JP6846979B2 - ビルトイン式ガスコンロ - Google Patents
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Description
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられ、
頭付の雄ネジ部材が、前記天板の下面部に設けた板状装着部の上方に頭部を位置させかつ雄ネジが形成された棒状部を板状装着部の下方に貫通させる形態で設けられ、
前記板状装着部を貫通した前記棒状部の先端側部分が貫通する板状の受止部が、前記本体部側に設けられ、
前記受止部を貫通した前記棒状部の先端側部分に螺合する雌ネジ部材が、前記受止部に接当する形態で設けられたビルトイン式ガスコンロに関する。
また、天板の周縁部がカウンタトップの上面に接当する状態に装着されるものであるから、その周縁部とカウンタトップの上面との間を通して、煮汁等の液分が侵入することを抑制できることになり、特に、雌ネジ部材の締付により、天板の周縁部をカウンタトップの上面に密着させることができるから、煮汁等の液分が侵入することを的確に抑制し易いものである。
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられ、
頭付の雄ネジ部材が、前記天板の下面部に設けた板状装着部の上方に頭部を位置させかつ雄ネジが形成された棒状部を板状装着部の下方に貫通させる形態で設けられ、
前記板状装着部を貫通した前記棒状部の先端側部分が貫通する板状の受止部が、前記本体部側に設けられ、
前記受止部を貫通した前記棒状部の先端側部分に螺合する雌ネジ部材が、前記受止部に接当する形態で設けられたものであって、その特徴構成は、
設定回動力以上での前記雄ネジ部材の回動を許容する状態で前記雄ネジ部材の回動を阻止する回動阻止部が設けられている点にある。
前記回動阻止部が、前記頭部の前記角部に対して回転を阻止する形態で係合する一対の係合片を、前記角部のうちの対向する一対の角部に係合させる状態で、かつ、前記頭部の回動を許容すべく弾性後退自在に支持した状態で設ける形態に構成されている点にある。
一対の前記係合片が、前記板状装着部に設けられている点にある。
前記周縁枠が、前記ガラスプレートと前記カウンタトップとの間に上下方向に沿う姿勢で位置する主体部分と、当該主体部分の上端部から前記カウンタトップの存在側に延出して前記カウンタトップの上面に接当するカウンタトップ接当部分と、前記主体部分の上端部から前記ガラスプレートの存在側に延出して前記ガラスプレートの上面に接当するガラスプレート接当部分とを備える形態に構成され、
前記固定具が、前記周縁枠の前記主体部分に対して下側への移動を規制された係合状態で設けられている点にある。
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠に載置されることより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記受止部が、前記載置枠にて構成されている点にある。
そして、本体部を覆う状態に天板を装着したときに、雄ネジ部材が、受止部としての載置枠を貫通して下方に突出することになる。
前記受止部が、前記鍔部にて構成されている点にある。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(全体構成)
図1及び図2に示すように、コンロバーナ1を横幅方向に並べた状態で備えるビルトイン式ガスコンロとしてのガスコンロGが、キッチンカウンターKのカウンタトップKaに形成した矩形状の開口2(図3参照)に挿入される状態で装着されて加熱調理設備が構成されている。
本実施形態においては、コンロバーナ1として、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rが横方向に並べて備えられている。
本体部G1が、カウンタトップKaの開口2に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部3(図4参照)がカウンタトップ側に係止支持される状態で、カウンタトップKaに組み付けられている。
天板G2が、カウンタトップKaに組み付けられた本体部G1を覆い且つ周縁部をカウンタトップKaの上面に接当させる状態に装着され、また、天板G2の上部には、図1に示すように、五徳Dが装備されている。
そして、上方側部分4Uの張り出し部4Uhの下面を利用して、後述の如く、ケーシング4がキッチンカウンターKに固定されている。
そして、上述の如く、本体部G1や天板G2がカウンタトップKaの前縁よりも後方側に引退した位置に装着されるのに対して、操作部G3は、キッチンカウンターKの前縁側部分に装着されている。
尚、例示はしないが、収納位置に位置する操作部G3を後方側に少し押し込み操作することにより、操作部G3を突出位置に自動的に位置変更操作し、突出位置に位置する操作部G3を収納位置に押し込み操作することにより、収納位置に自動的に保持する操作部保持機構が設けられている。
ちなみに、消火ボタンBが押し操作されると、3つのコンロバーナ1L、1M、1Rのうちの点火しているものが全て消火されることになる。
本体部G1の鍔部3は、図4に示すように、本体部G1の前側に延びる前側の鍔部分3F(図5参照)、本体部G1の後側に延びる後側の鍔部分3B、本体部G1の左側に延びる左側の鍔部分3L、及び、本体部G1の右側に延びる右側の鍔部分3Rからなる。
これら鍔部分3F〜3Rは、本体部G1の同じ高さに形成されている。
そして、鍔部3が、開口2の縁部にて係止支持された載置枠5に載置されることにより、カウンタトップ側に係止支持されるように構成されている。
本実施形態においては、縁部として、図3〜図5に示すように、開口2の前縁に沿って形成される前方側の縁部EF、開口2の後縁に沿って形成される後方側の縁部EB、開口2の左縁に沿って形成される左方側の縁部EL、及び、開口2の右縁に沿って形成される右方側の縁部ERが設けられている。ちなみに、これら縁部EF〜ERの上面の高さは同じ高さである。
左右一対の縦枠部分5Aは、カウンタトップKaの前後幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その前後両端が開口2の前方側の縁部EF及び後方側の縁部EBに載置されるように構成されている。
横枠部分5Bは、開口2の前方側の縁部EFに隣接する箇所に、カウンタトップKaの横幅方向に伸びる長尺状に形成されて、その左右端部が左右一対の縦枠部分5Aに載置されるように構成されている。
横枠部分5Bは、図5に示すように、断面形状逆U字状の主体部分を備え、その前後の両端に、図4に示すように、左右の縦枠部分5Aに載置される板状の端部分を備える形態に構成されている。
天板G2は、図6〜図9に示すように、ガラスプレート10、そのガラスプレート10の下面側を載置支持する金属製の載置プレート11、ガラスプレート10の周縁部に位置する4角形の額縁状の周縁枠12、及び、載置プレート11を載置支持する固定具14を備える形態に構成されている。
尚、本実施形態においては、カウンタトップ接当部分12aが、パッキン13を介在させた状態で、カウンタトップKaの上面に接当するように構成されている。
そして、固定具14は、図10に示すように、周縁枠12の長手方向に沿って伸びる長尺状でかつ緩やかに弓形状に湾曲する縦板部分14a、及び、この縦板部分14aの両端部から水平方向に突出する支持板部分14bを主要部として構成され、縦板部分14aには、周縁枠12の主体部分12hの内面側部に形成した係合凹部12c(図9参照)に下側への移動を規制された状態に係合する係合凸部14cが、打ち出し形成されている。
つまり、固定具14は、周縁枠12の主体部分12hに対して下側への移動が規制された係合状態で設けられている。
尚、図9においては記載を省略するが、周縁枠12、固定具14、ガラスプレート10の端面部分、及び、載置プレート11の端面部分にて囲まれる空間部分には、シリコンが充填されるようになっている。
このバーナリング15は、その下面側においてはコンロバーナ1と係合し、かつ、その上面側においては五徳Dを位置決め保持するように構成されている。
キッチンカウンターKは、図1及び図2に示すように、下方枠部分D1と上方枠部分D2とが段積みされた状態に構成され、上方枠部分D2の上部に、カウンタトップKaが装着されている。
上方枠部分D2は、図2及び図3に示すように、左右の側板16A、背板16B、底板16C、及び、底板16Cから立設された仕切り板16Dを備え、また、前面部には、左右の開閉扉16E、16F、及び、それら開閉扉16E、16Fの上方に位置する前側板16Gを備えている。
この連結板17は、左右の端部側部分が左右の側板16Aに接続され、かつ、左右の端部側部分の上面が、カウンタトップKaの底面に接続されて、上方枠部分D2の強度部材として、機能するように構成されている。
尚、連結板17とケーシング4の上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面との間には、シール材18が配設されている(図2参照)。
この前遮蔽板19は、後端側が連結板17の前面の凹溝に嵌合し、且つ、前端側が前側板16Gの裏面側に設けられた枠体に着脱自在にビス等により連結された状態で設けられて、着脱できるように構成されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
この後遮蔽板20は、左右の側板16Aに亘る大きさに形成されて、両端部が左右の側板16Aに着脱自在に接続されており、後述の如く、ガスコンロGの本体部G1や天板G2を装着する作業を行うときには、取り外されることになる。
本実施形態においては、本体部止着部Pによって、ガスコンロGの本体部G1を開口2の縁部EL、ER、EF、EBからの浮き上がりを阻止するように止着するように構成されている。
そして、天板止着部Qによって、本体部G1に対して天板G2を下方側に引き操作することにより、天板G2の周縁枠12におけるカウンタトップ接当部分12aをカウンタトップKaに押圧する状態に止着するように構成されている。
図2及び図3に示すように、キッチンカウンターKの内部に配置される連結板17と本体部G1のケーシング4における上方側部分4Uの張り出し部4Uhの底面とを接続するL字状の固定金具21が、キッチンカウンターKの横幅方向の3箇所に設けられている。
ちなみに、L字状の固定金具21を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、その固定金具21を装着する箇所が、キッチンカウンターKの内部空間のうちの前方側部分であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、固定金具21を装着する作業を良好に行える。
図5及び図7に示すように、板状体をU字状に折曲げ加工した板状装着部30が、両端の接続部30aを載置プレート11の下面に溶接により接続する状態で設けられている。
そして、頭付きの雄ネジ部材32が、頭部32aを板状装着部30の上方側に位置させ且つ雄ネジが形成された棒状部32bを板状装着部30の下方に突出させた状態で設けられている。
尚、本実施形態においては、図11及び図12に示すように、頭部32aが、角部を偶数個備える多角形状として、6角状に形成され、また、頭部32aと板状装着部30との間には、歯付座金31が介在されている。
ちなみに、載置枠5における挿通孔33が形成された部分は、棒状部32bの先端側部分が貫通しかつ本体部側に設けられた板状の受止部Uとして機能することになる。
したがって、天板G2を装着する際に、雄ネジ部材32が載置枠5の挿通孔33を挿通することになり、その状態において、雌ネジ部材34を締め付けることにより、雄ネジ部材32を引っ張ることにより、天板G2を下方側に引っ張り操作した状態に装着できるように構成されている。
本実施形態においては、係止体36の具体構成や係止体36を回動操作する構成の詳細を省略する。
ちなみに、雄ネジ部材32に雌ネジ部材34を装着する作業は、カウンタトップKaの下方で行うことになるものの、本体部G1の前方や横側方であるため、見やすく、手が届き易い箇所であり、雌ネジ部材34を装着する作業を良好に行える。
図5、図11及び図12に示すように、設定回動力以上での雄ネジ部材32の回動を許容する状態で雄ネジ部材32の回動を阻止する回動阻止部Rが設けられている。
具体的には、回動阻止部Rが、頭部32aの角部に対して回転を阻止する形態で係合する屈曲状の一対の係合片30Kを、角部のうちの対向する一対の角部に係合させる状態で、かつ、頭部32aの回動を許容すべく弾性後退自在に支持した状態で設ける形態に構成されている。
具体的には、一対の係合片30Kが、板状装着部30から頭部32aの存在側に折曲げる形態で、板状装着部30と一体形成されている。
ちなみに、一対の係合片30Kを備える板状装着部30を製作する手順としては、板状体のプレス加工により、図11に仮想線で示す如く、板状装着部30と一対の係合片30Kとが平面状に並ぶ状態となるように加工し、その後、板状装着部30を折曲げ加工し又一対の係合片30Kを板状装着部30から折り曲げ加工する手順を用いることができる。
尚、一対の係合片30Kを屈曲状に折り曲げる加工は、上述のプレス加工のとき、又は、プレス加工後に行うことができる。
次に別実施形態について説明するが、上記実施形態と同じ構成については説明を省略して、異なる構成を説明する。
上記の実施形態においては、本体部G1が載置枠5を用いてカウンタトップKaに装着される場合を例示したが、この別実施形態においては、図13〜図15に示すように、鍔部3を含めた本体部G1の前後幅や横幅が、カウンタトップKaの開口2の前後幅や横幅より大きく形成されて、本体部G1の鍔部3が、開口2の前後や左右の縁部EF〜ERに係止されている。
つまり、挿通孔33が、鍔部3における前方側の鍔部分3F、及び、左右両横側の鍔部分3L、3Rに形成されて、鍔部3における挿通孔33が形成された部分が、棒状部32bの先端側部分が貫通しかつ本体部側に設けられた板状の受止部Uとして機能することになる。
次にその他の実施形態を列記する。
(イ)上記実施形態においては、3つのコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる場合を例示したが、4つ以上のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態や、一対のコンロバーナを横幅方向に並べた状態で備えさせる形態で実施してもよい。
2 開口
3 鍔部
5 載置枠
10 ガラスプレート
11 載置プレート
12 周縁枠
12a カウンタトップ接当部分
12b ガラスプレート接当部分
12h 主体部分
14 固定具
30 板状装着部
30K 係合片
32 雄ネジ部材
32a 頭部
32b 棒状部
34 雌ネジ部材
G1 本体部
G2 天板
Ka カウンタトップ
R 回動阻止部
U 受止部
Claims (7)
- コンロバーナを備える本体部が、カウンタトップに形成した矩形状の開口に挿入される状態で、且つ、その上端に備える鍔部が前記カウンタトップ側に係止支持される状態で、前記カウンタトップに組み付けられ、
前記カウンタトップに組み付けられた前記本体部を覆い且つ周縁部が前記カウンタトップの上面に接当する状態に装着される天板が設けられ、
頭付の雄ネジ部材が、前記天板の下面部に設けた板状装着部の上方に頭部を位置させかつ雄ネジが形成された棒状部を板状装着部の下方に貫通させる形態で設けられ、
前記板状装着部を貫通した前記棒状部の先端側部分が貫通する板状の受止部が、前記本体部側に設けられ、
前記受止部を貫通した前記棒状部の先端側部分に螺合する雌ネジ部材が、前記受止部に接当する形態で設けられたビルトイン式ガスコンロであって、
設定回動力以上での前記雄ネジ部材の回動を許容する状態で前記雄ネジ部材の回動を阻止する回動阻止部が設けられているビルトイン式ガスコンロ。 - 前記頭部が、角部を偶数個備える多角形状であり、
前記回動阻止部が、前記頭部の前記角部に対して回転を阻止する形態で係合する一対の係合片を、前記角部のうちの対向する一対の角部に係合させる状態で、かつ、前記頭部の回動を許容すべく弾性後退自在に支持した状態で設ける形態に構成されている請求項1記載のビルトイン式ガスコンロ。 - 前記板状装着部が、前記天板の下面部に接続される板状体であり、
一対の前記係合片が、前記板状装着部に設けられている請求項2記載のビルトイン式ガスコンロ。 - 一対の前記係合片が、前記板状装着部から前記頭部の存在側に折曲げる形態で、前記板状装着部と一体形成されている請求項3記載のビルトイン式ガスコンロ。
- 前記天板が、ガラスプレートと、当該ガラスプレートの下面側を載置支持する金属製の載置プレートと、前記ガラスプレートの周縁部に位置する周縁枠と、前記載置プレートを載置支持する固定具とを備える形態に構成され、
前記周縁枠が、前記ガラスプレートと前記カウンタトップとの間に上下方向に沿う姿勢で位置する主体部分と、当該主体部分の上端部から前記カウンタトップの存在側に延出して前記カウンタトップの上面に接当するカウンタトップ接当部分と、前記主体部分の上端部から前記ガラスプレートの存在側に延出して前記ガラスプレートの上面に接当するガラスプレート接当部分とを備える形態に構成され、
前記固定具が、前記周縁枠の前記主体部分に対して下側への移動を規制された係合状態で設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のビルトイン式ガスコンロ。 - 前記鍔部を含めた前記本体部の前後幅又は横幅の少なくとも一方が、前記開口の前後幅又は横幅よりも小さく形成され、
前記鍔部を載置支持する載置枠が、前記開口の縁部に係止支持される状態で設けられ、
前記鍔部が、前記開口の縁部にて係止支持された前記載置枠に載置されることより、前記カウンタトップ側に係止支持されるように構成され、
前記受止部が、前記載置枠にて構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のビルトイン式ガスコンロ。 - 前記鍔部が、前記カウンタトップに係止されるように構成され、
前記受止部が、前記鍔部にて構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のビルトイン式ガスコンロ。
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