JP2008188342A - スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】共通の開口溝を利用して素材の異なるスクリーン本体をフレームに保持させることができ、しかも、何れのスクリーン本体もフレームに対する組付作業をスムーズに行うことができ、全てのスクリーン本体を素材に関係なく良好な保持状態を維持することができるスクリーンを提供する。
【解決手段】フレーム2が、開口溝44を有するフレーム本体4と、開口溝44内に収容され且つ素材の異なるスクリーン本体3、A3の端部をそれぞれ保持する樹脂製の第1保持体5、第2保持体A5とを備えたものであり、これら第1保持体5、第2保持体A5をそれぞれ単独でフレーム本体4の共通の開口溝44内に収容可能にした。
【選択図】図5

Description

本発明は、フレームと、フレームに保持される概略面状のスクリーン本体とを具備したスクリーンに関するものである。
従来より、デスクトップパネルタイプやパテーションタイプのスクリーンとして、パネル状のスクリーン本体又は布製のスクリーン本体を共通の枠部材を用いて保持可能に構成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
具体的には、枠部材に、パネル状のスクリーン本体用の第1開口溝と、布製のスクリーン本体用の第2開口溝とをそれぞれ別々に設け、第1開口溝にパネル状のスクリーン本体の端部を嵌合保持させるとともに、第2開口溝に布製のスクリーン本体の端部をパッキン材と共に押し込む態様が考えられている。
特開2001−178573号公報
しかしながら、上述した態様は、スクリーン本体の種類毎に保持させる開口溝が異なるため、例えば布製のスクリーン本体をパッキン材と共に第1開口溝に押し込んで保持させることができず、一方でパネル状のスクリーン本体を第2開口溝に嵌合保持させることができず、共通の開口溝を利用して素材の異なるスクリーン本体を保持させることができないという問題があった。加えて、パネル状のスクリーン本体の端部を第1開口溝に直接嵌合させる態様、つまり剛体同士を嵌合させる態様であるため、良好な保持状態を実現するためには、スクリーン本体及び第1開口溝にそれぞれ高い寸法精度が要求されるとともに、あそびの無い状態で嵌合させるための嵌合作業自体をスムーズに行うことができず、組付作業性に劣るという問題も生じる。他方、組付作業(嵌合作業)をスムーズに行えるように、スクリーン本体の端部を第1開口溝にあそびのある状態で保持させる態様を採用した場合には、当然のことながら保持強度が低下するという不具合が生じる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、共通の開口溝を利用して素材の異なるスクリーン本体をフレームに保持させることができ、しかも、何れのスクリーン本体もフレームに対する組付作業をスムーズに行うことができ、全てのスクリーン本体を素材に関係なく良好な保持状態で保持することができるスクリーンを提供することにある。
すなわち、本発明のスクリーンは、素材の異なる複数種類のスクリーン本体から選択した一のスクリーン本体をフレームに保持させたものであって、前記フレームが、開口溝を有するフレーム本体と、前記開口溝内に収容され且つ前記スクリーン本体の端部を保持する樹脂製の保持体とを備えたものであり、前記保持体が、素材の異なる複数のスクリーン本体毎に対応させて複数種類用意されたものであり、前記フレーム本体が、これら全ての保持体をそれぞれ単独で前記フレーム本体の共通の開口溝内に収容可能なものであることを特徴とする。
このようなものであれば、素材の異なる複数種類のスクリーン本体から選択した一のスクリーン本体をフレームに保持させる際、当該選択したスクリーン本体に対応する保持体を選択又は交換し、この保持体をフレーム本体の共通の開口溝内に収容することによって当該選択したスクリーン本体をフレームに保持させることができるため、スクリーン本体の素材に関係なくフレーム本体を共通して用いることができるのみならず、共通の開口溝を利用して素材の異なるスクリーン本体を保持させることができる。さらに、素材の異なる全てのスクリーン本体がそれぞれ樹脂製の保持体に端部を保持されるため、スクリーン本体が剛体のものであっても、このスクリーン本体を保持体の弾性変形を利用して当該保持体に保持させることができ、組付作業をスムーズに行うことができるとともに、保持体の弾性変形によって多少の寸法誤差も吸収することが可能となる。また、全てのスクリーン本体を、それぞれ樹脂製の保持体を介してフレーム本体の開口溝内に端部を収容する態様であるため、フレーム本体の開口溝とスクリーン本体との間にあそびがあったとしてもスクリーン本体は開口溝内に収容した保持体に直接保持されているため、保持強度の低下を将来することがなく、良好な保持状態を維持することができる。
特に、パネル状の前記スクリーン本体を保持する第1保持体が、前記スクリーン本体の端部を抱き込む抱込部を備え、当該抱込部にスクリーン本体の端部に当接し且つ弾性変形可能な複数の襞部を設け、これら複数の襞部によって前記スクリーン本体を、当該スクリーン本体の伸縮を許容する状態で保持するものであれば、抱込部によってパネル状のスクリーン本体の端部を抱き込む態様となり、パネル状のスクリーン本体を安定した状態で保持することができるとともに、設置場所の温度や経年変化等によってスクリーン本体が伸縮した場合であっても、複数の襞部の弾性変形を利用してスクリーン本体の伸縮を許容しつつも良好な保持状態を維持することができる。
また、前記スクリーン本体が、端部に引掛部を備えた布製のものであり、当該布製のスクリーン本体を保持する第2保持体が、前記スクリーン本体の端部を呑み込み得る呑込部と、前記引掛部が引掛可能な被引掛部とを備えたものであれば、スクリーン本体の端部を呑込部に呑み込ませた状態で引掛部を第2保持体の被引掛部に引っ掛けることにより、布製のスクリーン本体をテンションを掛けた状態で保持することができる。
加えて、前記フレーム本体が、前記開口溝内における種類の異なる全ての保持体の収容位置を、開口溝内に設けた共通の位置決め手段によって位置決め可能なものであれば、フレーム本体に、各保持体毎にそれぞれ専用の位置決め手段を設ける態様と比較して、構造の簡素化を図ることができるとともに、位置決め手段がフレーム本体の内部にあるため、位置決め手段の損傷を防止し、保持体を適切な位置に安定した状態で位置決めすることができる。
前記フレーム本体が、前記保持体の略全部位を前記開口溝の開口縁部よりも奥方側に収容し得るものであれば、保持体の略全部位をフレーム本体によって被覆することとなり、保持体の外部への露出を回避し、外観の向上を図ることができる。
また、前記フレーム本体が、前記スクリーン本体の前面側又は後面側のうち何れか一方に位置付けられる第1フレーム本体要素と、他方に位置付けられる第2フレーム本体要素とを備えたものであり、前記開口溝が、これら第1フレーム本体要素と第2フレーム本体要素とを相互に組み付けることによって第1フレーム本体要素と第2フレーム本体要素と間に形成されるものであれば、第1フレーム本体要素と第2フレーム本体要素とを分離し、これら第1フレーム本体要素と第2フレーム本体要素との間に保持体を挟み込むようにしてフレーム本体要素同士を組み付けることによって、保持体を開口溝内に収容することができ、フレーム本体が単一のパーツからなる態様と比較して、フレーム本体の開口溝内に保持体を収容する作業を容易且つスムーズに行うことができる。
フレームの好適な実施態様としては、正面視略多角形状をなし、辺部分にのみ前記フレーム本体及び前記保持体を配し、コーナー部分にフレーム本体同士を連結するジョイント部材を配したものが挙げられる。このようなものであれば、ジョイント部材の形状や数を適宜選択することによりあらゆる多角形状のフレームを形成することが可能となり、汎用性に富むものとなる。
さらに、前記フレームが、コーナー部分に、前記スクリーン本体の前面側又は後面側のうち何れか一方に位置付けられる第1コーナーキャップ要素と、他方に位置付けられる第2コーナーキャップ要素とからなるコーナーキャップを備え、これら第1コーナーキャップ要素と第2コーナーキャップ要素との間に前記ジョイント部材及び前記スクリーン本体のコーナー部分を挟み込んだ状態で相互に組付可能なものであれば、第1コーナーキャップ要素と第2コーナーキャップ要素との間にスクリーン本体のコーナー部分を挟むことによって、スクリーン本体との干渉を回避した状態でスクリーン本体のコーナー部分を好適に被覆することができるとともに、スクリーン本体のコーナー部分の損傷を防止できる。
以上説明したように本発明によれば、共通の開口溝を利用して素材の異なるスクリーン本体をフレームに保持させることができ、しかも、何れのスクリーン本体もフレームに対する組付作業をスムーズに行うことができ、全てのスクリーン本体を素材に関係なく良好な保持状態でフレームに保持させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るスクリーン1は、図1(同図(a)、(b)、(c)はそれぞれスクリーン1の正面図、(a)のx方向矢視図、(a)のy方向矢視図である)、及び図1(b)のz−z線断面図である図2に示すように、枠状をなすフレーム2と、フレーム2に保持される概略面状のスクリーン本体3とを備えたものである。本実施形態では、スクリーン1として図示しないデスクのオプションとして使用されるデスクトップパネルタイプのものを適用している。
フレーム2は、図1〜図7に示すように、正面視略矩形状をなし、辺(直線)部分を、フレーム本体4と、フレーム本体4の開口溝44内に収容され且つスクリーン本体3の端部を保持する第1保持体5とを用いて構成し、コーナー部分を、フレーム本体4同士を連結するジョイント部材6と、ジョイント部材6を被覆し得るコーナーキャップ7とを用いて構成したものである。
フレーム本体4は、図3に示すように、相互に組付可能な第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42とからなるものである。第1フレーム本体要素41又は第2フレーム本体要素42の何れか一方が、スクリーン1の前面側に位置付けられものであり、他方が、スクリーン1の後面側に位置付けられるものである。本実施形態では、第1フレーム本体要素41がスクリーン1の前面側に位置付けられるものであり、第2フレーム本体要素42がスクリーン1の後面側に位置付けられるものである。
第1フレーム本体要素41は、例えば金型により成形されるアルミダイキャスト製のものであり、何れの部位における横断面形状も同一形状をなすものである。この第1フレーム本体要素41は、中空体状をなし、フレーム本体4の前面側の外向面を構成する第1外向壁部41aと、フレーム本体4の前面側の内向面を構成する第1内向壁部41bと、第1外向壁部41aと第1内向壁部41bの前端部同士を連結し且つフレーム本体4の前面を構成する前面壁部41cとを備えたものである。さらに、第1フレーム本体要素41は、第1外向壁部41aと第1内向壁部41bとの間に、第1外向壁部41aと略平行をなす第1中間壁部41d及び第2中間壁部41eを設け、これら第1中間壁部41dと第2中間壁部41eとの間に後述する第1保持体5の挿入壁部51が挿入可能な突出壁部挿入空間41fを形成している。なお、本実施形態では、第2中間壁部41eに、第1中間壁部41dに向かって突出する係合凸部41gを設けている。また、第1外向壁部41aの後端部近傍に、第1中間壁部41dに向かって延び且つ前面壁部41cと略平行な第1垂下壁部41hと、第1垂下壁部41hの先端部から延びる第3中間壁部41iとを設けている。第3中間壁部41iは前面壁部41cから離間する方向に延びるものであり、第1外向壁部41aと第3中間壁部41iとの間に後述する第2フレーム本体要素42の挿入部42jが挿入可能な第1挿入空間41jを形成している。本実施形態では、第1外向壁部41aに、係合凹部41kを設けている。
第3中間壁部41iの後端部に前面壁部41cと略平行をなす第2垂下壁部41mを設けている。第2垂下壁部41mは、一端部を第3中間壁部41iよりも第1外向壁部41a側に位置付けるとともに、他端部を第1中間壁部41dと直線状をなし得る位置に位置付けている。そして第2垂下壁部41mの他端部と第1中間壁部41dの後端部との間にボルト8が挿入可能なボルト挿入口41nを形成している。また、第2垂下壁部41mに、前面壁部41cから離間する方向に突出し、且つ後述する第2フレーム本体要素42の係合突起42pが係合可能な被係合部41pを設けている。
さらに、第1フレーム本体要素41は、後述するコーナーキャップ7のジョイント部材6を収容し得るジョイント部収容空間41qを備えている。本実施形態では、第1外向壁部41a、前面壁部41c、第1中間壁部41d、第1垂下壁部41h、第3中間壁部41i、第2垂下壁部41mによって略仕切られた空間に、ジョイント部収容空間41qを形成している。
第1フレーム本体要素41の前面壁部41cは、第1外向壁部41a側に設けた略直線状をなす直線部と、第1内向壁部41b側に設けた湾曲状をなす湾曲部とからなるものである。本実施形態では、直線部を第1外向壁部41aから第1中間壁部41dに亘る領域に設け、湾曲部を第1中間壁部41dから第1内向壁部41bに亘る領域に設けている。第1中間壁部41dのうち第1内向壁部41b近傍領域に、後方に突出させた後方突出部41rを設けている。
一方、第2フレーム本体要素42は、例えば金型により成形されるアルミダイキャスト製のものであり、何れの部位における横断面形状も同一形状をなすものである。この第2フレーム本体要素42は、中空体状をなし、フレーム本体4の後面側の外向面を構成する第2外向壁部42aと、フレーム本体4の後面側の内向面を構成する第2内向壁部42bと、第2外向壁部42aと第2内向壁部42bの後端部同士を連結し且つフレーム本体4の後面を構成する後面壁部42cとを備えたものである。
後面壁部42cは、第1フレーム本体要素41の前面壁部41cと同様に、直線部と湾曲部とからなり、第2内向壁部42b近傍領域に、前方に突出させた前方突出部42rを設けたものである。直線部と湾曲部との境界部位に、第2外向壁部42aに向かって突出し、且つ第1フレーム本体要素41の被係合部41pに係合可能な係合突起42pを設けている。
第2外向壁部42aの前端部に、第1フレーム本体要素41の第1外向壁部41aと第3中間壁部41iとの間に形成した第1挿入空間41jに挿入可能な挿入部42jを設けている。本実施形態では、挿入部42jの先端部に、前記第1フレーム本体要素41の第1外向壁部41aに形成した係合凹部41kに係合可能な係合凸部42kを設けている。
このような構成をなす第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42との組付作業は、第2フレーム本体要素42の挿入部42jを、第1フレーム本体要素41の第1挿入空間41jに挿入するとともに、第2フレーム本体要素42の係合突起42pを第1フレーム本体要素41の被係合部41pに係合させることによって行う。この組付状態において、挿入部42jに設けた係合凸部42kが第1外向壁部41aに設けた係合凹部41kに係合し、且つ第2フレーム本体要素42の第2外向壁部42aが第1フレーム本体要素41の第1垂下壁部41hの一端部に支持され、第1フレーム本体要素41の第1外向壁部41aと第2フレーム本体要素42の第2外向壁部42aとが略面一となる。これら第1外向壁部41aと第2外向壁部42aとによってフレーム本体4の外向面を構成している。一方、第1フレーム本体要素41の第1内向壁部41bと第2フレーム本体要素42の第2内向壁部42bとによってフレーム本体4の内向面を構成している。これら第1内向壁部41bと第2内向壁部42bとの間には、スクリーン本体3との干渉を回避する開口寸法に設定された開口部43が形成される。そして、開口部43の奥方に、開口部43に連通し且つ開口部43の開口寸法よりも大きい開口寸法を有する開口溝44が形成されている。つまり、開口部43が開口溝44の開口縁部を形成している。
このようにして第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42とを組み付けてなるフレーム本体4は、長手方向に沿って連続する単一の開口溝44を有するものとなり、第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42との間に形成される開口溝44内に第1保持体5を収容し得るものとなる。開口溝44は、フレーム本体4の長手方向に沿って連続して延び、且つ開口縁部(開口部43)における短手方向に沿った開口寸法を奥方側における短手方向に沿った開口寸法よりも小さく設定したものである。
第1保持体5は、図5に示すように、パネル状をなす例えばアクリル製のスクリーン本体3の端部を保持するものである。本実施形態では、第1保持体5として、何れの部位における横断面形状も同一形状をなす例えば樹脂製の押出成形品を適用している。この第1保持体5は、第1フレーム本体要素41の第1中間壁部41dと第2中間壁部41eとの間に形成した突出壁部挿入空間41fに挿入可能な挿入壁部51と、スクリーン本体3の端部を抱き込む抱込部52とを備えたものである。
挿入壁部51には、第1フレーム本体要素41の第2中間壁部41eに設けた係合凸部41gに弾性係合可能な弾性係合凹部51aを設けている。
抱込部52は、相互に対向し且つ先端部を互いに相寄る方向に突出させた横断面視略L字状の一対の対向壁部52aと、各対向壁部52aから他方の対向壁部52aに向かって延びる複数の襞部52b、52cとを備えたものである。本実施形態では、第1保持体5のうち、複数の襞部52b、52cを軟質樹脂製と、他の部位を硬質樹脂製としている。そして対向壁部52aの先端部間の離間寸法52axを、スクリーン本体3の厚み寸法3xと略同一に設定し、襞部52b、52c間の離間寸法52cx、52dxを、スクリーン本体3の厚み寸法3xよりも小さく設定している。
このような構成をなす第1保持体5をフレーム本体4の開口溝44内に組み込む作業は、第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42とを分離させた状態において、第1保持体5の挿入壁部51を第1フレーム本体要素41の第1中間壁部41dと第2中間壁部41eとの間に形成した突出壁部挿入空間41fに挿入し、次いで第2フレーム本体要素42を第1フレーム本体要素41に組み付けることによって行う(図5参照)。このようにしてフレーム本体4の開口溝44内に第1保持体5を収容した状態において、挿入壁部51の弾性係合凹部51aが、第1フレーム本体要素41の第2中間壁部41eに設けた係合凸部41gに弾性係合している。また、この収容状態において、第1フレーム本体要素41の前面壁部41cに設けた後方突出部41r、及び第2フレーム本体要素42の後面壁部42cに設けた前方突出部42rに、抱込部52の各対向壁部52aがそれぞれ当接又は圧接し、フレーム本体4の開口溝44内における第1保持体5の移動を規制している。つまり、フレーム本体4の係合凸部41g、及び一対の突出部41r、42rがそれぞれ単独で、又は協働して、開口溝44内における第1保持体5の収容位置を位置決めする本願の「位置決め手段」として機能する。さらに、この収容状態において、第1保持体5は、開口溝44の開口縁部(開口部43)よりも奥方側に収容され、略全部位をフレーム本体4によって被覆した状態となる。
フレーム2のコーナー部分に配され、且つフレーム本体4同士を連結するジョイント部材6は、図2のP領域拡大図である図6に示すように、フレーム本体4のジョイント部収容空間41qに挿入可能な一対のジョイント本体61と、ジョイント本体61同士を連結する基体部62とを備えたものである。各ジョイント本体61には、ジョイント部収容空間41qに挿入した状態において、第1フレーム本体要素41のボルト挿入口41nと連通し得るねじ孔61aを形成している。本実施形態では、ジョイント本体61に複数(2個)のねじ孔61aを形成している。基体部62は、後述するコーナーキャップ部材7のジョイント収容凹部71aに収容されるものである。
コーナーキャップ7は、図1及び図6に示すように、相互に組付可能な第1コーナーキャップ要素71及び第2コーナーキャップ要素72とを備えたものである。
第1コーナーキャップ要素71又は第2コーナーキャップ要素72の何れか一方が、スクリーン1の前面側に位置付けられものであり、他方が、スクリーン本体1の後面側に位置付けられるものである。本実施形態では、第1コーナーキャップ要素71がスクリーン1の前面側に位置付けられるものであり、第2コーナーキャップ要素72がスクリーン1の後面側に位置付けられるものである。
第1コーナーキャップ要素71及び第2コーナーキャップ要素72はそれぞれ正面視略扇状をなし、ジョイント部材6の基体部62を収容し得るジョイント収容凹部(図6では第2コーナーキャップ要素72のジョイント収容凹部72aを示している)を有するものである。第1コーナーキャップ要素71と第2コーナーキャップ要素72との組付態様としては、第1コーナーキャップ要素71及び第2コーナーキャップ要素72にそれぞれ設けた図示しない係合部同士を相互に係合させることによって行う態様や、第1コーナーキャップ要素71及び第2コーナーキャップ要素72にそれぞれフレーム本体4に係合可能な爪部を設け、各爪部をそれぞれフレーム本体4に係合させることによって行う態様が挙げられる。なお、第1コーナーキャップ要素71と第2コーナーキャップ要素72との組付作業はワンアクションで行えるようにしていることが好ましい。
本実施形態に係るスクリーン1は、図示しないデスクに方持ち的に支持されるものであり、図2のQ領域拡大図である図7に示すように、フレーム本体4の下端部に、フレーム本体4を回転可能に支持する支持体9を配している。フレーム2のうち、支持体9が配されるコーナー部分を配されるジョイント部材6に、支持体9の軸部91に嵌合可能な支持体嵌合部63を設けている。
次に、スクリーン1の組立方法について説明する。
先ず、4本の第1フレーム本体要素41をジョイント部材6及び第1コーナーキャップ要素71を介してロ字状に組み付ける。この際、ジョイント部材6のジョイント本体61を第1フレーム本体要素41のジョイント部収容空間41qに挿入して収容し、第1フレーム本体要素41のボルト挿入口41nから挿入したボルト8をジョイント本体61に形成したねじ孔61aに螺合することによりジョイント部材6と第1フレーム本体要素41との連結状態が不意に解除されないようにしている。なお、ボルト挿入口41nから挿入したボルト8の頭部が第1フレーム本体要素41の第1中間壁部41dと略面一となるように設定している。
次いで、スクリーン本体3の端部のうち直線状の辺部分をそれぞれ第1保持体5に保持させ、この状態で各第1保持体5の挿入壁部51を第1フレーム本体要素41の突出壁部挿入空間41fに挿入し、挿入壁部51の弾性係合凹部51aを第2中間壁部41eの係合凸部41gに弾性係合させる。なお、スクリーン本体3の端部を第1保持体5に保持させる作業は、スクリーン本体3の端部を抱込部52の対向壁部52a間に挿入することによって行う。この挿入作業によって、抱込部52の襞部52b、52cが弾性変形し、これら複数の襞部52b、52cの先端部がスクリーン本体3の端部に圧接した状態となり、第1保持体5によるスクリーン本体3の保持状態が不意に解除されないようにしている。第1保持体5を第1フレーム本体要素41に保持させた状態において、スクリーン本体3のコーナー部近傍部位が第1コーナーキャップ要素71の一部(内向面側の部位)と厚み方向に重合している。最後に、第2フレーム本体要素42及び第2コーナーキャップ要素72をそれぞれ対応する第1フレーム本体要素41及び第1コーナーキャップ要素71にそれぞれ上述した手順で組み付ける。以上の手順によりスクリーン1を組み立てることができる。
この組立状態において、第1保持体5はフレーム本体4の開口溝44内に収容され、また、スクリーン本体3のコーナー部近傍部位が第1コーナーキャップ要素71と第2コーナーキャップ要素72との間に挟まれた状態となる。第1保持体5に保持された例えばアクリル製のスクリーン本体3は温度や経年変化によって伸縮し得るものであるが、本実施形態では、複数の襞部52b、52cによってスクリーン本体3を、当該スクリーン本体3の伸縮を許容する状態で保持している。さらに、このスクリーン1は、支持体9を軸にして水平方向に回動可能であるとともに、支持体9を図示しない天板の端部近傍に沿って移動させることによって天板に対する相対位置可能なものである。
しかして、本実施形態に係るスクリーン1は、素材の異なる他のスクリーン本体、例えばメッシュ等の布製のスクリーン本体A3にも対応することが可能である。
このようなスクリーン本体A3を保持するフレーム2は、図8に示すように、前述のフレーム本体4をそのまま適用することができる一方、このフレーム本体4の開口溝44内に収容される保持体として前述の第1保持体5とは異なる第2保持体A5を適用したものである。
スクリーン本体A3は、スクリーン本体A3の端部に引掛部A31を止着したものである。本実施形態では、スクリーン本体A3の端部のうち辺部分にのみ引掛部A31を止着している。
引掛部A31は、例えば樹脂製のものであり、スクリーン本体A3の端部に添接し得る添接部A311と、添接部A311に対して屈曲し且つ後述する第2保持体A5に引掛可能な引掛部本体A312とを備えたものである。本実施形態では、引掛部A31として、何れの部位における横断面形状も略L字状をなす押出成形品を適用している。
第2保持体A5は、第1フレーム本体要素41の第1中間壁部41dと第2中間壁部41eとの間に形成した突出壁部挿入空間41fに挿入可能な挿入壁部A51と、スクリーン本体A3の端部を呑み込み得る呑込部A52とを備えたものである。
挿入壁部A51には、第1フレーム本体要素41の第2中間壁部41eに設けた係合凸部41gに弾性係合可能な弾性係合凹部A51aを設けている。
呑込部A52は、相互に対向し且つ先端部を互いに相寄る方向に突出させた対向壁部A52a、A52bと、一方の対向壁部A52aから他方の対向壁A52bに向かって延びる第1内方突出壁A52cと、他方の対向壁部A52bから一方の対向壁部A52aに向かって延びる第2内方突出壁A52dとを備えたものである。本実施形態では、第2内方突出壁A52dが、引掛部A31が引掛可能な本願の「被引掛部」として機能する。なお、第2内方突出壁A52dの先端部に凸部A52eを設け、第2内方突出壁A52dに引っ掛けた引掛部A31の引掛部本体A312が凸部A52eと当接し得るようにしている。対向壁部A52a、A52bの先端部間の離間寸法、及び第1内方突出壁A52cと第2内方突出壁A52dとの先端部間の離間寸法を、スクリーン本体A3の厚み寸法よりも若干大きく設定している。
引掛部A31を第2保持体A5に取り付ける作業は、予め引掛部A31の添接部A311をスクリーン本体A3の端部に縫合することによって引掛部A31をスクリーン本体A3の端部に止着しておき、この引掛部A31を第2保持体A5の呑込部A52に挿入することによって行う。この挿入作業に伴って、引掛部A31の引掛部本体A312が第2保持体要素52の第2内方突出壁A52dに引っ掛かり、第2内方突出壁A52dの凸部A52eが引掛部本体A312に当接することによって、スクリーン本体A3が第2保持体A5からから不意に抜け外れないようにしている。
このような第2保持体A5をフレーム本体4の開口溝44内に組み込む作業は、第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42とを分離させた状態において、第2保持体A5の挿入壁部A51を第1フレーム本体要素41の第1中間壁部41dと第2中間壁部41eとの間に形成した突出壁部挿入空間41fに挿入し、次いで第2フレーム本体要素42を第1フレーム本体要素41に組み付けることによって行う。このようにしてフレーム本体4の開口溝44内に第2保持体A5を収容した状態において、挿入壁部A51の弾性係合凹部A51aが、第1フレーム本体要素41の第2中間壁部41eに設けた係合凸部41gに弾性係合している。また、この収容状態において、第1フレーム本体要素41の前面壁部41cに設けた後方突出部41r、及び第2フレーム本体要素42の後面壁部42cに設けた前方突出部42rに、呑込部A52の各対向壁部A52a、A52bがそれぞれ当接又は圧接し、フレーム本体4の開口溝44内における第2保持体A5の移動を規制している。つまり、フレーム本体4の係合凸部41g、及び一対の突出部41r、42rがそれぞれ単独で、又は協働して、開口溝44内における第2保持体A5の収容位置を位置決めする本願の「位置決め手段」として機能する。さらに、この収容状態において、第2保持体A5はフレーム本体4によって被覆され外部に露出しない状態となる。
なお、フレーム本体4同士を連結するコーナーキャップ7は前述したものと同一のものを適用している。
また、スクリーン本体A3及び第2保持体A5を用いてスクリーンを組み立てる方法は、前述のスクリーン1の組立方法と略同一であるため、以下、簡単に説明する。
先ず、4本の第1フレーム本体要素41をジョイント部材6及び第1コーナーキャップ要素71を介してロ字状に組み付け、次いで、辺部分に引掛部A31を止着したスクリーン本体A3を前述した手順により前記第2保持体要素52に保持させ、この第2保持体A5の挿入壁部A51を第1フレーム本体要素41の突出壁部挿入空間41fに挿入し、挿入壁部A51の弾性係合凹部A51aを第1フレーム本体要素41の係合凸部41gに弾性係合させることによって第2保持体A5を第1フレーム本体要素41に保持させる。これにより、布製のスクリーン本体A3は、複数の第2保持体A5を介してテンションが掛かった状態で第1フレーム本体要素41に保持される。最後に、第2フレーム本体要素42及び第2コーナーキャップ要素72をそれぞれ対応する第1フレーム本体要素41及び第1コーナーキャップ要素71にそれぞれ上述した手順で組み付けることによりスクリーンを組み立てることができる。
このように、本実施形態に係るスクリーンは、素材の異なる複数のスクリーン本体3、A3毎に対応させて複数種類用意され第1保持体5、第2保持体A5を、それぞれ単独でフレーム本体4の共通の開口溝44内に収容可能なものであるため、スクリーン本体3、A3の素材や厚み寸法に関係なく共通のフレーム本体4を用いることができ、部材の共通化を図ることができるのみならず、共通の開口溝44を利用して素材の異なるスクリーン本体3、A3を保持させることができる。さらに、剛体のスクリーン本体3であっても、このスクリーン本体3を第1保持体5の弾性変形を利用してこの第1保持体5に保持させることができ、組付作業をスムーズに行うことができるとともに、第1保持体5の弾性変形によってスクリーン本体3の多少の寸法誤差も吸収することが可能となる。また、各スクリーン本体3、A3を、それぞれ樹脂製の第1保持体5、第2保持体を介してフレーム本体4の開口溝44内に端部を収容する態様であるため、フレーム本体4の開口溝44とスクリーン本体3、A3との間にあそびがあったとしてもスクリーン本体3、A3は開口溝44内に収容した第1保持体5、第2保持体A5に直接保持されているため、保持強度の低下を将来することがなく、良好な保持状態を維持することができる。
殊に、第1保持体5の抱込部52によってパネル状のスクリーン本体3の端部を抱き込む態様であるため、パネル状のスクリーン本体3を安定した状態で保持することができる。
さらに、第1保持体5が、抱込部52に複数の襞部52bを有し、これら複数の襞部52bによってスクリーン本体3を、このスクリーン本体3の伸縮を許容する状態で保持するものであるため、複数の襞部52bによってスクリーン本体3の良好な保持状態を維持できるとともに、温度や経年変化等によるスクリーン本体3の伸縮を許容し、実用性に富むものとなる。
また、スクリーン本体が、端部に引掛部A31を備えた布製のスクリーン本体A3である場合、この布製のスクリーン本体A3を保持する第2保持体A5が、スクリーン本体A3の端部を呑み込み得る呑込部A52と、引掛部A31が引掛可能な被引掛部(第2中間壁部A42d)とを備えたものであるため、スクリーン本体A3の端部を呑込部A52に呑み込ませた状態で引掛部A31を第2保持体の被引掛部(第2中間壁部A42d)に引っ掛けることにより、布製のスクリーン本体A3をテンションを掛けた状態で保持することができる。
加えて、第1保持体5、第2保持体A5が、それぞれ単一の一体成形品であるため、部品点数の簡素化を有効に図ることができる。
フレーム本体4が、開口溝44内における第1保持体5、第2保持体A5の収容位置を、開口溝44内に設けた共通の位置決め手段によって位置決め可能なものであるため、フレーム本体に、各保持体毎にそれぞれ専用の位置決め手段を設ける態様と比較して、構造の簡素化を図ることができるとともに、位置決め手段がフレーム本体4の内部にあるため、位置決め手段の損傷を防止し、第1保持体5、第2保持体A5を適切な位置に安定した状態で位置決めすることができる。本実施形態では、フレーム本体4の係合凸部41g、及び一対の突出部41r、42rがそれぞれ単独で、又は協働して位置決め手段として機能している。
さらに、フレーム本体4が、第1保持体5、第2保持体A5の略全部位を開口溝44の開口縁部(開口部43)よりも奥方側に収容するものであるため。第1保持体5、第2保持体A5の略全部位をフレーム本体4によって被覆することとなり、第1保持体5、第2保持体A5の外部への露出を回避し、フレーム2の外観向上を有効に図ることができる。
フレーム本体4が、スクリーン本体3の前面側又は後面側のうち何れか一方に位置付けられる第1フレーム本体要素41と、他方に位置付けられる第2フレーム本体要素42とを備え、これら第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42との間に第1保持体5、第2保持体A5を挟持した状態で相互に組付可能なものであるため、第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42とを分離し、これら第1フレーム本体要素41と第2フレーム本体要素42との間に第1保持体5又は第2保持体A5を挟み込むようにしてフレーム本体41、42要素同士を組み付けることによって、第1保持体5又は第2保持体A5を開口溝44内に収容することができ、フレーム本体が単一のパーツからなる態様と比較して、フレーム本体4の開口溝44内に第1保持体5を収容する作業を容易且つスムーズに行うことができる。
加えて、フレーム2が、正面視略多角形状をなし、辺部分にのみフレーム本体4及び第1保持体5又は第2保持体A5を配し、コーナー部分にフレーム本体4同士を連結するジョイント部材6を配したものであるため、ジョイント部材6の形状や数を適宜選択することによりあらゆる多角形状のフレームを形成することが可能となり、汎用性に富むものとなる。
さらに、フレーム2が、コーナー部分に、スクリーン本体3、A3の前面側又は後面側のうち何れか一方に位置付けられる第1コーナーキャップ要素71と、他方に位置付けられる第2コーナーキャップ要素72とからなるコーナーキャップ7を備え、これら第1コーナーキャップ要素71と第2コーナーキャップ要素72との間にジョイント部材6及びスクリーン本体3、A3のコーナー部分を挟み込んだ状態で相互に組付可能なものであるため、第1コーナーキャップ要素71と第2コーナーキャップ要素72との間にスクリーン本体3、A3のコーナー部分を挟むことによって、スクリーン本体3、A3とコーナキャップ7との干渉を回避した状態でスクリーン本体3、A3のコーナー部分を好適に被覆することができるとともに、スクリーン本体3、A3のコーナー部分の損傷を防止できる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、デスクトップパネルタイプのスクリーンを例示したが、床面から立ち上がるパーティションタイプのスクリーンであってもよい。この場合、図9及び図10に示すように、前記実施形態と比較して、フレームの外壁を構成するフレーム本体のみを変更することにより対応することができる。以下、フレーム本体B4について説明する。
フレーム本体B4は、相互に組付可能な第1フレーム本体要素B41と第2フレーム本体要素B42とからなるものである。第1フレーム本体要素B41又は第2フレーム本体要素B42の何れか一方が、スクリーンの後面側に位置付けられものであり、他方が、スクリーンの前面側に位置付けられるものである。本実施形態では、第1フレーム本体要素B41がスクリーンの前面側に位置付けられるものであり、第2フレーム本体要素B42がスクリーンの後面側に位置付けられるものである。
第1フレーム本体要素B41は、例えば金型により成形されるアルミダイキャスト製のものであり、何れの部位における横断面形状も同一形状をなすものである。この第1フレーム本体要素B41は、中空体状のものであり、フレーム本体B4の前面側の外向面を構成する外向壁部B41aと、フレーム本体B4の前面側の内向面を構成する第1内向壁部B41bと、外向壁部B41aと第1内向壁部B41bの前端部同士を連結し且つフレーム本体B4の前面を構成する前面壁部B41cとを備えたものである。さらに、第1フレーム本体要素B41は、外向壁部B41aの先端部から前面壁部B41cと対向し得る方向に延び且つフレーム本体B4の後面を構成する第1後面壁部B41dと、前面壁部B41cから第1後面壁部B41dの先端部に向かって延びる第1中間壁部B41eとを備えており、第1中間壁部B41eの後端部と第1後面壁部B41dの前端部との間にボルト8が挿入可能なボルト挿入口B41fを形成している。第1中間壁部B41eに、後述する第2フレーム本体要素B42の第1係合突起B42gが係合可能な第1被係合部B41gを設けている。また、第1中間壁部B41eと第1内向壁部B41bとの間に、前面壁部B41cから延びる第2中間壁部B41h及び第3中間壁部B41iを設け、これら第2中間壁部B41hと第3中間壁部B41iとの間に第1保持体5の挿入壁部51、及び第2保持体A5の挿入壁部A51が挿入可能な突出壁挿入空間B41jを形成している。なお、本実施形態では、第2中間壁部B41hに、後述する第2フレーム本体要素B42の第2係合突起B42kが係合可能な第2被係合部B41kを設け、第3中間壁部B41iに、第2中間壁部B41hに向かって突出する係合凸部B41mを設けている。また、前面壁部B41cの先端部近傍領域に、後方に突出させた後方突出部B41nを設けている。また、外向壁部B41a、前面壁部B41c、第1中間壁部B41e、第1内向壁部B41bによって略仕切られた空間に、ジョイント部収容空間B41qを形成している。
一方、第2フレーム本体要素B42は、例えば金型により成形されるアルミダイキャスト製のものであり、何れの部位における横断面形状も同一形状をなすものである。この第2フレーム本体要素B42は、中空体状をなし、第1フレーム本体要素B41の第1中間壁部B41eに当接又は近接し得る当接壁部B42aと、フレーム本体B4の内向面を構成する第2内向壁部B42bと、当接壁部B42aと第2内向壁部B42bの後端部同士を連結し且つフレーム本体B4の後面を構成する第2後面壁部B42cとを備えたものである。第2後面壁部B42cは、第2フレーム本体要素B42を第1フレーム本体要素B41に組み付けた状態において、第1フレーム本体要素B41の前面壁部B41cのうち中央部から先端部に亘る部位と対向し得るものであり、先端部近傍部位に前方に突出させた前方突出部B42nを設けたものである。第2フレーム本体要素B42は、当接壁部B42aと第2内向壁部B42bとの間に第2後面壁部B42cから延びる中間壁部B42dを設け、当接壁部B42a及び中間壁部B42dの前端部に第1フレーム本体要素B41の第1被係合部B41g、第2被係合部B41kにそれぞれ係合可能な第1係合突起B42g、第2係合突起B42kを設けている。本実施形態では、第1係合突起B42g及び第2係合突起B42kを相互に離間する方向に突出させている。
このような構成をなす第1フレーム本体要素B41と第2フレーム本体要素B42との組付作業は、第2フレーム本体要素B42の第1係合突起B42g、第2係合突起B42kをそれぞれ第1フレーム本体要素B41の第1被係合部B41g、第2被係合部B41kに係合させることによって行う。なお、第1フレーム本体要素B41に、第2フレーム本体要素B42の第1係合突起B42g、第2係合突起B42kがそれぞれ当たり得る第1当たり部B41s、第2当たり部B41tを設け、組付作業時に、第2フレーム本体要素B42の第1係合突起B42g、第2係合突起B42kがそれぞれ第1当たり部B41s、第2当たり部B41tに当たることによりそれ以上の前面壁部B41c側への移動を規制するようにしている。組付状態において、第1フレーム本体要素B41の第1後面壁部B41dと第2フレーム本体要素B42の第2後面壁部B42cとが外観上連続し、これら第1後面壁部B41dと第2後面壁部B42cとによってフレーム本体B4の後面を構成している。また、第1フレーム本体要素B41の第1内向壁部B41bと第2フレーム本体要素B42の第2内向壁部B42bとによってフレーム本体B4の内向面を構成している。これら第1内向壁部B41bと第2内向壁部B42bとの間には、スクリーン本体3、スクリーン本体A3との干渉を回避する開口部B43が形成される。そして、開口部B43の奥方に、開口部B43に連通し且つ開口部B43の開口寸法よりも大きい開口寸法を有する開口溝B54が形成されている。つまり、開口部B43が開口溝B54の開口縁部を形成している。
このようにして第1フレーム本体要素B41と第2フレーム本体要素B42とを組み付けてなるフレーム本体B4は、長手方向に沿って単一の開口溝B54を有するものとなり、第1フレーム本体要素B41と第2フレーム本体要素B42との間に第1保持体5又は第2保持体A5をそれぞれ単独で収容し得るものとなる。
このような構成をなすフレーム本体B4の開口溝B44内に第1保持体5又は第2保持体A5を組み込む作業は、第1フレーム本体要素B41と第2フレーム本体要素B42とを分離させた状態において、第1保持体5の挿入壁部51又は第2保持体A5の挿入壁部A51を、第1フレーム本体要素B41の第2中間壁部B41hと第3中間壁部B41iとの間に形成した突出壁挿入空間B41jに挿入し、次いで第2フレーム本体要素B42を第1フレーム本体要素B41に組み付けることによって行う。このようにしてフレーム本体B4の開口溝44内に第1保持体5又は第2保持体A5を収容した状態において、第1保持体5の挿入壁部51に形成した弾性係合凹部51a又は第2保持体A5の挿入壁部A51に形成した弾性係合凹部A51aが、第1フレーム本体要素B41の第3中間壁部B41iに設けた係合凸部B41mに弾性係合している。また、この収容状態において、抱込部52の各対向壁部52a、又は呑込部A52の各対向壁部A52a、A52bが各フレーム本体要素B41、B42の前面壁部B41c、第2後面壁部B42cに設けた後方突出部B41n、前方突出部B42nにそれぞれ当接又は圧接し、フレーム本体B4の開口溝44内における第1保持体5の移動を規制している。つまり、フレーム本体B4の係合凸部B41m、及び一対の突出部B41n、B42nがそれぞれ単独で、又は協働して、開口溝B44内における第1保持体5及び第2保持体A5の収容位置を位置決めする本願の「位置決め手段」として機能する。さらに、この収容状態において、第1保持体5又は第2保持体A5はフレーム体B4によって被覆され外部に露出しない状態となる。
このようなフレーム本体B4を適用した場合であっても、前記実施形態において述べた効果と略同様の効果を得ることができる。
また、スクリーン本体としてガラス製のものを適用してもよく、この場合、ガラス製のスクリーン本体の端部を保持する保持体を別途用意し、この保持体をフレーム本体の開口溝内に収容可能にすればよい。その他、スクリーン本体の素材や厚み寸法、重量等に応じてそれぞれ好適に保持し得る保持体を用意しておき、それら各保持体が共通の開口溝内に収容可能に構成しても構わない。
各保持体は樹脂製であればよく、保持対象であるスクリーン本体の素材や厚み寸法、重量等に応じて軟質樹脂製又は硬質樹脂製、あるいは半軟質樹脂等から最適な素材を選択するとともに、具体的な形状も適宜変更してももちろん構わない。
布製のスクリーン本体の端部に止着する引掛部として、横断面視略T字状のものや、一対の横断面視略L字状のものを適用してもよい。また、布製のスクリーン本体の端部に引掛部を止着する方法として、前記実施形態で述べた縫合に替えて又は併用して、接着剤を用いる態様、或いはステープラを用いる態様を採用しても構わない。
また、保持体を複数パーツから構成してもよい。
一方、フレーム本体を単一のパーツから構成しても構わない。
フレームが、正面視四角形以外の形状のものであっても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の第1実施形態に係るスクリーンを示す図。 図1のz−z線断面図。 同実施形態に係るフレーム本体の横断面図。 同実施形態に係る第1保持体の横断面図。 同実施形態において第1保持体を適用したスクリーンの要部断面を一部省略して示す図。 図2のP領域拡大断面図。 図2のQ領域拡大断面図。 同実施形態において第2保持体を適用したスクリーンの要部断面を一部省略して示す図。 本発明の一変形例に係るフレーム本体を適用したスクリーンを図5に対応して示す図。 同変形例に係るフレーム本体を適用したスクリーンを図8に対応して示す図。
符号の説明
1…スクリーン
2…フレーム
3、A3…スクリーン本体
4、B4…フレーム本体
41、B41…第1フレーム本体要素
42、B42…第2フレーム本体要素
44、B44…開口溝
5…第1保持体
52…抱込部
52b、52c…襞部
6…ジョイント部材
7…コーナーキャップ
71…第1コーナーキャップ要素
72…第2コーナーキャップ要素
A31…引掛部
A5…第2保持体
A52…呑込部

Claims (8)

  1. 素材の異なる複数種類のスクリーン本体から選択した一のスクリーン本体をフレームに保持させたスクリーンであって、
    前記フレームが、開口溝を有するフレーム本体と、前記開口溝内に収容され且つ前記スクリーン本体の端部を保持する樹脂製の保持体とを備えたものであり、
    前記保持体が、素材の異なる複数のスクリーン本体毎に対応させて複数種類用意されたものであり、
    前記フレーム本体が、これら全ての保持体をそれぞれ単独で前記フレーム本体の共通の開口溝内に収容可能なものであることを特徴とするスクリーン。
  2. パネル状の前記スクリーン本体を保持する第1保持体が、前記スクリーン本体の端部を抱き込む抱込部を備え、当該抱込部にスクリーン本体の端部に当接し且つ弾性変形可能な複数の襞部を設け、これら複数の襞部によって前記スクリーン本体を、当該スクリーン本体の伸縮を許容する状態で保持するものである請求項1記載のスクリーン。
  3. 前記スクリーン本体が、端部に引掛部を備えた布製のものであり、
    当該布製のスクリーン本体を保持する第2保持体が、前記スクリーン本体の端部を呑み込み得る呑込部と、前記引掛部が引掛可能な被引掛部とを備えたものである請求項1記載のスクリーン。
  4. 前記フレーム本体が、前記開口溝内における種類の異なる全ての保持体の収容位置を、開口溝内に設けた共通の位置決め手段によって位置決め可能なものである請求項1、2又は3記載のスクリーン。
  5. 前記フレーム本体が、前記保持体の略全部位を前記開口溝の開口縁部よりも奥方側に収容し得るものである請求項1、2、3又は4記載のスクリーン。
  6. 前記フレーム本体が、前記スクリーン本体の前面側又は後面側のうち何れか一方に位置付けられる第1フレーム本体要素と、他方に位置付けられる第2フレーム本体要素とを備えたものであり、
    前記開口溝が、これら第1フレーム本体要素と第2フレーム本体要素とを相互に組み付けることによって第1フレーム本体要素と第2フレーム本体要素と間に形成されるものである請求項1、2、3、4又は5記載のスクリーン。
  7. 前記フレームが、正面視略多角形状をなし、辺部分にのみ前記フレーム本体及び前記保持体を配し、コーナー部分にフレーム本体同士を連結するジョイント部材を配したものである請求項1、2、3、4、5又は6記載のスクリーン。
  8. 前記フレームが、コーナー部分に、前記スクリーン本体の前面側又は後面側のうち何れか一方に位置付けられる第1コーナーキャップ要素と、他方に位置付けられる第2コーナーキャップ要素とからなるコーナーキャップを設け、これら第1コーナーキャップ要素と第2コーナーキャップ要素との間に前記ジョイント部材及び前記スクリーン本体のコーナー部分を挟み込んだ状態で相互に組付可能なものである請求項7記載のスクリーン。
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