JP4958230B2 - 間仕切ユニットの連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、間仕切ユニットの連結構造に関する。
例えば、下記特許文献1〜3には間仕切ユニットの種々の連結構造が開示されている。
特開2003−56104号公報 特開2003−56105号公報 特許第3889403号公報 特開2005−232695号公報 特許文献1〜3は、主にボルトを傾斜指向させて隣接する間仕切ユニットを連結する構造を開示している。特許文献4は、段差のある間仕切ユニット同士の連結構造を開示している。
本願では、上記各種公報開示の構造と異なる構造であって、円滑な連結作業の可能な間仕切ユニットを連結する構造を提供する。
本発明の課題は、連結作業が簡便であって強固な連結を可能にさせる間仕切ユニットの連結構造を提供することである。
第1の発明では、間仕切ユニットと連結対象体とを連結する連結構造であって、間仕切ユニットと連結対象体との各対面側縁部には、夫々、縦フレームが設けられており、横方向部と、L字側縦方向面を有するL字側縦方向部とを有する側面視略L字状の連結具を有し、レ字側縦方向面を有するレ字側縦方向部と、該レ字側縦方向面に対面する側に設けられて該レ字側縦方向面に対して傾斜したレ字側傾斜部を有するレ字側係合部とを有し、該レ字側係合部と前記レ字側縦方向部との連結部は該レ字側縦方向部よりも細い略レ字状の連結具を有し、前記レ字側縦方向部には、その上側に開口する雌ねじ部が設けられており、前記L字状連結具の横方向部には前記雌ねじ部に螺合するねじ部品よりも所定量大きな孔が縦方向に貫通して設けられており、前記L字側縦方向部には、前記横方向部の前記孔から遠い側の側面に、前記レ字側傾斜部と当接し合うL字側傾斜部を設けており、前記両連結具を両傾斜部同士が対面する状態に組合せた状態では、前記L字側縦方向面と前記レ字側縦方向面とが対面すると共に、レ字側縦方向部の平面視端面に対し、平面視において前記横方向部がはみ出した領域を有し、前記何れの縦フレームにも少なくとも上方部には上端から縦方向に穴が設けられていると共に、互いに対面する各縦フレームの対面壁には上端から縦方向に切り欠かれて前記穴よりも幅狭の切欠部を設けており、何れかの縦フレーム又は該縦フレームの上部に設けた部品に、横方向部の前記はみ出した領域を受け止めることができる載置部を設けており、前記組合せ状態において前記孔を挿通させた前記ねじ部品を前記雌ねじ部に螺合させた連結具組体の状態で、前記連結部を前記切欠部に挿通させつつ前記載置部を設けた縦フレームの前記穴にレ字側縦方向部を挿入すると共に、他の縦フレームの前記穴にL字側縦方向部を挿入した状態で前記ねじ部品を締め込むことで間仕切ユニットと連結対象体とを連結させることを特徴とする間仕切ユニットの連結構造を提供する。
連結対象体は、間仕切ユニットの場合の他、例えば、2つの間仕切ユニットを直交等に交差させて設ける場合に使用される支柱の場合もある。所定量大きな孔には所定方向に長い長孔が含まれ、この長孔が好適である。上記何れの傾斜部も完全な傾斜平面が含まれることは勿論であるが、一方が傾斜平面であれば、他方は波状面であっても、その波状面に接する接平面が前記傾斜平面と同じ傾斜角度であればよい。
更には、ここでは間仕切ユニットの上部を連結する構造として記載したが、下部に適用する発明の場合も、発明1の上下を逆に表現する(例えば、上方部を下方部と表現する)だけでよく、それを第4の発明に記載している。
第2の発明では、第1の発明の前記L字側傾斜部はL字側縦方向部に設けた溝の傾斜状底部であり、前記レ字側係合部が該溝に嵌まる寸法である。
第3の発明では、第1又は第2の発明の前記横方向部であって、L字側縦方向部との連結部近くが細幅になるように切り欠かれた形状であり、該細幅部位の幅が前記切欠部の幅以下に構成されている。
第4の発明では、第1又は第2の発明の上側、上方部、上端、上部、載置部の用語を、夫々、下側、下方部、下端、下部、押し当て部に置き換えて表現できる構造で間仕切ユニットの下部を連結する。
第5の発明では、第1〜第3の発明の何れか1記載の間仕切ユニットの連結構造を有すると共に、該間仕切ユニットの下部の連結構造を有し、該下部連結構造は下部レ字状連結具と傾斜状連結具とを具備し、下部レ字状連結具は、間仕切ユニットと連結対象体との前記各縦フレームの一方に保持させる基部と、該基部に連結され、該一方の縦フレームから上方程遠ざかる方向に傾斜した下部レ字側傾斜部を有する下部レ字側係合部とを有し、前記傾斜状連結具は、他方の縦フレームに保持させる基部と、該基部に連結され、前記下部レ字側傾斜部に対面できると共に同じ傾斜角度である傾斜部を有する係合部とを有し、該傾斜部を前記下部レ字側傾斜部に対面させつつ、前記係合部を前記下部レ字側係合部に係合できるよう構成する。
第5の発明の何れの傾斜部も完全な傾斜平面が含まれることは勿論であるが、一方が傾斜平面であれば、他方は波状面であっても、その波状面に接する接平面が前記傾斜平面と同じ傾斜角度であればよい。
第1の発明では、2つの連結具を組み合わせてねじ部品で螺合させた連結具組体を、間仕切ユニットの上方から挿入すれば、L字状連結具の横方向部が縦フレーム等の載置部に受け止められて保持される。この状態のL字側縦方向面とレ字側縦方向面との間に、間仕切ユニットと連結対象体の各縦フレームの対面壁が位置している。この状態で、上方からねじ部材をねじ込めば、ねじ部品よりも大きくて、各縦方向面同士が近づく方向に長い長孔等、謂わば、バカ孔になっている孔と、L字側傾斜部とレ字側傾斜部との傾斜当接関係によって、L字状連結部とレ字状連結部とが、各縦方向面同士が近づくように互いに近づく。従って、L字側縦方向面とレ字側縦方向面との間に、前記各縦フレームの対面壁を両方挟持することができる。これにより、間仕切ユニットと連結対象体とを互いに引き寄せて強固に連結できる。
また、各縦フレームの対面壁を両方挟持するので、摩擦によって連結具組体が容易には上方に抜け出ない。従って、第4の発明に述べるように、間仕切ユニットの下部に適用した場合も、連結具組体の落下を防止できる。
第2の発明では、傾斜状底部がL字側傾斜部となるL字側縦方向部の溝にレ字側係合部が嵌まるので、傾斜部同士の係合関係と併せると、連結具組体の(仮)組立状態が安定し、両縦フレームに連結具組体各部を挿入する際に円滑な作業が可能となる。
第3発明では、横方向部であって、L字側縦方向部との連結部近くが細く切り欠かれ、該細い部位の幅が前記切欠部の幅以下に構成されているので、間仕切ユニットと連結対象体との高さが異なって段違いになっていても、切り欠かれた細い部位を高い方の縦フレームの対面壁の切欠部に挿通させることができるため、前記載置部を低い方の縦フレーム又はその上部に設けた部品に設ければ、段違いの連結が可能になる。
第4の発明では、第1や第2の発明と同じ連結具組体を上下逆にして間仕切ユニットの下部を連結できる。
第5の発明では、間仕切ユニットの下部を連結する手段として、一方の縦フレームに保持させた下部レ字状連結具の下部レ字側係合部の下部レ字側傾斜部と、他方の縦フレームに保持させた傾斜状連結具の係合部の傾斜部とを対面させるように、他方の縦フレーム側を、例えば、上方から差し込むように動かすことにより、下部レ字状連結具の下部レ字側係合部に対して、傾斜状連結具の係合部を係合させることができる。この後、間仕切ユニットの上部を連結させ、上部のねじ部品の締め込みによって、下部の両連結具が保持された両縦フレーム同士、即ち、間仕切ユニットと連結対象体同士が互いに引き寄せられて、下部もその動きに追従でき、上部と下部とを併せて間仕切ユニットの連結状態が安定する。
図1は、本発明に係る連結構造に使用するL字状連結具10とレ字状連結具20とねじ部品30との分解斜視図、図2は図1の3個の部品を異なる方向から見た分解斜視図、図3はこれら3つの部品を仮組みした連結具組体40の上面図(a)、側面図(b)、下面図(c)を示す図、図4はこれら3つの部品を組み合わせた際の部品間の動きの説明用断面図である。連結具10は、側面視形状が概ねL字形状に見えるためL字状連結具と称し、連結具20は、側面視形状が概ねレ字形状に見えるためレ字状連結具と称する。両連結具共に、金属鋳造品ないしは樹脂成形品である。
本願において、各連結具における上下、縦、横等の方向表現は、連結具としての使用状態における方向である。また、本明細書の後の方を除き、主にパーティション等の間仕切ユニット50,60の上部を連結させる構造について説明する。従って、その前提では、例えば図1の上方側が連結具の上側である。L字状連結具10は、L字側縦方向部(混同しない限り、単に、縦方向部と称することがあり、以下における他部の表現も同様である。)14と横方向部12とで略L字を成す。縦方向部には、横方向部の設けられている側の面に縦方向面14Sを、下に述べる横方向部の細幅部位12Hの左右両側に設けている。
横方向部12は、縦方向部14との連結部(交差部)の付近に、その先部よりも細幅に形成された細幅部位12Hを有する。この細幅部位は、後述する縦フレームF1の切欠部F1Kを挿通可能な幅であり、後述の図9に示す段差のある間仕切ユニット同士50’,60の連結に必要となるが、段差の無い間仕切ユニット同士の連結では細幅でなくてもよく、例えば図3の(a)の2点鎖線12H’で示す広幅でもよい。また、横方向部12には所定位置に上下方向に貫通した長孔18が形成されている。この長孔は横方向部の延伸方向に長く、ねじ部品30(の雄ねじ部30N)が長孔の長手方向に所定量移動可能に設定している。この長手方向に直交する短手方向の寸法は、雄ねじ部の外径と概ね同じである。
他方のレ字状連結具20は、縦方向部24と、レの字の先部を形成する係合部26とを有し、これらの間を連結部22が連結している。この縦方向部24の上端面24Tに開口した雌ねじ部24Nが上下方向に設けられており、前記長孔18を介してここにねじ部品30を螺合させる。こうして仮組み状態の連結具組体40が構成できるが、この組体(又は2部品10,20だけの組合せ状態でもよい)の平面視において、前記横方向部12が前記上端面24Tよりもはみ出した領域12Sを有するように大きく形成している。このはみ出し領域12Sは、図3の下面図(c)にあえてハッチングを入れた領域として明示している。この領域は、連結具組体40を後述の間仕切ユニット50,60等の縦方向フレームF1,F2(図5)に差し込んだ(落とし込んだ)場合に、所定の載置部に受け止めてもらって上下方向の位置決めを行う係合領域となる。
レ字状連結具20の縦方向部24には、係合部26と対面する側に縦方向面24Sが設けられており、該係合部には、縦方向面24Sと対面する側に、該縦方向面に対して上方程離れる方向に傾斜した傾斜部としての一形態例である傾斜面26Sが設けられている。
一方、L字状連結具10の縦方向部14に、前記長孔18から遠い側の側面、即ち、横方向部の設けられている側とは反対側の側面(縦方向面14Sとは反対側の側面)に、前記傾斜面26Sと当接し合うL字側傾斜部としての一形態例であるL字側傾斜面16Sが設けられている。従って、これら両傾斜面が当接しあうと、前記縦方向面14S,24S同士は対面する位置関係になり、この間に、後述の図5に示す両縦フレームF1,F2の対面壁F1H,F2Hを共に挟持できる。
第1の発明の観点からは必須要件ではないが、この傾斜面16Sは縦方向部14に設けた溝14Mの傾斜状の底面として形成されており、この溝に、レ字状連結具の係合部26を嵌め合わせるように構成している。即ち、係合部26の幅δは、溝14Mの溝幅Δ以下であって、大きくは違わないように設定している。第1の発明の観点からは、この溝が無く、単なる傾斜面だけでもよい。
このため、連結具組体40として組み合わせた場合に、両連結具の溝14Mの溝幅方向のガタツキが小さく、縦フレームへの挿入作業がより円滑になる。また、傾斜面同士も当接するため、前記溝幅方向に直交する方向のガタツキも防止できる。更には、レ字状連結具の連結部22の幅も縦方向部24の幅よりも小さく設定し、後述の縦フレームの切欠部F1K,F2Kの幅寸法以下の幅(所定の幅)にしており、更にこの例では、前記係合部26の幅δも、製造を容易にするために連結部の幅と同じにしている。
L字状連結具の縦方向部14の上突出部に設けた孔10Kは、連結具組体40を間仕切パネル連結に使用した後、例えば分解する際、この孔に適宜な鈎状部材を引っ掛け、容易に引き上げるために設けている。
図5は、上記の連結具組体40を使用した同一高さの1対の間仕切ユニット50,60の上部を連結する構成説明用の分解斜視図であり、図6はその上面図、図7は連結した状態の縦断面図、図8はその上面図である。各間仕切ユニットが向かい合う対面側縁部には、夫々、アルミニウム製の縦フレームF1,F2が設けられている。また、上端部と下端部等には横フレームY1等が配設されて間仕切ユニットの骨組みが形成されている。間仕切ユニット50の縦フレームF1は、対面する相手側の縦フレームF2に対面する対面壁F1Hにおいて、この例では上端から下端にまで亘る切欠部F1Kが形成されている。更に、この切欠部と連通した後側には、この例では上端から下端にまで亘り、前記切欠部の幅よりも幅広の略山形の穴F1Aが形成されている。
間仕切ユニット60の縦フレームF2も同様であり、対面する相手側の縦フレームF1に対面する対面壁F2Hに、この例では上端から下端にまで亘る切欠部F2Kが形成されている。更に、この切欠部と連通した後側には、この例では上端から下端にまで亘り、前記切欠部の幅よりも幅広の略山形の穴F2Aが形成されている。
この1対の縦フレームの各対面壁F1H,F2Hを近接対面させた状態に並べ、図4の(b)に示す仮組状態の連結具組体40の、レ字状連結具20の連結部22を両切欠部F1K,F2Kに挿通させつつ、レ字側縦方向部24を縦フレームF1の穴F1Aに挿通させ、一方、L字状連結具10のL字側縦方向部14を他方の縦フレームF2の穴F2Aに挿通させる。このL字状連結具の横方向部12の下面領域であって、レ字状連結具の縦方向部24の上端面24Tからはみ出した領域12Sを、縦フレームF1の上端面で受け止めて連結具組体40を載置できる。ただし、この例では、装飾部品52が縦フレームF1の上端側に設けられており、実際の載置部は図7に示す部品52の所定位置の段差部52Dである。
こうして、連結具組体40の各部を両縦フレームに挿入した状態では、各連結具10,20の縦方向面14S,24Sの間に各縦フレームの対面壁F1H,F2Hを挟んでいる。この状態で、上方から、ねじ部品30を締め込むことは容易である。ねじ部品を締め込んで行くと、ねじ部品30はL字状連結具10の長孔18を通っており、長孔の長手方向に相対移動可能であるため、図4の(b)状態から(c)状態に近づいて行く。即ち、同じ傾斜角度の傾斜面16Sと傾斜面26Sとの当接関係によって、両連結具10,20の各縦方向面14S,24S同士が互いに近づく。これにより、両縦フレームF1,F2が強固に連結され、間仕切ユニット50,60が連結される。その後、他の装飾部品である蓋部品58を装着させる。このように本発明連結構造は仮組状態の連結具組体40を単に落とし込み、上からねじ部品を締め込むだけでよく、簡便である。分解時も、ねじを緩めて係止孔10K等を利用して引き上げればよい。
なお、縦フレームF1,F2は同一であるため、図6に示す連結具組体40の左右を逆にしても、全く同様に連結できる。
図9は、高さの異なる間仕切ユニット50’,60同士を連結した状態の縦断面図である。この連結を可能にするには、既述の如く、横方向部12の根元部12H、即ち、縦方向部との連結部付近の幅を、縦フレームF2(F1’)の、図5に示すものと同じである切欠部F2K(F1K)の幅以下に構成する。これにより、連結具組体40を低い方の間仕切ユニット50’の縦フレームF1’の位置にまで押下げることができる。レ字状連結具20の縦方向部24を縦フレームF1’の穴F1A’に挿入する等は図5の場合と同様である。
図10は間仕切ユニット50を支柱70に連結させる場合の説明用上面図であり、図11は2つの間仕切ユニット50,50”を、支柱を介して直交状態に連結した状態の上面図である。支柱70は、横断面又は上面(下面)の端面形状が図示の如く正方形外郭を有しており、既述の縦フレームを90度間隔で配設したものと看做すことができる。その内の一つを間仕切ユニット50の縦フレームF1に対面させ、既述の連結具組体40で連結する。この場合の連結対象体である支柱70の4つの縦フレーム要素の1つの縦フレームF2’には、既述の縦フレームF2と同様に、対面壁F2H’と、切欠部F2K’と、該切欠部と連通し、より幅広の穴F2A’を有する。他の間仕切ユニット50”に関しても同様である。
図12は、図7の間仕切ユニット50,60同士の上部連結構造に使用しているのと同じ連結具組体40を、下部連結構造にも使用できることの説明図である。それは、単に連結具組体40の上下を逆にして縦フレームF1,F2の下方から挿入し、図7の場合に載置部(段差部)52Dと称している部位に対応する押し当て部(段差部)52Dに押し当てた状態が挿入終端位置である。この位置において、ねじ部品をねじ込んで強固に連結する。その結果、連結具組体40は、縦フレームの対面壁F1H,F2Hを強く挟持しているため、摩擦で落下することが防止される。この例では、上部、下部とも同じ連結具組体を使用して連結しているが、上部を他の適宜な連結具を使用してもよい。参照番号54は間仕切ユニットの足である。
更には、既述の上部の連結構造を有する上での下部の連結構造としては、図13と図14で示す他の連結構造の例がある。図13の矢視線M−Mの位置の横断面図が図14に略示され、図14の矢視線N−Nの位置の縦断面図が図13に略示されている。下部レ字状連結具80は、縦方向の基部82と、この基部の下部に連結されると共に、その幅が縦フレームF2の切欠部F2Kの幅以下である下部レ字側係合部86を有する。該下部レ字側係合部は、該基部又は装着された場合の縦方向フレームF2から上方程遠ざかる方向に傾斜した下部レ字側傾斜部84を有し、連結具80の断面はレ字形状となっている。
この下部レ字状連結具80は、その基部82が縦フレームF2の下方から穴F2Aに挿入され、該基部82に設けている横方向の雌ねじ部82Nに対し、例えば、六角穴付きねじ100を縦フレームF2の切欠部F2Kを介してねじ込む。これにより、ねじの先部が縦フレームF2の穴F2Aを区画形成している壁F2AHを押圧すると共に、下部レ字状連結具80の基部82が縦フレームF2の対面壁F2Hの内面を押圧し、その結果、下部レ字状連結具80が摩擦力によって縦フレームの適宜な高さ位置に保持される。また、下部レ字側係合部86は切欠部F2Kを介して図13のように外側に出ている。
一方、相手側の間仕切ユニット50の縦フレームF1には、傾斜状連結具90が上記下部レ字状連結具80と同じ構造、原理で縦フレームF1の適宜な所定高さ位置に保持されている。傾斜状連結具90は雌ねじ部92Nを有した基部92と、該基部に連結され、上記下部レ字側傾斜部84に対面できると共に同じ傾斜角度である傾斜部94を有する係合部96とを有している。
上記2つの連結具80,90を保持させた2つの間仕切ユニット50,60を連結させるには、図13に図示するように、この例の場合は間仕切ユニット50の方を高く位置させておき、その係合部96を他方の連結具80の係合部86に引っ掛けるようにして間仕切ユニットの下部同士を係合連結させる。その後、既述の連結具組体40を使用した上部連結を行う。この上部連結に従動するように、下部の連結部が傾斜部84,94の作用によって必然的に両間仕切ユニットの縦フレームの対面壁同士が近づくように寄り合った状態の連結となる。
本発明は、間仕切ユニットの連結構造として利用できる。
図1は本発明に係る連結構造に使用する2個の連結具とねじ部品との分解斜視図である。 図2は図1の3個の部品を異なる方向から見た分解斜視図である。 図3はこれら3個の部品を仮組みした連結具組体を示す図である。 図4はこれら3個の部品を組み合わせた際の部品間の動きの説明用断面図である。 図5は連結具組体を使用した間仕切ユニット連結構造の分解斜視図である。 図6は図5の上面図である。 図7は図5の間仕切ユニット連結状態の縦断面図である。 図8は図7の上面図である。 図9は本発明の他の形態例を示す図である。 図10は本発明の他の形態例の説明用図である。 図11は図10に続く本発明形態例を示す図である。 図12は本発明の他の形態例を示す図である。 図13は本発明の他の形態例を示す略示縦断面図である。 図14は図13の矢視線M−Mによる横断面図である。
符号の説明
10 L字状連結具
12 横方向部
12H 細幅部
12S はみ出し領域
14 L字側縦方向部
14M 溝
14S L字側縦方向面
16S L字側傾斜部(傾斜面)
18 孔(長孔)
20 レ字状連結具
22 連結部
24 レ字側縦方向部
24N 雌ねじ部
24S レ字側縦方向面
24T 端面
26 レ字側係合部
26S レ字側傾斜部(傾斜面)
30 ねじ部品
30N 雄ねじ部
40 連結具組体
50,50’,50”,60 間仕切ユニット(連結対象体)
52D 載置部(段差部)
70 支柱(連結対象体)
80 下部レ字状連結具
84 下部レ字側傾斜部
86 下部レ字側係合部
90 傾斜状連結具
94 傾斜部
96 係合部
F1,F2 縦フレーム
F1A,F2A 穴
F1H,F2H 対面壁
F1K,F2K 切欠部

Claims (5)

  1. 間仕切ユニット(50)と連結対象体(60)とを連結する連結構造であって、
    間仕切ユニットと連結対象体との各対面側縁部には、夫々、縦フレーム(F1,F2)が設けられており、
    横方向部(12)と、L字側縦方向面(14S)を有するL字側縦方向部(14)とを有する側面視略L字状の連結具(10)を有し、
    レ字側縦方向面(24S)を有するレ字側縦方向部(24)と、該レ字側縦方向面に対面する側に設けられて該レ字側縦方向面に対して傾斜したレ字側傾斜部(26S)を有するレ字側係合部(26)とを有し、該レ字側係合部と前記レ字側縦方向部との連結部(22)は該レ字側縦方向部よりも細い略レ字状の連結具(20)を有し、
    前記レ字側縦方向部には、その上側に開口する雌ねじ部(24N)が設けられており、前記L字状連結具の横方向部には前記雌ねじ部に螺合するねじ部品(30)よりも所定量大きな孔(18)が縦方向に貫通して設けられており、
    前記L字側縦方向部には、前記横方向部の前記孔から遠い側の側面に、前記レ字側傾斜部と当接し合うL字側傾斜部(16S)を設けており、
    前記両連結具を両傾斜部同士が対面する状態に組合せた状態では、前記L字側縦方向面と前記レ字側縦方向面とが対面すると共に、レ字側縦方向部の平面視端面に対し、平面視において前記横方向部がはみ出した領域(12S)を有し、
    前記何れの縦フレームにも少なくとも上方部には上端から縦方向に穴(F1A,F2A)が設けられていると共に、互いに対面する各縦フレームの対面壁(F1H,F2H)には上端から縦方向に切り欠かれて前記穴よりも幅狭の切欠部(F1K,F2K)を設けており、何れかの縦フレーム又は該縦フレームの上部に設けた部品に、横方向部の前記はみ出した領域を受け止めることができる載置部(52D)を設けており、
    前記組合せ状態において前記孔を挿通させた前記ねじ部品を前記雌ねじ部に螺合させた連結具組体(40)の状態で、前記連結部を前記切欠部に挿通させつつ前記載置部を設けた縦フレームの前記穴にレ字側縦方向部を挿入すると共に、他の縦フレームの前記穴にL字側縦方向部を挿入した状態で前記ねじ部品を締め込むことで間仕切ユニットと連結対象体とを連結させる
    ことを特徴とする間仕切ユニットの連結構造。
  2. 前記L字側傾斜部はL字側縦方向部に設けた溝(14M)の傾斜状底部であり、前記レ字側係合部が該溝に嵌まる寸法である請求項1記載の間仕切ユニットの連結構造。
  3. 前記横方向部であって、L字側縦方向部との連結部近くが細幅になるように切り欠かれた形状であり、該細幅部位(12H)の幅が前記切欠部の幅以下に構成されている請求項1又は2記載の間仕切ユニットの連結構造。
  4. 前記上側、上方部、上端、上部、載置部の用語を、夫々、下側、下方部、下端、下部、押し当て部に置き換え表現した構造であって、間仕切ユニットの下部を連結する請求項1又は2記載の間仕切ユニットの連結構造。
  5. 請求項1〜3の何れか1記載の間仕切ユニットの連結構造を有すると共に、該間仕切ユニットの下部の連結構造を有し、該下部連結構造は下部レ字状連結具(80)と傾斜状連結具(90)とを具備し、
    下部レ字状連結具は、間仕切ユニットと連結対象体との前記各縦フレームの一方に保持させる基部(82)と、該基部に連結され、該一方の縦フレームから上方程遠ざかる方向に傾斜した下部レ字側傾斜部(84)を有する下部レ字側係合部(86)とを有し、
    前記傾斜状連結具は、他方の縦フレームに保持させる基部(92)と、該基部に連結され、前記下部レ字側傾斜部に対面できると共に同じ傾斜角度である傾斜部(94)を有する係合部(96)とを有し、
    該傾斜部を前記下部レ字側傾斜部に対面させつつ、前記係合部を前記下部レ字側係合部に係合できる間仕切ユニットの連結構造。
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