JP5650989B2 - ビルトイン式のガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロに関する。
かかるビルトイン式のガスコンロは、本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で装着され、その本体部が天板にて覆われるものであるから、使い易く、また、カウンタトップの上部側箇所を美麗な状態にできるものである。
また、天板の周縁部がカウンタトップの上面に接当する状態に装着されるものであるから、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを抑制できることになる。
かかるビルトイン式のガスコンロの第1の従来例として、天板に、下方に突出する姿勢で係合体が設けられ、本体部に、天板が下方に移動されるに伴って、天板の係合体にて押圧されて後退変位し、その後、係合体がさらに下方に移動すると係合体による押圧が解除されて弾性復帰して、係合体に係合する弾性変位式の被係合体が設けられて、被係合体が係合した係合体の上方移動を規制することにより、天板の浮き上がりを規制したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、特許文献1においては、天板の周縁部に、カウンタトップの上面に接当するシール材が備えられて、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを抑制するようになっている。
また、ビルトイン式のガスコンロの第2の従来例として、天板の周縁部に、天板を貫通する複数の孔が周方向に沿って並ぶ状態で形成され、カウンタトップに、天板の複数の孔に貫通させる複数の埋め込みボルトが、複数の孔に対応する状態でカウンタトップの上面から上方に突出する姿勢で設けられ、さらに、埋め込みボルトの先端に螺合する化粧ナットが設けられて、本体部を覆う状態に天板を装着したときに、天板の複数の孔から突出する埋め込みボルトの先端に化粧ナットを締結することにより、天板をカウンタトップの上面側に押し付けるようにしたものがある(例えば、特許文献2(図6、図7)参照。)。
特開2010−32135号公報 特開2001−12752号公報
第1の従来例においては、係合体と被係合体との係合により、天板の上方移動を規制するものであるため、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができないため、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できない虞があった。
第2の従来例においては、化粧ナットの締め付けにより、天板の周縁部をカウンタトップの上面側に押し付けることができるため、周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できるものの、化粧ナットが、天板の上部に露出するものであるから、カウンタトップの上方箇所の外観を美麗な状態にできないものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けた状態に天板を装着することができ、しかも、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供する点にある。
本発明のビルトイン式のガスコンロは、コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられ
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠の鍔部載置面に載置されることにより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記載置枠に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記載置枠の下方に突出する部分に螺合され且つ前記載置枠の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている点を特徴とする。
すなわち、本体部を覆うように天板を装着した状態において、天板の下方に突出する固定用突起を、天板の下方側より操作可能な天板固定手段によって、下方側に引っ張り操作して固定することができる。
そして、天板固定手段によって固定用突起が下方側に引っ張り操作されて固定された状態の天板は、その周縁部がカウンタトップの上面に押し付けられた状態となるのであり、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できる。
また、天板の固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、天板の下方側より操作可能に設けられるものであるから、天板固定手段がカウンタトップの上方に露出することがないため、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるのである。
要するに、本発明の第1特徴構成によれば、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けた状態に天板を装着することができ、しかも、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
又、本発明の第1特徴構成によれば、上端に鍔部を備える本体部は、鍔部を含めた前後幅又は横幅の少なくとも一方が、開口の前後幅又は横幅よりも小さくなるように形成されているため、本体部の上端に備えさせた鍔部が、開口の縁部に係止支持される状態で設けられる載置枠に載置されることにより、カウンタトップ側に係止されることになる。
そして、天板の下方に突出する状態で設ける固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体として構成されて、本体部を覆う状態に天板を装着したときに、載置枠に形成した挿通孔を貫通して下方に突出することになる。
このような状態において、天板の下方側より、天板固定手段としての雌ネジ部材を、固定用突起における載置枠の下方に突出する部分に螺合させて、締め付けるように回動操作することにより、雌ネジ部材が、載置枠に対して固定用突起を下方側に引っ張り操作することになるため、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができるものとなる。
また、鍔部を含めた前後幅又は横幅の少なくとも一方が、開口の前後幅又は横幅よりも小さくなるように形成されている本体部のうちの、開口の前後幅又は横幅よりも小さくなる側の前後又は横側の側面が、カウンタトップの開口の内側面から離れて位置することになるため、本体部の側面とカウンタトップの開口の内側面との間に、雌ネジ部材を操作するための空間を確保することができるものとなり、この空間を利用して雌ネジ部材を操作することができるように固定用突起を装備することにより、雌ネジ部材に対する操作が行い易いものとなる。
さらに、本体部の鍔部を含めた前後幅又は横幅の少なくとも一方が開口の前後幅又は横幅よりも小さいため、配送のために本体部や天板を梱包するにあたり、本体部の鍔部を含めた前後幅及び横幅が開口前後幅及び横幅よりも大きい場合に較べて、その梱包の大きさを小さくすることができ、配送のための搬送面において有利となるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した作用効果に加えて、天板固定手段の操作性の向上を図ることができ、かつ、配送のための搬送面において有利となるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅及び横幅が、前記開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が前記開口の前方側及び後方側の縁部に係止支持される左右一対の縦枠部分、及び、前記カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が前記左右一対の縦枠部分にて係止支持され、且つ、前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に配置される横枠部分を備え、
前記鍔部における前記本体部の左右に位置する左右鍔部分が、前記左右一対の縦枠部分に載置され、かつ、前記鍔部における前記本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、前記横枠部分が存在する側の鍔部分が、前記横枠部分に載置され、且つ、前記横枠部分が存在しない側の鍔部分が、前記開口の前方側又は後方側の縁部に載置されるように構成され、
前記固定用突起が、前記左右一対の縦枠部分及び前記横枠部分の夫々に対応させて設けられている点を特徴とする。
すなわち、鍔部を含めた本体部の横幅が、開口の横幅よりも小さく形成されるため、それに合わせて、載置枠が、カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が開口の前方側及び後方側の縁部にて係止支持される左右一対の縦枠部分を備えるように構成され、そして、鍔部における本体部の左右に位置する左右鍔部分が、左右一対の縦枠部分に載置されることになる。
また、鍔部を含めた本体部の前後幅が開口の前後幅よりも小さく形成されるため、それに合わせて、載置枠が、カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が左右一対の縦枠部分に載置支持される横枠部分を、開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に配置される状態で備えるように構成され、そして、鍔部における本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、横枠部分が存在する側の鍔部分が、横枠部分に載置され、且つ、横枠部分が存在しない側の鍔部分が、開口の前方側又は後方側の縁部に載置される。
つまり、鍔部を含めた前後幅及び横幅が開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成された本体部が、鍔部における本体部の左右に位置する左右鍔部分を、左右一対の縦枠部分に載置し、且つ、鍔部における本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、横枠部分が存在する側の鍔部分を、横枠部分に載置し、横枠部分が存在しない側の鍔部分を、開口の前方側又は後方側の縁部に載置させた状態で、開口に装着されることになる。
また、天板の下方に突出する状態で設ける固定用突起が、載置枠における左右一対の縦枠部分及び横枠部分の夫々に対応して設けられるものであるから、天板の周縁部に周方向に沿って並ぶことになる多数の固定用突起を用いて、天板を下方側に引き操作して固定保持することができる。
したがって、鍔部を含めた本体部の前後幅及び横幅を、開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成するものであるから、本体部の前後幅及び横幅が小さくなることにより、配送のために本体部や天板を梱包するにあたり、その梱包の大きさの小型化を一層図り易いものとなり、配送のための搬送面において一層有利となる。
また、鍔部における本体部の左右に位置する左右鍔部分を、載置枠における左右一対の縦枠部分に載置するものであるから、鍔部を含めた本体部の横幅を、開口の横幅よりも十分に小さく形成することができ、配送のために本体部や天板を梱包するにあたり、その梱包の大きさの一層の小型化を図り易いものとなる。
つまり、本体部は、コンロバーナを横幅方向に並べた状態に備えることになるため、その横幅が前後幅に較べて大きくなるものであるが、そのような本体部の横幅を、極力小さくできるものとなるため、ビルトインコンロを梱包するにあたり、その梱包の大きさの一層の小型化を図り易いものとなるのである。
さらに、鍔部を含めた本体部の前後幅を開口の前後幅よりも小さく形成するのに合わせて、鍔部における本体部の前後に位置する前後鍔部分を載置するために、載置枠に横枠部分を備えさせるようにするにあたり、開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に位置させるようにする一つの横枠部分を備えさせて、鍔部における本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、横枠部分が存在する側の鍔部分を、横枠部分に載置させ、横枠部分が存在しない側の鍔部分を、開口の前方側又は後方側の縁部に載置させるものであるから、開口の前方側及び後方側の縁部に隣接する位置に装着する一対の横枠部分を備えさせるようにするに較べて、載置枠の簡素化を図ることができるものとなる。
さらに、天板の周縁部に周方向に沿って並ぶことになる多数の固定用突起を用いて、天板を下方側に引き操作して固定保持することができるため、天板の周縁部の全体をカウンタトップの上面に的確に押し付けるようにすることができる。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第特徴構成による作用効果に加えて、本体部や天板を梱包するにあたり、その梱包の大きさの一層の小型化を図ることができ、しかも、載置枠の構成の簡素化を図り、さらには、天板の周縁部の全体をカウンタトップの上面に的確に押し付けるようにすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
本発明のビルトイン式のガスコンロは、コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたものであって、その第3特徴構成は、
前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられ、
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記鍔部に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記鍔部の下方に突出する部分に螺合され且つ前記鍔部の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている点を特徴とする。
すなわち、本体部を覆うように天板を装着した状態において、天板の下方に突出する固定用突起を、天板の下方側より操作可能な天板固定手段によって、下方側に引っ張り操作して固定することができる。
そして、天板固定手段によって固定用突起が下方側に引っ張り操作されて固定された状態の天板は、その周縁部がカウンタトップの上面に押し付けられた状態となるのであり、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できる。
また、天板の固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、天板の下方側より操作可能に設けられるものであるから、天板固定手段がカウンタトップの上方に露出することがないため、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるのである。
要するに、本発明の第3特徴構成によれば、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けた状態に天板を装着することができ、しかも、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
又、本発明の第3特徴構成によれば、天板の下方に突出する状態で設ける固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体として構成されて、本体部を覆う状態に天板を装着したときに、本体部の鍔部に形成した挿通孔を貫通して下方に突出することになる。
この状態において、天板の下方側より、天板固定手段としての雌ネジ部材を、固定用突起における鍔部の下方に突出する部分に螺合させて、締め付けるように回動操作することにより、雌ネジ部材が、鍔部に対して固定用突起を下方側に引っ張り操作することになるため、天板のトップの周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができるものとなる。
このように、本体部が本来的に備える鍔部を有効利用して、固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定するものであるから、簡素な構成にて、固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定することができる。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した作用効果に加えて、簡素な構成にて、固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定することができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
本発明の第特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成のいずれかに加えて、
前記本体部を前記開口の縁部からの浮き上がりを阻止するように止着する本体部止着手段が装備されている点を特徴とする。
すなわち、本体部止着手段によって、開口の縁部から本体部が浮き上がることを阻止させているから、本体部の重量のみにて、その浮き上がりを阻止する場合に較べて、雌ネジ部材の締め付け力を大きくしても、本体部が浮き上がることを抑制できるため、雌ネジ部材の締め付け力を大きくして、天板の周縁部をカウンタトップの上面に大きな圧力にて押し付けた状態にすることができる。
説明を加えると、本体部を覆う状態に天板を装着した状態において、固定突起の先端部に雌ネジ部材を螺合させて締め付けると、天板の周縁部がカウンタトップの上面に押付けられるに伴って、本体部を浮き上がらせるようにする力が作用するものとなるが、本体部止着手段によって、開口の縁部から本体部が浮き上がることを阻止させているから、本体部の重量のみにて、その浮き上がりを阻止する場合に較べて、雌ネジ部材の締め付け力を大きくできるのである。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した第1〜第3特徴構成のいずれかによる作用効果に加えて、天板の周縁部をカウンタトップの上面に大きな圧力にて押し付けた状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
本発明のビルトイン式のガスコンロは、コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたものであって、その第5特徴構成は、
前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられ、
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記カウンタトップに、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記カウンタトップの下方に突出する部分に螺合され且つ前記カウンタトップの下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている点を特徴とする。
すなわち、本体部を覆うように天板を装着した状態において、天板の下方に突出する固定用突起を、天板の下方側より操作可能な天板固定手段によって、下方側に引っ張り操作して固定することができる。
そして、天板固定手段によって固定用突起が下方側に引っ張り操作されて固定された状態の天板は、その周縁部がカウンタトップの上面に押し付けられた状態となるのであり、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できる。
また、天板の固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、天板の下方側より操作可能に設けられるものであるから、天板固定手段がカウンタトップの上方に露出することがないため、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるのである。
要するに、本発明の第5特徴構成によれば、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けた状態に天板を装着することができ、しかも、カウンタトップの上方箇所を外観が美麗な状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
又、本発明の第5特徴構成によれば、天板の下方に突出する状態で設ける固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体として構成されて、本体部を覆う状態に天板を装着したときに、カウンタトップに形成した挿通孔を貫通して下方に突出することになる。
この状態において、天板の下方側より、天板固定手段としての雌ネジ部材を、固定用突起におけるカウンタトップの下方に突出する部分に螺合させて、締め付けるように回動操作することにより、雌ネジ部材が、カウンタトップに対して固定用突起を下方側に引っ張り操作することになるため、天板のトップの周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができるものとなる。
このように、天板の周縁部を押し付けることになるカウンタトップに対して、天板を直接的に締め付け固定して、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けるものであるから、天板の周縁部をカウンタトップの上面に大きな圧力にて押し付けた状態にすることができる。
要するに、本発明の第特徴構成によれば、上記した作用効果に加えて、天板の周縁部をカウンタトップの上面に大きな圧力にて押し付けた状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
本発明の第6特徴構成は、上記した第1〜第5特徴構成のいずれかに加えて、
前記開口における前記鍔部を係止支持するための縁部が、前記カウンタトップの上面よりも下方側に位置する段部状に形成され、
前記天板が、前記開口に嵌合される状態で且つその周縁部の上端側に鍔状に備える接当部を前記カウンタトップの上面に接当させた状態で装着されている点を特徴とする。
すなわち、カウンタトップの開口における本体部の鍔部を係止支持するための縁部が、カウンタトップの上面よりも下方側に位置する段部状に形成されて、天板が、開口に嵌合される状態で装着される。
そして、天板の周縁部の上端側に、鍔状に備えさせた接当部が、カウンタトップの上面に接当されることになる。
このように、天板が開口に嵌合される状態で装着されるものであるから、例えば、カウンタトップの上面と天板の上面とを同じ高さにする等、カウンタトップの上面と天板の上面との高さが大きく異ならない状態にできるため、カウンタトップの上方箇所の外観を一層美麗な状態にすることができる。
そして、天板の周縁部の接当部が、カウンタトップの上面に押し付けられた状態で接当することになるため、その周縁部の接当部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できる。
要するに、本発明の第6特徴構成によれば、上記した第1〜第5特徴構成のいずかによる作用効果に加えて、カウンタトップの上方箇所の外観を一層美麗な状態にすることができるビルトイン式のガスコンロを提供できる。
左端高火力型コンロを装備した加熱調理設備の斜視図 右端高火力型コンロを装備した加熱調理設備の斜視図 第1実施形態のガスコンロ装着部の縦断側面図 ガスコンロを離脱させた状態のガスコンロ装着部の切欠正面図 第1実施形態のガスコンロ装着部の切欠き正面図 同部を破断した状態の斜視図 ガスコンロの天板を外した状態の平面図 ガスコンロを破断した状態の斜視図 ガスコンロ装着部の前端側箇所を示す縦断側面図 ガスコンロ装着部の後端側箇所を示す縦断側面図 載置枠の左端高火力型コンロ用の縦枠部分を示す斜視図 図11におけるXII−XII線矢視図 載置枠の横枠部分を示す斜視図 同枠部分の縦断側面図 載置枠の右端高火力型コンロ用の縦枠部分を示す斜視図 図15におけるXVI−XVI線矢視図 天板の平面図 天板の裏面図 天板の正面図 ガラスプレート固定部の縦断側面図 ガラスプレート固定具の斜視図 天板止着手段の切欠き側面図 同手段の切欠き側面図 同手段の正面図 本体部止着手段の斜視図 同手段の分解斜視図 誤設置状態を示す破断斜視図 誤設置状態を示す破断斜視図 第2実施形態の縦断側面図 第2実施形態の要部の縦断側面図 第2実施形態の縦断正面図 第2実施形態の縦断正面図 第3実施形態の縦断側面図 第3実施形態の要部の縦断側面図 第3実施形態の縦断正面図 第3実施形態の縦断正面図
〔第1実施形態〕
次に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、コンロバーナ1を横幅方向に並べた状態で備えるビルトインコンロとしてのビルトイン式のガスコンロGが、キッチンカウンターKのカウンタトップKaに形成した矩形状の開口2(図7参照)に挿入される状態で装着されて加熱調理設備が構成されている。
本実施形態においては、コンロバーナ1として、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rが横方向に並べて備えられている。
そして、ガスコンロGとして、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力よりも大きくなるように構成された左端高火力型コンロGL(図1参照)と、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力よりも大きくなるように構成された右端高火力型コンロGR(図2参照)とがある。
ちなみに、本実施形態においては、左端高火力型コンロGLにおける中間のコンロバーナ1Mの最大火力が、左端のコンロバーナ1Lと同じ火力となるように構成され、右端高火力型コンロGRにおける中間のコンロバーナ1Mの最大火力が、右端のコンロバーナ1Rと同じ火力となるように構成されているが、中間のコンロバーナ1Mの最大火力は、種々変更できるものである。
また、カウンタトップKaに形成される開口2が、カウンタトップKaの横幅方向において、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナが存在する側に偏った位置に形成されている。
すなわち、キッチンカウンターKとして、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において右側に偏った位置に形成された左端高火力型用カウンターKL(図1参照)と、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において左側に偏った位置に形成された右端高火力型用カウンターKR(図2参照)とがある。
そして、左端高火力型コンロGLを左端高火力型用カウンターKLに装着した状態や、右端高火力型コンロGRを右端高火力型用カウンターKRに装着した状態においては、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの最大火力が高火力となる一端側のコンロバーナとそのコンロバーナに隣接するカウンタトップKaの横端部との間隔LHが、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの最大火力が一端側のコンロバーナよりも低い他端側のコンロバーナとそれに隣接するカウンタトップKaの横端部との間隔Lhよりも大きくなるように構成されている。
したがって、左端高火力型コンロGLを装着した左端高火力型用カウンターKLや、右端高火力型コンロGRを装着した右端高火力型用カウンターKRは、建物の壁部がその両横側のいずれの側に位置しても、建物の壁部を過熱することを回避できるものとなる。
つまり、キッチンカウンターKの設置箇所が、左右いずれの側に壁部が存在する場合であっても、使用者の好みに合わせて、左端高火力型コンロGLを装着した左端高火力型用カウンターKL及び右端高火力型コンロGRを装着した右端高火力型用カウンターKRを選択して設置できるものとなる。
以下、左端高火力型コンロGL及び左端高火力型用カウンターKLを代表にして、ガスコンロG及びキッチンカウンターKについて説明を加える。
尚、以下の説明において、3つのコンロバーナ1L〜1Rを区別する必要がないときには、単に、コンロバーナ1と記載し、左端高火力型コンロGLと右端高火力型コンロGRとを区別する必要がないときには、単に、ガスコンロGと記載し、さらに、左端高火力型用カウンターKLと右端高火力型用カウンターKRとを区別する必要が無いときには、単に、キッチンカウンターKと記載する。
図3及び図4に示すように、ガスコンロGは、コンロバーナ1を備える本体部G1、天板G2、及び、操作部G3を主要部として構成されている。
本体部G1が、カウンタトップKaの開口2に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部3がカウンタトップ側に係止支持される状態で、カウンタトップKaに組み付けられている。
天板G2が、カウンタトップKaに組み付けられた本体部G1を覆い且つ周縁部をカウンタトップKaの上面に接当させる状態に装着され、また、天板G2の上部には、五徳Dが装備されている。
本体部G1は、図8にも示すように、底壁及び側壁を備えた金属製の有底筒状のケーシング4の内部に、コンロバーナ1等の機器類を収納して構成され、そのケーシング4の上端に、そのケーシング4と一体形成される状態で鍔部3が設けられている。
ケーシング4は、上方側部分4Uが下方側部分4Dよりも、平面視形状が大きくなるように形成されており、図3及び図8に示すように、上方側部分4Uが、下方側部分4Dよりも前方側に大きく張り出す張り出し部4Uhを前方側に備えるように構成されている。
そして、上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下面を利用して、後述の如く、ケーシング4がキッチンカウンターKに固定されるようになっている。
本実施形態においては、本体部G1が、カウンタトップKaの前縁よりも後方側に大きく引退した位置に装着され、天板G2が、本体部G1の装着箇所を覆う状態で装着されており、カウンタトップKaにおける天板G2よりも前側部分が、調理作業面を構成するようになっている。
操作部G3は、横長の帯板状に形成されて、その上面部に、3つのコンロバーナ1L〜1Rの点火及び消火、並びに、火力調整等の操作を行う操作スイッチ類を備えている。
そして、上述の如く、本体部G1や天板G2がカウンタトップKaの前縁よりも後方側に引退した位置に装着されるのに対して、操作部G3は、キッチンカウンターKの前縁側部分に装着されている。
具体的には、操作部G3が、カウンタトップKaの下方側に収納される収納位置とカウンタトップKaの前方側に突出する突出位置とに位置変更自在に支持されて、突出位置に位置された状態において、3つのコンロバーナ1L〜1Rの点火及び消火、並びに、火力調整等の操作を行えるようになっている。
尚、例示はしないが、収納位置に位置する操作部G3を後方側に少し押し込み操作することにより、操作部G3を突出位置に自動的に位置変更操作し、突出位置に位置する操作部G3を収納位置に押し込み操作することにより、収納位置に自動的に保持する操作部保持機構が設けられている。
また、図1に示すように、キッチンカウンターKの前面における操作部G3の横側箇所には、消火ボタンBが装備されており、操作部G3を収納位置に収納してコンロバーナ1を燃焼させている状態において、コンロバーナ1を消火するときに、この消火ボタンBを押し操作することにより、コンロバーナ1を消火させることができるようになっている。
ちなみに、消火ボタンBが押し操作されると、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rのうちの点火しているものが全て消火されることになる。
本体部G1の鍔部3は、図7及び図8に示すように、本体部G1の前側に延びる前側の鍔部分3F、本体部G1の後側に延びる後側の鍔部分3B、本体部G1の左側に延びる左側の鍔部分3L、及び、本体部G1の右側に延びる右側の鍔部分3Rからなる。
これら鍔部分3F〜3Rは、本体部G1の同じ高さに形成されている。
そして、本体部G1の鍔部3を含めた前後幅及び横幅が、開口2の前後幅及び横幅よりも小さく形成され、鍔部3を載置支持する載置枠5が、開口2の縁部に係止支持される状態で設けられている。
そして、鍔部3が、開口2の縁部にて係止支持された載置枠5の縁部載置面Sに載置されることにより、カウンタトップ側に係止支持されるように構成されている。
開口2の縁部が、カウンタトップKaの上面よりも下方側に位置する段部状に形成されており、載置枠5が、段部状の縁部に載置されるようになっている。
本実施形態においては、段部状の縁部として、図3、図4、及び、図7に示すように、開口2の前縁に沿って形成される前方側の縁部EF、開口2の後縁に沿って形成される後方側の縁部EB、開口2の左縁に沿って形成される左方側の縁部EL、及び、開口2の右縁に沿って形成される右方側の縁部ERが設けられている。ちなみに、これら縁部EF〜ERの上面の高さは同じ高さである。
載置枠5が、図7に示す如く、カウンタトップKaの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端が開口2の前方側及び後方側の縁部EF、EBに係止支持されるように載置される左右一対の縦枠部分5A、及び、カウンタトップKaの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右端部が左右一対の縦枠部分5Aに係止支持されるように載置され、且つ、開口2の前方側の縁部EFに隣接する箇所に配置される横枠部分5Bを備えるように構成されている。
ちなみに、本実施形態においては、開口2の前方側の縁部EFに隣接する箇所に横枠部分5Bを位置させる状態が、開口2の前方側の縁部EFに隣接する設定組付位置に横枠部分5Bを位置させる状態に相当する。
そして、鍔部3における本体部G1の左右に位置する左右鍔部分3L、3Rが、左右一対の縦枠部分5Aに載置され、鍔部3における本体部G1の前後に位置する前後鍔部分3F、3Bのうちの、横枠部分5Bが存在する側の前方側の鍔部分3Fが、横枠部分5Bに載置され、横枠部分5Bが存在しない側の後方側の鍔部分3Bが、後方側の縁部EBに載置されるように構成されている。
左右の縦枠部分5Aは、同じ仕様であって、図11及び図12に示すように、断面形状逆U字状の主体部分A1の両端に、前後の縁部EF、EBに係止支持されるように載置される板状の端部部分A2を備えるものであり、主体部分A1の上面にて、鍔部載置面Sが形成されている。
また、主体部分A1が、端部部分A2に対して、その端部部分A2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分A1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さになるように構成されている。
横枠部分5Bは、図13及び図14に示すように、断面形状逆U字状の主体部分B1の両端に、左右の縦枠部分A1に係止支持されるように載置される板状の端部部分B2を備えるものであり、主体部分B1の上面にて、鍔部載置面Sが形成されている。
また、主体部分B1が、端部部分B2に対して、その端部部分B2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分B1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さとなるように構成されている。
横枠部分5Bの端部部分B2には、下向きの舌片6が切り出し形成され、縦枠部分5Aの主体部分A1における開口2の前縁側に相当する部分には、横枠部分5Bの舌片6が嵌合する嵌合孔7が形成されている。
尚、縦枠部分5Aは、開口2における左方側箇所に配置する場合と右方側箇所に配置する場合とがあり、且つ、横枠部分5Bが縦枠部分5Aに載置された状態において、横枠部分5Bの舌片6が縦枠部分5Aの横幅方向における中央よりも端部側に位置するため、縦枠部分5Aには、嵌合孔7が左右一対形成されている。
そして、本実施形態においては、左右一対の縦枠部分5Aに形成された嵌合孔7と横枠部分5Bに形成された舌片6とが、左右一対の縦枠部分5Aが前後適正姿勢で開口2の縁部に装着された場合には、設定組付位置に位置させた横枠部分5Bの両端部を左右一対の縦枠部分5Aに載置するときに係合状態となり、左右一対の縦枠部分5Aが前後反転姿勢で開口2の縁部に装着された場合には、設定組付位置に位置させた横枠部分5Bの両端部を左右一対の縦枠部分5Aに載置するときに非係合状態となる載置牽制用係合部として機能するように構成されている。
図11及び図12に示す縦枠部分5Aは、左端高火力型コンロGLを左端高火力型用カウンターKLに装着する際に使用するものであり、その上面には、「L」のマークが刻印されている。
そして、図15及び図16に示す縦枠部分5Aは、右端高火力型コンロGRを右端高火力型用カウンターKRに装着する際に使用するものであり、その上面には、「R」のマークが刻印されている。
つまり、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、左端高火力型用の載置枠5Lが構成され、また、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、右端高火力型用の載置枠5Rが構成されている。
左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aと、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aとは、同様に構成されるものであるが、誤設置防止のために、一部が異なる状態に構成されている。
すなわち、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aにおいては、図11及び図12に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの左側の縦壁部ALが、右側の縦壁部ARよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成されている。
これに対して、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aにおいては、図15及び図16に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの右側の縦壁部ARが、左側の縦壁部ALよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成される。
そして、図4〜図6及び図27に示すように、左端高火力型用カウンターKLにおける開口2の右側の縁部ERよりも内方側の下方箇所には、左端高火力型コンロ用の載置枠5Lにおける縦枠部分5Aが開口2の縁部に装着されるのを許容しかつ右端高火力型コンロ用の載置枠5Rにおける縦枠部分5Aが開口2の縁部に装着されるのを牽制用凸部Faとの接当により牽制する牽制用当たり部Fbが設けられている。
つまり、右端高火力型コンロ用の載置枠5Rを左端高火力型用カウンターKLに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、右側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
また、図28に示すように、右端高火力型用カウンターKRにおける開口2の左側の縁部ELよりも内方側の下方箇所には、右端高火力型コンロ用の載置枠5Rにおける縦枠部分5Aが開口2の縁部に装着されるのを許容しかつ左端高火力型コンロ用の載置枠5Lにおける縦枠部分5Aが開口2の縁部に装着されるのを牽制用凸部Faとの接当により牽制する牽制用当たり部Fbが設けられている。
つまり、左端高火力型コンロ用の載置枠5Lを右端高火力型用カウンターKRに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、左側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
したがって、牽制用凸部Faと牽制用当たり部Fbとの接当により、左端高火力型コンロGLの右端高火力型用カウンターKRへの装着を牽制し、かつ、右端高火力型コンロGRの左端高火力型用カウンターKLへの装着を牽制して、左端高火力型用カウンターKLには左端高火力型コンロGLが装着され、かつ、右端高火力型用カウンターKRには右端高火力型コンロGRが装着される適正な装着状態を的確に現出できるように構成されている。
すなわち、本実施形態においては、左端高火力型コンロGLの左端高火力型用カウンターKLへの装着を許容しかつ右端高火力型用カウンターKRへの装着を牽制し、且つ、右端高火力型コンロGRの右端高火力型用カウンターKRへの装着を許容しかつ左端高火力型用カウンターKLへの装着を牽制する誤設置防止用牽制手段Fが、左端高火力型コンロ用の載置枠5Lの左端高火力型用カウンターKLへの装着を許容しかつ右端高火力型用カウンターKRへの装着を牽制し、且つ、右端高火力型コンロ用の載置枠5Rの右端高火力型用カウンターKRへの装着を許容しかつ左端高火力型用カウンターKLへの装着を牽制する手段として構成されるものであり、具体的には、誤設置防止用牽制手段Fが、牽制用凸部Faと牽制用当たり部Fbとから構成されている。
上述の如く、開口2の縁部、つまり、前方側の縁部EF、後方側の縁部EB、左方側の縁部EL、及び、右方側の縁部ERが、カウンタトップKaの上面よりも下方側に位置する段部状に形成されているため、天板G2が、開口2に嵌合される状態で装着されて、その上面がカウンタトップKaの上面と同じ高さになるように構成さている。
天板G2は、図17〜図20に示すように、ガラスプレート10、そのガラスプレート10の下面側に位置する金属製の載置プレート11、及び、周縁枠12を主要部として構成されている。
周縁枠12は、図20に示すように、断面形状がT字状であり、上部の外側延出部分が、パッキン13を介してカウンタトップKaの上面に接当するカウンタトップ接当部分12aとして構成され、上部の内側延出部分が、ガラスプレート10の上面に接当するガラスプレート接当部分12bとして構成されている。
周縁枠12の内面側部分には、図20に示すように、載置プレート11を載置支持するガラスプレート固定具14が、周縁枠12の長手方向の複数箇所に設けられている。
このガラスプレート固定具14は、図21に示すように、周縁枠12の長手方向に沿って伸びる長尺状でかつ緩やかに弓形状に湾曲する縦板部分14a、及び、この縦板部分14aの両端部から水平方向に突出する支持板部分14bを主要部として構成され、縦板部分14aには、周縁枠12の内面側部に形成した係合凹部12cに係合する係合凸部14cが、打ち出し形成されている。
したがって、ガラスプレート固定具14が、縦板部分14aの係合凸部14cを周縁枠12の係合凹部12cに係合させた状態で、周縁枠12の内面側部に装着されることになり、そして、ガラスプレート10及び載置プレート11が、ガラスプレート固定具14の支持板部分14bと周縁枠12のガラスプレート接当部分12bとの間に挟まれる状態で、周縁枠12に支持されるように構成されている。
尚、図20においては記載を省略するが、周縁枠12、ガラスプレート固定具14、ガラスプレート10の端面部分、及び、載置プレート11の端面部分にて囲まれる空間部分には、シリコンが充填されるようになっている。
また、天板G2には、図17及び図18に示すように、コンロバーナ1を挿通する開口部が形成され、その開口部には、バーナリング15が装着されている。
このバーナリング15は、その下面側においてはコンロバーナ1と係合し、かつ、その上面側においては五徳Dを位置決め保持するように構成されている。
キッチンカウンターKは、図1及び図2に示すように、下方枠部分D1と上方枠部分D2とが段積みされた状態に構成され、上方枠部分D2の上部に、カウンタトップKaが装着されている。
上方枠部分D2は、図3〜図5に示すように、左右の側板16A、背板16B、底板16C、及び、底板16Cから立設された仕切り板16Dを備え、また、前面部には、左右の開閉扉16E、16F、及び、それら開閉扉16E、16Fの上方に位置する前側板16Gを備えている。
仕切り板16Dは、上方枠部分D2の内部空間を左右に仕切るものであって、本実施形態においては、内部空間を左右が不均一となる状態で仕切るように配置されている。そして、左右の開閉扉16E、16Fが、仕切り板16Dの仕切り位置に合わせた大きさに形成されている。
尚、例示図では、左端高火力型用カウンターKLでは、右方側の方を左方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置され、右端高火力型用カウンターKRでは、左方側の方を右方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置されている。
上方枠部分D2の内部の上方側箇所で、且つ、本体部G1のケーシング4における上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下方に相当する箇所に、キッチンカウンターKの横幅方向に伸びる木製の連結板17が設けられている。
この連結板17は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成され、また、ケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下方に位置する部分の高さが、ケーシング4の上方側部分4Uの底面が位置する高さよりも少し低い高さとなり、かつ、左右の端部側部分の高さが、カウンタトップKaの底面に接触する高さとなるように構成されている。
そして、連結板17は、左右の端部側部分が左右の側板16Aに接続され、かつ、左右の端部側部分の上面が、カウンタトップKaの底面に接続されて、上方枠部分D2の強度部材として、機能するように構成されている。
尚、連結板17とケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面との間には、シール材18が配設されている(図3参照)。
連結板17と前側板16Gとの間に、左右の側板16Aに亘る大きさの薄板状の前遮蔽板19が配設され、その前遮蔽板19よりも上方の空間が、上述した操作部G3や、その操作部G3と本体部G1とを接続する電線類等を配設する収納空間として機能するように構成されている。
この前遮蔽板19は、後端側が連結板17の前面の凹溝に嵌合し、且つ、前端側が前側板16Gの裏面側に設けられた枠体に着脱自在にビス等により連結された状態で設けられて、着脱できるように構成されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
連結板17の下方部と背板16Bとの間には、本体部G1の下方側箇所を覆う後遮蔽板20が設けられている。
この後遮蔽板20は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成されて、両端部が左右の側板16Aに着脱自在に接続されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
ちなみに、上方枠部分D2の内部の上方側空間、つまり、ガスコンロGが配設されることになる上方側空間が、前遮蔽板19、連結板17、及び、後遮蔽板20にて、下方側空間と遮蔽されるため、開閉扉16E、16Fを開閉したときに、上方側空間内に空気が出入することが抑制されて、コンロバーナ1の燃焼に悪影響を与えることが回避されるようになっている。
本実施形態においては、ガスコンロGの本体部G1を開口2の縁部EL、ER、EF、EBからの浮き上がりを阻止するように止着する本体部止着手段P、及び、天板G2をカウントトップKaに押圧するように止着する天板止着手段Qが装備されており、以下、本体部止着手段P、及び、天板止着手段Qについて説明する。
先ず、本体部止着手段Pについて説明する。
図3及び図5に示すように、キッチンカウンターKの内部に配置される連結板17と本体部G1のケーシング4における上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面とを接続するL字状の固定金具21が、キッチンカウンターKの横幅方向の3箇所に設けられている。
固定金具21は、その下方部が連結板17の前面に当て付けた状態で、ビス22にて連結板17に締め付け固定され、そして、その上方部が張り出し部4Uhの底面に当て付けた状態で、ビス23にて張り出し部4Uhの底壁に締め付け固定されている。
つまり、張り出し部4Uhは金属製であるため、その底壁に形成されたビス孔24に、ビス23が螺合されるようになっている。
ちなみに、固定金具21を設置する手順としては、先ず、その下方部を連結板17に締め付け固定し、次に、その上方部を張り出し部4Uhに締め付け固定する手順が用いられることになり、このような手順を用いることにより、上方部を張り出し部4Uhに締め付け固定する際に、ケーシング4を下方側に引っ張り操作できるため、本体部G1の鍔部3を載置枠5や開口2の後方の縁部EBに圧接できることになる。
図3、図7及び図10に示すように、カウンタトップKaの開口2における後方側の縁部EBの下面に当て付ける固定用係止部材25が、キッチンカウンターKの横幅方向の2箇所に設けられている。
この固定用係止部材25は、図25及び図26に示すように、キッチンカウンターKの前後幅方向に沿って伸びる左右の縦壁部25Aと、その両縦壁部25Aの長手方向の中間部における上部同士を接続する接続部25Bとからなり、縦壁部25Aの先端部が、係止作用部として機能するように構成されている。
縦壁部25Aの後端部には、揺動支点形成用の切欠き部26が先端側に向かって凹入する状態に形成され、また、接続部25Bには、ロック用ボルト27の螺合孔28が形成されている。
この固定用係止部材25をその長手方向に沿ってスライド自在に且つ上下揺動自在に支持する支持枠29が、ケーシング4の上部開口の近くに設けた支持台30(図10参照)にボルト固定される状態で設けられている。
支持枠29は、側面視形状が逆U字状に形成されるものであって、その先端部には、支持台30に対する接続部29Aを備え、その後端部には、固定用係止部材25における揺動支点形成用の切欠き部26に係合する揺動支点形成用の突起29Bを備え、さらに、上壁部には、ロック用ボルト27が上下に貫通する挿通孔31が、縦壁部25Aの長手方向に沿う長孔状に形成されている。
そして、固定用係止部材25が、切欠き部26に突起29Bを係合させ、かつ、接続部25Bを支持枠29の内部に位置させる状態に配置され、ロック用ボルト27が、支持枠29の挿通孔31を上方から下方に向けて貫通して、その先端を固定用係止部材25の螺合孔28に螺合させる状態で配置されている。
したがって、本体部G1のケーシング4の上部開口を通して、ロック用ボルト27の頭部を、キッチンカウンターKの前後幅方向に沿って移動させることにより、固定用係止部材25を、キッチンカウンターKの前後幅方向に沿ってスライド操作でき、また、ロック用ボルト27を正逆に回転操作することにより、突起29Bを支点として、固定用係止部材25を上下に揺動操作できるように構成されている。
ちなみに、固定用係止部材25の設置手順は、本体部G1を開口2に装着する際には、固定用係止部材25をケーシング4の内方に引退させておき、本体部G1が開口2に装着された後において、固定用係止部材25を十分に下方側に揺動させた状態で、ロック用ボルト27をキッチンカウンターKの後部側に向けてスライド移動させ、その後、固定用係止部材25を上方に向けて揺動させるように、ロック用ボルト27を回転操作することになる。
以上の通り、本実施形態の本体部止着手段Pは、本体部G1の前側部分をL字状の固定金具21にて止着し、且つ、本体部G1の後側部分を固定用係止部材25にて止着するように構成されている。
そして、L字状の固定金具21を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、その固定金具21を装着する箇所が、キッチンカウンターKの内部空間のうちの前方側部分であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、固定金具21を装着する作業を良好に行える。
また、固定用係止部材25を装着する作業は、カウンタトップKaの上方側からケーシング4の上部開口を通して、ロック用ボルト27を操作することにより行えるため、その作業を良好に行える。
次に、天板止着手段Qについて説明する。
図18、図19、及び、図20に示すように、天板G2の下面側には、頭付きの雄ネジ部材32が、頭部を載置プレート11の内方側に位置させ且つ棒状ネジ部を載置プレート11から突出させた状態に、載置プレート11に取付けられている。
つまり、天板G2には、下方に突出する固定用突起としての、下方に突出する固定用の雄ネジ部材32が設けられており、この雄ネジ部材32は、外周に雄ネジが形成された棒状体に相当する。
この雄ネジ部材32は、天板G2が開口2に嵌合された状態において、載置枠5における横枠部分5Bの両端部や中間部に対応する位置、及び、縦枠部分5AにおけるカウンタトップKaの奥側に相当する端部に対応する位置に位置させた状態で、天板G2の周縁部に沿って5つ設けられ、そして、図7及び図11〜図14に示すように、載置枠15の横枠部分5Bや縦枠部分5Aの雄ネジ部材32に対応する位置には、雄ネジ部材32を挿通させる挿通孔33が形成されている。
また、図3、図5及び図9に示すように、天板G2が開口2に嵌合された状態において挿通孔33より突出する雄ネジ部材32の先端部に螺合され且つ載置枠5の下面に当て付けられる蝶ナット式の雌ネジ部材34が設けられている。この雌ネジ部材34は、雄ネジ部材32を下方側から引っ張り操作して固定し且つ天板G2の下方側より操作可能な天板固定手段Rとして機能することになる。
したがって、天板G2を装着する際に、雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33を挿通され、その状態において、雌ネジ部材34を締め付けることにより、載置枠5に対して雄ネジ部材32を引っ張り操作して、天板G2を下方側に引っ張り操作した状態に装着できるようになっている。
ちなみに、本実施形態においては、左右一対の縦枠部分5Aが前後反転姿勢で開口2の縁部に装着され、かつ、横枠部分5Bが、設定組付位置とは反対側に相当する開口2の後方側の縁部に隣接する位置にて、前後反転姿勢の左右一対の縦枠部分5Aに載置される前後反転組付状態においても、載置牽制用係合部としての舌片6と嵌合孔7とが係合状態となるように構成されるものであるが、載置枠5に形成された挿通孔33が、左右一対の縦枠部分5A及び横枠部分5Bの前後反転組付状態においては、突起部としての雄ネジ部材32が挿入不能となり、且つ、左右一対の縦枠部分5Aが前後適正姿勢で開口2の縁部に装着され、かつ、横枠部分5Bが、設定組付位置にて、前後適正姿勢の左右一対の縦枠部分5Aに載置される適正組付状態においては、突起部としての雄ネジ部材32が挿入可能となる挿入孔として作用することになる。
したがって、天板G2の雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33に挿入不能となることをもって、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させることができるように構成されている。
このように、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させることができるため、載置枠5を適正組付状態にて組み付ける状態に装着し直すことにより、上述した誤設置防止用牽制手段Fの牽制作用を適切に作用させることができるようになっている。
つまり、誤設置防止用牽制手段Fは、上述の説明から明らかな如く、牽制用凸部Faが、装着が牽制されるべき前記左端高火力型用カウンター又は前記右端高火力型用カウンターに対して、左右一対の縦枠部分5Aが前後反転姿勢で開口2の縁部に装着された場合には、牽制用当たり部Fbと接当しないように構成されることになるため、載置枠5が前後反転組付状態の場合には、牽制作用を適切に発揮しないことになるが、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させて、載置枠5を適正組付状態にて組み付ける状態に装着し直すようにすることができるため、誤設置防止用牽制手段Fの牽制作用を適切に作用させることができるのである。
図3及び図8に示すように、天板G2の後端側で且つ横幅方向の中央側から下方に向けて突出する状態で天板G2から連設した被係止片35を係止して、天板G2を下方側に引っ張り移動する回動式の係止体36が設けられている。
この係止体36は、図22〜図24に示すように、ケーシング4の底壁から上方に延びる状態で設けられた筒状の支持枠体37の上部に、横軸心X周りで回動自在に枢支されて、被係止体35から離間する待機位置(図22参照)と被係止体35を係止して下方側に押圧する係止位置(図23参照)とに回動されるように構成され、且つ、捩りコイル式のスプリング38によって、待機位置に復帰付勢されている。
係止体36を待機位置と係止位置とに回動操作する棒状体39が、支持枠体37の上端側に設けた雌ネジ部材40に螺進移動自在に螺合し、且つ、下端側の挿通支持部41に回転自在及び長手方向に移動自在に支持された状態で設けられている。
そして、棒状体39を正逆に回転操作して螺進移動させることにより、棒状体39の先端部にて係止体36の被操作部36Aを押し操作して、係止体36を待機位置と係止位置とに回動操作するように構成されている。
また、棒状体39の下端部の操作作用部39Aが、ケーシング4の底壁に形成した操作用開口42に臨むように位置されて、棒状体39をケーシング4の外方より回転操作できるように構成されている。
ちなみに、操作作用部39Aの端面には、マイナスドライバーやプラスドライバー等の回転操作具が嵌合する嵌合部が形成されて、棒状体39を大きな力で回転操作できるように構成されている。
以上の通り、本実施形態の天板止着手段Qは、天板G2の前側部分及び横側部分については天板G2の下方から突出する状態で設けた雄ネジ部材32を用いて止着し、且つ、天板G2の後側部分については係止体36を用いて止着するように構成されている。
そして、雄ネジ部材32に雌ネジ部材34を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、本体部G1の前方や横側方であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、雌ネジ部材34を装着する作業を良好に行える。
また、係止体36を回動操作する作業は、カウンタトップKaの下方で行うものの、本体部G1の底壁近くで行えるため、その作業を良好に行える。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態について説明するが、上記第1実施形態と同じ構成については説明を省略する。
上記第1実施形態においては、本体部G1が載置枠5を用いてカウンタトップKaに装着される場合を例示したが、この第2実施形態においては、図29〜図32に示すように、鍔部3を含めた本体部G1の前後幅や横幅が、カウンタトップKの開口2の前後幅や横幅より大きく形成されて、本体部G1の鍔部3が、開口2の前後や左右の縁部EF〜ERに係止されている。
そして、上記第1実施形態おいては、天板G2から下方に突出する状態で設けた固定用突起としての雄ネジ部材32を挿通させる挿通孔33が、載置枠5に形成されているが、この第2実施形態においては、挿通孔33が、本体部G1の鍔部3に形成されている。
つまり、鍔部3における前方側の鍔部分3F、及び、左右両横側の鍔部分3L,3Rに形成されている。
また、上記第1実施形態においては、天板G2が開口2に嵌合された状態において挿通孔33より突出する雄ネジ部材32の先端部に螺合される雌ネジ部材34が、載置枠5の下面に当て付けられる場合を例示したが、この第2実施形態においては、この雌ネジ部材34が鍔部3の下面に当て付けられことになる。
ちなみに、この第2実施形態においても、この雌ネジ部材34は、雄ネジ部材32を下方側から引っ張り操作して固定し且つ天板G2の下方側より操作可能な天板固定手段Rとして機能することになる。
ちなみに、この第2実施形態においても、本体部止着手段Pが装備されて、本体部G1の浮き上がりが阻止されており、雌ネジ部材34の締め付けにより、本体部G1が浮き上がることが規制されている。
また、本体部G1の鍔部3には、牽制用凸部Faを構成する舌片が付設されることになる。つまり、図31に示すように、左端高火力型コンロGLに対応する本体部G1における鍔部3の左側の鍔部分3Lに、牽制用凸部Faが設けられことになり、また、図32に示すように、右端高火力型コンロGRに対応する本体部G1における鍔部3の右側の鍔部分3Rに、牽制用凸部Faが設けられことになる。
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態について説明するが、上記第1実施形態と同じ構成については説明を省略する。
上記第1実施形態においては、本体部G1が載置枠5を用いてカウンタトップKaに装着される場合を例示したが、この第3実施形態においては、図33〜図36に示すように、カウンタトップKaの開口2が小さく形成されて、鍔部3を含めた本体部G1の前後幅や横幅が、カウンタトップKaの開口2の前後幅や横幅より大きくなり、本体部G1の鍔部3が、開口2の前後や左右の縁部EF〜ERに係止されている。
そして、上記第1実施形態おいては、天板G2から下方に突出する状態で設けた固定用突起としての雄ネジ部材32を挿通させる挿通孔33が、載置枠5に形成されているが、この第3 実施形態においては、挿通孔33が、カウンタトップKaに形成されている。
つまり、本実施形態においては、カウンタトップKaの開口2が小さく形成されているため、天板G2の下方に相当する開口2の縁部、つまり、開口2の前方側や左右両横側の縁部EF、EL、ERに、挿通孔33が形成されている。
また、この第3実施形態は、本体部G1の鍔部3が、開口2の前後や左右の縁部EF〜ERに係止されている点や、鍔部3に牽制用凸部Faが設けられる点は、上記の第2形態とは同様である。
そして、上記第1実施形態においては、天板G2が開口2に嵌合された状態において挿通孔33より突出する雄ネジ部材32の先端部に螺合される雌ネジ部材34が、載置枠5の下面に当て付けられる場合を例示したが、この第3実施形態においては、この雌ネジ部材34がカウンタトップKaの下面に当て付けられことになる。
ちなみに、この第3実施形態においても、この雌ネジ部材34は、雄ネジ部材32を下方側から引っ張り操作して固定し且つ天板G2の下方側より操作可能な天板固定手段Rとして機能することになる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
(イ)上記実施形態においては、3つのコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる場合を例示したが、4つ以上のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態や、一対のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態で実施してもよい。
(ロ)上記実施形態では、ガスコンロ装備専用のカウンターに本体部や天板を装備する場合を例示したが、ガスコンロとシンクとを装備する形態のカウンター等、種々のカウンターに装備する形態で実施してもよい。
(ハ)上記第1実施形態では、鍔部を含めた本体部の前後幅及び横幅が、開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成される場合を例示したが、鍔部を含めた本体部の横幅を、開口の横幅よりも小さく形成して、鍔部を含めた本体部の前後幅を、開口の前後幅よりも大きく形成して、鍔における本体部の前後に位置する前後鍔部分を、開口の前後の縁部に、直接的に載置する形態で実施してもよい。
(ニ)上記第1実施形態では、鍔部を含めた本体部の前後幅を、開口の前後幅よりも小さく形成する場合において、開口の前方側の縁部に隣接する位置を設定組付位置として、横枠部分を組み付ける場合を例示したが、開口の後方側の縁部に隣接する位置を設定組付位置として、横枠部分を組み付ける形態で実施してもよい。
(ホ)上記実施形態においては、開口の縁部を段部状に形成して、その段部状の縁部に、載置枠や鍔部を載置する場合を例示したが、開口の縁部として、カウンタトップの上面を用いる形態で実施してもよい。
(ヘ)上記実施形態では、天板の下方に突出する固定用突起として、外周に雄ネジが形成された棒状体である雄ネジ部材を例示したが、固定用突起の構成は各種変更できるものであり、それに合わせて、天板固定手段の構成も各種変更できる。
(ト)上記実施形態では、本体部と操作部とが別体に構成されて、本体部がカウンタトップの奥側に配置され、操作部がカウンタトップの前側に配置されるビルトインコンロを例示したが、本体部と操作部とが一体に構成されるビルトインコンロを用いてもよく、そして、キッチンカウンターの構成は、ビルトインコンロの構成に合わせて各種変更できる。
1 コンロバーナ
2 開口
3 鍔部
3F、3B前後鍔部分
3L、3R左右鍔部分
5 載置枠
5A 縦枠部分
5B 横枠部分
32 固定用突起
33 挿入孔
34 雌ネジ部材
G1 本体部
G2 天板
P 本体部止着手段
R 天板固定手段

Claims (6)

  1. コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
    前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロであって、
    前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
    前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられ
    前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
    前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
    前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠の鍔部載置面に載置されることにより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
    前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
    前記載置枠に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
    前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記載置枠の下方に突出する部分に螺合され且つ前記載置枠の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されているビルトイン式のガスコンロ。
  2. 前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅及び横幅が、前記開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成され、
    前記載置枠が、前記カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が前記開口の前方側及び後方側の縁部に係止支持される左右一対の縦枠部分、及び、前記カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が前記左右一対の縦枠部分にて係止支持され、且つ、前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に配置される横枠部分を備え、
    前記鍔部における前記本体部の左右に位置する左右鍔部分が、前記左右一対の縦枠部分に載置され、かつ、前記鍔部における前記本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、前記横枠部分が存在する側の鍔部分が、前記横枠部分に載置され、且つ、前記横枠部分が存在しない側の鍔部分が、前記開口の前方側又は後方側の縁部に載置されるように構成され、
    前記固定用突起が、前記左右一対の縦枠部分及び前記横枠部分の夫々に対応させて設けられている請求項1記載のビルトイン式のガスコンロ。
  3. コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
    前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロであって、
    前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
    前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられ、
    前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
    前記鍔部に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
    前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記鍔部の下方に突出する部分に螺合され且つ前記鍔部の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されているビルトイン式のガスコンロ。
  4. 前記本体部を前記開口の縁部からの浮き上がりを阻止するように止着する本体部止着手段が装備されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のビルトイン式のガスコンロ。
  5. コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
    前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロであって、
    前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
    前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられ、
    前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
    前記カウンタトップに、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
    前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記カウンタトップの下方に突出する部分に螺合され且つ前記カウンタトップの下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されているビルトイン式のガスコンロ。
  6. 前記開口における前記鍔部を係止支持するための縁部が、前記カウンタトップの上面よりも下方側に位置する段部状に形成され、
    前記天板が、前記開口に嵌合される状態で且つその周縁部の上端側に鍔状に備える接当部を前記カウンタトップの上面に接当させた状態で装着されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のビルトイン式のガスコンロ。
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