JPH11263171A - 装飾部材、その取付け用クリップ、及び装飾部材の取付け構造 - Google Patents

装飾部材、その取付け用クリップ、及び装飾部材の取付け構造

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JPH11263171A
JPH11263171A JP6697198A JP6697198A JPH11263171A JP H11263171 A JPH11263171 A JP H11263171A JP 6697198 A JP6697198 A JP 6697198A JP 6697198 A JP6697198 A JP 6697198A JP H11263171 A JPH11263171 A JP H11263171A
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JP
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mounting
decorative member
clip
opening
roof
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Application number
JP6697198A
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English (en)
Inventor
Shigeo Oi
茂雄 大井
Masahiro Kuwabara
正寛 桑原
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Togo Seisakusho Corp
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Tokai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付けた装飾部材が常にがたつきなく、かつ
美しい外観が維持できる装飾部材の取付け構造を提供す
る。 【解決手段】 装飾面2Aを有する細長状の装飾部本体
4の底部に取付け脚部5を有する細長状の装飾部材1
が、装飾部材を固定する取付け用クリップ21によりボ
デ−32Aに取付けられた構造である。取付け用クリッ
プの開口部24には挿入された取付け脚部が開口部両側
の係合部26にて係合され、係合された装飾部本体が開
口部内の付勢手段28,28にて開口部外方へ付勢され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、装飾部材、その
取付け用クリップ、及び装飾部材の取付け構造に関し、
詳しくは、たとえば自動車ル−フのル−フ溝に取付ける
ル−フモ−ルと、その取付け用クリップと、ル−フモ−
ルの取付け構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】図15(イ),(ロ)に示すように、従
来、たとえば自動車のル−フモ−ル101はル−フの前
後方向のル−フ溝121に固定した取付け用クリップ1
11に取付けられている。図15(ロ)に示すように、
取付け用クリップ111は断面略コ字状に形成され、開
口部112の対向する内側には長手方向に沿って係止爪
113が設けられている。ル−フモ−ル101は長尺状
で図15(イ)に示すように、上面は装飾面102とさ
れていて、底部には断面略やじり状の取付け脚部103
を有している。取付け脚部103のやじり状の幅広部の
上部は幅狭の係合凹部104とされている。
【0003】しかして、図16(イ)に示すように、ル
−フモ−ル101はル−フ溝121に接着固定した取付
け用クリップ111の開口部112に対し、ル−フモ−
ル101の取付け脚部103を対向させ、取付け脚部1
03を開口部112に押込むことで、図16(ロ)に示
すように、開口部112の両側の係止爪113に取付け
脚部103の係合凹部104を係合させて固定されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取付け
用クリップ111に対する従来のル−フモ−ル101の
取付けは、押込み操作により取付け脚部103を取付け
用クリップ111の係止爪113を乗り越えさせるた
め、係止爪113の高さ位置より深く押込まれる。押込
みにより係止爪113は幅方向へ撓み変形し、ル−フモ
−ル101の取付け脚部103に係合して取付けられ
る。
【0005】取付け用クリップ111の係止爪113は
ル−フモ−ル101が取付け用クリップ111に対して
相対的に上方へ移動しないように規制して取付けるもの
であり、かつ係止爪113にル−フモ−ル101の取付
け脚部103を乗り越えさせるためには、図17に示す
ように、ある程度のクリアランスCが必要となる。しか
し、このクリアランスCにより取付け用クリップ111
に取付けたル−フモ−ル101が上下にがたつく問題が
ある。
【0006】そこで、本発明者は自動車のル−フモ−ル
における前記した問題点を解消し、また、ル−フモ−ル
などのモ−ルあるいはモ−ル様の装飾部材に対しても適
用し得るようにしたものである。
【0007】本発明の第1の課題は、常にがたつきがな
く、かつ美しい外観が維持できる装飾部材を提供するこ
とにある。
【0008】本発明の第2の課題は、装飾部材を常にが
たつきなく、かつ美しい外観で維持するに適した取付け
用クリップを提供することにある。
【0009】本発明の第3の課題は、取付けた装飾部材
が常にがたつきなく、かつ美しい外観が維持できる、装
飾部材の取付け構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した第1の課題を解
決するための、請求項1の発明の装飾部材は、ボデ−に
取付けた取付け用クリップの開口部の係合部に係合させ
て、該取付け用クリップに取付けられる細長状の装飾部
材であって、前記装飾部材は装飾面を有する細長状の装
飾部本体の底部に、係合部に係合させた該装飾部本体を
前記開口部外方へ付勢する付勢手段が設けられてなるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項1の発明において、細長状の装飾部
材はボデ−側に取付けた取付け用クリップの係合部に係
合させて取付けられる。係合状態に取付けられた装飾部
材は、付勢手段により取付け用クリップの開口部外方へ
付勢状態に保持される。
【0012】前記第1の課題を解決するための、請求項
2の発明の装飾部材は、請求項1の発明において、装飾
部本体には、取付け用クリップに関連させて装飾部材の
長手方向の取付け位置を決める位置決め手段が設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明において、装飾部材は、位
置決め手段により取付け用クリップに対し位置決めされ
る。また、位置決め手段は取付け後の装飾部材の長手方
向のずれを防止する。
【0014】前記した第2の課題を解決するための、請
求項3の発明の取付け用クリップは、装飾面を有する細
長状の装飾部本体の底部に取付け脚部を有する装飾部材
をボデ−側に取付ける取付け用クリップであって、取付
け脚部を挿入する開口部には前記取付け脚部を係合する
係合部が設けられかつ開口部内には前記係合部に係合さ
せた装飾部本体を開口部外方に付勢する付勢手段が設け
られてなることを特徴とする。
【0015】請求項3の発明において、取付け用クリッ
プは細長状の装飾部材をボデ−側に取付けるために用い
られる。装飾部材はその取付け脚部を取付け用クリップ
の係合部に係合させて取付けられる。係合状態の装飾部
材は付勢手段により開口部外方に付勢状態に保持され
る。
【0016】前記第2の課題を解決するための、請求項
4の発明の取付け用クリップは、請求項3の発明におい
て、開口部内には装飾部材に関連させて装飾部材の長手
方向の取付け位置を決める位置決め手段が設けられてい
ることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明においては、装飾部材は位
置決め手段により、位置決めされる。また、位置決め手
段は取付け後の装飾部材の長手方向のずれを防止する。
【0018】前記した第3の課題を解決するための、請
求項5の発明の装飾部材の取付け構造は、装飾面を有す
る細長状の装飾部本体の底部に取付け脚部を有する細長
状の装飾部材が、前記装飾部材を固定する取付け用クリ
ップによりボデ−に取付けられた構造であって、取付け
用クリップの開口部に挿入された取付け脚部が開口部両
側の係合部にて係合され、係合された装飾部本体が開口
部内の付勢手段にて開口部外方へ付勢されてなることを
特徴とする。
【0019】請求項5の発明において、細長状の装飾部
材は取付け用クリップにてボデ−に取付けられている。
装飾部材は取付け脚部が取付け用クリップの係合部の係
合により取付けられる。取付けられた装飾部材は付勢手
段により開口部外方へ付勢状態が保持される。
【0020】前記第3の課題を解決する、請求項6の発
明の装飾部材の取付け構造は、請求項5の発明におい
て、装飾部材には、取付け用クリップに関連させて装飾
部材の長手方向の取付け位置を決める位置決め手段が設
けられていることを特徴とする。
【0021】請求項6の発明において、装飾部材は位置
決めされて取付け用クリップに取付けられている。位置
決め手段により装飾部材は長手方向のずれが生じない。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図9に基づいて説明する。なお、この実施の形
態は自動車のル−フにおけるル−フ溝にル−フモ−ルを
適用する場合である。
【0023】図1(イ),図2(イ),(ロ)に示すよ
うに、このル−フモ−ル1は長尺体よりなり、外面が装
飾面2Aとなる硬質樹脂部2の裏面に同質樹脂の支持部
3が一体成形されたモ−ル本体4に、樹脂製の取付け脚
部5が接合されている。取付け脚部5は支持部3に接合
される側が幅狭で、図示下方が幅広とされた断面略やじ
り状をなす。なお、取付け脚部5には芯材6が長手方向
に挿入されている。
【0024】取付け脚部5の下面側は平滑な底面7とさ
れ、この両側が傾斜した当接面8とされている。当接面
8は後述する押上げ片28の傾斜辺28Aに当接する部
位である。前記取付け脚部5の幅狭の部分は後述する取
付け用クリップ21の係合爪26が係合する係合凹部9
とされる。係合凹部9は長手方向に沿って形成されてい
る。(なお、係合爪26は本発明の係合部に対応す
る。)
【0025】図1(イ)に示すように、ル−フモ−ル1
の取付け脚部5の所定部位には、取付け脚部5の外形よ
り外方に張出した位置決め部11が形成されている。位
置決め部11は所定幅が取付け脚部5の外方に突出形成
されている。なお、位置決め部11は図2(ハ)に示す
ように取付け脚部5の両側のみが張出した形状であって
もよい。ル−フモ−ル1はル−フ溝32Aの長さに対応
する長さのものとされる。ル−フモ−ル1の両端は図1
(イ)などに示すように、端末部材15が取付けられて
いる。
【0026】図1(ロ)は、ル−フモ−ル1を取付ける
ための取付け用クリップ21を示す。取付け用クリップ
21はル−フ溝32Aに予じめ接着テ−プTあるいは接
着剤又はスタッドなど固定して使用される。
【0027】図1(ロ),図3,図4に示すように、取
付け用クリップ21は底板22及び左右の両側板23に
より、断面が上向きの略コ字状に形成された細長状をな
し、上側が開口部24とされている。なお、底板22及
び両側板23は取付け用クリップ21の長手方向におい
て両端部が切欠かれている。各側板23の中央部にはル
−フモ−ル1の位置決め部11を挿入する嵌合部25が
凹設されている。位置決め部11と嵌合部25は本発明
の位置決め手段に対応する。嵌合部25は上方の開口側
が開いた形状とされ、位置決め部11が嵌合し易くされ
ている。
【0028】また、左右の側板23の上縁における嵌合
部25の所定の両側部位には、図1(ロ),図3などに
示すように、取付け脚部5の係合凹部9に係合する係合
爪26が形成されている。係合爪26は両側板23が開
口部24を開く方向へ撓み可能にされていることより、
ル−フモ−ル1の取付け脚部5を開口部24内に挿入
し、係合爪26に係合させ得る。なお、係合爪26に対
応する底板22部位には各々係合爪26の型成形の都合
上、抜き孔27が設けられている。
【0029】図1(ロ),図3,図4に示すように、各
側板23の切欠かれた外方端部には自由端が内側に曲げ
られて対応する一組の押上げ片28が曲げ形成されてい
る。押上げ片28の各上辺は側板23の切欠いた高さよ
り自由端側が低位となる傾斜辺28Aとされている。押
上げ片28の傾斜辺28Aは係合爪26にて係合したル
−フモ−ル1の取付け脚部5を充分持上げた状態で当接
面8と当接するように形成される。押上げ片28の傾斜
辺28Aと当接面8は、本発明の付勢手段に対応する。
押上げ片28は側板23及び底板22を切欠いた幅細部
分の側板23の先端に形成されているため、溝幅方向の
撓み変形可能である。なお、本実施の形態では前後2個
所に一対の押上げ片28を設けたが、前後どちらか1個
所のみに設けてもよい。
【0030】しかして、図9に示すように、前記したル
−フモ−ル1は、前記取付け用クリップ21を使用して
自動車31のル−フ32のル−フ溝32Aに取付けられ
る。すなわち、ル−フ溝32Aの端部,中間部などの所
定位置には、開口部24を上向きにした取付け用クリッ
プ21が接着テ−プTを介して接着される(図5,図6
参照)。なお、取付け用クリップ21の取付け位置はル
−フモ−ル1の位置決め部11が嵌合部25に嵌合させ
得るように考慮される。
【0031】次いで、ル−フ溝32A内に接着固定した
取付け用クリップ21上には、取付け脚部5を取付け用
クリップ21側に向けてル−フモ−ル1を配置する。ル
−フモ−ル1の取付け脚部5を取付け用クリップ21の
開口部24に押え込み、ル−フモ−ル1が取付け用クリ
ップ21に係合固定される(図5,図6参照)。
【0032】かくして、取付け用クリップ21にル−フ
モ−ル1を取付けたル−フモ−ル1の取付け構造は、図
7に示すように、ル−フ溝32Aに接着された取付け用
クリップ21に対してル−フモ−ル1が係合固定され、
ル−フモ−ル1の硬質樹脂部2によりル−フ溝32Aが
覆われた状態とされる。ル−フモ−ル1は取付け脚部5
の両側の係合凹部9に取付け用クリップ21の開口部2
4内の両側の係合爪26が係合し、かつ押上げ片28の
傾斜辺28Aが取付け脚部5の当接面8と当接すること
により、押上げ片28を溝幅方向へ押広げるが、逆にそ
の押上げ片28の反力により傾斜片28Aを介して取付
け脚部5を常に、持上げ状に上方に付勢した状態にされ
る。
【0033】このため、取付け用クリップ21に取付け
たル−フモ−ル1は従来とは異なり、取付け後にがたつ
くことがない。
【0034】また、この取付け構造は取付け用クリップ
21の嵌合部25にル−フモ−ル1の位置決め部11を
嵌合させてあるため、取付けたル−フモ−ル1の長手方
向のずれが防止される。これにより、ル−フモ−ル1の
端部と、他の部位との間に、隙間を生じさせることな
く、ル−フモ−ル1を安定して固定することができるの
で、美しい外観が維持できる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態を図10
〜図12に基づいて説明する。なお、この実施の形態も
ル−フモ−ルの場合であり、前記した第1の実施形態と
同一部材は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0036】このル−フモ−ル41は長尺体の硬質樹脂
部2の裏面に支持部3が一体成形されたモ−ル本体4
に、取付け脚部5が接合されている。取付け脚部5は支
持部3に接合される側が幅狭の断面略やじり状をなす。
【0037】取付け脚部5の下面側は底面7とされ、こ
の両側は当接面8とされている。当接面8は後述する押
上げ片56の傾斜辺56Aに当接する部位である。取付
け脚部5の幅狭の部分は取付け用クリップ51の係合爪
54が係合する係合凹部9とされる。
【0038】図10(イ)に示すように、ル−フモ−ル
41の取付け脚部5の所定部位には、外方に張出した位
置決め部11が形成されている。位置決め部11は取付
け脚部5の両側に張出した図2(ロ)の形状に形成され
ている。
【0039】ル−フモ−ル41はル−フ溝32Aの長さ
に対応する長さとされ、ル−フモ−ル41の両端には端
末部材15が取付けられている。
【0040】図10(ロ)はル−フモ−ル41を取付け
るための取付け用クリップ51を示す。図10(ロ)に
示すように、取付け用クリップ51は細長状の底板52
の長手方向両端部両側に各一組の側板53を立設した上
向きの略コ字状に形成されている。各側板53の上縁内
側には係合爪54が形成されている。一組の両係合爪5
4間を含む上側が開口部55とされる。係合爪54を設
けた各側板53は開口部55を開く方向へ撓み可能であ
ることより、各一組の係合爪54間に取付け脚部5を挿
入し係合凹部9に係合爪54を係合させ得る。
【0041】図10(ロ)に示すように、長手方向両側
板53間の底板52上には、幅方向の2枚を一組とする
押上げ片56が長手方向の前後対称に位置決め部11を
挿入する嵌合部58を有して二組立設されている。
【0042】押上げ片56は略三角形状をなし、傾斜辺
56Aの高位部下端側において、かつ底板52より底辺
が浮いた状態で底板52上面に取付け片57にて支持さ
れている。押上げ片56は底辺を浮かせた状態で高位側
の取付け片57にて支持されているので、溝幅方向の撓
み変形可能である。
【0043】各一組は押上げ片56の傾斜辺56Aの低
位側(自由端側)が幅狭となるハ字状に配置されて取付
けられている。すなわち、図10(ロ)に示すように、
二組の押上げ片56は位置決め部11の嵌合部58とな
る隙間を有し、かつ幅広側を対向させてハ字状に取付け
られている。押上げ片56の傾斜辺56Aと当接面8は
本発明の付勢手段に対応する。なお、押上げ片56は必
ずしも二組を必要とせず、一組としてもよい。
【0044】ハ字状をなす一組の押上げ片56の傾斜辺
56Aは係合爪54にて係合したル−フモ−ル41の取
付け脚部5を充分持上げた状態で当接面8と当接するよ
うに形成される。
【0045】しかして、ル−フモ−ル41は、前記取付
け用クリップ51を使用して自動車31のル−フ32の
ル−フ溝32Aに取付けられる(図9参照)。すなわ
ち、ル−フ溝32Aの端部,中間部などの所定位置に
は、開口部55を上向きにした取付け用クリップ51が
接着テ−プTにて接着される。なお、取付け用クリップ
51の取付け位置はル−フモ−ル41の位置決め部11
が嵌合部58に嵌合させ得るように考慮される。
【0046】次いで、ル−フ溝32A内に接着固定した
取付け用クリップ51上には、取付け脚部5を取付け用
クリップ51側に向けてル−フモ−ル41を配置し、ル
−フモ−ル41の取付け脚部5を取付け用クリップ51
の開口部55に押え込み、ル−フモ−ル41が取付け用
クリップ51に係合固定される(図11,図12参
照)。
【0047】かくして、取付け用クリップ51にル−フ
モ−ル41を取付けた取付け構造は、図11に示すよう
にル−フ溝32Aに接着された取付け用クリップ51に
対してル−フモ−ル41が係合固定され、ル−フモ−ル
41の硬質樹脂部2によりル−フ溝32Aが覆われた状
態とされる。ル−フモ−ル41は、取付け脚部5の両側
の係合凹部9に取付け用クリップ51の開口部55内側
の係合爪54が係合し、かつ押上げ片56の傾斜辺56
Aが取付け脚部5の当接面8と当接することにより、押
上げ片56を溝幅方向へ押広げるが、逆にその押上げ片
56の反力により傾斜片56Aを介して取付け脚部5を
常に、持上げ状に上方に付勢した状態にされる。
【0048】このため、取付け用クリップ51に取付け
たル−フモ−ル41は従来とは異なり、取付け後にがた
つくことがない。
【0049】この取付け構造は取付け用クリップ51の
嵌合部58にル−フモ−ル41の位置決め部11を嵌合
させてあるため、取付けたル−フモ−ル41の長手方向
のずれが防止される。これにより、ル−フモ−ル41の
端部と他の部位との間に、隙間を生じさせることなく、
ル−フモ−ル41を安定に固定させることができ、美し
い外観が維持できる。
【0050】前記した第1,第2の実施の形態は、押上
げ片28,56よりなる付勢手段を取付け用クリップ2
1,51側に設け、取付け用クリップ21,51の係合
爪26,54に係合したル−フモ−ル1,41を取付け
用クリップ21,51の付勢手段にて開口部24,55
側に付勢させる構造としたが、付勢手段は押上げ片より
構成されるものに限定することはなく、また取付け用ク
リップ側に設けたものに限るものではない。たとえば図
13に示すル−フモ−ル61と取付け用クリップ71、
あるいは図14に示すル−フモ−ル81と取付け用クリ
ップ91のように、ル−フモ−ルを持上げる付勢手段は
取付け用クリップに関連させてル−フモ−ル側に形成す
ることができる。
【0051】なお、図13,図14において、前記した
実施の形態と同じ部材は同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0052】図13(イ)に示すル−フモ−ル61は、
取付け脚部5の下面側に円弧状の付勢手段62、あるい
は仮想線で示す略L形状の付勢手段63が設けられてい
る。このル−フモ−ル61は図13(ロ)に示す取付け
用クリップ71の開口部72より挿入し、付勢手段6
2,63の凹状の位置決め部64を取付け用クリップ7
1の凸状の嵌合部73に嵌合させて位置決めをするとと
もに、ル−フモ−ル61の取付け脚部5を取付け用クリ
ップ71の係合爪74に係合させて取付け構造が形成さ
れる。
【0053】また、図14(イ)に示すル−フモ−ル8
1は、取付け脚部5の下面に高さ方向への縮み変形又は
押しつぶれる突起状の付勢手段82が設けられている。
このル−フモ−ル81は図14(ロ)に示す取付け用ク
リップ91の開口部92より挿入し、取付け脚部5の凹
状の位置決め部83を取付け用クリップ91の凸状の嵌
合部93に嵌合させて位置決めをするとともに、ル−フ
モ−ル81の取付け脚部5を取付け用クリップ91の係
合爪94に係合させて取付け構造が形成される。
【0054】図13及び図14にて形成される取付け構
造においては、取付け用クリップ71,91に対し、ル
−フモ−ル61,81が上方へ付勢状態に取付けられる
ため取付け後にがたつきを生じない。
【0055】前述した各実施の形態はル−フモ−ルの場
合の例であったが、本発明はモ−ルに限らず、モ−ル様
の細長状装飾部材を各種ボデ−の溝部に装着する場合に
ついて広く適用することができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明の装飾部材によれば、取
付けた際に、常にがたつきなく、かつ美しい外観が維持
できる。
【0057】請求項2の発明の装飾部材によれば、請求
項1の発明の効果に加え、取付けた際に長手方向の固定
を良好になし得る。
【0058】請求項3の発明の取付け用クリップによれ
ば、装飾部材を常にがたつきなく、かつ美しい外観で維
持するに適したものとなし得る。
【0059】請求項4の発明の取付け用クリップによれ
ば、請求項3の発明の効果に加え、取付けた装飾部材の
長手方向の固定を良好になし得る。
【0060】請求項5の発明の装飾部材の取付け構造に
よれば、取付けた装飾部材が常にがたつきなく、かつ美
しい外観を維持することができる。
【0061】請求項6の発明の装飾部材の取付け構造に
よれば、請求項6の発明の効果に加え、取付けた装飾部
材の長手方向の固定を良好になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、(イ)はル−フモ−
ルの要部を示す斜視図、(ロ)は取付け用クリップの斜
視図である。
【図2】(イ)はル−フモ−ルの断面図、(ロ)はル−
フモ−ル位置決め部の断面図、(ハ)はル−フモ−ルの
他の位置決め部の断面図である。
【図3】取付け用クリップの平面図である。
【図4】取付け用クリップの側面図である。
【図5】ル−フモ−ルの取付け構造を示す側面図であ
る。
【図6】ル−フモ−ルの取付け構造を示す平面図であ
る。
【図7】図5の矢視Aにおけるル−フモ−ルの取付け構
造図である。
【図8】図5のVIII−VIII線における断面図で
ある。
【図9】ル−フモ−ルを自動車のル−フ溝に適用した場
合の説明図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示し、(イ)はル−
フモ−ルの要部を示す斜視図、(ロ)は取付け用クリッ
プの斜視図である。
【図11】図10(イ)のル−フモ−ルの取付け構造図
である。
【図12】図11のXII−XII線における断面図で
ある。
【図13】本発明の他の実施の形態を示し、(イ)はル
−フモ−ルの要部の斜視図、(ロ)は取付け用クリップ
の斜視図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態を示し、(イ)
はル−フモ−ルの要部の斜視図、(ロ)は取付け用クリ
ップの斜視図である。
【図15】(イ)は従来のル−フモ−ルの斜視図、
(ロ)は従来の取付け用クリップの斜視図を示す。
【図16】(イ)は取付け用クリップに対する従来ル−
フモ−ルの取付け工程図、(ロ)は従来ル−フモ−ルの
取付け後の構造図である。
【図17】従来ル−フモ−ルの取付け構造における不具
合を示す説明図である。
【符号の説明】
1,41,61,81 ル−フモ−ル 4 モ−ル本体 5 取付け脚部 8 当接面 9 係合凹部 11,64,83 位置決め部 21,51,71,91 取付け用クリップ 24,55,72.92 開口部 25,58,73,93 嵌合部 26,54,74,94 係合爪 28,56 押上げ片 28A,56A 傾斜辺 32A ル−フ溝 62,63,82 付勢手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデ−に取付けた取付け用クリップの開
    口部の係合部に係合させて、該取付け用クリップに取付
    けられる細長状の装飾部材であって、前記装飾部材は装
    飾面を有する細長状の装飾部本体の底部に、係合部に係
    合させた該装飾部本体を前記開口部外方へ付勢する付勢
    手段が設けられてなることを特徴とした装飾部材。
  2. 【請求項2】 装飾部本体には、取付け用クリップに関
    連させて装飾部材の長手方向の取付け位置を決める位置
    決め手段が設けられていることを特徴とした請求項1に
    記載の装飾部材。
  3. 【請求項3】 装飾面を有する細長状の装飾部本体の底
    部に取付け脚部を有する装飾部材をボデ−側に取付ける
    取付け用クリップであって、 取付け脚部を挿入する開口部には前記取付け脚部を係合
    する係合部が設けられかつ開口部内には前記係合部に係
    合させた装飾部本体を開口部外方に付勢する付勢手段が
    設けられてなることを特徴とした取付け用クリップ。
  4. 【請求項4】 開口部内には装飾部材に関連させて装飾
    部材の長手方向の取付け位置を決める位置決め手段が設
    けられていることを特徴とした請求項3に記載の取付け
    用クリップ。
  5. 【請求項5】 装飾面を有する細長状の装飾部本体の底
    部に取付け脚部を有する細長状の装飾部材が、前記装飾
    部材を固定する取付け用クリップによりボデ−に取付け
    られた構造であって、取付け用クリップの開口部に挿入
    された取付け脚部が開口部両側の係合部にて係合され、
    係合された装飾部本体が開口部内の付勢手段にて開口部
    外方へ付勢されてなることを特徴とした装飾部材の取付
    け構造。
  6. 【請求項6】 装飾部材には、取付け用クリップに関連
    させて装飾部材の長手方向の取付け位置を決める位置決
    め手段が設けられていることを特徴とした請求項5に記
    載の装飾部材の取付け構造。
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