JP4581945B2 - 車両用モールの取り付け構造 - Google Patents

車両用モールの取り付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4581945B2
JP4581945B2 JP2005284309A JP2005284309A JP4581945B2 JP 4581945 B2 JP4581945 B2 JP 4581945B2 JP 2005284309 A JP2005284309 A JP 2005284309A JP 2005284309 A JP2005284309 A JP 2005284309A JP 4581945 B2 JP4581945 B2 JP 4581945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
pair
clip
pieces
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005284309A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007091084A (ja
Inventor
和生 竹田
幸一 年永
大一郎 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2005284309A priority Critical patent/JP4581945B2/ja
Priority to CNB2006101410812A priority patent/CN100515830C/zh
Publication of JP2007091084A publication Critical patent/JP2007091084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4581945B2 publication Critical patent/JP4581945B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

本発明は、車両のボディパネルに車両用モールを取り付ける車両用モールの取り付け構造に関する。
この種の車両用モールの取り付け構造は、例えば特許文献1,2に開示されている。
特許文献1に開示の取り付け構造では、合成樹脂製のモールの裏面に中空厚肉部が一体形成されていると共に、中空厚肉部にクリップホルダが一体形成されている。中空厚肉部は、モールの型成形によって装飾面にヒケが生じないようにするために形成される。モールの表面(装飾面)から離れた位置に設けられたクリップホルダにはクリップが取り付けられる。クリップは、クリップホルダに設けられた一対の横側壁部の間の挿入凹部にモールの長手方向へクリップの基端部をスライドさせて挿入することにより、クリップホルダに取り付けられる。クリップホルダに取り付けられたクリップを車両のボディパネルの係合孔に嵌合することにより、モールが車両のボディパネルに取り付けられる。車両のボディパネルに対するクリップの取り付き力が低下した場合(例えばクリップが破損したような場合)には、クリップのみを交換すればよいという利点がある。
特許文献2に開示の取り付け構造では、合成樹脂製のモールの裏面に一体形成された補強リブの一部に溶着リブが一体形成されており、クリップにはリブ穴が溶着リブと嵌合可能に一体形成されている。溶着リブは、リブ穴に嵌合した状態で溶融され、これによりクリップが補強リブに溶着される。補強リブに溶着されたクリップを車両のボディパネルの係合孔に嵌合することにより、モールが車両のボディパネルに取り付けられる。
特開2001−80431号公報 特開2003−63320号公報
特許文献1に開示の取り付け構造では、クリップをスライドして取り付けるためのクリップホルダを型成形するには、一対の横側壁部の間の挿入凹部を形成するために金型の一部となるスライドコアを用いる必要があるが、このようなスライドコアの採用は、金型の構成を複雑にする。
特許文献2に開示の取り付け構造では、特許文献1に開示の取り付け構造におけるような問題は生じない。しかし、クリップがモールに溶着されてしまうため、車両のボディパネルに対するクリップの取り付き力が低下した場合(例えばクリップが破損したような場合)には、モールも一緒に交換しなければならない。
本発明は、モール成形用の金型の構成を複雑にすることなく、クリップのみを交換可能な車両用モールの取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、車両のボディパネルに車両用モールを取り付ける車両用モールの取り付け構造を対象とし、請求項1の発明は、前記車両用モールに接合して固着される基板と、前記基板に立設された連結部とを備えた座具と、前記座具の前記連結部に着脱可能に連結されるクリップとを備え、前記座具に連結された前記クリップは、前記車両のボディパネルに設けられた係合孔に嵌合され、前記連結部は、前記基板に立設された一対の係止用支柱と、一対の前記係止用支柱の基端側に設けられた係止凹部とを備えるとともに、前記一対の係止用支柱を一体に連結するように前記一対の係止用支柱の間に介在された一対のガイド壁を備え、前記クリップは、前記一対の係止凹部の係止壁面に係止される係止爪を有する一対の係止片と、前記係合孔に嵌合されて前記ボディパネルに掛け止められる一対の掛け止め片とを備え、前記一対のガイド壁の間には、前記クリップの一対の係止片の係止爪を前記係止凹部へ案内するガイド通路が前記係止凹部に連通するように形成されていることを特徴とする。
座具は、車両用モールと別体に形成されるため、モール成形用の金型の構成が複雑になることはない。クリップは、座具に対して着脱可能であるため、車両用モールを交換することなくクリップのみを交換することができる。
座具に基板を設けた構成は、座具と車両用モールとを固着させるための簡便な構成(例えば熱溶着によって固着するための構成)を付与する上で好ましい
一対の係止凹部の係止壁面に一対の係止片の係止爪を係止させる構成は、座具とクリップとを連結する構成として簡便である
一対のガイド壁間にガイド通路を形成した構成は、一対の係止片の係止爪を一対の係止凹部に円滑に案内して係止させる上で有効である。
好適な例では、前記一対の係止用支柱の先端には支持溝が形成されており、前記クリップにおける前記一対の係止片には被ガイド突部が前記支持溝に嵌合可能、且つ前記支持溝から離脱可能に形成されている。
一対の係止片の係止爪を一対の係止凹部に係止させる際には、一対の被ガイド突部が一対の支持溝に挿入されてスライドされる。一対の支持溝内で一対の被ガイド突部をスライドさせる構成は、一対の係止片の係止爪を一対の係止凹部に円滑に案内して係止させる上で有効である。
好適な例では、前記連結部は、前記一対の係止片を一体に連結するように前記一対の係止片の間に介在された補強壁を備えている。
補強壁の高さや厚み、形状を調整すれば、一対の係止片の弾性変形をもたらすのに要する力を適宜に設定することができる。
好適な例では、前記一対の係止片は、前記連結部の立設方向と平行な第1仮想平面に関して鏡映対称な関係を有するように対向しており、前記一対の一対の掛け止め片は、前記第1仮想平面に対して直交し、且つ前記連結部の立設方向に平行な第2仮想平面に関して鏡映対称な関係を有するように対向している。
一対の係止片と一対の掛け止め片とのこのような配置関係は、クリップのコンパクト化に最適な構成である。
本発明は、モール成形用の金型の構成を複雑にすることなく、クリップのみを交換できるという優れた機能を有する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1(d)に示すように、合成樹脂製の車両用モール11の裏面には座具12が固着されており、座具12にはクリップ13が着脱可能に取り付けられている。クリップ13は、車両(図示略)のボディパネル10に設けられた係合孔101に嵌合して掛け止められる。ボディパネル10の係合孔101にクリップ13を嵌合して掛け止めることにより、車両用モール11がボディパネル10に取り付けられる。
図3に示すように、合成樹脂製の車両用モール11の裏面には薄板形状の一対の補強リブ14,15が車両用モール11の長手方向と平行となるように一体に突設されている。車両用モール11を補強する補強リブ14の上端には薄板形状の一対の溶着リブ141,142が一体に突設されており、薄板形状の補強リブ15の上端には一対の溶着リブ151,152が一体に突設されている。溶着リブ141,142の厚みは、補強リブ14の厚みと同じであり、溶着リブ151,152の厚みは、補強リブ15の厚みと同じである。
一対の溶着リブ141,142は、互いに近接して配設されており、一対の溶着リブ151,152は、互いに近接して配設されている。補強リブ14側の溶着リブ141と補強リブ15側の溶着リブ151とは、車両用モール11の長手方向と直交する方向に対向しており、補強リブ14側の溶着リブ142と補強リブ15側の溶着リブ152とは、車両用モール11の長手方向と直交する方向に対向している。
座具12は、車両用モール11の裏面に接合して固着される長方形形状の基板16を備えており、基板16には複数の嵌合孔161,162,163,164(溶着リブ141,142,151,152と同数)が基板16の板厚方向に貫き形成されている。嵌合孔161,162は、長方形形状の基板16の長辺の長さ方向に列設されており、嵌合孔163,164は、長方形形状の基板16の長辺の長さ方向に列設されている。嵌合孔161には溶着リブ141が嵌合可能であり、嵌合孔162には溶着リブ142が嵌合可能である。嵌合孔163には溶着リブ151が嵌合可能であり、嵌合孔164には溶着リブ142が嵌合可能である。
基板16の表面には平板形状の一対の係止用支柱17,18が互いに平行な状態で立設されている。一対の係止用支柱17,18は、基板16に対して垂直な方向に立設されている。一対の係止用支柱17,18は、長方形形状の基板16の長辺の長さ方向に対向している。係止用支柱17,18の基端部には矩形形状の係止孔171,181が係止用支柱17,18の板厚方向に貫き形成されている。一対の係止凹部としての係止孔171,181は、長方形形状の基板16の長辺の長さ方向に見て重なっている。
係止用支柱17,18の基端部の間には一対のガイド壁19,20が係止用支柱17,18を連結するように介在されており、ガイド壁19,20は、係止用支柱17,18と基板16とに一体に連結されている。ガイド壁19,20は、長方形形状の基板16の短辺の長さ方向に対向しており、ガイド壁19,20の高さ(基板16からガイド壁19,20の先端までの長さ)は、係止用支柱17,18の高さ(基板16からガイド壁19,20の先端までの長さ)よりも低くしてある。
係止用支柱17,18及びガイド壁19,20は、基板に16立設された連結部21を構成する。
ガイド壁19,20は、基端側の土台部191,201と、土台部191,201の先端に連なる薄肉部192,202とからなる。薄肉部192,202の壁厚は、土台部191,201の壁厚よりも小さくしてある。土台部191と土台部201とは、長方形形状の基板16の短辺の長さ方向に対向しており、薄肉部192と薄肉部202とは、長方形形状の基板16の短辺の長さ方向に対向している。土台部191の内面(土台部201に対向する面)と、薄肉部192の内面(薄肉部202に対向する面)とは、平面の面一になっており、土台部201の内面(土台部191に対向する面)と、薄肉部202の内面(薄肉部192に対向する面)とは、平面の面一になっている。ガイド壁19とガイド壁20との間には係止孔171,181に連通するガイド通路22が形成されている。
係止用支柱17,18の先端には支持溝172,182が形成されている。支持溝172,182の深さ方向は、係止用支柱17,18の立設方向Rである。
クリップ13は、長方形形状の基板23を備えている。長方形形状の基板23の一対の長辺には係止片24,25が一体に形成されている。係止片24,25は、互いに平行な状態で基板23と直交する方向に延出しており、且つ長方形形状の基板23の短辺の長さ方向に対向している。係止片24の先端部の外面(係止片25と対向する面とは反対側の面)には係止爪241が外面から突出するように一体に形成されている。係止片25の先端部の外面(係止片24と対向する面とは反対側の面)には係止爪251が外面から突出するように一体に形成されている。係止爪241,251は、係止孔171,181を形成する係止壁面173,183に係止可能である。
係止片24,25の基端側の外面には被ガイド突部242,252が一体に形成されている。被ガイド突部242,252は、支持溝172,182に嵌合可能かつ支持溝172から離脱可能である。
一対の係止片24,25の基端側の対向面には補強壁28が係止片24,25を一体に連結するように介在されている。補強壁28は、基板23及び係止片24,25に一体に連結されている。補強壁28の先端は、基板23に向けて凹んだ凹み端縁281に形成されている。
長方形形状の基板23の一対の短辺には掛け止め片26,27が一体に形成されている。掛け止め片26,27は、基板23に対して斜交する方向に延出しており、且つ長方形形状の基板23の長辺の長さ方向に対向している。一対の掛け止め片26,27は、先端側に向かうにつれて互いに離れてゆく。
一対の係止片24,25は、係止用支柱17,18の立設方向R(連結部21の立設方向)と平行な第1仮想平面H1(図3に図示)に関して鏡映対称な関係を有するように対向している。一対の掛け止め片26,27は、第1仮想平面H1に対して直交し、連結部21の立設方向Rに平行な第2仮想平面H2(図3に図示)に関して鏡映対称な関係を有するように対向している。つまり、係止片24,25の対向方向と掛け止め片26,27の対向方向とは、互いに直交している。
図1(a)及び図2(a)は、車両用モール11と座具12とクリップ13とが合体する前の状態を示す。図1(b)及び図2(b)は、溶着リブ141,142,151,152が基板16の嵌合孔161〜164に嵌合された状態を示す。溶着リブ141,142,151,152は、基板16に対する係止用支柱17,18の立設方向Rに向けて嵌合孔161〜164へ挿入して嵌合される。
図1(c)及び図2(c)は、嵌合孔161〜164に嵌合された溶着リブ141,142,151,152が溶融されて基板16に溶着された状態を示す。つまり、座具12が車両用モール11の裏面に固着された状態を示す。
図1(d)及び図2(d)は、クリップ13の係止片24,25の係止爪241,251が座具12の係止孔171,181に係止された状態を示す。係止孔171,181に係止爪241,251を係止するには、先ず係止片24,25の先端側(係止爪241,251)をガイド壁19,20の間のガイド通路22に挿入する。次いで、クリップ13側の被ガイド突部242,252が座具12側の支持溝172,182に挿入されるように、係止爪241,251をガイド壁19,20の間のガイド通路22に挿入してゆく。係止爪241,251の挿入方向は、基板16に対する係止用支柱17,18の立設方向R(基板16に対して垂直な方向)と同じ方向である。係止爪241,251がガイド通路22に入り込んでゆく際には、被ガイド突部242,252が支持溝172,182内をスライドしてゆく。
係止爪241,251が係止孔171,181よりも先端側の係止用支柱17,18の間にある間は、係止片24,25が互いに弾性変形した状態で係止爪241,251が係止用支柱17,18の対向面に接触している。そして、係止爪241,251が係止孔171,181の係止壁面173,183を越えると、係止爪241,251が係止孔171,181に嵌り込み、クリップ13が座具12に連結される。
係止爪241,251が係止孔171,181に嵌り込んだ状態(係止爪241,251が係止壁面173,183に係止された状態)では、被ガイド突部242,252が支持溝172,182内で溝の幅方向(掛け止め片26,27の対向方向)への動きを規制される。又、掛け止め片26,27の先端側は、ガイド壁19,20の薄肉部192,202の外面(薄肉部192,202の対向面とは反対側の面)側に配置される。薄肉部192,202の外面側に配置された掛け止め片26,27の先端側は、平板形状の係止用支柱17,18に対して垂直な方向に見た場合に、係止用支柱17,18の側縁174,175,184,185からはみ出して見える。
図1(d)及び図2(d)に示すように、車両用モール11に固着された座具12に合体されたクリップ13の掛け止め片26,27は、ボディパネル10の係合孔101に挿入され、掛け止め片26,27の先端面が係合孔101の周囲におけるボディパネル10の裏面に係合される。これにより、車両用モール11がボディパネル10に装着される。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)座具12は、車両用モール11と別体に形成されるため、モール成形用の金型の構成が複雑になることはない。クリップ13は、座具12に対して着脱可能であるため、車両用モール11を交換することなくクリップ13のみを交換することができる。
(2)座具12の一部である基板16は、車両用モール11側の溶着リブ141,142,151,152と基板16とを溶着させることによって、車両用モール11に固着される。溶着リブ141,142,151,152と基板16とを溶着させる構成は、車両用モール11に座具12を固着させる上で、簡便な構成である。
(3)クリップ13は、その係止爪241,251を座具12側の係止孔171,181の係止壁面173,183に係止されて座具12に連結される。一対の係止孔171,181の係止壁面173,183に係止片24,25の係止爪241,251を係止させる構成は、座具12とクリップ13とを連結する構成として簡便である。
(4)ガイド壁19,20の間のガイド通路22に挿入された係止片24,25は、ガイド壁19,20に沿って係止孔171,181へ案内される。一対のガイド壁19,20間にガイド通路22を形成した構成は、一対の係止片24,25の係止爪241,251を一対の係止孔171,181に円滑に案内して係止壁面173,183に簡単に係止させる上で有効である。又、ガイド壁19,20は、係止用支柱17,18を補強する機能も兼ねる。
(5)係止爪241,251をガイド通路22に挿入して係止孔171,181の係止壁面173,183に係止させる際には、一対の被ガイド突部242,252が一対の支持溝172,182に挿入されてスライドされる。一対の支持溝172.182内で一対の被ガイド突部242.252をスライドさせる構成は、一対の係止片24,25の係止爪241,251を一対の係止孔171,181へ円滑に案内して係止壁面173,183に係止させる上で有効である。
(6)溶着リブ141,142,151,152は、基板16に対する係止用支柱17,18の立設方向R(基板16に対して垂直な方向)へ座具12を動かして嵌合孔161〜164に嵌合される。クリップ13は、基板16に対する係止用支柱17,18の立設方向Rへクリップ13を動かして座具12に連結される。つまり、車両用モール11に座具12を取り付けるための座具12の移動方向、及び座具12にクリップ13を取り付けるためのクリップ13の移動方向は、同じである。このような移動方向の統一性は、組み付け作業のための時間を短縮し、しかも組み付けのための設備の占有スペースを少なくする上で有効である。
(7)一対の係止片24,25間に介在された補強壁28は、係止片24,25を互いに接近させる方向への係止片24,25の弾性変形をもたらすのに要する力を増やす。補強壁28の高さを調整すれば、係止片24,25の弾性変形をもたらすのに要する力を適宜に設定することができる。つまり、座具12からクリップ13を外すのに必要な力は、補強壁28の高さや厚み、形状を調整することによって適宜に設定できる。
(8)クリップ13が座具12に連結された状態では、クリップ13側の被ガイド突部242,252が座具12側の支持溝172,182内で溝の幅方向(掛け止め片26,27の対向方向)へ殆ど動かないように規制される。つまり、被ガイド突部242,252と支持溝172,182とを嵌合させる構成は、座具12によるクリップ13の保持に関する安定性を高め、座具12に対するクリップ13のぐらつきが抑制される。このようなぐらつきの抑制は、ボディパネル10に装着された車両用モール11の保持に関する安定性を高める。
(9)係止片24,25と掛け止め片26,27とは、基板23から同じ方向に延出しており、係止片24,25の対向方向と掛け止め片26,27の対向方向とは、直交している。一対の係止片24,25と一対の掛け止め片26,27とのこのような配置関係は、座具12に連結し、且つボディパネル10の係合孔101の周縁に掛け止めるクリップ13のコンパクト化に最適な構成である。
(10)車両用モール11、座具12及びクリップ13は、いずれも合成樹脂製である。合成樹脂製の車両用モール11は、座具12と車両用モール11とを熱溶着するための溶着リブ141,142,151,152を設ける上で、好適である。座具12及びクリップ13を合成樹脂製とした構成は、成形容易性及びコスト性に関して、好適である。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○図4に示すように、補強壁28の凹み端縁281をV字形状にしてもよい。
○図5に示すように、平板形状の係止用支柱17,18が嵌合孔161〜164の長さ方向と平行となるように、基板16に係止用支柱17,18を一体形成してもよい。
○連結部21と基板16とを別々に形成しておき、基板16に連結部21を固着して座具12を構成してもよい。
○金属製の車両用モールに座具12を固着してもよい。
○貫通する係止孔171,181の代わりに、貫通しない係止凹部を係止用支柱17,18に設けてもよい。
第1の実施形態を示し、(a)は、分解正断面図。(b)は、座具の嵌合孔に溶着リブを嵌合した状態を示す正断面図。(c)は、座具に溶着リブを溶着した状態を示す正断面図。(d)は、車両用モールに座具及びクリップを合体した状態を示す正断面図。 (a)は、分解側断面図。(b)は、座具の嵌合孔に溶着リブを嵌合した状態を示す側断面図。(c)は、座具に溶着リブを溶着した状態を示す側断面図。(d)は、車両用モールに座具及びクリップを合体した状態を示す側断面図。 分解斜視図。 別の実施形態を示す正断面図。 別の実施形態を示す分解斜視図。
符号の説明
10…ボディパネル。101…係合孔。11…車両用モール。12…座具。13…クリップ。16…基板。17,18…係止用支柱。171,181…係止凹部としての係止孔。172,182…支持溝。173,183…係止壁面。19,20…ガイド壁。21…連結部。22…ガイド通路。24,25…係止片。241,251…係止爪。242,252…被ガイド突部。26,27…掛け止め片。28…補強壁。H1…第1仮想平面。H2…第2仮想平面。R…立設方向。

Claims (4)

  1. 車両のボディパネルに車両用モールを取り付ける車両用モールの取り付け構造において、
    前記車両用モールに接合して固着される基板と、前記基板に立設された連結部とを備えた座具と、
    前記座具の前記連結部に着脱可能に連結されるクリップとを備え、
    前記座具に連結された前記クリップは、前記車両のボディパネルに設けられた係合孔に嵌合され、
    前記連結部は、前記基板に立設された一対の係止用支柱と、一対の前記係止用支柱の基端側に設けられた係止凹部とを備えるとともに、前記一対の係止用支柱を一体に連結するように前記一対の係止用支柱の間に介在された一対のガイド壁を備え、
    前記クリップは、前記一対の係止凹部の係止壁面に係止される係止爪を有する一対の係止片と、前記係合孔に嵌合されて前記ボディパネルに掛け止められる一対の掛け止め片とを備え、
    前記一対のガイド壁の間には、前記クリップの一対の係止片の係止爪を前記係止凹部へ案内するガイド通路が前記係止凹部に連通するように形成されている車両用モールの取り付け構造。
  2. 前記一対の係止用支柱の先端には支持溝が形成されており、前記クリップにおける前記一対の係止片には被ガイド突部が前記支持溝に嵌合可能、且つ前記支持溝から離脱可能に形成されている請求項に記載の車両用モールの取り付け構造。
  3. 前記連結部は、前記一対の係止片を一体に連結するように前記一対の係止片の間に介在された補強壁を備えている請求項1又は請求項に記載の車両用モールの取り付け構造。
  4. 前記一対の係止片は、前記連結部の立設方向と平行な第1仮想平面に関して鏡映対称な関係を有するように対向しており、前記一対の掛け止め片は、前記第1仮想平面に対して直交し、且つ前記連結部の立設方向に平行な第2仮想平面に関して鏡映対称な関係を有するように対向している請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の車両用モールの取り付け構造。
JP2005284309A 2005-09-29 2005-09-29 車両用モールの取り付け構造 Expired - Fee Related JP4581945B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284309A JP4581945B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 車両用モールの取り付け構造
CNB2006101410812A CN100515830C (zh) 2005-09-29 2006-09-29 车辆用嵌饰条安装构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284309A JP4581945B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 車両用モールの取り付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007091084A JP2007091084A (ja) 2007-04-12
JP4581945B2 true JP4581945B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=37958382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284309A Expired - Fee Related JP4581945B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 車両用モールの取り付け構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4581945B2 (ja)
CN (1) CN100515830C (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4432998B2 (ja) * 2007-05-31 2010-03-17 三菱自動車工業株式会社 ガーニッシュの取付構造
JP4540726B2 (ja) * 2008-07-04 2010-09-08 大和化成工業株式会社 二部材組付け構造
CN101920684A (zh) * 2010-07-22 2010-12-22 宁波信泰机械有限公司 一种采用组合装配的卡扣结构
CN102371951B (zh) * 2010-08-06 2013-11-27 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种具有装饰件的汽车机构及该装饰件的安装方法
DE102011100235A1 (de) * 2011-05-02 2012-11-08 Trw Automotive Gmbh Befestigungsclip zum Montieren eines Bauteils
CN103057484B (zh) * 2012-12-14 2015-05-06 凌云工业股份有限公司 一种汽车车门上框装饰条装配结构
DE102015004982A1 (de) * 2015-04-18 2016-10-20 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Befestigungsanordnung zum Positionieren und Befestigen einer Zierblende an einem Fensterrahmen einer Fahrzeugtür eines Fahrzeugs
CN108730931A (zh) * 2017-04-18 2018-11-02 深圳市海洋王照明工程有限公司 头盔用灯具连接器及头盔装置
CN109353291A (zh) * 2018-08-17 2019-02-19 蔚来汽车有限公司 用于车辆的轮眉安装组件及车辆
CN110979204A (zh) * 2019-12-23 2020-04-10 重庆长安汽车股份有限公司 一种背门装饰亮条与后尾灯的连接结构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6138216U (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム
JPH04124553U (ja) * 1991-04-30 1992-11-13 東海興業株式会社 自動車用サイドモール
JP2001050228A (ja) * 1999-08-08 2001-02-23 Piolax Inc 部品の取付構造
JP2001080431A (ja) * 1993-01-25 2001-03-27 Tokai Kogyo Co Ltd 自動車用サイドプロテクターモール
JP2001153114A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Daiwa Kasei Ind Co Ltd クリップによる取付け構造
JP2003063320A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用モールの取付方法及び取付構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6138216U (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム
JPH04124553U (ja) * 1991-04-30 1992-11-13 東海興業株式会社 自動車用サイドモール
JP2001080431A (ja) * 1993-01-25 2001-03-27 Tokai Kogyo Co Ltd 自動車用サイドプロテクターモール
JP2001050228A (ja) * 1999-08-08 2001-02-23 Piolax Inc 部品の取付構造
JP2001153114A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Daiwa Kasei Ind Co Ltd クリップによる取付け構造
JP2003063320A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用モールの取付方法及び取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN100515830C (zh) 2009-07-22
JP2007091084A (ja) 2007-04-12
CN1939772A (zh) 2007-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4581945B2 (ja) 車両用モールの取り付け構造
JP5000226B2 (ja) クリップ
JP2019064586A (ja) 車両用ドアライニングの取付構造
JP2016540607A (ja) シェービング刃カートリッジ
US8393683B2 (en) Automotive seat headrest supporting apparatus
JP2008080917A (ja) 窓ガラスとガラスモールの取付構造および取付方法
JP2008012953A (ja) 自動車用内装部品
JP6076731B2 (ja) 樹脂爪構造
JP2009197900A (ja) 二部材組付け構造
JP2005002667A (ja) パネルの連結装置
JP4593305B2 (ja) ブラケット
JP5134354B2 (ja) ドア枠における横枠材と縦枠材の仮連結構造及び当該仮連結構造を利用したドア枠構造
JPH11263171A (ja) 装飾部材、その取付け用クリップ、及び装飾部材の取付け構造
JP4220937B2 (ja) コネクタ
JP2008519942A (ja) 車輛のモジュールヘッドライナー用補助取手固定具
JP2008068847A (ja) ルーフモール用キャップ及びその取付構造
JP2007110806A (ja) 取付具
JP3900133B2 (ja) 棚取付構造
JP4493244B2 (ja) 箱体にパネルを取り付ける方法及び取付具
JP6722712B2 (ja) 見切り部材
JP4248991B2 (ja) コーナー部材の取付け構造
JP4371770B2 (ja) 出隅材取付具
JP2002321570A (ja) 表装部材の取付構造及び表装部材の製造方法
JP5344679B2 (ja) カウルトップカバー
JP4926028B2 (ja) ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees