JP5955025B2 - ルーバーシステム - Google Patents

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本発明は、ルーバーシステムに関し、特に、所定の間隔をもって配列された複数の縦桟材を有するルーバーユニットが建物の外壁面に対して取り付けられてなるルーバーシステムに関する。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載されるように、等しい間隔をもって複数の縦桟材が配列されたルーバーユニット(パネル)を有し、建物の壁部に固定された横桟にこのルーバーユニットが固定された装置が知られている。この装置のルーバーユニットは、複数の縦桟材が固定された横長部を有しており、この横長部が横桟に引っ掛けられることにより、ルーバーユニットが取り付けられる。
このルーバーユニットでは、横長部の端縁は、屋外側から見えないように縦桟材の左右方向中間部すなわち縦桟材の後方に位置している。この装置では、このように横長部の端縁を縦桟材の後方に位置させることで、一のルーバーユニットと他のルーバーユニットとの横長部同士を突き当てることにより形成される横長部の継ぎ目を縦桟材の後方に隠し、前方から見えないようにしている。
特開2010−144465号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、横長部の端縁を縦桟材の後方に位置させているため、横桟に取り付けられた一のルーバーユニットに続いて他のルーバーユニット取り付ける際には、当該他のルーバーユニットの横長部を横桟に引っ掛けた上で、ユニット全体を側方にスライドさせる必要がある。また、横長部同士の継ぎ目が縦桟材の後方に隠れるため、ルーバーユニットが適切に取り付けられたか否かを目視により確認することは難しい。このように、ルーバーユニットを確実かつ容易に取り付けることは難しかった。
本発明は、ルーバーユニットを確実かつ容易に取り付けることができるルーバーシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決したルーバーシステムは、所定の間隔をもって配列された複数の縦桟材を有するルーバーユニットが建物の外壁面に対して取り付けられてなるルーバーシステムであって、外壁面に対して水平に固定された長尺状の下地材と、複数の縦桟材と、複数の縦桟材の裏面側に水平に固定されて下地材に係合する連結材と、を有する複数のルーバーユニットと、を備え、連結材は、下地材に対して係合する係合片を有すると共に、下地材は、上方に開口して係合片を受け入れる受け部を有しており、受け部には、外壁面に直交する方向における係合片の移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とする。
また、複数のルーバーユニットの少なくとも一つは、連結材の水平方向の一端縁が複数の縦桟材の一端面に略一致すると共に、連結材の水平方向の他端縁が複数の縦桟材の他端面から延出しており、その延出長さが複数の縦桟材同士の間隔に等しい。
このルーバーシステムによれば、複数のルーバーユニットの少なくとも一つにおいて、連結材の水平方向の一端縁が複数の縦桟材の一端面に略一致すると共に、連結材の水平方向の他端縁が複数の縦桟材の他端面から延出するため、ルーバーユニットの取り付けにあたり、一のルーバーユニットの他端側で延出した連結材に、他のルーバーユニットの一端側の連結材を当接させるだけでよく、ルーバーユニットをスライドさせる必要がない。すなわち、連結材を縦桟材の後方に入り込ませる必要はなく、下地材に係合された一のルーバーユニットに隣接するようにして他のルーバーユニットを係合させるだけでよい。また、連結材同士の継ぎ目は複数の縦桟材の一端面に位置することとなるため、ルーバーユニットが適切に取り付けられたことを目視により確認できる。よって、ルーバーユニットを確実かつ容易に取り付けることができる。さらには、連結材の延出長さが複数の縦桟材同士の間隔に等しいため、複数のルーバーユニットを下地材に並べて取り付けた際、すべての縦桟材同士の間隔が等しくなり、意匠性に優れる。また、下地材の受け部に係合片を上方から嵌め込むことができ、ルーバーユニットの取り付けが一層容易になる。さらに、受け部に形成された規制部によって、外壁面に直交する方向における係合片の移動が規制されるため、当該方向の動きを固定するためのビス等を別途用いる必要がなく、構造の簡略化が図られる。
また、上記ルーバーシステムにおいて、建物は所定の平面モジュールを有する規格化建物であり、ルーバーユニットにおける複数の縦桟材の配列ピッチは、平面モジュールの整数分の1である。この場合、建物の平面モジュールが縦桟材の配列ピッチの整数倍に等しくなるため、どのような外壁面に対しても縦桟材が綺麗に収まり、外観意匠性に優れた建物とすることができる。
また、上記ルーバーシステムにおいて、下地材は、建物の躯体から持ち出されたアンカー部材に固定されている。この場合、ルーバーユニットが取り付けられる下地材は建物の躯体から持ち出されているため、ルーバーユニットの取り付け強度を向上させることができる。
また、上記ルーバーシステムにおいて、アンカー部材は外壁面から突出しており、外壁面と下地材とが離隔している。この場合、外壁面と下地材とが離隔しているため、外壁面のメンテナンス性に優れる。
本発明によれば、できる。
一実施形態に係るルーバーシステムを備えた建物を示す正面図である。 図1の建物の2階部分の間取りを示す平断面図である。 (a)は図1中のルーバーシステムを示す斜視図、(b)は下地材に対するルーバーユニットの取り付けを示す斜視図である。 (a)は階層間における取り付け構造を示す断面図、(b)は基礎に対する取り付け構造を示す断面図である。 (a)〜(d)は各種のルーバーユニットを示す平面図である。 規格化建物におけるルーバーシステムの一配置例を示す図である。 規格化建物におけるルーバーシステムの他の配置例を示す図である。 規格化建物におけるルーバーシステムの更に他の配置例を示す図である。 下地材に対する連結材の嵌め込みを示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1および図2に示されるように、本実施形態のルーバーシステム1を備えた建物2は、305mmの平面モジュールMを有する2階建ての工業化住宅(規格化建物)である。なお、本実施形態では、規格化建物の一例として工業化住宅を説明するが、本来、規格化建物とは、規格化(もしくは標準化)された複数の部材の組み合わせにより構築される建物を広く含む。また、平面モジュールMとは、建築において設計上の基準となる基本寸法を意味し、建物の各部分を一定の大きさの倍数で統一するときの基準となる大きさを意味する。また、本実施形態では、ルーバーシステム1が工業化住宅に適用される場合について説明するが、ルーバーシステムは、工業化住宅以外の建物に適用することもできる。また、2階建てに限られず、1階建ての建物に適用してもよく、3階建て以上の建物に適用してもよい。
工業化住宅である建物2を建築する際には、敷地の形状や所望の間取りに合わせて縦、横の通り芯L(図6等参照)が設定される。通り芯Lとは、構造柱や構造柱間に架け渡される梁の配置の基準線であり、構造柱を割り付ける際などに利用され、例えば、縦、横の通り芯Lの交点に構造柱が設置される。また、通り芯Lは、外壁3を形成する際の基準になり、外壁3の出寸法、すなわち、外通りの通り芯Lから外壁面3aまでの距離が所定の値となるように設定される。本実施形態に係る外壁3の出寸法は、平面モジュールMの整数分の1、具体的には、2分の1に設定されている。
建物2は、外壁面3aの一部を覆う2つのルーバーシステム1を備えている。一方のルーバーシステム1は、建物2の1階部分の外壁面3aに取り付けられて、開口部4を覆っている。他方のルーバーシステム1は、建物2の2階部分の外壁面3aに取り付けられて、開口部6を覆っている。1階の開口部4には、窓が設けられている。一方、2階の開口部6には、窓は設けられていない。したがって、2階に取り付けられたルーバーシステム1は、居住者の落下防止機能を兼ね備えている。これらのルーバーシステム1は、異なる階層に取り付けられているが、基本的な構成は同様とされている。
以下、2階部分のルーバーシステム1について説明する。このルーバーシステム1は、建物2の2階に形成された外部空間7に対して取り付けられている。この外部空間7は、建物2の南側角部に形成された架構内外部空間である。外部空間7は、外部床7aを有すると共に、居室空間5に面する側面8a,8bと、居室空間5に面さずに架構の外周部に沿う側面8c,8dとによって包囲されている。
側面8a,8bは、その大部分が開口部10a,10bとされており、この開口部10a,10bに、開閉可能なガラス窓(図示せず)が設けられている。これらの開口部10a,10bを介して、居住者が室内外を出入り可能になっている。
一方、側面8cには上記した開口部6が形成されており、この開口部6を覆うようにして、ルーバーシステム1が設置されている。側面8dには壁部9が設けられており、この壁部9の一部には、開口部9aが形成されている。この開口部9aは、高さ方向については腰位置から屋上階床梁近傍まで、幅方向については部分的に形成されている。外部空間7の上面には、屋根の全部または一部が開口されて、吹き抜け部11が形成されている。
このよう外部空間7およびルーバーシステム1を備えることで、たとえば手摺り等を要することなく安全な外部空間を形成でき、さらには、十分な採光や通風が得られると共に、ルーバーシステム1が目隠しとなって外部からの視線を遮り、居住者のプライバシーを確保している。
図3(a)は、図1中のルーバーシステム1を示す斜視図、図3(b)は、下地材に対するルーバーユニットの取り付けを示す斜視図である。図3(a)および図3(b)に示されるように、ルーバーシステム1は、所定の間隔をもって配列された複数の縦桟材21を有するルーバーユニット20を、建物2の外壁面3aに沿って水平方向に複数並設することにより形成されている。これらのルーバーユニット20は、建物2の外壁面3aに対して水平に固定された2本の長尺状の壁際材(下地材)16に取り付けられている。各ルーバーユニット20は、壁際材16に対向する位置に設けられて複数の縦桟材21が固定された2本の胴縁(連結材)22を有している。すなわち、胴縁22は、複数の縦桟材21の裏面側に固定されている。この胴縁22が壁際材16に対して係合し、固定されることにより、ルーバーユニット20が壁際材16に固定される。壁際材16は、上記した開口部6よりも上方および下方の外壁面3aに設けられている。
次に、外壁面3aに対する壁際材16の固定について説明する。図4(a)は、階層間における取り付け構造を示す断面図、図4(b)は、基礎に対する取り付け構造を示す断面図である。図4(a)では、2階に取り付けられたルーバーシステム1の下部と、1階に取り付けられたルーバーシステム1(図1参照)の上部とが示されている。
図4(a)に示されるように、1階/2階間の取り付け構造Aにおいては、2階床梁(躯体)23に固定されてこの2階床梁23から持ち出されたアンカー部材24に、各壁際材16が固定されている。より具体的には、アンカー部材24は、2階床梁23のウェブ部23aに固定された鋼板材からなるブラケット26と、ブラケット26の先端部の上下に固定された円筒状のナット27と、ナット27に螺合するボルト28とから構成されている。これらのブラケット26およびナット27は、外壁3を構成するALC製の壁パネル29,29間の合わせ部に介在されている。
アンカー部材24のナット27は、外壁面3aから所定長さ突出している。このアンカー部材24に壁際材16が固定されることで、外壁面3aと壁際材16とが離隔しており、これらの間には隙間Sが形成されている。そのため、ルーバーシステム1を取り付けた状態においても外壁面3aのメンテナンスが容易に行えるようになっている。壁際材16に対する胴縁22の接合については後述する。
図4(b)に示されるように、基礎に対する取り付け構造Bにおいては、基礎(躯体)30に固定されてこの基礎30から持ち出されたアンカー部材31に、壁際材16が固定されている。より具体的には、アンカー部材31は、2枚の断面L字状の取り付け金具32a,32bと、取り付け金具32aを基礎30に対して固定するためのボルト・ナット33と、取り付け金具32a,32b同士を接合するためのボルト・ナット34と、取り付け金具32bに壁際材16を固定するためのボルト・ナット36とから構成されている。この取り付け構造Bにおいても、外壁面3aと壁際材16は離隔しており、外壁面3aのメンテナンスが容易に行えるようになっている。
次に、ルーバーユニット20の構成について説明する。図5(a)〜(d)は、ルーバーシステム1に用いられる各種のルーバーユニット20を示す平面図である。本実施形態のルーバーシステム1では、ルーバーユニット20A〜20Dの4種類のルーバーユニットが用いられる。これらは建物2の外壁面3aの構成によって適宜組み合わせられるものである。
図5(a)に示されるルーバーユニット20Aは、8本の縦桟材21を有しており、建物2の外側から見て右側専用として用いられるルーバーユニットである。図5(b)に示されるルーバーユニット20Bは、7本の縦桟材21を有しており、建物2の外側から見て左側および中間部に用いられるルーバーユニットである。図5(c)に示されるルーバーユニット20Cは、6本の縦桟材21を有しており、建物2の外側から見て右側専用として用いられるルーバーユニットである。図5(d)に示されるルーバーユニット20Dは、5本の縦桟材21を有しており、建物2の外側から見て左側および中間部に用いられるルーバーユニットである。
これらのルーバーユニット20A〜20Dにおいては、縦桟材21の配列ピッチは、61mmであり、305mmの平面モジュールMの5分の1(整数分の1)となっている。また、ルーバーユニット20A,20Cにおいては、胴縁22の左右端縁22a,22bは、複数の縦桟材21の左右端面21a,21bに一致している。一方、ルーバーユニット20B,20Dにおいては、向かって左側の端縁(一端縁)22aは縦桟材21の左側の端面(一端面)21aに一致しているが、向かって右側の端縁(他端縁)22bは、縦桟材21の右側の端面(他端面)21bから長さRだけ延出している。そして、この延出長さRは、縦桟材21同士の間隔に等しくなっている。なお、ルーバーユニット20A,20B,20C,20Dの幅W1,W2,W3,W4は、それぞれ458mm、427mm、336mm、305mmである。
このようなルーバーユニット20A〜20Dを組み合わせることにより、規格化建物におけるどのような外壁面3aにも、美観を損なうことなくルーバーシステム1を取り付けることができる。
たとえば、図6に示されるような構造においては、向かって左側から、1個のルーバーユニット20B、N個(Nは正の整数)のルーバーユニット20D、および1個のルーバーユニット20Cを並設することで外壁面3aおよび開口部6を覆うルーバーシステム1Aとすることができる。
また、図7に示されるような構造においては、向かって左側から、1個のルーバーユニット20D、N個(Nは正の整数)のルーバーユニット20D、および1個のルーバーユニット20Aを並設することで外壁面3aおよび開口部6を覆うルーバーシステム1Bとすることができる。
また、図8に示されるような構造においては、向かって左側から、1個のルーバーユニット20B、N個(Nは正の整数)のルーバーユニット20D、および1個のルーバーユニット20Aを並設することで外壁面3aおよび開口部6を覆うルーバーシステム1Cとすることができる。
次に、壁際材16に対する胴縁22の接合について説明する。図9に示されるように、外壁面3aに対して固定された壁際材16は、断面L字状をなしている。壁際材16は、ナット27およびボルト28によって起立片42aが固定されたL字状のベース板42と、その起立片42aの上部から前方かつ水平に張り出すと共にその前端が上向きに折り返された(図9に示される折り返し部40a)L字状の受け部40と、ベース板42の水平片42bの前端から立ち上がると共にその上端が後ろ向き(外壁面3a側)に折り返されたL字状の引掛け部41とを有している。受け部40は、上方に開口している。
一方、縦桟材21の裏面側にビス45によって固定された胴縁22は、断面逆L字状をなしており、壁際材16に嵌合されることにより断面四角形の接合部D(図4参照)を構成する。胴縁22は、ビス45によって垂直片39aが固定された逆L字状のベース板39と、ベース板39の水平片39bの後端から垂下すると共にその下端が前向きに折り返されたL字状の係合片37と、ベース板39の垂直片39aの下部から後方かつ水平に延びると共にその後端が下向きに折り返されたL字状の係合片38とを有している。
上記構成を有する壁際材16および胴縁22において、ルーバーユニット20が取り付けられる際には、壁際材16の受け部40に胴縁22の係合片37が上方から嵌入されると共に、壁際材16の引掛け部41に胴縁22の係合片38が上方から引っ掛けられる。すなわち、壁際材16の受け部40は、上方の開口を介して胴縁22の係合片37を受け入れる。そして、ルーバーユニット20が壁際材16に取り付けられた状態では、胴縁22および縦桟材21は、前後方向(外壁面3aに直交する方向)への移動を規制される。すなわち、受け部40の折り返し部40aが胴縁22の前方(図示左方向)への移動を規制すると共に、起立片42aの上部が胴縁22の後方(図示右方向)への移動を規制する。折り返し部40aは、係合片37の前後方向における移動を規制する規制部に相当する。このようにして、胴縁22の位置決めがなされる。なお、胴縁22は、図示しないビスによって壁際材16に対して固定され、これによって横方向(壁際材16の延在方向)の移動が拘束される。
以上説明した本実施形態のルーバーシステム1によれば、複数のルーバーユニット20のうちルーバーユニット20B,20Dにおいて、胴縁22の水平方向の一端縁22aが複数の縦桟材21の一端面21aに略一致すると共に、胴縁22の水平方向の他端縁22bが複数の縦桟材21の他端面21bから延出するため、ルーバーユニット20の取り付けにあたり、一のルーバーユニット20の他端側で延出した胴縁22に、他のルーバーユニット20の一端側の胴縁22を当接させるだけでよく、ルーバーユニット20をスライドさせる必要がない。すなわち、胴縁22を縦桟材21の後方に入り込ませる必要はなく、壁際材16に係合された一のルーバーユニット20に隣接するようにして他のルーバーユニット20を係合させるだけでよい。また、胴縁22同士の継ぎ目50(図6〜図8参照)は複数の縦桟材21の一端面に位置することとなるため、ルーバーユニット20が適切に取り付けられたことを目視により確認できる。よって、ルーバーユニット20を確実かつ容易に取り付けることができる。さらには、胴縁22の延出長さRが複数の縦桟材21同士の間隔に等しいため、複数のルーバーユニット20を壁際材16に並べて取り付けた際、すべての縦桟材21同士の間隔が等しくなり、意匠性に優れる。
また、建物2の平面モジュールMが縦桟材21の配列ピッチPの整数倍に等しくなるため、どのような外壁面3aに対しても縦桟材21が綺麗に収まり、外観意匠性に優れた建物とすることができる。
また、ルーバーユニット20が取り付けられる壁際材16は建物2の2階床梁23や基礎30から持ち出されているため、ルーバーユニット20の取り付け強度が向上される。
また、外壁面3aと壁際材16とが離隔しているため、外壁面3aのメンテナンス性に優れる。
さらにまた、壁際材16の受け部40に係合片37を上方から嵌め込むことができるため、ルーバーユニット20の取り付けが一層容易になる。さらに、受け部40に形成された折り返し部40aによって、外壁面3aに直交する方向における係合片37の移動が規制されるため、当該方向の動きを固定するためのビス等を別途用いる必要がなく、構造の簡略化が図られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。たとえば、上記実施形態では、壁際材16が外壁面3aから離隔している場合について説明したが、壁際材16が外壁面3a上に固定されてもよい。縦桟材21の配列ピッチPは、平面モジュールMとは無関係に設定されてもよい。
1…ルーバーシステム、2…建物、3a…外壁面、16…壁際材(下地材)、20…ルーバーユニット、21…縦桟材、22…胴縁(連結材)、23…2階床梁(躯体)、24…アンカー部材、30…基礎(躯体)、31…アンカー部材、37…係合片、40…受け部、40a…折り返し部(規制部)、P…配列ピッチ、R…延出長さ。

Claims (5)

  1. 所定の間隔をもって配列された複数の縦桟材を有するルーバーユニットが建物の外壁面に対して取り付けられてなるルーバーシステムであって、
    前記外壁面に対して水平に固定された長尺状の下地材と、
    前記複数の縦桟材と、前記複数の縦桟材の裏面側に水平に固定されて前記下地材に係合する連結材と、を有する複数のルーバーユニットと、を備え、
    前記連結材は、前記下地材に対して係合する係合片を有すると共に、前記下地材は、上方に開口して前記係合片を受け入れる受け部を有しており、
    前記受け部には、前記外壁面に直交する方向における前記係合片の移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とするルーバーシステム。
  2. 前記複数のルーバーユニットの少なくとも一つは、前記連結材の水平方向の一端縁が前記複数の縦桟材の一端面に略一致すると共に、前記連結材の水平方向の他端縁が前記複数の縦桟材の他端面から延出しており、その延出長さが前記複数の縦桟材同士の間隔に等しいことを特徴とする請求項1記載のルーバーシステム。
  3. 前記建物は所定の平面モジュールを有する規格化建物であり、
    前記ルーバーユニットにおける前記複数の縦桟材の配列ピッチは、前記平面モジュールの整数分の1であることを特徴とする請求項1または2記載のルーバーシステム。
  4. 前記下地材は、前記建物の躯体から持ち出されたアンカー部材に固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のルーバーシステム。
  5. 前記アンカー部材は前記外壁面から突出しており、前記外壁面と前記下地材とが離隔していることを特徴とする請求項記載のルーバーシステム。
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