JP2009197900A - 二部材組付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】一種類のクリップによって相手部材のクリップ孔に対する挿入荷重は一定に保つとともに、保持荷重を選択可能とする。
【解決手段】装着部材の座部に取り付けたクリップを、相手部材のクリップ孔に挿入することにより、二部材を組み付ける構造であって、クリップ10は係止腕20を有し、この係止腕20はクリップを相手部材40のクリップ孔42に挿入することで、クリップ孔の縁部に係止してクリップ10が相手部材40から外れないように保持する係止面24a,26aが設けられている。装着部材30の座部32,34は、高保持用および低保持用が準備されているとともに、クリップ10の係止面24a,26aは傾斜角度の異なる高保持用および低保持用がある。高保持用あるいは低保持用のいずれかの座部を選択してクリップ10を取り付けることで、この選択に対応する高保持用あるいは低保持用いずれかの係止面がクリップ孔43の縁部に係止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両におけるセンタークラスタなどの装着部材を、クリップを用いてインストルメントパネルなどの相手部材に組み付けるための二部材組付け構造に関する。
この種の組付け構造については、例えば特許文献1に開示された技術が知られている。この技術で用いられているクリップは、装着部材と一体に成形されたリブ形状の座部を両側から挟むように位置し、かつ、この座部に取り付けられる一対のロック片と、相手部材に開けられたクリップ孔の縁部に係止可能な斜面を有する両側壁とからなっている。装着部材の座部に取り付けられたクリップが相手部材のクリップ孔に挿入されたとき、一対のロック片の自由端部がクリップ孔の内周面に干渉して内方へ撓み、個々に座部の側面に接近する。これにより、クリップに不測の外力が加わっても、一対のロック片が座部の側面に干渉して外力を受け止める。
特開2001−50229号公報
特許文献1に開示された技術では、クリップを通じて装着部材を相手部材に組み付けた状態において、相手部材のクリップ孔に対するクリップの保持荷重は、専ら該クリップ孔の縁部と両側壁の斜面との係止によって決定される。そして、この保持荷重は、クリップおよびクリップ孔が同じであれば常に一定であって、それを選択する余地はない。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、一種類のクリップによって相手部材のクリップ孔に対する保持荷重を選択可能とし、かつ、クリップの挿入荷重は一定に保つとともに、装着部材にクリップを取り付ける工程での作業ミスを解消することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、所定の装着部材を相手部材に組み付けるために、装着部材に設けられている座部に取り付けたクリップを、相手部材に開けられているクリップ孔に挿入する形式の二部材組付け構造であって、クリップは、該クリップが相手部材のクリップ孔に挿入されたときに、内方へ押し撓められるように弾性変形しながらクリップ孔を通過する係止腕を有する。この係止腕に、クリップ孔の縁部に係止してクリップが相手部材から外れないように保持する係止面が設けられている。
装着部材の座部は、クリップの挿入方向に関して装着部材の裏面からクリップの取付け位置までの寸法が異なる高保持用および低保持用が準備されているとともに、クリップにおける係止腕の係止面は、傾斜角度の異なる高保持用および低保持用がある。高保持用あるいは低保持用のいずれかの座部を選択してクリップを取り付けることにより、この選択に対応した高保持用あるいは低保持用の係止面がクリップ孔の縁部に係止するように構成されている。
この構成においては、一種類のクリップによって相手部材のクリップ孔に対する保持荷重を高保持あるいは低保持と使い分けることができる。そして、このようにクリップの保持荷重を選択しても、クリップをクリップ孔に挿入するときに係止腕が内方へ押し撓められる荷重は変化しないので、クリップの挿入荷重が一定に保たれる。また、保持荷重の選択はクリップを取り付ける座部の種類に基づくものであるから、装着部材にクリップを取り付ける工程での作業ミスが解消される。
第2の発明は、第1の発明において、クリップの係止腕が、高保持用および低保持用の係止面よりも外方へ張り出した肩部を備え、この肩部は、クリップが相手部材のクリップ孔に挿入されるときに該クリップ孔の内周に接触して係止腕を内方へ押し撓める形状に設定されている。
これにより、相手部材のクリップ孔に対するクリップの挿入荷重がより安定する。
第3の発明は、第1又は2の発明において、クリップの係止腕に設けられている高保持用および低保持用の係止面は、係止腕の幅方向に関して個別に配列されているとともに、クリップ孔に対するクリップの挿入方向に関する個々の位置または斜面の範囲が異なるように設定されている。
この構成によれば、クリップを取り付ける装着部材の座部を選択することで、このクリップの保持荷重を高保持あるいは低保持と使い分けるための構造が簡素化される。
第4の発明は、第3の発明において、クリップの係止腕が、その幅方向に関して、高保持用の係止面を有する分割片と、低保持用の係止面を有する分割片とに分けられており、これらの分割片が個別に弾性変形可能になっている。
これにより、クリップをクリップ孔に挿入したときに係止腕の各分割片がそれぞれ個別に内方へ押し撓められ、一方の分割片の係止面をクリップ孔の縁部に係止させたときに他方の分割片においても、そのいずれかの部分がクリップ孔の内周や縁部に接触して押し撓められている。この結果、例えば高保持用の係止面をクリップ孔の縁部に係止させた状態において、低保持用の係止面もクリップ孔の縁部に係止させることで、クリップ孔に対するクリップのガタツキを抑えることも可能となる。
第5の発明は、第1,2,3又は4の発明において、クリップが、装着部材の座部に取り付けることが可能な結合部を有するとともに、係止腕は結合部の両外側にそれぞれ設けられている。
このように、クリップの形式を、その結合部の両外側に係止腕がそれぞれ設けられた構成とすることにより、相手部材のクリップ孔に対するクリップの保持が高保持あるいは低保持のいずれにおいても安定する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
二部材を組み付けるために用いるクリップ10は、図1〜図4で示すように頭部12の側が閉塞され、基部14の側が開放された形状であり、合成樹脂材によって一体に成形されている。このクリップ10により、図1で示すセンタークラスタなどの装着部材30をインストルメントパネルなどの相手部材40に組み付けることが可能である。
クリップ10は、結合部16と、この結合部16の両外側に位置する一対の係止腕20とを有する。結合部16は、クリップ10の頭部12側から基部14側に向かって突出しているとともに、該基部14に向かって開放されている。そして、結合部16の相対向する内側面17には、開放側の端部近くにおいて係合爪18がそれぞれ設けられている。また、結合部16はクリップ10の頭部12側を支点として左右へ開くように弾性変形することが可能である。
一対の係止腕20は、結合部16の外側においてクリップ10の頭部12の両側から基部14に向かってそれぞれ延びている。これらの両係止腕20は、クリップ10の頭部12側を支点として個々に内方へ撓むように弾性変形することが可能である。
両係止腕20には、個々の自由端側で連続した「U」字状のスリット22がそれぞれ設けられている(図3)。これにより、両係止腕20は個々の幅方向に関し、その中央に位置する一つの分割片24と、その両側に位置する一対の分割片26とにそれぞれ分けられており、これらの分割片24,26が個別に弾性変形するようになっている。なお、一対の分割片26の自由端部は連接部分28によって繋がっているいるとともに、中央に位置する分割片24の幅は、両分割片26の幅の合計値とほぼ等しく設定されている。なお、これらの分割片24,26が個々に撓むときの弾性力は、クリップ10の後述する保持力の目標に応じて個別もしくは均等の値に設定される。
両係止腕20における各分割片24,26は、後述するようにクリップ10を相手部材40のクリップ孔42に挿入したとき、クリップ孔42の縁部に係止する係止面24a,26aを個別に備えている。そして、中央に位置する分割片24の係止面24aは傾斜角が鋭角であり、両分割片26の係止面26aは傾斜角が鈍角である。つまり、傾斜角度の鋭い係止面24aは、後述するようにクリップ10の保持荷重を選択するときの高保持用であり、傾斜角度の緩やかな係止面26aは低保持用である。したがって、両係止腕20は、中央に位置する高保持用の分割片24と、その両側に位置する低保持用の分割片26とをそれぞれ備えていることになる。
また、高保持用の係止面24aは、クリップ孔42に対するクリップ10の挿入方向に関する範囲が狭く、低保持用の係止面26aは、その範囲が広い。言い換えると、高保持用の係止面24aは、クリップ10の基部14に近い所定の範囲だけを占めているのに対し、低保持用の係止面26aは、係止面24aよりも基部14に近い箇所から遠い箇所までの範囲を占めている(図3および図4)。
両係止腕20の各分割片24,26は、それぞれの係止面24a,26aに隣接する頭部12側において最も外方へ張り出した肩部24b,26bをそれぞれ有する。これらの肩部24b,26bは平坦面であるとともに、それぞれの張り出し量は共に等しく設定されている(図4)。ただし、クリップ10の挿入方向に関する肩部24b,26bの範囲については、高保持用の係止面24aの範囲が狭い分、分割片24の肩部24bの方が分割片26の肩部26bよりも広い。これらの肩部24b,26bは、クリップ10を相手部材40のクリップ孔42に挿入するときに、このクリップ孔42の内周に接触して両係止腕20における各分割片24,26を内方へ押し撓めるように機能する。
図1に示されているセンタークラスタなどの装着部材30は、合成樹脂材による成形品である。この装着部材30の意匠面とは反対側の裏面30aには、二種類の座部32,34のいずれか一方、あるいは装着部材30の種類によっては双方を適宜に組み合わせた状態で設けられている。これらの座部32,34は、クリップ10を取り付けるためのもので、裏面30aから突出したリブ32a,34aと、それぞれの両側に位置する補強用の側板32b,34bとを有する。リブ32a,34aの板厚は、クリップ10における結合部16の両内側面17の間隔S(図4)よりも大きく設定されている。つまり、リブ32a,34aが後述するように結合部16を外方へ押し撓めながら両内側面17の間に進入することで、座部32,34に対するクリップ10のガタツキが抑えられる。ただし、結合部16の両内側面17の間隔Sをリブ32a,34aの板厚とほぼ同じ寸法に設定することも可能である。
リブ32a,34aには、それぞれの両面にわたって貫通する係合孔32c,34cが開けられている。前記のようにリブ32a,34aが結合部16の両内側面17の間に進入することにより、係合孔32c,34cにクリップ10における結合部16の両係合爪18がリブ32a,34aの両側から係合する。つまり、これらの係合孔32c,34cは、それぞれの座部32,34に対するクリップ10の取付け高さを決定することができる。
二種類の座部32,34を選択し、そのいずれにクリップ10を取り付けるかによってクリップ10の保持荷重を高保持あるいは低保持と使い分けることが可能である。すなわち、一方の座部32は、クリップ10の保持荷重を選択するときの低保持用であり、他方の座部34は高保持用である。ここで、低保持用の座部32と高保持用の座部34との違いについて、以下に説明する。
図5の(A)で示す低保持用の座部32における寸法L1、図5の(B)で示す高保持用の座部34における寸法L2は、装着部材30をクリップ10によって後述する相手部材40に組み付けた状態での該相手部材40の内面41から個々の係合孔32c,34cまでの距離である。なお、個々の係合孔32c,34cにおける寸法L1,L2の測定基準位置は、図7および図9で示すようにクリップ10における結合部16の両係合爪18と係合する係合孔32c,34cの上側内面とするのが好ましい。
そして、寸法L1,L2は、(L1<L2)に設定されている。このため、二種類の座部32,34を使い分けることにより、相手部材40の内面41を基準とする係合孔32c,34cの位置が二段階に切り替えられる。つまり、低保持用の座部32よりも高保持用の座部34の方が、相手部材40の内面41を基準としたときのクリップ10の取付け位置が高くなる。
図1で示されている車両のインストルメントパネルなどの相手部材40には、クリップ10が挿入される矩形状のクリップ孔42が開けられている。なお、このクリップ孔42のサイズなどについては、クリップ10が一種類である限り一種類である。
つづいて、クリップ10による保持荷重を低保持あるいは高保持と使い分けて装着部材30を相手部材40に組み付ける作業を説明する。
まず、クリップ10を低保持荷重で使用する場合、該クリップ10を装着部材30における低保持用の座部32に対し、その先端側から取り付ける。これにより、クリップ10の結合部16に、その開放側から両内側面17の間に座部32のリブ32aが相対的に進入する。このときのリブ32aは、結合部16を左右へ押し開きながら両係合爪18の間を進入し、結果的に両係合爪18が係合孔32cに両側から係合する。
この状態においては、結合部16の両内側面17がリブ32aをその両側面から挟み付けているとともに、結合部16は座部32の両側板32bの間に収まっている(図6および図7)。これにより、クリップ10が装着部材30の座部32に、安定した状態で取り付けられる。そして、このときのクリップ10は、図5の(A)で示す寸法L1に基づいた取付け位置になっている。
つぎに、低保持用の座部32に取り付けられたクリップ10を相手部材40のクリップ孔42に挿入する。これに伴い、クリップ10の両係止腕20(分割片24,26)は、それぞれの肩部24b,26bがクリップ孔42の内周に接触することで、個々に内方へ押し撓められるように弾性変形しながらクリップ孔42を進行する。クリップ孔42に対するクリップ10の挿入が完了したとき、両係止腕20における低保持用の分割片26の肩部26bはクリップ孔42を通過し、係止面26aがクリップ孔42の縁部に係止している(図6および図7)。したがって、クリップ孔42に対するクリップ10の保持荷重は低保持となり、その保持荷重によって装着部材30が相手部材40に組み付けられたことになる。
一方、両係止腕20における高保持用の分割片24は、それぞれの係止面24aおよび肩部24bがクリップ孔42を通過しきっておらず、内方へ押し撓められたままである。このため、クリップ孔42に対するクリップ10の保持荷重は、低保持用の係止面26aによってほぼ決定される。
クリップ10を高保持荷重で使用する場合は、該クリップ10を装着部材30における高保持用の座部34に取り付ける。その手順は、前述した低保持用の座部32に対する場合と同じであり、最終的には高保持用の座部34におけるリブ34aの係合孔34cに結合部16の両係合爪18が係合する。これにより、結合部16の両内側面17がリブ34aをその両側面から挟み付け、結合部16は座部34の両側板34bの間に収まる(図8および図9)。そして、高保持用の座部34に取り付けられたクリップ10は、図5の(B)で示す寸法L2に基づいた取付け位置になっている。
高保持用の座部34に取り付けられたクリップ10においても、それを相手部材40のクリップ孔42に挿入するときの両係止腕20の弾性変形などは、クリップ10が低保持用の座部32に取り付けられている場合と同じである。ただし、高保持用の座部34に取り付けられたクリップ10は、クリップ孔42に対する挿入が完了したときに両係止腕20における高保持用の分割片24の係止面24aがクリップ孔42の縁部に係止している(図8および図9)。この結果、クリップ孔42に対するクリップ10の保持荷重は高保持となり、その保持荷重によって装着部材30が相手部材40に組み付けられたことになる。
そして、この状態では低保持用の分割片26における係止面26aもクリップ孔42の縁部に係止しており(図9)、それによってクリップ孔42に対するクリップ10のガタツキが抑えられる。また、このときのクリップ孔42に対するクリップ10の保持荷重は高保持用の係止面24aによってほぼ決定される。
このように、装着部材30における二種類の座部32,34を選択して一種類のクリップ10を取り付けることにより、相手部材40の内面41を基準とするクリップ10の取付け位置を二段階に切り替えることが可能となる。すなわち、相手部材40のクリップ孔42に対するクリップ10の挿入荷重は一定に保ったままで、クリップ孔42に対するクリップ10の保持荷重を高保持あるいは低保持と使い分けることができる。
なお、二種類の座部32,34は、装着部材30の規格などに基づいて一方を採用するのが一般的であり、仮に一つの装着部材30に二種類の座部32,34をそれぞれ採用するとしても、座部32,34の配置箇所は明確に分離される。したがって、装着部材30にクリップ10を取り付ける工程では、保持荷重を使い分けるための判断を必要とせず、作業ミスが解消される。
クリップ10の両係止腕20については、高保持用の係止面24aを有する分割片24と、低保持用の係止面26aを有する分割片26とをスリット22で分けたことにより、クリップ10が相手部材40のクリップ孔42に挿入されたときに両係止腕20の分割片24,26が個別に弾性変形する。このことは、例えば低保持用の座部32に取り付けたクリップ10をクリップ孔42に挿入したとき(図6および図7)、前述したように両係止腕20における高保持用の分割片24はクリップ孔42内で押し撓められたままであっても、そのことが低保持用の分割片26に影響を及ぼすことはない。したがって、このときのクリップ孔42に対するクリップ10の保持力が適正に保たれる。
なお、クリップ10の両係止腕20において、中央に位置する分割片24を低保持用とし、その両側に位置する分割片26を高保持用に変更することは当然可能である。
また、図10で示すクリップ10においては、両係止腕20が高保持用の分割片24と低保持用の分割片26とに二分割されている。つまり、この図面で示すクリップ10の両係止腕20は、高保持用の分割片24および低保持用の分割片26を共に一個ずつ備えた構成になっている。
さらに、クリップ10の形式については、それに要求される保持荷重に伴い、例えば図4において結合部16の左右両側の片側にのみ係止腕20を配置したものもある。その場合にも、図1ないし図9で示す係止腕20の構成、あるいは図10で示す係止腕20の構成を採用することにより、前述した場合と同様の機能をはたすことができる。
クリップによって二部材を組み付けるための構成を表した分解斜視図。 クリップのみを拡大して表した斜視図。 クリップのみを拡大して表した側面図。 クリップのみを拡大して表した正面図。 装着部材における低保持用および高保持用の座部をそれぞれ表した断面図。 二部材を低保持荷重で組み付けた状態の斜視図。 図6を一部断面で表した正面図。 二部材を高保持荷重で組み付けた状態の斜視図。 図8を一部断面で表した正面図。 係止腕の構成を変更したクリップの斜視図。
符号の説明
10 クリップ
20 係止腕
24 分割片
24a 係止面
26 分割片
26a 係止面
30 装着部材
32,34 座部
40 相手部材
42 クリップ孔

Claims (5)

  1. 所定の装着部材を相手部材に組み付けるために、装着部材に設けられている座部に取り付けたクリップを、相手部材に開けられているクリップ孔に挿入する形式の二部材組付け構造であって、
    クリップは、該クリップが相手部材のクリップ孔に挿入されたときに、内方へ押し撓められるように弾性変形しながらクリップ孔を通過する係止腕を有し、この係止腕に、クリップ孔の縁部に係止してクリップが相手部材から外れないように保持する係止面が設けられ、装着部材の座部は、クリップの挿入方向に関して装着部材の裏面からクリップの取付け位置までの寸法が異なる高保持用および低保持用が準備されているとともに、クリップにおける係止腕の係止面は、傾斜角度の異なる高保持用および低保持用があり、高保持用あるいは低保持用のいずれかの座部を選択してクリップを取り付けることにより、この選択に対応した高保持用あるいは低保持用の係止面がクリップ孔の縁部に係止するように構成された二部材組付け構造。
  2. 請求項1に記載された二部材組付け構造であって、
    クリップの係止腕は、高保持用および低保持用の係止面よりも外方へ張り出した肩部を備え、この肩部は、クリップが相手部材のクリップ孔に挿入されるときに該クリップ孔の内周に接触して係止腕を内方へ押し撓める形状に設定されている二部材組付け構造。
  3. 請求項1又は2に記載された二部材組付け構造であって、
    クリップの係止腕に設けられている高保持用および低保持用の係止面は、係止腕の幅方向に関して個別に配列されているとともに、クリップ孔に対するクリップの挿入方向に関する個々の位置または斜面の範囲が異なるように設定されている二部材組付け構造。
  4. 請求項3に記載された二部材組付け構造であって、
    クリップの係止腕は、その幅方向に関して、高保持用の係止面を有する分割片と、低保持用の係止面を有する分割片とに分けられており、これらの分割片が個別に弾性変形可能になっている二部材組付け構造。
  5. 請求項1,2,3又は4に記載された二部材組付け構造であって、
    クリップは、装着部材の座部に取り付けることが可能な結合部を有するとともに、係止腕は結合部の両外側にそれぞれ設けられている二部材組付け構造。
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