JP2014054307A - 防煙垂れ壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】不燃性シートにしわの発生を抑えることができ、施工性に優れるとともに、枠縁の部位を薄く形成することが可能な防煙垂れ壁を提供する。
【解決手段】天井に取り付けられる防煙垂れ壁10であって、不燃性シート13と、該不燃性シートの四周端部のそれぞれを保持する部材11、12、14、20、30と、を有し、保持する部材のうち、少なくとも1つは不燃性シートの張力を調整する張り調整部材20、30であり、張り調整部材は、不燃性シートが取り付けられ、見付け方向に移動可能なシート保持部材22と、シート保持部材の移動の方向を導くガイド部材21と、ガイド部材を押圧して移動させるネジである張り調整ネジ23と、張り調整ネジが螺合して貫通する張り調整ネジ用基材24と、を有し、張り調整ネジと張り調整ネジ用基材との螺合部は、シート保持部材より見付け方向内側に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物の天井部に設けられる防煙垂れ壁に関する。
大型店舗、オフィスビル、及び公共施設等の比較的大きな建物には、その天井に防煙垂れ壁が配置されている。防煙垂れ壁は、火災時等に煙の流動を防止又は遅らせるため、天井に設けられた全体として板状に形成された部材である。
防煙垂れ壁は、視界を妨げないこと等の観点から従来では、天井に下地を設け、ここに網入りガラス板を嵌め込む形態であった。しかしながらガラス板は重いため、地震等で落下した場合に人に危害がおよぶ虞がある。また、天井に設置された状態で割れたり、落下した衝撃で割れたりすることも考えらえれ、ガラス片の飛散による不具合の可能性もある。
この問題を解決するため、例えば特許文献1に開示されているように、ガラス板に代えて不燃性のシートが用いられる垂れ壁が提案されている。特許文献1にはさらに、不燃性のシートをしわのない状態で張って天井に取り付ける端部保持具の構造(特許文献1の図4)が記載されている。
特開2008−220508号公報
しかしながら、特許文献1の図4に記載の機構では、繊維強化樹脂シートを取り付けたシート取付用筒体に張力調整ボルトを貫通させ、その反対側に存する中壁に螺合させる構造を有しており、施工に煩わしさを伴うものである。また、当該機構では、張力を調整する張力調整ボルトのネジ部を全て有効に利用可能とするためには、ネジ部をシート取り付け用筒体からネジ部の全部を突出させておく必要がある。従って、ネジ部の全てを常に保持具本体の内側に納めておかなくてはならないので、端部保持具は見付方向に大きくならざるを得ない構造である。端部保持具は垂れ壁の枠縁を構成するので、枠縁が厚く形成されると外観に影響を与えることから、枠縁は見付方向に薄いことが好ましい。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、不燃性シートにしわの発生を抑えることができ、施工性に優れるとともに、枠縁の部位を薄く形成することが可能な防煙垂れ壁を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、天井に取り付けられる防煙垂れ壁(10)であって、不燃性シート(13)と、該不燃性シートの四周端部のそれぞれを保持する部材(11、12、14、20、30)と、を有し、保持する部材のうち、少なくとも1つは不燃性シートの張力を調整する張り調整部材(20、30)であり、張り調整部材は、不燃性シートが取り付けられ、見付け方向に移動可能なシート保持部材(22)と、シート保持部材の移動の方向を導くガイド部材(21)と、シート保持部材を押圧して移動させるネジである張り調整ネジ(23)と、張り調整ネジが螺合して貫通する張り調整ネジ用基材(24)と、を有し、張り調整ネジと張り調整ネジ用基材との螺合部は、シート保持部材より見付け方向内側に配置されている、防煙垂れ壁である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の防煙垂れ壁(10)において、シート保持部材(22)は凹部を有するとともに、ガイド部材(21)は突出するガイド片(21d)を具備し、凹部にガイド片が挿入されてシート保持部材の移動が導かれる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の防煙垂れ壁(10)において、張り調整ネジ(23)は、該張り調整ネジの先端のみでシート保持部材に当てられている。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の防煙垂れ壁(10)において、不燃性シート(13)の四周端部のそれぞれを保持する部材のうち、天井に固定される部材は、天井に固定される上部レール(11)と不燃性シートが固定される上部シート固定部材(14)とが別部材として設けられ、上部レール及び上部シート固定部材は、互いに引っ掛かるように係合する鉤状部(11e、15d)を有している。
本発明によれば、不燃性シートを具備する防煙垂れ壁において、不燃性シートのしわを解消する機構を具備するとともに、施工性に優れ、枠縁の部分を構成する部材の特に見付方向を薄く形成することができる。
1つの実施形態に係る防煙垂れ壁10が建物に設置された場面を正面視した図である。 図1にII−IIで示した線に沿った断面である。 図1にIII−IIIで示した線に沿った断面のうち一方の端部に注目して示した図である。 防煙垂れ壁10の組み立ての一場面を説明する図である。 防煙垂れ壁の他の例を説明する図である。 他の実施形態を説明する図である。 図6にVII−VIIで示した線に沿った断面図である。
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。しかし本発明は当該実施形態に限定されるものではない。
図1は1つの実施形態にかかる防煙垂れ壁10が天井に設置された場面の正面図である。図2は、図1にII−IIで示した線に沿った断面図であり、防煙垂れ壁10の鉛直方向断面図である。図3は図1にIII−IIIで示した線に沿った断面図のうち、一方の端部(図1の左側の端部)に注目して示した断面図である。
図1からわかるように、防煙垂れ壁10は、天井、壁や柱(以下「壁等」と記載する。)及び床に囲まれた領域のうち、少なくとも天井に固定される。本発明の防煙垂れ壁も、設置される場所は公知の防煙垂れ壁と同様である。
図1〜図3に表れるように、防煙垂れ壁10は、上部レール11、縦レール12、不燃性シート13、上部シート固定部材14、張り調整部材20、30、及び化粧材18を備えている。
図1からわかるように、上部レール11、縦レール12、上部シート固定部材14、張り調整部材20、30、及び化粧材18により防煙垂れ壁10の枠縁部分が形成されている。
上部レール11は、図2からわかるように、天井に具備された下地に固定部材11aにより固定される部材であり、図2に示した断面を有して水平方向に延びている。上部レール11は、図2に表れる断面において、下地に面して重ねて配置される片11bを具備し、当該片11bが固定部材11aにより固定される。また片11bの見込み方向両端部からは垂下するように2つの片11c、11dが設けられ、片11dの先端にはU字状に折り曲げられた鉤状部11eが形成されている。
縦レール12は、図3からわかるように、壁等の躯体に固定部材12aにより固定される部材であり、図3に示した断面を有して鉛直方向に延びている。当該鉛直方向の一端は上部レール11の長手方向端部に連結されている。従って図1からわかるように縦レール12は上部レール11の長手方向両端部のそれぞれに配置されている。
縦レール12は、図3に表れる断面において、壁等に面して重ねて配置される片12bを具備し、当該片12bが固定部材12aにより壁等に固定される。また片12bの見込み方向両端部からは壁等から離隔する方向に延びる2つの片12c、12dが設けられている。後述するように片12cと片12dとの間に張り調整部材30が配置される。
上部レール11、及び縦レール12は、加工性の優れているアルミニウムやステンレス鋼等の不燃材料により形成されることが好ましい。これにより強度及び耐熱性を確保することができ、火災や地震等の災害にも耐え得るものとなる。
不燃性シート13は、不燃試験認定を受けた不燃材料からなり、火災時に煙を遮断し、周囲への拡散を防ぐために張られる面材であり、所定の強度と不燃性とを有するシート状の部材である。またガラス板のように割れることのない材料により構成されている。このような不燃性シートは防煙垂れ壁に用いられる公知の不燃性シートを適用することができる。これには例えばガラス繊維強化樹脂シート(いわゆるガラスクロス。)を塩化ビニルでコーティングしたシートが挙げられる。
不燃性シート13は視界を良好とする観点からは透明であることが好ましいが、必ずしも透明である必要はなく、半透明や不透明であることを妨げるものではない。
不燃性シート13の保持については、以下の各部材の説明をする際に併せて述べる。
上部シート固定部材14は、図2からわかるように、上部レール11に取り付けられるとともに、不燃性シート13のうち天井側に配置される上端部を固定して保持する部材である。本実施形態では上部シート固定部材14は、上部取り付け材15及びシート押さえ16を備えている。
上部取り付け材15は、図2に示した断面を有して上部レール11の長手方向に沿って延びている。上部取り付け材15は、図2に表れる断面において見込み方向に延びる片15aを具備し、該片15aの見込み方向両端のそれぞれから上部レール11に向けて延びる片15b、15cを備えている。
片15bは、上部レール11の片11cに重ねられ、固定部材15eにより固定されている。
片15cには、その先端がU字状に折り曲げられた鉤状部15dが形成されている。鉤状部15dが上部レール11の鉤状部11eに引っ掛かるように係合している。
上部取り付け材15の上部レール11への取り付け手順については後で説明する。
シート押さえ16は、図2からわかるように板状の部材であり、上部取り付け材15の片15aに板面を重ねるように配置され、その間に不燃性シート13の上端部を挟む。片15aとシート押さえ16とは固定部材16aにより固定される。
これにより不燃性シート13の上端が保持される。
張り調整部材20は、不燃性シート13の下端部を保持するとともに、不燃性シート13に鉛直方向の張力を調整する機構を備えている。すなわち、張り調整部材20により、不燃性シート13の下端が保持され、さらに張力を調整することによりしわを解消することが可能となる。
張り調整部材20は、図1、図2からわかるように、上部シート固定部材14に対して所定の間隔を有して、該上部固定部材14と略平行に具備される部材であり、図2に示した断面を有して水平方向に延びている。当該水平方向の両端のそれぞれは2つの縦レール12のそれぞれの長手方向端部に連結されている。
張り調整部材20は、図2からわかるように、ガイド部材21、シート保持部材22、張り調整ネジ23、及び張り調整ネジ用基材24を備えている。
ガイド部材21は、図2に表れる断面において略コ字状の部材であり、見込み方向に延びる片21a、及び片21aの見込み方向両端のそれぞれから上部シート固定部材14側に向けて延びる片21b、21cを具備している。さらにガイド部材21には、片21bと片21cとの間に片21aから立設するガイド片21dが設けられている。
シート保持部材22は、図2に表れる断面において略コ字状の部材であり、見込み方向に延びる片22a、及び片22aの見込み方向両端のそれぞれからガイド部材21の片21a側に向けて延びる片22b、22cを具備している。さらにシート保持部材22には、片22bと片22cとの間に、片22aから2つの片22d、22eが所定の間隔を有して片22b、22cに平行に延びている。これにより片22b、22d、22e、22cの各間には凹部が形成される。
また、シート保持部材22の片22bの外面には不燃性シート13の下端が接着剤又は両面テープにより接着されている。その際、不燃性シート13は、該不燃性シート13の上端部側が片22b、22c、22d、22eが延びる方向とは反対側となるように取り付けられる。これにより不燃性シート13の下端が保持される。
張り調整ネジ23は、その外周面にネジ部が形成されたネジ部材である。
張り調整ネジ用基材24は、張り調整ネジ23が螺合するベースとなる部材である。張り調整ネジ用基材24は、図2に表れる断面においてL字状であり、2つの片24a、24bが直角に組み合わされている。ここで一方の片24bには、上記張り調整ネジ23が螺合可能に形成された貫通孔24cが設けられている。
以上の説明したガイド部材21、シート保持部材22、張り調整ネジ23、及び張り調整ネジ用基材24は次のように組み合わされて張り調整部材20とされている。
図2からわかるように、ガイド部材21の片21b、21cの間にシート保持部材22が配置される。このとき、片22aが上部シート固定部材14側(上側)となり、片22b、22c、22d、22eが下方に向けて垂下する向きとされる。また、その際には片22eと片22cとの間に形成される凹部に対してガイド片21dが挿入される。この姿勢によれば不燃性シート13の上端側が適切に上部シート固定部材14側に延びる。
張り調整ネジ用基材24については、その一方の片24aの面がガイド部材21の片21cの内側の面に重なるように配置され、不図示の固定部材により固定されている。このとき、他方の片24bは、上部シート固定部材14側に対向する見込み面を形成する向きとされ、片24bがシート保持部材22を上から覆うように配置される。その際には貫通孔24cがシート保持部材22の片22aの直上に位置づけられる。
張り調整ネジ23が、貫通孔24cに螺合されるとともに貫通孔24cを貫通してその先端がシート保持部材22の片22aに接触される。
張り調整部材30は、不燃性シート13の左右端部を保持するとともに、不燃性シート13に水平方向の張力を調整する機構を備えている。すなわち、張り調整部材30により、不燃性シート13の左右端が保持されるとともに、さらに張力を調整することによりしわを解消することが可能となる。
張り調整部材30は、図1、図3からわかるように、縦レール12の片12cと片12dとの間に配置される部材であり、図3に示した断面を有して縦レール12の長手方向に沿って鉛直方向に延びている。
張り調整部材30は、図3からわかるように、ガイド部材31、シート保持部材32、張り調整ネジ33、及び張り調整ネジ用基材34を備えている。各部材の基本的構造及びその配置は、水平方向と鉛直方向との違いはあるものの張り調整部材20と同様である。ただし、張り調整部材30のガイド部材31には、縦レール12の片12c、12dの内側に沿って延びる片31e、31fが設けられ、片12cと片31eとが不図示の固定部材により固定され、片12dと片31fとが不図示の固定部材により固定される。これにより縦レール12に張り調整部材30が取り付けられる。
上部シート固定部材14、張り調整部材20、30を構成する各部材は、アルミニウムやステンレス鋼等の不燃材料により形成されることが好ましい。これにより強度及び耐熱性を確保することができ、火災や地震等の災害にも耐えうるものとなる。
化粧材18は、図2からわかるようにガイド部材21を外側から覆うように配置される装飾用部材であり、特に限定されることなく必要に応じた装飾のための手段が適用される。
以上のような各構成部材は、上記説明の中で述べたように組み合わせられて防煙垂れ壁10とされているが、上部レール11と上部シート固定部材14とは次のように組み立てられる。図4に説明のための図を示した。
天井の下地に上部レール11を固定し、該上部レール11の鉤状部11eに対し、上部シート固定部材14を傾けた姿勢で、該上部シート固定部材14の鉤状部15dを引っ掛ける。次に図4に矢印IVで示したように引っ掛けた状態を維持して回転させ、片11cの面と片15bの面とを重ねる。そして固定部材15eにより両片を固定する。このような取付構造によれば、防煙垂れ壁全体を直接に天井の下地に取り付ける構造に対して、作業が容易となる。
以上説明した防煙垂れ壁10は次のように作用する。
防煙垂れ壁10は、防煙垂れ壁としての基本的機能を有し、面材としてガラス板を用いていないので、割れや破片による二次的な損害を防止することができる。
また、張り調整部材20、30によれば、張り調整ネジ23、33を回転させることによりシート保持部材22、32をガイド部材21、31に沿って移動させ、シート保持部材22、32に固定された不燃性シート13の端部を移動させることができるので、不燃性シート13の張りを調整してしわを解消させることが可能である。
ここで、張り調整部材20、30の構造では、張り調整ネジ23、33と張り調整ネジ用基材24、34の螺合部がシート保持部材22、32よりも見付け方向で内側に配置されているので、張り調整部材20、30を組み立てる際に、張り調整ネジ23、33を貫通孔24cに螺合することが容易であり施工性に優れる。例えば特許文献1に記載のような構造では、繊維強化樹脂シートを取り付けたシート取付用筒体に張力調整ボルトを貫通させ、その反対側に存する中壁23a(見付け方向外側)に螺合させる構造を有しており、当該螺合を見えない状況で行う必要があり、必ずしも施工が容易であるとはいえなかった。
さらに、張り調整部材20、30の構造では、張り調整ネジ23、33のネジ部の必ずしも全てをガイド部材21、31の内側に配置する必要がないので、ガイド部材21、31の見付面の大きさを細くすることができる。例えば特許文献1に記載のような構造では、ガイド部材として機能する保持具本体の内側に張力調整ボルトのネジ部の全てを納める必要があり、見付け面が太くならざるを得なかった。
そして、張り調節ネジ23、33のネジ部は、張り調節部材20、30よりも見付け方向内側に突出しているので、防煙垂れ壁10を設置した後にも該防煙垂れ壁10を取り外すことなく不燃性シート13の張りを調節できる。
また、張り調整部材20、30では、張り調整ネジ23、33はシート保持部材22、32に突き当てて接しているのみなので、シート保持部材22、32はその長手方向には移動が許容されており、しわの解消がより効果的に行われる。
本実施形態のように張り調整ネジ23、33を縦横複数の枠縁部分に設ければ、しわの解消をより簡易に行うことができる。ただし、必ずしも張り調整ネジ23、33は複数設ける必要はなく、少なくとも1つ具備されていればよい。
また本実施形態では、縦方向の枠縁部分のそれぞれについて、対向するように2つの張り調整部材30を設けた例を説明したが、いずれか一方であってもよい。ただし、対向するように2つの張り調整部材を設けることにより1つあたりの調整移動量を減らすことができる。
図5には他の例を説明する図を示した。図5は図2と同じ視点で張り調整部材20’の部位を拡大した図である。本例では、張り調整部材20の代わりに張り調整部材20’を適用したのみであり、他の部位については上記説明した通りである。
張り調整部材20’では、シート保持部材22に代えてシート保持部材22’を備えている。シート保持部材22’は、図5に表れる断面において略コ字状の部材であり、見込み方向に延びる片22’a、及び片22’aの見込み方向両端のそれぞれからガイド部材21の片21a側に向けて延びる片22’b、22’cを具備している。
また、シート保持部材22’の片22’bの外面には不燃性シート13の下端が接着剤又は両面テープにより接着されている。その際、不燃性シート13は、該不燃性シート13の上端部側が片22’b、22’cが延びる方向とは反対側に延びるように取り付けられる。これにより不燃性シート13の下端が保持される。
そして本例では片22’b及び片22’cがガイド部材21の片21bとガイド片22dの間に配置される。従って本例ではシート保持部材22’の外周面によりガイドされている。このような張り調整部材20’を備える防煙垂れ壁も上記と同様の効果を奏するものとなる。
図6、図7には他の実施形態を説明する図を示した。図6は図1に相当する図、図7は図6にVII−VIIで示した線に沿った水平方向断面図である。これら図から明らかなように、本実施形態では2つの防煙垂れ壁10、10が左右に並べられ、向かい合う端部同士が連結された態様である。それぞれの防煙垂れ壁10、10の基本的な構造は上記説明した防煙垂れ壁10と同様である。
2つの防煙垂れ壁10、10の連結部は図7からわかるように縦レールを兼ねる連結部材40により一体とされている。連結部材40はそれぞれの縦レールを構成するように、H型断面を有しており、形成される2つの溝によりそれぞれの防煙垂れ壁10、10の縦レールとして機能する。
また、本実施形態では化粧材18は、図6からわかるように連結部の下端部を隠蔽する部材としても機能する。
10 防煙垂れ壁
11 上部レール
12 縦レール
13 不燃性シート
14 上部シート固定部材
18 化粧材
20 張り調整部材
21 ガイド部材
22 シート保持部材
23 張り調整ネジ
24 張り調整ネジ用基材
30 張り調整部材

Claims (4)

  1. 天井に取り付けられる防煙垂れ壁であって、
    不燃性シートと、該不燃性シートの四周端部のそれぞれを保持する部材と、を有し、
    前記保持する部材のうち、少なくとも1つは前記不燃性シートの張力を調整する張り調整部材であり、
    前記張り調整部材は、
    前記不燃性シートが取り付けられ、見付け方向に移動可能なシート保持部材と、
    前記シート保持部材の移動の方向を導くガイド部材と、
    前記シート保持部材を押圧して移動させるネジである張り調整ネジと、
    前記張り調整ネジが螺合して貫通する張り調整ネジ用基材と、を有し、
    前記張り調整ネジと前記張り調整ネジ用基材との螺合部は、前記シート保持部材より見付け方向内側に配置されている、防煙垂れ壁。
  2. 前記シート保持部材は凹部を有するとともに、前記ガイド部材は突出するガイド片を具備し、
    前記凹部に前記ガイド片が挿入されて前記シート保持部材の移動が導かれる請求項1に記載の防煙垂れ壁。
  3. 前記張り調整ネジは、該張り調整ネジの先端のみで前記シート保持部材に当てられている請求項1又は2に記載の防煙垂れ壁。
  4. 前記不燃性シートの四周端部のそれぞれを保持する部材のうち、前記天井に固定される部材は、天井に固定される上部レールと前記不燃性シートが固定される上部シート固定部材とが別部材として設けられ、
    前記上部レール及び前記上部シート固定部材は、互いに引っ掛かるように係合する鉤状部を有している請求項1乃至3のいずれか1項に記載の防煙垂れ壁。
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