JP5991864B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、上部が開口された洗浄槽が、本体ケーシングの前部に形成された洗浄槽挿脱用開口を通して前記本体ケーシングに対して挿脱されることにより、前記本体ケーシングの内部の洗浄運転用の収納位置に収納された収納状態と前記本体ケーシングの前方に引き出された引出し状態とに切換え自在に構成され、前記洗浄槽の前記収納状態において前記洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、前記洗浄槽の前部に装着された食器洗浄機に関する。
かかる食器洗浄機は、通常、キッチンカウンタの下方に、引出し式の収納部等の複数の収納部と並ぶ状態で設置されて、皿や茶碗等の食器類を洗浄するのに使用されることになる。
つまり、洗浄槽を本体ケーシングから引き出した引出し状態にして、皿や茶碗等の食器類を洗浄槽の内部に収容し、その後、洗浄槽を本体ケーシングの内部の収納位置に収納した収納状態にして、洗浄運転を行い、洗浄運転が終了した後においては、洗浄槽を本体ケーシングから引き出した引出し状態にして、皿や茶碗等の食器類を洗浄槽から取出すことになる。
このような食器洗浄機の従来例として、洗浄槽の前部の上方側部分に、操作パネルが設けられ、洗浄槽の前部における操作パネルの下方側部分に、扉体が装備されたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特許文献1及び特許文献2においては、扉体の表面が、キッチンカウンタの下方に配置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるように構成されて、色合い面において外観を美麗な状態にすることが記載されている。
また、特許文献2においては、扉体の上部を操作パネルに連結した状態において、扉体を、上部を中心にして前後揺動させる形態で、洗浄槽に対して洗浄槽前後幅方向に位置調節できるように構成して、扉体の表面を食器洗浄機の周囲に位置する収納部の表面と前後方向での位置を揃えた状態にすることにより、設置姿勢面において外観を美麗な状態にすることが記載されている。
特開2005−253824号公報 特開2012−16371号公報
従来の食器洗浄機においては、扉体の上部には、操作パネルが存在することになり、その操作パネルの表面が、扉体の表面とは異なるものとなる。
つまり、操作パネルには、運転スイッチ等の各種の操作スイッチ類や液晶パネル等の表示部が装備されるものであり、扉体の表面とは異なる外観を呈するものとなる。
したがって、従来の食器洗浄機においては、食器洗浄機の前面の全体を、キッチンカウンタの下方に設置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるように構成できないものとなり、色合い面において十分に外観を美麗な状態にすることができないものであった。
また、従来の食器洗浄機においては、扉体の表面をキッチンカウンタの下方に配置される設置体の表面と前後方向での位置を揃えた状態にするために、扉体を、上部を中心にして前後揺動させる形態で、洗浄槽に対して前後方向に位置調節自在に取付けるようにしているが、扉体の表面とキッチンカウンタの下方に配置される設置体の表面との前後方向での位置を的確に揃えることができない虞があり、設置姿勢面において十分に外観を美麗な状態にすることができないものであった。
つまり、例えば、食器洗浄機の右横側に位置する設置体の表面と、食器洗浄機の左横側に位置する設置体の表面とが前後にずれる虞があるが、このような場合においては、扉体を、上部を中心にして前後揺動させる形態で、洗浄槽に対して洗浄槽前後幅方向に位置調節しても、扉体の表面を、右横側に位置する設置体の表面と、食器洗浄機の左横側に位置する設置体の表面とに揃えることができないことは明らかであり、設置姿勢面において外観を十分に美麗な状態にすることができないものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、色合い面並びに設置姿勢面において外観が十分に美麗となる状態で、キッチンカウンタの下方に設置することができる食器洗浄機を提供する点にある。
本発明の食器洗浄機は、上部が開口された洗浄槽が、本体ケーシングの前部に形成された洗浄槽挿脱用開口を通して前記本体ケーシングに対して挿脱されることにより、前記本体ケーシングの内部の洗浄運転用の収納位置に収納された収納状態と前記本体ケーシングの前方に引き出された引出し状態とに切換え自在に構成され、
前記洗浄槽の前記収納状態において前記洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、その後面に取付けた係合体を前記洗浄槽の前部に設けた係合部に係合させた状態で、前記洗浄槽の前部に装着されたものであって、その第1特徴構成は、
前記扉体が、前記洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成され、
前記係合体が、上方側の左右一対の係合作用部及び下方側の左右一対の係合作用部を備えるように構成され、
前記係合部が、前記上方側の左右一対の係合作用部が各別に係合する上方側の左右一対の係合部分、及び、前記下方側の左右一対の係合作用部が各別に係合する下方側の左右一対の係合部分を備えるように構成され、
前記上方側の左方の係合作用部と前記上方側の左方の係合部分とが係合する上方側左方連結部、前記上方側の右方の係合作用部と前記上方側の右方の係合部分とが係合する上方側右方連結部、前記下方側の左方の係合作用部と前記下方側の左方の係合部分とが係合する下方側左方連結部、及び、前記下方側の右方の係合作用部と前記下方側の右方の係合部分とが係合する下方側右方連結部の夫々が、前記係合作用部と前記係合部分とを洗浄槽前後幅方向での相対移動を阻止した状態に係合させ、かつ、前記係合部分に対する前記係合作用部の前記洗浄槽前後幅方向での位置を変更調節自在に構成され
前記係合体が、前記上方側の左方の係合作用部及び前記下方側の左方の係合作用部を前記扉体の上下幅方向に伸びる軸状部の上下両端に備える左方側係合体形成体、及び、前記上方側の右方の係合作用部及び前記下方側の右方の係合作用部を前記扉体の上下幅方向に伸びる軸状部の上下両端に備える右方側係合体形成体を備えるように構成され、
前記上方側左方連結部、前記上方側右方連結部、前記下方側左方連結部、及び、前記下方側右方連結部の夫々が、前記係合作用部と前記係合部分とを、洗浄槽上下幅方向での相対移動を許容する状態で係合させるように構成され、
前記上方側の左方の係合部分又は前記下方側の左方の係合部分に、前記左方側係合体形成体の前記洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、前記上方側の左方の係合作用部又は前記下方側の左方の係合作用部を前記洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する左方側の受止め支持体が設けられ、
前記上方側の右方の係合部分又は前記下方側の右方の係合部分に、前記右方側係合体形成体の前記洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、前記上方側の右方の係合作用部又は前記下方側の右方の係合作用部を前記洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する右方側の受止め支持体が設けられ、
前記左方側係合体形成体を前記扉体に取付ける左方取付け機構及び前記右方側係合体形成体を前記扉体に取付ける右方取付け機構の夫々が、前記扉体の洗浄槽横幅方向の位置を調節自在に構成されている点を特徴とする。
すなわち、扉体が、洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成されているから、扉体の表面を、キッチンカウンタの下方に配置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるようにすることによって、食器洗浄機の前面の全体を、キッチンカウンタの下方に設置される複数の収納部や固定パネル等の設置体の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるようにすることができるため、色合い面おいて外観を十分に美麗な状態にすることができる。
ちなみに、例えば、食器洗浄機の操作パネルを、扉体の後方側箇所に設置して、洗浄槽を本体ケーシングから少し引き出した状態で、操作パネルを操作するように構成することや、リモコン式の操作部を設けるようにすることによって、扉体が、洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成されていても、食器洗浄機の運転操作を行えるものとなる。
また、係合体が、上方側の左右一対の係合作用部及び下方側の左右一対の係合作用部を備えるように構成され、係合部が、上方側の左右一対の係合作用部が各別に係合する上方側の左右一対の係合部分、及び、下方側の左右一対の係合作用部が各別に係合する下方側の左右一対の係合部分を備えるように構成されている。
そして、上方側の左方の係合作用部と上方側の左方の係合部分とが係合する上方側左方連結部、上方側の右方の係合作用部と上方側の右方の係合部分とが係合する上方側右方連結部、下方側の左方の係合作用部と下方側の左方の係合部分とが係合する下方側左方連結部、及び、下方側の右方の係合作用部と下方側の右方の係合部分とが係合する下方側右方連結部の夫々が、係合作用部と係合部分とを洗浄槽前後幅方向での相対移動を阻止した状態に係合させ、かつ、係合部分に対する係合作用部の洗浄槽前後幅方向での位置を変更調節自在に構成されているから、扉体の表面の洗浄槽前後幅方向での位置を、周辺に位置する設置体の表面に適切に揃えることができ、設置姿勢面において外観を十分に美麗な状態にすることができる。
説明を加えると、上方側左方連結部、上方側右方連結部、下方側左方連結部、及び、下方側右方連結部の夫々が、係合部分に対する係合作用部の洗浄槽前後幅方向での位置を変更調節自在に構成されているから、扉体を洗浄槽前後幅方向に平行移動させる形態で前後位置を調節すること、扉体の上部又は下部を中心にして扉体の下部又は上部を洗浄槽前後幅方向に移動させる形態で前後位置を調節すること、扉体の右側部又は左側部を中心にして扉体の左側部又は右側部を洗浄槽前後幅方向に移動させる形態で前後位置を調節すること、さらに、扉体の上方側の左方部あるいは右方部を中心にして、又は、扉体の下方側の左方部あるいは右方部を中心にして、扉体を洗浄槽前後幅方向に移動させる形態で前後位置を調節すること等、種々の形態で扉体の前後位置を調節することができるため、洗浄槽に対する扉体の位置(姿勢)を様々に調節することができる。
このように、扉体の前後位置を種々の形態で調節することができるから、キッチンカウンタの下方に、複数の収納部や固定パネル等の設置体と並べて食器洗浄機を設置した状態において、例えば、食器洗浄機の右横側に位置する設置体の表面と、食器洗浄機の左横側に位置する設置体の表面とが前後にずれている場合においても、扉体の右側縁部の洗浄槽前後幅方向での位置を、食器洗浄機の右横側に位置する設置体の表面に揃え、扉体の左側縁部の洗浄槽前後幅方向での位置を、食器洗浄機の左横側に位置する設置体の表面に揃えることができる等、扉体の表面の前後方向での位置をキッチンカウンタの下方に配置される設置体の表面に適切に揃えることができるため、設置姿勢面において外観を十分に美麗な状態にすることができる。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、色合い面並びに設置姿勢面において外観が十分に美麗となる状態で、キッチンカウンタの下方に設置することができる食器洗浄機を提供できる。
、上方側左方連結部、上方側右方連結部、下方側左方連結部、及び、下方側右方連結部の夫々が、係合作用部と係合部分とを、洗浄槽上下幅方向での相対移動を許容する状態で係合させさせるように構成されるため、上方側の左方の係合作用部及び下方側の左方の係合作用部を上下に備える左方側係合体形成体、及び、上方側の右方の係合作用部及び下方側の右方の係合作用部を上下に備える右方側係合体形成体が、係合部に対して洗浄槽上下幅方向に位置変更できることになる。
そして、上方側の左方の係合部分又は下方側の左方の係合部分に設けた左方側の受止め支持体によって、上方側の右方の係合作用部又は下方側の右方の係合作用部の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節することにより、左方側係合体形成体の洗浄槽上下幅方向での位置を調節することができ、また、上方側の右方の係合部分又は下方側の右方の係合部分に設けた右方側の受止め支持体によって、上方側の右方の係合作用部又は下方側の右方の係合作用部の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節することにより、右方側係合体形成体の洗浄槽上下幅方向での位置を調節できる。
このように、左方側係合体形成体及び右方側係合体形成体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節できるものであるから、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節できるものとなり、設置姿勢面において外観を一層美麗な状態にすることができる。
つまり、キッチンカウンタの下方に、複数の収納部や固定パネル等の設置体と並べて食器洗浄機を設置した状態において、例えば、食器洗浄機の扉体と、食器洗浄機の下方に位置する引出し式収納部の表面部との間隔が、広すぎる場合や狭すぎる場合において、その間隔が適切な間隔となるように、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節する等、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を、キッチンカウンタの下方に配置する設置体との関係において適正な位置に調節して、設置姿勢面において外観を一層美麗な状態にすることができるのである。
しかも、上方側の左方の係合作用部及び下方側の左方の係合作用部を上下に備える左方側係合体形成体、及び、上方側の右方の係合作用部及び下方側の右方の係合作用部を上下に備える右方側係合体形成体を、係合部に対して洗浄槽上下幅方向に位置変更させることによって、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節するものであるから、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節する際に、左方側係合体形成体を扉体に取付ける箇所や、右方側係合体形成体を扉体に取付ける箇所に大きな負荷が作用することを回避できるため、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体を扉体に取付ける強度の低下を図ることができる等、実施製作面において有利となる。
説明を加えると、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体を装備しないで、上方側の左方の係合作用部を構成する部材及び下方側の左方の係合作用部を構成する部材を、各別
に扉体に取付け、かつ、上方側の右方の係合作用部を構成する部材及び下方側の右方の係合作用部を構成する部材を、各別に扉体に取付けるようにする。
そして、上方側の左方の係合部分又は下方側の左方の係合部分に設けた左方側の受止め支持体によって、上方側の左方の係合作用部又は下方側の左方の係合作用部の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節し、かつ、上方側の右方の係合部分又は下方側の右方の係合部分に設けた右方側の受止め支持体によって、上方側の右方の係合作用部又は下方側の右方の係合作用部の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節することにより、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節することが考えられる。
しかしながら、このような構成の場合には、上方側の左方の係合作用部を構成する部材と、下方側の左方の係合作用部を構成する部材とが、扉体を介して接続されるものであるから、左方側の受止め支持体によって、上方側の左方の係合作用部と下方側の左方の係合作用部とのうちの一方を、洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節すると、その変更調節に伴って、扉体が洗浄槽上下幅方向に移動し、上方側の左方の係合作用部と下方側の左方の係合作用部とのうちの他方が、扉体の洗浄槽上下幅方向の移動に伴って、洗浄槽上下幅方向に移動することになる。
そして、上方側の左方の係合作用部が上方側の左方の係合部分に対して上下方向に移動するには、摺接抵抗が存在し、また、下方側の係合作用部が下方側の左方の係合部分に対して上下方向に移動するには、摺接抵抗が存在することになる。
その結果、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節する際に、上方側の左方の係合作用部を構成する部材を扉体に取付ける箇所や、下方側の左方の係合作用部を構成する部材を扉体に取付ける箇所に、大きな負荷が作用することになる。
同様に、上方側の右方の係合作用部を構成する部材と、下方側の右方の係合作用部を構成する部材とが、扉体を介して接続されるものであるから、上述した、上方側の左方の係合作用部と下方側の左方の係合作用部との洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節する場合と同様に、扉体の洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節する際に、上方側の右方の係合作用部を構成する部材を扉体に取付ける箇所や、下方側の右方の係合作用部を構成する部材を扉体に取付ける箇所に、大きな負荷が作用することになる。
これに対して、本第特徴構成によれば、左方側の受止め支持体によって、上方側の左方の係合作用部と下方側の左方の係合作用部とのうちの一方を、洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節すると、その変更調節に伴って、左方側係合体形成体が洗浄槽上下幅方向に移動して、上方側の左方の係合作用部と下方側の左方の係合作用部とのうちの他方が、扉体の洗浄槽上下幅方向の移動するものであるから、左方側係合体形成体を扉体に取付ける箇所大きな負荷が作用することを回避できるである。
同様に、右方側の受止め支持体によって、上方側の右方の係合作用部と下方側の右方の係合作用部とのうちの一方を、洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節すると、その変更調節に伴って、右方側係合体形成体が洗浄槽上下幅方向に移動して、上方側の右方の係合作用部と下方側の右方の係合作用部とのうちの他方が、扉体の洗浄槽上下幅方向の移動するものであるから、右方側係合体形成体を扉体に取付ける箇所に大きな負荷が作用することを回避できるである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、設置姿勢面において外観を一層美麗な状態にすることができ、しかも、左方側係合体形成体を扉体に取付ける箇所や、右方側係合体形成体を扉体に取付ける箇所に大きな負荷が作用することを回避して、実施製作面において有利となる食器洗浄機を提供できる。
、左方側係合体形成体を扉体に取付ける左方取付け機構及び右方側係合体形成体を扉体に取付ける右方取付け機構の夫々が、扉体の洗浄槽横幅方向の位置を調節自在に構成されているから、設置姿勢面において外観を一層美麗な状態にすることができる。
つまり、キッチンカウンタの下方に、複数の収納部や固定パネル等の設置体と並べて食器洗浄機を設置した状態において、例えば、食器洗浄機の扉体と、食器洗浄機の横側に位置する引出し式収納部の表面部との間隔が、広すぎる場合や狭すぎる場合において、その間隔が適切な間隔となるように、扉体の洗浄槽横幅方向での位置を変更調節する等、扉体の洗浄槽横幅方向での位置を、キッチンカウンタの下方に配置する設置体との関係において適正な位置に調節して、設置姿勢面において外観を一層美麗な状態にすることができるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記作用効果に加えて、設置姿勢面において外観を一層美麗な状態にすることができる食器洗浄機を提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記左方取付け機構が、前記扉体に固定した支持金具に対して前記洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ前記扉体の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体に対して、前記左方側係合体形成体から連設した連結片を前記洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、前記連結片と前記接続体とに亘って架設される一つの締付け具によって、前記支持金具に対する前記接続体の移動を固定しかつ前記接続体に対する前記連結片の離脱を阻止する状態に固定するように構成され、
前記右方取付け機構が、前記扉体に固定した支持金具に対して前記洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ前記扉体の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体に対して、前記右方側係合体形成体から連設した連結片を前記洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、前記連結片と前記接続体とに亘って架設される一つの締付け具によって、前記支持金具に対する前記接続体の移動を固定しかつ前記接続体に対する前記連結片の離脱を阻止する状態に固定するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、左方取付け機構は、扉体の洗浄槽横幅方向での位置を変更調節する際には、締結具を緩めた状態して、扉体に固定した支持金具に対して、左方側係合体形成体から連設した連結片が係合する接続体を洗浄槽横幅方向に移動させることになり、そして、調節が終了すると、締付け具を締付けることによって、支持金具に対する接続体の移動を固定しかつ接続体に対する連結片の離脱を阻止する状態に固定することになる。
同様に、右方取付け機構は、扉体の洗浄槽横幅方向での位置を変更調節する際には、締結具を緩めた状態して、扉体に固定した支持金具に対して、右方側係合体形成体から連設した連結片が係合する接続体を洗浄槽横幅方向に移動させることになり、そして、調節が終了すると、締付け具を締付けることによって、支持金具に対する接続体の移動を固定しかつ接続体に対する連結片の離脱を阻止する状態に固定することになる。
このように、左方取付け機構及び右方取付け機構の夫々は、一つの締付け具を、支持金具に対する接続体の移動の固定と接続体に対する連結片の離脱を阻止する状態の固定とに兼用するものであるから、左方側係合体形成体及び右方側係合体形成体を扉体に取付ける構成の簡素化を図ることができるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第特徴構成による作用効果に加えて、左方側係合体形成体及び右方側係合体形成体の取付け構成の簡素化を図ることができる食器洗浄機を提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記した第特徴構成に加えて、
前記左方取付け機構が、前記左方側係合体形成体における上下の2箇所の夫々に設けられ、
前記右方取付け機構が、前記右方側係合体形成体における上下の2箇所の夫々に設けられている点を特徴とする。
すなわち、左方側係合体形成体が、上下2箇所の左方取付け機構によって、扉体に取付けられ、同様に、右方側係合体形成体が、上下2箇所の右方取付け機構によって、扉体に取付けられることになるから、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体が、扉体の上下幅方向に長くなっても、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体を、扉体に適切に取付けることができるのである。
つまり、洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成される扉体は、上下幅が大きくなるものであり、扉体の上下幅が大きくになることに合わせて、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体が、扉体の上下幅方向に沿って長くなる。
このように、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体が、扉体の上下幅方向に長くなっても、左方側係合体形成体を上下2箇所の左方取付け機構によって扉体に取付け、右方側係合体形成体を上下2箇所の右方取付け機構によって扉体に取付けるため、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体を扉体に適切に取付けることができるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第特徴構成による作用効果に加えて、左方側係合体形成体や右方側係合体形成体を扉体に適切に取付けることができる食器洗浄機を提供できる。
食器洗浄機の斜視図 扉体の装着部の一部切欠側面図 洗浄槽の斜視図 洗浄槽の正面図 図4におけるV−V線矢視図 図2におけるVI−VI線矢視図 固定受け金具の斜視図 洗浄槽側レール部材の斜視図 洗浄槽に前カバーを装着した状態の斜視図 扉体に係合体を装着した状態の斜視図 係合体の正面図 図11におけるXII−XII線矢視図 係合体の下方側係合作用部を示す斜視図 図11におけるXIV−XIV線矢視図 上方側係合部分の側面図 下方側係合部分の側面図 前後位置調節用回転体の斜視図 係合体と係合部との連結構成を示す斜視図 システムキッチンの斜視図 食器洗浄機をキッチンカウンタに装備した状態の欠側面図
〔第1実施形態〕
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(食器洗浄機の構成)
図1に示すように、洗浄槽挿脱用開口Aが前部に形成された直方体状の本体ケーシング1が設けられ、平面視形状が四角状でかつ上部が開口された洗浄槽2が、洗浄槽挿脱用開口Aを通して本体ケーシング1に対して挿脱されることにより、本体ケーシング1の内部の洗浄運転用の収納位置に収納された収納状態と本体ケーシング1の前方に引き出された引出し状態とに切換え自在に設けられて、引出し式の食器洗浄機Sが構成されている。
すなわち、引出し式の食器洗浄機Sは、洗浄槽2を本体ケーシング1から引き出した引出し状態において、食器類等の洗浄対象物を洗浄槽2の内部に収納し、洗浄槽2を本体ケーシング1の収納位置に収納した収納状態において、洗浄運転を行うように構成されている。
尚、洗浄槽2の下方には、洗浄ポンプ等の機器類が、洗浄槽2に組付けられた状態で配設され、洗浄槽2の内部には、洗浄ノズルや加熱用ヒータ等が配設され、また、洗浄槽2の内部には、食器類等の洗浄対象物を収納する洗浄カゴが、取出し自在に収納されることになるが、それらの構成は周知であるので、本実施形態においては説明を省略する。
また、洗浄槽2を本体ケーシング1に収納した状態において洗浄槽2の上面部を閉塞する内蓋部が、洗浄槽2を本体ケーシング1から引き出した引出し状態では洗浄槽2の上面部を開口するように、洗浄槽2の引き出し及び収納に伴って自動的に開閉される形態で設けられることになるが、その構成は周知であるので、本実施形態においては説明を省略する。
図1及び図2に示すように、洗浄槽2の前部には、洗浄槽2の収納状態において、本体ケーシング1の洗浄槽挿脱用開口Aを閉じる矩形板状の扉体3が設けられている。
本実施形態の扉体3は、洗浄槽2の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成され、扉体3の上部側箇所には、引出し操作用の把手部4が設けられている。
具体的には、扉体3は、その横幅が本体ケーシング1の横幅よりも少し大きく、且つ、その上下幅が本体ケーシング1の上下幅と同じ大きさとなるように構成されている。
ちなみに、洗浄槽2の前端部の上方箇所、つまり、扉体3の上部側部分の後方側箇所には、洗浄運転に関する種々の情報を指令する操作パネルBが装備されており、洗浄槽2を引出し状態にして、操作パネルBにて洗浄運転に関する情報を入力し、その後、洗浄槽2を収納状態することによって、運転制御部(図示せず)が、操作パネルBにて入力された情報に基づいて、洗浄ポンプや加熱用ヒータ等を作動させて洗浄運転を実行するように構成されている。
尚、図示はしないが、洗浄槽2を収納状態にロックするロック装置や、洗浄槽2が収納状態であること検出する収納検出装置が装備されおり、上記運転制御部が、洗浄槽2が収納状態であることを確認しながら、洗浄運転を実行するように構成されている。
図1に示すように、洗浄槽2を本体ケーシング1に対して移動自在に支持する左右一対のスライド式レール機構Lが、洗浄槽2の底部の左右両端部に対応する箇所に設けられており、洗浄槽2が、引出し状態において、その大部分を本体ケーシング1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
つまり、図3〜図5及び図8に示すように、スライド式レール機構Lを構成する洗浄槽側レール部材6に、長尺状の洗浄槽接続部材7が装備され、この洗浄槽接続部材7に、洗浄槽2の底部の左右両端部が取付けられている。
尚、洗浄槽側レール部材6は、本体ケーシング1に設けた本体ケーシング側レール部材(図示せず)に対して、スライド自在に係合されることになる。
ちなみに、図3及び図4に示すように、洗浄槽2の左右の側壁2Sの下端部には、スライド式レール機構Lを覆う下方張出部2dが延設され、また、図3及び図6に示すように、洗浄槽2の左右の側壁2Sの前端部には、洗浄槽2の前面部に設けた機器類を覆う前方張出部2fが延設されている。
尚、下方張出部2dと前方張出部2fとは、一連に連なる板状に形成されている。
図19及び図20に示すように、本実施形態の食器洗浄機Sは、システムキッチンKのキッチンカウンタ8の下方に、引出し式の収納部や固定パネル等の設置体Dと並べる状態で設置されるものであって、扉体3の表面が、設置体Dの前面部の表面と、同一の色調で、同一の図柄となるように構成されている。
尚、図20においては、食器洗浄機Sの下方に、設置体Dとして、引出し式の収納部が配置される場合を例示する。
(扉体の装着構成)
食器洗浄機Sの扉体3は、食器洗浄機SをシステムキッチンKに設置する際に、その施工現場にて、洗浄槽2の前部に装着されるものであり、以下、扉体3を洗浄槽2の前部に装着する構成について説明する。
図10に示すように、扉体3の後面には、係合体Eが取付けられ、そして、洗浄槽2の前部には、図3〜図5に示すように、係合部Fが設けられている。
従って、扉体3の後面に取付けた係合体Eが、洗浄槽2の前部に設けた係合部Fに係合された状態で、扉体3が洗浄槽2の前部に装着されることになる。
係合体Eは、上方側の左右一対の係合作用部Eu、及び、下方側の左右一対の係合作用部Esを備えるように構成され、そして、係合部Fが、係合体Eに合わせて、上方側の左右一対の係合作用部Euの夫々が各別に係合する上方側の左右一対の係合部分Fu、及び、下方側の左右一対の係合作用部Esの夫々が各別に係合する下方側の左右一対の係合部分Fsを備えるように構成されている。
つまり、図18に示すように、上方側の左方の係合作用部Euと上方側の左方の係合部分Fuとが係合する上方側左方連結部UL、上方側の右方の係合作用部Euと上方側の右方の係合部分Fuとが係合する上方側右方連結部UR、下方側の左方の係合作用部Esと下方側の左方の係合部分Fsとが係合する下方側左方連結部SL、及び、下方側の右方の係合作用部Esと下方側の右方の係合部分Fsとが係合する下方側右方連結部SRの夫々が設けられている。
そして、後述するように、上方側左方連結部UL、上方側右方連結部UR、下方側左方連結部SL及び下方側右方連結部SRの夫々が、係合作用部Eu、Esと係合部分Fu、Fsとを洗浄槽前後幅方向での相対移動を阻止した状態に係合させ、かつ、係合部分Fu、Fsに対する係合作用部Eu、Esの洗浄槽前後幅方向での位置を変更調節自在に構成されている。
係合体Eについて説明を加えると、本実施形態においては、図10に示すように、上方側の左方の係合作用部Eu及び下方側の左方の係合作用部Esを上下両端に備える金属製の左方側係合体形成体10L、及び、上方側の右方の係合作用部Eu及び下方側の右方の係合作用部Esを上下両端に備える金属製の右方側係合体形成体10Rが、扉体3の後面に設けられている。
そして、左方側係合体形成体10Lを扉体3に取付ける左方取付け機構JL及び右方側係合体形成体10Rを扉体3に取付ける右方取付け機構JRの夫々が設けられて、左方側係合体形成体10Lが、左方取付け機構JLによって扉体3に取付けられ、右方側係合体形成体10Rが、右方取付け機構JRによって扉体3に取付けられている。
本実施形態においては、左方取付け機構JLが、左方側係合体形成体10Lにおける上下の2箇所の夫々に設けられ、また、右方取付け機構JRが、右方側係合体形成体10Rにおける上下の2箇所の夫々に設けられている。
左方取付け機構JL及び右方取付け機構JRの夫々は、扉体3の洗浄槽横幅方向の位置を調節自在に構成されるものであって、具体的には、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rを、扉体3の後面にビス11dにて止着される支持金具11に対して、扉体3の横幅方向(洗浄槽横幅方向)に沿って位置調節自在な状態で取付けるように構成されている。
左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rは、左右対称に構成されるものであり、また、左方取付け機構JL及び右方取付け機構JRは、同様に構成されるものであるため、以下、右方側係合体形成体10R及び右方取付け機構JRを代表にして、その構成について説明し、左方側係合体形成体10L及び左方取付け機構JLについては、必要に応じて適宜説明を加える。
図10及び図11に示すように、右方側係合体形成体10Rは、扉体3の上下幅方向(洗浄槽上下幅方向)に伸びる断面形状L型の軸状部10aの上下両端に、上方側の係合作用部Euを形成する上方板状部10u、及び、下方側の係合作用部Esを形成する下方板状部10sを備えるものであって、扉体3の横幅方向視において、U字状に構成されている。
つまり、断面形状L型の軸状部10aは、その長手方向視にて、一辺側部分を扉体3の後面に当て付けた状態に装着されるものであって、軸状部10aにおける扉体3から起立姿勢となる他辺側部分に、上方板状部10u及び下方板状部10sが連設されている。
軸状部10aにおける上下の支持金具11に対応する箇所には、扉体3の横幅方向に伸びる二股状の中間板状部10mが、軸状部10aにおける扉体3の後面に当て付けられる一辺側部分から連なる状態で形成され、それら中間板状部10mが、支持金具11に対して、扉体3の横幅方向に移動自在にかつ扉体3の上下幅方向での移動を規制された状態に係合するように構成されている。
つまり、支持金具11は、扉体3の厚さ方向視(前後幅方向視)にて、帯板状に構成されるものであって、支持金具11の上下の縁部に対して、中間板状部10mの内縁部が摺接する状態となるように構成されている。
軸状部10aにおける上下の支持金具11に対応する箇所には、扉体3の横幅方向に伸びる逆U字状の連結片10rが、軸状部10aにおける扉体3から起立姿勢となる他辺側部分に連なる状態で形成されている(図12及び図13参照)。
支持金具11は、図12及び図13に明示するように、扉体3の後面にビス11dにて止着される板部分11aと、逆U字状の接続部分11bとを、扉体3の横幅方向に並ぶ状態で備える形態に構成されている。
そして、接続部分11bには、接続体12が装備され、接続部分11bにおける上壁に相当する部分には、扉体3の横幅方向に沿う長孔13が形成されている。
接続体12は、図12〜図14に示すように、支持金具11における接続部分11bと扉体3の後面との間に配置される本体部分12aと、本体部分12aから上方に突出する突出部分12bとを備える状態に形成されている。
本体部分12aが、支持金具11の接続部分11bに形成した長孔13の横幅よりも大きな横幅を有する状態に形成され、そして、突出部分12bが、支持金具11の接続部分11bに形成した長孔13の横幅よりも小さな横幅となる状態に形成されて、長孔13を通して、接続部分11bの外方に突出するように構成されている。
つまり、接続体12は、扉体3の横幅方向に移動自在な状態で、支持金具11の接続部分11bに装着されている。
接続体12における突出部分12bが、扉体3の横幅方向に沿って二股状となるように形成されている。
そして、右方側係合体形成体10Rにおける連結片10rの先端が、接続体12に係合するように構成され、かつ、連結片10rを貫通する頭付ボルト14が、接続体12に螺合する状態で設けられている。
すなわち、頭付ボルト14は、連結片10rと接続体12とに亘って架設されることになり、締め込みに伴って、接続体12の本体部分12aを支持金具11の接続部分11bに圧接させて、接続体12の支持金具11に対する移動を固定し、かつ、連結片10rを接続体12に向けて押圧して、接続体12に対する連結片10rの離脱を阻止する状態に固定するように構成されている。
したがって、頭付ボルト14を操作しながら、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を調節できるように構成されており、左方側係合体形成体10Lも同様である。
つまり、頭付ボルト14を緩めた状態において、接続体12の支持金具11に対する扉体3の横幅方向での位置を変更しながら、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を変更することができ、かつ、頭付ボルト14を締め付けた状態において、接続体12の支持金具11に対する扉体3の横幅方向での移動を固定することによって、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での移動を固定することができるように構成され、左方側係合体形成体10Lについても同様に構成されている。
以上の説明から明らかな如く、本実施形態においては、右方取付け機構JRが、扉体3に固定した支持金具11に対して洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ扉体3の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体12に対して、右方側係合体形成体10Rから連設した連結片10rを洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、連結片10rと接続体12とに亘って架設される一つの締付け具としての頭付ボルト14によって、支持金具11に対する接続体12の移動を固定しかつ接続体12に対する連結片10rの離脱を阻止する状態に固定するように構成されている。
また、左方取付け機構JLが、右方取付け機構JRと同様に、扉体3に固定した支持金具11に対して洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ扉体3の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体12に対して、左方側係合体形成体10Lから連設した連結片10rを洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、連結片10rと接続体12とに亘って架設される一つの締付け具としての頭付ボルト14によって、支持金具11に対する接続体12の移動を固定しかつ接続体12に対する連結片10rの離脱を阻止する状態に固定するように構成されている。
そして、本実施形態においては、左方取付け機構JLが、左方側係合体形成体10Lの上下2箇所に対応して設けられるものであるから、左方側係合体形成体10Lの扉体3に対する横幅方向での位置を調節する際には、上下2箇所の頭付ボルト14を操作しながら行うことになる。
同様に、右方取付け機構JRが、右方側係合体形成体10Rの上下2箇所に対応して設けられるものであるから、右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を調節する際には、上下2箇所の頭付ボルト14を操作しながら行うことになる。
尚、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態においては、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rは、洗浄槽2の前部の係合部Fに支持された状態になるものであるから、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態においては、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rに対して、扉体3に取付けた支持金具11の洗浄槽横幅方向での位置が調節されることになり、この調節によって、洗浄槽2に対する扉体3の洗浄槽横幅方向での位置が調節されることになる。
ちなみに、扉体3を洗浄槽2に装着した状態、つまり、扉体3の後面に取付けた係合体Eを洗浄槽2の前部に設けた係合部Fに係合させて、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態においては、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rが、洗浄槽2における左右の前方張出部2fの間に位置するものとなるが、図2及び図6に示すように、洗浄槽2における左右の前方張出部2fには、頭付ボルト14を操作するためのボルト操作用孔15が形成されているため、扉体3を洗浄槽2に装着した状態においても、頭付ボルト14を操作しながら、洗浄槽2に対する扉体3の洗浄槽横幅方向での位置を調節できるようになっている。
次に、係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Es、並びに、係合部Fにおける上方側の左右一対の係合部分Fu及び下方側の左右一対の係合部分Fsを説明する。
尚、上方側の左右一対の係合作用部Euは同様に構成され、下方側の左右一対の係合作用部Esも同様に構成されるものであるため、以下、右方側係合体形成体10Rが備える上方側の右方の係合作用部Eu、及び、下方側の右方の係合作用部Esを代表として説明し、左方側係合体形成体10Lが備える上方側の左方の係合作用部Eu、及び、下方側の左方の係合作用部Esについては、必要に応じて説明を加える。
また、上方側の左右一対の係合部分Fuは同様に構成され、下方側の左右一対の係合部分Fsも同様に構成されるものであるため、係合部Fについても、右方側係合体形成体10Rが備える上方側の右方の係合作用部Euが係合する上方側の右方の係合部分Fu、及び、下方側の右方の係合作用部Esが係合する下方側の右方の係合部分Fsを代表として説明し、上方側の左方の係合部分Fu及び下方側の左方の係合部分Fsについては必要に応じて説明を加える。
図2、図10及び図15に示すように、上方側の右方の係合作用部Euを形成する右方側係合体形成体10Lの上方板状部10uには、上方側の右方の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16に上方より係合する下向き開口状の係合孔17、及び、固定用ボルト18が挿通する4角状の挿通孔19が形成されている。
上方側の右方の係合部分Fuは、図3、図5及び図7に示すように、洗浄槽2の前部の上方箇所にビス止めされる横長状の固定受け金具20の端部に装備されている。
すなわち、固定受け金具20は、横長枠体状の本体部20aと、その本体部20aの両端部の前後方向に沿う姿勢の板状部20bとから構成され、その板状部20bに、前後位置調整用回転体16が回転自在に支持され、また、固定用ボルト18が螺合する連結孔21が形成されている。
前後位置調整用回転体16は、図17に示すように、マイナスドライバーの先端が係合する係合溝22を備えた円盤状の頭部16Aと、円柱状の軸部16Bとを備えるものであり、軸部16Bが、頭部16Aの中心に対して偏心する状態で、頭部16Aに対して接続されて、いわゆる偏心式のカム操作体として構成されている。
そして、前後位置調整用回転体16の軸部16Bが板状部20bに回転自在に嵌合されており、前後位置調整用回転体16の頭部16Aを回転操作することにより、右方側係合体形成体10Lの上方板状部10uを洗浄槽前後幅方向(扉体3の厚さ方向)に移動させることができるように構成されている。
したがって、上方側の右方の係合作用部Euは、上方側の右方の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16に対して下向き開口状の係合孔17が係合することにより、上方側の右方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体16の回転操作により、上方側の右方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
そして、上方側の左方の係合作用部Euも、上方側の右方の係合作用部Euと同様に、上方側の左方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体16の回転操作により、上方側の左方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
固定用ボルト18は、右方側係合体形成体10Rの上方板状部10uの挿通孔19を覆う大きさの頭部を備える又は挿通孔19を覆う大きさの座金を介在させて装着されるものであって、固定受け金具20の板状部20bの連結孔21に螺合させて締め付けることにより、右方側係合体形成体10Rの上方板状部10uを固定受け金具20の板状部20bに密着させた状態に固定するように構成されている。
図2、図10及び図16に示すように、下方側の右方の係合作用部Esを形成する右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sには、下方側の右方の係合部分Fsが備える前後位置調整用回転体23に上方より係合する下向き開口状の係合孔24、下方側の右方の係合部分Fsが備える上下位置調整用回転体25に対して上方から接当する接当部26、及び、固定用ボルト27が挿通する4角状の挿通孔28が形成されている。
下方側の右方の係合部分Fuは、図5及び図8に示すように、洗浄槽側レール部材6に装備した洗浄槽接続部材7の前端部に設けられている。
すなわち、洗浄槽接続部材7の前端部に、前後方向に沿う姿勢の板体29が上方に向けて起立する状態で設けられ、その板体29に、前後位置調整用回転体23及び上下位置調整用回転体25が回転自在に支持され、また、固定用ボルト27が螺合する連結孔30が形成されている。
前後位置調整用回転体23及び上下位置調整用回転体25は、上方側の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16と同様に、いわゆる偏心式のカム操作体として構成されて、板体29に回転自在に支持されている。
つまり、前後位置調整用回転体23を回転操作することにより、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sを洗浄槽前後幅方向(扉体3の厚さ方向)に移動させることができ、また、上下位置調整用回転体25を回転操作することにより、右方側係合体形成体10Rを洗浄槽上下幅方向(扉体3の上下幅方向)に移動させることができるように構成されている。
したがって、下方側の右方の係合作用部Esは、下方側の右方の係合部分Fsが備える前後位置調整用回転体23に対して下向き開口状の係合孔24が係合することにより、下方側の右方の係合部分Fsに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体23の回転操作により、下方側の右方の係合部分Fsに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
そして、下方側の左方の係合作用部Esも、下方側の右方の係合作用部Esと同様に、下方側の左方の係合部分Fsに対する洗浄槽前後幅方向の移動が阻止され、かつ、洗浄槽上下幅方向の移動が許容されることになり、かつ、前後位置調整用回転体23の回転操作により、上方側の左方の係合部分Fuに対する洗浄槽前後幅方向での位置が調節されることになる。
さらに、以上の説明から明らかな如く、上方側の右方の係合作用部Eu及び下方側の右方の係合作用部Esが、上下位置調整用回転体25の回転操作により、上方側の右方の係合部分Fu及び下方側の右方の係合部分Fsに対する洗浄槽上下幅方向での位置が変更調節されることになる。
同様に、上方側の左方の係合作用部Eu及び下方側の左方の係合作用部Esが、上下位置調整用回転体25の回転操作により、上方側の左方の係合部分Fu及び下方側の左方の係合部分Fsに対する洗浄槽上下幅方向での位置が変更調節されることになる。
固定用ボルト27は、上方側の右方の係合部分Fuの固定用ボルト18と同様に、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sの挿通孔28を覆う大きさの頭部を備える又は挿通孔28を覆う大きさの座金を介在させて装着されるものであって、板体29の連結孔30に螺合させて締め付けることにより、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sを板体29に密着させた状態に固定するように構成されている。
また、左方側係合体形成体10Lの上方板状部10uが、固定受け金具20の板状部20bの横外方側に位置し、かつ、右方側係合体形成体10Rの上方板状部10uが、固定受け金具20の板状部20bの横外方側に位置するように構成され、また、左方側係合体形成体10Lの下方板状部10sが、洗浄槽接続部材7に装備した板体29の横外方側に位置し、かつ、右方側係合体形成体10Rの下方板状部10sが、洗浄槽接続部材7に装備した板体29の横外方側に位置するように構成されることによって、扉体3が洗浄槽横幅方向に移動することが規制されている。
以上の通り、本実施形態においては、上方側左方連結部UL、上方側右方連結部UR、下方側左方連結部SL、及び、下方側右方連結部SRの夫々が、係合作用部Eu、Esと係合部分Fu、Fsとを、洗浄槽上下幅方向での相対移動を許容する状態で係合させるように構成されている。
そして、下方側の左方の係合部分Fsに、左方側係合体形成体10Lの洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、下方側の左方の係合作用部Esを洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する左方側の受止め支持体として、上下位置調整用回転体25が設けられることになる。
同様に、下方側の右方の係合部分Fsに、右方側係合体形成体10Rの洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、下方側の右方の係合作用部Esを洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する右方側の受止め支持体として、上下位置調整用回転体25が設けられることになる。
ちなみに、扉体3を洗浄槽2に装着するために、扉体3に取付けた係合体Eを洗浄槽2の前部に設けた係合部Fに係合させた状態においては、左方側係合体形成体10L及び右方側係合体形成体10Rが、洗浄槽2における左右の前方張出部2fの間に位置するものとなるが、図2、図15及び図16に示すように、洗浄槽2における右方側の前方張出部2fには、上方側操作用窓31及び下方側操作用窓32が形成されている。
そして、上方側操作用窓31を通して、上方側の右方の係合作用部Euと上方側の右方の係合部分Fuとの係合状態の確認や、上方側の右方の係合部分Fuが備える前後位置調整用回転体16の回転操作を行うことができ、加えて、固定用ボルト18の装着作業を行えるように構成されている。
また、下方側操作用窓32を通して、下方側の右方の係合作用部Esと下方側の右方の係合部分Fsとの係合状態の確認や、下方側の右方の係合部分Fsが備える前後位置調整用回転体23及び上下位置調整用回転体25の回転操作を行うことができ、加えて、固定用ボルト27の装着作業を行えるように構成されている。
ちなみに、図示は省略するが、上方側操作用窓31及び下方側操作用窓32は、左方側の前方張出部2fにも形成されて、上方側の左方の係合作用部Euと上方側の左方の係合部分Fuとの係合状態の確認や、下方側の左方の係合作用部Esと下方側の左方の係合部分Fsとの係合状態の確認等の作業を行えるように構成されている。
食器洗浄機Sの扉体3は、上述の如く、食器洗浄機SをシステムキッチンKに設置する際に、その施工現場にて、洗浄槽2の前部に装着されることになるため、食器洗浄機Sの洗浄槽2の前部には、図2、図6及び図9に示すように、合成樹脂製の前カバーMが装着されて、洗浄槽2の前部に装備した機器類を覆うように構成されている。
前カバーMは、平面視形状がコの字状に構成されるものであって、その横幅方向の端部を洗浄槽2の左右の前方張出部2fの外方に位置させる状態で、その上部側の左右両側部分が、樹脂製の装着ネジ33にて洗浄槽2に止着されている。
そして、前カバーMには、係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを挿通させるために、上下方向に沿う4つのスリット状開口34が形成されている。
また、前カバーMには、図6及び図9に示すように、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rにおける支持金具11との接続部分を挿通させる4つの窓状の挿通開口35が形成されており、扉体3を洗浄槽2の前部に装着した状態において、前カバーMを、扉体3と洗浄槽2の間に位置させることができるように構成されている。
尚、前カバーMの上部側箇所には、扉体3を装着しない状態において、洗浄槽2を引出し操作する仮把手部36が形成されている。
ちなみに、図2に示すように、洗浄槽2における前面部の上端箇所には、扉体3の後面と接当するシール部材37が装備されて、扉体3の洗浄槽2に対する洗浄槽前後幅方向での位置が変更されても、扉体3と洗浄槽2との間に大きな隙間が生じることを抑制するように構成されている。
次に、扉体3を洗浄槽2に装着する手順について説明を加える。
先ず、扉体3の後面に装着した係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを、前カバーMのスリット状開口34を通して、前カバーMの内部に挿入し、次に、上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを、上方側の左右一対の係合部分Fu及び下方側の左右一対の係合部分Fsに係合させることになる(図18参照)。
具体的には、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rにおける上方板状部10uの係合孔17を、上方側の係合部分Fuの前後位置調整用回転体16に係合させる。
同様に、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rにおける下方板状部10sの係合孔24を、下方側の係合部分Fuの前後位置調整用回転体23に係合させ、かつ、下方板状部10sの接当部26を下方側の係合部分Fsの上下位置調整用回転体25に接当する状態に載せ付ける。
次に、係合体Eにおける上方側の左右一対の係合作用部Eu及び下方側の左右一対の係合作用部Esを、上方側の左右一対の係合部分Fu及び下方側の左右一対の係合部分Fsに係合させた状態において、扉体3の洗浄槽上下幅方向での位置、扉体3の洗浄槽前後幅方向での位置、及び、扉体3の洗浄槽横幅方向での位置を調節することになり、加えて、扉体3の前後方向での傾きや左右方向での傾きを調節することになる。
具体的には、左右一対の下方側の係合部分Fsに装備した上下位置調整用回転体25を回転操作することにより、扉体3の洗浄槽上下幅方向での位置を調節する。
また、上方側の左右一対の係合部分Fuに装備した前後位置調整用回転体16及び下方側の左右一対の係合部分Fsに装備した前後位置調整用回転体23の回転操作により、扉体3の洗浄槽前後幅方向での位置を調節することになる。
この際、左右の前後位置調整用回転体16及び左右の前後位置調整用回転体23の回転操作により、扉体3の上方側の左右両側部分及び下方側の左右両側部分についての洗浄槽前後幅方向での位置を調節することにより、扉体3の前後方向での傾きや左右方向での傾きを調節することができる。
また、必要に応じて、頭付ボルト14を操作しながら、左方側係合体形成体10Lや右方側係合体形成体10Rの扉体3に対する横幅方向での位置を調節することによって、扉体3の洗浄槽横幅方向での位置を調節することができる。
そして、扉体3の洗浄槽2に対する位置調節が終了すると、上方側の左右一対の係合部分Fuに対応する固定用ボルト18及び下方側の左右一対の係合部分Fsに対応する固定用ボルト27を締結し、また、4つの頭付ボルト14を締結する締結作業を行う。
ちなみに、扉体3を洗浄槽2の前部に装着する作業を行う際には、装着ネジ33を少し緩めて、前カバーMを前後に揺動できる状態にしておき、上述した締結作業が終了した段階で、前カバーMを扉体3後面に密着させるように揺動させ、その後、装着ネジ33を締め付けて、前カバーMを固定することになる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、扉体3の上下幅が、本体ケーシング1の上下幅と同じ幅となる場合を例示したが、扉体3の上下幅を、本体ケーシング1の上下幅よりも大きくする場合についても、本発明は適用できるものである。
(2)上記実施形態においては、受止め支持体としての上下位置調整用回転体25が、下方側の左方の係合部分Fu及び下方側の右方の係合部分Fうに設けられる場合を例示したが、受止め支持体としての上下位置調整用回転体25を、上方側の左方の係合部分Fs及び上方側の右方の係合部分Fsに設ける形態で実施してもよい。
(3)上記実施形態においては、受止め支持体として、偏心式のカム操作体として構成された上下位置調整用回転体25を設ける場合を例示したが、受止め支持体としては、例えば、上下方向に螺進式に移動調節されるボルト状体を設ける等、各種の構成のものを適用できる。
1 本体ケーシング
2 洗浄槽
3 扉体
10L 左方側係合体形成体
10R 右方側係合体形成体
10r 連結片
11 支持金具
12 接続体
14 締付け具
25 受止め支持体
A 洗浄槽挿脱用開口
E 係合体
Eu 係合作用部
Es 係合作用部
F 係合部
Fu 係合部分
Fs 係合部分
JL 左方取付け機構
JR 右方取付け機構
SL 下方側左方連結部
SR 下方側右方連結部
UL 上方側左方連結部
UR 上方側右方連結部

Claims (3)

  1. 上部が開口された洗浄槽が、本体ケーシングの前部に形成された洗浄槽挿脱用開口を通して前記本体ケーシングに対して挿脱されることにより、前記本体ケーシングの内部の洗浄運転用の収納位置に収納された収納状態と前記本体ケーシングの前方に引き出された引出し状態とに切換え自在に構成され、
    前記洗浄槽の前記収納状態において前記洗浄槽挿脱用開口を閉じる扉体が、その後面に取付けた係合体を前記洗浄槽の前部に設けた係合部に係合させた状態で、前記洗浄槽の前部に装着された食器洗浄機であって、
    前記扉体が、前記洗浄槽の前部の上下幅方向の全体及び横幅方向の全体を覆うように構成され、
    前記係合体が、上方側の左右一対の係合作用部及び下方側の左右一対の係合作用部を備えるように構成され、
    前記係合部が、前記上方側の左右一対の係合作用部が各別に係合する上方側の左右一対の係合部分、及び、前記下方側の左右一対の係合作用部が各別に係合する下方側の左右一対の係合部分を備えるように構成され、
    前記上方側の左方の係合作用部と前記上方側の左方の係合部分とが係合する上方側左方連結部、前記上方側の右方の係合作用部と前記上方側の右方の係合部分とが係合する上方側右方連結部、前記下方側の左方の係合作用部と前記下方側の左方の係合部分とが係合する下方側左方連結部、及び、前記下方側の右方の係合作用部と前記下方側の右方の係合部分とが係合する下方側右方連結部の夫々が、前記係合作用部と前記係合部分とを洗浄槽前後幅方向での相対移動を阻止した状態に係合させ、かつ、前記係合部分に対する前記係合作用部の前記洗浄槽前後幅方向での位置を変更調節自在に構成され
    前記係合体が、前記上方側の左方の係合作用部及び前記下方側の左方の係合作用部を前記扉体の上下幅方向に伸びる軸状部の上下両端に備える左方側係合体形成体、及び、前記上方側の右方の係合作用部及び前記下方側の右方の係合作用部を前記扉体の上下幅方向に伸びる軸状部の上下両端に備える右方側係合体形成体を備えるように構成され、
    前記上方側左方連結部、前記上方側右方連結部、前記下方側左方連結部、及び、前記下方側右方連結部の夫々が、前記係合作用部と前記係合部分とを、洗浄槽上下幅方向での相対移動を許容する状態で係合させるように構成され、
    前記上方側の左方の係合部分又は前記下方側の左方の係合部分に、前記左方側係合体形成体の前記洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、前記上方側の左方の係合作用部又は前記下方側の左方の係合作用部を前記洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する左方側の受止め支持体が設けられ、
    前記上方側の右方の係合部分又は前記下方側の右方の係合部分に、前記右方側係合体形成体の前記洗浄槽上下幅方向での位置を調節すべく、前記上方側の右方の係合作用部又は前記下方側の右方の係合作用部を前記洗浄槽上下幅方向での位置を変更調節自在に受止め支持する右方側の受止め支持体が設けられ、
    前記左方側係合体形成体を前記扉体に取付ける左方取付け機構及び前記右方側係合体形成体を前記扉体に取付ける右方取付け機構の夫々が、前記扉体の洗浄槽横幅方向の位置を調節自在に構成されている食器洗浄機。
  2. 前記左方取付け機構が、前記扉体に固定した支持金具に対して前記洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ前記扉体の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体に対して、前記左方側係合体形成体から連設した連結片を前記洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、前記連結片と前記接続体とに亘って架設される一つの締付け具によって、前記支持金具に対する前記接続体の移動を固定しかつ前記接続体に対する前記連結片の離脱を阻止する状態に固定するように構成され、
    前記右方取付け機構が、前記扉体に固定した支持金具に対して前記洗浄槽横幅方向に移動自在に且つ前記扉体の後面から離間する方向への移動を阻止された状態に支持された接続体に対して、前記右方側係合体形成体から連設した連結片を前記洗浄槽横幅方向に一体移動するように係合させ、且つ、前記連結片と前記接続体とに亘って架設される一つの締付け具によって、前記支持金具に対する前記接続体の移動を固定しかつ前記接続体に対する前記連結片の離脱を阻止する状態に固定するように構成されている請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記左方取付け機構が、前記左方側係合体形成体における上下の2箇所の夫々に設けられ、
    前記右方取付け機構が、前記右方側係合体形成体における上下の2箇所の夫々に設けられている請求項2記載の食器洗浄機。
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