2Sの前端部には、洗浄槽2の前面部に設けた機器類を覆う前方張出部2fが延設されている。
尚、各側壁2Sは、下方張出部2dと前方張出部2fとを一連に連なる板状で備える形態に、樹脂成型(例えば、PP樹脂)にて形成されている。
(扉体の装着構成)
上述したように、食器洗浄機Sの扉体3は、食器洗浄機SをシステムキッチンKに設置する際に、その施工現場にて、洗浄槽2の前部に装着されるものであり、以下、扉体3を洗浄槽2の前部に装着する構成について説明する。
図10に示すように、扉体3の後面には、係合体Eが取付けられ、そして、洗浄槽2の前部には、図3〜図5に示すように、係合部Fが設けられている。
従って、扉体3の後面に取付けた係合体Eが、洗浄槽2の前部に設けた係合部Fに係合された状態で、扉体3が洗浄槽2の前部に装着されることになる。
係合体Eは、上方側の左右一対の係合作用部Eu、及び、下方側の左右一対の係合作用部Esを備えるように構成され、そして、係合部Fが、係合体Eに合わせて、上方側の左右一対の係合作用部Euの夫々が各別に係合する上方側の左右一対の係合部分Fu、及び、下方側の左右一対の係合作用部Esの夫々が各別に係合する下方側の左右一対の係合部分Fsを備えるように構成されている。
つまり、図18に示すように、上方側の左方の係合作用部Euと上方側の左方の係合部分Fuとが係合する上方側左方連結部UL、上方側の右方の係合作用部Euと上方側の右方の係合部分Fuとが係合する上方側右方連結部UR、下方側の左方の係合作用部Esと下方側の左方の係合部分Fsとが係合する下方側左方連結部SL、及び、下方側の右方の係合作用部Esと下方側の右方の係合部分Fsとが係合する下方側右方連結部SRの夫々が設けられている。
そして、後述するように、上方側左方連結部UL、上方側右方連結部UR、下方側左方連結部SL及び下方側右方連結部SRの夫々が、係合作用部Eu、Esと係合部分Fu、Fsとを洗浄槽前後幅方向での相対移動を阻止した状態に係合させ、かつ、係合部分Fu、Fsに対する係合作用部Eu、Esの洗浄槽前後幅方向での位置を変更調節自在に構成されている。
係合体Eについて説明を加えると、本実施形態においては、図10に示すように、上方側の左方の係合作用部Eu及び下方側の左方の係合作用部Esを上下両端に備える金属製の左方側係合体形成体10L、及び、上方側の右方の係合作用部Eu及び下方側の右方の係合作用部Esを上下両端に備える金属製の右方側係合体形成体10Rが、扉体3の後面に設けられている。
そして、左方側係合体形成体10Lを扉体3に取付ける左方取付け機構JL及び右方側係合体形成体10Rを扉体3に取付ける右方取付け機構JRの夫々が設けられて、左方側係合体形成体10Lが、左方取付け機構JLによって扉体3に取付けられ、右方側係合体形成体10Rが、右方取付け機構JRによって扉体3に取付けられている。
本実施形態においては、左方取付け機構JLが、左方側係合体形成体10Lにおける上下の2箇所の夫々に設けられ、また、右方取付け機構JRが、右方側係合体形成体10Rにおける上下の2箇所の夫々に設けられている。
左方取付け機構JL及び右方取付け機構JRの夫々は、扉体3の洗浄槽横幅方向の位置を調節自在に構成されるものであって、具体的には、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rを、扉体3の後面にビス11dにて止着される支持金具11に対して、扉体3の横幅方向(洗浄槽横幅方向)に沿って位置調節自在な状態で取付けるように構成されている。
左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rは、左右対称に構成されるものであり、また、左方取付け機構JL及び右方取付け機構JRは、同様に構成されるものであるため、以下、右方側係合体形成体10R及び右方取付け機構JRを代表にして、その構成について説明し、左方側係合体形成体10L及び左方取付け機構JLについては、必要に応じて適宜説明を加える。
図10及び図11に示すように、右方側係合体形成体10Rは、扉体3の上下幅方向(洗浄槽上下幅方向)に伸びる断面形状L型の軸状部10aの上下両端に、上方側の係合作用部Euを形成する上方板状部10u、及び、下方側の係合作用部Esを形成する下方板状部10sを備えるものであって、扉体3の横幅方向視において、U字状に構成されている。
つまり、断面形状L型の軸状部10aは、その長手方向視にて、一辺側部分を扉体3の後面に当て付けた状態に装着されるものであって、軸状部10aにおける扉体3から起立姿勢となる他辺側部分に、上方板状部10u及び下方板状部10sが連設されている。
軸状部10aにおける上下の支持金具11に対応する箇所には、扉体3の横幅方向に伸びる二股状の中間板状部10mが、軸状部10aにおける扉体3の後面に当て付けられる一辺側部分から連なる状態で形成され、それら中間板状部10mが、支持金具11に対して、扉体3の横幅方向に移動自在にかつ扉体3の上下幅方向での移動を規制された状態に係合するように構成されている。
つまり、支持金具11は、扉体3の厚さ方向視(前後幅方向視)にて、帯板状に構成されるものであって、支持金具11の上下の縁部に対して、中間板状部10mの内縁部が摺接する状態となるように構成されている。
軸状部10aにおける上下の支持金具11に対応する箇所には、扉体3の横幅方向に伸びる逆U字状の連結片10rが、軸状部10aにおける扉体3から起立姿勢となる他辺側部分に連なる状態で形成されている(図12及び図13参照)。
支持金具11は、図12及び図13に明示するように、扉体3の後面にビス11dにて止着される板部分11aと、逆U字状の接続部分11bとを、扉体3の横幅方向に並ぶ状態で備える形態に構成されている。
そして、接続部分11bには、接続体12が装備され、接続部分11bにおける上壁に相当する部分には、扉体3の横幅方向に沿う長孔13が形成されている。
接続体12は、図12〜図14に示すように、支持金具11における接続部分11bと扉体3の後面との間に配置される本体部分12aと、本体部分12aから上方に突出する突出部分12bとを備える状態に形成されている。
本体部分12aが、支持金具11の接続部分11bに形成した長孔13の横幅よりも大きな横幅を有する状態に形成され、そして、突出部分12bが、支持金具11の接続部分11bに形成した長孔13の横幅よりも小さな横幅となる状態に形成されて、長孔13を通して、接続部分11bの外方に突出するように構成されている。
つまり、接続体12は、扉体3の横幅方向に移動自在な状態で、支持金具11の接続部分11bに装着されている。
接続体12における突出部分12bが、扉体3の横幅方向に沿って二股状となるように形成されている。
そして、右方側係合体形成体10Rにおける連結片10rの先端が、接続体12に係合するように構成され、かつ、連結片10rを貫通する頭付ボルト14が、接続体12に螺合する状態で設けられている。
すなわち、頭付ボルト14は、連結片10rと接続体12とに亘って架設されることになり、締め込みに伴って、接続体12の本体部分12aを支持金具11の接続部分11bに圧接させて、接続体12の支持金具11に対する移動を固定し、かつ、連結片10rを接続体12に向けて押圧して、接続体12に対する連結片10rの離脱を阻止する状態に固定するように構成されている。
したがって、頭付ボルト14を操作しながら、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を調節できるように構成されており、左方側係合体形成体10Lも同様である。
つまり、頭付ボルト14を緩めた状態において、接続体12の支持金具11に対する扉体3の横幅方向での位置を変更しながら、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を変更することができ、かつ、頭付ボルト14を締め付けた状態において、接続体12の支持金具11に対する扉体3の横幅方向での移動を固定することによって、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での移動を固定することができるように構成され、左方側係合体形成体10Lについても同様に構成されている。
以上の説明から明らかな如く、本実施形態においては、右方取付け機構JRが、扉体3に固定した支持金具11に対して洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ扉体3の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体12に対して、右方側係合体形成体10Rから連設した連結片10rを洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、連結片10rと接続体12とに亘って架設される一つの締付け具としての頭付ボルト14によって、支持金具11に対する接続体12の移動を固定しかつ接続体12に対する連結片10rの離脱を阻止する状態に固定するように構成されている。
また、左方取付け機構JLが、右方取付け機構JRと同様に、扉体3に固定した支持金具11に対して洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ扉体3の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体12に対して、左方側係合体形成体10Lから連設した連結片10rを洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、連結片10rと接続体12とに亘って架設される一つの締付け具としての頭付ボルト14によって、支持金具11に対する接続体12の移動を固定しかつ接続体12に対する連結片10rの離脱を阻止する状態に固定するように構成されている。
そして、本実施形態においては、左方取付け機構JLが、左方側係合体形成体10Lの上下2箇所に対応して設けられるものであるから、左方側係合体形成体10Lの扉体3に対する横幅方向での位置を調節する際には、上下2箇所の頭付ボルト14を操作しながら行うことになる。
同様に、右方取付け機構JRが、右方側係合体形成体10Rの上下2箇所に対応して設けられるものであるから、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を調節する際には、上下2箇所の頭付ボルト14を操作しながら行うことになる。
尚、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態においては、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rは、洗浄槽2の前部の係合部Fに支持された状態になるものであるから、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態においては、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rに対して、扉体3に取付けた支持金具11の洗浄槽横幅方向での位置が調節されることになり、この調節によって、洗浄槽2に対する扉体3の洗浄槽横幅方向での位置が調節されることになる。
ちなみに、扉体3を洗浄槽2に装着した状態、つまり、扉体3の後面に取付けた係合体Eを洗浄槽2の前部に設けた係合部Fに係合させて、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態においては、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rが、洗浄槽2における左右の前方張出部2fの間に位置するものとなるが、図2及び図6に示すように、洗浄槽2における左右の前方張出部2fには、頭付ボルト14を操作するためのボルト操作用孔15が形成されているため、扉体3を洗浄槽2に装着した状態においても、頭付ボルト14を操作しながら、洗浄槽2に対する扉体3の洗浄槽横幅方向での位置を調節できるようになっている。
次に、係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Es、並びに、係合部Fにおける上方側の左右一対の係合部分Fu及び下方側の左右一対の係合部分Fsを説明する。
尚、上方側の左右一対の係合作用部Euは同様に構成され、下方側の左右一対の係合作用部Esも同様に構成されるものであるため、以下、右方側係合体形成体10Rが備える上方側の右方の係合作用部Eu、及び、下方側の右方の係合作用部Esを代表として説明し、左方側係合体形成体10Lが備える上方側の左方の係合作用部Eu、及び、下方側の左方の係合作用部Esについては、必要に応じて説明を加える。
また、上方側の左右一対の係合部分Fuは同様に構成され、下方側の左右一対の係合部分Fsも同様に構成されるものであるため、係合部Fについても、右方側係合体形成体10Rが備える上方側の右方の係合作用部Euが係合する上方側の右方の係合部分Fu、及び、下方側の右方の係合作用部Esが係合する下方側の右方の係合部分Fsを代表として説明し、上方側の左方の係合部分Fu及び下方側の左方の係合部分Fsについては必要に応じて説明を加える。
図2、図10及び図15に示すように、上方側の右方の係合作用部Euを形成する右方側係合体形成体10Lの上方板状部10uには、上方側の右方の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16に上方より係合する下向き開口状の係合孔17、及び、固定用ボルト18が挿通する4角状の挿通孔19が形成されている。
上方側の右方の係合部分Fuは、図3、図5及び図7に示すように、洗浄槽2の前部の上方箇所にビス止めされる横長状の固定受け金具20の端部に装備されている。
すなわち、固定受け金具20は、横長枠体状の本体部20aと、その本体部20aの両端部の前後方向に沿う姿勢の板状部20bとから構成され、その板状部20bに、前後位置調整用回転体16が回転自在に支持され、また、固定用ボルト18が螺合する連結孔21が形成されている。
前後位置調整用回転体16は、図17に示すように、マイナスドライバーの先端が係合する係合溝22を備えた円盤状の頭部16Aと、円柱状の軸部16Bとを備えるものであり、軸部16Bが、頭部16Aの中心に対して偏心する状態で、頭部16Aに対して接続されて、いわゆる偏心式のカム操作体として構成されている。
そして、前後位置調整用回転体16の軸部16Bが板状部20bに回転自在に嵌合されており、前後位置調整用回転体16の頭部16Aを回転操作することにより、右方側係合体形成体10Lの上方板状部10uを洗浄槽前後幅方向(扉体3の厚さ方向)に移動させることができるように構成されている。
したがって、上方側の右方の係合作用部Euは、上方側の右方の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16に対して下向き開口状の係合孔17が係合することにより、上方側の右方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体16の回転操作により、上方側の右方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
そして、上方側の左方の係合作用部Euも、上方側の右方の係合作用部Euと同様に、上方側の左方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体16の回転操作により、上方側の左方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
固定用ボルト18は、右方側係合体形成体10Rの上方板状部10uの挿通孔19を覆う大きさの頭部を備える又は挿通孔19を覆う大きさの座金を介在させて装着されるものであって、固定受け金具20の板状部20bの連結孔21に螺合させて締め付けることにより、右方側係合体形成体10Rの上方板状部10uを固定受け金具20の板状部20bに密着させた状態に固定するように構成されている。
図2、図10及び図16に示すように、下方側の右方の係合作用部Esを形成する右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sには、下方側の右方の係合部分Fsが備える前後位置調整用回転体23に上方より係合する下向き開口状の係合孔24、下方側の右方の係合部分Fsが備える上下位置調整用回転体25に対して上方から接当する接当部26、及び、固定用ボルト27が挿通する4角状の挿通孔28が形成されている。
下方側の右方の係合部分Fuは、図5及び図8に示すように、洗浄槽側レール部材6に装備した洗浄槽接続部材7の前端部に設けられている。
すなわち、洗浄槽接続部材7の前端部に、前後方向に沿う姿勢の板体29が上方に向けて起立する状態で設けられ、その板体29に、前後位置調整用回転体23及び上下位置調整用回転体25が回転自在に支持され、また、固定用ボルト27が螺合する連結孔30が形成されている。
前後位置調整用回転体23及び上下位置調整用回転体25は、上方側の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16と同様に、いわゆる偏心式のカム操作体として構成されて、板体29に回転自在に支持されている。
つまり、前後位置調整用回転体23を回転操作することにより、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sを洗浄槽前後幅方向(扉体3の厚さ方向)に移動させることができ、また、上下位置調整用回転体25を回転操作することにより、右方側係合体形成体10Rを洗浄槽上下幅方向(扉体3の上下幅方向)に移動させることができるように構成されている。
したがって、下方側の右方の係合作用部Esは、下方側の右方の係合部分Fsが備える前後位置調整用回転体23に対して下向き開口状の係合孔24が係合することにより、下方側の右方の係合部分Fsに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体23の回転操作により、下方側の右方の係合部分Fsに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
そして、下方側の左方の係合作用部Esも、下方側の右方の係合作用部Esと同様に、下方側の左方の係合部分Fsに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体23の回転操作により、上方側の左方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
さらに、以上の説明から明らかな如く、上方側の右方の係合作用部Eu及び下方側の右方の係合作用部Esが、上下位置調整用回転体25の回転操作により、上方側の右方の係合部分Fu及び下方側の右方の係合部分Fsに対する洗浄槽上下幅方向での位置が変更調節されることになる。
同様に、上方側の左方の係合作用部Eu及び下方側の左方の係合作用部Esが、上下位置調整用回転体25の回転操作により、上方側の左方の係合部分Fu及び下方側の左方の係合部分Fsに対する洗浄槽上下幅方向での位置が変更調節されることになる。
固定用ボルト27は、上方側の右方の係合部分Fuの固定用ボルト18と同様に、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sの挿通孔28を覆う大きさの頭部を備える又は挿通孔28を覆う大きさの座金を介在させて装着されるものであって、板体29の連結孔30に螺合させて締め付けることにより、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sを板体29に密着させた状態に固定するように構成されている。
また、左方側係合体形成体10Lの上方板状部10uが、固定受け金具20の板状部20bの横外方側に位置し、かつ、右方側係合体形成体10Rの上方板状部10uが、固定受け金具20の板状部20bの横外方側に位置するように構成され、また、左方側係合体形成体10Lの下方板状部10sが、洗浄槽接続部材7に装備した板体29の横外方側に位置し、かつ、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sが、洗浄槽接続部材7に装備した板体29の横外方側に位置するように構成されることによって、扉体3が洗浄槽横幅方向に移動することが規制されている。
以上の通り、本実施形態においては、上方側左方連結部UL、上方側右方連結部UR、下方側左方連結部SL、及び、下方側右方連結部SRの夫々が、係合作用部Eu、Esと係合部分Fu、Fsとを、洗浄槽上下幅方向での相対移動を許容する状態で係合させるように構成されている。
そして、下方側の左方の係合部分Fsに、左方側係合体形成体10Lの洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、下方側の左方の係合作用部Esを洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する左方側の受止め支持体として、上下位置調整用回転体25が設けられることになる。
同様に、下方側の右方の係合部分Fsに、右方側係合体形成体10Rの洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、下方側の右方の係合作用部Esを洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する右方側の受止め支持体として、上下位置調整用回転体25が設けられることになる。
ちなみに、扉体3を洗浄槽2に装着するために、扉体3に取付けた係合体Eを洗浄槽2の前部に設けた係合部Fに係合させた状態においては、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rが、洗浄槽2における左右の前方張出部2fの間に位置するものとなるが、図2、図15及び図16に示すように、洗浄槽2における右方側の前方張出部2fには、上方側操作用窓31及び下方側操作用窓32が形成されている。
そして、上方側操作用窓31を通して、上方側の右方の係合作用部Euと上方側の右方の係合部分Fuとの係合状態の確認や、上方側の右方の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16の回転操作を行うことができ、加えて、固定用ボルト18の装着作業を行えるように構成されている。
また、下方側操作用窓32を通して、下方側の右方の係合作用部Esと下方側の右方の係合部分Fsとの係合状態の確認や、下方側の右方の係合部分Fsが備える前後位置調整用回転体23及び上下位置調整用回転体25の回転操作を行うことができ、加えて、固定用ボルト27の装着作業を行えるように構成されている。
ちなみに、図示は省略するが、上方側操作用窓31及び下方側操作用窓32は、左方側の前方張出部2fにも形成されて、上方側の左方の係合作用部Euと上方側の左方の係合部分Fuとの係合状態の確認や、下方側の左方の係合作用部Esと下方側の左方の係合部分Fsとの係合状態の確認等の作業を行えるように構成されている。
以上の通り、上方側左方連結部UL、上方側右方連結部UR、下方側左方連結部SL、及び、下方側右方連結部SRの夫々が、係合作用部Eu、Esと係合部分Fu、Fsとを、洗浄槽上下幅方向での相対移動を許容する状態で係合させるように構成されて、洗浄槽2に対する扉体3の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に構成されている。また、左方取付け機構JL及び右方取付け機構JRの夫々が、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rを、扉体3の後面に止着される支持金具11に対して、扉体3の横幅方向(洗浄槽横幅方向)に沿って位置調節自在な状態で取付けるように構成されて、扉体3の洗浄槽横幅方向の位置を調節自在に構成されている。
従って、上方側左方連結部UL、上方側右方連結部UR、下方側左方連結部SL、及び、下方側右方連結部SR、並びに、左方取付け機構JL及び右方取付け機構JRにより、扉体装着位置調節機構Pが構成されている。
しかも、扉体装着位置調節機構Pは、洗浄槽2に対する扉体3の洗浄槽前後幅方向での位置を変更調調節在に構成されている。
(前カバーの構成)
前カバーMは合成樹脂製であり、図2、図6及び図9に示すように、平面視形状が概略コの字状に構成されるものであって、その横幅方向の端部を洗浄槽2の左右の前方張出部2fの外方に位置させる状態で、その上部側の左右両側部分が、樹脂製の装着ネジ33にて洗浄槽2に止着されている。
そして、前カバーMには、係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを挿通させるために、上下方向に沿う4つのスリット状開口34が形成されている。
また、前カバーMには、図6及び図9に示すように、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rにおける支持金具11との接続部分を挿通させる4つの窓状の挿通開口35が形成されており、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態において、前カバーMを、扉体3と洗浄槽2の間に位置させることができるように構成されている。
さらに、図3、図4及び図7に示すように、洗浄槽2の前部の上方箇所に取り付けられた固定受け金具20における洗浄槽横幅方向の中央部には、扉体3を装着しない状態において、洗浄槽2を引出し操作する仮把手部20cが備えられ、図9に示すように、前カバーMの上部側箇所には、仮把手部20cを操作するための仮把手部操作用開口36が形成されている。
そして、洗浄槽2に扉体3を装着しない状態で、仮把手部操作用開口36を通して仮把手部20cを掴んで、洗浄槽2を引出し操作することが可能に構成されている。
また、図2に示すように、洗浄槽2における前面部の上端箇所には、扉体3の後面と接当するシール部材40が装備されて、扉体3の洗浄槽2に対する洗浄槽前後幅方向での位置が変更されても、扉体3と洗浄槽2との間に大きな隙間が生じることを抑制するように構成されている。
(本体ケーシングに対する洗浄槽の位置決め構成)
図9及び図21に示すように、本発明では、洗浄槽2が収納位置に向けて移動するのに伴って、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を設定適正位置に位置決め作用する洗浄槽位置決め機構Hが設けられている。以下、この洗浄槽位置決め機構Hについて説明する。
図2〜図4、図9及び図20に示すように、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々における前方張出部2fの前端部には、3個の凸部41が、夫々、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向(すなわち、洗浄槽横幅方向)の外方側に突出する形態で、上下方向に間隔を開けて備えられている。但し、図20においては、右側の側壁2Sに備えられた凸部41を示す。
尚、各側壁2Sは、上述した下方張出部2d及び前方張出部2fに加えて、3個の凸部41を備える形態に、樹脂成型にて形成されている。
図3、図20及び図22に示すように、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々に備えられた各凸部41は、平面視においては概略長方形状を呈し、且つ、側面視においては洗浄槽前後幅方向に水平方向に沿って伸びる細長状を呈する形状に形成されている。
図2及び図22に示すように、各凸部41において、上面部41c、下面部41bは、夫々、概ね水平方向に沿っている。また、各凸部41において、後方に向く後面部41rは、側面視において、洗浄槽上下幅方向の中央部が洗浄槽前後幅方向の最後部となるかまぼこ状に形成されている。つまり、各凸部41の後面部41rにおいて、上方側の部分は、洗浄槽前後幅方向の後ろ側ほど低位となる後ろ下がり状の傾斜面に形成され、下方側の部分は、洗浄槽前後幅方向の後ろ側ほど高位となる後ろ上がり状の傾斜面に形成されている。
また、各凸部41において、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の外方側を向く横側面部41sは、正面視において、洗浄槽上下幅方向の中央部が洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の最外方となるかまぼこ状に形成されている。つまり、各凸部41の横側面部41sにおいて、上方側の部分は、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の外側ほど低位となる横下がり状の傾斜面に形成され、下方側の部分は、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の外側ほど高位となる横上がり状の傾斜面に形成されている。すなわち、例えば、右側の側壁2Sに設けられた各凸部41の横側面部41sにおいて、上方側の部分は右横下がり状の傾斜面となり、下方側の部分は右横上がり状の傾斜面となる。
さらに、各凸部41において、後面部41rと横側面部41sとにより形成される角部に相当する角面部41eは、後面部41rのかまぼこ状の面と横側面部41sのかまぼこ状の面が、平面視で円弧状に連なる形態に形成されている。
図9及び図19に示すように、本体ケーシング1の前部の左側縁部には、洗浄槽挿脱用開口Aの左側の開口縁部を形成する左方開口縁部材50Lが、3本の固定用ボルト48にて取り付けられ、その右側縁部には、洗浄槽挿脱用開口Aの右側の開口縁部を形成する右方開口縁部材50Rが、2本の固定用ボルト48にて取り付けられている。左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々は、以下に説明する形状に、樹脂成型(例えば、ABS樹脂)により形成されている。
左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50Rは、正面視において、概略左右対称状に構成され、それぞれ、正面視において、上下方向に伸びる長尺状部分と、その長尺状部分の下端から洗浄槽挿脱用開口Aの内方側に伸びる突出部とを備えた概略L字状、逆L字状(裏面視でL字状)の板状に構成されている。さらに、図19及び図22に示すように、左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々において、L字形状、逆L字形状の内方縁に相当する部分は、後方側に突出する状態となって、柱状部分51に構成されている。
図1、図9及び図19に示すように、左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の柱状部分51において、前方に臨む面と洗浄槽挿脱用開口Aの内方に臨む面との角部(洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁における上下方向に沿う部分に相当する)には、3個の凹部52が、上下方向に間隔を開けて並設されている。
図9及び図21に示すように、右方開口縁部材50Rの3個の凹部52は、洗浄槽2が収納位置に近づくのに伴って、洗浄槽2の右側の側壁2Sの3個の凸部41が各別に入り込むように位置を定めて設けられ、並びに、左方開口縁部材50Lの3個の凹部52も、洗浄槽2が収納位置に近づくのに伴って、洗浄槽2の左側の側壁2Sの3個の凸部41が各別に入り込むように位置を定めて設けられている。
また、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の3個の凹部52と、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々の3個の凸部41とは、洗浄槽2が収納位置に位置して、各凸部41が夫々に対応する凹部52に入り込んだ状態で、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を設定適正位置に位置決めするように、相対位置関係を定めて設けられている。
ちなみに、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の設定適正位置は、例えば、洗浄槽挿脱用開口Aの略中央に設定される。
図19及び図22に示すように、左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々に設けられた各凹部52は、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向(すなわち、洗浄槽横幅方向)の外方側及び本体ケーシング1の前後方向(すなわち、洗浄槽前後幅方向)の後方側に引っ込む形態に形成されて、天井面部52c、底面部52b、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向(すなわち、洗浄槽横幅方向)の外方側に位置する側壁面部52s及び前後方向(すなわち、洗浄槽前後幅方向)の後方側に位置する後壁面部52rにて囲まれている。但し、図22においては、右方開口縁部材50Rに形成された凹部52を示している。
ちなみに、天井面部52c、底面部52bは、夫々、概ね水平方向に沿い、側壁面部52sは、概ね洗浄槽前後幅方向及び鉛直方向に沿い、後壁面部52rは、概ね洗浄槽横幅方向及び鉛直方向に沿っている。
つまり、図21(a)に示すように、洗浄槽2が収納位置の手前に位置して、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々の3個の凸部41が、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の3個の凹部52の手前に位置する状態では、洗浄槽2は本体ケーシング1に対して位置決めされていない。
そして、図21(b)に示すように、洗浄槽2が収納位置側に移動して収納位置の少し手前に位置するのに伴って、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々の3個の凸部41が、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の3個の凹部52に各別に入り込んだ状態で、各凹部52の天井面部52c及び底面部52bにより、各凸部41における洗浄槽上下幅方向での移動が規制されて、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。並びに、同様の状態で、各凹部52の側壁面部52sにより、各凸部41における洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向(すなわち、洗浄槽横幅方向)の外方側への移動が規制されて、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
また、図示を省略するが、この食器洗浄機Sには、洗浄槽2が収納位置の手前に近づくのに伴って、弾性付勢力により洗浄槽2を後方側に引き込み作用する引き込み機構が設けられている。
つまり、洗浄槽2が収納位置に位置して、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々の3個の凸部41が、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の3個の凹部52に各別に入り込んだ状態では、引き込み機構の引き込み作用により、凸部41が凹部52の後壁面部52rに当接して、洗浄槽2の後方への移動が規制されることになり、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽前後幅方向での位置が位置決めされる。
以上の通り、図9及び図21に示すように、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々の各凸部41と、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の各凹部52とにより、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を設定適正位置に位置決め作用する位置決め作用部Hwが構成されることになる。
つまり、本実施形態では、位置決め作用部Hwが、洗浄槽2の前端部に、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の外方側に突出する形態で設けられた凸部41と、洗浄槽2が収納位置に近づくのに伴って凸部41が入り込むように、洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部に、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の外方側及び本体ケーシング1の前後方向の後方側に引っ込む形態で設けられた凹部52とを備えて構成されていることになる。
また、洗浄槽位置決め機構Hが、位置決め作用部Hwを、洗浄槽挿脱用開口Aにおける洗浄槽横幅方向の両端部夫々に備えて構成されていることになる。
また、洗浄槽位置決め機構Hが、位置決め作用部Hwを、洗浄槽挿脱用開口Aにおける洗浄槽横幅方向の両端部夫々において、洗浄槽上下幅方向に複数(本実施形態では3個)備えて構成されていることになる。
さらに、本体ケーシング1に、左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50Rが洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部を形成する開口縁部材として設けられ、洗浄槽位置決め機構Hを構成する部材のうち、本体ケーシング1側に設けられる部材としての凹部52が、左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50Rに設けられていることになる。
そして、各凸部41の後面部41rの上方側の部分が後ろ下がり状の傾斜面に形成され、並びに、下方側の部分が後ろ上がり状の傾斜面に形成されていることから、洗浄槽2が収納位置側に移動して、各凸部41が各凹部52の開口部に達すると、各凸部41の後面部41rの上方側の後ろ下がり状の傾斜面や下方側の後ろ上がり状の傾斜面が、各凹部52の開口部の上端縁や下端縁に摺接しながら、各凸部41が各凹部52に導き入れられることになる。つまり、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽上下幅方向での位置決めを極力精度良く行うべく、各凹部52の天井面部52cと底面部52bとの間隔を極力狭くしても、洗浄槽2が収納位置側に移動する際に、洗浄槽2の各凸部41を本体ケーシング1の各凹部52に導き入れることが可能となる。
また、各凸部41の角面部41eが平面視で円弧状に形成されていることから、洗浄槽2が収納位置側に移動して、各凸部41が各凹部52の開口部に達すると、各凸部41の角面部41eが各凹部52の開口部の横側縁部に摺接しながら、各凸部41が各凹部52に導き入れられることになる。つまり、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向での位置決めを極力精度良く行うべく、左右の凹部52同士の間隔を極力狭くしても、洗浄槽2が収納位置側に移動する際に、洗浄槽2の各凸部41を本体ケーシング1の各凹部52に導き入れることが可能となる。
要するに、洗浄槽位置決め機構Hにより、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を、極力精度良く設定適正位置に位置決めすることができる。
次に、扉体3を洗浄槽2に装着する手順について説明を加える。
先ず、扉体3の後面に装着した係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを、前カバーMのスリット状開口34を通して、前カバーMの内部に挿入し、次に、上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを、上方側の左右一対の係合部分Fu及び下方側の左右一対の係合部分Fsに係合させることになる(図18参照)。
具体的には、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rにおける上方板状部10uの係合孔17を、上方側の係合部分Fuの前後位置調整用回転体16に係合させる。
同様に、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rにおける下方板状部10sの係合孔24を、下方側の係合部分Fuの前後位置調整用回転体23に係合させ、かつ、下方板状部10sの接当部26を下方側の係合部分Fsの上下位置調整用回転体25に接当する状態に載せ付ける。
次に、係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを、上方側の左右一対の係合部分Fu及び下方側の左右一対の係合部分Fsに係合させた状態において、扉体3の洗浄槽上下幅方向での位置、扉体3の洗浄槽前後幅方向での位置、及び、扉体3の洗浄槽横幅方向での位置を調節することになり、加えて、扉体3の前後方向での傾きや左右方向での傾きを調節することになる。
具体的には、左右一対の下方側の係合部分Fsに装備した上下位置調整用回転体25を回転操作することにより、扉体3の洗浄槽上下幅方向での位置を調節する。
また、上方側の左右一対の係合部分Fuに装備した前後位置調整用回転体16及び下方側の左右一対の係合部分Fsに装備した前後位置調整用回転体23の回転操作により、扉体3の洗浄槽前後幅方向での位置を調節することになる。
この際、左右の前後位置調整用回転体16及び左右の前後位置調整用回転体23の回転操作により、扉体3の上方側の左右両側部分及び下方側の左右両側部分についての洗浄槽前後幅方向での位置を調節することにより、扉体3の前後方向での傾きや左右方向での傾きを調節することができる。
また、必要に応じて、頭付ボルト14を操作しながら、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を調節することによって、扉体3の洗浄槽横幅方向での位置を調節することができる。
そして、扉体3の洗浄槽2に対する位置調節が終了すると、上方側の左右一対の係合部分Fuに対応する固定用ボルト18及び下方側の左右一対の係合部分Fsに対応する固定用ボルト27を締結し、また、4つの頭付ボルト14を締結する締結作業を行う。
ちなみに、扉体3を洗浄槽2の前部に装着する作業を行う際には、装着ネジ33を少し緩めて、前カバーMを前後に揺動できる状態にしておき、上述した締結作業が終了した段階で、前カバーMを扉体3後面に密着させるように揺動させ、その後、装着ネジ33を締め付けて、前カバーMを固定することになる。
上述のようにして扉体3を洗浄槽2に装着する作業が終了すると、洗浄槽2を収納位置側に移動させて収納位置に位置させる。すると、洗浄槽位置決め機構Hにより、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。その状態で、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体Dの表面の端縁との関係を視認する。
そして、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体D夫々の表面の端縁とが平行でなかったり、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体D夫々の表面の端縁との間隔が均等でない場合は、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体D夫々の表面の端縁とを平行にしたり、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体D夫々の表面の端縁との間隔を均等にすべく、扉体装着位置調節機構Pにより、上述のようにして、扉体3の洗浄槽上下幅方向での位置や洗浄槽前後幅方向での位置等を微調することになる。
従って、洗浄槽2が収納位置に収納されたときの外観をシステムキッチン全体として統一感のある外観としながら、その外観を向上することができる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ)図25に示すように、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々の3個の凹部52と、洗浄槽2の左右の側壁2S夫々の3個の凸部41とを、洗浄槽2が収納位置側に移動する際に、扉体3の厚さに相当する距離Ltよりも多少(例えば、5mm程度)長い距離Lsだけ収納位置の手前の位置に達するのに伴って、各凸部41が夫々に対応する凹部52に入り込むように、相対位置関係を定めて設けても良い。
つまり、洗浄槽2が収納位置側に移動する際に、扉体3の厚さに相当する距離Ltよりも長い距離Lsだけ収納位置の手前の位置に達するのに伴って、各凸部41が各凹部52に入り込むように構成することになる。
この場合、洗浄槽2が収納位置側に移動する際に、洗浄槽2の扉体3の後端部の端縁部が、システムキッチンKの設置体Dの表面の端縁部に達する前に、洗浄槽2の各凸部41が本体ケーシング1の各凹部52に入り込んで、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされる。
従って、施工現場にて扉体3を洗浄槽2の前部に取り付ける際に、所定の設定位置からの位置ずれが比較的大きくても、洗浄槽2を収納位置側に移動する際に、洗浄槽2の扉体3の後端部の端縁部がシステムキッチンKの設置体Dの端縁部に当たるのを回避して、洗浄槽2を的確に収納位置に位置させることができる。
そして、そのように洗浄槽2を収納位置に位置させて、洗浄槽位置決め機構Hにより、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置が設定適正位置に位置決めされた状態で、扉体装着位置調節機構Pにより、上述のように、洗浄槽2の前部に対する扉体3の装着位置を洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向において調節して、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体D夫々の表面の端縁とを平行にしたり、扉体3の表面の端縁と左右や下方に隣接する設置体D夫々の表面の端縁との間隔を均等にする。
(ロ) 洗浄槽2の左右の側壁2S夫々に設ける各凸部41、及び、本体ケーシング1の左方開口縁部材50L及び右方開口縁部材50R夫々に設ける各凹部52夫々の形状は、上記の実施形態において説明した形状に限定されるものではない。
例えば、各凹部52における天井面部52cと底面部52bとの間隔を、洗浄槽前後幅方向の後方側ほど狭くなるように構成しても良い。この場合、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽上下幅方向での位置決め精度を一層向上することができる。
また、左右の凹部52夫々の側壁面部52s同士の間隔を、洗浄槽前後幅方向の後方側ほど狭くなるように構成しても良い。この場合、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の前端部の洗浄槽横幅方向での位置決め精度を一層向上することができる。
また、上記の実施形態では、各凸部41の後面部41rにおける上方側の部分の後ろ下がり状の傾斜面や、下方側の部分の後ろ上がり状の傾斜面を曲面状に形成したが、平面状に形成しても良い。また、上記の実施形態では、各凸部41の角面部41eを平面視で円弧状となる曲面状に形成したが、平面視で直線状となる平面状に形成しても良い。
(ハ) 上記の実施形態では、洗浄槽位置決め機構Hの位置決め作用部Hwを構成する凸部41及び凹部52のうち、凸部41を洗浄槽2の前端部に設け、凹部52を本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部に設けたが、逆に、凸部41を本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部に設け、凹部52を洗浄槽2の前端部に設けても良い。
この場合は、洗浄槽2の前端部に、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の外方に突出する張り出し部を設け、その張り出し部の後端部に、凹部52を、洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の内方側及び本体ケーシング1の前後方向の前方側に引っ込む形態で設ける。また、本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部に、凸部41を洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の内方側に突出する形態で設ける。
(ニ) 洗浄槽位置決め機構Hにおける位置決め作用部Hwの具体構成は、上記の実施形態において説明した構成、すなわち、洗浄槽2の前端部に設けた凸部41と本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部に設けた凹部52とを備えた構成に限定されるものではない。
例えば、本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部における上下及び左右の夫々に、洗浄槽前後幅方向の後方側ほど洗浄槽挿脱用開口Aの内外方向の内方側に位置する本体ケーシング側テーパ面を設け、洗浄槽2の前端部における上下及び左右の夫々の端部に、各本体ケーシング側テーパ面に対応する洗浄槽側テーパ面を設ける。そして、本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部における4面の本体ケーシング側テーパ面と、洗浄槽2の前端部における4面の洗浄槽側テーパ面とにより、位置決め作用部Hwを構成する。
(ホ) 洗浄槽位置決め機構Hの複数の位置決め作用部Hwにおける洗浄槽挿脱用開口Aの開口縁部での配置形態は、上記の実施形態において例示した配置形態、すなわち、洗浄槽挿脱用開口Aにおける洗浄槽横幅方向の両端縁部夫々に洗浄槽上下幅方向に複数並ぶ配置形態に限定されるものではない。例えば、洗浄槽挿脱用開口Aにおける洗浄槽上下幅方向の両端縁部夫々に、洗浄槽横幅方向に複数並ぶ配置形態や、洗浄槽挿脱用開口Aにおける四方の端縁部夫々に1個ずつ設ける配置形態を採用することができる。
1 本体ケーシング
2 洗浄槽
3 扉体
41 凸部
50L 左方開口縁部材(開口縁部材)
50R 右方開口縁部材(開口縁部材)
52 凹部
A 洗浄槽挿脱用開口
H 洗浄槽位置決め機構
Hw 位置決め作用部
P 扉体装着位置調節機構

Claims (7)

  1. 洗浄槽挿脱用開口が前部に形成された本体ケーシングと、前記本体ケーシングの内部の洗浄運転用の収納位置と前記本体ケーシングの前方に引き出された引出位置とにわたって前記洗浄槽挿脱用開口を通して出退移動自在な状態で、前記本体ケーシングに支持された洗浄槽とを備え、
    前記洗浄槽が前記収納位置に位置する状態において前記洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、前記洗浄槽の前部に装着された食器洗浄機であって、
    前記洗浄槽が前記収納位置に向けて移動するのに伴って、前記本体ケーシングに対する前記洗浄槽の前端部の洗浄槽横幅方向及び洗浄槽上下幅方向での位置を設定適正位置に位置決め作用する洗浄槽位置決め機構が設けられている食器洗浄機。
  2. 前記扉体が、前記洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成され、
    前記洗浄槽の前部に対する前記扉体の装着位置を、前記洗浄槽横幅方向及び前記洗浄槽上下幅方向において調節可能な扉体装着位置調節機構が設けられている請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記洗浄槽位置決め機構が、前記本体ケーシングに対する前記洗浄槽の前端部の前記洗浄槽横幅方向及び前記洗浄槽上下幅方向での位置を前記設定適正位置に位置決め作用する位置決め作用部を、前記洗浄槽挿脱用開口における前記洗浄槽横幅方向の両端部夫々に備えて構成されている請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記洗浄槽位置決め機構が、前記位置決め作用部を、前記洗浄槽挿脱用開口における前記洗浄槽横幅方向の両端部夫々において、前記洗浄槽上下幅方向に複数備えて構成されている請求項3に記載の食器洗浄機。
  5. 前記位置決め作用部が、前記洗浄槽挿脱用開口の開口縁部及び前記洗浄槽の前端部のうちの一方に、前記洗浄槽挿脱用開口の内外方向に突出する形態で設けられた凸部と、前記洗浄槽が前記収納位置に近づくのに伴って前記凸部が入り込むように、前記洗浄槽挿脱用開口の開口縁部及び前記洗浄槽の前端部のうちの他方に、前記洗浄槽挿脱用開口の内外方向及び前記本体ケーシングの前後方向に引っ込む形態で設けられた凹部とを備えて構成されている請求項3又は4に記載の食器洗浄機。
  6. 前記洗浄槽が前記収納位置側に移動する際に、前記扉体の厚さに相当する距離よりも長い距離だけ前記収納位置の手前の位置に達するのに伴って、前記凸部が前記凹部に入り込むように構成されている請求項5に記載の食器洗浄機。
  7. 前記本体ケーシングに、前記洗浄槽挿脱用開口の開口縁部を形成する開口縁部材が設けられ、
    前記洗浄槽位置決め機構を構成する部材のうち、前記本体ケーシング側に設けられる部材が、前記開口縁部材に設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
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