JP2003265246A - 厨房装置 - Google Patents

厨房装置

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JP2003265246A
JP2003265246A JP2002072304A JP2002072304A JP2003265246A JP 2003265246 A JP2003265246 A JP 2003265246A JP 2002072304 A JP2002072304 A JP 2002072304A JP 2002072304 A JP2002072304 A JP 2002072304A JP 2003265246 A JP2003265246 A JP 2003265246A
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Japan
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see
kitchen device
transparent
accessory panel
panel
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JP2002072304A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sakida
勉 崎田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要に応じて、前部側環境の背部側への入り
込み防止と、前部側、背部側間の換気手段設置部での見
通し確保および死角防止とが図れるようにする。 【解決手段】 ワークトップ3と、ワークトップ3の左
右方向の一部の上方に位置する換気手段6を備え、換気
手段6の背部6cをワークトップ3から立ち上がって天
井22に至る非建築の付帯パネル21によって覆い、付
帯パネル21は透明部材または不透明部材よりなり換気
手段6の背部6c対応部を付帯パネル21側から透視さ
せない透視遮断部21aとし、それ以外の部分は少なく
とも一方側から他方側を連続または不連続に透視できる
状態をとれる透視可能部21bとすることにより、上記
の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークトップと、
ワークトップの左右方向の一部の上方に位置する換気手
段とが設けられた厨房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厨房装置のワークトップには各種のもの
があり、厨房装置、厨房システムの設計上厨房へ種々に
設置され、また他のものとともに配置される。調理が行
われるようなワークトップでは特に加熱装置を備え、調
理するときの煙や油煙、臭い、蒸気等を排出して換気を
行う換気手段を組み合わせ用いることが多い。
【0003】従来、図9に示すようにワークトップaが
例えばキッチンbとリビングcとに前後を開放して設置す
る場合、ワークトップaを有している流し台dなどと換気
手段eとは、キッチンbとリビングcとの間に設けた建築
壁fを背に設けられている。これにより、流し台dや換気
手段eの背部が整えられるし、換気手段eをその背部で建
築壁fを利用して後付けすることにより通常通りの取り
付け作業にて設けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建築壁fにけ
るワークトップaの上から天井g一杯まで延びた部分f1
は、加熱装置h部での火気や煙、油煙、臭い、蒸気など
の前部側環境が背部のリビングなどに入り込むのを防止
する役目を営むものの、流し台などの背部を含み建築壁
fを設ける分だけコストがかさむ。その上、建築壁fはキ
ッチンb、リビングc間の見通しを悪くし、キッチンb、
リビングcのせっかくの続きを遮断して居住空間の広が
りを狭めている。また、加熱装置h部で調理しながらも
リビングcの幼児や子供の様子をウオッチングすること
が望まれるが、死角域を作ってしまう問題がある。逆
に、リビングcで遊ぶ幼児などは常に母親などの存在を
感じていたいものであるがこれの死角域をも作ることに
なる。
【0005】本発明の目的は、必要に応じて、前部側環
境の背部側への入り込み防止と、前部側、背部側間の換
気手段設置部での見通し確保および死角防止とが図れる
厨房装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の厨房装置は、ワークトップと、ワークト
ップの左右方向の一部の上方に位置する換気手段とが設
けられた厨房装置において、換気手段の背部をワークト
ップから立ち上がって天井に至る非建築の付帯パネルに
よって覆い、付帯パネルは透明部材または不透明部材よ
りなり換気手段の背部を付帯パネル側から透視させない
透視遮断部とし、それ以外の部分は少なくとも一方側か
ら他方側を連続または不連続に透視できる状態をとれる
透視可能部としたことを主たる特徴としている。
【0007】このような構成では、ワークトップの左右
方向の一部の上方に設けられた換気手段の背部を、ワー
クトップから立ち上がって天井に至る非建築の透明部材
または不透明部材よりなる付帯パネルによって覆うとと
もに、換気手段の背部を付帯パネル側から透視させない
透視遮断部とするので、非建築で安価に設けられる付帯
パネルによって換気手段の背部が外観されない従来通り
の利点を確保しながら、この付帯パネルのそれ以外の部
分は少なくとも一方側から他方側を連続または不連続に
透視できる状態をとれる透視可能部とするので、その透
視できる状態の選択によって、前部側環境の背部側への
入り込み防止と、前部側、背部側間の換気手段設置部で
の見通し確保および死角防止とが、必要に応じた程度に
得られる。
【0008】付帯パネルが、ガラスである、さらなる構
成では、ガラスは断熱性に優れかつ燃えることはないの
で、通気部を作らない限りワークトップ前部側でのとき
として好ましくない環境が背部側に入り込むのを防止す
る不燃仕切として好適であるし、製造段階、製造後の加
工、処理などでの透視制限によって必要に応じた各種の
透視状態が簡単に得られる。
【0009】具体的には、付帯パネルの透視遮断部は、
ガラスの、不透明部分または付帯パネル側から換気手段
の背部の透視を遮断する片側透視遮断部分として換気手
段の背部が外観されないようにすることができる。
【0010】また、付帯パネルの透視可能部は、ガラス
の、透明部分、半透明部分、または一方側から他方側を
透視でき、他方側から一方側の透視を遮断する片側透視
遮断部分として、それぞれの透視状態とそれに応じた、
前部側と背部側との間の見通し、死角防止とが得られ
る。片側透視遮断部分によっては特に見られたくない側
が透視されるのを回避する選択に対応できる。
【0011】また、付帯パネルの透視可能部は、ガラス
の、一方側から他方側を透視でき、他方側から一方側の
透視を遮断する片側透視遮断部分と、透明部分または半
透明部分とが種々なパターンにて繰り返し隣接し合うよ
うに設けられているようにすることもでき、片側透視遮
断部分の設け方とそれ以外の部分を半透明部分とするか
どうかで、さらに別の透視制限状態が得られ、見られた
くない度合いにきめ細かく対応することができる。
【0012】また、付帯パネルの透視可能部は、ガラス
の、一方側から他方側を透視でき、他方側から一方側の
透視を遮断する片側透視遮断部分と、他方側から一方側
を透視でき、一方側から他方側の透視を遮断する片側透
視遮断部分とが種々なパターンにて繰り返し隣接し合う
ように設けられている構成では、2通りの片側透視遮断
部分の面積比率を選択することによって、どちらの側で
も同等に、あるいは一方を優先した透視制限の状態が自
由に得られる。
【0013】この場合、2つの片側透視遮断部分が、互
いの透視側への透視度が異なる構成では、双方の面積比
率とは別に、一方側から他方側と、他方側から一方側と
の透視制限度合いに違いを持たせることができる。
【0014】また、付帯パネルが2枚の合わせガラスよ
りなり、これらガラスは透明部分または半透明部分と、
不透明部分または一方側から他方側に透視でき他方側か
ら一方側への透視を遮断する片側透視遮断部分とが所定
のパターンで隣接して設けられており、少なくとも一方
の移動によって互いが所定量相対移動でき、この相対移
動によって、互いの透明部分または半透明部分と不透明
部分または片側透視遮断部分とが重なり合う状態と、重
ならない状態とがとれる構成では、透明部分か半透明部
分かの選択と、これに隣接する片側透視遮断部分の透視
側の選択および透視度の選択とにより、一方側から他方
側および他方側から一方側への透視制限に違いを持たせ
るとともに、これら2通りの透視制限状態が重なる状態
と重ならない状態との透視制限状態が得られる。
【0015】また、付帯パネルが、2枚の不透明部材よ
りなり、これら不透明部材は窓孔部分と非窓孔部分とが
所定のパターンで隣接して設けられており、少なくとも
一方の移動によって互いが所定量相対移動でき、この相
対移動によって、互いの窓孔部分と非窓孔部分とが重な
り合う状態と、重ならない状態とがとれる構成では、互
いの窓孔部分と非窓孔部分とが重なる状態によって一方
側から他方側および他方側から一方側のいずれの透視を
も遮断することと、互いの窓孔部分が重なる状態によっ
て互いの非窓孔部分の重なりによって一方側から他方側
および他方側から一方側のいずれの透視をも遮断しなが
ら、それに隣接する残り部分で一方側から他方側および
他方側から一方側のいずれをも透視できる透視制限状態
が得られる。しかも、窓孔部分は一方側から他方側への
透視ができ、他方側から一方側への透視を遮断する片側
透視遮断部分、あるいは半透明部分としてさらなる透視
制限をすることもできる。
【0016】付帯パネルは、ワークトップと少なくとも
天井とに固定された枠部材により保持して設けた構成で
は、ワークトップおよび天井に枠部材を固定するだけ
で、これらの枠部材に付帯パネルを嵌め合わせるなどし
て簡単に保持できるので、ワークトップおよび天井と不
安定な付帯パネルとの間でコーキングや接着といった複
雑な現場作業が不要となる利点がある。しかも、付帯パ
ネルを移動させるような使用が容易に実現する。
【0017】枠部材が溝内に付帯パネルを保持してお
り、この溝の開放端が、これに嵌め合わせたキャップま
たは付帯パネルの縦向き辺に溝を嵌め合わせて開放端に
当てがった縦枠部材にて塞がれている構成では、枠部材
または枠部材および付帯パネルの端部を装飾する端処理
にて、付帯パネルをそれを保持している枠部材の溝内に
封止することができ、縦枠部材を用いることにより付帯
パネルの端部が露出するのを防止することができる。
【0018】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は、それ自体単独で、あるいは可能な限り種
々な組み合わせで複合して採用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図8を参照して説明し、本発明の理解に供す
る。以下の説明は本発明の具体例を示すものであって、
特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
【0020】本実施の形態は図1に示すように、キッチ
ン1とリビング2との前部および背部が開放されたワー
クトップ3を持ったいわゆる対面キッチンとしての流し
台4と、ワークトップ3の左右方向の一部に加熱装置5
を持ち、その上方に換気手段6が設けられた厨房装置7
の場合の一例である。しかし、本発明はこれに限定され
ることはなく、ワークトップ3の前部および背部が開放
され、その左右方向の一部の上方に換気手段6が設けら
れたあらゆる厨房装置に適用して有効であり、必ずしも
加熱装置5を持っていなくてもよいし、シンク8などを
持った流し台4でなくてもよく、いずれも本発明の範疇
に属する。
【0021】流し台4はどのように配置されてもよい
が、図1では1つの例としてキッチン1とリビング2と
の続きの壁9に一端を寄せて設置してあり、この壁9の
際に加熱装置5および換気手段6が位置し、換気手段6
は天井22またはおよび壁9に直接または取り付け具を
介して取り付けてある。加熱装置5はガスコンロ、電
気、電磁コンロなどである。換気手段6はいわゆる換気
扇としてのファンを内蔵しており、主として加熱装置5
での調理に際して生じる煙、油煙、蒸気、臭いなどを調
理部まわりの雰囲気とともに捕集して室外に排気される
ようにする。しかし、捕集雰囲気は必ずしも加熱装置5
の上部雰囲気とは限らない。従って、換気手段6は場合
により加熱装置5の上方位置からはみ出したり、位置ず
れして設けられることがあってもよい。
【0022】ワークトップ3はリビング2の側で上面か
らやや立ち上がったカウンター部11を有し、このカウ
ンター部11の下がリビング2側に向いた収納部12と
してある。勿論、キッチン1の側にも図2、図3に示す
ように収納部13を設けてある。換気手段6のフード6
aの上および配管部6bの前にも仮想線で示すような収納
部14を設けてもよい。
【0023】また、流し台4は加熱装置5やシンク8、
収納部12,13などのほか、食器洗浄・乾燥機、ゴミ
投入部など他の機能も付加されることがある。しかし、
これを含めた以上のような具体的構成は必要に応じて種
々に設計することができる。
【0024】本実施の形態では、特に、換気手段6の背
部6cを図1〜図3に示すようにワークトップ3から立
ち上がって天井22に至る非建築の付帯パネル21によ
って覆う。同時に、この付帯パネル21は透明部材また
は不透明部材よりなり換気手段6の背部6cを付帯パネ
ル21側から透視させない透視遮断部21aとし、それ
以外の部分は少なくとも一方側から他方側を連続または
不連続に透視できる状態をとれる透視可能部21bとす
る。
【0025】このように、ワークトップ3の左右方向の
一部の上方に設けられた換気手段6の背部6cを、ワー
クトップ3から立ち上がって天井22に至る非建築の透
明部材または不透明部材よりなる付帯パネル21によっ
て覆うとともに、換気手段6の背部6cを付帯パネル2
1側から透視させない透視遮断部21aとするので、非
建築で安価に設けられる付帯パネル21によって換気手
段6の背部6cが、これが向くリビング2側からでも外
観されない従来通りの利点を確保できるのに併せ、この
付帯パネル21のそれ以外の部分は少なくとも一方側か
ら他方側を連続または不連続に透視できる状態をとれる
透視可能部21bとするので、その透視できる状態の選
択によって、ワークトップ3の前部側3aの環境が背部
側3bに入り込むのを防止すること、および前部側3a、
背部側3b間における換気手段6設置部での見通しを確
保し、死角を防止することが、それぞれ必要に応じた程
度に得られる。
【0026】付帯パネル21はガラスなどのそれ自体で
はワークトップ3や天井22にねじや鋲によって取り付
けにくいような材料であっても、それに隣接するもの、
つまり少なくともワークトップ3および天井22との間
でコーキングや接着を行うことによって取り付け、また
相互間の隙間を埋められる。また、図示例で隣接してい
る壁9との間でも同様に処理して隙間を埋めたり取り付
けたりすることができる。
【0027】しかし、図4、図5に示す例では、付帯パ
ネル21はワークトップ3と少なくとも天井22とに固
定した枠部材23により保持して設けてある。これによ
りワークトップ3および天井22に枠部材23を固定す
るだけで、これらの枠部材23に付帯パネル21を嵌め
合わせるなどして簡単に保持できるので、ワークトップ
3および天井22と不安定な付帯パネル21との間でコ
ーキングや接着といった複雑な現場作業が不要となる利
点があるし、隙間埋めも達成できる。なお、枠部材23
はねじ25によりワークトップ3および天井22にねじ
止めしてある。また、壁9との間にも枠部材23を縦向
きに配して同様に取り付け、付帯パネル21の壁9と対
面する辺も保持し、横向きの枠部材23との間をねじ2
5により連結している。しかし、両面接着テープなどに
て接着することもできる。いずれにしても、枠部材23
の使用は十分な広さの取り付け面を得て、付帯パネル2
1を確固に保持できるしワークトップ3や天井22、壁
9などとの間のシール性も高まる。
【0028】さらに、枠部材23は溝23a内に付帯パ
ネル21を保持しているので、付帯パネル21は壁9と
は反対側での図5に示す溝23aの開放端23bから矢印
24で示す方向に嵌め合わせて極く簡単に保持させるこ
とができる。また、溝23aの開放端23bはこれに嵌め
合わせた樹脂や金属よりなるキャップ26によって塞い
で端処理を行っているので、不体裁にならない。同時
に、キャップ26は無理嵌め、接着、溝23a内のねじ
止めリブ23cの切除部などとの弾性係合、または枠部
材23へのねじ止めなどすることで、付帯パネル21を
封止して抜け止めすることもできる。
【0029】また、図に示すように、付帯パネル21と
枠部材23との間にシールパッキン126を設けること
により、付帯パネル21がガラスなどでも無理な力を与
えずに双方間に十分なシール状態が得られる。もっと
も、ワークトップ3および天井22に設けた凹部に付帯
パネル21の上下辺に嵌め合わせたシールパッキン12
6を弾性的に、あるいは無理嵌め程度に嵌め合わせ、あ
るいはその開放端からスライドさせて嵌め合わせるなど
しても、付帯パネル21を安定に保持できる。
【0030】図6に示す例では、上下の枠部材23の溝
23aの開放端23bに、付帯パネル21の開放縁に上記
と同様な状態に嵌め合わせた縦向きの前記枠部材23を
当てがい端処理し、付帯パネル21の下方縁が露出しな
いようにしてある。縦向きの枠部材23は横向きの枠部
材23のねじ止めリブ23cにねじ27によりねじ止め
してある。しかし、後に付帯パネル21を取り外して交
換するのに向かないが、接着や溶接などどのようにして
固定してもよい。
【0031】付帯パネルが、ガラスであると、断熱性に
優れかつ燃えることはないので、通気部を作らない限り
ワークトップ3の前部側3aでのときとして好ましくな
い火気や煙、油煙、臭い、蒸気などの悪環境が背部側3
bに入り込むのを防止する不燃仕切として好適である
し、製造段階で、あるいは製造後の後処理にて必要部分
を半透明化、不透明化、一方側から他方側が透視でき、
他方側から一方側が透視できない片側透視遮断部、ミラ
ー化、ハーフミラー化などの透視制限によって必要に応
じた各種の透視状態、透視遮断状態が、好みの色を持っ
て、または色を持たないで簡単に得られる。
【0032】具体的には、付帯パネル21の透視遮断部
21aは、ガラスの不透明部分または付帯パネル21側
から換気手段6の背部6cの透視を遮断する片側透視遮
断部分として換気手段6の背部6cが外観されないよう
にすることができる。また、付帯パネル21の透視可能
部21bは、ガラスの透明部分、半透明部分、または一
方側から他方側を透視でき、他方側から一方側の透視を
遮断する片側透視遮断部分として、それぞれの透視状態
とそれに応じた、前部側3aと背部側3bとの間の見通
し、死角防止とが得られる。片側透視遮断部によっては
特に見られたくない側、例えばキッチン1側が透視され
るのを回避する選択に対応できる。図4に示す例では付
帯パネル21を2枚の合わせガラスにし、それらの間に
印刷や塗布、フィルムなどによる不透明層28を設けて
透視遮断部21aを形成し、他の部分は全域が透明な透
視可能部21bとしてある。
【0033】また、付帯パネル21の透視可能部21b
は、図7に示すようにガラスの一方側から他方側を透視
でき、他方側から一方側の透視を遮断する片側透視遮断
部分29と、透明部分30または半透明部分とが、交互
なライン状など種々なパターンにて繰り返し隣接し合う
ように設けられているようにすることもでき、片側透視
遮断部分29の設け方とそれ以外の部分を半透明部分と
するかどうかで、さらに別の透視制限状態が得られ、ど
ちらの側からも透視できるように透視度を高めながら、
透視度の差によって、透視できるようにしたいが見られ
たくない度合いに適合する透視度を得てきめ細かく対応
することができる。なお、ここでの片側透視遮断部分2
9は不透明部分、透明部分30または半透明部分は片側
透視遮断部分であってもよい。
【0034】また、付帯パネルの透視可能部21bは図
7を共用して示すように、ガラスの一方側から他方側を
透視でき、他方側から一方側の透視を遮断する片側透視
遮断部分29と、他方側から一方側を透視でき、一方側
から他方側の透視を遮断する片側透視遮断部分29aと
が交互なライン状など種々なパターンにて繰り返し隣接
し合うように設けられてもよい。この場合、2通りの片
側透視遮断部分29、29aの面積比率を選択すること
によって、どちらの側でも同等に、あるいは一方を優先
した透視制限の状態が自由に得られる。また、これら2
つの片側透視遮断部分29、29aが、互いの透視側へ
の透視度が異なるようにすることで、双方の面積比率と
は別に、一方側から他方側と、他方側から一方側との透
視制限度合いに違いを持たせることができる。
【0035】また、図8に示す例では、付帯パネル21
が2枚の合わせガラス211、212よりなり、これら
ガラス211、212に透明部分30または半透明部分
と、不透明部分または一方側から他方側に透視でき他方
側から一方側への透視を遮断する片側透視遮断部分29
とを交互なライン状など所定のパターンで隣接して設
け、少なくとも一方の移動によって互いが所定量相対移
動でき、この相対移動によって、互いの透明部分30ま
たは半透明部分と不透明部分または片側透視遮断部分2
9とが重なり合う状態と、重ならない状態とがとれるよ
うにしてある。
【0036】これにより、透明部分30か半透明部分か
の選択と、これに隣接する片側透視遮断部分29の透視
側の選択および透視度の選択とにより、一方側から他方
側および他方側から一方側への透視制限に違いを持たせ
るとともに、これら2通りの透視制限状態が重なる状態
と重ならない状態との透視制限状態が得られる。
【0037】また、図示しないが、付帯パネル21が金
属などの2枚の不透明部材よりなり、これら不透明部材
は窓孔部分と非窓孔部分とが所定のパターンで隣接して
設けられており、少なくとも一方の移動によって互いが
所定量相対移動でき、この相対移動によって、互いの窓
孔部分と非窓孔部分とが重なり合う状態と、重ならない
状態とがとれる構成では、互いの窓孔部分と非窓孔部分
とが重なる状態によって一方側から他方側および他方側
から一方側のいずれの透視をも遮断することと、互いの
窓孔部分が重なる状態によって互いの非窓孔部分の重な
りによって一方側から他方側および他方側から一方側の
いずれの透視をも遮断しながら、それに隣接する残り部
分で一方側から他方側および他方側から一方側のいずれ
をも透視できる透視制限状態が得られる。しかも、窓孔
部分は一方側から他方側への透視ができ、他方側から一
方側への透視を遮断する片側透視遮断部分、あるいは半
透明部分としてさらなる透視制限をすることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明の厨房装置によれば、ワークトッ
プの左右方向の一部の上方に設けられた換気手段の背部
を、ワークトップから立ち上がって天井に至る非建築の
透明部材または不透明部材よりなる付帯パネルによって
覆うとともに、換気手段の背部を付帯パネル側から透視
させない透視遮断部とするので、非建築で安価に設けら
れる付帯パネルによって換気手段の背部が外観されない
従来通りの利点を確保しながら、この付帯パネルのそれ
以外の部分は少なくとも一方側から他方側を連続または
不連続に透視できる状態をとれる透視可能部とするの
で、その透視できる状態の選択によって、前部側環境の
背部側への入り込み防止と、前部側、背部側間の換気手
段設置部での見通し確保および死角防止とが、必要に応
じた程度に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の厨房装置の1つの例をリ
ビング側から見て示す斜視図である。
【図2】図1の厨房装置をキッチン側から見て示す斜視
図である。
【図3】図2の厨房装置を図2のA-A′線で見た断面図
である。
【図4】図1の厨房装置の付帯パネルの1つの支持構造
例を示す付帯パネルを横断する向きの縦断面図である。
【図5】図1の支持構造部の付帯パネルの面に沿う向き
の縦断面図である。
【図6】図1の厨房装置の付帯パネルの別の支持構造例
を示す付帯パネルの面に沿う向きの縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における厨房装置の付帯パ
ネルの別の例を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態における厨房装置の付帯パ
ネルの他の例を示す断面図である。
【図9】従来の厨房装置のリビング側から見た斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 キッチン 2 リビング 3 ワークトップ 3a 前部側 3b 背部側 4 流し台 5 加熱装置 6 換気手段 6c 背部 7 厨房装置 8 シンク 9 壁 11 カウンター部 12、13、14 収納部 21 付帯パネル 21a 透視遮断部 21b 透視可能部 22 天井 23 枠部材 25、27 ねじ 28 不透明層 29、29a 片側透視遮断部分 30 透明部分 211、212 ガラス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークトップと、ワークトップの左右方
    向の一部の上方に位置する換気手段とが設けられた厨房
    装置において、 換気手段の背部をワークトップから立ち上がって天井に
    至る非建築の付帯パネルによって覆い、付帯パネルは透
    明部材または不透明部材よりなり換気手段の背部を付帯
    パネル側から透視させない透視遮断部とし、それ以外の
    部分は少なくとも一方側から他方側を連続または不連続
    に透視できる状態をとれる透視可能部としたことを特徴
    とする厨房装置。
  2. 【請求項2】 付帯パネルは、ガラスである請求項1に
    記載の厨房装置。
  3. 【請求項3】 付帯パネルの透視遮断部は、ガラスの、
    不透明部分または付帯パネル側から換気手段の背部の透
    視を遮断する片側透視遮断部分である請求項2に記載の
    厨房装置。
  4. 【請求項4】 付帯パネルの透視可能部は、ガラスの、
    透明部分、半透明部分、または一方側から他方側を透視
    でき、他方側から一方側の透視を遮断する片側透視遮断
    部分である請求項2に記載の厨房装置。
  5. 【請求項5】 付帯パネルの透視可能部は、ガラスの、
    一方側から他方側を透視でき、他方側から一方側の透視
    を遮断する片側透視遮断部分と、透明部分または半透明
    部分とが種々なパターンにて繰り返し隣接し合うように
    設けられている請求項2に記載の厨房装置。
  6. 【請求項6】 付帯パネルの透視可能部は、ガラスの、
    一方側から他方側を透視でき、他方側から一方側の透視
    を遮断する片側透視遮断部分と、他方側から一方側を透
    視でき、一方側から他方側の透視を遮断する片側透視遮
    断部分とが種々なパターンにて繰り返し隣接し合うよう
    に設けられている請求項2に記載の厨房装置。
  7. 【請求項7】 2つの片側透視遮断部分は、互いの透視
    側への透視度が異なる請求項6に記載の厨房装置。
  8. 【請求項8】 付帯パネルは2枚の合わせガラスよりな
    り、これらガラスは透明部分または半透明部分と、不透
    明部分または一方側から他方側に透視でき他方側から一
    方側への透視を遮断する片側透視遮断部分とが所定のパ
    ターンで隣接して設けられており、少なくとも一方の移
    動によって互いが所定量相対移動でき、この相対移動に
    よって、互いの透明部分または半透明部分と不透明部分
    または片側透視遮断部分とが重なり合う状態と、重なら
    ない状態とがとれる請求項2に記載の厨房装置。
  9. 【請求項9】 付帯パネルは、2枚の不透明部材よりな
    り、これら不透明部材は窓孔部分と非窓孔部分とが所定
    のパターンで隣接して設けられており、少なくとも一方
    の移動によって互いが所定量相対移動でき、この相対移
    動によって、互いの窓孔部分と非窓孔部分とが重なり合
    う状態と、重ならない状態とがとれる請求項1に記載の
    厨房装置。
  10. 【請求項10】 付帯パネルは、ワークトップと少なく
    とも天井とに固定された枠部材により保持して設けた請
    求項1〜9のいずれか1項に記載の厨房装置。
  11. 【請求項11】 枠部材は溝内に付帯パネルを保持して
    おり、この溝の開放端は、これに嵌め合わせたキャップ
    または付帯パネルの縦向き辺に溝を嵌め合わせて開放端
    に当てがった縦枠部材にて塞がれている請求項10に記
    載の厨房装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089604A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Sun Wave Ind Co Ltd 表示器を備えたキッチン台
JP2008188342A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Kokuyo Co Ltd スクリーン
JP2011244918A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Sun Wave Corp 対面型キッチン
JP2012012915A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 間仕切り

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