JP2012097975A - ビルトイン式のガスコンロ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンロバーナ1を備える本体部G1が、カウンタトップKaに形成した矩形状の開口2に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部がカウンタトップ側に係止支持される状態で、カウンタトップKaに組み付けられ、カウンタトップKaに組み付けられた本体部G1を覆い且つ周縁部がカウンタトップKaの上面に接当する状態に装着される天板G2に、下方に突出する固定用突起32が設けられ、固定用突起32を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段Rが、天板G2の下方側より操作可能に設けられている。
【選択図】図4
Description
また、天板の周縁部がカウンタトップの上面に接当する状態に装着されるものであるから、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを抑制できることになる。
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられている点を特徴とする。
そして、天板固定手段によって固定用突起が下方側に引っ張り操作されて固定された状態の天板は、その周縁部がカウンタトップの上面に押し付けられた状態となるのであり、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制できる。
前記開口における前記鍔部を係止支持するための縁部が、前記カウンタトップの上面よりも下方側に位置する段部状に形成され、
前記天板が、前記開口に嵌合される状態で且つその周縁部の上端側に鍔状に備える接当部を前記カウンタトップの上面に接当させた状態で装着されている点を特徴とする。
そして、天板の周縁部の上端側に、鍔状に備えさせた接当部が、カウンタトップの上面に接当されることになる。
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠の鍔部載置面に載置されることにより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記載置枠に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記載置枠の下方に突出する部分に螺合され且つ前記載置枠の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている点を特徴とする。
このような状態において、天板の下方側より、天板固定手段としての雌ネジ部材を、固定用突起における載置枠の下方に突出する部分に螺合させて、締め付けるように回動操作することにより、雌ネジ部材が、載置枠に対して固定用突起を下方側に引っ張り操作することになるため、天板の周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができるものとなる。
前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅及び横幅が、前記開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が前記開口の前方側及び後方側の縁部に係止支持される左右一対の縦枠部分、及び、前記カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が前記左右一対の縦枠部分にて係止支持され、且つ、前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に配置される横枠部分を備え、
前記鍔部における前記本体部の左右に位置する左右鍔部分が、前記左右一対の縦枠部分に載置され、かつ、前記鍔部における前記本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、前記横枠部分が存在する側の鍔部分が、前記横枠部分に載置され、且つ、前記横枠部分が存在しない側の鍔部分が、前記開口の前方側又は後方側の縁部に載置されるように構成され、
前記固定用突起が、前記左右一対の縦枠部分及び前記横枠部分の夫々に対応させて設けられている点を特徴とする。
つまり、本体部は、コンロバーナを横幅方向に並べた状態に備えることになるため、その横幅が前後幅に較べて大きくなるものであるが、そのような本体部の横幅を、極力小さくできるものとなるため、ビルトインコンロを梱包するにあたり、その梱包の大きさの一層の小型化を図り易いものとなるのである。
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記鍔部に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記鍔部の下方に突出する部分に螺合され且つ前記鍔部の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている点を特徴とする。
この状態において、天板の下方側より、天板固定手段としての雌ネジ部材を、固定用突起における鍔部の下方に突出する部分に螺合させて、締め付けるように回動操作することにより、雌ネジ部材が、鍔部に対して固定用突起を下方側に引っ張り操作することになるため、天板のトップの周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができるものとなる。
前記本体部を前記開口の縁部からの浮き上がりを阻止するように止着する本体部止着手段が装備されている点を特徴とする。
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記カウンタトップに、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記カウンタトップの下方に突出する部分に螺合され且つ前記カウンタトップの下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている点を特徴とする。
この状態において、天板の下方側より、天板固定手段としての雌ネジ部材を、固定用突起におけるカウンタトップの下方に突出する部分に螺合させて、締め付けるように回動操作することにより、雌ネジ部材が、カウンタトップに対して固定用突起を下方側に引っ張り操作することになるため、天板のトップの周縁部をカウンタトップの上面に押し付けることができるものとなる。
次に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、コンロバーナ1を横幅方向に並べた状態で備えるビルトインコンロとしてのビルトイン式のガスコンロGが、キッチンカウンターKのカウンタトップKaに形成した矩形状の開口2(図7参照)に挿入される状態で装着されて加熱調理設備が構成されている。
そして、ガスコンロGとして、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力よりも大きくなるように構成された左端高火力型コンロGL(図1参照)と、3つのコンロバーナ1L〜1Rのうちの、一端側のコンロバーナとしての右端のコンロバーナ1Rの最大火力が、他端側のコンロバーナとしての左端のコンロバーナ1Lの最大火力よりも大きくなるように構成された右端高火力型コンロGR(図2参照)とがある。
すなわち、キッチンカウンターKとして、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において右側に偏った位置に形成された左端高火力型用カウンターKL(図1参照)と、開口2がカウンタトップKaの横幅方向において左側に偏った位置に形成された右端高火力型用カウンターKR(図2参照)とがある。
つまり、キッチンカウンターKの設置箇所が、左右いずれの側に壁部が存在する場合であっても、使用者の好みに合わせて、左端高火力型コンロGLを装着した左端高火力型用カウンターKL及び右端高火力型コンロGRを装着した右端高火力型用カウンターKRを選択して設置できるものとなる。
尚、以下の説明において、3つのコンロバーナ1L〜1Rを区別する必要がないときには、単に、コンロバーナ1と記載し、左端高火力型コンロGLと右端高火力型コンロGRとを区別する必要がないときには、単に、ガスコンロGと記載し、さらに、左端高火力型用カウンターKLと右端高火力型用カウンターKRとを区別する必要が無いときには、単に、キッチンカウンターKと記載する。
本体部G1が、カウンタトップKaの開口2に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部3がカウンタトップ側に係止支持される状態で、カウンタトップKaに組み付けられている。
天板G2が、カウンタトップKaに組み付けられた本体部G1を覆い且つ周縁部をカウンタトップKaの上面に接当させる状態に装着され、また、天板G2の上部には、五徳Dが装備されている。
そして、上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下面を利用して、後述の如く、ケーシング4がキッチンカウンターKに固定されるようになっている。
そして、上述の如く、本体部G1や天板G2がカウンタトップKaの前縁よりも後方側に引退した位置に装着されるのに対して、操作部G3は、キッチンカウンターKの前縁側部分に装着されている。
尚、例示はしないが、収納位置に位置する操作部G3を後方側に少し押し込み操作することにより、操作部G3を突出位置に自動的に位置変更操作し、突出位置に位置する操作部G3を収納位置に押し込み操作することにより、収納位置に自動的に保持する操作部保持機構が設けられている。
ちなみに、消火ボタンBが押し操作されると、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rのうちの点火しているものが全て消火されることになる。
これら鍔部分3F〜3Rは、本体部G1の同じ高さに形成されている。
そして、鍔部3が、開口2の縁部にて係止支持された載置枠5の縁部載置面Sに載置されることにより、カウンタトップ側に係止支持されるように構成されている。
本実施形態においては、段部状の縁部として、図3、図4、及び、図7に示すように、開口2の前縁に沿って形成される前方側の縁部EF、開口2の後縁に沿って形成される後方側の縁部EB、開口2の左縁に沿って形成される左方側の縁部EL、及び、開口2の右縁に沿って形成される右方側の縁部ERが設けられている。ちなみに、これら縁部EF〜ERの上面の高さは同じ高さである。
ちなみに、本実施形態においては、開口2の前方側の縁部EFに隣接する箇所に横枠部分5Bを位置させる状態が、開口2の前方側の縁部EFに隣接する設定組付位置に横枠部分5Bを位置させる状態に相当する。
また、主体部分A1が、端部部分A2に対して、その端部部分A2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分A1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さになるように構成されている。
また、主体部分B1が、端部部分B2に対して、その端部部分B2の板厚部分だけ下方に位置するよう形成されており、主体部分B1の上面にて形成される鍔部載置面Sが、前後や左右の縁部EF〜ERの上面の高さと同じ高さとなるように構成されている。
尚、縦枠部分5Aは、開口2における左方側箇所に配置する場合と右方側箇所に配置する場合とがあり、且つ、横枠部分5Bが縦枠部分5Aに載置された状態において、横枠部分5Bの舌片6が縦枠部分5Aの横幅方向における中央よりも端部側に位置するため、縦枠部分5Aには、嵌合孔7が左右一対形成されている。
そして、図15及び図16に示す縦枠部分5Aは、右端高火力型コンロGRを右端高火力型用カウンターKRに装着する際に使用するものであり、その上面には、「R」のマークが刻印されている。
つまり、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、左端高火力型用の載置枠5Lが構成され、また、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aと横枠部分5Bとから、右端高火力型用の載置枠5Rが構成されている。
すなわち、左端高火力型コンロGLに使用する縦枠部分5Aにおいては、図11及び図12に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの左側の縦壁部ALが、右側の縦壁部ARよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成されている。
これに対して、右端高火力型コンロGRに使用する縦枠部分5Aにおいては、図15及び図16に示すように、主体部分A1の左右の縦壁部AL、ARのうちの右側の縦壁部ARが、左側の縦壁部ALよりも長くなる状態に形成されて、その先端部にて牽制用凸部Faが構成される。
つまり、右端高火力型コンロ用の載置枠5Rを左端高火力型用カウンターKLに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、右側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
つまり、左端高火力型コンロ用の載置枠5Lを右端高火力型用カウンターKRに装着しようとすると、牽制用凸部Faが牽制用当たり部Fbに接当して、左側の縦枠部分5Aが傾くことになり、本体部G1を装着できないことになる。
周縁枠12は、図20に示すように、断面形状がT字状であり、上部の外側延出部分が、パッキン13を介してカウンタトップKaの上面に接当するカウンタトップ接当部分12aとして構成され、上部の内側延出部分が、ガラスプレート10の上面に接当するガラスプレート接当部分12bとして構成されている。
このガラスプレート固定具14は、図21に示すように、周縁枠12の長手方向に沿って伸びる長尺状でかつ緩やかに弓形状に湾曲する縦板部分14a、及び、この縦板部分14aの両端部から水平方向に突出する支持板部分14bを主要部として構成され、縦板部分14aには、周縁枠12の内面側部に形成した係合凹部12cに係合する係合凸部14cが、打ち出し形成されている。
尚、図20においては記載を省略するが、周縁枠12、ガラスプレート固定具14、ガラスプレート10の端面部分、及び、載置プレート11の端面部分にて囲まれる空間部分には、シリコンが充填されるようになっている。
このバーナリング15は、その下面側においてはコンロバーナ1と係合し、かつ、その上面側においては五徳Dを位置決め保持するように構成されている。
上方枠部分D2は、図3〜図5に示すように、左右の側板16A、背板16B、底板16C、及び、底板16Cから立設された仕切り板16Dを備え、また、前面部には、左右の開閉扉16E、16F、及び、それら開閉扉16E、16Fの上方に位置する前側板16Gを備えている。
尚、例示図では、左端高火力型用カウンターKLでは、右方側の方を左方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置され、右端高火力型用カウンターKRでは、左方側の方を右方側よりも大きな空間とするように仕切り板16Dが配置されている。
この連結板17は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成され、また、ケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下方に位置する部分の高さが、ケーシング4の上方側部分4Uの底面が位置する高さよりも少し低い高さとなり、かつ、左右の端部側部分の高さが、カウンタトップKaの底面に接触する高さとなるように構成されている。
尚、連結板17とケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面との間には、シール材18が配設されている(図3参照)。
この前遮蔽板19は、後端側が連結板17の前面の凹溝に嵌合し、且つ、前端側が前側板16Gの裏面側に設けられた枠体に着脱自在にビス等により連結された状態で設けられて、着脱できるように構成されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
この後遮蔽板20は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成されて、両端部が左右の側板16Aに着脱自在に接続されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
図3及び図5に示すように、キッチンカウンターKの内部に配置される連結板17と本体部G1のケーシング4における上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面とを接続するL字状の固定金具21が、キッチンカウンターKの横幅方向の3箇所に設けられている。
つまり、張り出し部4Uhは金属製であるため、その底壁に形成されたビス孔24に、ビス23が螺合されるようになっている。
この固定用係止部材25は、図25及び図26に示すように、キッチンカウンターKの前後幅方向に沿って伸びる左右の縦壁部25Aと、その両縦壁部25Aの長手方向の中間部における上部同士を接続する接続部25Bとからなり、縦壁部25Aの先端部が、係止作用部として機能するように構成されている。
支持枠29は、側面視形状が逆U字状に形成されるものであって、その先端部には、支持台30に対する接続部29Aを備え、その後端部には、固定用係止部材25における揺動支点形成用の切欠き部26に係合する揺動支点形成用の突起29Bを備え、さらに、上壁部には、ロック用ボルト27が上下に貫通する挿通孔31が、縦壁部25Aの長手方向に沿う長孔状に形成されている。
そして、L字状の固定金具21を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、その固定金具21を装着する箇所が、キッチンカウンターKの内部空間のうちの前方側部分であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、固定金具21を装着する作業を良好に行える。
また、固定用係止部材25を装着する作業は、カウンタトップKaの上方側からケーシング4の上部開口を通して、ロック用ボルト27を操作することにより行えるため、その作業を良好に行える。
図18、図19、及び、図20に示すように、天板G2の下面側には、頭付きの雄ネジ部材32が、頭部を載置プレート11の内方側に位置させ且つ棒状ネジ部を載置プレート11から突出させた状態に、載置プレート11に取付けられている。
つまり、天板G2には、下方に突出する固定用突起としての、下方に突出する固定用の雄ネジ部材32が設けられており、この雄ネジ部材32は、外周に雄ネジが形成された棒状体に相当する。
したがって、天板G2を装着する際に、雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33を挿通され、その状態において、雌ネジ部材34を締め付けることにより、載置枠5に対して雄ネジ部材32を引っ張り操作して、天板G2を下方側に引っ張り操作した状態に装着できるようになっている。
したがって、天板G2の雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33に挿入不能となることをもって、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させることができるように構成されている。
つまり、誤設置防止用牽制手段Fは、上述の説明から明らかな如く、牽制用凸部Faが、装着が牽制されるべき前記左端高火力型用カウンター又は前記右端高火力型用カウンターに対して、左右一対の縦枠部分5Aが前後反転姿勢で開口2の縁部に装着された場合には、牽制用当たり部Fbと接当しないように構成されることになるため、載置枠5が前後反転組付状態の場合には、牽制作用を適切に発揮しないことになるが、載置枠5が前後反転組付状態であることを認識させて、載置枠5を適正組付状態にて組み付ける状態に装着し直すようにすることができるため、誤設置防止用牽制手段Fの牽制作用を適切に作用させることができるのである。
この係止体36は、図22〜図24に示すように、ケーシング4の底壁から上方に延びる状態で設けられた筒状の支持枠体37の上部に、横軸心X周りで回動自在に枢支されて、被係止体35から離間する待機位置(図22参照)と被係止体35を係止して下方側に押圧する係止位置(図23参照)とに回動されるように構成され、且つ、捩りコイル式のスプリング38によって、待機位置に復帰付勢されている。
そして、棒状体39を正逆に回転操作して螺進移動させることにより、棒状体39の先端部にて係止体36の被操作部36Aを押し操作して、係止体36を待機位置と係止位置とに回動操作するように構成されている。
ちなみに、操作作用部39Aの端面には、マイナスドライバーやプラスドライバー等の回転操作具が嵌合する嵌合部が形成されて、棒状体39を大きな力で回転操作できるように構成されている。
そして、雄ネジ部材32に雌ネジ部材34を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、本体部G1の前方や横側方であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、雌ネジ部材34を装着する作業を良好に行える。
また、係止体36を回動操作する作業は、カウンタトップKaの下方で行うものの、本体部G1の底壁近くで行えるため、その作業を良好に行える。
次に第2実施形態について説明するが、上記第1実施形態と同じ構成については説明を省略する。
上記第1実施形態においては、本体部G1が載置枠5を用いてカウンタトップKaに装着される場合を例示したが、この第2実施形態においては、図29〜図32に示すように、鍔部3を含めた本体部G1の前後幅や横幅が、カウンタトップKの開口2の前後幅や横幅より大きく形成されて、本体部G1の鍔部3が、開口2の前後や左右の縁部EF〜ERに係止されている。
つまり、鍔部3における前方側の鍔部分3F、及び、左右両横側の鍔部分3L,3Rに形成されている。
ちなみに、この第2実施形態においても、この雌ネジ部材34は、雄ネジ部材32を下方側から引っ張り操作して固定し且つ天板G2の下方側より操作可能な天板固定手段Rとして機能することになる。
次に第3実施形態について説明するが、上記第1実施形態と同じ構成については説明を省略する。
上記第1実施形態においては、本体部G1が載置枠5を用いてカウンタトップKaに装着される場合を例示したが、この第3実施形態においては、図33〜図36に示すように、カウンタトップKaの開口2が小さく形成されて、鍔部3を含めた本体部G1の前後幅や横幅が、カウンタトップKaの開口2の前後幅や横幅より大きくなり、本体部G1の鍔部3が、開口2の前後や左右の縁部EF〜ERに係止されている。
つまり、本実施形態においては、カウンタトップKaの開口2が小さく形成されているため、天板G2の下方に相当する開口2の縁部、つまり、開口2の前方側や左右両横側の縁部EF、EL、ERに、挿通孔33が形成されている。
ちなみに、この第3実施形態においても、この雌ネジ部材34は、雄ネジ部材32を下方側から引っ張り操作して固定し且つ天板G2の下方側より操作可能な天板固定手段Rとして機能することになる。
次に別実施形態を列記する。
(イ)上記実施形態においては、3つのコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる場合を例示したが、4つ以上のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態や、一対のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態で実施してもよい。
2 開口
3 鍔部
3F、3B前後鍔部分
3L、3R左右鍔部分
5 載置枠
5A 縦枠部分
5B 横枠部分
32 固定用突起
33 挿入孔
34 雌ネジ部材
G1 本体部
G2 天板
P 本体部止着手段
R 天板固定手段
Claims (7)
- コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられたビルトイン式のガスコンロであって、
前記天板に、下方に突出する固定用突起が設けられ、
前記固定用突起を下方側に引っ張り操作して固定する天板固定手段が、前記天板の下方側より操作可能に設けられているビルトイン式のガスコンロ。 - 前記開口における前記鍔部を係止支持するための縁部が、前記カウンタトップの上面よりも下方側に位置する段部状に形成され、
前記天板が、前記開口に嵌合される状態で且つその周縁部の上端側に鍔状に備える接当部を前記カウンタトップの上面に接当させた状態で装着されている請求項1記載のビルトイン式のガスコンロ。 - 前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠の鍔部載置面に載置されることにより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記載置枠に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記載置枠の下方に突出する部分に螺合され且つ前記載置枠の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている請求項1又は2記載のビルトイン式のガスコンロ。 - 前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅及び横幅が、前記開口の前後幅及び横幅よりも小さく形成され、
前記載置枠が、前記カウンタトップの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端部が前記開口の前方側及び後方側の縁部に係止支持される左右一対の縦枠部分、及び、前記カウンタトップの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右両端部が前記左右一対の縦枠部分にて係止支持され、且つ、前記開口の前方側又は後方側の縁部に隣接する設定組付位置に配置される横枠部分を備え、
前記鍔部における前記本体部の左右に位置する左右鍔部分が、前記左右一対の縦枠部分に載置され、かつ、前記鍔部における前記本体部の前後に位置する前後鍔部分のうちの、前記横枠部分が存在する側の鍔部分が、前記横枠部分に載置され、且つ、前記横枠部分が存在しない側の鍔部分が、前記開口の前方側又は後方側の縁部に載置されるように構成され、
前記固定用突起が、前記左右一対の縦枠部分及び前記横枠部分の夫々に対応させて設けられている請求項3記載のビルトイン式のガスコンロ。 - 前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記鍔部に、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記鍔部の下方に突出する部分に螺合され且つ前記鍔部の下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている請求項1又は2記載のビルトイン式のガスコンロ。 - 前記本体部を前記開口の縁部からの浮き上がりを阻止するように止着する本体部止着手段が装備されている請求項3〜5のいずれか1項に記載のビルトイン式のガスコンロ。
- 前記固定用突起が、外周に雄ネジが形成された棒状体であり、
前記カウンタトップに、前記固定用突起を下方に挿通させる挿通孔が形成され、
前記天板固定手段が、前記固定用突起における前記カウンタトップの下方に突出する部分に螺合され且つ前記カウンタトップの下面に当て付けられる雌ネジ部材を用いて構成されている請求項1又は2記載のビルトイン式のガスコンロ。
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