JP3759370B2 - 縦張り式外壁用取付け金具と外壁とその施工方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用縦張り式外壁を施工するための取付け金具と外壁とその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
サイディングを住宅の外壁として施工する場合、サイディングの長手方向を横向きにして施工する横張り方式と、サイディングの長手方向を縦向きにして施工する縦張り方式とがある。このうち、縦張り方式は、意匠上の要求などにより近年においては採用数が増加しつつあり、その一例が特許第2941271号公報に開示されている。このようなサイディングによる外壁施工の際には、施工の簡便化のため、サイディングを取付け金具を介して取付けることが行われる。
【0003】
このような取付け金具によりサイディングを躯体に取付ける場合、従来は取付け金具を釘により躯体に斜め打ちにして、先行サイディングに取付け金具を押し付けることにより、サイディング間にガタが生じないように固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
サイディングを縦張り方式で取付ける躯体の外壁取付け部は、一般的には、柱および間柱の外面側に水切りシートを張り、その上に横胴縁を固定し、その上にサイディングを当てて取付け金具を固定する。この場合、サイディングのピッチを強度の大きい柱および間柱の間隔に合わせ、取付け金具を固定する釘を、横胴縁に貫通させ、さらに強度の大きい柱や間柱に釘を打ち込むことが好ましい。しかしながら、サイディングのピッチが柱および間柱の間隔と異なる場合も多々ある。この場合、胴縁は約1〜1.5cm程度の薄いものであるため、釘打ちの際に胴縁がバウンドするので、取付け金具をサイディングに確実に固定することができず、その結果、サイディング間にガタが生じてしまうという問題点がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、縦張り方式外壁をサイディングにより施工する場合、サイディングをガタつきなく堅固に固定することができる取付け金具とこれを用いた外壁とその施工方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の縦張り方式外壁用取付け金具は、縦張り式外壁用サイディングを躯体に取付ける取付け金具であって、
該取付け金具は、隣接するサイディングの各縦辺にそれぞれ係合する係合部を有すると共に、
サイディングを躯体に取付ける固定具を挿通する固定具挿通部を有し、
前記固定具挿通部の近傍に、前記固定具の頭部の当接部を有し、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成し、
前記固定具挿通部は、前記当接部側に前記固定具の初期挿入時に挿入する初期挿入部を有し、その初期挿入部に連続する退避部を前記当接部の反対側に有すると共に、前記初期挿入部は前記固定具の位置決め用の初期挿入部の内方に突出した複数の突起を有し、
前記固定具の固定時に前記初期挿入部より固定具を挿入して、前記頭部または前記介装部材と前記当接部との傾斜面を介してのスライドにより取付け金具を移動させ、前記固定具は前記退避部側に相対的に移動し、先行サイディングに該取付け金具を押し付ける構造とした
ことを特徴とする。
【0007】
請求項2の外壁は、縦張り式外壁用サイディングおよび該サイディングを躯体に取付ける取付け金具を備え、
該取付け金具は、隣接するサイディングの各縦辺にそれぞれ係合する係合部を有すると共に、
サイディングを躯体に取付ける固定具を挿通する固定具挿通部を有し、
前記固定具挿通部の近傍に、前記固定具の頭部の当接部を有し、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成し、
前記固定具挿通部は、前記当接部側に前記固定具の初期挿入時に挿入する初期挿入部を有し、その初期挿入部に連続する退避部を前記当接部の反対側に有すると共に、前記初期挿入部は前記固定具の位置決め用の初期挿入部の内方に突出した複数の突起を有し、
前記固定具の固定時に前記初期挿入部より固定具を挿入して、前記頭部または前記介装部材と前記当接部との傾斜面を介してのスライドにより取付け金具を移動させ、前記固定具は前記退避部側に相対的に移動し、先行サイディングに該取付け金具を押し付ける構造とした
ことを特徴とする。
【0008】
請求項3の外壁の施工方法は、縦張り式外壁用サイディングおよび該サイディングを躯体に取付ける取付け金具を備え、
該取付け金具には、サイディングを躯体に取付ける固定具を挿通する固定具挿通部を設け、
前記固定具挿通部の近傍に、前記固定具の頭部の当接部を設けると共に、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成しておき、
前記固定具挿通部には、前記当接部側に前記固定具の初期挿入時に挿入する初期挿入部を設けると共に、その初期挿入部に連続する退避部を前記当接部の反対側に設け、かつ前記初期挿入部には前記固定具の位置決め用の初期挿入部の内方に突出した複数の突起を設けておき、
前記取付け金具に設けた一方の係合部を躯体に当てた先行サイディングの縦辺に係合させ、
前記取付け金具に設けた固定具挿通部の初期挿入部より固定具を挿通し、
前記固定具の頭部または固定具を挿通する介装部材を前記固定具挿通部の近傍の当接部に当て、該当接部と前記固定具の頭部または前記介装部材の少なくともいずれかに設けた傾斜面の作用により取付け金具を移動させ、前記固定具を前記退避部側に相対的に移動させ、先行サイディングに該取付け金具を押し付ける
ことを特徴とする。
このように、本発明においては、取付け金具の固定具挿通部の近傍の当接部と固定具の頭部の少なくともいずれかに傾斜面を設け、固定具による固定作業の際に、傾斜面のスライドにより、取付け金具が先行サイディング側に押されて取付け金具がサイディングに堅固に係合され、ガタの発生を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による外壁の一実施の形態を示す正面図、図2、図3はそれぞれ本実施の形態の外壁の取付け構造を示す縦断面図、横断面図である。図1ないし図3において、1は柱、2は間柱、3は柱1および間柱2の室外側の面に張られた水切りシートである。4は柱1や間柱2に固定具5により固定された横胴縁である。6はサイディング、7はサイディングの取付け金具である。
【0010】
取付け金具7は、図4(A)の斜視図に示すように、先行サイディングの縦辺を把持するように係合する第一の係合部7aと、次に施工するサイディング6の隣接する縦辺を把持するように係合する第二の係合部7bと、固定具8を挿通するための固定具挿通部7cとを有する。
【0011】
図4(B)、図5(A)に示すように、固定具挿通部7cの近傍、すなわち先行サイディング側には、固定具8の頭部8aを当接させる傾斜面からなる当接部7dを有する。また、前記固定具挿通部7cは、固定具8による固定作業時に取付け金具7を固定具8に対してスライド可能な構造を有している。
【0012】
前記固定具挿通部7cを固定具8に対して相対移動可能とするために、本実施の形態においては、前記固定具挿通部7cは、はじめに固定具8を挿通する際に固定具8の位置決め作用を果たすために、初期挿入部7eの穴の内方に突出させた複数(本例では3個)の突起7fを有する。また、初期挿入部7eの前記当接部7dの反対側となる側方には、固定具挿入時に固定具8に対して取付け金具7を移動可能にするための退避部7hを、初期挿入部7cに連続させて設けている。
【0013】
この取付け金具7を用いてサイディング6の施工を行う場合、最初のサイディング6を、胴縁4に当て、その壁面の端側の縦辺を固定具または前記とは別の金具および固定具を用いて柱1などに固定する。この場合およびその後の作業においても、サイディング6の下端は躯体に固定される支持金具(図示せず)により支持される。
【0014】
その後、図1ないし図3に示すように、先行施工されたサイディング6の施工進行方向(矢印9で示す)の前方の縦辺6aを第一の係合部7aによって把持係合させて第一の係合部7aをサイディング6に対して押し付け、取付け金具7を胴縁4に当てる。前記第一の係合部7aにより係合される縦辺6aは、室外側が削除され、サイディング本体部の半分に近い厚みを有している。
【0015】
次に取付け金具7の初期挿通部7eにねじでなる固定具8をセットし、電動式のインパクトレンジによりねじ込む。この際、突起7fが固定具8の位置決め作用をなし、固定具8の頭部8aが当接部7dに当接しうる位置となるように位置決めされる。そして、固定具8のねじ込みにより、図5(A)、(B)に示すように、固定具8の頭部8aが傾斜した当接部7dに当接することにより、胴縁4に挿入されて移動が阻まれた固定具8に対し、取付け金具7が矢印10で示すようにサイディング6に押し付けられ、固定具8は取付け金具7に対して相対的に移動して退避部7hに位置する。これにより、取付け金具7は、サイディング6に対してガタを無くした状態で係合される。特に固定具8がねじであれば、胴縁4の部分で取付け金具7を固定する場合においても、固定具8が連続的にねじ込まれるので、釘の打設のように胴縁4がバウンドすることなく、取付け金具7をサイディング6に押し付けながら堅固に固定することができる。
【0016】
さらに、固定具8でサイディング6に取付け金具7を固定することにより固定した状態で、図2、図3に示すように、取付け金具7に設けた穴7iに釘またはねじからなる固定具11を挿通して胴縁4さらには柱1もしくは間柱2に打ち込むことが可能であり、これにより取付け金具7が躯体により強固に固定される。
【0017】
次に、図3に示すように、次に施工するサイディング(これを識別のために6Aで示す)を側方からセットする。サイディング6、6Aの施工方向(矢印9で示す)の後方となる縦辺6bは、室内側が削除され、サイディング本体部の半分に近い厚みを有している。また、サイディング6、6Aの縦辺6b近傍の室内側には、第二の係合部7bに係合させるため先行サイディング側に突出させた突起6cを有する。突起6cの外側の面6dは傾斜面に形成している。
【0018】
このような構造のサイディング6Aを矢印13で示すように、第二の係合部7bに係合させることにより、次に施工するサイディング6Aの端部を固定し、その後、サイディング6Aの反対側の縦辺6aを取付け金具7により固定する。隣接するサイディング6、6Aの縦辺6a、6bは、両者間にシール材14を挟んで内外方向に重ねられる。
【0019】
なお、前記第二の係合部7bは、図4(A)に示すように、取付け金具7の本体部7kから切り起こし状に形成され、立ち上げ部7mと、該立ち上げ部7mから曲成部7nを介して、上方向(下方向でもよい)に延出させたサイディングの突起6c把持用の弾性片7pと、該弾性片7pの先端におけるサイディング呑み込み側の反対側を本体部7k側に向けて曲成して形成したサイディング押圧部7qとからなる。弾性片7pは、先端のサイディング6Aの突起6cの呑み込み側が広く開口されるように、本体部7kに対して斜めに形成されている。
【0020】
このような第二の係合部7bの構造とすれば、図6(A)、(B)、(C)に示すように、サイディング6Aを矢印15で示すように、取付け金具7へ向けて移動させて、突起6cを第二の係合部7bに係合する際に、サイディング6Aの突起6cが弾性片7pと本体部7kとの間に挟まれ、弾性片7pが撓み、押圧部7qが突起6cの傾斜面6dに食い込みながらサイディング6Aを矢印16方向、すなわち本体部7k側に押圧するので、サイディング6Aの縦辺6b側を取付け金具7にガタつき無く堅固に固定することができる。
【0021】
本発明を実施する場合、図5(C)に示すように、固定具8の頭部8aのねじ溝側に傾斜面8bを形成し、取付け金具7の当接部7rは垂直に形成するか、あるいはわずかに傾斜させた構造にしてもよい。この図5(C)の場合、固定具8による取付け金具7の固定の際、固定具8の頭部8aの傾斜面8bが当接部7rの縁部に当たることにより、取付け金具7が固定具8により押されて移動する。
【0022】
図7(A)は取付け金具7を移動させるための他の構造例を示すものであり、固定具8を嵌める介装部材17に傾斜面17aを形成し、固定具8の挿入時に該傾斜面17aを前記当接部7dに当接させることにより、取付け金具7をサイディング6側に移動させる構造としたものである。この場合、当接部7dは必ずしも傾斜面に形成する必要はないが、多少の傾斜面とすることにより、成形は容易となる。
【0023】
図7(B)は固定具8を嵌める介装部材18に傾斜面を形成せず、当接部7dに傾斜面を形成して、固定具8の挿入時に介装部材18の底部の周縁を当接部7dの傾斜面に当接させることにより、取付け金具7をサイディング6側に移動させる構造としたものである。
【0024】
図7(C)は固定具挿通部7cの他の例を示すもので、退避部7hと初期挿入部7eとの間に、初期挿入部7eを形成する開口円7vに沿う弧状の形状を有するガイド片7tを介在させ、開口円7vから内方に突出するガイド用の複数の突起7fを形成したものである。
【0025】
ここで、前記弧状のガイド片7tで区画される初期挿入部7eが退避部7hよりも広くなるように形成することにより、誤って作業者が退避部7h側に固定具8に挿入することが防止することができる。
【0026】
また、ガイド片7tは、その先端が、固定具8にねじを用いた場合におけるねじの回転方向(矢印19で示す時計回り方向)の前方に位置するので、ねじを回しながら挿入する際に、ガイド片7tを伸ばすようにねじが力を加えるため、ねじ回しが容易となる。なお、この場合、ガイド片7tの内縁で形成される円は、3本の突起7fの内接円7uより大きくなるように形成することにより、固定具の位置決め作用と前記ガイド片7tによるガイド作用が円滑になされる。
【0027】
本発明を実施する場合、柱1、間柱2、水切りシート3、胴縁4等からなる躯体構造や、サイディング6および取付け金具7並びに係合部7a、7b、固定具挿通部7c、固定具8の具体的構造や組み合わせについては、種々の変更、付加が可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、取付け金具の固定具挿通部の近傍に、固定具の頭部の当接部を有し、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成して、該固定具の固定時における前記傾斜面スライドにより取付け金具を先行サイディングに押し付けるようにしたので、サイディングをガタつきなく、躯体に堅固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による外壁の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】本実施の形態の外壁の取付け構造を示す縦断面図である。
【図3】本実施の形態の外壁の取付け構造を示す横断面図である。
【図4】(A)は本実施の形態の取付け金具を示す斜視図、(B)はその固定具挿通部を示す正面図である。
【図5】(A)、(B)は本実施の形態の取付け金具の作用を説明する断面図、(C)は本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】(A)〜(C)は本実施の形態の取付け金具の作用説明図である。取付け金具7を移動させるための他の構造例を示す
【図7】(A)、(B)は本発明の取付け金具を移動させるための他の構造例を示す断面図、(C)は本発明の固定具挿入部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1:柱、2:間柱、3:水切りシート、4:横胴縁、5:固定具、6、6A:サイディング、6a、6b:縦辺、6c:突起、6d:傾斜面、7:取付け金具、7a:第一の係合部、7b:第二の係合部、7c:固定具挿通部、7d:当接部、7e:初期挿入部、7f:突起、7h:退避部、8:固定具、8a:頭部、8b:傾斜面、11:固定具、14:シール材

Claims (3)

  1. 縦張り式外壁用サイディングを躯体に取付ける取付け金具であって、
    該取付け金具は、隣接するサイディングの各縦辺にそれぞれ係合する係合部を有すると共に、
    サイディングを躯体に取付ける固定具を挿通する固定具挿通部を有し、
    前記固定具挿通部の近傍に、前記固定具の頭部の当接部を有し、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成し、
    前記固定具挿通部は、前記当接部側に前記固定具の初期挿入時に挿入する初期挿入部を有し、その初期挿入部に連続する退避部を前記当接部の反対側に有すると共に、前記初期挿入部は前記固定具の位置決め用の初期挿入部の内方に突出した複数の突起を有し、
    前記固定具の固定時に前記初期挿入部より固定具を挿入して、前記頭部または前記介装部材と前記当接部との傾斜面を介してのスライドにより取付け金具を移動させ、前記固定具は前記退避部側に相対的に移動し、先行サイディングに該取付け金具を押し付ける構造とした
    ことを特徴とする縦張り式外壁用取付け金具。
  2. 縦張り式外壁用サイディングおよび該サイディングを躯体に取付ける取付け金具を備え、
    該取付け金具は、隣接するサイディングの各縦辺にそれぞれ係合する係合部を有すると共に、
    サイディングを躯体に取付ける固定具を挿通する固定具挿通部を有し、
    前記固定具挿通部の近傍に、前記固定具の頭部の当接部を有し、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成し、
    前記固定具挿通部は、前記当接部側に前記固定具の初期挿入時に挿入する初期挿入部を有し、その初期挿入部に連続する退避部を前記当接部の反対側に有すると共に、前記初期挿入部は前記固定具の位置決め用の初期挿入部の内方に突出した複数の突起を有し、
    前記固定具の固定時に前記初期挿入部より固定具を挿入して、前記頭部または前記介装部材と前記当接部との傾斜面を介してのスライドにより取付け金具を移動させ、前記固定具は前記退避部側に相対的に移動し、先行サイディングに該取付け金具を押し付ける構造とした
    ことを特徴とする外壁。
  3. 縦張り式外壁用サイディングおよび該サイディングを躯体に取付ける取付け金具を備え、
    該取付け金具には、サイディングを躯体に取付ける固定具を挿通する固定具挿通部を設け、
    前記固定具挿通部の近傍に、前記固定具の頭部の当接部を設けると共に、該当接部と前記固定具の頭部または固定具を通す介装部材の少なくともいずれかに傾斜面を形成しておき、
    前記固定具挿通部には、前記当接部側に前記固定具の初期挿入時に挿入する初期挿入部を設けると共に、その初期挿入部に連続する退避部を前記当接部の反対側に設け、かつ前記初期挿入部には前記固定具の位置決め用の初期挿入部の内方に突出した複数の突起を設けておき、
    前記取付け金具に設けた一方の係合部を躯体に当てた先行サイディングの縦辺に係合させ、
    前記取付け金具に設けた固定具挿通部の初期挿入部より固定具を挿通し、
    前記固定具の頭部または固定具を挿通する介装部材を前記固定具挿通部の近傍の当接部に当て、該当接部と前記固定具の頭部または前記介装部材の少なくともいずれかに設けた傾斜面の作用により取付け金具を移動させ、前記固定具を前記退避部側に相対的に移動させ、先行サイディングに該取付け金具を押し付ける
    ことを特徴とする外壁の施工方法。
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