JP6673133B2 - ピラー構造 - Google Patents
ピラー構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6673133B2 JP6673133B2 JP2016199521A JP2016199521A JP6673133B2 JP 6673133 B2 JP6673133 B2 JP 6673133B2 JP 2016199521 A JP2016199521 A JP 2016199521A JP 2016199521 A JP2016199521 A JP 2016199521A JP 6673133 B2 JP6673133 B2 JP 6673133B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar
- vehicle
- width direction
- welding
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
本発明のピラー構造10が適用された車両12の車両側部12Aには、車両上下方向に延在された複数のピラー14が配設されている。具体的には、車両前方側から順にフロントピラー15(図3参照)、センタピラー16、及びリヤピラー(図示せず)が配設されている。
図1は、本発明のピラー構造10が適用されたセンタピラー16を図示したものである。
図2に示されるように、本実施形態に係るピラー構造10は、主として、ピラー14を構成するアウタパネル30と、ピラー14を構成し、かつアウタパネル30に接合されるインナパネル34と、を含んで構成されている。ここで、アウタパネル30は第1部材の一例であり、インナパネル34は第2部材の一例である。なお、アウタパネル30を第2部材の一例として、インナパネル34を第1部材の一例としてもよい。
なお、本実施形態のアウタ縦壁部30Aはアウタ側壁部30C側が車両後方側及び車両幅方向外側に2回折り返され、アウタ縦壁部30Bはアウタ側壁部30C側が車両前方側に1回折り返されている。しかし、アウタ縦壁部30A、30Bの形状はこれに限らず、連続した一つの平面や曲面で形成されていてもよい。また、アウタ側壁部30Cについては、1又は複数回折り返された面や曲面で形成されていてもよい。
以上のように構成されたインナパネル34とアウタパネル30との間には、隙間が設けられており、このインナパネル34とアウタパネル30とで閉断面38が形成されている。
本実施形態では、アウタパネル30の端縁部31A(31B)をインナパネル34の平面部36A(36B)に接触させて、両者の角部を溶接することで断面形状が略T字状の接合部40A(40B)を形成させていた。しかしこれに限らず、断面形状が略T字状であれば接合部の形態は自由である。
以下、断面形状が略T字状となる本実施形態の変形例を示す。
図4(A)に変形例1のピラー14を示す。変形例1はピラー14の車両幅方向内側の2箇所に接合部を設けたものであるが、当該接合部におけるアウタパネル30とインナパネル34との接触関係が本実施形態と相違する。具体的な構成を以下に示す。
変形例1のアウタパネル30は、一対のアウタ縦壁部30A、30Bと、アウタ側壁部30Cと、を含んで構成された金属部材であって、その形状は本実施形態のアウタパネル30と同じである。
以上のように構成されたインナパネル34とアウタパネル30との間には、隙間が設けられており、このインナパネル34とアウタパネル30とで閉断面38が形成されている。
以上、変形例1におけるレーザー溶接は、ピラー14に対してレーザー溶接機100のレーザーヘッド102を斜め方向(車両幅方向及び車両前後方向に対する斜め方向)に傾けてレーザーを照射することにより行われる。
図4(B)に変形例2のピラー14を示す。変形例2は、ピラー14の車両幅方向内側かつ車両前方側と、車両幅方向外側かつ車両後方側に接合部を設けたものである。変形例2では、アウタパネル30とインナパネル34の形状が本実施形態と相違する。具体的な構成を以下に示す。
以上のように構成されたインナパネル34とアウタパネル30との間には、隙間が設けられており、このインナパネル34とアウタパネル30とで閉断面38が形成されている。
以上、変形例2におけるレーザー溶接は、ピラー14に対してレーザー溶接機100のレーザーヘッド102を斜め方向(車両幅方向及び車両前後方向に対する斜め方向)に傾けてレーザーを照射することにより行われる。
次に、本実施形態のピラー構造の作用及び効果について説明する。
図2に示されるように、本実施形態のピラー構造10は、ピラー14を構成するアウタパネル30と、ピラー14を構成し、かつアウタパネル30に接合されるインナパネル34とを備えている。そして、本実施形態のピラー構造10は、アウタパネル30の端縁部31Aと、インナパネル34の平面部36Aによる接合部40Aを備えている。また、アウタパネル30の端縁部31Bと、インナパネル34の平面部36Bとの接合部40Bを備えている。そして、これらの接合部40A、40Bは、断面形状が略T字状とされている。
本実施形態の作用効果について2つの比較例を用いて説明する。
第1の比較例として、アウタパネル50及びインナパネル54の縁部同士を突き合わせて溶接するピラー構造10Aの例を示す。
図5に示されるように、第1の比較例のアウタパネル50は本実施形態と同じ形状である。すなわち、アウタパネル30は、一対のアウタ縦壁部50A、50Bと、アウタ側壁部50Cと、を含んで構成された金属部材である。
第2の比較例として、アウタパネル70及びインナパネル74にそれぞれフランジ部を設け、当該フランジ部同士をスポット溶接するピラー構造10Bの例を示す。
図8に示されるように、第2の比較例のアウタパネル70は、一対のアウタフランジ部70A、70Bと、一対のアウタ縦壁部70C、70Dと、アウタ側壁部70Eと、を含んで構成された金属部材である。このアウタパネル70は、断面が車両幅方向内側に開放された略U字状に形成されている。アウタフランジ部70Aはアウタパネル70の前端部に設けられており、車両前後方向に延びている。また、アウタフランジ部70Bは、アウタパネル70の後端部に設けられており、車両前後方向に延びている。
本実施形態では、縁部としての端縁部31A、31Bは、その断面が直線状であり、面部としての平面部36A、36Bは、平面として形成されている。しかしこれに限らず、端縁部31A、31Bを曲線状に、平面部36A、36Bを曲面として形成してもよい。
また、本実施形態では、平面部36A(36B)に対して端縁部31A(31B)を垂直に接触させているが、これに限らず、平面部36A(36B)に対して端縁部31A(31B)を傾けて接触させてもよい。
14 ピラー
30 アウタパネル(第1部材、第2部材の一例)
31A、31B、31C 端縁部(縁部の一例)
32A、32B 平面部(面部の一例)
34 インナパネル(第1部材、第2部材の一例)
35A、35B 端縁部(縁部の一例)
36A、36B、36D 平面部(面部の一例)
38 閉断面
40A、40B 接合部
42A、42B 接合部
43A、43B 接合部
Claims (1)
- ピラーを構成し、断面凸状の第1部材と、
前記第1部材とともに閉断面のピラーを構成する第2部材と、
前記第1部材において開口を形成すると共に、当該開口に向けて互いに離間する一対の壁部と、
断面視において前記開口の幅よりも短い幅を構成する前記第2部材の両端側の縁部と、
前記第1部材における前記壁部内側の面部と前記第2部材における前記縁部とで形成され、前記閉断面の外側が溶接されている、いずれも断面略T字状の接合部と、
を備えたピラー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199521A JP6673133B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ピラー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199521A JP6673133B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ピラー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018058565A JP2018058565A (ja) | 2018-04-12 |
JP6673133B2 true JP6673133B2 (ja) | 2020-03-25 |
Family
ID=61908114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016199521A Active JP6673133B2 (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ピラー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6673133B2 (ja) |
-
2016
- 2016-10-07 JP JP2016199521A patent/JP6673133B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018058565A (ja) | 2018-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006076477A (ja) | センターピラー上部の接合構造 | |
JP2009255800A (ja) | 車両用骨格部材の結合構造 | |
KR20010021995A (ko) | 철도 차량용 측벽 및 그 철도 차량 본체 | |
JP2007045304A (ja) | 鉄道車両構体及びその製造方法 | |
JP2007022262A (ja) | パネル接合構造 | |
JP2006341763A (ja) | 鉄道車両用台車枠 | |
JP6673133B2 (ja) | ピラー構造 | |
JP6136208B2 (ja) | 車両のルーフ部と側部の結合構造 | |
WO2015182401A1 (ja) | 骨格構造体及びその製造方法 | |
JP6374357B2 (ja) | 鉄道車両構体及びその製造方法 | |
JP6374358B2 (ja) | 鉄道車両構体及びその製造方法 | |
JP6988554B2 (ja) | 車両用ピラー構造及び車両用ピラーの製造方法 | |
JP4552622B2 (ja) | 車両のピラー構造 | |
JP4671409B2 (ja) | 構造体および構造体の構成部材および構造体の製造方法 | |
JP4484539B2 (ja) | 鉄道車両の側構体 | |
JP2004276724A (ja) | 鉄道車両の車体およびその製造方法 | |
JP5342532B2 (ja) | 車体フレームの製造方法 | |
JP6382675B2 (ja) | 鉄道車両の骨構造 | |
JP6422664B2 (ja) | 車両ドアの立柱サッシュ、及び車両ドアの立柱サッシュの製造方法 | |
JP6538133B2 (ja) | 車体側部構造 | |
JP6792962B2 (ja) | 側構体及びその製作方法 | |
JP2006192995A (ja) | 押出し中空型材及びその型材によって形成された鉄道車両構体 | |
JP2006298327A (ja) | 鉄道車両構体 | |
US11724577B2 (en) | Door structure | |
JP2012091688A (ja) | 車体の側構体、及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190903 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200217 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6673133 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |