JP3962620B2 - 化粧材取付具及びそれを用いた化粧材取付構造 - Google Patents

化粧材取付具及びそれを用いた化粧材取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧材取付具及びそれを用いた化粧材取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の外壁、破風等の美観を向上させるために化粧材が取り付けられることがある。近年、かかる化粧材の取付は、ビスや釘で直接化粧材を被取付部に打ち付けて取り付ける工法から、被取付部である下地面に化粧材取付具を装着してその化粧材取付具を介して化粧材を取り付ける工法に移行してきている。
【0003】
かかる化粧材取付具として、特開平8−270200号公報には、化粧材取付具に化粧材裏面を押圧する板バネを設けることについて開示されており、これによって化粧材の前後方向におけるガタツキを防止することができると記載されている。
【0004】
特開平10−306572号公報には、化粧材取付具の受部に係止片を設けることについて開示されており、その受部に化粧材の突起をバネ嵌合することにより、係止片が突起のくびれ部分に係合して化粧材が化粧材取付具から外れるのを防止することができると記載されている。
【0005】
特開2002−13286号公報には、上方に向けて開口部を有する第1受部とこの第1受部の内部に設けられ建築躯体側に延びる舌状片とを備えた取付金具と、下方に延びる第1垂下部とこの第1垂下部において建築躯体とは反対側に設けられた突出部とを備えた化粧材と、が用いられ、第1受部に第1垂下部が挿入されて突出部が舌状片を乗り越えることにより両者が固定される化粧材の取付構造が開示されており、これにより取付金具から化粧材が外れることがないと記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本出願の目的は、単一の構成によって、化粧材の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具からの外れの防止の両方を同時に達成することができ、しかも、耐久性に優れる化粧材取付具及び化粧材取付構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、裏面側に、表面側から裏面側に行くに従って相互に漸近するように傾斜した対向する一対の係合面が形成された化粧材を、下地面に取り付けるために使用される化粧材取付具を前提とする。そして、
弾性を有する材料で形成されており、
下地面に固定される基板部と、相互に対向するように設けられ各々が該基板部から斜め外向きに延びるように立ち上がる板状基端部と該板状基端部に続き該板状基端部に対して鈍角をなすように屈曲して該基板部から遠ざかるように斜め内向きに延びる案内部と該板状基端部及び該案内部の屈曲部を基端として該板状基端部から切り出された舌片により構成され該屈曲部から該基板部に近づくように斜め外向きに延びる係合部とからなる一対の係止固定部と、を備え、
上記各係止固定部は、化粧材を下地面に取り付けるとき、該係止固定部が該化粧材に押圧されて内向きに弾性的に変位した後、該係止固定部が弾性復帰する際に、上記係合部が対応する係合面に係合当接して該係合面を下地面側の斜め外向きに押圧するように形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、化粧材の裏面側に設けられたテーパ状に形成された各係合面に化粧材取付具の各係止固定部の係合部が係合当接し、その係合面を下地面側の斜め外向きに押圧することとなるので、この下地面側に作用する力によって化粧材の前後方向におけるガタツキが防止され、外向きに作用する力によって化粧材取付具からの外れが防止されることとなる。すなわち、係止固定部及び係合面という単一の組合せ構成によって、化粧材の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具からの外れの両方が同時に防止されることとなる。
【0009】
また、厚く重い化粧材を取り付けるためには、それに耐えうる肉厚の化粧材取付具を用いる必要があるが、鋭角状に屈曲加工した部分を有するようなものでは、その屈曲部にクラックを発生するおそれがある。しかしながら、上記の構成によれば、案内部が板状基端部に続き板状基端部に対して鈍角をなすように屈曲しているので、屈曲部でのかかるクラックの発生が抑止され、そのため化粧材取付具の耐久性が優れることとなる。
【0010】
さらに、基板部から遠ざかるように斜め内向きに延びる案内部により化粧材がガイドされることとなるので、化粧材の取付作業が容易化されることとなる。
【0011】
本発明の化粧材取付具は、上記基板部に、化粧材を下地面に取り付けるとき、該化粧材の裏面側に形成された突出部の側面に当接して該化粧材を位置決めする化粧材位置決め部が立設されているものであってもよい。
【0012】
かかる構成によれば、化粧材の取付の際には、化粧材位置決め部が化粧材の突出部の側面に当接して化粧材を案内することによりその位置決めをすることができ、結果として高い化粧材の施工精度を得ることができ、化粧材の取付後には、突出部に当接した化粧材位置決め部が化粧材の移動を規制することによりその取付状態をより強固なものとすることができる。
【0013】
本発明の化粧材取付具は、上記基板部に下地面への固定位置の位置決めをするための取付具位置決め標が設けられているものであってもよい。
【0014】
かかる構成によれば、化粧材取付具を下地面の所定位置に位置決めして固定することができるので、結果として高い化粧材の施工精度を得ることができる。
【0015】
本発明の化粧材取付具を用いた本発明の化粧材取付構造は、下地面に化粧材取付具を介して化粧材を取り付けたものを前提とする。そして、
上記化粧材取付具は、弾性を有する材料で形成されており、下地面に固定される基板部と、相互に対向するように設けられ各々が該基板部から斜め外向きに延びるように立ち上がる板状基端部と該板状基端部に続き該板状基端部に対して鈍角をなすように屈曲して該基板部から遠ざかるように斜め内向きに延びる案内部と該板状基端部及び該案内部の屈曲部を基端として該板状基端部から切り出された舌片により構成され該屈曲部から該基板部に近づくように斜め外向きに延びる係合部とからなる一対の係止固定部と、を備える一方、
上記化粧材は、裏面側に、表面側から裏面側に行くに従って相互に漸近するように傾斜した対向する一対の係合面を備え、
上記各係合部は対応する上記係合面に係合当接して該係合面を下地面側の斜め外向きに押圧することを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、化粧材の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具からの外れの両方が同時に防止されると共に、化粧材取付具の耐久性が優れることに対応して高耐久なものとなる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の化粧材取付具によれば、化粧材の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具からの外れの両方を同時に防止することができる。また、案内部が板状基端部に対して鈍角をなすように屈曲しているので、屈曲部でのクラックの発生が抑止されて耐久性が優れることとなる。さらに、案内部により化粧材がガイドされることとなるので、化粧材の取付作業を容易化することができる。
【0018】
本発明の化粧材取付構造によれば、化粧材の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具からの外れの両方を同時に防止することができると共に、化粧材取付具の耐久性が優れることに対応して高耐久なものとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る化粧材取付具10を示す。この化粧材取付具10は、建築物の外装化粧材や破風板を取り付けるために使用されるものである。
【0021】
この化粧材取付具10は、厚さ0.3〜1.0mmの弾性を有する金属製(バネ鋼SUP3、ステンレス等)の平板を加工したものであり、略長方形の基板部11と、基板部11の両短辺側部に相互に対向するように設けられた一対の係止固定部12と、基板部11における各係止固定部12のやや内側に設けられた一対の固定具挿通孔13と、基板部11の両長辺側部中央及び基板中央にそれぞれ設けられた取付具位置決め標14a,14bと、を備えている。
【0022】
各係止固定部12は、基板部11の短辺側部から切り出された略長方形の舌片により構成されている。また、各係止固定部12は、基板部11に続いて基板部11から遠ざかるように斜め外向きに延びる板状基端部12aと、板状基端部12aに続き板状基端部12aに対して鈍角をなすように屈曲して基板部11から遠ざかるように斜め内向きに延びる案内部12bと、それらの屈曲部12dを基端として板状基端部12aから切り出された長方形の舌片により構成され屈曲部12dから基板部11に近づくように斜め外向きに延びる係合部12cと、からなる。
【0023】
基板部11の両長辺側部中央に設けられた各取付具位置決め標14aはV字状の切り込みで、また、基板部11の基板中央に設けられた取付具位置決め標14bは菱形の欠損でそれぞれが構成されており、それらは、前者の頂部及び後者の対向する一対の頂部が一直線上に配置されるように設けられている。
【0024】
図2は、下地壁(下地面)30に固定された化粧材取付具10に化粧材20が取り付けられた化粧材取付構造を示す。この化粧材取付構造では、化粧材20が縦方向に延びるように設けられている。
【0025】
化粧材20は、水硬化性材料を長尺に押出成形したものである。化粧材20の裏面側には、その長手方向に延びる一対の凹溝21が間隔をおいて形成されており、それらの凹溝21によって挟まれるように長手方向に延びる断面略矩形の突条の突出部22が形成されている。また、各凹溝21の突出部22とは反対側の側面には、断面略三角形の突起部23が形成されており、その突起部23の凹溝21の底部側を向く面が表面側から裏面側に行くに従って内向きに傾斜したテーパ状の係合面23aを及び凹部の開口側を向く面が係合面23aに続いて外向きに傾斜した案内面23bをそれぞれ構成している。これによって、化粧材20には、その裏面側に、表面側から裏面側に行くに従って相互に漸近するように傾斜した対向する一対の係合面23aと、表面側から裏面側に行くに従って相互に離れるように傾斜した一対の案内面23と、が形成されたものとなっている。
【0026】
下地壁30は、柱状の木下地31に胴縁32を介して設けられたサイディング材33により構成されている。
【0027】
この化粧材取付構造を構成するとき、化粧材取付具10は、基板部11に設けられた固定具挿通孔13に表側から取付ねじ40が通され、取付ねじ40がサイディング材33、胴縁32及び木下地31に打ち込まれ、取付ねじ40の頭部が固定具挿通孔13の縁部に係合することにより下地壁30に固定される。このとき、化粧材取付具10は、取付具位置決め標14a,14bが下地壁30の表面に標された取付具位置決め標に合わされることにより位置決めされる。
【0028】
また、化粧材20は、下地壁30に固定された化粧材取付具10に被せるように取り付けられる。このとき、図3に示すように、化粧材20の案内面23bに化粧材取付具10の案内部12bが当接して相互にガイドし合うと共に、化粧材20が下地壁30側に移動するに従って各係止固定部12が化粧材20の突起部23に押圧されて内向きに弾性的に変位する。また、図4に示すように、化粧材20の案内面23bが裏面に対してなす角度αよりも化粧材取付具10の案内部12bが基板部11に対してなす角度βの方が僅かに大きく設定されており、これによって案内部12bが案内面23bを摺動し、案内部12bの内向きへの弾性的な変位が容易になされるようになっている。そして、化粧材20がさらに下地壁30側に移動すると、案内面23bが案内部12bに続いて係合部12cに案内された後、図5に示すように、係合部12cの先端が案内面23bの端、すなわち、突出部22の頂部を乗り越え、それによって係止固定部12が長さAだけ弾性復帰し、係合部12cが係合面23aに係合当接して係合面23aを下地壁30側の斜め外向きに押圧する。
【0029】
上記の構成によれば、化粧材20の裏面側に設けられたテーパ状に形成された各係合面23aに化粧材取付具10の各係止固定部12の係合部12cが係合当接し、その係合面23aを下地壁30側の斜め外向きに押圧することとなるので、この下地壁30側に作用する力によって化粧材20の前後方向におけるガタツキが防止され、外向きに作用する力によって化粧材取付具10からの外れが防止されることとなる。すなわち、係止固定部12及び係合面23aという単一の組合せ構成によって、化粧材20の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具10からの外れの両方が同時に防止されることとなる。
【0030】
また、厚く重い化粧材を取り付けるためには、それに耐えうる肉厚の化粧材取付具を用いる必要があり、鋭角状に屈曲加工した部分を有するようなものでは、その屈曲部12dにクラックを発生するおそれがあるが、案内部12bが板状基端部12aに続き板状基端部12aに対して鈍角をなすように屈曲しているので、屈曲部12dでのかかるクラックの発生が抑止され、そのため化粧材取付具10の耐久性が優れることとなる。
【0031】
さらに、化粧材取付具10の案内部12b及び化粧材20の案内面23bが相互にガイドし合うので、化粧材20の取付作業が容易化されることとなる。
【0032】
また、基板部11に取付具位置決め標14a,14bが設けられており、化粧材取付具10を下地壁30の所定位置に位置決めして固定することができるので、結果として高い化粧材20の施工精度を得ることができる。
【0033】
従って、化粧材取付構造では、化粧材20の前後方向におけるガタツキ及び化粧材取付具10からの外れの両方が同時に防止されると共に耐久性に富み、且つ化粧材20の取付精度が高いものとなる。
【0034】
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係る化粧材取付具10を示す。なお、実施形態1と同一部分は同一符号で示す。
【0035】
この化粧材取付具10は、一方の固定具挿通孔13と基板部11中央の取付具位置決め標14bとの間に基板部11から長方形状に切り出された舌片により構成され基板部11に対して垂直に延びるように立設された化粧材位置決め部15を備えている。この化粧材位置決め部15は、化粧材20を下地壁30に取り付けるとき、化粧材20の裏面側に形成された突出部22の側面に当接して化粧材20を位置決めするものである。
【0036】
その他の構成は、実施形態1と同一である。
【0037】
図7は、下地壁30に固定された化粧材取付具10に化粧材20が取り付けられた化粧材取付構造を示す。この化粧材取付構造では、化粧材20が横方向に延びるように設けられており、化粧材位置決め部15が突出部22の下側を支持したものとなっている。
【0038】
上記構成の化粧材取付具10によれば、化粧材20の取付の際には、化粧材位置決め部15が化粧材20の突出部22の側面に当接して化粧材20を案内することによりその位置決めを行うことができ、結果として高い化粧材20の施工精度を得ることができ、化粧材20の取付後には、化粧材位置決め部15が突出部22と当接して化粧材20の幅方向の移動を規制することによりその取付状態をより強固なものとすることができる。
【0039】
その他の作用・効果は実施形態1と同一である。
【0040】
(その他の実施形態)
上記実施形態1及び2では、係合部12cの先端の係合面23aとの接触部を直線状に形成したものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、図8に示すように、係合部12cの先端をのこぎり歯状に形成したものとしてもよい。同様に、上記実施形態では、係合面23aを平面状に形成したものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、係合面23aを凹凸面に形成したものとしてもよい。これによって、係合部12cの係合面23aへの係合がより確実なものとなり、化粧材20の化粧材取付具10への取付状態が極めて強固なものとなる。
【0041】
上記実施形態2では、化粧材位置決め部15を1つだけ設けたが、特にこれに限定されるものではなく、図9に示すように、化粧材20の突出部22を狭持できるように一対の化粧材位置決め部15を設けるようにしてもよい(図9では化粧材20が縦方向に延びるように取り付けられた構造を示す)。これによって、より高精度に化粧材20の位置決めを行うことができ、化粧材20の取付状態がより一層強固なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る化粧材取付具の斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態1に係る化粧材取付構造の断面図である。
【図3】 実施形態1の化粧材を化粧材取付具に取り付ける過程を示す説明図である。
【図4】 実施形態1の化粧材の係合面の裏面に対する角度及び化粧材取付具の係合部の基板部に対する角度をそれぞれ示す説明図である。
【図5】 実施形態1の化粧材取付具の係合部の化粧材の係合面への係合当接状態を示す説明図である。
【図6】 本発明の実施形態2に係る化粧材取付具の斜視図である。
【図7】 本発明の実施形態2に係る化粧材取付構造の断面図である。
【図8】 その他の実施形態に係る化粧材取付部の係合部を示す斜視図である。
【図9】 その他の実施形態に係る化粧材取付構造の断面図である。
【符号の説明】
10 化粧材取付具
11 基板部
12 係止固定部
12a 板状基端部
12b 案内部
12c 係合部
12d 屈曲部
13 固定具挿通孔
14a,14b 取付具位置決め標
15 化粧材位置決め部
20 化粧材
21 凹溝
22 突出部
23 突起部
23a 係合面
23b 案内面
30 下地壁
31 木下地
32 胴縁
33 サイディング材
40 取付ねじ

Claims (4)

  1. 裏面側に、表面側から裏面側に行くに従って相互に漸近するように傾斜した対向する一対の係合面が形成された化粧材を、下地面に取り付けるために使用される化粧材取付具であって、
    弾性を有する材料で形成されており、
    下地面に固定される基板部と、相互に対向するように設けられ各々が該基板部から斜め外向きに延びるように立ち上がる板状基端部と該板状基端部に続き該板状基端部に対して鈍角をなすように屈曲して該基板部から遠ざかるように斜め内向きに延びる案内部と該板状基端部及び該案内部の屈曲部を基端として該板状基端部から切り出された舌片により構成され該屈曲部から該基板部に近づくように斜め外向きに延びる係合部とからなる一対の係止固定部と、を備え、
    上記各係止固定部は、化粧材を下地面に取り付けるとき、該係止固定部が該化粧材に押圧されて内向きに弾性的に変位した後、該係止固定部が弾性復帰する際に、上記係合部が対応する係合面に係合当接して該係合面を下地面側の斜め外向きに押圧するように形成されていることを特徴とする化粧材取付具。
  2. 請求項1に記載された化粧材取付具において、
    上記基板部に、化粧材を下地面に取り付けるとき、該化粧材の裏面側に形成された突出部の側面に当接して該化粧材を位置決めする化粧材位置決め部が立設されていることを特徴とする化粧材取付具。
  3. 請求項1又は2に記載された化粧材取付具において、
    上記基板部に、下地面への固定位置の位置決めをするための取付具位置決め標が設けられていることを特徴とする化粧材取付具。
  4. 下地面に化粧材取付具を介して化粧材を取り付けた化粧材取付構造であって、
    上記化粧材取付具は、弾性を有する材料で形成されており、下地面に固定される基板部と、相互に対向するように設けられ各々が該基板部から斜め外向きに延びるように立ち上がる板状基端部と該板状基端部に続き該板状基端部に対して鈍角をなすように屈曲して該基板部から遠ざかるように斜め内向きに延びる案内部と該板状基端部及び該案内部の屈曲部を基端として該板状基端部から切り出された舌片により構成され該屈曲部から該基板部に近づくように斜め外向きに延びる係合部とからなる一対の係止固定部と、を備える一方、
    上記化粧材は、裏面側に、表面側から裏面側に行くに従って相互に漸近するように傾斜した対向する一対の係合面を備え、
    上記各係合部は対応する上記係合面に係合当接して該係合面を下地面側の斜め外向きに押圧することを特徴とする化粧材取付構造。
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