JP4371770B2 - 出隅材取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、出隅材取付具に関するものである。
出隅材は、建造物出隅部を化粧するなどの目的で取り付けられる断面略「く」字状の部材である。すなわち、出隅材は、出隅材隅部と出隅材隅部を形成する一対の出隅材側面部とを備えている。そして、従来の出隅材は、サイディング材と同質であり、釘打されることにより建造物出隅部に取り付けられる。しかし、この方法を用いて施工すると、出隅材が破損する虞がある。そのため、細心の注意を払って施工しなければならず、その結果、施工に時間がかかる。また、施工後の建造物出隅部には釘頭が多数見うけられ、美観が損なわれるという不都合も生じる。
これらの不都合を解決するために、例えば、特許文献1及び2には、断面略「く」字状の出隅材取付具を用いて出隅材を建造物出隅部に取り付けるという技術が開示されている。特許文献1及び2に開示されている出隅材取付具は、出隅材隅部に対応する取付具隅部と出隅材側面部に対応する一対の取付具側面部とで構成されている。そして、取付具隅部には嵌合部が形成されている。また、特許文献1及び2に開示されている出隅材は、出隅材隅部と出隅材隅部を形成する一対の出隅材側面部とを備えているとともに、出隅材隅部の内側に縦溝を備えている。すなわち、出隅材隅部と取付具隅部とが、出隅材側面部と取付具側面部とが、及び出隅材の縦溝と出隅材取付具の嵌合部とが、対応する。また、横方向において、取付具側面部の方が出隅材側面部よりも長い。そして、まず、出隅材の縦溝に出隅材取付具の嵌合部を弾入する。これにより、出隅材は出隅材取付具に係合される。その後、釘などの固定具を用いて、出隅材側面部より延出している取付具側面部を建造物出隅部の側面に装着固定する。これにより、出隅材取付具を介して出隅材を建造物出隅部に取り付ける、と記載されている。この場合、出隅材は、釘打されることはないため破損することはない。その結果、細心の注意を払って出隅材を取り付ける必要はなく、施工に時間がかかることはない。また、出隅材を取り付けた後に、出隅材に沿うように外装サイディング材を列設するため、釘頭は覆われ施工後の美観が損なわれることもない。従って、出隅材を直接、建造物出隅部に取り付ける場合に生じる不都合は解消される。そのため、出隅材を建造物出隅部に取り付ける工法は、固定具を用いて直接取り付ける工法から出隅材取付具を介して取り付ける工法へと移行している。
しかしながら、特許文献1及び2に開示されている出隅材の取付方法では、出隅材の隅部に出隅材取付具の隅部を係入しているにすぎないため、出隅材を出隅材取付具に強固に固定することはできない虞がある。そして、出隅材取付具は建造物出隅部に装着固定されているため、その結果、出隅材を建造物出隅部に強固に固定することはできない。そのため、出隅材はがたつき、出隅材の取付精度が損なわれる虞がある。
そこで、例えば、特許文献3には、取付具側面部に係合部が形成された出隅材取付具を介して、出隅材側面部の内面に内側を向くように係合面が形成された出隅材を建造物出隅部に取り付ける、という技術が開示されている。具体的には、出隅材取付具は、第1、2係合部を取付具側面部に備える。第1係合部は、出隅材取付具の側端側に向かって斜め外向きに延びるように形成されている。第2係合部は、取付具隅部に向かって斜め外向きに立ち上がる脚部と、その脚部の端で折り返されて出隅材取付具の側端側に向かって斜め内向きに延びる係止片部と、を備える。そして、断面において、第1係合部の基端部と第2係合部の基端部とは重なる。また、出隅材は、その側面部の内面に係合面が内側を向くように第1、2係合溝を備えている。第1係合溝の係合面は第1係合部の端面が接触するように、第2係合溝の係合面は第2係合部の係止片部の端面が接触するように、形成されている。そのため、この出隅材取付具を介してこの出隅材を建造物出隅部に取り付けると、出隅材取付具の第1係合部が出隅材の第1係合溝の係合面に対して斜め外向きに押圧するとともに、出隅材取付具の第2係合部が出隅材の第2係合溝の係止片部の係合面に対して斜め内向きに押圧する。よって、出隅材の第1係合溝の係合面から出隅材取付具の第1係合部に対して斜め内向きの力がはたらくとともに、出隅材の第2係合溝の係合面から出隅材取付具の第2係合部に対して斜め外向きの力がはたらく。よって、出隅材は出隅材取付具に強固に固定される。ここで、出隅材取付具は建造物出隅部に装着固定されているため、出隅材を建造物出隅部に強固に固定することができる、と記載されている。
実公昭62−15395号公報 実公昭62−15396号公報 特開2002−250110号公報(第5頁、第8図)
ところで、施工時に出隅材の取付形態を誤った場合などは、取り付けた出隅材を建造物出隅部から取り外す必要がある。しかしながら、特許文献3に開示されている出隅材取付具を介して建造物出隅部に出隅材を取り付けると、出隅材取付具及び出隅材に係合解除部が設けられていないため、出隅材を建造物出隅部から取り外すことは困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建造物出隅部に対して出隅材を着脱可能とする出隅材取付具を提供することにある。
請求項1の発明は、出隅材隅部を形成する一対の出隅材側面部の各々の内面に内側を向くように係合面が形成された出隅材を建造物出隅部に取り付けるために使用される出隅材取付具であって、出隅材隅部に対応する取付具隅部を形成すると共に出隅材側面部に対応する一対の取付具側面部からなり、建造物出隅部に装着固定される取付具本体部と、上記取付具本体部の各取付具側面部に、その側端側に向かって斜め外向きに延びるように形成され、出隅材側面部の係合面に係合当接してその係合面を出隅材側面部の側端側に向かって押圧する係合部と、上記取付具本体部の少なくとも一方の取付具側面部に、該取付具側面部の係合部による出隅材側面部の係合面への係合当接を解除することができるように可動に設けられた係合解除部材と、を備えたことを特徴とする。
従来の出隅材取付具を介して出隅材を建造物出隅部に取り付けると、出隅材を取り外すことはできない。しかし、本発明の出隅材取付具は、出隅材との係合部とその係合を解除する係合解除部材とを備えている。よって、この出隅材取付具は出隅材に対して着脱可能である。ここで、出隅材取付具は建造物出隅部に装着固定されているため、出隅材は出隅材取付具を介して建造物出隅部に取り付けられる。従って、この出隅材取付具は、出隅材を建造物出隅部に取り付けるとともに、一旦取り付けられた出隅材を建造物出隅部から取り外すことを可能とする。
請求項2の発明は、上記係合解除部材は、上記取付具側面部に対して横方向に摺動可能に設けられ、該取付具側面部の側端側に移動したときに上記係合部を上記取付具本体部側に移動させることによりその出隅材側面部の係合面への係合当接を解除するように構成されていることを特徴とする。
上記の構成によると、係合解除部材を取付具側面部の側端側へ移動させると、出隅材と出隅材取付具との係合を解除することができる。すなわち、建造物出隅部から出隅材を取り外すためには、出隅材取付具の係合解除部材を取付具側面部の側端側へ移動させればよい。よって、建造物出隅部から出隅材を容易に取り外すことができる。
本発明の出隅材取付具は、建造物出隅部に出隅材を着脱可能にする。
以下、本発明の実施形態の出隅材取付具10の構造、出隅材20の構造及び出隅材取付具10を介して出隅材20を建造物出隅部100に着脱する方法を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、出隅材取付具10の構造を説明する。
図1に本発明の出隅材取付具10を示す。図1(a)は出隅材取付具10を外側から見た場合、図1(b)は出隅材取付具10を内側から見た場合、を示す。また、図2(a)は取付具本体部11の正面、図2(b)は係合解除部材15の正面を示す。
この出隅材取付具10は、断面略「く」字状の取付具本体部11と取付具本体部11に設けられた係合解除部材15とを備えている。
取付具本体部11は、矩形状の一枚金属板を断面「く」字状となるよう屈曲することにより形成されている。そして、その折曲部分が取付具隅部10aを構成し、その両側がそれぞれ取付具側面部10b,10bを構成している。そして、図1に示すように、取付具側面部10b,10bは、係合解除部材15が係合されている取付具側面部10b(以下、「解除部材取付側側面部」という。)と係合解除部材15が係合されていない取付具側面部10b(以下、「非取付側側面部」という。)とで構成されている。また、取付具本体部11は、各取付具側面部10bの側端にはその側端側に向かって斜め外向きに延びるように形成された係合部12を備えている。そして、取付具側面部10b,10bには、取付具本体部11全体の輪郭を描くように内側に突出して設けられたリブ11dとリブ11dよりも内部に上下一対に外側に突出して設けられた短尺のリブ11e,11eとが設けられている。
係合部12,12は取付具側面部10bの一部を「コ」字状に打ち抜くことにより形成されている。そして、固定具挿通孔11c,11cが係合部12の「コ」の字の開口部付近に設けられている。また、各短尺のリブ11eは、解除部材取付側側面部の取付具側面部10b上における取付具隅部10aと係合部12の基端部12aとの略中点を始点とし、非取付側側面部の取付具側面部10b上における係合部12の基端部12a付近を終点とするように設けられている。
係合解除部材15は、一枚の金属板であり横方向の方が上下方向よりも長い。そして、係合解除部材15の上下方向の長さ及び横方向の長さは、それぞれ、取付具本体部11の一方の取付具側面部10bの上下方向の長さ及び横方向の長さと略同一である。また、係合解除部材15は、その上端及び下端に摺動用係合部15a,15aを、その一方の側端部に突出部15bを、その側面の中央に略「凸」字状の係合部突出用孔16を、それぞれ備えている。そして、図1に示すように、係合解除部材15は、突出部15bが設けられていない側端(以下、「本体係合側端15c」という。)側の部分が取付具本体部11に係合されている。各摺動用係合部15aは、横方向において、本体係合側端15cを始点とし係合解除部材15の横方向略中央位置を終点とするように設けられている。また、各摺動用係合部15aは「コ」の字溝を形成するように折り返されている。そして、上端に設けられた摺動用係合部15a及び下端に設けられた摺動用係合部15aは、それぞれ解除部材取付側側面部の取付具側面部10bの上端及び下端に係合している。突出部15bは、本体係合側端15cに対向する側端の上下方向略中央位置に設けられ、突出部15bの上下方向の長さは係合解除部材15の上下方向の長さの略1/3に形成されている。また、突出部15bは外側に「L」字状に折曲されている。係合部突出用孔16は、本体係合側端15c側に小さい方の矩形が設けられ、突出部15bが設けられている側端側に大きい方の矩形が設けられている。
係合解除部材15は、取付具本体部11の取付具側面部10b上を摺動できる。そのうえ、リブ11dが取付具本体部11全体の輪郭を描くように設けられており、これにより、係合解除部材15は滑らかに摺動できる。また、短尺のリブ11eにより取付具隅部10aに近づく方向への係合解除部材15の移動は制限される。そのため、図1に示すように、係合解除部材15は、本体係合側端15cが解除部材取付側側面部における短尺のリブ11eの側端よりも取付具側面部10bの側端側に位置づけられるように、取付具本体部11に係合している。ここで、図2に示すように、本体係合側端15cから係合部突出用孔16の大きい方の矩形の上下方向のうち本体係合側端15cに近い方(以下、「係合解除端16a」という。)までの距離l1’は、解除部材取付側側面部の取付具側面部10bにおける短尺のリブ11eの側端から係合部12の基端部12aまでの距離l1よりも短い。よって、本体係合側端15cと係合解除端16aとで挟まれる係合解除部材15の側面は、解除部材取付側側面部における短尺のリブ11eの側端と係合部12とで挟まれる取付具側面部10bに収まることとなる。また、図2に示すように、係合部突出用孔16の横方向の長さl2’は係合部12の横方向の長さl2よりも長く、係合部突出用孔16の上下方向の短い方の長さl3’は係合部12の基端部12aの長さl3よりも長く、係合部突出用孔16の上下方向の長い方の長さl4’は係合部12の上下方向の長さl4よりも長い。よって、係合部突出用孔16は係合部12よりも大きい。そのため、図1に示すように、係合解除部材15は、解除部材取付側側面部の取付具側面部10bを覆うように設けられても、係合部12は係合部突出用孔16を貫通して取付具側面部10bから外側へ向かうように設けられる。また、出隅材取付具10において、係合部12の基端部12aと係合部突出用孔16の係合解除端16aとは略平行となる。
次に、出隅材20の構造を説明する。
出隅材20は、図3、4に示すように、断面略「く」字状であり、出隅材隅部20aと出隅材隅部20aを形成する一対の出隅材側面部20b,20bとで構成されている。そして、出隅材側面部20b,20bの内面には、係合面22a,22aが内側を向くように係合溝22,22が設けられている。各係合溝22は、長辺を等辺とする略二等辺三角形と略矩形とを足し合わせた形状を断面とし、略二等辺三角形が出隅材20の側端側に設けられ略矩形が出隅材隅部20a側に設けられている。そして、係合面22aは係合溝22の断面における略二等辺三角形の短辺である。
続いて、建造物出隅部100に出隅材20を取り付ける手順を説明する。
図3は、建造物出隅部100に出隅材20を取り付ける手順を示す。
まず、建造物出隅部100に出隅材取付具10を装着固定する。このとき、図3に示すように、出隅材取付具10の取付具本体部11を建造物出隅部100に沿うように配置する。そして、固定具挿通孔11c,11cに釘などの固定具103,103を挿通させる。これにより、建造物出隅部100に取付具本体部11を装着固定する。
次に、出隅材取付具10に出隅材20を取り付ける。このとき、図3に示すように、取付具隅部10aと出隅材隅部20aとを、及び各取付具側面部10bと各出隅材側面部20bとを対応させる。また、出隅材20の係合溝22の係合面22aに出隅材取付具10の係合部12を係合当接させる。そして、図5(a)〜(c)に示すように、係合部12の基端部12aをX、取付具本体部11上にない係合面22aの端をY、係合面22aと取付具本体部11との交点をZとすると、Xと係合面22aとの間隔は、XY間距離が最も短く、係合面22aに沿ってZに近づくにつれ長くなり、よってXZ間距離が最も長い。また、係合部12はXY間距離よりも長くXZ間距離よりも短い。従って、出隅材取付具10の係合部12は出隅材20の係合面22aのいずれかの点で係合当接される。これにより、出隅材20は、出隅材取付具10に係合され、その結果、建造物出隅部100に取り付けられることとなる。このようにして取り付けられると、出隅材取付具10の係合部12は出隅材20の係合面22aに対して斜め外向きに押圧する。そのため、出隅材20の係合面22aから出隅材取付具10の係合部12に対して斜め内向きの力がはたらき、その結果、出隅材20は出隅材取付具10に強固に固定される。出隅材取付具10は建造物出隅部100に装着固定されているため、これにより、出隅材20は建造物出隅部100に強固に固定されることとなる。なお、出隅材20と出隅材取付具10とを係合当接させても、係合解除部材15の突出部15bの先端は建造物出隅部100の表面に露出している。
最後に、建造物出隅部100から出隅材20をとりはずす手順を説明する。
図4は、建造物出隅部100から出隅材20をとりはずす手順を示す。図5は、建造物出隅部100から出隅材20をとりはずすさいの解除部材取付側側面部の係合部12が変化する様子を示す。なお、図4(a)は図5(a)に、図4(b)は図5(b)に、図4(c)は図5(c)に、それぞれ対応している。
まず、図4(a)に示すように、出隅材20の側端と係合解除部材15の突出部15bとの間にマイナスドライバーなどの先端が細い棒104を挿入する。このとき、図5(a)に示すように、係合部12は係合面22aに係合当接している。
次に、棒104を持ちながら、突出部15bが取付具隅部10aから遠ざかる方向に力を加える。そして、係合解除端16aは解除部材取付側側面部の係合部12の基端部12aに近づく。
その後も棒104を持ちながら、突出部15bが取付具隅部10aから遠ざかるように力を加える。すると、係合解除端16aは解除部材取付側側面部の係合部12の基端部12aよりも取付具側面部10bの側端側に位置することとなる。そのため、解除部材取付側側面部の係合部12の一部が係合解除部材15の側面に覆われることとなる。その結果、図5(b)に示すように、解除部材取付側側面部の係合部12には取付具側面部10bに近づく方向(図5(b)に示す矢印の方向)に力が加わる。よって、解除部材取付側側面部の係合部12と取付具本体部11とがなす角度は、図5(a)に示す場合に比べ小さくなる。このとき、係合部12はXY間距離よりも長くXZ間距離よりも短い。また、Xと係合面22aとの間隔は、XY間距離が最も短くXZ間距離が最も長い。そのため、係合部12は、図5(b)に示すように、出隅材20の係合溝22の係合面22aに係合当接されなくなる。よって、出隅材20は出隅材取付具10にそれほど強固に係合されなくなる。
その後も棒104を持ちながら、突出部15bが取付具隅部10aから遠ざかるように力を加える。すると、解除部材取付側側面部の係合部12は完全に係合解除部材15の側面に覆われることとなる。そして、係合部12は、解除部材取付側側面部における欠損部11aよりも小さいため欠損部11aに収容される。また、係合部12の長さはXZ間距離よりも短いため、解除部材取付側側面部における係合部12と係合面22aとの係合当接は完全に解除されることとなる。その結果、非取付側側面部における係合部12と係合面22aとの係合当接を解除することができ、図5(c)に示すように、出隅材20は出隅材取付具10からはずれる。
従来の出隅材取付具を介して出隅材を建造物出隅部に取り付けると、出隅材を取り外すことはできない。しかし、本実施形態における出隅材取付具10は係合部12と係合解除部材15とを備えているため、出隅材取付具10を介して出隅材20を建造物出隅部100に強固に固定することができるとともに取り付けた後に取り外すこともできる。また、係合解除部材15を取付具隅部10aから遠ざけるように摺動させればよいため、取り外しが容易である。
《その他の実施形態》
上記実施形態において、係合解除部材15は出隅材取付具10の一方の取付具側面部10bを覆うように設けられているとしたが、両方の取付具側面部10bに設けられていても構わない。
また、上記実施形態において、係合部12の形状を略「コ」字状としたがこれに限定されることはない。係合部12は、出隅材20の係合面22aに係合当接されるように形成されていればよい。また、突出部15bの形状は上記実施形態における形状に限定されない。建造物出隅部100に出隅材20を取り付けた後に、棒104などを用いて係合解除部材15を摺動させることができればよい。また、係合解除部材15における係合部突出用孔16の形状は、略「凸」字状に限定されない。係合解除部材15を取付具側面部10bの側端側へ移動させたときに係合部12が取付具側面部10bに近づき、係合部12が係合面22aと接触しなくなればよい。
また、上記実施形態において、各取付具側面部10b上における係合部12及び固定具挿通孔11cの位置は図1に限定されない。特に、係合部12と出隅材20における係合面22aとは、互いに対応するように位置づけられていればよい。
本実施形態における出隅材取付具10の斜視図である。 本実施形態における出隅材取付具10の正面図である。 出隅材20を建造物出隅部100に取り付ける手順を示す説明図である。 出隅材20を建造物出隅部100から取り外す手順を示す説明図である。 出隅材20を建造物出隅部100から取り外すさいの係合溝22の拡大図である。
符号の説明
10 出隅材取付具
10a 取付具隅部
10b 取付具側面部
11 取付具本体部
11a 欠損部
11b 舌片
11c 固定具挿通孔
11d リブ
11e 短尺のリブ
12 係合部
12a 基端部
15 係合解除部材
15a 摺動用係合部
15b 突出部
15c 本体係合側端
16 係合部突出用孔
16a 係合解除端
20 出隅材
20a 出隅材隅部
20b 出隅材側面部
22 係合溝
22a 係合面
100 構造物出隅部
103 固定具
104 棒

Claims (2)

  1. 出隅材隅部を形成する一対の出隅材側面部の各々の内面に内側を向くように係合面が形成された出隅材を建造物出隅部に取り付けるために使用される出隅材取付具であって、
    出隅材隅部に対応する取付具隅部を形成すると共に出隅材側面部に対応する一対の取付具側面部からなり、建造物出隅部に装着固定される取付具本体部と、
    上記取付具本体部の各取付具側面部に、その側端側に向かって斜め外向きに延びるように形成され、出隅材側面部の係合面に係合当接してその係合面を出隅材側面部の側端側に向かって押圧する係合部と、
    上記取付具本体部の少なくとも一方の取付具側面部の外側に設けられた係合解除部材と、
    を備え、
    上記係合解除部材は、上記係合解除部材が設けられた取付具側面部である取付側取付具側面部の端面のうち互いに向かい合う端面に係合された摺動用係合部と、上記係合部よりも大きく形成された係合部突出用孔とを有しており、
    上記係合部突出用孔の内面のうち上記取付具隅部寄りに位置する部分は、上記係合部の基端に対して平行に延びる係合解除端であり、
    上記係合解除部材が上記取付側取付具側面部の側端側へ移動したときには、上記係合解除端は上記取付側取付具側面部に形成された上記係合部に当接されることを特徴とする出隅材取付具。
  2. 請求項1に記載された出隅材取付具において、
    上記係合解除部材が上記取付側取付具側面部の側端側へ移動したときには、上記取付側取付具側面部に形成された上記係合部は、上記係合解除部材に覆われることを特徴とする出隅材取付具。
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