JP5845164B2 - ユニット式建物の屋根構造 - Google Patents
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これに対しては、例えば図7に示すような屋根構造が考えられる。図7に示す屋根構造250は、バルコニー233の上方の屋根パネル254aのみが延出されて軒234が形成され、それ以外の部分の屋根パネル254bは、隣地に侵入しないように軒出を抑えて形成され、その端部に幕板等(図示略)が設けられて構成されている。屋根構造をこのように構成することにより、バルコニー233の上方に軒を設けつつ、軒先が隣地に侵入することを防止できるものであるが、バルコニー233側の軒先とそれ以外の軒先とでデザインが異なってしまい、美観が損なわれるという問題が生じる。また、バルコニー233側の軒234は束に支持されていないため安定性に欠けるという問題もある。
前記バルコニー33に面する建物ユニット3に設けられ、前記バルコニー33の上方を覆う補助パネル52と、
前記最上階部分の建物ユニット3及び前記補助パネル52の上に立設される複数の束53と、
前記複数の束53に支持される屋根パネル54と、を備えてなり、
前記バルコニー33に面する建物ユニット3に対して固定されるブラケット55を更に備え、
前記補助パネル52は、前記ブラケット55を介して前記バルコニー33に面する建物ユニット3に対して取り付けられていることを特徴とする。
また、ブラケット55がバルコニー33に面する建物ユニット3に対して固定され、補助パネル52が当該ブラケット55を介してバルコニー33に面する建物ユニット3に対して取り付けられているので、補助パネル52が建物ユニット3に対して強固に取り付けられて安定し、これによりバルコニー33の上方に設けられる軒34の安定性が向上する。
前記最上階部分(例えば上階部分2)の建物ユニット3は、四隅に立設された柱及び天井梁の上に、一辺が当該建物ユニット3の隣接する柱間の長さである小屋パネル51を有することを特徴とする。
前記補助パネル52は、前記バルコニー33に面する建物ユニット3のうち、少なくとも2以上の互いに隣接する建物ユニット3に対してそれぞれ設けられていることを特徴とする。
前記補助パネル62は、前記バルコニー33に面する建物ユニット3のうち、少なくとも2以上の互いに隣接する建物ユニット3に対して一体として設けられ、
前記補助パネル62は、前記バルコニー33に面する建物ユニット3に取り付けられる基端部621側から前記バルコニー33を覆う先端部622側にかけて配置される控え梁623を有することを特徴とする。
前記バルコニー33に面する建物ユニット3のうち、互いに隣接する2つの建物ユニット3同士が所定の間隔寸法で離し置きされて当該2つの建物ユニット3同士の間に離し置き部4が形成され、
前記補助パネル72は、当該2つの建物ユニット3に対して前記離し置き部4を跨いで一体として設けられ、
前記補助パネル72は、当該2つの建物ユニット3と前記離し置き部4との境界部分と同一線上に配置される控え梁723,724を有することを特徴とする。
ユニット式建物100は、四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体のフレームを有する建物ユニット3が上下に複数組み合わされて建築された建物である。本実施形態においては、建物ユニット3が、四隅に立設された柱及び天井梁の上に、一辺が当該建物ユニット3の隣接する柱間の長さである小屋パネル51を有している。ユニット式建物100は、上階部分(最上階部分)2にバルコニー33を有する。このユニット式建物100の間取りについては、図2及び図3を参照して、以下に説明する。
図2に示すように、ユニット式建物100の下階部分1の東側には、ユニット式建物100の東側に向けて開口した玄関10が設けられている。玄関10は、玄関ポーチ11と、玄関ポーチ11から連続する土間床12と、玄関ポーチ11と土間床12との間を仕切る玄関扉13と、玄関ホール14とからなる。玄関ホール14内の南側部分には、収納部14aが設けられている。
また、下階部分1において、階段室22の階段22aの南側は、上階部分2へ向けた階段22aの下方に形成される階段下空間となっており、当該階段下空間にトイレ23が設けられている。
更に、下階部分1の階段室22の北側の壁面には、窓22bが設けられ、採光及び通気が可能となっている。
上階部分2の階段室22の東側には、第一部屋28及び第二部屋29が設けられている。第一部屋28の北側及び東側にはそれぞれ窓28a,28bが設けられ、採光可能となっている。第二部屋29の南側及び東側にはそれぞれ窓29a,29bが設けられ、採光可能となっている。第一部屋28及び第二部屋29にはそれぞれ、収納部28c,29cが設けられている。これら第一部屋28と第二部屋29とは引き戸等で仕切られ、当該引き戸を開放することによって一つの部屋として広い空間を確保することが可能である。
例えば図4では、バルコニー33に面して隣接する2つの建物ユニット3はそれぞれ、小屋パネル51a,51bを有している。
例えば図4では、小屋パネル51a,51bのバルコニー33に面する一辺部511a,511bに亘ってそれぞれ補助パネル52a,52bが取り付けられている。
例えば図4では、束531は、小屋パネル51a,51bと、当該小屋パネル51a,51bにそれぞれ取り付けられている補助パネル52aと52bとの境界部分に立設され、小屋パネル51a,51b及び補助パネル52a,52bに支持されている。また、束532は、補助パネル52a,52bの先端部において、補助パネル52aと52bとの境界部分に立設され、補助パネル52a,52bに支持されている。
また、図1及び図4等に示す例においては、平面視でバルコニー33の半分程度が覆われるように軒34が形成されているものであり、これにより、バルコニー33及び主寝室25の採光を良好にすることが可能となっている。なお、平面視でバルコニー33の全体が覆われるように軒34が形成されているものとしても良く、このように形成することで、バルコニー33への雨の侵入を抑制することができる。
以下に、屋根構造50の変形例1について図5を参照して説明する。図5は、図4に対応する図であって、変形例1に係る屋根構造60の一部を示している。なお、以下に説明する以外の構成は、上記実施形態の屋根構造50と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
なお、補助パネル62に設けられる控え梁623は、複数本であっても良い。また、当該控え梁の設置位置は、基端部621側から先端部622側にかけて配置されていれば良く、建物ユニット3同士の境界部分と同一線上でなくとも良い。
なお、束63の配置はこれに限られるものではなく、補助パネル62や屋根パネル54の形状、控え梁623の数や設置位置に応じて適宜変更可能である。
以下に、屋根構造50の変形例2について図6を参照して説明する。図6は、図4に対応する図であって、変形例2に係る屋根構造70の一部を示している。なお、以下に説明する以外の構成は、上記実施形態の屋根構造50と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
なお、補助パネル72に設けられる控え梁は、1本又は3本以上であっても良い。また、当該控え梁の設置位置は、基端部721から先端部722にかけて配置されていれば良く、建物ユニット3と離し置き部4との境界部分と同一線上でなくとも良い。
なお、束73の配置はこれに限られるものではなく、補助パネル72や屋根パネル54の形状、控え梁723,724の数や設置位置に応じて適宜変更可能である。
2 上階部分(最上階部分)
3 建物ユニット
4 離し置き部
5 つなぎ梁
10 玄関
11 玄関ポーチ
12 土間床
13 玄関扉
14 玄関ホール
15 マルチルーム
16 ダイニング・キッチン
17 浴室
18 洗面所
19 リビング
20 開口部
21 デッキ空間
22 階段室
23 トイレ
25 主寝室
26 ウォークスルークローゼット
27 トイレ
28 第一部屋
29 第二部屋
29c 収納部
31 多目的スペース
32 開口部
33 バルコニー
34 軒
50 屋根構造
51,51a,51b 小屋パネル
52,52a,52b 補助パネル
53 束
54 屋根パネル
55 ブラケット
60 屋根構造
62 補助パネル
63 束
70 屋根構造
72,72a,72b 補助パネル
73 束
100 ユニット式建物
511,511a,511b 一辺部
512 一辺部
531,532 束
621 基端部
622 先端部
623 控え梁
631,632 束
721 基端部
722 先端部
723,724 控え梁
731,732,733,734 束
Q 庇
T 手摺壁
Claims (5)
- 四隅に立設された柱の上端間及び下端間をそれぞれ天井梁及び床梁で連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを上下に複数組み合わせて建築され、最上階部分にバルコニーを有するユニット式建物の屋根構造であって、
前記バルコニーに面する建物ユニットに設けられ、前記バルコニーの上方を覆う補助パネルと、
前記最上階部分の建物ユニット及び前記補助パネルの上に立設される複数の束と、
前記複数の束に支持される屋根パネルと、を備えてなり、
前記バルコニーに面する建物ユニットに対して固定されるブラケットを更に備え、
前記補助パネルは、前記ブラケットを介して前記バルコニーに面する建物ユニットに対して取り付けられていることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。 - 前記最上階部分の建物ユニットは、四隅に立設された柱及び天井梁の上に、一辺が当該建物ユニットの隣接する柱間の長さである小屋パネルを有することを特徴とする請求項1に記載のユニット式建物の屋根構造。
- 前記補助パネルは、前記バルコニーに面する建物ユニットのうち、少なくとも2以上の互いに隣接する建物ユニットに対してそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のユニット式建物の屋根構造。
- 前記補助パネルは、前記バルコニーに面する建物ユニットのうち、少なくとも2以上の互いに隣接する建物ユニットに対して一体として設けられ、
前記補助パネルは、前記バルコニーに面する建物ユニットに取り付けられる基端部側から前記バルコニーを覆う先端部側にかけて配置される控え梁を有することを特徴とする請求項1または2に記載のユニット式建物の屋根構造。 - 前記バルコニーに面する建物ユニットのうち、互いに隣接する2つの建物ユニット同士が所定の間隔寸法で離し置きされて当該2つの建物ユニット同士の間に離し置き部が形成され、
前記補助パネルは、当該2つの建物ユニットに対して前記離し置き部を跨いで一体として設けられ、
前記補助パネルは、当該2つの建物ユニットと前記離し置き部との境界部分と同一線上に配置される控え梁を有することを特徴とする請求項1または2に記載のユニット式建物の屋根構造。
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