JPH0847472A - 化粧扉の化粧板取付構造 - Google Patents

化粧扉の化粧板取付構造

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JPH0847472A
JPH0847472A JP7128620A JP12862095A JPH0847472A JP H0847472 A JPH0847472 A JP H0847472A JP 7128620 A JP7128620 A JP 7128620A JP 12862095 A JP12862095 A JP 12862095A JP H0847472 A JPH0847472 A JP H0847472A
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Toshimitsu Mizuno
利光 水野
Tadamasa Takase
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Abstract

(57)【要約】 【目的】扉本体を開いた状態での化粧板ユニットの取付
け作業を簡素化すること。 【構成】扉本体(1) の化粧板ユニット(3) の取付部の上
端に下方に開放する係合溝(111) を形成し、化粧板ユニ
ット(3) の上端には取付け位置に於いて上記係合溝(11
1) に嵌入する係合凸部(31)を設け、扉本体(1) の化粧
板ユニット(3) の取付け部又は化粧板ユニット(3) の裏
面の一方には、磁性体からなる被吸着体(39)を具備させ
ると共に、他方には、化粧板ユニット(3) を上記取付位
置に添設した状態に於いて前記被吸着体(39)を吸着する
永久磁石(4) を取り付け、前記化粧板ユニット(3) を扉
本体の裏面側からネジ止めするようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧扉の化粧板取付け
構造、とくに、食器洗浄機のように流し台に組み込まれ
る形式の器具等にあって、正面の化粧扉の化粧板ユニッ
トの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】通常、食器洗浄機等の扉は、下辺
部を回動支点として上下に開閉する構成となっており、
しかも、扉本体は全体にわたってある程度の厚さを有す
る。そして、この前面に化粧板ユニットが取付けられ
る。この種の化粧扉における化粧板ユニットの取付け構
造が、既に、実開平5−1324号公報に提案されてお
り、このものでは、扉本体の前面の上端から一定範囲の
操作ボックス部の下方全域を化粧板ユニットの取付け部
としてあり、この操作ボックス部の下方を前記操作ボッ
クス部の前面よりも凹んだ凹部とし、この凹部に化粧板
ユニットを添設して扉本体側からネジ止めする構成を採
用する。
【0003】これにより、化粧板ユニットの表面と操作
ボックス部表面との外観的な一連性が確保される。ま
た、前記凹部に取付ける化粧板ユニットの交換により種
々の化粧扉にすることができる。ところが、このもので
は、扉本体への化粧板ユニットのネジ止め作業が面倒で
あるという問題がある。通常、扉本体が器具本体に装着
されたままで前記化粧板ユニットが装着されるものであ
るから、扉本体を前方に開いて倒した状態で扉本体側か
らネジ止めされる。このとき、扉本体の下側に位置する
化粧板ユニットを所定の位置に位置決め状態に保持しに
くく、実際上、一人の作業者では当該ネジ止め作業が困
難となるからである。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、扉本体を開いた状態での化粧板ユニットの取付け
作業を簡素化することをその課題とする。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『扉本体(1) の化粧板ユニット(3) の取付部
の上端に下方に開放する係合溝(111) を形成し、化粧板
ユニット(3) の上端には取付け位置に於いて上記係合溝
(111) に嵌入する係合凸部(31)を設け、扉本体(1) の化
粧板ユニット(3) の取付け部又は化粧板ユニット(3) の
後面の一方には、磁性体からなる被吸着体(39)を具備さ
せると共に、他方には、化粧板ユニット(3) を上記取付
位置に添接した状態に於いて前記被吸着体(39)を吸着す
る永久磁石(4) を取り付け、前記化粧板ユニット(3) を
扉本体(1) の後面側からネジ止めするようにした』こと
である。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。扉本体
(1) に化粧板ユニット(3) を組付ける際、化粧板ユニッ
ト(3) の係合凸部(31)を係合溝(111) に嵌入係合させ、
扉本体(1) の前面の取付位置に添わせる。これにより、
被吸着体(39)が永久磁石(4) に吸着保持される。従っ
て、扉本体(1) を前方に開いて倒した状態でも、化粧板
ユニット(3) は扉本体(1) の所定の位置に位置決めされ
る。この状態で化粧板ユニット(3) を扉本体(1) の裏面
側からネジ止めすると、化粧板ユニット(3) が、係合凸
部(31)と係合溝(111) が係合した状態にネジ止めされ
る。
【0007】
【効果】化粧板ユニット(3) を扉本体(1) にネジ止めす
る際、両者が位置決め状態に仮止めされているから、こ
のネジ止め作業が簡単である。扉本体(1) と化粧板ユニ
ット(3) とはネジ止め部とは別に係合凸部(31)と係合溝
(111) との係合によって両者が添設状態に維持されるか
ら、ネジ止め箇所が少なくても十分な取付強度が得られ
る。従って、ネジ止め部の数を少なくできる。
【0008】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。この実施例は、図1に示すように、本発明
の化粧扉を食器洗浄機に実施したものである。この食器
洗浄機では、器具本体(2) のケーシング(K) 内に前方に
開放する洗浄室(21)が設けられ、この洗浄室(21)内に
は、洗浄食器を収容する為に上下に設けた一対のラック
(R)(R)が引き出し可能に収容され、各ラック(R) の下方
に洗浄ノズル(N) が夫々設置される。そして、前記洗浄
室(21)の前面開放部は、下端部両側にてケーシング(K)
の側壁によって軸支された化粧扉によって開閉され、こ
れを閉じた状態で洗浄ノズル(N)(N)からの洗浄水によっ
てラック(R) 内の食器が洗浄されることとなる。
【0009】前記化粧扉は、図1及び図2に示すよう
に、扉本体(1) と化粧板ユニット(3)とから構成され
る。この化粧板ユニット(3) の前面はそのまま台所等の
室内に露出するものとなるから、これの前面部のデザイ
ンは、需要者の好みに合わせて選定される。そこで、こ
の化粧板ユニット(3) は取り替え可能で種々のデザイン
のものが選定できる構成となっている。
【0010】この為、扉本体(1) は、上端部に操作ボッ
クス部(11)を具備させた扁平な箱体としてあり、前記操
作ボックス部(11)の下方の扉本体(1) の前面は前記操作
ボックス部(11)の前面よりも一段後方に凹んだ凹部(A)
となっており、この凹部(A)の全域に化粧板ユニット(3)
が添設固定される。前記扉本体(1) を扁平な箱体とす
るために、扉本体(1) は裏面構成板(1a)と前面構成板(1
b)からなり、図2及び図3に示すように、裏面構成板(1
a)は、洗浄室(21)の前面開放部を閉塞するための閉塞面
部(12)の下端部を支点軸として前方に開放する箱状体又
は皿状体としてあり、この閉塞面部(12)の上辺及び両側
辺前縁からフランジ部(13)が張り出している。そして、
前記閉塞面部(12)の周縁部が洗浄室(21)の前面開放部を
囲む周壁端面(22)と対接して洗浄室(21)の開放部を閉じ
る。
【0011】上記操作ボックス部(11)は、前記裏面構成
板(1a)の上端から下方の一定範囲にわたって設けられる
箱体で前面部に把手部(112) や操作パネル部(113) が形
成されている。そして、この操作ボックス部(11)の下面
には、その前縁に沿ってその近傍に下方に開放する係合
溝(111) が形成されている。また、裏面構成板(1a)の前
記操作ボックス部(11)の下方域の前面は扁平な箱状又は
皿状の前面構成板(1b)によって閉塞されている。そし
て、この前面構成板(1b)の左右の側壁(15)(15)は裏面構
成板(1a)のフランジ部(13)の側方端縁と一致するように
取りつけられている。このため、この前面構成板(1b)の
各側壁(15)の後端には内側に屈曲する取付片(16)が連設
され、これがフランジ部(13)に複数箇所でネジ止めされ
ている。これにより、裏面構成板(1a)の前方域が閉塞さ
れ、フランジ部(13)の側縁と前面構成板(1b)の側壁(15)
(15)とが一致したものとなる。又、扉本体(1) は、全体
としては、扁平な矩形の箱体の上辺から一定範囲にわた
って操作ボックス部(11)が前方に突出し、この操作ボッ
クス部(11)より下方が凹部(A) となった外観となる。
【0012】尚、前面構成板(1b)の両側辺近傍には一対
の矩形の開口(14)(14)が形成されて、各開口(14)にはフ
ランジ部(13)と接合された取付け片(16)の一部が臨むこ
ととなる。この実施例では、上記扉本体(1) の凹部(A)
の形成域の上下長さよりも化粧板ユニット(3) の上下長
さを長く設定してあり、化粧板ユニット(3) の下部は前
面構成板(1b)の下辺から更に下方に突出する。
【0013】そして、前記前面構成板(1b)の前面下端部
の中央には、図2及び図5に示すように、矩形の開口(1
71) が形成され、この開口(171) から吸着面(41)が前方
に露出するように永久磁石(4) が前面構成板(1b)内に取
りつけられている。又、前記開口(171) の左右には、横
方向に細長い矩形の係合孔(172)(172)が前面構成板(1b)
の前面下端部に形成されている。
【0014】化粧板ユニット(3) は、図2〜図5に示す
ように、皿状主体(3a)と、その両側壁に添設される断面
L字状の側辺補強枠(3b)(3b)と、下辺壁に添設される下
辺補強枠(3c)とからなり、前記側辺補強枠(3b)(3b)を含
めたその横幅が扉本体(1) の前記凹部(A) の幅に一致
し、前記皿状主体(3a)は後方に開放する扁平な矩形の皿
状体とし、その上辺側壁には上記操作ボックス部(11)の
係合溝(111) に嵌入する係合凸部(31)が取りつけられて
いる。
【0015】又、皿状主体(3a)の左右の側壁から内側に
屈曲する屈曲片(33)(33)の中程には、上記開口(14)に一
致する位置に、板材を台形状に屈曲させた取付片(32)(3
2)がネジ(図示せず)によって取り付けられている。更
に、前記取付片(32)(32)の下方には、上辺が上記前面構
成板(1b)の下辺壁(17)に略一致するように、磁性体製の
横桟(34)が架設され、この横桟(34)の上辺両端部には、
上記係合孔(172)(172)に一致する位置に係合片(36)(36)
が設けられ、後方に突出している。一方、前記横桟(34)
の中間部は、前記吸着面(41)(開口(171) )に対応する
部分が、部分的に上方に突出して被吸着体(39)としての
被吸着片(391) となっている。
【0016】又、この実施例の化粧板ユニット(3) は、
皿状主体(3a)の前面と、補強枠(3b)(3b)の前面の押え板
(37)(37)及び下辺補強枠(3c)の前面の押え板(38)との間
に一定の間隙を形成してあり、この間隙部に化粧パネル
(5) を挿入している。尚、前記補強枠(3b)と下辺補強枠
(3c)は一体でも良い。これにより、前記化粧パネル(5)
は、化粧板ユニット(3) に於いて、その両側辺及び下辺
が前記押え板(37)及び押え板(38)によって保持されて皿
状主体(3a)の表面に添設固定される。また、化粧板ユニ
ット(3) を扉本体(1) から取り外した状態では前記化粧
パネル(5) は上方に取り外し自在となるから、これの交
換が簡単に行える。
【0017】尚、上記裏面構成板(1a)の両側のフランジ
部(13)の下部には、図1及び図2に示すように、軸受板
(19)(19)がネジ止めされ、これら軸受板(19)(19)の軸孔
(191)(191)にケーシング(K) の側壁から突出する支点軸
(図示せず)が挿入されている。これにより、扉本体
(1) がケーシング(K) に組付けられ、この扉本体(1) が
上下に回動する態様で洗浄室(21)を開閉する。
【0018】上記構成の扉本体(1) に化粧板ユニット
(3) を取り付けるには、先ず、係合凸部(31)を係合溝(1
11) に挿入すると共に、化粧板ユニット(3) の裏面から
突出する取付片(32)(32)を開口(14)(14)に各別に挿入す
る。そして、各取付片(32)の頂面を開口(14)に臨む取付
片(16)を介してフランジ部(13)にネジ止めすると、化粧
板ユニット(3) は、扉本体(1) の前面の所定の位置に固
定されたものとなる。
【0019】又、『前面構成板(1b)の前面下端部の開口
(171) からこの前面構成板(1b)内の永久磁石(4) の吸着
面(41)が露出しており、化粧板ユニット(3) の後面に
は、前面構成板(1b)の下辺壁(17)に略一致する位置に取
り付けられた横桟(34)の上辺中間部から上方に突出する
被吸着片(391) が設けられている』から、化粧板ユニッ
ト(3) を、上記のように、扉本体(1) に対して所定位置
に添設すると、化粧板ユニット(3) の裏面の被吸着片(3
91) が永久磁石(4) の吸着面(41)に一致して吸着保持さ
れる。従って、扉本体(1) を開状態にして化粧板ユニッ
ト(3) を取付片(32)(32)を用いて扉本体(1) にネジ止め
する際、前記吸着により化粧板ユニット(3) が仮止め状
態に保持されるから、化粧板ユニット(3) のネジ止め作
業が簡単である。
【0020】上記のようにして取り付けられた化粧板ユ
ニット(3) では、皿状主体(3a)の前面に添設保持された
化粧パネル(5) の上端部が操作ボックス部(11)の下面に
対接するから、この化粧パネル(5) が化粧板ユニット
(3) 内でがたつかない。又、『化粧板ユニット(3) の後
面の上記横桟(34)には、上記係合孔(172)(172)に一致す
る位置に係合片(36)(36)が後方に突出している』から、
化粧板ユニット(3) を扉本体(1) の前面構成板(1b)に添
設すると、前記係合片(36)(36)が係合孔(172)(172)に嵌
入係合された状態で位置決めされて上記した永久磁石
(4) による吸着保磁力によって化粧板ユニット(3) が仮
止めされる。これにより、前記仮止め状態が安定し且つ
仮止め位置が正確なものとなる。尚、前記係合片(36)(3
6)の先端は上方に湾曲しているから、上記係合溝(111)
に係合凸部(31)を差し込みつつ係合孔(172)(172)にこれ
ら係合片(36)(36)を嵌入し易い。
【0021】この実施例では、扉本体(1) を閉じた状態
で化粧板ユニット(3) を仮止めしたとき、係合孔(172)
(172)に対して係合片(36)(36)が上下方向に係合するか
ら、化粧板ユニット(3) の重量が大きいものでも、その
脱落が防止される。一方、扉本体(1) を開いた状態で
は、係合孔(172)(172)と係合片(36)(36)とは上下方向に
係合しないが、扉本体(1) の一端では吸着面(41)と被吸
着体(39)とが上下方向に吸着し、他端では係合凸部(31)
と係合溝(111) が上下方向に係合した状態となるから、
前記吸着保持部への化粧板ユニット(3) の荷重の負担が
少なく(約半分)、前記開状態で化粧板ユニット(3) を
ネジ止めするときにも仮止め状態が維持され脱落が防止
される。
【0022】尚、上記実施例に於いて、永久磁石(4) と
被吸着体(39)との配置関係、及び、係合孔(172)(172)と
係合片(36)(36)との配置関係を、図6〜図8に示す構成
に変更してもよい。この実施例は、同図に示すように、
扉本体(1) の前面構成板(1b)の下辺壁(17)の中央部に、
開口(171) が形成され、この開口(171) から、前面構成
板(1b)内に配置した永久磁石(4) の吸着面(41)が下方に
露出している。又、前記下辺壁(17)に於ける開口(171)
の左右に係合孔(172)(172)が形成されている。一方、化
粧板ユニット(3) の後面に於いて上記実施例と同様の位
置に取り付けられた横桟(34)の上辺には、後方に突出す
る突出片(35)が左右方向にわたって連続形成されてい
る。この突出片(35)の先端には、上記係合孔(172)(172)
に一致する位置に係合片(36)(36)が上方に突出してい
る。又、前記突出片(35)の先端縁の中間部は、後方に突
出しており、この突出部が被吸着体(39)としての被吸着
片(391) となっている。
【0023】この実施例では、仮止めの際、扉本体(1)
を直立させたときの化粧板ユニット(3) の上下方向の荷
重が被吸着片(391) と永久磁石(4) との吸着力によって
支持され、係合片(36)(36)と係合孔(172)(172)との係合
により扉本体(1) を開いた状態での化粧板ユニット(3)
の荷重が支持される。そして、この仮止め状態で、既述
の実施例と同様にして、化粧板ユニット(3) がネジ止め
によって取り付けられる。
【0024】上記何れの実施例でも、化粧パネル(5) を
はめ込んだ化粧板ユニット(3) を取り付ける場合につい
て説明したが、化粧板ユニット(3) を、図9ーa、bに
示すように、木製の厚板等のような厚肉の一枚板から構
成してもよい。この場合の化粧板ユニット(3) として
は、厚板製の矩形板とした化粧板(30)の裏面に、上記と
同様の取付片(32)(32)及び横桟(34)をネジ止めした構成
が採用できる。この場合にも、上記と同様にして取り付
けられる。
【0025】上記した何れの例でも、『扉本体(1) は裏
面構成板(1a)と前面構成板(1b)とによって形成された扁
平箱体とすると共に、扉本体(1) の前面は、上端から一
定範囲を操作ボックス部(11)としてその下方全域の前面
をこの操作ボックス部(11)の前面よりも一段凹んだ凹部
とすると共に前記操作ボックス部(11)の前記凹部に臨む
下面には下方に開放する係合溝(111) を形成し、前記裏
面構成板(1a)は器具本体(2) の前面開放部を閉塞する閉
塞面部(12)の外周に前記前面開放部を囲む周壁端面と所
定の間隔を有するように扉本体前面側に凹ませて設けた
フランジ部(13)を具備する構成とし、前面構成板(1b)
は、少なくとも操作ボックス部(11)の下方全域にわたっ
て裏面構成板(1a)の前方部を閉塞し且その両側縁が前記
フランジ部(13)の端縁と一致した後方に開放する箱状体
とし、この前面構成板(1b)の下部の両側辺近傍で且裏面
構成板(1a)のフランジ部(13)と対向する位置には開口(1
4)(14)を形成し、上記操作ボックス部(11)の下方にて前
記前面構成板(1b)に添設される化粧板ユニット(3) の上
端には上記係合溝(111) に嵌入する係合凸部(31)を設け
ると共に裏面の側辺近傍で且前記開口(14)(14)と対向す
る位置に取付片(32)(32)を突出させ、前記係合凸部(31)
を上記係合溝(111) に嵌入係合させて前記開口(14)(14)
から前面構成板(1b)内に挿入した取付片(32)(32)をフラ
ンジ部(13)にネジ止めした』ことから、次のような作
用、効果がある。
【0026】裏面構成板(1a)、前面構成板(1b)及び操作
ボックス部(11)によって扉本体(1)が扁平な箱状に構成
され、この扉本体(1) は化粧板ユニット(3) とは別個に
組立てられる。別個に組立てられた化粧板ユニット(3)
は、扉本体(1) に対して、係合凸部(31)を係合溝(111)
に嵌入係合させて前記開口(14)(14)から前面構成板(1b)
内に挿入した取付片(32)(32)をフランジ部(13)にネジ止
めすることによって、扉本体(1) と一体化される。この
状態では、前記取付片(32)(32)は外部に露出することな
く前面構成板(1b)内に内蔵される。又、裏面構成板(1a)
の側縁(フランジ部(13)の側縁)と前面構成板(1b)の側
壁とが一致すると共に、化粧板ユニット(3) の側縁とが
一致したものとなり、外観的一連性が確保できる。
【0027】化粧板ユニット(3) を取りつける為の取付
ネジは、フランジ部(13)の裏面に露出するが、フランジ
部(13)と器具本体の前面開放部を囲む周壁端面との間に
は所定の間隔があるから、前記取付ネジの頭部が前記周
壁端面と対接することがなく、閉塞面部(12)による閉塞
状態が損なわれることはない。従って、化粧板ユニット
(3) の交換に際して扉本体(1) を分解する必要がないの
で、化粧板ユニット(3) の交換作業が簡単である。
【0028】化粧扉の組立ての際にも、扉本体(1) の組
立てと化粧板ユニット(3) の組立てとを別個に行えるの
で、生産工程が標準化でき、生産性が向上する。また、
組立て状態での外観的一連性が確保でき、化粧板ユニッ
ト(3) を取りつける為の取付ネジ等の部材が外部に露出
することがなく、外観的見苦しさが生じない。さらに、
扉本体(1) による本体側の前面開放部の閉塞状態も損な
われない。
【0029】上記何れの実施例でも、永久磁石(4) を扉
本体(1) 側に設けたが、これを、化粧板ユニット(3) 側
に設けてもよい。この場合、例えば、上記実施例(図2
〜図5のもの)において、永久磁石(4) を化粧板ユニッ
ト(3) に収容してその吸着面(41)を後方に露出させ、扉
本体(1) の前面構成板(1b)の前面下端部を被吸着部とし
た構成が採用できる。又、上記変形例(図6〜図8のも
の)において、化粧板ユニット(3) の突出片(35)に上方
側に露出するように永久磁石(4) を取り付け、扉本体
(1) の前面構成板(1b)の下辺壁(17)を被吸着部とした構
成が採用できる。尚、上記係合片(36)(36)を扉本体(1)
側に、係合孔(172)(172)を化粧板ユニット(3) 側に設け
てもよい。又、上記何れの実施例でも、被吸着体(39)を
被吸着片(391) としたが、この構成に限定されないこと
は言うまでもない。
【0030】尚、上記実施例では、係合溝(111) は扉本
体(1) の前面構成板(1b)と一定の間隔を有するようにし
たが、この係合溝(111) が前記前面構成板(1b)に連続す
る態様で形成されてもよい。又、上記実施例の化粧板ユ
ニット(3) の取付の場合、『予め器具本体(2) に取り付
けた扉本体(1) を閉じた状態(直立状態)として、化粧
板ユニット(3) の上端の係合凸部(31)と扉本体(1) の上
端の係合溝(111) とを上下方向に嵌入係合させると共
に、化粧板ユニット(3) の下端部を扉本体(1) に対して
前後に離反しないように係合させることにより、扉本体
(1) と化粧板ユニット(3) とを仮止めし、この仮止め状
態では、扉本体(1) を開放して、化粧板ユニット(3) を
扉本体(1) の後面側からネジ止めするようにした』か
ら、器具本体(2) に組み付けられた扉本体(1) への化粧
板ユニット(3) の取付作業が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の化粧扉を採用する食器洗浄機
の断面図
【図2】実施例の化粧扉の分解斜視図
【図3】これの要部断面図
【図4】これの前面構成板(1b)と係合片(36)との関係を
示す要部断面図
【図5】これの永久磁石(4) と被吸着体(39)との関係を
示す要部断面図
【図6】変形例の化粧扉の分解斜視図
【図7】これの前面構成板(1b)と係合片(36)との関係を
示す要部断面図
【図8】これの永久磁石(4) と被吸着体(39)との関係を
示す要部断面図
【図9】化粧板ユニット(3) の他の例の裏面側からの説
明斜視図
【符号の説明】
(1) ・・・扉本体 (3) ・・・化粧板ユニット (111) ・・・係合溝 (31)・・・係合凸部 (39)・・・被吸着体 (4) ・・・永久磁石 (11)・・・操作ボックス部 (171) ・・・開口 (41)・・・吸着面 (172) ・・・係合孔 (36)・・・係合片 (1b)・・・前面構成板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉本体(1) の化粧板ユニット(3) の取付
    部の上端に下方に開放する係合溝(111) を形成し、化粧
    板ユニット(3) の上端には取付け位置に於いて上記係合
    溝(111) に嵌入する係合凸部(31)を設け、扉本体(1) の
    化粧板ユニット(3) の取付け部又は化粧板ユニット(3)
    の後面の一方には、磁性体からなる被吸着体(39)を具備
    させると共に、他方には、化粧板ユニット(3) を上記取
    付位置に添接した状態に於いて前記被吸着体(39)を吸着
    する永久磁石(4) を取り付け、前記化粧板ユニット(3)
    を扉本体(1) の後面側からネジ止めするようにした化粧
    扉の化粧板取付構造。
  2. 【請求項2】 化粧板ユニット(3) の後面に磁性体から
    なる被吸着体(39)を具備させ、この被吸着体(39)を吸着
    する永久磁石(4) を扉本体(1) に取り付けた請求項1に
    記載の化粧扉の化粧板取付構造。
  3. 【請求項3】 扉本体(1) の上部にて前方に突出させた
    操作ボックス部(11)の下面に係合溝(111) を形成すると
    共にこの扉本体(1) に於ける前記操作ボックス部(11)の
    下方前面を化粧板ユニット(3) の取付部とし、永久磁石
    (4) は、扉本体(1) 内に設けられてこの扉本体(1) の前
    面構成板(1b)の下端中央の開口(171)に吸着面(41)を露
    出させた構成とし、化粧板ユニット(3) の後面には、こ
    れの装着状態に於いて前記吸着面(41)に一致する位置に
    被吸着体(39)を設けた請求項1又は2に記載の化粧扉の
    化粧板取付構造。
  4. 【請求項4】 扉本体(1) の前面構成板(1b)の前面下端
    部の中央に開口(171) を設け、この扉本体(1) 内の永久
    磁石(4) の吸着面(41)を前記開口(171) から前方に露出
    させた請求項3に記載の化粧扉の化粧板取付構造。
  5. 【請求項5】 扉本体(1) の前面構成板(1b)の前面下端
    部には開口(171) を挟んでその外側に係合孔(172)(172)
    を設け、化粧板ユニット(3) の後面には、これの装着状
    態に於いて前記係合孔(172)(172)に嵌入係合するように
    した係合片(36)(36)を後方に突出させた請求項3又は4
    に記載の化粧扉の化粧板取付構造。
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