JP3575447B2 - 壁面パネル装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内空間の間仕切壁又は構造壁面に沿って設けて化粧壁を形成する壁面パネル装置に係わり、更に詳しくは立設した支柱にパネルを装着するとともに、該パネルの下部を支持してなる壁面パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実公平7−9934号公報にて開示される如く、互いに平行をなして垂直に立起する下パネルに上パネルを載せ、連結部材を介して上,下パネルを連結する連結構造において、上パネルには表面材を屈曲させて裏面側にて下方へ伸びた係止片を設け、下パネルには裏打材上端との間に空間を設けて表面材をL型に屈曲して係止片を形成し、該係止片には窪みを加工してその底に嵌入孔を穿設し、一方、両下パネルの裏面に当接して上記嵌入孔に嵌入するカギを持った連結具を下パネル上端に取付け、該連結具の両側片上端から水平に伸びた係止片は下パネルの係止片上面から突出しないように窪み内に納められ、上記連結具には内枠を載せてその両側片を上パネルの裏面に当接し、上パネルの係止片を内枠側片と連結具側片の間に形成した隙間に嵌入してなる連結構造が提供されている。
【0003】
しかし、前述の連結構造は、支柱とは関係のないパネルの横方向中間の位置で上,下パネルを連結するものであり、パネルの面外方向からの振動や衝突等による外力が加わった際に、その力に抗してパネルの連結部分を維持するものではない。
【0004】
また、実公平7−40003号公報にて開示される如く、両側縦枠間に渡設した中間枠の幅方向両側に係止用スリットを形成した枠体と、前記スリットに挿入されうる大きさで側面に幅方向移動用切欠を有する水平片の先端に係止用垂直片を立設してなるL型受金具と、上下に分割した複数のパネルとからなり、そして前記各パネルは、上端内面側には、板材を上端で折り返し上端面を構成するとともに、これを更に下方並びに後方へ延設してL型係止片を作り、該L型係止片における垂直片を前記L型受金具の支持片とし、且つ前記L型係止片の水平片と前記L型受金具と当接する部分を切欠して幅方向移動規制部としてなり、一方、下端内面側には、前記上端と同様に板材を下端で折り返し下端面を構成するとともに、該下端面先端を下方へ延設して脚片を作り、該脚片の垂設位置は、前記L型受金具に載支したときに下位のパネルのL型係止片の水平片先端に当接する位置関係に設定し、且つ前記脚片における前記L型受金具が当接する部分を切欠して幅方向移動規制用段部としたものである。
【0005】
しかし、前述の公報記載のL型受金具は、水平片を中間枠の係止用スリットに挿入し、幅方向移動規制用切欠を前記スリットの一側縁に係止した状態で仮止めし、下パネルの下向き係止片をL型受金具の垂直片に係止し、それから上パネルの下向き脚片を前記水平片に載支し且つ脚片の幅方向移動規制用段部を前記水平片の一側縁に当止し、前記スリットからL型受金具の外れを防止する構造であるので、上下のガタつきは避けられず、またパネルを取付ける際にL型受金具が幅方向に移動したり、更には不意に抜け落ちる場合もあり、施工性に若干の問題を有するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、立起保持した支柱の下部にパネルの下部を簡単且つ確実に支持することが可能な壁面パネル装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、天井と床面にそれぞれ固定した天レールと地レール間に複数の支柱を立設し、該支柱を介してパネルを取付けるとともに、パネルの下部を前記支柱の下端部に取付けたパネル受具によって支持し、隣接するパネルの上端部同士と支柱の上端部とを天連結具にて連結してなる壁面パネル装置であって、前記支柱は支柱部の少なくとも前面に該支柱部から突出した首部と該首部の両側に突出した係合部とを有する断面略T字形の保持部を有し且つ前記首部の下端部にスリットを形成し、前記パネルは表面板の両側縁に前記保持部に嵌合するU字溝部を設けた係合縁を有し且つ該係合縁の下部に切欠部を有し、前記パネル受具は前記保持部を突設していない支柱部の側面に接合する基板の両側に折曲板を直角に形成し且つ両側下部に前記スリットに挿入する突片を直角に延設するとともに、上端両側部に前記パネルの係合縁の下端を載置する水平な支持片を折曲形成し且つ該支持片の外側縁に逆J字形の弾片を立ち上げ形成し、更に上部に前記支持片を補強するための折曲片を折曲形成したものであり、前記係合縁の下端を当該パネル受具の支持片で載支するとともに、前記弾片を前記表面板とU字溝部との間に嵌入してなる壁面パネル装置を構成した。
ここで、前記パネル受具の支持片には、前記支柱の保持部の係合部を受け入れる平面視U字形の切欠を形成してなることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る壁面パネル装置の分解斜視図であり、図中符号1は天レール、2は地レール、3は支柱、4は横桟、5Aは下パネル、5Bは上パネルをそれぞれ示している。
【0009】
本発明に係る壁面パネル装置は、天井と床面にそれぞれ天レール1と地レール2とを固定し、該天レール1と地レール2間に、複数の支柱3,…を立設するとともに、隣接する支柱3,3間に横桟4を取付けて両支柱3,3の間隔を一定に設定し、そして両支柱3,3の表裏両面側又は表面側に下パネル5Aと上パネル5Bを取付けて、室内空間に間仕切壁を構成したり、構造壁面に沿って形成して化粧壁を構成したりするものである。
【0010】
前記支柱3には、その下端にアジャスター部材6を嵌着するとともに、下パネル5Aの下部を支持するパネル受具7を固定し、その上端に天固定部材8を嵌着するとともに、上パネル5Bの上部を支持し、支柱3を介して隣接する上パネル5B,5B同士を連結するための天連結具9を取付けている。また、隣接した支柱3,3間には、金属製のブラケット10と合成樹脂製の保持部材11とで前記横桟4を架設している。そして、下パネル5Aの両側上端部と上パネル5Bの両側下端部は、それぞれ支柱3の上下中間位置であって側面側に取付けた中間連結具12によって互いに連結し且つ支柱3に強固に取付けている。
【0011】
更に詳しく本発明に係る壁面パネル装置の各部材を以下に説明する。先ず、前記天レール1は、下方開放した断面コ字形の長尺部材で天井にネジ止め等の適宜な固定手段で固定するものあり、その下方へ向いた凹溝1B内に前記天固定部材8を受け入れて支柱3を立起状態に保持する。また、前記地レール2は、上方開放した断面コ字形の長尺部材で床面にネジ止め等の適宜な固定手段で固定するものあり、その上方へ向いた凹溝2B内に前記アジャスター部材6を受け入れて支柱3を立起状態に保持する。
【0012】
また、前記支柱3は、図1、図2、図4、図5及び図6に示すように、断面略正方形の中空の支柱部13を有し、該支柱部13の表裏両面の中央部に沿って断面略T字形の保持部14を一体形成したものである。ここで、前記保持部14は、支柱部13から突出した首部14Aと、該首部14Aの両側に突出した係合部14B,14Bとを有している。本実施形態では、前記支柱3はスチール板を折曲形成して作製したものを例示したが、アルミニウム製で押出し成形したものでも勿論構わない。
【0013】
また、前記下パネル5Aと上パネル5Bは、図1、図2、図4及び図9に示すように、上下寸法が異なる以外は同一の構造を有し、スチール板の周囲を内向きに折曲形成して作製し、表面板15の周囲に背面側へ縁板16を直角に折曲形成するとともに、両側部の縁板16,16の端縁を内方へ折曲し、その内縁を断面U字状に折返して弾性を有する係合縁17を形成し、更に前記表面板15の背面側にその周囲を余して石膏ボード18を接着した構造である。そして、前記係合縁17は、前記支柱3の係合部14Bに係合するU字溝部17Aと、該U字溝部17Aに連続して内方へ断面V字状に折り返した案内部17Bとを有している。また、前記係合縁17の上下部と、それに連続する上下縁板16,16の両端部及び両側の縁板16,16の一部を切り欠いて切欠部19を形成している。
【0014】
前記アジャスター部材6は、図1〜図3に示すように、前記支柱3の支柱部13の下端部に嵌挿するアジャスター受具20と、該アジャスター受具20に螺合したアジャスターボルト21とからなり、前記アジャスター受具20の両側面の上部には、支柱部13の内面に密嵌状態で当接する一対の垂直な圧接片22,22を切起し形成するとともに、その下方に前記支柱部13の下端を当止する三角ダボ23を切起し形成している。
【0015】
前記天固定部材8は、図1、図4、図12及び図13に示すように、前記支柱3の支柱部13の上端部に弾性状態で嵌挿する断面コ字形の部材であり、対向する前後両面に支柱部13の内面に圧接し、また天レール1の両垂直板1A,1Aの内面に圧接する凸部24を複数形成するとともに、上端には天レール1及び天井にネジ止めするための固定片25を折曲形成している。尚、この天固定部材8は、支柱3の上端部に嵌着しておき、該支柱3を立起状態となした後に、突き上げて上方へスライドさせて天レール1の凹溝1B内に当接させるものであるが、壁面パネル装置の端部に位置する支柱3に設けたものにあっては、前記固定片25,25を利用して天レール1及び天井にネジ止め固定する。
【0016】
そして、前記支柱3を上下の天レール1と地レール2間に立設するには、以下のようにして行う。先ず、各アジャスター部材6を上下反転させて地レール2の凹溝2B内に載置し、各アジャスターボルト21を回転させてその上面のレベル出しを行う。それから、アジャスター部材6を上下反転させて所定の支柱3の支柱部13の下端部に嵌入し、該支柱部13の下端が三角ダボ23に当たるまで挿入し(図3及び図10参照)、また各支柱3の支柱部13の上端部には前述の天固定部材8を嵌着する。次に、支柱3を傾斜させた状態で、アジャスター部材6を地レール2の凹溝2B内に配し、それから支柱3を立起させて天固定部材8を天レール1の凹溝1B内に配する。そして、前記天固定部材8を天レール1に当接するまで上方へ突き上げて、支柱3を立起状態に保持する(図12及び図13参照)。この場合、前記支柱3の上下端部における各首部14Aにスリット26,…を形成し、該スリット26内に対応する天レール1の両垂直板1A,1Aと地レール2の両垂直板2A,2Aを嵌挿する。
【0017】
このように略一定間隔に複数の支柱3,…を立設した後、隣接する支柱3,3間に前記横桟4を架設して、該支柱3,3の間隔を正確に一定に設定する。前記横桟4は、図1、図5〜図7に示すように、上面板27とその前後両縁から垂下した側面板28,28とからなる下方開放した断面コ字形の長尺部材であり、前記上面板27の両端部には嵌合孔29を形成するとともに、該嵌合孔29よりも中央寄りに配線用の開口30を形成している。
【0018】
また、前記ブラケット10は、水平な載置板31と垂直な支持板32とで正面視倒L字形に形成した部材であり、前記載置板31の基端部両側に上向き突片33,33を切起し形成するとともに、前記支持板32の下端部両側に横向き突片34,34を折曲形成し、更に前記載置板31の遊端側であって、略中央部に上向きに係合片35を切起し形成したものである。一方、前記上向き突片33,33及び横向き突片34,34を係合する前記支柱3の両側面に、4つの係止孔36,…を形成している。
【0019】
また、前記保持部材11は、合成樹脂製で一体成形したものであり、前記ブラケット10の載置板31に上方から外嵌する凹部37を下面側に形成するとともに、前記係合片35を嵌入する孔を中心部に有し且つ前記横桟4の嵌合孔29に抜け止め嵌合する嵌合突部38を突設し、更に支柱3の側面側に対面する前後端縁に沿って、該支柱3の側面に当接し且つ横桟4の側面板28,28の端縁に当接するスペーサー39をそれぞれ突設している。尚、前記嵌合突部38は、外周に前記横桟4の上面板27の嵌合孔29の上側孔縁に係止する三角形状の突部38Aを有するとともに、十文字状のスリット38Bを形成し、内外に弾力性を持たせている。
【0020】
そして、隣接する支柱3,3間に横桟4を架設するには、先ずブラケット10を傾斜させた状態で上向き突片33,33を支柱3の上側の係止孔36,36に挿入した後、該ブラケット10の載置板31が水平になるように上向き突片33を中心として回転させて横向き突片34,34を下方の係止孔36,36に挿入し、支持板32を支柱3の側面に当接する。この状態で、ブラケット10から手を離しても該ブラケット10は落下することはない。それから、前記保持部材11の凹部37を上方からブラケット10の載置板31に外嵌するとともに、嵌合突部38の内部に係合片35を挿入する。この状態で、保持部材11はブラケット10に対して前後左右に移動することはない。そして、前記横桟4を保持部材11に上方から載置して、前記嵌合孔29内に前記嵌合突部38を抜け止め嵌合するとともに、上面板27を保持部材11の上面に載置し且つ側面板28,28の端縁を保持部材11の両スペーサー39,39に当接して取付ける。この取付状態において、前記支柱3の側面と横桟4の端部間に前記保持部材11のスペーサー39,39が介在するのである。従って、支柱3と横桟4がスチール製で形成されていても、合成樹脂からなるスペーサー39がその間に介在しているので、壁面パネル装置に外圧が加わって支柱3と横桟4とに相対的に変位する力が作用しても、金属同士が擦れることがないので、金属音が発生しないのである。
【0021】
本発明に係る壁面パネル装置は、室内空間を間仕切る場合には、前述の如く立設した支柱3,…の表裏両面に下パネル5A,…と上パネル5B,…を装着して間仕切壁を形成するが、構造壁面に沿って設ける場合には、表面側にのみ下パネル5A,…と上パネル5B,…を装着すれば良く、その場合に端から支柱3と下パネル5Aとを順次組み立てていけば、支柱3,…の間隔は下パネル5Aによって規定されるので、支柱3,3間に横桟4を架設しなくても良い。そこで、支柱3を強固に保持するために図8に示すような、L字形の固定金具40を壁面Wをネジ止めするとともに、支柱3の側面にネジ止めする。尚、この固定金具40の支柱3側に取付ける板片には、傾斜孔41を形成してあり、支柱3の側面に形成した取付孔42の壁面Wからの位置が、支柱3を立設する位置によって多少変動してもネジ止めできるようにしている。
【0022】
次に、前記支柱3,…に下パネル5Aと上パネル5Bを装着する構造を説明する。前記下パネル5Aと上パネル5Bは、両側に形成した係合縁17,17のU字溝部17A,17Aを、両側に位置する支柱3,3の各保持部14,14の係合部14B,14Bに弾性的に嵌合するとともに、該下パネル5Aの下部を前記支柱3の下端部とアジャスター部材6に取付けた前記パネル受具7によって支持し、その状態で前記中間連結具12,12を用いて下パネル5Aの両側上端部を支柱3に連結し、そして上パネル5Bの両側下端部を前記中間連結具12,12に落とし込み係合した後、該上パネル5Bの上部を支柱3の上端部に装着した天連結具9によって抜け止めするとともに、左右に隣合った上パネル5B,5B同士を連結して装着するのである。
【0023】
具体的には、前記パネル受具7は、図2、図3、図9〜図11に示すように、前記支柱3の支柱部13の側面、即ち前記保持部14を突設していない面に接合する基板43の両側に、前記支柱3の下端部のスリット26,26に挿入する突片44,44を下部に直角に延設するとともに、その上方に前記支柱部13の前後面、即ち前記保持部14を突設した面に接合する折曲板45,45を直角に形成し、各折曲板45の上端に前記下パネル5Aの切欠部19の上端、即ち前記係合縁17の下端17Cを載置する水平な支持片46を折曲形成し且つ該支持片46の外側縁に逆J字形の弾片47を立ち上げ形成し、更に前記折曲板45の上部に前記支持片46を補強するための折曲片48を折曲形成したものである。また、前記支持片46には、前記保持部14の係合部14Bを受け入れる平面視U字形の切欠46Aを形成している。
【0024】
そして、前記支柱3の支柱部13の下端部にアジャスター部材6のアジャスター受具20を嵌挿し、支柱部13の下端を三角ダボ23を当止した状態で、前記パネル受具7の基板43を支柱部13の側面に接合し且つ両折曲板45,45を支柱部13の前後面に接合した状態で、基板43の上部に設けた通孔49,49に挿通したネジ50,50を支柱部13に形成した螺孔51,51又は孔に螺合して固定する。
【0025】
それから、前記下パネル5Aを所定の装着位置よりも若干上方位置に、前記下パネル5Aの一側のU字溝部17Aを対応する支柱3の係合部14Bに斜め側方から係合した後、下パネル5Aの他側を対応する他の支柱3に押圧し、前記係合部14Bに案内部17Bを摺接して係合縁17を弾性変形させながら乗り越えさせて、U字溝部17Aを係合部14Bに係合する。そして、前記下パネル5Aを下方へスライド移動させて、前記係合縁17の下端17Cをパネル受具7の支持片46の上面で載支するとともに、前記弾片47を下パネル5Aの表面板15とU字溝部17Aとの間に嵌入して、ガタツキなく下パネル5Aの下部を支持するのである。この状態で、後述する中間連結具12,12を両支柱3,3の対向側面側にそれぞれ取付けるのである。
【0026】
また、上パネル5Bも下パネル5Aと同様に両支柱3,3に係合する。即ち、所定の装着位置よりも若干上方位置に、前記上パネル5Bの一側のU字溝部17Aを対応する支柱3の係合部14Bに斜め側方から係合した後、上パネル5Bの他側を対応する他の支柱3に押圧し、前記係合部14Bに案内部17Bを摺接して係合縁17を弾性変形させながら乗り越えさせて、U字溝部17Aを係合部14Bに係合する。そして、上パネル5Bを下方へスライド移動させて、下端両側部を後述する中間連結具12,12に落とし込み係合する。前記上パネル5Bを隣接する両支柱3,3間に装着し、下部を下パネル5Aに載置し且つ中間連結具12に係合した状態で、前記天連結具9にて下パネル5Aの上部を更に確実に保持するのである。
【0027】
ここで、前記天連結具9は、図4、図13及び図14に示すように、前記支柱部13の保持部14を突設した前面又は後面に接合する基板52の中央部から下端へかけて前記首部14Aを受け入れる開口部53を形成するとともに、該基板52の上端に外向き、即ち支柱3の表面側に装着するものにあっては手前側へ直角に押え板54を折曲形成し且つ該押え板54の両端前縁に下向き係合爪55,55を折曲形成するとともに、両下向き係合爪55,55間の内方寄り位置に保持片56,56を折曲形成し、更に前記基板52の下端部両縁に後向きに前記支柱部13の両側面に接合する規制板57,57を直角に折曲形成するとともに、各規制板57の一部を内方側へ切起して上方内方へ傾斜した戻止爪58を形成したものである。
【0028】
一方、前記上パネル5Bの上方縁板16の端部には、前記下向き係合爪55を係入する長方形の係合孔59を形成し、また前記支柱3の支柱部13の両側面であって上端部には、上方に縦長孔60とその接近した下方に装着孔61の一対を並設している。そして、前記支柱3の保持部14の首部14Aを天連結具9の開口部53に受け入れて、基板52と両規制板57,57とで支柱部13を包み込むように接合するとともに、前記戻止爪58,58を支柱部13の両側面の縦長孔60,60内に遊嵌して装着する。この状態で、前述のように支柱3を天レール1と地レール2間に立設し、それから前述のように下パネル5Aを装着した後、上パネル5Bの両係合縁17,17を支柱3,3の保持部14,14に係合し且つ下パネル5Aに載支して上パネル5Bの下部を支持する。そして、最後に前記戻止爪58が縦長孔60に仮保持された状態の天連結具9を下方へ押し下げて両下向き係合爪55,55を隣接する上パネル5B,5Bの係合孔59,59に係入し且つ上パネル5Bの上方縁板16を押え板54で押さえると同時に、各戻止爪58,58が対応する装着孔61,61に戻り止め状態で係合するのである。この際、前記保持片56,56は、それぞれ対応する上パネル5Bの切欠部19内に位置し、上方の前記縁板16の切欠部19を形成した端縁を当止し、該切欠部19を形成したことに起因する上パネル5Bの上部両側部の強度低下によって該縁部が内方への変形することを抑制している。
【0029】
前記天連結具9を所定位置に装着すると、前記基板52の上部は、前記支柱3の首部14Aに形成したスリット26に係入するとともに、開口部53内に該スリット26より下方の首部14Aを受け入れて保持し、更に両規制板57,57が支柱部13の両側面に接合しているので、天連結具9から支柱3に対して前後左右に移動することがなく、その上、戻止爪58が装着孔61に戻り止め状態で係合しているので上方へ移動することもなく、そのため該天連結具9の下向き係合爪55が係合孔59に係入した上パネル5Bは前後左右の移動が規制されるとともに、上方への移動も規制されている。更に、支柱3を介して隣接した両上パネル5B,5B同士が、この天連結具9によって互いに連結されるのである。
【0030】
最後に、図15〜図17に基づいて、前記下パネル5Aと上パネル5Bとを連結し、支柱3に強固に取付けるための前記中間連結具12を詳しく説明する。前述のように、前記下パネル5Aと上パネル5Bには、上下部の前記切欠部19,19に接近した上下縁板16,16の両端部にそれぞれ横長の係合孔59が形成されている。そして、前記中間連結具12は、前記支柱部13の側部に外嵌する取付部62の一側縁又は両側縁に正面視略J字形のフック片63を下方へ延設したものである。
【0031】
具体的には、図15に示すように、前記中間連結具12の取付部62は、前記支柱部13の側面に接合する取付板64の両側に支柱部13の前後面に接合する保持板65,65を有し、更に保持板65の上下部に支柱部13の前後面に圧接する弾力性を有する押圧片66,66形成している。そして、前記フック片63は、前記両保持板65,65の端縁を前後方向に折曲し、更にその端縁を保持板65と平行に折り返したL字部67の下方に延設し、その向きは前記保持板65の折曲方向とは逆向きで、先端が上方へ向いた形状となっている。また、前記取付板64には、支柱部13の側面にネジ68にて取付けることができるように、通孔69,69を形成し、対応する支柱部13の側面には取付孔70,70を形成している。また、取付部62を支柱部13に取付ける手段は、前述のネジ止め以外にも嵌合手段によって取付けることも可能である。尚、本実施形態では、前記取付部62の両側にフック片63,63を設けたが、片面パネルタイプ、即ち構造壁面に沿って設ける化粧壁のように前記支柱3の表側面にのみパネルを装着するタイプでは、前記フック片63は取付部62の一側にのみ設ければ足りるのである。
【0032】
そして、前記中間連結具12を用いて下パネル5Aと上パネル5Bとを連結するには、先ず前述の如く両支柱3,3間に下パネル5Aを装着する。それから、図16(a) に示すように、中間連結具12を倒伏してフック片63の先端を横向きにしてから、該フック片63の先端部を前記下パネル5Aの上方切欠部19から差し入れる。その後、図16(b) に示すように、中間連結具12を立起させながら、フック片63の先端を下パネル5Aの上部縁板16の係合孔59に下方から貫通させた状態で、前記取付部62を支柱部13の側部に外嵌する。次に、図16(c) に示すように、中間連結具12を支柱部13に沿って上方へスライドさせて、フック片63の先端を下パネル5Aの上部縁板16から上方へ突出させた状態で、前記取付板64の通孔69,69に側方から挿入したネジ68,68を取付孔70,70に螺合して取付ける。そして、前述のように隣接した両支柱3,3の係合部14B,14Bに上パネル5Bの両U字溝部17A,17Aを嵌合装着した後、図17に示すように、前記上パネル5Bを支柱3に沿って下方へスライド移動させて、上パネル5Bの下部縁板16の係合孔59に、下パネル5Aの上部縁板16から上方へ突出したフック片63の先端を係入し且つ上パネル5Bの下部縁板16を下パネル5Aの上部縁板16に載支するのである。この取付状態においては、前記中間連結具12の両側のL字部67,67は、上パネル5Bの下方切欠部19内に位置している。
【0033】
前記支柱3に取付けた中間連結具12のフック片63を介して、下パネル5Aと上パネル5Bとを同時に連結した状態では、下パネル5Aと上パネル5Bとに支柱3から引き離す外力が加わっても、前記中間連結具12のフック片63によって下パネル5Aの上部と上パネル5Bの下部の変位を確実に規制するのである。また、本実施形態の中間連結具12は、取付部62の両側にフック片63,63を形成しているので、一つの中間連結具12によって支柱3の表裏両面において下パネル5Aと上パネル5Bとを同時に連結することが可能である。
【0034】
また、下パネル5Aと上パネル5Bの接合部の横方向中間部において、面外方向に各パネルが撓むことを確実に防止するため、図1に示したように、下パネル5Aと上パネル5Bの接合部を挟んで上下方向にスペーサー部材71を配置することも好ましい。このスペーサー部材71は、断面略コ字形の比較的短い部材であり、その厚さは前記横桟4の厚さに一致し、表裏の下パネル5A,5Aの各石膏ボード18,18間に両面接着テープで貼着し、下パネル5A,5Aの間から上方へ突出した上部を、表裏の上パネル5B,5Bの各石膏ボード18,18間に位置させるのである。
【0035】
【発明の効果】
以上にしてなる本発明の壁面パネル装置は、天井と床面にそれぞれ固定した天レールと地レール間に複数の支柱を立設し、該支柱を介してパネルを取付けるとともに、パネルの下部を前記支柱の下端部に取付けたパネル受具によって支持し、隣接するパネルの上端部同士と支柱の上端部とを天連結具にて連結してなる壁面パネル装置であって、前記支柱は支柱部の少なくとも前面に該支柱部から突出した首部と該首部の両側に突出した係合部とを有する断面略T字形の保持部を有し且つ前記首部の下端部にスリットを形成し、前記パネルは表面板の両側縁に前記保持部に嵌合するU字溝部を設けた係合縁を有し且つ該係合縁の下部に切欠部を有し、前記パネル受具は前記保持部を突設していない支柱部の側面に接合する基板の両側に折曲板を直角に形成し且つ両側下部に前記スリットに挿入する突片を直角に延設するとともに、上端両側部に前記パネルの係合縁の下端を載置する水平な支持片を折曲形成し且つ該支持片の外側縁に逆J字形の弾片を立ち上げ形成し、更に上部に前記支持片を補強するための折曲片を折曲形成したものであり、前記係合縁の下端を当該パネル受具の支持片で載支するとともに、前記弾片を前記表面板とU字溝部との間に嵌入してなるので、パネルを所定の装着位置よりも若干上方位置に、前記パネルの一側のU字溝部を対応する支柱の係合部に斜め側方から係合した後、パネルの他側を対応する他の支柱に押圧し、前記係合部にU字溝部を係合し、それからパネルを下方へスライド移動させるだけで、前記係合縁の下端をパネル受具の支持片の上面で載支するとともに、前記弾片をパネルの表面板とU字溝部との間に嵌入して、ガタツキなくパネルの下部を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁面パネル装置の簡略分解斜視図である。
【図2】壁面パネル装置の下部構造を示す部分分解斜視図である。
【図3】同じく組立状態の部分縦断面図である。
【図4】壁面パネル装置の上部構造を示す部分分解斜視図である。
【図5】支柱に横桟を連結する構造を示す部分分解斜視図である。
【図6】同じく支柱と横桟の連結状態を示す部分横断面図である。
【図7】同じく支柱と横桟の連結状態を示す部分縦断面図である。
【図8】支柱を壁面に固定する場合の構造を示す部分分解斜視図である。
【図9】パネル受具を用いて下パネルの下部を支持する構造を示す分解斜視図である。
【図10】同じく組立状態の壁面パネル装置の下部構造を示す部分縦断面図である。
【図11】同じく組立状態の壁面パネル装置の下部構造を示す部分横断面図である。
【図12】天連結具を用いて上パネルの上部を支持した組立状態の壁面パネル装置の上部構造を示す部分縦断面図である。
【図13】同じく組立状態の壁面パネル装置の上部構造を示す部分正面図である。
【図14】同じく組立状態の壁面パネル装置の上部構造を示す部分横断面図である。
【図15】中間連結具を用いて下パネルと上パネルとを連結する構造を示す分解斜視図である。
【図16】中間連結具を支柱の所定位置に取付ける手順を示す簡略説明図であり、(a) は中間連結具を取付ける前の状態、(b) は中間連結具の取付途中の状態、(c) 中間連結具を所定位置に装着した状態をそれぞれ示している。
【図17】中間連結具を用いた下パネルと上パネルの連結構造を一部破談して示した部分正面図である。
【符号の説明】
1 天レール 1A 垂直板
1B 凹溝 2 地レール
2A 垂直板 2B 凹溝
3 支柱 4 横桟
5 パネル 6 アジャスター部材
7 パネル受具 8 天固定部材
9 天連結具 10 ブラケット
11 保持部材 12 中間連結具
13 支柱部 14 保持部
14A 首部 14B 係合部
15 表面板 16 縁板
17 係合縁 17A U字溝部
17B 案内部 17C 下端
18 石膏ボード 19 切欠部
20 アジャスター受具 21 アジャスターボルト
22 圧接片 23 三角ダボ
24 凸部 25 固定片
26 スリット 27 上面板
28 側面板 29 嵌合孔
30 開口 31 載置板
32 支持板 33 上向き突片
34 横向き突片 35 係合片
36 係止孔 37 凹部
38 嵌合突部 38A 突部
38B スリット 39 スペーサー
40 固定金具 41 傾斜孔
42 取付孔 43 基板
44 突片 45 折曲板
46 支持片 46A 切欠
47 弾片 48 折曲片
49 通孔 50 ネジ
51 螺孔 52 基板
53 開口部 54 押え板
55 下向き係合爪 56 保持片
57 規制板 58 戻止爪
59 係合孔 60 縦長孔
61 装着孔 62 取付部
63 フック片 64 取付板
65 保持板 66 押圧片
67 L字部 68 ネジ
69 通孔 70 取付孔
71 スペーサー部材
C 天井 F 床面
W 壁面
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内空間の間仕切壁又は構造壁面に沿って設けて化粧壁を形成する壁面パネル装置に係わり、更に詳しくは立設した支柱にパネルを装着するとともに、該パネルの下部を支持してなる壁面パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実公平7−9934号公報にて開示される如く、互いに平行をなして垂直に立起する下パネルに上パネルを載せ、連結部材を介して上,下パネルを連結する連結構造において、上パネルには表面材を屈曲させて裏面側にて下方へ伸びた係止片を設け、下パネルには裏打材上端との間に空間を設けて表面材をL型に屈曲して係止片を形成し、該係止片には窪みを加工してその底に嵌入孔を穿設し、一方、両下パネルの裏面に当接して上記嵌入孔に嵌入するカギを持った連結具を下パネル上端に取付け、該連結具の両側片上端から水平に伸びた係止片は下パネルの係止片上面から突出しないように窪み内に納められ、上記連結具には内枠を載せてその両側片を上パネルの裏面に当接し、上パネルの係止片を内枠側片と連結具側片の間に形成した隙間に嵌入してなる連結構造が提供されている。
【0003】
しかし、前述の連結構造は、支柱とは関係のないパネルの横方向中間の位置で上,下パネルを連結するものであり、パネルの面外方向からの振動や衝突等による外力が加わった際に、その力に抗してパネルの連結部分を維持するものではない。
【0004】
また、実公平7−40003号公報にて開示される如く、両側縦枠間に渡設した中間枠の幅方向両側に係止用スリットを形成した枠体と、前記スリットに挿入されうる大きさで側面に幅方向移動用切欠を有する水平片の先端に係止用垂直片を立設してなるL型受金具と、上下に分割した複数のパネルとからなり、そして前記各パネルは、上端内面側には、板材を上端で折り返し上端面を構成するとともに、これを更に下方並びに後方へ延設してL型係止片を作り、該L型係止片における垂直片を前記L型受金具の支持片とし、且つ前記L型係止片の水平片と前記L型受金具と当接する部分を切欠して幅方向移動規制部としてなり、一方、下端内面側には、前記上端と同様に板材を下端で折り返し下端面を構成するとともに、該下端面先端を下方へ延設して脚片を作り、該脚片の垂設位置は、前記L型受金具に載支したときに下位のパネルのL型係止片の水平片先端に当接する位置関係に設定し、且つ前記脚片における前記L型受金具が当接する部分を切欠して幅方向移動規制用段部としたものである。
【0005】
しかし、前述の公報記載のL型受金具は、水平片を中間枠の係止用スリットに挿入し、幅方向移動規制用切欠を前記スリットの一側縁に係止した状態で仮止めし、下パネルの下向き係止片をL型受金具の垂直片に係止し、それから上パネルの下向き脚片を前記水平片に載支し且つ脚片の幅方向移動規制用段部を前記水平片の一側縁に当止し、前記スリットからL型受金具の外れを防止する構造であるので、上下のガタつきは避けられず、またパネルを取付ける際にL型受金具が幅方向に移動したり、更には不意に抜け落ちる場合もあり、施工性に若干の問題を有するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、立起保持した支柱の下部にパネルの下部を簡単且つ確実に支持することが可能な壁面パネル装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、天井と床面にそれぞれ固定した天レールと地レール間に複数の支柱を立設し、該支柱を介してパネルを取付けるとともに、パネルの下部を前記支柱の下端部に取付けたパネル受具によって支持し、隣接するパネルの上端部同士と支柱の上端部とを天連結具にて連結してなる壁面パネル装置であって、前記支柱は支柱部の少なくとも前面に該支柱部から突出した首部と該首部の両側に突出した係合部とを有する断面略T字形の保持部を有し且つ前記首部の下端部にスリットを形成し、前記パネルは表面板の両側縁に前記保持部に嵌合するU字溝部を設けた係合縁を有し且つ該係合縁の下部に切欠部を有し、前記パネル受具は前記保持部を突設していない支柱部の側面に接合する基板の両側に折曲板を直角に形成し且つ両側下部に前記スリットに挿入する突片を直角に延設するとともに、上端両側部に前記パネルの係合縁の下端を載置する水平な支持片を折曲形成し且つ該支持片の外側縁に逆J字形の弾片を立ち上げ形成し、更に上部に前記支持片を補強するための折曲片を折曲形成したものであり、前記係合縁の下端を当該パネル受具の支持片で載支するとともに、前記弾片を前記表面板とU字溝部との間に嵌入してなる壁面パネル装置を構成した。
ここで、前記パネル受具の支持片には、前記支柱の保持部の係合部を受け入れる平面視U字形の切欠を形成してなることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る壁面パネル装置の分解斜視図であり、図中符号1は天レール、2は地レール、3は支柱、4は横桟、5Aは下パネル、5Bは上パネルをそれぞれ示している。
【0009】
本発明に係る壁面パネル装置は、天井と床面にそれぞれ天レール1と地レール2とを固定し、該天レール1と地レール2間に、複数の支柱3,…を立設するとともに、隣接する支柱3,3間に横桟4を取付けて両支柱3,3の間隔を一定に設定し、そして両支柱3,3の表裏両面側又は表面側に下パネル5Aと上パネル5Bを取付けて、室内空間に間仕切壁を構成したり、構造壁面に沿って形成して化粧壁を構成したりするものである。
【0010】
前記支柱3には、その下端にアジャスター部材6を嵌着するとともに、下パネル5Aの下部を支持するパネル受具7を固定し、その上端に天固定部材8を嵌着するとともに、上パネル5Bの上部を支持し、支柱3を介して隣接する上パネル5B,5B同士を連結するための天連結具9を取付けている。また、隣接した支柱3,3間には、金属製のブラケット10と合成樹脂製の保持部材11とで前記横桟4を架設している。そして、下パネル5Aの両側上端部と上パネル5Bの両側下端部は、それぞれ支柱3の上下中間位置であって側面側に取付けた中間連結具12によって互いに連結し且つ支柱3に強固に取付けている。
【0011】
更に詳しく本発明に係る壁面パネル装置の各部材を以下に説明する。先ず、前記天レール1は、下方開放した断面コ字形の長尺部材で天井にネジ止め等の適宜な固定手段で固定するものあり、その下方へ向いた凹溝1B内に前記天固定部材8を受け入れて支柱3を立起状態に保持する。また、前記地レール2は、上方開放した断面コ字形の長尺部材で床面にネジ止め等の適宜な固定手段で固定するものあり、その上方へ向いた凹溝2B内に前記アジャスター部材6を受け入れて支柱3を立起状態に保持する。
【0012】
また、前記支柱3は、図1、図2、図4、図5及び図6に示すように、断面略正方形の中空の支柱部13を有し、該支柱部13の表裏両面の中央部に沿って断面略T字形の保持部14を一体形成したものである。ここで、前記保持部14は、支柱部13から突出した首部14Aと、該首部14Aの両側に突出した係合部14B,14Bとを有している。本実施形態では、前記支柱3はスチール板を折曲形成して作製したものを例示したが、アルミニウム製で押出し成形したものでも勿論構わない。
【0013】
また、前記下パネル5Aと上パネル5Bは、図1、図2、図4及び図9に示すように、上下寸法が異なる以外は同一の構造を有し、スチール板の周囲を内向きに折曲形成して作製し、表面板15の周囲に背面側へ縁板16を直角に折曲形成するとともに、両側部の縁板16,16の端縁を内方へ折曲し、その内縁を断面U字状に折返して弾性を有する係合縁17を形成し、更に前記表面板15の背面側にその周囲を余して石膏ボード18を接着した構造である。そして、前記係合縁17は、前記支柱3の係合部14Bに係合するU字溝部17Aと、該U字溝部17Aに連続して内方へ断面V字状に折り返した案内部17Bとを有している。また、前記係合縁17の上下部と、それに連続する上下縁板16,16の両端部及び両側の縁板16,16の一部を切り欠いて切欠部19を形成している。
【0014】
前記アジャスター部材6は、図1〜図3に示すように、前記支柱3の支柱部13の下端部に嵌挿するアジャスター受具20と、該アジャスター受具20に螺合したアジャスターボルト21とからなり、前記アジャスター受具20の両側面の上部には、支柱部13の内面に密嵌状態で当接する一対の垂直な圧接片22,22を切起し形成するとともに、その下方に前記支柱部13の下端を当止する三角ダボ23を切起し形成している。
【0015】
前記天固定部材8は、図1、図4、図12及び図13に示すように、前記支柱3の支柱部13の上端部に弾性状態で嵌挿する断面コ字形の部材であり、対向する前後両面に支柱部13の内面に圧接し、また天レール1の両垂直板1A,1Aの内面に圧接する凸部24を複数形成するとともに、上端には天レール1及び天井にネジ止めするための固定片25を折曲形成している。尚、この天固定部材8は、支柱3の上端部に嵌着しておき、該支柱3を立起状態となした後に、突き上げて上方へスライドさせて天レール1の凹溝1B内に当接させるものであるが、壁面パネル装置の端部に位置する支柱3に設けたものにあっては、前記固定片25,25を利用して天レール1及び天井にネジ止め固定する。
【0016】
そして、前記支柱3を上下の天レール1と地レール2間に立設するには、以下のようにして行う。先ず、各アジャスター部材6を上下反転させて地レール2の凹溝2B内に載置し、各アジャスターボルト21を回転させてその上面のレベル出しを行う。それから、アジャスター部材6を上下反転させて所定の支柱3の支柱部13の下端部に嵌入し、該支柱部13の下端が三角ダボ23に当たるまで挿入し(図3及び図10参照)、また各支柱3の支柱部13の上端部には前述の天固定部材8を嵌着する。次に、支柱3を傾斜させた状態で、アジャスター部材6を地レール2の凹溝2B内に配し、それから支柱3を立起させて天固定部材8を天レール1の凹溝1B内に配する。そして、前記天固定部材8を天レール1に当接するまで上方へ突き上げて、支柱3を立起状態に保持する(図12及び図13参照)。この場合、前記支柱3の上下端部における各首部14Aにスリット26,…を形成し、該スリット26内に対応する天レール1の両垂直板1A,1Aと地レール2の両垂直板2A,2Aを嵌挿する。
【0017】
このように略一定間隔に複数の支柱3,…を立設した後、隣接する支柱3,3間に前記横桟4を架設して、該支柱3,3の間隔を正確に一定に設定する。前記横桟4は、図1、図5〜図7に示すように、上面板27とその前後両縁から垂下した側面板28,28とからなる下方開放した断面コ字形の長尺部材であり、前記上面板27の両端部には嵌合孔29を形成するとともに、該嵌合孔29よりも中央寄りに配線用の開口30を形成している。
【0018】
また、前記ブラケット10は、水平な載置板31と垂直な支持板32とで正面視倒L字形に形成した部材であり、前記載置板31の基端部両側に上向き突片33,33を切起し形成するとともに、前記支持板32の下端部両側に横向き突片34,34を折曲形成し、更に前記載置板31の遊端側であって、略中央部に上向きに係合片35を切起し形成したものである。一方、前記上向き突片33,33及び横向き突片34,34を係合する前記支柱3の両側面に、4つの係止孔36,…を形成している。
【0019】
また、前記保持部材11は、合成樹脂製で一体成形したものであり、前記ブラケット10の載置板31に上方から外嵌する凹部37を下面側に形成するとともに、前記係合片35を嵌入する孔を中心部に有し且つ前記横桟4の嵌合孔29に抜け止め嵌合する嵌合突部38を突設し、更に支柱3の側面側に対面する前後端縁に沿って、該支柱3の側面に当接し且つ横桟4の側面板28,28の端縁に当接するスペーサー39をそれぞれ突設している。尚、前記嵌合突部38は、外周に前記横桟4の上面板27の嵌合孔29の上側孔縁に係止する三角形状の突部38Aを有するとともに、十文字状のスリット38Bを形成し、内外に弾力性を持たせている。
【0020】
そして、隣接する支柱3,3間に横桟4を架設するには、先ずブラケット10を傾斜させた状態で上向き突片33,33を支柱3の上側の係止孔36,36に挿入した後、該ブラケット10の載置板31が水平になるように上向き突片33を中心として回転させて横向き突片34,34を下方の係止孔36,36に挿入し、支持板32を支柱3の側面に当接する。この状態で、ブラケット10から手を離しても該ブラケット10は落下することはない。それから、前記保持部材11の凹部37を上方からブラケット10の載置板31に外嵌するとともに、嵌合突部38の内部に係合片35を挿入する。この状態で、保持部材11はブラケット10に対して前後左右に移動することはない。そして、前記横桟4を保持部材11に上方から載置して、前記嵌合孔29内に前記嵌合突部38を抜け止め嵌合するとともに、上面板27を保持部材11の上面に載置し且つ側面板28,28の端縁を保持部材11の両スペーサー39,39に当接して取付ける。この取付状態において、前記支柱3の側面と横桟4の端部間に前記保持部材11のスペーサー39,39が介在するのである。従って、支柱3と横桟4がスチール製で形成されていても、合成樹脂からなるスペーサー39がその間に介在しているので、壁面パネル装置に外圧が加わって支柱3と横桟4とに相対的に変位する力が作用しても、金属同士が擦れることがないので、金属音が発生しないのである。
【0021】
本発明に係る壁面パネル装置は、室内空間を間仕切る場合には、前述の如く立設した支柱3,…の表裏両面に下パネル5A,…と上パネル5B,…を装着して間仕切壁を形成するが、構造壁面に沿って設ける場合には、表面側にのみ下パネル5A,…と上パネル5B,…を装着すれば良く、その場合に端から支柱3と下パネル5Aとを順次組み立てていけば、支柱3,…の間隔は下パネル5Aによって規定されるので、支柱3,3間に横桟4を架設しなくても良い。そこで、支柱3を強固に保持するために図8に示すような、L字形の固定金具40を壁面Wをネジ止めするとともに、支柱3の側面にネジ止めする。尚、この固定金具40の支柱3側に取付ける板片には、傾斜孔41を形成してあり、支柱3の側面に形成した取付孔42の壁面Wからの位置が、支柱3を立設する位置によって多少変動してもネジ止めできるようにしている。
【0022】
次に、前記支柱3,…に下パネル5Aと上パネル5Bを装着する構造を説明する。前記下パネル5Aと上パネル5Bは、両側に形成した係合縁17,17のU字溝部17A,17Aを、両側に位置する支柱3,3の各保持部14,14の係合部14B,14Bに弾性的に嵌合するとともに、該下パネル5Aの下部を前記支柱3の下端部とアジャスター部材6に取付けた前記パネル受具7によって支持し、その状態で前記中間連結具12,12を用いて下パネル5Aの両側上端部を支柱3に連結し、そして上パネル5Bの両側下端部を前記中間連結具12,12に落とし込み係合した後、該上パネル5Bの上部を支柱3の上端部に装着した天連結具9によって抜け止めするとともに、左右に隣合った上パネル5B,5B同士を連結して装着するのである。
【0023】
具体的には、前記パネル受具7は、図2、図3、図9〜図11に示すように、前記支柱3の支柱部13の側面、即ち前記保持部14を突設していない面に接合する基板43の両側に、前記支柱3の下端部のスリット26,26に挿入する突片44,44を下部に直角に延設するとともに、その上方に前記支柱部13の前後面、即ち前記保持部14を突設した面に接合する折曲板45,45を直角に形成し、各折曲板45の上端に前記下パネル5Aの切欠部19の上端、即ち前記係合縁17の下端17Cを載置する水平な支持片46を折曲形成し且つ該支持片46の外側縁に逆J字形の弾片47を立ち上げ形成し、更に前記折曲板45の上部に前記支持片46を補強するための折曲片48を折曲形成したものである。また、前記支持片46には、前記保持部14の係合部14Bを受け入れる平面視U字形の切欠46Aを形成している。
【0024】
そして、前記支柱3の支柱部13の下端部にアジャスター部材6のアジャスター受具20を嵌挿し、支柱部13の下端を三角ダボ23を当止した状態で、前記パネル受具7の基板43を支柱部13の側面に接合し且つ両折曲板45,45を支柱部13の前後面に接合した状態で、基板43の上部に設けた通孔49,49に挿通したネジ50,50を支柱部13に形成した螺孔51,51又は孔に螺合して固定する。
【0025】
それから、前記下パネル5Aを所定の装着位置よりも若干上方位置に、前記下パネル5Aの一側のU字溝部17Aを対応する支柱3の係合部14Bに斜め側方から係合した後、下パネル5Aの他側を対応する他の支柱3に押圧し、前記係合部14Bに案内部17Bを摺接して係合縁17を弾性変形させながら乗り越えさせて、U字溝部17Aを係合部14Bに係合する。そして、前記下パネル5Aを下方へスライド移動させて、前記係合縁17の下端17Cをパネル受具7の支持片46の上面で載支するとともに、前記弾片47を下パネル5Aの表面板15とU字溝部17Aとの間に嵌入して、ガタツキなく下パネル5Aの下部を支持するのである。この状態で、後述する中間連結具12,12を両支柱3,3の対向側面側にそれぞれ取付けるのである。
【0026】
また、上パネル5Bも下パネル5Aと同様に両支柱3,3に係合する。即ち、所定の装着位置よりも若干上方位置に、前記上パネル5Bの一側のU字溝部17Aを対応する支柱3の係合部14Bに斜め側方から係合した後、上パネル5Bの他側を対応する他の支柱3に押圧し、前記係合部14Bに案内部17Bを摺接して係合縁17を弾性変形させながら乗り越えさせて、U字溝部17Aを係合部14Bに係合する。そして、上パネル5Bを下方へスライド移動させて、下端両側部を後述する中間連結具12,12に落とし込み係合する。前記上パネル5Bを隣接する両支柱3,3間に装着し、下部を下パネル5Aに載置し且つ中間連結具12に係合した状態で、前記天連結具9にて下パネル5Aの上部を更に確実に保持するのである。
【0027】
ここで、前記天連結具9は、図4、図13及び図14に示すように、前記支柱部13の保持部14を突設した前面又は後面に接合する基板52の中央部から下端へかけて前記首部14Aを受け入れる開口部53を形成するとともに、該基板52の上端に外向き、即ち支柱3の表面側に装着するものにあっては手前側へ直角に押え板54を折曲形成し且つ該押え板54の両端前縁に下向き係合爪55,55を折曲形成するとともに、両下向き係合爪55,55間の内方寄り位置に保持片56,56を折曲形成し、更に前記基板52の下端部両縁に後向きに前記支柱部13の両側面に接合する規制板57,57を直角に折曲形成するとともに、各規制板57の一部を内方側へ切起して上方内方へ傾斜した戻止爪58を形成したものである。
【0028】
一方、前記上パネル5Bの上方縁板16の端部には、前記下向き係合爪55を係入する長方形の係合孔59を形成し、また前記支柱3の支柱部13の両側面であって上端部には、上方に縦長孔60とその接近した下方に装着孔61の一対を並設している。そして、前記支柱3の保持部14の首部14Aを天連結具9の開口部53に受け入れて、基板52と両規制板57,57とで支柱部13を包み込むように接合するとともに、前記戻止爪58,58を支柱部13の両側面の縦長孔60,60内に遊嵌して装着する。この状態で、前述のように支柱3を天レール1と地レール2間に立設し、それから前述のように下パネル5Aを装着した後、上パネル5Bの両係合縁17,17を支柱3,3の保持部14,14に係合し且つ下パネル5Aに載支して上パネル5Bの下部を支持する。そして、最後に前記戻止爪58が縦長孔60に仮保持された状態の天連結具9を下方へ押し下げて両下向き係合爪55,55を隣接する上パネル5B,5Bの係合孔59,59に係入し且つ上パネル5Bの上方縁板16を押え板54で押さえると同時に、各戻止爪58,58が対応する装着孔61,61に戻り止め状態で係合するのである。この際、前記保持片56,56は、それぞれ対応する上パネル5Bの切欠部19内に位置し、上方の前記縁板16の切欠部19を形成した端縁を当止し、該切欠部19を形成したことに起因する上パネル5Bの上部両側部の強度低下によって該縁部が内方への変形することを抑制している。
【0029】
前記天連結具9を所定位置に装着すると、前記基板52の上部は、前記支柱3の首部14Aに形成したスリット26に係入するとともに、開口部53内に該スリット26より下方の首部14Aを受け入れて保持し、更に両規制板57,57が支柱部13の両側面に接合しているので、天連結具9から支柱3に対して前後左右に移動することがなく、その上、戻止爪58が装着孔61に戻り止め状態で係合しているので上方へ移動することもなく、そのため該天連結具9の下向き係合爪55が係合孔59に係入した上パネル5Bは前後左右の移動が規制されるとともに、上方への移動も規制されている。更に、支柱3を介して隣接した両上パネル5B,5B同士が、この天連結具9によって互いに連結されるのである。
【0030】
最後に、図15〜図17に基づいて、前記下パネル5Aと上パネル5Bとを連結し、支柱3に強固に取付けるための前記中間連結具12を詳しく説明する。前述のように、前記下パネル5Aと上パネル5Bには、上下部の前記切欠部19,19に接近した上下縁板16,16の両端部にそれぞれ横長の係合孔59が形成されている。そして、前記中間連結具12は、前記支柱部13の側部に外嵌する取付部62の一側縁又は両側縁に正面視略J字形のフック片63を下方へ延設したものである。
【0031】
具体的には、図15に示すように、前記中間連結具12の取付部62は、前記支柱部13の側面に接合する取付板64の両側に支柱部13の前後面に接合する保持板65,65を有し、更に保持板65の上下部に支柱部13の前後面に圧接する弾力性を有する押圧片66,66形成している。そして、前記フック片63は、前記両保持板65,65の端縁を前後方向に折曲し、更にその端縁を保持板65と平行に折り返したL字部67の下方に延設し、その向きは前記保持板65の折曲方向とは逆向きで、先端が上方へ向いた形状となっている。また、前記取付板64には、支柱部13の側面にネジ68にて取付けることができるように、通孔69,69を形成し、対応する支柱部13の側面には取付孔70,70を形成している。また、取付部62を支柱部13に取付ける手段は、前述のネジ止め以外にも嵌合手段によって取付けることも可能である。尚、本実施形態では、前記取付部62の両側にフック片63,63を設けたが、片面パネルタイプ、即ち構造壁面に沿って設ける化粧壁のように前記支柱3の表側面にのみパネルを装着するタイプでは、前記フック片63は取付部62の一側にのみ設ければ足りるのである。
【0032】
そして、前記中間連結具12を用いて下パネル5Aと上パネル5Bとを連結するには、先ず前述の如く両支柱3,3間に下パネル5Aを装着する。それから、図16(a) に示すように、中間連結具12を倒伏してフック片63の先端を横向きにしてから、該フック片63の先端部を前記下パネル5Aの上方切欠部19から差し入れる。その後、図16(b) に示すように、中間連結具12を立起させながら、フック片63の先端を下パネル5Aの上部縁板16の係合孔59に下方から貫通させた状態で、前記取付部62を支柱部13の側部に外嵌する。次に、図16(c) に示すように、中間連結具12を支柱部13に沿って上方へスライドさせて、フック片63の先端を下パネル5Aの上部縁板16から上方へ突出させた状態で、前記取付板64の通孔69,69に側方から挿入したネジ68,68を取付孔70,70に螺合して取付ける。そして、前述のように隣接した両支柱3,3の係合部14B,14Bに上パネル5Bの両U字溝部17A,17Aを嵌合装着した後、図17に示すように、前記上パネル5Bを支柱3に沿って下方へスライド移動させて、上パネル5Bの下部縁板16の係合孔59に、下パネル5Aの上部縁板16から上方へ突出したフック片63の先端を係入し且つ上パネル5Bの下部縁板16を下パネル5Aの上部縁板16に載支するのである。この取付状態においては、前記中間連結具12の両側のL字部67,67は、上パネル5Bの下方切欠部19内に位置している。
【0033】
前記支柱3に取付けた中間連結具12のフック片63を介して、下パネル5Aと上パネル5Bとを同時に連結した状態では、下パネル5Aと上パネル5Bとに支柱3から引き離す外力が加わっても、前記中間連結具12のフック片63によって下パネル5Aの上部と上パネル5Bの下部の変位を確実に規制するのである。また、本実施形態の中間連結具12は、取付部62の両側にフック片63,63を形成しているので、一つの中間連結具12によって支柱3の表裏両面において下パネル5Aと上パネル5Bとを同時に連結することが可能である。
【0034】
また、下パネル5Aと上パネル5Bの接合部の横方向中間部において、面外方向に各パネルが撓むことを確実に防止するため、図1に示したように、下パネル5Aと上パネル5Bの接合部を挟んで上下方向にスペーサー部材71を配置することも好ましい。このスペーサー部材71は、断面略コ字形の比較的短い部材であり、その厚さは前記横桟4の厚さに一致し、表裏の下パネル5A,5Aの各石膏ボード18,18間に両面接着テープで貼着し、下パネル5A,5Aの間から上方へ突出した上部を、表裏の上パネル5B,5Bの各石膏ボード18,18間に位置させるのである。
【0035】
【発明の効果】
以上にしてなる本発明の壁面パネル装置は、天井と床面にそれぞれ固定した天レールと地レール間に複数の支柱を立設し、該支柱を介してパネルを取付けるとともに、パネルの下部を前記支柱の下端部に取付けたパネル受具によって支持し、隣接するパネルの上端部同士と支柱の上端部とを天連結具にて連結してなる壁面パネル装置であって、前記支柱は支柱部の少なくとも前面に該支柱部から突出した首部と該首部の両側に突出した係合部とを有する断面略T字形の保持部を有し且つ前記首部の下端部にスリットを形成し、前記パネルは表面板の両側縁に前記保持部に嵌合するU字溝部を設けた係合縁を有し且つ該係合縁の下部に切欠部を有し、前記パネル受具は前記保持部を突設していない支柱部の側面に接合する基板の両側に折曲板を直角に形成し且つ両側下部に前記スリットに挿入する突片を直角に延設するとともに、上端両側部に前記パネルの係合縁の下端を載置する水平な支持片を折曲形成し且つ該支持片の外側縁に逆J字形の弾片を立ち上げ形成し、更に上部に前記支持片を補強するための折曲片を折曲形成したものであり、前記係合縁の下端を当該パネル受具の支持片で載支するとともに、前記弾片を前記表面板とU字溝部との間に嵌入してなるので、パネルを所定の装着位置よりも若干上方位置に、前記パネルの一側のU字溝部を対応する支柱の係合部に斜め側方から係合した後、パネルの他側を対応する他の支柱に押圧し、前記係合部にU字溝部を係合し、それからパネルを下方へスライド移動させるだけで、前記係合縁の下端をパネル受具の支持片の上面で載支するとともに、前記弾片をパネルの表面板とU字溝部との間に嵌入して、ガタツキなくパネルの下部を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁面パネル装置の簡略分解斜視図である。
【図2】壁面パネル装置の下部構造を示す部分分解斜視図である。
【図3】同じく組立状態の部分縦断面図である。
【図4】壁面パネル装置の上部構造を示す部分分解斜視図である。
【図5】支柱に横桟を連結する構造を示す部分分解斜視図である。
【図6】同じく支柱と横桟の連結状態を示す部分横断面図である。
【図7】同じく支柱と横桟の連結状態を示す部分縦断面図である。
【図8】支柱を壁面に固定する場合の構造を示す部分分解斜視図である。
【図9】パネル受具を用いて下パネルの下部を支持する構造を示す分解斜視図である。
【図10】同じく組立状態の壁面パネル装置の下部構造を示す部分縦断面図である。
【図11】同じく組立状態の壁面パネル装置の下部構造を示す部分横断面図である。
【図12】天連結具を用いて上パネルの上部を支持した組立状態の壁面パネル装置の上部構造を示す部分縦断面図である。
【図13】同じく組立状態の壁面パネル装置の上部構造を示す部分正面図である。
【図14】同じく組立状態の壁面パネル装置の上部構造を示す部分横断面図である。
【図15】中間連結具を用いて下パネルと上パネルとを連結する構造を示す分解斜視図である。
【図16】中間連結具を支柱の所定位置に取付ける手順を示す簡略説明図であり、(a) は中間連結具を取付ける前の状態、(b) は中間連結具の取付途中の状態、(c) 中間連結具を所定位置に装着した状態をそれぞれ示している。
【図17】中間連結具を用いた下パネルと上パネルの連結構造を一部破談して示した部分正面図である。
【符号の説明】
1 天レール 1A 垂直板
1B 凹溝 2 地レール
2A 垂直板 2B 凹溝
3 支柱 4 横桟
5 パネル 6 アジャスター部材
7 パネル受具 8 天固定部材
9 天連結具 10 ブラケット
11 保持部材 12 中間連結具
13 支柱部 14 保持部
14A 首部 14B 係合部
15 表面板 16 縁板
17 係合縁 17A U字溝部
17B 案内部 17C 下端
18 石膏ボード 19 切欠部
20 アジャスター受具 21 アジャスターボルト
22 圧接片 23 三角ダボ
24 凸部 25 固定片
26 スリット 27 上面板
28 側面板 29 嵌合孔
30 開口 31 載置板
32 支持板 33 上向き突片
34 横向き突片 35 係合片
36 係止孔 37 凹部
38 嵌合突部 38A 突部
38B スリット 39 スペーサー
40 固定金具 41 傾斜孔
42 取付孔 43 基板
44 突片 45 折曲板
46 支持片 46A 切欠
47 弾片 48 折曲片
49 通孔 50 ネジ
51 螺孔 52 基板
53 開口部 54 押え板
55 下向き係合爪 56 保持片
57 規制板 58 戻止爪
59 係合孔 60 縦長孔
61 装着孔 62 取付部
63 フック片 64 取付板
65 保持板 66 押圧片
67 L字部 68 ネジ
69 通孔 70 取付孔
71 スペーサー部材
C 天井 F 床面
W 壁面
Claims (2)
- 天井と床面にそれぞれ固定した天レールと地レール間に複数の支柱を立設し、該支柱を介してパネルを取付けるとともに、パネルの下部を前記支柱の下端部に取付けたパネル受具によって支持し、隣接するパネルの上端部同士と支柱の上端部とを天連結具にて連結してなる壁面パネル装置であって、前記支柱は支柱部の少なくとも前面に該支柱部から突出した首部と該首部の両側に突出した係合部とを有する断面略T字形の保持部を有し且つ前記首部の下端部にスリットを形成し、前記パネルは表面板の両側縁に前記保持部に嵌合するU字溝部を設けた係合縁を有し且つ該係合縁の下部に切欠部を有し、前記パネル受具は前記保持部を突設していない支柱部の側面に接合する基板の両側に折曲板を直角に形成し且つ両側下部に前記スリットに挿入する突片を直角に延設するとともに、上端両側部に前記パネルの係合縁の下端を載置する水平な支持片を折曲形成し且つ該支持片の外側縁に逆J字形の弾片を立ち上げ形成し、更に上部に前記支持片を補強するための折曲片を折曲形成したものであり、前記係合縁の下端を当該パネル受具の支持片で載支するとともに、前記弾片を前記表面板とU字溝部との間に嵌入してなることを特徴とする壁面パネル装置。
- 前記パネル受具の支持片には、前記支柱の保持部の係合部を受け入れる平面視U字形の切欠を形成してなる請求項1記載の壁面パネル装置。
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