JP2008206751A - 棚板支持部材及びそれを使用した棚板支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の棚板支持構造は、棚板が不安定になるおそれがあり、またコスト高であった。
【解決手段】 本件棚板支持部材は、細長のレールと、レール通路内に収容配置される可動コマと、レール内に収容配置された可動コマにレールの外側から固定される棚板受具と、可動コマと棚板受具とをネジ止めする連結ネジとを備え、棚板受具は、棚板を嵌め込む棚板嵌入溝と、前記棚板嵌入溝に嵌め込んだ棚板を下から支持する棚板支持部とを備え、連結ネジの締付けにより、棚板受具と可動コマとでレールの前側板をその内側と外側から挟着固定し、前記連結ネジを緩めて前記挟着を解除すると可動コマと共にレールの通路に沿ってスライドさせて棚板受具の位置を調節可能とするものである。また、可動コマにコマ用バネを備えることもできる。更に、ガスケット係止溝を設けることもできる。本件棚板支持構造は、前記部材を用いて棚板を壁面に支持固定するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、化粧品類や日用品類といった各種物品を載置するための棚板を壁面に支持・固定可能な棚板支持部材及びそれを使用した棚板支持構造に関するものである。
従来、各種物品を載置する棚板を壁面に支持・固定するためには、図6に示すような棚板支持構造が用いられていた。この棚板支持構造においては、図6に示すように、柱、間柱、胴縁等の下地材Aの前面にフレームBをビスCによって固定し、そのフレームBの壁パネル取付溝D内に壁パネルEをセットして壁面Fが形成されている。壁パネル取付溝D内には壁パネル係止突起Gが形成され、壁パネルEの端部に形成された溝Hに嵌入されて、壁パネルEが脱落しないように保持されている。このときフレームBには、同図に示すように、断面鉤状の棚板受具取付溝Iが形成されている。前記棚板受具取付溝I内には、棚板受具Jの係止舌部Kが嵌め込まれ、棚板受具Jが壁面Fに固定されるようにしてある。棚板受具Jは、棚板嵌入溝Lに棚板Mを嵌め込み、その棚板嵌入溝Lに嵌め込んだ棚板Mを棚板支持部Nで支持して、棚板Mを壁面Fに固定する。棚板Mを棚板嵌入溝Lに嵌め込む際には、棚板Mと棚板嵌入溝Lとの間にガスケットOを介在させることもできる。
図6に示す従来の棚板支持構造は、次のような課題があった。
(1)棚板Mを取付可能な壁面Fを形成するために、通常の壁材ではなく、内部にパネル係止突起Gを形成したパネル取付溝Dと、断面鉤状の棚板受具取付溝Iとが形成された特製のフレームBと、パネル係止突起Gを嵌入可能な溝Hが端部に形成された特製の壁パネルEを使用しなければならないため、コスト高となる。
(2)棚板受具Jの係止舌部Kを棚板受具取付溝I内に嵌め込んだ際、係止舌部Kを棚板受具取付溝I内で固定する手段がないため、棚板Mを位置決めできず、更に、係止舌部Kが棚板受具取付溝I内でがたついて棚板Mが不安定になるおそれもある。
本発明は、棚板の壁面への取付け位置を棚板受具を取外すことなく自在に変更でき、取付け強度も十分に確保できる安価な棚板支持部材及び棚板支持構造を提供するものである。
本件出願の請求項1記載の棚板支持部材は、次の(1)〜(5)の構成を備えたものである。
(1)建物の下地材の前面に横向きに宛がってレール止め具で取付け可能な細長のレールと、レール通路内にその長手方向にスライド可能に収容配置される可動コマと、レールの前面に宛がってレール通路内の可動コマに連結ネジで固定される棚板受具を備え、
(2)前記レールはほぼC型の金属製の細長材であり、レール背面板とレール前面板の間に前記レール通路が形成され、レール前面板の幅方向中央部に前方開口のレール開口溝が形成され、レール背面板にはレールを前記下地材に取付けるレール止め具を差し込むための止め孔が開口され、
(3)前記可動コマは金属製であってレール通路内にスライド自在に収容でき、前記連結ネジをねじ込み可能なネジ孔が形成され、
(4)前記棚板受具は、レール前面板に宛がう宛部の前面に棚板嵌入溝が開口され、棚板嵌入溝の前方にその棚板嵌入溝に嵌め込まれた棚板を下から支持する棚板支持部が形成され、棚板嵌入溝の奥の宛部には宛部を可動コマに取り付けるための連結ネジを差し込む貫通孔が開口され、
(5)前記棚板受具はレール前面板に宛がわれた宛部の貫通孔から差し込んだ連結ネジがレール開口溝を通してレール通路内の可動コマのネジ孔にねじ込むことにより可動コマに連結され、その連結ネジをねじ込むと宛部と可動コマとでレール前面板が挟着されてレールに固定され、前記連結ネジのねじ込みを緩めて前記挟着を解除すると可動コマと共にレールの通路に沿ってスライド可能となり、そのスライドにより棚板受具の位置を調節可能である。
本件出願の請求項2記載の棚板支持部材は、請求項1記載の棚板支持部材において、可動コマはコマ本体にコマ用バネが備えられ、コマ用バネはコマ本体の外周にセット可能な方形の枠状であって両側板に外側に弧状に膨出する膨出部が形成され、膨出部は被せたコマ本体の幅方向両側面から外側に突出し、両側板は膨出部を外側から内側に押すと内側に湾曲し、その押しが解除されると外側に復元するバネ性を備えるものであることを特徴とするものである。
本件出願の請求項3記載の棚板支持部材は、請求項1又は請求項2記載の棚板支持部材において、棚板受具の棚板支持部に、その上面に開口するガスケット係止溝が設けられたものである。
本件出願の請求項4記載の棚板支持構造は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の棚板支持部材が使用され、その棚板受具の棚板嵌入溝に断面形状コ字状のガスケットを嵌合してそのガスケットの内側に、又はガスケットを嵌合しない棚板嵌入溝の内側に棚板の背面端部が差し込まれ、その棚板の底面が棚板受具の棚板支持部で支持されたものである。
本件出願の請求項5記載の棚板支持構造は、請求項4記載の棚板支持構造において、棚板受具の棚板嵌入溝に嵌合されたガスケットの底面に突設されたガスケット係止突起が、棚板受具の棚板支持部の上面に開口して設けられたガスケット係止溝に嵌入係止されたものである。
本件出願の請求項6記載の棚板支持構造は、請求項4又は請求項5記載の棚板支持構造において、棚板の外側のレール開口溝に化粧板を嵌入して、化粧板でレール前面板を被覆したものである。
本件出願の請求項1記載の棚板支持部材は、次のような効果がある。
(1)棚板受具は、連結ネジを可動コマのネジ孔にねじ込んで締付けることにより、宛部と可動コマとでレール前面板を挟着固定できるので、棚板ががたつかないように壁面に固定でき、棚板が安定する。また棚板の取付け強度も十分となる。
(2)棚板受具は、連結ネジのねじ込みを緩めて挟着固定を解除すると可動コマと共にレールの通路に沿ってスライド可能となり、そのスライドにより棚板受具の位置を調節可能であるため、棚板受具を取り外さずに位置調節を容易に行うことができる。
(3)レールの両側には、通常の壁材を配置することができるため、壁材に特殊な加工を施す必要などもなく、コスト減に資する。
本件出願の請求項2記載の棚板支持部材は、上記各効果に加えて次のような効果がある。
(1)可動コマにコマ用バネが備えられているので、可動コマをレール通路内にセットすると、コマ用バネの膨出部がレール通路の内壁面に接触し、可動コマがレール内で左右に傾かず、がたつきも無く、レール内をスムースにスライドできる。また、スライドを停止させて可動コマを任意位置に停止させることもできる。
本件出願の請求項3記載の棚板支持部材は、上記各効果に加えて次のような効果がある。
(1)ガスケット係止溝を設けたので、ガスケットを介して棚板を棚板受具に取付けることができ、棚板のがたつきや損傷を防ぐことができる。
本件出願の請求項4記載の棚板支持構造は、上記各効果に加えて次のような効果がある。
(1)ガスケットを嵌合してそのガスケットの内側に棚板の背面端部を差し込めば、棚板のがたつきや損傷を防ぐことができる。また、ガスケットを省略した場合、棚板支持構造を簡素にすることができる。
(2)レールの両側には、通常の壁材を配置することができるため、壁材に特殊な加工を施す必要などもなく、コスト減に資する。
本件出願の請求項5記載の棚板支持構造は、上記各効果に加えて次のような効果がある。
(1)棚板受具の棚板嵌入溝に嵌合されたガスケットの底面に突設されたガスケット係止突起が、棚板受具の棚板支持部の上面に開口して設けられたガスケット係止溝に嵌入係止されたので、ガスケットが棚板嵌入溝から脱落せず、棚板の取付が確実になる。
本件出願の請求項6記載の棚板支持構造は、上記各効果に加えて次のような効果がある。
(1)棚板の外側のレール開口溝に化粧板を嵌入して、化粧板でレール前面板を被覆したため、レール開口溝及びレール通路がカバーされて外部から見えなくなるため、体裁が良くなる。
(棚板支持部材の実施形態1)
本発明の棚板支持部材の実施形態の一例を、図1〜図5を用いて詳細に説明する。この棚板支持部材は、各種物品を載置可能な棚板を室内外の壁面に取り付けられるものであり、レール2、可動コマ4、棚板受具6、連結ネジ7を備えている。
前記レール2は、図1、図2に示すようにほぼC字型の細長材であり、市販のCチャンネル鋼材を使用することができる。レール2の素材は金属製であることが耐久性等の点から望ましいが、硬質樹脂製等、任意の素材製とすることもできる。レール2の内側には、前記可動コマ4をスライド可能なレール通路3が形成されている(図3、図4参照)。レール通路3はレール2の長手方向(軸方向)に沿って形成され、長手方向両端面がレール2の両端面に開口されている。レール2の前面の幅方向中央部分にはレール開口溝16がレールの長手方向に開口され、レール開口溝16の両側はレール前面板5としてある。
レール2のレール背面板17は、図1に示すように平らに形成され、長手方向に所定間隔を開けて止め孔18が開口されている(図4参照)。前記止め孔18には、図1、図4に示すように、レール止め具としてビス19を挿通させて胴縁、柱、間柱等の下地材1にねじ込み、レール2を下地材1の前面に固定することができるようにしてある。レール止め具は、図1に示すビス19には限られず、釘、タッピングネジ等任意の止め具を使用することができる。
前記可動コマ4は、図3〜図5に示すように、レール2のレール通路3内にレール2の軸方向にスライド可能にセットするものであり、レール通路3内にセットするコマ本体21とそのコマ本体21にセットされたコマ用バネ22を備えている。図5に示すように、コマ本体21は細長であり、長手方向両端部に角型のブロック23が形成され、その間に平行な二枚の細長板24を成形して、使用材料を軽減し、軽量化し、レールの通路内壁面との接触面積を小さくしてレール通路3内をスライドし易くし、コマ用バネ22をセットし易くしてある。また、細長板24の両端(ブロック23寄り付け根部分)に嵌合受け凹部25が形成されている。夫々のブロック23は、図3、図4に示すようにレール2のレール通路3内に収容できる幅に形成され、前面部26はレール2のレール前面板5の内壁と面接触できるように平滑にされ、背面幅方向中央部には逃げ溝27が設けられ、レール2のレール背面板17の止め孔18にねじ込んだビス19の頭と接触しないようにしてある。コマ本体21は、金属製、硬質樹脂製といった各種材料で成形できるが、金属、特に真鍮製がレール2内での安定性、スライドし易さ、磨耗しにくさ等の面から好ましい。コマ本体21の幅及び厚さはレール2のレール通路3の幅及び奥行きより小さくして、レール通路3内に収容し易くするとともにレール通路3内をその軸方向にスムースにスライドできるようにしてある。コマ本体21の長さは、前記棚板受具6の幅に応じて任意とすることができるが、例えば数cm〜数十cm程度が適する。可動コマ4のブロック23の中央には、ボルト、ビス等の連結ネジ7をねじ込み可能な前記ネジ孔11が前面から背面に貫通して開口されている。
前記コマ用バネ22は、図5に示すように角形枠状に成形されており、幅方向枠部29の背面二箇所に前記コマ本体21に被せる嵌合凹部30が設けられ、軸方向枠部31の中央部に、外側に円弧状に膨出する膨出部32が形成され、膨出部32は前記嵌合凹部30をコマ本体21に被せるとコマ本体21の幅方向両側面から外側に突出するように膨出している(図3参照)。前記軸方向枠部31は、膨出部32を外側から内側に押すと内側に湾曲(変形)し、その押しが解除されると外側に復元するバネ性を備えている。このコマ用バネ22は樹脂、金属、ゴムといった任意の材質製とすることができる。
前記コマ用バネ22は、図3〜図5に示すように、その嵌合凹部30をコマ本体21の嵌合受け凹部25に被せて、両ブロック23間にセットしてある。セットされたコマ用バネ22はその膨出部32がブロック23の外側に突出しており、図4のように可動コマ4をレール2のレール通路3内にセットすると、膨出部32がレール通路3の内壁面により内側に押されて内側に変形し、その状態でレール通路3の内壁面に圧接するようにしてある。この圧接と、レール通路3の内壁面への二つのブロック23の接触により、可動コマがレール通路3の軸方向に真っ直ぐにセットされ、傾いたり、がたついたりすることがなく、レール通路3内をスムースにスライドできるようにしてある。
前記棚板受具6は、図1、図2に示すように、ガスケット14を介して棚板15の背面端部を嵌め込み可能な棚板嵌入溝12と、前記棚板嵌入溝12に嵌め込んだ棚板15を下側から支持する棚板支持部13と、前記可動コマ4に棚板受具6を取付けるための宛部33とを備える部材である。前記棚板嵌入溝12は、前面側に開口している。前記宛部33は背面板34の一部であって、前記棚板嵌入溝12の奥に形成されており、連結ネジ7を貫通可能な貫通孔10が開口されている。背面板34の下端部には、図1に示すように、壁面に当接させて棚板受具6を安定させられる当接突起35が設けられている。前記棚板支持部13は棚板嵌入溝12の前方に設けられ、その棚板支持部13の上面には、棚板嵌入溝12内に嵌入するガスケット14を係止するためのガスケット係止溝36が上面に開口して設けられている。また、この棚板受具6は、図1、図2に示すように、棚板支持部13の前端部と、背面板34の下端部とを連結する補強部37も一体に形成されている。補強部37は、同図に示すように曲面板としてある。前記棚板支持部13は、図2では板状に形成されているが、棚板15を下から支持可能であれば、網状、棒状等、任意の形状、構造とすることができる。棚板受具6の素材は金属製であることが耐久性等の点から望ましいが、硬質樹脂製等、任意の素材製とすることもできる。
前記棚板嵌入溝12には、図1、図2に示すように、棚板保護用のガスケット14を嵌め込んだ上で棚板15を嵌め込み可能としてある。前記ガスケット14は、ゴム、ウレタン等の可撓性のある樹脂製部材であって、棚板嵌入溝12に嵌め込み可能な大きさの断面コ字型に形成されている。ガスケット14は、棚板15を嵌入可能な断面形状コ字形に形成されている。ガスケット14の開口部外側には、前記棚板支持部13のガスケット係止溝36に嵌め込んで、棚板嵌入溝12に嵌め込んだガスケット14を係止可能なガスケット係止突起38が形成されている。ガスケット14の開口部内側には、嵌め込まれる棚板15の脱落を防止する棚板保持爪39が上下に形成されている。ガスケット14を嵌め込んだ棚板嵌入溝12に嵌入する棚板15は、木、金属、ガラス等、任意の素材製の板材を用いることができる。
前記棚板受具6の側面の開口部40は、図2に示すようにカバー41で閉塞可能としてある。前記カバー41は、棚板受具6の側面の開口部40に適合する形状の板部42と、開口部40の角部付近に夫々差込み可能な三本の軸部43とを備え、三本の軸部43を開口部40内に挿入して開口部40を閉塞可能である。
前記連結ネジ7は、図1ではボルトである。連結ネジ7はボルトに限られずビス、タッピングネジといった任意のネジ類とすることができる。連結ネジ7は前記棚板受具6の宛部33に開口された貫通孔10を貫通可能であり、更に、レール2のレール開口溝16を通して、レール2のレール通路3内にセットされている可動コマ4のネジ孔11にねじ込んで締め付けることにより、宛部33と可動コマ4とでレール2のレール前面板5をその内側と外側とから挟着固定可能であり、この挟着固定により棚板受具6を位置決めすることができる。締め付けた連結ネジ7を緩めて前記挟着固定を解除すると可動コマと共にレール2のレール通路3に沿ってスライド可能となり、そのスライドにより棚板受具6の位置を調節可能である。
(棚板支持部材の実施形態2)
本発明の棚板支持部材では、レール2のレール背面板17に、レール2の幅方向両端から両側方に突出させて横長の取付けプレート(図示しない)を取付け、その取付けプレートの突出部にも止め孔18を開口させて、レール2を下地材1に確実に固定できるようにすることもできる。取付けプレートはレール2の長手方向に間隔を開けて複数枚取付けることができる。その場合、取付けプレートの設置枚数、設置位置、設置間隔は任意とすることができる。取付けプレートのレール2への取付けは溶接、接着等の任意の方法で行うことができる。
(棚板支持部材の実施形態3)
本発明の棚板支持部材では、可動コマ4は、コマ用バネ22を省略してコマ本体21単体で使用することもできる。その場合、コマ本体21の形状は、図3〜図5に示すものには限られず、任意とすることができるが、レール2のレール通路3内をスムースにスライド可能な形状とすることが望ましい。
(棚板支持構造の実施形態1)
本発明の棚板支持部材による棚板支持構造の実施形態の一例を図1、図2を用いて詳細に説明する。この棚板支持構造では、図1に示すように、建物の胴縁を下地材1として用い、レール2が前記下地材1の前面に、下地材1の長手方向に沿って取付けられている。
レール2はそのレール背面板17を下地材1の前面に宛がって、レールの止め孔18(図4)にレール止め具としてビス19をねじ込んで下地材の前面に固定されている。レール2を取付ける下地材1は胴縁には限られず、柱や間柱等であってもよい。
下地材1の前面に固定したレール2の上下には、図1に示すように、壁材20が配置固定されている。このとき、図1に示すように、レール2のレール前面板5が壁材20表面(壁面)より数mm〜数cm前方に突出するようにしてある。
図1、図2に示すように、前記下地材1に固定されたレール2内のレール通路3には可動コマ4が収容され、レール2のレール前面板5には棚板受具6が宛がわれ、連結ネジ7を棚板受具6の貫通孔10と可動コマ4のネジ孔11にねじ込んで締付けることで、棚板受具6と可動コマ4とで、レール2のレール前面板5を挟着固定可能となり、その挟着固定により棚板受具6を位置決め可能とし、連結ネジ7の締付けを緩めて前記挟着固定を解除すると可動コマ4をレール2のレール通路3に沿ってスライド可能となり、そのスライドにより棚板受具6の位置を調節可能としてある。
レール2に棚板受具6を位置決めした後に、棚板受具6の棚板嵌入溝12内には断面形状コ字形のガスケット14が嵌入され、ガスケット14を嵌め込んだ上で棚板15の背面端部が嵌めこまれている。ガスケット14は、図1に示すように、ガスケット係止溝36にガスケット係止突起38を嵌め込んで、ガスケット14が棚板嵌入溝12から脱落しないようにしてある。そのガスケット14内に嵌め込まれた棚板15は、ガスケット14の開口部内側に形成された棚板保持爪39によって、ガスケット14から脱落しないように保持されている。
棚板受具6の側面の開口部40には、図2に示すようにカバー41が取付けられている。カバー41は、三本の軸部43を開口部40内に挿入して、板部42によって開口部40を閉塞している。
本発明の棚板支持構造では、図2に示すように、棚板15を固定したレール2のレール前面板5のうち、棚板固定箇所以外の箇所に化粧板45が被覆されている。化粧板45は同図に示すように被覆板46の後方に嵌入突起47が被覆板46の長手方向に沿って突設されて端面形状T字形に成形されている。その材質は特に限定されないが、樹脂にすると成形が容易となる。化粧板45はレール2の開口溝に嵌入突起47を圧入し、被覆板46でレール2の前面を被覆してある。さらに、壁面と化粧板45の前面の上に、樹脂製、紙製、布製等のクロス材を貼って壁面を仕上げることもできる。この化粧板45は、省略することもできる。
(棚板支持構造の実施形態2)
本発明の棚板支持構造では、ガスケット14を省略して、棚板15を直接棚板嵌入溝12内に嵌め込むこともできる。その場合、棚板嵌入溝12に嵌め込んだ棚板15を、任意の手段で固定して、棚板嵌入溝12からの脱落を防止することが望ましい。
本発明の棚板支持部材及び棚板支持構造は、棚板を支持する場合には限られず、建物の床や天井等に、手すり等の他の物品を取付けたり、屋外の塀等にそれら物品を取付けたりする場合にも利用することができる。
本発明の棚板支持部材を用いた棚板支持構造の実施形態の一例を示す側面断面図。 図1の棚板支持構造に用いる棚板支持部材を示す分解斜視説明図。 図1の棚板支持構造に用いるレール及び可動コマを示す斜視説明図。 図3のレール内に可動コマをセットした様子を示す斜視説明図。 図3、図4に示す可動コマの分解斜視説明図。 従来の棚板支持構造を示す側面断面図。
符号の説明
1 胴縁
2 レール
3 レール通路
4 可動コマ
5 レール前面板
6 棚板受具
7 固定具
10 貫通孔
11 ネジ孔
12 棚板嵌入溝
13 棚板支持部
14 ガスケット
15 棚板
16 レール開口溝
17 レール背面板
18 止め孔
19 ビス
20 壁材
21 コマ本体
22 コマ用バネ
33 宛部
45 化粧板

Claims (6)

  1. 次の(1)〜(5)の構成を備えたことを特徴とする棚板支持部材。
    (1)建物の下地材の前面に横向きに宛がってレール止め具で取付け可能な細長のレールと、レール通路内にその長手方向にスライド可能に収容配置される可動コマと、レールの前面に宛がってレール通路内の可動コマに連結ネジで固定される棚板受具を備え、
    (2)前記レールはほぼC型の金属製の細長材であり、レール背面板とレール前面板の間に前記レール通路が形成され、レール前面板の幅方向中央部に前方開口のレール開口溝が形成され、レール背面板にはレールを前記下地材に取付けるレール止め具を差し込むための止め孔が開口され、
    (3)前記可動コマは金属製であってレール通路内にスライド自在に収容でき、前記連結ネジをねじ込み可能なネジ孔が形成され、
    (4)前記棚板受具は、レール前面板に宛がう宛部の前面に棚板嵌入溝が開口され、棚板嵌入溝の前方にその棚板嵌入溝に嵌め込まれた棚板を下から支持する棚板支持部が形成され、棚板嵌入溝の奥の宛部には宛部を可動コマに取り付けるための連結ネジを差し込む貫通孔が開口され、
    (5)前記棚板受具はレール前面板に宛がわれた宛部の貫通孔から差し込んだ連結ネジがレール開口溝を通してレール通路内の可動コマのネジ孔にねじ込むことにより可動コマに連結され、その連結ネジをねじ込むと宛部と可動コマとでレール前面板が挟着されてレールに固定され、前記連結ネジのねじ込みを緩めて前記挟着を解除すると可動コマと共にレールの通路に沿ってスライド可能となり、そのスライドにより棚板受具の位置を調節可能である。
  2. 請求項1記載の棚板支持部材において、可動コマはコマ本体にコマ用バネが備えられ、コマ用バネはコマ本体の外周にセット可能な方形の枠状であって両側板に外側に弧状に膨出する膨出部が形成され、膨出部は被せたコマ本体の幅方向両側面から外側に突出し、両側板は膨出部を外側から内側に押すと内側に湾曲し、その押しが解除されると外側に復元するバネ性を備えるものであることを特徴とする棚板支持部材。
  3. 請求項1又は請求項2記載の棚板支持部材において、棚板受具の棚板支持部に、その上面に開口するガスケット係止溝が設けられたことを特徴とする棚板支持部材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の棚板支持部材が使用され、その棚板受具の棚板嵌入溝に断面形状コ字状のガスケットを嵌合してそのガスケットの内側に、又はガスケットを嵌合しない棚板嵌入溝の内側に棚板の背面端部が差し込まれ、その棚板の底面が棚板受具の棚板支持部で支持されたことを特徴とする棚板支持構造。
  5. 請求項4記載の棚板支持構造において、棚板受具の棚板嵌入溝に嵌合されたガスケットの底面に突設されたガスケット係止突起が、棚板受具の棚板支持部の上面に開口して設けられたガスケット係止溝に嵌入係止されたことを特徴とする棚板支持構造。
  6. 請求項4又は請求項5記載の棚板支持構造において、棚板の外側のレール開口溝に化粧板を嵌入して、化粧板でレール前面板を被覆したことを特徴とする棚板支持構造。
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