JP2006153266A - ジョイント構造 - Google Patents

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明彦 長坂
Yujiro Takano
裕二郎 高野
稔 ▲横▼内
Minoru Yokouchi
Kenichi Tsukahara
憲一 塚原
Hiroshi Kuriyama
弘 栗山
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Abstract

【課題】容易に組み立てられると共に、強度面および精度面で優れ、かつコストを低減できるパイプ部材のジョイント構造を提供すること。
【解決手段】 中空部41を具備する複数の金属製のパイプ部材40が接合されるジョイント構造であって、隣り合うパイプ部材40の中空部41に挿入されるジョイント部材10と、パイプ部材40とジョイント部材10とを互いに係止させる係止部材50と、隣り合うパイプ部材40の間に位置し、これらの縁部40aに接触すると共に、隣り合うパイプ部材40の隙間に設けられる緩衝部材60と、を具備している。また、ジョイント部材10には、中空部41に挿入される挿入部と、挿入部に設けられ、係止部材50を当接させることにより、該挿入部のパイプ部材40に対する位置決め固定が為される位置決め固定部32が設けられていると共に、パイプ部材40には、係止部材50を係止させる係止孔42が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプ部材を接合するためのジョイント構造に関する。
例えばクリーンルーム等の構造体を組み立てる際の骨格材料として、ステンレス等の金属を材質とする中空角パイプが一般的に用いられている。中空角パイプは、板状の金属部材が折り曲げられると共に折り曲げの隙間部分が溶接にて接合されている。このような中空角パイプは、広く市販されている。かかる中空角パイプを用いて上述の構造体を組み立てる場合、現状では中空角パイプ同士を溶接により接合している。
また、中空角パイプ同士を接合するための手法が、種々考案されている。このうち、特許文献1には、中空角パイプの切り欠き角度を左右で異なる状態で裁断して切欠部を形成し、その後屈曲接合部が形成される状態に屈曲部を折り曲げた後に、レーザ光線を介して該屈曲接合部を接合する手法が開示されている。また、特許文献2には、中空角パイプに切欠部を形成し、2本の中空角パイプの切欠部同士が嵌合する状態で溶接すると共に、上述の特許文献1記載のような屈曲/溶接による中空角パイプの接合方法が開示されている。
特開平08−309430号公報(要約、段落番号0011、図4参照) 特開平09−253757号公報(段落番号0018、0022、図4〜図8参照)
ところで、溶接により2つの中空角パイプを接合した場合、その表面には溶加材等が盛り上がり隆起部分が形成されるのが通常である。そのため、該隆起部分をグラインダー等で除去した後、作業者が仕上げ加工を行う場合が多い。かかる仕上げ加工においては、通常、バフを用いたバフ磨きが行われる。バフ磨きにおいては、バフにコンパウンドをつけて、表面を磨き上げている。ところが、かかるバフ磨きを行うと、コンパウンドおよび磨き時の金属微粒子を成分とする、バフ粉が構造体に付着してしまう。
ここで、構造体を上述のクリーンルームに設置する場合、該構造体には、バフ粉がほとんど完全に除去されていることが望まれている。特に、近年は、超微細パターンの形成等のため、構造体に要求されるクリーン度が一段と高まっており、バフ粉の完全除去が望まれている。しかしながら、バフ磨きにより生じるバフ粉は、エタノール等の薬液を用いて拭き取りする等によっても、完全に除去することが困難である。すなわち、溶接後の構造体は、各方向への寸法が大きくなっている。そのため、かかる大きな構造体に対して、バフ粉等が付着している構造体の各部分(タッピング等によるネジ孔部分も含む)に対して拭き取り作業を行い、バフ粉を除去することは、非常に困難である。そのため、バフ粉が発生する、溶接を行わないようにするのが望ましい。
また、溶接は、溶接箇所の全周に亘って均等に行われる必要があり、しかも、溶接箇所には、温度変化(冷却)に伴なって変形が生じる場合がある。しかしながら、かかる均等な溶接を行ったり、溶接時の温度変化に対処するためには、溶接作業に熟練を要し、さもないと2つのパイプ部材の間で曲がりやねじれが生じる等の問題がある。ここで、溶接に熟練した作業者が溶接作業を行えば、かかる問題発生を低減できるが、熟練した作業者は、年々減少しており、確保し難くなっているという問題もある。
さらに、上述の溶接を行う場合、接合精度を出すために、製作される構造体の形状等に合わせた専用冶具が必要となるが、かかる専用冶具は、他のタイプの構造体に対して再利用することが難しい。また、溶接を行うと、仕上げ加工、および溶接ムラ等によって、溶接箇所の肉厚にバラツキが生じることが多い。その場合、溶接箇所の肉厚寸法が小さい(薄い)箇所が形成される場合もあり、当該箇所に対する外部衝撃の負荷によって、溶接箇所に割れが生じる、という問題もある。
また、構造体を設置する場所(環境)の中には、溶接を行えない場所も多く、現状では構造体を組み立てた後に、搬送するケースも多い。しかしながら、構造体は、大きなサイズを有しているのが通常であり、該構造体の搬送にコストがかかる、という問題も生じている。
なお、上述の特許文献1および2では、中空角パイプを所定の長さに切断し、または切欠部を形成し、その後に溶接により中空角パイプ同士を接合している。そのため、上述した各課題は、解決されていない。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、容易に組み立てられると共に、強度面および精度面で優れ、かつコストを低減できるパイプ部材のジョイント構造を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、中空部を具備する複数の金属製のパイプ部材が接合されるジョイント構造であって、隣り合うパイプ部材に対して、それぞれの中空部に挿入されるジョイント部材と、パイプ部材とジョイント部材とを互いに係止させる係止部材と、隣り合うパイプ部材の間に位置し、これらパイプ部材の縁部に接触すると共に、隣り合うパイプ部材の隙間に設けられる緩衝部材と、を具備し、ジョイント部材には、中空部に挿入される挿入部と、挿入部に設けられ、係止部材を当接させることにより、該挿入部のパイプ部材に対する位置決め固定が為される位置決め固定部と、が設けられていると共に、パイプ部材には、係止部材を係止させる係止孔が設けられているものである。
このように構成した場合には、ジョイント部材が、2つのパイプ部材の中空部に差し掛かる状態で配置される。この場合、緩衝部材が隣り合うパイプ部材の間に位置する状態としておく。この状態で、係止孔に係止部材を挿通させると共に、該係止部材を位置決め固定部に当接させる。すると、係止部材を介して、ジョイント部材とパイプ部材とが互いに係止される状態となる。
このようにすれば、2つのパイプ部材は、ジョイント部材を介して接合される状態となる。このようにすれば、溶接を行わずに、該2つのパイプ部材を接合することができる。そのため、溶接に際して、バフ磨き等を行わずに済み、バフ粉の発生を防止することが可能となる。それによって、パイプ部材を連結することにより構成される構造体を、クリーンルーム等の塵埃の管理が厳しい場所に設置することが可能となる。また、溶接を行わないため、それに伴なう職人技術が不要となり、しかも職人技術によらずとも接合精度を出すことができる。また専用冶具も必要とせずに済む。さらに、構造体を現地で組み立てることができるため、搬送コストも安価となる。また、強度面でのバラツキが生じるのを抑えることができる。また、緩衝部材が隣り合うパイプ部材の間に位置する状態となる。このように、緩衝部材が介在することにより、隣り合うパイプ部材の間に存在する隙間を塞ぐことが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、係止部材は、ネジ部材であり、係止孔は、ネジ孔であると共に、位置決め固定部は、挿入部の幅方向に向かって延伸し、かつネジ部材が押し付けられる溝部としたものである。
このように構成した場合には、パイプ部材に存在するネジ孔にネジ部材を捻じ込むことが可能となり、それにより、ネジ部材を溝部に押し付けることができる。そのため、ネジ部材の捻じ込みだけで、ジョイント部材を介してパイプ部材を複数連結させることができ、パイプ部材から構成される構造体を簡単に製作することが可能となる。また、強度面でのバラツキを抑えることも可能となる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ネジ部材は、開口部分を有すると共にこの開口部分が幅狭部となっている有底の筒状部と、該筒状部の内部に設けられている付勢手段と、付勢手段によって付勢力が与えられる状態で筒状部の開口部分に位置し、かつ幅狭部により筒状部の内部からの飛び出しが防止される球部材と、を具備し、球部材は、付勢手段からの付勢力によって幅狭部に係止される状態で開口部分から飛び出すと共に、この飛び出しにより、球部材は、溝部に対して付勢力を有する状態で押し付けられ、球部材の溝部に対する押し付けによって、パイプ部材に対するジョイント部材の位置決め固定が為されるものである。
このように構成した場合には、ネジ部材を捻じ込むと、該ネジ部材の球部材が、溝部に押し付けられる。この場合、球部材は、溝部への押し付けにより、付勢手段による付勢力に抗しながら筒状部の内部に向かって引っ込む。この場合、ネジ部材とジョイント部材との間には付勢力が作用する。そのため、ジョイント部材とパイプ部材の中空部の内壁面との間にガタ付きが生じていても、該球部材の押し付けにより解消することが可能となる。また、ネジ部材をネジ孔に捻じ込むだけで、溝部に対して球部材が押し付けられ、ジョイント部材とパイプ部材との間の位置決めを簡単に行うことができる。また、球部材は、溝部に点接触する。このため、球部材は溝部に対して強く押し付けることができ、パイプ部材に対するジョイント部材の位置決めを、確実かつ良好に行うことができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、係止部材は、ネジ部材であり、パイプ部材には、挿通孔が設けられていると共に、位置決め固定部は、ネジ部材が捻じ込まれるネジ孔としたものである。
このように構成した場合には、パイプ部材の挿通孔に対してネジ部材を挿通させ、その後ネジ部材をジョイント部材のネジ孔に捻じ込む。それにより、ネジ部材がジョイント部材に対して固定され、該ネジ部材を介してパイプ部材とジョイント部材とを強固に固定することができる。そのため、ネジ部材の捻じ込みだけで、ジョイント部材を介してパイプ部材を複数連結させることができ、パイプ部材から構成される構造体を簡単に製作することが可能となる。また、強度面でのバラツキを抑えることも可能となる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、緩衝部材は、隣り合うパイプ部材の間において、弾性変形する状態で介在するものである。このように構成した場合には、緩衝部材が弾性変形する状態で介在するため、隣り合うパイプ部材の間に生じる隙間を確実に塞ぐことができる。それにより、当該隙間に塵埃が入り込むのを防ぐことができる。このため、ジョイント構造を用いて組み立てられる構造体が、クリーンルーム等の清浄度を要求される雰囲気において、塵埃の発生源となるのを防ぐことができる。また、緩衝部材が弾性変形することにより、隣り合うパイプ部材の間において、ガタ付きを防止することができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ジョイント部材には、該ジョイント部材の外面の他の部分よりも窪んでいる第2の溝部が設けられていると共に、この第2の溝部には、隣り合うパイプ部材のそれぞれの縁部が対向する状態で位置し、かつ該第2の溝部には緩衝部材も位置すると共に、緩衝部材は、隣り合う縁部により押し込まれて弾性変形し、この弾性変形による変形部分が第2の溝部に入り込むものである。
このように構成した場合には、第2の溝部には、隣り合うパイプ部材のそれぞれの縁部が差し掛かる。加えて、第2の溝部には、緩衝部材が位置する。この場合、緩衝部材は、それぞれパイプ部材の縁部により押し込まれて弾性変形するが、かかる変形部分は、第2の溝部に入り込む。それにより、当該変形部分がパイプ部材の外面よりも余分に飛び出すのを防止でき、外観上良好になる。また、飛び出しを防止することにより、緩衝部材が損傷するのを低減することができる。
さらに、他の発明は、ジョイント部材には、ベース部が設けられていると共に、挿入部は、このベース部から少なくとも2方向に向かって延伸しているものである。
このように構成した場合には、挿入部は、少なくとも2方向に向かいベース部から延伸した構成となる。このため、ベース部は、パイプ部材の中空部には挿入されずに、連結されるパイプ部材の間に位置する状態となる。また、挿入部が3方向以上に延伸している場合には、1つのジョイント部材を用いて、3本のパイプ部材を連結することが可能となる。
また、他の発明は、ジョイント部材は、ベース部に対する挿入部の取り付けおよび取り外しを自在としているものである。このように構成した場合には、ベース部に対して挿入部が取り付け自在に設けられているため、ジョイント部材の設置部位に応じて、連結されるパイプ部材の本数および連結方向を種々変更することができる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、挿入部は、ベース部から延伸する方向のそれぞれに1つずつ設けられると共に、これら延伸する挿入部は、その全てが同一形状に設けられているものである。このように構成した場合には、全ての挿入部を同一部品化することができる。そのため、挿入部の生産コストを削減することが可能となる。また、ベース部に挿入部を取り付ける際の作業性を向上させることが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、ジョイント部材の先端には、該先端に向かうにつれて幅狭となると共にパイプ部材の中空部に対する差し込みをガイドするテーパ部が設けられているものである。このように構成した場合には、ジョイント部材を中空部に差し込み易くなる。そのため、構造体を組み立てる際の作業性を向上させることができる。
本発明によると、ジョイント構造を用いることで、パイプ部材を容易に接合することができる。また、強度面および精度面で優れた接合を実現でき、かつコストを低減することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係るジョイント構造について、図1から図5に基づいて説明する。図1は、ジョイント構造を用いてパイプ部材40を接合するイメージを示す分解斜視図である。また、図2は、ジョイント構造のうちジョイント部材10の構成を示す斜視図である。さらに、図3は、ジョイント部材10を用いてパイプ部材40を接合した状態を示す斜視図である。また、図4は、ネジ部材50の構成を示す断面図である。また、図5は、ジョイント構造におけるネジ部材50の取付態様を示す図であり、(a)は側断面図、(b)はパイプ部材40の内部を透視した状態を示す平面図である。
なお、以下の説明においては、ジョイント構造とは、2つ以上のパイプ部材40を、ジョイント部材10、ネジ部材50および緩衝部材60を用いて、連結する構造を指す。
図1および図2に示すジョイント部材10は、その外観が略直方体形状を為している。ジョイント部材10は、例えばステンレス(SUS)等の金属部材を材質として形成されている。なお、ジョイント部材10は、その材質がステンレスに限られるものではなく、アルミニウムまたはアルミニウム合金等、種々の金属を材質とすることができる。また、ジョイント部材10の材質は、金属に限られるものではなく、樹脂部材等、種々の材質を用いることが可能とである。
ジョイント部材10は、例えば角柱部材を切削する等により、形成されるものである。このジョイント部材10は、図1に示す中空角パイプ(以下、パイプ部材40とする。)の中空部41に挿入される。ここで、ジョイント部材10のうち、周方向における四隅部分には、溝部21が設けられている。溝部21は、ジョイント部材10の長手に沿うように設けられていると共に、側面を突っ切り、開放した状態となっている。溝部21は、本実施の形態では、ジョイント部材10の周方向における四隅部分にそれぞれ設けられていて、合計4つ設けられている。
この溝部21は、パイプ部材40の中空部41に存在する、溶接による肉盛り部分を逃がすための部分である。すなわち、パイプ部材40は、金属の板状部材の折り曲げ、溶接等により形成されるが、通常、中空部41には隆起している肉盛り部分(不図示)が残存した状態となっている。そのため、溝部21の存在により、ジョイント部材10は肉盛り部分を逃がすことが可能となっている。
また、ジョイント部材10のうち、その外周側の表面は、中空部41の内面に当接する当接面22となっている。当接面22は、ジョイント部材10のうち、最も外方側(外周側)に向かって突出している部分である。また、当接面22は、ジョイント部材10を構成する外面のうち、最も大面積に設けられている部分である。
なお、本実施の形態では、ジョイント部材10には、後述する幅狭の案内固定部30が設けられている。そのため、当接面22のうち、互いに対向する当接面22a,22cは、それとは略90度を為す当接面22b,22dよりも、案内固定部30が存在する分だけ小面積に設けられている。なお、本実施の形態では、ジョイント部材10のうち、後述する中央溝24を挟んだそれぞれの部分が、挿入部に対応する。
また、ジョイント部材10の長手方向の中央部分には、当接面22を横切る、第2の溝部に対応する中央溝24が設けられている。中央溝24は、ジョイント部材10の長手方向に直交する状態で、ジョイント部材10を1周するように設けられている。この中央溝24の存在により、当接面22は、長手方向において2つに分割されている。この中央溝24には、後述する緩衝部材60が位置し、該緩衝部材60が変形した場合に入り込ませることを可能としている。
また、ジョイント部材10の長手方向の両端部分には、案内固定部30が設けられている。案内固定部30は、中空部41へのジョイント部材10の差し込みをガイドするものである。かかる差し込みをガイドするために、案内固定部30のうち、最も端部側の部分には、テーパ部31が設けられている。テーパ部31は、その先端側に向かうにつれて、当接面22aおよび当接面22cがそれぞれ為す平面から離間するように設けられている。そして、中空部41への挿入時には、テーパ部31が中空部41の縁部40aと距離を有する状態で挿入可能となる。それによって、ジョイント部材10が中空部41に挿入し易くなっている。
また、本実施の形態では、案内固定部30には、テーパ部31の終端部分に隣接するように、位置決め固定部としての固定V溝32が設けられている。本実施の形態では、固定V溝32は、ジョイント部材10の幅方向を突っ切るように形成されている。また、ジョイント部材10を側方から見ると、固定V溝32は、その外観が略V字形状を為している。すなわち、固定V溝32を構成する斜面は、当接面22a,22cに対して、所定角度(好ましくは、45度)を為している。また、固定V溝32は、後述するネジ部材50の先端が押し付けられる部分である(図5参照)。それによって、ジョイント部材10の中空部41における位置決めが為される。なお、固定V溝32は、ジョイント部材10の長手方向の両端に設けられているテーパ部31に隣接するため、2つ設けられている。
なお、ジョイント部材10は、中央溝24の長手方向における中央部分から該ジョイント部材10の先端部分までの長さ寸法が、該ジョイント部材10の幅寸法(当接面22aと当接面22c、および当接面22bと当接面22dとの間の寸法)の2倍以上であれば、隣り合う2つのパイプ部材40を安定的に連結することができる。しかしながら、中央溝24の長手方向における中央部分から該ジョイント部材10の先端部分までの長さ寸法は、ジョイント部材10の幅寸法の2倍以上に限られるものではなく、2倍以下であっても良い。
次に、パイプ部材40の構造について説明する。図2に示すパイプ部材40は、中空角パイプであり、冷間圧延ステンレス鋼帯を素材とし、該鋼帯を折り曲げると共に、例えばTIG(イナートガスタングステンアーク)溶接または高周波誘導溶接により、断面が中空角形状となるように造管した管部材である。また、パイプ部材40は、例えばレーザ加工装置を用いて切断されることにより、縁部40aが形成される。なお、この縁部40aが為す平面は、パイプ部材40の長手方向に対して、略垂直を為している。
このパイプ部材40には、その長手方向に沿って内部を貫く空間部分である、中空部41が設けられている。また、パイプ部材40には、係止孔に対応するネジ孔42が設けられている。ネジ孔42は、ネジ部材50を捻じ込まれる部分である。本実施の形態では、ネジ孔42には、ネジ山が形成されており、ネジ部材50を螺合することを可能としている。なお、本実施の形態では、ネジ孔42は、中央溝24がパイプ部材40の端部に差し掛かる状態(例えば、パイプ部材40が、中央溝24を覆わない状態で、該中央溝24の側縁とパイプ部材40の側縁とが略面一となる状態)において、固定V溝32に対応する部位に設けられている。それにより、ネジ孔42にネジ部材50を捻じ込むと、ネジ部材50の頭部が固定V溝32に押し付けられ、パイプ部材40に対するジョイント部材10の位置決めが為される。
また、上述のネジ孔42は、パイプ部材40の外周面のうち、互いに平行を為す2つの外周面に設けられている。しかしながら、固定V溝32がジョイント部材10を囲むように設けられている場合には、ネジ孔42もパイプ部材40を構成する4つの外周壁の全てに設けるようにしても良いし、1つの外周壁のみに設けるようにしても良い。また、筒状部51のうち、球部材53とは逆側の上底側には、ドライバー溝54aが設けられている。なお、このドライバー溝54aは、プラス溝またはマイナス溝のいずれでも良い。また、ドライバー溝54aが設けられている上底のうち、外周側には、筒状部51の他の部分よりも外径側に向かって突出する、鍔部54bが設けられている。なお、鍔部54bは、上底側に向かうにつれて大径となるように設けられていて、ドライバーでネジ部材50を捻じ込んだ場合、中空部41に対する球部材53の突出位置が規定される。なお、球部材53の突出位置は、ジョイント部材10を中空部41に差し込んだ場合に、該球部材53が固定V溝32に良好に係止される位置となっている。
また、ネジ孔42には、係止部材としてのネジ部材50が捻じ込まれる。このネジ部材50は、いわゆるポコピン機構を備えている。すなわち、図4に示すように、このネジ部材50は、筒状部51の内部に、付勢手段としてのバネ52を内蔵していると共に、先端部分に球部材53を備えている。ここで、ネジ部材50の筒状部51の内部には、孔部51aが形成されていて、この孔部51aには、バネ52が内蔵されている。また、孔部51aの開口側には、球部材53が位置する。球部材53は、バネ52に接触して、孔部51aの開口側から飛び出す付勢力を受ける。また、孔部51aの開口部分は、かしめ等によって細径に形成されている。この開口部分は、球部材53よりも小径となるように狭められている。それによって、球部材53は、開口部分から抜けることがなく、球部材53の先端側のみが飛び出した状態となる。
なお、図4の開口部分の形状は、通常の切削加工でも形成可能な形状である。また、この図4に示すように、開口部分の側からバネ52と球部材53を入れた後に、開口部分をかしめるようにしても良いが、開口部分の逆側から、球部材53、バネ52の順番に孔部51aに挿入し、該孔部51aのうち開口部分の逆側をかしめ、該かしめにより球部材53やバネ52の抜け止めとなるようにしても良い。
なお、球部材53は、その飛び出し部分が固定V溝32等に押し付けられると、バネ52の付勢力に抗して、孔部51aの奥側に引っ込むことを可能としている。また、筒状部51の内部側に引っ込むことにより、球部材53は、該筒状部51の径方向に若干移動可能となる。この移動により、固定V溝32を構成する2つの斜面に対して共に接触する、2点接触を行える範囲を増大させていて、固定の確実化に貢献している。また、ネジ部材50の外周側には、通常のネジと同様に、ネジ山が形成されたネジ部51bが設けられている。
図1に示すように、隣接するパイプ部材40の間には、緩衝部材60が介在する。緩衝部材60は、例えばシリコンゴム(SR)等の弾性部材を材質として形成されていて、その平面形状が枠形状を為すように形成されている。すなわち、緩衝部材60は、パイプ部材40の正面に平行な平面で該パイプ部材40を切断した断面形状と略同一形状を為している。
ここで、緩衝部材60の材質としては、上述のシリコンゴムには限られず、弾性を有するものであれば、種々の材質を用いることが可能であり、用途に応じて使い分けることが可能である。緩衝部材60の材質を例示すれば、ゴム類、エラストマー類、スポンジ類が挙げられる。ゴム類としては、天然ゴム(NR)、クロロピレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPT)、ウレタンゴム(UR)、フッ素ゴム(FR)、導電性ゴムシート、マグネットラバー、放熱性ゴムシート、放熱性ゲルシート等が挙げられる。また、スポンジ類としては、カラーフォーム、モルトプレン、P・E−ライト、プレススポンジ、高機能フォーム、ゴムスポンジ、シリコンスポンジ、Vシート、ポロン、カテキンフォーム等がある。
その他、テープ類、導電性の両面テープ、絶縁テープ(ポリエステル系、ガラスクロス系等)、シート・フィルム類等を、緩衝部材60の材質としても良い。なお、緩衝部材60として、シリコンゴムを選択した場合には、耐熱性が良好となる。また、エチレンプロピレンゴムを選択した場合には、耐オゾン性が良好となる。また、フッ素ゴムを選択した場合には、耐薬品性が良好となる。
なお、緩衝部材60の枠部分の幅寸法(肉厚寸法)は、パイプ部材40の外壁の厚み寸法よりも大きく設けられる。それによって、パイプ部材40の縁部40aに緩衝部材60を良好に当接させることを可能としている。また、本実施の形態では、ジョイント部材10によりパイプ部材40を取付固定した場合、該ジョイント部材10での取付固定により隣り合う2つのパイプ部材40の間には、隙間S(図3参照)が存在している。そして、この隙間Sに緩衝部材60が介在することにより、中空部41が外部から塞がれる状態となる。なお、隙間Sに緩衝部材60が介在する場合、隣り合うパイプ部材40の縁部40aに押されることにより、該緩衝部材60が弾性変形するように、ネジ孔42を形成する位置、および固定V溝32を形成する位置等の寸法設定が為されている。
また、緩衝部材60は、予め所定の寸法だけ、弾性変形するように設けられている。すなわち、ジョイント部材10の寸法のバラツキ、パイプ部材40のネジ孔42から縁部40aまでの寸法のバラツキを予め考慮して公差計算を行い、多少の寸法のバラツキが生じても、緩衝部材60が弾性変形するように設定されている。また、中空部41とジョイント部材10との間でも、同様に寸法のバラツキを考慮して公差計算を行い、該寸法にバラツキが生じても、中空部41に対して、ジョイント部材10を良好に挿入可能としている。
また、図1〜図3においては、2つのパイプ部材40を直線状に連結する場合のジョイント部材10について示している。しかしながら、ジョイント部材10は、2つのパイプ部材40を直線状に連結する構成には限られない。その例を、図6に示す。この図6に示すジョイント部材11は、略直角に折れ曲がっている。なお、以下の説明においては、折れ曲がっているそれぞれの部分を、第1柱状部110および第2柱状部111とする。
図6に示す構成では、第1柱状部110は、図7に示す切欠部43を具備するパイプ部材40の中空部41に対して挿入される。また、第2柱状部111は、切欠部43を具備しない、図1に示す通常のパイプ部材40の中空部41に挿入される。加えて、切欠部43には、ジョイント部材11の折れ曲がり部分が挿入される。それにより、ジョイント部材11を用いて2つのパイプ部材40を連結すると、図8に示す状態となる。
なお、図6に示すジョイント部材11は、緩衝部材60は、切欠部43の周縁部分に位置すると共に、該切欠部43のないパイプ部材40の縁部40aに当接する。それによって、図8に示す状態となる。また、図6に示すジョイント部材11においては、中央溝24のうち、第1柱状部110側の端部は、緩衝部材60の当接に対応させて、切欠部43の存在するパイプ部材40の外周面と面一となるように設けられている。
このように構成したジョイント部材11を用いれば、パイプ部材40を略直角に連結することが可能となる。なお、図6に示すジョイント部材11の第2柱状部111は、1つのみ設けられている。しかしながら、第2柱状部111は、1つのみ設けられる構成には限られず、2つ以上設けるようにしても良い。すなわち、図6に示すジョイント部材11の第2柱状部111は、図6におけるXYZ座標のうち、Y座標の正方向のみに向かって延伸しているが、第2柱状部111は、Y座標の負方向、Z座標の正方向、Z座標の負方向に、それぞれ延伸するようにしても良い。
また、2つ以上の第2柱状部111を設ける場合、いずれかの第2柱状部111を、X座標の負方向に設けるようにしても良い。なお、第1柱状部110と第2柱状部111とを組み合わせると、最大6つのパイプ部材40を連結することが可能となる。また、ジョイント部材11のうち、第1柱状部110の長手方向の端面のうち、第2柱状部111側に近い端面(図7において、ジョイント部材11を差し込む開口部分)は、ジョイント部材11を挿入した後も、開口状態となる。そこで、この開口状態をなくすべく、金属板やテープ等の閉塞部材を取り付けるようにしても良い。
以上のような構成を有するジョイント部材10を用いる場合、まず、ネジ部材50をパイプ部材40に対して、鍔部54bが突き当たるまで捻じ込んでおく。すると、球部材53がジョイント部材10の嵌め込みに適した寸法だけ、中空部41に向かって突出する状態となる。その後、パイプ部材40の中空部41に対して、ジョイント部材10を挿入する。この場合、中央溝24に緩衝部材60が差し掛かる状態にしておき、一方側のテーパ部31および他方側のテーパ部31から、それぞれパイプ部材40の中空部41に挿入する。このとき、球部材53が、固定V溝32に対して、いわばパッチンとワンタッチで嵌まり込む。このとき、球部材53が固定V溝32に押し付けられる状態とする。
この場合、2つのパイプ部材40における、計4つのネジ孔42に対して、ネジ部材50を捻じ込む。すると、球部材53が固定V溝32に押し付けられて、バネ52の付勢力に抗する状態となる。この場合、ネジ孔42は、パイプ部材40およびジョイント部材10の中心線を挟んで、互いに対向する位置に存在するため、パイプ部材40の内部におけるジョイント部材10の位置決めが為される。また、2つのパイプ部材40のそれぞれにおいて、ネジ部材50がネジ孔42に捻じ込まれると、緩衝部材60は、それぞれのパイプ部材40の縁部40aにより押し潰されて、弾性変形する。それにより、隙間Sは、緩衝部材60の弾性変形によって塞がれる状態となる。
なお、上述のように、ジョイント部材10をワンタッチで嵌め込むようにはせずに、中空部41にジョイント部材10を挿入し、ネジ孔42と固定V溝32との位置合わせを行い、その後に、ネジ孔42にネジ部材50を捻じ込むようにしても良い。
以上のようにして、パイプ部材40同士の連結が終了する。その後、順次他のパイプ部材40を、ジョイント部材10を介して連結すれば、パイプ部材40をフレーム(骨格)とする構造体が完成する。
このような構成のジョイント部材10によれば、ジョイント部材10(ジョイント部材11を含む)を介して、2つの(またはそれ以上の)パイプ部材40を連結することが可能となる。この場合、溶接を行わずに、2つの(またはそれ以上の)パイプ部材40を接合することができる。そのため、溶接に際して、バフ磨き等を行わずに済み、バフ粉の発生を防止することが可能となる。
かかるバフ粉の発生を防ぐことにより、パイプ部材40の連結により構成される構造体を、クリーンルーム等の如く、ごく微小量の塵埃の付着も許されないような、塵埃の管理が厳しい場所に設置することが可能となる。また、溶接を行わないため、それに伴なう職人技術が不要となり、しかも職人技術によらずとも接合精度を出すことができる。また専用冶具も必要とせずに済む。さらに、構造体を現地で組み立てることができるため、搬送コストも安価となる。また、強度面でのバラツキが生じるのを抑えることができる。また、緩衝部材60が隣り合うパイプ部材40の間に位置する状態となる。このように、緩衝部材60が介在することにより、隣り合うパイプ部材40の間に存在する隙間Sを塞ぐことが可能となる。
また、本実施の形態では、ネジ孔42にネジ部材50を捻じ込むことにより、ジョイント部材10の位置決め固定を行っている。それにより、パイプ部材40とジョイント部材10とを強固に固定することができる。このように、ネジ部材50の捻じ込みだけで、ジョイント部材10を介してパイプ部材40を複数連結させることができ、パイプ部材40から構成される構造体を簡単に製作することが可能となる。また、強度面でのバラツキを抑えることも可能となる。また、上述のように、ネジ部材50には、鍔部54bが設けられており、鍔部54bが当接するまでネジ部材50を捻じ込めば、ジョイント部材10の挿入に対応した分だけ、球部材53の先端が中空部41に対して突出する。そのため、ジョイント部材10を中空部41に差し込むだけで、該ジョイント部材10とパイプ部材40との間の位置決めをワンタッチで行うことが可能となる。このため、溶接によりパイプ部材40が連結されている場合と比較して、パイプ部材40の取付作業が飛躍的に簡単になり、作業性/メンテナンス性を向上させることが可能となる。
さらに、隣り合うパイプ部材40の間には、緩衝部材60が配置されていて、該緩衝部材60が、隣り合うパイプ部材40の間において、弾性変形する状態で介在する。このため、隣り合うパイプ部材40の間に生じる隙間Sを確実に塞ぐことができる。それにより、当該隙間Sに塵埃が入り込むのを防ぐことができる。このため、ジョイント部材10等のジョイント構造を用いて組み立てられる構造体が、クリーンルーム等の清浄度を要求される雰囲気の内部において、塵埃の発生源となるのを防ぐことができる。また、緩衝部材60が弾性変形することにより、隣り合うパイプ部材40の間において、ガタ付きを防止することができる。
また、ジョイント部材10には、中央溝24が設けられている。しかも、該中央溝24には、パイプ部材40の縁部40aが差し掛かる。そのため、隣り合うパイプ部材40の間に位置する緩衝部材60は、双方の縁部40aにより押し込まれて弾性変形し、この弾性変形による変形部分が中央溝24に入り込む。そのため、緩衝部材60の変形部分が、パイプ部材40の外面よりも余分に飛び出すのを防止でき、外観上良好になり、塵埃も付着し難くなる。また、飛び出しを防止することにより、緩衝部材60が損傷するのを低減することができる。
さらに、ジョイント部材10の先端には、テーパ部31が設けられている。そのため、ジョイント部材10を中空部41に差し込み易くなり、構造体を組み立てる際の作業性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図9に基づいて説明する。本実施の形態においては、ジョイント部材12の構成が、上述の第1の実施の形態におけるジョイント部材10とは異なっている。なお、以下の説明においては、上述の第1の実施の形態におけるジョイント部材10と同様の部分については、同様の符号を付して説明する。
図9に示すジョイント部材12は、第1の実施の形態におけるジョイント部材10と比較すると、案内固定部30が存在していない。そのため、本実施の形態におけるジョイント部材12は、当接面22が、パイプ部材40の内壁面に直接接触する状態で、中空部41に挿入される。
また、本実施の形態のジョイント部材12には、固定V溝32が設けられていない。その代わり、当接面22から下方に向かうように、位置決め固定部に対応する固定用ネジ孔25が形成されている。固定用ネジ孔25には、ネジ山が形成されており、後述するネジ部材55の捻じ込みにより、パイプ部材40がジョイント部材12に対して取付固定される。なお、固定用ネジ孔25の挿入部位は、ネジ部材55の抜出方向に向かうにつれて大径となるテーパ形状に設けられている。そのため、ネジ部材55を捻じ込んだ場合、該ネジ部材55の頭部が固定用ネジ孔25のテーパ部分に入り込む。
また、本実施の形態では、パイプ部材40には、上述の第1の実施の形態におけるネジ孔42は形成されていない。その代わり、パイプ部材40には、ネジ部材55を挿通させるための、ネジ山を有さない挿通孔(図示省略)が形成されている。なお、挿通孔には、固定用ネジ孔25のテーパ部分と略相似のテーパ部分が設けられており、ネジ部材55の頭部が入り込むことを可能としている。本実施の形態では、挿通孔のテーパ部分の外観が、固定用ネジ孔25のテーパ部分と略同等であるため、その図示を省略している。
なお、本実施の形態におけるジョイント部材12においても、図6に示すように、第1柱状部110および第2柱状部111を備えるように、折れ曲がる構成としても良い。
以上のような構成を有するジョイント部材12においても、ジョイント部材12をパイプ部材40の中空部41に挿入し、挿通孔44からネジ部材55を差し込んで、該ネジ部材55を捻じ込めば、ジョイント部材12を介して、隣り合う2つのパイプ部材40を連結することができる。この場合も、溶接を行わずに、隣り合う2つのパイプ部材40を接合することができる。そのため、溶接に際して、バフ磨き等を行わずに済み、バフ粉の発生を防止することが可能となり、パイプ部材40を連結することにより構成される構造体を、クリーンルーム等の如く、ごく微小量の塵埃の付着も許されないような、塵埃の管理が厳しい場所に設置することが可能となる。
また、溶接に際して要求される職人技術が不要となり、しかも接合精度を出すことができる。また専用冶具も必要とせずに済む。さらに、構造体を現地で組み立てることができるため、搬送コストも安価となる。また、強度面でのバラツキが生じるのを抑えることができる。また、緩衝部材60が隣り合うパイプ部材40の間に位置する状態となる。このように、緩衝部材60が介在することにより、隣り合うパイプ部材40の間に存在する隙間を塞ぐことが可能となる。
また、本実施の形態では、ネジ部材55をジョイント部材12の固定用ネジ孔25に捻じ込むことにより、ジョイント部材12の位置決め固定を行っている。それにより、ジョイント部材12を介して、隣り合うパイプ部材40を強固に連結することが可能となる。また、上述の第1の実施の形態におけるジョイント部材10と比較して、本実施の形態におけるジョイント部材12は、簡単に製作することができる。このため、製作コストを、より低減することが可能となる。
また、本実施の形態におけるジョイント部材12においても、ネジ部材55の捻じ込みだけで、ジョイント部材10を介してパイプ部材40を複数連結させることができ、パイプ部材40から構成される構造体を簡単に製作することが可能となる。また、強度面でのバラツキを抑えることも可能となる。また、ネジ部材55の捻じ込みを調整することにより、ジョイント部材10とパイプ部材40との間の連結状態を容易に調整可能となり、溶接における場合と比較して、作業性/メンテナンス性を向上させることが可能となる。
さらに、本実施の形態においても、隣り合うパイプ部材40の間には、緩衝部材60が配置されており、緩衝部材60が隣り合うパイプ部材40の間において、弾性変形する状態で介在するため、隣り合うパイプ部材40の間に生じる隙間Sを確実に塞ぐことができる。それにより、当該隙間Sに塵埃が入り込むのを防ぐことができ、ジョイント部材12等のジョイント構造を用いて組み立てられる構造体が、クリーンルーム等の清浄度を要求される雰囲気において、塵埃の発生源となるのを防ぐことができる。また、緩衝部材60が弾性変形することにより、隣り合うパイプ部材40の間において、ガタ付きを防止することができる。
また、ジョイント部材12にも、中央溝24が設けられていて、該中央溝24には、パイプ部材40の縁部40aが差し掛かる。そのため、隣り合うパイプ部材40の間に位置する緩衝部材60は、双方の縁部40aにより押し込まれて弾性変形し、この弾性変形による変形部分が中央溝24に入り込む。そのため、緩衝部材60の変形部分が、パイプ部材40の外面よりも余分に飛び出すのを防止でき、外観上良好になる。また、飛び出しを防止することにより、緩衝部材60が損傷するのを低減することができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態について、図10から図12に基づいて説明する。なお、本実施の形態においても、上述の第1の実施の形態におけるジョイント部材10と同様の部分については、同様の符号を付して説明する。
図10等に示される、本実施の形態におけるジョイント部材13は、ベース部70と挿入部80とが別体的な構成である。この構成においては、ベース部70に対して挿入部80を取付可能とすると共に、ベース部70に対する挿入部80の取り外しをも可能としている。ベース部70は、略立方体形状に形成されていて、その縦横および高さ方向の寸法は、パイプ部材40の幅寸法と略同一となっている。このベース部70には、その外面を窪ませた凹平面部71が設けられている。凹平面部71は、挿入部80を位置させる部分である。そのため、凹平面部71が形成されている外面のうち、該凹平面部71以外の部分(以下、リブ72とする。)は、パイプ部材40の外壁の厚み寸法と略同等となっている。
凹平面部71の略中央部分には、ネジ孔73が形成されている。ネジ孔73には、後述する固定ネジ90が捻じ込まれ、ベース部70に対する挿入部80の取付固定が為される。また、ベース部70の外面のうち、挿入部80が連結される以外の外面70aには、凹平面部71が設けられていない。このため、ジョイント部材13を介してパイプ部材40を連結すると、外観上、開口部分が露出しない構成となっている。
また、挿入部80には、ネジ挿入孔81が設けられている。ネジ挿入孔81は、挿入部80の長手方向の一端から他端に向かい、形成されている。なお、挿入部80の長手方向の他端側においては、ネジ挿入孔81に挿入される固定ネジ90は、その頭部90aが係止される。すなわち、ネジ挿入孔81の他端側は、有底状に設けられている(以下、この部分を底部82とする)。また、底部82には、固定ネジ90のネジ部90bを挿通させるための通孔83が設けられている。この通孔83を介してネジ部90bが突出することにより、凹平面部71に対する固定ネジ90の捻じ込みが可能となり、頭部90aが底部82に係止される。
また、挿入部80には、位置決め固定部としてのピン孔84が設けられている。本実施の形態においては、ピン孔84は、挿入部80の幅方向を貫通するように設けられている。また、パイプ部材40にも、挿通孔44が設けられている。それにより、ピン孔84と挿通孔44との位置決めを行った後に、該ピン孔84と挿通孔44とに不図示のピン部材を差し込む。この場合、ピン部材は、ネジ挿入孔81を横切ると共に、他方側のピン孔84からも突出する。それにより、ジョイント部材13に対して、パイプ部材40が位置決め固定される。
なお、ベース部70に対する挿入部80の取付個数は、最大6個までの範囲であれば、取付個数を自在に変更可能である。その一例として、図10および図11には、ベース部70に対して、2つの挿入部80が取り付けられた状態が示されている。同じく一例として、図12には、ベース部70に対して、合計4つの挿入部80が取り付けられた状態が示されている。
また、ベース部70は、パイプ部材40と同様に、外部から視認される部分である。そのため、ベース部70の材質を、パイプ部材40と同じ材質としても良い。このようにすれば、ベース部70とパイプ部材40とが統一性のある外観となり、デザイン的にも好ましいものとなる。なお、挿入部80は、中空部41に挿入される部分であり、パイプ部材40の連結時には外部から視認されない。そのため、挿入部80の材質は、パイプ部材40の材質と必ずしも同じにする必要はなく、他の材質(例えば、安価なアルミニウム材)としても良い。
また、位置決め固定部は、ピン孔84には限られず、上述の第2の実施の形態で説明したような固定用ネジ孔25と同様のネジ孔としても良い。ネジ孔の場合、挿通孔44に上述の第2の実施の形態におけるネジ部材55と同様のネジ部材を挿通し、その後、ネジ孔に対して、このネジ部材を捻じ込む。それにより、位置決め固定が為される。また、挿入部80に対して、上述の第1の実施の形態における固定V溝32と同様の固定V溝を形成するようにしても良い。この場合、上述の第1の実施の形態のネジ部材50を用いて、このネジ部材50の鍔部54bが当接するまで捻じ込む。それにより、挿入部80を中空部41に差し込むと、球部材53が、固定V溝32に対して、いわばパッチンとワンタッチで嵌まり込ませることができる。
なお、本実施の形態のジョイント部材13においても、緩衝部材60を用いるようにするのが好ましい。本実施の形態では、緩衝部材60は、リブ72とパイプ部材40の縁部40aの間に介在する状態となる。なお、本実施の形態のジョイント部材13において、上述の第1の実施の形態におけるのと同様の中央溝24を設けるようにしても良い。
このような構成のジョイント部材13を用いる場合、ベース部70に対して、挿入部80を必要に応じて連結させることができる。そのため、所望の方向に向けて、所望の本数だけ挿入部80を突出させることができる。それによって、連結させるパイプ部材40の本数、およびパイプ部材40同士の連結態様等を種々変更することが可能となる。
また、外面70aが存在することにより、ジョイント部材13のうち、パイプ部材40が連結されない部位は、パイプ部材40の外面と面一となる。それにより、ベース部70には、凹部や隙間がなくなり、塵埃が入り込むのを防ぐことができ、ジョイント部材13等のジョイント構造を用いて組み立てられる構造体が、クリーンルーム等の清浄度を要求される雰囲気の内部において、塵埃の発生源となるのを防ぐことができる。
以上、本発明の第1から第3の実施の形態について説明したが、本発明は、これら以外にも、種々変形可能となっている。以下、それについて説明する。
上述の各実施の形態においては、ジョイント部材10〜13を、中空部41に対して直接挿入する構成について説明している。しかしながら、ジョイント部材10〜13と中空部41の内壁面との間には、スペーサとしての各種部材を介在させるようにしても良い。このように、ジョイント部材10〜13と中空部41の内壁面との間にスペーサを介在させる場合には、これらの間に存在する隙間を低減することが可能となる。それにより、ジョイント部材10〜13とパイプ部材40との間で生じる、ガタつきを低減することが可能となる。
また、上述の各実施の形態では、パイプ部材40として中空角パイプを用いた場合について説明している。しかしながら、パイプ部材40は、中空角パイプには限られず、例えば平面形状が円形である中空状のパイプ部材を接合する場合にも、本発明を適用することができる。
さらに、上述の各実施の形態における、ジョイント部材10〜13を用いた接合を行った後に、他の接合方法を組み合わせて、強度を向上させても良い。例えば、上述の各実施の形態におけるジョイント部材を用いた接合を行った後、補強のために、2つまたはそれ以上のパイプ部材40の突合せ部分を溶接するようにしても良い。
また、上述の各実施の形態において、ジョイント部材10〜13を中空部41に挿入した後に、該中空部41に樹脂等の充填部材を充填するようにしても良い。特に、中空部41に樹脂を充填する場合、ジョイント部材10〜13とパイプ部材40との間で接着されたり、隙間をなくすることができ、ガタ付きの解消を図ることができると共に、パイプ部材40によって構成される構造体の強度を向上させることができる。
さらに、ジョイント部材10〜13を用いて、パイプ部材40を連結した後に、該連結部分を、テープ部材等で封止するようにしても良い。また、ジョイント部材10〜13を中央溝24を挟んで分割式に構成すると共に、該分割された部分に、それぞれ長手方向に突出する突出ネジ部、または突出ネジ部が捻じ込まれるネジ孔を設けるようにしても良い。さらに、上述の第3の実施の形態では、ジョイント部材13の中央部にベース部70を配置すると共に、このベース部70に対して挿入部80を、固定ネジ90を用いて連結する構成について説明している。しかしながら、挿入部80には、ネジ部分を一体的に設けるようにして、該ネジ部分をベース部70のネジ孔73に挿入するようにしても良い。
また、上述のポコピン構造を具備するネジ部材50の機能を、ジョイント部材10に内蔵させる構成を採用しても良い。この場合、バネ52の付勢力により球部材53の一部が、ジョイント部材10の表面から露出する構成を採用することができ、また、パイプ部材40の内壁面に、球部材53の係止を可能とする凹部、または孔部を形成するようにしても良い。このようにすれば、ジョイント部材10を中空部41に挿入するだけで、ワンタッチでパイプ部材40とジョイント部材10とを連結することが可能となる。
また、上述の各実施の形態では、緩衝部材60を必須の構成要素として、説明している。しかしながら、緩衝部材60は、必ずしも必須ではなく、図13に示すように、省略する構成を採用しても良い。特に、ジョイント部材10〜13のジョイント機能(隣り合うパイプ部材40を連結する機能)のみを重視し、中空部41への塵埃の入り込みがさほど問題とならない場合、隣り合うパイプ部材40が、その縁部で互いに突き当てられると共に、当該突き当て部位をテープ部材で覆う等の構成を採用する場合等においては、緩衝部材60を省略する構成を容易に採用可能である。
本発明のジョイント構造は、パイプ部材を接合する加工/組み立ての分野において利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るジョイント部材の構成を示す斜視図である。 図1のジョイント部材を用いてパイプ部材を接合するイメージを示す分解斜視図である。 図1のジョイント部材を用いてパイプ部材を接合した状態を示す斜視図である。 パイプ部材に捻じ込んで図1に示すジョイント部材に当接するネジ部材の構成を示す側断面図である。 図1のジョイント部材において、ネジ部材50の取付態様を示す図であり、(a)は側断面図、(b)はパイプ部材40の内部を透視した状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るジョイント部材の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係り、切欠部を有するパイプ部材を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係り、図5に示すジョイント部材を用いてパイプ部材を連結した状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るジョイント部材の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るジョイント部材の構成を示す図であり、長手方向に沿って切断した状態を示す側断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るジョイント部材のうち、2つの挿入部がベース部に対して長手方向に沿って取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るジョイント部材のうち、合計4つの挿入部がベース部に取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の変形例に係り、緩衝部材を省略した状態で、ジョイント部材を用いてパイプ部材を接合した状態を示す斜視図である。
符号の説明
10,11,12,13…ジョイント部材
21…溝部
22a〜22d…当接面
24…中央溝(第2の溝部に対応)
25…固定用ネジ孔
30…案内固定部
31…テーパ部
32…固定V溝(位置決め固定部に対応)
40…パイプ部材
41…中空部
42…ネジ孔(係止孔に対応)
43…切欠部
44…挿通孔
50…ネジ部材(係止部材に対応)
51…筒状部
52…バネ(付勢手段に対応)
53…球部材
60…緩衝部材
70…ベース部
80…挿入部

Claims (10)

  1. 中空部を具備する複数の金属製のパイプ部材が接合されるジョイント構造であって、
    隣り合う上記パイプ部材に対して、それぞれの上記中空部に挿入されるジョイント部材と、
    上記パイプ部材と上記ジョイント部材とを互いに係止させる係止部材と、
    隣り合う上記パイプ部材の間に位置し、これらパイプ部材の縁部に接触すると共に、隣り合うパイプ部材の隙間に設けられる緩衝部材と、
    を具備し、
    上記ジョイント部材には、上記中空部に挿入される挿入部と、上記挿入部に設けられ、上記係止部材を当接させることにより、該挿入部の上記パイプ部材に対する位置決め固定が為される位置決め固定部と、が設けられていると共に、
    上記パイプ部材には、上記係止部材を係止させる係止孔が設けられている、
    ことを特徴とするジョイント構造。
  2. 前記係止部材は、ネジ部材であり、前記係止孔は、ネジ孔であると共に、
    前記位置決め固定部は、前記挿入部の幅方向に向かって延伸し、かつ上記ネジ部材が押し付けられる溝部であることを特徴とする請求項1記載のジョイント構造。
  3. 前記ネジ部材は、開口部分を有すると共にこの開口部分が幅狭部となっている有底の筒状部と、該筒状部の内部に設けられている付勢手段と、上記付勢手段によって付勢力が与えられる状態で上記筒状部の開口部分に位置し、かつ上記幅狭部により上記筒状部の内部からの飛び出しが防止される球部材と、を具備し、
    上記球部材は、上記付勢手段からの付勢力によって上記幅狭部に係止される状態で上記開口部分から飛び出すと共に、この飛び出しにより、上記球部材は、前記溝部に対して付勢力を有する状態で押し付けられ、
    上記球部材の前記溝部に対する押し付けによって、前記パイプ部材に対する前記ジョイント部材の位置決め固定が為されることを特徴とする請求項2記載のジョイント構造。
  4. 前記係止部材は、ネジ部材であり、前記パイプ部材には、挿通孔が設けられていると共に、
    前記位置決め固定部は、前記ネジ部材が捻じ込まれるネジ孔であることを特徴とする請求項1記載のジョイント構造。
  5. 前記緩衝部材は、隣り合う前記パイプ部材の間において、弾性変形する状態で介在することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のジョイント構造。
  6. 前記ジョイント部材には、該ジョイント部材の外面の他の部分よりも窪んでいる第2の溝部が設けられていると共に、この第2の溝部には、隣り合う前記パイプ部材のそれぞれの縁部が対向する状態で位置し、かつ該第2の溝部には前記緩衝部材も位置すると共に、前記緩衝部材は、隣り合う上記縁部により押し込まれて弾性変形し、この弾性変形による変形部分が上記第2の溝部に入り込む、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のジョイント構造。
  7. 前記ジョイント部材には、ベース部が設けられていると共に、前記挿入部は、このベース部から少なくとも2方向に向かって延伸していることを特徴とする請求項1記載のジョイント構造。
  8. 前記ジョイント部材は、前記ベース部に対する前記挿入部の取り付けおよび取り外しを自在としていることを特徴とする請求項7記載のジョイント構造。
  9. 前記挿入部は、前記ベース部から延伸する方向のそれぞれに1つずつ設けられると共に、これら延伸する前記挿入部は、その全てが同一形状に設けられていることを特徴とする請求項8記載のジョイント構造。
  10. 前記ジョイント部材の先端には、該先端に向かうにつれて幅狭となると共に前記パイプ部材の中空部に対する差し込みをガイドするテーパ部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のジョイント構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018182863A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 三菱電機エンジニアリング株式会社 リニアモータ及びその固定子の製造方法
JP2019094752A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 株式会社佐藤型鋼製作所 角形鋼管の連結構造

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