JP6764155B2 - ケーブルクランプ - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルを固定するためのケーブルクランプに関する。
種々の装置には、一般に、ケーブルが接続される。例えば、パソコン等に接続して使用されるディスプレイ装置には、電源ケーブル等のケーブルがディスプレイ装置のケーブル接続口に接続される。その接続の際、ケーブルが、ケーブル接続口から抜けてしまうことを防止する必要がある。そこで、ケーブルを基板や板金、シャーシ等の取付け板上に配線する際やケーブルを装置の筐体のケーブル接続口に接続する際に、ケーブルをケーブルクランプ等の固定具で固定している。
例えば、特許文献1は、シャーシの表面側からの取り外しを容易に行なうことを可能にした固定具を開示している。
特許文献1に記載された固定具は、クランプ部と嵌合部とを備える。クランプ部は、シャーシに対してフラットケーブル等の部品を保持させるものである。嵌合部は、クランプ部をシャーシに固定するためのものである。クランプ部と嵌合部とは、樹脂成形により一体に形成されている。嵌合部は、ベースと挟持片と係止体とを備える。ベースは、シャーシの表面に当接可能な平坦な底面を有する。挟持片は、ベースの底面に突出されてシャーシに設けられた穴の内縁部に一方向から嵌合して当該内縁部を挟持する。係止体は、ベースの底面に突出されてシャーシに設けられた穴の内縁部に係合してベースの反対方向への移動を係止する。
特開2004−239325号公報
ケーブルを固定するために、特許文献1に開示されているような固定具を用いた場合、予め、シャーシに固定用の孔を用意しなければならない。
一方、固定具を両面テープ等でシャーシに貼り付けて固定することも可能である。しかしながら、この場合、固定具をシャーシ上の誤った固定位置に取り付けてしまうと、固定具の固定位置を調節することはできない。その為、その誤って取り付けた固定具をシャーシから取り外して、新たな固定具を用いて、その新たな固定具をシャーシ上の正しい固定位置に取り付けなければならない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、ケーブルの固定位置を調節可能なケーブルクランプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るケーブルクランプは、取付け板に取り付けられて、第1の方向に延在するケーブルを載置可能な保持面を持つ本体と;前記本体に装着されて、前記保持面と協働して前記ケーブルを押さえるケーブル押さえと;を備え、前記ケーブル押さえは、前記本体に装着された状態で、前記第1の方向に移動可能であり、移動可能範囲内の任意の位置に位置決めして固定可能であり、前記本体は、前記保持面を持ち、前記第1の方向と平行に延在し、かつ前記第1の方向と直交する第2の方向で互いに対向する第1の本体端部および第2の本体端部を持ち、前記ケーブルを前記保持面上で収納可能な収納板と;前記収納板の前記第1の本体端部に沿って、前記第1の方向に延在する係合溝と;前記収納板の前記第2の本体端部に沿って、前記第1の方向に延在するスライド溝と;前記収納板の前記保持面上で、前記第1の本体端部と前記第2の本体端部との間に設けられ、前記第1の方向に延在する、前記ケーブルを保持する位置を調整可能な本体側位置決め部と;を有し、前記ケーブル押さえは、前記ケーブルを押さえた状態では、前記収納板の前記保持面と平行に延在し、かつ前記第1の本体端部および前記第2の本体端部とそれぞれ対向する第1の押さえ端部および第2の押さえ端部を持ち、前記第2の方向に延在する押さえ板と;前記押さえ板の前記第1の押さえ端部に設けられ、前記係合溝に係合する係合部と;前記押さえ板の前記第2の押さえ端部に設けられ、前記スライド溝に挿入可能で、前記スライド溝に沿って、前記第1の方向に移動可能であるスライド部と;前記押さえ板の前記第1の押さえ端部と前記第2の押さえ端部との間に設けられ、前記本体位側置決め部と嵌合可能で、前記ケーブルを押さえる位置を決める押さえ側位置決め部と;を有する。
本発明によれば、ケーブルの固定位置を調節可能なケーブルクランプを提供することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るケーブルクランプを示す斜視図である。 図1に示したケーブルクランプに使用される本体の斜視図である。 図1に示したケーブルクランプに使用されるケーブル押さえの斜視図である。 図2の線IV−IVに関する断面図である。 図2に示した本体上で、図3に示したケーブル押さえを位置決めする手順を説明するための図である。 図1に示したケーブルクランプで、装置に接続されるUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを固定する手順を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態のケーブルクランプのケーブル押さえを、表面側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態のケーブルクランプのケーブル押さえを、裏面側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態のケーブルクランプで、装置に接続されるUSBケーブルを固定する手順を説明するための図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、前後上下左右の用語を用いて方向を説明するが、これらは、説明のために用いるのであって、本発明を限定する趣旨ではない。
ここでは、直交座標系(X,Y,Z)を使用している。直交座標系(X,Y,Z)において、X軸方向は前後方向(高さ方向)であり、Y軸方向は左右方向(幅方向)であり、Z軸方向は上下方向である。本例では、Z軸方向は第1の方向とも呼ばれ、Y軸方向は第2の方向とも呼ばれ、X軸方向は第3の方向とも呼ばれる。
先ず、本明細書中で使用する用語について簡単に説明する。「嵌合」とは、形状が合ったものを嵌め合わせること意味する。「係合」とは、係わり合うことを意味する。
[第1の実施形態]
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係るケーブルクランプ100について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るケーブルクランプ100を示す斜視図である。図1に示されるように、ケーブルクランプ100は、取付け板200の表面201上に両面テープ(図示せず)で貼り付けて取り付けられる。図示の取付け板200は、板金からなり、「クランプ固定板金」やシャーシとも呼ばれる。取付け板200は、合成樹脂製であってもよい。
図示のクランプ固定板金200は、Z軸方向(上下方向;第1の方向)とY軸方向(左右方向;第2の方向)とによって規定されるZ−Y平面に延在している。
ケーブルクランプ100は、本体120と、ケーブル押さえ140とから成る。本体120は、取付け板200の表面201上に両面テープで貼り付けて取り付けられる。本体120は、第1の方向(Z軸方向)に延在するケーブル(後述する)を載置可能な保持面120aを持つ。ケーブル押さえ140は、本体120に、後述するように、着脱自在に取り付けられる。ケーブル押さえ140は、後述するように、保持面120aと協働してケーブルを押さえる。
ケーブル押さえ140は、本体120に装着された状態で、後述するように、第1の方向(Z軸方向)に移動可能に構成されている。それにより、ケーブルクランプ100は、ケーブルの固定位置を調整可能である。本体120は「台座部」とも呼ばれ、ケーブル押さえ140は「バンド部」とも呼ばれる。
図2は本体120の斜視図である。図3はケーブル押さえ140の斜視図である。図4は、図2の線IV−IVに関する断面図である。
先ず、図2および図4を参照して、本体120について説明する。
本体120は、保持面120aを持つ収納板122を有する。収納板122は、長方形で平板状をしており、基台とも呼ばれる。保持面120aは、基台122の上面である。収納板(基台)122は、ケーブルを保持面120a上で収納可能である。
詳述すると、収納板(基台)122は、第1の方向(Z軸方向)で互いに対向する上端部122U及び下端部122Dと、第2の方向(Y軸方向)で互いに対向する左端部122L及び右端部122Rとを持つ。上端部122U及び下端部122Dの各々は、第2の方向(Y軸方向)と平行に延在している。左端部122L及び122Rの各々は、第1の方向(Z軸方向)と平行に延在している。本例では、左端部122Lは第1の本体端部とも呼ばれ、右端部122Rは第2の本体端部とも呼ばれる。
本体120は、係合溝124と、スライド溝126と、本体側位置決め部128とを有する。
係合溝124は、収納板(基台)122の左端部(第1の本体端部)122Lに沿って、第1の方向(Z軸方向)に延在している。この係合溝124には、後述するように、ケーブル押さえ140の係合部144(図3参照)が係合される。図示の係合溝124は、基台(収納板)122の上面(保持面)120aに、上端部122U近傍から下端部122D近傍まで連続して設けられている。係合溝124は、ロック爪124aを持つ。
スライド溝126は、収納板(基台)122の右端部(第2の本体端部)122Rに沿って、第1の方向(Z軸方向)に延在している。収納板(基台)122の右端部(第2の本体端部)122Rに沿って、第1の方向(Z軸方向)に延在している。図示のスライド溝126は、その断面がT字形状をしている。このスライド溝126には、後述するように、ケーブル押さえ140のスライド部146(図3参照)が挿入される。図示のスライド溝126は、基台(収納板)122の上端部122Uから下端部122Dまで連続して設けられている。
図示の例では、スライド溝126は、収納板(基台)122の内部に形成されている。しかしながら、スライド溝126は、上記係合溝124と同様に、基台(収納板)122の上面(保持面)120aに設けるようにしてもよい。
本体側位置決め部128は、収納板(基台)122の保持面(上面)120aで、左端部(第1の本体端部)122Lと右端部(第2の本体端部)122Rとの間に設けられている。図示の本体側位置決め部128は、第1および第2の立設部1281および1282と、第1および第2の本体側嵌合部1286および1287とを有する。第1の立設部1281は、直方体の形状をしており、収納板(基台)122の左端部(第1の本体端部)122Lの近傍で収納板(基台)122から立設している。同様に、第2の立設部1282は、直方体の形状をしており、収納板(基台)122の右端部(第2の本体端部)122Rの近傍で収納板(基台)122から立設している。第1および第2の立設部1281および1282の各々は、基台(収納板)122の上端部122U近傍から下端部122D近傍まで連続している。
第1の本体側嵌合部1286は第1の立設部1281の先端(上端)に形成され、第2の本体側嵌合部1287は第2の立設部1282の先端(上端)に形成されている。図示の例では、第1の本体側嵌合部1286および第2の本体側嵌合部1287の各々は、断面が三角形の鋸歯状の形状をしている。本体側位置決め部128は、後述するように、ケーブルを保持する位置を調整可能である。
上記係合溝124は、左端部(第1の本体端部)122L近傍の第1の立設部1281の左端部(第1の本体端部)122L側で、基台(収納板)122の上面(保持面)120aに設けられている。また、上記スライド溝は、右端部(第2の本体端部)122R近傍の第2の立設部1282の右端部(第2の本体端部)122R側で、基台(収納板)122に設けられている。
次に、図3を参照して、ケーブル押さえ140について説明する。
ケーブル押さえ140は、押さえ板142を有する。押さえ板142は、図1に示すような、ケーブルを押さえた状態では、収納板122の保持面120aと平行に延在する。押さえ板142は、第1の押さえ端部142Lおよび第2の押さえ端部142Rを持つ。第1の押さえ端部142Lは、収納板122の第1の本体端部(左端部)122Lと対向し、第2の押さえ端部142Rは、収納板122の第2の本体端部(右端部)122Rと対向する。なお、第2の押さえ端部142Rは、ヒンジとしての機能を持ち、可撓部とも呼ばれる。
ケーブル押さえ140は、係合部144と、スライド部146と、押さえ側位置決め部148とを有する。
係合部144は、押さえ板142の第1の押さえ端部142Lに設けられている。係合部144はフック144aを持つ。このフック144aは、本体120の係合溝124の上記ロック爪124aに係合可能である。係合部144は、後述するように、本体120の係合溝124に係合する。
スライド部146は、押さえ板142の第2の押さえ端部142Rに設けられている。スライド部146は、基台(収納板)122のスライド溝126に挿入可能である。したがって、図示のスライド部146は、スライド溝126の形状に合わせて、T字型をしている。スライド部146は、スライド溝126に沿って、第1の方向(Z軸方向)に移動可能である。したがって、スライド部146は、基台(収納板)122のスライド溝126に挿入されて、基台(収納板)122の上端部122Uから下端部122Dまでスライド可能である。また、スライド部146は、基台(収納板)122の上端部122U側と下端部122D側のどちらからでも挿入可能である。
したがって、ケーブル押さえ140のスライド部146が、基台(収納板)122のスライド溝126に挿入され、ケーブル押さえ140の係合部144が、本体120の係合溝124と係合することによって、ケーブル押さえ140は本体120に固定される。
押さえ側位置決め部148は、押さえ板142の第1の押さえ端部142Lと第2の押さえ端部142Rとの間に設けられている。押さえ側位置決め部148は、上記本体側位置決め部128と嵌合可能である。押さえ側位置決め部148は、後述するように、ケーブルを押さえる位置を決める。
詳述すると、押さえ側位置決め部148は、第1および第2の押さえ側嵌合部1486および1487を有する。第1の押さえ側嵌合部1486は、本体側位置決め部128の第1の本体側嵌合部1286に対応する位置に設けられている。第2の押さえ側嵌合部1487は、本体側位置決め部128の第2の本体側嵌合部1287に対応する位置に設けられている。第1の押さえ側嵌合部1486および第2の押さえ側嵌合部1487の各々は、断面が三角形の鋸歯状の形状をしている。
したがって、図1に示されるように、ケーブル押さえ140の位置決め部148と本体120の位置決め部128とが嵌合することによって、ケーブル押さえ140が、本体120上で位置決めされる。
次に、図5を参照して、本体120上で、ケーブル押さえ140を位置決めする手順について説明する。
図5(a)に示すように、まず、本体120を取付け板200の表面201上に取り付ける。
次に、図5(b)に示すように、ケーブル押さえ140のスライド部146を、基台(収納板)122のスライド溝126に挿入して、所望の位置までスライドさせる。
次に、図5(c)に示すように、ケーブル押さえ140の押さえ側位置決め部148(図3参照)と本体120の本体側位置決め部128とを嵌合させ、ヒンジ142Rを介してケーブル押さえ140の押さえ板142を本体120の保持面120aと平行となるように押すことにより、ケーブル押さえ140の係合部144を本体120の係合溝124に係合させる。
このようにして、ケーブル押さえ140を本体120上の上下方向の所望の位置に固定することができる。
次に、図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係るケーブルクランプ100で、装置400に接続されるUSB(Universal Serial Bus)ケーブル300を固定する手順について説明する。
ここで、装置400はケーブル接続口410を備えている。また、取付け板200の表面201は、装置400の筐体面であるとする。
まず、図6(a)に示すように、装置400のケーブル接続口410近傍の装置400の筐体面201に、ケーブルクランプ100の本体120を取り付ける。本実施形態では、ケーブルクランプ100の本体120を両面テープによって筐体面201に貼り付けることによって、本体120を筐体面201に取り付ける。なお、ケーブルクランプ100の本体120の筐体面201への取り付けは、両面テープに限定されず、ネジ等の他の取付手段によって取り付けるようにしてもよい。
次に、図6(b)に示すように、USBケーブル300のコネクタ310を装置400のケーブル接続口410に接続する。このとき、USBケーブル300は、本体120上の第1および第2の立設部1281および1282間を通って、保持面120a上に載置される。
次に、図6(c)に示すように、ケーブル押さえ140のスライド部146を基台(収納板)122のスライド溝126に挿入する。
最後に、図6(d)に示すように、USBケーブル300のハウジング320に連続するケーブル補強部330の端部に、ケーブル押さえ140の上端部が位置するようにケーブル押さえ140を位置決めする。この時、ケーブル押さえ140の押さえ側位置決め部148と本体120の本体側位置決め部128とが嵌合する。そして、ケーブル押さえ140の係合部144を本体120の係合溝124に係合させて、ケーブル押さえ140を本体120に固定する。
このようにして、ケーブルクランプ100でUSBケーブル300を固定することにより、USBケーブル300が装置400から抜けてしまうことを防ぐことができる。
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
本第1の実施形態のケーブルクランプ100は、ケーブル300の接続方向において、ケーブルクランプ100の本体120上でのケーブル押さえ140の位置を所望の位置とすることができる。換言すると、ケーブル押さえ140は、本体120に装着された状態で、第1の方向(Z軸方向)に移動可能であり、移動可能範囲内の任意の位置に位置決めして固定可能である。即ち、ケーブル300の固定位置を調節可能であるので、ケーブルクランプ100の取付位置がケーブル300の接続方向において多少ずれたとしても、問題なく、ケーブル300が装置400から抜けてしまわないように固定することができる。
[第2の実施形態]
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の第2の実施形態に係るケーブルクランプ100Aについて説明する。第2の実施形態のケーブルクランプ100Aは、ケーブル押さえの形状が異なるだけで、他は第1の実施形態と同じである。従って、ケーブル押さえに140Aの参照符号を付してある。以下では、第1の実施形態と同一の機能を有するものには同一の参照符号を付し、説明の簡略化のために、相違点についてのみ説明する。
図7および図8は、第2の実施形態のケーブルクランプ100Aのケーブル押さえ140Aを示す図である。図7は表面側から見たケーブル押さえ140Aの斜視図である。図8は裏面側から見たケーブル押さえ140Aの斜視図である。
図7および図8に示すように、第2の実施形態のケーブルクランプ100Aのケーブル押さえ140Aは、ケーブル受容部149を更に有する。ケーブル受容部149は、ケーブル300の径よりもわずかに大きく、ケーブル300を受容する。ケーブル受容部149は、ケーブル押さえ140Aの押さえ板142の幅方向(第1の方向)の上部に延在している。
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施形態のケーブルクランプ100Aで、装置400に接続されるUSBケーブル300を固定する手順について説明する。
まず、図9(a)に示すように、ケーブル接続口410近傍の装置400の筐体面201にケーブルクランプ100Aの本体120を取り付けた後、USBケーブル300のコネクタ310(図6(b)参照)を装置400のケーブル接続口410(図6(a)参照)に接続する。
次に、図9(b)に示すように、ケーブル押さえ140Aのスライド部146を基台(収納板)122のスライド溝126に挿入する。その後、ケーブル受容部149でケーブル300を受容しつつ、ケーブル受容部149の上端部が、USBケーブル300のハウジング320に連続するケーブル補強部330の端部に当たる位置にケーブル押さえ140Aを位置決めする。この時、ケーブル押さえ140Aの押さえ側位置決め部148と本体120の本体側位置決め部128とが嵌合する。そして、ケーブル押さえ140Aの係合部144を本体120の係合溝124に係合させて、ケーブル押さえ140Aを本体120に固定する。
次に、第2の実施形態の効果について説明する。
第2の実施形態のケーブルクランプ100Aは、第1の実施形態のケーブルクランプ100と同様の効果を奏する。また、第2の実施形態のケーブルクランプ100Aは、ケーブル受容部149を有するので、より容易にケーブル押さえ140Aを位置決めし、本体120に固定することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、これらに限られるものではない。例えば、本発明は、これまで説明した実施の形態の一部又は全部を適宜組み合わせた形態、その形態に適宜変更を加えた形態をも含む。
例えば、上述の実施形態では、本体120とケーブル押さえ140、140Aとに、断面が三角形の鋸刃状の嵌合部1286、1287、1486、1487を備えた位置決め部128、148を有しているが、本発明はそれには限定されない。本体とケーブル押さえの位置決め部は、互いに嵌合する形状の嵌合部を備えたものであれば、断面が多角形や半円形のものであってもよい。具体的には、例えば、嵌合部は、平板状の棒に歯切りをした(歯がつけられた)ラックであってもよい。また、嵌合部としては、本体とケーブル押さえのどちらか一方が凸部を有し、他方に凸部と嵌合する凹部を有するものであってもよい。
また、上述の実施形態では、ケーブルとしてUSBケーブル300を対象とするものとしたが、本発明はそれには限定されない。例えば、対象とするケーブルは、電源ケーブル、VGA(Video Graphics Array)ケーブル等の装置に接続されるケーブルであってもよい。
また、上記実施の形態では、スライド溝126は、断面がT字形状をしており、スライド部146はT字型をしているが、本発明はそれには限定されない。すなわち、スライド溝とスライド部は、互いに挿入可能な形状であれば、どのような形状をしていても良い。例えば、T字形状以外の、L次形状やその他の形状であってもよい。
また、上記実施の形態では、スライド溝126は、上下端が開放されており、ケーブル押さえ140、140Aは着脱自在であるが、ケーブル押さえ140、140Aがスライド溝126に装着された後に、スライド溝126の上下端は閉鎖されてもよい。即ち、ケーブル押さえ140、140Aはスライド溝126を移動可能であればよく、着脱自在でなくともよい。
さらに、上記実施の形態では、1つのケーブル押さえのみを使用しているが、本発明はそれには限定されない。すなわち、本発明は、同種または異種の2以上のケーブル押さえを使用してもよい。その場合、本体120の収納板(基台)122の第1の方向の長さを長くすることが好ましい。また、異種の2以上のケーブル押さえを使用する場合、押さえ側位置決め部148以外の部分の押さえ板142の厚さを変えてもよい。それにより、太さの異なる2段のケーブルを分けて押さえることが可能となる。
本発明は、USBケーブルなどの各種ケーブルを取付け板に固定するために適用することができる。また、本発明は、各種ケーブルを取付け板に固定することが必要となる装置などにも適用することができる。
100、100A ケーブルクランプ
120 本体(台座部)
120a 保持面(上面)
122 収納板(基台)
122U 上端部
122D 下端部
122L 左端部(第1の本体端部)
122R 右端部(第2の本体端部)
124 係合溝
124a ロック爪
126 スライド溝
128 本体側位置決め部
1281 第1の立設部
1282 第2の立設部
1286 第1の本体側嵌合部
1287 第2の本体側嵌合部
140、140A ケーブル押さえ(バンド部)
142 押さえ板
142L 第1の押さえ端部
142R 第2の押さえ端部(ヒンジ;可撓部)
144 係合部
144a フック
146 スライド部
148 押さえ側位置決め部
1486 第1の押さえ側嵌合部
1487 第2の押さえ側嵌合部
149 ケーブル収容部
200 取付け板(クランプ固定板金)
201 表面(筐体面)
300 USBケーブル
310 コネクタ
320 ハウジング
330 ケーブル補強部
400 装置
410 ケーブル接続口

Claims (6)

  1. 取付け板に取り付けられて、第1の方向に延在するケーブルを載置可能な保持面を持つ本体と、
    前記本体に装着されて、前記保持面と協働して前記ケーブルを押さえる少なくとも1つのケーブル押さえと、
    を備え、
    前記ケーブル押さえは、前記本体に装着された状態で、前記第1の方向に移動可能であり、移動可能範囲内の任意の位置に位置決めして固定可能なケーブルクランプであって、
    前記本体は、
    前記保持面を持ち、前記第1の方向と平行に延在し、かつ前記第1の方向と直交する第2の方向で互いに対向する第1の本体端部および第2の本体端部を持ち、前記ケーブルを前記保持面上で収納可能な収納板と、
    前記収納板の前記第1の本体端部に沿って、前記第1の方向に延在する係合溝と、
    前記収納板の前記第2の本体端部に沿って、前記第1の方向に延在するスライド溝と、
    前記収納板の前記保持面上で、前記第1の本体端部と前記第2の本体端部との間に設けられ、前記第1の方向に延在する、前記ケーブルを保持する位置を調整可能な本体側位置決め部と、
    を有し、
    前記ケーブル押さえは、
    前記ケーブルを押さえた状態では、前記収納板の前記保持面と平行に延在し、かつ前記第1の本体端部および前記第2の本体端部とそれぞれ対向する第1の押さえ端部および第2の押さえ端部を持ち、前記第2の方向に延在する押さえ板と、
    前記押さえ板の前記第1の押さえ端部に設けられ、前記係合溝に係合する係合部と、
    前記押さえ板の前記第2の押さえ端部に設けられ、前記スライド溝に挿入可能で、前記スライド溝に沿って、前記第1の方向に移動可能であるスライド部と、
    前記押さえ板の前記第1の押さえ端部と前記第2の押さえ端部との間に設けられ、前記本体位側置決め部と嵌合可能で、前記ケーブルを押さえる位置を決める押さえ側位置決め部と、
    を有する、ケーブルクランプ
  2. 前記ケーブル押さえは、前記ケーブルを受容可能なケーブル受容部を更に備える、請求項に記載のケーブルクランプ。
  3. 本体側位置決め部は、
    前記第1の本端端部近傍で立設し、前記第1の方向に延在する直方体形状の第1の立設部と、
    前記第2の本端端部近傍で立設し、前記第1の方向に延在する直方体形状の第2の立設部と、
    前記第1の立設部の先端に形成された第1の本体側嵌合部と、
    前記第2の立設部の先端に形成された第2の本体側嵌合部と、
    から成り、
    前記押さえ側位置決め部は、
    前記第1の押さえ端部近傍に設けられ、前記第1の本体側嵌合部と嵌合可能な第1の押さえ側嵌合部と、
    前記第2の押さえ端部近傍に設けられ、前記第2の本体側嵌合部と嵌合可能な第2の押さえ側嵌合部と、
    から成る、
    請求項1又は2に記載のケーブルクランプ。
  4. 前記第1の本体側嵌合部および前記第2の本体側嵌合部の各々は、断面が三角形の鋸歯状の形状をしており、
    前記第1の押さえ側嵌合部および前記第2の押さえ側嵌合部の各々は、断面が三角形の鋸歯状の形状をしている、
    請求項に記載のケーブルクランプ。
  5. 前記スライド溝は、断面がT字形状をしており、
    前記スライド部は、T字型をしている、
    請求項乃至のいずれか1つに記載のケーブルクランプ。
  6. 前記係合溝は、ロック爪を持ち、
    前記係合部は、前記ロック爪に係合可能なフックを持つ、
    請求項乃至のいずれか1つに記載のケーブルクランプ。
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