JPWO2013186887A1 - 窓枠構造 - Google Patents

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利夫 柳本
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Abstract

容易に設置することができるとともに窓パネルのガタつきを防ぐことができる窓枠構造を提供することを課題とする。ドア(F)の窓開口に設置される窓パネル(G)を支持する窓枠構造(1)であって、窓開口の内周面に配置されるとともに窓パネル(G)の表面側に配置される第一窓枠構成材(2)と、窓開口の内周面に配置されるとともに窓パネル(G)の裏面側に配置される第二窓枠構成材(5)と、第一窓枠構成材(2)及び第二窓枠構成材(5)の少なくとも一方に形成され窓パネル(G)の端面と対向する対向部(15)と、窓パネル(G)と第一窓枠構成材(2)との間及び窓パネル(G)と第二窓枠構成材(5)との間にそれぞれ配置される第一パッキン(3)及び第二パッキン(6)と、第一窓枠構成材(2)及び第二窓枠構成材(3)同士を締め付ける締結手段(9)と、を有する。

Description

本発明は、窓パネルを支持する窓枠構造に関する。
例えば、特許文献1に記載された窓枠構造は、窓パネルの表面側を支持する外フレーム材と、外フレーム材を窓パネルの裏面側から支持する内フレーム材と、前記外フレーム材と前記内フレーム材とをドアに締結するネジと、窓パネルの裏面を支持するとともに前記外フレーム材に係合する押し縁材とで主に構成されている。
従来の窓パネルの表面側は外フレーム材の外方支持部と当接し、裏面側は押し縁材の支持片と当接している。押し縁材には、弾性変形しつつ外フレーム材に係合する係止爪部や、窓パネルに接触して支持する支持片が形成されている。これにより、窓パネルを容易に設置することができる。
特開2005−320798号公報
しかし、従来の窓パネルは、押し縁材の係止爪部による弾性変形力によって保持されているだけであったため、窓パネルがガタつくおそれがあった。
このような観点から、本発明は、容易に設置することができるとともに窓パネルのガタつきを防ぐことができる窓枠構造を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明は、窓開口に設置される窓パネルを支持する窓枠構造であって、前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの一面側に配置される第一窓枠構成材と、前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの他面側に配置される第二窓枠構成材と、前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材の少なくとも一方に形成され前記窓パネルの端面と対向する対向部と、前記窓パネルと前記第一窓枠構成材との間及び前記窓パネルと前記第二窓枠構成材との間に配置されるパッキンと、前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材同士を締め付ける締結手段と、を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、第一窓枠構成材と第二窓枠構成材とを締め付けることにより、一対のパッキンを介して窓パネルを挟持することできる。これにより、窓パネルのガタつきを防止することができる。また、第一窓枠構成材と第二窓枠構成材とを締め付けるだけでよいため、容易に設置することができる。
また、前記第一窓枠構成材は、前記窓開口を備えた構造体の一面に当接する第一当接部を備え、前記第二窓枠構成材は、前記窓開口を備えた構造体の他面に当接する第二当接部を備えていることが好ましい。
前記した従来の窓枠構造では、ドア等の構造体に対してネジ止めしていたが、かかる構成によれば、第一当接部及び第二当接部とで構造体の一面と他面とを挟むことにより、構造体に対して窓枠構造を固定できる。これにより、ネジ等で構造体を傷めることなく窓枠構造をドア等に組み付けることができる。
また、前記締結手段は、前記第一窓枠構成材と前記第二窓枠構成材との間に設置される中間部材を含んで構成されており、前記中間部材は、前記内周面に配置される底部と、前記底部の一端側から立ち上がり前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか一方に固定される第一立上り部と、前記底部の他端側から立ち上がり前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか他方に締結される第二立上り部と、を備え、締め付ける前の状態において、前記第一立上り部と前記第二立上り部との距離は、前記第一窓枠構成材と前記第二窓枠構成材との距離よりも小さく形成されており、前記第二立上り部は、締め付ける際に所定の以上のトルクが作用すると傾倒可能に形成されていることが好ましい。
第一窓枠構成材と第二窓枠構成材とを必要以上に締め付けると第一窓枠構成材及び第二窓枠構成材が歪み、隣接する窓枠構成材間に隙間が生じるおそれある。しかし、かかる構成によれば、所定以上のトルクが作用した際に中間部材の第二立上り部が傾倒することで第一窓枠構成材及び第二窓枠構成材の歪みを防ぐことができる。これにより、隣接する窓枠構成材間の隙間の発生を防ぐことができる。
また、前記第一窓枠構成材は第一中空部を備え、前記第二窓枠構成材は第二中空部を備え、前記締結手段は、前記第一中空部及び第二中空部の内部に収納されていることが好ましい。
締結手段が第一窓枠構成材や第二窓枠構成材の外部に露出していると、意匠性が劣るとともに汚れ等の原因にもなるが、かかる構成によれば、締結手段が外部に露出しないため、意匠性を向上させることができるとともに汚れ等を防ぐことができる。
また、本発明は、窓開口に設置される窓パネルを支持する窓枠構造であって、前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの一面側に配置される第一窓枠構成材と、前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの他面側に配置される第二窓枠構成材と、前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか一方に取り付けられるとともに前記窓パネルの端面と対向する断熱材と、前記窓パネルと前記第一窓枠構成材との間及び前記窓パネルと前記第二窓枠構成材との間に配置されるパッキンと、前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか他方と前記断熱材とを締め付ける締結手段と、を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、第一窓枠構成材と第二窓枠構成材とを締め付けることにより、一対のパッキンを介して窓パネルを挟持することできる。これにより、窓パネルのガタつきを防止することができる。また、断熱材を介して第一窓枠構成材と第二窓枠構成材とを締め付けるだけでよいため、容易に設置することができる。また、断熱材を介することで、第一窓枠構成材及び第二窓枠構成材間のヒートブリッジを防ぐことができる。
本発明に係る窓枠構造によれば、容易に設置することができるとともに窓パネルのガタつきを防止することができる。
本発明の第一実施形態に係る窓枠構造を示す斜視図である。 図1のI−I断面図である。 第一実施形態に係る第一窓枠構成材、第一パッキン及び第一コーナー部材を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は各部材を一体化した構造体の断面図である。 第一実施形態に係る第二窓枠構成材、第二パッキン及び第二コーナー部材を示す図であって、(a)は斜視図、であり、(b)は各部材を一体化した構造体の断面図である。 第一実施形態の第一変形例に係る窓枠構造示す断面図である。 (a)は第一実施形態の第二変形例に係る中間部材を示す斜視図であり、(b)は第一実施形態の第二変形例に係る窓枠構造を示す断面図である。 第一実施形態の第二変形例を説明するための図であって、表面側から隣接する窓枠構成材を見た図である。 本発明の第二実施形態に係る窓枠構造を示す断面図である。 (a)は第二実施形態に係る第一窓枠構成材、第一パッキン及び断熱材を示す断面図であり、(b)は第二実施形態に係る第二窓枠構成材、第二パッキンを示す断面図である。 第二実施形態の変形例に係る窓枠構造を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る窓枠構造1について図面を用いて詳細に説明する。図1の窓枠構造1は、ドアFの窓開口Faに配置された窓パネルGの四辺のうちの一辺を支持する構造物である。ここでは、主に窓パネルGの下側に設置された窓枠構造1(1A)を例示して説明する。説明における上下、左右、表裏は図1の矢印に従う。
窓パネルGの四辺に設置された各窓枠構造1は、略同等の構成からなるため、窓パネルGの下側に設置される窓枠構造1の構成部材には符号「A」を付し、上側に設置される窓枠構造1の構成部材には符号「B」を付し、左側に設置される窓枠構造1の構成部材には符号「C」を付し、右側に設置される窓枠構造1の構成部材には符号「D」を付して区別する場合がある。
図2に示すように、窓枠構造1は、第一窓枠構成材2と、第一パッキン3、第一コーナー部材4、第二窓枠構成材5と、第二パッキン6と、第二コーナー部材7と、セッティングブロック8と、締結手段9とで主に構成されている。第一窓枠構成材2、第一パッキン3及び第一コーナー部材4は、窓パネルGの表面側に配置される部材である。一方、第二窓枠構成材5、第二パッキン6及び第二コーナー部材7は、窓パネルGの裏面側に配置される部材である。
第一窓枠構成材2(2A)は、アルミニウム合金で形成された押出形材であって、窓開口Faの内周面Fbの長手方向に沿って配置される。図1に示すように、第一窓枠構成材2Aの左右端は、鉛直面に対して45°で切断されている。また、第一窓枠構成材2C及び第一窓枠構成材2Dの左右端も、鉛直面に対して45°で切断されている。これにより、窓パネルGの下側に配置される第一窓枠構成材2Aと、左右両側に配置される第一窓枠構成材2C,2Dとが隙間無く、垂直に突き合わされる。
図3の(a)に示すように、第一窓枠構成材2は、第一底部11と、第一内壁部12と、第一外壁部13と、第一傾斜部14と、第一対向部15と、第一突出部16と、第一当接部17と、で主に構成されている。第一窓枠構成材2は、押出形材であるためその断面形状は長手方向に沿って一定に保たれている。
第一底部11は、窓開口Faの内周面Fbと面接触する部位である。第一内壁部12は、第一底部11の裏面側の端部から垂直に立ち上がる部位である。第一内壁部12の左右端部には、キリ孔18,18が形成されている。また、キリ孔18,18の間には、キリ孔19が形成されている。キリ孔18,18及びキリ孔19は、第一内壁部12のうち、第一対向部15よりも内周面Fb側に形成されている。
第一外壁部13は、第一底部11の表面側の端部から垂直に立ち上がる部位である。第一外壁部13の高さ寸法は、第一内壁部12よりも小さくなっている。第一傾斜部14は、第一内壁部12の上端と第一外壁部13の上端とを連結する部位であって、上方に向かうにつれて第一内壁部12に近接する方向に傾斜している。第一対向部15は、第一内壁部12の上下方向中央付近から、裏面側に向けて張り出す部位である。第一対向部15は、第一内壁部12に対して垂直になっている。
第一突出部16は、第一内壁部12の上端から、裏面側方向に向けて突出する部位である。第一突出部16は、第一内壁部12に対して垂直になっており、第一対向部15よりも短くなっている。第一当接部17は、第一底部11の表面側の端部から垂下する部位である。図2に示すように、第一当接部17は、組み付け時にはドアFの表面Fcに当接する。
第一窓枠構成材2には、第一中空部H1が形成されている。第一中空部H1は、第一底部11、第一内壁部12、第一外壁部13及び第一傾斜部14によって囲まれた空間である。第一窓枠構成材2は、本実施形態ではアルミニウム合金で形成しているが、他の金属で形成してもよいし、樹脂で成形してもよい。
図2に示すように、第一パッキン3は、第一窓枠構成材2と窓パネルGとの間に設置される部材である。第一パッキン3は、第一窓枠構成材2と窓パネルGとの衝突を和らげるとともに気密性を高めるための部材である。第一パッキン3は、本実施形態ではエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を発泡させたEPDMフォームで形成されている。図3の(b)に示すように、第一パッキン3は、第一内壁部12及び第一突出部16と接触し、接着剤等を介して第一窓枠構成材2に取り付けられている。第一パッキン3は、第一窓枠構成材2の長手方向の全長に亘って配置されている。
なお、第一パッキン3は、他の材料であってもよいが、第一窓枠構成材2と窓パネルGとの間の衝突を和らげることができるとともに、気密性を高めることができる材料であることが好ましい。また、第一パッキン3は、第一窓枠構成材2の長手方向の全長ではなく、一部に配置されるだけでもよい。
第一コーナー部材4は、略L字状を呈する金属板である。第一コーナー部材4は、第一窓枠構成材2Aと第一窓枠構成材2Cとを連結する部材である。また、第一コーナー部材4は、ネジN3が螺入されるネジ孔24を設けるための部材である。
図3の(a)に示すように、第一コーナー部材4は、第一窓枠構成材2(2A)に挿入される第一挿入部21と、第一挿入部21に対して垂直な第二挿入部22とで構成されている。第一挿入部21には、ネジ孔23,23が形成されている。ネジ孔23,23の間には、ネジ孔24が形成されている。第二挿入部22には、第一窓枠構成材2(2C)に対応するネジ孔23,23及びネジ孔24が形成されている。第一コーナー部材4にリブを設けて第一コーナー部材4の剛性を高める構成としてもよい。
図2に示すように、第二窓枠構成材5は、アルミニウム合金で形成された押出形材であって、窓開口Faの内周面Fbの長手方向に沿って配置される。第二窓枠構成材5の左右端は、鉛直面に対して45°で切断されている(図1参照)。また、第二窓枠構成材5C及び第二窓枠構成材5Dの左右端も、鉛直面に対して45°で切断されている。これにより、窓パネルGの下側に配置される第二窓枠構成材5Aと、左右両側に配置される第二窓枠構成材5C,5Cとが隙間無く、垂直に突き合わされる。
図4の(a)に示すように、第二窓枠構成材5は、第二底部31と、第二内壁部32と、第二外壁部33と、第二傾斜部34と、第二対向部35と、第二突出部36と、第二当接部37と、で主に構成されている。第二窓枠構成材5は、押出形材であるためその断面形状は長手方向に沿って一定に保たれている。
第二底部31は、窓開口Faの内周面Fbと面接触する部位である。第二内壁部32は、第二底部31の表面側の端部から垂直に立ち上がる部位である。第二内壁部32の左右端側には、キリ孔38,38が形成されている。また、キリ孔38,38の間には、キリ孔39が形成されている。キリ孔38,38及びキリ孔39は、第二内壁部32のうち、第二対向部35よりも内周面Fb側に形成されている。
第二外壁部33は、第二底部31の裏面側の端部から垂直に立ち上がる部位である。第二外壁部33の高さ寸法は、第二内壁部32よりも小さくなっている。第二外壁部33は、凹部33aと、貫通孔33bとを備えている。凹部33aは、断面視矩形を呈し、第二外壁部33の裏面に第二外壁部33の長手方向に亘って形成されている。凹部33aには、凹部33aと略同等の形状からなる化粧蓋40が嵌合される。
貫通孔33bは、第二外壁部33の左右端部において、凹部33aの底面に形成されている。貫通孔33bは、ネジN3(図2参照)を締結する際に工具を挿入するための孔である。
第二傾斜部34は、第二内壁部32の上端と第二外壁部33の上端とを連結する部位であって、上方に向かうにつれて第二内壁部32に近接する方向に傾斜している。第二対向部35は、第二内壁部32の上下方向中央付近から、表面側に向けて張り出す部位である。第二対向部35は、第二内壁部32に対して垂直になっている。また、第二対向部35は、第一対向部15よりも短くなっている。組付け時においては、第二対向部35の上面に、第一対向部15の下面が面接触する。
第二突出部36は、第二内壁部32の上端から、表面側方向に向けて突出する部位である。第二突出部36は、第二内壁部32に対して垂直になっており、第二対向部35よりも短くなっている。第二当接部37は、第二底部31の裏面側の端部から垂下する部位である。図2に示すように、第二当接部37は、組み付け時にはドアFの裏面Fdに当接する。
第二窓枠構成材5には、第二中空部H2が形成されている。第二中空部H2は、第二底部31、第二内壁部32、第二外壁部33及び第二傾斜部34によって囲まれた空間である。第二窓枠構成材5は、本実施形態ではアルミニウム合金で形成しているが、他の金属で形成してもよいし、樹脂で成形してもよい。化粧蓋40は、第二窓枠構成材5と同等の材料で形成することが好ましい。
図2に示すように、第二パッキン6は、第二窓枠構成材5と窓パネルGとの間に設置される部材である。第二パッキン6は、第二窓枠構成材5と窓パネルGとの衝突を和らげるとともに気密性を高めるための部材である。第二パッキン6は、本実施形態ではエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を発泡させたEPDMフォームで形成されている。図4の(b)に示すように、第二パッキン6は、第二内壁部32及び第二突出部36と接触し、接着剤等を介して第二窓枠構成材5に取り付けられている。第二パッキン6は、第二窓枠構成材5の長手方向の全長に亘って形成されている。
なお、第二パッキン6は、他の材料であってもよいが、第二窓枠構成材5と窓パネルGとの間の衝突を和らげることができるとともに、気密性を高めることができる材料であることが好ましい。また、第二パッキン6は、第二窓枠構成材5の長手方向の全長ではなく、一部に配置されるだけでもよい。
第二コーナー部材7は、略L字状を呈する金属板である。第二コーナー部材7は、第二窓枠構成材5Aと第二窓枠構成材5Cとを連結するための部材である。また、第二コーナー部材7は、ネジN3が螺入されるネジ孔44を設けるための部材である。
図4の(a)に示すように、第二コーナー部材7は、第二窓枠構成材5(5A)に挿入される第一挿入部41と、第一挿入部41に対して垂直な第二挿入部42とで構成されている。第一挿入部41には、ネジ孔43,43が形成されている。ネジ孔43,43の間には、ネジ孔44が形成されている。第二挿入部42には、第二窓枠構成材5(5C)に対応するネジ孔43,43及びネジ孔44が形成されている。第二コーナー部材7にリブを設けて第二コーナー部材7の剛性を高める構成としてもよい。
図2に示すように、セッティングブロック8は、窓パネルGの下端面を支持する板状部材である。セッティングブロック8は、第一対向部15の上に配置されており、窓パネルGの一辺と略同等の長さで形成されている。セッティングブロック8は、第一対向部15に接着剤等を介して取り付けられている。セッティングブロック8の材料は特に制限されないが、本実施形態では例えばポリ塩化ビニルで形成されている。なお、セッティングブロック8は、窓枠のうち下側の窓枠構造1(1A)に設ければよく、他の部位(1B〜1D)には設けなくてもよい。
図2に示すように、締結手段9は、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを締め付ける部材である。締結手段9は、本実施形態では、第一コーナー部材4、第二コーナー部材7、ネジN1,N2,N3とで構成されている。ネジN1は、図3の(a)に示すように、第一窓枠構成材2と第一コーナー部材4とを締結する部材である。ネジN2は、図4の(a)に示すように、第二窓枠構成材5と第二コーナー部材7とを締結する部材である。ネジN3は、第一窓枠構成材2、第二窓枠構成材5、第一コーナー部材4及び第二コーナー部材7を締結する部材である。
図2に示すように、本実施形態に係る締結手段9は、第一中空部H1、第二中空部H2及び第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5との間の空間内に収納されている。つまり、締結手段9は外部に露出していない。なお、締結手段9は、本実施形態では前記したように構成したが、例えば、コーナー部材を省略してネジN3だけで構成してもよい。
次に、本実施形態に係る窓枠構造1の組付け方法について説明する。窓枠構造1の組付け方法では、表面側複合部材形成工程と、裏面側複合部材形成工程と、締結工程と、仕上げ工程とを行う。
表面側複合部材形成工程では、窓パネルGの表面側に配置される複合部材を形成する。具体的には、図3の(a)及び(b)に示すように、第一窓枠構成材2に、第一パッキン3、第一コーナー部材4及びセッティングブロック8を取り付ける。また、第一コーナー部材4のネジ孔23,23と第一窓枠構成材2のキリ孔18,18とを連通させて、ネジN1,N1で締結する。
裏面側複合部材形成工程では、窓パネルGの裏面側に配置される複合部材を形成する。具体的には、図4の(a)及び(b)に示すように、第二窓枠構成材5に、第二パッキン6、第二コーナー部材7を取り付ける。また、第二コーナー部材7のネジ孔43,43と第二窓枠構成材5のキリ孔38,38とを連通させて、ネジN2,N2で締結する。
締結工程では、まず、表面側複合部材を窓開口Faの表面側から配置するとともに、裏面側複合部材を窓開口Faの裏面側から配置する。この際、第一対向部15の下面と第二対向部35の上面とを面接触させるとともに、第一当接部17をドアFの表面Fcに当接させ、第二当接部37をドアFの裏面Fdに当接させる。そして、窓パネルGを第一パッキン3と第二パッキン6の間に通し、窓パネルGの下端をセッティングブロック8に載置する。
次に、締結工程では、図4の(a)に示すように、貫通孔33bからネジN3(図2参照)及び工具を挿入しつつ、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを締結する。ネジN3は、ネジ孔44及びネジ孔24(図3の(a)参照)でそれぞれ締結される。
仕上げ工程では、図4の(a)に示すように、凹部33aに化粧蓋40を配置する。化粧蓋40は、例えば、接着テープで凹部33aに取り付ける。また、必要に応じて、第一突出部16と窓パネルGとの間や、第二突出部36と窓パネルGとの間等にシール部材Sを介設してシール性を向上させる。以上により、窓枠構造1が形成される。
なお、窓枠構造1の組付け方法は、前記した方法、工程順序に限定されるものではなく、他の方法で形成されてもよい。
以上説明した窓枠構造1によれば、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを締結手段9で締め付けることによって、窓パネルGの表面及び裏面にそれぞれ設置された第一パッキン3及び第二パッキン6で窓パネルGを強固に挟持することができる。これにより、窓パネルGのガタつきを防止できる。また、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを締結手段9で締め付けるだけでよいため、容易に設置することができる。また、主な構成物は第一窓枠構成材2及び第二窓枠構成材5の二部品であるため、部品点数を少なくすることができる。
また、第一パッキン3及び第二パッキン6を第一窓枠構成材2及び第二窓枠構成材5の全長に亘って配置することにより、窓枠構造1の気密性を向上させることができる。また、締結手段9で締め付けることにより各パッキンが押し潰されるため、気密性をより向上させることができる。
また、従来の窓枠構造ではドア等の構造体に対してネジ止めしていたが、本実施形態では第一当接部17と第二当接部37とでドアFを挟持して固定する。これにより、ネジでドアFを痛めることなく窓枠構造1をドアFに固定することができる。
また、締結手段9が第一窓枠構成材2や第二窓枠構成材5の外部に露出していると、意匠性が劣るとともに汚れ等の原因にもなるが、本実施形態によれば、締結手段9が外部に露出しないため、意匠性を向上させることができるとともに汚れ等を防ぐことができる。
また、本実施形態では、ネジN2を締結するために貫通孔33bを設けているが、貫通孔33bを化粧蓋40で覆っているので、意匠性を高めることができる。また、本実施形態では第一傾斜部14及び第二傾斜部34を備えているため、この部位にゴミ等が溜まるのを低減することができる。また、第一コーナー部材4及び第二コーナー部材7を設けることで、コーナー同士で隣接する窓枠構造1(1A)と窓枠構造1(1C)とを強固に固定できる。
以上本発明の第一実施形態について説明したが、適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態ではドアFに窓枠を用いる場合を例示したが、壁、天井等他の構造体に本発明の窓枠構造を採用してもよい。また、本実施形態では表面側から見て窓枠を正方形に形成したが、長方形でもよいし、他の多角形状を呈するように形成してもよい。
また、第一対向部15及び第二対向部35は、セッティングブロック8及び窓パネルGを載置できればよく、それぞれ大きさ及び形状を適宜変更してもよい。また、いずれか一方の窓枠構成材のみに対向部を設けてもよい。
また、本実施形態では、第一コーナー部材4及び第二コーナー部材7を用いて窓枠構造1(1A)と窓枠構造1(1C)とを連結したが、第一コーナー部材4及び第二コーナー部材7を省略してもよい。この場合は、例えば、直線状の金属板を設けて窓枠構造1(1A)と窓枠構造1(1C)とを別々に組み付ければよい。また、本実施形態では、第一コーナー部材4及び第二コーナー部材7を用いて窓枠のコーナー部を締結したが、ネジと直線状の金属板とを用いて第一窓枠構成材2及び第二窓枠構成材5の中央部分を締結手段で締結してもよい。
また、例えば、図5に示す第一変形例ように、窓パネルを二枚設ける場合に本発明を採用してもよい。第一実施形態の第一変形例に係る窓枠構造1αは、窓パネルを二枚備えている点で第一実施形態と主に相違する。ここでは、第一実施形態と重複する部分については同等の符号を付して詳細な説明は省略する。
第一パネルG1と第二パネルG2との間には、乾燥剤入りスペーサJと、パッキンKとが介設されている。窓枠構造1αのように、二枚の窓パネルを用いる場合であっても、締結手段9により、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを締結するとともに、第一パッキン3、第二パッキン6及びパッキンKとを締め付けることができるため、第一パネルG1及び第二パネルG2のガタつきを防ぐとともに、気密性を高めることができる。
また、例えば、図6の(a)及び(b)に示す第一実施形態の第二変形例のように、締結手段9に中間部材91を用いてもよい。第二変形例に係る窓枠構造1βは、締結手段9として中間部材91を用いる点で第一実施形態と相違する。ここでは、中間部材91を中心に説明し、第一実施形態と重複する点については同等の符号を付して説明を省略する。
図6の(b)に示すように、中間部材91は、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5との間に配置される部材であって、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを締結するための部材である。窓枠構造1βに係る締結手段9は、中間部材91と、ネジN1と、ネジN4とで構成されている。
図6の(a)に示すように、中間部材91は、金属板を折り曲げて形成された部材であって、底部92と、第一立上り部93と、第二立上り部94とで構成されている。底部92は、窓開口Faの内周面Fbに配置される部位である。第一立上り部93は、底部92の表面側の端部において、底部92に対して垂直に形成されている。第一立上り部93は、底部92と略同等の長さになっている。第一立上り部93には、ネジ孔95,95が形成されている。
第二立上り部94は、底部92の裏面側の端部において、底部92に対して垂直に形成されている。第二立上り部94は、底部92の1/4程度の長さになっており、底部92の中央部分に形成されている。第二立上り部94は、締結する際に、所定以上の力が作用すると傾倒するようになっている。第二立上り部94には、ネジ孔96が形成されている。
図6の(b)に示すように、第一立上り部93と第二立上り部94との距離(第一立上り部93の表面93aから、第二立上り部94の裏面94bまでの距離)W1は、第一内壁部12の裏面から第二内壁部32の表面までの距離W2よりも小さくなっている。つまり、第一立上り部93が、第一窓枠構成材2に固定されている状態で、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを内周面Fbに配置すると、第二窓枠構成材5と第二立上り部94との間に隙間ができる。
次に、第二変形例に係る組付け方法について説明する。第二変形に係る組付け方法では、表面側複合部材形成工程と、裏面側複合部材形成工程と、締結工程と、仕上げ工程とを行う。
表面側複合部材形成工程では、第一窓枠構成材2に、第一パッキン3、中間部材91とを取り付ける。中間部材91は、第一窓枠構成材2のキリ孔18,18と、中間部材91のネジ孔95,95とを連通させ、ネジN1,N1で締結する。
裏面側複合部材形成工程では、第二窓枠構成材5に、第二パッキン6を取り付ける。
締結工程では、まず、表面側複合部材を窓開口Faの表面側から配置するとともに、裏面側複合部材を窓開口Faの裏面側から配置する。そして、窓パネルGの下端をセッティングブロック8に載置する。
次に、締結工程では、図6の(b)に示すように、貫通孔33bからネジN4及び工具を挿入しつつ、第二窓枠構成材5と第二立上り部94とを締結する。仕上げ工程は、第一実施形態と同等である。
ここで、図7は、第二変形例を説明するための図であって、表面側から隣接する窓枠構成材を見た図である。図7に示すように、例えば、第一実施形態に係る窓枠構造1において、締結手段9で必要以上に締め付けてしまうと、第一窓枠構成材2A,2C及び第二窓枠構成材5A,5C等が歪んでしまい、窓枠構造1Aと窓枠構造1C間に隙間Lが発生するおそれがある。
しかし、第二変形例に係る中間部材91の第二立上り部94は、ネジN4に所定の以上のトルクが作用した際に、第一立上り部93から離間する方向に傾倒するようになっている。つまり、必要以上に締め付けた際に、第二立上り部94が倒れることで力が吸収される。これにより、第一窓枠構成材2と第二窓枠構成材5とを確実に締結しつつ、必要以上に締め付けても第一窓枠構成材2及び第二窓枠構成材5の歪みを防ぐことができる。したがって、図7に示すように、隣接する窓枠構造1Aと窓枠構造1Cとの間に隙間が発生するのを防止できる。
なお、本実施形態では、第一立上り部93と第一窓枠構成材2とをネジN1で締結しているが、ネジN1で締結する構成に限定されるものではなく、第一立上り部93と第一窓枠構成材2とが固定されていればよい。また、第一窓枠構成材2と中間部材91とが一体成形されている構成であってもよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図8に示すように、第二実施形態に係る窓枠構造1γは、断熱材53を用いている点で第一実施形態と主に相違する。なお、第一実施形態と重複する部分については、詳細な説明を省略する。
窓枠構造1γは、第一窓枠構成材51と、第一パッキン52と、断熱材53と、第二窓枠構成材54と、第二パッキン55と、セッティングブロック56と、締結手段57と、で主に構成されている。第一窓枠構成材51及び第一パッキン52は、窓パネルGの表面側に配置される部材である。第二窓枠構成材54及び第二パッキン55は、窓パネルGの裏面側に配置される部材である。
第一窓枠構成材51は、アルミニウム合金で形成された押出形材であって、窓開口Faの内周面Fbの長手方向に沿って配置される。図9の(a)に示すように、第一窓枠構成材51は、第一底部61と、第一内壁部62と、第一傾斜部63と、第一突出部64と、第一当接部65とで構成されている。
第一底部61は、断熱材53の上面と面接触する部位である。第一内壁部62は、第一底部61の裏面側の端部から垂直に立ち上がる部位である。第一底部61には、ネジ孔66が形成されている。第一傾斜部63は、第一底部61の表面側の端部と第一内壁部62の上端とを連結する部位である。第一傾斜部63は、上方に向かうにつれて第一内壁部62に近接する方向に傾斜している。
第一突出部64は、第一内壁部62の上端から裏面側に向けて突出する部位である。第一当接部65は、第一底部61の表面側の端部から垂下する部位である。第一当接部65と第一底部61との角部に断熱材53が配置される。図8に示すように、第一当接部65の先端部は、組み付け時にドアFの表面Fcに当接する。
第一窓枠構成材51には、第一中空部H1が形成されている。第一中空部H1は、第一底部61、第一内壁部62、第一傾斜部63で囲まれた空間である。
図8に示すように、第一パッキン52は、第一窓枠構成材51と窓パネルGとの間に設置される部材である。
図8に示すように、断熱材53は、第一窓枠構成材51と第二窓枠構成材54との間に介設される部材である。断熱材53は、第一窓枠構成材51と第二窓枠構成材54との間の熱の伝達を遮断するとともに、窓パネルGの下端を支持する部材である。断熱材53は、第一窓枠構成材51(第二窓枠構成材54)の長手方向に亘って形成されている。断熱材53は、本実施形態では、例えば、再生発泡ポリエチレンで構成されている。
断熱材53は、図9の(a)に示すように、断面視略矩形を呈し、下面に凹部53aが形成されている。凹部53aは、ネジN5の頭部が突出しないための凹みである。断熱材53は、ネジN5を介して第一窓枠構成材51に締結されている。また、断熱材53と第一当接部65との間に接着テープを設けて取り付けてもよい。
なお、断熱材53は、再生発泡ポリエチレンに限定されるものではなく、断熱性が高く、かつ、ネジが接合できる程度に硬い材料であればよい。
第二窓枠構成材54は、アルミニウム合金で形成された押出形材であって、窓開口Faの内周面Fbの長手方向に沿って配置される。図9の(b)に示すように、第二窓枠構成材54は、第二底部71と、第二内壁部72と、第二外壁部73と、第二傾斜部74と、第二突出部75と、第二当接部76とで構成されている。
第二底部71は、窓開口Faの内周面Fbと面接触する部位である。第二内壁部72は、第二底部71の表面側の端部から立ち上がる部位である。第二内壁部72は、左右方向から見てクランク形状を呈する。第二内壁部72に形成された窪み部72aに断熱材53が配置される。第二内壁部72の下部には、ネジ孔77が形成されている。
第二外壁部73は、第二底部71の裏面側の端部から垂直に立ち上がる部位である。第二外壁部73は、凹部73aと、貫通孔73bとを備えている。凹部73aは、断面視矩形を呈し、第二外壁部73の裏面に第二外壁部73の長手方向に亘って形成されている。凹部73aには、凹部73aと略同等の形状からなる化粧蓋80が嵌合される。
貫通孔73bは、第二外壁部73の両端側において、凹部73aの底面に形成されている。貫通孔73bは、ネジN6を(図8参照)を締結する際に、工具を挿入するための孔である。
第二傾斜部74は、第二内壁部72の上端と第二外壁部73の上端とを連結する部位であって、上方に向かうにつれて第二内壁部72に近接する方向に傾斜している。第二突出部75は、第二内壁部72の上端から、表面側に向けて突出する部位である。第二突出部75は、第二内壁部72に対して垂直になっている。第二当接部76は、第二底部71の裏面側の端部から垂下する部位である。図8に示すように、第二当接部76は組付け時においてドアFの裏面Fdに当接する。
第二窓枠構成材54には、第二中空部H2が形成されている。第二中空部H2は、第二底部71、第二内壁部72、第二外壁部73、第二傾斜部74で囲まれた空間である。
図8に示すように、第二パッキン55は、第二窓枠構成材54と窓パネルGとの間に設置される部材である。
締結手段57は、断熱材53を介して第一窓枠構成材51と第二窓枠構成材54とを締め付ける部材である。締結手段57は、第二実施形態ではネジN6で構成している。
次に、第二実施形態に係る窓枠構造1γの組付け方法について説明する。窓枠構造1γの組付け方法では、表面側複合材形成工程と、裏面側複合材形成工程と、締結工程と、仕上げ工程とを行う。
表面側複合部材形成工程では、窓パネルGの表面側に配置される複合部材を形成する。具体的には、図9の(a)に示すように、第一窓枠構成材51に、第一パッキン52、断熱材53及びセッティングブロック56を取り付ける。また、ネジN5を介して断熱材53を第一底部61に取り付ける。
裏面側複合部材形成工程では、窓パネルGの裏面側に配置される複合部材を形成する。具体的には、図9の(b)に示すように、第二窓枠構成材54に、第二パッキン55を取り付ける。
締結工程では、まず、表面側複合部材を窓開口Faの表面側から配置するとともに、裏面側複合部材を窓開口Faの裏面側から配置する。この際、第一当接部65をドアFの表面Fcに当接させ、第二当接部76をドアFの裏面Fdに当接させる。そして、窓パネルGの下端側をセッティングブロック56に載置する。
次に、締結工程では、図8に示すように、貫通孔73bからネジN6及び工具を挿入しつつ、断熱材53を介して第一窓枠構成材51と第二窓枠構成材54とを締結する。
仕上げ工程では、凹部73aに化粧蓋80を配置する。化粧蓋80は、例えば、粘着テープで凹部73aに取り付ける。また、必要に応じて、第一突出部64と窓パネルGとの間や、第二突出部75と窓パネルGとの間等にシール部材を介設してシール性を向上させる。以上により、窓枠構造1γが形成される。
第二実施形態に係る窓枠構造1γによっても、第一実施形態と略同等の効果を奏することができる。さらに、窓枠構造1γでは、断熱材53を備えているため、第一窓枠構成材51と第二窓枠構成材54との間のヒートブリッジを防ぐことができる。
以上のように第二実施形態について説明したが、適宜設計変更が可能である。例えば、図10に示す第二実施形態の変形例に係る窓枠構造1δは、窓パネルを二枚備えている点で第二実施形態と相違する。なお、第二実施形態と重複する部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
第一パネルG1と第二パネルG2との間には、乾燥剤入りスペーサJと、パッキンKとが介設されている。窓枠構造1δのように、二枚の窓パネルを用いる場合であっても、締結手段57(ネジN6)により、第一窓枠構成材51と第二窓枠構成材54とを締結するとともに、第一パッキン52、第二パッキン55及びパッキンKを締め付けることができるため、第一パネルG1及び第二パネルG2のガタつきを防ぐとともに、気密性を高めることができる。
また、例えば、断熱材53と第一窓枠構成材51との締結形態や、断熱材53と第二窓枠構成材54との締結形態は他の形態であってもよい。
1 窓枠構造
2 第一窓枠構成材
3 第一パッキン
4 第一コーナー部材
5 第二窓枠構成材
6 第二パッキン
7 第二コーナー部材
8 セッティングブロック
9 締結手段
17 第一当接部
37 第二当接部
53 断熱材
91 中間部材
92 底部
93 第一立上り部
94 第二立上り部
F ドア(構造体)
Fa 窓開口
Fb 内周面
Fc 表面
Fd 裏面
G 窓パネル
H1 第一中空部
H2 第二中空部

Claims (5)

  1. 窓開口に設置される窓パネルを支持する窓枠構造であって、
    前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの一面側に配置される第一窓枠構成材と、
    前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの他面側に配置される第二窓枠構成材と、
    前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材の少なくとも一方に形成され前記窓パネルの端面と対向する対向部と、
    前記窓パネルと前記第一窓枠構成材との間及び前記窓パネルと前記第二窓枠構成材との間に配置されるパッキンと、
    前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材同士を締め付ける締結手段と、を有することを特徴とする窓枠構造。
  2. 前記第一窓枠構成材は、前記窓開口を備えた構造体の一面に当接する第一当接部を備え、
    前記第二窓枠構成材は、前記窓開口を備えた構造体の他面に当接する第二当接部を備えていることを特徴とする請求の範囲第一項に記載の窓枠構造。
  3. 前記締結手段は、前記第一窓枠構成材と前記第二窓枠構成材との間に設置される中間部材を含んで構成されており、
    前記中間部材は、
    前記内周面に配置される底部と、前記底部の一端側から立ち上がり前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか一方に固定される第一立上り部と、前記底部の他端側から立ち上がり前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか他方に締結される第二立上り部と、を備え、
    締め付ける前の状態において、前記第一立上り部と前記第二立上り部との距離は、前記第一窓枠構成材と前記第二窓枠構成材との距離よりも小さく形成されており、
    前記第二立上り部は、締め付ける際に所定の以上のトルクが作用すると傾倒可能に形成されていることを特徴とする請求の範囲第二項に記載の窓枠構造。
  4. 前記第一窓枠構成材は第一中空部を備え、
    前記第二窓枠構成材は第二中空部を備え、
    前記締結手段は、前記第一中空部及び第二中空部の内部に収納されていることを特徴とする請求の範囲第一項乃至第三項のいずれか一項に記載の窓枠構造。
  5. 窓開口に設置される窓パネルを支持する窓枠構造であって、
    前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの一面側に配置される第一窓枠構成材と、
    前記窓開口の内周面に配置されるとともに前記窓パネルの他面側に配置される第二窓枠構成材と、
    前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか一方に取り付けられるとともに前記窓パネルの端面と対向する断熱材と、
    前記窓パネルと前記第一窓枠構成材との間及び前記窓パネルと前記第二窓枠構成材との間に配置されるパッキンと、
    前記第一窓枠構成材及び前記第二窓枠構成材のいずれか他方と前記断熱材とを締め付ける締結手段と、を有することを特徴とする窓枠構造。
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