JP4798650B2 - 表示器を備えたキッチン台 - Google Patents

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Description

本発明は、室内空間をキッチン側とダイニング側とに仕切るように配置される対面式のキッチン台に係わり、特にテレビやパソコン等の表示器を備えたキッチン台に関する。
従来、キッチン台の使用者が、調理作業を行いながらテレビ等を見ることができるようにするために、キッチン台に近接した壁面に凹部を設け、この凹部内にテレビやパソコン等のディスプレイ(表示器)を壁面と面一になるように収納させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、料理教室等で使用される移動可能な調理キャビネット(キッチン台)の調理台の側端部に、液晶パネル(表示器)を設け、この液晶パネルに調理作業の内容が工程順に表示されるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−252140号公報(第3頁、第1図) 特開2004−121590号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載のキッチン台にあっては、背面が壁面に当接するように配置されているため、ディスプレイ(表示器)を壁面に設置することができるが、設置したい箇所に窓や食器棚等が予め設けられていると、所望の位置に設置できないことがあるばかりか、施工が大がかりになるといった問題があった。
また、特許文献2に記載の調理台にあっては、前記特許文献1に記載されているような壁面がキッチン台の背面側に存在しないため、調理台(キッチン台)上に液晶パネル(表示器)を直接設置しているが、このような場合、設置用の支持部材等を別途用意する必要があるばかりか、特に液晶パネルを使用しないで調理するときでも、表示面がキッチン側を向いていることで、調理時に発生する熱や水等により表示面が汚れやすかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、表示部を見やすい位置に設置することができるとともに、表示器を使用しないで調理するときに表示部が汚れることを防止できる表示器を備えたキッチン台を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の表示器を備えたキッチン台は、室内空間をキッチン側とダイニング側とに仕切るように配置される対面式のキッチン台であって、
前記キッチン台の上方には、該キッチン台の上面よりも上方の空間の少なくとも一部をキッチン側とダイニング側とに仕切る仕切部材が配置され、前記仕切部材は、表示部がキッチン側に臨む向きとダイニング側に臨む向きとに切り替え自在に設けられた表示器を備えると共に、前記表示器を回動自在に支持する支持フレームが取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、表示器が仕切部材に設けられることで、表示器をキッチン台に設置するための支持部材等を別途用いることなく、表示部を見やすい位置に表示器を設置することができる。また、表示部の向きをキッチン側から切り替えてダイニング側に臨ませておくことで、例えばキッチン台側で表示器を使用しないで調理する場合等において、キッチンで発生する熱気や水、油等で表示部が汚れたり熱により故障することが効果的に防止されるとともに、ダイニング側で表示器を使用することができる。更に仕切部材に直接表示器を取り付ける場合に比べて、支持フレームにより表示器の支持強度が高まるため、がたつきが防止される。
本発明の請求項2に記載の表示器を備えたキッチン台は、請求項1に記載の表示器を備えたキッチン台であって、
前記表示器は、前記仕切部材における一側辺を中心に回動自在に設けられ、前記表示部を前記ダイニング側に臨ませたときに、該表示器の本体背面が前記仕切部材における前記ダイニング側の面と対向するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、表示部をダイニング側に臨ませたときに、表示部のみならず、表示器本体がキッチン側から見て仕切部材の裏側(ダイニング側)に退避することになるため、キッチン台側で表示器を使用しないで調理する場合等において、キッチンで発生する熱気や水、油等は仕切部材により遮断され、表示部を含む表示器本体が汚れたり熱により故障することが効果的に防止される。
本発明の請求項3に記載の表示器を備えたキッチン台は、請求項1または2に記載の表示器を備えたキッチン台であって、
前記仕切部材は、前記キッチン台に配置された加熱機器および/またはシンクの近傍に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者が、調理作業中に最も多く使用する加熱機器および/またはシンクに居ながら表示部を見ることができる。
本発明の請求項4に記載の表示器を備えたキッチン台は、請求項1ないし3のいずれかに記載の表示器を備えたキッチン台であって、
前記表示器に接続されるスピーカの放音部が、前記仕切部材に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、スピーカをキッチン台等に別途設ける必要がないので、スピーカにより調理スペースが占有されて調理しにくくなることを防止できる。
本発明の請求項に記載の表示器を備えたキッチン台は、請求項1ないしのいずれかに記載の表示器を備えたキッチン台であって、
前記仕切部材は、前記キッチン台の上方に位置する壁または天井に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、表示器の表示部を比較的高い位置に配置できるため、起立姿勢のままでも調理者から表示部を見やすくなり、かつ仕切部材が壁または天井に取り付けられることで、キッチン台の上面が仕切部材によって占有されることなく広く使用できるようになる。
本発明に係る表示器を備えたキッチン台を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1におけるキッチン台を示す斜視図であり、図2は、実施例1におけるディスプレイを示す横断平面図である。以下、図1の紙面左下側、及び図2の紙面下方側をキッチン台の正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、室内空間をキッチン側とダイニング側とに仕切るように配置されるキッチン台1であり、このキッチン台1の正面側はキッチン空間となっているとともに、キッチン台1の背面側はダイニングテーブル2等が配置されたダイニング空間となっている。このキッチン台1は、キッチンに居る使用者がダイニング側に居る人と対面しながら調理作業を行える対面式のキッチン台1となっている。
図1に示すように、キッチン台1の天板3の上面には、本実施例における加熱機器としてのガスコンロ4やシンク5が設けられており、ガスコンロ4の上方には、レンジフード6が設置されている。キッチン台1の天板3におけるガスコンロ4の配置位置後方の後端縁部には、本実施例における仕切部材としての略板状の仕切パネル7が立設されている。
図1に示す仕切パネル7は所定幅、所定高さおよび所定厚さを有し、仕切パネル7の正面側がキッチン側に向き、仕切パネル7の背面側がダイニング側を向くように、天板3の後端縁に沿って立設されており、この仕切パネル7によって、キッチン台1の天板3上の一部の空間がキッチン側とダイニング側とに仕切られている。尚、この仕切パネル7が天板3上におけるガスコンロ4が配置された後端縁に立設されていることで、ガスコンロ4の炎による熱気や水、油等がダイニング側に飛散しないようになっている。
また、仕切パネル7は、調理の際に生じる音や煙等がダイニング側へ伝わることを防止するとともに、ダイニング空間からキッチン空間が見えないようにするための目隠し板としての機能も備えている。
更に図1に示すように、仕切パネル7をキッチン側から見て右側の辺部には、上下方向に延びる支持フレームとしての棒状部材39の上部及び下部が連結されている。棒状部材39の一部は、水平方向に回動可能に軸支された回動部40が形成されており、この回動部40には、表示器としての液晶ディスプレイ11が内蔵された回動パネル41が取り付けられている。
よって、回動部40を中心として回動パネル41を回動させることによって、液晶ディスプレイ11の表示画面(表示部)11’をキッチン側およびダイニング側のどちらの方向にも向けられるようになっている。そのためキッチン側とダイニング側とのどちらからでも液晶ディスプレイ11の表示画面11’が見られるようになっている。このように、仕切パネル7には、液晶ディスプレイ11が内蔵された回動パネル41を回動自在に支持する棒状部材39が取り付けられていることで、仕切パネル7に直接液晶ディスプレイ11を回動自在に取り付ける場合に比べて、仕切パネル7に固着された棒状部材39により回動パネル41の支持強度が高まるため、がたつきが防止される。
次に、回動パネル41について詳述すると、図2に示すように、回動パネル41は、その正面側に本実施例における保護パネルとしての2枚のガラス板8を有し、このガラス板8は、その4辺が枠状のフレーム10により保持されている。また、回動パネル41は、その背面側にも1枚の板部材9を有しており、これら正面側の2枚のガラス板8と背面側の1枚の板部材9との間には、本実施例における表示器としての薄型の液晶ディスプレイ11が配置されている。
尚、本実施例においては、表示器の一例として液晶ディスプレイ11が適用されていたが、プラズマディスプレイやEL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ等が適用可能であり、これらディスプレイは薄型であることが好ましい。
図2に示すように、フレーム10の内部には、断面視で略コ字形状を成す挟持部材12が配置されている。回動パネル41の正面側に配置される2枚のガラス板8は、その上下および左右の端辺が挟持部材12によって挟持される。また、フレーム10は挟持部材12を覆うように取り付けられる。尚、フレーム10の内部における挟持部材12とフレーム10との間にはスペーサ13が配置されており、挟持部材12がフレーム10内部でぐらつかないようになっている。
更に、図2の部分拡大図に示すように、挟持部材12には、挟持部材12の内方側に突出された弾力性を有する挟持爪14が形成されており、この挟持爪14によってガラス板8の端縁を前後方向から挟持できる。そのため挟持部材12によって保持されるガラス板8が前後方向にぐらつかないようになっている。
また、図2の部分拡大図に示すように、挟持部材12の前後方向の中間部には突出条15が形成されている。2枚のガラス板8は、この突出条15を挟むように配置され、ガラス板8同士の間には、突出条15の厚み分の間隙が形成されてある。
図2に示す液晶ディスプレイ11は、その表示画面11’がガラス板8に臨むように、回動パネル41の内部に配置されている。また、液晶ディスプレイ11は、その背面側に配置される取付板16に取り付けられる。尚、この取付板16が、正面側に配置されるガラス板8の左右辺を保持するフレーム10にネジ(図示略)等を用いて取り付けられる。
図2に示すように、ガラス板8を保持するフレーム10には、アタッチメント19が取り付けられており、このアタッチメント19には、フレーム10を嵌合させるための嵌合部21が形成されている。尚、各々のアタッチメント19の嵌合部21内には、フレーム10が嵌合部21内で前後方向にぐらつくことを防ぐための嵌合片23が設けられている。
また、図2に示すように、回動パネル41の背面側に配置される板部材9は、その上辺と下辺がアタッチメント19に形成された係合部25に係合される。アタッチメント19の係合部25は、正面側のガラス板8から所定距離離れて形成されており、正面側のガラス板8と背面側の板部材9との間に液晶ディスプレイ11を設置できる空間が形成され、回動パネル41内部が中空状に形成されている。
また、図2に示すように、各々のアタッチメント19には、本実施例における放熱孔としての複数のスリット孔27が形成されている。アタッチメント19に形成されたスリット孔27は、回動パネル41の背面側に開口するように形成されている。このようにスリット孔27が、回動パネル41の正面側以外に形成されることにより、液晶ディスプレイ11の表示画面11’がキッチン側に臨むように配置されているときに、キッチンで発生する熱気や水、油等が、スリット孔27から仕切パネル7の内部に進入しにくいようになっている。
更に、最も正面側に配置されるガラス板8は半透過型ガラスで構成されており、回動パネル41内部の液晶ディスプレイ11がキッチン側から見えないようになっている。ガラス板8に用いられている半透過型ガラスは、液晶ディスプレイ11の表示画面に画像が表示されていない場合に、ガラス板8が不透明になるように構成されており、液晶ディスプレイ11の表示画面に画像が表示され、表示画面が明るくなると、半透過型ガラスで構成されるキッチン側のガラス板8の一部に形成された表示領域に映像が浮かび上がるようになっている。尚、本実施例では、後述するように、ガラス板8の表面にフィルムを貼ることで半透過型ガラスを構成している。更に尚、ガラス板8を形成するガラス自体が半透過性のものを使用してもよい。
また、図2に示すように、正面側に配置される2枚のガラス板8の間に、若干の間隙が形成され、2重のガラス構造が形成されることによって、液晶ディスプレイ11の表示画面11’がキッチン側に臨むように配置されているときに、回動パネル41の正面側でガスコンロ4等の加熱機器からの熱の伝達が遮断され、回動パネル41の内部に配置される液晶ディスプレイ11が保護される。
尚、正面側に配置される2枚のガラス板8の内、外側に配置されるガラス板8の背面側の全面には、本実施例における熱遮断手段としての飛散防止フィルム(図示略)貼られている。このようにガラス板8に飛散防止フィルム(図示略)を貼った場合には、ガラス板8の破損時にガラスの破片が飛散することを防止できる。
また、正面側に配置される2枚のガラス板8の内、内側に配置されるガラス板8の正面側の全面には、本実施例における熱遮断手段としての輻射熱を通過させ難い熱遮断性を有する日照調整・断熱フィルム(図示略)が貼られている。この日照調整・断熱フィルム(図示略)は、可視光の透過率が15〜30%程度のものを使用している。このようにガラス板8に日照調整・断熱フィルム(図示略)を貼った場合には、液晶ディスプレイ11を使用していないときに回動パネル41の内部が見えずガラス板8が黒っぽい鏡のように見え、液晶ディスプレイ11の使用時には、ガラス板8を介して表示画面が見えるようになっている。
更に、正面側に配置される2枚のガラス板8の内、内側に配置されるガラス板8の背面側には、本実施例における熱遮断手段としての熱線遮断フィルム(図示略)が貼られている。この熱線遮断フィルム(図示略)は、ガラス板8における液晶ディスプレイ11の表示画面以外の部位に貼り付けられており、液晶ディスプレイ11の表示画面のみを回動パネル41の正面側から見えるようにし、表示画面の以外の部位を隠蔽できるようにしている。
これらの熱遮断手段としての飛散防止フィルム(図示略)、日照調整・断熱フィルム(図示略)、熱線遮断フィルム(図示略)によっても液晶ディスプレイ11をガスコンロ4の熱から保護することができる。また、このような断熱フィルムの代わりに、ガラス板8自体を熱遮断性を有する素材にて構成してもよい。
更に図2に示すように、棒状部材39の内部は、空洞部42が形成されており、液晶ディスプレイ11から延びる配線35が、この空洞部42を介して天板3の下方側に延びるようになっている。このようにすれば、キッチン台1の内部に配線35を挿通することができ、配線35がキッチン台1の外部に露呈しないので、キッチン台1の見栄えがよくなるとともに、水や油等が配線35にかからず漏電の防止にもなる。
尚、配線35はキッチン台1の内部に設置された本実施例における表示器としてのTVチューナ(図示略)や電源ボックス(図示略)や後述するスピーカ36に接続される。TVチューナ(図示略)や電源ボックス(図示略)やスピーカ36と、液晶ディスプレイ11とを別体として設置することで、液晶ディスプレイ11の施工作業が容易になるとともに、メンテナンスが行い易く、さらに回動パネル41の軽量化を図ることができる。
更に図1に示すように、キッチン台1の正面側における天板3よりも下方側に配置される側面板である化粧板37には、本実施例における放音穴としての複数の小穴部38が形成されており、この小穴部38が形成された化粧板37の内面側に液晶ディスプレイ11と接続されたスピーカ36が取り付けられており、使用者がキッチンで調理作業しながら液晶ディスプレイ11の音声を聴くことができる。このように天板3よりも下方側に小穴部38を設けることで、使用者が調理作業したときに、天板3上で発生する熱気や水等が小穴部から入り込まないようになり、スピーカ36を保護することができる。
尚、本実施例では、放音穴としての複数の小穴部38がキッチン台1の側面板である化粧板37に形成されているが、この側面板はキッチン台1をキッチン側から見たときに、外面が左右側を向く側面板に限らず、外面がキッチン側(正面)またはダイニング側(背面)を向く側面板も含む。また、例えばキッチン台の形状が、下向きコ字形状のゲート型(アーチ型)に構成されたキッチン台である場合において、ゲート型のキッチン台の内側に配置される側面板に複数の小穴部38が形成されても良い。
また、本実施例では、図1に示すように、棒状部材39の内部における回動部40よりも上方には、上記スピーカ36とは別個に設けられたスピーカ(図示略)が配置されているとともに、その周面には、該スピーカから出力される音を放音する複数の小穴部38’が形成されている。このように、液晶ディスプレイ11に接続されるスピーカ及びその放音穴を、仕切パネル7に一体的に固着された棒状部材39に設けることで、スピーカをキッチン台1等に設ける必要がないので、スピーカにより調理スペースが占有されて調理しにくくなることがない。
以上、本実施例のキッチン台1によれば、表示器の一例である液晶ディスプレイ11が内蔵された回動パネル41が仕切部材としての仕切パネル7に固着された棒状部材39に対して回動自在に設けられていることで、液晶ディスプレイ11をキッチン台1に設置するための支持部材等を別途用いることなく、仕切パネル7を利用して、表示画面11’を見やすい位置に液晶ディスプレイ11を設置することができる。
また、液晶ディスプレイ11の表示画面11’をキッチン側に臨ませたときには、キッチン台1の使用者が表示画面11’を見ることができ、表示画面11’の向きをキッチン側から切り替えてダイニング側に臨ませておくことで、例えばキッチン台側で液晶ディスプレイ11を使用しないで調理する場合等において、キッチンで発生する熱気や水、油等で表示画面11’が汚れたり、熱により故障することがないように退避させておくことができるばかりか、1台の液晶ディスプレイ11をダイニング側にいる人も使用することができる。
更に本実施例の回動パネル41は、仕切パネル7における右側辺を中心に回動自在に設けられており、表示画面11’をダイニング側に臨ませたときに、該回動パネル41の背面が仕切パネル7におけるダイニング側の面と対向するようになっているため、表示画面11’をダイニング側に臨ませたときに、表示画面11’のみならず、液晶ディスプレイ11を含む回動パネル41本体が、キッチン側から見て仕切パネル7の裏側(ダイニング側)に退避することになるため、キッチン台側で液晶ディスプレイ11を使用しないで調理する場合等において、キッチンで発生する熱気や水、油等は仕切パネル7により遮断され、表示画面11’を含む液晶パネル11本体全体が汚れたり、熱により故障することが効果的に防止される。
また、回動パネル41は前後面にガラス板8,9を有する中空状に形成されており、その内部に液晶ディスプレイ11が配置されるとともに、液晶ディスプレイ11の表示画面11’よりも表面側に2枚のガラス板8が設けられ、該ガラス板8を通して回動パネル41の内部の表示画面11’を視認できるように構成されているので、液晶ディスプレイ11本体全体が、汚れや衝撃等から保護される。
尚、本実施例によれば、ガラス板8が半透過型ガラスで構成されていることにより、液晶ディスプレイ11を使用しないときには、液晶ディスプレイ11がガラス板8によって隠蔽され、液晶ディスプレイ11の使用時には、液晶ディスプレイ11の表示画面が浮かび上がるようになっているので、回動パネル41の見栄えを損ねることなく液晶ディスプレイ11を設置できる。
次に、実施例2に係る表示器を備えたキッチン台につき、図3を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図3は、実施例2におけるディスプレイを示す斜視図である。
図3に示すように、実施例2におけるキッチン台1の天板3上には、ガスコンロ4が配置されており、天板3上におけるガスコンロ4が配置された後端縁には、本実施例における仕切部材としての略板状の仕切パネル7が立設されている。また、仕切パネル7の側方側に近接して上下方向に延びる棒状部材39aが立設されており、この棒状部材39aの上部と下部は仕切パネル7に連結されている。
また、図3に示すように、棒状部材39aの一部は、水平方向に回動可能に軸支された回動部40aが形成されており、この回動部40aには、略コ字形状をなす回動フレーム43aが、回動部40aに対して垂直方向に回動自在に軸支されている。更に、回動フレーム43aには、本実施例における回動パネル41aが取り付けられており、この回動パネル41aは、回動フレーム43aに対して所定の回転方向に回動できるように軸支されている。
図3に示す回動パネル41aには、本実施例における表示器としての液晶ディスプレイ11aが設けられている。回動部40aを中心として回動フレーム43aを水平方向に回動させることで、液晶ディスプレイ11aを仕切パネル7の背面側に移動させることができる。そのためキッチン側で発生する熱や水撥ね等から表示画面11’を退避させることができ、表示画面11’の汚れや熱による液晶ディスプレイ11の故障等が効果的に防止される。
更に、回動フレーム43aを垂直方向に回動させるとともに、回動パネル41aを回動フレーム43aに対して所定の回転方向に回転させることによって、液晶ディスプレイ11aの表示画面(表示部)11’を上下左右のどちらの方向にも向けられるようになっている。そのためキッチン側とダイニング側とのどちらからでも液晶ディスプレイ11aの表示画面11’が見られるようになっている。
尚、回動パネル41aが回動フレーム43aから容易に取り外すことができるとともに、回動フレーム43aが回動部40aから容易に取り外すことができるようになっている。そのため液晶ディスプレイ11aの修理や交換作業を容易に行えるようになっている。
次に、実施例3に係る表示器を備えたキッチン台につき、図4を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図4は、実施例3におけるキッチン台を示す斜視図である。
図4に示すように、実施例3におけるキッチン台1の天板3上には、シンク5が設けられており、このシンク5の上方に位置する天井または壁(図示略)からは、本実施例における仕切部材としての棚部材20が吊り下げられている。
図4に示す棚部材20は所定幅、所定高さおよび所定厚さを有し、棚部材20の正面側がキッチン側に向き、棚部材20の背面側がダイニング側を向くように、天井(図示略)から吊り下げられている。この棚部材20によって、キッチン台1の天板3上の一部の空間がキッチン側とダイニング側とに仕切られている。
図4に示すように、棚部材20の下面には、上下方向に延びる棒状部材39bが固着されている。棒状部材39bの一部は、水平方向に回動可能に軸支された回動部40bが形成されており、この回動部40bに、本実施例における回動パネル41bが取り付けられている。
また、この回動パネル41bには、本実施例における表示装置および表示部として液晶ディスプレイ11bが設けられている。回動部40bを中心として回動パネル41bを回動させることによって、液晶ディスプレイ11bの表示画面(表示部)11’をキッチン側およびダイニング側のどちらの方向にも向けられるようになっている。そのためキッチン側とダイニング側とのどちらからでも液晶ディスプレイ11bの表示画面11’が見られるようになっている。
使用者がキッチン台1のシンク5で作業をする際には、液晶ディスプレイ11bの表示画面11’がダイニング側に向くように回動パネル41bを回動させることで、シンク5で発生する水撥ねから表示画面11’を退避させることができ、表示画面11’の汚れが防止される。また、このように液晶ディスプレイ11bがシンク5の近傍に配置され、シンク5にて発生する水撥ねから液晶ディスプレイ11bが保護されていることで、使用者が、調理作業中に最も多く使用するシンク5に居ながら表示画面11’を見ることができるばかりか、表示画面11’が比較的高い位置に配置されるため、起立姿勢のままでも調理者から表示画面11’を見やすくなり、かつ棚部材20が天井または壁に取り付けられることで、キッチン台1の上面が棚部材20によって占有されることなく広く使用できるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、液晶ディスプレイ11に、表示器としてのTVチューナ(図示略)が接続されており、キッチン台1の使用者が液晶ディスプレイ11でTVを見られるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、液晶ディスプレイ11はTV用のディスプレイに限定されるものではなく、パソコン等のディスプレイであってもよく、キッチン台1の使用者が液晶ディスプレイ11でインターネットのホームページを見られるようにしたり、調理工程や調理レシピを表示するプログラムの画面を見られるようにしてもよい。
また、前記実施例では、回動パネル41の正面側のガラス板8が、アタッチメント19に嵌合され、着脱不能になっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、回動パネル41の正面側のガラス板8を、アタッチメント19に着脱自在に取り付けてもよく、回動パネル41の正面側のガラス板8が汚れた場合に、アタッチメント19からガラス板8を取り外して容易に清掃できるようにしてもよい。また、回動パネル41の正面側のガラス板8よりも更に正面側に、着脱自在な保護パネルや保護フィルムを設け、容易に清掃できるようにしてもよい。
更に、前記実施例では、液晶ディスプレイ11を保護するために用いられる保護パネルとして、ガラス製の板部材で構成されたガラス板8が用いられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ガラス板8以外にも、アクリル樹脂製の板部材や、その他の合成樹脂性の板部材を保護パネルとして使用してもよく、更に、金属製の板部材に複数の小孔を形成したパンチングメタル板を保護パネルとして使用してもよい。
尚、前記実施例では、液晶ディスプレイ11が設けられる回動パネル41が、仕切パネル7の右側の側辺に固着された上下方向を向く棒状部材39に対して回動自在に支持されているが、本発明にあっては、液晶ディスプレイ11の回動中心が上下方向を向く棒状部材39により横回転するものに限定されるものではなく、例えば仕切パネル7の上辺に固着した左右方向(水平方向)を向く棒状部材等により縦回転自在に設けられていてもよい。
尚、前記実施例では、液晶ディスプレイ11が設けられる回動パネル41が、棒状部材39に支持されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、仕切パネル7を天板3上に水平方向に回動可能に軸支させ、この仕切パネル7に液晶ディスプレイ11を設けるようにして、仕切パネル7自体を回動パネルとして構成することもできる。このように液晶ディスプレイ11が設けられた仕切パネル7を回動させることで、キッチン側とダイニング側とのどちらからでも液晶ディスプレイ11の表示画面11’が見られるようにしてもよい。
実施例1におけるキッチン台を示す斜視図である。 実施例1におけるディスプレイを示す横断平面図である。 実施例2におけるディスプレイを示す斜視図である。 実施例3におけるキッチン台を示す斜視図である。
符号の説明
1 キッチン台
2 ダイニングテーブル
3 天板
4 ガスコンロ(加熱機器)
5 シンク
7 仕切パネル(仕切部材)
8,9 ガラス板(保護パネル、熱遮断手段)
11 液晶ディスプレイ(表示器、表示部)
20 棚部材(仕切部材)
27 スリット孔(放熱孔)
36 スピーカ
37 化粧板
38 小穴部(放音穴)
39 棒状部材
40 回動部
41 回動パネル

Claims (5)

  1. 室内空間をキッチン側とダイニング側とに仕切るように配置される対面式のキッチン台であって、
    前記キッチン台の上方には、該キッチン台の上面よりも上方の空間の少なくとも一部をキッチン側とダイニング側とに仕切る仕切部材が配置され、前記仕切部材は、表示部がキッチン側に臨む向きとダイニング側に臨む向きとに切り替え自在に設けられた表示器を備えると共に、前記表示器を回動自在に支持する支持フレームが取り付けられていることを特徴とする表示器を備えたキッチン台。
  2. 前記表示器は、前記仕切部材における一側辺を中心に回動自在に設けられ、前記表示部を前記ダイニング側に臨ませたときに、該表示器の本体背面が前記仕切部材における前記ダイニング側の面と対向するようになっている請求項1に記載の表示器を備えたキッチン台。
  3. 前記仕切部材は、前記キッチン台に配置された加熱機器および/またはシンクの近傍に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示器を備えたキッチン台。
  4. 前記表示器に接続されるスピーカの放音部が、前記仕切部材に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の表示器を備えたキッチン台。
  5. 前記仕切部材は、前記キッチン台の上方に位置する壁または天井に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の表示器を備えたキッチン台。
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