JP4926028B2 - ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造 - Google Patents

ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造 Download PDF

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Description

本発明は、ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造に関するものである。
従来、四方枠状のドア枠を組み立てる時には、垂直方向に延出する縦枠の端部と、水平方向に延出する横枠の端部とを突き合わせて溶接していた。しかしながら、縦枠と横枠の端部同士を突き合わせながら溶接を行うためには、端部同士の突き合わせ状態を押さえながら保持する者と、溶接作業を行う者の二人を必要としていた。しかも、縦枠と横枠の端部同士を押さえながらの作業では、突き合わせ位置がずれ易く、結果としてドア枠の仕上がり精度の低下を招くおそれがある。
また、通常、ドア枠の下枠からなる沓摺はステンレス製であるが、ステンレスの溶接は、スチール同士の溶接に比べて、表面の仕上げが困難であることから、沓摺の長さ方向の両端部に別部材(例えば、スチール製の断面視コ字状の部材であって、「ネコ」と呼ばれている)を装着しておき、当該別部材を介して縦枠の下端部位と溶接している。しかしながら、別部材を介在させて溶接を行う場合であっても、溶接焼けが沓摺ステンレスの表面に生じてしまうことがある。
特許文献1には、建物の壁面開口に設けられる扉枠において、第1の枠板を長手方向に沿って折り曲げて第1の枠面部と第1の見付け部とが形成されるとともに、第1の枠面部の端部にほぞが設けられた第1の枠材と、第2の枠板を長手方向に沿って折り曲げて第2の枠面部と第2の見付け部とが形成されるとともに、前記第2の枠面部にほぞ孔が設けられた第2の枠材とを備え、前記第1の枠材と前記第2の枠材とは、前記第1の見付け部と前記第2の見付け部とが面落ちとなるように形成され、前記ほぞと前記ほぞ孔とが嵌め合わされて溶接で結合されていることを特徴とする扉枠が記載されているが、ほぞ孔に通したほぞを折曲して溶接することは作業性を低下させるおそれがある。また、ほぞの折曲部の溶接のみで枠板を結合しているため、強度が十分であるとは言えない。
特開2007−70843号
本発明の目的は、ドア枠の組み立て作業を、仕上がり精度を落とすことなく、効率よく行うことができる枠材の連結構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、ドア枠の組み立てに溶接を用いる場合であっても、溶接焼けがドア枠表面に生じない枠材の連結構造を提供することにある。
本発明が採用した技術手段は、ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造において、いずれか一方の枠材の長さ方向端部には突片が突成され、いずれか他方の枠材の内側(ドア枠の開口部側)に位置する見込面には前記突片が挿入される挿入溝が形成され、前記一方の枠材において、前記突片の基端側には、前記挿入溝の溝幅方向に延びる嵌合溝が形成されており、前記挿入溝に挿入された当該突片は、前記挿入溝の溝幅方向に移動することで当該嵌合溝が前記挿入溝の溝幅方向の端縁に嵌合可能となっており、前記他方の枠材は、前記見込面に対向離間して外側(ドア枠の開口部から離間する側)に位置する片を備えており、前記嵌合溝と前記挿入溝の前記端縁との嵌合状態において、前記一方の枠材の突片の先端部を前記外側に位置する片に溶接してなる、連結構造、である。
一つの態様では、前記嵌合状態において、前記突片は、前記突片の先端部が前記外側に位置する片に近接するような突出寸法を備えている。
一つの態様では、前記一方の枠材は下枠(すなわち、沓摺)であり、前記他方の枠材は、縦枠であり、前記縦枠の見付面の幅方向内側には、前記見込面が形成されており、前記縦枠の見付面の幅方向外側には、前記見込面と対向する折曲片が形成されている。このものでは、当該折曲片がドア枠の開口部から離間する側に位置する片となり、前記突片の先端部は前記折曲片の内壁に溶接されている。また、一つの態様では、少なくともいずれか一方の枠材(例えば、沓摺)はステンレス製である。
一つの態様では、突片の先端側は幅狭のガイド部が形成されている。突片の先端側にガイド部を形成することで、挿入溝への突片の挿入作業を円滑に行うことができる。一つの態様では、さらに、突片の先端縁は、前記外側に位置する片の内壁に近接して平行して延出しており、こうすることで、突片の先端部と当該内壁との溶接作業を容易に行うことができる。
一つの態様では、突片の基端側の嵌合溝の開口には、拡開状のガイド部が形成されている。突片の基端側の嵌合溝の開口にガイド部を形成することで、挿入溝に挿入された突片の嵌合溝と挿入溝の端縁との嵌合を円滑に行うことができる。
本発明による連結構造では、一方の枠材の突片を他方の枠材の挿入溝に挿入させ、そして挿入された突片を挿入溝の溝幅方向にスライド移動させるという簡単な作業で突片と挿入溝の仮連結(嵌合状態)を得ることができ、また、この作業を一人で行うこともできる。そして、仮連結時には、既に、枠材の端部同士の位置合わせが済んでいると共に、その位置が嵌合状態によって維持されているので、仮連結後の溶接作業が楽であり、これを一人で行うこともできる。そして、本発明に係る連結構造では、「突片の基端側の嵌合」と「突片の先端側の溶接」の2点の連結で行われるので、連結強度も良好である。
本発明による連結構造において、溶接作業は、嵌合状態を提供する突片を利用するので、従来のような別部材(ネコ)を用いる必要がない。そして、突片の先端部を外側(ドア枠の開口部から離間する側)に位置する片に溶接するので、溶接焼けがドア枠の表面(一方の枠材が沓摺の場合には、当該沓摺の表面)に生じてしまうことがない。
本発明のドア枠の構造の実施形態について図面に基づいて説明する。図1に示すように、ドア枠は全体として、縦長方形状の形状を備えており、上枠1、下枠2、左右の縦枠3,4から組み立てられている。図2は、図1に示すドア枠の上枠部分の断面図、図3は、図1に示すドア枠の下枠部分の断面図、図4は、図1に示すドア枠の縦枠部分の断面図である。第1実施形態のドア枠において、上枠1の長さ方向の両端の傾斜縁と左右の縦枠3,4の上端の傾斜縁とが突き合わさった状態となっている。また、下枠2の長さ方向の両端と左右の縦枠3,4の下端は、図3、図4に示すように、下枠2の見付面が縦枠3,4の見付面に対して内側に位置した状態で突き合わされている。下枠2は、ステンレス製の沓摺である。
図5に示すように、上枠1は、水平方向に延出する長尺部材であって、開口部の開口幅方向に延出する下面部10と、下面部10の幅方向(長さ方向に直交する方向)両端縁より対向して立ち上がり状に延出する第1見付片11、第2見付片12と、第1見付片11、第2見付片12のそれぞれの上端側を水平状に折り曲げて形成された第1折曲片13、第2折曲片14と、を備えている。下面部10は、その幅方向に高さの異なる第1下面部100、第2下面部101とからなり、第1下面100と第2下面101との間には段部102が形成されている。
第1下面部100の長さ方向両端縁には、突片15が突成されている。同様に、第2下面部101の長さ方向両端縁には、突片16が突成されている。突片15は、先端側が台形状のガイド部となっており、基端側の一端には、突片15の突出方向と直交する方向に延びる嵌合溝Sが切り欠き形成されている。嵌合溝Sの開口側には拡開状のガイド部が形成されている。突片15は、第1下面部100と同じ板厚を備えており、第1下面部100の長さ方向端面から水平状に延出している。同様に、突片16は、先端側が台形状のガイド部となっており、基端側の一端には、突片16の突出方向と直交する方向に延びる嵌合溝Sが切り欠き形成されている。嵌合溝Sの開口側には拡開状のガイド部が形成されている。突片16は、第2下面部101と同じ板厚を備えており、第2下面部101の長さ方向端面から水平状に延出している。図5に示すように、突片15、突片16において、嵌合溝Sは同じ側に形成されている。突片15,16の形状については、突片24に係る後述の記載を援用することができるので、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、下枠2は、水平方向に延出する長尺部材であって、開口部の開口幅方向に延出する上面部20と、上面部20の幅方向(長さ方向に直交する方向)両端縁より対向して垂下状に延出する第1見付片21、第2見付片22と、第1見付片21の下端から水平状に折り曲げられた折曲片23、を備えている。尚、図10に示す下枠2では、さらに、第2見付片22の下端から水平状に折り曲げられた折曲片23Aが形成されている。上面部20は、その幅方向に高さの異なる第1上面200、第2上面201とからなり、第1上面200と第2上面201と間には段部202が形成されている。
第1上面部200の長さ方向両端縁には、突片24が突成されている。同様に、第2上面部201の長さ方向両端縁には、突片25が突成されている。突片24は、先端側が台形状のガイド部となっており、基端側の一端には、突片24の突出方向と直交する方向に延びる嵌合溝Sが切り欠き形成されている。嵌合溝Sの開口側には拡開状のガイド部が形成されている。突片24は、第1上面部200と同じ板厚を備えており、第1上面部200の長さ方向端面から水平状に延出している。図6の態様例では、一端側の突片24と他端側の突片24とは異なる形状を備えているが、上述の基本的な構成は同じである。同様に、突片25は、先端側が台形状のガイド部となっており、基端側の一端には、突片25の突出方向と直交する方向に延びる嵌合溝Sが切り欠き形成されている。嵌合溝Sの開口側には拡開状のガイド部が形成されている。突片25は、第2上面部201と同じ板厚を備えており、第2上面部201の長さ方向端面から水平状に延出している。図6に示すように、突片24、突片25において、嵌合溝Sは同じ側に形成されている。
突片24の構成について図8(A)を参照しつつ詳細に説明する。図8(A)に示す突片24の突出寸法は、図3、図6に示す突片24の突出寸法が異なるが、基本的な構成は同一である。突片24は、下面部200の端縁200Aに対して垂直状に延出する側縁240,241と、側縁240、241の先端側の傾斜縁242,243と、傾斜縁242,243の先端間に下面部200の端縁200Aと平行状に延出する先端縁244と、を備えている。さらに、側縁241の基端側には、下面部200の端縁200Aに平行して延びる嵌合溝Sが形成されている。嵌合溝Sが形成された側の側縁241の基端側には、嵌合溝Sの開口に位置して傾斜縁245が形成されており、嵌合溝Sの開口を拡開してなるガイド部を形成している。嵌合溝Sの開口に位置して傾斜縁245を形成することで、嵌合溝Sに対する部材の嵌合を容易にしている。突片25の形状については、突片24に係る記述を援用することができるので、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、縦枠3は、垂直方向に延出する長尺部材であって、開口部の開口高方向に延出する見込片30と、見込片30の幅方向(長さ方向と直交する方向)両端縁より対向状に延出する第1見付片31、第2見付片32と、第1見付片31、第2見付片32の延出端をそれぞれ折曲してなる第1折曲片33、第2折曲片34と、を備えている。見込片30は、第1見込面300、第2見込面301とからなり、第1見込面300と第2見込面301との間には段部302が形成されている。第1見込面300、第2見込面301の上端部位、下端部位には、突片15,16,24,25を挿入する挿入溝35,36,37,38が形成されている。第1見込面300、第2見込面301は縦枠3の内側(ドア枠の開口部側)に位置しており、第1折曲片33、第2折曲片34は縦枠3の外側(ドア枠の開口部から離間する側)に位置している。
もう一方の縦枠4の基本的構成は、縦枠3と同様であり、縦枠4は、垂直方向に延出する長尺部材であって、開口部の開口高方向に延出する見込片40と、見込片40の幅方向両端縁より対向状に延出する第1見付片41、第2見付片42と、第1見付片41、第2見付片42の延出端を折り曲げてなる第1折曲片43、第2折曲片44と、を備えている(図2、図3参照)。見込片40は、第1見込面400、第2見込面401とからなり、第1見込面400と第2見込面401との間には段部402が形成されている。第1見込面400、第2見込面401の上端部位、下端部位には、突片15,16,24,25を挿入する挿入溝45,46,47,48が形成されている。第1見込面400、第2見込面401は縦枠4の内側(ドア枠の開口部側)に位置しており、第1折曲片43、第2折曲片44は縦枠4の外側(ドア枠の開口部から離間する側)に位置している。
縦枠3の第1見込面300、第2見込面301の上端部位、下端部位に形成された挿入溝35,36,37,38、及び、縦枠4の第1見込面400、第2見込面401の上端部位、下端部位に形成された挿入溝45,46,47,48の寸法(溝幅寸法および溝の隙間)は、対応する突片15,16,24,25を受け入れ可能な寸法・形状となっていることは言うまでもない。図示の態様では、各突片15,16,24,25は水平状に延出しており、挿入溝35,36,37,38、45,46,47,48も縦枠3,4の見込面300,301,400,401に水平状に形成されている。また、挿入溝の一端側が開口状となっていてもよく、その場合は、突片の幅寸法が挿入溝の幅寸法よりも大きくてもよい。また、一つの態様では、上枠1、下枠2、縦枠3,4の板厚は1.6mmであり、嵌合溝Sの隙間は、1.7mm〜1.9mmである。
このように形成された上枠1、下枠2、縦枠3,4の仮組み立てについて、図9を参照しながら上枠1と縦枠3との仮連結に基づいて説明する。先ず、上枠1の下面部10の第1下面部100の長さ方向の端面100Aに突成された突片15を、縦枠3の第1見込面300に形成された挿入溝35に、端面100Aと第1見込面300が当接するまで挿入する。次いで、端面100Aと第1見込面300が当接した状態で、上枠1を挿入溝35の溝幅方向(水平方向)にスライド移動させることで、突片15の基端側に形成された嵌合溝Sが挿入溝35の一方の端縁に嵌合して嵌合状態となる。本実施形態では、上枠1には二つの突片15、16が形成されているので、実際には、突片15と挿入溝35の嵌合、突片16と挿入溝36との嵌合は同時に行われる。上枠1と縦枠4との仮組立ても同様の手順で行われる。
次に、下枠2と縦枠4との連結を図10乃至図12に基づいて説明する。下枠2の第1上面部200の長さ方向の端面200Aに突成された突片24、第2上面部201の長さ方向の端面201Aに突成された突片25を、縦枠4の第1見込面400に形成された挿入溝47、第2見込面401に形成された挿入溝48に、端面200Aと第1見込面400、端面201Aと第2見込面401が当接するまで水平方向に挿入する(図10、図11)。
次いで、図11の状態から、下枠2を挿入溝47,48の幅方向(水平方向)にスライドさせることで、突片24,25の基端側に形成された嵌合溝Sが挿入溝47,48の一方の端縁に嵌合して嵌合状態となって仮連結される(図12)。
同様に、下枠2と縦枠3との連結を説明する。先ず、下枠2の第1上面部200の長さ方向の端面200Aに突成された突片24,25を、縦枠3の第1見込面300に形成された挿入溝37,38に、端面200Aと第1見込面300が当接するまで挿入する。次いで、端面200Aと第1見込面300が当接した状態で、下枠2を挿入溝37,38の溝幅方向(水平方向)にスライド移動させることで、突片24,25の基端側に形成された嵌合溝Sが挿入溝37,38の一方の端縁(図8(B)における37A)に嵌合して嵌合状態となる。
上枠1、下枠2において突片15,16,24,25が形成される部位、縦枠3,4において挿入溝35,36,37,38,45,46,47,48が形成される部位の位置関係、及び、挿入溝Sの溝幅寸法は、上枠1、下枠2と縦枠3,4とを仮組立てした時に、すなわち、挿入溝に挿入させた突片をスライド移動させた後に、適正な突き合わせ位置となるような位置に予め形成される。一つの実施形態では、嵌合溝Sのスライド移動距離は3mm〜5mmであり、この距離の範囲内で各枠材の組立ての際に、見付面同士の位置合わせ調整ができる。また、嵌合溝Sと挿入溝35,36,45,46,37,38,47,48の端縁との嵌合状態において、枠材がスチールまたはステンレスの金属製で硬く、スプリングバックが生じる特性があることから、枠材に加工誤差が出ても多少ひずみが生じることで、上枠、下枠と縦枠がひきつけ合いながら隙間なく強固に嵌合できる。また、図示の実施形態では、各枠材の4つの角部において、それぞれ2箇所、合計8箇所の嵌合が行なわれるため対角寸法を出し易く、仮組立て作業を一人で行うことが可能となる。したがって、仮組立て時には、既に、枠材の端部同士の突き合わせが済んでいると共に、嵌合溝Sと挿入溝の端縁との嵌合状態によって付き合わせ状態が保持されているので、仮組立て後の溶接作業も一人で行うことができる。上枠1と縦枠3,4との固定は、突き合せ部を溶接することで行われる。
仮組立て時において、突片24の先端縁244は、折曲片33、折曲片43の内壁、突片25の先端縁254は、折曲片34の内壁、折曲片44の内壁に、それぞれ近接している(図3、図12参照)。すなわち、縦枠3側の突片24の突出寸法は、縦枠3の第1見込面300と折曲片33との間の寸法に略等しく、縦枠4側の突片24の突出寸法は、縦枠4の第1見込面400と折曲片43との間の寸法に略等しいように設計されている。縦枠3側の突片25の突出寸法は、縦枠3の第2見込面301と折曲片34との間の寸法に略等しく、縦枠4側の突片25の突出寸法は、縦枠4の第2見込面401と折曲片44との間の寸法に略等しいように設計されている。また、折曲片33,34,43,44の寸法は、突片24、25が当該折曲片の長さ方向にスライド移動した後において、突片24の先端縁244、突片25の先端縁245と、それぞれ近接対向する部位を確保できるような寸法に設計されている。
そして、突片24の先端縁244と、折曲片33の内壁、折曲片43の内壁との間、突片25の先端縁254と、折曲片34の内壁、折曲片44の内壁との間を溶接Wすることで、下枠2と縦枠3,4とが固定される。本発明に係る連結構造では、「突片の基端側の嵌合」と「突片の先端側の溶接」の2点の連結で行われるので、連結強度も良好である。突片24、25の先端縁244と折曲片33、34の内壁間を溶接することで、突片24,25が折曲片33,34側に引っ張られ、下枠2と縦枠3,4(端面200Aと第1見込面300)の隙間を小さくすることができる。しかも、縦枠3,4の折曲片33,34,43,44は縦枠3,4の外側に位置しており、建物開口部に設置された場合には、躯体内に位置して外部に露出することがないので、仮に溶接焼けが発生したとしても、溶接焼けが下枠2(沓摺)の表面に現れることはない。
本発明は、ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造に用いることができる。
第1の実施形態のドア枠の概略正面図である。 図1に示すドア枠の上枠部分の断面図である。 図1に示すドア枠の下枠部分の断面図である。 図1に示すドア枠の縦枠部分の断面図である。 上枠を下側から見た図、及び、側面図である。 下枠を上側から見た図、及び、側面図である。 一方の縦枠を側面から見た図、及び、断面図である。 (A)は突片の拡大図、(B)は突片の嵌合溝と挿入溝の端縁の被嵌合部との嵌合状態を示す図である。 上枠に形成した突片と縦枠に形成した挿入溝との嵌合を説明する図である。 縦枠の下端部位に下枠の端部を挿入させる前の状態を示す斜視図である。 図11の状態から、下枠の突片が縦枠の挿入溝に挿入された状態を示す斜視図である。 図11の状態から、下枠を縦枠に対してスライドさせて仮連結した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 上枠
2 下枠
3 縦枠
4 縦枠
15,16,24,25 突片
35,36,37,38,45,46,47,48 挿入溝
S 嵌合溝
W 溶接

Claims (3)

  1. ドア枠における横枠材と縦枠材の連結構造において、
    いずれか一方の枠材の長さ方向端部には突片が突成され、
    いずれか他方の枠材の内側に位置する見込面には前記突片が挿入される挿入溝が形成され、
    前記一方の枠材において、前記突片の基端側には、前記挿入溝の溝幅方向に延びる嵌合溝が形成されており、前記挿入溝に挿入された当該突片は、前記挿入溝の溝幅方向に移動することで当該嵌合溝が前記挿入溝の溝幅方向の端縁に嵌合可能となっており、
    前記他方の枠材は、前記見込面に対向離間して外側に位置する片を備えており、
    前記嵌合溝と前記挿入溝の前記端縁との嵌合状態において、前記一方の枠材の突片の先端部を前記外側に位置する片に溶接してなる、連結構造。
  2. 前記嵌合状態において、前記突片は、前記突片の先端部が前記外側に位置する片に近接するような突出寸法を備えている、請求項1に記載の連結構造。
  3. 前記一方の枠材は下枠であり、
    前記他方の枠材は縦枠であり、前記縦枠の見付面の幅方向内側には、前記見込面が形成されており、前記縦枠の見付面の幅方向外側には、前記見込面と対向する折曲片が形成されており、
    前記突片の先端部は前記折曲片の内壁に溶接されている、請求項1,2いずれかに記載の連結構造。
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