JP5677032B2 - 加熱調理設備 - Google Patents
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Description
つまり、本発明の加熱調理設備におけるキッチンカウンターは、ビルトインコンロを備えるものであるが、シンクを備えないものであり、このため、通常は、シンクを備えたカウンター等の他のカウンターと並べて設置されて使用されることになる。
つまり、キッチンカウンターが、その左側を建物の壁に隣接させる状態で配置され、そして、シンクを備えたカウンターが、キッチンカウンターの右側に並置される例が記載されている。
そして、壁に隣接するコンロバーナは、シンクを備えるカウンターから離れた状態で位置するため、使用者によっては、使い勝手が悪いと感じるものであった。
横方向に並ぶ複数のコンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成され、
前記開口が、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に形成されて、前記コンロバーナのうちの最大火力が高火力となる一端側のコンロバーナとそれに対応する側の前記カウンタトップの横端部との間隔が、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナとそれに対応する側の前記カウンタトップの横端部との間隔よりも大きくなるように構成され、
横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップを備えたキッチンカウンターへの装着を許容し、且つ、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、他端側のものが一端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップを備えたキッチンカウンターへの装着を牽制する、誤設置防止用牽制手段が設けられている点を特徴とする。
前記ビルトインコンロが、前記コンロバーナを備える本体部と天板とを備え、
前記本体部が、前記開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記天板が、前記カウンタトップに組み付けた前記本体部を覆う状態に装着され、
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠に載置されることより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記誤設置防止用牽制手段が、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップに対して、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠の装着を許容し、且つ、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、他端側のものが一端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠の装着を牽制する手段である点を特徴とする。
前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップに、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠が前記開口の縁部に装着されるのを許容し、且つ、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、他端側のものが一端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠の下端側部分に設けた牽制用凸部との接当により、当該載置枠が前記開口の縁部に装着されるのを牽制する牽制用当たり部が設けられ、
前記誤設置防止用牽制手段が、前記牽制用凸部及び前記牽制用当たり部にて構成されている点を特徴とする。
そして、前記誤設置防止用牽制手段が、前記牽制用凸部及び前記牽制用当たり部にて構成されている。
前記鍔部を含めた前記本体部の横幅が前記開口の横幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が前記開口の前方側及び後方側の縁部にて係止支持される左右一対の縦枠部分を備え、
前記鍔部における前記本体部の左右に位置する左右鍔部分が、前記左右一対の縦枠部分に載置されるように構成され、
前記左右一対の縦枠部分に、前記牽制用凸部が形成されている点を特徴とする。
そして、鍔部における本体部の左右に位置する左右鍔部分が、左右一対の縦枠部分に載置されることにより、本体部が開口に装着されることになる。
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅が前記開口の前後幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が前記左右一対の縦枠部分にて載置支持される横枠部分を、前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に位置させる状態で備え、
前記牽制用凸部が、装着が牽制されるべき前記キッチンカウンターに対して、前記左右一対の縦枠部分が前後反転姿勢で前記開口の縁部に装着された場合には、前記牽制用当たり部と接当しないように構成され、
前記鍔部における前記本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、前記横枠部分が存在する側の鍔部分が、前記横枠部分に載置され、且つ、前記横枠部分が存在しない側の鍔部分が、前記開口の前方側又は後方側の縁部に載置されるように構成され、
前記左右一対の縦枠部分と前記横枠部分とに、前記左右一対の縦枠部分が前後適正姿勢で前記開口の縁部に装着された場合には、前記設定組付位置に位置させた前記横枠部分の両端部を前記左右一対の縦枠部分に載置するときに係合状態となり、前記左右一対の縦枠部分が前後反転姿勢で前記開口の縁部に装着された場合には、前記設定組付位置に位置させた前記横枠部分の両端部を前記左右一対の縦枠部分に載置するときに非係合状態となる載置牽制用係合部が設けられている点を特徴とする。
前記天板に、下方に突出する突起部が設けられ、
前記左右一対の縦枠部分が前記前後反転姿勢で前記開口の縁部に装着され、かつ、前記横枠部分が、前記設定組付位置とは反対側に相当する前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する位置にて、前記前後反転姿勢の前記左右一対の縦枠部分にて載置される前後反転組付状態においては、前記載置牽制用係合部が係合状態となるように構成され、
前記載置枠に、前記左右一対の縦枠部分が前記前後適正姿勢で前記開口の縁部に装着され、かつ、前記横枠部分が、前記設定組付位置にて、前記前後適正姿勢の前記左右一対の縦枠部分にて載置される適正組付状態においては、前記突起部が挿入可能となり、且つ、前記左右一対の縦枠部分及び前記横枠部分の前記前後反転組付状態においては、前記突起部が挿入不能となる状態で、前記突起部の挿入孔が形成されている点を特徴とする。
しかしながら、左右一対の縦枠部分が前後反転姿勢で開口の縁部に装着され、かつ、横枠部分が、設定組付位置とは反対側に相当する開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する位置にて、前後反転姿勢の左右一対の縦枠部分にて載置される前後反転組付状態においては、天板に設けた突起部が、載置枠に形成した挿入孔に挿入不能となるため、この挿入不能な状態になることをもって、前後反転組付状態の載置枠に載置された状態で本体部が装着された状態であることを認識させることが可能となる。
そして、前後反転組付状態においては、牽制用凸部と牽制用当たり部との接当による牽制作用が適正通り発揮されない。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、コンロバーナ1を横幅方向に並べた状態で備えるビルトインコンロとしてのビルトイン式のガスコンロGが、キッチンカウンターKのカウンタトップKaに形成した矩形状の開口2(図7参照)に挿入される状態で装着されて加熱調理設備が構成されている。
そして、ガスコンロGとして、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力よりも大きくなるように構成された左端高火力型コンロGL(図1参照)と、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力よりも大きくなるように構成された右端高火力型コンロGR(図2参照)とがある。
すなわち、キッチンカウンターKとして、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において右側に偏った位置に形成された左端高火力型用カウンターKL(図1参照)と、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において左側に偏った位置に形成された右端高火力型用カウンターKR(図2参照)とがある。
つまり、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの最大火力が高火力となる一端側のコンロバーナとそのコンロバーナに隣接するカウンタトップKaの横端部との間隔LHが、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナとそのコンロバーナに隣接するカウンタトップKaの横端部との間隔Lhよりも大きくなっている。
つまり、キッチンカウンターKの設置箇所が、左右いずれの側に壁部が存在する場合であっても、使用者の好みに合わせて、左端高火力型コンロGLを装着した左端高火力型用カウンターKL及び右端高火力型コンロGRを装着した右端高火力型用カウンターKRを選択して設置できるものとなる。
尚、以下の説明において、3つのコンロバーナ1L〜1Rを区別する必要がないときには、単に、コンロバーナ1と記載し、左端高火力型コンロGLと右端高火力型コンロGRとを区別する必要がないときには、単に、ガスコンロGと記載し、さらに、左端高火力型用カウンターKLと右端高火力型用カウンターKRとを区別する必要が無いときには、単に、キッチンカウンターKと記載する。
本体部G1が、カウンタトップKaの開口2に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部3がカウンタトップ側に係止支持される状態で、カウンタトップKaに組み付けられている。
天板G2が、カウンタトップKaに組み付けられた本体部G1を覆い且つ周縁部をカウンタトップKaの上面に接当させる状態に装着され、また、天板G2の上部には、五徳Dが装備されている。
そして、上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下面を利用して、後述の如く、ケーシング4がキッチンカウンターKに固定されるようになっている。
そして、上述の如く、本体部G1や天板G2がカウンタトップKaの前縁よりも後方側に引退した位置に装着されるのに対して、操作部G3は、キッチンカウンターKの前縁側部分に装着されている。
尚、例示はしないが、収納位置に位置する操作部G3を後方側に少し押し込み操作することにより、操作部G3を突出位置に自動的に位置変更操作し、突出位置に位置する操作部G3を収納位置に押し込み操作することにより、収納位置に自動的に保持する操作部保持機構が設けられている。
ちなみに、消火ボタンBが押し操作されると、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rのうちの点火しているものが全て消火されることになる。
これら鍔部分3F〜3Rは、本体部G1の同じ高さに形成されている。
そして、鍔部3が、開口2の縁部にて係止支持された載置枠5の鍔部載置面Sに載置されることにより、カウンタトップ側に係止支持されるように構成されている。
本実施形態においては、段部状の縁部として、図3、図4、及び、図7に示すように、開口2の前縁に沿って形成される前方側の縁部EF、開口2の後縁に沿って形成される後方側の縁部EB、開口2の左縁に沿って形成される左方側の縁部EL、及び、開口2の右縁に沿って形成される右方側の縁部ERが設けられている。ちなみに、これら縁部EF〜ERの上面の高さは同じ高さである。
ちなみに、本実施形態においては、開口2の前方側の縁部EFに隣接する箇所に横枠部分5Bを位置させる状態が、開口2の前方側の縁部EFに隣接する設定組付位置に横枠部分5Bを位置させる状態に相当する。
また、主体部分A1が、端部部分A2に対して、その端部部分A2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分A1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さになるように構成されている。
また、主体部分B1が、端部部分B2に対して、その端部部分B2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分B1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さとなるように構成されている。
尚、縦枠部分5Aは、開口2における左方側箇所に配置する場合と右方側箇所に配置する場合とがあり、且つ、横枠部分5Bが縦枠部分5Aに載置された状態において、横枠部分5Bの舌片6が縦枠部分5Aの横幅方向における中央よりも端部側に位置するため、縦枠部分5Aには、嵌合孔7が左右一対形成されている。
そして、図15及び図16に示す縦枠部分5Aは、右端高火力型コンロGRを右端高火力型用カウンターKRに装着する際に使用するものであり、その上面には、「R」のマークが刻印されている。
つまり、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、左端高火力型用の載置枠5Lが構成され、また、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、右端高火力型用の載置枠5Rが構成されている。
すなわち、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aにおいては、図11及び図12に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの左側の縦壁部ALが、右側の縦壁部ARよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成されている。
これに対して、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aにおいては、図15及び図16に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの右側の縦壁部ARが、左側の縦壁部ALよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成される。
つまり、右端高火力型コンロ用の載置枠5Rを左端高火力型用カウンターKLに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、右側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
つまり、左端高火力型コンロ用の載置枠5Lを右端高火力型用カウンターKRに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、左側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
周縁枠12は、図20に示すように、断面形状がT字状であり、上部の外側延出部分が、パッキン13を介してカウンタトップKaの上面に接当するカウンタトップ接当部分12aとして構成され、上部の内側延出部分が、ガラスプレート10の上面に接当するガラスプレート接当部分12bとして構成されている。
このガラスプレート固定具14は、図21に示すように、周縁枠12の長手方向に沿って伸びる長尺状でかつ緩やかに弓形状に湾曲する縦板部分14a、及び、この縦板部分14aの両端部から水平方向に突出する支持板部分14bを主要部として構成され、縦板部分14aには、周縁枠12の内面側部に形成した係合凹部12cに係合する係合凸部14cが、打ち出し形成されている。
尚、図20においては記載を省略するが、周縁枠12、ガラスプレート固定具14、ガラスプレート10の端面部分、及び、載置プレート11の端面部分にて囲まれる空間部分には、シリコンが充填されるようになっている。
このバーナリング15は、その下面側においてはコンロバーナ1と係合し、かつ、その上面側においては五徳Dを位置決め保持するように構成されている。
上方枠部分D2は、図3〜図5に示すように、左右の側板16A、背板16B、底板16C、及び、底板16Cから立設された仕切り板16Dを備え、また、前面部には、左右の開閉扉16E、16F、及び、それら開閉扉16E、16Fの上方に位置する前側板16Gを備えている。
尚、例示図では、左端高火力型用カウンターKLでは、右方側の方を左方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置され、右端高火力型用カウンターKRでは、左方側の方を右方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置されている。
この連結板17は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成され、また、ケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下方に位置する部分の高さが、ケーシング4の上方側部分4Uの底面が位置する高さよりも少し低い高さとなり、かつ、左右の端部側部分の高さが、カウンタトップKaの底面に接触する高さとなるように構成されている。
尚、連結板17とケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面との間には、シール材18が配設されている(図3参照)。
この前遮蔽板19は、後端側が連結板17の前面の凹溝に嵌合し、且つ、前端側が前側板16Gの裏面側に設けられた枠体に着脱自在にビス等により連結された状態で設けられて、着脱できるように構成されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
この後遮蔽板20は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成されて、両端部が左右の側板16Aに着脱自在に接続されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
図3及び図5に示すように、キッチンカウンターKの内部に配置される連結板17と本体部G1のケーシング4における上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面とを接続するL字状の固定金具21が、キッチンカウンターKの横幅方向の3箇所に設けられている。
つまり、張り出し部4Uhは金属製であるため、その底壁に形成されたビス孔24に、ビス23が螺合されるようになっている。
この固定用係止部材25は、図25及び図26に示すように、キッチンカウンターKの前後幅方向に沿って伸びる左右の縦壁部25Aと、その両縦壁部25Aの長手方向の中間部における上部同士を接続する接続部25Bとからなり、縦壁部25Aの先端部が、係止作用部として機能するように構成されている。
支持枠29は、側面視形状が逆U字状に形成されるものであって、その先端部には、支持台30に対する接続部29Aを備え、その後端部には、固定用係止部材25における揺動支点形成用の切欠き部26に係合する揺動支点形成用の突起29Bを備え、さらに、上壁部には、ロック用ボルト27が上下に貫通する挿通孔31が、縦壁部25Aの長手方向に沿う長孔状に形成されている。
そして、L字状の固定金具21を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、その固定金具21を装着する箇所が、キッチンカウンターKの内部空間のうちの前方側部分であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、固定金具21を装着する作業を良好に行える。
また、固定用係止部材25を装着する作業は、カウンタトップKaの上方側からケーシング4の上部開口を通して、ロック用ボルト27を操作することにより行えるため、その作業を良好に行える。
図18、図19、及び、図20に示すように、天板G2の下面側には、頭付きの雄ネジ部材32が、頭部を載置プレート11の内方側に位置させ且つ棒状ネジ部を載置プレート11から突出させた状態に、載置プレート11に取付けられている。
つまり、天板G2には、下方に突出する固定用の雄ネジ部材32が設けられている。
したがって、天板G2を装着する際に、雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33を挿通され、その状態において、雌ネジ部材34を締め付けることにより、載置枠5に対して雄ネジ部材32を引っ張り操作して、天板G2を下方側に引っ張り操作した状態に装着できるようになっている。
したがって、天板G2の雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33に挿入不能となることをもって、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させることができるように構成されている。
つまり、誤設置防止用牽制手段Fは、上述の説明から明らかな如く、牽制用凸部Faが、装着が牽制されるべき前記左端高火力型用カウンター又は前記右端高火力型用カウンターに対して、左右一対の縦枠部分5Aが前後反転姿勢で開口2の縁部に装着された場合には、牽制用当たり部Fbと接当しないように構成されることになるため、載置枠5が前後反転組付状態の場合には、牽制作用を適切に発揮しないことになるが、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させて、載置枠5を適正組付状態にて組み付ける状態に装着し直すようにすることができるため、誤設置防止用牽制手段Fの牽制作用を適切に作用させることができるのである。
この係止体36は、図22〜図24に示すように、ケーシング4の底壁から上方に延びる状態で設けられた筒状の支持枠体37の上部に、横軸心X周りで回動自在に枢支されて、被係止体35から離間する待機位置(図22参照)と被係止体35を係止して下方側に押圧する係止位置(図23参照)とに回動されるように構成され、且つ、捩りコイル式のスプリング38によって、待機位置に復帰付勢されている。
そして、棒状体39を正逆に回転操作して螺進移動させることにより、棒状体39の先端部にて係止体36の被操作部36Aを押し操作して、係止体36を待機位置と係止位置とに回動操作するように構成されている。
ちなみに、操作作用部39Aの端面には、マイナスドライバーやプラスドライバー等の回転操作具が嵌合する嵌合部が形成されて、棒状体39を大きな力で回転操作できるように構成されている。
そして、雄ネジ部材32に雌ネジ部材34を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、本体部G1の前方や横側方であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、雌ネジ部材34を装着する作業を良好に行える。
また、係止体36を回動操作する作業は、カウンタトップKaの下方で行うものの、本体部G1の底壁近くで行えるため、その作業を良好に行える。
次に別実施形態を説明する。
(イ)上記実施形態においては、3つのコンロバーナを横幅方向に並べた状態でビルトインコンロに備えさせる場合を例示したが、4つ以上のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態や、一対のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態で実施してもよい。
2 開口
3 鍔部
3F、3B前後鍔部分
3L、3R左右鍔部分
5 載置枠
5A 縦枠部分
5B 横枠部分
6、7 載置牽制用係合部
32 突起部
33 挿入孔
F 誤設置防止用牽制手段
Fa 牽制用凸部
Fb 牽制用当たり部
G ビルトインコンロ
G1 本体部
G2 天板
GL 左端高火力型コンロ
GR 右端高火力型コンロ
K キッチンカウンター
Ka カウンタトップ
KL 左端高火力型用カウンター
KR 右端高火力型用カウンター
LH 間隔
Lh 間隔
Claims (6)
- コンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えるビルトインコンロが、キッチンカウンターのカウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で装着される加熱調理設備であって、
横方向に並ぶ複数のコンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成され、
前記開口が、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に形成されて、前記コンロバーナのうちの最大火力が高火力となる一端側のコンロバーナとそれに対応する側の前記カウンタトップの横端部との間隔が、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナとそれに対応する側の前記カウンタトップの横端部との間隔よりも大きくなるように構成され、
横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップを備えたキッチンカウンターへの装着を許容し、且つ、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、他端側のものが一端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップを備えたキッチンカウンターへの装着を牽制する、誤設置防止用牽制手段が設けられている加熱調理設備。 - 前記ビルトインコンロが、前記コンロバーナを備える本体部と天板とを備え、
前記本体部が、前記開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記天板が、前記カウンタトップに組み付けた前記本体部を覆う状態に装着され、
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠に載置されることより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記誤設置防止用牽制手段が、前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップに対して、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠の装着を許容し、且つ、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、他端側のものが一端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠の装着を牽制する手段である請求項1記載の加熱調理設備。 - 前記カウンタトップの横幅方向において、前記コンロバーナのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に前記開口が形成された前記カウンタトップに、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、一端側のものが他端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠が前記開口の縁部に装着されるのを許容し、且つ、横方向に並ぶ複数の前記コンロバーナのうちの、他端側のものが一端側のものよりも最大火力が高火力となる状態に構成された前記ビルトインコンロの装着に使用する前記載置枠の下端側部分に設けた牽制用凸部との接当により、当該載置枠が前記開口の縁部に装着されるのを牽制する牽制用当たり部が設けられ、
前記誤設置防止用牽制手段が、前記牽制用凸部及び前記牽制用当たり部にて構成されている請求項2記載の加熱調理設備。 - 前記鍔部を含めた前記本体部の横幅が前記開口の横幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が前記開口の前方側及び後方側の縁部にて係止支持される左右一対の縦枠部分を備え、
前記鍔部における前記本体部の左右に位置する左右鍔部分が、前記左右一対の縦枠部分に載置されるように構成され、
前記左右一対の縦枠部分に、前記牽制用凸部が形成されている請求項3記載の加熱調理設備。 - 前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅が前記開口の前後幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が前記左右一対の縦枠部分にて載置支持される横枠部分を、前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に位置させる状態で備え、
前記鍔部における前記本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、前記横枠部分が存在する側の鍔部分が、前記横枠部分に載置され、且つ、前記横枠部分が存在しない側の鍔部分が、前記開口の前方側又は後方側の縁部に載置されるように構成され、
前記牽制用凸部が、装着が牽制されるべき前記キッチンカウンターに対して、前記左右一対の縦枠部分が前後反転姿勢で前記開口の縁部に装着された場合には、前記牽制用当たり部と接当しないように構成され、
前記左右一対の縦枠部分と前記横枠部分とに、前記左右一対の縦枠部分が前後適正姿勢で前記開口の縁部に装着された場合には、前記設定組付位置に位置させた前記横枠部分の両端部を前記左右一対の縦枠部分に載置するときに係合状態となり、前記左右一対の縦枠部分が前後反転姿勢で前記開口の縁部に装着された場合には、前記設定組付位置に位置させた前記横枠部分の両端部を前記左右一対の縦枠部分に載置するときに非係合状態となる載置牽制用係合部が設けられている請求項4記載の加熱調理設備。 - 前記天板に、下方に突出する突起部が設けられ、
前記左右一対の縦枠部分が前記前後反転姿勢で前記開口の縁部に装着され、かつ、前記横枠部分が、前記設定組付位置とは反対側に相当する前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する位置にて、前記前後反転姿勢の前記左右一対の縦枠部分にて載置される前後反転組付状態においては、前記載置牽制用係合部が係合状態となるように構成され、
前記載置枠に、前記左右一対の縦枠部分が前記前後適正姿勢で前記開口の縁部に装着され、かつ、前記横枠部分が、前記設定組付位置にて、前記前後適正姿勢の前記左右一対の縦枠部分にて載置される適正組付状態においては、前記突起部が挿入可能となり、且つ、前記左右一対の縦枠部分及び前記横枠部分の前記前後反転組付状態においては、前記突起部が挿入不能となる状態で、前記突起部の挿入孔が形成されている請求項5記載の加熱調理設備。
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